白山市議会 > 2008-06-03 >
06月03日-01号

ツイート シェア
  1. 白山市議会 2008-06-03
    06月03日-01号


    取得元: 白山市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-01
    平成20年  6月 定例会(第2回)---------------------------------------        平成20年第2回白山市議会定例会会議録第1号---------------------------------------          平成20年第2回白山市議会定例会は、          6月3日白山市議場に招集された。---------------------------------------            平成20年6月3日(火曜日)---------------------------------------出席議員(34人)   1番  小川義昭君      2番  村下眞次君   3番  南 清人君      4番  河原秀昭君   5番  古河尚訓君      6番  安田竹司君   7番  本屋彌壽夫君     8番  北嶋章光君   9番  宮中郁恵君     10番  村本一則君  11番  宮岸美苗君     12番  岡本克行君  14番  杉本典昭君     15番  撫子順一君  16番  石田正昭君     17番  小島文治君  18番  寺越和洋君     19番  吉田郁夫君  20番  竹田伸弘君     21番  清水芳文君  22番  北山 進君     23番  笹木 進君  24番  大本久男君     25番  前多喜良君  26番  北村 登君     27番  北川謙一君  28番  藤田政樹君     29番  岡田俊吾君  30番  西川寿夫君     31番  林  繁君  32番  中西恵造君     33番  村山一美君  34番  徳田 巌君     35番  水上俊明君---------------------------------------欠員 13番---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名市長角 光雄君 副市長杉本哲郎収入役北田愼一君 総務部長林 俊明君企画財政部長束田宗一君 健康福祉部長福祉事務所長桶屋栄造君参事兼 長寿介護課長石田得子君 市民生活部長東 孝義君産業部長木村 茂君 観光推進部長小西貞義建設部長角田正明君 上下水道部長喜多隆平君参事兼 下水道建設課長岡田文明君 美川支所長宮保 彰君鶴来支所長越 新一君 河内支所長北 査才君吉野谷支所長小林哲司君 財政課長西川英智監査委員 事務局長北野信行君 教育委員会 委員長高橋敏男教育長喜田紘雄君 教育部長新 正孝君---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長     大西治夫君   庶務課長     中村直人君 議事調査係長   小林厚子君   主査       東野 央君 手話通訳士    門倉美樹子君  手話通訳士    鈴木和子君---------------------------------------            議事日程(第1号)                      平成20年6月3日(火曜日)                      午前10時 開会  日程第1  諸般の報告  日程第2  会議録署名議員の指名  日程第3  会期の決定  日程第4  議案第71号ないし議案第98号及び報告第1号ないし報告第6号        (説明)  日程第5  議会運営委員の選任  日程第6  特別委員の選任  日程第7  行政視察報告---------------------------------------             本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)のとおり---------------------------------------           午前10時1分開会 ○議長(石田正昭君) これより平成20年第2回白山市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(石田正昭君) 日程第1諸般の報告を行います。 平成20年3月31日、4月18日、4月30日、5月22日の各日付にて、市長から専決処分事項について通知がありました。 3月25日、3月31日、4月11日、4月17日、5月2日及び5月27日の各日付にて、監査委員から例月出納検査報告書定例監査結果報告書及び行政監査結果報告書の提出がありました。 4月24日、第83回北信越市議会議長会定期総会が富山市において、同じく5月28日、第84回全国市議会議長会定期総会が東京都において開催され、全議案を採択し、関係先に陳情することに決定いたしました。 6月2日付にて、北山進君から議会運営委員の辞任願の提出がありましたので、委員会条例第14条の規定により、同日これを許可いたしました。 