倶知安町議会 > 2013-09-12 >
09月12日-04号

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  1. 倶知安町議会 2013-09-12
    09月12日-04号


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    平成25年  9月 定例会(第3回)            平成25年第3回倶知安町議会定例会               会議録(第4号)                        平成25年9月12日(木曜日)---------------------------------------●出席議員  1番  樋口敏昭君    2番  笠原啓仁君  3番  竹内 隆君    4番  作井繁樹君  5番  田中義人君    6番  伊達 隆君  7番  磯田龍一君    8番  佐名木幸子君 10番  榊 政信君   12番  森下義照君 13番  鈴木芳幸君   14番  盛多勝美君 15番  阿部和則君   16番  三島喜吉君●欠席議員  9番  鈴木保昭君   11番  原田芳男君●地方自治法第121条第1項の規定により出席を求めた者 倶知安町長               福島世二君 倶知安町教育委員会委員長        長谷 一君 倶知安町農業委員会会長         大橋章夫君 倶知安町選挙管理委員会委員長      逢坂幸裕君 倶知安町代表監査委員          菅 清次君●説明員  副町長        藤田栄二君   会計管理者      三好亨子君  総務部長       中谷慎一君   民生部長       川東秀一君  医療担当部長     澤口敏明君   経済部長       阿部吉一君                     総務部総務課  総務部総務課長    熊谷義宏君              赤木裕二君                     防災担当課長                     総務部企画振興課参事  総務部企画振興課長  文字一志君              山下誠一君                     (兼)新幹線まちづくり推進室長  総務部企画振興課             河野 稔君   総務部税務課長    小杉義昭君  景観対策室長  総務部税務課             佐藤真由美君  民生部住民課長    中村孝弘君  納税対策室長  民生部住民課主幹   菅原康二君   民生部環境対策課長  菅原雅仁君  民生部環境対策課             佐藤美津子君  民生部保健福祉課長  初山真一郎君  清掃センター所長  民生部保健福祉課主幹 川南冬樹君   民生部保健福祉課主幹 奥村由紀恵君  倶知安保育所長    福坂正幸君   みなみ保育所長    栗原俊郎君  経済部商工観光課長  福家直人君   経済部農林課長    大島 曜君  経済部農林課主幹   木村直樹君   経済部建設課長    西江栄二君  経済部建設課             福家朋裕君   経済部建設課主幹   河野 稔君  豪雪対策室長  経済部建設課主幹   田村昌一君   経済部水道課長    浅上 勲君  経済部水道課主幹   中村公一君   教育長        窪田 栄君  学校教育課長     田中洋子君   社会教育課長     槙野寿弘君  学校給食センター所長 大内 基君   学校教育課主幹    佐々木勇二君  総合体育館長     浅野容一君   風土館長       岡崎 毅君  農業委員会事務局長  伊藤公二君   選挙管理委員会書記長 中谷慎一君  監査委員室長     田中 忠君●職務のため出席した議会事務局職員  事務局長       田中 忠君   議事係長       亀岡直哉君  庶務係長       石川美子君●議事日程 日程第1 一般質問                         開議 午前9時29分 △開議宣告 ○副議長(笠原啓仁君) これから、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○副議長(笠原啓仁君) 諸般の報告を事務局長からいたさせます。 ◎事務局長(田中忠君) 諸報告を申し上げます。 まず第1に、今定例会に、森下義照議員から要求のありました一般質問に係る資料の提出がありましたので、お手元に配付いたしておきました。 次に、本日の会議録署名議員は、樋口敏昭、榊政信、森下義照、阿部和則の各議員であります。 以上でございます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○副議長(笠原啓仁君) 日程第1 一般質問を議題として、前回の議事を継続します。 田中義人君の発言を許します。 田中義人君。 ◆5番(田中義人君) おはようございます。 通告に基づきまして、町長、教育長に質問をいたします。 1点目、北海道横断自動車道倶知安延伸について、町長にお伺いいたします。 小樽~黒松内間の接続を目指す北海道横断自動車道における倶知安延伸について現状を伺います。 7月25日、倶知安町福祉センターで開かれた高速道路シンポジウムには、福島倶知安町長はもちろんのこと中松小樽市長を初め周辺市町村長や議員、商工、観光、建設事業者等おおよそ300人が集まり行われました。そこからも関心の高さと多くの産業からの期待感が伺えますが、有識者による基調講演では、火山噴火時、冬期災害、交通混雑、事故の緩和、災害時の避難経路の確保等の観点からも非常に重要であると提言されました。 これから、倶知安町のみならず後志全域、また洞爺湖方面の胆振地方に対して、防災や安全確保の観点からも必要不可欠であることは、参加者の多くで共有したところであります。そのシンポジウムから約1カ月半がたちますが、倶知安延伸への要望活動はどのように行われているのか、状況を伺います。 また、今後の延伸実現に向けた要望活動は一町村単位ではなく広域で取り組むべきですが、今後の要請の予定、またそのための予算措置等必要ではないのか、町長の考えを伺います。 2点目、学校給食センターについてです。三つに分かれていますが、町長には3点、教育長には2点目、3点目をお伺いしたいと思います。 学校給食センターについて御質問いたします。 まず一つ目、財源についてです。 学校給食センターを建設するに当たり、補助制度や優遇措置はありますか。もし、ほぼ町の単独費用で予算措置をするのであれば、現在の厳しい財政状況の中、13億円近くの建設・設備コストは、ほかの給食センターの事例から見て適正でしょうか。また、ほかの公共施設の更新等の必要性も考慮すると、適正な予算額はどれくらいと算出されますか、見解を伺います。 2点目、学校に限定しない給食センターの多目的化。 病院や福祉施設などの給食や弁当生産等も視野に入れた「総合給食センター」とするなど、違った観点からも検討はできないでしょうか。また、平家建ての調理工場として対応することは不可能なのでしょうか。そもそも学校給食センターという建設に対し、ほとんど公的補助が見込めない中、学校用の給食センターという形態に限定する必要はあるのでしょうか。町長と教育長に見解をお伺いします。 3点目、PPP・PFI制度の民間との連携についてお伺いします。 設計と施設の用途を見直すことで、建設コストランニングコストを下げることが可能ではないかと考えます。単なる調理工場であれば、民間との連携の幅もふえると考えられ、PPP・PFI制度活用の可能性しかり、また公設民営方式で学校給食の委託事業のみならず、受託事業者が収益事業(多方面への給食や弁当等の供給)を可能にすることで官民一体の活性化、すなわちイニシャルコスト等の削減も可能ではないかと考えますが、御見解をお伺いいたします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) おはようございます。 それでは、田中議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。 今年度の北海道横断自動車道黒松内・小樽間の建設促進、特に余市・倶知安間の早期事業着手についての要望行動は、後志総合開発期成会におきまして5月22日に小樽開発建設部、28日に北海道開発局、5月30日には国土交通省等において、新規事業化の要望を行っております。 その流れとしては、7月25日の本町で開催をした高速道路シンポジウムにおきまして、後志地域の500人以上の御出席をいただきまして、参加をいただきまして、改めて後志が一丸となって団結を進めたところであります。その後のシンポジウムの成果をもって、8月1日は北海道高速道路建設促進期成会等による中央要望をいたしました。それから、8月2日には後志町村会による中央要望、8月28日には北海道横断自動車道黒松内小樽間建設促進期成会の沿線市町及び沿線の議長等による、合流をいたしまして中央陳情いたしました。非常に短い間隔で東京に足を運びながら、道内地元選出国会議員、国交省、財務省等と連携を保っている状況であります。 また、民間側におきましても、商工会議所建設協会等で構成される北海道の地域と道をつなぐネットワーク連携会議におきましても、6月17日、18日、8月7日、8日と中央要望活動を行っておりまして、まさしく官民連携のもとに中央官庁に要望活動を推進しているところであります。今後の要望活動に関しましては、もちろん倶知安町のみならず沿線市町村と連携を進めて、オール後志態勢で要望活動を鋭意進めていく考え方でございます。 今後の概略の予定といたしましては、けさ日程が決まりました。10月1日、2日、後志町村会における中央陳情、中央要望の計画をいたしましょうと。それから、11月以降は年末の財務内示に向けまして、一層要望に力を入れていく必要がありますので、予定としては11月8日、これが横断自動車道黒松内小樽間建設促進期成会の首長による道内の要望をいたします。それから、11月12日は後志町村議会議長会による中央要望をいたします。それから、11月14日には首長による中央陳情をいたします。 そしてまた、定かではありませんけれども、これも確かだと思いますが、11月20日に全国の町村長の大会があるのですね、そのときにも陳情されることと思います。 高速道路の必要性を引き続き、熱意を持って訴えていくという考え方でありまして、先日も開発局をぐるっと回ってきたのですけれども、非常に北海道熱心ですねと、何回も聞いておりますと、こういうようなコメントでありました。行政機関として、国に予算要求をしてくださる小樽開発建設部、そし北海道と密接に連携をとりながら、中央官庁の動向を随時チェックいたしまして、随時対応を図っていく予定でありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 また、予算措置についてでありますけれども、現予算で賄う計画でおりますけれども、今後、要望活動がさらに活発化していく場合におきましては、多少の補正予算も見てもいいのではないかなとこのように考えておりますし、また、ちょっと報告をしておきたいと思いますが、9月10日、一昨日、後志エネルギー戦略調査会と、原子力発電所立地地域に関するPT主催の周辺地域意見交換会というのが自民党の関係なのですが、ありました。現在の与党ですね、これは小樽グランドパークでありまして、出席代議士に自民党の経済産業部会長の衆議院議員の宮下一郎さん、この方は長野県ですね、それから宮路和明さんという人が鹿児島県でした。それから、津島淳という人が青森市出身の代議士でありまして、それにまた長谷川岳先生中村裕之先生が一緒になりまして、意見交換会をいたしました。4町村を除く16カ町村だったと思います。 それで出席者は、町村長、議長、商工会議所、JA農協、漁協、それから道庁関係の方々がたくさん来ていました。20人ぐらいいたと思います。それから、村田道議、それから札幌選出の千葉道議も来ておられまして、小樽市長がどうしても抜けられないと、本会議、議会があるから、それで後志期成会の運輸部会長をやっている福島君、ぜひかわりに、道路のことを言ってくれと。私が原発に絡む避難道路のことを称して、それで道路のことについて陳情を申し上げておきました。 小樽の議会はなかなか厳しいですね、小樽でやるのに、あれだけの会合をやるのに議会が休会してくれないと。それからみたら、倶知安町の議会は非常に理解がいただきまして、やっぱり皆さん理解をしていただけるのはありがたい話だなと、このように思っています。改めてお礼を申し上げたいと、このように思っております。 それで部会長の宮下一郎さんは、最後のまとめ、当然必要となるだろうと。そして稲穂峠のトンネルくぐったら、本当にちょっと心配なトンネルだったと、ちょっとよいしょしてくれたような感じがありますけれども、かなりインパクトがあったのではないかなと、このように思っております。それを報告しておきたいと、このように思っております。 次に第2問ですね、学校給食センターの関係でありますが、現在の学校給食センターの現状につきましては、建築後40年以上経過している。そしてまた、老朽化が著しく進んでいるということから、移転改築は喫緊の課題であることは、議員皆様にも御理解をいただけるところであろうと思います。 まず1番目の御質問に財源についてでありますけれども、学校給食センターは各種の衛生管理関係法令を遵守しなければならないという施設であること。また、岩見沢市の学校給食センターでの食中毒事故の発生の後に、衛生管理基準などがさらに厳しく規制されるなど、施設の整備が高コストになっていると聞いております。それにもかかわらず、その事業費に対しての有効な補助等が、なかなか見つからないという状況なところと聞いておりました。その後は、ちょっと私は耳にしておりませんけれども、教育委員会が平成24年度実施いたしました基本設計では、議員おっしゃる事業費が12億7,000万円と報告を受けましたが、本町の財政状況からは本当にこれは非常に厳しいものであるというのが、私の率直な考え方であります。 ただ、現施設の状況を見ますと、さまざまな不安を抱えていると、待ったなしの状況であることは私も認識しているところでございまして、今後、さらなるコストの節減に向けて、教育委員会とも精力的に協議を行っていかなければならないと考えておりますし、また、本町といたしましては全町、町全体の公共施設整備等からいたしますと、厳しい財政事情でありますけれども、適切な縮減額を示しながら、財源手当てにめどをつけて、つけられた暁にはと言ったほうがいいでしょうかね、学校給食センター移転改築事業を速やかに実現したいものだと、このように考えております。 それから、2点目の学校に限定しないと、給食センターの多目的化についてでありますが、病院や福祉施設など他の事業への給食提供が可能かということでございますが、例えば病院食につきましては、医療法に定められた治療の一環であるととらえられていることから、患者それぞれの病状に合わせた食事は多種多様であると、さまざまな種類の調理が必要になるのではないかと思うところであります。本町では、あくまで学校給食センターとしての整備を進めているところでもあります。田中議員の質問にあります、病院や福祉施設への提供ということは、想定をいたしておりません。なかなかその辺の難しいところがありますので、これは一緒にできないのではないかと、こういうことであります。 それから、3点目のPPP、それからPFI制度等の民間との連携についてでありますけれども、本州の学校給食センターではPFI等の手法を用いて運営しているという施設があることは承知しておりますけれども、道内の自治体においては活用に至っていないということだそうでありますけれども、聞いていないということであります。 本町の学校給食センター移転改築事業につきましては、これまで議会の御理解をいただきながら、用地購入、用地測量及び地質調査、また基本設計などの業務を進めてまいりました。これまでの検討を踏まえながら、さらに事業費の圧縮へ向けた検討にも取り組んで、一日も早い事業を継続をしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたい、このように思います。 以上、2点について答弁をさせていただきたいと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 窪田教育長。 ◎教育長(窪田栄君) おはようございます。 では、田中議員の学校給食センターに関する御質問について、私からは、2点目と3点目の御質問に御答弁いたします。 まず、2点目の給食センターの多目的化についてであります。 学校教育における学校給食は、学校給食法に従って実施されており、適切な栄養の摂取による健康の保持・増進を図ること。二つ目として、日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、望ましい食習慣を養うこと。三つ目として、食生活が食にかかわる人々のさまざまな活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うことなど七項目にわたる目標を踏まえて実施されており、学校の設置者は設置者の任務として、学校において学校給食が実施されるよう努めなければならないと定めているところです。 また、学校給食を実施するに当たっては、学校給食実施基準による栄養量等に従って実施すること。施設につきましては、学校給食衛生管理基準に照らして、適切な衛生管理に努めることとなっております。この学校給食衛生管理基準等も平成23年度の岩見沢市の食中毒事故以降、さらに厳しくなってきている状況にあり、児童・生徒への学校給食を提供する施設であるといった性質上、一般の調理施設と比べまして、より厳しい対応が求められる施設となっております。 また、議員の御質問にあります病院や福祉施設などの給食につきましても、食事を提供する時間帯や食事を提供する対象者の体の状況によっては、学校給食とは異なった多種にわたる、かなり複雑な種類の調理が必要となることが想定されるとこであります。 結論的に言うと、公設であろうが民設であろうが、補助が入ろうが補助がなかろうが、また単純に調理工場であろうが学校給食を提供する限り、学校給食法による基準等々が適用されます。また、基準に満たない施設には、仮に給食を委託するという考えでも、そういう施設にはしてはならないということとなっているところでございます。 本町といたしまては、これまで学校教育の観点から、学校給食法等の規則に沿ったセンターの整備を進めてまいるところであり、今後もこれまでの検討に従って、事業を進めてまいりたいと考えております。 3点目のPPP・PFIの制度等の民間との連携についてであります。 先ほどの町長の答弁にもありましたが、田中議員の御質問にありますPPP・PFI制度といった民間との連携といった手法を用いて、学校給食センターを整備している自治体があることは承知してございます。 