令和 4年 6月定例会(第2回)令和4年第2回
姶良市議会定例会議事日程第5号 7月6日(水)午前9時30分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────
┐│日程│議 案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番 号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1
│ │一般質問 │ │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 令和4年第2回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前 9時30分
││ 令和4年7月6日(水)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 3時41分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠││及 び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別
││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 1│堀 広子 │出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 2│峯下
洋 │出 │10│小田原
優 │出 │18
│竹下日出志 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 3
│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯
桜 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21
│宇都陽一郎 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 6│湯元
秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生
卓 │出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 7│塩入
英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村 親
│出 ││ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ │ 8│森川 和美 │出 │16
│岩下陽太郎 │出 │24
│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 24人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 竹中 裕二
│ 事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩
│市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条
│ │ │部 長│ │ │ ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二
│保健福祉│向江 美喜
│水道事業│桃木野 靖 ││ めの
出席者 │ │ │部 長
│ │部 長│ ││ の
職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │教 育 長│小倉
寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路
温幸 ││ │ │ │部 長 兼
│ │次 長 兼
│ ││ │ │ │蒲生総合│ │財政課長│ ││ │ │ │支 所 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │総務部長│髙山 八大
│建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋
重信 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │庁舎建設│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部長│今別府浩美
│教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園
克己 ││ │ │ │ │ │次 長 兼
│ ││ │ │ │ │ │危 機│ ││ │ │ │ │ │管 理
監│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企 画 部│松岡 力 │建 設 部│川崎 久志 │企 画 部│猪俣 志郎
││ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ │次 長 兼
│ ││ │企画政策│ │建築住宅│ │高等教育│ ││ │課 長
│ │課 長
│ │機関企画│ ││ │ │ │ │ │課 長
│ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │市民生活│中島 信子 │教 育 部│湯田 広美 │企 画 部│高山
功治 ││ │部次長兼
│ │次 長 兼
│ │商工観光│ ││ │市民課長│ │教育総務│ │課 長
│ ││ │ │ │課 長
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │保健福祉│前薗 智雄
│水道事業│若松 耕市 │教 育 部│井上 隆司
││ │部次長兼
│ │部次長兼
│ │社会教育│ ││ │長 寿 ・
│ │施設課長│ │課 長
│ ││ │障害福祉│ │ │ │ │ ││ │課 長│ │
│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │農林水産│萩原 安信 │保
健│有田加代子 │選挙管理│小倉 章
││ │部次長兼
│ │福 祉
部│ │委 員
会│ ││ │林務水産│ │子どもみ
│ │委 員 長
│ ││ │課 長
│ │らい課長│ │ │ ││ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │建 設 部│師玉 保之 │総 務 部│別府
伸二 │選挙管理│福留 真司
││ │次 長 兼
│ │秘書広報│ │委 員
会│ ││ │土木課長│ │課 長
│ │事務局長│ │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 7月6日
○議長(小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時30分開議)
○議長(小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。
○議長(小山田邦弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、10番、
小田原優議員の発言を許します。
◆10番(小田原優君) 登 壇 皆様、おはようございます。
市民くらぶ所属の議席番号10番、小田原でございます。 いつも言い直すんですけど、私、「おだはら」ですので──マスクを取らせていただきます。「おだはら」なんですけど、時々「おだわら」って皆さんから言われるんですから、言い直しておりますけど、小田原でございます。よろしくお願いします。 それから、本日は、傍聴席に早朝よりお越しの皆様、ありがとうございます。御礼申し上げます。 さて、私は、本日、公文書の管理について質問を行うわけですが、質問の趣旨としては、近年、関連法の制定とか、国による運用等が示されまして、公文書等の取扱に関して大きく変化してきたことが目的です。市役所の業務、特に公共事業に与える影響や、その公文書等に関する市の考えが組織の末端まで浸透しているかを確認するための一般質問でございました。 それでは、質問にあたり通告書を読み上げさせていただきます。 公文書等の管理について。 要旨1、姶良市における公文書及び公用文書に対する考え方について。 公文書において公務員がその執務に関し作成した文書等は公文書と呼ばれますが、私文書等を含む広義での公用文書、そして、行政文書など関連法により、その取扱により分類されております。 本市の公文書及び公用文書に対する考え方と
保管保存管理、そして破棄までの取扱についてお伺いします。 要旨2、姶良
市文書取扱規程と公文書等の管理に関する法との整合性についてです。 公文書は、原則、全て開示であると私は考えております。市においても
文書取扱規程を遵守されていると考えておりますが、公文書等の管理に関する法、以後、文書管理法と言います。省略させていただきます。との整合性についてはどう考えますか、お伺いします。 要旨3、文書管理の運用状況についてお伺いします。 国が