6月2日付にて、南清人君、竹田伸弘君、北川謙一君、西川寿夫君から議会だより編集委員の辞任願の提出がありましたので、委員会条例第14条の規定により、同日これを許可いたしました。 6月3日付にて、市長から議案の提出がありました。 地方自治法第121条の規定に基づき、6月3日付にて市長及び教育委員会委員長に対し、出席を要求しておきました。 6月3日付にて、市長から説明員の委任及び嘱託について通知がありました。 今期定例会において、本日までに受理した請願及び陳情は、お手元に配付の文書表のとおりであり、請願については、所管の委員会に付託いたします。 以上をもって、諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(石田正昭君) 日程第2会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、南清人君、河原秀昭君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定 ○議長(石田正昭君) 日程第3会期の決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月18日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田正昭君) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議案第71号ないし議案第98号及び報告第1号ないし報告第6号(説明) ○議長(石田正昭君) 日程第4議案第71号ないし議案第98号及び報告第1号ないし報告第6号を一括して議題といたします。---------------------------------------提案理由の説明 ○議長(石田正昭君) 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、角光雄君。 〔市長(角 光雄君)登壇〕 ◎市長(角光雄君) 説明に先立ちまして、ただいま全国市議会議長会表彰並び北信越市議会議長会表彰を受賞されました9名の議員さんには、心よりお祝いを申し上げたいと思います。今後とも御健勝で御活躍されますことを、心よりお祈りを申し上げたいと思います。 それでは、本日、ここに、平成20年第2回市議会定例会が開催されるに当たり、最近の市政の状況と、提案いたしました諸議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 まず、私ごとになりますが、このたび、足の治療のため入院をいたしまして、市民の皆様に大変御心配と御迷惑をおかけいたしましたことに対し、心よりおわびを申し上げたいと思います。 初めに、先月ミャンマーでは大型サイクロンの直撃により、また中国四川省では大地震により、広範囲にわたり甚大な被害をもたらされたことから、国・県などからの要請にこたえ、本市においては本庁及び支所の窓口に義援金箱を設置するとともに、中国の被災地へ救援物資を提供することとしており、両国の一日も早い復興をお祈り申し上げる次第でございます。 なお、震災直後に親善友好都市りつ陽市へお見舞いのメッセージをお届けいたしましたところ、被害を受けていない旨の連絡を受け、安堵をいたしておるところであります。 国では今回の四川大地震による学校の倒壊などで多くの犠牲者を出したことを重く受けとめ、国民の安全と安心を確保するため、公立小中学校施設耐震化事業を急ぐ方針を固めたところであります。 本市では、本年度、新たに北陽小学校鳥越小学校の2校について耐震診断調査を実施し、その結果をもとに耐震補強工事を実施するものであり、今後計画的に学校施設の改築、耐震化を進めていくことといたしております。 次に、8月、中国で開催される北京オリンピックの男子柔道73キロ級競技に、本市出身の金丸雄介選手日本代表として決定したところであり、個人競技では8年前のシドニーオリンピックトランポリン競技に出場した中田大輔選手に次ぐ快挙であります。 金丸選手代表決定をお祝いし、市を挙げて応援するとともに、金メダル獲得を目指して活躍されることを期待するものでございます。 次に、長寿医療制度についてであります。 本年4月より、75歳以上の高齢者を対象に、長寿医療制度がスタートいたしました。この制度につきましては、旧制度と比較して負担額の違いや年金からの保険料天引きなど、制度内容について周知・広報活動が不十分であったため、多くの皆様に戸惑いや御心配などをおかけすることになりました。 来月には加入者全員に保険料の確定額を通知するとともに、新しい保険証を送付することから、あわせて制度内容を説明するパンフレットを同封し、再度皆様の理解が深められるよう努力することといたしております。 また、高齢者の方からの問い合わせに対しましては、丁寧でわかりやすく説明するほか、まちかど市民講座などを通じて制度の周知と一層の理解に努めることといたしております。 次に、地域産業の振興についてでありますが、立地企業による工場の早期稼働は、石油類や原材料等の価格が高騰し、将来の景気動向に不透明感が増す中で、地元雇用の増加を初めとし、地域経済に大きく寄与するものであります。