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  1. 入善町議会 2019-03-01
    平成31年第7回(3月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託


    取得元: 入善町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年第7回(3月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託 2019-03-14 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 191 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 2 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 3 :  ◯5番(本田 均君) 選択 4 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 5 :  ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 6 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 7 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 8 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 9 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 10 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 11 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 12 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 13 :  ◯5番(本田 均君) 選択 14 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 15 :  ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 16 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 17 :  ◯5番(本田 均君) 選択 18 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 19 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 20 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 21 :  ◯5番(本田 均君) 選択 22 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 23 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 24 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 25 :  ◯5番(本田 均君) 選択 26 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 27 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 28 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 29 :  ◯5番(本田 均君) 選択 30 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 31 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 32 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 33 :  ◯5番(本田 均君) 選択 34 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 35 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 36 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 37 :  ◯5番(本田 均君) 選択 38 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 39 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 40 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 41 :  ◯5番(本田 均君) 選択 42 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 43 :  ◯5番(本田 均君) 選択 44 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 45 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 46 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 47 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 48 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 49 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 50 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 51 :  ◯総務課長(神子沢喜彦君) 選択 52 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 53 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 54 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 55 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 56 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 57 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 58 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 59 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 60 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 61 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 62 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 63 :  ◯総務課長(神子沢喜彦君) 選択 64 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 65 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 66 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 67 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 68 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 69 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 70 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 71 :  ◯総務課長(神子沢喜彦君) 選択 72 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 73 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 74 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 75 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 76 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 77 :  ◯元気わくわく健康課長(小林一雄君) 選択 78 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 79 :  ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 80 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 81 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 82 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 83 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 84 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 85 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 86 :  ◯3番(池原純一君) 選択 87 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 88 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 89 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 90 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 91 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 92 :  ◯3番(池原純一君) 選択 93 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 94 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 95 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 96 :  ◯3番(池原純一君) 選択 97 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 98 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 99 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 100 :  ◯3番(池原純一君) 選択 101 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 102 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 103 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 104 :  ◯3番(池原純一君) 選択 105 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 106 :  ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 選択 107 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 108 :  ◯3番(池原純一君) 選択 109 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 110 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 111 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 112 :  ◯3番(池原純一君) 選択 113 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 114 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 115 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 116 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 117 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 118 :  ◯3番(池原純一君) 選択 119 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 120 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 121 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 122 :  ◯3番(池原純一君) 選択 123 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 124 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 125 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 126 :  ◯3番(池原純一君) 選択 127 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 128 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 129 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 130 :  ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 131 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 132 :  ◯3番(池原純一君) 選択 133 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 134 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 135 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 136 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 137 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 138 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 139 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 140 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 141 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 142 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 143 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 144 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 145 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 146 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 147 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 148 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 149 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 150 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 151 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 152 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 153 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 154 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 155 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 156 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 157 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 158 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 159 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 160 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 161 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 162 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 163 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 164 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 165 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 166 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 167 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 168 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 169 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 170 :  ◯消防署長(小路毅明君) 選択 171 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 172 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 173 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 174 :  ◯消防署長(小路毅明君) 選択 175 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 176 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 177 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 178 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 179 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 180 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 181 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 182 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 183 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 184 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 185 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 186 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 187 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 188 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 189 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 190 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 191 :  ◯議長(佐藤一仁君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 議事の経過  午前10時00分 開議 ◯議長(佐藤一仁君) 皆さん、おはようございます。きょうは少し肌寒いところでございまして、雪も少しちらついているようでございます。  それでは、ただいまより本日の会議を開きます。  これより本日の日程に入ります。        ─────────────────────────           町 政 一 般 に 対 す る 質 問 2: ◯議長(佐藤一仁君) 日程第1 町政一般に対する質問を昨日に引き続き行います。  順次質問を許可いたします。  5番 本田 均君。  〔5番 本田 均君 登壇〕 3: ◯5番(本田 均君) 皆さん、おはようございます。会派、アクセスの本田でございます。  質問の機会をいただきましたことに感謝をしつつ通告に従い、いくつか質問をさせていただきます。  初めに、今月11日に東日本大震災が発生してから8年がたちました。もう8年たちました。まだ8年です。と、それぞれが今までの経験したことがなく、そして、比べようがない災害に対して一人一人が悲しみ、おそれ、苦悩する感慨と思いを感じずにはいられませんでした。今後は被災者の皆さんや地域の全ての人が頑張っても、頑張らなくても普通の幸せを感じ、自分らしく生きていければと願い、思いをはせました。  それでは、質問に入ります。  公共交通についてお伺いします。  今後、高齢化が進むにつれ公共交通の必要性がますます高まり、公共交通の維持確保が重要であると思われます。  町としても人口減少や少子高齢化が進展する中で地域の活力の維持向上を図るためや高齢者の外出支援、そしてまた、新幹線駅からの二次交通の役割の重要性などコンパクトなまちづくりのためにも、今以上に公共交通のネットワークを改善し構築していく必要があると考えております。  今後は持続可能な公共交通網の形成について検討を進める中で、ウチマエくんやのらんマイ・カー、新幹線ライナーを含めた地域の実情に合った公共交通のあり方や広域連携での運行の検討などをする必要があると思われます。
