周南市議会 > 2015-12-08 >
12月08日-05号

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  1. 周南市議会 2015-12-08
    12月08日-05号


    取得元: 周南市議会公式サイト
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    平成 27年12月 第5回定例会平成27年第5回市議会定例会議事日程第5号  平成27年12月8日(火曜日)──────────────────────────────議事日程第5号  平成27年12月8日(火曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議案第158号      (提案説明、質疑、委員会付託)──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員の指名      一般質問       ・坂 本 心 次 議員       ・中 村 富美子 議員       ・友 田 秀 明 議員       ・古 谷 幸 男 議員       ・兼 重   元 議員      議案第158号 財産の無償貸付けに係る議決の一部を変更することについて(旧翔北中学校)──────────────────────────────出席議員(30名)       1番  井 本 義 朗 議員      16番  福 田 健 吾 議員       2番  岩 田 淳 司 議員      17番  立 石   修 議員       3番  伴   凱 友 議員      18番  中 村 富美子 議員       4番  土 屋 晴 巳 議員      19番  小 林 雄 二 議員       5番  福 田 吏江子 議員      20番  西 田 宏 三 議員       6番  坂 本 心 次 議員      21番  古 谷 幸 男 議員       7番  田 中 和 末 議員      22番  尾 﨑 隆 則 議員       8番  田 村 隆 嘉 議員      23番  岸 村 敬 士 議員       9番  友 田 秀 明 議員      24番  福 田 文 治 議員      10番  長谷川 和 美 議員      25番  金 井 光 男 議員      11番  長 嶺 敏 昭 議員      26番  吉 平 龍 司 議員      12番  青 木 義 雄 議員      27番  中津井   求 議員      13番  相 本 政 利 議員      28番  田 村 勇 一 議員      14番  金 子 優 子 議員      29番  兼 重   元 議員      15番  清 水 芳 将 議員      30番  米 沢 痴 達 議員説明のため出席した者      市長             木 村 健 一 郎 君      副市長            住 田 英 昭 君      教育長            中 馬 好 行 君      監査委員           山 下 敏 彦 君      上下水道事業管理者      磯 部 恒 明 君      モーターボート競走事業管理者 山 本 貴 隆 君      企画総務部長         近 光 愼 二 君      行政改革推進室長       藤 田 真 治 君      財務部長           増 本 俊 彦 君      地域振興部長         合 田 幸 二 君      環境生活部長         野 崎 俊 明 君      福祉部長           大 西 輝 政 君      健康医療部長         中 村 純 子 君      経済産業部長         弘 中 基 之 君      建設部長           足 達 正 男 君      都市整備部長         岡 村 洋 道 君      中心市街地整備部長      藤 井 義 則 君      消防長            河 本 晃 君      教育部長           松 村 悟 君      上下水道局副局長       川 崎 和 範 君      新南陽総合支所長       久 村 信 幸 君      熊毛総合支所長        高 松 育 人 君      鹿野総合支所長        木 佐 谷 進 君事務局職員出席者      局長             松田秀樹      次長             末岡和広      議事担当係長         井上達也      議事担当           末次辰朗      議事担当           鬼木恭子      議事担当           佐々木徹      議事担当           靍岡舞子   午前 9時30分開議 ○議長(米沢痴達議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(米沢痴達議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、小林雄二議員及び坂本心次議員を指名いたします。────────────────────────────── △日程第2一般質問 ○議長(米沢痴達議員) 日程第2、一般質問を行います。 質問順位第18番、坂本心次議員。   〔6番、坂本心次議員質問席に着く〕 ◆6番(坂本心次議員) おはようございます。新誠会の坂本心次であります。 周南市民憲章の前文では、私たちは自然と産業が調和した周南市を愛し、ともに輝きながら心豊かに暮らせる町を目指しとありますが、ことしも自然と産業が調和したイベント周南冬ツリーまつりや鹿野冬花火「銀嶺の舞」が開催されます。地域の若者たちが地域資源を活用し、ともにの精神で冬のイベントをつくり、町を盛り上げています。よく地域を活性化する町を変えるキーワードとして使われる「よそ者、若者、ばか者」がありますが、例えばよそ者だけ、若者だけでは町は動かせません。こうしたいろんな発想や考え方が刺激し合い、ともにの心で結ばれたときにいい結果が生まれるのだと思います。そこで、今回は恐らくそうしたいろんな発想や描いた夢により先進的農業が発展した周南市の農林業振興について、また土地区画整理事業について通告に従いまして、一般質問を行います。 まず、ぬくもりのある地域の農林業振興についてですが、人口減少社会において持続可能な中山間地域づくり過疎地域づくりとは、やはり、若者が定住できる環境づくりがとても重要になってきます。また、その若者が定住できる環境とは何かを考えると、中山間地域の地域においての基幹産業である農林業の振興が必要不可欠であると思います。周南市の過疎地域においては、山口県産コシヒカリの種場であります。種を取るということは、それが山口県産コシヒカリの味のベースになりますので、おいしくできなければ意味がありません。土地の地質もあるでしょうが、それを永年育ててきた地域の農家の方々の創意工夫は並大抵なものではなかったことでしょう。 また、養豚業では県内最大の畜産農家が周南市にはあります。こちらは、一つの企業ではありますが、地域の人や行政と手を取り合っていろんな事業に取り組み、今では道の駅ソレーネ周南の看板商品としても活躍をしております。そして、ワサビにおいても古くから有名であり、ワサビのしょうゆ漬けは周南市が発祥の地と言われており、古くから6次産業に取り組まれていたことがわかります。 林業においては、山口市、旧徳地町に肩を並べてトップであり、当時の市長も林業関係では県の会長職も務めており、林業先進地でもありました。決してお金があったわけではないと思いますが、山村振興法による国の施策や過疎法による過疎債の活用などにより、先人の行政マンが鋭意努力され、住民とともに農林業のまちづくりをしてきたのだと思います。 こうしたことから、合併時にはファンタジアファーム構想があり、人口減少社会を乗り切るためには、その考え方を合併と同時に進める必要があったと思います。しかし、農林業については重要視されず、第2次まちづくり総合計画でもファンタジアファームについて、総合計画審議会委員から質問が出ておりましたが、総合計画にも掲載されず、取り組まれないまま今日に至っております。9月議会でのファンタジアファームの振興について、まずは就農希望者を市内外より募集し、農業生産を核とした運営形態をつくり、その後、これを起点に農業体験や6次産業化を一歩一歩進めると市長から前向きな答弁をいただきましたが、人口減少社会をどう乗り切るかを考えると喫緊の課題であります。来年度に向けて市としてどう取り組まれていくのかお尋ねをいたします。また、今後、過疎地域においてはより一層の少子高齢化が進み、急激な過疎化となります。集落機能の維持も困難になることが予想されており、周辺の老人たちが生活できなくなり、その人たちが生活していたおかげでできていた水田等の調整機能がなくなり、河川などの氾濫も招きます。こうした状況を打開するため、また人口減少社会を乗り切るためには基幹産業である農林業の振興は欠かせません。農林業の振興により、早急に若者の移住・定住施策をとる必要があるのではないかと思いますが、市として今後どう取り組まれていくのかお尋ねをいたします。 次に、ぬくもりのある地域の区画整理事業の進捗状況についてでありますが、合併し周南市となりましたが、合併特例債を使い、いろんな事業が進んできました。その中でも区画整理事業は、新たなまちづくりのため重要な事業として進められ、行政の方や地域住民の努力により現在その顔がようやく見えてきました。道ができ、街区が整い、住宅や店舗、いろんな施設の張りつけがされました。こうした道路の拡幅等により地域住民だけでなく、そこを通る多くの人たちが恩恵を受けています。しかし、その顔はまだベールに包まれている部分もあり、特に久米中央土地区画整理事業の北側においてはいまだ未着手の部分があり、大型店舗等も出店するという話も聞いております。早期の事業進捗に努めてほしいと思いますが、進捗状況はどうなっているのでしょうか。 また、富田西部第一土地区画整理事業においても、ほぼ町の顔が整ってきましたが、いまだとりついていないところもあるやに聞いております。こちらの進捗状況はどうなっているのかお尋ねいたします。 こうした区画整理事業により、新たな久米、新たな富田、新たな周南市ができつつあり、地域住民を初めとして市民に明るさをもたらした実感があります。私は、それぞれ土地区画整理事業が進んでおりますが、これは周南市一つの面として考えるべきだと思います。住んでいるのは周南市、だけど経済活動は隣の市という人は多くいます。私はこうした流れをとめるためにも、土地区画整理事業は大きな意味があるものだと考えます。便利になったことやよくなったことなど、その他いろいろと影響があると思いますが、市として区画整理事業の取り組みに、どのような効果が生まれてくるのでしょうか。 ◎市長(木村健一郎君) おはようございます。ぬくもりのある地域の農林業振興について、まず農林業先進地であった本市の今後の取り組みについてお答えをいたします。 本市における中山間地域は、地域の約7割を占め、気象や土地条件など平たん地域と異なり、真夏でも冷涼な気候で、さらに朝晩の冷え込みによる気温の差が大きく、農業を行うには必ずしも恵まれた地域ではないところです。しかし、このことは栽培時期が異なる標高差など、生かすべき地域資源を保有していることにもなり、こうした特有の資源を利用した栽培品目や作型の選定が中山間地域の産地形成に重要となります。このことから、標高差による温度条件の違いを利用し、ハウス栽培と露地栽培を組み合わせ、収穫時期を早くする促成栽培や遅くする抑制栽培など、新たな作型を導入することで、中山間地域と平たん地における産地リレーにより周年生産、出荷体制を確立したいと考えております。 特に、鹿野地区におきましては、以前よりホウレンソウなどの園芸作物や特用林産物でありますワサビやシイタケなどが栽培され、ワサビについてはしょうゆ漬け等に加工され、市民の皆様に親しまれております。しかしながら、ワサビの栽培は栽培農家の高齢化や夏場の高温を避けるために、山林に植えかえるなど重労働であり、収入を得るまで期間が必要なことから、栽培面積が減少し、ワサビ漬けの原料等調達が困難になっているとお聞きをしております。 このことから、栽培1年目の収入の確保と労働力の省力化を図る目的で、平成28年度より山口県農林総合技術センターと共同で鹿野地区において、ワサビの超促成栽培技術を確立するための試験栽培を行う予定でございます。この技術確立後は、鹿野地区でトマトなどの園芸作物とワサビの栽培をあわせた作型体系を推進することで、年間を通じた農業収入の確保が図れるよう支援してまいりたいと考えております。 次に、過疎地域の基幹産業である農林業を取り巻く今後の若者の移住・定住施策とは何かについてお答えをいたします。 私は、9月議会においてファンタジアファームについての方向性をお示しし、まずは若者の就農希望者を広く募集し、施設野菜などの農業生産を核とした運営形態を進め、その後、これを起点に研修生の受け入れや農業体験、生産物の加工による6次産業化など、そのときの情勢を見ながら一歩一歩進め、それぞれ独立採算で民間により運営していただきたいとお答えしたところでございます。 中山間地域の現状は、農業従事者の後継者不足や高齢化が進み、担い手確保は喫緊の課題であり、特に持続可能な農業を考えますと、若者を中心とした担い手確保が重要となります。近年市内外より、本市で農業をしたいという方の相談が増加しております。しかし、就農を希望される方の場合、農業への夢や希望はあっても実際には栽培技術の習得、農地の確保、機械・施設整備による初期投資など、大きな課題がございます。私が考えます新規就農者の確保・育成の基本的な方針は、都市部からのUJIターン者や市内の若者による移住・定住を推進していく上で必要な、技術研修、農地、機械・施設、住居を一体的に確保した就農、移住・定住パッケージをつくり、将来の農村集落の核となるべき人材の確保・育成を図ることでございます。 具体的に申し上げますと、技術研修につきましては平成28年度より市内外で開催されます、各種就農相談会などで広く若者の就農希望者を募集し、国による青年就農給付金を活用しながら、防府市の山口県立農業大学校に開設された「やまぐち就農支援塾」で、1年間しっかりと勉強していただき、また2年目につきましては先進農家で現地研修を受けていただくことで、技術の習得を図っていただくこととしております。また、各地域の農業委員さんなどの御協力をいただきながら、農地中間管理機構を通じて、10年以上の利用権が設定できる農地を確保する予定でございます。さらに、機械・施設につきましては、収益性の高い施設園芸の導入を推進するため、国や県の補助事業を積極的に活用し、市が必要な施設等の導入を行い、新規就農者に貸与することで、初期投資の軽減を図ります。住居につきましては、市が所有しております遊休施設や民間の空き家等を有効活用し、移住者のスムーズな住居確保と負担の軽減を図ってまいりたいと考えております。 議員がおっしゃるように、中山間地域の主要な産業は何といっても農業でございます。私は、鹿野地区の農業を元気にすることで、移住・定住、そして地域づくりにつなげてまいりたいと考えておりますが、特に若者を中心とした新規就農者の確保と定着を図ることで持続可能な農業を推進してまいりますので、御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、区画整理事業の進捗状況についてのお尋ねにお答えをいたします。 まず、久米中央地区の進捗についてですが、同地区は平成元年度に都市計画決定され、平成9年度の事業決定を経て、平成13年度より本工事に着手し、現在14年が経過した長期間の事業となっております。 現在の状況ですが、昨年3月の都市計画道路櫛浜久米線の開通を初めとして、道路、公共下水道等の公共施設の整備や宅地造成が進み、平成26年度末の進捗率は事業費ベースで約93%となっております。 次に、富田西部第一地区についてですが、同地区は平成3年度に都市計画決定、平成5年度に事業決定、平成7年度より本工事に着手しております。富田西部第一地区につきましても、本工事着工から約20年が経過しており、長期間の事業となっております。 現在の進捗状況ですが、都市計画道路宮の前線の整備や浜田線北側の整備が完了し、平成26年度末の進捗率は事業費ベースで約91%となっております。 今後の予定につきましては、両地区とも平成31年度に事業を完了させたいと考えております。 次に、区画整理事業の効果でございますが、事業の実施により狭い道路や不整形な土地の改善、低未利用地の有効活用が図られるなど、快適な住環境の創出がなされます。地区内を面的に整備しますことから、道路整備や宅地造成等の継続的な公共事業による地元建設業者などへの直接的な経済効果が生まれております。さらに、整備された宅地には建築投資を呼び込みますことから、民間建築誘導効果が顕著にあらわれております。また、宅地分譲やマンション等共同住宅の建築による地区内の人口増加と若返り化が図られるとともに、土地利用転換による各種商業施設の出店により、にぎわいと活力が生まれており、税収面におきましても固定資産税の増収が期待されているところでございます。市といたしましては、新たな周南市の実現に向けて引き続き早期の事業完了に向け、全力で取り組んでまいりますので、御理解いただきますようお願いいたします。 ◆6番(坂本心次議員) 一通りの答弁をいただきましたので、次に具体的な課題等について再質問をさせていただきます。 まず、農林業振興についてですが、近年、米価の下落が進み、またTPP環太平洋連合協定大筋合意に伴い、鹿野地区の主要な作物であります水稲がかなり打撃を受けているのではないか危惧しております。そのような中で、新規就農者を確保し、農業で移住・定住を図ると言われましたが、もう少し詳しく説明をお願いいたします。 ◎経済産業部長(弘中基之君) 実は、鹿野地区におきまして平成27年度、今年度でございますけれども、試験栽培という形で鹿野地区の3法人の協力を得まして、試験栽培を行ったところでございます。 試験結果で申し上げますと、酒米の等級米、5等級特上、特等、1等、2等、3等と5等級あるわけでございますけれども、このあたりの酒米の買い取り価格も一定の成果が見られているところでございまして、今後鹿野地区においても酒米の振興に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。 議員御指摘のとおり、コシヒカリあたり買い取り単価もかねてと比べますとかなり下落をしておりますので、酒米については酒米の買い取り価格もかなり高値で引き取られるという状況にございますので、酒米の振興について振興を図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆6番(坂本心次議員) ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。 若者定住の取り組みとしてファンタジアファームがありますが、これはそもそも山村振興法や過疎法によるものだと思います。山村振興法の第1条では、この法律は国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等に重要な役割を担っている山村の産業機関及び生活環境の設備等の状況に鑑み、山村の振興に関し基本理念を定め、その目標を明らかにするとともに、山村振興に関する計画の作成及びこれに基づく事業の円滑な実施に関し必要な措置を講ずることにより、山村の自立的発展を促進し、山村における経済力の培養と住民の福祉の向上並びに地域間の交流の促進等による山村への移住の促進を含めた山村における定住の促進及び山村における人口の著しい減少の防止を図り、あわせて地域格差の是正と国民経済の発展に寄与することを目的とするとありまして、国や地方公共団体においてはその理念にのっとり施策の確立、拡充、実施をするとなっています。ファンタジアファームがあろうがなかろうが山村振興地域についてこの問題に取り組んでいかないといけないんです。他人任せにするのではなく、行政が法に基づき前向きに進んでいかなければいけないと思いますが、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 現在の山村振興計画につきましては、平成18年度に策定されまして、平成27年度までとなっております。その重点施策でございますけれど、交通施策、これは市道の改良とか舗装、それから産業基盤の施策ということが、これについては圃場整備とか林道の開設とか、そういった基盤整備になります。それから経営の近代化、それから文教施設、社会体育施設の改修でありますとか、そういったものでございます。そのほかには、社会生活環境、これは生活排水施設等の整備でございます。それから交流施策、それから担い手施策というものがございます。現在、過疎地域自立促進計画、これも27年度でこれは5年間でございますけど、終わりますけれど、そちらとあわせて平成28年度から平成37年度までの計画を策定中でございます。 ◆6番(坂本心次議員) 過疎法、山村振興法があるにもかかわらず、行政として今までの取り組みが甘かったと思います。ようやく市長の2期目で新たな展開があると期待しておりますので、今後の過疎計画等にしっかり示していただきたいと思います。過疎地域や山村振興地域に対して、市長の前向きなお考えをお持ちでしょうから、ぜひこの場でお聞かせください。 ◎市長(木村健一郎君) 何よりも若者、ばか者、そしてよそ者が力を合わせて、私も2期目であります。過疎地域の振興に向けてしっかりと取り組みたいと思います。ともに取り組みましょう。 ◆6番(坂本心次議員) 次に、土地区画整理事業ですが、先ほど面として捉えることが必要だと申しましたが、徳山駅との連携・連動が必要だと考えております。徳山駅を発着点として放射線状に路線バスが出ておりますが、市内経済を内部で循環させるために久米のくるくるロードを循環する路線バスを走らせれば、土地区画整理を主として面的に効果が発揮できると思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境生活部長(野崎俊明君) 御指摘の件につきましては、現在バス事業者と協議を進めております。以上でございます。 ◆6番(坂本心次議員) ぜひ、今後の展開として土地区画整理事業を面的に捉えて効果を発揮させていただきたいと思います。 私は、今までも市政発展のために区画整理事業には努力し、協力してまいりましたが、今後もともにやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 土地区画整理事業のみならず、中山間地域や過疎地域、また山村振興地域の振興は面として捉え、それぞれが発展しなければならないと思っております。それが最終的には人口減少社会を乗り切ることだと思いますし、それが私の思うぬくもりのある地域であります。最後に、周南市を面として捉えた地域づくり、市長のぬくもりのある地域とは何か、熱い思いを聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(木村健一郎君) 区画整理事業を行っている地域、そして中山間地域、過疎地域、山村の振興地域、そして都市中心部、あらゆる地域地域を面として捉えて、何よりもハード整備ではなくてみんな一人一人がぬくもりを持ったすばらしい周南市をつくるためにともに頑張りましょう。私もやります。 ◆6番(坂本心次議員) 私もやります。以上です。 ○議長(米沢痴達議員) 以上で、坂本心次議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第19番、中村富美子議員。   〔18番、中村富美子議員質問席に着く〕