文書管理業務の業務・
システム最適化計画の中で、電子決裁まで含む文書管理に触れております。 本市においても
文書管理システムが適切に稼働していると思いますが、職員がその職務に関し、必要とする公文書を検索するに、どの程度の時間単位で、
保管保存場所を特定し必要とする職員の手元に届くか、教えてください。 要旨4、公共事業にかかる公文書管理の範囲と遵守状況について。 公文書や保有個人情報の開示請求を行いました。その結果、本来、保管保存されるべき公文書が存在しないなどの理由で一部・不開示通知されております。その中には人事記録等もございます。 開示申請を受理してから15日以内には開示決定されるようになっておりますが、中には該当する文書がなかなか見つからずに、日延べを申し出てくる事案もございます。これについては、姶良市のみならず、県や国などでも同じような感じでした。 これらは公文書の適切な仕分けと保管・保存管理がなされていない証左であり、ほかには
事務手続システムそのものに問題があるものと思料され、文書管理法のガイドラインでも示しておりますとおり、個人の権利の得喪、そして、組織の意思決定に至る協議内容を示す記録等も公文書に含まれるものとされます。この中には、メモや録音記録なんかも含まれていると示しております。当然に公共事業に関する諸手続にかかる文書等もその
保管保存管理が定められております。 1つの例として、入札等にかかる事務手続で指名推薦があります。所管課で定めた審査基準に基づいて推薦された中から指名委員会において
指名推薦業者が決定し、当該業者間で入札が行われるものと理解しております。つまり落札までの一連の流れを示す執行伺い、予算行動を起こしていいかという伺いです。入札に関する稟議書などは公正公平な入札を維持するための重要な公文書でございます。しかし、保存期間中にもかかわらず、存在しない旨の不開示決定がなされている事例もございました。このことについてどう考えますでしょうか。 要旨5、
公文書管理状況が公共事業に与える関連性について。 これは、先ほど、先日も先輩議員のほうからも、ちょっと質疑がありまして、質問がありましたけど、ちょっとかぶりますが、読ませていただきます。 平成30年1月27日午後11時頃、あいら斎場の炉前ホールの高さ12mの天井から、1枚の重さが数kgもある大型タイル(縦30cm横60cm)が8枚も落下した事故がありました。 この件について
公文書開示請求を行い調査しました結果、まず
建築設計業務委託業者の選定に当たって適切に事務手続が行われなかったと思料される内容が記されております。 指名業者を決定する複数項目設けている審査基準書、この中には、
施工監理業務の実績等が存在するはずですが、開示請求では存在しない旨の回答でございました。 開示請求の結果、開示された文書は公文書ですので、これは揺るぎのないものだと思います。さらに調査していくと、県内8業者が指名推薦されていた最初の執行伺いが理由なく破棄され、前執行伺いでは候補に上がっていなかった、ほとんど県外の業者7社が指名された経緯が明らかになっています。 この人命にも影響する事故は、公文書に対する市のずさんな考え方が招いたものと思います。 市長の就任前の事件ではありますが、今の姶良市長としてはどう考えますでしょうか。 要旨6、
公文書作成等の電子化と公的署名を活用した保存管理の検討について。 公用文書の破棄や改ざんについては刑法でも実刑などが設けられていますが、その管理については厳正なものであるべきものと考えております。 消えた年金記録問題を発端とした
公文書管理法が定められましたが、国が出したガイドラインでは細かく公文書等の取扱について定められております。市役所内における公文書の管理について参考になるものだと思っております。 施政方針の中で市長は電子決裁や
デジタル化推進に取り組む姿勢を表明されております。恐らくは将来発生することの重要性にいち早く気づかれ、施策を講じられたものと私は思っておりますが、この先、保管・保存管理する公文書は膨大な量になっていくものと考えております。特に現在の保存文書に加えて、毎年発生する
永久保存文書。この公文書の存在がございます。 現在の紙ベースでの公文書保管には限界があるのではないかと思いますが、どうお考えになりますでしょうか。 要旨7、新たな公文書作成は永久に続きますが、この先間違って公文書の破棄や改ざんが行われないよう、最終的に起案決裁済の時点で各公文書類は、担当職員が将来にわたって責任を負うよう、公的認証制度を使った署名入りの電磁式記録のファイルとし、改ざん・破棄が生じないような保存を検討されてみてはどうでしょうか。 あとは、一般質問席から行います。よろしくお願いします。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 皆様、おはようございます。 小田原議員のご質問にお答えします。 公文書等の管理についての1点目のご質問にお答えします。 公文書とは、「市の職員が職務上作成し、または取得した文書、図画及び電磁的記録であって、市の職員が組織的に用いるものとして、市が保有するものをいう」と姶良市情報公開条例第2条第2項において規定しております。 また、公文書の作成・取得後、当該文書は事業・分類ごとにフォルダやボックスに分け、現在使用している文書及び前年度で完結した文書は、庁舎の執務室で管理し、その後は保存年限に応じて書類倉庫で管理しております。
保存年限経過後は、委託事業者において、細断による廃棄を行うなど、適正な処理を行っております。 2点目のご質問にお答えします。 公文書等の管理に関する法律では、公文書等の定義、作成、整理方法、保存年限の設定、廃棄などが規定されております。 本市においても、この法律に基づき、姶良
市文書取扱規程を制定しており、公文書の作成・管理における取扱について必要な事項を定めていることから、整合は取れていると考えております。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、合併後の平成24年度から
文書管理システムを導入し、文書の作成等から廃棄まで一貫性のある取扱を実施しております。 現在、公文書を検索する際、対象となる文書を特定できる場合であれば、速やかに保管場所を検索することが可能であります。 4点目のご質問にお答えします。 公文書の管理については、作成等から廃棄に至るまで、市全体における統一的な公文書管理のルールに基づき、適正に事務を執行しております。 保存年限については、
市文書取扱規程に定める保存年限の基準と
保存対象文書の重要性を考慮して、各課長において設定し、公文書として作成・管理されているものは、一定期間保存した後、廃棄処分するサイクルで事務処理をしております。 5点目の質問にお答えします。
あいら斎場悠久の
杜設計業務委託に関する文書開示につきましては、開示文書に指名推薦書が2種類存在することから、誤解が生じているものと考えます。 改めて作成された指名推薦書には、事業者を指名した選定基準として、平成26年度及び27年度本市の測量・
建設コンサルタント業務等競争入札参加資格の認定を受け、建築設計・監理に登録されている事業者で、かつ、建築士法第23条の規定に基づく
一級建築士事務所登録がされていること、一級建築士及び二級建築士を3人以上有していること及び過去2年間に、延べ床面積1,500m2以上の新築・建替えの
火葬場新設事業の基本設計、実施設計または
工事監理業務のうち、いずれかの元請としての実績があることとしており、明確な根拠を有するものであり、改めて作成された
指名推薦書自体に何ら問題はないものと考えます。 指名推薦をやり直した経緯については、当初推薦した事業者が、改めて作成された選定基準を満たしていなかったことに起因するものと思慮しますが、当初の指名推薦書及び指名推薦をやり直した経緯の分かる文書が存在せず開示できなかったことから、誤解を与える結果となりましたことは、誠に遺憾に思っております。 今後は
市文書取扱規程に基づき、適切な文書管理を行ってまいります。 また、情報公開に対しては真摯に向き合うべきものと考えており、
公文書開示請求がありましたら、内容を精査し、対応してまいります。 6点目の質問にお答えします。 紙ベースの公文書については、現在、市が管理する3か所の書類倉庫において、保存しております。 毎年発生する文書量は、事務の複雑化・多様化に比例して増加しており、
ペーパーレス化、省スペース化の取組の一つとして、本市でも本年3月から
電子決裁システムを導入しております。 現在のところ、部長決裁までの収受・起案文書を対象としておりますが、これまで必要としていた紙文書の
保存スペースと作成・廃棄コストの大幅なスリム化が実現できるものと期待しております。 7点目のご質問にお答えします。 先ほど申し上げた
電子決裁システムの導入により、起案文書は、担当した職員の氏名が明確に残るほか、上席の承認した職員や、最終的な決裁者である課長級以上の管理職に至るまで、誰が、いつ、承認・決裁したか記録に残ります。 また、決裁後は文書自体が凍結保存され、決裁権者であっても、システム上、修正や取り消すことはできない仕組みとなっております。 以上、お答えといたします。