     また、利用者の要望や利便性、既存のバスやタクシーの事業者の経営に与える影響等も考慮しながら、地域のニーズや費用対効果、さらにはシステムのあり方も含め検討する必要があると思われます。  入善町においては公共交通のあり方について、公共交通最適化に向け実証実験を昨年9月より実施され、今月末までに調査を終える計画と聞いております。  検証方法につきましては、実証運行期間中の乗降調査による輸送人員の推移のほか、利用者による意向調査や事業者へのヒアリングの調査、町内企業へのアンケート、そして費用対効果を含めた予算、財源の検討など多方面にわたっていると思われますが、現時点で把握されています問題点や要望、今後の方向性などを利用者、実施事業者、町当局、それぞれの立場から具体的にお示しください。  また、調査結果の最終報告はいつごろになるのか。そして、それに伴う方向性が示され、改善された運行をいつごろから予定されているのか、お示しください。  また、従来、地域交通は当局、国土交通省などの行政と交通事業者、入善町地域公共交通会議などで検討、運営されてきましたが、これらに加えて身近な住民や利用者が自分たちの問題として交通計画や運営に携わることで継続可能な事業となると考えます。  そこで、公共交通が抱える問題を地域の問題として検討する場がそれぞれの地域で必要であると考えます。  私たちは昨年11月に新潟県の見附市に視察に行ってまいりました。  そこでは地域にお住まいの高齢者等の移動制約者の通院や買い物などを支援するために行政からの支援を受け、地元の振興会や自治会連合会が中心となりコミュニティーワゴン車を自主運行しております。  地域の移動手段を守る取り組みとして全国的にも注目されているところであり、このような地域が主体となった取り組みが他の地域にも波及し、地域の皆さんが自ら守り育てる公共交通の構築を進めることが1つの考え方であり、検討するのも1つではないかなと考えております。  当局の見解をお聞かせください。また、広域連携での運行の意義や可能性につきましても御見解をお聞かせください。  次に、超高齢化社会の進展と介護問題について質問いたします。  日本は着実に超高齢化社会の歩みを進めています。  2025年の全人口に対する高齢者の割合は厚生労働省の試算では75歳以上の後期高齢者が18%、65歳から74歳の前期高齢者を含めると50%を超えるとされています。これは世界中のどの国も体験したことのないレベルの超高齢化社会に向かって、ハイスピードで突入することを意味します。  団塊世代、1947年から1949年生まれと団塊ジュニア世代1971年から1974年生まれ、日本の年代別人口はこの2つの世代が突出した人口ピラミッドを形成しています。そうした世代が前期高齢者や後期高齢者になるため、さまざまな問題が起こると予想されています。  それが2025年問題であります。2025年問題は人口問題、医療問題、年金問題、介護問題などが我々の生活に大きく影響をもたらすと言われております。  今回、その中でも喫緊の課題として介護問題について質問をいたします。  平成28年度入善町の高齢化率は33.4%であります。そのうち、後期高齢者率は17.1%を占め、まさに超高齢社会の状況であります。町の高齢化率、要支援及び要介護者認定者数の現状と今後の見通しについて、2025年問題を踏まえて答弁を願います。  要介護認定者のうちで介護度3以上の居宅介護者と施設介護者の利用者数はどうなっておりますか。  介護施設に入所を申し込みしても1年、2年と待ち続けている方が私の知人にも何人もおられ、非常に苦慮をしている様子であります。また、新川介護保険組合管内では、昨年4月の時点で施設入所待機者は186名と報告されています。  入善町では特養ホーム、老健施設、地域密着型など多くの施設がありますが、その収容能力と入所状況はどうなっていますか。2025年問題を見通して今後の施設の拡充、施設整備、支援の考えはあるかどうか、答弁をお願いいたします。  先日、北日本新聞のニュースでは、特養ホームで介護ロボットを導入し腰痛改善で職場環境を改善すると掲載をされていました。大変希望の持てる話であります。  処遇改善、労働環境改善などで職場の魅力アップを図るべきだと思います。町としてはハード・ソフト面で支援をできることはないのか、どのように考えておられるのか、見解をお聞かせください。  職員不足は入善町内や新川介護保険組合管内に限らず、県内や国内全体の問題として国会でも大いに議論をされています。  職員不足対策として専門学校の設置や研修会開催による介護士の養成、定年退職者や他業種からの転職などいろいろありますが、集まらないのが現状であります。  いわゆる新川介護保険組合管内での就業者の奪い合いの感があります。そこで、国や県が進めています抜本的に外国人の採用、活用など考えられないでしょうか。雇用関係は事業者側でのこととなりますが、町として支援策なども含めて考えをお聞かせください。  また、高齢者の問題を考える上で健康寿命の延伸という当町において人口減少の課題を克服するための大事な施策の柱があります。  健康と一言であらわしますが、その中身は体の健康があり、精神的な心の健康があり、そして安心して暮らせるための一定の経済力があることが前提になると思われます。  高齢者の皆さんはこれまで町に対しましても地域づくりへの参画や納税を通じて多くの事柄で多大な貢献をされてこられました。そして、また多様な知識と貴重な経験を多く持たれています。これらを活用して町政やまちづくりの施策に反映させる機会を持ってもらうことや高齢者の皆さんが本当に周りの人から必要とされ、自分の人生が意味あるものだと実感できることが健康な人生を送るには極めて重要ではないかと思われます。  高齢者の皆さんへの笹島町長が唱えておられる幸せを感じることができる施策はどのようなものがあるのか、お聞かせください。  次に、下水道事業について伺います。  現在の社会情勢は人口減少が急速に進んでおり、使用料収入が計画より落ち込むことは明らかであります。  早急な普及整備を優先した結果、長期的には事業費圧縮が達成されたものの短期的には下水道事業の特徴である先行投資による構造的な財源不足を助長した面もあります。下水道事業は今後、整備から維持管理、長寿命化に重要課題がシフトし処理施設の修繕など必要経費の増加が見込まれる状況であります。  使用料の改定が将来的に避けられない見通しとなっていると思われますが、消費税とのタイミングなどの要素を考慮しながら、いつごろで料金引き上げを考えられているのか。また、その改定額は標準世帯でいくらぐらいになるか、お聞かせください。  次に、庁舎についてお聞きします。  財源の問題、建設場所の問題、そして庁舎機能の問題等がありますが、庁舎機能に複合的な機能を持たせることを計画に盛り込む構想はないのか、お聞きします。  例えば現在計画をされているフィールドミュージアムの機能や銀行など公的施設の意味合いが強いものなど、民間施設との複合施設を検討してもよいと思われます。フィールドミュージアムを例にとりますと新たに別の場所で建設するより当然ながら用地費や建設費の大幅な削減になりますし、民間との複合体であれば家賃収入による自主財源の確保や役場機能の共有部分の費用低減にも寄与すると思いますが、当局の見解をお聞かせください。  以上、質問とさせていただきます。 4: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  まずは公共交通について、梅澤キラキラ商工観光課長。  〔キラキラ商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕 5: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 公共交通最適化調査に伴う実証実験についてお答えをいたします。  御承知のとおり、町では今年度9月から3つの公共交通における実証実験を行っております。  町営バス「のらんマイ・カー」は従来の2路線を維持しつつ、鉄道等との相互乗り継ぎがしやすいダイヤでの運行、ウチマエくんと利用客層が重複している日中舟見線の利用者数の変動分析も行っております。  ウチマエくんについては予約システム「コンビニクル」を活用し、当日1時間前予約の対応や運行時間の30分拡大に加え、セダンタイプのウチマエくん専用車両3台で運行を行っております。  入善新幹線ライナーにつきましては、2ルートでの運行実験を行っております。月曜日から金曜日は従来の入善駅、うるおい館から町内主要幹線道路を経由するルートとしております。土曜日、日曜日は入善駅、うるおい館に加え、入善高校、スマートインターチェンジ、JAみな穂南部支店周辺にも停留所を新設し、町民利用の増加を図るルートであります。  さて、現時点で把握している問題点や要望、今後の方向性についてお答えをいたします。  のらんマイ・カーの平成30年9月1日からことし1月31日までの1日当たり利用人数は57.4人であります。平成29年度の1日当たり利用人数は55.7人であり、1日当たり1.7人の利用増となっております。また、ウチマエくんと利用客層が重複する日中舟見線の利用人数は、1日当たり26.4人となっており、平成29年度の1日当たり利用人数は27.4人であったことから影響は軽微なものと思われます。  そして、現状では利用者要望や交通事業者からの改善案などは特段出ておりません。  以上のことから、のらんマイ・カーは現状の2路線運行を維持していくことが適切であると考えられます。  今後の課題としましてはウチマエくん利用の拡大に伴う日中舟見線への影響分析を継続して行う必要があると考えております。  次に、デマンド交通「ウチマエくん」の実証実験の状況についてであります。  ウチマエくんの平成30年9月1日からことし1月31日までの利用状況は1日当たり利用人数48.4人となっております。  実験開始前の8月末までの1日当たり利用人数は42.6人であり、1日当たり約6人の利用が増加しております。これまで、利用者の約95%以上が割引対象者であったのに対し、実証実験開始後は75歳未満の方の利用割合が約10%に向上している点、登録者数は1,207人から1,360人に増加している点からも利用客層の広がりが見受けられます。  この結果はコンビニクルを導入したことで、当日予約の実現や送迎時間が明確化されたことに加え、運行時間の拡大の効果があらわれたものと考えられます。  利用が増加した一方で、予約センター運営における課題も出てまいりました。1人1回線での運営のため、実証実験開始以降、利用者からは電話がつながらない、予約がとれないとの御意見が多くなっております。また、オペレーターからも従来よりも会話に時間がかかるようになったとの意見が出ております。  コンビニクルでは、利用者から提示された希望時間に対応可能な予約候補時間が複数表示されます。その候補時間と利用者の希望をすり合わせることに時間がかかるため、1回の通話時間が長くなるということであります。加えて、午前中の早い時間など電話が連続してかかってくる時間帯があり、この時間は特に電話がつながりにくくなります。また、早目に予約をする人が増えたことも予約がとりにくくなった原因と思われます。  さらに交通事業者からはコンビニクルの編成する運行計画には、従来より非効率な運行が多いとの見解が出ており、システムの設定変更やオペレーターの習熟も必要と考えられます。  これらを踏まえた今後の方向性としては、3台の専用車両での運行を維持し予約センターは複数人、複数回線での対応を可能とする必要があると考えております。  最後に新幹線ライナーの実証実験の状況についてであります。  平成30年9月1日からことし1月31日までの月曜日から金曜日ルートの利用人数は1日当たり14.0人。土曜日、日曜日ルートの利用人数は1日当たり14.2人となっております。2ルート合計では1日当たり14.1人となっており、実験前の8月末までの1日当たりの利用人数は16.8人であることから、現状では1日当たり約3人の利用が減少しております。  また、実証実験開始後の各ルートにおける停留所の乗降人数は12月議会での報告と変わらず、月曜日から金曜日ルートの黒部方面行きは従来の入善駅、うるおい館での乗車が大半を占めております。入善方面行きも、ほとんどが入善駅、うるおい館での下車であります。土曜日、日曜日ルートでは新設停留所で8人、その他は全て入善駅、うるおい館での乗車であります。入善方面行きでは入善高校西で20人、スマートインターチェンジ前で6人の下車があり、残りは全て入善駅、うるおい館での下車となっております。  このほか、実証実験の一環として路線の沿線立地企業など町内29社や一般の乗客に対して利用者アンケートを実施いたしました。  路線沿線立地企業からは社用車やタクシー、レンタカーを活用しているため、今後も利用が見込まれにくいとの意見が目立っております。一般乗客からの意見としては月曜から金曜ルートは所要時間が延び、特に以前からの固定客にとっては不便に感じられるという意見が大半を占めております。  これらの内容から現状では実験の効果はほぼあらわれておらず、比較的速達性が高い土曜日、日曜日ルートに優位性があるものの根本的な利用者減が大きな課題となっております。  次に、実証実験の最終報告はいつごろになるかとの御質問についてであります。  この実証実験は平成31年3月31日をもって終了を予定しており、実験の結果や今後の方針などを取りまとめ、運輸局への申請など一定の期間を要します。その期間も考慮し4月下旬から5月中旬までには実証実験の結果報告を行う予定とさせていただきます。  次に、改善の余地がある場合、それに沿った体制、運行はいつから始めるのかとの質問についてであります。  まず、のらんマイ・カーについては実証実験の途中結果を考慮し現行の2路線運行を4月からも継続して行うことを想定しております。ウチマエくんについても、実証実験と同様、3台の専用車両での運行を4月から継続してまいります。  また、予約センターは4月からは複数人、複数回線での受け付け体制を構築可能な第三者機関への委託に切りかえることを考えております。  利用が伸びない入善新幹線ライナーは、年度当初は現行の運行を維持しながら、4月下旬から5月中旬ごろに実験結果の報告を行い、今後の運行方針について御意見をいただければと考えております。なお、本格運行については、それぞれの課題等の改善や見直しを行い、所定の手続を経て本年8月以降に予定をしております。  最後に各地区で行う自主運行による交通体制などを検討する考えはあるかとの御質問についてお答えをいたします。  全国の自主運行事例における共通点は、交通機関から孤立した地域の生活の足を確保するための自助努力として地域住民などが主導して事業を行うという点であります。  ウチマエくんは、入善町内全域を運行するものであり、一定の条件はあるものの全入善町民に利用をしていただけます。ウチマエくんが運行されていることで、交通機関から切り離された地区は入善町内には存在しないため、現状では各地区の自主運行の必要はないものと思われます。  なお、広域連携による公共交通網のあり方については、特に観光面でのネットワーク構築などの観点で検討を進める必要があろうかというふうにも考えております。これについては今後の課題とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。 6: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、超高齢化社会の進展と介護問題について、真岩保険福祉課長。  〔保険福祉課長 真岩芳宣君 登壇〕 7: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 超高齢化社会の進展と介護問題についての御質問にお答えいたします。  まず、町の高齢化率と要介護認定者数についてお答えいたします。  人口に占める65歳以上の割合であります高齢化率につきましては、介護保険制度が始まった平成12年は23.6%でありましたが、平成30年10月末現在では34.8%となっており、今後もさらに高くなると予想されております。  また、高齢者人口の増加とともに要支援・要介護認定者数も増加しており、平成12年度では657人でしたが、平成30年10月末現在では1,692人となっております。また、高齢者人口に占める要介護者の割合は平成12年度は約1割でしたが、現在では約2割にまで達しております。  次に、介護度3以上の居宅介護者と施設介護者の利用者数についてお答えいたします。  要介護3は排せつ、入浴、着がえにおいてほぼ全介助が必要な状態の方でありますが、これ以上と認定された要介護3、4、5の方は平成30年10月末現在で622人、認定者全体の約37%を占めております。  このうち他市町での施設利用も含め介護施設に入所されている方は353人、57%であり、残りの269人、43%の方は在宅で介護を受けておられることになります。  ちなみに平成31年3月1日現在、町内の特別養護老人ホームや介護老人保健施設は3施設あり、定員340人であります。また、地域密着型の小規模特養や認知症グループホームは8施設あり、定員は112人であります。他市町に比べ、本町は県内でも施設数などかなり恵まれている方ではありますが、どの施設も満床状態であり、常に待機者がいる状況が続いております。  次に、2025年問題を見通しての施設整備の考え方と施設の拡充や既存施設の整備への支援についてお答えいたします。  平成30年度から平成32年度までの3年間を計画期間とする第7期新川地域介護保険事業計画では、将来人口推計において団塊の世代が75歳を迎える2025年には管内の高齢化率が35.6%、入善町では37.9%になると推計しており、要介護認定者割合もさらに増加すると推計しております。  このような状況を踏まえ、本計画では2025年を見据え、さまざまな課題に対応するため介護予防の推進、地域包括ケアの推進、介護保険サービスの充実及び負担と給付の適正化といった3つの基本方針を掲げており、こうした施策を施設サービスと在宅サービスの適切なバランスを維持しつつ総合的に進めていく必要があると考えております。  その中で施設サービスにつきましては、いわゆる介護保険3施設である特養や老人保健施設は据え置きとした上で、新たな介護医療院の整備を見込む一方、地域包括ケアの充実を図るために地域密着型サービス施設の整備を図っていくこととしております。  本町におきましては2020年度までに認知症グループホームを2カ所、認知症デイサービス事業所を1カ所、また定期巡回・随時対応型訪問介護・看護事業所を管内で1カ所整備する計画としております。しかしながら、今年度は事業者の公募を行ったものの応募がなかったことから、次年度に持ち越される結果となりました。  町としましては今後も介護保険組合と連携しながら、今後整備を検討しておられる事業者への適切な情報提供や相談に応じてまいりたいと考えております。  また、施設などハードの整備はもとより、そこで働く介護人材の安定確保こそが喫緊の課題であると考えており、町としましても介護人材確保対策事業のより一層の推進を図ってまいりたいと考えております。  なお、既存施設の整備への支援についてでありますが、老朽化に伴う単なる修繕等におきましては国や県などの活用可能な補助制度がほとんどなく、町としましても単独で行うことは困難であります。したがいまして、各事業所の方であらかじめ修繕等にかかる経費を見積もられた上で、計画的に積み立てておくなど対処していただきたいと考えております。  次に、職員不足に対応するため、外国人の活用の考えはあるかについてお答えいたします。  平成29年度に公益財団法人介護労働安定センターが行った介護労働実態調査によりますと県内事業所の約65%が従業員の不足を感じていると答えております。  また、この時点で外国人労働者を受け入れていると答えた県内事業所はわずか2%でありましたが、外国人労働者の活用を今後予定していると答えた事業所の割合は15%でありました。  町内の介護事業所につきましては、詳しい調査は行っておりませんが、中には外国人労働者の受け入れを考えておられるところもあると聞いております。  一方で、言葉や文化の違い、高齢者一人一人に合わせたケアを教えるとなると受け入れ側の介護職員の負担増も懸念され、なかなか簡単にはいかないのではないかといった声も聞かれております。  現在、国においては、介護職をはじめ外国人労働者の就労拡大を目指した法律の整備や受け入れ計画などが進められており、また、県においても外国人介護福祉士受入施設学習支援事業など、外国人を視野に入れた人材確保事業を行っているところであります。  外国人労働者の活用につきましては、基本的には受け入れる側の事業所の意向によるものと考えておりますが、町としましても町内事業所に対し国や県など関係機関からの情報提供や相談などにおいて、今後も支援してまいりたいと考えております。  次に、健康寿命の延伸施策の中で高齢者の生きがい対策や幸せを実感できる施策についてどう考え、取り入れているかについてお答えします。
     高齢者の方々の生きがいや幸せの感じ方は人それぞれかとは思いますが、やはりいつまでも元気で人とふれあいながら、住みなれた地域で安心して暮らしていけることが一番ではないかと考えております。  そのため、町では医療、介護、介護予防、生活支援など日常生活の支援を地域の関係機関や団体等と包括的に行う地域包括ケアシステムの推進をはじめ、シルバー人材センターや老人クラブ活動のさらなる活性化やカローリングなど高齢者スポーツの推進のほか、新年度から取り組む新たなサービスを含めた在宅福祉の充実や生きがいづくり事業のより一層の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 8: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、下水道事業について、米田住まい・まちづくり課長。  〔住まい・まちづくり課長 米田正秀君 登壇〕 9: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 下水道事業についての御質問にお答えいたします。  現在の下水道特別会計の財政状況は、昨日の松田議員の代表質問でも答弁しましたとおり、厳しい状況にあります。  これまで、経営改善のため経費縮減に努めることはもとより、高資本対策費や資本費平準化債といった支援制度の活用や黒部市の農業集落排水を町の下水道に受け入れるなどの取り組みにより一定の経営改善を図ってきたところであります。  しかしながら、今後も起債償還額がさらに増加することや人口減少が見込まれること、さらに更新時期を超える下水道処理施設の更新費用などの増加も見込まれることから、財政状況は依然として厳しい状況にあります。このことから、今後もさらなる経営改善に取り組んでいくものの下水道使用料の改定は避けることはできないものと考えております。  下水道使用料の改定はいつごろで、どの程度になるかということでありますが、昨日の松田議員の御質問でも答弁させていただいたとおり、平成30年度の決算見込みにおいて基金を繰り入れる必要がない状況であると考えており、下水道基金の枯渇する時期が平成34年度から平成35年度へ1年先に延びる見込みとなっております。  このことから消費税率改定分は除いて平成31年度中での下水道料金の改定は行わないこととし、今年度の決算状況や今後の財政見通しについて、さらに検証を深めてまいりたいと考えております。  町としましても、より経費の圧縮削減に努めることはもとより、水洗化率や収納率の向上策にこれまで以上に努力し、安易な料金改定とならないよう経営改善に努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 10: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、庁舎機能について、笹島町長。  〔町長 笹島春人君 登壇〕 11: ◯町長(笹島春人君) それでは、私のほうからは庁舎機能に関する御質問にお答えをいたしたいと思います。  議員御指摘のとおり、新庁舎の整備において近年、民間機能を持たせた複合的な庁舎整備をした事例がいくつか見られております。  東京都豊島ではマンションや商業施設との複合庁舎を整備しており、旧庁舎跡地の定期借地収入などによって財源を確保したと伺っております。同じく渋谷区においても、民間分譲マンションが庁舎敷地の一部に整備されており、定期借地権を設定し権利金を庁舎の建てかえ経費の財源に充当したとのことであります。また、奈良県橿原市のように民間資金を活用したPFI方式によりホテルとの複合施設を整備した事例もあるようであります。  いずれも、自治体財源の大幅な負担削減を目的として民間を活用した事例であります。  