教育委員会では、給食センターの老朽化に伴う移転改築について、平成13年度の合併研究会での協議のころから広域化、また共同化の検討や手法の検討、もちろんPFIによる旧法のほうのPFIですけれども、いわゆる延べ払い型、年賦で支払っていくという手法論が当初ありましたけれども、それでの検討がなされていたようです。平成24年度には、これまでの検討経過を踏まえ、議会の皆様の御理解をいただきながら、新センター建設に向けた用地購入、測量業務、地質調査業務、基本計画及び基本設計の業務を進めてきたところです。現在は、経費の縮減に向けた検討を行っているところですが、今後、議会の皆様の御理解が得られましたら、これまでの考え方に基づき実施設計へと進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 田中義人君。 ◆5番(田中義人君) まず、高速道路の件です。 今後、活発に要請活動等行われること、あと、昨日行われた国会議員の代議士がお集まりになって開いた期成会等ありますので、今後ともぜひ実現化に向けて、周辺町村と足並みをそろえてやっていただきたいと思います。これは本当観光、新しい倶知安町の産業呼び込みには必要不可欠になる、新幹線以上のインパクトを与えるような大きなものだと思いますので、福島町長には頑張っていただきたい。議会としても議長等、今後、陳情に上がることが多くなると思いますので、議会とも連携をとってやっていただきたいというふうに思います。 再質問はございません。 2点目の学校給食センターについてなのですが、この質問、要するに財源として幾らというものをきちんと首長が明確に示していただかないと、今、教育部局と議会の間にある溝というのが、なかなか埋まっていかないというのは感じているところです。 ここの議場で幾らというふうに、今、答弁いただくのは難しいのかもしれないのですが、できるだけ早い時期に担当の委員会等に、前向きな町長の考えを示すような形にしていただかないと、今、教育部局自体も僕は困惑しているのではないかなというふうに感じます。 特に申し上げたいのが、今回の議会の中でも町長何回かおっしゃっています。これから更新しなければいけない設備がたくさんあると、保育所もそうだし、東陵中学校跡地利用についてもそうですと。そういった山積みになっているものを、一つずつ精査していかないといけない中のまず最重要に上がっているのが、この給食センターだと思います。 今、幾らということは言えないということは、僕は財政管理上あり得ないことだと思っていまして、今後、優先順位をつけて何に幾ら使っていくのだというところは、大体もう見えているはずだと思います。そういった観点から金額は示せないにせよ、いつまでにはそういった方向性を町長として示せるという時期を、できれば委員会に早く示していただきたいので、その時期についてどういうふうな見解を持っているのか、もう一度お伺いいたします。 あと、民営化についてちょっとお伺いしたかったのが、例えば弁当をつくっているような民間業者に、給食を委託するということは可能だということは何度も答弁いただいていたのですが、ただ、そういった形は倶知安町内の業者ではないので難しいのではないかという、距離的なところで無理ではないかというお話だったのですが、ちょっと教育長に再質問させてください。 委託業者についても、学校給食センター法にのっとった設備を有しなければ受託を受けれないのかどうなのか。今、御答弁の中でちょっと聞き取れなかったので、そこ1点御質問させてください。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) 示す時期を示せと、こういうお話でありました。 なるべく早い時期にしたいのですけれども、なかなかちょっと難しい点もありますので、しかしながらいつまでも延ばすわけにいきません。まず議会側もどうしても、それで了解してくれるかどうかわかりませんけれども、ある程度の、これで例えば12億何千万円が10億円以下になったとか、それでできるよ。そして財源もちょっと少しめどがたったとか、なかなか大きくは期待できないと思いますけれども、そこに変化があったということになれば、それに頑張っていかなければならないですけれども、そういう財源を少しでも見つけたときに、皆さんにお諮りをさせていただく。 ですから、一応は、12月の定例までには示したいと、このように思っております。というふうに努力をしたいと。鳩山さんみたく、5月30日までに普天間基地を絶対約束します。移転します、移転しますと言ったら、とうとう首になってしまったという例がありますから、これも書いてあるものですから、その辺のことを最大限頑張って示してみたいなと、このように思います。 あとは、議会とこちらのスムーズに両輪がスタートできるかどうかということでありますので、そのときはまた御相談申し上げたい、このように思います。 以上です。 ○副議長(笠原啓仁君) 窪田教育長。 ◎教育長(窪田栄君) 先ほどの御答弁の中にも答弁させていただきましたけれども、いわゆる学校給食を提供するという限りにおいては、どんな施設であろうと学校給食法の適用が受けると。新たに新設をする場合には、当然のごとく道の局のほう、また保健所のほう、それらが全て学校給食法による衛生安全基準にのっとった判断がされるというものです。 仮に既存の札幌でもどこでもいいのですけれども、弁当を供給するところが倶知安町がそこに委託をするという話になった場合に、その基準に適合しているか、当然のごとくチェックがされるという建前です。 単純にスポット買いの弁当、運動会の弁当を学校で扱うという部分に、これは学校給食ではございませんので、実費をそれぞれ払うという仕組みがあれば、それ自体は学校給食法には抵触しないのではないかと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 田中義人君。
    ◆5番(田中義人君) 済みません。再々質問がきてしまいました。 まず、この財源についての見通しの時期、12月の議会までにはということでしたが、町長、常々おっしゃっています。何か財政措置があればということをおっしゃっていますけれども、もしかすると過疎債、期待されているのかなというふうに推測するのですが、なかなか高齢化率の低いこの町ですと、そこのところというのは当てはまらない可能性が非常に多いので、やっぱり単費でどんどんやっていく。その中で国からの補助ではなくて、民間の活力を使った方法を使ってやっていくという観点も、もう少し積極的に取り入れるべきではないかなと思います。そこの見解を最後にもう1点。 あと、教育長に申し上げたいのが、今の学校給食の学校給食法によるものということで、遵守した施設でないと、そこにも委託は出せないということでした。その点について了解いたしました。 あと、一応、今、PFIの方式を使って北海道の伊達市が、給食センターの建築を検討しております。こういった事例を倶知安でもコンサルタント入れてでも、検討してみるべきではないかなと思うのですけれども、それについて最後に御見解いただきたいと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) 財源的なものが厳しければ、民間の活力をというお話だったのですが、先日、何月でしたかね、ちょうど1カ月前だと思いますけれども、指定銀行の北洋さんと本部から来ていただいて、そういう方法はどうなのだうろかというお話を聞きました。それについて内部的には、まだイエスもノーも言っていないのですけれども、もう少し詰めてみなければならないなと、実はこのように思っております。 しかし、なかなか民間活用といってもちょっと難しいところがあるのかなと思いますけれども、その辺のまだ北洋銀行にもまだはっきりとイエスもノーも言っていませんので、内部的にもう少し詰めて、できないならできない、できるならできる、それをはっきりと申し上げなければならない時期に来ていると、このように思っておりますので、経過だけちょっとお話ししておきます。 以上です。 ○副議長(笠原啓仁君) 窪田教育長。 ◎教育長(窪田栄君) 伊達市の状況は新聞報道で見ておりますし、PFIをマネジメントする会社の資料等を見ますと、伊達市の状況もわかっているところです。 先ほど、答弁の中でもいわゆる延べ払い方式や、今までの古い考え方のほうの民間の資金をどんどん集めて、初期投資分はわざわざ行政のほうで準備しなくてもいいという手法論の検討の中で、検討したときの考え方なのでしょうけれども、恐らくその当時、広く募集をしてやるということになると、非常に力のある企業がそれなりに侍従するというのが前提で、安価な部分の施設になるということで、地元の考え方というのは余り考えられない手法なのでしょうね、きっと。そういうことが一つの部分があると思います。 最近の新しい法律改正によるPFIの手法論につきましてはサービス還元型で、いわゆる受けた会社そのものが建物と設計とまた維持管理、ましてや営業、いわゆる調理のほうの業務をやるという複合型で、いわゆる利益追求していく手法が最大のメリットのような手法論だと思います。 道内でも、帯広市が過去に検討した経過の中では、今、帯広市の場合は直営型でやっていた部分が、全部そういうサービス提供型で預けてしまうことによって、現有勢力の部分をどうするかという部分が、かなり議論としてあったそうです。そういう何というか、まだ時間が要する検討事項も随分あるやに聞いておりますので、これから倶知安の場合はそこらを整理して取り組んでいくというには、多少時間という貴重な部分が失われるのかなという思いもしてございます。 伊達市の取り組みというのは、今、一部事務組合で実施しているということで、基本的には振りかえやすい状況下にあるのかなという思いで拝見させていただきました。それで給食センターに限らず、今後の施設整備においては有用な制度なのかなという思いで拝見しているところです。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、田中義人君の一般質問を終わります。 伊達隆君の発言を許します。 伊達隆君。 ◆6番(伊達隆君) 町長に、2問質問をいたします。 まず初めに、平成25年度町防災訓練について。 皆さんも既に御承知のとおり、「9月1日は防災の日」全国各地において防災訓練に取り組む様子が報道されていました。2011年3月11日の東北大震災より、2年6カ月が過ぎようとしています。防災・減災への意識が高まってきているものと思っております。 「平時にできないことが有事にできるはずがない」、日ごろの訓練が大切であると言われておられる方がいらっしゃいます。 昨年は9月24日に、全町一斉の防災訓練が実施されて、幾つかの反省点もあったのではなかろうかと思います。そんな中、平成25年度の町防災訓練計画内容について、そして、今、防災無線設置工事が進められているのではなかろうかと思います。運用開始は、平成26年7月1日予定となっておりますけれども、一部でも施設が完成し運用ができるものがあれば、町防災訓練に使用されるのかどうかという点もお聞きしておきたいと思います。 また、平成25年度の北海道原子力防災訓練、昨年は10月24日だと思いますけれども、バスにてルスツリゾートへ避難をしたような形でやっておりますけれども、これに町民参加、あるいは町の参加、日程と参加者が迷うことのないように周知されるよう取り進めをしていただきたいと考えております。 次に2問目、私の所管ではございますけれども、町営花園育成牧場運営についてお伺いをいたします。 牧場は、昭和43年に草地造成工事が始まり、昭和46年に入牧が開始されております。そんな中3年間あったわけですけれども、草地造成が完成した部分から、随時一部入牧されていたようでございますけれども、42年間が過ぎようとしています。年次計画により草地管理、家畜衛生保健所と連携をし、家畜伝染病予防、あるいはまた入牧牛の十分な観察等公共牧場としての評価は、上位クラスと思っております。 本町の酪農畜産業振興にとって、重要な役割を担ってきた牧場でございます。健全な牧場運営にとって飲料水の確保は、重要要件の一つであります。今日、ニセコ山系においてホテル等の開発行為が多数進んでいるようでございます。そんな中、牧場が飲料水として利用する西側でも開発行為が行われ、完成時には多数の人々が出入りし、ごみの散乱、生活排水、または温泉排水等が牧場内の川に混入するのではないかと、流れ込むのではないかと、大変心配をしているところでございます。十分な水量、水質、安全・安心な環境が確保されるよう、将来を見据えた対応・対策が必要と考えます。 以上、2問について質問をいたします。 以上です。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) それでは伊達議員のまず1問目が、防災訓練についてということでありますので、ことしの防災訓練は昨年の反省を踏まえまして実施する予定でおりますけれども、時期につきましては平成26年3月の中旬を目途にいたしております。 前回の訓練内容は、第1部では、それぞれの最寄りの避難所に徒歩で避難をしたと、各自地域の避難所を確認していただきました。それから、第2部の訓練では、国道5号線より東側の町内会を中心に中央公園で炊き出しの訓練、それから消火バケツのリレーの訓練、それからがれきの下からの救助、救護訓練、それから公的機関による救助・訓練・煙体験ハウスの体験、仮設橋車等の防災物品の見学等を実施をいたしたわけであります。 今回におきましては、国道5号線より西側の町内会を中心に行う予定でありましたけれども、昨年度の反省点を踏まえまして、町の防災訓練のあり方を検討しましたところ、登別市や室蘭市方面で発生をした冬期の大規模停電時における対応をテーマにした訓練を実施する方向で、調整を図ってまいりたいと考えているところであります。 訓練内容の詳細につきましては時期が近づきましたら、皆様方に示してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 なお、防災無線につきましては、正式な運用は平成26年4月1日からでありますが、3月中旬に実施予定の町防災訓練にテストを兼ねて使用する考えであります。 また、どういうふうに防災の鉄塔とかそういうものが建てるのかというのは、皆さんに配付したと思いますけれども、そのことについては別紙、図面を見てもらえば、後で見ておいていただきたいと思います。 また、本年度の北海道の原子力防災訓練は、10月8日に実施いたしますが、住民等の訓練内容について、今回は町内エリアでの訓練であることから、自宅等への屋内退避訓練を予定をいたしております。その詳細については、町広報紙10月号に折り込みをして周知してまいたりたいと思います。 また、竹内議員の質問に答弁いたしましたが、平成26年度の北海道原子力防災訓練については、実際に登別市等の避難所であるホテル、旅館に、避難バス、ヘリコプター等を使用した大がかりな訓練を実施すると、こういうふうになっております。よろしくお願いいたしたいと思います。 それから、次に、町営花園牧場でありますが、さきに笠原議員への答弁と重複する部分があろうと思います。町営花園育成牧場は、議員御質問のとおり、昭和43年から調査計画を始めまして、国の補助などを受けて施工をいたしまして、昭和46年から運営を開始して、ことしで42年目になるということであります。 牧場の総面積が242ヘクタールのうち、昔はもっとあったのですけれども、共和に抜ける道路まで、道路敷地取られましたものだからかなり減りましたね、現在は242ヘクタールあると。その中で、草地面積は150ヘクタールありまして、毎年5月下旬から10月中旬の間に、各酪農家から牛を預け入れて、飼養管理を行っているということであります。運営当初は倶知安町内の酪農家のみならず、管内から広く入牧希望があったのですけれども、その後の社会情勢の変化等に伴いまして、現在は、約150頭の入牧となっております。 厳しい酪農経営の中にあって、町の畜産振興に果たす役割、極めて大きいものと受けとめております。入牧の期間中は、運営委託先であるようてい農協に細やかな牛の飼養や体調管理、えさ、体調管理、計画的な草地管理を実施をしていただいていまして、また、共済組合や後志家畜保健衛生所の協力を受けまして、牧場で発生する伝染病の予防対策は、万全と評価をされております。 牧場運営に当たって、重要なものとして牛の飲み水の確保があります。現在、水利権を取得して、牧場内の牛の飲み水を確保している取水場所は2カ所ありまして、そのうちの一つが牧場の西側に位置する硫黄4号川でありますが、この硫黄4号川を挟んで花園牧場西側に隣接する民有地において、宿泊施設建設に係る開発行為が進められております。 また、開発行為とは別に温泉法の適用を受けて、道道に面した進入道路横に温泉を掘削をして、宿泊施設で利用する計画が出されております。この開発計画を受けて、町の職員、ようてい農協、酪農組合長など関係者で現地確認を行いまして、その際に酪農関係者から水源池の湧水源について、口蹄疫等伝染病、観光客によるごみなどの投棄が懸念されるというために水源にコンクリート、ますを設置をすると。それから、上ぶたを、表流水が入らないようにすると、つけると。それできれいな水を牛に供給できるようにすることや浄化槽排水の水質検査の実施、それから敷地内通路の雨水の処理の実施、温泉の泉質に鉛等重金属が交じると、牛に大きな影響があるために泉質検査を実施してもらいたいなどの要望がありましたので、部内で検討をいたしまして、常にきれいな水が取水できるように、湧水場所へ取水ます設置を計画いたしまして、また開発業者に対しまして要望協議を行ったわけであります。 きのうもお話が、笠原議員ですか、竹内議員もそうだったと思いますけれども、協議の内容を申し上げましたが、掘削後の温泉の泉質などが不確定なため、状況によっては硫黄4号川ではなくて、牧場の北側に流れる道河川の硫黄川まで排水管を敷設をして直接放流することも検討するとの考えもあったために、硫黄4号川は牧場内を横切るように流れておりまして、牧場区域内で牛が川を渡って移動するそのときに、時折その水を飲むということから、開発業者に対して温泉水の硫黄川へ放流を検討しているのならば、浄化槽排水についても合わせて処理していただくように要望し、開発業者も十分検討するとの返答があったわけであります。 その後、提出された温泉分析表の内容を確認したところ、重金属は検出されないと。それから、知覚的試験もわずかに淡黄色で無味無臭であると、味がない、そしてまた臭いがないということであります。人間が飲んでも問題ない旨の結果が出たことから、当初は泉質によって硫黄川へ直接放流を開発業者は考えておりましたが、牧場が取水している硫黄4号川に放流しても何ら問題ない泉質であることや硫黄川まで排水管を敷設する費用、維持管理費がかかることなどから、温泉の排水、浄化槽排水とも当初計画どおり、硫黄4号川に放流したいとの回答があったわけであります。町といたしましては、牧場経営において、牛の飲み水の確保が最重要課題と考えておりまして、湧水場所に取水ますの設置工事を、最優先に取り進めたいと考えております。 また、浄化槽排水については国の基準を満たしていること、それから温泉排水についても排出基準を満たして河川放流をされて、開発業者も必要以上の要望は資金面からも困難であるということから、法令の範囲内で取り進められていることから、排水協議についてはこれ以上進展は望めませんけれども、今後も状況等を注視しながら、必要を応じて開発業者と協議を行ってまいりたいと、このように思っているところでありますので、御報告を申し上げたい。 