    ◆18番(中村富美子議員) 皆さん、おはようございます。日本共産党の中村富美子でございます。 皆さんも御承知と思いますが、きょう12月8日は太平洋戦争が始まった日であります。ことし戦後70年の節目の年の9月19日の未明、安保法案が国会で強行採決され、成立をしました。日本の立憲主義、平和主義、そして民主主義が根底から覆されたというふうに私は思いました。 11月29日に山口県の安保法制廃止の集会に私は参加をしましたけれど、この集会の中で関西SEALDsの大学生2人が参加されたんですけれども、この方たちがおっしゃった。男性の方なんですけども、大学2年生の男の子、「なぜ、僕らが国会議員に向かって憲法を守ってくださいと言わなきゃいけないんですか」ということを発言されましたことが、私は非常に印象的でした。「こんな国にしてしまったのは、お母さんたちだ」と30歳の息子から言われたという友達がおりますが、まさに私たち大人の責任であると思います。おかしいことはおかしいと声を上げる学生や若いママたちがこの間、自分たちの考えで行動し始め、9月19日を忘れないと頑張る姿は、本当に頼もしい限りであります。 では、早速質問に入ります。今回は、私の質問は1点だけです。 (仮称)新徳山駅ビルに整備する民間活力導入図書館についてお尋ねをいたします。 日本共産党は、1975年、昭和50年になりますが、この4月20日に全ての市町村に公立図書館をと銘打って、図書館政策を発表しました。当時は、日本の図書出版量や識字率が世界でも高い水準にあるにもかかわらず、公立図書館のない市町村が大変多く、全国で公立図書館のない市が28.5%、町では88.5%、村では97.6%でありました。どこでも、誰でも、どんな本でも自由に気軽に借りれるように、中心図書館のほかに出張所や公民館などの公立施設を初め、駅ビル、商店街、団地など便利な場所に分館、配本所を配置し、自動車図書館を巡回させますと政策の中で訴えました。また、2012年、平成24年11月には総選挙政策で、公立図書館、学校図書館を拡充するとし、司書の配置、資料費の増額を図る住民の知る権利の保障と地域の振興に資する公立図書館を整備する。図書館サービスと機能の変質につながる公立図書館への指定管理者制度の導入、図書館運営の民間企業への委託に反対することを打ち出しました。 図書館法ができて65年になりますけれど、国の図書館政策は大きく後退をしました。町村の図書館設置率は3割程度であるにもかかわらず、平成10年には公立図書館建設費補助金を廃止しました。これと連動して公立図書館長の司書資格要件を外したこと。また、平成15年には小泉政権時代になりますが、三位一体の改革が始まり、指定管理者制度の導入が始まりました。図書館にかかる費用は交付税措置され、図書購入費、視聴覚資料購入費、その他というように措置される金額が個々に示されておりましたけれど、指定管理者制度が始まったと同時に、これらの金額は需用費等で一くくりにされてしまい、図書購入費の金額がわからなくなってしまいました。財政悪化、行財政改革と称して財政運営をしますけれど、周南市の図書館行政は24年度と25年度の決算を比較すると、約1,500万円も削減されています。教育委員会に聞きますと、予算はだんだん少なくなっているといいます。 そこで、私は周南市の図書館行政はどういう位置にあるのか調べてみました。日本の図書館2014によりますと、整理したこれは数字でありますが、人口15万人以上20万人未満の市の平均値と周南市を比較すると、職員数、貸出数は平均並みとなっています。しかし、資料費は2014年の予算で見ると、平均値は3,950万2,000円に対し、周南市は2,364万2,000円となっており、市の平均値の60%しかありません。資料費の人口当たり、これは1,000人で見ますけれど、市の平均値の228円に対し、周南市は157.6円となっています。ちなみに、文部科学省告示の図書館の設置及び運営上の望ましい基準では、図書館の基礎データである資料の貸出点数を人口で割った数値、これは貸出密度といいますけれど、上位10%の市の数値を参考値として上げています。この数値と周南市を比較しますと、図書館数については周南市が5館ですが、貸出密度上位の10%の市の平均値は6.2館とほぼ一致します。しかし、そのほかについては、正規職員数は周南市が16人で、貸出密度上位10%の市の平均値は31.4人、うち司書資格のある職員は18.8%に対し68.8%、資料費予算額は2,364万2,000円に対し7,688万円、資料費の人口当たりの額は157.6円に対し433円といずれも大きな乖離があります。 以上のことから、周南市の図書館行政は司書有資格者をふやすことと同時に、資料費の増額に力を入れなくてはいけないと考えますし、駅ビルの図書館は図書館の役割である資料の収集、整理、保管の機能はもちろん、利用者に求められた資料が確実に提供できる図書館でなければなりません。しかし、木村市長は既存5館と同じものをつくらないと言います。 昨年8月のシンポジウムあたりからカジュアルな図書館という言葉が出てきたりしており、私は違和感を覚えます。運営については、指定管理者に任せることはできません。その理由として資料収集、保存に求められる長期的な視野での継続性、系統性が阻害される。職員の多くが非正規雇用となり、職員に必要な専門性が生まれない。公立図書館は無料制、指定管理者が利益を得ようとすれば、人件費を削減することとなり、ワーキングプアが生まれることなどが上げられます。 以上、るる申し述べましたけれど、図書館整備を町のにぎわいや、活性化の観点で適用するのではなく、まちづくり、人づくりのインフラとしての文化施設として捉えるべきであるという立場で質問をいたします。 市長は、民間活力導入図書館はCCCが有力な選択肢の一つと表明されています。しかし、CCCが運営する武雄市図書館や海老名市図書館では不祥事が起きています。公金は市民に説明のつく使われ方がされなくてはなりません。 そこで次のことをお尋ねします。まず、最初にアの項目ですけれど、CCCと共同声明を発表して連携をしてきたが、このやり方に問題はなかったでしょうかということについてお尋ねします。 共同声明については、どちらが口火を切ったのかわかりませんけれど、CCCは周南市に企画力を提供するというのであれば、当然民間企業としてその対価を市に求めるはずですが、対価の話はなかったのでしょうか。市は、CCCの企画力を高く評価されているようでありますが、企画力のある企業はCCCだけではないと思います。公平性の観点からきちんと契約を結んで、対価を払って行うべきであったと私は思いますがいかがお考えでしょうか。 ◎市長(木村健一郎君) 新図書館は、気軽に知と出会い、そして知を楽しむ場であります。本に囲まれたおしゃれな空間でお茶を飲みながら本を読み、集まっておしゃべりをしながらコミュニケーションが生まれ、わくわくどきどきする場所になります。毎週のようにカルチャー教室やイベント等が行われ、年中無休、夜遅くまで開館し、市民の皆様をいざないます。そして、新図書館をにぎわいの拠点として中心市街地さらに市全体の活性化につなげます。 それでは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、略してCCCとの連携のやり方に問題はなかったのかの御質問にお答えをいたします。 CCCとの共同声明につきましては、平成25年11月に新たな徳山駅ビル整備基本構想の実現に向けて連携していくことを発表いたしました。CCCは佐賀県武雄市図書館において、提案性の高い雑誌販売スペースやゆったりとしたカフェスペースの設置、年中無休の図書館サービスなど、従来の公共サービスとは一線を画す、市民に対して高い付加価値を持つ新たな公共サービスを導入し、にぎわいや交流の場を実現してこられました。このような魅力あるテナントと図書館が融合した施設で、成功した事例は他にないことから新たな徳山駅ビル整備基本構想のコンセプトを実現するためには、CCCの企画力、ノウハウ等を十分に活用することが、新徳山駅ビル整備事業の成功につながるものと確信して決めたものでございます。 ◆18番(中村富美子議員) 市長、その経緯はよくわかっているんです。私はその前のことをお聞きしているんですね。この共同声明が発表された後、私は12月の定例市議会でこのことに関連して質問をしております。そのとき、市長がおっしゃったのは、共同声明はCCCと連携していくことを公表したもので、CCCを指定管理に決めたわけではないけれど、もうこの時点で既に指定管理の有力な選択肢の一つということをおっしゃっているんですよね。こういうことを聞いたら、そしたらもうその時点で共同声明を発表する段階の前で、CCCと市長は何かやりとりされていたんじゃないかというふうなことを思いたくなる。疑いたくなるんですよ。そういうことをされたらいけないんじゃないかっていうふうに私思うんです。CCCは企業ですから、利益を追求する人たちですよ、そういう集団ですよ。やはり、自分たちが企画力を提供したら、その見返りに何かを求めるというのは当然でしょう。市長は最近になって、武雄とか海老名でいろんな問題が起こってきたから、この指定管理については公募をするっていうことを発表されていますけど、もしこれがなかったら多分市長は、そのままCCCに決められたかも、非公募で決めちゃったかもしれない。そういう思いもするんですね。やはり市民にきちんと説明して理解がしてもらえるような、そういうやり方をしなきゃいけないのかっていうのが私の質問の意図なんです。今、市長が答弁されたことはこれまでの経過をおっしゃった。もう一度答弁してください。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) CCCと声明を発表したまでの経緯ということでございます。これは、長い間かけて市民の皆様、議会の皆様と対話し一緒になって考えてきたものでございます。議会においては、特別委員会を設置していただいて、進捗状況につきまして御説明しながら、また御議論していただきながら進めております。 ちょっと経緯を申しますと、途中からになりますが、平成26年6月にデザイン会議から提出された基本構想案に対する議会からの50項目の御意見をいただいております。その中に武雄市図書館のような図書館の導入という御意見がございました。そして、9月の委員会では武雄市のような民間活力を導入したにぎわいを創出する図書館整備すべきという御意見をたくさんいただいております。(「部長、短くお願いします。済みません。後がつかえていますので」と18番中村富美子議員呼ぶ)そういう経緯を経て、11月に声明を発表したところでございます。これは、ずっと御説明しながら進めております。議会の皆様にも御説明しながら、市民の皆様にも御説明しながら進めてまいりました。議員も委員会には御出席と思いますので、その経緯は御存じと思います。先ほど理由を申し上げましたが、ブック・アンド・カフェ、図書館、これが一体となった施設をつくって、その施設全体として集客力を高め、そのノウハウ、そのようなノウハウの実績、これを持ったところはCCCしかございませんでした。そういうことで声明を発表して、連携していくということに決めたわけでございます。 ◆18番(中村富美子議員) 部長、私がお聞きしたのは、そういうことはあっていいんですよ。だけども、そのやり方についてはきちんと委託料を払ってCCCの企画力を買うべきじゃなかったのかということを言っているんです。いいです。次、もうたくさんきょうは質問がありますので、次にまいります。 次は、新徳山駅ビルの総面積、これ5,000平米っていうふうに聞きます。この間、いろいろ4,500だとか、4,000とかいう数字が出ておりますけれど、聞きましたら5,000平米ということでありますけれども、この5,000平米の中の図書館と物販、カフェの面積を正確に、アバウトになるかもしれませんけど、面積を教えてください。 ◎市長(木村健一郎君) 新徳山駅ビルの実施設計は、ことしの6月に完了し、現時点のイメージ図をホームページで公表をしております。1階は主に物販エリア、2階は図書館と物販が融合する部分、3階は学習に主眼を置いたフロアで、図書館と会議室が配置されております。延べ床面積は約5,000平方メートル、そのうち民間活力導入図書館は約2,500平方メートルで、その約2分の1ずつが図書館部分と物販の面積になると想定をしております。詳細な配置につきましては、現在、検討中であります。 ◆18番(中村富美子議員) そしたら、次の質問です。11月8日の特別委員会で、CCCをしのぐものが出るかもしれないと初めて指定管理を公募することを言われました。指定管理料は幾らになりますかという質問を出しておりますけれども、まだわからないというふうにおっしゃるかもしれません。ここで、もう一つお聞きしたいのは、この間一貫してCCCは指定管理の有力な選択肢の一つと言われてきたんですけれども、このほかにまだ図書館運営をするような民間企業というのはあると思うんですよね。どういう業者をお考えになっていらっしゃいますか。 ◎市長(木村健一郎君) 11月19日の徳山駅周辺整備対策特別委員会で、指定管理者については公募を考えていることをお伝えしました。そして、指定管理料につきましては管理運営方法やサービス内容をどのようにするかで決まってまいります。現在、本市にふさわしい管理運営方法及びサービス内容を検討するとともに、管理料を算定しているところでございます。全国には公立図書館が約3,000館あり、そのうち400館以上の図書館が指定管理制度を導入されていますが、本市が公募する際、どのような業者が考えられるかは把握できません。いずれにしても、CCCは有力な事業者の一つであり、CCCを含め基本構想を実現するため、すばらしい提案がされることを期待しているところであります。 ◆18番(中村富美子議員) どういう業者が来るか想定できないということをおっしゃいましたけれども、これまでのずっとしてきた流れを見る限りでは、もう市はCCCに決めたというふうに思えるんですね。市民の皆さんもそういうふうに思っていらっしゃる。市長が、そういうふうにおっしゃっているんだったら、そういうこととしてお聞きしておきます。 次に、エのところですけれども、物販とカフェの使用料についてお尋ねをします。 ◎市長(木村健一郎君) 新徳山駅ビルには、にぎわいや交流の拠点、利便性の向上のため、民間が経営するブック・アンド・カフェ等の商業サービス施設を整備する予定でございます。武雄市図書館におきましては、ブック・アンド・カフェに関して使用料を徴収し、図書館の一部を使用させていると聞いております。新徳山駅ビルも公の施設でございますことから、他の公共施設と同様、民間に使用させる部分につきましては使用料等を徴収することになります。その使用料等の額につきましては、条例、他の施設の事例及び中心市街地における賃料相場等を総合的に勘案しながら、適正な額を定めてまいりたいと考えております。 ◆18番(中村富美子議員) 次は、オです。民間活力導入図書館の蔵書のことについてお聞きしますが、蔵書は何冊ぐらいになりますか。また、購入するとなれば購入先はどういうふうなところになりますか、お尋ねします。 ◎市長(木村健一郎君) 民間活力導入図書館におきましては、最大10万冊の蔵書が可能となっており、その範囲内で検討をしてまいります。蔵書の購入先につきましては、指定管理者が決まり次第、協議をして決定したいと考えています。 いずれにしましても、他市において発生している選書等の問題があることから、先例、教訓として選書や運営方法について市民の皆様が安心し、満足できるように市が責任を持って進めてまいります。 ◆18番(中村富美子議員) 10万冊が可能ということでありましたけれど、これは全て新品の本になるんですか、それとも違うのか、どうでしょうか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 本の内容でございます。今、最大10万冊と申し上げました。この冊数につきまして新品か、その他であるかという御質問でございますが、基本的には新品を考えておりますが、ただジャンルを絞るということを考えております。そうすると、中央図書館から少しは回す蔵書があったりすることも予想されております。まだ、そこはしっかり決めておりませんけど、基本的には新書のほうを考えておりますが、それはこれから決めていきたいと思っております。 ◆18番(中村富美子議員) ジャンルを決めるということでありますけれども、そうしますとこのオープンのときから全て本棚に本が入るのかなというイメージがするんですね。11月の18日、19日でしたか、特別委員会にこのイメージ図が出されました。図書館のですね。あのときには、もう高い本棚がイメージ図の中に示されていたんですね。その随分前の図書館のイメージというのは高い本棚はなかったけど、今回はそういう高い本棚がイメージ図の中に入っちょるんですね。これは全く武雄図書館と同じような内容でありますけども、ああいう高いところにはそういう市民が見れる本を置くのか、見栄えがいいようにするためにダミー本を置くということを武雄ではやっていますけど、そういうやり方はされるんですか、どうですか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 本の展示といいますか、並べ方といいますか、そういう御質問でございます。特別委員会でもそういう御質問をいただいて、そのとき御回答を申しております。 今回の図書館は、居心地のいい空間をつくるということでございまして、デザイン的なこともすごく重視しております。そういうことで、機能的なものは下の段に配置するとか、そういうことも考えております。ただ、これはまだ指定管理者も決まったわけでもございませんし、これから決めていくでございますが、イメージとして出しましたのは全体的な雰囲気を考えたものが主体でイメージ図を出しております。本に囲まれた居心地のいい中で読書ができる、そういうとこのイメージをしておりますので、そういうとこにつきましてはこれからしっかり検討していきたいと。基本的には、低いところには皆さんが選んでいただく本を配置するということでございますので、御不便がないようにしたいとは思っております。これはこれからしっかり考えていきたいと思っております。 ◆18番(中村富美子議員) 最初の答弁で、本の購入のことで、基本的には新品の本を考えているということ、10万冊ということもおっしゃいましたけれども、これはオープン当時に全て10万冊をそろえるということでしょうか。そうすると、どのくらいの購入金額になるのかなというのを考えますけれども、仮ですよ。仮の話なんですけども、CCCがこの指定管理を受けたら、CCCは蔦屋書店というものを持っていますから、ここから購入することになるんじゃなかろうかというふうに思うんですが、そこら辺のところ、ちょっと早走りの考えかもしれませんけども、どうお考えになっていますか。 10万冊は今の教育委員会が所管している図書館は多くはTRCになっているんですね。ほかの少しの部分は地域の書店からも購入しているということを聞きます。そういうこともあるので、新しい駅ビルについては図書館の図書費の購入ということについては、TRCかなそれともどこが指定管理を受けるかわからないけれども、その指定管理を受けたところが、私のところがやりますというんでやられるのか、そのあたりをどうお考えになっていらっしゃいますか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 現時点では指定管理者も決まっておりませんので、お答えできません。 ◆18番(中村富美子議員) 次に、駅ビル図書館の問題で、この駅ビルの図書館は何人体制で運営をするようになりますか。 ◎市長(木村健一郎君) 何人体制で運営するのかという御質問でございますが、先ほどお答えしましたとおり、管理運営方法やサービス内容を検討しているところでございます。