こうしたことから、現在整備を進めております新北部工業団地につきましては、来月より分譲を開始することとし、立地条件の優位さを生かした営業、販売活動を行い、積極的な企業誘致を図ることといたしております。 また、先月には市や農家、消費者、関係団体が連携し、経営感覚にすぐれた農家の育成と安心・安全な食を提供する流通システムの確立及び地域特産物の創出を目指す「たくましい農家を育てる会」が発足いたしたところであります。 こうした状況を踏まえ、JA松任が中心となり、健康・美容食として消費者からも好まれている紫黒米の試験栽培取り組み、将来の特産化を目指し、栽培技術や活用方策など調査研究を行うことといたしております。 次に、北陸新幹線整備状況についてであります。市内の本線部分につきましては、現在、横江町、番匠町及び五歩市町地内において埋蔵文化財調査を行っていることから、来月上旬から中旬にかけて具体的な工事内容について、市議会及び地元へ説明を行うことといたしております。 なお、工事の着工は調査終了後の10月以降となります。 また、白山総合車両基地につきましては、今月より基地の構造や道路、水路のつけかえ等について、地元と詳細な協議を進め、秋ごろをめどに事業に必要な用地を確保することとしており、鉄道運輸機構及び県と連携しながら、地権者の御理解のもと、用地の取得を進めてまいりたいと考えております。 次に、都市公園の整備についてであります。 松任総合運動公園の整備につきましては、利用者の利便性の向上を図るため、多目的運動広場人工芝整備や、トイレのバリアフリー化など、施設を一部改修することとしており、整備後においては、競技スポーツ、健康や体力づくり、レクリエーションなど多様な活用が図られ、市民生活がより充実することを期待しておるところでございます。 次に、白嶺小中学校についてであります。 本年4月に開校した白嶺小中学校につきましては、校舎及び屋内体育館の工事が順調に進捗し、7月下旬には完成することから、2学期より木の香りがする新校舎での生活が始まることとなります。引き続き整備される屋内プール屋外運動場については、11月までに完成することとなっており、児童・生徒の皆さんが明るく楽しい学校生活を通してふるさとに誇りを持つとともに、感性豊かで健やかに成長することを心から願うものでございます。 次に、市民が主体のまちづくりについてであります。地域の個性を生かしたまちづくりを主体的に進めていくための基本ルールとなる自治基本条例の制定につきましては、自分たちが住む町の将来像をみずから描くことを目的に、市民委員会において真剣かつ活発な議論を行い、条例の骨子となる事項の提言をいただいたところであります。 今後、この提言を尊重するとともに、市民や市議会の皆様から御意見をいただきながら策定作業を進めてまいりたいと考えておるところでございます。 さらに、まちづくりの基本的な理念や、市民協働の規範となる市民憲章及び子供たちが健やかに成長するために、みずから発案し、主体となってつくる子供憲章をそれぞれ制定することとし、11月3日に合わせて公表することといたしております。 次に、平成19年度決算につきましては、去る5月31日をもって出納閉鎖し、現在係数の整理中であります。一般会計の歳入においては、市税、国・県支出金地方交付税等が確定する一方、歳出においては各種事務事業の効率的な執行に鋭意努力した結果、実質収支は約7億円を見込んでおり、平成20年度に引き継ぐものであります。 また、特別会計については、観光事業特別会計を除きおおむね健全財政を堅持できる見通しとなっております。 なお、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行により、平成19年度決算から特別会計等を含めた連結決算や、公社、第三セクター等を含めた将来負担等に係る4つの指標を議会に報告し、公表することとなっております。 この公表は、議会及び住民が一層のチェック機能を果たすべく、開かれた自治体を目標とするものであり、極めて意義のあることと考えており、今後とも厳しい財政状況を踏まえ、行財政改革を強力に推進し、創意工夫を凝らした行政サービスを提供し、市民が「住んでよかった、合併してよかった」と心から幸せを実感できる市政の運営に努めていく所存であります。 それでは、提案いたしました諸議案について御説明申し上げます。 提出案件は、補正予算案2件、条例案9件、事件処分案2件、専決処分の承認15件、報告案件6件の計34件となっております。 初めに、議案第71号及び第72号の平成20年度補正予算についてであります。 まず、一般会計につきましては、先ほど申し上げました松任総合運動公園等の整備に係る工事費及び林道白尾1号線の災害復旧工事費並びに中宮温泉スキー場の休止に伴う地元組合への補償費など、合わせて2億541万1,000円を増額補正するものであります。 また、観光事業特別会計につきましては、一里野温泉スキー場内にあるセンターハウスの修繕費として、287万7,000円を増額補正するものであります。 次に、議案第73号から第81号までの条例案について、その主なものについて御説明を申し上げます。 