そして、2点についての答弁とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 伊達隆君。 ◆6番(伊達隆君) 最初の町防災訓練ということで、いろいろとこれからということですので、参加する方々にわかりやすく、理解が得られるような形でのPRというのは、お願いをしておきたいと思います。 それで倶知安町内といいますか、避難所、避難場所とこういうことで、それぞれ看板が立てられているということですけれども、我が比羅夫連合会については、比羅夫小学校が、今、避難場所という形の指定をされております。しかし、避難所という建物は、我々の町内会には幾ら探してもないのですよ。これらについて、ひとつ町長、ここで何か建てますということの答弁をいただければ、非常にありがたいのですけれども、簡単にそうはいかないと思いますので、道の駅とひっかけるなり、あるいはまたいろいろな方法が、ちょうど今あそこ非常に車が多くて、交通量が多くて人通りが多いということもありますので、何か違う方法も考えながらあそこに避難所をつくっていただくというわけにはいかないものかな、地域としてはちょうど真ん中辺、位置的には真ん中辺なのですよね。場所としてはいいのではないかなと、地域の住民には理解の得られる場所ではないかなと考えております。何かひとつお考えをいただいて、検討していただきたいと思います。 次に、花園牧場の関係なのですけれども、今、ますを設置するということで、今回も補正予算出ております。約300万円近くでしたか、これらについてどのようなますといいますか、大きさといいますか。今、水をせきとめているところは結構大きな場所なのですよね、広い場所で、そこからパイプで牧場内へ水を回しているということになりますと、それと同等のますということにはちょっとならないのか、もし同等のますをつくるということになれば、かなりの経費かかりますから、何千万円とかかりますから、二、三百万円の単位では済まないのかなということで、ますの大きさといいますか、規模といったものはどのような設計でいらっしゃるのかなということを一つ聞きたいのと、もう一つは、ホテル等が開業されますと、それぞれ生活排水、温泉排水等が牧場内の川に流れるということで、酪農関係の人たちも言っておりましたけれども、水質検査というものをぜひやっていただきたい。まず、入牧前に1回、これは必ず水質検査はやっていただきたいなと思います。あとは、水の汚れぐあい、あるいはそういった気象条件いろいろなことがあろうかと思いますけれども、夏ごろにもう1度様子を見るような水質検査というものを、ぜひ年に2回程度はお願いをしたいなということを考えております。 以上、いかがですか。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) 避難所に場所がないと、建物がないの、どの辺ことを言っていたっけ、比羅夫でしょう。その関係については、今、防災にひっかけてそういうメニューがあるのかどうかな、それがあれば当然そこにも御返事できるけれども、それは検討させていただきたいと思いますけれども、防災課長のほうから、そういう手だてがあるかどうか、また後で答弁させます。 それから、ますはどのぐらいのますという、私に聞いてもわからないのだよね、聞かれてもね、ごめんね。300万円ぐらいのあれだというから、ただ、私もぜひあそこへ行きたい行きたいと、行ってみなければならないなと思ったけれども、なかなか時間なくて、皆さんの質問はたくさん多いものだから、とうとう行けなかったの。 それで、私の想像よ、そんな大きなますでなくてもいいと思うのだよね、ここは。僕は道路の上から見ているのだけれども、どれだけの表流水が流れてくるか、それによって予算上見たら300万円ぐらいというふうに出ていたから、そんな大きなものでなくてもいいのではないかなと思いますけれども、よく後で見ます。 それで担当者からも説明させますから、本当はこれ、私が言うと簡単な回答だね、質問なのだよね、これ。ばしっと言えばいいのだけれども、ちょっと私も現場見てなかった、申しわけない。 ○副議長(笠原啓仁君) 赤木防災担当課長。 ◎防災担当課長(赤木裕二君) ただいまの避難所の件につきましては、正確なところを調べまして、後でお知らせしたいと思います。 以上であります。 ○副議長(笠原啓仁君) 大島農林課長。 ◎農林課長(大島曜君) ただいま伊達議員から御質問のありました、ますの大きさでございますけれども、現在、牧場が有しております水利権の取水量がおおよそ日6立方メートルでございますので、その水量からいきますと、そんなに大きなますというのは必要ないというふうに考えております。 ただ、安全を考えまして、水道の設計のコンサルタントさんには、ますは表流水がなるべく入らないようにということで二重にということでお願いしております。 これは湧水場所等、現在の取水場所との高低差等もあって、そのようになるかどうかわかりませんけれども、もし二重というふうになった場合は後々の維持管理、何かごみ等が詰まったりしないということもありませんので、一番中の取水ますの点検等ができるような大きさの外側のます。場合によっては人が入れないにしても、ふたの上をあけて手が入るようなくらいのものになるかと考えております。 これはいずれにいたしましても、これから専門の水道のコンサルタントさんにお願いして、コンサルタントさんでないとちょっとわかりませんけれども、金額の見積もりにつきましては、こういうものということであらかじめいただいております。 あと、水質検査につきましては当然開発業者のほうでは、法に基づいて排出基準を満たしている形で排出するということでございますけれども、これにつきましては町といたしましても、水質検査をしていかなければならないというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(笠原啓仁君) 伊達隆君。 ◆6番(伊達隆君) そのますなのですけれども、補正で300万円近くということになっていますけれども、予算と大きさとぴったり合わせるような形になってしまうと、予算がこれしかないから小さくで、利用するときになったら水は足りないわというようなことがないような形でつくってもらわないと、金がこれしかないから、できたものも小さいもので、いざ水を通してみたら、全然足りなくなったというようなことにならないような形の設計というのですか、そういったものをぜひ進めていただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(笠原啓仁君) 大島農林課長。 ◎農林課長(大島曜君) ただいまの伊達議員から御質問ございました水量が不足にならないようにということでございますけれども、この見積もりを水道の設計業者さんに見積もりをしていただくに当たりまして現地を見ていただきまして、取水につきましては現在50ミリの管で取水をしております。ですから、位置の変更に当たっても50ミリの管で取水するということでお伝えしておりますので、金額が少なくて、水量が足りなくなることはないというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、伊達隆君の一般質問を終わります。 この際、暫時休憩いたします。 10分程度、休憩いたします。               午前10時33分 休憩---------------------------------------               午前10時44分 再開 ○副議長(笠原啓仁君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 阿部和則君の発言を許します。 阿部和則君。 ◆15番(阿部和則君) 質問する前に、今回、議長のほうから、きょういないから言うわけでないのですけれども、一般質問のある程度のルール示されました。ただ、もともと一般質問というのは私なりの考えですけれども、質問する側と答弁する側、攻める側と守る側というような形は、本来そうではないのだと。お互いに町民に選ばれた町長と議員と、こういう議論を通じてもって、よい町、よい町民、よいまちづくりにいくのだということを考えております。であるからにして、当然、議員のほうからの質問にそれこそ前進ある御答弁をいただくとか、納得いく答弁いただいた場合には、僕はありがとうと言ってもいいと思うのですね、お願いしますと言ってもいいと思うのですよ。 ですから、逆に言うと、ありがとうという言葉が、質問者のほうから答弁者のほうに発せられることは、自分の思っている答弁をいただいたということになりますから、ぜひともこれから質問することに対しては、末尾にありがとうございますというような御答弁を、町長、わかります、言っていること。いただきたいと、このように思って質問を始めさせていただきます。 見ますと、皆さん長い質問ですけれども、私のページが一番短くて、かなり簡略化した質問かなと思いながら、決して手を抜いたつもりはありませんので、質問通告に外れない程度でもって質問をさせていただきます。 それで町の問題、いろいろありますけれども、どう対処されますかということですけれども、初めに雪問題、あるいは廃屋、そして空き家対策についてお伺いをいたします。 ことしの町政懇談会、この間、町内会にも回ってまいりましたけれども、どうも私のほうから提案させていただきましたけれども、雪を中心に町政懇談会進めていっていただけるような内容になりそうですから、それこそ感謝申し上げたいと思います。 除雪ヘルパーの派遣事業の周知方法、前定例会でも説明したとおり、昨年度の実績でもって予算が630万円で200世帯以下が受けていると。それで大体70歳以上の高齢者の世帯、あるいは65歳以上でもって障がい者が同居している世帯とか、いろいろこの制度を受ける世帯の条件があるのですけれども、ほぼ該当する世帯が1,300世帯ぐらいあるだろうと。その中でもって200以下の世帯しか、まだこの制度を利用していないということは、やはり周知不足なのだろうということを御指摘を申し上げました。 そのときの御答弁では、再検討の必要があるのだという答弁をいただいておりますので、具体的な改善策をどのようになさったのか、まず御答弁をいただきたいと思います。 それと、倶知安町第2次雪対策基本計画、勉強不足で第1次があるとも知りませんでしたけれども、あるのですね。それで、前回の質問の中でも琴和町内会のちょぼら除雪隊、取り上げさせていただきました。自分の家の周りの雪の始末だけでも大変な倶知安において、40人も50人も幾ら月に2回とはいえボランティアが集まって、町内の困っている人の除雪をお手伝いしているという自発的な取り組み、ぜひともこの運動といいますか、活動の輪を広げていきたいし、行政としても支持をしていただきたいということを申し上げましたけれども、この活動、町内会もあります。地域もあるのでしょう。職場もあると思いますけれども、こういうような活動の芽を今後どのように支援していただけるのかということを、第2次雪対策基本計画の中でどのような位置づけとしてとらえているのかを御答弁いただきたいと思います。 次、廃屋と空き家条例については、全国あちこちで施行している自治体が大きくなってきておりますし、北海道のほうからもモデル条例も示されていると聞いております。ですから、そんなに倶知安町の条例をつくるにしても難しくないと、私は思います。ただ、日本一、北海道一の豪雪地帯ですから、倶知安バージョンでもって若干変えないとだめな部分はあるにしても、そんなに難しい条例でない。できればことしの冬、12月定例ぎりぎり間に合いますから、この辺を目途に条例制定をお願いしておきたいと思いますけれども、スケジュールについて御答弁をお願いしたいと思います。 次に、厚生病院、便りのないのはよい知らせと言いまして、しばらく医療議連の招集もありません。しかしながら、やはり町民にとって厚生病院の問題、関心の高い大きな問題ですから、直近の厚生病院の動向について御報告、御説明をお願いしたいと思います。 次に、東陵中学校、何人かの議員にも町長答弁されていますけれども、まとめますと、白紙の状態ではあるけれども、私案はあると。私案とは私のほうの私案なのか、試みるほうの試案なのかちょっとわかりませんけれども、何かしらあるのだということを答弁されていました。ですから、今後の進め方、もうちょっと具体的に、話せるのであれば話していただきたいと思います。 それと、今後進めるに当たって、これは文科省からの補助金いただいて耐震改修やっていますから、当然、公共施設としての利用という条件つきというような話も聞いていました。ですから、この縛りを何年ぐらいまで続くのか、永久に続くのか、この辺を公共施設以外に活用するとなれば、昨日出ていたような高齢者の云々という施設に当たらなくなってくるのかなと思いますので、この辺わかりましたら御答弁いただきたいと思います。 それと保育所の新築ですけれども、当初、3保育所統合とか、二つの保育所とかといろいろ案があって、保育所の統合ということで進んでおりましたけれども、だめだということになりました。前回の質問でも私のほうからお話ししましたけれども、建物にこだわっていませんと。とにかく保育サービスの改善が急務ですから、東陵中学校でもいいのですよというような話をしましたけれども、だめだと。東陵中学校は、保育所としてそぐわない建物だという、原課からの結論が出たわけですから、残りは、選択肢としては建てるのか、建てないかという非常にわかりやすい選択になりました。 前回もお話ししたとおり、保育所の重要性というのは、児童福祉法まじえていろいろお話ししましたけれども、もう十分に行政側のほうも御認識いただいていると思います。老朽化、先ほども町長から話がありましたとおり、給食センターと同様、その辺も御認識をいただいているということでございますから、建てるのか建てないのか、建てるとしたらいつなのかということになると思います。 近々に建てるとしたら、当然、来年度の平成26年度の予算でも、最低でも基本設計くらいは計上しなければいけないのかなと思っておりますけれども、その辺の見通しについて御答弁をお願いしたいと思います。 それと給食センター、これは複数の議員に、教育長のほうから本当に丁寧に御答弁があったとおりですから、あえて答弁は要らないと思っておりましたけれども、1点だけ。 町長のほうは貯金も減らしたくないし、借金もしたくない、教育長のほうは12億7,000万円、なかなか減額できないでいるということなのですね。どこで折り合いがつくかということ、我々も随分関心事ですけれども、こういう手というのはどうなのですか。何人かの議員も役場の財政の状況について話がありますけれども、仮に一生懸命減額して、余計なものも削って簡素化して、これ以上はどうしようもないといったときに、給食センターを建てることによって生じる財政の悪化ということよりも、財政がどう変わるのだということを1回シミュレーションなさっていただきたい。 前回の定例会でも、私なりにお話を申し上げました。仮に、財政健全化基金から何億円か取り崩して、公共施設建設基金というのも4億円か5億円、今、ありますでしょう。そこから少しいただいて、残りを起債で賄うといった場合に、果たして実質公債費比率がどのぐらい上がるのか。今、12.2という数字、町長、きのうかおとつい答えていましたけれども、単年度で見ると幾らですか、10.96。ですから、今、言ったような財源手当てをしても、僕はそんなに倶知安町の財政が本当に悪くなるということは考えられない、せいぜい二、三年前の財政基準に戻るのだろうと、そのくらいだと思っています。 ですから、それを数字でやはり町長なり、所管の委員会にきちっと納得していただくためには、その数字が大事です。ですから、総務課財政係と相談して、仮に12億円なら12億円どうしてもかかるのだといった場合に、どういうような財政事情になるのだということを、これは至急双方に提示していただく、そんなことが必要だと思っております。 どなたか議員が、こういう表現していました。議会が予算修正の理由のもっと安くならないのかと、これはもっと安くならないのかというのは、別に魚屋、八百屋に行って値引交渉しているわけでも何でもない。それこそ安かろう悪かろうの建物は、そんな本末転倒のようなことにならないですよね。 ですから、教育長のほうからの説明もあったとおり、エレベーターの部分は当分の間ちょっとおいておこうとか、ある程度の簡素化といいますか、余計な部分を少しそぐといった形でもって、どうしても必要なものはそのまま生かしていただいて、最終的な金額を至急出していただくと。そしてさっき言ったような、ではそれを建てることによって倶知安町の財政がどのように変わるのかということを提示していただくことが大事だと思いますから、この点について教育長はどうお考えか、また、する、しないも含めてお考えをお聞きしたいと思います。 以上をもちまして1回目の質問を終了いたします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) それでは阿部議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 たくさん項目があるようでありますけれども、雪問題と廃屋、空き家対策についてということで、除雪ヘルパー派遣事業の周知方法や申請方法については、制度の性格上、対象世帯の実情を把握していただいている民生委員の方々に、毎年10月に対象者調査をお願いをいたしております。そして、申請をしていただくようにお願いをしているところでありまして、その上で申請のあった対象世帯は、包括支援センターで再度調査をいたしまして、外出など困難となるリスクの高い世帯を優先しながら、個々の世帯状況に応じた対応を行っております。 これから、シーズンにかかってまいりますので、あわせて広報に制度内容などを掲載を、いつものことでありますけれども、掲載して周知してまいりたいと、このように思っています。 また、倶知安町第2次雪対策基本計画につきましては、平成15年に策定をいたしました倶知安町雪対策基本計画の期間満了に伴いまして、昨年度から検討を進めてまいりました。ことしの3月に素案がまとまりまして、町民や職員などの関係者から意見を募集いたしまして、早期の策定に向けて準備を進めているところであります。 今回の計画では、雪に強い快適な生活環境づくりという全体目標を掲げまして、除排雪システムの確立や除排雪体制の構築と人材育成、それからパートナーシップによる雪対策の推進など、七つの施策目標を設定をいたしまして取り組むことといたしております。 特に、人口の減少や高齢化に伴う課題の解決策として、地域の実情を把握している町内会の方々による除雪ボランティアの支援活動は効率性が非常によいと。機動性もあると、そして対象世帯の安否確認にもつながるということなどから、非常に有意義なものと、理解をいたしております。 皆様方御承知のとおり、本町で除雪ボランティアを行っているのは、今のところ琴和町内会だけのようでありますけれども、ほかの町内会でも今後、組織を立ち上げようと検討を進めているような町内会も耳にいたしております。 