検討を進める中で人員配置等も決まってまいりますので、決定次第御説明したいと考えております。 ◆18番(中村富美子議員) わからないことが多いですね、本当にこの時期になっているのに。 次、キです。ICタグについてお尋ねをします。このことについては検討するということでしたけれども、この作業は指定管理を受けた業者がするのでしょうか。また、事業費はどのくらい見込んでいらっしゃいますか。 ◎市長(木村健一郎君) ICタグにつきましては、導入すること自体について検討中であることから、ICタグの作業をする業者及び事業費につきまして、今はお答えすることができませんが、決定をいたしましたら説明したいと考えております。 ◆18番(中村富美子議員) 私は、この質問のヒアリングのとき、担当のほうから新駅ビル図書館にはICタグは検討するというふうに聞いているんですね。今、市長は検討中とおっしゃったけども、ちょっと食い違いがありますね。どうなんですか、はっきりとしてください。 ◎市長(木村健一郎君) 導入すること自体について今検討中であります。それが、決定いたしましたら御説明したいと考えております。 ◆18番(中村富美子議員) 次に、クです。新徳山駅ビルにつくる図書館は、全国にほとんど事例がなく、公で管理するのが難しいため、指定管理での運営をするということを市は強調しますけれども、物販、カフェを切り離して図書館部分を直営で行うべきであるというふうに私はこの間ずっと言っているんですが、今もお考えは変わらないんでしょうか。そのあたりもう一度お聞かせください。 ◎市長(木村健一郎君) これまで、説明をしてきましたとおりこの民間活力導入図書館は、ブック・アンド・カフェが一体となった、これまでにないスタイルの居心地のよい図書館として整備をいたします。知名度と集客力のあるテナントが入り、お茶を飲んだりおしゃべりをしながら、読書を楽しむことができる点が大きな特色であり、にぎわいや交流の場の創出につなげることを目的としています。これは公では達成できないことで、民間の活力、ノウハウを最大限に生かした運営としたいと考えており、切り離すことは考えておりません。 ◆18番(中村富美子議員) 全国にほとんど事例がないということをおっしゃっているんですね。武雄市と同じようなことをやっているんだけれども、全国、この言葉の使い方というのが難しいんですけれども、もう少し詳しく教えてくださいますか、今市長がおっしゃったことが全てですか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 市長の申し上げたとおりでございまして、新図書館は本の楽しさを徹底的に追求したこれまでにない、これまでの図書館、この常識を超えた新しい形の図書館になります。市民の皆様が本に囲まれ滞在し、楽しんでいただける、また参加してつくり上げていただくところになります。こういうことは、ブック・アンド・カフェと図書館が一体となった運営が不可欠でございます。同じことを申し上げるようですが、切り離して考えることはできないことでございます。 ◆18番(中村富美子議員) どうして切り離すことができないんですか。民間活力導入図書館というこういう名称をつけていらっしゃいますよね。だからできないのか。これは勝手に市がつけちゃったわけですよね。一つの建屋の中にブック・アンド・カフェと図書館というのがあるわけですよね。だから、ブック・アンド・カフェはこれはもう商売のほうの仕事でしょう。商業施設部分になるわけですよね。図書館というのは公の部分です。だから、公の部分と商業施設の部分を一体的に運営しないと、この事業はやっていけないよということをおっしゃるわけですけども、別々にやってもちゃんとそこでやってくれる人がしっかりしていればできるんじゃないですか。何でそこを強調されるのかわからないんですよね。既存5館の図書館とは違うということをずっとおっしゃっていて、でもこの図書館というのはあれでしょう、図書館法に基づいてやる図書館ということをずっとおっしゃっていますよね。総務省の見解も指定管理をするときには、自主事業と混同しないようにしなさいということを求めているんですよね。総務省のいうことなんかどうでもいいと。とにかく私たちは人がたくさん来てくれるそういう施設をつくればもういいんですっていう、そういうお考えですか、市長。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 議員が言われた切り離してというお考えでございました。それは、今までと同じ考え、同じ発想だと思います。今回の新しい考え、新しい発想で町を変える。そして、中心市街地の活性化を図るということが今回の民間活力導入図書館の目的でございます。カフェとブック、そして図書館が一体となった居心地のいい空間をつくって、皆様の集客またはにぎわいをつくると。そして、今まで図書館を利用されていない方々にも図書館に来ていただける、そういう場所をつくります。そういうことで、今回は一体となったもので整備するという考えでございます。 ◆18番(中村富美子議員) それは、図書館という名前を利用して民間企業の方に商売をしていただいて、ちょっと言葉がげすな言葉になるかもしれないけど、もうけさせてあげるというそういうことにもつながってくるんですよね。 次の質問をします。にぎわいです。にぎわいについてお尋ねをします。政府の経済政策の施政で、どこの町の中心市街地でも空洞化が起こっています。にぎわいがないのは、周南市だけではありません。再来年から消費税率が10%に引き上げられると、地域経済はますます冷え込み、消費者の財布のひももますます固くなってしまいます。徳山の町に活気があったころはデパートがあり、ディスカウントスーパーがありました。駐車場料金を払ってでも中心市街地に人は集まっておりました。しかし、現状は違います。市長は、民間活力導入図書館で中心市街地のにぎわいが生まれるといいますが、真のにぎわいは地域経済が潤って初めてつくれると思いますが、市長の考えをお聞かせください。 ◎市長(木村健一郎君) まさに先ほどから見解が違うかなと思いながら、議員の御質問をお聞きしておりました。知というもの、知恵というもの、これはもういろんな切り口があるというふうに思います。人間の今までの営みの中で築き上げた歴史、伝統、文化、これを集積をしてそれを学ぶ場と、そして新しい知恵に出会う場、そういう新しい知識に触れるというところが今回の新駅ビルで展開する民間活力導入図書館だというふうに思いますし、この民間活力導入図書館は実は本を媒体として新たな出会い、さまざまなコミュニケーションが行われ、そしてさまざまな講座や講演会などの企画も行われる。そうすると、大きな集客が生まれるというふうに考えております。そして、人が集まると、こういうことから魅力が増す、魅力が増すからさらに人が集まると、そういう好循環が起きるというふうに考えております。この新徳山駅ビルがある意味で起爆剤となって商店街等も含めた徳山駅周辺、中心市街地ににぎわいと交流が生まれて、中心市街地の活性化が図られる。さらには、この活性化を本市全体の活性化につなげてまいりたいと考えております。 ◆18番(中村富美子議員) 市長、見解が違うからこうしていろいろ議論をし合っていい結論を導き出すんですよね。 それで、次(2)です。新図書館の基本方針についてお尋ねします。新駅ビルに整備する図書館は、図書館法に基づく図書館で間違いはありません。しかし、既存の5館と同じもではないと言われます。明確な基本方針を示し、直営で行うべきではないかという質問であります。 ◎教育長(中馬好行君) 新図書館につきましては、今お示しのとおり既存の5館と同様、図書館法に基づく公立図書館であります。一方、今回の新図書館は、図書館とブック・アンド・カフェが一体となったこれまでにないスタイルの図書館として運営することにより、既存の図書館とは大きく一線を画した新しい図書館のあり方を提案する既存の図書館を、ザ・図書館とすれば、いわゆるハイブリッド図書館というものを目指しております。また、年中無休の図書館サービスなど、従来の公共サービスとは違い、市民に対して高い付加価値を持つ新たな公共サービスを導入し、新徳山駅ビルのコンセプトの一つにありますように、人が集い楽しむこの町のにぎわいと交流の場の創出を実現したいと考えております。こうしたことから、新図書館の運営にあたっては民間活力を導入してまいります。 ◆18番(中村富美子議員) 駅ビル図書館と既存5館をしっかり区別するというその本意は何ですか。 ◎教育長(中馬好行君) 私の立場で申し上げれば、例えば本を読むということだけを考えてみても、静かな環境でじっくりと読書したいなと。あるいは、郷土の歴史とか文学とか地域の特色ある資料の収集をしたいなとか、あるいは子供たちの調べ学習のために資料を探しているけれどもというような教員の願いとか、そういった場合にはいわゆる中央図書館、先ほど申し上げた、ザ・図書館でやっていただく、逆にコーヒーを飲みながら好きな本を読みたいなとか、それからこの前のこども議会のときに仲良し7の皆さんが小中学生が集まって自由な勉強ができるような使いやすい図書館をつくってほしいというようなこういった願い。仕事で帰りが遅いけれども、夜間でも図書を借りたいとか、いつ行っても本を借りたいとか、あるいは図書館で読んだ本、これはぜひ買って帰りたいとか、そういうときには今回の新しい図書館、ハイブリッド型の図書館、そうしたさまざまな市民の方の願い、本を読むということだけを取り上げてもさまざまな思いがある。そういったことに応えることができるというふうに考えております。ひいては、相乗効果が生まれて町のにぎわいもできてきますし、逆にその既存の図書館にも来館者がふえてくるだろうというふうに思っております。 ◆18番(中村富美子議員) ハイブリッド図書館という、何か新しい言葉が出てまいりましたけれども。駅ビル図書館では、ちょっと具体的なことをお聞きしたいんですけれども、本の貸し出し、それから返却という業務、これは既存図書館と同じような形でされるんでしょうか。どちらに聞いたらいいかわかりませんけど。 ◎教育部長(松村悟君) 公立図書館でございますから、基本的にそういう貸し出し、返却というような取り扱いというのは同じでございます。ただ、どういったようなやり方でやっていくかというのは、これは具体的なところについては、これからどういうように決まっていくかというところでございます。 ◆18番(中村富美子議員) 図書館の役割といいますか、使命というのは図書の資料から始まってそして整理、そして蔵書っていう、管理っていう、そういう仕事があるんですけれども、駅ビルにつくる図書館は、これは既存の5館とは違うっていうことをすごく主張されているんですけれども、そうするとその図書館の役割としての一つである蔵書については、本を集めるの、これはどうなりますか。蔵書という言い方がいいのか、それとも、保存ですね、ごめんなさい。蔵書じゃなくて、保存です。10万冊の本の保存、どんどん新しい本が入ってくるから本はたまりますよね。そうすると、たまった本というのは駅ビル図書館ではきちんと保存をするのか、通常の図書館のようなことをされるのかどうか。 ◎教育部長(松村悟君) 既存の5館につきましては、合併前のそれぞれの自治体、団体の中で公立図書館としての役割、地域の歴史や、地域に特有の資料収集、整理保存して活用していくという役割を持って合併後も5館ということでやってまいりました。そういった役割というのは、既存の5館でしっかりこれまでと同じように果たしていきたいと思っておりますし、駅ビルの図書館ではそこでは受けることのできないようなサービスというのを提供していける図書館と。蔵書についても取り扱いの分野というのをやはり特化していくというか、そうした特色のある図書館として位置づけていくという考え方でおります。 ◆18番(中村富美子議員) ですから、駅ビルの図書館は保存はしないということですね。既存の5館のように、だから例えば週刊誌のようなものであれば、バックナンバーをつけてずっと保存していると思うんですけれども、そういう業務はしないということですね。 ◎教育部長(松村悟君) 基本的に、資料として収集整理していくような機能というのは、既存の5館の中でしっかりやっていきたい。当然、蔵書も古くなれば廃棄をする。あるいは、その中で残っていくものというのもございますけれども、資料収集そういった資料として残していくという機能は既存の5館のほうで担っていきたいというように考えております。 ◆18番(中村富美子議員) 図書館だから、駅ビルの図書館といわず、それから既存5館といわず、同じような形でやっていくのが、私は一番いいやり方だというふうに思うんですけれども、どうも人集めのためだけにその図書館という名前を使って、複合施設の中に図書館を入れたというもうそれだけのことしか考えられないんですね。 私ども日本共産党は、図書館政策については中学校区に1館は整備しましょうということを政策の中で言ってきたんですね。今、全国1万1,000校中学校がありますけれども、この1万1,000校は可住面積、人が住めるところの面積ですね。これで見てみると、10キロ平方メートルに1校中学校があるということになるんですね。そうすると、周南市の場合でいえば、可住面積が159平方キロメートルありますから、約16館図書館があってもいいんですね。だけども、この間図書館行政というのは大変な事態があって、私自身、図書館をふやしなさいということは余り、この間言ってきてません。ましてや、公共施設再配置計画がありますから、その図書館をまた1館ふやしましょうということは言えなかったけれども、たまたま今回まちづくりの関係で市長が図書館をつくりますということをおっしゃいました。これは、私、いい図書館をつくんなきゃいけないなというふうに思ってたんですけれども、中身を聞いてみると、とにかく中心市街地のにぎわいを出すために図書館はつくるんだと。教育行政のほうでいえば、図書館をつくるっていうことになれば、もう平成10年でしたか、補助金が全く出なくなってしまいましたから、図書館のほうじゃつくれませんね。そしたら当然、中心市街地の関係のほうでつくるということになった。大変いいことだと私思ったんですね。図書館が足らない地域に新しい図書館が足らない地域にまた新しい図書館つくるって大変結構なことじゃないかと思ったんだけれども、その中身はにぎわいをつくり出すための図書館、そしてそれも指定管理にすると。今では、CCCが有力な指定管理の候補者の一つであるということもおっしゃっております。 確かに、市長の立場はわかります、私は。今町が、中心市街地が空洞化になってどうにかにぎわいを出さなきゃいけない、取り戻さなきゃいけないということはよくわかります。だけど、その手段を図書館に求めた。これもいいと思います。だけれども、指定管理だけは私はどうしても許せないんですよ。何でかというのをこの間も言ってきておりますけれども、先ほど施設の面積が発表されましたね。そしたら、2分の1ずつですか、面積は5,000平米のうちの、民間活力導入図書館は2,500平米、半分ですね。そのうちの2分の1ずつが図書館とブック・アンド・カフェになるということが言われました。この民間活力導入図書館そのものは複合施設ですから、だから結局何が入ってもいいというようなことにはなるんでしょうけども、この建物全体を総じて見たら、やはり公の部分というよりは民の部分のほうが多いのかなというふうに思うんですね。市は大金を投じてこの図書館をつくりますね。その図書館、1企業のために使わせてもいいのか、自分たちには能力がないから民間の方にやってもらわなきゃいけないとおっしゃるんだけれども、全職員が力を出して、知恵を出していけばいい図書館ということはできるんじゃないんですか、だめですか。市の職員はそんなに能力がないんですか。今までも十分に基本構想を実現するためにCCCの企画力、ノウハウを十分聞かれてこられたんでしょう。もうこれでありがとうございましたって言って、それでいいんじゃないですか。そういうことができないというのは、やはり共同声明を発表されて一緒にやっていくということをずっと言ってこられたから、そういうことができないということになるんですね。商業施設をつくるときは補助金を国から受けることはできません。しかし、図書館をつくるとなれば補助金をもらうことができます。中心市街地活性化基本化計画の関係で、そういうことになっていますね、部長。せっかく市民の皆さんの税金を使って建てる駅ビルです。やはり税金が本当に生きた使い方をされるんであれば、私はいいと思うんです。その生きた使い方というのは、図書館としてきっちりと既存5館のような形でやっていくというのが、本当のやり方だと思うんですね。町のにぎわいを出すために図書館という名前を使って、そして国から補助金を受けて、そしてこれからやっていきますと。やっていくんだったら、どうして市の職員が知恵を出し合っていい図書館をつくるようにしようじゃないかということができないのか。もう今は、図書館の問題に限らず何か全てもう外にお願いをして、いろんなことをやっているでしょう。これは、結局は市の職員が少なくなってきちゃって、なかなかそういうことに力を注ぐことができなくなった。こういうこともあるかと思うんですよね。 私は、今回この図書館問題を考えたときに、市長の気持ちも本当によくわかる。だけれども、図書館という、何度も済みませんね、繰り返して同じようなことを言うことになるかもしれませんけれども、図書館という名前を使って駅ビルに民間活力導入図書館というのをつくるのはいいけれども、指定管理はしてほしくないと。その民間活力導入図書館っていうこの名称がいけんのですよね。何でこんな名称をつけたのか。建屋の中に図書館部分とブック・アンド・カフェ  。 ○議長(米沢痴達議員) 中村富美子議員に申し上げます。答弁を求められるのならば、質問を簡潔にお願いいたします。 ◆18番(中村富美子議員) ちゃんと心得ています。議長、ありがとうございます。 市長、もう私疲れちゃいました。私の言うことがわかっていらっしゃるんだろうけれども、いやいや私はこの道で行くんだっていうことをおっしゃるけれど、教育長は教育家の専門として図書館のことを考えていかなきゃいけないですよね。そういう立場の方なんですよね。 昔、図書館の中央図書館が昭和57年に新しくなったときに、田辺朝一さんという方が図書館のことですごく、中央図書館のことで一生懸命やってこられた方がいらっしゃるんですね。そのころは、徳山の図書館っていったら、もう全国津々浦々からいっぱいの人が視察に来たというそういう図書館行政をやってきた経緯があるんですよ。私はこれを守ってほしいと思うんですね。 最後ですから、市長にお聞きをします。この図書館は、にぎわいをつくるためとおっしゃいますけれども、もしこれをつくって何年、今の経済情勢で本当に予想どおり100万人を目指すということをおっしゃっていますけども、人が来ることと、しっかりした図書館をつくって運営していくというのは、私はまたちょっと考え方が違うというふうに思うんですけれども、そのあたりをいかがお考えでしょうか。 ◎市長(木村健一郎君) 既存の5館はしっかりと運営をしてまいります。そして、新しい図書館をともにの心で第2次まちづくり総合計画に上げております共創の精神で、民間のいいところをしっかり取り入れて、官も民も協力し合ってすばらしい図書館を運営していきたいと思います。 ○議長(米沢痴達議員) 中村富美子議員、時間がまいりました。以上で、中村富美子議員の  。(「議長、今私を指名したのにどうして時間が来たからって」と18番中村富美子議員呼ぶ)いや、時間がまいりました。(「いいじゃないですか」と18番中村富美子議員呼ぶ) 以上で、中村富美子議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(米沢痴達議員) ここで、暫時休憩をいたします。次の会議は11時15分から再開いたします。   午前11時03分休憩 ──────────────────────────────   午前11時15分再開 ○議長(米沢痴達議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(米沢痴達議員) 続いて、質問順位第20番、友田秀明議員。   〔9番、友田秀明議員質問席に着く〕 ◆9番(友田秀明議員) 嚆矢会の友田秀明です。大きく3点、今回、質問します。大きい項目ごと、1つずつやっていきたいと思いますので、答弁のほうはそれでお願いいたします。 まずことし、先月ですか、11月1日、出雲市浜山球場において、秋季中国地区高等学校野球大会で、南陽工業が準優勝いたしました。多分、来春の選抜出場が濃厚ではないかと。南陽工業野球部は、津田投手を擁した1978年春・夏、続いて2000年春、合併後の2006年春・夏、2009年春、2010年夏と計7回、甲子園に出場しております。合併後は4回、甲子園出場を果たし、合併間もない周南市の知名度アップに大きく貢献しております。 また、昭和37年開校以来、1万177名の優秀な卒業生を輩出しております。この議場にもいらっしゃいます。その南陽工業の存続についてということで、まず質問をいたします。 この10月に、県教委が公表いたしました県立高校再編整備計画で、統廃合の対象に南陽工業が示されました。このことについて周南市の考えと対応をお尋ねいたします。 ◎市長(木村健一郎君) 南陽工業高校の存続についてのお尋ねにお答えをいたします。 山口県教育委員会では、社会の変化や生徒のニーズの多様化、少子化の進展に対応し、中長期的視点に立って、県立高校教育の一層の充実を図るため、平成17年3月に県立高校将来構想を公表されました。 この将来構想の中では、特色ある学校づくりを推進し、選択幅の広い教育の推進や活力のある教育活動の展開、豊かな人間性や社会性の育成など、高校教育の質をより高めていくために、一定の学校規模の確保を目指し、再編整備を進めることが必要であるとの観点から、今後、望ましい学校規模について、1学年4学級から8学級とするという方針を打ち出されております。 