さて、本町における新庁舎の機能などについての検討につきましては、アクセス代表の松澤議員の御質問でもお答えをしたように、新年度において有識者や各種団体の代表などから構成する仮称ではありますけれども、庁舎整備基本構想策定委員会の中で、協議、検討してまいりたいと考えております。  庁舎機能については、執務機能をはじめ窓口機能や議会機能、駐車場機能といった根幹的な機能はもとより、災害対策機能や来庁者の利便性に配慮した機能あるいは本庁舎以外の行政機能も持った庁舎の是非といったことなどについても協議してまいりたいと考えております。  また、庁舎にコンビニエンスストアや銀行などといった商業、金融的な機能まで持たせるのか、さらには議員御質問のように民間活用といった手法なども導入していくのかといったことについても必要があれば検討してまいりたいと考えているところであります。  今後も議員の皆様と御相談を申し上げながら検討、整備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げて、本田議員の質問に対する答弁とさせていただきます。 12: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  5番 本田 均君。 13: ◯5番(本田 均君) ありがとうございました。  まず、公共交通にかかわることですが、昨日の北日本新聞の朝刊のほうに黒部市のほうが免許返納者でかつ高齢者の皆さんに市の路線バスのパスを無期限にするというような記事が載っておりました。  当町ではまだそこまでは行っていないと思うんですが、僕の見る限りのらんマイ・カーにおきましては、まだ余裕があるのではないかというような気もしますので、当町においてもそのような免許返納者に無期限のパス、そういうことは考えておられませんでしょうか。 14: ◯議長(佐藤一仁君) 梅澤キラキラ商工観光課長。 15: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 黒部市さんの無料パスの期限撤廃というような記事でありましたが、当町の免許の自主返納に対する制度、平成29年度から行っておりますが、御存じかもしれませんけれども65歳以上の方で免許証の自主返納をされた方に対しては3万円を3カ年連続で交付するといったところで、このもともとの目的はやっぱり高齢者の方の危険運転をどう防ぐかというようなこと、それと自主返納された方の後の足をどう確保するかといったところでの支援策を打ち出したものであります。  この制度については県内のいろいろな政策を見ましてもかなり手厚いというような状況でありますので、新年度も引き続きこの制度については継続をさせていただきたいというふうに思っています。  あと、高齢者の外出支援だとかひきこもりを防止するといったところでのこの無料というようなことで関して言えば、今入善のデマンド交通「ウチマエくん」のことを言いますと登録者が1,360人おられます。それで実際に利用されておられる方の9割近くが割引、要は高齢者の方が主になっていくというふうに思われます。  この自主返納の方の数というのは入善町の場合、平成29年、平成30年で160人なんですね。そういったことを考えるとこの割引で利用されておられる自主返納の方の数というのはそんなに高くないんだろうというふうに思います。  今後、この方々を無料にするというようなことに関しては、デマンドに関して言えば90%に近い方の高齢者の利用の方々との公平といった部分でやっぱり慎重に検討しなければいけない案件かというふうに思っています。  やはり公共交通に携わる人間としましては、やはり受益と負担という部分に関してはやはり必要な部分ではないかというような思いもございますので、今後もまたいろいろと協議などもさせていただきたいと思います。  以上です。 16: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 17: ◯5番(本田 均君) 次、下水道の話なんですが、きのうも松田議員が言っておられました1人世帯の家庭においては下水道料金が県下一高いと。もしそうであるとすれば1人世帯の高齢者の方に限ってでも何か支援ができないか、そういうお考えはあるかということをお聞きしたいと思います。 18: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 19: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) ほかの市町と入善町の料金体系のあり方は少し違います。  昨日、町長も答弁しておりましたように、そういった点はこれからどういうことが本当に考えられるのかみたいなことを実際に比較するとどうなのかということも十分検証しながら、また、議員の皆さんとも協議させていただきながら検討してまいりたいというふう考えておりますので、その辺は御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 20: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 21: ◯5番(本田 均君) 下水道は厳しい状況だというふうなことを答弁されておりますが、普通こういう状況に立ち入った場合、一般的にはどこに原因があるかと徹底的に追求する、そして対応策を決めるということであるかなというふうには思います。  それと同時に原因はどうであれ、こういう状況になったということは当然ながら議会の私たちのほうも予算を認め、事業を推進してきた一端の大きな責任はあると思います。  それから一般的には繰り返しになりますが、理由はどうであれ結果責任という言葉もあります。それについてはどのように思っておられますでしょうか。 22: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 23: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 今ほどの答弁にもお答えをさせていただきましたけれども、これまでさまざまな努力をしてきたところであります。  基金の枯渇時期というのも随分苦労しながら経費を削減して随分延ばしてきたというふうに自負もしております。  ただ、これからも今以上にまた努力し重ねながらやっていきたいと思いますし、その辺についてはまた、相談させていただいて適正なものということを視野に入れて検討してまいりたいと思っております。  以上です。 24: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 25: ◯5番(本田 均君) きょうの新聞にも、新聞ばっかり言いますが魚津市の行政の問題で職員給料云々というのが大きく載っておりました。  世の中のほとんどの問題がお金と時間があればほぼほぼ解決するというようなことも言われております。  どうであれ、議会も含めて皆さんの英知を集めて政策に反映、困難を乗り切っていればなというふうに思っております。  次に、役場機能の問題なんですが、見附市に視察に行ってまいったときに見附市では庁舎がありまして、職員駐車場がこの庁舎内の敷地にはないと。原則2キロメートル以内の職員は徒歩通勤ということにしているそうであります。現庁舎をここで建てるとする場合は駐車場の問題というのは非常に大きくなるだろうなと思います。  職員の方々には2キロメートル歩くというのは非常に厳しいのかなと思いますが、見附市は率先してウオークビズ、健康のためと職員が範を示すということでやっておられます。  そういう考え方もあるのかなと思いますが、それと先ほど町長も答弁していただきました銀行を僕も今最初に質問しましたが、富山市のほうでも合併の際に公共施設を使って、新たに金庫部分を新しくつくるんですが、その建物を利用して銀行になっておるという考え方もあります。  銀行というのは公共的な部分が多分多いんだろうなという気もしますので、入善の銀行も聞くところによりますと2行が建てかえの時期に来ておる、検討しておる時期だということも聞きますので、もし可能性があればということではなくて、何かそういう思いがあればそういうことも、自主財源の確保という意味合いでも検討していただければというふうに思います。  それと高齢者の生きがいなんですが、高齢者生きがい対策事業ということでことしも新しく、在宅生活お助けワンコインサービス事業だとか、シルバー人材センター運営事業710万円とか、敬老会開催委託料440万円というようなことが載っておりますが、例えば僕たち元町の人間とすれば今分譲地なんかもですが、市民農園なんていうのは昔から言葉がありまして、県下にも調べてみますと富山市で6カ所、南砺市、氷見市、朝日町、上市、立山というような制度を設けておるところもあります。町としてはそういう制度をつくる考えはあるのかどうか、お聞きします。 26: ◯議長(佐藤一仁君) 小堀がんばる農政課長。 27: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 農業につきましては、近年急速に担い手のほうへ移行しておるような状況にございます。という反面、また自家菜園といいますか、そういった取り組みで生きがいを見出して超高齢時代を過ごしておられるという部分もあります。  また、市民農園については今のところ考えて……。もう1点は、現在は農業公社におきましてサツマイモのオーナー制度でありますとかエダマメの関係もオーナー制度ということで、町としてはかかわっておりますので、そこらあたりも御活用いただければというふうに思います。  よろしくお願いいたします。 28: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 29: ◯5番(本田 均君) それと、これも1つのアイデアなんですが、県のほうでアクティブ・シニア夢プランというような制度を設けております。それはシニア、50歳以上の方が起業というか……そこまではいかないんですが、自分たちのやりたいことに応募して、それにコンテストをしてお金をつけると、生きがいを持ってもらうという制度もありますので、また、検討していただきたいなというふうに思います。  それから、僕は常任委員会でも言ったんですけれども、例えば町の施設でありますバーデン明日さんとかふれあい温泉に後期高齢者の方、75歳以上の方、年に1回でも例えば誕生日だけでも無料に入ることができないのかと。それは何も予算措置は要らないだろうし、証明書、免許証なり保険証なりを持っていって、誕生日だから風呂へ1回、年に1遍入れさせてくれと、それは幸せの実感とまで大きなことにはならないのかなと思いますが、それに関しては取り入れるということはないんでしょうか。検討されないですか。 30: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 31: ◯副町長(梅津將敬君) 今ほどバーデン明日、さらにはふれあい温泉ということで、ただし、ふれあい温泉につきましては、町は経営は一切かかわっておりませんのでまず御理解いただきたいと。  もし仮にふれあい温泉もということになれば、舟見寿楽苑さんの損失補填分については町がお金を出さざるを得ないというふうに考えております。  さらには、バーデン明日についても一応町は株主ではありますが、経営につきましては、舟見里山温泉の会社のほうでやっておりますので、その辺でということになるのかなというふうには思います。  したがって、今のところそういった施策についてどういった問題があるのかを、いろいろ話をしないとなかなか難しいのかなと。これは常任委員会のほうでも申し上げたというふうには思っておりますが、確かに75歳あるいは、あのときは75歳以上の方というふうに話されたような気もするんですが、そうすると相当の人数になりますので、バーデン明日に対してでも、またふれあい温泉に対してでも相当の支援をしないことにはちょっと難しいのかなというふうには思います。 32: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 33: ◯5番(本田 均君) 仮にバーデン明日とします。75歳以上は今4,500人。例えば考えやすいように3,650人が利用すると。1日当たり10人ですよね。10時間営業すると1時間1人来るか来んかなんです。  それに別に誰か1人無料の人が来たからとお湯が要るものじゃなし、せいぜい石けんがちょっと減るぐらいで、そういうことを何で、予算措置も要らないし、それはできないのかなと思いますけどね、どうなんでしょう。 34: ◯議長(佐藤一仁君) 笹島町長。 35: ◯町長(笹島春人君) 今ほど副町長が申し上げたのは、やはりふれあい温泉にしろ、バーデン明日にしろ、それぞれ経営をしておるわけでありますので、無料にするということ自体をやるとすれば、町はそれに対する補填をしなければならないということになってまいります。  そういったことをまず御理解いただきたいということでございますので、よろしくお願いいたします。 36: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 37: ◯5番(本田 均君) じゃ、もうちょっと言いますけど、バーデン明日は黒字なんですか。黒字だとすれば、黒字の収益はどこへ行っておるんですか。 38: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 39: ◯副町長(梅津將敬君) 創業以来黒字であります。  原課のほうにも毎年、この6月には経営報告というのを出させていただいております。  今バーデン明日のほうでは、将来の大規模改修とかそういった部分については、1,000万円超を基金という形で積み上げているところであります。決してどこに行ったかということではなくて、必ず繰り越しという形で翌年度への予算の中に組み込んでいるということで、それが、今繰り越しが大体2,000万円ほどあるかなというふうには思っております。  黒字だからという話ではなくて、先ほど言いましたように確かに町は大株主ではありますが、会社は町とは関係ないと、いわゆる無関係と。ただし、株主として言わなきゃいけないことはしっかり言ってきておりますが、基本的に経営は会社でやっていただいていると。その経営に対して、やっぱり4,500人と言われましたが、今大体11万人ぐらいの日帰り入浴の方がおられます。その中で約4%から5%であるかというふうに思いますが、さすがにやはりそれは経営に大きく響くものというふうに思っております。 40: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 41: ◯5番(本田 均君) 経営というのは利益の追求だと思うので、利潤はたくさん出ておれば株主であるということなので、配当にいただくとか、役員報酬に反映させるとか、黒字である、ですから、もうちょっと利益を出せということであれば役員としての能力が問われるわけで、もっと役員として頑張っていただいて、その利潤がもっと出れば町に還元していただきたいと、そういうふうに。  民間企業は利益を出さない経営者、役員に対しては無能だということで首です。そこら辺はよく考えていただいて……。 42: ◯議長(佐藤一仁君) 時間でございます。よろしいですか。 43: ◯5番(本田 均君) はい。  検討していただきたいと思います。終わります。 44: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、2番 鍵田 昭君。  〔2番 鍵田 昭君 登壇(質問席)〕 45: ◯2番(鍵田 昭君) 会派、アクセスに所属しています鍵田です。  きょうは分割方式で行いたいと思います。  では、通告にのっとり質問させていただきます。  飯野小学校の通学路の整備はできないかについてお尋ねいたします。  年々少子化の傾向で児童数の減少が顕著になっています。子どもは、家庭ではかけがえのない存在ですが、国の宝、入善町の宝でもあります。  私が昔、町P連の会長のとき町内一斉の通学路の危険箇所の点検を行い、町や県に改善の要望書の提出を行いました。そのときと比べ、30年もたちますと小学校の統廃合も進み、道路や水路の安全対策がかなり充実されてきたと思います。  しかし、統合を行っていない飯野小学校校下は、歩道の整備がかなり遅れています。今現在、東狐五郎八線の改修工事が行われ、やっと30年越しの歩道が整備されています。しかし、通学児童が一番多く通る、学校から旧8号線までの区間、すなわち一般県道小摺戸芦崎線の整備が全くされてきませんでした。  ただ現在、子どもが帰宅途中に水路に転落した箇所から順番に防護柵を設置している状況です。深さ1メートル以上ある水田には防護柵もなく、たまに転落する子どもたちも見受けられますが、子どもは好奇心がいっぱいで危険なところを好みますので、私もそうでしたがすぐ田んぼに落ちております。
     ガードレールが設置されている箇所は道幅が狭くなり、車同士がすれ違うのもやっとの状況です。朝の通学状況は通学路とは言えない状況です。  一般県道小摺戸芦崎線の整備はできないものでしょうか。御返答をよろしくお願い申し上げます。  次に、あいの風とやま鉄道・新村踏切の歩道部の整備はできないものかをお聞きします。  現在新村踏切の上下には、立派な歩道が整備されていますが、踏切部分だけが歩道部がなく通学通勤時には遮断機が上がると同時に車のすれ違いが終わった後、子どもたちが走って渡るという状況です。しかし、優しい大人の人は子どもたちが渡った後、自分が通過する状況も見受けられますが、歩道ができたならばこのような現象が解消されます。  富山市では多額の予算であいの風とやま鉄道と新幹線が高架になり南北の一体化になるそうですが、地方にも交通対策の支援をしてもらえないでしょうか。御返答よろしくお願い申し上げます。  次に、通学路の沿線にある耐震不良のブロック塀の改修費用を補助できないかについてお尋ねをいたします。  大阪北部地震でのブロック塀倒壊事故がきっかけで、入善町にも建築基準法施行令に違反した物件がたくさんあることがわかりました。  町ではいち早く、町所有の公共施設のブロック塀の点検と違反物件の早期改修を全て完了されましたが、個人所有のブロック塀は全く手がつけられていません。  建築基準法は事故があるたびにころころと変わってきました。そのたびに個人では改修は到底できるものではありません。  現在新しくつくられた塀は建築基準法に適合していますし、高い塀は近年はやってはおりません。また、目隠しにはアルミフェンスを使うのが主流となっています。ただ、旧民家では、特に住宅密集地では境界の目印と目隠しのための古い構造物で建築基準法に適していないブロック塀がたくさん見受けられます。  特に問題があるのは通学路沿線にある建築基準法に適していないブロック塀です。  万が一の対応のためにも、そして、子どもらの命を守るためにも行政指導と補助事業で改修を進めてもらえないでしょうか。御返答をよろしくお願いします。  最後に、通学路に防犯カメラの設置を考えてもらえないでしょうか。  毎年、不審者情報が何度も報告されていますが、特定することはできません。特定できても現行犯でなければ捕まえることができないということだそうですが、カメラの映像で特定することができると思いますし、それ以上にカメラがあるということで抑止効果もあると思います。  また、趣旨は違いますが、高齢化による痴呆の方もたくさんおられます。徘徊で行方不明の人もおられました。つい先日も新屋地区で痴呆の人が何日も見つからなくて遺体で発見されました。カメラがあればどの方向へ歩いていったのかわかりやすく、親族や地区の方々も捜索しやすくなると思います。  入善町では発信機を貸し出していますが、常時身につけていないという現状です。カメラの設置をよろしくお願い申し上げます。 46: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで答弁を求めます。  歩道の整備について、窪野建設課長。 47: ◯建設課長(窪野 修君) 飯野小学校の通学路整備のうち、まず、一般県道小摺戸芦崎線の歩道整備に関する御質問にお答えをいたします。  この路線は飯野小学校前から山側の国道8号を経て旧国道であります県道魚津入善線までの区間についてでございます。  飯野小学校への通学路に指定されておりますが、朝の登校時間帯は交通量が多い上、道路幅員が狭く、歩行スペースがない状況でございます。さらに児童が通学している時間帯は車同士のすれ違いができず、一方の車両が停止して通過させるなど、危険性が高い路線であることから、通学路交通安全プログラムにおきまして安全対策を要する箇所として位置づけられているところであります。  議員御承知のとおり、東狐三ツ家地内におきまして県道小摺戸芦崎線と町道東狐五郎八線との交差点につきましては、以前はコンクリート塀や倉庫が近接し見通しが大変悪い交差点であり、さらには道路がクランクの交差点であったことなどから、町の中でも危険性の高い交差点と位置づけまして、平成29年度に県道と一体となった交差点改良を行ったところでございます。  しかしながら、県道のそのほかの区間につきましては、用排水路や人家が連なっており、歩道整備のため拡幅するには物件の補償や用地買収などに多額な費用がかかってまいります。  このため、県では飯野小学校周辺からの段階的な拡幅による歩行空間の確保を検討していると伺っております。  町としましては地元において、例えばでありますが時間帯を限定した一方通行制限の可能性を検討していただくということですとか、沿線地権者の同意をとりまとめて、町を通じて県へ要望書を提出する方法など地元で検討していただければと考えております。  次に、あいの風とやま鉄道・新村踏切の歩道整備に関する御質問にお答えをいたします。  この踏切は、主要地方道魚津生地入善線と一般県道小摺戸芦崎線を結ぶ町道に設置されておりますが、現状では車の交通量が多く、踏切の前後まで歩道が設置されているものの踏切内には歩道部分がなく歩行者と車両がすれ違う際には、大変危険な踏切でございます。  また、こちらの道路につきましても飯野小学校への通学路に指定されておりまして、地元や学校関係者から、踏切の改良や歩道設置についての強い要望をいただいていることから、町では県やあいの風とやま鉄道に対し毎年、町の重点要望の中で、踏切改良の整備促進を要望しているところであります。  そこで、こうした危険な踏切の改良を促進するため、国では平成28年4月に踏切道改良促進法の改正が行われたところであります。この法改正により県内では改良すべき踏切道として平成29年1月に15カ所、平成30年1月に1カ所、それから、平成31年2月には議員御指摘の新村踏切を含む3カ所、合計19カ所の踏切が法指定されたところであります。  この踏切道改良促進法による法指定を受けた踏切につきましては、道路管理者であります町とあいの風とやま鉄道で計画協議を進める必要がございます。  その後、協議会へ計画を諮った後、踏切道改良計画書というものを国土交通大臣へ町とあいの風とやま鉄道の連名で提出し平成32年度までに計画認定を受ける必要があるというものでございます。  また、詳細設計ですとか実施協議、さらには施工協議といったことを進めて、これらの協議が整った上で工事着手となるものであります。  先に申しましたとおり、県内における法指定を受けた踏切が19カ所ありますけれども、そのうち、鉄道事業者のあいの風とやま鉄道さんが改良工事を行う踏切は8カ所あるということ、また、車両を通行させながらの工事になることなど、踏切の改良工事は慎重に進めざるを得ないということで相当長い期間が必要であるものと考えております。  町としましては、この新村踏切の整備が早期に着手できるよう、県との連携や調整を密にしながら、あいの風とやま鉄道へ強く働きかけてまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 48: ◯議長(佐藤一仁君) 次に、ブロック塀の改修費補助について、米田住まい・まちづくり課長。 49: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 通学路沿線にある耐震不良のブロック塀の改修費用の補助についてお答えをいたします。  昨年は、全国各地において大きな地震が頻発し、気象庁の発表によりますと最大震度5弱以上を観測した地震は11回ありまして、そのうち死者、行方不明者を伴った地震は大阪地方と北海道で発生した2回であったとされています。  両地震とも震源地を中心に甚大な被害をもたらしましたが、とりわけ大阪北部地震においては、建築基準法の規定を満たしていないブロック塀の倒壊により登校中の児童が亡くなる痛ましい事故が発生し、この問題は、大きくクローズアップされたところであります。  こうした状況の中、国では地方公共団体と連携した財政支援制度の創設をはじめ、建築士関係団体などへの協力要請や関係法令の改正などブロック塀などに係る安全確保対策に乗り出しました。  また、県においては、県単独補助制度の住みよい家づくり資金融資制度のメニューを拡充させ、ブロック塀の補強や除却などに係る費用を実質無利子で融資する制度を創設しております。  一方、町においては、昨日の松田議員の代表質問の答弁でも申し上げましたとおり、建築基準法の基準を満たさない危険なブロック塀対策として、啓発用のチラシを作成し町内全地区において文書回覧を実施したところであります。