除雪の課題において、地域で助け合う仕組みづくりは、さまざまな課題を解決する一つでありまして、町としても多くの町内会に広げていただきたい。そして自主的に取り組む町内会を支援、その傍ら、その反面といったらいいのでしょうか、自主的に取り組む町内会を支援していきたい、このように思いますので、阿部議員は、今、六郷の町内会長でありますので、六郷もぜひこの冬に向けて立ち上げていただきたいなと、このように思っております。 次、廃屋・空き家条例についてでありますが、さきの3月定例議会の一般質問、3名の議員からありました。それにおきまして、倶知安町における廃屋・空き家対策に関する質問がありまして、その中で条例化に向けた検討を行う答弁をしております。 廃屋・空き家に関する取り組みとしては、平成23年度に後志総合振興局が中心となりまして、後志の全市町村、それから建築士会、不動産事業者などの関係者で構成をされた廃屋・空き家対策検討会を立ち上げまして、後志地域における廃屋・空き家に関する対応方針、それからモデル条例案を策定いたしております。 この対応方針やモデル条例案は、所有者が空き家を廃屋化させないために適正に管理していく責務のある旨を規定をいたしておりまして、空き家が人の生命、身体、または財産に危険な状態が及ぶ場合の緊急安全措置、それから所有者が不明や適正な管理を履行しない場合の命令、公表、代執行、罰則までを整理をいたしております。 私たちの町におきましては、5月に庁舎内関係各課による廃屋・空き家対策検討委員会を立ち上げております。現在までの作業の進行状況につきましては、6から7月にかけて各町内会へ廃屋、それから空き家に関するアンケートによる実態調査を行いました。8月に入って廃屋・空き家の台帳整理を行っております。 今回の町内会アンケート調査、これは回収率が50%、ちょっと低いのですけれども、によりますと42件が確認されています。調査内容としては、建物状況の写真、建物の所有者、所在地、建物状況、敷地状況を調べているということであります。今後につきましても継続的に町内会への調査、協力依頼(アンケート調査)をするとともに、町民からの情報収集、職員による見回りなどによる状況把握を行いまして、台帳整理の充実に努めていきたいと考えております。 倶知安町をぐるっと一回りすると、私たちの目に見えるもの、結構つぶれたところもあるし、穴あいたところもあるし、非常に醜いところもあります。草が生えてくれば見えなくなるというところもあるのですけれども、やっぱりそういうところはきちっとしたいなと、こんなようなところかと思います。 それで条例化に向けては、モデル条例案を参考として、本町の市街地、田園地域、リゾート地といった地域特性、また豪雪地であることを配慮した建物の管理などを踏まえまして、整理を行っていきたいと考えております。 また、条例と連動した施策として、廃屋の予防に向けた空き家バンクとの連携・強化、それから空き家を利活用するための改修助成、廃屋などの解体除去といった助成制度をどこまで踏み込んだ施策としてできるかを3月までをめどに、条例化や関連施策の策定に向けて進めていきたいと、このように考えております。 次に、倶知安厚生病院に関する質問でありますが、羊蹄山麓の地域の中核医療機関である倶知安厚生病院は、地域にとって必要な救急医療や周産期医療などのいわゆる不採算部門を抱えていることや、臨床研修制度の導入に伴う医師の地域偏在などの影響もございまして、いまだに厳しい経営状況が余儀なくされているところであります。 昨年10月に、経営母体であります北海道厚生連から、病院の経営に関する今後3年間に向けた改善策が、山麓の7カ町村等で組織する倶知安厚生病院医療機能検討協議会に提示されたところであります。 倶知安厚生病院では、昨年度からこの改善案に基づきまして、病床稼働率の向上であるとか、看護師の配置基準の見直しなどを実施したほか、医療機能検討協議会での支援をさせていただいている医師確保の取り組みを強化した結果、ことしの4月には研修医を含めて常勤医が25名となったと、昨年度からは3名ほどふえたという状況であります。 こうした病院長を初め病院職員の努力などによりまして、月ごとに多少の増減はあるものの、外来の患者数が増加傾向にあると。また、人間ドックなどの総合的な健診ではなくて、例えばピロリ菌検査などの単発の検査を対象とした、いわゆるプチ検診というそうでありますが、プチ検診を今年度から実施した結果、大変好評だと。そして病院への受診にも結びついているということだそうでありまして、経営の改善に向けた明るい兆しも、幾つか見え始めているということであります。 特に、本年度は常勤医がふえた影響などもあって、前年同時期と比較をすると、病院全体の経営状況はかなり改善されてきているということから、病院としても今後もより一層改善策を基本とする取り組みを進めているというふうに伺っております。 これらの状況を踏まえて町としても、今後も病院や住民・行政が一体となって地域に必要な医療を守るための取り組みができるような環境づくりに、一層努めることといたしているところであります。 次に、東陵中学校の跡利用についてでありますけれども、今定例会初日の行政報告で申し上げましたとおり、これまで公共施設としての有効な利活用を前提とした庁舎内検討会の提案を受けまして、町内の3保育所の統合保育所としての可能性について、所管部局との検討・協議を進めてまいりましたけれども、結論としては、統合の保育所としての利用については、ふさわしくないと判断をしたところであります。 今後におきましても公共施設としての活用を視野に、引き続き子ども・子育て支援の観点から、現時点におきましては子育て支援センターや発達支援センターとしての併設活用や老人、それから福祉施策などの一環としての有効活用などについて、合わせて担当部局との検討・協議を精力的に取り進めて、早期に方向性をお示しできるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をお願い申し上げたいなと、このように思います。 それで先ほど質問の中に、これは公共の建物だから、何年したら縛りがとれるかということでありました。これは担当のほうから回答したいと思います。 次に4番目ですね、保育所の施設整備は早急に進めてまいりたいと思っておるために、国の制度の活用であるとか、それから私立・公立の児童教育施設、福祉施設などの情報交換会など開催をして、さまざまな方向から検討して今のところはおります。10月以降に発足をさせます、子ども・子育て会議において議論をしていただく予定をいたしております。 その一つとして、議論が煮詰まってまいりましたら、段を前に進めるために(仮称)となりますけれども、新児童福祉施設整備基本計画案の作成を行っていく予定であります。その内容には大きく分けまして、児童福祉施設の場所の選定、保育サービスの基本的な考え方や方針、それから施設の規模、財源及び補助金活用などの検討したものと、それから幼稚園各園との連携を図りながら、国の子ども子育て関連3法の制度や仕組みに即した利用をして、独自性も含めた整備方針を整理をいたしまして、計画案に入れてまいりたいと、こういうふうに思っております。 また、これから実施してまいりますコンサルによるアンケート調査の中にも整備に係る質問を設けまして、児童福祉施設を利用している方や、これから利用される方の要望や意向なども伺いたいと考えております。これらをまとめまして、年明けまでに調査の中間報告をしていただいて、また子ども・子育て支援法の制度が詳細にわたり明らかになる今年度末を区切りにいたしまして、整備基本計画案を作成してまいりたいとこのように考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、建てることによってのシミュレーションをつくったらどうだ、それがないと議員側もなかなか話が進められないのではないかと、そういうような話もありましたので、担当で、ある程度大ざっぱなレイアウト的なものができると思うのですよね、これ。だから、わざわざコンサルに頼まなくても、これはちょっと計算させてみたいと思います。 それから、建てるのか建てないのかという話ですよね。何だか私はどういうふうに、(発言する者あり)給食センターでないよ、今の、保育所のことだよ。保育所は建てるのか建てないのかという、先ほどの質問だったのですが、それは建てるとも建てないとも今ここで答弁を差し控えさせていただきまして、以上、答弁終わりたいと思います。よろしく。 ○副議長(笠原啓仁君) 窪田教育長。 ◎教育長(窪田栄君) 阿部議員の5番目の学校給食センターに関する御質問について御答弁いたします。 これまでの経過等につきましては、今議会で笠原議員、田中議員への一般質問でも御答弁させていただきましたので省略いたしますが、議員も御存じのとおり、学校給食センターの現施設は、建築後40数年が経過しており、建物本体、各設備の老朽化が進み、故障等のリスクが非常に高い状況となっています。教育委員会では、基本設計に関するこれまでの協議を踏まえ、施設の適正規模、工事に係る経費などについて、類似施設との比較検討なども行いながら、コストの縮減の方策について精査してきたところです。 先ほど、田中議員の一般質問に対し、町長から給食センターの改築については厳しい財政状況ではあるが、適切な縮減額を示しながら、速やかに実現したいとの答弁があったところであり、教育委員会といたしましては、先ほど阿部議員が御提案されたいわゆる財政シミュレーション、財政的な可能性の検討についても財政当局とも協議を行いながら、精力的に作業を継続していかなければならないと考えております。 今後は、議会の皆様へ財政的な見通しも含めまして、御理解をいただいた上で実施設計への事業を進め、専門的な観点からより詳細にわたる検討を行ってまいりたいと思いますので、ぜひお願いをするという意味を冒頭おっしゃっておりましたので、ぜひぜひお願いをしたいと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 熊谷総務課長。 ◎総務課長(熊谷義宏君) 先ほどの東陵中学校の国庫補助に関する行政財産手続の関係でございます。 この補助金関係につきましては、公立学校施設整備費補助金ということを活用してございますので、その財産処分に当たりましては一定の手続がございます。 ただ、現時点では跡地については、どういう施設というものがまだ明確ではございませんので、あくまでも基本的な考え方といたしましては、国庫補助事業施行後10年というくくりがあるということで御理解いただければと思います。 ○副議長(笠原啓仁君) 阿部和則君。 ◆15番(阿部和則君) 何点かもう一度質問をいたしますけれども、雪、初めて町民と真っ正面から向き合って町政懇談会で取り上げるということですから、大いに議論の盛り上がり期待したいと思います。 本当はこの条例の制定、12月くらいまでに仕上げていただければ、ことしの冬ぎりぎり間に合いましたけれども、そんなことも無理なようですから、ぜひとも来年3月までというお話ですから、仕上げるようにしていただきたいと思います。 厚生病院、当初この再建案出されたときに、平成27年度にほぼ倶知安町並びに羊蹄山麓の自治体の負担がなくなるだろうという計画案が出されておりました。 先ほどの答弁では、ほぼ順調に再建の計画も進んでいるし、この数年後には、それに伴って自治体の負担もなくなるだろうというようなお話がありました。町長知っているとおり、もう3年くらい補助しましたか、2年でしたか、上限2億円に決めて、そのうちの1億4,000万円を倶知安分で持って、さらにそのうちの半分ぐらいが特交の手当てがあるけれども、平たく言うと大体7,000万円ぐらいずつ倶知安、持ち出しているわけですよね。ですから、それが3年過ぎて5年続くと、ほぼ保育所が建つ金額になるわけですから、ぜひともこの点については注意深く厚生病院と再建を進めていっていただきたいと、このように要望をしておきます。 これは答弁要りますね、部長のほうでしょうけれども、27年どうですか、羊蹄山麓の負担、どのぐらいまで軽減できそうですか、具体的な数字は入りません。大体の見通しで結構ですから、いい方向で進んでいるから、ほぼ達成できそうだぐらいの答弁をいただければありがたいと思っています。 それと東陵中学校ですね、10年ぐらい後ひもつきのままだよということですから、その間にどういう形になるのか、これから庁舎内の検討委員会も、もう1回話してということですから、これも町民の方は余り興味ないかもしれませんけれども、どうせ町政懇談会やるわけですから、議題の一つに入れて、あれだけのでっかい器、みんなどうしたらいいのだぐらい聞いたほうがいいと思いますよ。これも答弁は要りません。 保育所ですね、子ども子育て会議を経ながら、施設の整備計画案をつくりながら子育て支援法でしたか、照らし合わせながら今後進んでいくのだということですから、とてつもない長い道のりになります。最短でも3年、4年かかるのかなと思っていますけれども、ただ以前、一般質問でもって子育て支援住宅、まだ覚えている方もいらっしゃると思いますけれども、この倶知安という町の特性を町長、考えていただきたい。 年いつも神恵内で二人しか産まれない子供が、倶知安でもって何人でしたか、年間、180でしたか、190でしたか、岩内、余市より多いのでしょう。保育所にも関係しますけれども、児童数の数の推移見たって、10年後まで減らないのですね、ふえる年もあるのです。ということは、いかにして若いお父さん、お母さんが倶知安に住んでいらっしゃるかということになりますよね。若い世帯が住まない町というのは、本当に隣町で名前出して言うのは恐縮なのですけれども、岩内が向こう30年後に7,000人台の町になると、余市が30年後には1万1,000人、倶知安はまだそのころ1万2,000人なのですよ。 ですから、子供の産まれる数、そしてそれを育てる若いお父さん・お母さんが圧倒的に北海道の中では多いと。ですから、本当に安いお給料で働いている方が多いわけですから、子育てのための低家賃の住宅を何とかしてくださいとも頼んでまいりましたし、それと同時に、やはり共稼ぎしなければならない夫婦が多いわけですから、安心して預ける保育所、何とか保育サービスの充実を図っていただけませんかと。5時ぴったりで終わるお母さん・お父さんが多いわけでもない、やはり6時、7時、8時までかかる方もいらっしゃる。ですから、預けて安心して7時、8時まで延長保育ができるような環境を整えてあげたい、土曜日やっていますけれども、日曜日だって仕事の都合でもって預けたい人もいる。もうニセコやっていますでしょう、余り申し込みないみたいですけれども。ですから建物もいざしらずですけれども、何とかこの辺は至急改善していただきたいと、これもお願いですけれども、しておきたいと思います。 それと、きのうどなたかの答弁でもって経常収支比率悪化したと町長説明して、そんなに倶知安の財政よくないのだし、相変わらず大変なのだよという説明、ちらっとしたのですね。気になったものですから、こっちも調べましたけれども、0.4ポイント下がったのですね。経常収支比率というのは、入ってくるお金と出ていくお金のバランスのことになりますけれども、下がって80.1%、これは悪いのかといったら、これより悪い町村、北海道に90町村あるのですね。ですから、123ある中でもって、上のほうにまだ位置しているということになります。 ですから、先ほど給食センターのとこでもお話ししていましたけれども、本当に我が町が財政がきゅうきゅうとしているということは、僕は余り当たっていないのだろうと思うのですね。ですから、町長、そろそろもう予算をつくる立場になって6年になりました。そろそろやはり目に見えるものを残していただきたい、目に見える何かを残さなくてはいけないと、私は思っています。 阿部君、冗談でないよ、金、残したではないかと言われても、残すものが違うと思います。町民から預かった大切なお金、町のため、町民のために使って初めて生きたお金になるわけですから、ぜひとも給食センターを先にしたいような答弁がありましたけれども、給食センター、続いて保育所、きちっと道筋をつけていただきたいと思います。 緊急質問しようと思ったくらいですけれども、この町の財政事情、お金の使い方について若干横道に逸れますけれども、玄関に入って右側に置いてある椅子、皆さん見ています。初め、真ん中にテープあるのですけれども、あれ何かアクセサリーというか、あれかなと思ったのですね。よくきょうの朝見たら、破けているのをガムテープで張りつけてあるのですね。これが国際リゾート地、国際観光地倶知安町の正式な玄関ですよね、あそこ。町長、そこに平気でああいう椅子を置くということは神経疑われませんか。立派な何十万円もする椅子を置けと言っているわけでない、ガムテープで破れているところを隠したような椅子を平気で、国際リゾート地の玄関口に置くというその神経ですよ。 これ質問に入っていませんから、答弁は何もいいのですけれども、ぜひひとつお金使っていただくところには、これから計画的に使っていただくということをお願いします。 あと給食センター、教育長、お願いしますね。つくったら、別にそれこそここやめれとか、労働環境の悪化招くようなこともしてもだめだし、せいぜいエレベーターとちょこちょことやって、これしかもうならないと。これだけやったって、我が町の財政状況このぐらいしか悪くならない、そうしたらそこもこっちも大体まるというふうになるのではないでしょうか。 再質問、何したかわからなくなりましたけれども、そちらで覚えていますよね、ではお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) 今、阿部議員のお話を聞いていると、何か得々と私、言い聞かされているような感じを受けました。本当になるほどなというところが、うなづくところがたくさんありまして、私も反省しなければならないなというところもあるわけでありますけれども、依然としていろいろな窮屈なところもありますから、できるだけ目に見えるような方法でこれから進んでまいりたい、形を残していきたい。 そしてまた特に今、保育所のことを言われましたよね、確かにそうですよね、我々の世代を引き継ぐ大切な大切な宝物ですね。本当に10年もたてば、15年もたてば大きくなって、倶知安がどんなになっても倶知安のことを考えてくれるような青年になるわけですから、これは大切だ。 ただ、私は、保育所をでは統合して、そこにちょっと問題があるのですよ。三つを本当は統合したいのだけれども、したかったのだけれども、それと、伝染病になったらどうだとか何だとかという問題があるのですね。そこが、果たして大きなものを建てて、そこに全部集合して、それでいいのかどうなのかといったら、そこのところが整理できてないのです、まだ。 今の話の中には、やっぱり二つでないかとか、やっぱり分けるべきでないか、もしそういうノロウイルスだとか何だかになったら、全体に響いてくるのではないかとか、それから保育所それぞれの学年によって、一遍に例えば運動会だとか学芸会ができないのではないかとか、それをわけるべきだとか、いろいろな細やかなことありますよね。 