お尋ねの南陽工業高校につきましては、機械システム科、電気科、応用化学科の3学科がそれぞれ1学級ずつ、すなわち1学年で3学級となっておりますことから、この再編統合等を検討する際に、対象となる学校の一つとして列記されたところであります。 その後、本年3月に第2期県立高校将来構想が策定され、この構想を具体的に推進するため、10月に策定されました県立高校再編整備計画におきましても、望ましい学校規模の確保を目指した再編統合の検討が必要な学校の一つとして、南陽工業高校が引き続き掲載されたところであります。 しかしながら、この再編整備計画と同時に策定された平成27年度から30年度実施計画の中では、南陽工業高校に対する記述がないことから、学校規模の観点から、これまで再編整備計画において再編統合の検討対象校として掲げられたものの、現時点においては、具体的な再編統合の取り組みは予定されていないものと理解をしております。 お示しのとおり、南陽工業高校は、創立以来50年以上の歴史を有し、工業に関する専門的知識、技能を習得する重要な高等学校として地元経済を支え、牽引する人材を輩出し続けております。また、地域交流活動や環境教育学習などを通じて、地域社会においても大いに貢献していただいており、スポーツの分野でも、議員お示しなされたとおり、甲子園など全国の舞台で多くの選手が活躍し、夢や希望、そして感動を与えてくれる学校として市民の皆様からも愛され、親しまれているところでございます。 県立高校再編整備計画の中では、組織的に地域と連携した特色ある教育活動を行う学校など、県全体の教育効果を高めることが特に期待される学校においては、再編整備の対象校であっても、当面は学校を維持することも検討されることが、配慮事項として明記されておりますことから、本市といたしましても、南陽工業高校の特色ある教育活動をさらに支援してまいりたいと考えております。 今後、南陽工業高校が存続していくためには、まずは学校が地域と連携した魅力ある学校づくりにより一層努められることが第一ではありますが、地域も一緒になって、地域とともにある学校として応援していくことも重要になってまいります。 そのため、再編整備に関する具体的な案が示された場合には、開催されるであろう校長会やパブリックコメント等において、議員や市民の皆様にも、学校に対する熱い思いをぜひ伝えていただきたいと思います。 私も、県知事と懇談する機会がありますので、そうした機会に、南陽工業高校の必要性をしっかりと訴えてまいりたい、そう思っております。 ◆9番(友田秀明議員) 今、市長の答弁、大変力強いものを感じました。その気持ちで臨んでいただければと思うんですが、そもそも、要は少子化に伴う再編計画であろうと思うんですけど、俎上に上がったこと自体がやはりショックな出来事でして、これから、今まで市長も言われましたが、地元企業に優秀な人材を輩出してきまして、周南コンビナートの礎となった、そういった学校でございます。ましてや工業高校といいますか、いわゆる実業高校出身者は地元への定着率も高いと。市の人口減少対処の総合戦略にも、もしということがあれば大きな影響が出てくると当然考えられますし、さらに、今まで市長を初め市の方は、地元企業に、地元の人材を雇用してくれというふうなお願いもされているはずです。それも大きく崩れてしまうということで。 ただ、皆さん御存じのように、行政が一旦決めてしまったら、なかなかもとへは戻らないというのは、行政マンの皆さんが一番御存じであるというふうに思うんです。ですから、そうなることのないように、なる前に、どうか市長の言われるオール周南といいますか、学校、PTA、地元企業、当然市役所、それで我々、そして商工会議所と連携して、こういう話がもう出てこないように、あらゆる機会を通じてやっていくことが必要じゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎副市長(住田英昭君) 南陽工業高校につきましては、当然、過去から現在におきまして工業専門学校でございますので、地域というか、近くの企業等に多くの方が就職をされておられます。当然、そういった意味も含めまして、県は県として考えておられますけれども、当然、先ほど市長申し上げましたように、地域に根差した教育現場といいますか、地域とともにまちづくりを進める学校という特色をさらに出していただきながら、それを県の中でPRをしていくと。 要するに、小学校、中学校の生徒たちを呼んで、工業、化学、電気、そういった専門の教育を一緒にするとか、そういう特色ある学校を進めながら、存在感を出していくということも一つの大きな手法だと思います。 先ほど市長言いましたように、もうなくなってもらっては困りますので、当然、それを存続させるということは、しっかり行いたいと思っていますので、議員の人たちにおかれましても、協力のほどよろしくお願いいたします。 ◆9番(友田秀明議員) 副市長、ありがとうございます。そこで、もしの話ですけど、甲子園、多分、出場すると思うんですけど、これ、周南市として南陽工業を応援すると、存続について、その意味も含めて、もし甲子園出場が決まったときには、支援・応援について格段の配慮を期待するんですが、いかがですか。 ◎市長(木村健一郎君) ぜひ配慮していきたいというふうに思っています。 ◆9番(友田秀明議員) あと、この再編計画には、今回、通告しておりませんけど、周南市にある学校、熊毛北高校、そして徳山高校の鹿野・徳山北分校も当然、その中に示されております。これはちょっと伝えておきますので、また、通告しておりませんので。次に移ります。 2番目、大きな項目の2番目です。新庁舎建設について、建設コストの高騰で入札不調が相次いでおりますが、新庁舎の建設も、既に示された80億円を超えるような事態になったときは、どうするのかお尋ねいたします。 ◎市長(木村健一郎君) 新庁舎の建設コストについてのお尋ねでございますが、平成25年度に策定した周南市庁舎建設基本計画の中で、建設工事費を約80億円とお示しをしています。これは導入機能や建てかえ条件が定まらない段階での試算でありまして、複数のモデル的な配置案を試算した結果をもとに設定したものでございます。 近年の労務単価の上昇や資材単価の高騰などにより建設単価は上昇傾向にありますが、現在、実施設計を行う中で、内外装の仕上げや構造・設備をそれぞれコストと機能のバランスを勘案しながら積算することで、工事費の精査を進めているところであります。 仮に、建設費が80億円を超えるような事態になったときはどうするのかということでございますが、新庁舎の建設に当たりましては、必要以上に過大なものにはせず、節約を図り、無駄に大きく豪華な庁舎をつくることは決してありませんと、これまでも申し上げてまいりましたが、それと同時に、市民の皆様の利便性向上や、行政運営の効率化につながる機能や、防災拠点として備えるべき機能など、これからも庁舎に必要な機能は、この機会に整備するとも申し上げてまいりました。 工事費については精査中であり、現時点で事業費をお示しすることはできませんが、仮に、議員お尋ねのようなことになった場合には、可能な限り合併特例債を確保するなどして、市民の皆様の御負担が大きくふえないよう努めてまいります。一部、建設コストが高騰する今の時期を避けて、東北の復興需要が落ち着き、東京オリンピックが終わるまで事業を先送りしてはどうかうという御意見もございますが、近い将来、全国的に昭和40年代に整備された公共施設を含むインフラが、更新の時期を迎えます。建設投資増大に伴う資材単価の高どまりや、技術者、技能者の不足による労務単価の高騰も懸念されますことから、先送りにしたからといって、建設費が大きく下がることはないと予測されておりますし、平成30年度を過ぎますと、国から返済額の70%が交付される合併特例債の活用期限を超えることから、財政的に新庁舎建設が困難な状況に陥ります。 今、新庁舎を実現することが、市民の皆様の負担を軽減することにつながりますし、本市の発展の礎になるものと信じております。この強い信念のもと、事業を着実に進めてまいりますので、御理解、御協力賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆9番(友田秀明議員) それでは、3番目の項目に入ります。観光行政と情報発信について。 ちょっと質問の都合で、(3)と(2)を入れかえて質問します。ですから、(1)、(3)、(2)、(4)という順番でまいりますので、ちょっと答弁の御用意のほどよろしくお願いします。 平成24年7月、市長は、周南コンベンションシティの推進を発表されましたが、順調に進んでおりますか、お尋ねいたします。 ◎市長(木村健一郎君) それでは、観光行政と情報発信についてお答えいたします。 まず、周南コンベンションシティの推進でございます。 周南コンベンションシティの推進につきましては、コンベンションの誘致、受け入れ体制の整備、アフターコンベンションの強化・充実、この3点を取り組みの柱に掲げまして、一般財団法人周南観光コンベンション協会を初めとした関係団体等と連携しながら、誘致活動や開催支援、コンベンション参加者へのおもてなし等を積極的に行ってまいりました。この結果、平成24年度から3年間で、200件以上のコンベンションが市内で開催され、約14万人の皆様をお迎えするとともに、今年度においても、日本産業衛生学会産業医・産業看護全国協議会や全日本卓球選手権大会マスターズの部など、多くのコンベンションが市内で開催されました。 また、開催支援員の開催支援や心のこもったおもてなしを心がけたことで、主催者や参加者の皆様から、本市の取り組みについて高い評価をいただくなど、着実な成果が上がっているものと認識をしております。御承知のとおり、この取り組みでは、地域経済の活性化を図ることを目的の一つとして掲げておりますことから、コンベンションの参加者の滞在時間を延ばし、宿泊につなげることが大切であると考えております。このため、コンベンションの誘致活動を行う際には、主催者に対して、周南工場夜景クルーズツアーや地酒の飲み歩きツアー等を提案し、本市ならではの夜型観光をコンベンション関係者の皆様に楽しんでいただいているところでございます。 今後も、官民一体となってコンベンションシティの推進に取り組んでまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆9番(友田秀明議員) 順調にきているようにお伺いしました。また、課題点も十分把握していらっしゃるということで、もうそのあたりで、要は滞在時間と、できれば宿泊までしていただくというのが、一番経済効果があるだろうというのは、言うまでもなく御存じというように首振っていらっしゃいますので。ただ一つ気になるのが、これ、ちょっと質問にはないんですけれど、小さいことなんですけど、所管がわかりませんけど、徳山駅の新幹線のエスカレーター上がった東側にトイレがありますよね。ここ、トイレットペーパーが有料で売っているんですよ。よそから来られた人、慌てて駆け込む人もいらっしゃると思うんですよね。それで、おもてなしの心と言えるのかなと。本当小さいことですけど、こうした小さなことがおもてなしの心といいますか、周南市のイメージ、下手したら、もしというときは、イメージ悪くなっちゃうんじゃないかなと思いますが、これ調査して、対応していただけばと思います。答弁は要りません。 続いて、(3)に入りますので、市内各地でイベントが開催されておりますが、状況はいかがですか。 ◎市長(木村健一郎君) 御承知のとおり、市内では、大規模なものから地域行事まで、年間を通じて多くのイベントが開催されております。特に地域が主体的に行うイベントがふえてきていると実感をしておりまして、それぞれの地域が頑張っておられるなと、大変うれしく思っております。 時期によっては開催日が重なることもございますが、イベントがふえることは地域の活性化にも寄与することから、それぞれの主催者の方々には、より魅力のあるイベントを開催していただき、市民の皆様の喜びと、そして市外からの観光客の増加につながることを期待しているところでございます。 ◆9番(友田秀明議員) 各地でいろんなイベントがあるというのは、当然、市のほうも把握されております。 そこでちょっと今度、(2)の質問に移るわけですが、民間放送テレビ番組を使った広報活動を提案するがどうかということで、お答えいただければ。 ◎市長(木村健一郎君) 現在、市では、広報紙を初めホームページ、ケーブルテレビ、フェイスブック等のSNSを積極的に活用し、イベントや観光に関する情報の周知を図っております。 民間放送テレビを活用した情報発信は、広い年齢層に情報をお届けできるととともに、映像公開により記憶に残りやすいという利点を有することから、これまでも工場夜景や徳山ふぐなど、民間放送テレビ番組に取り上げていただき、全国に向けて周南市をPRいたしました。 今後も、県外から多くの皆様に訪れていただくために、観光資源の磨き上げや情報発信に努め、民間放送等に取材していただけるよう、しっかりと取り組んでまいります。 ◆9番(友田秀明議員) 今の市長の答弁は、要は取材していただくと。私は、市がスポンサーとなってでも定期的にやったらどうかなというのを今回、重きを置いて提案しておるんですけど、市長の答弁と重なるとこもありますけど、先ほど市内には、伝統的なものや文化的なもの、数々の集客力の高いイベントが多くございます。 先ほど言われたように、広報手段として市の広報、ケーブルテレビぐらいかなと私は思っておるんですけど、これは、あくまでも周南市民にだけの告知といいますか、コマーシャルなんだと。広く市外の方を呼び込むには、こういったテレビを使った集客をするのも、一つの手段ではないかなと思うんですが。 ちなみに、山口県内の10万を超える都市、山口市は、「山口マイタウン」というのを毎週木曜日、これはKRYでやっております、ラジオで。さらに、TYS「私たちのまち山口」、日曜日11時40分から11時45分、YABで「やまぐちしま専科」というのを水曜日、9時55分から10時、FM山口、ラジオですね、月・金に9時25分から9時30分。次に、下関市は、KRYで「しものせき21」、日曜日11時50分から12時まで、TYSを使って「下関市政だより」、10時54分から11時、YABを使って「下関市政だより」、木曜日の9時55分から10時、FM山口、「シティ・インフォメーション」、9時25分から9時30分。お隣の防府市、KRY「防府市政だより」、水曜日に11時25分から11時30分。岩国市、KRY「もうちょい岩国」、日曜日10時55分から11時10分、これは年4回です。宇部市が、TYS「うべチャン!」を土曜日、18時55分から19時と年4回。 このように、10万以上の県内の市は、そういった民間のテレビ局、ラジオ局を使った広報活動を行っております。周南としても、先ほど言われた取材を受けるというのは、それは当然、これは一番いい方法ですけど、そうそう毎週毎週ということはないと思うんです。毎週とは言いませんが、できる範囲で、そういったことも検討してもいいのではないかと思うんですが、もう一度、お尋ねします。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 現在、広報活動というか、イベント等の活動、広報活動につきましては、市のホームページ等でイベントカレンダーとか、そういったもので対応しておりますけれど、今、議員おっしゃいましたテレビ、民法のテレビ局でございますけれど、民法のテレビ局のレギュラー番組というものがありますけれど、これが私どものほうも見積もり内容をとっておりますけれど、毎週1回、30秒のお知らせ番組で、年間が約320万円ぐらいかかると。これが毎週1回、60秒ぐらいでは、年間で480万円ぐらいかかると。 例えば、15分番組を毎月1回にすると、年間で680万円ぐらいかかるというふうにお伺いしております。非常に経費がかかるということもありますんで、まず、その辺の対応については、すぐそういったものができるかどうかというのは、ちょっと非常に難しいなというふうに考えております。 ◆9番(友田秀明議員) 高いか安いかというのは、その効果次第だろうと思うんですけど、私から見れば、結果が伴わないとあれですけど、先ほど出た駅ビルの図書館でも、結果は出ていないわけですから、でも、そういったのは果敢にチャレンジするというような気持ちも必要ではないかなと思いますし、観光行政とは違いますけど、市長の言われる、子育てするなら周南市と、こういったことを市内にPRするよりも市外にPRしたほうが、周南市に移住しようという人はふえる、出てくるんじゃないかと思うんですよね。 そういう意味も込めたら、周南市内だけの広報で幾らやっても、市外の人は、それを見る機会というのはほとんどない。ネットで見ればという、まあネット社会ではありますけど、やはり映像でぽんと飛び込んできたものというのは、やっぱりインパクトが違う。それで、ぱんと見た人が、詳しくネット等で調べようというような形になるんではないかなというふうに思いますが、これは今、子育ての定住・移住のことですけど、観光、いわゆるイベントでも、やはりそういったことはあるんだろうと、当然、思います。 もう一度お尋ねしますが、それでも予算であれですか、だめですか。 ◎市長(木村健一郎君) さまざまな方法で広報をするというのは大切なことです。ですから、テレビでもラジオでも、また、先ほど議員おっしゃいましたけども、実は、フェイスブックやツイッターやホームページって、これ、全世界の人が見るわけです。いろんな方法が考えられると思います。 そういう中で、やはり大切な税金を使っての広報になりますから、費用対効果をしっかり把握しながら進めていこうと思います。これは、地方財政運営のセンスの問題かなというふうに思いますので、どうか私のセンスを信じていただいて、費用対効果をしっかり検証しながら、進めてまいりたいというふうに思います。 ◆9番(友田秀明議員) それじゃ市長のセンスに期待をして、4番目の市内のイベントを統括管理するセクションはあるのかということで、答弁をお願いします。 ◎市長(木村健一郎君) 現在、市内で開催されるイベントの情報は、市や周南観光コンベンション協会のホームページ等を活用し、積極的に情報発信することで、市内外から多くの皆様に来ていただけるよう、PRに努めているところでございます。 市といたしましては、今後も、ホームページを初めとした情報発信ツールをさらに有効活用して、主要なイベント情報を早目に収集し、情報提供してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ◆9番(友田秀明議員) イベント開催日時ですよね、いつあるとか、そういった開催日は、市としてどのぐらい前に知ることが大体できているんですか。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 大きなイベントについては、ある程度前からそういった情報も入ってきますけれど、それとか地域的なもので、毎年開催されているようなイベントについては、ある程度、早目に入ってきますけれど、どこでどういったイベントがあるかということもわからないようなイベントもございますので、急に入ってくることもございます。 ◆9番(友田秀明議員) 今回、これ取り上げたのが、先月、11月7日、8日は土日ですよね。大変規模が大きくて集客力があると思われるもの、ルーラル315・376フェスタ、周南ふるさとふれあい物産展、新南陽商工会議所主催、周南萌えサミット2015、周南青年会議所主催ですか、そしてYOSAKOIぶち楽市民祭と、その中で綱ガール・乙女たちの綱引き大会と、銀座通り一帯、公園西、周南観光コンベンション協会、徳山・新南陽両会議所というふうな、大きなイベントだけで4つ同一開催されていると。この中でいうと、YOSAKOIぶち楽市民祭の後援には新南陽の商工会議所が入っている。さらに、同日開催の周南ふるさとふれあい物産展は新南陽商工会議所が主催であると。これだけ集客力のあるイベントが同日開催されるというのは、非常にもったいないなと。どうか分散できなかったんだろうかと、そういう疑問っていいますか、そこから今回ちょっとこれを取り上げてみたんですけど。 そのためには、そういったイベントを一括管理する場所、ところ、この市なのか、観光コンベンション協会でも、それはどこらでも、どちらでもいいと思うんですけど、そういうセクションが必要ではないかなと思う。前もって、先ほど質問したように、何日前からわかるんかによって、調整がきくか、きかんかというのも当然あるんですけど、できればそういったものが、日時がずらして開催できるような努力ができないのかなということで取り上げておるんですが、いかがでございますか。 ◎企画総務部長(近光愼二君) お尋ねの民間で開催されるイベント等の日程調整のことでございますけど、これは市で行うというのは、ちょっとやっぱり難しいというふうに考えております。 ただ、市が主催あるいは共催等をしている場合での事業については、あらかじめ、早目にいつやるかというのをお知らせすることで、民間のイベントの開催の調整等もしやすくなるんじゃないかというふうに思っております。 さらに、今後の方向性としては、民間、市内で開催されるイベントの情報を市のほうで収集したり、あるいは主催者のほうで提供していただく、効率的なシステムを構築して、それをまたフィードバック、市民の皆様にお知らせするというやり方については、今回、御提案しておりますが、組織改編の中で、戦略的に情報発信をしていこうという部署を新たにつくる予定にしております。その中で所管させて検討してみたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆9番(友田秀明議員) 後半の答弁は非常によかったんですけど、最初、無理だと。それは部長、答弁っちゃ答弁ですけど話にならん答弁ですよ。 