柳井市議会 > 2022-06-14 >
06月14日-02号

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  1. 柳井市議会 2022-06-14
    06月14日-02号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 4年 第2回定例会( 6月)─────────────────────────────────────────────令和4年 第 2 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)                                  令和4年6月14日(火曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              令和4年6月14日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         田中晴美議員          1 柳井市本庁舎1階の職場環境について           (1)1階の職場はコロナ禍において少し密ではないかと市民からお話がありました。市民の多くの方々が相談に来られるところです。現状は通路に市民用の椅子があり、テーブルをはさんで職員用の椅子があります。職員さんには便利でしょうが市民の方々の相談にはプライバシーを尊重してあげなければならない事が多いのではないだろうかと思います。             現状では難しいでしょうがそれぞれの課に個室を用意してあげるべきで             はないかと思いますが何かお考えはないでしょうかお伺いいたします。         岩田優美議員          1 複合図書館の運営について           (1)図書館協議会委員図書館サポーターについて           (2)移転の時期と図書館長について           (3)司書の人数と勤務体制について           (4)市民活動センターとの連携について           (5)複合図書館のコンセプトについて           (6)複合図書館を中心とした回遊コースについて         篠脇丈毅議員          1 新たな都市計画の展開によって、市街地にどのように活力・元気をもた            らす考えですか。           (1)都市計画道路の大幅見直しについて             長期間にわたり、建築規制と課税されて来たことについて、どのように市民の理解を得る考えですか。           (2)下水道整備計画の抜本的見直しについて             国、県の指導によって選択と集中を求められていますが、市民にどう理解を得て進める考えですか。           (3)柳井駅周辺地区まちづくり構想との関連について             前山口県知事故山本繁太郎氏の肝いりの構想が、新たな都市計画にどう生かされようとしていますか。           (4)今年3月決定された立地適正化計画の今後の展開について             山口県のコンパクトなまちづくりのコンセプトには「地域コミュニティの形成」があるが、市民との協働によるまちづくりをどのように進められる考えですか。         岡本泰行議員          1 アデリーホシパーク柳井ウェルネスパーク)、やまぐちフラワーラン            ドの活用について           (1)花の街やないを観光の中心に、アデリーホシパーク柳井ウェルネスパーク)、やまぐちフラワーランド一帯を四季折々の花公園、休耕田も菜の花コスモスで埋め尽くしたり、やまぐちフラワーランドの駐車場一部をオートキャンプ場に利用出来ませんか。道の駅も良いと思いますがご意見を伺います。          2 街なかに温泉付きサイクリングターミナル           (1)街なかにサイクル県やまぐち東地区拠点としてのサイクリングターミナルと温泉を併設した老若男女が楽しめる施設を県に働きかけていただきたいと思います。観光柳井に温泉は不可欠、市民サービスにも寄与できると思われます。ご意見を伺います。         坂ノ井徳議員          1 柳井市の活性化(再開発)について           (1)観光面から見た柳井市の活性化           (2)サンビームやないの活用を含め柳井市の芸術・文化の活性化           (3)スポーツのまち柳井の活性化          2 叙勲・表彰について           (1)柳井市として里山再生・動物愛護等をどの様に継承し支援するのかを伺う。          3 危険通学路について           (1)県内975ヶ所の危険通学路がある。柳井市の現状を伺う。──────────────────────────────出席議員(15名)1番 平岡実千男          2番 岡本 泰行3番 岩田 優美          4番 田中 晴美5番 下村 太郎          6番 長友 光子7番 岡村 茂樹          8番 三島 好雄9番 君国 泰照          10番 藤沢 宏司11番 平井 保彦          12番 篠脇 丈毅13番 坂ノ井 徳          14番 中川 隆志15番 川﨑 孝昭                  ──────────────────────────────欠席議員(1名)16番 山本 達也                  ──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 井原 郁江          次長 関本 一博補佐 兼深 博史                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           石川  浩教育長           西元 良治      総合政策部長        宮本 太郎総務部長          河原 憲治      建設部長          宮本  裕上下水道部長        重村 仁志      経済部長          徳武 伸幸市民部長          宮本 由道      健康福祉部長        日浦 隆雄教育部長          三浦 正明      会計管理者         廣田 成毅総務課長          益田 昌明      危機管理課長        國田 雅之財政課長          丸川 貴司                         ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(井原郁江) 御起立願います。互礼。御着席願います。 ○副議長(平井保彦)  これより、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の平井が議長の職務を行います。 それでは、本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○副議長(平井保彦)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、下村議員、長友議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○副議長(平井保彦)  日程第2、昨日に続いて、一般質問を行います。 最初の質問者、田中議員。〔田中晴美登壇〕 ◆議員(田中晴美) それでは、質問に入らせてもらいます。 このたびの質問は、この本庁舎1階の、それぞれ課が集中しておるところの職場環境についてでございます。 少し前に、市民の方から、コロナ禍においては、1階の職場はちょっと密ではないのかと、このようにお話をいただいたことがございます。 言われてみて初めて分かったのですが、確かに職員さんの数も多い──数えてはおりません。何よりも、市民の方々が多く相談に来られる課が、集中しておるのではなかろうかと思っております。 こうした状況において、今、通路の真ん中に長椅子が置いてあって、待合室みたいな形になっている。そして、それぞれの課との境目にテーブルがあって、来庁された市民の方々の椅子と、中のほうに職員さんの椅子が用意されているわけでございます。 市民の皆さんの相談に、職員さんが即対応できることにおいては、大変サービス面はいいなと感じてはおりますが、1階の課は、それぞれ相談に来られる内容は、意外とプライバシーを尊重してあげなければならない、保護してあげなければならない案件が多いのではなかろうかと感じております。 こうした状況において、今、それぞれの課に、個室、もしくはつい立てで、プライバシーを保護できるような、そうしたエリアは設けることはできないものだろうかと思うわけでございます。 現状から考えると、絶対難しいのは分かってはおりますが、例えば、正面玄関から入ってロビーがございます。私も度々来庁するわけではないのですが、たまに来たときには、そこに大体お1人かお2人、もしくは3人ぐらいが、いつも──いつもというか、来たときに見るわけでございますが、スペースとしては十分空いている。ここに、もし1つの課を移設することができれば、密なほうの職場は、隙間が空くのではなかろうか、スペースが取れるのではなかろうかと感じるわけでございます。 一昨年、私ごとでございますが、いとこ、80歳のおばあちゃんでございますが、電話がありまして、「道に迷うたんだ」と。「どこへ行っとるの」言うたら、「市役所」。「市役所、どの辺で迷うてるの」言うたら、「市役所の中で迷っとる」と。このように電話がありました。「市役所の中で迷っとるんじゃったら、職員さんが仕事をしとるじゃろう」と。「いや、みんな下を向いてから、こっちを見てくれん」と。このように電話がありました。 そのおばあちゃんは、昨年、認知症が始まっていたのだろうと、結果的には、施設に入ったわけでございますが、やはり、認知症の始まりとか、こういう──大畠のほうから、初めて本庁舎に来たときには、多分パニックになるのだろうと思うわけでございます。 もし、正面玄関から入って、ロビーの一番真正面に1つ課があって、その課の中に、一番最初のところに、大きく受付というのをテーブルのところに出していただいたら、そこに行けばええということは分かるのではなかろうかと思っております。 上のほうに、総合案内所ですかね。プラス、下に会計課と書いてあります。それは、分かる人には完全に分かるはずです。会計課が総合案内所にもなるのだよということであるのだろうけど、初めて来た人たちには、まるっきり、上を見ることもできないし、全く意味が分からないことであったのではなかろうかと思っとります。 そうしたことにおいても、ロビーのほうに1つ課を移してスペースを空けて、そこに、プライバシーを保護できるようなスペースを取っていただくことができないものであろうかと、このようなことに関して、これまで、1階のこうした職場に対して、何かお考えはあったであろうか。 また、今日のコロナ禍の感染予防対策、どのようにされているであろうか。過度な予防対策がされてはいないだろうか。そうしたことについて、お答えをいただけたらと思います。以上でございます。〔田中晴美降壇〕 ○副議長(平井保彦)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、田中議員の御質問にお答えをいたします。 柳井市本庁舎1階の職場環境についてのお尋ねでございます。 現在、本庁舎1階南側には、市民ホール側より、住民票、戸籍、保険、年金及び環境に関連する業務などを所管をいたします市民生活課、高齢者福祉を所管をいたします高齢者支援課、児童福祉を所管をいたしますこどもサポート課、生活保護や障害者福祉などを所管をいたします社会福祉課、また、北側には、会計課及び税務課など、市民の皆様の利用が特に多い窓口部門を配置をしておるということでございます。 そうした中、多様化、複雑化する行政需要に対応し、業務の効率化を図るために、多くのシステム機器を導入をしていることが、執務スペースを手狭にしている要因の一つであると考えております。一方で、執務スペースの拡大によりまして、従前に比べて、来庁者の待合スペースが狭くなっている状況もございます。 1階の執務スペース以外には、多目的に活用される、議員御指摘の市民ホールがございます。こちらは、来庁者が自由に出入りでき、情報発信やイベントの開催、選挙の投票や献血にも使用されております。 なお、コロナ禍にありまして、マスクの着用、手指消毒の徹底、網戸の設置や定期的な換気を実施しておりまして、さらに窓口では、アクリル板を挟んで対応をさせていただくなど、感染防止にも努めてきたところでございます。 市民の皆様の応対につきましては、カウンターを挟んでおりますが、相談内容に応じては、既存の相談室、会議室を適宜使用をしている状況でございます。 また、家庭内暴力、DVの被害者等から、支援措置などの相談をお受けする際には、市民生活課執務室内に、外部からの視線を遮断をするスペースを設けるなど、可能な限りプライバシーに配慮しつつ、相談業務を行っております。ただし、個室の数は、必ずしも充足していないものと認識をしております。 したがいまして、議員御指摘のように、1階の職場環境につきましては、他のフロアと比較をいたしますと手狭であると。一方で、2階以上の各階におきましても、新たな執務スペースを受け入れる余裕はないというのが現状でございます。 そうした状況の中、再来年の春に予定をしておりますが、複合図書館の供用開始に際しまして、教育委員会を本庁舎から現在の柳井図書館へ移転し、防災・文教・交流ゾーンにおける中心的な組織とする方針をお示しをしております。 即座に1階の職場環境を改善することは難しい状況ではございますが、教育委員会を移転した後には、この本庁3階にできる空きスペースをうまく活用してまいりたいと考えております。 市民の皆様に、安心、快適に御利用いただけるよう、また、1階職場をはじめとした市庁舎全体において、オフィス環境の改善につながるような取組を進めてまいります。 田中議員におかれましても、引き続きの御理解と、また、御指導をいただきたいという思いでございます。以上でございます。〔市長降壇〕 ○副議長(平井保彦)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) ありがとうございました。 今、言われた、教育委員会を図書館のほうに移すという、教育委員会全部をそちらの方に移すというお答えでいいのですかね。 ○副議長(平井保彦)  総務部長。 ◎総務部長(河原憲治) 現在のところはそういう方針で進めております。以上でございます。 ○副議長(平井保彦)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) そしたら、教育委員会の今あるところが全部空くということですね。空けば、さっき市長が言われたように、下から課を分散して、持ってきて、スペースがどんどん取れるという考えで、お答えでいいのですかね。 私が、市民に、相談された人にお答えしたらいいのですね。 ○副議長(平井保彦)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 教育委員会のスペースが空きます。そのスペースに1階の適当な部署を持ってくるというよりは、3階のスペースが開くことによって、全庁的にやはり見直しをして、より低い階にあるべきもの、また、若干違う場所に移して良いものも含めて、トータルで再度見直していこうという考えでございます。 ○副議長(平井保彦)  田中議員。 ◆議員(田中晴美) よく分かりました。 それだったら、スペースが多分取れると思いますので、プライバシーの保護、ぜひともやっていただきたいと思います。 それと、先ほど、私のいとこが、この中で迷ったということで、ここに来庁されておる方々は、絶対そんなことありゃしないというお考えであるかもしれませんが、やはり、認知が出始めたり、初めて大畠のほうからこちらに来たときに、やはりパニックになるのだろうと思うのです。そうした方々がおられるということを前提に、やはり、受付案内もしっかり、目の位置ぐらいに置いていただいたり、そして、来庁された方は、誰か、必ずその人と目を合わす形を職員さんに取っていただきたいと思います。そういうことをお願いをして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