この取り組みの目的は、ブロック塀の所有者などの方に対して自身が管理するブロック塀の状況を把握し、必要な措置を講じていただこうと実施したものであります。  しかしながら、ブロック塀に係る安全対策の必要性の周知については、まだまだ十分とは言えない状況であることから、当面は所有者などの安全意識の高揚を図る取り組みを行うことが必要と捉えているところであります。  今回、議員より、耐震不良のブロック塀に対する補助制度創設の御提案をいただいたところでありますが、町としましては補助制度を設ける前に、まずはブロック塀に係る安全対策の啓発を継続して取り組んでまいりたいと考えております。  今後におきましても、飯野小学校の通学路はもとより町全体の安全・安心を図るためのさまざまな施策を展開し、自助、共助、公助それぞれの観点からより効果的な施策の推進を図ってまいりますので、御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上、答弁とさせていただきます。 50: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、防犯カメラの設置について、神子沢総務課長。 51: ◯総務課長(神子沢喜彦君) それでは、防犯カメラの設置についてお答えいたします。  防犯カメラには、犯罪を抑止する一定の効果があるとされております。また、万が一の事件や事故の際にもその解決に非常に有効であるとされていることから、町では各小学校下に3基ずつと各地区に1基ずつ、計28基の防犯カメラを設置したところであります。  飯野小学校下におきましては、飯野小学校周辺に3基と西入善駅前に1基の計4基の防犯カメラを町で設置したところでございます。町といたしましては、防犯カメラによる地域の防犯対策については、現状で一定の効果が得られているものと考えているところでございます。  しかしながら、議員御懸念のとおり、全国では登下校時に児童・生徒が犠牲となる事件が相次いで起きております。昨年5月にも新潟市において下校中の児童が殺害され、線路へ遺棄されるといった大変痛ましい事件が発生したことは記憶に新しいところでございます。  これらのことを受けまして、本町におきましても登下校時における児童の安全確保を確実に図るため、学校、PTA、防犯パトロール隊、警察、道路管理者など関係機関と連携し、防犯の観点による通学路の合同点検を実施したところであります。  町といたしましては、今後も関係機関と連携をいたしまして通学路の安全確保について確実に取り組んでまいりたいと考えております。防犯カメラも今後の選択肢の一つとしても検証してまいりたいと思っております。  以上です。 52: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。2番 鍵田 昭君。 53: ◯2番(鍵田 昭君) 詳しい御返答、まことにありがとうございます。  飯野小学校の通学路の問題ですが、これは県道でして、町の管理下ではないもので、当局にお願いするのは見当違いかもしれませんが、県道は県道でも町の地面です。その沿線に住んでいるのは入善町の住民ですので、そのため今回こういうふうな質問をさせていただきました。  ただ、今この通学路なんですが、3年前から地区で何とかしなければならないだろうと、そういうことで住民の人たちに意見を求めたり、歩道をつくろうという、そういう意識を高めてまいっております。ただ、町にも協力してもらったほうがいいんじゃないかということで、こういうふうな質問させてもらっております。  また、あいの風とやま鉄道なんですが、平成32年度には着工できるということだそうですが、これは平成32年度に完成するんですか。それとも、計画書を出すことですか。 54: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、一旦答弁をいただくと。よろしいですか。  それでは、踏切のことで、窪野建設課長。 55: ◯建設課長(窪野 修君) 平成32年度に完成ということでなく、国土交通大臣のほうへ計画書を出して、計画認定を受けるという必要がございます。  その後、詳細設計とか実施協議、施工協議というものを鉄道管理者のほうと協議を重ねて、それが整った後で工事着工になるということでありますので、よろしくお願いいたします。 56: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。 57: ◯2番(鍵田 昭君) 私はせっかちなもので、平成32年度に終わるのかなと思いましたが、できるだけ早くお願いいたします。  あと、次に、耐震不良ブロックなんですが、今平成31年度に耐震補助金というのが盛り込まれております。これは多分、建築物でだと思うんですが、塀の補修の補助金には使えないものでしょうか。返答をお願いします。 58: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 59: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 国の補助の中で住宅・建築物安全ストック形成事業と防災・安全交付金というものがございます。その中にブロック塀のことにつきましても追加をされたところであります。  きのうの質問の中にもございましたけれども、交付の内容につきましては、耐震の診断、除去、改修など、そういった費用について国が3分の1、地方が3分の1、民間が3分の1という負担割合というものでございます。ただ、ここにつきましては避難経路であるとか、それから、通学路であるとか、さまざまなことがありますし、もちろんもともと違反をしているものについては助成はすることはできません。  違反しているか、今の現状に合っていない、つくった当時は合っていたけれども、現状の基準に合っていないと言われるものについては既存不適格というような扱いをしますけど、そういったものについては、この助成の対象になるというものでございます。  そういったことから、なかなか難しいわけでございますけれども、まずは、先ほど総務課長も言いました通学路の合同点検などで危険と思われるものがあれば、まず、所有者の方に、こちらのほうにまた相談に行くとか、どうすればいいかとか、そういった話も働きかけをしていただくのがまず一番じゃなかろうかというふうに思っております。  以上です。 60: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。 61: ◯2番(鍵田 昭君) 私が言っているのは、みんな通学路のことでありまして、ほかの民地のことを言っているんじゃありませんので、御了承お願いします。  それで私の知っている市では、通学路でのブロック塀の改修の補助金を出しているところがあります。ただ、今年度終わりまして2月末で今回、一回終わったそうです。  入善町も一定金額の補助金を計画できないか。また、そういうふうにして地区のPTAや地区の区長さんたちが動きやすい環境をつくってもらえれば助かると思います。  では、次の問題に行きます。  防災対策について、お尋ねします。  近年は異常現象で昨年は大雪、ことしは全くと言っていいほど雪が積もりません。除雪を行っている業者は大きな痛手だと思いますが、その反面、建設業者は雪が少なく、除雪作業も少なく、工期内に工事が完成できたと喜んでいました。  また、平成は大災害の年だったと報道されていますが、近年は大地震と尋常でない集中豪雨による大災害が発生しています。幸いにも富山県、とりわけ入善町では大きな災害もなく一住民といたしましても安堵しているところです。  しかし、いつどこでどのような災害が発生するかわかりません。入善町としても災害が発生したときのことをいつも想定して、対策していく必要があると思います。  先日、テレビで防災士の方が中心となって防災に対する知識、そして、意識を高めなければならないという内容の放送がありました。防災士の役割は災害に対する意識と知識、そして、協力して働く協働だと聞きました。聞きなれない言葉ですが、入善町には現在何人ほどの防災士がおられますでしょうか。  また、地域でどのような活動をされておられるか、お答えください。  次に、黒部川の土砂堆積の対策はどのような状況なのか、お聞きします。  私は生まれも育ちも黒部川に隣接する飯野地区の住民です。昭和44年8月の福島堤防の決壊により飯野地区は甚大な被害を受けました。そのとき、収穫前の田んぼが一面水につかり、現在の飯野コミュニティセンターと飯野小学校へ本流が流れ込みました。そのときはけが人はいませんでしたが、稲を刈っていますと田んぼに蛇が何匹もおりまして、蛇に手をかまれたという人が何人もおられました。うちの父もマムシにかまれました。そして、田んぼには大きな石がごろごろと散乱していました。  そして、その年だけ秋祭りが行われなく、100年以上続いている獅子舞も中止になりました。子天狗として踊っていないのは昭和30年生まれの私たちの年代だけです。私はその悔しさもあり堤防の決壊が心配なため、排砂のときはいつも黒部川へ行って川の流れを確認しております。昨年も大雨警報の中、排砂が行われゴーッという音と大きな流木が流れていました。  大雨警報が発令されている今なぜするのかと疑問に思いましたが、関係者の頻繁なる巡回と監視カメラがあるからでしょうか、水量がそれほどなく堤防の決壊の心配がないので帰ってきました。  排砂の影響で水の通っているところと通っていないところとの高低差が現在2メートル以上あります。これだけ土砂がたまって、川の断面が減ったということです。それだけ堤防の決壊が起こりやすいということです。  何十年か前は地権者が川の土砂をとって、また、とり過ぎて堤防の基礎が出るということで、現在は黒部川の土砂採取は禁止されています。結果、排砂のたびに土砂がたまりっ放しの状態です。  ところで昨年、黒部川扇状地研究会に参加しましたが、国土交通省の人が河口にたまった土砂の撤去工事を行いたいと言っておられましたが、今現在何の変化もありません。また、流木も河川敷に固めたままのところもあります。  町当局に国土交通省から工事予定の報告があったものなら教えてください。もしなければ、早急な実施の要望をお願いいたします。  次に、防災無線のデジタル化で町民の負担はどうなるか、お尋ねいたします。  近日に防災無線がアナログからデジタル放送に切りかわると聞きました。  現在、スピーカーの音は近くではよく聞こえますが、離れているところでは音声が聞き取りにくいという状況です。  そこで、防災ラジオは非常時には必需品だと思いますが、今の受信用ラジオはデジタル化になっても使えるものでしょうか。御返答をお願いいたします。  以上、質問を終わります。 62: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  防災士の現状について、神子沢総務課長。 63: ◯総務課長(神子沢喜彦君) それでは、防災士の現況についてお答えをいたします。  町では自主防災組織の活性化を図り、自主防災組織への指導や助言ができる地域の防災リーダーを育成するため、平成25年度から防災士の養成事業を実施しているところであります。
     今年度、新たに5人の防災士を養成したところであり、これにより町の事業により養成した防災士は34人となったところであります。  防災士の皆さんは、それぞれの地区の自主防災組織で御活躍いただいているところであり、一例を申し上げますと自主防災組織による防災訓練の際に講評を行う、あるいは自主防災組織の顧問として御活躍の防災士の方もおられます。  また、町では防災士の皆さんのさらなるスキルアップを図るため、毎年研修会を開催しているところであります。  今年度はちょうど3月17日に研修会を開催するところであります。災害時における対応力の向上を目的とした研修を行う予定としております。  そのほかに、町では防災士の皆さんに対し県などが開催する研修会への積極的な参加を促しているところであり、研修会参加のとりまとめ、あるいは会場までの送迎までを含めて行っているところでございます。  町としましては、今後も地域の防災リーダーを担う防災士の養成を行うとともに防災士の皆さんのさらなるスキルアップを図り、各地区の自主防災組織の活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 64: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、黒部川の土砂堆積について、窪野建設課長。 65: ◯建設課長(窪野 修君) 黒部川の土砂堆積の対策に関する御質問にお答えをいたします。  黒部川を管理する国土交通省では、毎年、河川の横断測量などを実施し土砂の堆積や浸食の状況について把握に努めていると伺っております。  議員御指摘の連携排砂による土砂堆積という点でありますが、先月19日に開催されました第45回黒部川土砂管理協議会におきまして、平成30年度の連携排砂の実施結果について実施機関より説明があったところであります。  昨年の連携排砂は前年度の中止に伴いまして、2回の連携排砂が行われることとなりまして、6月27日から29日にかけての1回目と7月5日から7日にかけての2回目の連携排砂が実施されております。  2回にわたる連携排砂によりまして、出し平ダムからの排砂量は2回の合計で117万立方メートル、また、宇奈月ダムでは32万立方メートルの土砂が排出されたとの報告でありました。  この出し平ダムからの排砂量は連携排砂を開始した平成13年度以降最大であり、それを受けて実施機関では平成30年度連携排砂において出し平ダム上流域から河口にかけての一連の土砂動態、それから、各区間での堆積、浸食状況がどうであったかについて、河川の横断測量などの結果から河床変動シミュレーションによる再現を行い、土砂動態マップといった資料により視覚的にとりまとめをされました。  また、河川状況の変化を垂直写真によって、比較、分析を行ったところであります。その結果でありますが、黒部川の河口付近、特に河口から3キロメートルの区間までは川の勾配が緩く流速が低下するため土砂が堆積しやすい条件であることから、今回、ほかの区間と比べて土砂が多く堆積したとのことであります。  こうした状況や防災対策という点を踏まえまして、黒部河川事務所では国の2次補正予算などによりまして黒部川の河川敷地内に堆積した土砂の撤去、それから、樹木の伐採、除去などの工事を行う予定で実施に向けた準備を進めているというふうに伺っております。  町としましても、黒部川の土砂堆積につきましては、関係市町と連携を図るとともに実施機関へ働きかけてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 66: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、防災無線のデジタル化について、笹島町長。 67: ◯町長(笹島春人君) それでは、防災無線のデジタル化による町民の負担に関する御質問にお答えをいたしたいと思います。  平成17年度において、国より電波規格の見直しが行われまして、平成29年12月以降は新たにアナログ局を設置することができなくなり、そしてまた、2022年12月以降は規格に適合しないアナログ電波が使用できなくなるということになりました。  そのことによって全国的に防災無線のデジタル化が進められており、本町におきましても平成25年度に親局をデジタル化し、翌年の平成26年度には屋外スピーカーのデジタル化を完了したところであります。  ただ、本町においては戸別受信機や防災ラジオが広く普及していることから、既存のアナログ親局は撤去せずに、現在はデジタル波とアナログ波を併用して運用しているところであります。  しかし、3年後の2022年12月以降は本町のアナログ防災無線も使用することができなくなる、そういった可能性がありますので、町ではその対応について現在検討を行っているところであります。このことは、本町だけに限らず全国的な問題でもありますので、今後、国による何らかの動きがあるのではないかということも含め、注視をしていかなければなりません。また、民間企業などによる技術的な新たな提案なども行われる可能性もあります。  さらに、現在庁舎に配備されている防災無線の親局についても、今後の庁舎整備に関連してそのあり方を検討する必要もあろうかと考えております。  いずれにしましても、本町の防災体制が後退することのないように、そしてまた、住民の皆さんに過分な負担が生じることのないように積極的に取り組んでまいりたいと考えておるところであります。  以上で鍵田議員への答弁とさせていただきます。 68: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問があれば承ります。  2番 鍵田 昭君。 69: ◯2番(鍵田 昭君) まず、防災士からいきます。  防災士同士の連携とスキルアップを図るためにも、入善町防災士協会という発足の予定はないものでしょうか。 70: ◯議長(佐藤一仁君) 神子沢総務課長。 71: ◯総務課長(神子沢喜彦君) 先ほどもちょっとお答えした中で、今度の17日には防災士の研修会を予定しております。それで、人数的にも34名となりまして、大体その組織ということも意識できるような人数であろうと。  そこで、今回はその研修とあわせまして防災士の皆様にもアンケートをとりながら、また、そういった組織化等も含めまして、防災士の皆さんの意向も伺ってみたいというふうに考えております。  以上です。 72: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。 73: ◯2番(鍵田 昭君) そういうときにこそ入善町の防災に対する会の発足のときは補助金をまたよろしくお願いいたします。 74: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁、求めますか。 75: ◯2番(鍵田 昭君) いや、いいです。  次に、黒部川の排砂とか堆積について伺いますが、毎年、100万立米とか、そういう連携排砂で出し平ダムから出ているという報告がいつもあります。それは立派なことだと思いますが、これがみんな全部黒部川にたまっております。全部とは言いませんが、ほとんど黒部川にたまっているという状況です。それを皆さん方が忘れていると思われますが、昔なら建設省でしたけれども、今の国土交通省の立ち会いのもと、川を砂利をとって高さを維持しておりました。  今回、国土交通省が土砂をとると言っておられますが、それにかけるお金も何千万円、何億円のお金になると思います。これも町民や国民のお金です。それよりも砕石会社のほうに国土交通省の監視のもと土砂をとってもらったほうがいいんじゃないかなと私は思っております。それは、返答は要りません。  あと、防災無線なんですが、やめておきます。これ、時間がないですから。  次に、就労対策についてお尋ねいたします。  まずは入善町のひきこもりの状況についてお聞きします。  近年、若者のひきこもりという言葉をよく耳にしますが、入善町ではどのような状況ですか。原因として就職活動に失敗したからとか、職場が合わなかったなどといろんな原因もあると思いますが、私はこれらも病気の一種ではないか思っております。  親は何とかしたいと思っていますが、周囲に打ち明けることもできず、日々が過ぎ去っていくだけです。そして、ひきこもりの長期化や高齢化につながり、親が80代、子が50代となる8050問題が大きく取り上げられています。  入善町ではどのような状況かお聞かせください。また、入善町の対策があればお聞かせください。お願いいたします。  次に、障害者就労についてお聞きします。  国会でも問題となりました障害者雇用の偽装ですが、国の機関ではどうもすみませんでしたで済み、企業は補助金カット、企業名の公表と全く不自然です。入善町はクリアとのことで安心しましたが、現在就労できる障害者がどれだけいるのかわかりません。  私は障害者の人口割合は約2%だと思っています。そのうち、実際に企業で就労できる能力のある人は半分にもいかないと思っております。  福祉施設では毎日数時間、企業の協力を得て内職のような仕事をし、個人の能力により数千円から数万円のお金を稼いでいます。でも、企業に勤めるほどの能力に達しない状況です。  現在、入善町の障害者就労はどのような状況か、お聞かせください。お願いいたします。  以上です。 76: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで答弁を求めます。入善町のひきこもりについて、小林元気わくわく健康課長。 77: ◯元気わくわく健康課長(小林一雄君) 入善町のひきこもりの状況についてお答えいたします。  ひきこもりの実態につきましては、町としての人数などのデータはありませんが、内閣府において全国の15歳から39歳を対象とした調査が実施されております。  直近の平成27年度の調査結果によりますと回答者の1.57%がひきこもりに該当し、全国では約54万人いると推計されていることから、入善町にも一定数の方がおられるものと認識しております。  さらにこの調査では、ひきこもりの状態になったきっかけやひきこもりの期間、外出頻度などのほか、学校生活や就労に関すること、関係機関への相談の状況など、幅広く調査されております。  調査結果の一部を御紹介しますと本人がひきこもりの状態になったきっかけとしましては、もっとも多いのは不登校や職場になじめなかったこと。関係機関への相談については、親身に聞いてくれることや無料で相談できることを希望される方が多くなっております。また、ひきこもり状態になってからの期間は7年以上が34.7%で最も多く長期化の傾向がみられます。  ひきこもりに関しましては、期間が長期化し本人が高齢化するとともに親が高齢で働けなくなって困窮する、いわゆる8050問題への対応も喫緊の課題となっております。  このような課題を抱える方々への支援についてでありますが、ひきこもらず社会生活を再開し幅広く活躍できるようになるには、行政と支援に取り組む民間団体を含めた関係団体が連携して、本人や御家族の状況に応じた支援を行うことが重要であるというふうに考えております。  国では、ひきこもりに特化した専門的な第一次相談窓口としての機能を有するひきこもり地域支援センターを都道府県に設置しており、富山県においては、富山市にある心の健康センターの中に設置されております。  センターでは社会福祉士などのひきこもり支援コーディネーターを中心に地域における関係機関とのネットワークやひきこもり対策にとって必要な情報を幅広く提供するなど、ひきこもりの支援拠点としての役割を担っております。  また、新川厚生センターにおいても、ひきこもり等家族相談会を毎月1回開催されており、広報入善の健康ガイドでも日程をお知らせしております。参加者からは、今の状況を話すことができ少し気持ちが楽になった、本人ができることを認めることが大切だと気づいた、精神的な病気がないかを相談することも必要とわかったなどといった感想をいただいていると伺っております。  町でも、保健センターにおいて御家族からの電話相談や来所相談をお受けしております。  また、自殺対策強化月間の3月には、専門の相談員が一堂に会した総合相談会を開催しており、今年度も3月23日にサンウェルで行うこととしております。  なかなか相談しにくい問題であるとは思われますが、御家族の力だけでは難しいと感じられたときは早目に御相談いただければというふうに思っております。  町では御相談いただいた御家族の気持ちに寄り添い、まずはじっくりとお話を伺いながら、適切な関係機関へつなぐなど支援してまいりたいと考えております。  以上で答弁とさせていただきます。 78: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、障害者就労の現況について、梅澤キラキラ商工観光課長。 79: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 障害者就労の状況についてお答えをいたします。  一般企業等への就労についてであります。  障害者雇用は障害者雇用促進法に基づき、従業員が一定以上の事業主において従業員に占める身体・知的・精神障害者の割合を法定雇用率以上にする義務があります。民間企業の法定雇用率は2.2%でありまして、従業員を45.5人以上雇用している企業は障害者の方を1人以上雇用しなければならないということになっております。  入善町内の企業の障害者雇用率につきましては、障害者雇用促進法を所管する厚生労働省富山地方労働局ハローワーク魚津で調査、把握をしているところであります。  しかしながら、この内容は非公開となっておりまして、町としましても情報がなく、お示しをすることはかないません。なお、雇用義務を履行しない事業主に対しては、ハローワークが行政指導を行うこととなっております。さらに、指導に従わない事業者については企業名が公表され、障害者雇用納付金が徴収されることになっており、常用労働者100人超の事業主では1人当たり月額5万円の納付金が課せられるということにもなっております。  町といたしましては、障害者が地域の一員としてともに暮らし、ともに働く共生社会の実現に向けて障害者のさらなる雇用促進と職場定着の推進を図るため、国、県の動向を踏まえながら、ハローワーク等の労働支援機関と連携をしながら、町内企業などに障害者雇用について働きかけをしてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 80: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けますが、時間があまりありませんので、簡潔にお願いをいたします。  2番 鍵田 昭君。 81: ◯2番(鍵田 昭君) ひきこもりの方は、報告はなかなかないと思います。  精神的な病気もなりますし、ただ、町としてはやっぱり黙っておけない状態だと思いますので、それを少し、アンテナを張りますとか広報を出しまして、皆様方にこういう施策をやっているとか、こういうふうに町ではアドバイスをしているとか、そういうのをもう少しPRして、町報とか何でもいいですから、PRしてもらえませんでしょうか。そうすれば親が少しでも安心すると思います。  また、障害者就労に関しては、企業の守秘義務があるということですが、ほとんどそういう義務はないんじゃないかなと思います。やっぱり企業の努力だと思うんです。何でも。やろうというのは企業の努力だと思うので、できるだけ障害者を雇ってもらえれば助かると思います。  私の質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 82: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁は要らないのですか。 83: ◯2番(鍵田 昭君) 要らない。ありがとうございました。 84: ◯議長(佐藤一仁君) わかりました。  以上で鍵田議員の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。午後は1時から再開をいたします。  午前11時59分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 85: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、休憩前に引き続きまして開議をいたします。  傍聴席にお越しの皆様方には、心より御礼を申し上げます。  それでは、町政一般に対する質問を続行いたします。  3番 池原純一君。  〔3番 池原純一君 登壇(質問席)〕 86: ◯3番(池原純一君) それでは、分割方式にて質問させていただきます。貴重な時間を割いて傍聴に来ていただき、また、ケーブルテレビをごらんの皆様には、時間の許される限り聞いていただけることを感謝する次第であります。凜とした空気の中で改めて気を引き締め発言させていただきます。会派、アクセスの池原であります。よろしくお願いいたします。  昨年は、日本列島、北海道から九州、沖縄と至る場所で災いの多い年でありました。自然が残した傷は深く、今も懸命の復旧に当たっておられると、一日も早く復興を願うものであります。