◆10番(小田原優君) 今の回答書をある程度予想しましたが、予想以上の回答であったと思っています。 私も、この一般質問をする際にいろいろと調べてみました。近隣市町の状況や、それから姶良市の状況。姶良市はかなり進んでいるということが分かりました。 それで、私も、かつては、そちらのほうに座っておりましたが、その当時とはえらくシステムが変わって、皆さん、そういうふうに努力されているんだなということをつくづく痛感した次第です。 それから、1点だけ、ちょっと再質問させていただきたいんですが、昨日の先輩議員の質問の中でもありました火葬場の関係です。これ、今、市長の答弁のほうにありましたけど、この審査基準。これは確かに、この基準どおりであると思います。建築法23条、5年ごとの更新です。この中にも書いてあります。ただ、これは最初の指名推薦のときのものです。なぜかというと、担当でしたから。それ以上は言いません。それ以上言うと法に触れる可能性がありますので。 そして、私は今回、各課に、いろんなところに
公文書開示請求をしております。公文書が開示されたものは、もう厳正なもので、それは否定することはできないと思います。 このように、市長が打った公文がいっぱいあります。先ほどありましたね。2回目のときには、
建築審査基準というのがあるんですけど、2回目のときの、ここに指名委員会の会議録があるんです。これも開示されています。その中で、
業者選定理由としては7項目あるんです。これは全然触れていません。今、審査基準に出すと。これは、そちらの方はご存じだと思うんですが、2回目のときに初めて載ったというふうに書いていますけど、2回目のときはかなり基準が緩和されています。当初の執行伺、それから指名推薦書のほうの5月22日の日付のを使ってますけど、これは鹿児島県内の業者がほとんどです。8社です。どこも一流企業だと思います。このときの基準は、延べ床面積1,500m2以上で、過去において、このような事業をしたという、監理業務まで、
施工監理業務までしたというふうになっております。 なぜ、そういうことを詳しく覚えているかというと、私が指示をしたからです。しっかりと覚えています。もし、これが、そういうふうに実態を、後のほうの指名推薦書のほうに審査基準を載っていたということであれば、いいんでしょうけど、これを故意にすると刑法に触れます。私はそう思います。ですから、ここで、どうのこうのは言いませんけど、今回、私が質問したということは、これは問題提起です。私が辞めた後は、すごく、文書管理についてはすごく進んで、皆さん努力されていることがよく分かりました。今後はそういったことがないように、市長自ら一所懸命、率先してされていると思いますので、この事件は過去のものです。ですから、これからの姶良市はそうあってほしくないなという、自分の経験から、そう願うだけです。 それから、昨日、火葬場関係がちょっと触れてなかったんですけど、30cm掛ける60cmのタイルというのはどのぐらいかというと、こう、こうですけど、この辺で行けば、議長後ろ席のタイルですか。石板タイル。あれより、ちょっと小さいぐらいですけど、陶板ですから、陶器か、磁器だと思いますから、かなりの重さです。あれが高さ12m、ここで七、八mでしょうか。12mのところから、炉前ホール、最後のお別れをするところ。そこのところに落ちたわけです。そこの炉前ホールに何十名も最後の別れをされるときに、もし、上から落ちてきたときにはどうなるでしょうか。そういったのは、結局、公文書、結局、指名にかかる業者推薦がすごく雑だったからということじゃないかということに起因するんじゃないかと思っています。といいますのは、記録を見ますと、事件が起きたときに、すぐ市内の業者が建築をしたんですけど、2業者すぐ市長のほうに謝罪に来ております。この設計監理業者はとうとう来ておりません。これ県外の業者です。ほとんど。形だけ、市内に置いている業者なんですが、ここがしているんですけど、結局、市内の業者、鹿児島県内の業者じゃないから、何か事が起きたとき、すぐ来てくれない。そのために、最初の指名推薦の基準というのは、県内のほうの業者に限定したんじゃなかろうかというふうに記憶しておりますけど、ですから、この建築工事、火葬場の建築工事を行った市内の業者はとても大変だったと思います。それはもう設計に従って作業を行ったわけですから。ですから、最初に無理をして指名推薦、業者を決めたから、こういうのは、なあなあで、どんどんどんどん広がっていって、結局は市に対して大きな損害を与えることになったんじゃなかったかと思います。 それから、時間はたくさんありますけど、紙ベースの公文書の管理に関してですが、これについても、電子決裁をして、電子化を進め、そして、文書管理については倉庫なんかのスペースが減っていくということで、回答ありました。実にすばらしいことだと思います。それをどんどん進めていっていただきたいと思います。 それによって、今、市が管理する3か所の書類倉庫、次は、今回の件で、予算書をちょっと調べてみたんですけど、倉庫の借り上げ料はないみたいですね。ということは、無償で借りているか、その分、固定資産税の課税免除をしているか、何らかの市がその分を払っているんじゃないかなと思いますけど、公文書の管理が電子化されるについて、そういったスペースがなくなれば、そういった財源等も出てきて、ほかの事業のほうにも回せるんじゃなかろうかというふうに考えています。 今、私のほうで全て申し上げましたけど、再質問というのはありません。今、市が非常に取り組んでいるということがはっきりと分かりましたので、私の質問は、一応、これで終わらせていただきたいと思いますけど、最後に、これからも市役所の職員の皆様は、そういった立派な仕事をされているということを、それから健康に、私が言うべき立場じゃないですけど、健康に留意されて、これからも公務に励んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わらせていただきます。
○議長(小山田邦弘君) これで、
小田原優議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前9時55分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時07分開議)
○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、4番、益森隆史議員の発言を許します。
◆4番(益森隆史君) 登 壇 皆様、おはようございます。議席番号4番、益森隆史です。 傍聴席の皆様、また、インターネットでライブ中継をご覧の皆様、そして、過去ログのインターネット中継をご覧の皆様、議会に興味を持っていただいてありがとうございます。 私にとって初めての一般質問となります。 ですので、少しだけ所信を述べさせていただければと思っています。 私は、二十歳までを姶良で過ごしておりました。そこから姶良を出て、通信の仕事に出合い、のめり込み、会社を設立するに至り、今は経営者として10年目を迎えました。 今回、今年の正月なんですが、姶良に帰ってきました。姶良に帰ってくる前に、ネットでいろんなことを姶良について調べていました。その中で、どうしても、DX化であったりとか、IT化であったり、ITサービスというのが非常に遅れているなというふうに感じていました。 これから人生をずっと、家も建てていますので、姶良で生きていこうと決めていく中で、自分でDX化に携わりたいと思うようになったのが、私が選挙に出たきっかけになります。なので、私の望むことというのは、DX化であったり、IT化であったり、あとはまちの発展、それに伴う歳入の向上です。4月の選挙に関しては、応援してくれた方はもとより、批判や??責も含めて関わっていただいた全ての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 今回、初めての一般質問となりますが、一般質問は、市民と行政の大切な対話の場面だと考えております。ですので、私は初志貫徹という言葉を大切にしてきておりまして、この壇上に立ちたいと思って選挙に出た思いということを枯らすことがないようにやっていきたい。そういう思いで、まず、所信を述べさせていただこうと思いました。 市民の皆様から聞く意見にしっかりと耳を傾けて、自分の目で見たことだったり、耳で聞いたこと、そこをまず信じて、是々非々を貫いて、誰かの顔色をうかがったり、流されたりすることがないように、自分に負けないように、この4年間を努めてまいります。 これが、壇上から誓う所信でございます。 これから4年間、どうぞよろしくお願いします。 それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。 質問事項1、ふるさと納税への取組について。 要旨1、市の大切な収入源として、ふるさと納税が上げられる。姶良市ふるさと納税での納税額は年々向上していると認識しているが、これまでの推移を伺います。 