    ○副議長(平井保彦)  以上で、田中議員の一般質問を終わります。 ○副議長(平井保彦)  10時30分まで休憩といたします。午前10時14分休憩                              午前10時30分再開 ○副議長(平井保彦)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、岩田議員。〔岩田優美登壇〕 ◆議員(岩田優美) 皆さん、こんにちは。政友クラブと連合会派を組んでいます、あゆみの会の岩田優美です。よろしくお願いいたします。 山口県立柳井商業高等学校の跡地は、平成29年(2017年)に複合図書館建設として、県との土地交渉がスタートしてから、5年がたった今年、議会で議決され、建設が決まりました。新しい図書館は、あらゆる世代の市民が自分のための情報を得られる場所である必要があります。 建設が決まってからは、市民の皆さんから複合図書館がどのように運営されるのかが分からないと質問されますので、お尋ねいたします。 最初に、図書館協議会委員は、市内の人だけでなく、県内外から広い視野を持った人に入っていただくことはできないのでしょうか。図書館協議会委員とは別に、図書館サポーターを募集することになっていたかと思いますが、それぞれの役割と活動内容が決まっていれば教えてください。 2番目は、完成が来年の9月末頃とのことですが、移転の時期をどう考えているのか、現図書館と新図書館が同時に閉館になる期間が計画では6か月と、かなり長めとなっています。この間、何をするつもりなのか、さらに、利用者が多くて有名な図書館は、館長を公募しているところが多くあります。移転時に公募にしない理由をお尋ねいたします。 3番目に、スタッフの人数は、市民活動センターを含めて14人ということですが、21時までの開館で、この人数は少ないのではないかと思います。新規スタッフの採用も、特に、司書は年度替わりで異動もある、来年度当初からの雇用ができないのかと、司書の人数を何人と考えているのか、全体の勤務体制をお尋ねいたします。 4番目に、市民活動センターについてです。現在の市民活動センターは、公民館の奥にあり、知らない市民も多くいます。複合図書館に入ることで、存在と活動が目立ってくるかと思われますが、教育委員会管轄となる市民活動センターと図書館の連携をどのようにしていくのかをお尋ねいたします。 5番目に、一番大切な、複合図書館のコンセプトは何かお尋ねいたします。柳井市の中で、市民の教育をどう考えているのか、柳井ならではの特色を出す必要があるかと思います。 6番目に、複合図書館を中心とした、回遊コースについてです。 町並み資料館前には、国木田独歩読書の戒め碑。碑はありませんが、白壁通りには、国森家に立ち寄っていた種田山頭火。白壁ふれあい広場には、柳井を舞台にした「花実のない森」を記念して建立された松本清張碑。柳井高等女学校併設のほまれ保育園跡地である公民館公園内には、いぬいとみこ碑。いぬいとみこ碑は、柳井幼稚園、旧柳美幼稚園にある文学碑3か所を、いぬい文学の小道と名づけていますし、近くには、国木田独歩旧宅もあります。 複合図書館で関連の本を探したり、カフェで一休みしたりと、文学碑を巡る散歩コースとしては、市民にも、同じ道を帰らざるを得ない観光客にも、ちょうどよいかと思いますが、道路整備と案内板を設置することができないのかをお尋ねいたします。 以上、6つの質問をいたしました。答弁によりまして、再質問をさせていただきます。〔岩田優美降壇〕 ○副議長(平井保彦)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岩田議員の御質問にお答えをいたします。 複合図書館の運営についてということで、まず、私のほうからは、(5)番、複合図書館のコンセプトについてお答えをいたします。 複合図書館を設計するに当たりましては、平成30年5月に策定をいたしました柳井商業高等学校跡地利活用基本構想を踏まえまして「子ども・子育てにやさしい複合図書館」「人づくりの拠点となる複合図書館」「地域情報拠点としての複合図書館」「安心・安全に利用できる複合図書館」という4つのコンセプトを設定をしております。 このコンセプトに基づく4つの機能として「子育て支援機能」「市民活動支援機能」「図書館機能」「防災機能」これらが相互に作用することで、多くの来館者の方々にとりまして、魅力のある公共空間を創出をし、さらには、家庭でも学校でも職場でもない、第三の居場所というふうに言われる、サードプレイスとなり得るような、運営体制を整えてまいりたいと考えております。 具体的には、新たに設置をいたします図書館協議会におきまして、有識者や図書館運営に高い関心をお持ちの市民の方々から、館の運営に関する御意見をいただく中で、その方針を定めてまいります。 また、図書館運営を支える市民参加型のサポーター制度の導入によりまして、多くの市民が館の運営に御参画いただける仕組みを創設をしてまいります。 なお、市民活動支援につきましては、引き続き、市民活動センター評価委員会の御意見をいただきながら、取り組んでまいります。 私たちが館の運営を通して、実現を目指すのは、人が集い、つながり、学び合うことで、主体的に、まちに、社会に関わることができる人が育ち、それによって、まちがさらに成長していくことにございます。 岩田議員の引き続きの御指導と御協力を、お願いをいたしたいと思います。 次に、(6)番、複合図書館を中心とした回遊コースについてのお尋ねでございます。 議員御承知のとおり、複合図書館を建設する都市公園は、周辺に文化や教育に関する公共施設が集中をしているエリアの、その中心に位置していることから、この一帯を「防災・文教・交流ゾーン」として位置づけております。 このゾーニングのコンセプトに基づきまして、複合図書館と周辺公共施設との連携を進めることによりまして、文化やスポーツ、観光、イベントなどで、市内外から多くの方々にお越しをいただき、交流の促進を図ってまいりたいと考えております。 特に、白壁の町並みや、ランチなどの食事ができる場所について、周辺に立地する飲食店への誘導は、来館者への情報発信を通して、積極的に行ってまいりたいと思います。 また、館内に設置を予定しております国木田独歩の文庫コーナーにおいて、市内や近隣のまちにございます独歩ゆかりの地への散策・周遊コースを紹介するなど、また、先ほど議員からも御指摘ありましたように、柳井を舞台とした様々な作家の、文学作品に関する情報発信に取り組むとともに、市民団体とも連携をいたしまして、作品ゆかりの地や、観光地をめぐるイベントなども企画してまいりたいと思います。 そうした周辺への回遊の際には、市外から訪れていただいた方々にも分かりやすいサイン看板を、公園内やゾーン内に設置することにつきましては、公園の実施設計において、検討してまいりたいと考えております。 そのほかの御質問、図書館協議会委員図書館サポーターについて、移転時期と図書館長について、司書の人数と勤務体制について、市民活動センターとの連携につきまして、これらの御質問に対しましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) それでは、私のほうから、(1)から(4)までを、お答えしたいというふうに思います。 まず、(1)の図書館協議会委員図書館サポーターについてですが、図書館協議会の委員につきましては、3月議会で、柳井市立図書館条例を一部改正させていただき、協議会の定員を10人以内とし、委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から、教育委員会が任命することとしております。 委員10名のうち2名を公募としておりまして、現在、定数を超える応募があったところでございます。 委員の任命に当たりましては、図書館運営に対して積極的に関わっていただける方を任命したいと考えておりまして、今月末には決定する予定であります。その後、今年度は、2回程度の会議を開催する予定です。 次に、図書館サポーターにつきましては、図書館協議会の中で、図書館サポーター制度の進め方についても審議していただく予定としております。 図書館サポーターの仕事内容につきましては、イベント企画運営のサポートや返却本作業、環境美化などの図書館スタッフのお手伝いをしていただく、図書館運営お手伝いサポーター、また、市内中高生と連携したイベントの実施や、ティーンズエリアの活用方法について意見をいただく、学生サポーターなどを考えております。 この図書館サポーターにつきましては、定例的に運営会議を開催するなど、複合図書館の運営に、市民の皆様が参画しやすくなるような形にしてまいりたいと考えております。 次に、移転時期と図書館長についてお答えいたします。 初めに、複合図書館の移転時期につきましては、これまでお示ししております整備スケジュールで進めてまいりますが、移転作業につきましては、現図書館を休館しなければできないような業務が数多くあります。 休館期間につきましては、図書館利用者の皆様に御迷惑がかからないようにということを第一に考え、他市の事例も参考にしながら、計画的に進めてまいりたいと考えております。 次に、図書館長の人選につきましては、三島議員の一般質問でもお答えしておりますが、転換時期である現在は、職員で対応してまいりたいというふうに考えております。 議員御質問の、館長への外部人材の登用ということにつきましては、複合図書館を運営していくためには、企画運営能力に優れた館長の登用が大切だということは、十分承知しております。 三島議員の質問の中でもお答えしましたとおり、これから開館までの館長業務は、通常業務プラスアルファの部分も多く、多岐にわたりますので、まずは職員の館長で対応し、転換時期を超えた時点で、外部人材の登用についても検討してまいりたいというふうに考えております。 (3)の、司書の人数と勤務体制についてですが、複合図書館における職員体制につきましては、令和3年3月の総務文教厚生常任委員会の複合図書館運営方針について、正職員3名、会計年度任用職員として図書館司書8名、市民活動相談員3名の、14名体制とするということで申し上げております。 会計年度任用職員の図書館司書8名のうち、3名を週5日勤務、5名を週3日勤務とし、相談員3名は週4日の勤務で考えております。 議員お尋ねの司書の人数でございますが、今年度の柳井図書館の司書資格を持った司書は、正職員が1名、会計年度任用職員5名で、いずれも司書資格を持っております。 複合図書館での、会計年度任用職員の図書館司書8名につきましても、司書資格を持った方を任用したいというふうに考えておりますが、場合によっては、司書資格のない一般事務員での雇用も検討しなければいけないというふうに考えております。 次に、勤務体制につきまして、14名体制でローテーションを組みますと、火曜日から日曜日の6日間の中で、9名から10名の職員体制で運営していくということになります。 議員が心配していらっしゃるスタッフの人数につきましては、複合図書館では、自動貸出・返却機を導入する予定ですので、貸出・返却だけの方は、現状より利便性が向上するものというふうに考えております。 これまでも、市民や議会の皆様からは、運営経費についての御意見がある中で、まずは、この14人体制で運営できるよう努めてまいりたいと考えております。 (4)の、市民活動センターとの連携についてですが、今後、市民活動センターが複合図書館に移転した後には、事務の所管は、教育委員会ということになります。 そうすることにより、相談員は、管理職である館長や担当職員と一緒に、施設内で執務を行うようになりますので、講座や交流会の開催などの協議や機関紙作成時の相談など、これまで以上に密接に連携を図り、市民活動団体への対応などについても、迅速に行ってまいりたいと考えております。 複合図書館に来館された多くの方に、市民活動センターが行っている内容について、知っていただく機会も増やすことができるものというふうに考えております。 これによって、新たに市民活動に参画される方が増加し、活動を通じた市民同士の交流を生んでまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) ありがとうございます。 それでは、まず1番から、お尋ねしていきたいと思います。 先ほどのお答えの中で、協議会委員を10人以内という、興味のある方を選ばれるということだったと思うのですが、この協議会委員さんの、集まって何をするのかっていうのが、サポーターをどういうふうにして探していくのかとかっていうようなことだったのです。 