     ことしは正月から雪が少なく、温かな年始めに始まり、早3月。例年ですと除雪をしながら春を待ち、体のケアに努めているものでありますが、ことしは、はっきりとした寒さも感じず、春を迎えようとしております。  4月に入ると新元号が発表され、これまでの歴史に学び、また、豊かな発想で限りない未来に向け新たな歴史を刻んでいくスタートの年であります。  それでは、通告に従い質問させていただきます。  まずは、総合体育館大規模改修工事及び運動公園改修整備事業についてであります。  入善町総合体育館は、公益財団法人入善町体育協会と町が指定管理を結んで管理運営されております。体育協会が中心となって町が掲げている町民一人一スポーツを普及振興し、町民の健康と体力の向上、心身の健全な発達、明朗で活発な体育文化の進展に寄与することを目的とする事業の展開がされているところであります。  体育館の利用人数は、平成28年度は9万2,590名、平成29年度は8万4,390名、平成30年度に至っては、中間ではありますが8万1,622名となりました。平成28年度に比べ、平成29年度、平成30年度は1万人ほど落ち込んではいますが、これは、メーンアリーナとサブアリーナの改修工事が行われ休館した時期があり落ち込みがあるものであります。それを調整すると、年間約9万人近くの人が体育館を利用されることになっております。  中でも、面積に対する費用対効果が上がっているのはトレーニング室の利用、所狭しと2万7,000人。次に、ランニング走路使用頻度も高く約1万5,000人となっているところであります。  これもひとえに、使用する側と管理する側に大きなトラブルもなく運営されているからこそ今の姿があるものと納得するところであります。  あわせて、町は、中央公園と入善町総合体育館を含めた周辺地域一帯を地域防災拠点と位置づけ、一体的に拡充、整備、改修が進められている。来年、平成31年度については、平成30年度の補正予算を含め3億3,300万円を計上し、本格的に体育館の防災機能の強化を図る大規模改修工事が行われる運びとなっております。  それでは、お伺いいたします。  工事が始まると必然的に館内の使用が長期にわたり使用不可能となります。施設を長く維持管理する上では仕方のない部分はあるかと思いますが、利用されている方にとっては、やむを得ない、御理解願いたいで事を済ませては無責任であります。工事該当施設と作業内容並びに使用できない期間をまずはお聞かせください。  また、利用者への別会場の紹介や学校開放といったアフターフォロー的な事前対応の準備はあるのか、お伺いいたします。  2つ目は、同じく運動公園改修整備事業のテニスコートの改修工事についてお伺いいたします。  ゾーニング的には、今の場所付近で1面増の5面施工がなされ、施工内容を聞くと、今シーズン、運動公園でのテニスができない模様であります。学生から大人まで利用者層は厚く、ことし1年とはいえ、利用者としてはどうすればいいのか悩んでおられるのではないでしょうか。特に学生にとっては短い学生期間、大きな問題と思いますが、どのような対応をとられるのかお聞かせください。  次に、中央公園整備事業の全体事業費についてお伺いいたします。  大型事業となれば、基本構想、基本計画、実施計画と積み上げられ実行の運びとなります。それに先立つ予算については、町の大型事業は、国、県からの補助金や交付金頼りで成り立っています。その制度をフルに活用する町の姿勢は、はっきりと伝わってきています。実行予算を組むにも、どれくらいの予算がつくのかわからない中、次年度の予算編成に当たらなければなりません。予測と情報収集は、行政としては最も大切なところであります。実施計画の見直しを毎年かけなくてはならないことも多々あり、やっていられないと思うくらい大変な苦労の中に事業が成立しているのが現実ではないでしょうか。補助金や交付金が思うような額に至らず、また、制度の変更や期間が目まぐるしく変化する昨今、当局にはいつ何どきでも動ける準備は必要であるかと思います。そのためにも町と議会は今以上に知恵を出し合えるコミュニケーションと協調意識の力を合わせてやっていかなければなりません。  中央公園整備事業計画でありますが、近々ですが、平成30年の5月と9月の全員協議会に、基本計画なのか実施計画なのかは定かではありませんが全体工事費を除くゾーニングや施設の配置計画が提示されました。それを受け、平成30年度は駐車場造成工事が発注され、新年度予算、平成31年度には、テニスコートの改修工事費と屋内多目的施設設計業務委託費が計上されています。  当局はよく口にされます。今後は庁舎内において整備内容を詰めるとともに、その内容について、国、県ともすり合わせを行い、できるだけ早く議員の皆様にお示しをできるよう努力してまいりますと言われます。全体事業費が提示されないまま、その施設に特化した実施計画が提示されます。これからもこのような事業の進め方をされるのか、私にとって違和感を感じてなりません。本意を伺いたいと思います。  以上、3点であります。 87: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで答弁を求めます。  体育館の大規模改修及びテニスコートの改修工事について、板倉教育委員会事務局長。 88: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 総合体育館大規模改修及び運動公園改修整備事業についてお答えさせていただきます。  初めに、総合体育館の大規模改修についてでございます。  平成29年度から、長寿命化を図るため計画的に改修を進めてまいりました。平成31年度においては、今議会に上程しております補正予算として、落下のおそれのあるメーンアリーナのつり天井の撤去工事と老朽化した空調設備の更新工事を予定いたしております。  さて、議員御指摘の改修中の長期にわたる館内利用制限についてのフォロー対応につきましては、足場を組み上げて行うメーンアリーナについては、継続的に使用できない期間が出てまいります。  また、工事の発注につきましては、補正予算の議決後、入札手続を経て、さらに、契約についても議会に承認をいただくことが必要であることから、新年度早々から幾分日数を要することとなります。  このことから、早くても着工は6月議会以降と考えており、受注業者とも調整もありますので、今のところ工期の限定は難しいものと考えております。  さらに、定期的に御利用いただいている団体の皆様に対しましては、御不便をおかけすることとなります。皆様には、長寿命化への改修工事に御理解を賜ることに加え、一日も早く工事が終了し、きれいで使いやすい施設をお使いいただけるよう、最善の方法を探ってまいりたいと考えております。  具体的な施設の利用制限対応につきましては、平成29年度に実施いたしました床改修工事のときの事案を参考に、サブアリーナへの利用の変更、あるいは、空きスペースでの共同利用、また、他の体育館利用の依頼など、団体にあわせた御要望をお聞きしたいと思っております。  なお、ランニング走路と言われる通路につきましても、館内において代替となる場所はございません。しばらくは天候に左右されますが、陸上競技場や中央公園のウオーキングコースを御利用いただきながら、屋外ならではの爽快さを味わっていただくことも提案したいと考えております。  次に、運動公園改修整備事業のテニスコート改修工事についてでございます。  現在のテニスコートは、昭和53年に建設され、老朽化に伴い、議員御承知のとおり現在のところに1面増設し、5面の改修工事を予定いたしております。この工事は、国の社会資本整備総合交付金を活用し行うもので、国の交付決定後、順次入札の手続を行ってまいります。  テニスコートの改修は、工事車両の出入りが必要なことから、周辺工事を含め、おおむね年度いっぱい利用できないものと考えております。体育館の利用同様、テニスコートの利用につきましても、スポーツ少年団から大人のクラブチームまでの幅広い御利用がございます。そのため、庭球協会の代表者に御意見を伺いながら対応することとして、また、町内の他のテニスコート、具体的には横山のサン・ビレッジや飯野コミュニティのテニスコートの活用など、また、周辺市町のテニスコートへの利用について依頼するなどの対応をしてまいりたいと考えております。  町民の皆様には長期間御不便をおかけするのですが、子どもたちと大人の利用場所について住み分けるなど、早急にお示しをしたいと思っておりますので、御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。  以上、答弁とさせていただきます。 89: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、中央公園整備事業について、米田住まい・まちづくり課長。 90: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 中央公園整備事業の全体事業費と進め方についての御質問にお答えをいたします。  中央公園整備事業につきましては、お子さんはもとより、子育て世代や高齢者など、あらゆる世代の町民にとって、安らぎと健康増進を図りスポーツを楽しめるよう、老朽化の進んだ施設の更新、スポーツ施設の機能強化、公園施設のレイアウトの見直しなど公園利用者の利便性向上を目指すもので、平成28年度から平成33年度までの5カ年事業の計画として進めているところでございます。  事業計画の内容につきましては、さきにお示ししておりますゾーニングにおいて公園施設のレイアウト見直しの方向性や屋内多目的施設は雨天でも子どもたちが楽しめる施設にするという整備の基本的な方向性について、変更の予定はございません。  これまでの事業費に新年度当初予算を含めた事業費と、その事業内容について説明させていただきます。  まず、公園整備につきましては、測量や設計、さらには、山側駐車場を含む整備として約1億6,200万円、現在進めている海側駐車場につきましては、用地費も含めまして約1億9,400万円、体育館の整備については、新年度で完了の見込みでありますが約6億7,400万円、さらに、新年度に工事着手の見込みとしているテニスコートの改修については約1億7,700万円としております。合わせて約12億700万円となってございます。  全体事業費ということについてでありますが、現在今後の整備の内容について検討を進めているところであり、全体事業費についてはまだ固まっておらず、お示しする状況にございません。  整備の方向性については、議会の皆様になるべく早くお示しし、協議をさせていただきたいと考えております。過大な整備とならないよう留意していく必要もあるものと考えております。  この中央公園整備事業は、国の交付金を活用しながら進めており、今後の事業を進めるためには、財源の確保が必要不可欠であると考えております。引き続き、国、県に対して機会をとらえてしっかり要望し、財源の確保に努めてまいります。  さらに、ふれあい広場の整備内容や屋内多目的施設の整備については、さまざまな視点、角度からの検討が必要であると考えており、財源などの見通しなども含めて庁内において協議、検討しながら慎重に進めてまいります。  それぞれのエリア、整備の内容につきましては、検討を加えながら、それぞれ具体化した段階で議員の皆様にお示しし、御意見もいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 91: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  3番 池原純一君。 92: ◯3番(池原純一君) 今の具体化され次第ということで前向きの答弁だったなというふうに思いますが、平成30年度にテニスコートの設計等が出ていたかと思います。その辺について何の回答もなく、今度平成31年度にテニスコートの改修予算が出てきたということで、どの時点で委託設計の中身が出てくるのかお教え願いたいと思います。 93: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁は。  米田住まい・まちづくり課長。 94: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) テニスコートの内容につきましては、以前お示しもさせていただきましたが、今4面の横に1面を足して整備をしていくと、それについては、何ら変わるものでございません。  ただ、テニスコートの仕様だとかそういったものについては、近いうちにもお示しをしたいなというふうに思っております。  以上です。 95: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 96: ◯3番(池原純一君) お互いのすれ違いもあるなと思いますが、私の思っているテニスコートというのは、テニスコートだけではなくて、周りの施設も含めたテニスコートの改修ではないかなというふうに思っていましたが、その辺、私の考え、間違いであれば間違っているというふうにお答えいただければ。 97: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 98: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 今現在あります管理棟、それから、周りの壁といいますか、そういったものも含めて大規模改造という形でやっていく予定にしておるものでございます。 99: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 100: ◯3番(池原純一君) 細かい話になるかと思うんですが、そういう周りの施設も含めたもので1つ提示をまずしていただきたいなというふうに思います。その中でも、お互いに、意見をかみ合わせないかんなというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  あわせて、平成31年度の予算の中に多目的広場の設計委託が上程されていますが、この設計委託、段階的には実施設計まで含まれたものを考えておられるのか、それとも、基本計画までなのか、その辺をお願いします。 101: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 102: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 新年度、計上させていただいた設計の委託料につきましては、基本設計、実施設計あわせたものを計上したものでございます。 103: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 104: ◯3番(池原純一君) 実施設計まで行くという話で、どの時点で議会側に提示をされるのか。というのは、どういう箱物ができるのか、当然、永久的な箱物だと思うんですが、それがテント張りのものであったり、スレート張りのものであったり、いろんなものがあると思うんですけれども、当然多分比較した設計で出る話ではないなというふうに思っておるわけです、こっちのほうは。当局のほうで、これでいきますよというふうな提案をされると思うので、その辺の話のやり方がどういうふうになるのか、ちょっとこの場でお聞かせできるものであれば、お聞きしたいと思います。 105: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 106: ◯住まいまちづくり課長米田正秀君) 先ほども申しましたように、今、現在、財源の見通しなども含めて、庁内においてさまざまな視点、角度から、希望なども含めまして協議、検討をしておるところでございます。その辺のある程度まとまりがつけば議員の皆さんにもお示しをして意見も頂戴したいと、その上でさらに進めてまいりたいというふうに考えているものでございます。 107: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 108: ◯3番(池原純一君) 当然国の予算ですから、いくらついてくるかわからない、思っているのが、50かもしれませんし、30かもしれません。ただ、その中で、今、実施設計がこれから出るということで、どの方向に行くのか全くわからないという、今私の感触です。  その辺をどう言えばいいのか。行政は、今までもこういうやり方をやっておられるのかなというふうに察しをしておるところですが、ぜひ途中で一度こういうふうなものをつくりたいとか、町の方針を実施設計が出される前に言っていただけんかなというふうに思います。  答弁願います。 109: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 110: ◯副町長(梅津將敬君) 池原議員御指摘のとおりだと思っております。昨年から何回も庁内でいろいろ検討してきておりますが、いろんな案も担当のほうからは出されているところであります。  しかしながら、経費の問題、あるいは、内容の問題について、はっきり言えば今ストップしているという状況ではあります。そのため、議会の皆さんには、こういう形でいきたいんだということについては今の段階でお示しできない状況であります。  しかしながら、財源の確保の問題が第一にはなるとは思いますが、我々は、もうしっかりそういったものを詰めながら、基本構想、あるいは、その段階でまた議会のほうにお示しして、こういう機能、こういう面積、こういったもので町が今考えているということはしっかりお示ししていきたいと思っておりますし、御指摘のように実施設計の前になっていきなり出すということはしませんので、どうか御理解のほど、よろしくお願いします。 111: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 112: ◯3番(池原純一君) そういう段取りよくやっていただきたいというふうに思っております。  というのは、2億円なら2億円、予算がつきませんでした。しかし、あとどれだけのものが足りませんよというときには、町単も入れる覚悟で、やっぱり当局と議会とで話を進められるような気持ちで、これを今問題として出したので、そういうつもりでお互いにしっかりとした気持ちで、これから町政のかじ取り、また、前に進んでいっていただきたいなというふうに思います。  体育館の、教育委員会のほうですが、これから準備を進めるということですが、もう既に遅いなというふうに思っております。ですから、こう、ギアではないんですが速度を上げて、これから整理をしっかりしていただいて、アフターケアに対して努力をしていただきたいなというふうに思っております。  では、この質問については、終わらせていただきます。  それでは、次、スポーツイベントについてお伺いいたします。  昨年、ねんりんピックで誘致したカローリング交流大会、さきの議会で町長が所見ではありますが、健康寿命の延伸を掲げる本町にとって大変意義深いものであると捉えていると総括されました。時間をあけることなく、間髪入れずに、当町で新規事業として、引き続き町主体でカローリング大会を全国規模で開催したいという旨の提示がありました。  ことしは新たな年号を迎える記念すべき年、また、仮に東京オリンピック開催記念大会と題し、地方からの応援、この大会をきっかけに、1人でも多くの人が、スポーツを見る、する、支える、ともに楽しむ、スポーツへの機運が高まればと思うところであります。  開催時期や受け入れ団体の組織化は、まだまだやるべきことはありますが、どのように考えて進められるのか、また、今後継続的に開催する考えはおありなのか、お答えください。  次に、扇状地マラソンの開催要項についてお伺いいたします。  扇状地マラソンinにゅうぜんは、11月、肌寒い時期、走るのが本当に好きな人たちがたくさん参加していただいているものと強く感ずるところであります。今大会も26回を数え、マラソン愛好家にとっては、大切な大会になっているものではないでしょうか。コースの広さや駐車場のキャパに合わせた適正を重視すれば、選手から大いに好まれる選択される大会になると思っております。実際に評判がいいとも聞いております。  近年、1,500人前後の参加者で安定しており、人数限定での開催も選択肢にあり、町全体で参加される選手を盛り上げ、選手と町民が一体となったフェスティバル的な思いがあると小耳に挟みました。予算も昨年より180万円増額されていますが、開催内容の変更はいかがなものかお伺いいたします。  以上、2点であります。 113: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  板倉教育委員会事務局長。 114: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) スポーツイベントに関する御質問のうち、まず、カローリング大会についてお答えさせていただきます。  平成31年度当初予算案に計上いたしましたジャンボ~ルカップ2019カローリング競技大会につきましては、幅広い年代で手軽に楽しめるスポーツとして、積極的な仲間づくりや世代間交流を促進するとともに、健康の保持、増進と体力の向上及び明るく活力に満ちた豊かな生活と参加チームの相互の融和、親睦を図ることといたしております。  さて、昨年11月に当町で開催されましたねんりんピックカローリング交流大会では、町民を挙げたおもてなしと関係各位の御協力のおかげをもちまして大いに盛り上がり、成功裏に終えることができました。  さらに、その後、各地区の福寿会や小学校のPTA活動、公民館活動やスポーツ推進委員が主催する親子ニュースポーツ教室、スポーツクラブ入善が講師となって教室が行われるなど、カローリングが、幅広い年代で手軽に楽しめる身近なスポーツとして定着をしてまいりました。  そのような中、本年5月に改元を迎え、翌年には東京オリンピック開催を控え、新たな時代に新たな入善町のスポーツ、カローリングを町民の活力の源として町内外へ発信したいと考えております。  大会の内容でありますが、出場募集チームは、大会日程とコート数から、80チームを限度と考えており、町内、県内、県外枠を設けるなど、町民の皆さんの出場意欲が高まるよう配慮してまいりたいと思います。  また、開催時期は現在未定ではございますが、総合体育館の改修工事を考慮し、早くても11月下旬以降というふうに考えております。  さらに、大会に当たっては、当日試合の運営や全国からの参加される方々へのおもてなしなどに対し、日本カローリング協会、富山県カローリング協会をはじめ、ねんりんピックの大会同様、関係各位の御協力なしでは成功できないものと考えております。大会開催に向けて早急に実行委員会を立ち上げるなど、しっかりと計画し進めてまいりたいと考えております。  次に、今後継続的な開催についてでございますが、現在、カローリングの全国大会は、日本カローリング協会が主催する名古屋市で開催のカローリングカップの大会だけと伺っており、この機会がジャンボ~ルカップ2019カローリング大会を全国に発信する絶好のチャンスと捉えております。