白山市民温泉条例の一部を改正する条例、白山市観光宿泊施設条例の一部を改正する条例及び白山市交流研修施設条例の一部を改正する条例につきましては、本年4月からの公衆浴場料金の値上げに伴い、施設の入浴料金を改定するものであり、また白山市子育て支援医療給付金支給条例及び白山市ひとり親家庭等医療給付金支給条例の一部を改正する条例につきましては、診療報酬の算定方法の改正に伴い、関係規定について所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第82号及び第83号の事件処分案について御説明を申し上げます。 石川県市町村職員退職手当組合規約の変更につきましては、組合を組織する白山石川医療施設組合が、白山石川医療企業団に名称が変更されたことによるものであり、市道路線の認定につきましては、福留町地内における開発行為の完成に伴う認定について、それぞれ議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第84号から第98号までの専決処分の承認について、その主なものについて御説明を申し上げます。 平成19年度の一般会計補正予算につきましては、財団法人白山地域振興公社への経営支援、市債額の確定、特別会計への繰出金の調整及び財源調整などに、合わせて5億1,027万3,000円の減額補正を行ったものであります。 次に、国民健康保険特別会計につきましては、療養給付費などの確定に伴い、また老人保健特別会計につきましては医療給付費などの確定に伴い、それぞれ減額補正を行ったものであります。 また、簡易水道事業特別会計ほか4特別会計につきましては、それぞれ事業費の確定に伴う減額補正及び財源振替を行ったものであります。 なお、宅地造成事業特別会計につきましては、土地売払収入の減額に伴い、一般会計繰入金による財源振替を行ったものであります。 平成20年度の老人保健特別会計につきましては、平成19年度の国庫支出金等の不足額が平成20年度に精算交付されることになったことに伴い、繰上充用を行ったものでございます。 白山比め神社御鎮座二千百年式年大祭奉賛会損害賠償請求控訴事件に係る訴えの提起につきましては、祝辞行為が地元市長としての通常業務であり、かつ社会的儀礼の範囲内であること、また本判決を受け入れることは、全国自治体に与える影響が非常に大きいことなどを勘案の上、最高裁判所の判断を仰ぐこととし、上告したので、その承認を求めるものであります。 次に、報告第1号から第6号までの報告案件について、御説明申し上げます。 平成19年度の一般会計繰越明許費繰越計算書につきましては、北陸新幹線建設事業費ほか11事業について、一般会計事故繰越し計算書につきましては、コミュニティ広場整備事業費について、介護保険特別会計につきましては、地域介護福祉空間整備事業費について、下水道事業特別会計につきましては、流域及び公共下水道事業費について、それぞれ議会に報告するものであります。 また、白山市土地開発公社及び財団法人白山地域振興公社の平成19年度経営状況につきましては、地方自治法の定めによりそれぞれ議会に報告するものであります。 以上をもちまして、今期定例会に提案いたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願いいたします。 ○議長(石田正昭君) 提案理由の説明は終わりました。---------------------------------------
    △日程第5 議会運営委員の選任 ○議長(石田正昭君) 日程第5議会運営委員の選任を行います。 お諮りいたします。議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、北村登君を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田正昭君) 御異議なしと認めます。よって、北村登君が議会運営委員に選任されました。--------------------------------------- △日程第6 特別委員の選任 ○議長(石田正昭君) 日程第6特別委員の選任を行います。 お諮りいたします。議会だより編集委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、北嶋章光君、清水芳文君、北山進君、前多喜良君を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田正昭君) 御異議なしと認めます。よって、議会だより編集委員北嶋章光君、清水芳文君、北山進君、前多喜良君が選任されました。 暫時休憩いたします。           午前10時26分休憩---------------------------------------           午前10時36分再開 ○議長(石田正昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際報告いたします。 議会だより編集委員会において、委員長に小川義昭君が、副委員長に北嶋章光君が決定した旨通知がありました。--------------------------------------- △日程第7 行政視察報告 ○議長(石田正昭君) 日程第7行政視察報告を行います。 