あとは、どういうことを考えていらっしゃるのでしょうか。主にでいいです。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 基本的には、運営に関わる部分となりますので、どういった行事をしていくかとか、イベントの開催方法とか、そういったものを協議していただくようになるというふうに考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 運営って、イベントとかということだと思うのですけれども。今、言われたのですが、図書館に関して興味があって、いろいろなことに、こういうことにやってみたいということは、とてもいいことだと思うのですけれども、でも、やっぱり、その中にアドバイスができるような人を、ある意味、専門家の人というのが、入れていかないと。柳井市内の中で、学識経験者で、図書館の専門家の人はいますか。そこは、やっぱり、そういった専門家の人をちょっと入れるということも、必要ではないかと思います。 話が、やっぱり協議会の中で、意見が割れたり、どうしたらいいのかなとかなったときに、やっぱり専門家の人が「こういう場合は、こういうふうにしたらいい」というアドバイスをしていただくことで、話がうまくまとまったりといこともありますので、そういうことも、ぜひ考えていただきたいのですが、その点、いかがでしょう。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 現時点で考えておりますのは、現在の委員10名については、全員市内の方ということで考えています。学識経験者というところでいけば、今のところ、学校図書なりに、そういった方を想定しております。 議員さんが言われるのは、恐らく市内外もしくは県内の中で、そういった、ちゃんとした知識を持った方を入れたほうがいいという御意見だと思いますが、現在、今、うちが考えている運営方法としては、諮問型の協議会というよりは、一緒に運営していく協議会のメンバーということで考えていますので、現時点でいえば、市外での学識経験者というよりは、市内の中ですぐ集まって、一緒に行動ができる委員というところを想定して、選考していこうというふうに考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) それは、とてもいいことだと思うのですけれど。今、言われたことは、とてもいいことだと思うのですが。ちょっと、何か身軽そうで、いいかなとは思ったのですが。 でも、図書館を今から、どういうふうにして発展させていくかと考えたときに、やはり広い視野を持っている方というのは、絶対、必要だと思うのです。柳井の市民の中で、どれほどいろいろな図書館の経験を持っている方がいらっしゃるのかということを考えたときに、ある意味、たくさん見ているということも大事だし、いろいろなところで勤められているということも経験の一つだと思いますので。 あと、専門家の、大学の先生とかもいらっしゃると思います。やっぱり、そういった方も、毎回でなくても、時々お呼びするとか、やっぱり行き詰まったときに、そういった方法も必要かと思いますので、その辺りは、ぜひ、これから考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それで、ちょっと、よその図書館の紹介をさせていただこうと思うのですが。 小布施町立図書館「まちとしょテラソ」という図書館がありまして、これ、前に、会派で視察も行ったことがあるのですけれども、ここは、まちおこしにも貢献するコミュニティとして活躍している図書館で、「栗と北斎と花のまち」、人口1万人の町に、観光客が、年間100万人以上来ているところです。 旧図書館から本の移動も、町民がボランティアで行っています。町を挙げてのイベントにしたということなのです。「死ぬまでに行ってみたい世界の図書館15」にも選ばれております。こういったことに入るような図書館は、素晴らしいと思います。 ちょっと、さっき次に、移転のことをお尋ねしようと思うのですけれども、移転をするときに、どういったことを考えて、移転をされようと思っているのですか。業者に委託ですか。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 移転につきましては、梱包、配架、移動、そういったものは、今のところ、業者委託で進めたいというふうに考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) それも、とてもいいのですけれども、こういった、市民を巻き込んでいくっていうやり方もありますので、サポーターを、もういつから募集するのか、新しくできてから募集するのか、もう今から募集していくのかっていうので、やっぱり、随分違うと思いますので、自分たちの、我がまち図書館っていう思いを持っていただくのには、こういったことも考えるのも大事なのかなと思いました。 あと、ちょっと期間が、長いのではないかと思ったので、ちょっとお尋ねするのですが、なかなか、市民が図書館が閉館しているのを我慢、待てるのは3か月だと思うのですよ。やっぱり、3か月なら何とか待てるかなと思うのですが、それ以上になると、「ちょっと、まだなん」という感じになっていくと思いますので、やっぱり短期に、引っ越しをなるべくするっていうことを、ぜひ考えていただきたいと思うのですが。 研修も、いつされるのか。研修も、それ以前にできることは、前倒しでやっていくとか、今の図書館の中でできることがあれば、そこを、もうどんどんやっていってほしいと思うのですが、その辺り、いかがでしょう。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) これも、3月の委員会の中でだったと思いますが、完成が5年の秋頃で、開館が6年の4月頃ということで、説明をさせていただいたと思います。 この間、6か月あるわけですが、現在、考えているスケジュールとしては、完成して後、3か月ぐらいは、システムとかネットワークの構築工事、それと、備品の設置等々で、3か月ぐらいはかかるのではないかというふうに考えております。残りの3か月ぐらいで、移転作業ができないかというふうには考えております。 最初の整備する3か月。ですから、秋にできたら、年内ぐらいまでは、複合図書館の中で、そういったハード面の整備をしますので、その間は、旧図書館のほうは開けたいというふうに思っていますので、旧図書館というか、今の現在の図書館は、年内までは、開けておきたいというふうに思っています。 するとなると、複合図書館と現在の図書館が、同時に閉館となる期間というのは、約3か月ぐらいかなというふうに考えています。この3か月間の中で、残りの移転、今、言われたような研修とか、ICタグを、今回、新しく導入して、システムが変わりますので。その辺のシステムの研修とか、図書館ボランティアの運営体制の確立とか、そういったものをしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 今、言われるのは、もう一度確認しますが、出来上がった翌年の1月から3か月を、移転のものを、本とかそういったものを引っ越しさせるということで、閉館時期は、3か月というふうに考えたのでよろしいということですね。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 3か月以内には、終わらせたいというふうに考えています。なるべく早く開館できるようには、努めていきたいというふうに考えてございます。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) では、次に、図書館長については、今、動く間は職員でというのは、とてもよく分かるのですが、しかし、なかなか図書館の色っていうか、そういうのを出していくっていうのは、図書館長の役割って、とても大きいと思うのですよ。 サポーターが、どこまでできるかっていうこともあると思うのですが、まだ、そこが今、柳井はできていないので、やっぱり、そこが図書館長に負うところが多いのではないかと思います。 職員を館長にするのでしたら、ぜひ、通信教育などで司書の資格とかも取れますので、そういったことも、専門の知識も入れていただければ、またちょっと違ってくるかと思いますので、その辺りは、いかがですか。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 館長として、どういう資質が必要かというところを考えたときに、管理運営能力とか、職員の育成能力といったものも、必要になるのではないかというふうに考えております。その中で、司書資格を持っていれば、言うことはないのだろうというというふうに思いますが。 さっき触れましたように、管理運営能力とか育成能力といったものも含めながら、総合的に、そこら辺の登用というのは、判断されるべきであろうというふうに思いますので、そういった中で、職員が配置されるようになろうかとは思います。 今の御質問の中で、職員が館長になった場合の、司書を持っていない場合は、司書資格を取らせたらどうかという趣旨の御意見だったと思いますが、これも、私の知る限りでは、図書館司書の資格を取るのに、通信教育でも最低でも半年間ぐらいはかかるようなことだったように思っていますので、その半年の期間なりを、業務とプラスその資格取得に費やすのに、そういったことに強いるというところは、なかなか、よく考えていかないと、職員の負担が増えるのかなというふうには考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 次の、3番に移ろうと思いますが、先ほど、司書の人数は、あったのですが、21時まで開けるということで、夜が委託されるって、前、言われていたと委員会でなってたかと思うのですけど、夜は、委託されるということでいいのですか。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 現在は、6時以降は委託ということで、考えていきたいというふうに思っています。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 私が、ちょっと、これを懸念しているのがここなのですが、夜しか来れない市民という方もいらっしゃるのですよね。お昼間、仕事されたりとか。じゃあ、土日来たらいいじゃん、休みの日に来たらいいじゃんってなるかもしれないですけど、知りたいことって、そのとき知りたいのですよ。そのとき知りたくて、行って、職員がいなくて、「また来てね」っていうふうに言うというのが、ちょっとそこは、やっぱり、「ちょっと、待ってください。また後日、来ていただけますか」と。そういうことを言っていく図書館って、どうなのかなと思いますので、ぜひ、1人は、司書を夜、置いていただくということを考えていただかないと、夜、開けている意味がないのではないかと思うのですが、そこは検討いただけますでしょうか。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 先ほどの答弁の中と重なるかもしれませんが、まず、現状、説明させていただいた時間帯及び現在の、14名体制の中で運営していきたいというところで考えていきたいというふうに思っています。 ですので、議員さんおっしゃることもよく分かりますが、まずは、その体制で出発させていただきたいというふうに、現状では考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 今、それは、とっても気持ちは分かるのですけれども、なかなか運営の、やっぱりそういうところが、運営費っていうところがかかるということも言われますので。 ですが、何が一番大事かというところは、市民サービスですので、やっぱり、市民サービスにお金かけるべきだと思いますので、ぜひ、そこは、よく検討をして、まだ期間がございますので、考えていただけたらと思います。 司書なのですが、学校図書館司書と図書館司書の交流を行って、学校図書館と図書館司書の、ローテーションをするということを、私、前に一度、言ったことがあるかと思うのです。 今、学校司書の方で、司書の資格がなくて、最初、入っておられた方が、やっぱり司書の資格を取られている方がいらっしゃるのです。実際、司書の資格を通信教育で。そういう努力をされている方もいらっしゃって、子どもさんが、まだ小さいからフルタイムではっていうことですが、子どもさんが大きくなったら、多分、フルタイムで働きたいっていうふうになると思いますので、そういったことも、ぜひ、採用が違うからできないとかではなくて、やっぱりその辺りを、できるような仕組みづくりを考えていただきたいのですが、いかがでしょう。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 岩田議員のお考えになっていることを、別に否定するわけではないのですが、現状、考えていることで、お話しさせていただけたらというふうに思いますが。 学校司書というところでしたと思いますが、フルタイムでということだと思います。現状、今、1日4時間を、学校によっては週1日もしくは週2日というところで雇用しております。これにつきましても、昨年度、全小中学校に配置する、これも、岩田議員さんの質問の中でも、そういうのがあったと思いますが、そういったものを受けて、全学校に配置しているという状況で。 現時点で行けば、その中で、学校のほうからは、ありがたいという言葉をいただいています。ということは、しばらくは現状の様子を見てみたいというところで、進めていきたいというふうには考えております。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) ちょっと、私の質問の意図と違ったのですけど。学校図書館の採用のみではなくて、学校司書さんがこちらに行きたかったら、公立図書館のほうにも行けるように、もっと垣根を低くしてほしいっていう質問です。 それに加えまして、今、大畠図書館と柳井図書館間でも異動が一切ないかと、それぞれに採用していて、異動がないと思うのですけれども。 たしか、大畠図書館の雇用も、旧大畠町で採用していこうということで、最初はなっていたと思うのですが、今、違うところから、結構、なかなか地元の人がいないからっていうので、違うところから採用されているかと思うのですよ。 それでしたら、ローテーションが可能ではないかと思うのです。