     しかしながら、まずは来年度の大会を着実に開催することが何よりも重要であり、次回以降につきましては、この結果を踏まえて判断をしてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 115: ◯議長(佐藤一仁君) 続いて、扇状地マラソン、ありますね。 116: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 失礼しました。  次に、扇状地マラソン大会についてお答えさせていただきます。  扇状地マラソン大会は、11月第3週の日曜日ということで、天候が厳しいときもございますが、ランナーには1年を締めくくる大会として、好記録を狙える大会として、継続して参加をいただいております。  また、大会参加者数につきましては、第21回大会の2,050人を最高に、近年では、平成28年度で1,547名、平成29年度で1,540名、そして昨年の大会では1,495名と、おおよそ1,500名前後で推移いたしております。  さて、予算の180万円増額による開催内容の変更についてでございます。  この大会も次年度で27回目となり、新元号で初めて開催される大会となります。新しい時代の幕あけとして、新記録を目指していただくために、全種目合わせて先着1,500名限定とすることといたしております。限定することで、お得感、期待感にしっかりと応えられるような大会内容を盛り込んでまいりたいと考えております。  まず、1つ目には、部門の増設でございます。全国でマラソンブームが根強く続いており、現在の参加者のうち、最も多いハーフマラソンの部、そして、10キロメートルの部、いずれも男子50歳以上では、50歳代と60歳以上の参加が二分しているのが状況であります。  参加者から、高齢者では到底入賞できないなどの部門の見直しを要望する声が聞かれまして、部門の枠を新たに60歳以上の部を設け、挑戦する力と高齢者の健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。  2つ目には、ゲストランナーの招聘についてでございます。  新元号の新たな時代の幕あけに、世界的に活躍するゲストとともに楽しく走ることで、マラソンに対する機運を高めてまいります。  そして、3つ目には、おいしい特産品の味わいで入善町のファンになっていただく作戦でございます。  参加される選手への振る舞いとして、今までのウーケのパック御飯、歓迎鍋に加え、深層水仕込みカキを提供いたします。  また、応援される方も味わえるよう、にゅうぜん元気セットといたしまして販売し、町内の皆様にはマラソン大会に参加する、応援する、そして味わうといったさまざまな形で参加を楽しんでいただきたいと考えております。  このように、第27回大会には選手、そして応援する方々から愛される大会となりますよう計画し、町内外の方々に満足感とリピーターになっていただけるよう発信してまいります。  なお、今後も運営や内容につきましては常に研究が必要であり、時代の流れや参加者のニーズに合うよう判断をしてまいりたいと考えております。  以上で答弁といたします。 117: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  3番 池原純一君。 118: ◯3番(池原純一君) 細部にわたる答弁内容でありましたが、カローリング大会について、第1回ということで大変大切なスタートであるというふうにお互いが認識したということで。  ただ、開催時期等については11月下旬というふうな言い方をされましたが、できればですが、参加者が参加しやすい時期というものは多々あるかと思います。入善町もすばらしい自然をたくさん持っています。その中で体育館の周りということで、チューリップフェアとか残雪の残る雪絵が見えるような、そういう時期というのも1つ候補に上がるのかなというふうに思います。そのかわり、それは、年越し、年度をまたぎというふうな状況にはなりますが、第1回でいい結果が生まれれば、第2回、3回というふうな継続される大会になっていくのではないかなというふうなことで、その辺について御感想をお聞きしたいなというふうに思います。 119: ◯議長(佐藤一仁君) 笹島町長。 120: ◯町長(笹島春人君) カローリング全国大会についての開催時期等につきましては、今ほど議員御指摘のとおりだろうというふうに思っております。やはり、せっかく全国からおいでいただける大会とするためには、入善町にとっても最良、最高の状態でお迎えをするというのが大切だろうと思いますし、ましてや第1回目ということでありますので、そういう思いもあったわけでありますが、先ほどの説明でも申し上げたとおり、体育館の改修というのがございます。ことしはまずはやる、ということに重点を置かせていただいて、その結果を踏まえながら新年度で適切なる時期を判断してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 121: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 122: ◯3番(池原純一君) 体育館の改修が終わって、こけら落としであるのかどうなるかわかりませんが、それにはもう1つの下の扇状地マラソンというのも、こけら落としの中に入るのかなというふうに思っております。それで、それは時期的なものはわかりました。また、検討の余地があるということで、また再度復活というふうなこともあるかもしれません。  町内でいろいろとカローリングを広めておられるということもお聞きました。ぜひその広めておられる方、ますますこれから広がるように、いろいろなお手伝いができるものであれば、町なり各種団体等に呼びかけてやっていただきたいなというふうに思います。  扇状地マラソンについて、開催についてお聞きします。はっきり言って、1,500名になった理由というのは、今ちょっと聞き漏らしたのか私が理解し得なかったのかわかりません。私の勝手な思いかもしれませんので、1,500人にこだわるというか、1,500人という数字が出てきたというその理由をもう一度、時間を潰すようですが答弁をお願いしたいと、再度確認をしたいということで。 123: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁、笹島町長。 124: ◯町長(笹島春人君) 今回で27回目を迎える扇状地マラソンでありますが、先ほども御説明を申し上げたように、第21回目では2,050名ということでありました。それ以降1,500名前後で推移しておるという状況は、御理解いただいておるものというふうに思っております。  ただ、これはあくまでもエントリーの数字であって、実際に当日走っていただける方というのは、もっと少ないということであります。そこを何とか、まずは1,500人をクリアしていきたいという思いで、先ほども説明を申し上げたお得感を前面に出しながら、たくさんの方に走っていただくということと、楽しんで走っていただくと、そういったものに主眼を置いて、まずはしっかりと1,500名は走っていただける体制をとっていきたいというのが大きな狙いでございます。 125: ◯議長(佐藤一仁君) 3番 池原純一君。 126: ◯3番(池原純一君) わかりました。まずはという言葉があるということは、上があるということで理解をしていきたいというふうに思います。ありがとうございます。  それで、もう1つ、先走った言い方をしますが、今、折り返しコースでやっているが、聞いた話によりますと、飯野のほうで狭い道路があって、折り返しのちょうどラッピングするところがあるということで、選手がぶつかる可能性もすごく心配しながら係員は誘導しておるよというふうなことも聞いております。ぜひ今の8号線道路の中で上野のほうで6メートル幅のアンダーができるかと思います。そうすると、アンダーが2つできるということで、折り返しではなくて、周回コースというものは、また5年後だか何年後か知りませんが、要はできることが、する方法があるよということで、そうなると、今の1,500名ではなくて2,500というふうなことも考えられます。ぜひその辺、また酌んでいただいて、これからそのようなことを考えていただきたいなというふうに思っております。これについてはこれで、次のところへ行きたいなというふうに思います。  次ですが、サイクリングコースについてお伺いをいたします。県の事業ではありますが、町にとっては意義ある施設と思い、質問させていただきます。  富山湾サイクリング構想に既設ルートを残しながら、新たに町のほとんどの海岸ぶちの管理用通路をコースに組み入れ整備されることについては、高く評価をするものであります。  大半の方は自転車を乗りこなせます。気ままに一人旅、チームでの行動、ママチャリに始まって、自動自転車、マウンテン、クロスバイクと、車種に多くの選択肢があり、ファッション性にすぐれ、女性にも人気が高い、幅広い年代で愛されるサイクリングスポーツ、今後ますます盛んになる可能性は大であります。年度当初早々には、入善町の園家山から朝日町境川まで、延長20キロメートルと、まとまった海沿いの旧所名跡や観光地を結ぶサイクリングロードとして整うものと思われます。  ただ、手放しに喜ぶ状態ではありません。県としても、国から占用を受け、このようなケース、河川堤防にはよく見られますが、海岸線での事例は少なく、県としても、幅の狭い海岸管理用通路の安全性を高める対策には苦慮していると思っております。町や県内外の不特定多数のサイクリストや車の行き来が今以上に頻繁になるのは当然であります。町として、安全性が高まる対策が講じられるよう、強く県へ働きかけをしていただきたい、その準備はされているのか、お伺いするところであります。  また、町独自でサイクリングロード将来構想として、当然、海岸ルートもありますが、山手ルート、米どころ田園ルートといった計画をあるのであれば町民にお示しをしていただきたいなというふうに思っております。  以上、2点であります。 127: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めますが、残り時間の関係もありますので、的確に簡潔にお願いをいたします。  まずは、安全性の問題について、窪野建設課長。 128: ◯建設課長(窪野 修君) サイクリングコースの海岸沿いルートの安全性とその対策要望についてお答えをいたします。  富山湾岸サイクリングコースにつきましては、現在入善町の区間は主に内陸コースとなっております。サイクリングコースの整備を進めておられる県のほうでは、富山湾が世界で最も美しい湾クラブに加盟をしたところでもあり、できる限り湾岸沿いを通るコースとして整備を進めたいというふうに考えておられます。  また、入善町の海岸線には、園家山キャンプ場ですとか杉沢の沢スギ、じょうべのま遺跡、さらには風力発電施設といった観光スポットがありまして、これらを結ぶことでさらなる魅力向上が図れるということで、海岸沿いの新たなコース整備を進めることとしておるところであります。この新しいコースにつきましては、海岸沿いの副堤背後にあります海岸管理用通路を活用したコースとしておりまして、県が青色のナビゲーターラインなどを設置する予定であります。  整備時期などにつきましては、下新川海岸施設を管理している国と協議が調った後に早々に整備にかかると、そういう予定であるというふうに県から伺っているところであります。  そこで、議員御指摘の安全性についてでございますが、県では安全性、それから利便性を考慮して、必要に応じて防護柵の整備、それから標識の設置などを計画しているということでございます。海岸管理用通路は、実際には一般町民の方も自家用車などで利用しておられまして、サイクリング利用者とのすれ違いというところでは十分注意が必要であるというふうに思われます。こうした注意喚起用の看板なども県では検討しているというふうに伺っておりまして、安全で安心して利用できるサイクリングコースとなるものと思っております。  しかしながら、実際にコース整備が終わりまして、サイクリングコースの利用が始まれば、安全面のほか、いろんな課題が出てくるということも考えられるかと思われます。  町としましては、そうした課題を整理しながら、県との協議、必要に応じて県への要望など働きかけをしてまいりたいと考えております。  以上です。 129: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、続きまして、サイクリングロードの将来構想について、梅澤キラキラ商工観光課長。 130: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 町のサイクリングロードの将来構想についてお答えをいたします。  町内に設定されておりますサイクリングコースは、今ほど出ておりました県が設定をいたしました富山湾岸サイクリングコースと、あと、魚津市、黒部市、入善町及び朝日町の2市2町で構成される一般社団法人富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏協議会、いわゆるにいかわ観光圏において、平成29年度に富山県サイクリング協会監修のもと設定したものがございます。湾岸サイクリングコースは、議員御存じのとおり町の沿岸部を通るコースとなっておりまして、深層水パーク内のにゅうぜん浜マルシェがサイクルカフェ、お立ち寄りどころとして認定をされております。  一方、にいかわ観光圏で設定しているコースは、往路では沿岸部、復路では山手沿いを走り、2市2町をぐるりと周遊するコースとなっておりまして、加えて、各市町の特色を生かした個別ルートなども設定しております。  入善町における個別ルートでは、愛本橋から入善海洋深層水パークまで、黒部川沿いの田園の中を黒部川扇状地の自然勾配を体感しながら下っていくダイナミックなコースとなっております。  さて、議員御質問の将来構想と町民の皆様への計画の周知についてであります。  今まで申し上げましたとおり、町内には既にサイクリングコース、幾つか設定はされておるところです。しかしながら、このサイクリングコースの存在が、町民の皆様に十分に浸透していないというのが課題ではないかと思っております。このため、にいかわ観光圏では、平成30年度に、この周遊サイクリングコースを舞台にサイクリングイベントを初めて開催いたしました。東は新潟県、西は京都府と、幅広く県内外から48人の方が参加をし、町を含めた新川地域を自転車で駆け抜け、楽しんでいただいたところです。  今後も、このイベントの開催など、広域での取り組みを通しましてサイクリングコースの魅力を発信し、広く認知度を高めてまいりたいと考えております。  また、外部発信だけではなくて、手軽な生涯スポーツとして、多くの町民の方に親しんでいただけるサイクリングコースとして位置づけられるよう、にいかわサイクリングマップの活用など、引き続き、町内外への周知に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 131: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問があれば、受けます。  3番 池原純一君。 132: ◯3番(池原純一君) 1点だけお伺いします。  今、入善の漁港のほうからつながっている道路が工事されています。これが完成すれば、入善の漁港から園家山に至るまでの道路が車両通行が可能になるというふうに認識をしております。ということで、結果的にはサイクリング道路としてタッチするものと認識ができます。そうなれば、園家山から東に向かっての、発想は誰しもが一緒だと思うんですが、もう少し安全な道ということで、今ある海岸管理用通路と海岸防災林等の間にある町が所有している用地が多分あるんじゃないかなというふうに思っております。それを使って幅広の複合的な管理用通路として何かできないものか働きかけをしながら、道路をできるには約30年の時間がかかります。瀬戸大橋も100年をかけてやっとあの橋ができました。ということで、長い目でこの道路を完成できるように町も力を注いであげていただきたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。  それでは、次に移ります。  事業量に見合った職員数の確保についてでありますが、平成31年度新規採用者の確保は計画どおりされたのか、あわせて、次年度の採用はいかがお考えかお聞きしたいということと、職員の採用を図りながら、今現在ですが、労働力不足への対応はされているようでありますが、時間外勤務時間が減るどころか増えているような状態であります。  また、一部に組織編成や職員の配置に柔軟な対応が困難となっている感が見受けられます。このままでは町政運営に支障を来すおそれがあり、早々の検証と対策が必要であると思うが、その準備はあるのかお聞きしたいと思います。お願いします。 133: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  職員数の確保について、全般について、笹島町長。 134: ◯町長(笹島春人君) 業務量に見合った職員数の確保についての御質問にお答えをいたします。  まず、平成31年度の新規職員採用者の確保と次年度採用についてであります。  職員数につきましては、条例において職員数の上限を定め、職員が事務事業を効率的あるいは効果的に遂行するために定員管理計画を策定して、職員の適正な確保に努めているところであります。  職員採用に当たりましては、定員管理計画で定める職員数のほか、その年の退職予定者数、その他の状況等を踏まえて募集人員を決定している状況であります。  さて、平成26年度において、第4次入善町定員管理計画を策定し、これに基づいて職員数を管理しているところでありますが、また、この計画策定の前段で実施した行政診断では、議員も御承知のとおり、一般事務職で30人分の労働力不足があると診断されたところであります。それを踏まえて、定員管理計画における30人分の労働力不足への対策といたしましては、まず、職員採用によって10人を増員するということ、次に、事務事業の見直しと外部委託を推進することで10人分を補っていこうということ、そして3つ目には、職員のスキルアップによって10人分を補うという3つの柱を立てて計画的に進めてきたところであります。  さて、議員御質問の平成31年度の新規採用職員については、平成30年度4月時点において定員管理計画に基づく職員数が確保されたことを踏まえ、退職補充を基本に職員を募集したところであります。具体的には、一般事務職については、定年退職予定者2人に対し若干名を募集いたしました。  次に、保育士につきましては、定年退職予定者3人に対し3人程度の募集を行っております。  そして、調理師につきましても、定年退職予定1名に対し若干名として募集をしたところであります。  結果として、一般行政職で4名、保育士として4名、調理師として1名の計9名を内定したところでありますが、その後、一般行政事務1人から辞退の申し出があったことから、今年度4月の採用予定者は、現時点で8名となっております。  翌年度の採用につきましては、例年4月に退職予定や現状の課題なども踏まえて募集人員を定めているところであり、新年度早々に決定をしたいというふうに考えておるところであります。  次に、職員の採用、あるいは時間外勤務、組織編成上の御質問についてお答えをいたします。  まず、近年における職員採用の状況でありますが、まず、さきに御説明を申し上げました現行の第4次入善町職員定員管理計画の初年度であります平成27年度は、前年度末の早期退職もあって増員できなかったことから、平成28年度では一般事務職員の8人と、大幅な増員を図ったところであります。  以降、平成30年度までにおいて、定員管理計画に基づく一般事務職員10人の増員のほか、保育サービスの拡大など、平成27年度の総職員数233人から平成30年度の258人まで、25人増員をさせていただきました。  さて、時間外勤務の状況でありますが、職員採用によって職員の確保に努める一方で、職員の時間外勤務については増加しているような状況にございます。その要因といたしましては、1点目として、職員の勤務時間に応じた申請手続の徹底など、職員の超過勤務の運用における適正化を図ったことによるものであります。  2つ目といたしましては、年度途中の退職者、あるいは体調不良、内定辞退の発生などによって職員数に欠員ができる、そういったことが考えられ、その応急的な措置としては、やむを得ず臨時的任用職員の配置、あるいは事務事業の調整などを図って対応してきたところでありますが、やはり年度途中の正職員の補充というのが困難な状況でありますので、職員の時間外勤務の増加といったものが、こういった要因で発生しておるのではなかろうかというふうに分析をしておるところであります。  町といたしましては、毎週水曜日をノー残業デーとして早い退庁を促しており、職員への仕事に対するめり張りを意識させることや、午後8時以降の退庁をしっかりと記録することで、職員の残業状況を各職場にフィードバックし実態把握を努めるなど、職員の勤務体制の改善に努めているところであります。  今後におきましても、職員の健康状態を把握しながら事務事業の見直しや職員の育成に継続的に取り組み、各課間の応援体制、組織機構の見直しによる体制強化を図ってまいりたいと考えております。  あわせて、平成31年度が最終年度となります第4次入善町職員定員管理計画については、次年度において見直しを検討してまいりたいと考えております。見直しに当たりましては、良質で確実な町民サービスの提供、また、突発的な行政課題などにも的確に対応できるよう、必要な職員数の確保とあわせて、組織機構の再編、事務事業の見直しなどについても検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようにお願いを申し上げて私からの説明にかえさせていただきます。 135: ◯議長(佐藤一仁君) 時間がちょうどでございまして、大変恐縮ですが再質問の時間はございませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に、1番 鍋嶋慎一郎君。  〔1番 鍋嶋慎一郎君 登壇(質問席)〕 136: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 今回も質問の機会をいただき、まことにありがとうございます。  先日、春を思わせる陽気のもと、盛大に入善カキ祭りが開催されました。多くの人がビールを片手に幸せそうにほくほくのカキを頬張っている姿は、見ているだけでおいしさが伝わってきました。  ここ入善町では、カレーまつりやみな穂農協さんのうまいもん勢ぞろい市など、多くの食のイベントがあります。その中の一つに、先月開催された入善ラーメンまつりがあります。ことしは天候に恵まれたこともあり、2日間で過去最多の約4万2,000人の来場者だったと聞きました。  入善町の中心部では、観音祭りや七夕、まつりんぴっくなど、多くの祭り事が開催されますが、あそこまで人が集まったのは初めて見たかと思います。それだけに、人が多過ぎて、どれがどのラーメンを待つ行列かわかりづらいところがあったり、ラーメンを買ったはいいけど、人波をくぐり抜け、食べるところまでたどり着いたころには伸びているといった話を聞くなど、たくさんのお客さんに来てもらえることは非常にうれしいことですが、これからは、そういった人混みに対する対応を考えていくことが必要だと感じました。  そんなラーメンまつりも来年は20回の節目の年であります。ことし以上に来場者が増えることを考え、入善神社あたりまで会場を広げるとか、観音祭りのように商店街の中に店舗を拡大するなど、開催場所の拡大などを視野に検討していくときが来たかと思うところであります。  そういったいろいろなアイデアを出し合い、検討、実行し、そして、また新しい事業に挑戦していくことで中心商店街の活性化にもつながっていくものと期待し質問に入らせていただきますが、きのうの平成最後であります代表質問、一般質問、そして、きょうの一般質問のトリを務めさせていただく私の質問で終了であります。ケーブルテレビをごらんの皆さんや議場の皆さんにおかれましては、いましばらくのおつき合いを願えたらと思います。大トリ、そして、平成最後にふさわしい質問かはいささか不安な点がございますが、大トリにふさわしい質問だったと感じていただけるような当局側の御答弁に御期待いたしまして、通告に従い今回は分割方式にて質問させていただきます。  まず、未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトについてお伺いいたします。  前回の議会でも、入善町の特産品である入善ジャンボ西瓜について、いろいろとお聞きいたしました。やはり、ここ10年で生産者数も栽培面積も約半減しているだけに、早急に手を打っていかなければいけない案件の一つだと強く感じていました。  これまで、入善町ジャンボ西瓜生産組合では、入善ジャンボ西瓜のブランドを保つため、栽培方法や種苗は、組合員以外には出していませんでした。また、組合員になるためには最低100株を栽培しないといけないため、簡単に栽培者になることはできませんでした。  しかし、平成28年に5株チャレンジとして試しに5株栽培してみるなど、入善ジャンボ西瓜新規栽培促進事業が始まりました。この取り組みで、現在5経営体が生産しており、ことし新たに1経営体が生産を始められることとなりました。これまで、栽培者や栽培量が減り続け、生産者不足が心配されていたことを考えると、大きな前進になったと感じていました。