生活経済常任委員会委員長前多喜良君。 〔生活経済常任委員会委員長前多喜良君)登壇〕 ◆生活経済常任委員会委員長前多喜良君) おはようございます。生活経済常任委員会行政視察報告を行います。 当委員会は、去る5月19日から21日までの3日間にわたり、群馬県桐生市、茨城県日立市及び栃木県日光市を視察してまいりましたので、その概要について御報告申し上げます。 まず初めに、桐生市のI・J・U(移住)推進事業についてであります。 桐生市は平成17年に新里村、黒保根村を編入合併しましたが、人口減少に歯どめがかからず、その対策として団塊世代の大量退職農村回帰志向受け皿づくりを背景とした移住・定住の推進事業を地域全体で取り組んでまいりました。 桐生市は飛び地合併といったこともあり、市街地地区への定住推進本庁観光交流課が、農山村地区の定住推進黒保根支所地域振興整備課がそれぞれ担当しておりました。 市の総合的な取り組みといたしましては、市ホームページによる情報発信・体験メニューの提供、宅建協会と協定を結んだ空き家・空き地バンクの設立により、梅田、川内、黒保根の市内3町を対象とした空き家対策事業を実施しており、現在までに3件が成約とのことでありました。 黒保根支所取り組みにつきましては、桐生市過疎地域定住促進条例により、定住促進のための宅地分譲や、定住促進住宅などの事業を行い、移住・定住の受け皿づくりに取り組むとともに、首都圏在住田舎暮らし志向者をターゲットにした農業体験や、食の安全安心や地産地消に関するイベントなどを開催するため、市民団体農業団体などで組織する黒保根交流居住推進協議会が設立されております。 本市においても、過疎対策は喫緊の課題であり、対策を考える上で大変参考となりました。 次に、日立市の廃食用油燃料化事業についてであります。 日立市では、平成19年に「環境都市宣言」を行っており、CO2の削減、地球環境負荷の低減のための市民への意識啓発、ごみの減量化、資源化などを図るため、廃食用油有効利用が検討されたものであります。 廃食用油精製実験は、平成19年7月から3カ月間で燃料精製装置を業者から借り上げ、職員みずからの手で実験が開始されました。市内公共施設10カ所から750リットルの廃油を回収し、約600リットルの廃食用油燃料、以下BDFと申します、が精製され、精製した燃料は公用車の燃料として利用し、あわせて走行実験も行われていました。 走行実験では2トントラックやフォークリフトなどで実験が行われ、馬力、燃費ともにふぐあいはなく、通常のディーゼル燃料と何ら変わりのない良好な実験結果が得られました。また、性能面では、BDF50%、軽油50%の配合率が車の性能、排気ガスの面からも最も効果的であるとのことでした。 しかし、排気されるてんぷら油のにおい、長期間保存による燃料の劣化などの問題点も指摘されておりました。 実験後の課題といたしましては、回収コストがかかることから、廃食用油の効率的な回収方法精製副産物処理方法等の検討や、BDFに軽油を混合すると軽油引取税が課税されることから、税制面での関係機関との調整などが上げられておりました。 最後に、日光市の工場施設等整備特別措置条例についてであります。 日光市においては、企業誘致に際し、平成15年度より工場立地条例を制定し、支援措置を行ってきたものでありますが、「建築基準法等の関係により敷地内に工場を増設することができない」、「機械設備等の入れかえに多額の資金を要する」などの理由から、企業内の合理化等により市外へ転出する企業もあり、その防止策として昨年12月に、新たに工場施設等整備特別措置条例が制定されたものであります。 この条例は、市内において製造業等を営む事業者が、既に操業している工場施設等の改築、改装及び更新を行う際に、その新たな工場施設等の整備に係る投下固定資産のうち、家屋及び償却資産に係る課税初年度における評価額相当額と工場施設等の整備前の同評価額相当額の差が1億円以上になる場合に、整備助成金の交付を行うものであり、平成22年度までの時限立法となっております。助成金は市に納付された固定資産税額の2分の1を事業者に返還するものであり、その上限は3カ年度、1億円となっております。 交付申請に関しては、工場施設等の整備に係る3カ年以内の整備計画について、あらかじめ市長に提出し、外部審査機関であります工場立地審議会の審議・答申に基づき、市長が認定することとなっております。 税源や雇用の確保といった観点から、地元企業の流出防止策や企業の育成は不可欠であり、当市も参考とするべきものがありました。 これらのほか、日立市の消防拠点施設や、日光市の世界遺産を活用した観光施策についても視察をしてまいりました。 以上、大まかに申し上げましたが、詳細な資料につきましては事務局に保管してございますので、御一読いただきますようお願い申し上げ、生活経済常任委員会行政視察報告を終わります。 ○議長(石田正昭君) 生活経済常任委員会行政視察報告は終わりました。 建設企業常任委員会委員長、北山進君。 〔建設企業常任委員会委員長(北山 進君)登壇〕 ◆建設企業常任委員会委員長(北山進君) それでは、建設企業常任委員会の行政視察報告を行います。 当委員会は、5月13日から15日までの3日間にわたり、兵庫県加古川市、岡山県岡山市及び津山市を視察研修してまいりましたので、その概要について御報告申し上げます。 