やっぱり、ローテーションするということは、人間関係が変わるということでもあるし、やっぱり長くいていただける。あと、大畠のことも分かる、柳井のことも分かる、学校図書館が分かるっていう、エキスパートの、専門の司書を育てるっていうのには、とてもいいと思います。 この点を、ちょっと答えていただけますか。こういう、できるかどうか。 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) 2点ほど、質問の要旨があったと思いますが、まず1点目の、学校司書と図書館司書をローテーションしていったらどうかということだと思います。これにつきましては、やっぱり職務内容というのが違いますので、現時点では、ハードルが高いなというふうには感じています。 御質問の中にありましたように、今、交流を盛んに進めておりますので、まず、そういった中で、しっかり意見を受け止めていきたいというふうに思っています。 もう一点、大畠と柳井図書館の会計年度任用職員のローテーションということだったと思いますが、今、任用する条件として、例えば柳井図書館での勤務、大畠の図書館での勤務ということで、条件を出して雇用しているということで、現状で、そのローテーションというのは、なかなか難しいと思いますが、議員さん、その質問の趣旨は、そういったのを変えていってほしいということだったと思いますので、その辺は、例えばですけど、勤務地を柳井の図書館勤務にするとか言えば、可能にはなるのだろうとは思います。 ただ、一方、現状の中で行くと、大畠図書館の職員、柳井図書館の職員、それぞれ年に数回、話を聞く場を設けて話を聞きますが、そういった中で、現状の勤務地を変わりたいとか、今のところが嫌だとか、柳井なら大畠、大畠なら柳井のほうに行きたいという話は、現状、耳にしておりませんので、その辺は、現場の状況とか、現場の声をしっかり踏まえながら、検討していきたいというふうに思っています。 ○副議長(平井保彦)  岩田議員。 ◆議員(岩田優美) 私は経験っていうことで、大きい図書館と小さい図書館は、やっぱり違うっていうところがありますので、そういった経験を積んでほしいっていうことからです。 学校図書館とかも全然、異動させている図書館、ございますので、塩尻の図書館は、たしか、それをやっておりました。そういったことは、学校図書館司書っていう資格は、今のところ、公立図書館の司書を取ってやっているということなので、できないことはないので、お願いいたします。 ちょっと、時間がなくなってきたのですが、ちょっと何点か紹介しようと思っていたのがあるのですけれども、伊万里市民図書館は、これ、知る人ぞ知る、開館記念日を「図書館☆(ほし)まつり」として、約20の団体が参画して、図書館の回廊に出展が並び、人形劇サークルとかお話の会とか、こういった団員が市民イベントをつくり上げています。 350人の「図書館フレンズいまり」これがサポーターです。ボランティア団体が十数あって、この人たちが図書館を支えているというのはとても有名です。 こういったことを、やっぱり市民活動センターが入ることで、できるかと思います。ミーティング用の部屋っていうのも、ちょっと要るかなと思いますので、この辺も、ぜひ考えていただきたいのと。 あと、最後に、ちょっと時間がなくなったので、最後、あれなのですが。 6番目の、回遊コースの、今、町並み資料館の前にあります、読書の戒め碑は、あそこに昔、図書館があったから、前にあったと思うのですよ。これを、複合図書館のほうに、ぜひ移していただきたいと思うのですが、市長、いかがでしょうか。移せますでしょうか。ちょっと時間がないのですが。 ○副議長(平井保彦)  市長。 ◎市長(井原健太郎) ひとまず検討させてください。 ◆議員(岩田優美) はい、ありがとうございました。 ○副議長(平井保彦)  以上で、岩田議員の一般質問を終わります。 ○副議長(平井保彦)  午後1時まで休憩といたします。午前11時11分休憩                              午後1時00分再開 ○副議長(平井保彦)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、篠脇議員。〔篠脇丈毅登壇〕 ◆議員(篠脇丈毅) 午後のトップバッターを務めます、新政クラブと連合会派を組んでおります、柳甦クラブの篠脇丈毅でございます。 今回の一般質問は、新たな都市計画の展開によって、市街地にどのように、活力、元気をもたらすお考えかについてであります。 市民の皆さんは、ケーブルテレビを通じて、市政に大変関心をお持ちでございますので、どうぞ、執行部の皆さんには、分かりやすい、やり取りとなりますよう、初めにお願いをいたしておきます。 1点目は、都市計画道路の大幅見直しであります。 昨年8月、都市計画審議会に報告をされた見直し方針によれば、現行は23路線のうち、全面廃止9路線、一部区間廃止4路線と大幅改定の英断に敬意を表したいと思います。 今後3年から5年を目途に、対象の18路線について手続を進める方向であり、昨年からは、事業決定をされた柳井・平生バイパスに関連する向地線、土穂石線から着手しているとのことであります。 平成21年策定された都市計画マスタープランでも触れられておりますが、昭和の時代に都市計画決定をされ、長期間建築規制がされてきたものであります。長期間、事業着手がされず、規制と課税のみが行われたことについて、どのように市民に理解を得るお考えでしょうか。お伺いをいたします。 また、商店街を大きく変える街路が完成したにもかかわらず、当初予想されたように、店舗が埋まらず、にぎわいの創出に至っていない現状をどう評価され、今後に生かそうとされているのか、お伺いをいたします。 2点目は、下水道整備計画の抜本的見直しであります。 柳井市の公共下水道は、昭和61年911haの事業認可を受け、そのうち、343haのエリアで施工されてきましたが、大変長期間を要し、事業費も膨大になることから、令和2年度から計画見直しに着手しております。これには、国・県の大きな指導が加わっておることは、周知のとおりでございます。 令和3年度には、検討委員会の意見を受け、事業計画区域の見直しが決定をされ、今年に入って、市民説明会が行われました。計画区域にあり近年中に施工が予定をされたところ、計画区域の縁辺部で施工の期待感が強いところなど、見直しの結果から様々な問題が投げかけられております。これまで計画に入っていたところには、上乗せの浄化槽設置補助があるが、それ以外で期待を込めて待っていたところは、従来のままとの不満の声を聞きますが、どう説明をし、理解を得ようとしておられるか、お伺いをいたします。 また、一面では、これまで計画区域にあって、外れたところでは、土地の評価そのものに影響を与えるとの見方もあります。どのようにお答えになるのか、お伺いをいたします。 3点目は、柳井駅周辺地区まちづくり構想との関連についてであります。 前山口県知事、故山本?太郎氏は、平成7年6月から9年7月まで建設省都市局都市計画課長として、また、11年から14年までは大臣官房審議官として、都市計画行政に手腕を発揮されました。知事となられてからは、いち早く、コンパクトなまちづくりモデル事業の募集をされるなど、地元柳井市のまちづくりに人一倍の関心と絶大な御支援をいただき、感謝のほかはありません。前知事肝煎りの提案が柳井駅周辺地区まちづくり構想であると認識をいたしております。このたびの新しい都市計画の構想の立案、展開に当たり、中心市街地の都市計画の基本的な考え方にどう引き継ぎ、生かされているのかについて、お伺いをいたします。 4点目は、今年3月決定をされた立地適正化計画の今後の展開についてであります。 市街地の人口減少、スポンジ化が重要課題になって久しいわけでありますが、これまでの都市計画マスタープランに変更を加え、高度化版と位置づけられております。長い市政の歴史の中で、諸先輩方が悪戦苦闘された都市計画の足跡があります。昭和年代の高山構想、市浦構想、さらには、久甫、白地市政にわたる柳井湾開発構想によって、今日の市街地の基盤が形成をされ、我々はこれを引き継いでいるわけでありまして、今回のように、思い切った見直しを検討し、実行したことも、されたこともないと思っております。まちづくりの命運をかけた最後のチャンスとも言えると考えますが、具体的にどのように進めようとしているのか、お伺いをいたします。 また、立地適正化計画のハード事業は容易に市民の皆さんに説明できますが、今回のまちづくりほど市民の協力と実働、なかんずく協働のまちづくりが求められる施策はありません。時あたかも今年度には、いよいよ市民参画協働条例も提案されるようでありますが、ソフト事業の推進が鍵を握っていると考えますが、どのように進められるお考えか、お伺いをいたします。 質問が多岐にわたっておりまして、恐縮なのですが、答弁によりまして再質問をさせていただきたいと存じますので、その時間を残していただきますように、お願いをいたします。〔篠脇丈毅降壇〕 ○副議長(平井保彦)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、篠脇議員の御質問にお答えをいたします。 まず、私のほうからは、新たな都市計画の展開、そして、市街地にどのような活力、元気をもたらすかということの中の(3)番目、柳井駅周辺地区まちづくり構想との関連につきまして、また、(4)でお尋ねの立地適正化計画の今後の展開も一部含めまして、お答えをいたします。 篠脇議員御指摘のとおり、本市における現在の市街地の骨格は、昭和の時代に2度にわたって策定をされました柳井市都市開発基本計画並びに、これに基づく、柳井湾開発事業や古開作土地区画整理事業などの面的基盤整備によりまして、計画的、かつ、機能的に形づくられてきたものでございます。 平成の時代に入りましても都市計画マスタープランのもと、柳井川ふるさとの川整備事業や数多くの街路事業を推進し、市街地環境の整備・充実を図ってまいりました。 そうした中、平成25年、当時の山本?太郎知事が掲げられました「コンパクトなまちづくり」の概念は、国の立地適正化計画制度に先駆けるもので、それまでの本市も含め、山口県の都市計画の方向性を見直す契機ともなりました。 本市におきましても「コンパクト・プラス・ネットワーク」という新しい概念のもと、集約型都市構造への転換を目指した柳井駅周辺地区まちづくり構想を策定をし、その基本的な考え方は、法定計画である柳井市立地適正化計画に反映させたところでございます。 具体的には、都市インフラ施設が一定程度整ったJR柳井駅を中心としたエリアに、住宅・医療・福祉・商業などの日常生活に必要な機能を維持・集積していくとともに、高齢者や子育て世代が暮らしやすい環境整備を進めていくことを目指していくこととしております。 今後の展開でございますが、都市開発から都市経営へ転換していく大きな流れの中で、これまでに整備を行い、貴重なインフラ資源でもある街路、公園、下水道といった根幹的な都市計画施設につきましては、既存施設の計画的な改修に取り組んでまいりたいと考えております。 そのほかの(1)番、都市計画道路の大幅見直しについて、(2)番、下水道整備計画の抜本的見直しについて、また、(4)番の市民との協働によるまちづくりについて、これらのお尋ねに対しましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(平井保彦)  建設部長。 ◎建設部長(宮本裕) 私のほうからは、(1)都市計画道路の大幅見直しについて、お答えします。 本市の都市計画道路は、その多くが昭和33年に都市計画決定され、当初決定から60年以上が経過した現在も計画延長の半数以上が事業未着手となっております。 都市計画道路の整備に当たりましては、国道、県道、市道のそれぞれで事業主体となります国土交通省、山口県の御協力もいただきながら、順次進めてきたところですが、令和2年度末時点における本市の幹線街路整備率は42.6%で、全国平均の64%、山口県平均の61%ともに下回っている状況です。 一方で、人口減少や少子化、高齢化が進む中で、市街地の拡大は収束し、交通量は減少に転じるなど、都市計画道路の位置づけや必要性にも変化が生じています。 議員御指摘のとおり、計画的な整備を行うために決定された都市計画道路が長期間未着手のままであることは、全国的に市民の都市計画に対する信頼を低下させる等の問題が指摘されており、本市におきましても、都市計画道路の機能と役割を再検証し、昨年8月、柳井市都市計画道路見直し方針を策定、公表したところでございます。 今後は、その方針に基づき、廃止も含めた計画の変更に至る考え方について、土地所有者をはじめとする地元関係者に対し、丁寧な説明を行い、御理解をいただきながら、おおむね5年を目途に見直しを行うこととしております。 また、これまで整備してきた街路がにぎわいの創出に至っていないとの御指摘につきましては、商店街の持つ役割が大きく変化している中で、街路が果たす市街地形成機能が将来にわたって発揮されるよう、その維持管理に努めてまいります。 いずれにしましても、都市計画道路は、まちの骨格を形成する重要な都市施設であり、交通機能のみならず、環境や防災機能、上下水道などの生活インフラを収容するといった空間機能など、様々な役割を担っていることから、適時適切な都市計画の変更を行うとともに、引き続き、計画的かつ、効果的な幹線街路の整備に取り組んでまいります。以上です。 ○副議長(平井保彦)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(重村仁志) 続きまして、(2)の下水道整備計画の抜本的見直しについて、お答えをいたします。 議員御指摘のとおり、本市の公共下水道事業は、現在の全体計画面積を911ha、事業計画面積を556haとして、昭和61年から令和3年の35年間で、343haを整備しておりますが、全てを整備するためには、さらに、多大な費用と時間を要することが想定されます。 一方で、人口の減少、節水型社会の進展による下水道使用料の減収が見込まれる中、設置から28年が経過する処理場や当初の整備から30年から40年を経過した管路施設の適切な施設管理や改築が必要となってくることが、今後の課題となっております。 このような状況の中、本市の下水道事業を持続可能なものとするため、令和2年度から汚水処理施設整備構想の見直しを行っているところであります。 この見直しでは、下水道をはじめとした集合処理と浄化槽による個別処理との経済比較等を勘案し、下水道と合併処理浄化槽の連携した整備による公共下水道事業計画区域の縮小を検討しております。 