     しかし、その一方で、以前から栽培されていた方々が高齢や後継者がいないなどを理由に入善ジャンボ西瓜の栽培をやめていかれたり、栽培面積をやむなく縮小される現状は変わりません。そのような中、今回新たに、未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトと銘打って事業をしていくことは、まさに、未来へとつながる事業だと思いました。  この事業について、今までとは異なるところなどを踏まえ、内容を教えてください。  また、その中で、新しくNEW農チャレンジという事業が増えています。  近年、入善高校農業科を卒業し入善町で就農する人が何人もいます。農業体験実習や学校の授業を通して農業をしたいという思いから、家の農業を継ぐのはもちろん、非農家の人で町内の法人に就職している人もいます。  5株チャレンジからジャンボ西瓜の生産者になった人がいるように、入善高校農業科でジャンボ西瓜の生産に携わったのをきっかけに、将来ジャンボ西瓜の生産者になりたいという高校生が出てくるかもしれません。  入善高校農業科は、学生が農業についての勉強や研究をしたり、野菜苗や花の販売、または、JAみな穂青壮年部が主催となって行っている農商校福連携事業などの地域活性化へ向けての活動のほかにも、入善町の農業を担っていく後継者を育てる役割も果たしています。  かねてから入善高校の存続に向けてということで幾度か質問させていただいた中で、農業科で特色ある研究をするための支援をしてはどうかとお聞きしていたことが、まずは、このNEW農チャレンジ事業という形で受け入れていただけたものと理解し、大変うれしく思っています。  このNEW農チャレンジ事業についても詳しく教えていただければと思います。 137: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  入善ジャンボ西瓜プロジェクト全般について、小堀がんばる農政課長。 138: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトについての御質問にお答えいたします。  入善ジャンボ西瓜は、言うまでもなく町を代表する特産物でありますが、前回12月議会でもお答えしましたとおり、その作付面積と生産者数は年々減少傾向にあり、昨年は3.8ヘクタールで13戸となっているところであります。  こうした状況の中で町としましてもJAみな穂と共同で平成23年度に入善町特産品栽培新規就農支援事業を、そして、平成28年度には入善ジャンボ西瓜新規栽培促進事業を創設し、新規生産者の掘り起こしを図ってきたところであります。  これらの事業によって、今年度までには5つの経営体が新たに入善ジャンボ西瓜の生産に加わるとともに、新年度からは、さらに1つの経営体が新しく生産を始める予定であり、着実に新規生産者の掘り起こしが図られてきたところであります。  一方、従来から入善ジャンボ西瓜の生産と伝承に努めてこられた方々の中には、高齢化や労働力不足などによって作付面積を縮小、あるいは、生産そのものをやめられる方もおられることから、入善ジャンボ西瓜全体の作付面積や生産者数の減少は歯どめがかかっていないのが実情であります。  このことから、今後は新規生産者の掘り起こしにあわせ、既存生産者の栽培拡大ということも重要な課題だと認識しているところであります。  そこで、新年度からは、未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトとして事業を拡充することといたしております。柱立てとしましては、新規生産者の掘り起こしに関する既存事業に加え、新たに既存生産者の栽培拡大に支援する入善ジャンボ西瓜作付振興事業と入善高校農業科による栽培研究に支援するNEW農チャレンジ事業を創設し、これらを一体的に実施することにより、入善ジャンボ西瓜のさらなる生産振興を図ろうというものであります。そして、町が全国に誇る入善ジャンボ西瓜を確実に未来へと引き継いでまいりたいと考えております。  それでは、新規事業の具体的な内容について御説明申し上げます。  まず、入善ジャンボ西瓜作付振興事業につきましては、既存生産者が作付株数を増加させた場合に、その増加した株数に対し、1株当たり500円を助成するもので、生産面積の拡大振興を目的とするものであります。  次に、NEW農チャレンジ事業につきましては、生産者と入善高校農業科が連携し、労働力の軽減や、より栽培しやすい方法等、入善ジャンボ西瓜の新たな栽培方法などを模索するものであります。  この事業につきましては、前回12月議会で議員からも御提案があったとおり、今後入善ジャンボ西瓜の生産振興を図っていく上で、労働力の軽減や、より栽培しやすい方法等を考えていくことも必要ではないかということで、未来を見据えて実施しようとするものであります。  生産者がふだん感じている改善点や、試験的に実施してみたいことなどをお互いに情報交換しながら、より実のあるものになるように進めていければと考えております。  入善ジャンボ西瓜は、120年以上の歴史を持つ町特有の特産物であり、その知名度からも入善町の顔であります。本町が全国に誇る入善ジャンボ西瓜を確実に未来へと引き継ぎ、さらなる生産振興につなげていくためにも、JAや関係機関とより一層の連携を図り、このプロジェクトをしっかりと実施してまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 139: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  1番 鍋嶋慎一郎君。 140: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) まず、入善ジャンボ西瓜作付振興事業ですか、こちら、既存生産者が作付株数を新たに増加させた場合、1株当たり500円助成するってあるんですけれども、500円ってどれぐらいなのかなというところはあります。労働力で考えると500円では全く足りないのかなとは思うんですけれども、それだったら、増加した分だけではなくて、全株数に対してだとか、収穫したものを販売するときに、キロ当たり10円、20円の、また補助とか支援をして生産者の所得を上げるとかそういったこともまた検討されたらどうかなというのは感じました。  あと、やっぱり労働力が非常に足りないからやめていかれる方、または面積を縮小されるということなので、先ほども話でありました、自家菜園などで精を出される年配の方が多くなっておられるということなので、そういう方なども募ってジャンボ西瓜をつくるのを手伝ってもらえないかとか、何かそういったこともまた提案していくのもいいのかなというふうに感じたところであります。  NEW農チャレンジについてなんですけれども、皆さん御存じのとおり、入善ジャンボ西瓜は、地理的表示保護制度GIに登録されている関係上、栽培方法などの変更は厳しいのですけれども、生産者または生産組合が感じている改善点、そして試験的に挑戦してみたいけれどもリスクまたは労力が伴うということを、やはり生産者側、あと、高校側とお互い話し合って、そして進めていってもらえたらというふうに感じます。  生産体制を研究していく上で、生徒なり高校側が非常に楽しいこと、そして大変なことというのが多く見えてくるかと思いますけど、この事業をきっかけに入善高校さんも生産者の一つとなって100株なり200株なり生産してもらっていくとか、そういった考えもいいのかなというふうに感じました。複数の生徒さんにジャンボ西瓜の生産に触れていってもらうことで将来の生産者になる可能性も増えるし、生産数も増え一石二鳥といいますか、三鳥というか、願ったりかなったりだと思うんですけれどもいかがでしょうか。 141: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、入善高校もスイカ組合。  小堀がんばる農政課長でよろしいですか。 142: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 御提案の本格栽培となれば、大変ありがたいことであります。将来的にも、そのようになればなというふうに思っております。  ですが、本格的に栽培するとなりますと、品質や作付株数の問題も出てまいります。そういった意味で今回NEW農チャレンジ事業では、まず、試験、研究ということでありますので、そこから始めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 143: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 144: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 入善高校が生産組合の経営体の1団体となれば、入善ジャンボ西瓜の存続にはもちろん欠かせない存在となると思いますし、また地域とのつながり、そして特色ある高校として認識されることで、やはり入善高校の存続にもつながっていくのかなと非常に期待するところであります。  次にですけれどもNEW農チャレンジ事業で、この先、また、ジャンボ西瓜だけではなくて、いろいろな研究など、これからもまたやっていってもらいたいわけですけれども、そういったジャンボ西瓜だけではない違う研究に対してもこれからまた支援していってもらえるということを、引き続きですけれども期待しても、これはよろしいものなんでしょうか。 145: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁は。  小堀がんばる農政課長。 146: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 御提案のとおりNEW農チャレンジ事業につきましては、この事業名につけましたように新しい農業にチャレンジしていこうと、こういう意味も込めております。そのように期待もしているところであります。  ですが、まずは、喫緊の課題であります入善ジャンボ西瓜について栽培研究等を行ってもらいたいとまず考えておりますので、よろしくお願いいたします。 147: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 148: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 私も非常に期待するところであります。  でも、もちろん研究ですので1年や2年で成果が見えるものも、そういうことはなかなかまれかもしれませんけれども、そういった研究を通して生徒が少しでも農業に興味を持ってもらうということで、いずれその結果につながり、そして入善高校の存在につながっていくものと信じています。これからもまた、よろしくお願いします。  次の質問に移りたいと思います。  町の最重要課題でありますストップ人口減少を実現するために、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増加は必要不可欠であることから、その入り口である結婚を促すために積極的に展開しております「それ行け!結婚プロジェクト」についてお伺いいたします。  3月17日にミニ会席で婚活パーティーの開催が控えておりますけれども、これまでも数多くの婚活パーティーやサークルなどを行ってきたことと思います。  そこで、これまで行ってきた事業の結果と総括、また、これまでを振り返り、新年度に向けて新たな取り組みなどありましたら教えてください。  また、来年度新たに行われる事業に集団お見合い会と、非常に興味深い企画がありましたがどのような会なのか内容など教えてください。 149: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  清田結婚・子育て応援課長。 150: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 「それ行け!結婚プロジェクト」に関する御質問にお答えします。  町では最重要課題でありますストップ人口減少の実現を目指し、出生数増加の入り口となる結婚を促すため、平成27年度から、「それ行け!結婚プロジェクト」に積極的に取り組んでまいりました。  これまでの4年間に婚活パーティーや婚活サークルといった婚活イベントを24回開催し、町内外から延べ人数で男性448名、女性464名、計912名もの独身男女の参加をいただき、延べ134組のカップルが成立したところであります。  このうち、今年度は婚活パーティーを4回、婚活サークルを1回開催したところでありますが、3日後の3月17日には5回目の婚活パーティーを開催する予定であります。  また、お見合いサポート事業につきましては、これまでに約70名の方に会員登録をしていただき、19組のお見合いを実施してきたところであります。このうち、今年度お見合いは7組実施しましたが、この後、3月中に、あと2組程度実施する予定としております。  「それ行け!結婚プロジェクト」の成果としましては、御案内のとおり、これまでの婚活イベントで成立したカップルの中から、ことしの2月に6組目の御結婚が成立したところであります。また、その6組の中で2組の御夫婦にめでたく赤ちゃんが誕生するなど、少しずつではありますが着実に成果があらわれてきたものと感じております。  今後も、引き続きできるだけ多くの方に参加してもらえる婚活イベントを開催し、1組でも多くのカップルを成立させ、さらなる成果として、7組目、10組目の御成婚を目指してまいりたいと考えております。  残念ながらお見合いサポート事業では、女性の会員登録数が少ないためなかなか思うようにはお見合いが組めないということもあって、今のところ御成婚までの成果はまだ出ておりません。  また、今年度は、新たな取り組みとして入善世話やき隊による定期的な結婚相談を開催してまいりました。これまでに独身男性が3名、独身者の親御さんが2名、相談に来られたところであります。  結婚を心配して相談されたい方はまだまだたくさんおられると思いますので、結婚相談やセミナーなどを引き続き開催してまいりたいと考えております。  さて、町では、これまで、「それ行け!結婚プロジェクト」を盛り上げるために、アニメ調の大胆なイメージポスターを作成したりテレビCMを放送するなど、これまで行政があまりしなかったような斬新な方法で積極的なPRに取り組んでまいりました。最近では、アニメ調のポケットティッシュを作成し、入善ラーメンまつりや町内企業でお昼休みに配布するなど、新たなPRにも取り組んでおります。  その結果、今では、婚活の町、入善というイメージが町内はもちろん県内にも浸透してきており、これまでの婚活事業における成果や結婚機運の醸成だけではなく、町のイメージアップの面でも大きな効果があったものと捉えております。  何といっても人を集めるにはPRが一番でありますので、新年度では、もっと多くの方に婚活事業に参加してもらえるよう、若者に浸透しておりますインスタグラムなどのSNSを活用した婚活事業のPRにも新たに取り組んでまいります。  また、入善世話やき隊の皆さんにも今まで以上に御協力をお願いして、もっと御活躍いただけるような新たな事業なども展開してまいりたいと考えております。  その一つとして、新年度では、これまでにない新たな出会いの場として、集団お見合い会の開催を計画しております。集団お見合い会では、例えば、まず、参加された男性には年齢や職業、趣味などをプロフィールカードに記入していただいた後、個別のお見合いブースで待機していただきます。その間、女性には男性のプロフィールカードの一覧を見て、会ってみたいと思う男性のブースに入善世話やき隊の隊員と一緒に赴きお見合いをしていただくことになります。従来のお見合いでは1日に1人であったところが、この方式によって1日に何人とでも順次お見合いをすることが可能になります。  なお、お見合いは、世話やき隊員が一緒なので会話などのサポートもしてもらえることから、異性の前では緊張して思うように自己アピールができない方でも安心して参加いただけるものと思っております。  お見合いのマッチング結果は、1組のお見合いが終わるごとに世話やき隊の隊員が男女それぞれの気持ちを確認し、カップルが成立すればお二人の時間を設けることも考えております。  また、今のところ、集団お見合い会には、既に登録済みのお見合い会員に加えて、新たな参加者を公募する予定であります。  なお、事業の詳細につきましては、今後世話やき隊の皆さんと相談をした上で、十分に検討しながら内容を詰めてまいりたいと考えておりますので、多少の変更などは御理解を賜りたいと思います。  町では、これからも新たな取り組みに積極的に挑戦しながら、「それ行け!結婚プロジェクト」を盛り上げてまいりたいと考えておりますので、引き続き力強い御支援を賜りますようお願いいたします。  以上です。 151: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  1番 鍋嶋慎一郎君。 152: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) ありがとうございました。  集団お見合い会なんですけれども、今までのお見合いサポート事業というのは、そのまま継続でよろしいんでしょうか。 153: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 154: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) この集団お見合い会は、これまでのお見合いサポート事業とは全く別のもので、新年度の新たな試みとして企画したものであります。  町としましては、これまで実施してまいりましたお見合いサポート事業は、「それ行け!結婚プロジェクト」の重要な事業の一つだと考えておりますので、引き続きお見合いサポート事業は継続してまいります。 155: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 156: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) よかったです。お見合いサポート事業は、確かに結果こそは出ていないかもしれないですけど、いい事業だなというふうに感じておりますので、引き続き頑張ってもらいたいと思うところであります。  集団お見合い会のほう、内容よくわかったんですけれども、確かに、男性側とすれば、待っているほうは非常にわくわくどきどきで、ちょっとやってみたいなって自分でも思うところでありますけれども、世話やき隊が随行していったり、役場の職員の方が随行するのか、誰かがついていければ2人でもやはりしゃべりやすいと思いますので、ぜひいい成果が出ることを期待しております。  今ほども話がありましたけれども、新聞でも入善でお見合いというアニメチックなポスターも大きく取り上げられるほど、やはり、入善の「それいけ!結婚プロジェクト」は、県下でも有名になってきていると思っております。そういうこともあってか、やっぱりパーティーでは多くのカップルができ、成婚者も着実に増えてきているのは、非常にすばらしいことだと思います。  ただ、今ほども言いましたけれども、どうしてもお見合いサポートのほうでは、いい成果が見えてきていないのが事実であります。  先日、私も世話やき隊の一人としてお見合いの立ち会いをさせていただきました。緊張した中にも、ほのぼのとした雰囲気で、楽しそうにお互い話をされているのを見ていて、今決まっているのは、いろいろ条件をお互い出した中で、その条件が合った人同士お見合いをしている状況だと思うんですけれども、やはり、立ち会いさせてもらって2人が話をしているのを見ていますと、条件が2つ3つ合っていなくても、話をしていく中でその条件はクリアされていくのかなという思いをしながら見させていただきました。これからは、ちょっとぐらい条件が合っていなくても、お見合いをどんどん促していってはどうかなというふうに感じます。そして、今よりもっとお見合いの回数自体をどんどん増やすことで、やはりおつき合いされる方、そして、成婚につながっていく方も多くなるのかなと思いますけれども、そのようにしてみてはいかがなものでしょうか。 157: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 158: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 鍋嶋議員には、入善世話やき隊の副隊長として、いつもお見合いの立ち会いなどに御協力いただきまして、まことにありがとうございます。  まず、お見合いサポート事業の成果が見えてきていないということでありますが、その最も大きな原因は、先ほどの答弁のとおりでありまして、男性会員に比べて女性会員が大幅に少ないために、なかなか思うようにお見合いが組めないといったことにあります。  新年度では若い女性にも浸透しておりますSNSなどを使ったPR広告に取り組むなど新たな挑戦などもしながら女性会員を増やすことに力を注いでまいりたいと考えております。  また、議員御指摘のとおりで、まずは会ってみるといったことも大切でありますので、実際に会わなければ可能性はゼロのままだということになりますので、今後は希望する条件が完全に一致していなくても、2つ3つずれていても、例えば趣味が一致しているから会ってみてはどうですかといったぐあいに、一致している条件を提示しながらお見合いを促していくことも検討して、お見合いの回数を増やしていけるように努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 159: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 160: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 確かにその数を増やすことが大切かなと思うんですけれども、やはり女性会員が少ないというのがやっぱりネックになっているところもあると思います。SNSを使ったPRだとか、また、私たち、それこそ世話やき隊でも、やっぱりいろいろと無理を言ってというか、結構遠慮される方が多いのも、また、それこそ無理を言って、また、入るように促していきたいと思います。  前回の婚活パーティーの際より、1週間前の事前セミナーというのを行っています。私もそれも参加させていただいたんですけれども、やはり婚活パーティーの当日もレクチャーしているんですけれども、そこではやっぱりどうしようもできない服装とか、服装の注意点、やっぱり、それこそしっかりした場なのに穴のあいたジーパンで来るだとか、やはりそういったことだとか、あと、自己紹介の中身、興味を持ってもらうにはどういったことを考えてしゃべればいいかとか、そういったことというのは事前ではないとできないと思います。  やはり、今回の事前セミナーも受けてみて当日に備えていくことは非常に大切なことだと思いましたけれども、これの反響や、また、レクチャーを受けたことによる受けた人の成果とかは、どういったものでしょうか。 161: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 162: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 1月に開催しました高級カキで婚活パーティーの際に、実験的な取り組みとして、初めてパーティーに参加予定の男性を対象に事前セミナーを開催したところ7名の方が参加されました。  また、3月17月開催予定のミニ会席で婚活パーティーに参加予定の男性を対象に実施しました事前セミナーにも8名の方が受講されました。  受講者アンケートでは、事前に対策ができるようになったと思う、あるいは、当日のセミナーだと緊張で内容が頭に入らなかったが、きょうは入ってきたと、おおむね好評をいただいております。  しかしながら、1月の婚活パーティーでは事前セミナー受講者7名のうちカップルになったのは2名と、あまり効果が見られませんでした。  3日後に開催するミニ会席で婚活パーティーの結果も参考にしたいとは思いますが、今後の事前セミナーの開催につきましては、毎回パーティーの直前に男女別々に開催している直前セミナーとの整合性や投資効果なども含めた検討も必要ではないかと考えておりますので、今後の課題としてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