要旨2、前年度までのふるさと納税について、返礼品事業者に対してどのような取組を行ってきたのかを伺います。 要旨3、令和4年度のふるさと納税について、目標金額を幾らと定め、また、その目標達成のためにどのような施策を行うのかを伺います。 質問事項2、WEBを活用した市民向け広報について。 要旨1、姶良市は子育て世代の移住者が大変多いです。小中学区の割り振りについて市のホームページでは自治会名で記載されています。そのため、インターネットでその自治会名を検索しても住所がどこにあるのか、どこの自治会に当たるのかが全然分かりません。なぜ地図表記にしないのか理由を伺います。 要旨2、これから災害が多発する季節を迎えるわけですが、災害時の避難場所や指定避難所の場所や施設をより多くの市民に把握してもらう必要があると考えております。今年の2月にハザードマップがリニューアルされWEBから確認できるようになりました。しかし同じく緊急時に必要となるAEDについては、別のサイトから設置個所を確認しなければならない形になっています。そのため姶良市のホームページは非常に分かりにくい構成となっています。これらを分かりやすくまとめる必要があると考えますが、市の見解を伺います。 以上、あとは一般質問席にて対応します。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 益森議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、2問目の1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目のふるさと納税への取組についての1点目のご質問にお答えします。 平成27年度から、ふるさと納税を簡単に行うことができるポータルサイトを活用した寄附受付を開始したところ、同年度は、1,608万9,500円の寄附をいただきました。ふるさと納税の寄附額は年々増加傾向にあり、令和3年度は、3億5,565万9,000円となっております。 2点目のご質問にお答えします。 返礼品提供事業者との信頼関係を深め、魅力ある新たな返礼品の企画、提供をしていくため、事業者を個別に訪問して、意見交換等を行っております。 また、ふるさと納税制度の理解を深めていただくため、返礼品提供事業者説明会を開催しており、事業者同士の情報交換の場にもなっております。 3点目のご質問にお答えします。 本年度のふるさと納税の寄附額は、目標金額を4億円と設定しております。ふるさと納税の寄附の傾向として、年末にかけて寄附件数が増加するため、余裕を持って新たな返礼品の企画、提供が行えるよう、例年より早い6月に事業者説明会を開催しております。 また、現在、返礼品を提供いただいている事業者以外にも、新たな事業者の掘り起こしを行い、魅力ある返礼品を増やす取組を行いたいと考えております。 さらに、寄附を募るポータルサイトのイベント期間中は、寄附が増える傾向にあるため、その期間に合わせた効果的な広告掲載を行いつつ、県外で開催される本市のふるさと会における働きかけなどの宣伝に取り組みながら、本市の返礼品をより多くの方にPRしていきたいと考えております。 次に、2問目のWEBを活用した市民向け広報についての2点目のご質問にお答えします。 本市のホームページでは、市の行事やイベントなどのお知らせのほか、市政推進に必要な各種計画や実施事業の事前告知、事後報告などを掲載していくことを基本としております。 また、情報の多様化や迅速化に対応するため、各部局から自発的に情報を発信することに加え、市民の皆様からの問い合わせや要望にも随時対応するよう心がけております。 ホームページの構成につきましては、災害発生や緊急時に必要不可欠な情報発信であることから、速やかに改善するよう作業を進めてまいります。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 2問目のWEBを活用した市民向け広報についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市立小中学校の通学区域は、児童生徒の住民票上の住所に応じた自治会により割り振られております。 自治会の範囲を示す具体的な地図が表示されていないことから、ホームページにおいては自治会名の表記のみとしております。 このことから、通学区域に関する市民からの問い合わせは、学校教育課において確認し、回答させていただいております。 以上、お答えといたします。
◆4番(益森隆史君) まずは、再質問、ふるさと納税から順次行っていきたいと思います。 はじめに、ふるさと納税の仕組みについて、簡単に執行部のほうからお願いします。
◎企画部長(今別府浩美君) ふるさと納税の仕組み等につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) 商工観光課の高山です。よろしくお願いします。 お答えします。 ふるさと納税の仕組みにつきましては、まず、返礼品等のサイトを個人の方が確認をしていただいた後、その中で、ふるさと納税の申込みをいただいております。ポータルサイトで受け付けるほか、直接申込書を送付していただく方もいらっしゃいます。 返礼品の注文を受けましたら、取りまとめている委託事業者のほうから発送準備をしまして、発送期間内に発送するというような手順で進めております。 以上でございます。
◆4番(益森隆史君) 先ほど、令和3年度は3億5,565万9,000円となっており、次年度以降は、次年度は4億円と目標金額を設定していると伺いました。これ、次年度、令和5年度以降の計画値がもし定まっていたら、そこの金額を教えてください。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 今のご質問は、令和5年度のということでございましたけれども、令和4年度の目標を今4億円と定めておりまして、今年度の4月から6月までで7,500万円ほど、ふるさと納税の寄附をいただいております。これは前年度よりも50%ほど伸びている状況ですが、見込みとして、令和4年度が3億8,000万円ぐらいになる見込みでございますので、その決算額をまた見まして、令和5年度については、設定額を決めていきたいと思っているところです。 以上です。
◆4番(益森隆史君) この答弁の中に、事業所を個別に訪問して意見交換を行っているとあります。あと、今年、例年より早い6月に事業者説明会を開催しているとありますが、ここについて詳しくお願いします。
◎企画部商工観光課長(高山功治君) お答えします。 今年度は組織再編によりまして、財政課から商工観光課に所管が移っております。その関係で、4月から6月までに返礼事業者の半数以上を個別訪問して、上位の返礼品提供事業者から意見交換をさせていただいてもらっているところでございます。 また、併せまして、6月に、先月の23日でございますが、58事業者のうち、23事業者の出席をいただきまして、返礼品提供事業者説明会を開催しているところでございます。 昨年度よりも早く返礼品提供事業者への説明をしたことによりまして、今後年末に向けて、駆け込みのふるさと納税額が増えると考えておりますので、その辺の対応も含めて、早めに設定したところでございます。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 勘違いしないでいただきたいと思います。私、十分理解してまして、今、たった今、スタートに立った時点というふうに受け止めているところでございます。今後、どういうふうになるかというのはまた今後、動向を見ていきたいというふうに思います。 2番目の質問に関してです。今回の意向調査で得た実績、成果等、何があるでしょうか。
◎企画部長(今別府浩美君) ただいまのご質問につきましては、担当課長のほうから答弁させます。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 高等教育機関企画課、猪俣と申します。よろしくお願いいたします。 今回のアンケート調査によって得られたものといいますと、やはりこの学生を集める中で、首都圏の大学がいかに地方にサテライトキャンパス等で進出をするかというところを具体的にお聞きしまして、実際、そういう予定は今のところないが、今後、考えてみたいという大学が数校あったことが、まずは効果であったと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 設問の内容について、業者さんとの打ち合わせ等はありましたでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 大学について、アンケートの項目につきましては、これは最低聞きたいというのはこちらが作りまして、その上で選定された事業者のほうにも相談をしまして、一緒になって考えて決めたものでございます。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 今回の選挙で、湯元市長が当選されて、この事業というのは進んでいったわけですが、どうしても性格上、リスクっていうのも考えるところでございますけれども、相手候補はこの設置についても反対、即中止というふうにおっしゃってました。