この構想で、事業計画区域内から区域外となられる方々には、合併処理浄化槽を設置される際、これまで、事業計画区域外で合併処理浄化槽を設置された方々への補助金の倍額の設置補助金を本年4月から交付することとしました。 また、事業計画区域縁辺部の方々へは、これまでも、合併処理浄化槽設置に対する補助金を交付してきており、新たな補助は考えておりませんが、事業計画区域外となられる方々を含め、事業計画区域の変更に至った経緯を丁寧に説明し、合併処理浄化槽の普及による良好な生活環境や、河川、海域の水質保全に努めてまいりたいと考えております。 なお、下水道供用開始区域ではなく、下水道整備計画区域であるかどうかは、土地の評価に影響を与えるものではないと認識しております。以上です。 ○副議長(平井保彦)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) それでは、立地適正化計画の今後の展開についてに関連いたしまして、市民と行政とのまちづくりにおける協働について、お答えいたします。 今回、策定いたしました立地適正化計画は、これからの本市の持続的な都市経営を実現するための手法として、いわゆる中心市街地に、都市機能とまちなか居住の誘導を図ろうというものでございます。 中心市街地は、社会基盤の整備も進み、医療や買い物などの利便性も比較的高いため、仮に人とのつながりが希薄であっても、平時の日常生活を送る上では、不自由を感じることも少ないかもしれません。 しかし、御承知のとおり、人が住まう上で誰ともつき合わず、また、つながりを持たずに暮らしていくということは、災害や緊急時、病気やけがなどを負ったときなど、近隣同士の助け合いが求められる場合に、大きな困難に直面してしまうという可能性がございます。 都市部に限った話ではございませんけれども、昨今の住民同士のつながりの希薄化が、まちなかにおいても、大きな課題となっておると考えております。 一方、都市的地域には、商店街のような商店主の集まりや、駅通共栄会、白壁の町並みを守る会といった、自治会組織とはまた違った形の住民同士のつながりの仕組みがございます。 また、市民活動センターには、中心市街地を主な活動の場としておられる多くの団体がございます。 多様な分野において、まちなかにおける市民活動や、事業活動が活性化することで、住民や事業者同士のつながりが深まり、まちなかのにぎわいや、住民相互の助け合いと協働のまちづくりも進んでいくものと考えております。 なお、本年度から着手いたします市民協働参画条例の制定につきましては、今後条例づくりに市民の御参画を得ることを目的に、条例制定のための検討会の設置を予定しております。 また、今年度は、条例づくりと市民活動に対する理解を深めていただくために、市民対象の講演会の開催も予定しております。 議会に条例案をお諮りいたしますのは、来年度を予定しておりますが、この条例によりまして、市政への市民の参画がより進むよう、今後取組を進めてまいります。以上でございます。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 多岐にわたって、丁寧な答弁いただきまして、誠にありがとうございました。 それでは、時間を残していただきましたので、何点かお尋ねをさせていただきます。 1点目は、建設部長さんにお尋ねしますけれど、今回の立地適正化計画によりまして、居住誘導区域が定められておりますが、やはり今、宮本総合政策部長もおっしゃいましたけど、まちなかには、いろいろな機能があるわけでありますが、どうやって、多世代のコミュニティを形成していくお考えか、居住誘導区域の主な政策を、ちょっと我々に分かりやすく説明していただけませんか。 ○副議長(平井保彦)  建設部長。 ◎建設部長(宮本裕) ただいま、篠脇議員さんから御質問いただきました立地適正化計画におけます居住誘導区域での施策についてでございますが、まず、ハード面については、引き続き街路事業を中心とした施策が考えられますが、篠脇議員さん御指摘のとおり、重要となってまいりますのは、やはりソフト施策であろうというふうに考えております。 中でも、ただいま、多世代型コミュニティの形成というお話がございました。柳井市立地適正化計画の中におきましても、その基本方針、誘導施策の中で、高齢者や子育て世代など様々な世代が集まって、豊かに暮らせる環境の整備、このことを掲げております。 この計画を作成する際に、参考にいたしましたのは、国土交通省が、まちづくりにおける新たなコミュニティ形成の在り方として提言している3つの視点でございます。 提言では、1つ目が、多様な人々が気軽に集まれる集いの場。2つ目が、多様な人々を集める機能、きっかけづくりでございますね。そして、3つ目が、多様な人々を継続的につなげる仕組み、この3点というふうにされておるところでございます。 中でも、コミュニティを形成していく上で重要となりますのは、人口減少の中にあっても、交流人口、関係人口も含めた活動人口を増加させ、地域の活力を維持する。つまり、地域活動に関わる人口比率を、高めることにあると言われております。 こうしたコミュニティ形成の意義、役割を考えるときに、私自身、一番分かりやすい一例として挙げられますのが、災害対応力の向上でございます。 柳井市立地適正化計画におきましても、防災指針としまして、都市防災の重要性をお示ししておりますが、ハード面での防災には一定の限界がある中で、ソフト面での防災・減災対策を重要視しているところでございます。 先ほど、総合政策部長が申し上げましたとおり、中心市街地には、自治会のような地縁型の組織とは異なる、様々な形での住民同士のつながりの仕組みがございます。 いずれにいたしましても、まちなかにおける多世代型のコミュニティ、この形成に当たりましては、様々な地域課題の解決に向けて、それぞれの活動に携わっておられる方々に対し、行政として、支援してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 大変、大事な視点で、建設部長考えておられるんだなというふうに、思わせていただきました。 柳井川から北側というか、柳井川の左岸側については、そう大きな問題はないと思うのですけれど、津波の被害を想定をしたときに、特に、古開作の居住誘導区域について、3mのクリアランスがあるんですね。私の知り合いでも3階建ての建物を建てて、1階は車庫にして、2階、3階に住んでいる。これ将来を見据えて、そういう建物にしたのかなと思って、つくづく感心してるのですけど。実際に、この南町の戸建ての皆さんに対して、3mのクリアランスというのは、非常に困難な状況にあると思うのですが、その辺は、命を大事にするという観点だけでなしに、何か啓発するというか、まちづくりの観点から、建設部長、考えておられることがあれば。 特に、最後におっしゃった、災害対応の向上という観点から、南町の戸建ての建物に、お住まいになる市民の皆さんに、お伝えすることがあれば、お願いしたいと思います。 ○副議長(平井保彦)  建設部長。 ◎建設部長(宮本裕) ただいま御指摘いただきました、まさに、災害対応力の向上という観点から、今の考え方を御説明したいと思います。 具体的には、戸建てにお住まいの方々に対してということでございますけれども、当然、今、津波、洪水、高潮、それぞれの水害に対する浸水想定については、3m程度の浸水深が想定される中で、もちろん戸建ての住宅については、2階建て以上の家屋を、家を建てていただいて、万が一の際には、垂直避難、2階へ避難していただく、これが最も現実的な取組なのだろうと思います。 一方で、平屋建てを建てていらっしゃる方については、まさに、これは垂直避難がかないませんので、いわゆる率先避難ということで、これはソフト面で主に危機管理課のほうで、いろいろな周知、啓発活動をされておりますけれども、そういったソフト面で率先避難を呼びかけていくことが、重要なのだろうと思います。 私ども、去年、立地適正化計画を策定する中で、居住誘導区域において、この水害が想定される範囲をどのように、今後、市街地として維持、活用していくかというのが、大きな課題でございました。当然、ハード面で十分な整備が可能であれば、それにこしたことはございませんけれども、やはりソフト面での対策が、特に、災害対応力という点では、必要になってこようかと思います。 まちづくり全体にとっても、多世代型のコミュニティ形成、篠脇議員御指摘のとおりでございますので、そういったところで今後とも、まちづくりに対する取組を進めていきたいと思っております。以上です。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) それでは、総合政策部長にお尋ねをさせてください。 条例は、来年度、上程するというふうにおっしゃいましたですが、私は、こういうふうに都市計画の大幅な改定、それから、まちの中の活力をよみがえらせるための施策というのは、私は、民にばかり期待していたのでは、駄目だと考える一人なのですけれど、多世代型地域コミュニティの形成には、にぎわい拠点ということを、今、建設部長もおっしゃいましたが、昨年9月に有近県議が、紹介、提案されている、ごちゃまぜのまちづくりをどのように評価をされているか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(平井保彦)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) ただいまお尋ねの、いわゆる中心市街地におけるにぎわいづくりの手法として、今、ごちゃまぜのまちづくりについても御提案がございましたけれども、その点につきましてですが、先ほどの答弁でもお話をさせていただきましたとおり、中心市街地は、そこにお住まいの方だけでなく、そこで事業を営んでおられる、事業者の方たちもおられます。 さらには、例えば、域内の店をよく利用されるお客様も、場合によっては、コミュニティに深く関わっていくという例も、あろうかというふうに考えております。 このように、コンパクトなまちづくりの実現による、まちなかのにぎわい、コミュニティのありようとしては、住民同士だけではなくて、住民と事業者、住民とこの場所を訪れる人たちとの交流といったことも、そういった視点も重要ではないかというふうに考えております。 今回、柳井商業高等学校跡地の利活用を進める中で、複合図書館を中心に、多くの交流施設や文化・スポーツ施設が立地する一帯を防災・文教・交流ゾーンとして位置づけをさせていただきました。今後、ゾーン内の施設相互の連携の推進を目指すことによりまして、にぎわいの創出が実現し、まちなかへの都市機能の誘導と、居住誘導の推進が図られていくのではないかというふうに、我々は考えております。以上でございます。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 大切な視点だと思いますけれど、私は、何回も以前からも申し上げておりますが、中心部にコミュニティ組織がないということが、何をやっても難しいまちづくりの課題だろうというふうに思います。 ごちゃまぜのまちづくりもしかりなのですけれど、今、総合政策部長がおっしゃったように、あることを起点にして物事を考えることも大事なのですが、私は、今ある事業者、今、事業活動していらっしゃる皆さんが、ある程度中心になって物事を進めていくという視点。言ってみれば、経済活動していらっしゃる皆さんに、コミュニティ推進のエンジンになっていただくぐらいの考え方が必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(平井保彦)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(宮本太郎) 今、議員御指摘の視点というのが、私ども、大変重要な面であろうかというふうに思っております。特に、いわゆる地区において、既にコミュニティ協議会が出来上がっているところと、中心市街地というところを比較いたしますと、やはり御指摘のように、商業者でありますとか、そこで事業を営んでおられる方というのが、地域においても、いろいろな形で貢献をされておられるという現状があろうかと思います。 その辺りにつきましては、我々としては、そういった商工会議所ですとか、商店街の方々ですとか、そういった方たちの意見もよく聞きながら、いわゆる住民発意によるまちづくり、コミュニティの形成といったことを図ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 上下水道部長さん、お待たせをいたしました。私は、さっきからの説明の中で、ごもっともだなとは思います。が、この5月12日の市報見て、浄化槽の設置費を補助します。それから、いわゆる倍額の補助をやる地域が、令和3年度の下水道事業計画の見直しにより、下水道から浄化槽による整備へ変更した区域というふうに書かれているのですね。これは、なかなか一般市民には分かりにくい表現ではないかなというふうに思うのですね。 それと、計画区域の中でも、補助を得ずにやっていられる方が多いと思うのですが、その実態を教えていただけませんか。 ○副議長(平井保彦)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(重村仁志) ただいまの問合せの件でございますが、いわゆる設置済みの合併処理浄化槽の基数でございます。これ下水道課の個別の調査によるものでございますけれども、事業計画区域の中で合併処理浄化槽を設置しておる基数、これは数でございますが、251基でございます。以上です。 ○副議長(平井保彦)  篠脇議員。 ◆議員(篠脇丈毅) 先ほど答弁の中で、計画区域に入っていることと、入っていないことで、地価に影響するということに対して、影響しないというふうにお話しになりましたが、私は残念ながら、不動産開発をされる方々にとっては、計画の中にあるかどうかが、非常にポイントになるのだろうと思います。 私は、最後に、市長にお願いをしたいのは、これだけ浄化槽設備が整ってきた状況の中で、かなりの人が、自費でやっておられるのですよね。だから、前後の補助金の不公平があってはいけませんが、浄化率を高めるためには、もう一回、堅く考えるのではなくて、一般の需要に対して、倍額の補助も検討していただきたい。このことを市長にお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(平井保彦)  以上で、篠脇議員の一般質問を終わります。 ○副議長(平井保彦)  午後1時55分まで休憩といたします。