そうした中で、どっちにしても保育所は急ぐべきものだと私は思います。形としてはやはりきちっとしていかなければならないと、このように思っておりますので、もう少し検討をさせていただいて、そう時間をかけないで、今、言われたことを速やかに進んでいく方向で考えていきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 澤口医療担当部長。 ◎医療担当部長(澤口敏明君) 今の阿部議員からの厚生病院に関する財政状況につきまして、改善計画の最終年である平成27年度の山麓7カ町村の負担状況、見込みについてはどうなのかという御質問でございました。 久しぶりに厚生病院の財政問題についてお尋ねいただきましたので、大変感謝しておりますけれども、昨年度の状況について、もう一度振りかえさせていただきたいと思いますけれども、昨年度の10月に改善案が示されまして、原則というような言い方もついていますけれども、基本的には救急医療と周産期の医療については自治体の責務もあると、それから全国的に見ても不採算医療であるということで、7カ町村でその赤字分については負担しましょうと。ただし、負担するといっても2億円が上限ですよということで、7カ町村と厚生連で話し合いをして協議した結果がございます。 その時点で、平成23年度の実績を見ますと、救急医療と周産期で2億7,400万円、その他の赤字で、その他の医療の中で4億1,600万円ということで、合計で6億9,000万円ほどの赤字が出ておりました。ここの部分についての地元の財政支援につきましては、2億円を上限としておりましたので、そのうち7割が倶知安町の負担分ということで1億4,000万円ほど負担しているところでございます。 昨年の改善計画に基づきまして病院側としては、今のところですけれども、順調に推移しているというところでございまして、ただ、財政状況とか収支見通しなのですけれども、国の制度改正とか、診療報酬の改正、あるいは薬価基準の改正というのを2年に1度行われているというような例がございますので、この後の改正によっては大きく変わる可能性があるということを含みおいていただいて、この改正がもしなかった場合という前提に立っておりますけれども、平成27年度におきましては、厚生連としては不採算医療を除いた部分につきましては、赤字を基本的には解消するということで計画を立てております。 ただし、救急医療と周産期医療につきましては、どうしてもかかってしまう部分があると。それから、患者が来ようとも来なくとも態勢をきちんと残さなければならないということで、その部分にかかる経費として1億1,000万円ほどかかってしまうと。そこの部分については、支援をしていただきたいというような状況になっておりまして、1億1,550万円ほどの不採算医療の赤字を想定しているところでございます。 ただ、いずれにしましても平成23年度の実績から比較しますと、6億9,000万円ほどの赤字が1億1,000万円ほどの赤字になるということで、6分の1程度に縮減されるというような状況になっておりまして、ここの救急医療、特に初期医療の部分、それと周産期、産科の部分と小児科の部分ですけれども、ここの部分についてはどうしてもこの地域では必要なものであろうと。何とかして守らなければならないということでございますので、そこの部分については自治体としても、ずっと守っていきたいということの山麓7カ町村の合意に基づいて、そういうような予定を了解して、現在に至っているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、阿部和則君の一般質問を終わります。 三島喜吉君の発言を許します。 三島喜吉君。 ◆16番(三島喜吉君) 一般質問、最終日ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 先ほど以来、阿部議員のほうから一般質問のあり方的な話がありましたけれども、やはりこれだけ北海道の中でも本当に5本の指に入るぐらい活発な議会です。そういう中で、いかに次世代の子供たちにいい町を残すかと、そのための議論でないかなという感じ持ってございます。そういう中で高齢化率が22.3%、北海道の中でも下から数えて7番目に若い町になっております。札幌でも20%から21%の間だという感じに思っていますけれども、そういう中やはり若い方々が、ここに住もうとしているのですね。 先ほど、阿部議員も言いましたように、やはりその手当ては真剣にやっていかなければいかんと思いますし、やはりそういう中でこれから私の質問につきましても、次世代の子供たちにどのようにしたら夢のある町を託せるか、渡せるかということに尽きるのだと思います。そういう中で、町長の前向きな御答弁をお願いしたいと思いますし、若い人たちも期待をしているのですね、やはり子育てがしやすい町だからいるのですよという話をよく聞くのです。 そういう中で、やはりそのための施策をいろいろな形の中で進めていくと、安全・安心でやっぱりこうやって子育てがしやすいとなれば、若い人どんどん来ますよ。そういう中でまずここに住んでもらって、楽しく生活してもらうと、そういうことが一つの考え方でないかなという感じに思っています。 1番目のソフトボールの町宣言とまちづくりということで、この定例の最中ですけれども、9月8日に、東京のオリンピック開催が決定しまして、次の日に競技種目が野球・ソフトボールが外れて、レスリンクが競技に加わったという話になってございます。 そういう中で、最近2026年には札幌冬季オリンピックを何とか誘致したいというような流れが出てきているのですが、そういう中で今の小学生が6年後、7年後にはオリンピック選手として育っていくと、そこの活躍がメインになってくるのだろうなという感じ思っています。そういう中で、何とか若い人たちが夢の持てるまちづくりという中で、一つの案ですけれども、町長の御見解をお聞かせ願いたいなと思います。 このソフトボールにつきましては、本当に子供から大人まで親しめるということで、小学生の時にソフトボールの授業がありましたし、体育の授業でソフトボールをどんどん取り入れてやっていたというのを記憶しています。そういう中で、倶知安町に平成11年に、北6条グラウンドが防衛施設局の補助金の中で設置されて以来、北海道の中で3本指に入るのですね。石狩市に大きなソフトボール球場がございますけれども、それを含めて全日本のソフトボールの協会があるのですけれども、その中でも本当に倶知安のグラウンドはいいですね、環境的にも気候的にも本当にすばらしい球場が羊蹄山麓の倶知安町にあるということの認識は、大変大きな評価をいただいている部分でございます。 現在、年間約2万5,000人といいますか、それ以上かもしれません。そういう中で朝から、土日の昼間から多くの方が利用されて、今、朝リーグのソフトボール、この議員の中にもそのリーグに入って頑張っている人もおるのですけれども、約20チームが登録されて本当に元気に健康づくり、また交流をしながら頑張って活動しております。 また、今まで学校単位でスポーツ少年団が結成しておりましたけれども、そういう中で大変少子高齢化という中で生徒数が本当に減ってきた。そういう中で、なかなか学校単位で少年団を組むことができないということなのです。そういうことで、何とか校区を離れた中の地域一体となっての少年団育成、今、底辺拡大というのが必要なのですね。そういうことでこの春、来春に向けて何とか地域型のスポーツ少年団を、ソフトボールに関してのスポーツ少年団をつくっていきたいというような今、動きが出てございます。 また、この倶知安町でよく町長も挨拶の中で言いますけれども、きたろくグラウンドできて以降に北京オリンピックの強化合宿が2回ほど行われておりますし、二、三年前には壮年組の全国大会、また、ことしは国体予選の道大会がここでありました。相当の方が倶知安町に入ってきてございます。 そういうことで、来年は実年の全国大会ということが9月13日から3日間、ここで開催することが決定してございます。そういう中で2,000人を超える方々が倶知安町に入ってくるということで、それなりの経済効果といいますか、見込めると思いますし、それ以上にスポーツを楽しむ子供たちにレベルの高いスポーツに親しんでもらえると、見てもらえるということが本当に大きな成果でないかなと、僕自身いつも思っているわけでございます。そういうことで、この町がもっともっと大きく活性化なる町になるためにも、こういう一つの行事の誘致ということがつながっていくのだろうなという感じ持っているわけでございます。 倶知安町は、昭和47年度にスキーの町を宣言して、スキーを町技として認めて、倶知安町の一つの大きな柱としていろいろな町づくりがされてございます。ですけれども、町技とは言いませんけれども、夏の部分としてのこれだけ活発になってきましたソフトボールを、ソフトボールの町として宣言をしながら、羊蹄山とニセコ連峰に抱かれた自然環境では、大変申し分のない倶知安町を大いに全国に発信しながら、この倶知安町に多くの方々がまず訪れていただく。大会を全町挙げて、町挙げて誘致していくということが、この町を元気にしてくる一つの起爆剤になっていくのだろうなという感じを持っています。 そういうことで、一つの私案だったのですけれども、ソフトボールの町宣言をという考え方を、町長もこの期あと1年半ですので、ひとつ子供たちに夢を持たせるような施策の一つとして、倶知安町の看板として加えてはどうかなという感じで思ってございますので、前向きな御答弁をよろしくお願い申し上げます。 2番目の町道の整備計画について質問をさせていただきます。 平成24年度の災害復旧事業として、市街地区域で幹線道の道路改修がなされました。これについては凍上災の中で、町民はもとより町外から来る方も倶知安の町よくなったねと、本当に大きな評価を得ていますし、倶知安はすごい財政力の中でこんなふうに、これだけの延長距離をやれたのだねという話を逆に中身のわかっていない人は、そういうふうに高い評価をしてくれるのですよね。そうなのですけれども、そんなに予算も財政的にも負担のない中のこういう事業が今回実施された、大変御苦労されてここに至ったなという感じに思ってございます。 長年の懸案でありました道路改修の要望が、先ほども言いましたように財政面には、なかなか進まなかったということにあると思います。現在、交通量の多い町道で、相当傷みの多い路線もあるということを認識しているわけでございます。特に、市街地に多い簡易舗装の町道が、大変傷みが多くて、冬期間、春先はしばれ上がるという中で、何とかしてほしいというような苦情といいますか、要望が上がってくるのですけれども、これらの道路整備の要望も本当に多く寄せられているわけでございます。 また、農村部においても町道が舗装整備始まりましたのが、昭和50年前後の農業基盤整備事業の一環として、延長距離も相当延びたなという感じに思っているのですけれども、そういう中で町道が舗装化されてきてございます。しかし、舗装も40年を超えてございます。そういう中で、大変農村部もラフティングだとか、いろいろな交通量がふえているのです。そういうことで、相当な傷みが徐々に目立ってきているということになってきてございます。そういう中で、このまま放っておくと農村にある町道も疲弊していくなと、老朽化していくのだろうなという感じが思ってございます。 それで全路線の道路改修に向けての調査を、調査開始して年次計画を立てながら徐々に整備していくことも必要だと思いますし、現在、町道の状況把握はどのようにされているか御質問させてございますし、また財政面の後ろ盾が本当に必要だと思いますけれども、今後の改修計画についての町長の御見解をお伺いをさせていただきたい、このように思います。 3番目、多目的広場(中央公園)について質問させていただきます。 倶知安町の公民館の南側にあります中央公園、これは芝生が全面に敷き詰められて、大変多くの町民の方々が子供含めて、あそこで憩いの場として使われているわけでございます。また、サッカーだとかラグビーだとかそういう練習場の一つとして、また、福祉祭りにしても消防演習にしてもいろいろな各種行事・イベントとして、あの場所が有効活用されているのは認識しております。 そういう中で、この敷地の取得は、僕の記憶違いでなければ平成7年、僕が議会へ出る前だと思いますけれども、将来の公共施設の建設の用地として取得されたように記憶してございます。この敷地が、今後とも都市公園として位置づけられていくのか、先ほど阿部議員のほうから言いましたとおり、保育所も大変な喫緊の課題ということで、相当近い将来の中で新築という話が出てきますけれども、やはり中央公園の一部を使いながら保育所のグラウンドにするだとか、施設を建築するだとか、そういうこともあれだけ環境のいい場所ですから、保育所の設置には統合保育所、2カ所になるか1カ所になるかわかりませんけれども、それらの候補としても可能性あるのだろうなと。 ですけれども、あそこは今後、都市公園として、公園としてずっといくのだよとなれば、そういうことも可能性がなくなるわけでございます。そういうことで、そこら辺の見解といいますか、そういう考える余地があの公園についてまだあるのかどうか。また、町長の今後のお考えをまず聞かせていただきたい、こういうように思います。 以上で、3問の質問を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(笠原啓仁君) この際、暫時休憩します。 再開は、午後1時半といたします。               午前11時54分 休憩---------------------------------------               午後1時30分 再開 ○副議長(笠原啓仁君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第1 一般質問の議事を継続いたします。 福島世二町長。 ◎町長(福島世二君) それでは、三島議員の質問に対してお答えをいたします。 まず、ソフトボールの関係でありますけれども、ソフトボールの町宣言等につきまして、ソフトボールは本当に幅広い年齢層に親しまれておりまして、気軽に楽しめる生涯スポーツであります。 これまで全国大会・北海道大会の開催や地元愛好家による朝リーグが盛んに行われまして、平成15年と平成16年にはアテネオリンピック日本代表チーム、それから平成20年には北京オリンピック日本代表チームの強化合宿地としても利用されてまいりました。ことしも日本女子ソフトボール1部リーグ実業団2チームの長期合宿、それから国民体育大会北海道予選会等での利用による多くの来町者がございました。 町内のソフトボール競技におきましては、ソフトボール協会の御尽力で、倶知安町全域からなる地域型ソフトボール少年団を設立をしていただきまして、ソフトボールの基礎期の小学生を育成していると伺っております。倶知安ソフトボール協会は、ことしで何と40周年を迎えるということを聞いております。倶知安町のみならず、全国・全道に大きな功績を残されておりまして、関係各位には敬意を表するところであります。 議員御質問のソフトボールの町宣言によるまちづくりにつきましては、現状ではまだ考えておりませんが、ソフトボールを初めとする各種スポーツは、青少年の健全育成にも大きく寄与するとされることから、今後におきましても引き続き各種スポーツの振興に努めてまいりたいと、このように思います。 次に、町道の整備計画でありますけれども、本町では昭和45年の第41回冬季国体スキー大会開催をいたしまして、除排雪を始めたのを契機に、幹線道路の整備が始まりました。その後、幅員が8メートル以下のいわゆる生活道路の多くを占めていた砂利道も、ほこりの立たない舗装にしてほしいという要望が数多く寄せられまして、そこでいち早く、しかもなるべく多くの生活道路を舗装するために、余り費用のかからない簡易舗装で整備を進めました。 農村部におきましても農村基盤整備事業の一環として整備されたこともありまして、現在、本町の道路総延長が268.2キロということになっています。そのうちの157キロが舗装化されておりまして、パーセントで言うと58%舗装であると。舗装の修繕や整備に当たっては、これまで町民の皆さんが安心をして道路を利用できるように、定期的に職員の道路パトロール、町民からの通報により道路に穴があいた場合など、傷んだ道路を補修しております。 一方、傷みやすい簡易舗装を抜本的に改善するためには、丈夫な恒久舗装へ改良する必要があることから、舗装改良工事を徐々でありますけれども、進めております。 整備を進めるに当たっては、比較的交通量が多く、繰り返し補修してもすぐ傷んでしまう道路であるとか、それから幹線道路の幅広い道路から順次改良工事の整備を進めておりますけれども、この10年、町の緊縮財政により道路の修繕や整備がおくれている状況にある中でありますけれども、昨年は凍上災、復旧事業として2.6キロ整備できたということにつきましては、非常に財政的なことも含めて、大変本当によかったと感じているところでございます。今後の道路整備の再検討か必要と考えております。 昨年、国土交通省が、山梨県の中央道の皆さん方御存じのとおり、笹子トンネルの事故を契機にインフラの点検が急務になっているということから、命と暮らしを守るインフラ再構築の中の道路ストックの老朽化対策といたしまして、市町村が実施する道路点検について支援することになりまして、また技術的支援の充実や道路維持管理技術に関する研究開発、道路情報プラットホームの構築など、社会資本の戦略的な維持管理、更新の推進費が国の予算に盛り込まれました。 これを受けまして、本町もことし6月に倶知安町の管内路面性状調査業務委託料といたしまして、300万円を計上いたしまして、50キロの舗装道路を点検をしまして、来年度、残りの舗装路線を調査をして、それに基づいて年次計画を立てていくことになっております。 道路整備の概算でありますけれども、舗装の打ちかえのみで幅員が平均6メートルと仮定をすると、全町で157キロメートルの舗装だけ打ちかえると、66億円の費用がかかると、平米当たり4万2,000円かかるそうです。それを舗装劣化20年とすると、毎年7.9キロ、約8キロの3億3,000万円の予算が必要であると。それから、また凍上に耐え得るしばれ、耐え得る路線改良とすると全体で160億円、1キロ当たり1億円以上必要となるということであります。ちょっと計算してみると、すごい金額になるものだなというふうに感じております。 道路の修繕、整備に当たっては、誇大な予算が必要なために、国土交通省の社会資本整備総合交付金事業及び防災安全交付金事業の活用や、それから農業基盤再整備事業、そして防衛施設整備事業、そういったものをさまざまな国の支援を受けて整備をしていく必要があるということであります。 次に、多目的広場(中央公園)についてであります。 中央公園の敷地を今後とも都市公園として位置づけられていくのかという質問でありますが、中央公園は都市計画法に基づく倶知安町都市計画マスタープランであるとか、それから都市緑地法に基づく倶知安町緑の基本計画並びに、倶知安町の都市公園条例及び施行規則において、都市計画公園の近隣公園として位置づけられておりますし、また少年団等によるサッカー練習やいろいろと皆さん方、あそこのグラウンドを使うときに参加されていると思います。 