最初に、加古川市の都市計画マスタープランについて申し上げます。 加古川市では、都市計画法の改正を踏まえ、都市計画の具体的な方針を明らかにするため、平成9年10月にマスタープランを策定しました。策定時は、都市施設である駅や公園、道路の配置を基本とし、以後10年間のまちづくり整備を主眼に置いておりましたが、社会情勢の変化やマスタープランを取り巻く環境の変化に対応するため、平成16年4月に改定が行われました。 主な改正点は、平成12年の地方分権一括法による都市計画法の改定により、既存の宅地制度が廃止されたため、新たに地域の実情に応じた市街化調整区域の許可制度が追加され、加古川市にふさわしい市街化調整区域の土地利用を示したことであります。 土地利用の方針としては、市街化調整区域であっても市街化区域に隣接し、かつ農業振興地域から外れている区域を開発許可区域として認めたものであり、例えば加古川西地域の調整区域では、条例の指定や地区計画制度を導入することにより、周辺の環境にふさわしい建築行為が認められており、地域と協議しながらまちづくり活動を行うことができるようになっております。 その詳細なものとして、昨年3月に田園まちづくり制度が制定され、7月1日に施行後、現在2地区で特別指定区域が指定されております。 今後は、平成21年度にマスタープランを改定する予定とのことでしたが、ハード面の整備は財政的に厳しいことから、ソフト施策の制度を検討し、調整区域であっても基盤整備が整った地区では、工場誘致等も検討していきたいとのことでありました。 本市においても、現在都市計画マスタープランを策定中であり、従来の都市計画区域の継続や線引き制度を廃止し、調整区域にかわる特別指定区域の導入が課題となっていることから、参考にすべき点はたくさんあるように思います。 次に、岡山市北長瀬駅の自由通路及び橋上駅について申し上げます。 岡山市では、JR岡山駅とJR庭瀬駅間の中間に位置する操車場跡地を中心とした地区を西部新拠点地区として位置づけ、土地区画整理事業などの基盤整備を進めてきました。この事業の目的は、新駅設置により公共交通への転換による周辺道路の混雑解消や、当該地区の交通アクセス機能を向上し、拠点性を発揮させることであります。 平成14年9月に地元において新駅設置期成同盟会を設立後、1万3,000人の署名を添え、市及びJRへ要請書を提出し、平成16年度よりJR西日本と岡山市が建設を進め、平成17年10月より南北を結ぶ自由通路及び南北駅前広場とともに供用開始されました。 この駅施設及び自由通路の総事業費は、合わせて約9億円であり、請願駅であるため全額市の負担となっております。 事業効果としては開業後2年半で駅周辺人口が15%増加したほか、周辺地価が約8%上昇したとのことであります。 また、1日当たりの乗降客数は約3,800人となっておりました。 反省点としては、駅周辺には鉄道を横断する自転車道がないため、エレベーターを利用して自由通路を通る人が後を絶たず、自転車横断への対応ができていなかったことであります。 これについては、今後南北を結ぶ都市計画道路を計画しており、自転車道も確保していきたいとのことでありました。 本市でも計画されている松任駅の自由通路においても、エレベーターの設置が予定されており、自転車での横断も予想されることから、その対応あるいは通行規制について研究する必要があるのではないかと考えます。 最後に、津山市の都市計画マスタープランについて申し上げます。 津山市は、平成17年2月の合併により、都市計画区域や行政区域が拡大したこと、また現行マスタープランの目標年次が経過したほか、少子高齢化や中心市街地の空洞化など、合併後の新たな課題を見直す必要があったため、昨年度にマスタープランを改定しました。 線引き制度については、旧マスタープラン策定当時から、用途地域以外でも農業振興地域などは開発行為の制限が期待でき、市街化の進行が見込まれないことなどから導入しておらず、今回もこの考え方は変わっていないとのことでありました。 また、合併で市域が大きくなり、集落がより拡散したため、線引きしてしまうと一部の地域が市街化調整区域となり、地域の活力維持や地域生活拠点が連携した都市構造がつくられないため、線引きは必要ないとのことでありました。 今回の見直しでは、都市計画分野のみならず、まちづくりの基本方針を示し、合併前から都市計画区域外であった旧加茂町、阿波村も含んだ市全体のまちづくりのグランドデザイン的なものとして策定しております。 また、策定後の適切な施策判断が必要という認識のもと、進行管理やフォローアップを行うことを前提に策定しております。 現在の課題としては、用途地域の指定を検討中とのことでありますが、非線引き地域から市街化区域に編入しても権利者のメリットが少ないことや、都市計画税の問題もあり、難航しているとのことでありました。 また、都市計画区域の拡大については、平成21年に県のマスタープランの見直しにあわせて予定されていますが、現在国でも都市計画制度の抜本的な見直しをしていることから、それも踏まえながら検討したいとのことでありました。 