午後1時40分休憩                              午前1時55分再開 ○副議長(平井保彦)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、岡本議員。〔岡本泰行登壇〕 ◆議員(岡本泰行) こんにちは。岡本泰行でございます。2回目の質問になります。先般は初めてで、何を言ったのか、よく覚えておりません。今日は、確かな質問をさせていただきたいと思います。 先ほど、昼の休憩のときに、ちょっとネットでニュースを見ていたら、ゴーンさんのふるさとのレバノンって国は、数日以内に、全国民の400万人が水不足に陥るみたいです。医師や教師、お金持ちはみんな海外に脱出して、国家が崩壊しそうな状態でございます。 日本も円安、今からインフレに見舞われ、大変な事態に陥るのではないかと思います。私たちも一議員として、しっかりと職務を果たし、国にいろいろな提言をしていかなければと思っております。 今日は、2点ほど質問してみたいと思います。 1点目、先日、命名をいただいたアデリーホシパーク柳井ウェルネスパーク、やまぐちフラワーランドの活用について、お尋ねをしたいと思います。 この一帯は、自然環境には恵まれた立地にあり、うまく生かせば、宝の山に変貌するような可能性を秘めていると思うのです。二大施設の相乗効果で、素晴らしい観光地にこれから変貌させていけないかと思っております。 周りの休耕田もたくさんありますし、レンゲとか、菜の花とか、コスモスとかを植え、彩りのアートもできますし、フラワーランドの一部分を今はやりのオートキャンプ場とか、オリンピックの競技にもなりましたスケートボードのスケートボードパークとかにいろいろ転用していくのも、幾らでもアイデアを出せばあるのではないかと思っています。 それと、即できるようなこととしたら、農産物とか、花の販売を定期的にあそこでやれば、人が呼べるのではないかと思っております。 近い将来、道の駅とかの構想もあるのではないかと思います。いろいろな市民の意見を取り入れながら、少しずつでも実行して、皆様が将来、一日中、安く楽しめる施設に、一体にしていけるのではないかと思います。行政はどのように考えておられるのか、御意見をお聞かせいただきたいと思います。 2点目は、街中の活性化についてのお尋ねです。 街中で、長く営業いただいておりました憩いの場でもありました銭湯が廃業され、非常に寂しく思っております。 私も、近くで営業しております関係上、銭湯がなくなると、もう、いろいろな店を失った以上に、街の中の活性化には、どんどん寂しさを増すのではないかと思って、後から営業できないものかと思って、銭湯には尋ねたこともありますけれど、もう既に完全に廃業されておりました。まだ煙突とか、面影は残っておりますけどね。もうそのことはもう無理だとしても、もう1度、今、山口県はサイクル県と銘打ってコマーシャルも流し、いろいろなことも宣伝していらっしゃいます。これは、すごくいい機会と捉え、街中の近くに、廃業された近くに、自転車屋さんというような施設もあるし、そこには、毎週土曜日には、たくさんの若者が自転車で集まってくるのです。そこを起点に、大島、上関、平生、田布施をサイクリングされる方がたくさんいらっしゃるのですね、その方は、元はその温泉に、温泉というか、柳井温泉という所でしたけれど、そこに入りながら汗を流し、すごく快適に過ごされていたそうです。 それで、県のほうに、そう銘打っていらっしゃる以上、防府には、市営のサイクリングターミナルというものが、かなり前に設置されております。だから、東山口地区の拠点としての施設を、ぜひ、市のほうから呼びかけていただきたいと思っているのです。 施設さえつくっていただいたら、恐らく、銭湯の採算面でいけば、これは利益が取れると私は思います。だから、施設の面について、県が駄目でしたら、もう官民一体で、皆さんが知恵を出し合って、ぜひともあそこに銭湯を蘇らせるっていうことが、市街地の活性化に1番寄与すると思います。 それと、これから先、私たちを含め、高齢化の人がどんどん増えていくことは、もう、間違いもない事実です。それで、1番の問題は、私も高齢者になって思ったのやけど、お風呂なんかでも、毎日でなくても銭湯があれば、多分、2日に1遍ぐらいは、銭湯に足を運ぶことになると思うのです。それで、そうなってくると、そこに人が集まり、コミュニケーションの場がそこで始まり、あの近くには、飲食店もまだ一生懸命頑張っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。この方たちをこれから先、経営を長く続けていただくためにも、その銭湯っていうものが必要な場となってくると思います。これが1番のこれからの市民サービスではないでしょうか。こういうことについて、市のほうにお尋ねをしたいと思います。これで、壇上の質問は、終わらせていただきます。〔岡本泰行降壇〕 ○副議長(平井保彦)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、岡本議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大きな1点目のアデリーホシパーク、やまぐちフラワーランドの活用についてお答えをいたします。その中で、花の街やないを観光の中心に、アデリーホシパーク、やまぐちフラワーランド一帯を四季折々の花の公園にとの御提案についてでございます。 議員、御指摘のとおり、本年4月から、柳井ウェルネスパークは、株式会社アデリーと施設命名権に関する契約を締結をいたしまして、施設の愛称をアデリーホシパークとしております。 本施設は、山口県が平成12年4月から平成17年7月までの間に、テニスコート、大型複合遊具やジョギングコース、また温水プール、温浴施設を備えたアクアヒルやないや、多目的広場などを併設した健康運動公園として供用を開始されております。 その後に、本市が県から移管を受けまして、現在は、市の施設というふうになっております。また、柳井広域生活圏における健康運動の中核となる公園を目指し、幅広い年齢層の適正に応じて、生涯にわたって手軽な健康運動が行えるとともに、地域住民のコミュニケーションの場として、さらにスポーツ、レクリエーション活動の拠点として、市内外を問わず、多くの方々に御利用いただいているところでございます。公園機能の一部として、園内には多彩な植物や樹木があり、桜やツツジ、ツバキなど、季節に応じて花が咲く樹木や来園者の休憩や語らいの場として、日差しを避け、木陰をつくる樹木などが植樹されております。このように園内には多くの植物、樹木があることによりまして、来園者の方々には、現在においても親しんでいただいているというふうに感じております。 今年度からは、指定管理者でございますミズノスポーツサービス株式会社と協議を行いまして、来園者にさらに気持ちよく施設を御利用いただけるよう、これは、以前から度々、議会も含めてですね、御指摘をいただいてまいりました、園内の草刈りや樹木の剪定について、作業頻度を増やすなどして、今、取り組んでいるところでございます。 今、ようやく、こういうかたちになってきたということでありまして、まずは、この草刈り、さらに樹木の剪定について、着実に実施することで、来園者の方々に、かつてのようないろいろな御不便、また御意見をいただかないような状況をつくっていきたいというふうに考えております。 続きまして、やまぐちフラワーランド及びその周辺の活用についてでございます。 議員、御承知のとおり、やまぐちフラワーランドは、花のある生活や花を楽しむ方への提案を通じて、花の消費拡大を目指すことと、花きの振興を目的に、県において、建設をいただき歴史と自然に囲まれたちょっとおしゃれな花と緑の庭園として、平成18年4月21日に開園をいたしました、県の施設ということでございます。そして、そのやまぐちフラワーランドの運営につきましては、本市が100%出資をいたします一般財団法人やない花のまちづくり振興財団が指定管理を受け、運営をしてまいったところでございます。 現在もですね、年に1度、これは秋に実施をいたしますが、ファーマーズマーケットということで、市内の朝市を含めてですね、様々な農産物を販売をする機会であったり、また、現在は、月1回ということで、マルシェを開催をさせていただいたり、また、これは日常的に花の販売も既に行っているという状況でもございます。 そうした中で、やまぐちフラワーランド周辺の休耕田での菜の花やコスモスの植栽による景観整備についてのお尋ねでございますが、やまぐちフラワーランド周辺の一部には、御指摘のとおり、耕作がされていない農地もございます。それぞれ、個人所有の財産でもございますが、毎年、農地の利用状況調査を行っておりまして、農地の適正な維持管理をお願いをさせていただいております。耕作が難しい土地については、これまでも本市のホームページや広報などによりまして、農地の保全、地力の保全などの観点から、景観作物作付けの呼びかけも行ってまいっているところでございます。引き続き、こうした取組によりまして、議員、御提案の景観整備にも、まずは、進めていきたいというふうに考えております。 そして、また、やまぐちフラワーランド駐車場のオートキャンプ場や道の駅としての活用についてでございます。 やまぐちフラワーランドの駐車場は、臨時駐車場を除きまして、300台ございます。週末や連休となりますと、駐車場の最上段まで駐車する日もございまして、やまぐちフラワーランドの駐車場としては、必要不可欠な施設でございます。 オートキャンプ場でございますが、これは、従来のキャンピングカーや自動車にキャンプ道具を積み込み、車中泊やテント泊をしながら、旅を楽しむ方が御利用になられる区画割されたスペースであるというふうに認識をしております。 また、道の駅につきましては、24時間利用可能な一定数の駐車スペース、トイレ、電話、情報提供施設などを備えた施設であるというふうに承知をしております。 そこで、議員、お尋ねのやまぐちフラワーランドの駐車場でのオートキャンプ場や道の駅としての利活用でございますが、先ほども申し上げましたとおり、県の施設であるということ、県条例などによりまして、その取扱いが定められているという状況の中で、オートキャンプ場などとしての利用は、その最終判断は、山口県ということではございますが、現時点では、課題も多く、困難であるというふうに認識をしております。 しかしながら、やまぐちフラワーランドアデリーホシパークなどを、議員も本日、様々、御提案いただきました、そうしたものに基づいて、工夫を重ねながら、利活用をしていく中で、皆様方から多様な御意見をいただいてまいりたいというふうに考えております。 次に、大きな2点目の、街なかに温泉付きサイクリングターミナルをとの御提案、御質問でございますが、こちらにつきましては、関係参与によりまして、お答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(平井保彦)  経済部長。 ◎経済部長(徳武伸幸) それでは、2番目の、街なかに温泉付きサイクリングターミナルについてお答えをいたします。 (1)番の街なかにサイクリングターミナルと温泉を併設した施設の設置を県に働きかけていただきたいについてでございますが、山口県におきましては、活力みなぎる山口県実現に向け、行政、関係団体、企業、県民の力を結集し、サイクルスポーツの振興及びサイクルツーリズムの推進による交流人口の拡大を図るため、サイクル県やまぐちという構想を平成28年から立ち上げられ、幅広い年齢の方々が、県内の様々な各場所で、多様なジャンルのサイクルスポーツを楽しめる環境整備を進められております。 令和3年には、サイクル県やまぐちの成果を継承、発展させ、近年、注目を集めますキャンプ場と自然をフィールドに開催されるアウトドア体験レジャーを結び付けた新しいスポーツツーリズムを推進するため、スポーツフィールドやまぐちとして取り組まれておられます。 この取組の中で、既存のキャンプ場など、アウトドア施設のPRと、体験レジャーの推進を図っておられます。議員、お尋ねのサイクリングターミナルは、安全かつ快適に、しかも経済的にサイクリングを楽しめることを目的として設置された公共の施設とされているものでございまして、ターミナルの周辺は、自然環境に恵まれ、史跡、名勝探訪など、サイクリングコースとして、あるいはサイクルスポーツの情報発信基地として、利用されております。 レンタサイクルなども用意されている所も多く、ファミリーやグループで1日ゆっくりとサイクリングを楽しむことができるものでございます。この施設は全国に14か所あり、中国地方には3か所、県内には防府市にございます。防府市サイクリングターミナルは昭和56年より、自転車道路協会が運営をし、現在は、防府市に無償譲渡され、市が運営をしております。この利用者の多くは、スポーツ合宿や文化部合宿だと聞いております。 議員、お尋ねの、街なかの温泉付きサイクリングターミナルは、サイクリングにより、疲れた体を癒すには魅力的なものだと考えられます。今後、民間事業等による取組があれば、市として可能な御支援を行ってまいりたいと考えております。なお、これまで実施をしておりますサザンセト・ロングライドinやまぐち、これでは、空気入れや簡易修理セットを準備しているサイクルエイドでもありますアデリーホシパークをスタートゴール地点として実施されており、自転車の積み下ろしに適した駐車場や、また、パーク内のアクアヒルやないには、温浴施設もございます。大会開催時には、アクアヒルの割引券も配布しており、多くの方に御利用いただいております。 今後は、大会時のみならず、多くのサイクリストにサイクリングの発着点として、また、サイクリストの拠点としても御利用いただけるよう、施設の充実と情報発信に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(平井保彦)  岡本議員。 ◆議員(岡本泰行) 大変いい御回答をいただいて、あんまり尋ねるようなこともないのですけれども、アデリーホシパークの後ろの敷地が、莫大広いのですよね、私、何回もあそこ歩いたことあるけど、今も少しずつ植樹はちゃんとしてあります。 ○副議長(平井保彦)  すみません、もう少しマイクに近づいてお願いできますでしょうか。 ◆議員(岡本泰行) はい。すごい植樹もしてあるのだけど、まだ、山として、いろいろこれから、冠梅園みたいに梅とか、桃とか、いろいろなものを少しずつ、一朝一夕でできるものではないけど、これから先、みんな市民と子どもたちが参加して、少しずつでも植樹をしていって、何年か先、10年、15年、20年先に、あの山が、私たちが植えたよねっていう記憶で、いい山をつくっていけば、いずれ、子どもたちもよそに出て行くかも分からないけど、きれいな山を見たいって帰ってくる大人になるのではないかと思うのです。 それで、こういうものは、ある程度、もう建物を建てるということは、これから先、国の財政面においても、何においても、もう無理だと思うのですね、だから後は、マンパワーで、人が、住民が参加する、行政の方も参加する、官民一体でみんなが、今、いろいろな、この前、ボランティアの、市民生活の会議にも出席させてもらったけど、あれだけのたくさんの方が市民活動されて、ボランティア活動に参加されていることは、このまちのボランティア精神のレベルの高さを物語っているのではないかと思います。だから、もう少し皆さん、まだ本当は、参加したいと思っている方もいらっしゃるのかも分からないけど、ハードルがどんどんそういうものに、植えるだけでもボランティアっていうことに皆さんが気付けば、ハードルも下がって、たくさんの人が参加して、いい山づくりができるのではないかと思っております。これからもよろしく御協力、皆さんで参加して、そこで1日楽しめる地域をつくれば、皆さんがお金を使わずとも、そこで皆さんが1日滞在できる、一応プールも、銭湯もありますしね、すごくいい所だと思うんですよ、だから、そういう一帯をこれから先、何年かかってもいいから、皆様でつくっていただくならと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(平井保彦)  質問は、よろしいでしょうか。