雪トピア、それから福祉祭りだとか防災の訓練であるとか、消防の訓練であるとか、避難場所、ドクターヘリ、防災ヘリ、そういった会場としても活発に使用されておりますので、今後も公園として使用していただきたいと考えているところであります。 次に、2点目の公共施設の建設構想が出てきたときには、その候補地としての可能性があるのかという質問でありますけれども、理論的というか手続としては、先ほど申し上げました倶知安町都市計画マスタープランとか、倶知安町緑の基本計画並びに倶知安町都市計画条例及び施行規則の公園の位置づけの見直しによる計画変更と条例改正を行うことによって、中央公園を建設候補地としてすることは可能ではあるということであります。 ということで、この3点について答弁をして終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(笠原啓仁君) 三島喜吉君。 ◆16番(三島喜吉君) 今、ソフトボールの町を宣言するということは、ないということの御答弁でございました。そういうことで、今後、やはり一つの町の考え方として、町がこういう考え持っているよとなったときに、やはり子供たちもソフトボールの町で自分たちは教育を受けているのだという中で、いろいろな部分の励みになっていくのだろうなと思いますので、今後、これについては教育委員会、そして町長部局ともいろいろな御協議をいただきながら、前向きに御検討をまずお願いをしたいなという感じ持ってございます。 それと、町道の整備の関係なのですけれども、今年50キロ来年50キロという中の点検をしている最中であるという話を聞かせていただきまして、本当にそういう面では状況把握は大分されているなという感じが思っています。このままいけば、いろいろな予算措置というか、補助金・交付金各事業にのっかるという中でやっていくしか道路の改修は多分は不可能、単費では不可能だろうなという感じがしております。町中するならば、今まであったように水道の布設がえと一緒になって、道路改修を行っていくというような部分のいろいろな部分の組み合わせの中でやっていくということになるのかなと思いますけれども、そこら辺は町長がいろいろな部分で上京する際、いろいろな各関係機関、関係部署にまず情報を集めてきていただきたいなという感じがするのですね。 これ年々いろいろな交付金事業、補助金事業ができてきまして、特に防災に向けての補助体制というか補助金関係は、年々ふえてはきているのだと思います。そういうことで、ある程度幹線はよくなりましたけれども、中へ入ると生活道路が大変な状態になってきておりますので、そこら辺を早急にまず手をかけていただくということと、農村部についても相当40年もたってきておりますし、特にラフティング関係のバス関係が1日何十台と通ってきています。地盤的には完全舗装の地盤は持っているのだと思いますけれども、それでもあれだけの交通量の中で相当な劣化、老朽化がしてきておりますので、これについては農村基盤整備事業にのっかりながら、何とかできないのかなという感じを持っています。 そういうことで、やはり道路がおかしくなってくれば交通事故もふえますし、地域住民が安全に生活していくためには、やっぱり道路、いい道路が必要なのですね。特に、倶知安は除雪体制すばらしいもので、札幌からの転勤者によっては、札幌よりすばらしい除雪体制を敷いていますねと、そういう面では住みやすいですねというふうに、こういう評価を受けているのですね。 そういう中で、やっぱり夏あちこちでこぼこの穴がいっぱいあいたような道路だと困りますし、余りひどくなる前に少しずつでもいいから、手をかけていただきたいなという感じを思ってございます。 最後の話は、保育所の建てかえという話が出てくる中で、その候補地がどこがいいのだろうねという話が議運の中でもありますし、あちこちもあるのですね。そういう中で、そういえばあそこはどうなっているのという話が中にあったのです。僕の記憶の中では、公共施設の建設予定地の候補地、そのために買ったという認識しかなかったですけれども、どこかの中でその時点で都市計画公園という中で位置づけをして、組み入れてもらったのだなという感じに思っています。そこら辺、僕自身もどうなっていたのかなという、ちょっと勉強のためにも質問させていただきましたけれども、やはり条例改正とかいろいろな部分でそういう可能性もあるよということですので、今後、保育所の新設という中で、早急な段階では喫緊の課題ですから、そういう方向性に多分いくのだろうと思いますけれども、一部を使いながらでもいいですから、やはり安全な施設をつくるという中で検討していただければなという感じ思ってございます。 再質問になりませんけれども、そういうことで終わります。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、三島喜吉君の一般質問を終わります。 森下義照君の発言を許します。 森下義照君。 ◆12番(森下義照君) それでは、通告に基づきまして2問、私のほうから町長のほうにさらりと質問をしますけれども、中身は濃い回答でお願いしたいと思います。 1点目は、観光開発にかかわる現状についてです。 町長の毎年度の町政執行方針では、通年型観光の推進に向け地域ビジョンの策定及び交流拠点の整備検討と観光中核施設整備計画策定の業務委託や主要観光地と本町との観光相互間の連携により広域観光圏を形成して、国内外からの観光客の来訪及び滞在促進を目指すと言われております。 このようなことから長年、きのうも作井議員からも質問がありましたが、姉妹都市との提携や2年前ですか、22年のときに日光市と観光パートナー都市協定を締結しておりますが、現在までにどのような交流により、どのようなことが行われたのか。また、これによって本町にとって何が変わって、また、これからも変えようとするのか、そういったことについて1問目を終わります。 次、2問目ですが、本町として多くの公園を抱えていると思います。私は、大体28ぐらいかなという感じで出したのですが、資料提出を求めたところ、もろもろを含めて38カ所公園があるということで、きょう資料提供をいただいております。 ただし、ここで町民が子供連れで楽しむことができる公園、これは13カ所ですか、ぐらいしかないということです。しかも、この13カ所の公園の中で遊具が満度、安全な状態で使われる遊具は数少ないということです。年々、遊具が減少しております。ふえているところはありません。やはり減らすためには、新しい遊具も入れて子供連れが頻繁に行って、楽しく家族が過ごせるような体制をとるのが、町の任務でないのかなと思っております。そういったことで、これからの整備状況をどのようにしていくのか、その計画をお知らせいただきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) それでは、森下議員の2点について回答を申し上げたいと、このように思います。 まず、観光開発にかかわる現状についてということでありますが、アジアから観光客が多く、豊かな自然と世界遺産、それから良質な温泉など個性のある観光資源を有する歴史的観光地である日光市と、オセアニアからの観光客が多く、長期滞在型の国際的なスキーリゾートを有する倶知安町とで協力関係を結んで、お互いの強味を生かした周遊ツアーが期待できるとして、集客にテーマを絞った観光パートナー都市協定を平成22年8月23日でしたか、日光市において締結をいたしました。これは私が出席をしてまいって、締結してきたわけであります。 当初は、日光は1,000万人ぐらい来ますから、果たして倶知安はどうなのだろうかというちょっとそういうような危惧もありましたけれども、向こうも気持ちよく快諾をしていただいたので、そういう協定を結んできたと、こういうことであります。 観光パートナー都市協定、締結以後の事業の取り組みでありますけれども、一つに、観光プロモーションの取り組みがあります。平成22年12月に、日光市の実施する羽田空港第2ターミナルでの国内観光振興プロモーションに提携し、実施しております。また、共同実施にかかわらず、それぞれの観光プロモーションの開催に際して、必要に応じて観光パンフ、それからポスターなどの提供を行いまして、連携しての観光PRに努めております。 協定締結時には、倶知安町のツアー企画事業者など観光事業者の方々が、日光市から招請を受けまして訪問、世界遺産である日光の社寺を初めとする多くの観光資源の視察を行っております。帰町後、外国人向けの観光パンフに、日光市の紹介を行うなどの取り組みを実施をいたしております。 次に、人的交流といたしましては、平成22年8月の協定締結の際に、倶知安町訪問団といたしまして10名が日光市に赴いております。それから、平成24年8月には日光市長を初め2名が倶知安町に表敬訪問されておりますし、同年10月には日光市の主催する平成24年度姉妹友好都市交流事業に、倶知安町から3名が参加をしております。 次に、青少年の交流事業において、観光パートナー都市協定に関連する取り組みとして、日光市から青少年北海道体験事業といたしまして、平成23年度以降毎年40名規模で8月に倶知安町に来られて、倶知安町の子供たちとのパークゴルフ、夕食会などの交流事業を実施をいたしております。 日光市との観光パートナー都市協定の取り組みにつきましては、東日本大震災により外国人観光客が激減したということもありまして、近年プロモーション活動事業の取り組みが希薄となっておりましたけれども、外国人観光客の入り込みも回復してきたということから、再度できるところからの取り組みを検討してまいりたく考えているところであります。 当面、倶知安町といたしまして、人的交流として10月に日光市で開催されます「平成25年度姉妹友好都市交流事業」に参加予定をいたしております。これは10月の、ちょっと日にち忘れました。私が行こうと思って予定をしております。 また、青少年の交流といたしまして、教育委員会での取り組みとなりますけれども、来年1月にくっちゃん町子供特派員派遣事業におきまして、日光市へ派遣を予定しているところであります。このほか民間の取り組みといたしまして、観光協会において、一般町民を対象とする日光訪問ツアーについて、年明けの年度内に開催を検討しているということもお聞きをいたしております。これらを含めた今後の取り組みにつきましては、今後、日光市と連絡調整を密にしながら、観光パートナー都市として協力体制を築いていきたいと考えております。 次に、国定公園を抱えている周辺地域の活用による通年観光の可能性についてということでありますけれども、昨シーズンの冬の観光については、年間の49.1%を占める72万7,000人の入り込みがございました。一方、夏の観光は昨シーズンは年間の38.4%、56万9,000人の入り込みとなっております。 倶知安には羊蹄山を初め、おいしい水、きれいな空気、美しい風景、豊かな自然環境、スキーヤーを魅力するパウダースノー、世界に誇れる魅力的な資源が数多くあるとともに、これらを観光資源として活用したアウトドア・インドア等の多様なアクティビティーが楽しめるわけであります。冬場のスキーリゾート地としては、環境も充実いたしまして、宿泊滞在型の観光が定着している一方で、夏観光の一層の充実が求められてきたところでありますけれども、ここ数年の動きの中で、非常に夏観光にも明るい兆しが出てきたということであります。 その例を申し上げますと、倶知安観光協会が主体となっての夏の長期滞在観光客の誘致事業として、平成19年には10組だったそうでありますが、平成23年には230組、平成24年には420組、ことしは500組を超えるのではとも言われております。ことし私もウエルカムパーティー、日中ですけれども、ちょうど昼食時間でしたね、行ってまいりました。一人一人名刺を配りながら、どうですか、ようこそいらっしゃいましたということで、一人一人の意向を聞いてみたのです。何回来ているのですか、これで3回目だとか2回目だとか、リピート客が多いのですね、驚きました。 それで、30日とか40日とか50日の人が結構中にいるのですね、だから本州の暑いところから朝夕は冷やっとするし、過ごしやすいと、非常に爽やかだ、こういうことでここを起点として奥尻まで行くそうですね、奥尻の人、いましたよ。積丹半島へ行ったり、それから札幌へ行ったり小樽へ行ったり、ここを起点としてそれぞれ動いているのですね。来年は何組来るかわかりませんけれども、期待をいたしているのですが、そして滞在者の方々がそういうような動きをしているということは、当然、洞爺湖方面にも活動範囲を広げているようです。 また、近年アウトドアの中でも自転車が非常にブームとなっておりまして、雪解けとともに各地でサイクリストの姿が見られます。大きな大会として、ことし8月4日にはじゃが祭り会場からニセコの山の上のゴールを目指して、ことしで第4回目になるそうでありますが、ニセコHANAZONOヒルクライムが開催されました。600名ほどの選手は、去年からぐっとふえましたね、それまでは230人ぐらいだったのですけれども、去年あたりから600人ほどにふえて、ここにはいつも鶴見辰吾さんが来るのだけれども、ことしは来れなかった。そういうことで、非常に自転車の競技が盛んになってきている。 8月31日は、水泳・自転車・マラソンの3種を組み合わせたトライアスロン、競技の中で最も過酷と言われるアイアンマンジャパン北海道、北海道で初めて開催をされました。スタート・ゴールは洞爺湖町でありますけれども、約1,400人、千四百、五百人来たと思いますよ。私もちょっと様子を見に行って、激励してきました。その選手が来ておられまして、一人の選手が180キロ、自転車、水泳が3.何キロ、水泳やって自転車やってマラソンやって、一人で180キロやるわけですから、何でこういう名前がつくのといったら、だからアイアンマンというのだそうです。鉄の何とかという。 それから、今週末の14日から16日までの3日間、これは倶知安町をメイン会場として第27回のツール・ド・北海道、これが後志管内、胆振管内にかけて繰り広げられるわけであります。この地域のアウトドアスポーツの代表的なものといたしまして、ラフティングがありますけれども、大小15程度の事業者が実施しておりまして、主立った事業主の情報によりますと、一般観光客のほか、修学旅行生などで前年同様、非常ににぎわっているとのことでお聞きをいたしております。 また、ことし6月に富士山が世界遺産に登録されまして、富士吉田市において開催されました世界遺産登録記念イベントに、蝦夷富士羊蹄山の麓の町として招かれましたことから、羊蹄山も富士つながりによる波及効果があったのではないかなと思いますよ。ことしの7月、8月かけての登山者2,500人程度あったと、こういうことであります。大体去年は年間で1万人、羊蹄山は来ております。ですから、昨年対比で17%ほど伸びているという状況になっていると、こういうことであります。 このように夏のシーズンにおいても、観光要素を多彩に持ち備えているといった地域であります。多くの観光客の皆さん方を迎える自然景観の管理保全につきましては、観光協会やNPBとの連携を図りながら各種ハイキングコースの整備のほかに、ニセコ山系観光連絡協議会として、湖沼探勝コースの整備であるとか、ニセコ山系クリーン作戦の実施によりまして、今後も管理保全に細心の注意を払っていきたいなと、このように考えております。 また、羊蹄山の管理につきましては、山麓5町村で組織している羊蹄山管理保全連絡協議会として、関係機関とも連携しながら自然環境の保全に努めていきたいと思っております。 ことし一生懸命羊蹄山の山小屋、今、つくっていますね、どの程度できたのかわかりませんけれども、ぼやぼやしているとあと1カ月で雪降りますから、完成したらどういうような格好で落成式するのかわかりませんけれども、これもスポーツマン登山者に対しては非常にいい印象を与えてくれるのではないかなと、このように思います。 多くの観光客を魅了する豊かな自然と多彩なロケーションについては、総合パンフによるPRのほかに関係町村、それから観光団体との連携・協力いたしまして、ウオーキングのコースマップの作成や近年愛好者が急増しているサイクリングマップの作成などによりまして、多くの観光客の皆様への憩いの場の提供に努めて、通年観光の一層の充実に努めてまいりたい、このように思います。 次に、町内に散在する公園の管理とその整備ということであります。 倶知安町内の公園と名がつくところは、都市公園として位置づけられている公園が13カ所あります。都市公園指定以外の公園は団地内公園であるとか、それから宅地開発による緑地及びその他公園施設が25カ所、そのほかに町内会や民間で所有している公園もありますけれども、町が管理している公園は全体で38カ所となっております。 また、景観を堪能できる箇所としては、旭ヶ丘総合公園であるとか、レルヒ記念公園、ひらふの高原中央公園ですかが挙げられるのではないのかなと、もっとあるかもしれませんけれども、主立ったもの。 それで公園の遊具につきましては、現在、13カ所の公園に遊具29基が設置されております。子供の遊び場の特性や遊具による事故例を踏まえまして、年に1度、公園施設製品安全管理士に委託をいたしまして、定期点検を実施して、加えて町の職員による日常点検や利用者からの情報によりまして、破損状況を確認していると。そして必要な補強、修繕などをして、管理に努めております。 なお、公園の一覧表及び遊具施設状況については、資料提供が求められておりましたので、事前に配付してあると思います。よくごらんになっていただきたいと思いますが、私たちの町では平成23年度、公園施設長寿命化計画の策定を行いまして、年次ごとに遊具施設の更新を図るとしておりますが、この2年間の大雪による修繕が著しくなっておりまして、加えて使用不可として撤去する遊具が9基となります。年次的に整備する計画を見直す必要となってきております。 遊具の減少や老朽化は、子供の遊び場の魅力や楽しみが失われ、公園によっては子供たちの利用が減ってきている状況にあります。子供の遊具施設は、遊びを通してみずからの限界に挑戦をすると、そしてまた身体的・精神的、社会的な面などが成長いたします。そして、危険に関する予知能力や事故の回避能力など、安全に関する身体能力などを高めていくのではないかなと、このように思いますし、また、集団の遊びの中でみずからの創造性や主体性を向上させると。それから、社会的ルールや自分が果たすべき役割、責任などの存在に気づいて、他人とのコミュニケーションを円滑に図る能力を身につけていっているのではないかなと、このように公園による遊びは全ての子供の成長にとって、非常に必要不可欠なものとなっております。 さらに、近年の公園の整備に当たっては、都市の防災機能を備えたり、成人の健康増進を兼ね備えた遊具設備も併設するようになってきております。このことから来年度、長寿命化計画に基づいて、旭ヶ丘総合公園のわんぱく広場のじゃぶじゃぶ池を撤去すると、そして翌27年度に、遊具施設を整備する運びで事務を進めております。国に対しても社会資本整備交付金事業の当初予算要望を行っております。 