こういった、いい企画、イベント、そういったものを、より多くの市民の方に行っていただくためには、それ、同じ日に4カ所も開催されたら無理でしょう。分散するわけですから。当然、PRも分散すれば関係者も分散する、行かれる方も分散する。中には、こういったところに出店して、お店のPRもしたいという、今度はお客さんとして行くんじゃなくて、いわゆる出店者として出たいというか、そういった方も市内の業者の中にいらっしゃる。そうしたときに、4カ所あるとどこへ行こうかと、まず迷うと。それと、一番困るのが、どこへ連絡すればいいのかと。全部主催が違うから。そのときに、そういったときに、そこをどっか1カ所連絡したら、そこがあると。例えば萌えサミットはここですよと、そういうふうに教えていただけるような部署があると非常に助かると。ということで、もう一度答弁を。 ◎副市長(住田英昭君) ことし、ルーラル等が4か5つか重なりました。それで、同時期に開催するイベントが、この経過でわかりますので、当然、来年におきましては、日程調整、わかった段階で、その該当する同時期に開催をされたイベントの主催者なりに、連絡をするという手法もとれると思います。 そういったことで、ことしの反省点を踏まえながら、同日開催になった部分を情報収集をしながら、早目に早目にその日程をお知らせするということで、ぶつからないような体制をとっていきたいというふうには思っております。 それと、先ほど、それなりの部署を設けるということを言いましたけれども、そうした連絡、問い合わせ先といいますか、それは主催者が当然、連絡先なんですけれども、それを統合する部署を今後一つにまとめるかどうかと。どこにするかっていうのは、今後、ちょっと検討させていただきたいというふうに思います。 ◆9番(友田秀明議員) くどいようですけども、最近、本当にいい各地でイベント、企画されております。それが、市民の皆さんが、皆、主体になってやっていらっしゃいますので、せっかく皆さんが頑張っていらっしゃるとこを、どうか市がそういう形でバックアップできるような体制づくりをお願いしたいと思います。以上で終わります。 ○議長(米沢痴達議員) 以上で、友田秀明議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(米沢痴達議員) ここで暫時休憩をいたします。次の会議は13時から再開いたします。   午前11時55分休憩 ──────────────────────────────   午後 1時00分再開 ○副議長(金井光男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○副議長(金井光男議員) 続いて、質問順位第21番、古谷幸男議員。   〔21番、古谷幸男議員質問席に着く〕 ◆21番(古谷幸男議員) 嚆矢会の古谷でございます。今回は3件、通告をいたしております。1件ずつ行いますので、御答弁のほどよろしくお願いします。 まず、新徳山駅ビル建設についてということであります。 今回、昨年の12月に出した内容とほぼ同じ内容ではありますが、なぜこうしたかといいますと、最近、かなりの方から問い合わせがありました。一体、どういうふうに駅ビルはなるのか、指定管理料はどうなるのかとか、家賃は入らないのかとか。これは、最近聞いたんだけど、いつからそういう話になったのかとか、そうしたことがたくさん出ました。私は、もう昨年の12月までにも、いろいろとこの駅ビルの図書館導入について内容的なものをお聞きし、そして昨年の12月にもお聞きいたしました。昨年の12月に、今の状況でなかなかこの民間活力導入の図書館については、承諾できないという反対の意を表明させていただきまして、3月の当初予算でも債務負担行為の27億4,800万円余りだったと思いますが、そのことについて賛成はできないということも申し上げてきました。 残念なのが、実は、私の声が小さかったのかなと。特別委員会の報告でもありましたが、大きな反対の声もなくということでありましたが、結構大きな声で言ったつもりなんですが、残念ながら、その声は全体的に伝わっていなかったのか、私も伝え方なども含めて反省をしながら、今回、新徳山駅ビル建設についてということで質問を出させていただきました。 項目を7つ上げております。1つ目が、新徳山駅ビル建設、駐車場、駐輪場、底地買収費、解体、それぞれの事業費と合計額はと聞いております。これの中で、事業も間違いなく確定した数値も出ておりますが、改めてこの数値をお伝えいただいたらと思います。それから、導入しようとしている民間活力が、民間活力導入図書館の機能と内容はどのようなものになるのかということであります。3番目として、連携しているCCCは、これまでどのようにかかわってきたのか。4番目として、指定管理は新徳山駅ビルのどの範囲か。5番目、指定管理料は幾らになると試算しているのか。これまでの経緯から約2億円余りと推定するがどうか。6番目、指定管理者に求めるものは何か。7番目、南北駅前広場の整備計画を問うと、こうあります。この南北駅前計画の整備計画でありますが、これだけ注釈をつけておきます。これは新駅ビルとどうかかわっているのか、その整備はどういうふうに関連してくるのかということが知りたいので、その内容でお答えをいただければと思います。 12月に実は聞いたことが、最近、発表されたものがあります。何か覚えていらっしゃるかどうかわかりませんが、「公募をするのか」と、昨年の12月議会で聞きました。そうしますと、ここの本会議場ですよ、昨年の今ごろぐらいです。「検討します」という言葉がありました。 しかし、1年余りたって、ようやく最近出されました。1年もかかるのかという思いがありました。公募ということが前提になるのなら、もっと早く公募するという形を私は示して取り組むべきであったろうという思いもありますが、それでも公募という形が出たことは間違いありませんが、これがそんなにかかるのかなという思いもありました。 しかし、先ほど言いましたように、事業費の確定とか、そうした決まったこともあります。今言いましたように、7項目について明快に簡潔に御答弁いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎市長(木村健一郎君) それでは、新徳山駅ビル建設についての御質問にお答えをいたします。 まず、新徳山駅ビルの建設費用でございますが、今年度当初予算において30億円を計上しております。内訳は、新徳山駅ビルが26億円、一体的に整備する駐車場・駐輪場棟が4億円でございます。 次に、底地の買収費用でございますが、新徳山駅ビル及び駐車場・駐輪場棟など、徳山駅周辺整備に要する用地として、約6,530平方メートルをJR等より購入しておりまして、その額は7億4,714万6,159円でございます。 次に、現徳山駅ビルの解体費用についてでございます。 6月議会において3億888万円で御承認いただきましたが、アスベスト処分の増加、JRホーム内作業に関する工事時間の変更、昼間工事の一部を夜間工事に変更したことに伴い、3億4,181万5,680円に変更する議案を本議会に提出しているところでございます。また、徳山駅周辺整備事業の総事業費につきましては、約120億円から130億円程度を想定しております。 次に、民間活力導入図書館の機能と内容についてお答えをいたします。 民間活力導入図書館は、直営である既存の5館の図書館とはタイプの異なる、雑誌や新刊本、話題本等を中心とした書店、お茶やおしゃべりを楽しみながら、本をゆっくり読めるカフェを併設した図書館として整備いたします。 蔵書につきましても、毎日多くの方が御利用される徳山駅に隣接することから、例えば、旅に関する本や日常生活を豊かにする実用的な本など、幾つかのジャンルに特化した図書館といたします。 また、開館時間の延長、年中無休等、駅に隣接する図書館として差別化を図り、にぎわいを創出する施設としたいと考えております。 なお、先日の徳山駅周辺整備対策特別委員会で申し上げましたとおり、指定管理者を公募にて選定いたしますので、選定された事業者の御提案をベースに協議をし、市民サービス、利用者サービスが向上するよう機能や内容を決定してまいりたいと考えております。 次に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、略してCCCとどのようにかかわってきたのかについてお答えをいたします。 CCCとは、平成25年11月18日、新たな徳山駅ビル整備基本構想で掲げた、新徳山駅ビルのコンセプト、「このまちへ来る人へのおもてなしの場」、「このまちに住んでいる人たちの居場所」、「人が集い楽しむこのまちの賑わいと交流の場」の実現に向けて連携する旨の共同声明を行いました。 この基本構想の中で、新駅ビルにブック・アンド・カフェを併設した民間活力導入図書館を設置することとしており、その後行いました新徳山駅ビルに関する市民アンケートにおいて、市民の皆様が、徳山駅に求めておられる機能の1番目がカフェ、次いで書店、公共施設の1番目が図書館という結果となりましたことから、市民ニーズと合致していることが裏づけられました。 また、開館時間は9時から20時または21時を希望される方が最も多く、行きたい場所のイメージとして、「落ち着いていて居心地のよい空間である」、「カフェやレストランが同建物内に併設させている」、「年中無休で早朝から深夜まで開いている」が多く上げられておりました。 これらを実現するためには、民間のノウハウ等が不可欠であることから、新徳山駅ビルの機能やサービス内容を具体化するため、佐賀県武雄市において、ブック・アンド・カフェを併設した図書館運営の実績があるCCCから、民間活力導入図書館の機能やサービス等について助言をいただいたところでございます。 次に、新徳山駅ビルの指定管理の範囲についてお答えをします。 市民活動支援センターは市の直営で運営し、その他については指定管理を考えております。ただし、ブック・アンド・カフェ等営利部分につきましては、適正な使用料を徴収し、指定管理者に使用させるようにいたします。 次に、新徳山駅ビルの指定管理料についてお答えをいたします。 新徳山駅ビルの指定管理料につきましては、現在、本市にふさわしい管理運営方法及びサービス内容を検討するとともに、指定管理料を算定しているところでございます。先行事例となります武雄市図書館は、利用者数目標50万人、図書館等の指定管理部分の面積1,700平方メートルに対して、指定管理料は年間1億1,000万円となっております。民間活力導入図書館部分につきましては、こうした武雄市を初め他市の事例を参考にしながら、提供する図書館サービスに見合った、適正な指定管理料を算定してまいりたいと考えております。現在、鋭意算定しており、スケジュール的には、指定管理者の選定を来年秋ごろに予定しておりますので、算定でき次第、皆様に御説明したいと考えております。 次に、指定管理者に求めるものについてお答えをします。 指定管理者については、先ほども申し上げましたとおり、公募にて選定をいたします。応募される事業者に求めることは、市民や議員の皆様の御意見を取り入れながら策定いたしました、新たな徳山駅ビル整備基本構想で掲げた新たな駅ビルのコンセプトを実現し、にぎわいを創出する施設としていただきたいということでございます。また、新徳山駅ビルは、中心市街地活性化の核施設であることから、商店街や周辺に波及効果を生むような連携やイベント等も必要と思われますので、民間のノウハウを生かした魅力ある企画・サービスの御提案を期待しております。 最後に、南北駅前広場についてお答えをいたします。 駅前広場については、平成21年に徳山駅北口駅前広場、南口駅前広場及び南北自由通路基本計画を策定し、徳山駅周辺デザイン会議で議論を重ねながら、徳山駅周辺の一体的な整備の中で事業を進めております。特に北口駅前広場につきましては、現在分離されているバスの乗降場所を広場内に整備するバスターミナルにおいて乗りおりとも可能とするなど、徳山駅との接続機能が強化されるよう整備いたします。あわせて、歩行者空間の拡充、バリアフリー化も進めてまいります。 また、にぎわい交流施設である新徳山駅ビルは、商店街等周辺への波及効果、連携を生み出す施設でございますので、そこにつながる北口駅前広場は、駅ビルと一体となる形で整備してまいります。ソフト的にも、例えば、民間活力導入図書館で行うイベントが、建物だけでなく広場でも行われたり、商店街のイベント時にマルシェ等を行って、駅ビルからの連続性をつくること等が考えられます。南口駅前広場につきましても、新徳山駅ビル及び南北自由通路を介して、北口駅前広場まで一体感のある、憩いや潤いの都市空間として整備し、徳山駅南北の交流人口が増加するよう、事業を進めてまいりたいと考えております。 ゆったりとした快適な歩行者空間を確保するとともに、変則な交差点を改良いたし、御利用しやすい広場といたします。 ◆21番(古谷幸男議員) 再質問をさせていただきます。 まず、駅ビルのことなんですが、要は、3回の入札が不調に終わったということでありますが、この30億円という金額ですよね、この金額というのは、大体、今度、改めて入札が行われますが、どうなんでしょう、おさまりますか。 なぜ聞くかといいますと、実際の話として、空調機械、電気とかいった入札が行われました。これが契約違反になるのかなという思いがありますが、それは私はわかりませんから、それをまず確認をしたいと思います。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 今、おっしゃるような状況にございます。入札は3回不調でございました。そして、電気、空調、それは既に入札があったという状況にございます。この2つの件に関しては、議決の対象になるということでございますが、現在、本体工事のほうがまだ入札中でございますので、それが入札できましたら、一緒に議決をしていただくということになると思います。 ◆21番(古谷幸男議員) 契約違反になるということであれば、間違いなく3億円や4億円、5億円、その辺のあたりかなと思いますが、先日の入札の本体工事、駐車場棟を含めてのが、3回目が26億5,400万円ということで不調に終わりました。設計等の見直しをされるということですが、もしも、この26億5,400万円を幾らぐらい共同企業体が、入札された方々が下げられるのかということは、わかりませんけれども、市のほうが、どこまで設計変更とか、先日の説明では、材質の見直しとかいろんなことを言っていらっしゃいましたが、本当に30億円の予算で上がるもんなんでしょうか。上がらなけりゃ上がらなくていいんですが、どうなんでしょうか。そんなに簡単に設計の見直しというのはできるんですか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 先日、一般質問の初日でしたか、御質問をいただいてお答えしております。その内容につきましては、そのときの内容を申し上げますと、材料の見直し、また仕様の見直し、乖離のあったとこの単価の見直し、そういう内容を含めて事業の進捗に影響がないよう作業をしているというお答えをしております。 予算につきましては、今の予算の範囲内で執行をするということでございます。 ◆21番(古谷幸男議員) 確認をしておきますが、30億円の当初の予定でおさめたいということでしたが、これだけで全てのものが終わるということになるんですかね、駅ビルについては。要は、備品とかいろんなことが、それからかかっていくんじゃなかろうかという気がするんですが、その予算というのはどれぐらいを想定しておられるんですか。かなりかかるのか。そうしたことが、どっかで説明されたのか、されていないのか私はわかりませんが、少なくとも私はわかりませんので聞いておきたいと思いますが、どのぐらいかかるんでしょうか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 議員言われるように、備品等は、まだ予算のほうは計上しておりません。今後、本体工事が入札されて進んでいくという状況になりましたら、中の備品等も予算審議をいただいて、計上するようになると思います。まだ、額については算定中でございます。 ◆21番(古谷幸男議員) ということは、設計が終わって工事が始まるかもわからない、入札が終わったらでありますが、現在、その内装といいますか、中の整備とか全体の予算的なものはまだまだ先になると、こういうことですか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) はい、そのとおりでございまして、また予算審議等をお願いしたいと思っております。 ◆21番(古谷幸男議員) 全体的な予算が、本当にどこで終わりがくるのかなというのがわからない。全体的に、建物、駅ビル建てましょう。約30億円でいきますよ。でも、ほかにもまだかかるお金が要ります。それはまた予算審議でお願いします。要は、全体の計画がいつでき上がって、いつ構想が示されて、全体的な概算費用が出てくるのかというのが非常にわかりにくいんです。 これは、もうずっと再三再四、私も聞いてきましたが、なかなか出てこない。それは公募の話だって1年前に聞いて、ようやく11月ですからね、最初から公募にかけて、この民間活力導入の図書館を駅ビルにやるということで想定されて話していかれると、もっと違ったイメージがあったかと私は思うんです。それが最近ですから、11月ですから、去年の12月の議会で、私、一般質問をしておるんです。それは、やはり全体的なものをきちっと考え方を示した上で取り組むというのは、必要なことじゃないかと思うんですよ。 ということになりますと、約30億円余りの予算額で建設まで立ち上げましょうということですが、これで終わりということではないですね、だから、全体の駅ビルの予算については。もう一度、確認をしておきます。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 備品等必要な経費、これから特別委員会でも御説明し、また、予算審議にもお願いしたいと思っております。 ◆21番(古谷幸男議員) もう一度聞きます。いつごろになりますか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) できるだけ早くと思っておりますが、今、時期的なことは申し上げることはできません。 ◆21番(古谷幸男議員) わからない。時期もわからないということですよね。それは、見通しはやっぱり立てていただきたいと思うんですよ。それを申し上げておきたいと思います。 中央図書館が、これがやっぱり昨年の12月にお聞きしたときによると、25年度実績で約35万人、1億4,800万円ぐらいの人件費、それから物件費ということになっております。 実は、これをずっと今回の一般質問でも御答弁されていますが、存続して、維持してきちっとやっていきますということなんです。そのときに耐震性とかそうしたものについても、診断の結果が出たら整備をしなきゃいけないと、こういうことになりますと。昭和56年に図書館ができ上がったかと思いますが、それじゃ、あと五、六年たったときに、どういうふうになっていくかというたら、建物ですから、自然と老朽化していく。でも、それも整備していくと。で、100万人を目指すと、民間活力導入の図書館ができたときに、どんどんそっちへ行きましょうということで、いろんな催しを含めて頑張ってやられるかもわかりません。でいった場合、中央図書館のほうはどうなるかと。ジャンルが違うから大丈夫ですと。図書館はずっと利用者は、来館者は減らずに頑張られますと、こう本当になっていくのかどうか。何年かたったときに、駅ビルの図書館がどんどん人が来たから、そうしたものを考えると、中央図書館のほうはどんどん衰退しているから、これは何とか考えんにゃいかんという論議が、また起きるんじゃなかろうかとか、そういう思いを私は持っているんです。そういう懸念もあります。それがないという担保はどこにあるんですか。そこなんです、一番の問題は。 それと、指定管理料は、あわせて聞きますね。今、計算していらっしゃるということですが、2,000平米ぐらいと言われましたかね、大体全体的に、約2,500平米ですか、そのぐらいに言われましたが、じゃ指定管理料というのは、指定管理者にこの駅ビルを払わなきゃいけないんですか。要は、何が言いたいかというたら、家賃が入らないんですね。図書館を運営していただくが、物販も含めてやっていただくと、これ、指定管理者がやられることになる。そうすると、家賃は入ってもそんなに入らない。しかし、指定管理料は、中央図書館、武雄、そうしたものを考えると、1億5,000万円から2億円というのは必要になってくるんです。だったら、指定管理料は上げませんけども、指定管理としてそこにやって物販も含めて、どうぞやってくださいということにはならないんですか。指定管理者制度は、必ずお金を払わなきゃいけないと、こうなっているんですか。 ◎行政改革推進室長(藤田真治君) 指定管理料につきましては、指定管理料を払うパターンとして、今、3つございます。それで、よく利用料金ということが言われますが、利用料金で全部、運営管理費を賄えば、これ、独立採算性なんで指定管理料を払わなくてもいい。それで、あと利用料が一部収入として入って、足らない部分じゃないんですけど、その差額部分を指定管理料として払う。最終的にそういう収入がないんで、全部指定管理料として市のほうが払う。この3つのパターンが指定管理料の支払い方にはございます。 ◆21番(古谷幸男議員) ですから、家賃が、家賃相当分が指定管理料だとすれば、改めて指定管理料を払うことはないでしょう。あとは図書館なら図書館を出して、そして物販も行ってやってくださいと。あとは指定管理者は、いろいろと工夫されてやったらいいでしょう。そうした話にもできないんですかね。できないなら、できないとおっしゃってください。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 図書館部分については、公共な施設でございます。その運営を任すということで、指定管理料を支払うということでございます。当然、公がやりましても、経費もかかってまいります。中央図書館にかかっている経費、そういうことでございますので、今回、新徳山駅ビルに整備します民間活力導入図書館にいたしましても、図書館部分については、維持管理費がかかるということでございます。 それに加えて、にぎわいの創出を行うために、カフェとブックを一体となった経営をしていただくということが、今回のコンセプトでございますので、指定管理料は、図書館部分の運営については、支払うということで進めております。 ◆21番(古谷幸男議員) いや、それは今までの答えです。きょう、私が聞いているのは、家賃相当分が指定管理料として払ったということにならないのかと、こういうことを今聞いているんです。そうした計算上の仕組みってできないんですか。