本市においても、合併により都市計画区域と区域外が混在しておりますが、今回視察した津山市の考え方や今後の国の動向を参考にすべきではないかと考えます。 以上、大まかに申し上げましたが、これらのほか、加古川市では東加古川駅の自由通路及び橋上駅を、岡山市では、雨水流出抑制施設設置補助制度を、津山市では駐車場情報化システムについて視察してまいりました。 それらを含め、詳細な資料につきましては、事務局に保管してございますので、御一読いただきますようお願い申し上げ、建設企業常任委員会の視察報告を終わります。 ○議長(石田正昭君) 建設企業常任委員会の行政視察報告は終わりました。--------------------------------------- ○議長(石田正昭君) 本日の議事は、これをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。 議事に都合により、明日4日から8日までの5日間は本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田正昭君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は9日午前10時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。           午前10時55分散会---------------------------------------(参照)     平成20年第2回白山市議会定例会会期予定表(会期16日間)日次月日曜区分開議時刻議事第1日6月3日火本会議午前9時議会運営委員会午前10時開会  諸般の報告  会議録署名議員の指名  会期の決定  議案上程   説明  行政視察報告本会議終了後全員協議会第2日6月4日水休会 (一般質問締め切り 正午まで)第3日6月5日木休会  第4日6月6日金休会  第5日6月7日土休会  第6日6月8日日休会  第7日6月9日月本会議午前9時議会運営委員会午前10時  質疑  一般質問   委員会付託第8日6月10日火休会  (一般質問予備日)第9日6月11日水休会  (一般質問予備日)第10日6月12日木休会午前10時総務企画・文教福祉常任委員会第11日6月13日金休会午前10時生活経済・建設企業常任委員会第12日6月14日土休会  第13日6月15日日休会  第14日6月16日月休会  (特別委員会)第15日6月17日火休会  (委員会予備日)第16日6月18日水本会議午前11時議会運営委員会午後1時全員協議会午後3時 諸般の報告   委員長報告、質疑、討論、表決 閉会----------------------------------------     平成20年第2回白山市議会定例会提出事件一覧表事件の番号       件名議案第71号 平成20年度白山市一般会計補正予算(第1号)議案第72号 平成20年度白山市観光事業特別会計補正予算(第1号)議案第73号 白山市営松任駅南複合型立体駐車場条例について議案第74号 白山市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例について議案第75号 白山市多目的コミュニティ施設条例の一部を改正する条例について議案第76号 白山市監査委員条例の一部を改正する条例について議案第77号 白山市手数料条例の一部を改正する条例について議案第78号 白山市民温泉条例の一部を改正する条例について議案第79号 白山市子育て支援医療給付金支給条例及び白山市ひとり親家庭等医療給付金支給条例の一部を改正する条例について議案第80号 白山市観光宿泊施設条例の一部を改正する条例について議案第81号 白山市交流研修施設条例の一部を改正する条例について議案第82号 石川県市町村職員退職手当組合規約の変更について議案第83号 市道路線の認定について議案第84号 専決処分(白山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について)の承認について議案第85号 専決処分(白山市中部圏の都市開発区域における固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例について)の承認について議案第86号 専決処分(平成19年度白山市一般会計補正予算(第6号))の承認について議案第87号 専決処分(平成19年度白山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号))の承認について議案第88号 専決処分(平成19年度白山市老人保健特別会計補正予算(第3号))の承認について議案第89号 専決処分(平成19年度白山市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号))の承認について議案第90号 専決処分(平成19年度白山市墓地公苑特別会計補正予算(第2号))の承認について議案第91号 専決処分(平成19年度白山市観光事業特別会計補正予算(第5号))の承認について議案第92号 専決処分(平成19年度白山市温泉事業特別会計補正予算(第2号))の承認について議案第93号 