加えて来年度、既存遊具の老朽化や使用不可の撤去数が著しいことから、遊具施設整備の全般的な見直しや新たな公園ニーズを踏まえた町民の意見を聞く機会を設けて、限られた財源の中で効率的な整備更新を行っていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 旭ヶ丘公園のわんぱく広場のじゃぶじゃぶ池、水泳プールからの下の、わかりますね、あそこのところを言っているのです。私も何でつぶさなければならないのと、排水ができないそうですね、水が流れないのだと、水道水だし水が流れない、水がたまって非常に不衛生だと。だから、万が一、そういうものが発生したら困ると、それであそこをつぶすと、こういうことだそうでありますので、ちょっとつけ加えさせていただきます。 ○副議長(笠原啓仁君) 森下義照君。 ◆12番(森下義照君) まず1問目の観光関係ですが、アウトドア関係とかいろいろもろもろ各種盛んにやられているようですが、町内の中の観光面、これは余り来られている観光客の方に利用されていない、または、周知されていないのかなという感じがいたします。 きょうの新聞でも先ほど町長の御答弁の中に、今年度は500組超の長期滞在の日本人観光客が来ているということですが、町内のほうには余り入ってきていないような感じはします。ということは、美術館なり風土館なりその他そういったところには、これだけの人が果たして来ているのかどうかということは、来ていないということであれば、こういったことのPRが足りないと。 ラフティングだとか何にしろ新聞に出ておりますけれども、美術館だとか風土館の見学とか鑑賞とか、そういったことは書かれておりません。ということはないということですね、もったいなのではないですか、これだけの人が来ているのに、そういった利用者がないということは。だからセットにして、こういったところもPRする必要があるのではないのかなという感じがいたします。 それから、倶知安町の駅におりますと、観光案内というのがこんな小さな看板ですね。けさも用事があって、ちょっと回っていたら、この看板の前で一生懸命看板に目を近づけて、そしてきょろきょろとしてあちこちを見ていました。これではちょっと、倶知安町内にどういったものが、見るところがあるのかということがわからないと思います。 かなり昔になりますが、前は倶知安の駅おりたところに大きな看板で「観光案内図」というのがあったはずです。そういったことからいくと、やはりこういった観光案内図の看板も大きなものにして、何がどこにあるのか、ふと行ってみようかなという気持ちを起こさせないと、観光客というのは余り歩かないと思います。その辺で、もう少しPRに対しての考えを広げていただきたいと思います。 それから、鏡沼ですか、前も1回質問したことがあるのですが、鏡沼や半月湖のパンフレットはあります。ところが鏡沼はどのようなところで行って、ここに入って行けるのかというあれがありません。しかも58の道道をずっと上がっていって、初めて鏡沼というこういう看板が立っています。ところが、この看板の後ろから道路がついているのですが、草むらの道路です。これは道の森林組合の管理ですが、町としてはやはりそういったところ、道とかそういう関連機関のほうによく要請をされて、せっかくいい鏡沼があるにもかかわらず、行く人が少ないと。逆に言えば、共和町にある神仙沼は立派な道路もついて、かなり山奥ではあるが、かなりの人が行っているというようなことも見受けられます。したがって、せっかくあるところを効率よく活用して、観光客がもう1度、または2度、3度と来てみたいという気持ちを起こさせるようなやり方が、必要でないのかなというふうに私は感じます。 それと、旭ヶ丘公園のところですが、今、ジャンプ台が骨だけ残っております。私の2階からもまともに見えます。余り格好のいいものではありません。ああいったものは早目に撤去して、できればあの頂上に倶知安町を一望できる展望台、そういったものもつくって、そこに観光客を呼ぶというようなこともいいのではないかなと思います。あれだけの鉄骨があるのですから、本当にみっともないです。 それと、合わせてキャンプ場もあるのですが、キャンプ場も時期になるとかなり狭くなっています。これで上の奥のほうの天幕を立てるところがない人たちは、下の谷間みたいなところで、ジャンプ台の下の裾のほうですね、そこで天幕を立てているわけです。なおかつ立てるところがない場合には、もとユースホステルが建っていたあそこの広場で天幕を立てているというような形です。 ところが行ってみたら、町長、これ読めますか、何と書いてあるか、わからないでしょう。というのは、これには元こうやって書いてあった、「キャンプ場入り口」、これで読めないものだから、間に合わせ的にベニヤにペンキ塗って、こういう形で看板を立てて、これでは幾ら何でも、観光客を呼べるような看板ではないと思うのですよ。だから、こういったところにも気を配って、これ電柱か何かなという感じもいたします。昔はちゃんとしてキャンプ場入り口と、はっきりと書かれているのです。 そして、その広場には「お願い、この場所はキャンプ場ではありません。テントを張らないようお願いします」と、これも紙に印刷をしてケースの中に入れて張ってあるのです。これも間に合わせ的です。こういうことを書くのであれば、やはりキャンプ場はキャンプ場として、多くの人が使えるような状態をつくるのが本当でないのかなと思います。 ではこの広場、何に使うのですか、あいているとき。キャンプ場の奥まで車持っていって、車も一緒にとめるというような格好になります。だから、この広場はキャンプに来られた人の駐車場ですよというような形で説明を書いて、天幕は危険だから張らないでくださいというのならわかるのです。そういった気の配り方が、ちょっと欠けているのではないのかなという感じがいたします。 そういったところで山のほう、今、ひらふのほうは盛んに観光客、その他で開けているのですが、町内は本当に抜けの殻です。そういったことのないように、やはり通年観光を唱えるのであれば、山、町、連携のとれた観光の振興をしていただきたいと思います。 次に、公園の管理ですが、やはり公園の管理も先ほど町長が言われたのですが、旭ヶ丘総合公園あそこのじゃぶじゃぶ池、あれは私も行って見ていますが、もとはあの真ん中に網代があった、それが今ありません。これはもうなくしてしまうのだなと言ったら、先ほどの回答で「撤去します」ということ、それから遊具についても同じです。 どの公園に行っても、例えば子供・家族連れで遊びに行っていて、車で行っている場合は、にわか雨とかそういうふうになったときは車に乗れます。ところが歩いて行って公園で遊んでいるときに、にわか雨とかそういうのが来たときには、雨宿りするところありません。上の公園のところにも建ってはいるのですが、屋根がかかっておりません。だから、そういったところ、やはり屋根をかけて、にわか雨が降ったときには、せっかく遊びに来てずぶ濡れになって帰るのでなくて、そこで雨宿りをして帰るとか、そういうところにも気を配っていただきたいなということです。 そういったことを整備することを、町長のほうでやりますよというふうに言ってもらえるのかどうか。私はやるやらないを前から言っているのですが、やるやらないをはっきりとしていただきたいのです。それでないと、検討しますではいつになるのかわからないので、その辺をはっきりと町長のほうから回答をお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) 今、森下議員が言うのはそう難しい、ただ、あそこに展望台をつくれということは難しい話ですけれども、それは別として、言っていることは本当に気配りが少ないのではないかと、気配りがないのではないかと。 倶知安の観光観光と言いながら山ばかり気を取られて、倶知安の町の一つ言ったってベニヤに張ってあるようなそんなのではどうにもならないではないかと、気配りが足りないとこういうような言い方だと思うので、お宅さんは朝行って見てきたのですか、本当に御苦労さまでございました。 本当にそういう苦言を呈するということは、やっぱりこちらも姿勢を正さなければならないと思うのです。だから、観光課あれですよ、しっかりとこの辺については対応してまいりましょう。まずできるところからやりますから。何も駅前の看板の表示、それからキャンプ場の看板のそういうようなことは大したことでなく、やる気になればすぐできる、三日あればできる。 ただ、外国人客というのは、それで今、苦労しているわけさ。山に来た人が、なるべく倶知安の町におろしましょう。それを今、苦労してナイト号だとかいろいろ走らせて、タクシーも走らせて、その辺が非常に。だから、外国人は日本の文化に非常に興味持っていると思うのですけれども、その辺が意外と美術館、風土館に来ていただけないような感じするのですね。PRが足りないのでしょうか、ちょっと私わかりませんけれども、だからその辺のことをパンフレットも結構、各ホテルに置いてあると思いますよ。こういうものもありますと、もう少しその辺のことを内部でも精査してみたいと、このように思います。 もう一つ、ジャンプ台みっともないと言うけれども、あれみっともなくないよ、非常に写真のあれになるのですよ、本当に。1回あれは、鉄骨が上がったときにどのぐらいで買ってもらえるか、やったことあるのですよ。ところが、やっぱしこっちから持ち出さなければならないというような計算が出たのですね、それで取りやめをしたということでありました。 あれは絵になるのですけれども、ただ、ちょっと危ないのではないかなと、鉄骨だって腐ってくるから、その辺がちょっとどうなのかなと思うのですけれども、あれ結構さまになりますよね、どうですか。あれ絵に描いても絵になりますよ、ちゃんと描けばね、私はそう思っているのですけれども、やっぱり人間の取り方かなと思って、今、聞いておりました。 それでキャンプ場のそんなに狭いぐらいにテント張るというのを、私も何回か行ってみたのですけれども、そんなに来ると思いませんでした。驚きました。その辺のことをよく気遣い、心遣いをしてきちっとしたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 森下義照君。 ◆12番(森下義照君) 今、町長から、至って簡単な回答で返ってきたのですが、そんな簡単なものではないと思うのですよ、軽い気持ちでね。やはり観光だ観光だと唱える以上は、せっかく来られた観光客に満足度を与えて帰ってもらう、そしてまた来たいという気持ちを与えることが、一番大切でないのかなと思います。そういったところをもう一度よく庁内で精査をして、足りない部分は早急に補ってもらいたいと思います。 それから、公園の整備ですが、もう一つあるのは、旭ヶ丘公園の上がり口に古いトイレの建物がそのまま残っています。入り口にはそれこそ先ほど町長でないけれども、コンパネが張ってふさいでいます。これらもみっともないです。使わないものであれば、撤去してきれいに整地をする。何しろあちこち回って歩くと、そういったものが目につくので、どうしても言いたくなるのですね。 だから、ジャンプ台の上にもレルヒ中佐の記念碑もあります。せっかくあそこに記念碑がありながら、ただ山の上にぽつんと建っているという感覚なのですよ。だから、あそこへもう少し、ここが一番最初スキーの発祥地の場所ですよということも、観光客にも知らせることが大事でないのかなと。だから、先ほど私が言ったように、倶知安があそこ上がったら一望できます。町の中、いい展望台になります。そういったところで開発をして、せっかく観光・観光で唱えているのですから、そのぐらいは少し金をかけてもやって効果があるのではないのかなと、値があるのではないのかなと思います。その辺で、町長が在任中に少しでもそういう形が見られるのであれば、私は一般質問したかいがあるかなと思いますので、よろしくお願いをします。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、森下義照君の一般質問を終わります。 鈴木芳幸君の発言を許します。 鈴木芳幸君。 ◆13番(鈴木芳幸君) 町長に、3問ほど質問をさせていただきます。 私の質問は、3日間でやれとか、いいとか悪いとか、やるぞと、返事はすぐいただかなくても結構ですので、よろしくお願いします。 36番、国道393の防雪柵についてでありますけれども、今年ようやく一部ですが設置をされることになり、工事も始まりました。でも事故の最も多発する場所、元の瑞穂小学校、Aコープとの間、信号機のあたりまでが、毎年のように事故が起きております。そこまで順次いきますと、そこまでいくのにまだ数年かかるのかなというような気もしております。何か開発さんのお話を聞いていますと、町の水道の本管がちょっと引っかかるのだというようなお話もございましたけれども、水道課のほうにお聞きしますと、来年計画されているということでありますので、今後も引き続き途切れることなく防雪柵の工事が行われますよう、当局にお願いをしていただきたいなと思っております。 それから、次に37番、町道の西3号通について。 先ほど、三島議員の町道等についての質問ございましたけれども、国道393号線が開通された後京極方面、あるいは比羅夫方面へ向かう車が大変ふえた西3号通です。最近は大型車も大変多くなったのですね、砂利川にかかる橋なのですけれども、これは乗用車同士でも大変なのかなと思われるような橋であります。車が大きくなると、大変危険な箇所になってきているのかなと、私は思っております。町としては、どのように考えておられるのでしょうかということであります。 それから二つ目、旧八幡小学校前の交差点、国道276と西3号の交差点になりますけれども、393号線から入っていきますと左側、京極方面ですね、非常に安全の確認をしづらい、また3号通が下がっているのですね、国道へ向けて。冬は自分も経験していますけれども、ブレーキをかけたときには下りに向かっているものですから、オーバーランしてしまうというようなこともありまして、交通量もふえた今、信号機が設置されていてもおかしくはないのかなという気がしております。そのあたりも町としてはどのように考えておられるのかなと思います。 それから、三つ目です。羊蹄の裾を走る倶知安京極線から西3号通(393号線)へ入っていく箇所に、案内表示板が設置はできないのかなと思います。 ここは非常にわかりづらいというお話も何度か聞いていますし、この質問と同じ質問だと思うのですけれども、数年前に吉田議員がおられたときに、このような質問、吉田議員もされていたことがあったのですね。わかりづらいなと思っているのは私だけではないのかなと思いますので、ぜひその辺ちょっと考えていただきたいなと思います。 それから、38番の閉校後の敷地の管理についてですけれども、閉校された学校、これは別に東陵を指しているわけではございません。各部落といいますか、方面にありました学校です。その敷地のことを言っているのですけれども、そのグラウンド等の管理等がどうなっているのかなと、あるいは草刈り等もそうなのですけれども、そのあたりはどのようになっているのかなと。また、地域の方と何らかの取り決めみたいなものがあるのかどうか、そのあたりをちょっとお聞きしたく思います。 以上、よろしくお願いをいたします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) それでは3点について答弁申し上げたいと思います。 まず、国道393の防雪柵ですか、これは従前からの懸案事項でありました国道393号の北2線から北6線区間の防雪柵の設置につきましては、本年度から3カ年計画で工事を始めます。大変喜ばしいことだなと思っております。工事区間や設置場所、それから設置の順序につきましては、平成22年度に北海道開発局小樽開発建設部と地域の方々が打ち合わせの中で十分な調整を図って、地域住民の意見や意向を尊重した計画となっております。 今年度は、北2線から北3線の区間の440メータ、それから翌年度は北4線から北6線区間の410メートル、それから翌々年度は北3線から北4線区間の400メートルの防雪柵を設置する内容となっておりまして、8月9日には地域の関係者を対象とした今年度の工事に係る説明会が克雪センターで行われたところであります。町といたしましても少しでも早く工事が完了して、冬期間の交通安全の確保が図られることを願いまして、引き続き要望活動を行ってまいりたいと、このように思います。全部完成するとあれですか、1,250メーター、これが一つ。 次、町道の西3号通についてでありますが、まず1点目の砂利川にかかる橋梁についてということでありますね。 平成20年9月の国道393号線の全面開通によりまして、赤井川経由で小樽方面の通行が可能となりました。そのため393号線の交通量の増加とともに、国道393号線扶桑交差点から町道3号扶桑・八幡線を経由いたしまして、国道276号線までの区間、あるいは国道276号線を横断をして、羊蹄大橋を通り、道道倶知安・京極線までの区間については、大型観光バスや、貨物トラックなどが京極方面から小樽方面へ、またその逆に小樽方面から京極方面への近道として利用されて、非常に近年交通量が多くなっていると聞いております。 開通後の平成22年秋に行った車両なのですが、平日の24時間交通量調査で2年前、ちょっと古くなりますけれども、上下線合わせて2,793台が利用していると、そのうちの大型車両が600台という結果も出ております。 御質問の砂利川にかかる橋梁につきましては、橋梁名が南1線橋、橋の長さが13.6メートルだそうです。幅員が5.6メートル、そのうちの有効幅員が5メートルとなっておりまして、昭和47年に架設されたと、41年が経過しておりまして、橋梁の幅員のみならず町道の幅員も狭いということから、大型車両が交差する際には、非常に危険であるとも聞いておりました。 橋梁の状況につきましては、平成24年度に行った長寿命化修繕計画の点検結果では、鋼部材の腐食、コンクリートのひび割れなどが一部に見られていると。損傷が大きくて、詳細調査を実施し補修、補強の検討を行う必要があると、こういうような内容であったかと思います。 橋梁のみを改修したとしても、根本的な問題は解決がされないで、道路との一体的な改良が望ましいと思われますけれども、厳しい財政状況の中にまた損傷が著しい町道や橋梁も複数ありまして、計画的な改修を進めていかなければならないということであります。今後、行われる路面性状調査の結果であるとか、それから5年ごとに行う橋梁の定期点検の結果を見ながら、検討していきたいと、このように思っております。 ちなみにあの橋なら大したメーターないから何ぼぐらいでできるの、1,000万円以下なのと、そういうふうに言いましたら、福島君、そんなものでないと言われ、3,000万円近くかかると言うのですね、私も驚きました。ウエハラさんのところのあれでしょう、だよね。大したあれ、ないと思うのですけれども、やっぱりすりつけとかいろいろなものがあるのでしょう。そういう金額が、合うとですよ、言っておられました。 それから、2点目の旧八幡小学校前の交差点につきましては、御指摘の交差点付近の近況は、旧八幡小学校前の国道276号線に押しボタン式の信号機はありますけれども、交差点自体は西3号側に、一時停止の標識が設置された交差点となっているということでありまして、交通量の増加とともに交通確認がしづらい場所とのことでありますので、地域の方々の御意見、御意向をお聞きしながら、必要に応じて倶知安警察署交通課とも協議を行って、勝手に看板上げられないものですから、公安委員会に要望提出してまいりたいと、このように考えております。 