    中心市街地整備部長(藤井義則君) テナント部分、この部分については使用料をいただくということになっております。それと、指定管理料はまた別に払うという組み立てでございます。いただくところはいただいて、支払うところは支払うということでございます。 ◆21番(古谷幸男議員) ということになりますと、物販をされる面積と入ってくる家賃というのはどのぐらいになりますか。それを聞くと、条例上、そして中心市街地の賃貸料等、適正にいろいろ判断するという答えになりますから、それ、お答え要りません。 しかし、建物を建てれば、当然、維持管理費は要りますよね。要ります。その維持管理費が要るのに加えて、指定管理料というものを踏まえて、また払うわけです。人件費分が積み重なってきます。深夜までやりますと言われましたね、そういう計画だと。それから、イベント等も、講演等もたびたびやりますと、当然、経費がかかってきます。それは当然のことです。だから、そうしたものを含めてどんどんやるということで、指定管理料が膨れ上がっていってはいけないんで、今、私は聞いておるんです。 中央図書館との関係の将来的な展望を見比べたときに、どうなるんだろうという不安感はやはり出てきます。この担保は誰もできない。誰かできますか。できればお答えください。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) 担保、どうなるかという御質問でございます。そのことにつきましては、皆様方も心配なさっているということでございます。担保といいますと、やはりにぎわいを創出するということでございまして、今、中央図書館、そして今回、新しく新徳山駅ビルに図書館を整備します。2つが近いとこにあるというのは、すごくいいことだと、メリットがあると思っております。2つの図書館、それぞれ役割を分担して、それぞれの魅力を発揮していくと。そういう中で、人の流れが起こって回遊が生まれると、それがまず一つでございます。 そして、もう一つは、皆様と一緒につくり上げる図書館にするということでございますので、ぜひ皆さんもそういうことを念頭に入れて、新徳山駅ビルに参加していただく、また来ていただく、そういうことで本に出会って、またそこからの展開があるということが担保になってくる。なかなか担保といって確実に言えないんですけど、そういうことを目指しております。 ◆21番(古谷幸男議員) 他の質問もありますので、わかりにくいんです。私の聞いたことに的確に答弁、返っておるとは、今のは思えません。それは中央図書館にかかわって、いろいろ言うて、勤労福祉センターが廃止されました。あそこは仮庁舎として使われております。今後、どうするかというのは、まだ計画の先の段階、2年後の先の話です。 しかし、中央図書館は存続して維持体制をやる。だから、あそこの利便性をどうするか。民間図書館でなくても、公共の図書館でも、コーヒー飲んで、話して、楽しくそこで過ごせる図書館を目指しておられる図書館もあります。このことだけは申し上げておきます。 もう一点、確認しておきます。この話も、市民の方からかなりいただいております。何かといいますと、みどりの窓口が北側にないと。「駅ビルができたら、できるかもわからんのでしょうね」と、こう言われたんですよ。私は、「さあ、果たしてその中にあったかどうか記憶がありませんので、確かめておきます」と、こういう話でしたが、今のままだったら、そうした話は浮上してこない。非常に不便を感じておられるという市民の方が多い。どうされますか。 ◎中心市街地整備部長(藤井義則君) みどりの窓口の位置でございますが、現状、南北自由通路の南側にございます。これは、JRさんとの協議の上で、今の位置になったということでございます。今後、新しい窓口等できるという話は、今のとこ聞いておりません。 ◆21番(古谷幸男議員) 聞いておりませんじゃなくて、行政としてどう取り組むかということを聞いたんです。ここで言明しておきます。可能な限り努力されて、そうしたことも、JRともう一度、協議されることを強く望んでおきます。 次に行きます。市道の維持管理及び改良について。(1)歩道及び街路樹の管理に対する考え方を問う。(2)単市事業の市道改良の取り組みはどのように考えているのか。 この件については、通告のとき、聞き取りに来られました。十分趣旨を説明しております。一括してお答えをいただきたいと思います。 ◎市長(木村健一郎君) それでは、市道の維持管理及び改良についての御質問にお答えいたします。 まず、歩道及び街路樹の管理についてのお尋ねでございます。 本市では、市民生活に密着した生活道路の安心・安全・快適な道路環境整備及び維持管理に取り組んでおります。市道の維持管理におきましては、市民の皆様からの通報や職員の巡回などで発見した危険箇所について、速やかに現地を確認し、緊急的に対処するなど、適切な維持管理に努めているところでございます。市道延長約1,200キロメートルのうち、166キロメートルの歩道上には、約5,100本の街路樹が植えられており、街路樹の成長に伴い肥大化した根が舗装等を持ち上げた部分は、特に歩道の損傷度合いが大きいと認識をしております。その損傷箇所につきましては、部分的に街路樹の根を切り、舗装を復旧することで、歩行者の安全対策に取り組んでおります。今後は、さらに街路樹が成長し、歩道への影響が懸念されることから、対策が必要な路線を抽出し、広範囲の歩道改修を検討するなど、状況に応じて対応することで、歩行者の安全と街路樹の良好な保全の両立を図ってまいります。 次に、単市事業の市道改良の取り組みについてのお尋ねでございます。 現道拡幅や交差点改良を実施する市道改良事業には、国の交付金を活用し実施する事業と、単独市費で実施する事業がございます。そのうち、単独市費で実施する市道改良につきましては、ここ数年、1路線程度の実施にとどまっております。しかしながら、市民生活に密着した生活道路の安心・安全の確保と利便性向上のため、市道改良事業は重要であると認識をしております。 これからも、市民の皆様の声に耳を傾け、限られた財源の中、選択と集中により着実に事業を進めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆21番(古谷幸男議員) 歩道がかなり傷んでおります。特に中心市街地の中でも、本当に何度も私は歩いてみて、いつ補修されるんであろうと思いましたが、残念ながら、そうした状況に至っておりません。やむを得ず、こうして出させていただきました。 にぎわい、おもてなしとか、いろいろ言われていますが、中心市街地の駅周辺、PH通りなんか最悪ですよ。視覚障害者の方、車椅子、高齢者の歩行者、本当に危ない状況にあります。本当に全体的にそうなのかなと思って実は見て回りました。全く大丈夫なとこもあるんですね。これがどういった状況なんだろうと。この対策をどうしたらいいのか、私は専門家でないからわかりませんが、少なくとも、今の状況で歩道の管理が済んでおると思いませんし、街路樹との関係もありますので、こうした質問をさせていただきました。 言われたように、市長が御答弁いただいたように、ぜひ早急に対策を立てて、整備をしていただきたいと思います。言葉だけの問題では済まない問題も出てくるかもわかりません。ぜひこれはよろしくお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ◎建設部長(足達正男君) 歩道の舗装が、街路樹の根によって引き起こされて、非常に危険な状態になっているということは、いろいろなところからお聞きをしております。 現在は、例えば市民の方から等の通報によって補修をかけておるわけでございますけど、先ほど市長も言いましたように、ある程度、路線を決めて、スポットで直すのではなくて、ある程度、計画的に直していくと、こういったことをしないと、やはり安全は確保できないというふうに考えておりますので、議員のほうから言われたような状況にならないように、対応を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆21番(古谷幸男議員) 早急な対応をお願いしておきたいと思いますので。 2番目の単市事業の市道改良の取り組み、市長の御答弁にありましたように、本当に1路線、五、六百万円の金額なんです。これで周辺地域の単市の改良事業が行われるということにはほど遠い。何路線そのままになっておるかということなんです。生活道路は最優先するということで、以前、この場で答弁された建設部長もおられたわけですから、しっかりと取り組まなきゃいけないという気がします。 そこで、市長、ぜひ道路予算の中の何%か、単市事業に充てていただくという考え方を持っていただきたいと思うんです。その上で取り組むと。現在、入り口はやっているが途中はやっていない、途中はやっているが入り口と終わりはやっていないとか、そうした路線がもう何カ所もあります。それでじゃいいのかということですね。そこに住んでいる人たちは、自分たちはどうなんだろうという気持ちを持たれますんで、ぜひこのことについて、予算枠をきちっととっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎副市長(住田英昭君) 今、議員申されましたように、事業効果が上がっていない路線、いわゆるまだ完成をしていない中途半端な路線でございますけれども、そういう路線については、早急にやはり効果を上げる必要がありますので、当然、工事に入らなければいけませんけれども、言われたとおりの予算の枠取りということでございます。全体の予算の何%を市道の単市で持っていくかということでございますけれども、その予算の総額というのが変動しますので、それに応じた道路整備をしてくださいという趣旨だと思いますけれども、そのあたりについては、こちらのほうを全体的なその中で少し検討させていただけたらと思います。 ◆21番(古谷幸男議員) 建設部長のほうも、これだけの路線が残っておるんです。ここはもう絶対やらなきゃいけない路線なんですと。中途半端になっていますということをどんどん言われて、予算の部分で、やはり可能な限り確保してやっていく。やっていけば終わるんですから、どんどんふえていくということはないんです。あとは補修だけですと。そうしたことを考え方として基本に持っていただきたいということでお願いをしておきますが、よろしいですか。 ◎副市長(住田英昭君) 先ほど申し上げたとおりでございますけれども、こちらのほうで検討させていただきたいと思います。 ◆21番(古谷幸男議員) 3番目の項に入ります。総合支所、支所、公民館の整備についてということです。 1番目、新南陽総合支所及び鹿野総合支所の整備計画の進捗状況は。2番目、長穂地区と和田地区は、公共施設再配置計画のモデル事業となっているが、その進捗状況はということで上げております。この件に関しましても、今まで何度も申し上げてきました。じゃその取り組みがどうなのかということです。 3月にも申し上げております。26年度には予算を出して、コンサルにも総合支所は整備計画、整備構想とかそうしたものを出されています。合わせて600万円であります。27年度は予算がありません。だから、どのようにやっていかれるかということでありましたが、そのとき、以来申し上げてきたのが、やはり職員が積極的に出向いて、その地域の歴史背景とか、そうしたことを全体的に考えて、公共施設全体のことを踏まえて、総合支所のあり方等を考えていくべきであろうと。 新南陽でしたら、あれだけの広大な面積があるんですね。その土地利用についても何ら触れられておりません。やはりそうしたことを考えられて、しっかりとした新南陽総合支所の整備計画を立てられるべきであろうと。それには、職員が、最も身近で働いているんですから一番よくわかっている。そのことを念頭に置いて取り組んでいただきたいということも何度も申し上げております。 鹿野も4案、5案、出ておりますが、4案でしたかね、出ておりますが、全体的な公共施設の考え方が出ていない。単なる総合支所の配置をどうするかだけです。鹿野には鹿野の歴史があります。そしたら、どうしていくのか。消防は2,000万円ぐらいかけて耐震性を強化されましたが、消防の施設の問題。それから公民館、ホール、そうしたことを全体的なものを含めてどうするのかという公共施設全体の考え方を明確に、まちづくりの指針を出していく。これが、職員が日々、住民と話し合って方向性を出していくという姿勢は、絶対的に必要な要件になると思います。現在の進捗状況をまずお聞きいたします。 ◎市長(木村健一郎君) 総合支所、支所、公民館の整備についての御質問にお答えをいたします。 まず、新南陽総合支所及び鹿野総合支所の整備計画の進捗状況のうち、新南陽総合支所でございます。 新南陽総合支所及び西消防署の両施設は、建築後約50年が経過し、老朽化が進み、耐震性も不足しておりますことから、市民の安心安全の確保及び利便性の向上を図るため、現庁舎の課題や庁舎整備の必要性等を整理し、事業全体の方針をまとめた新南陽総合支所及び西消防署庁舎整備基本構想を本年3月に策定し、公表いたしております。この基本構想では、現新南陽総合支所が立地している敷地の約5,600平方メートルに、西消防署と総合支所の庁舎を建てかえることが、可能であることをお示ししているものでございます。 今後の基本計画の策定に向けましては、全体の敷地面積約1万3,000平方メートルの土地の有効活用を図ることが重要なことから、現在、市道と同等に利用されている構内道路の位置等の方向性を示すことが必要なため、関係部署と協議をさせているところです。この構想におきましては、総合支所機能について、現状機能やサービスを維持することを基本としております。 しかしながら、新たに施設の機能につきましては、将来を見据える中で、市西部地区の安心安全の拠点となることや、三世代交流センター等の周辺施設を含めた再配置等の検討も必要となっております。 こうしたことから、土地の有効活用及び総合支所機能につきましては、関係各課の職員が横の連携を図りながら、効率的な協議を進め、基本計画策定の前提条件としての整理を検討してまいる所存でございます。 次に、鹿野総合支所でございます。 鹿野総合支所につきましては、昭和46年に整備され、既に築43年を経過し、老朽化が著しいことなどから、本年3月に、鹿野総合支所施設整備基本方針を策定したところです。この方針におきまして、整備に向けて4つの候補地と整備手法をお示ししております。今後、この整備方針に基づいてワークショップなどを行い、次世代を担う若い方からお年寄りまで、鹿野地域のできるだけ多くの皆様に御参加いただき、市の関係部署の職員もこれに加わりまして、住民の皆様と行政がともに議論を重ねる中で、総合支所についての結論を導き出していきたいと考えております。その際、議員からも広い視点でと御指摘をいただいておりますが、課題となっている鹿野公民館2階の講堂も含め、鹿野地域にとって、将来、どのような公共施設のあり方がよいのか、住民の皆様とともに知恵を出し合っていきたいと考えております。 また、鹿野総合支所1階の山口銀行鹿野支店についてのお尋ねですが、賃貸借契約の期間が平成30年3月末で終了することなどから、多くの地域の皆さんが、それ以降、鹿野地域から銀行の支店がなくなるのではないかと、心配をされておられます。 こうしたことから、市といたしましても、鹿野地域のために引き続きとどまってほしいとの考えのもと、山口銀行に対しまして協議をさせていただく中で、平成30年4月以降も、鹿野地域で今までどおりの営業を続けたいと、前向きなお答えをお聞きいたしております。 今後は、現在の賃貸借契約期間の終了後の取り扱い等につきまして、鹿野総合支所の再配置の進捗と並行し、市と山口銀行で具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。 ◆21番(古谷幸男議員) 鹿野地区の山口銀行の件については、再質問で確認をしようと思ったんですが、積極的に御答弁いただいてありがとうございました。鹿野地域の山銀を利用される皆様方も御安心であろうかと思います。ぜひ積極的に市としても取り組んでいただきたいと思います。 2番目に入らしていただきますが、長穂と和田地区は、公共施設再配置計画のモデル事業となっているが、その進捗状況はということであります。 長穂地区は、夢プランもほぼでき上がっていって、そういった可能性があって、公共施設の再配置を含めて支所、公民館が方向性としていち早く出されていくであろうと思いますが、これは、もう職員との関係ですね、今後は。そうしたことがしっかりと取り組まれれば、そんなに長い時間をかけなくても十分に対応ができるかと思いますが、和田地区は、残念ながらほとんど音沙汰がない状況になっていてはいけない。だから、どういうふうにされていくのかということで、その進捗状況をお尋ねしておきます。 ◎市長(木村健一郎君) 長穂地区におきましては、9月16日に、住みよい長穂をつくる協議会の役員の皆様と、今後の進め方について協議の上、11月3日に、長穂公民館において、公共施設再配置長穂地域モデル事業、キックオフ・アンド・地域説明会を開催し、60名の地域の住民の皆様方に御出席をいただきました。キックオフセレモニーでは、これからの取り組みに向けて、住みよい長穂をつくる協議会の重國会長と私が、かたい握手を交わしたところでございます。12月13日には、第1回目のワークショップを開催する予定となっており、地元の皆様、関係する部署の市の職員、そして長穂地域において活動しておられる徳山工業高等専門学校の学生さんも加わり、総勢約50名程度で行うこととしております。今後、月1回のペースで開催し、計画をつくり上げていきたいと思います。 また、和田地域におきましては、地域の将来ビジョンとなります地域の夢プランの策定に向けて、次世代を担う若い世代も参画して、10月からその取り組みがスタートいたしました。こうしたことから、その開始を待って、地域夢プランの取り組みとの整合性を図るため、10月下旬に、地元コミュニティー団体の代表者の方々に、モデル事業について説明の上、今後の進め方について相談をさせていただき、地元での協議をお願いしたところでございます。今後、夢プランの策定に向けて、地域の将来について話し合いが進められる中で、その進捗を十分踏まえ、地元の意向を尊重する中で、和田地域における公共施設の再配置に向けて、住民の皆様と行政とで一緒になって進めてまいりますので、どうぞ御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆21番(古谷幸男議員) 新南陽、鹿野各総合支所、そして和田地区の夢プランを含めての公共施設の再配置、支所、公民館、そして長穂地区、これはもうどんどん進んでいくようですが、モデル事業として上げられたところについては、ぜひ、もう何年も何年もかけるよりも、早く、できるだけ早く完結するように、あとは職員の職員力というものが問われてくると思いますので、よろしくお願いを申し上げておきます。 これで私の一般質問を終わります。 ○副議長(金井光男議員) 以上で、古谷幸男議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○副議長(金井光男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は14時15分から再開いたします。   午後 2時00分休憩 ──────────────────────────────   午後 2時15分再開 ○議長(米沢痴達議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(米沢痴達議員) 続いて、質問順位第22番、兼重元議員。   〔29番、兼重 元議員質問席に着く〕 ◆29番(兼重元議員) それでは、一般質問させていただきます。 周南合併して12年を経過しております。これまで、かけ声倒れで終始していた嫌いにあった中心市街地活性化への取り組み。ようやく光明が見い出せたかなというこのとき、いたずらに、行政の停滞を招き入れるわけにはいきません。ここは、しっかりと市長に、新徳山駅ビルを中心とした徳山駅周辺整備にかける決意をお聞きしておきたいわけであります。 言うまでもなく、周南市が新徳山駅ビルに整備するのは、公設民営方式によるブック・アンド・カフェ、これがにぎわいを創出する集客施設として駅周辺地域へのマグネット力を発揮しようとするものです。もちろん、この仕掛けは、この後、北口広場、そして、南口広場の整備と進めていこうとしていますが、ここまできたら、次は、民間の出番であろうと思います。駅周辺のスペースとどう格闘していくのか、大いに期待をしたいし、責任も求められます。この際、全国の自治体にも例がありますが、並行して、商店街活性化条例の制定も俎上に乗せるべきではなかろうかと考えるものです。 それじゃ、まず、(1)共に周南市、市長の基本姿勢でしょうから、新徳山駅ビルに整備する民間活力導入図書館にかける市長の意気込みをお聞きします。その前に、少々ヒントを差し上げます。