専決処分(平成19年度白山市下水道事業特別会計補正予算(第4号))の承認について議案第94号 専決処分(平成19年度白山市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号))の承認について議案第95号 専決処分白山比め神社御鎮座二千百年式年大祭奉賛会損害賠償請求控訴事件に係る訴えの提起(上告提起及び上告受理申立て)について)の承認について議案第96号 専決処分(白山市税条例の一部を改正する条例について)の承認について議案第97号 専決処分(白山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について)の承認について議案第98号 専決処分(平成20年度白山市老人保健特別会計補正予算(第1号))の承認について報告第1号 平成19年度白山市一般会計繰越明許費繰越計算書について報告第2号 平成19年度白山市一般会計事故繰越し繰越計算書について報告第3号 平成19年度白山市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書について報告第4号 平成19年度白山市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について報告第5号 白山市土地開発公社経営状況の報告について報告第6号 財団法人白山地域振興公社経営状況の報告について請願第1号 後期高齢者医療制度の中止・撤回の意見を国に提出することを求める請願書陳情第5号 白山市民温泉入浴料金値上げを求める陳情書陳情第6号 地元企業の育成と地域経済の活性化を図る要望書陳情第7号 高齢者に負担増と差別医療を強いる後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書陳情第8号 白山市立松南小学校の改築に関する要望書陳情第9号 過剰な農薬取締法により、植物からなる農業用有機資材を締め出す不法な行政指導の改善を求める意見書提出に関する陳情書---------------------------------------     平成20年第2回白山市議会定例会請願文書表請願番号受理月日件名及び要旨請願者紹介議員付託委員会15月27日 後期高齢者医療制度の中止・撤回の意見を国に提出することを求める請願書  次の意見を国に提出することを求めます。           記 1 新たな後期高齢者医療制度は、中止・撤回すること。 2 医療に使う国の予算をふやして、高齢者・国民が安心して医療を受けられるようにすること。石川県白山市八ツ矢町109番地 新日本婦人の会白山支部 代表  宮川悠子宮岸美苗文教福祉 常任委員会---------------------------------------     平成20年第2回白山市議会定例会陳情書一覧表陳情番号受理月日件名及び要旨提出者送付委員会53月24日 白山市民温泉入浴料金値上げを求める陳情書  4月1日より公衆浴場の入浴料金が値上げすることにより、松任海浜温泉の入浴料が公衆浴場よりも30円安くなる。また、75歳以上の平日100円パス及び幼児の無料は、公衆浴場の客数減少の一因となっているので、市民温泉料金改定及び制度の見直しをお願いします。石川県公衆浴場業生活衛生同業組合 白山支部長  本多正樹文教福祉 常任委員会64月22日 地元企業の育成と地域経済の活性化を図る要望書  下記の事項について特段の御配慮をお願いします。           記  新北部工業団地の整備事業における地元会員企業への優先発注白山商工会議所 会頭  藤田 清生活経済 常任委員会75月20日 高齢者に負担増と差別医療を強いる後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情書  下記の事項について、意見書の提出をお願いします。           記 1 後期高齢者医療制度は中止・撤回すること。 2 70~74歳の窓口負担の2割への引き上げをやめること。 3 医療に使う国の予算をふやして、高齢者・国民が安心して医療を受けられるようにすること。全日本年金者組合石川県本部 執行委員長  福原孝一文教福祉 常任委員会85月23日 白山市立松南小学校の改築に関する要望書  松南小学校の改築に当たっては、現在地で建設されるようお願いします。  また、校舎敷地の拡張においては、現校舎周辺の農地を林中地区あげて協力することを確約します。林中地区協議会 会長  浅野榮一   外10人文教福祉 常任委員会95月29日 過剰な農薬取締法により、植物からなる農業用有機資材を締め出す不法な行政指導の改善を求める意見書提出に関する陳情書  農水省初め関係部局に対し、下記事項を求める意見書の提出をお願いします。           記 1 適正な法律に基づかない許認可権の行使や行政指導を改め、農業生産者が有機栽培資材として使用、表示できるよう改善すること。 2 問題のない適正な有機栽培資材業者を復帰、許可すること。 3 厚生省食品ポジティブリストの0.01ppmの借用行政指導を即刻停止し、行政指導通知先、都道府県、及び地方行政に対し謝罪文により、周知徹底に努めること。合資会社緑源社長  諸 百合子生活経済 常任委員会...