    ◆議員(岡本泰行) はい、大丈夫です。 ○副議長(平井保彦)  以上で、岡本議員の一般質問を終わります。 ○副議長(平井保彦)  午後2時35分まで、休憩といたします。午後2時20分休憩                              午後2時35分再開 ○副議長(平井保彦)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。 次の質問者、坂ノ井議員。〔坂ノ井徳登壇〕 ◆議員(坂ノ井徳) 本日最後の質問者となりました。篠脇議員と会派を組んでおります坂ノ井でございます。コロナの収束がいまだ見えない中ではありますが、間もなく収束するであろうそういった期待も込めて、そして柳井市の閉そく感を吹き飛ばしていただきたい、吹き飛ばす意味でも従来以上の柳井の活性化が求められます。そういった質問でございます。 私ども議員は行政視察を行いますが、中にとてつもなく業務内容が進んでいる市町がございます。どこがすごいかと申しますと、そこにはスーパー職員がおります。自分でプロモートして自分で売り込みをされております。 そして、我々が帰る道中、口にするのが、やはり長の一念の違いかねと、いつも異口同音口にいたします。まさに市役所力が結集していると言えましょう。視察に行っている我々が圧倒されておるわけであります。 昨日、君国議員が、企業誘致や観光等の質問をされましたが、迫力ある御答弁を期待いたします。 では1番目の質問ですが、観光面、サンビームやないの活性化を含んだ柳井の芸術、文化の発展、そしてスポーツのまち柳井の活性化について、市長はどのようにお考えか、まずは考え方をお伺いしたいと思います。 次は、叙勲・表彰についてお伺いをいたしますが、個人で受章された方について伺うものではありませんが、柳井市では4名の方がたしか受章されておりますが、非常におめでたいばかりでございますが、また鬼武氏は同僚、同期でありますので、ことさら名前を上げて恐縮でございますがおめでたいことだなというふうに思います。 本題に入りますが、個人が行うにしてはハードルの高い仕事として、今年3月に県動物愛護功労表彰を受けられました広瀬にお住まいの河村御一家でございます。新聞報道によりますと、平成11年以降活動された猫の去勢、避妊が300匹以上、250匹以上の里親を紹介されてこられたと報道されております。年間2万頭以上が殺処分されている現状を鑑み、大変な偉業だというふうに感じております。 また、目先は違いますが日積では、里山再生事業に取り組んでおられる団体Seedsの皆さんが内閣総理大臣表彰を受賞されました。森林保護はもとより里山が近くなる中で鳥獣被害も増えておる中、大変な影響力を発揮していただいております。 またさらに、子どもたちには自然の中で生きる方法も教えておられます。具体的には、竹筒で御飯を炊いたり、竹を割ってお皿にしたりそういった、あるいははしですね、あるいはそうめん流しもたしかあったと思うのですが、そういった環境を子どもたちに教えていただいております。 先ほど偉業と申しましたが、誰でも彼でもできることではありません。この偉業を彼らだけに任しておくのではなく、行政として支援、支持等できないものかをお伺いをいたします。 また、学校支援ボランティアの人たちが、子どもたちの登下校を中心に子どもたちの安全を見守っていただいていますが、決まった日、決まった時間を毎日毎日、子どものために付き添っていただいております。そういう光景を見るたびに頭が下がる思いをしておりますが、表彰の栄に浴されない方にも目を向けていただきたいと思いますが、見解をお伺いいたします。 最後の質問です。県下に975か所の危険通学路があると報じられており、2022年本年ですね、と23年で是正するように国交省、文科省からの指示が出ていると思いますが、柳井市の現状をお伺いをいたします。その後、再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上で壇上の質問終わります。〔坂ノ井徳降壇〕 ○副議長(平井保彦)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、坂ノ井議員の御質問にお答えをいたします。 本市の活性化、再開発ということでございます。その中の、まず(1)観光面から見た本市の活性化についてお答えをいたします。 先日のことでございますが、あるテレビドラマの今舞台になっている自治体の方とお話をする機会がございました。1年にわたって放送されるわけですから、さぞかし恩恵を受けられて経済効果も大きいというふうに私自身は認識をしておりましたが、実際にはほとんどの観光客は同じ県内の全国有数の温泉地のほうに宿泊をするために、決して私が想像していたような状況にはないというお話をいただきました。 こうしたことからも、観光の難しさというものを考えさせられるわけですが、このたびの御質問については、地域経済の活性化という観点から私なりにお答えをしたいと思います。 近年本市では、金魚ちょうちんを通した国内外への情報発信を強化するとともに、大畠観光センター、ふれあいどころ437、やまぐちフラワーランド、白壁の町並みなどの市内に点在する施設、それぞれにおきまして、農林水産物などを中心とした物販や飲食を通した地元産業の活性化に取り組んでまいりました。瀬戸内海の豊かな天然資源を背景に、遊漁船やそれらの資源を生かした飲食業も広く展開をされてまいりました。 今後につきましては、3年ぶりに開催をいたします柳井金魚ちょうちん祭りや柳井まつりなどの各種イベントによる誘客、にぎわい創出をこれを再開してまいりたいと考えております。 また、現在は感染症の影響を大きく受けておりますが、大学のスポーツ部の合宿や、こちらも3年ぶりに開催を予定しておりますサザンセト・ロングライドinやまぐち、プラチナ卓球大会などを通じた宿泊客の誘致と物販の促進など、宿泊を伴うスポーツ観光を新しい観光の一つにも位置づけ、一段と注力してまいりたいというふうにも考えております。 さらには、防災・文教・交流ゾーンにおける複合図書館や、この後の御質問にもございますサンビームやないの活用のほか、平成29年の月性生誕200年、平成30年の明治150年、昨年の国木田独歩生誕150年のように、今年は茶臼山古墳の大鏡の発見から120年、来年は本市ゆかりの児童文学作家いぬいとみこの生誕100年を迎えることから、歴史や文学という観点から本市を訪れていただくような取組にも、市民団体と連携を図りながら挑戦してまいりたいというふうにも考えております。 特に、宿泊客の誘致については、これは一朝一夕というわけにはまいりませんが、観光産業の育成という視点からの地道な取組を継続してまいりたいというふうに考えております。 そのほか、サンビームやないの活性、活用を含め本市の芸術文化の活性化、スポーのまち柳井の活性化、2つ目の大きな御質問、叙勲、表彰、3つ目の危険通学路、こうした御質問に対しましては、教育長及び関係参与によりましてお答えをいたしたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(平井保彦)  教育部長。 ◎教育部長(三浦正明) それでは、私のほうから大きい1の(2)と(3)についてお答えさせていただきます。 まず(2)のサンビームやないの活用を含め柳井市の芸術・文化の活性化についてですが、柳井市教育委員会では今年度から学校の芸術・文化活動を支援するため、サンビームやないを使用し、学校行事や部活動の発表会を実施する場合に、サンビームやないの使用料の一部を補助する制度を新たに設けております。 こうした中、新たな動きとしては、本市の音楽文化を活性化させようと市内の女性音楽家2人がやないアートマネージメントを立ち上げられ、やない音楽活性プロジェクトとして5月20日に第1回を、6月10日に第2回のミーティングを開催され、多くの御提案をいただいているところでございます。 また、本市を盛り上げようと、柳井市観光大使でギタリストの藤山周さんが企画されたブリーズプレミアムライブ2022が7月10日にサンビームやないで開催されます。 サンビームやないの活性化につきましては、当然サンビームやないが行う自主文化事業の充実や発表の場を提供するということも大切だとは思いますが、市内外の活動団体の皆様にサンビームやないでイベントを開催していただくことによって、市民の皆様が芸術・文化に触れる機会が増え、本市の芸術・文化の向上につながっていくものと考えております。 今後も引き続き、市民の皆様が芸術・文化に触れる機会を提供し続けられるように、皆様方の御意見も真摯に受け止め、利用者の拡大や自主文化事業の取組を進めてまいりたいと考えております。 次に、スポーツのまち柳井の活性化についてお答えいたします。 本市におきましては、様々なスポーツ推進事業を行っており、スポーツ施設の管理・改修、スポーツ少年団を含むスポーツ団体への補助、地域のスポーツ行事の支援等がありますが、当面、コロナ禍によりここ数年開催ができなかった市民スポーツレクリエーションのつどい、市民駅伝、ロードレース、健康ハイキング等の再開、さらには4月に開催されたビジコムカップ野球大会、秋に開催予定のプラチナ卓球大会開催等への支援を図りたいと考えております。 このように、市内行事をコロナ禍前の状態に戻すことと並行して、本市の特徴的な事業でもある日本体育大学との連携事業においては、過年度において派遣事業による合宿に伴い野球教室が開催され、参加した小中学生には貴重な経験となったものと思われます。 令和3年度には、野球部の1軍から3軍までが来柳され、市民との交流が予定されておりましたが、コロナウイルス感染症の感染拡大のため、残念ながら中止となりました。 しかしながら、今年度になって活動の再開の兆しが見え始めているため、今後大学が行っている多彩な派遣事業の中から、本市のニーズに合った事業を取り入れていきたいというふうに考えております。 また、スポーツ合宿に係る補助金におきましても、対象者や対象種目について、より多くの競技者が利用しやすいものへと制度の拡充を図っていきたいというふうに考えております。本市といたしましては、先に述べましたような資源・施策により、スポーツ事業の活性化を一つの手段として交流人口の増加につなげていけるよう努めてまいります。 私からは以上です。 ○副議長(平井保彦)  総務部長。 ◎総務部長(河原憲治) 2番の叙勲・表彰についてお答えいたします。 (1)柳井市として里山再生・動物愛護等をどのように継承し、支援するのかについてですが、まず表彰制度につきましては、本市においては表彰規則に基づき、市の自治行政、産業、教育、文化及び社会事業、また社会公共のため多額の私財を寄附されること、その他表彰するに値する御功績が顕著な個人または団体に対して表彰させていただくこととしており、表彰審査委員会で御審議いただき、答申を受けて柳井市表彰式において表彰いたしております。 新市発足以来、現在に至るまで62の個人、団体を表彰してきており、いずれも市政あるいは市民生活のあらゆる場面で御活躍いただいた方々でございます。 また、このほかにも社会奉仕活動、地域貢献活動等を行っている個人、団体、企業等に対しても、地域や市関係課等からの推薦等により案件ごとに判断し、感謝状等を贈呈いたしております。 地域に根差した活動を含め、各分野で真摯に取り組まれ、本市のために御貢献いただいている個人や団体に対しその取組の継続とさらなる発展のため、その御功績に対し、感謝の意を表するにあたり、その方法についても研究をしてまいりたいと考えております。 また、そういった方々への活動への支援についてですが、現在も実施しているものとして、例えば地域住民が道路を自らの手で整備するふるさとの道整備事業や、市道、準用河川、法定外公共物、公園、農道、かんがい排水施設の整備、維持管理を行っていただく場合に、それらに要する原材料、重機借上料、燃料費の支給等の支援を行う制度がございます。 様々な活動に対する支援策につきましても、先進の好事例の研究にも努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(平井保彦)  教育長。 ◎教育長(西元良治) 3番の危険通学路についてですが、本市では平成26年度以降、市内各小中学校からの通学路安全対策要望箇所の報告をもとに、国、県、市の道路管理者、警察及び学校関係者等からなる柳井市通学路安全推進会議において、その具体的対策について協議し、通学路の交通安全の確保に向け取り組んでまいりました。 昨年6月に、千葉県八街市で発生した通学路での小学生の痛ましい事故を受けて、昨年度国において通学路危険箇所の再調査がなされ、山口県では975か所の危険箇所があるとの報道がなされています。このとき、本市では56か所を危険箇所として報告しております。 これらを危険箇所とする理由は、道路の白線が消えかかっている、路面がでこぼこしているといった現状修復を要するものから、信号機を設置してほしい、道幅を広くしてほしい、交差点の見通しをよくしてほしいといった設備や整備改良を要するもの、そして通行車両が制限速度を守らない、抜け道として一方通行を逆走する車両がいるなどの運転モラルの改善を要するものなど、多様な要因から児童生徒の安全な通行に懸念が生じていることによるものです。 