万が一ですが、相手候補がもし当選されてた場合、この調査結果、データというのはどのように処理されるのでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 新しい市長になられたときのことについては、もう想像でしか言えないことですけれども、我々は当然そういうことも加味しながら、結果がどうであろうと、それは企画部内で、市全体でその結果について有効に使っていこうという共通の認識、少なくとも企画部では思っておりました。移住定住の問題であるとか、デジタル社会の問題でありますとか、あと地域課題の解決につきましても今回の大学の構想を通して見えてくるものは多いと思いますので、そのような捉え方で、今、仕事をさせていただいているところでございます。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 姶良市の職員の皆様方の能力の高さっていうのは、もう重々と、今まで近い立場にいさせていただいて承知しているところです。その回答がいただきたかったところでございます。 設問の中で、姶良市をよく知っているという学校が3校、位置と名前を知っているという学校が22校、名前を知っているという学校が29校あると出ております。結果でですね。姶良市にはサテライトの施設等設置を考えるかの質問に対して、検討したいという学校が2校、それから設置をしないという学校が76校あります。また今回、豊橋技術科学大学は、なぜ設置を検討されるに至ったのか、そこをちょっとお聞かせください。それと、設置をしないとなった76校は、なぜ設置をしないという回答になったのか。
◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 技科大との件につきましては、繰り返しになりますけども、これから詳細について詰めてまいりますので、この場でお答えができませんが、本市としましては、4年前に担当の部署を設けまして、高等教育化の設置に向けてアンテナを張り巡らせて、活動しておりました。それに対しまして、技科大のほうにつきましても、やはり全国の大学の動向と、それから少子高齢化、様々なことを考えられて思惑をお持ちだと思います。その思惑が一致した結果が今の協議に入っていく緒についた結果だと思っております。 以上でございます。
○議長(小山田邦弘君) 技科大以外の答弁が抜けております。アンケート結果の。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 設置をしないと答えた大学ということは、なぜしないのかというところだと思うんですけども、今、大学は非常に学生集めに苦慮しておりまして、今、その地盤を固めると言いますか、そういうところで経営を非常に厳しい中でされております。そういう中で、サテライトキャンパスを出すということは、今のところ、もう全く考えていないという大学も多うございました。そういうところが主流であるということで、大半の大学が考えていないということになったと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 大学、高等教育機関の設置についてというのは、動向を見ていきたいです。 私が聞きたいのは、冒頭挨拶で申し上げたとおり、地域づくりに関してのところでございます。ここで、なぜ姶良市を知らないのか、知らないところがほとんどだと思うんですね、鹿児島の小さなまちですから。数年前、私、今の仕事をするときに、2年間ほど県外の研修に3か月に一遍、全国から集まって行っておりました。誰ひとり姶良市として知らないんです。こういう設問を、なぜ姶良市に注目したのか、こちらからアプローチしたというはあるのかもしれませんが、そこに姶良市のトップセールスに関するヒントもあるような気がします。市長は東京から来られてのところですが、もう既に内輪の人間です。外からの部分で姶良市がどのように見られてるのか、それが地域づくりのヒントになるような回答が得られたかもしれないと。聞いてないので、私も想像でしかないんですが、そういった部分でひとつ聞いてほしかったなというところです。大学経営に関してだけではなかったのかなというふうに感じるところでございます。 ただ、先ほど広くこのデータは課を超えて使わせていただくと、そういったところも想定して聞いているというところで確認は取れてますので、今後、そういうところを生かしていただきたいと思います。 次に入ります。 県内の大学がいくつかあるわけですが、自宅から通学してる生徒、学生、たくさんいます。それにもかかわらず、やはり就職というのは県外に出ていきます。この現状をどう考えて、改めて、この高等教育機関の設置・誘致を重要事項に掲げる意味を示していただきたいというふうに思います。
◎市長(湯元敏浩君) 姶良市は人口が増えているんですが、15歳から24歳の部分ががくんとV字で減っている部分が統計として見られます。これは、やはり鹿児島市、霧島市に近いという、便利である地のデメリットだというふうに思っています。学校、高校時代から、そしてまた大学も鹿児島市に行くという子が多いというところも現実としてあります。 しかしながら、これが県外へとか、あと東京・大阪といった大都会へ出ていくのをどうやって防ぐかという中で、地元で働きたい中で、やはり地元と言うと、鹿児島市の高校や鹿児島市の大学行ってても地元というと姶良市という子たちがいっぱいいますので、やはり地元で学んで地元で働くということを定義づけて、地元でも高等教育機関で学べるんだということが一朝一夕にはできませんが、やはりそこに学校があることで小さいときからの進学先、小さいときからの目標というものが自ずと地元志向になっていく方もいらっしゃるかと思っております。
◆12番(馬場修二君) ちょっと前後するかもしれません。 今回、豊橋技術科学大学が誘致という方向で、一番近いところにあるのかなというふうに思います。ただ、意向調査の結果で検討したいという学校が2校ございました。この2校に対して、今後、どのように対応していかれるのか。今、これからの時代、リモート受講という方向もあります。ぜひ姶良市に来たいと、設置を考えたいといったところになった場合、どういう方向を取られるのかというところをちょっとお聞かせください。
◎市長(湯元敏浩君) 現在、緒についた豊橋技科大との連絡協議会、そういったものを一つのエンジンとして走らせながら、1つはこうやって協力していただいた大学、そしてまた姶良市のサテライトキャンパスも考えているよと意思表明をしていただいたところには、一度、接触したいなと思っております。今、どのようなお気持ちで、そしてまた姶良市というものをもっとPRすることができるのではないかと思っております。 先日ありました林業大学校も含めてできる限りの高等教育のところに間口を広げて、そして姶良市の市益になる、そして姶良市の若い人たちの非常に目標になる、そういう高等教育機関であれば誘致していきたいと思っております。
◆12番(馬場修二君) 前向きなご答弁いただきました。 あと、今年もアンケート調査をまた、高校2年生、それからその保護者ということで、一応検討されてるようですが、ここもアンケートの内容というのは業者と打ち合わせがあるんでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) お答えします。 一応、案的なものにつきましては作成はできておりますけれども、今後、決まる事業者のほうとそこは確認をしながら、例えばあまりアンケートを答えてもらうために長々と質問をするわけにもいきませんし、あまりにも簡易なものでもいけません。その辺を勘案しながら一緒に協議をして詰めてまいりたいと考えております。 以上です。
◆12番(馬場修二君) 例えばなんですが、学生から見た姶良市、これがまたどういうふうに見られてるのかというのを、せっかく予算を使ってアンケートを取るわけですから、姶良市の魅力は何ですかとか、姶良市に足りないものは何ですかとかというのは、高校生の目から見て、どういうふうに見られるのかっていうのをまた知る機会、それからそういうところがもし市政でいかされるのであれば、先ほどから一般質問でもあったように、自分の意見が行政に届いたというところがまた今後、若者の投票率というところにもつながってくるような気がします。例えばですけど、そういう質問を入れていただければ間に合うんでしたら入れていただければと思うところでございますが、いかがでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 本内容につきましては、庁内にあります検討委員会の中でも再度職員で一旦協議をさせていただきます。今、議員ご指摘の項目についても追加も含めて協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 今、少子化の中にあります。ただ、支援を要する子どもたちっていうのは、逆に増加傾向にございます。また、支援を要するまでには至らないんですけど、ぎりぎりの子どもたちっていうのが潜在的に多い現状です。鹿児島県内で、この子どもたちが中学校を卒業して進学する先っていうのは、非常に狭い門になっております。県立、私学、数少ないところでございます。検討の一つとして、こういう子どもたちが、また進学できるような高校、それから大学の一貫校として、姶良市単独ではなく、県と連携してでも取り組んでいく必要があるんではないかなというふうに感じてる、考えてるところなんですが、いかがでしょうか。
◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 今、議員仰せの、高・大一貫教育というところのことでございますが、私は中高一貫教育とは、中等教育後期の教育課程を高等教育の過程と連携・調整し、無駄を省いた一貫性を持たせて体系的な方式であると考えております。 大手の大学等が附属の中学校を持ったり高校を持ったりという大学がございます。現在、姶良市の状況としましては、高等教育機関の設置であり、併せて高校の設置については今のところ考えておりませんけれども、答弁にもありましたとおり、大学と高校が連携をして、連携協定等を結んでる今、動きもございますので、答弁にもありましたけれども、今後とも研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆12番(馬場修二君) 最後の質問です。日々、時間に追われてるもんですから、ここで時間に追われたくないので。 私は一人でも多くの若者が住み続ける姶良市というのをまた目指していくことも大事かなと思っております。 ただ、半面、この姶良市を離れて全国、それから世界にも渡り合えて、私は鹿児島県は姶良市出身ですよと、胸を張れるような子どもたちが一人でも育っていくような地域を作り、一人でも多くの人材を育成したいということに力を注ぎたいというふうに思っています。高等教育機関は設置・誘致に関わらず、その建物、そして市と地域、ここに与える影響も非常に大きいと思います。先ほど行政機関の長と議会は車の両輪という話に触れさせていただきました。今の時代ですから、これが荷車ではないかと思います。今の車は二輪駆動、前輪駆動がほとんどですが、これが多いわけなんですけど、例えば四輪駆動、議員は24人います。市長がいらっしゃいます。それぞれのプロセスは違いますが、目指すところは市民のためというのは一緒だと思います。四輪駆動は右、左、それぞれが違う動きをしとっても力強くこういうコロナ禍の中でもぬかるみも進んでいきます。そうありたいと願うわけなんですが、確認でございます。全てはやっぱり市民のためということで認識してよろしいでしょうか。
◎市長(湯元敏浩君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。市民のためにやってまいりましょう。
◆12番(馬場修二君) 失礼しました。コロナ禍でぬかるみの中ですが、力強く前に進んでいければいいかと思います。 また、地域活性化のために、私もまた先進地から学び、それから職員の皆様方といろいろと知恵を絞りながら、話を重ねながらやっていきたいと思います。 これで、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(小山田邦弘君) これで、馬場修二議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時53分休憩)
○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時06分開議)
○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、21番、宇都陽一郎議員の発言を許します。
◆21番(宇都陽一郎君) 登 壇 皆様、こんにちは。議席番号21番、宇都陽一郎、会派は市政クラブ姶輝所属です。自宅はここ、建昌校区コミュニティの東原東自治会です。2000年に結婚し、鹿児島から移住してきました。大学生の長男と高校生の次男は姶良市で生まれ、地元の建昌幼稚園、建昌小学校、帖佐中学校を卒業しました。夫婦2人とも鹿児島市出身で、全く知り合いのいない状況から私たち夫婦の子育てがスタートしました。子どもたちのために地域にも溶け込もうと思い、子ども会に入会しました。子どもたちのために学校行事にも参加しようと、おやじの会にも入会しました。気がつけば子どもたちのためというよりも、自分が楽しんでいたような気がします。そして、気がつけばPTA会長になっていました。さらには、姶良市に移住して22年、今回の姶良市議会議員選挙に出馬することになりました。リーフレットを配り始めたのも告知日2週間前でした。本当に短期間で、少人数スタッフでの選挙戦でした。これまで選挙スタッフとして候補者を支援することはありましたが、実際、自分自身が候補者となり、候補者の大変さを身をもって知ることができました。本当に声を大にして言います。皆さん、投票に行きましょう。振り返ってみると、この22年で姶良地区だけでなく、加治木地区、蒲生地区も含めた姶良市の多くの保護者の方々と出会いました。おかげさまでこの姶良市で楽しく伸び伸びと子育てをさせてもらうことができました。また、10年前に会社も鹿児島市から姶良市へ移転させました。同時に、姶良市商工会にも入会しました。ここでも多くの事業者の方々と出会い、仕事の幅も広がりました。子育ても一段落して、仕事も一様に軌道にできていることもあり、これまでの私の子育ての経験や、会社経営の経験がこれからの姶良市の発展につながるのであればと思い出馬を決意しました。結果は皆様もご存じのとおり、24位当選でした。次はない立場と自覚して、悔いのない議員活動になるように、私も湯元市長の姿勢を見習い、姶良市のためにがむしゃらに突き進む所存です。それぞれ立場は違いますが、姶良市のためにという目的は一緒です。共にまだまだ成長するまちづくりに取り組んでまいりましょう。 さて、これからは私にとって人生初の一般質問となります。先輩議員から、初めてだから1つにしぼって、自分のこれまでの経験を答弁できる質問がいいかもと教えていただきました。そのアドバイスをヒントに本日の質問内容を選択しました。 私は、大学を卒業して、家業を継ぐために鹿児島に戻ってきました。同じように、家業を継承していた先輩から、仕事技術だけ習得しても経営者にはなれないよ、同時に自分を磨きなさいと言われ、ある青少年団体を紹介してくださいました。その青少年団体は、24歳から30歳まで活動しました。今の私があるのは、この6年間での活動が根底になっています。そして、その青少年団体を運営している奉仕団体に縁あって昨年入会しました。OBということもあり、早速青少年育成委員長を拝命しました。次世代のリーダーを育成することがこの奉仕団体での私の役割となっています。 それでは、一般通告に従って質問いたします。 質問事項1、本市におけるこれからの青少年育成について。 質問の要旨、「姶良市の未来の宝である子どもたち」という今回の施政方針でも表現されています。また、今の子どもたちを地域一丸となって育むことが30年後も発展し続けている姶良市であると思います。 そこで、この青少年人口が増加し続けている本市で、どのような青少年育成を目指しているか伺います。 質問事項2、本市における青年活動について。 質問の要旨(1)姶良市青年団の解散について、ピーク時の人数や活動及び解散に至るまでの経緯を伺います。 (2)二十歳のつどい式実行委員会について、実行委員会の募集状況や式典内容を伺います。 (3)本市における青少年団体の現況を伺います。また、本市としてのこれからのビジョンを伺います。 以上、2つの質問事項について答弁を求めます。以後は一般質問席から行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 宇都議員からいただきましたご質問につきましては、教育長が答弁いたします。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 1問目の本市におけるこれからの青少年育成についてのご質問にお答えします。 青少年の健全育成については、家庭や地域社会の教育力の再生を目指し、地域・社会全体で青少年を育てる環境の整備が進められております。 家庭環境が多様化し、直接体験が減少する中、豊かな情操や規範意識、自他の生命の尊重、自己肯定感・自己有用感、他社への思いやり、対面でのコミュニケーションを通じて人間関係を築く力、困難を乗り越え、物事を成し遂げる力などの育成を図るためには、地域社会をあげて青少年を見守り育む環境づくりが必要です。 そのため、本市では小学生から高校生までを対象とした異年齢集団による長期体験学習や長期宿泊学習、郷土学習などの多様な体験活動を通して、自主性・協調性・忍耐性・社会性を培うための青少年育成事業を展開しております。 また、青少年地域活動支援として、市青少年育成市民会議が主体となり、青少年育成に関わる各組織間の連携・協働を図り、それぞれの得意分野を生かした活動を展開しております。 さらに、地域学校協働活動(SSVC+)事業を展開し、姶良市子育て基本条例の基本理念のもとに、家庭・学校・地域社会・事業者・市が一体となり、地域全体で子どもを育てていくための体制づくりを進めております。 