京都大学名誉教授の佐伯啓思さんは、政治を動かす者は大衆の情緒や気分や情念であり、大衆の人気を得るための常套策は大衆迎合というポピュリズム、そして、欺瞞というデマゴーグである。だから、市民にとっては無批判に追随することは何よりも危険で、リスキーなことと心得ることであると言われております。もちろん、我が周南市においても同様でしょうから、市長、みずから誠実に、自分の言葉でお聞かせください。 ◎市長(木村健一郎君) 佐伯啓思先生は、私の大好きな先生でありまして、大衆迎合に埋もれることなく、しっかりと私の考えを伝えようと思います。民間活力導入図書館にかかる私の考え方を述べさせていただきます。 市民の皆様とともに考える。ともにまちづくりを進める。これが私の市政運営の基本姿勢でございます。新徳山駅ビルにつきましても、長い時間をかけてさまざまな会議やパブリックコメント、シンポジウムなどを実施し、市民の皆様、議会の皆様と対話をしながら進めてまいりました。その結果決定したのが、民間活力導入図書館を核とした複合施設でございます。新徳山駅ビルは、中心市街地活性化の核施設として整備をいたします。ここでにぎわいを創出して、商店街、さらには、市全体の活性化につなげるという大きな目的がございます。 先の市長選挙におきまして、私の約束として、民間活力を導入して新徳山駅ビルを整備し、町のにぎわいを創出しますと申し上げ、御信任を得たと考えております。さらに、本市のまちづくりのビジョンとなるまちづくり総合計画におきまして、新徳山駅ビルは、ブック・アンド・カフェと図書館が一体となった民間活力導入図書館を核としたにぎわい交流施設として整備しますと明記してあります。今までと同じ発想、同じ考えでは町は変わりません。市民の皆様、議会の皆様とともに考え、ともに知恵を結集して決定した今までにない民間活力導入図書館を整備し、市民の皆様に喜んでいただける、また、誇りに思っていただける新徳山駅ビルを、私が強いリーダーシップを持って着実に整備してまいります。 ◆29番(兼重元議員) 周知のとおり、本年11月13日に、市長へ、新徳山駅ビルに民間活力導入図書館を建設することに反対する立場の市民団体から住民投票条例制定の請求が提出されました。その要旨は、新徳山駅ビルへの図書館設置の是非を直接市民に問おうとするものであります。翻っていえば、これまで議会もかかわって決めてきたこと、これに対して異論があるということであります。いわば、間接民主制ではお任せできない。我々が直接出て行って決めるんだと。こういうお考えなんだろうと思ってもいます。 さて、かの市民団体の言い分とは何だろうか。請求書面は新聞、ビラ等から確認をしてみました。まず、公設図書館とはかくあるべきで、民間に委託する予定の駅ビル図書館は要らない。そして、中央図書館と800メートルの近接した場所に2つ目の公設図書館は過剰施設だ。重複投資であり、要らない。おおよそこの2点に絞られます。 その理由は、まず、図書館とは知育の場である。民間委託では、これがないがしろにされる。そして、図書館はにぎわいづくりの施設ではない。もちろん、駅前ににぎわいなど要らない等と、この論旨は、これまで明らかにされてきた新徳山駅ビルに整備する民間活力導入図書館の目的と、そして、既存の公設図書館の目的と同一線上に並べ、その観点に立って建設反対論を展開する向きにあるようです。 しかし、もともと両者は、異質で次元の異なるものです。それが、図書館という名称に共通するものがあるからといって、これらを同質かつ同次元に存在するものとみなして、異論、反論を展開することは立論の大前提の誤認、あるいは、曲解、歪曲から導き出された論ではないかと指摘しておきたいのです。 簡単にいえば、周南市においては、既存の公設図書館、5館の運営を民間に委託しようとしてはいないということ。もちろん、6館目をつくる計画もありません。繰り返しますが、新徳山駅ビルに導入する図書館は、徳山駅周辺整備構想によってその目的をにぎわい創出の核施設とする。そのためには、民間活力導入図書館が必要である。これが、徳山駅周辺地域のマグネット力を確保しようとするものであるということである。 もう、皆さんはお気づきでしょう。そもそも周南市にとって、新徳山駅ビルに6館目の既存の公設図書館と同じものをつくる必要はないのです。ゆえに、既存図書館とは、質や次元を異にするもので、過剰施設とはならず、補完関係になっても競争関係になるものではない。ゆえに、過剰施設とはならないと考えるものであります。 だとすれば、どうも、CCCと連携する図書館ではあってはいけないということが、反対する主要な部分ではなかろうかと思われるのであります。しかし、既に駅周辺のにぎわい創出が目的で民間活力導入図書館の整備を決定したことですから、今さら、図書館建設そのもので、是非の論拠は存在しないということになります。もちろん、肝心のまちづくりの観点から、徳山駅周辺の活性化策に対して具体的な対案は何も聞こえてはきません。 それでは、アからクまで、順次、市長に見解をお聞きします。 まず、アです。周南市にとって、重要政策である徳山駅周辺整備事業はこの段階で、直接、住民の意思確認を必要とするところにあるのでしょうか。これまでの取り組み、経緯と市民参画をどう積み上げてきたのかを含めお答えください。 ◎市長(木村健一郎君) 本市の重要施策であります徳山駅周辺整備事業が、現段階にあって、直接、住民の意思確認を必要としているかという御質問にお答えいたします。 当事業は、合併時の新市建設計画におけるリーディングプロジェクトの一つである。平成17年に策定された徳山駅周辺整備構想により、交流、にぎわいを創出する施設としての整備が位置づけられております。平成19年には、この構想をもとに市民や各種団体で組織された公民連携まちづくり委員会において、ワークショップを開催されるなど議論が行われております。 平成20年から、学識経験者、経済団体、市民団体等で構成する徳山駅周辺デザイン会議を開催し、事業の推進に向けて基本計画の策定と景観デザインの方向性を検討しております。ここで、新徳山駅ビルに必要な機能として図書館が議論されています。 その後、私が市長となり、駅ビルリニューアルの検討等も行いましたが、既にJRと南北自由通路共同駅舎整備の協定が締結されており、それに伴い、現駅ビルの解体が必要となっていることがわかります。このことから、学識経験者や市民で構成する徳山駅ビル跡地活用方針検討会議での検討や、徳山商工会議所から新しい駅ビルを建設すべきだという意見をいただいたこと等もあり、考えに考え、そして決断し、新設する方針を決定したところでございます。 平成24年には、徳山駅周辺デザイン会議を再開し、新徳山駅ビルの機能等について協議検討をしております。平成25年には、デザイン会議が作成された基本構想素案のパブリックコメントが行われ、一部を計画に反映しております。その後、素案を議会に御説明し、議会から50件の御意見をいただいたことから、慎重に検討させていただき、大きく2つの御意見、にぎわいの創出、民間活力の導入を反映した町としての新たな徳山駅ビル整備基本構想を11月に策定しております。 この時点で、主な機能として民間活力導入図書館を明記しております。平成25年11月18日には、民間活力導入図書館の実現に向けてノウハウのあるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、略して、CCCと連携合意の共同声明を発表しております。 続いて、市民アンケートを実施し、市民が行きたいと思う場所の質問に対し、1位、落ち着いて居心地のよい、2位、カフェやレストランが併設、3位、年中無休で早朝から深夜まであいている。また、徳山駅ビルにほしい施設の質問に対して、1位、カフェ、2位、書店、公共施設としては図書館が1位となっており、市民の皆様のニーズにあっていることを確認したところでございます。 平成26年1月には、民間活力導入図書館のイメージ図を記者発表し、市民の皆様にお知らせするとともに、議会にも御説明しております。平成26年8月には、広く市民の皆様に周知するとともに、御理解をいただくために市民シンポジウムを開催しております。アンケート回答者の約90%から理解できたとの声をいただいております。平成27年8月には、2回目のイメージ図を議会において御説明させていただいております。この一連の流れについては、随時、ホームページでお知らせするとともに、イメージ図につきましては、徳山駅南北自由通路のモニター等さまざまな方法により市民の皆様にお知らせしております。また、市職員が出向いて市民の皆様に御説明する出前トークにつきましても、随時行っております。 このように、長い時間をかけて、市民の皆様、議会の皆様に参画していただき、声をお聞きしながらともに進めきた事業であり、施設の機能は民間活力導入図書館に決定しておりますので、私といたしましては、住民の皆様に直接、意思確認を行う必要性を感じておりません。 ◆29番(兼重元議員) 公開なくして参画なしという最も基本的な、市民が主役のまちづくり、これに求められる要件ではなかろうかと思います。そういう意味では、市民参画条例、そのようなことがうたってあります。中には、市民の責務というものがありますから、もう一度、読み直す必要があろうかなと思います。ですから、知る機会がありながらも知ろうとしない。知らないから理解もできないし、理解をしないから判断もできない。こういった衆愚に陥ってはいけないわけでありますね。 それはともかくとして、次に、イです。かの市民団体は、住民投票で直線市民に、新徳山駅ビルの民間活力導入図書館計画の是非を問うとしております。このタイミングをどう考えればいいのか、お答えいただきたいと思います。12月8日現在、きょうですね。マスコミ報道から活動の内容を伺い知る程度ですが、一部マスコミ報道では、売らんかなの姿勢で、新徳山駅ビルに整備しようとする民間活力導入図書館を、存在もしないTSUTAYA図書館と言いかえて、是か非か、反対運動が過熱しているともあおっています。もちろん、社会における問題を摘出することは報道の重要な役割であろうと、善意には解釈しておりますが、この暮れのせわしい時期に、お疲れですとねぎらいを申し上げたいと覚えるもんであります。以上、お答えください。 ◎市長(木村健一郎君) 住民投票で、直接市民に、新徳山駅ビルの民間活力導入図書館計画の是非を問うと、こうしているが、なぜ、このタイミングと考えるかという御質問にお答えいたします。 当事業は、市民の皆様が市政に関心を持ち、みずから主体的に発言し、提案することを通して周南の町を市民と市がともに手を携え築いていくという市民参画条例の精神に沿って進めてまいりました。この精神で、平成25年11月に策定した基本構想において核となる機能を民間活力導入図書館と明記し、そのスケジュールに沿って進めております。現在は、駅ビルの解体工事が進み、続いて、新設工事に進むという段階でございます。設計も民間活力導入図書館でございます。 先ほども申しましたとおり、長い間、市民の皆様、議会の皆様と対話を続け、情報提供もしっかり行ってきたと思っております。御質問の、なぜこのタイミングかということについては理解できないところでございます。 ◆29番(兼重元議員) 当事者じゃないですから、市長は理解はできないですよね。当然のことだと思います。 次にウです。徳山駅周辺整備の計画づくりに具体的にかかわってきた徳山駅周辺デザイン会議の性格とこれまで果たしてきた役割は何でしょうか。簡潔にお答えください。 ◎市長(木村健一郎君) 徳山駅周辺デザイン会議につきましては、市民の皆様の御意見をお伺いし、事業に反映するために、学識経験者、経済団体、市民団体等で構成し、平成20年から協議検討を開始しております。当時の協議内容は、徳山駅周辺整備事業の基本計画を策定することでございました。計6回の会議を重ね、初期の段階から基本計画の完成まで、デザイン会議とともに基本計画をつくり上げております。新徳山駅ビルに必要な機能として、図書館も議論されております。 その後、先ほど申しましたとおり、現駅ビルの解体が必要であることから、学識経験者や市民で構成する徳山駅ビル跡地活用方針検討会議での検討や、徳山商工会議所から新しい駅ビルを建設すべきという御意見をいただいたこと等により、新設する方針を決定しております。そして、このことを受けて、平成24年に会議を再開し、新たな徳山駅ビル整備基本構想素案を4回の会議開催により策定しております。 当会議でパブリックコメントを行うなど、広く市民の意見を聞くとともに、会議としての意見を重ねて最終的に素案を完成していただいております。市民の皆様から御意見をお伺いしながら、ともに事業を進めるという根幹となるところがこの会議であると考えております。 ◆29番(兼重元議員) 国も地方も、その為政者の政治的な手法なり、行動を支える附属機関。こういったものは、とかく御用会議になりがちだということも批判をされておりますが、このデザイン会議においては、あえて、どのような方々が参加して構成されておるのかということは聞きませんが、どうあっても、それらが素案として、我ら議会の中にもきちんと示され、そうして、議会の意見もしっかりと受けとめていただいてでき上がった構想、このように理解しておりますから、これ以上のことはお聞きいたしません。 いずれにしても、会議の権威づけは既に必要でありましょうから、そのあたりのところも心得ながら進めていっていただきたいと、こういうことでありますね。 次に、エです。住民投票条例制定請求の関係者とこれまでどのような接触をしてきたのでしょうか。また、徳山駅周辺整備に対する具体的なビジョンは何なのか、ほかの方々からお聞きしておられるかどうか確認しておきたいと思います。 請求を提出された11月13日から日を経るに従い、市民団体のビラや出所不明の文書等から当初の請求要旨の論調に変化が見られます。すなわち、本体建設24億円、それを民間業者にただで貸し、2億円の指定管理料を支払うとあります。根拠を示さず、またぞろお金のこと、税金の無駄遣い論を展開しておられます。ただ、お金も重要です。ですが、その前に、駅周辺の活性化策を具体的に訴えることではないのでしょうか。くどいようですが、対案は全く聞こえてきません。さらにいえば、図書館整備は反対だけど、新徳山駅ビルの建設は賛成なのか、反対なのか。ここも見えません。もしも賛成ならば、平成25年11月に策定した新たな駅ビル整備基本構想がコンセプトとするにぎわい創出と、民間活力導入を満足させる具体案とはどうするのか。もっといえば、新徳山駅ビル建設が反対なのか。跡地はどう用いるのか等々疑問山積ですが、丁寧に説明をしていただきたいものではあります。これは市長に対してではありませんよ。 こうしてみると、何が目的で賛否を問う住民投票なのか、本質が見えません。ただ、住民投票条例が議会で否決されても、明年5月の市議会議員選挙の争点にすると関係者の声を新聞が伝えております。案外、これなのかなとうがってもみますが、市長は何か聞いておられますか。お答えください。 ◎市長(木村健一郎君) 関係者とこれまでどのような接触をしてきたのか。また、徳山駅周辺整備に対する具体的なビジョンは何か確認しているかという御質問にお答えをいたします。 今回、署名活動を起こされた関係者の方とは、この件で一度もお会いしたことも、お話したこともございません。平成25年11月の新たな徳山駅ビル整備基本構想策定以来、約2年を経過しておりますが、その間、新徳山駅ビル整備の是非については、特に御意見もなく、市民の皆様、議会の皆様に御支援いただきながら着々と進めてまいりました。また、商工会議所、企業関係者、地域住民、まちづくり団体で構成する中心市街地活性化協議会からも着実な整備を望むという要望書が提出されるなど、市民の皆様の期待の声もいただきながら今日に至っております。 御質問の、関係者の方から徳山駅周辺整備に対しての具体的なビジョンにつきましても、全く確認できておりません。新徳山駅ビル整備につきましては、さまざまな機会、方法により情報提供に努めてまいりました。しかしながら、このような状況になりましたことは、大変遺憾であります。今後もより一層理解していただけるよう、丁寧な説明、情報提供に努めていきたいと考えています。 ◆29番(兼重元議員) 市長がお答えになられるとおりでありますが、ましてや、機能してない議会と言われておる立場としては、きっと、何かこの件で、市長ないし執行部の皆さんと綿密なその辺のやりとりがあったんではなかろうかなとうがってみたわけであります。何も聞いておられないと言うなら、これ以上、聞く必要もございません。いずれにしても、唐突にというところだけははっきりしておるというわけですね。 それでは、次にオです。新徳山駅ビル図書館建設計画を直接担当する部署は中心市街地整備部であります。教育委員会との連携は必須であると思いますが、どう進めているのか、2点、お聞きいたします。 既存市立図書館5館の基本的機能、役割は何でしょうか。また、現状で充実しているのかと新徳山駅ビルに整備する民間活力導入図書館とは異質かつ別次元の図書館と捉えるべきなのか。そうなれば、当然、差別化も必要と思われます。 それでは、(ア)です。図書館は、地域にとって、知の拠点として位置づけられているかということであります。周南市立図書館年報、ここ数年、めくってみたのですが、利用実態を示すデータは、大体、微増減をしております。ここからうかがえることは、図書館利用者が限定されていると思えることです。果たして、これが図書館行政として市民ニーズに十分応えているのか、さらに充実が必要なのかは考察能力を持ちませんのでわかりません。少なくともこの事実からは、現在、図書館を利用していない人々をどう掘り起こすかは主要なテーマであろうかと思います。図書館の由来に立ち返れば、現在の公民館単位に図書館の整備が望ましいのではないかと考えます。これは、共産党の中村富美子さんと同じような内容でありますが。いかがでしょうか。 ◎市長(木村健一郎君) 教育委員会との連携は必須であるが、どのように進めているかの御質問にお答えいたします。 民間活力導入図書館は、図書館法上の図書館として整備をいたします。図書館は知の森であり、本と出会う場所であり、その場所がふえ、市民の皆様に図書館を楽しんでいくだく選択肢がふえると考えております。公のよいところ、民のよいところが連携し、相乗効果により市民サービスの向上を図りたいと考えております。教育委員会とは、市民ニーズに応えられるよう、また、利用しやすい図書館になるよう、運営方法等について連携して進めてまいります。 ◎教育長(中馬好行君) 図書館は、地域にとって知の拠点として位置づけられているのかという御質問でございます。 図書館の基本的機能は、図書館法第2条にも定義をされておりますように、必要な資料を収集し、整備し、保存して、一般公衆の利用に寄与し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することであります。 まず、既存の図書館につきましては、こうした取り組みの中で、特に、地域特性を生かした特色ある資料収集に努め、増加する郷土関係の学習ニーズに対応できるよう、郷土の歴史、文学、行政資料等多岐にわたる資料の収集、整理、保存、展示などの活用にも努めてまいりました。 また、小中学生等の図書館見学や職場体験学習の受け入れをすることにより、児童生徒の図書館に対する関心を高め、利用促進を図るとともに、調べ学習用の資料等の提供や学校図書館司書指導員研修会へ講師を派遣するなど学校との連携も密にしてまいりました。 さらに、子供を対象としたお話会や映画会、一般成人向けの朗読講座や図書館コンサート等の開催など、子供の読書活動の推進や新たな読書人口の掘り起こしにも取り組んでおります。また、地域や学校、図書館などで読み聞かせ等をしてくださるボランティアの活動に対し支援をしていくとともに、新たなボランティアの育成にも努めております。 今後とも、図書館の整備とともに、こうした取り組みをさらに充実する中で、各地域に根差した図書館として、また、知の拠点としての役割をしっかり果たしていきたいと考えております。 ◆29番(兼重元議員) 公民館単位に図書館をということでお聞きをしておきたいわけでありますが、これはあうんで行きましょう。あえて聞きません。 次に、イです。新徳山駅ビル図書館の建設後は指定管理者に任せることになっております。公設図書館に民間活力を導入することの是非はいかがかということであります。指定管理者制度を2014年までに導入した全国市町村図書館は、データによれば、全国3,000余りの図書館のうち426館を数えると。 本市では、木村市長が既存5館は直営を確保すると公言されておりますが、現状ではいかがか。検討の余地は全くない。人が集まろうと集まるまいと、本好きの人が利用してくれればそれでよしというわけにはいかないでしょうから、これから、どう利用者サービスを充実させていくのでしょうか。お聞きをしておきます。 ◎市長(木村健一郎君) 公設図書館に民間活力を導入することの是非についてお答えをいたします。 公の施設の管理は直営、あるいは指定管理となっています。そして、今回の駅ビルの市民図書館につきましては、民間活力導入図書館ということでございまして、知名度と集客力の高いテナントを配置し、お茶を飲みながら、おしゃべりをしながら読書を楽しむことができる。これまでにない居心地のよい空間をつくり、にぎわいや交流の場を創出、これにつなげるということを目的としております。これは、公では達成できません。 また、どんなによい建物をつくっても、どう人を集めるか常に努力をしないと人は集まらないという面での企画運営力は、やはり、民がたけており、具体的には、地域や市民と連携し、チャレンジショップ等の開催、カルチャー教室や講演会の開催であり、運営面では、年中無休の開館や夜遅くまでの開館を行うことを考えております。このように、市民の皆様にさまざまな面で参加していただき、ともにつくり上げていく図書館にしたいと思います。 以上のことから、指定管理者制度の導入により市民サービスの向上を図りたいと考えております。 ◆29番(兼重元議員) 現在のところは、駅ビルに新設する図書館のみということでありましょうが、いずれにしても、民間活力を導入した図書館、これが、また、駅に新設する図書館とは形態の違う、いわゆる指定管理者制度のよさを生かした、そうした図書館運営に切りかえていくと。こういった時代の要請があるやもしれません。そうならないためにも、先ほど、教育長が言われましたように、本好きの人のたまり場にならないように、まさに知の拠点として、それが、しっかりと機能するような図書館運営をしていただきたいということであります。 次に、キです。新徳山駅ビルの民間活力導入図書館は、既存図書館との違いをどう確保するのか。わかりやすくいえば、これまで図書館を利用しなかった人へのアプローチであります。ブック・アンド・カフェが多様化する市民ニーズに応えるための選択肢の提供する時宜にかなった図書館と言えますが、これは、どう差別化をしていかれるのかということであります。2点ほどお聞きしておきます。 既に公表されているイメージ図から何を伝えるのでしょうかと。これまで確認した市民ニーズへの対応はどうでしょうか。まず、(ア)からお聞きしましょう。 ◎市長(木村健一郎君) イメージ図で訴えるものは何か。これまで確認した市民ニーズへの対応はどうかとの御質問にお答えいたします。 現在、イメージ図を公表しております民間活力導入図書館は、知名度と集客力の高いテナントを配置し、お茶を飲みながら、おしゃべりをしながら本が読める今までにない居心地のよい図書館になるということを、市民の皆様に視覚でお伝えをしております。 先ほど申しました市民アンケートの結果や、また、高校生との意見交換会ではたまり場がほしいと、こういう意見もお聞きしており、市民の皆様のニーズに合っていることを確認しております。民間活力導入図書館は駅という交通結節点に立地することから、あらゆる年代の方に御利用いただけると考えておりますが、図書館は知の森であり、本と出会う場所、本と触れる場所、その選択肢をふやすという観点から、既存の図書館において貸し出し利用の少ない中学生、高校生、大学生や知名度の高いブック・アンド・カフェの配置による中心市街地への来街が少ない若い人や子育て世代の方、さらに、立地条件から観光やビジネス目的の来街者にも気軽に立ち寄っていただける居心地のよい場所にしたいと考えています。 ◆29番(兼重元議員) 次に、(イ)です。連携して図書館づくりを進めるCCCとの関係といきさつはどうでしょうかと。 既に、何度も議員が聞いておりますし、お答えなさっておりますが、再度お聞きする理由は、住民投票条例の制定を望むということで、今、活動されておられます市民団体の皆さんが、前段で申し上げましたとおり、このCCCとの連携に主たる批判があるんではなかろうかということであります。 ですから、全く異質な図書館を同列に並べといていろいろと是非を問いかけておりますね。しかし、これは、今まで、市長の答弁からもわかってきましたが、全く異質なもんですね。同次元の同列に並べて、議論するような図書館じゃありませんね。ここでも、この論議を、図書館そのもののあり方がはっきりとしておりますね。 それから、800メートルの近くにあるから、ないからというものじゃありませんね。駅に同じような既設の図書館、既存の図書館6番目をつくるつもりは全くないということもはっきりしました。しからば、何が残るのか。要するに、指定管理者としてCCCとのかかわりがどうも釈然としない、もわっとした、その見えない部分があるんじゃないかと。こういったところが、どうも、反対のための主要な部分じゃなかろうかなと、先ほど述べたとおりであります。市長、この際は、しっかりとそのあたりのとこも、もやっとじゃなくて、すっきりとしていただくためにも、十分なお答えをいただきたいと思うんです。お願いします。 ◎市長(木村健一郎君) CCCとの関係のいきさつについてお答えいたします。 CCCとは、新徳山駅ビルのコンセプト、目指すべき方向性と先行事例である武雄市図書館のコンセプト、サービスモデルが極めて高いレベルで一致しており、かつ高い独自性を有していることから、それぞれの資源を効果的に活用するという形で連携をしております。平成25年11月には、連携合意の共同声明を行っております。 CCCからは、多種多様なアイデア、アドバイスをいただきながら、市民ニーズにあった図書館、新徳山駅ビルになるよう話し合っています。民間のノウハウを活用し、すばらしいところをしっかり取り入れて、市民の皆様に喜んでいただける、また、誇りと思っていただける新徳山駅ビルにしたいと考えております。 なお、CCCが指定管理者の有力な事業者の一つであることには現在も変わりありませんが、来年の秋をめどに公募で指定管理者の選定を行うことになっております。 ◆29番(兼重元議員) 次に、(ウ)であります。選書体制はどうするんでしょうかということであります。 昨今のマスコミをにぎわせた武雄図書館、あるいは、海老名図書館、もう、既に、これは動いておりますが、そうした先行した図書館の選書体制についていろいろ疑問が出されております。 こうした状況下にあって、愛知県小牧市の民間活力導入図書館の計画は住民投票によって反対多数、計画は白紙に戻されております。しからば、我が市ではどうするのかと、この選書体制について。ことわざにもありますが、前車の覆るを見て後車の戒めとなす。前の車がひっくり返ってしまえば、後ろの者は気をつけて通りますね。もちろん、同じ轍を踏むような愚かはやっちゃいけません。ですから、ここについても、やはり民間に任せられないんだといったところは、この選書というものについても、非常に、やっぱり心配をしておる向きがあるわけですね。 TRCがやればまともかといや、それはそうじゃないですね。丸善がやればいいのか、そうでもない。紀伊国屋がやればいいのか、そうでもない。私の感じるところではTRCが既得権を主張しておると。そういう意味では、そういった図書にかかわる業者間の確執じゃなかろうかという見方もしておるわけであります。 ですから、やはり、今、TSUTAYA図書館といって、ありもしない存在もしないネーミングでもって、揚々と市民の皆さんのところへ情報を提供されておりますが、この後、さて、公に指定管理者を募集するという段階になったとき、ひょっとして営業妨害ということになりゃしませんかね、こりゃ。いわゆる、マイナスイメージを流布し、そのことが競争入札、公平であるべき、公正であるべき競争入札といわれる公募が不利になってしまうということにもなりかねない。これは、その関係の予算にもしっかりと心得とってもらわないけませんね。どういう罪になるかわかりませんが。偽計何とか何とか罪とかというのがありますわね。そういったことにもなりかねない。 だから、執行部におかれましても、ここをしっかりと、やはり市民に誤ったネーミングで、これがマイナスイメージとして流布されることが、今後の指定管理者制度を導入した図書館計画に大きく妨げになるんじゃなかろうという危惧をしておるわけでありますから、よろしくお願いいたします。 それでは、選書体制等について、どのようなお考えをしておられるか、お聞かせください。 ◎市長(木村健一郎君) 選書体制はどうするのかとの御質問にお答えをいたします。 他市において発生している諸問題につきましては、先例、教訓として、選書や運営方法等について、市民の皆様が安心し、満足できるように市が責任をもって進めてまいります。 ◆29番(兼重元議員) お言葉を返すようでありますが、口は重宝なものという言葉もあります。信じてください、信じてくださいって信じてろくなことがないのが多いよと。そういう意味では、私は、この場できちっと公言されたということは、誰もが知るところであります。いわんや、市長は政治家でありますから、ちまたに氾濫しておるような、まさに、デマゴーグとポピュリズムでもって人の魂なりをあさるような政治家であってほしくないと、これは願うところでありますから、よろしく心して、これから取り組んでいただきたいわけであります。 それでは、最後です。クです。現行の駅ビルとの違いを含め、新徳山駅ビルの維持管理経費総額と費用対効果の確保はどうでしょうかということであります。これまでは、往々にして、かけ声倒れに終始していましたが、やっと、形が見えてきました。駅周辺整備構想なり、中心市街地活性化基本計画であります。 現在、進めている民間活力導入図書館の整備ですが、あえて私なりの考えを申し上げますと、これは、民間私企業が経営するわけであります。言うまでもなく、民間企業は、自己利益の拡大化を図るために経営を進めるだろうと思います。集客施設として有効であればよいはずですから、駅という立地を生かして、最大限、集客方策を講じ、万全なものにしようとして、マーケティングを実践するでしょう。まさにここに我が市が期待する駅周辺の活性化の起爆剤になろうと思うわけであります。 費用対効果を生み出す、いわば活性化のためのインフラ整備、まかぬ種は生えぬ、あれこれ先走りをして、いわゆる老婆心をめぐらせて、何もしないで現状でとどまるという愚かしさはやめていただきたいわけであります。 ですから、いろいろな、それは、種をまけば100粒が100芽が出るかどうかわかりません。しかし、ことわざにありますように、日本国民は農耕民族でありますから、一粒万倍という言葉があります。一粒まけば、それが倍にも、万倍にもという言葉がありますとおり、これからの周南市、中心市街地であるとこの駅を起点にして、どうこれからにぎわうか、拡大していくか。当然、そこへ波及効果として、コバンザメのように、既存の商店街の中へ入って来られる方々もおいででしょう。そういう形が将来望ましい。また、そういう形になってほしいと。これは、市長のみならず全市民が、やはり責任を持って、将来へのために汗をかかないかんと、こういうことを思っております。 そういうことで、市長、24億円もかけて、ただで貸して2億円銭を払ってやって冗談じゃない、俺らの税金だと。こういう向きの方々のためにも、このかかる経費をどのようにして市民に還元していくのか。公は費用対効果を言います。その効果といった面で、十分市民の皆さんに御理解いただけるような説明をしていただきたいわけであります。よろしくお願いします。 ◎市長(木村健一郎君) 現行駅ビルとの違い、新徳山駅ビルの維持管理経費総額と費用対効果の確保はどうかとの御質問にお答えをいたします。 これまでの駅ビル管理運営コストは約4,500万円で、利用者は年間約9万人でございました。主に、市民交流センターとして、市民活動の推進や市民交流の促進等の目的で運営をされており、今回、新徳山駅ビルのコンセプトである、「このまちへ来る人へのおもてなしの場」、「このまちに住んでいる人の居場所」、「人が集い楽しむこの町の賑わいと交流の場」、及び中心市街地活性化の核施設ではございませんでした。 新徳山駅ビルは指定管理を予定しており、金額は管理運営方法やサービス内容をどのようにするかで決まってまいります。現在、本市にふさわしい管理運営方法及びサービス内容を検討するとともに、指定管理料を算定しているところでございます。 先行事例となります武雄市図書館は利用者数目標50万人、図書館等の床面積約1,700平方メートルに対して、指定管理料は年間約1億1,000万円となっております。民間活力導入図書館部分につきましては、こうした武雄市を初め、他市の事例を参考にしながら、提供する図書館サービスに見合った適正な指定管理料を算定してまいります。現在、鋭意算定しており、スケジュール的には、指定管理者の選定を来年秋ごろに予定しておりますので、算定ができましたら皆様に御説明したいと考えております。 新徳山駅ビルの来館者目標は、年間100万人としております。先行事例である武雄市においては、来館者数約92万人の実績から、経済効果を年間20億円と算定されております。そのほか、広報効果、近隣路線価の上昇、マンション建設、地域企業の売上増等の波及効果があったと発表されておられます。また、本の販売を行うことで、著名な作家が多く図書館に来て講演を行われ、利用者の学びの拡大が図れたと伺っております。 本市におきましても、経済効果を含めたさまざまな効果が大きく期待できると考えております。現在、集客力の高い民間活力導入図書館の整備を視野に入れ、まちあい徳山が中心となって、旧西京銀行銀南街支店や和光ビルのリノベーション等に取り組まれているところでございます。これも、一つの効果であると考えております。このように、新徳山駅ビル整備に呼応した取り組みの積み重ねが魅力ある町をつくり、集客力とにぎわいが生まれると確信をしております。 今後、最も重要なことは、商店街や地域とどのようにして連携し、どのようにして新徳山駅ビルで創出したにぎわいを中心市街地、さらには、市全体の活性化につなげていくかということでございます。既に、中心市街地活性化協議会やまちづくり団体等と話し合い、協議を続けており、先ほど申しました民間活力導入図書館内でのチャレンジショップの開催等、さまざまなアイデアをいただいているところです。このように、市民の皆様に参加していただき、一緒になって、ともにつくり上げていく施設にしてまいります。 新図書館は、静かな雰囲気で黙々と本を読み、資料収集、保存する、そういうものではございません。わくわく、どきどきするような新しいタイプの図書館でございます。中央図書館が知の拠点であれば、新図書館が知の広場、知と出会う場所として市民の皆様に喜んでいただく、誇りに思っていただける本市のランドマークになると確信をしております。私が強いリーダーシップを持って、整備を行います。市民の皆様、議会の皆様の御支援、御協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(米沢痴達議員) 以上で、兼重元議員の一般質問を終わります。 これで、一般質問を終了いたします。────────────────────────────── △日程第3議案第158号 ○議長(米沢痴達議員) 日程第3、議案第158号を議題といたします。提案理由の説明を求めます。   〔市長、木村健一郎君登壇〕 ◎市長(木村健一郎君) それでは、議案第158号財産の無償貸付けに係る議決の一部を変更することについて、提案理由を御説明申し上げます。 これは、ことしの9月定例会で議決された旧翔北中学校にかかる財産の無償貸し付けについて、その貸し付けの相手方が事業を実施するに当たり、旧翔北中学校に本店を置く株式会社シュウナンクリエーティブセンターを設立したことから、貸し付けの相手方をこの会社に変更することについて、市議会の議決を求めるものでございます。 以上で、議案第158号の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(米沢痴達議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆18番(中村富美子議員) 今回、この長穂の旧翔北中学校の無償貸し付けは、9月と今回ということで、2回の議会の議決を求められておられますけれども、このノブシグラフィックスさんが、今度は、シュウナンクリエーティブセンターというふうな会社を立ち上げるということですけれども、そうしますと、この防府にある会社というのは、これはもうお閉めになるのかどうか。 ◎地域振興部長(合田幸二君) このたび事業を始めるに当たって、9月議会で議決いただいたノブシグラフィックスさんは、防府でデザイン会社でありますけれど、これは、防府でのデザイン会社、そのまま防府に残ります。 このたび翔北中学校で始めるものはデザイン、プラス漫画塾、漫画村という形のものになりますんで、これまでのノブシグラフィックスさんのデザイン会社とは内容は少し変わってくるということで、新しい会社を設立して、さらに、法人の所在地を旧翔北中学校のほうに所在して事業をやられるということでございます。 ◆18番(中村富美子議員) そうしますと、新しい会社ですけれども、ノブシグラフィックスは、たしか資本金が300万円で、そして、従業員が社長を含めて5人だったと思うんですが、新しい会社は、社長さんはいらっしゃいますけれども、従業員さんはどういうふうになっていますか。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 代表は中司さんがやられるということでありますけれど、現在聞いておりますのは、当初は、専属の従業員2名、それから、別にスタッフが5名、中司さん入れて、計8名ということで聞いております。 ◆18番(中村富美子議員) 市のほうは、大変、期待をされている企業ではありますけれども、確かに、従業員も社長含めて8名ということで、防府にいる会社とは別の人数ですよね、これは、もちろん。そうすると、大丈夫かなという一面もあるんですけれども、ただ、組織的には、申しわけないけど、そんなに大きな会社ではありませんよね。社長自身も、防府と周南を行き来しながら事業をしていこうということになろうかと思うんですけれども、新しい会社は全く実績がないわけですよね。そういう中で、どうかな、大丈夫かなという気がするんですけれども、そのあたり、どういうふうにお考えでしょうか。 ◎地域振興部長(合田幸二君) もちろん、今、役員の方は中司さん1人でございますけれど、30年度までには、役員の方もふやされるというふうに聞いておりますし、仕事自体も、やはりこういう仕事ですから、デザインの部分については、もう中司さんは十分実績がございます。これから入ってくるのは、また、漫画に関係のある部分でのスタッフなりの方が入って来られるということで、そういった業務を始めるに当たって、特に不安な面はないというふうに思ってます。資本金は、今、登記のほうをいただいておりますけど、資本金の額は、やはり300万円でございます。 ◆2番(岩田淳司議員) 今、中村議員の質疑の続きになるんですけども、基本的に、今、ノブシグラッフィックスさんという残ったほうの会社の従業員さんというのはそのまま残られるのか。 それと、お聞きしていると、漫画村ということで、デザインや漫画にもう特化した会社を長穂でされようとしているんですけど、そのもともとの防府である会社というのはそのまま存続していって、デザイン関係と基本的に完全に切り離して、新しい会社は翔北中学校の存続だけのためにあり得るのか、ちょっと、その辺を確認させてください。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 翔北中学校で、今のノブシグラフィックスとは切り離して翔北中学校でやられるというふうに聞いております。 もう既に、今まで翔北中学校に入るということで、地元とも話し合いの場とかお持ちになっておられて、地元の大道理のホームページの作成とかについても、もう、今現在やられているというふうにお聞きしております。 ◆2番(岩田淳司議員) それでは、前回、9月の議会で、一応、皆さんの、可決されて、ノブシグラフィックスとしての、いわゆるスタートはもうオーケーが出ているわけですけども、27年度中に、いろいろ準備される、開業の準備というのがあったと思うんですね。初年度、27年度、1,000万円ほどは10分の10で補助ができるということになっているんですが、この開業準備は、補助金はどこまで、今回、使われているのか。この準備をどこまでされるつもりなのか、それと最後に、例えば、使われた財産とかというのを、どのようにきちっと新しい会社に引き継がれていくのかというのが、ちょっと概略を言ってください。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 事業を始めるに当たって、準備をされるのに、やはりそういった新しい会社をつくられるということで、予定では2月ぐらいに新しい法人を設立するというふうに初め聞いておりましたけど、やはり準備する中で契約とかそういったものが出てくるということで、早く新しい会社、法人を立ち上げるということで、今回、もう法人立ち上げられたということで聞いております。 これまでは、いろんな地域の事業の周知だとか、地元の方との顔合わせとか、そういった移住先の確保とか、そういったことをされてきて、準備をずっとされてきたんですけど、実際的な準備に入るのはこれからというふうにお聞きしております。 ○議長(米沢痴達議員) 財産等の引き続きということが3つ目の質疑がございましたが、答えてください。 ◎地域振興部長(合田幸二君) 財産のほうは、新しい会社のほうに引き継ぐというのは、これも聞いております。 それと、補助金のほうが1,000万円という補助金10分の10ということで考えておりますけど、まだ、これから支出するということで、それを使って、また、施設の整備等をされるというふうに聞いております。 ○議長(米沢痴達議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米沢痴達議員) 質疑なしと認めます。これで質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第158号は、企画総務委員会へ付託いたします。付託した議案は12月17日までに審査を終わるよう、お願いをいたします。────────────────────────────── ○議長(米沢痴達議員) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。次の本会議は12月18日午前9時30分から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。   午後 3時23分散会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    米   沢   痴   達                周南市議会副議長   金   井   光   男                周南市議会議員    小   林   雄   二                周南市議会議員    坂   本   心   次...