これらにつきましては、市通学路安全推進会議や関係者による現地立会を踏まえ、所管する機関、部署において、該当箇所の修復や看板設置などの対応を行っているところです。 また、民家の塀の老朽化や当面の対策工事が難しい箇所など、注意喚起では危険性の緩和が困難な場所におきましては、通学路を変更するなどの対応を行い、令和3年度末までに48か所の対応が完了しております。残りの8か所におきましても、引き続き対応に努めることとしております。 なお、行政としてのハード面での対応のほか、付添い登校や交差点での見守り活動など、児童生徒の安全確保にお力添えをいただいている保護者や学校関係者、地域のボランティアの方々の日々の活動に深く敬意を申し上げる次第でございます。 市教育委員会といたしましても、引き続き各学校や地域をはじめ関係機関、部署との情報共有と調整を図る中におきまして様々な方法を探りつつ、児童生徒の通学路の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(平井保彦)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 危険通学路から再質問させていただきましょう。 危険通学路は今56か所、そのうち1か所、教育委員会でただしていただいた、去年おととしですかね。これはこれでよかったのですが、相変わらず出てくるのが新栄通り、あそこは横断歩道あるのですが白線も何も皆消えております。毎回出てくるのですあそこは。もちろん同じようなところはほかにもあります。ですから、まず私どことどこというあれはないのですけれども、まず指定された56か所を教えていただきたい。そちらに参りますので、それがどのように改善されたのか。 今申し上げましたように新栄通り、これ本当に昔からあそこは必ず出てくるのですが、私も柳中PTAの会長をやったときからもずっと出ておるのですが、公安の問題がありますから、そしたら今、黄色い旗とか応急的にそういうのが設置できやしないかなと、そのお方にはそういうふうな回答もしたのですけれども、大変でしょうけれども子どもたちの安全のためにぜひぜひまた頑張っていただきたいと思いますし、先ほど申し上げましたように56か所の場所を教えていただければというふうに思っております。よろしくお願いします。 それで、具体的に私の里山と愛猫の話をあえてさせていただいておりますが、一般的な回答でありましてその程度は分かってるよという回答であります。こういう人たちにどういう目を向けるかというところを今回聞いておるのですが、部長もう少し詳しく御説明ください。 ○副議長(平井保彦)  総務部長。 ◎総務部長(河原憲治) これまでも社会奉仕活動やそういった本市のために御活躍をいただいてる方については、個別に地元の方とか、あるいは各関係課からこういう方がいらっしゃるので感謝状をというお話がございましたら、個別に決裁を取りましてそういう対応しておるのですけれども、このたびはやはりその感謝の意をいかに伝えるかという部分も考える中で、やはり市長が例えば現地に赴いて直接にお礼を申し上げたり、あるいは市の広報紙を活用したりしてその活動内容や功績を御紹介するといった、そういったところでそういった活動をさらに続けていただき、発展させていただくようなことも考えていきたいというところでございます。 以上です。 ○副議長(平井保彦)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 考えていきたい、考えてもらわんと困るのですよ。里山にしても動物愛護にしても、ここは今やってらっしゃる方は猫ですが、周南市は犬ですよね。これに対して、県の保護何とか条例の中でこれやっていかれるのですが、どっちにしてもこれお金かかるのですよ里山も。 私ども、これ柳北小学校で子どもたちの勉強させていただく、竹を割って竹の中で御飯炊いたりなんかというのをね。これはこれで文化事業でいいことなのでしょうけれども、ただその一歩奥に入っていくと、森林保全というのはものすごい金かかるのです。それを放っておくと、先ほど申し上げましたように鳥獣被害が出てくるわけですね、いたちごっこになってるのですね。 ですからこれをもう少し、例えば里山のほうであればもっともっと各地域でできないのかなと、各地域がね。あれは日積ですけども、伊陸でそういうことをする人もおってもいいじゃないですか、柳北であってもいいじゃないですか。まずそういうことを継承していただきたいし、それに先ほど原材料支給の話も出ましたけどもこれは河内山さんときにできた話ですけどね、それはそれでそれなりの応分を必要であればしてあげたらいいと思いますし、それから動物愛護にしてもあれだけの去勢なんかやられると相当なお金がかかっておるというふうにも聞いておりますし、これを1人の人間でやらしていいのという疑問が湧くわけです。 今日のところなかなかすぐに結論は出ないでしょうし、またそういう話をしたつもりなのですが、その辺の回答が全然出てこないので相変わらずこうなのだなと。だから、最初に市長に思いを聞かせていただいたけど、市長さんうまく逃げられてそういう話にはなっておりませんが、それはそれとしてとにかく早急に対処するような考え方を示していただきたいと思います。いいですか部長。 ○副議長(平井保彦)  総務部長。 ◎総務部長(河原憲治) 先進地の事例等も研究してまいりたいと思います。 ○副議長(平井保彦)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 今度は市長さんに。新たな発想でやっていく、非常に大事なことだと思います。活性化はこれでいいという、何ていうのですか最終地点はなかなか出てきません。あるはずがありません。その辺は分かっておるのですが、ただ現状の部分をどうするかというところをちょっともう1回、もうひとつおして、今現存に頼ってる部分。 例えば白壁通り、それから先ほどのお方の質問でキャンプ場とかそういうのもあるわけですが、今現存しているところのものをどのように深掘りをしていくか、そして新しい発想は新しい発想で大いに結構だと思うのですね、現存しているところのものをどのように考えていらっしゃるかお聞かせください。 ○副議長(平井保彦)  市長。 ◎市長(井原健太郎) まず深くおわびを申し上げないといけないのですが、どうしても坂ノ井議員さんとのやり取りの聞き取りがうまくいっていないようで、先ほどの表彰についても個別の事案に触れる必要はないというふうに私ども、議員さんおっしゃったように承知をしておりまして、その辺りの対応についてはちょっとこれ今までもありますけれども、実際は認識が間違っていたということでありますし、また先ほどの観光についても新しい観光ということでありましたが、既存のことについて言ってほしいということなので、この辺りももう少ししっかりとした事前の聞き取り、我々の努力が足りなかったということはおわびを申し上げたいというふうに思います。 それで今おっしゃったのは、既存のというのは一つ白壁の町並みおっしゃいましたが、白壁の町並みについてお答えすればいいということですかね。 ◆議員(坂ノ井徳) いやまあ、お聞きしましょう。 ◎市長(井原健太郎) 白壁の町並みについては、近年、特にこの感染症の影響がある中でお越しになられる方々も減少傾向にあるということ、また少し前になりますがせっかく進出していただいていた店舗が撤退をされたりという状況があります。 ただ現状は現に、恐らく今日もそれぞれお店を開店されて、それぞれに今観光客の方と直接触れ合って、それぞれの地域、お店も含めて本市の最前線で御努力いただいてるというふうに感じています。 そうした中で、基本的な考え方というのは今までと変わりませんが、これからの取組としてはやはり新たに防災・文教・交流ゾーンということで、また観光の一つの目玉にもなるような施設ができてまいりますので、その辺りからしっかりと町並みも含めて誘導していくと、その辺りのルートをしっかりとつくっていくと、この辺りはもうすぐにそういったタイミングというのはやってまいりますから、ひとつ大きな注力をしていきたいという思いでございます。 ○副議長(平井保彦)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) 多くはもう申し上げませんが、プラチナ卓球大会、御承知のとおり金土でやるのです。なぜ金土にしたかというと連泊してもらいたいということでやったわけです。今月の24日にやるかやらんかという会議をやる予定にしておりますけれども、あの白壁の通りではもう足らないのですよ。というのは、毎回同じ方がほとんどお見えになられますので、この2年間やってませんけどね。 だから、やっぱり新しい観光地というのをつくっていかないと、せっかく来られた方について連泊をお願いするというか、これいいですよ明日ぜひ行ってくださいと大会が終わった後にそうやって言うのですけれども、なかなかそこへ行かないと。しょうがないですね、毎回同じもの見せられると皆行きませんから。そういう思いで今お話をさせていただいております。 だから、新しい発想大いに結構なのです。もっともっと足らないぐらいあってもいい、指足しても足らないよちゅうぐらいあったほうがいいのですけどね。なかなかそれは柳井の観光事業には、ちょっと難しいかもしれません。 ただ、一方でもう少し今度は角度変えて考えますと、黒島の海水浴場が死んでおります。先ほどの質問の中にありました山口県はサイクル県とキャンプを推奨していこうということでございました。4,630万円の誤送金で有名になりました阿武町も、実は大きなキャンプ場造ってお客さんを待っていたところなのですがああいう事件が起こりました。 これは今までの話、今からの話は湯原海水浴場がなくなりましたね。これ県だからそれでいいのかどうかということも考えていかなきゃいけないし、そこで粘らなければそんなものはだんだん廃っていくに決まってるのですよ。言ってる意味分かります。部長さん、私の言ってる意味分かります。 だめだからやめてく、だめだからやめてくというのが今までの柳井なのですよ。なぜだめなのかということをもう少し捉えていただくとまた違った角度で、それこそ新しい発想で、例えば黒島の温泉、あれは、大きな石がある反対側はあそこキャンプ場にしてもいいじゃないですか。だから、そういう発想でいかないと、なかなか新しいお客さんを呼び込むことちゅうのはなかなかできないということであります。 柳井の規模ではね、やっぱり観光面、インバウンド、これ3月にも申し上げました。3月だったかな12月だったかな、インバウンドを求めていかないと、企業誘致いいのですよ、人口はもう一生懸命やっていかないといかんですが、やっぱり外貨をどのように獲得していくか、これ大事なことだと私は常々思っております。 それから、スポーツのまちの合宿もあるホテルさんが頑張っておられますけどね。その辺ももっともっと活性化していくでしょうが、またそれに助成というか支援をぜひお願いしたいと思います。 それから、今度サンビームやないの件です。これも3月にお話をしております。こうやって見せたと思います。助役さんの孫がやられてますよということで、さっきも御紹介ありましたが5月と6月入ってね。 問題は、あれだけの大きな施設をあのままにしちょっていいのかなというのが一つあります。そして、なぜいいのかなという疑念を抱くと、スポーツにしても音楽にしても芸術にしてもこれ人間、感性を磨くにはものすごく大事な要素なのですね。 残念ながら買取事業がないものですから、柳井の人はよそへ行ってそういう興行に触れなきゃいけないと。これも柳井市民に生まれた割に損をしてるかなと。光とか防府、もちろん山口市はしょっちゅうやってらっしゃいますし、そういった興行をやることによってサンビームやないが、今は泣いておりますけれどもサンビームやないの活性化を、今スタインウェイ弾くというのでやってますよね前の館長が。スタインウェイを弾きましょうというので。 あれもいいことだと思いますが、もう一つ聞こえてこない。いいと思うことはもうはちゃめちゃにやるってこと、先ほどこれ熱海の職員の話だったのですよ。自分がプロモートして自分で売り込みされるのですよ。次の映画つくるときにここへどうぞとかね、やっぱりそういうとこがあっていいのじゃないかなと。 それと、市長さんのこの指示が一緒になってはじめて市役所力というふうに私は命名をしておるのですが勝手に。そんなこんな言いたい放題いつも申し訳ないのですが、君国さんに次ぐ言いたい放題で申し訳ありませんけれども、要は柳井市がどうやったら活性化するということを皆さんも考えておられるのはわかるんだけど、常識的に考えるとこんなものは結論出ません。非常識的に考えないと。ということでつまらん質問させていただきましたけれども、今回は叱咤激励であります。 最後に、これ何通か来てるのですが、市長さんがこれ市長になられたときの即のときです。武道館建設は問題が多く最悪です。テニスをつぶしてわざわざ津波の危険がある低地に造るのは、地盤が悪く基礎だけでうん億かかると。 ざっといって、この武道館建設を議会や市民の知らないところで進めていること、武道関係者だけの意見を聞いて。 ○副議長(平井保彦)  坂ノ井議員。 ◆議員(坂ノ井徳) はい。 ○副議長(平井保彦)  通告書にのっとった質問をよろしく。 ◆議員(坂ノ井徳) もちろんですよ、柳井市がどうなるかの話をしてるわけですから。それで、多くの市民が知らないうちに大型事業が着々と進んでいるところに危険を感じますということで、市長さんはすごいパワーを持ってらっしゃるのですが、もうちょっとこう耳を傾けていただくと非常にいい行政、市政になるんじゃないかなというものを期待いたしまして質問終わります。 ○副議長(平井保彦)  以上で、坂ノ井議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○副議長(平井保彦)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日は午前10時から会議を開き、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。午後3時13分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         令和4年 6月14日                     副 議 長 平井 保彦                     署名議員 下村 太郎                     署名議員 長友 光子...