市としましては、引き続き青少年育成に関する事業展開を図りつつ、地域の協力・協働のもと、各人がふるさと姶良を愛し、これから経験するであろう幾多の困難を乗り越え、未来を切り拓くことができる、心豊かでたくましい青少年の育成を目指しております。 次に、2問目の本市における青少年活動についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市青年団は、旧蒲生町青年団を母体に、合併後も市青年団として組織され、これまで球技大会の開催や、季節ごとのイベント活動を行ってきましたが、ピーク時の登録団員数20数名が、活動休止前は数名にとどまり、コロナ禍によるイベント自粛や団員数の減少等により、令和2年度での活動休止、そして令和3年度末での解散を決断されたようであります。 2点目のご質問にお答えします。 二十歳のつどい(仮称)は、市主催の二十歳の式典終了後に実施される式典対象者有志で組織された実行委員会が運営するイベントであります。 現在、実行委員会メンバーを募集中であり、式典当日までの間、10回程度にわたり実行委員会を開催し、記念品の選定や、つどいのテーマ及び式当日のイベント内容等を検討・決定しております。 実行委員については、例年10名程度の応募があり、これまでに恩師からのメッセージ動画放映やクイズなどを実施し、参加者の一体感を演出しております。 3点目のご質問にお答えします。 本市では、地域全体で子どもを見守り育てる環境づくりを推進しており、姶良市子ども会育成連絡協議会やジュニア・リーダークラブ「どんぐり」、青少年育成市民会議などに対して、補助金などの支援や指導者の育成を目指した研修会の開催などの活動支援を行っております。 また、校区コミュニティ協議会青少年育成部とも連携を図り、地域の特性を生かした様々な体験活動を実施していただいております。 市としましては、各団体とも青少年の健全育成に欠かせない団体であることから、今後も先進地視察や各種研修会を開催し、持続可能な組織づくり、運営に関する情報提供、次世代を支えるリーダーの育成等、各団体の意向、実態に応じた支援及び連携を図ってまいります。 以上、お答えといたします。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。質問事項1から再質問させていただきます。 青少年といっても、ゼロ歳から30歳という区分や、12歳から25歳という区分、あるいは20歳未満という条例等によって異なります。そこで、ここでは教育長も述べられたように、高校生までの範囲でお伺いします。 答弁と施政方針にもあった青少年の健全育成を目指し、目的とした活動、AIRAふるさとチャレンジャー、AIRAふるさと学寮、あいら未来特使団について、それぞれの事業内容を簡単にご説明ください。また、このコロナ以前の状況で構いませんので、募集人数に対してのどのくらいの応募があったのか答弁を求めます。
◎教育長(小倉寛恒君) 施策の事業内容については、社会教育課長に答弁許可をいただいておりますので、社会教育課長のほうで答弁いたします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) 社会教育課の井上でございます。よろしくお願いいたします。今のご質問にお答えいたします。 まず、AIRAふるさとチャレンジャーにつきましては、市内の小学4年生から6年生が、年間6回の活動でサマーキャンプであったり、重富海岸での干潟体験、姶良有機野菜の収穫の手伝いであったり、第一工科大学でのハイテク講座等々の体験活動を通じまして、協調性、自主性、積極性を養成し、郷土愛に満ちたリーダーの育成を目指す事業でございます。 次に、AIRAふるさと学寮につきましては、市内小学5、6年生と中学生が家庭を離れ、北山野外研修センターにおきまして、基本的に6泊7日の日程で集団宿泊、集団登下校体験を実施いたしております。この際、参加者自身で調理、洗濯も行っているところでございます。こちらも自主性、協調性、忍耐性、社会性を培いまして、人間性豊かな青少年の育成を目的とする事業でございます。 続きまして、あいら未来特使団でございますが、こちらは市内小学6年生、中高生による学校と学年の枠を越えた異年齢集団での、日本一の山、富士登山体験を中心とした特色ある活動プログラムによりまして、3泊4日のスケジュールで実施をしております。こちらはチャレンジする心であったり、仲間と協力する心、思いやりの心を培うことを目的としております。こちらは、今回コロナ禍の影響によりまして、昨年度、本年度は屋久島縄文杉登山を中心としたプログラムに変更しております。 それぞれの参加人数につきましては、ふるさとチャレンジャーにつきましては現在24名定員で行っております。ふるさと学寮につきましても参加定員24名、あと、あいら未来特使団につきましては参加定員20名で募集しております。未来特使団につきましては、参加定員、今現在全て募集は終了しておりまして、今年度につきましては20名のうち17名を決定しているところでございます。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。その人数は24名、24名、20名ですね。その人数は、今の時点で満足する人数でしょうか。あと、それともまだまだ増やしたい人数なのでしょうか。そこをお聞きします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 24名という人数につきましては、こちらは事業をするので、今回コロナの関係で、宿泊の形態を伴ったり、あと、バス移動が伴います。その関係で24名というところが、そのバス、宿泊の関係の、現在いろんなことでコロナ対応ができる上限といいますか、一番適切な人数かと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) ありがとうございました。AIRAふるさとチャレンジャーは、我が子たちも利用させてもらっていました。その当時、募集人数を集めるにも結構苦戦されていたなというのを記憶しております。しかし、一度参加した子どもたちは毎年参加するぐらい内容がすごくよかったと私も記憶しております。また、郷土のことを知ったり、郷土を好きになったりとか、そのようなとても青少年育成をするにはすごくいいプログラムだったのではないかと思っております。 コロナ禍で2年間も子どもたちは課外活動を自粛しております。こういう活動があるということを知ったら、子どもたちは喜んでまた行くのではないかなということも思います。そういう意味では、このコロナは逆にピンチがチャンスになるのではと思っております。そういう意味では、もっともっと今後広報活動をしっかりとすれば、もっとこのAIRAふるさとチャレンジャー、もしくはAIRAふるさと学寮を多くの方々に知ってもらって、多くの方々に参加してもらえるのではないのかなと思います。 続きまして、別の質問に移らせてもらいます。 先ほど、教育長の答弁の中にもあったと思うのですけども、SSVC+についてお伺いします。 SSVCとは、学校と地域が協力し合って、子どもたちに地域の行事を伝承したり、体験させることと認識しております。さらに、そこにプラスとつくのには何か思い入れとか意味があるのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 このSSVCにプラスをつけました理由といたしましては、これまでは学校からの依頼に基づいて地域が動いているところがメインでした。ただし、このプラスということで、今度は地域と学校の双方向による連携・協働というところから、お互いが協力してこの事業を展開していきましょうというところで、このプラスというところを追加をしてございます。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。プラスということは、さらに進化した形ということだと私も認識しました。今後ともSSVC+ということで活動のほうをよろしくお願い申し上げます。私もSSVC+だよりというのを拝見しておりまして、これ自体、薄れていた地域活動の本当に活性化になるのかなというのを思っております。また、家庭と学校と地域と協力し合って、子どもたちを育てようという雰囲気が強く伝わってきました。各地でこのような活動が盛んになっていけば、もっともっと姶良市のことを各ほかの市町村の方にも理解してもらえるのかなと思います。 次に、高校生の青少年育成について伺います。 先日、ある保護者と話していて、姶良市少年少女合唱団を続けたいから、地元の高校に進学したいと子どもが言っているんですという話を伺いました。こういううれしい事例もあります。姶良市として、高校生に対して今後何か具体的な青少年育成につながるような事業は検討されているのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 先ほどの答弁にもございましたけれども、高校生の限定というところでは今のところ事業展開しておりませんが、この青少年育成というのは申し上げたとおり、異年齢集団での活動、それと学年を越えた活動で、いろんな体験ができるということでこの事業を進めております。