    163: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 164: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 7人のうち2名がカップルになったというのは非常によかったと思います。これからも、あのセミナーは本当に事前に受ける価値はあるなというふうに感じました。  ただ、そういったセミナー、事前のセミナーなんですけれども、やはり、毎回コンサルの方、非常に話がわかりやすくて楽しく進めていただいているのはすごくいいんですけれども、毎回何万円だか、もちろんかかっていると思います。非常にわかりやすいだけに、やっぱり中身をまねできるかなというのは非常に感じました。  やはり、そういった、まねをしていいのかどうかはわからないですけど、説明をまねて、例えば清田課長が講師となって皆さんにレクチャーするだとか、やはりそうしていくことで、先ほど話も出たような斬新な入善のオリジナリティーが出て楽しいセミナーになるんじゃないかなと思いますけど、やっぱり、そういう方に、職員の方でもいいですし世話やき隊の方でもいいかと思いますけど、やはり、そういう方がこれから講師になっていくと考えても、また楽しいかなと思うんですけどいかがでしょうか。 165: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 166: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 「それ行け!結婚プロジェクト」自身が、もう大分軌道に乗ってきたというふうに思っています。皆さん、大分なれてきましたので、業者に頼らなくても自分たちでやっていける部分はたくさんあると思いますので、職員ももちろん頑張りますが、ぜひ世話やき隊の皆さんにも大いに協力していただきまして、副隊長先頭になって御協力をいただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 167: ◯議長(佐藤一仁君) よろしいですか。  1番 鍋嶋慎一郎君。 168: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 本当、また新たに、もう大分なれてきているというのもいいことかもしれないですけど、やはり新たな気持ちで緊張しながら取り組んでいけば、また新しい光も見えるのかなというふうに思います。  私、副隊長ですけれども、やっぱり、町長、隊長なので、それに従って一生懸命やっていきたいと思います。  いずにしましても、楽しいところには人は集まります。さらに楽しい事前セミナー、そして婚活パーティーになるよう、これからもアイデアを出してすばらしいプロジェクトになるようにまたしていくことで成婚者が増えていくのかなと思います。  では、次の質問に移らせていただきます。  消防団活動についてお伺いいたします。  まずは、現在、火災等の緊急時に新川地域消防本部からと入善消防署から入る消防団用のメールシステムについて質問いたします。  キャリアの違いなのか設定の仕方なのかはわかりませんが、まだまだメールが入ってこない人や新川地域消防本部、または、入善消防署のどちらかしか入ってこないなどと多く聞かれます。調査し原因究明を急ぐとともに、必要であれば署員による設定などの指導もされてはどうかと思います。緊急時の連絡手段の一つなだけに、一日も早い改善が必要だと思われます。  続いて、その緊急時のメールによる消防団の出動基準をしっかりと徹底してもらいたく感じます。  現在、火災が発生した際には、その時その時で多少形態は異なるかもしれませんが、まず、新川地域消防本部からのメールにて、火災発生、何々地区にて建物火災が発生しました、出動目標は何々と入ってきます。その後、三、四分してから、出動が必要な場合は入善消防署より消防団は出動せよとメールが入り、各地区に設置してあるサイレンが鳴って火災を知らせています。  消防団は出動せよや各地区のサイレンが鳴って確実な火災だと判断できれば早急に出動はできるんですが、新川地域消防からのメールで目標まで出て、屯所で消防車に乗って待っているのに入善消防署からの出動命令がないので出ていけない、どうしていいかわからないと幾つかの分団から聞いています。  大きな火災になり人命が奪われたり延焼のおそれを考えると、一刻も早い出動が望まれます。たとえぼやで消防団の出動までは必要のない結果だったとしても、サイレンを鳴らし消防車が走ってくることで、道中の住宅や現場付近の住宅などに対して啓蒙活動にもつながるかと思います。そう考えると、新川地域消防からのメールで火災発生、出動目標はどこどこと入れば、消防団は出動するように徹底されてはいかがでしょうか。  また、最近行方不明者の捜索というのが多くなってきたように感じます。これから、田んぼの忙しい時期になりますと、川水も増えてくる中、県内のニュースでも用水に人が浮かんでいるのを散歩している人が発見したなどと耳にするなど、川に誤って転落する人が増えてきます。もちろん、無事に発見されることが最優先だとは思いますが、なかなか無事にとは行かないのが現状だと思います。  捜索する際、消防署員や警察署員、地元住民の方や消防団など多くの方々や、空からは防災ヘリ、海上では船を使うなど、大変な労力と時間がかかります。  先日、無人ヘリにて農薬散布をしている消防団数名で県の消防学校へ行き、ドローンを使用しての捜索の講習会に行ってきました。遠く離れた建物の周りを飛び回り、人がいないか探したり、45メートルの高さのある訓練用の建物の最上部まで飛んでいき屋上がどのようになっているか確認するなどといった捜索を目的とした講習をみっちりと受けてきました。30メートルほどの高さからでも人の顔まではっきりわかる鮮明さに加え、停止していてもスピードを出して移動していても画像がぶれない正確さは驚きました。実践さながらに練習してみて、風が吹いていても安定していますし、危なく感じれば手を離せばそこで停止するなど、ドローン自体のすばらしさも改めて実感しました。  また、4Kという高画質な映像を見ながら操作しているわけですが、その高画質かつ鮮明な映像を大きなモニターにつなげることで数名での捜索活動も可能になるということもあり、こういったものをなぜもっと早く捜索に使わないのか不思議に思うくらいでした。  講習会に行った際に県には何機かあると聞いておりますが、何かあった際にこちらに借りに来て使用したり、または、新川地域消防や町単位で用意はしないのでしょうか。よろしくお願いします。 169: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  小路消防署長。 170: ◯消防署長(小路毅明君) まず、消防団活動についてお答えいたします。  まず、消防団緊急メール未受信の早期解決ということに関する御質問にお答えします。  現在、入善町消防団員のうち、メール受信を希望された団員へ、緊急連絡の手段としては、まず、入善町内で建物火災が発生した情報については、新川地域消防本部の高機能消防指令システムの順次指令装置を使用しメールを発信しております。  また、入善町管内で発生した災害情報あるいは行方不明者の捜索に関する情報や業務連絡については、ライフメールにかわり平成30年9月1日から運用を開始しました入善町緊急情報メールを活用し、消防団員に情報を提供しております。  しかしながら、携帯電話の普及とともに携帯各社の機器や通信システムの相違、セキュリティーの高度化、複雑化が進んでいるのが現状であります。  このような環境の中、議員御指摘のとおり、新川地域消防本部からのメールが今まで届いていたのに届かなくなったなど、入善町緊急情報メールについても同様の問題が起きております。  この問題につきましては、これまで入善町消防団の訓練にあわせまして年1回のメール配信テストを実施し、入善町緊急情報メールとあわせて、新川地域消防本部と並行して受信状況を確認しており、受信率の向上を目指し随時対応しているところであります。  また、通信会社に問い合わせている段階ではありますけれども、先ほど申し上げましたとおり、携帯電話のシステムのバージョンが上がるにつれ、セキュリティーについても強化されたことによるふぐあいではないかとの回答を得ておりますが、依然、明確な回答がないのが現状でございます。  入善町緊急情報メールの運用を前に、あらかじめ消防団分団長会議において、分団員への受信設定をお願いしているところでありますが、設定手順がメーカーによってさまざまでありまして困惑されている方もおられるので、販売店などで設定をお願いする場合もございます。  消防署で対応できる機種については即時対応が可能でありまして、直ちにテストメールを送信するなど早期に改善できますので、消防団員の皆様に再度この点を周知していきたいと思っております。  また、いまだ設定方法がわからないということがありましたら、分団で集まる機会がありましたら、消防の職員を派遣しまして、職員のわかる範囲で対応していきたいと考えております。  次に、火災など緊急時の出動基準の周知徹底についてであります。  まず、新川地域の消防本部が1つとなったところでありますが、入善町、黒部市、朝日町、それぞれの消防団の出動基準は、今のところ現在統一されておりません。  黒部市においては、入善町で実施しているサイレン吹鳴は、広域合併になる以前から鳴らしておらず、メール配信のみで火災出動を段階的に消防団に知らせている現状であります。  現在、入善町で吹鳴しているサイレンについては、電波法により町民に災害を知らせるための吹鳴としており、防災行政無線と並行して、町民への災害が発生したことを周知しております。  町内での火災発生時には、入善消防署からの消防ポンプ自動車がサイレンを鳴らして現場に急行するわけですが、広域消防となってからは黒部消防署、朝日消防署、宇奈月消防署から、それぞれ消防車や救急車が現場に急行してくる中、そのサイレンの音によって分団員の皆さんが動くことが多いと聞いております。  このサイレンについては、火災出動であるか、あるいはそのほかの緊急出動であるかを区別できるように、サイレンの音色で区分しており、平成28年6月に分団長会議で周知させていただいたところであります。  具体的には、火災の場合は、ウー、カンカンとサイレンと警鐘音の音で、そのほかの場合には、ウー、ウーのみであることとしておりますので、改めて消防団員の皆様に周知していきたいと考えております。  出動基準としましては、町内での火災発生時には、119番通報の時点で炎上火災が判明すれば、消防本部通信指令課より、全消防署への出動指令とともに、入善町消防団員へのメールでの情報配信がなされ、直ちに入善消防署でサイレンを吹鳴し、その後、消防署からの緊急情報メールで出動のメールを送信しているのが現状であります。  一方、通報内容によっては、火災であるか、ぼやなのか判断できない場合があることから、消防署から出動した消防隊により出場途上で炎上火災であるかどうかを見極め、サイレン吹鳴の指示をすることがあることも御理解をいただきたいと思っております。  入善消防署と入善町消防団では、これまでの協議の結果、基本として、まず最初に、火災発生の119番通報があった地区のサイレンを吹鳴し、その地区に災害が発生したことを知らせる。  同時に、地区消防団員が消防本部からのメール配信で活動を開始する。  119番通報の第2報、第3報が入った時点、あるいは、消防署出動隊が出場途上で煙または炎を確認した時点で一斉にサイレンを吹鳴し、緊急情報メールで消防団員への出動メールを配信するということとしております。  また、この際には、入善町緊急情報メールを活用し、屋外放送とともに住民への情報提供を行っているところであります。  議員御提案のようにメール確認、イコール出動といった体制については、今後は、さらに分団長会議等の中で協議しまして、一定の基準を定め、分団長を通して、団員の皆さんに周知徹底していきたいと考えております。  次に、ドローンを活用した捜索等は考えているかとの質問にお答えします。  現在、全国的にもドローンは、災害などの活動に関する情報収集アイテムとして活用されてきております。  平成27年9月定例会においても、入善町での整備について中瀬淳哉議員からの御質問に、その有用性は十分に認識していながらも、機器の運用面などクリアすべき点が多いと答弁しております。  また、新川地域消防組合の平成29年8月定例会の一般質問の中では、先進地消防本部の活用実態を調査研究していくとの認識が示されております。  このような動きの中で、昨年12月11日に富山県消防学校で開催されました消防団員ドローン研修に、入善町消防団から4名の団員に参加していただきました。鍋嶋議員も同行され、その有用性について体験されておられます。  新川地域消防組合でも、ドローン活用に向け、平成28年に県消防学校で開催された同様の研修を受け、使用が必要な場合に消防学校が所有するドローンを借用し、利用できるものとされておりました。  しかしながら、富山県にも確認しておりますが、現在その使用に制限がかかり貸し出しできない状況であるのが現状であります。  県内の導入状況を確認したところ、砺波地域消防本部、氷見市消防本部、高岡市消防本部で導入運用しておりまして、また、朝日町では災害応援協定として個人との協定を結び、災害時において現場での情報収集などで利用することとしているとのことであります。  入善町消防団の皆様には、火災はもちろんのこと、議員御指摘のように行方不明者の捜索活動に多大な御協力をいただいております。心から感謝を申し上げる次第であります。捜索活動にあっては、その性質上、人海戦術をとるのが基本でありますが、上空からの検索については、今のところ、富山県消防防災ヘリに捜索を依頼しておりまして、天候などに左右される特性上、捜索手段が限定されることがあります。  このように県消防防災ヘリが飛べないときには、消防団員を危険な場所に近づけることなく検索が可能というところが、ドローンを大きく評価するところであります。  しかしながら、ドローンも同様に天候に左右されることがあり、降雨時、低温時においては、さらに制限されることとなることから、実際に運用を想定した場合に万能ではないということも認識しなければならないと考えております。  入善町といたしましても、導入あるいは災害応援協定といった体制づくりを研究しながら、災害時においてしっかりとした運用ができるものを目標として検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、答弁とさせていただきます。 171: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  1番 鍋嶋慎一郎君。 172: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) まず、メールについてですけれども、確かに、どんどん携帯等、新しくなっていく上で、セキュリティー関係が厳しくなっているのは自分でも感じているところであります。  ただ、入善町の気象情報、また、不審者情報など入ってくる入善町緊急情報メール、これはもう、入り過ぎるぐらい入ってくるぐらいなので、やはり、何か設定することで、解決するかと思います。いくらセキュリティーが厳しくても、持っておらなきゃいけない情報というのはもちろん入ってくるようになっていると思うので、署員の方が指導しに来てくれるのもいいんですけれども、必要とあれば、メーカーの人とかにも頼んでやってもらう、何かしら設定、または何か解除するなりしてもらう、こういうことも必要なのかなと思います。やはり、これ、緊急事態には必要なので、また引き続き一日も早い解決を望みます。  消防団の出動についてなんですけれども、サイレンで、今までみたいなサイレンの間々に、カンカンと警鐘というか、それが入るということでしたけれども、今まで、そういうサイレン、そんな聞いたことなかったのでちょっとわからないんですけれども、これからは、それによって判断もできるのかなと思います。  ただ、それが聞こえたからといってすぐに消防団が出動できるわけでもないとは思うんですけれども、私、よく利用しているのは、夜中とかでも、よく消防車らしきサイレンが聞こえてくると、災害情報専用ダイヤルというのに電話をかけています。そちらへ電話すると、黒部とかもそうなんですけど、どこどこで火災で、今、消防車が出動していますとかそういう情報が携帯から聞こえてくるんですけれども、これ、いろんな人に聞いてでも、案外誰も知らない情報ダイヤルというか電話番号になっています。これというのは、周知させたらだめなものなんですかね。 173: ◯議長(佐藤一仁君) 小路消防署長。 174: ◯消防署長(小路毅明君) 鍋嶋議員からの御質問ですけれども、災害情報専用ダイヤルということでありますけれども、先ほどの答弁の中でも申しました新川地域消防本部の高機能指令システムで119番通報を受けた段階で、通報を受けた職員がコンピューターを操作することによりまして、災害の種別や災害発生場所が自動的に組み込まれまして音声ガイダンスで流れるようになっているものでございます。サイレン音を聞いて、どこでどんな災害が発生しているのかという情報が欲しい方は、54局の1999へ電話していただきますと自動的に音声案内が流れることになっております。  この災害情報専用ダイヤルにつきましては、新川地域消防組合で毎年4月と10月に広報誌を発行しております。その中で、消防行政の紹介とあわせまして、この災害情報専用ダイヤルということで案内はさせていただいておるところであります。それをまた御確認いただければと思います。  決してこの119番にダイヤルをして今のサイレンはどこかというような問い合わせはなさらないようにということで、この場をおかりしまして発言させていただきますので、よろしくお願いいたします。 175: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 176: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) そうですね、それをもっと消防団にも知らせていただければいいかと思います。消防団、間違っても、119番にかけて聞くことはないと思います。  あと、もっと言えば、その電話、聞いた際に、これは入善のどこかで火事だなと思えば、メールが入らなくても、本部からのメールは入るかもしれないですけど、入善消防からメールが入らなくても、屯所に2人以上、ポンプ車を運転する人と助手になる人が来た際にはもうすぐ出動できるような、本部からの消防団は出動せよという命令がなくてでももう現場に急行できるような体制をまたとっていただければ、さらに生命、財産をしっかり守れる入善町消防団に成長していくのかなと思うところであります。  最後に、そのドローンに関してなんですけれども、富山の消防学校で、消防署員なり消防団員20名ほどで座学や飛行訓練やってきました。  せっかく、こういう訓練したのに貸し出しができない、やはり宙に浮いているものなので確かに万能ではないかもしれないですけど、消防ヘリの高さから見るよりも、よっぽどドローンの高さからきれいな鮮明な画像で見るほうが発見をしやすいかと思います。そういったものも、もうちょっと県のほうなどに問い合わせたり、また、町のほうで用意してもらうのももちろん必要かと思いますけれども、あれは本当に使えるものだと思いますので、これからの季節もそうですけど、いつ何どき行方不明者が発生するかわからないだけに、一刻も早い実用化、その実現を期待いたしまして私の質問を終わらせていただきます。 177: ◯議長(佐藤一仁君) 町で用意できるか、答弁は要りませんか。 178: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 大丈夫です。 179: ◯議長(佐藤一仁君) よろしいですか。 180: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) はい。 181: ◯議長(佐藤一仁君) 以上をもちまして町政一般に対する質問は、全て終了いたしました。        ─────────────────────────             議案第1号ないし議案第17号 182: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、日程第2 議案第1号ないし議案第17号 平成31年度入善町一般会計予算ほか16件の議案17件について総括質疑を行います。  なお、これらの議案につきましては、各所管の常任委員会へ審査付託の予定であります。議員各位には、できるだけ所属委員会以外の分野について簡潔に質疑されるようにお願いをいたします。  (総括質疑) 183: ◯議長(佐藤一仁君) まず、議案第1号 平成31年度入善町一般会計予算のうち歳入全般について質疑を受けます。  予算書の19ページから58ページであります。  質疑はございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 184: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  次に、これは歳出全般についてであります。  予算書59ページから200ページまでであります。  質疑はございますか。質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 185: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。
     次に、議案第2号 平成31年度入善町国民健康保険特別会計予算ないし議案第6号 平成31年度入善町後期高齢者医療特別会計予算の特別会計予算5件について一括して質疑を受けます。  予算書の211ページから267ページであります。  質疑はございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 186: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  それでは、次に、議案第7号 平成30年度入善町一般会計補正予算(第5号)ないし議案第11号 平成30年度入善町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の補正予算5件について一括して質疑を受けます。  補正予算書の1ページから43ページまでであります。  質疑はございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 187: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第12号 入善町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、ないし議案第17号 町道路線の認定及び変更についての議案6件について一括して質疑を受けます。  議案書の3ページから8ページであります。  質疑はございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 188: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  以上で上程案件に対する質疑は終結をいたしました。  (議案等の常任委員会付託) 189: ◯議長(佐藤一仁君) お諮りいたします。ただいま上程中の案件につきましては、お手元に配付の委員会付託表案のとおり、所管の常任委員会へ付託し、慎重に審査することにいたしたいが、これに御意義ございますか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 190: ◯議長(佐藤一仁君) 御異議なしと認めます。よって、付託表案のとおり常任委員会へ付託し、審査することに決定いたしました。        ───────────────────────── 191: ◯議長(佐藤一仁君) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  本日はこれにて閉議いたします。  なお、さきに配付してあります議会日程のとおり、各常任委員会を開催され、委員長は審査の結果を22日午前中まで事務局へ提出をお願いいたします。  また、次の本会議は、3月22日金曜日、午後1時30分から再開し、委員会審査報告、討論、採決及び予定されている残りの案件につきまして審議をいたします。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  議員並びに当局には大変お疲れさまでございました。  傍聴席の皆さんも大変ありがとうございました。  午後 3時05分 散会 発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...