それから、3点目の道路案内標識についてもお答えいたしたいと思います。 道路案内標識は、道路利用者の安全を確保するとともに、位置や経路及び方向等に関する情報を提供するなど、道路利用者が迷わずに安心して目的地に到達できるための重要な施設であります。言うまでもありません。御指摘のとおり、町道の西3号線と交差する国道の393号線との交差点付近、国道276号線との交差点付近、道道倶知安京極線との交差点付近には赤い川方面、もしくは京極方面への案内標識が設置をされてありません。道路利用者にはわかりにくい状況となっております。 しかしながら、町道の西3号線の沿道は、農家住宅が建ち並んでいると、それから歩道の整備もされておらないと、道路幅員も狭いと。そして農村地帯のために、農繁期には農作業用車両が頻繁に通行しているなど、交通事故発生の割合が高くなることが危惧されるのではないかなと、このように思います。 さらに、道道倶知安京極線から羊蹄大橋までの区間は、冬期間除雪を行っていないため、車両が通行できない状態であります。 以上のことから、現状の中で道路案内標識を設置して、町道西3号線へ誘導することは控えて、危険性の少ない国道などの主要な道路を通行していただくことが、道路利用者にとって最善であるのではないかなと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいなと、このように思います。 以上で、3点についての答弁にかえさせていただきます。 失礼しました。閉校後の敷地の管理ですね、この関係については閉校となったグラウンドを含む学校敷地につきましては、東陵中学校を除いて八つあるそうです。8カ所、普通財産として保有していると、こういうことでありまして、現状としてはグラウンドを含む敷地管理に当たりまして、それぞれの地域において町内会連合会などへ、普通財産の無償貸し付けを行っております。草刈りなどの日常の環境整備に当たりましては、それぞれ地域の中で管理をしていただいているという現状であります。 その中にあって、管理上地域として対応が困難なもの、あるいは多額な経費を要するような事案があった場合には、地域の要望・要請に基づいて町としても対応してきているというところであります。 また、日常の管理の中で、雑草の除去や草刈りなどに要する経費、それから原材料など、地域として負担が困難な事例がある場合には、可能な限り対応を図ってまいりますので、今後とも引き続き各地域のよりよい環境を確保していただきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 以上で終わります。 ○副議長(笠原啓仁君) 鈴木芳幸君。 ◆13番(鈴木芳幸君) 防雪柵については、よろしくお願いをしたいと思います。 それから、西3号通、橋ですね、私、橋に亀裂が入っているとか何とかというのは今初めて聞いたのですけれども、私は幅員が一番気になったのですね。幅が要するに足りないのではないかと、大型車が通行するためには狭すぎるというようなことを申し上げたつもりなのですけれども、橋がそういう状況になっているのであれば、早急に修理なり改修なりしていただきたいものだなと思っております。 相当重量のある車も通過しますので、そのあたりよく検討されますようにお願い申し上げておきます。 それから、看板については、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それから、閉校後の敷地の管理なのですけれども、これ私どものそばにあります瑞穂のグラウンドなのですけれども、あそこが地域の中にもソフトボールのチームが、さっきソフトボールのお話も出ていましたけれども、2チームありまして、春先には2チームのメンバーが大型機械を持ち込み、グラウンドの中の除草作業等をしております。また、そのグラウンドの周りについては、連合会の役員の皆様が春先2回、2度草刈りをしております。 ただ、先ほど、町長言っていたように、地域に何かがあったときの応援するそれだけのものなのでしょうか、そういった約束みたいものは地元とされているのか、何かありますか、決め事されているようなことがあるのでしょうか。その辺ちょっとお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 藤田副町長。 ◎副町長(藤田栄二君) 地域の皆さんに無償貸し付けをしているということで、今、ただいま町長から御答弁申し上げました。 したがいまして、基本的には地域の皆さんで管理をしていただいているわけでございますけれども、ただ、経費的に多額な経費がかかるだとか、あるいは突発的な対応が必要だというようなときには、地域の方からの申し出に応じて、町として対応しているという状況でございます。ただ、特別な取り決め等については、してございません。 ○副議長(笠原啓仁君) よろしいですか。 これにて、鈴木芳幸君の一般質問を終わります。 盛多勝美君の発言を許します。 盛多勝美君。 ◆14番(盛多勝美君) それでは通告に基づきまして2点、最後ですのでよろしくお願いいたします。 39番の質問件名、倶知安町の馬鈴薯生産の現状と将来について。 私は、これまで議会において倶知安町のバレイショ生産現場における環境整備、シストセンチュウ発生の状況、輪作体系の確立、大和原種圃場の問題等々について、町長に質問してまいりました。 今回は、倶知安町のバレイショ生産の現状をとらえ、今金町のように男爵作付にこだわって将来にわたって維持していく姿勢などを農家の方々に求めて、倶知安町のバレイショ生産を守っていく必要があると感じております。将来にわたって倶知安町がバレイショ生産を続けるためにも、次の点についてどのように理解し、対応されているかお伺いいたします。 一つ目に、倶知安町の農家の方々は、本当は男爵を作付したい要望が多いと聞いております。倶知安町に現在作付されているバレイショの品種ごとの作付割合をお知らせください。合わせて、品種ごとの出荷されている市場、消費者、需要動向ですね、その評価と市場価格等の動向などわかりましたら、お知らせください。 二つ目、シスト対策なのですけれども、シストについてちょっと説明したいのですけれども、皆さん知っていると思いますけれども、バレイショの根に卵を産みつけ、その卵が10年以上も眠った状態で土壌の中に生きているわけです。バレイショが根を張った時に分泌される物質を感じ取って目を覚ますと、そして孵化すると言われております。それでバレイショ等の養分を吸い取って、密度が高くなればバレイショの収量が減収するというような状況になると、そういうことで②番目のシスト対策として土壌にD-D薬剤の購入費助成を実施しているわけですけれども、この実施者、実施面積が非常に少ない現状にあります。強制的にも高密度圃場のD-D薬剤の実施に向けた制度的な検討はできないでしょうか。 また、シストセンチュウ抵抗品種の市場価値と評価、これがよいのであれば抵抗性品種の安定生産が確立されていくわけです。その種子に対する助成を見直して、新たなシスト対策の検討を加えて、本格的なシスト対策を考える時期ではないでしょうか。これについても何かいい対策があればと思うわけですけれども、なかなかこれもないわけでございまして、この辺もちょっとお聞きしたいと思います。 三つ目に、最後にシストの検診結果、これ5年間程度ですけれども、その推計なりを倶知安全域にわたって大変危惧する状況であります。本町は、これまで発生圃場で大きく減収した事例はありますでしょうか。 合わせて、これまで長きにわたってシスト対策を講じてきましたが、シスト発生圃場は増加の傾向と推測いたします。政策効果がどうだったのかと考えるところであります。 また、改めて農家の皆さんにもシストに対する意識を強化すべきと考えるわけであります。 以上のことについてお伺いしたいと思います。また、これらについて、本町の農業の基幹作物でありますバレイショが将来にわたって生産可能となっていくように、今後の積極的な取り組みについてお考えをお聞かせください。 二つ目に、質問の40番ですけれども、休日夜間急病センターについてでございます。 羊蹄医師会が、昨年度から各町村が負担して、試行実施している休日夜間急病センター運用状況をお聞かせ願いたいと思います。 一つ目に、患者の利用状況はどうなのかなと、できれば本町の利用はどのぐらい、どういう割合かなと。 二つ目に、医師の確保、これは医師の協力を得て、医師を募集して行われているわけですけれども、その医師の確保はどうなっているのかなと。 三つ目に、今後のこの取り組み、どういうふうにして今後は運用されていくのか、その点をちょっとお聞かせください。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○副議長(笠原啓仁君) 福島町長。 ◎町長(福島世二君) それでは、この2問についてお答えをいたしたいと思います。 まず、バレイショの作付割合はどうなっているかということでありますので、お答えを申し上げたいと思います。 25年度のバレイショの作付面積が、1,098ヘクタールとなっております。それでそのうちの男爵777ヘクタール、キタアカリ149ヘクタール、とうや119ヘクタール、キタカムイ53ヘクタールとなっておりまして、出荷先につきましてはいずれも京浜方面、30社で70%、関西方面に10社で20%、あと中京方面が10社で10%と、こういうふうになっているそうであります。 それから、市場等の評価につきましては、男爵について、生食・加工を含めて安定供給できることから、他産地に比べて、量販店を含めて引き合いは強いとのことであります。次、キタアカリについては、調理するときに火の通りが非常にいいと、時間が短くて済むなど需要はあるけれども、加工向けについては果肉が黄色系であると、黄色系であると、黄色みがかっているということで、お客さんから敬遠される場合もあるということだそうです。販売で苦戦することも、その点で販売する苦戦があるということになっています。それから、とうや、8月から9月に早出として出荷されておりまして、芽が浅くて形状が丸いので、特に学校給食等の引き合いが強いようであるということだそうです。それから、キタカムイ、年明け以降糖度が出るのですね、糖化して甘味を増すために、販売も年明け以降を前提としていると。それから、食味を優先した時期での販売を行っているようであります。とうや同様、芽が浅く調理しやすいために、今後、期待されているようであります。 それから、価格動向につきましては、10キロ当たりの平年の価格で、男爵、とうやが1,200円から1,300円、キタカムイについては市場に出てまだ日が浅いことから、平年の価格を把握いたしておりません。ことしについては、9月初めの価格で男爵が1,700円から1,800円、いい値段しますね、大したものだね。とうやについては1,500円から1,600円と、このようにお聞きいたしております。今後、安定的な価格で推移するように願っているところでございます。 次に、シスト対策等についてでありますが、これは総括をして答弁をしたいと思います。 シストセンチュウの状況につきましては、土壌検診を実施した圃場に限るものでありますが、平成20年から24年において平均92%の発生率が出ると、それから24年では検査、758圃場のうちの652圃場、86%の発生率だと。一般圃場においては、ほぼ町内全域にわたる発生が確認されているのも現状でありまして、バレイショ生産者へのシストセンチュウ蔓延増殖防止対策の啓蒙活動を行っているところであるというところだそうです。 また、増殖防止対策として、シストの数が10から99の中密度以上の発生圃場について、抵抗性品種を播種した場合の種子代について、1から9の低密度以上の発生圃場にD-D剤を灌注した場合の薬剤費について、町と農協で助成をしてきたところであります。その中でシストセンチュウを死滅効果が高いD-D剤の施用を推進しておりまして、20ヘクタール以上の実施を見込んで予算措置しているところでありますけれども、薬剤費の高騰及び施用時期となる秋の過密な収穫作業に、天候不順が重なることが多くて適期を逸するなどにより、近年10ヘクタール未満の施用にとどまる傾向が続いていると。現在、後志農業改良普及センターのほうでD-D剤が最大の効果を発揮する地温の高い時期の施用と、薬剤処理後に激減する微生物を補うために、麦の収穫後のD-D灌注に堆肥施用を組み合わせた効果の検証等を行っていると。この経過について、注視しているところであるということだそうです。 一方、抵抗性品種の導入助成については、約40ヘクタール分の計画に対して、70ヘクタールを超える実施という状況になっておりますが、抵抗性品種に関しましては、単にシストセンチュウ対策でなくて、市場における価格の優位性なども導入に当たって考慮しなければならないものでありますが、実効性の向上を図るためにも土壌検診をもとに、効果がより発揮されるように努めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、バレイショは本町農業の基幹作物であります。4年輪作体系の確立と合わせた総合的な対策が必要であると考えますので、今後、支援策の見直しや拡充などについて、ようてい農協、関係機関と十分協議しながら進めてまいりたいと、このように思っております。 次に、休日夜間急病センターのことであります。 ことし1月13日から、山麓の7カ町村からの財政支援によりまして羊蹄医師会が運営主体となって、試験的に倶知安厚生病院で実施しております。日曜日の日中の救急医療の利用実績についてでありますけれども、患者の実績を申し上げますと、あれですか、別紙行っていますか、行っていない、そうしたら説明しますから。 患者の利用実績を申し上げますと、1月13日から8月26日までの診療実日数が33日で、外来患者数が852人だったということです。1月から8月26日までの実際的に診療に当たった日数が33日間だと、その中で852人、1日当たりの平均患者数が約25.8人だと、これ日曜ですよ。1日当たりの患者数が最も多い月は、1月で1日当たり57人、最も少なかった月は6月で14.8人となっております。 また、診療科目の科目別の内訳で申しますと、総合診療科が最も多くて246人で、全体の28.9%を占めていると、次いで小児科が多いのです。223人で、26.2%、次に整形外科が174人で20.4%となっておりまして、この三つの診療科で75.5%を占めまして、患者全体の4分の3を占めているという数字になります。ですから、総合診療科、小児科、整形外科、この三つで75.5%を占めてしまうと、こういうことです。 次に、初期救急医療に対応していただける医師の確保についてでありますが、試行開始当初は、地元の医師会会員の先生方に、全日お願いをいたしたところでございますけれども、当初の目的である土曜日曜祝日と平日の夜間に順次拡大していくためには、地元医師の絶対数が不足していることであるとか、地元医師会の会員のみの対応では負担が大きすぎると。継続して運営していくことは困難な状態となるおそれがあるために、本年度当初の4月から地元以外の札幌市内や道外からの医師の協力を仰いで、継続的に実施するなどいたしまして、曜日拡大の際の課題等を整理をいたしまして、今後の支援体制や進め方の参考にすることとしているところであります。 最後に今後の見通しについてということでありますけれども、住民の方々に安心していただける救急医療体制を安定的かつ継続的に運営をしていくためには、協力をしていただける医師の確保が、大変重要な課題であると思います。引き続き地元の医師会に協力を仰ぐとともに、管外の医師への協力や支援要請に力を注ぐほか、本当に必要な救急患者の命を守るために、住民の方々に対して救急医療の適正な利用に関して、周知徹底と理解の促進を図る取り組みを進めていくことといたしております。 なかなか地元医師会ということにつきましては、それぞれ日曜は休むのだという先生もいます。それから、普通の水曜日に休むという先生もいるし、医師会に頼むということは非常に、今、澤口部長が苦労しております。しかしながら、何とかここまでやっております。 なお、厚生病院では、今年度から若い医師が増加したことによりまして、協力していただける医師もふえているということであるとか、紹介などにより管外から協力していただける医師の増加が見込まれるということなどで、明るい兆しも見えてきておりますので、時間はかかると思いますけれども、道や各関係機関の協力を仰ぎながら、当初の目標とする休日夜間急病センターの設置運営に向けて進めていくことといたしておりますので、よろしくお願いを申し上げたい、このように思います。 それで、ちょっと私から数字を申し上げますので、25年1月がトータルで114人いました。25年2月が176人、3月が96人、精神科から麻酔科から眼科から耳鼻科から泌尿器科から産婦人科、全部ですよ。それから、5月が124人です。6月が74人、7月が106人、8月が82人ということであります。 では去年どうなのだと、去年のこと、毎月のことは言いませんけれども、去年は1月から8月まで896人であったと、ことしは1月8月まで852人だったと。ちょっと減っているという感じ、大体800人台はいっているね、そういうことだそうでありますので、報告を申し上げておきます。 以上です。終わります。 ○副議長(笠原啓仁君) 盛多勝美君。 ◆14番(盛多勝美君) どうもありがとうございました。 それで男爵についてちょっと。バレイショの中でも男爵はシストセンチュウに、病害虫には弱いと。だけれども、消費者には圧倒的に人気が高いし、市場でも1割程度高くなっているというような状況です。そういうような状況だから、生産者も男爵をつくるのが多いと。今後、本町も男爵が一番多いわけで、作付しているのも多いわけですし、将来的にわたって生産できる体制を道からの、今、町長も言ったように関係機関と連携とって、十分その辺を取り組んでいただきたいと、よろしくお願いしたいと思います。 それと、休日夜間急病センターの関係ですけれども、非常に、今、医師の確保は大変と聞きました。ですけれども、今後この体制が定着することによって、厚生病院の医師の労働負担軽減されますし、また住民も安心して暮らせると、そういうようなことから、ぜひ定着するように頑張っていただきたいなと思います。 以上で終わります。 ○副議長(笠原啓仁君) これにて、盛多勝美君の一般質問を終わります。 これで、一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会宣告 ○副議長(笠原啓仁君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。                         散会 午後3時15分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                            平成  年  月  日  副議長  署名議員  署名議員  署名議員  署名議員...