ですので、高校生の該当する未来特使団がその主であるものと思いますが、それプラス、今、後ほどもまた答弁にもありますけども、ジュニア・リーダークラブ「どんぐり」という組織がございます。こちらは中高生が主体になっていろんな活動をしていただいております。この中でその高校生の活躍の場というのも設けているということで認識できるのではないかと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。これまでの高校生は、朝6時に家を出て、夜の8時から9時に帰宅するという、通学と勉強と部活の生活でした。私の高校時代も、振り返ってみればそうだったのかなと思っております。 しかしながら、コロナによって生活のスタイルが大きく変わろうとしています。コロナ収束を機に、高校生も地域活動に参加できる体制を確立し、豊かな青少年育成に取り組むことが大事ではないかと思います。 鹿児島県では、毎月第3土曜日は青少年育成の日となっております。学校からのアンケートにも、「地域活動に参加していますか。」という項目があります。大半の子どもたちは「参加していません。」と答えます。鹿児島県が推進していることですから、県とも連携して、何か検討していってもらえたらと思います。 以上で質問事項1は終わります。 続きまして、質問事項2に移ります。 1つ目は、青少年団体の件です。 歴史を調べてみると室町時代から存在し、集落が祭礼行事を担っていたような存在です。戦後は市町村単位に存在し、県組織、そして全国組織として全国的にも拡大しました。ところが、最近では全国的にかなり人数が減少しております。 私が25歳のところ、県から委託されていた県内の既成少年団体を取りまとめる鹿児島県青少年連絡協議会というところの役員を1年していました。そのとき、県内の青少年団体を回った経験があるのですが、やはり元気のある団体というのは、地域に密着したドライブシアターとか、音楽祭とか、そのような行事を抱えているところはとても元気があったと思います。一時代を築き、時代の変化に合わなくなった面もあり、姶良市で解散という選択肢は致し方なかったのかなと思います。 また、本来市役所で管理していたわけでもないでしょうから、この質問に関してはここで止めておきます。 2つ目の二十歳のつどいの件についてお伺いします。 今年の実行委員募集の件を広報AIRAview6月号で掲載されているのを見ました。募集人数は10名程度で、締切りが7月15日となっています。既に募集人数に達していたのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 本日現在で、今実数申込みがいただいているのが2名でございます。ただし、前年の実行委員会のメンバーにも声かけをさせていただきまして、今年対象の方に声かけをということでお願いしておりますので、目標の10名程度には達成するものと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございました。募集、多分人数には達成するということだったのですけども、例えばどうしても募集人数が足りなかった場合とか、もしくはやっぱり例年なかなか集まらないとかいった場合には、どのような対策を取られているのでしょうか。答弁お願いいたします。
◎教育部社会教育課長(井上隆司君) お答えいたします。 先ほども申しましたが、昨年の実行委員会へのメンバーには、1年後輩で実行委員会にふさわしいというか、活動していただけるような者がいたらぜひ紹介をしてくださいとお願いをしてございます。それとあと、それぞれの職員であったり、各種のいろんな媒体、もしくは人を通じましてその実行委員会のメンバーを募集はかけていくつもりでございますが、今のところ先ほど申しました2名というところで、ちょっと心配な面はありますが、そこは達成できるものと思っております。 以上でございます。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。毎年毎年のことだと思いますので、本当に募集をかけるというのは大変なことなのかなと思っております。 私、ちょっと自分の意見として思っていることは、中学校単位で輪番制とかいう方法はないのかなというのを思っております。それぞれの地域の特色を出したりとか、郷土愛にもつながるような効果があるのではないかと思います。どのようにしたら募集人数が集まるのかというのは、実際実行委員に関わった方々と一緒に話し合って、引き続きすばらしい式典にしてほしいなと思っております。 実は、私の子どもも二十歳を迎えまして、今年の二十歳のつどいに参加させてもらいました。私はその様子をケーブルテレビで視聴しました。我々の時代と違ってきちんと参列し、式典に臨んでいる姿を見ました。また、インタビューでもしっかりと親への感謝の気持ちや将来の目標を述べていました。改めて、私自身、この姶良市で子育てをさせてもらってよかったかなと思っております。 また、参列する子どもたち、そして保護者たちも感動する、そんな式典をこれからも継続していってほしいと思っております。 3つ目の質問に移ります。 私が社会人になった頃、携帯電話を所持していて、同年代の若者はまだまだ少なかったです。なので、出会いも兼ねて青少年団体に入会するということが多かったです。私もその類いで、3つの会に所属していました。現代は便利なスマホもあり、いつでも連絡が取れ合って、いつでも誰とでも話ができるので、青少年団体にわざわざ入会しなくてもいいのかなというような流れがあると思います。 しかしながら、そんな若者たちもコロナで対面で行う楽しさを改めて知り、フェース・ツー・フェースのコミュニケーションを求めているようです。時代は繰り返すとも言われます。そのときに備えて、姶良市として若者が活躍できるような何か受皿を検討してもらいたいと思っています。 参考までに、鹿児島市に勤労青少年ホームという施設があります。ここは15歳から35歳までの鹿児島市在住の社会人が登録できます。バレー、バスケット、バドミントンなどの体育系サークル、お茶、お花、音楽などの文科系サークル、趣味の講座、資格取得の講座などがあります。そして、このサークルや講座に参加することによって、勤労青少年ホームが主催する年間行事に対して、スポーツ大会やクリスマス大会に参加することができます。職業や年齢を越えた若者の交流の場になっています。若者人口の流出防止の、若者のUターン支援にもつながると思います。このようなビジョンは姶良市では検討されているのでしょうか。答弁を求めます。
◎教育長(小倉寛恒君) 今、コロナ禍の中でいろんな活動が中止だの自粛だのということでとどまっている状況がございます。学校の教育活動に対しても、中止とか、取りやめ、あるいは実施しない方向ではなくて、まず実施するということを前提にして、そこでそういう工夫、あるいは縮小を考えなさいという指導はしております。こういった、先ほど青少年活動のあいら未来特使団にしてもAIRAふるさと学寮にしても、本来なら定員は40名ぐらいあるのですけども、宿泊、あるいはバスの乗車、そういったことを考慮して6割程度にしているわけですけど、様々なことに対して積極的に取り組んで、この時代に小中、高校を過ごした子どもたちがコロナ禍の子どもたちと言われないように、子どもたちの健全な育成には精いっぱい努めていきたいと思っています。 今、議員が言われたご指摘のそういった場は、今後他市の状況なども勉強しながら、どういったことが果たしてできるのか考えていきたいというふうに思っております。
◆21番(宇都陽一郎君) 答弁ありがとうございます。本当に、コロナ禍だったからというようなことをやっぱり子どもたちには言ってほしくないなと私も思っております。鹿児島市のような大きな規模は必要ないと思います。市役所内での窓口でいいと思います。それぞれ、それこそ若者が得意とするLINEを活用して、サークルの講座の紹介や、そしてその講座に登録してもらい、講座の講師が必要なときには商工会の協力も得て講師を手配してもらったりと、市民間の交流も一役を担ってくれると思います。 最後になりますが、若者人口が流出して、青少年育成も、青少年活動も既に手の打ちようがなくなってきている自治体もございます。そういう意味では、姶良市は恵まれていると思います。地味かもしれませんが、青少年育成事業と青少年活動は、人口増加のピークアウトを先送りにすることができます。さらには若者が元気なまち姶良市で子育て事業が充実しているまちにこそ、こういうまちに大学をつくりたいという要望もまた今後あると思います。まずは足元を固めること、体制を整えること、そして身の丈に合った事業をすること、このことを市長をはじめ職員の皆様にお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(小山田邦弘君) これで、宇都陽一郎議員の一般質問を終わります。
○議長(小山田邦弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の議会は7月7日午前9時30分から繰り上げて開くことといたします。(午後3時41分散会)...