• "介護保険事業特別会計予算"(/)
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  1. 江戸川区議会 2021-02-17
    令和3年 第1回 定例会-02月17日-01号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和3年 第1回 定例会-02月17日-01号令和3年 第1回 定例会 令和三年 第一回定例会 江戸川区議会会議録 第二号 第一回定例会 第一日 一 開会日時 令和三年二月十七日(水曜日)午後一時 二 出席議員(四十三人)   一番   田島寛之 君   二番   小林あすか君   三番   よ  ぎ 君   四番   本西光枝 君   五番   伊藤ひとみ君   六番   齊藤 翼 君   七番   鹿倉 勇 君   八番   白井正三郎君   九番   牧野けんじ君   十番   神尾昭央 君   十一番  滝沢泰子 君
      十二番  岩田将和 君   十三番  間宮由美 君   十四番  佐々木勇一君   十五番  竹平智春 君   十六番  所 隆宏 君   十七番  太田公弘 君   十八番  栗原佑卓 君   十九番  野﨑 信 君   二十番  中山隆仁 君   二十一番 大橋美枝子君   二十二番 金井しげる君   二十三番  欠 員 君   二十四番 桝 秀行 君   二十五番 笹本ひさし君   二十六番 窪田龍一 君   二十七番 堀江創一 君   二十八番 関根麻美子君   二十九番 大西洋平 君   三十番  田中寿一 君   三十一番 福本光浩 君   三十二番 高木秀隆 君   三十三番 小俣則子 君   三十四番 瀨端 勇 君   三十五番 伊藤照子 君   三十六番 中道 貴 君   三十七番 竹内 進 君   三十八番 田中淳子 君   三十九番 川瀬泰徳 君   四十番  藤澤進一 君   四十一番 早川和江 君   四十二番 川口俊夫 君   四十三番 須賀精二 君   四十四番 島村和成 君 三 出席説明員   区長   斉藤 猛 君   副区長  山本敏彦 君   副区長  新村義彦 君   教育長  千葉 孝 君 四 出席区議会事務局職員   事務局長 岡村昭雄 君   事務局次長        田島弘明 君   議事係長 三上欽司 君   主査   野村一貴 君   書記   山沢克章 君   同    近藤知博 君   書記   佐々木康祐君   同    西別府洋太君 五 議事日程  日程第一  会議録署名議員の指名  日程第二  会期の決定  日程第三  議  案     第二号議案  令和三年度江戸川区一般会計予算     第三号議案  令和三年度江戸川区国民健康保険事業特別会計予算     第四号議案  令和三年度江戸川区介護保険事業特別会計予算     第五号議案  令和三年度江戸川区後期高齢者医療特別会計予算     第六号議案  令和二年度江戸川区一般会計補正予算(第十号)     第七号議案  令和二年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第五号)     第八号議案  令和二年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第五号)     第九号議案  令和二年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第四号)     第十号議案  江戸川区役所の位置を定める条例     第十一号議案  江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例     第十二号議案  江戸川区組織条例の一部を改正する条例     第十三号議案  江戸川区監査委員条例の一部を改正する条例     第十四号議案  江戸川区建築審査会条例の一部を改正する条例     第十五号議案  職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例     第十六号議案  公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例     第十七号議案  福祉向上基金条例     第十八号議案  子ども応援・はあと基金条例     第十九号議案  江戸川区事務手数料条例の一部を改正する条例     第二十号議案  江戸川区総合区民ホール条例の一部を改正する条例     第二十一号議案  江戸川区介護保険条例の一部を改正する条例     第二十二号議案  江戸川区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例     第二十三号議案  訴えの提起について     第二十四号議案  特別区道の路線認定について     第二十五号議案  特別区道の路線廃止について     第二十六号議案  江戸川区立二之江小学校教室棟外解体工事請負契約     第二十七号議案  江戸川区立篠崎小学校教室棟外解体工事請負契約     第二十八号議案  江戸川区立南小岩小学校教室棟外解体工事請負契約     第二十九号議案  江戸川区立瑞江第三中学校教室棟外解体工事請負契約     第三十号議案  松本橋架替工事(その八)請負契約     第三十一号議案  仮称新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約     第三十二号議案  債権の放棄について     第三十三号議案  債権の放棄について     第三十四号議案  債権の放棄について     第三十五号議案  債権の放棄について     第三十六号議案  職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例     第三十七号議案  江戸川区国民健康保険条例の一部を改正する条例  日程第四  報  告     報告第二号  専決処分した事件の報告について     報告第三号  専決処分した事件の報告について     報告第四号  専決処分した事件の報告について     報告第五号  議決を得た契約の契約変更について  日程第五  同  意     同意第一号  江戸川区教育委員会委員任命同意について                                 散  会       ───────────────────────────
         午後一時開会 ○議長(田中寿一 君) ただいまから令和三年第一回江戸川区議会定例会を開会します。       ─────────────────────────── ○議長(田中寿一 君) これより本日の会議を開きます。       ─────────────────────────── ○議長(田中寿一 君) 招集者の挨拶を許します。斉藤区長。       〔区長 斉藤 猛君登壇〕 ◎区長(斉藤猛 君) 令和三年第一回区議会定例会の開会にあたり、ご挨拶を申し上げます。  はじめに、二月十三日、福島県沖を震源とするマグニチュード七・三の地震が発生し、激しい揺れが福島県、宮城県をはじめとする広い地域を襲いました。被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧をお祈りいたします。  さて、日本で初めての新型コロナウイルス感染症の患者が報告されてから、一年が経過しました。振り返ってみれば二〇二〇年は、このウイルスとの戦いの一年だったと言っても過言ではありません。  さらに過去を振り返ってみると、今年二〇二一年の十年前、二〇一一年は東日本大震災が起こった年でした。区内も被害を受け、災害への備えについて、あらためて見直す契機となりました。またその十年前の二〇〇一年には、アメリカで同時多発テロ事件が起こりました。さらにその十年前の一九九一年には、いわゆるソビエト連邦の崩壊という、世界地図を大きく塗り替える出来事が起きています。  二〇二一年も、世界、日本、そして江戸川区にとって、大きな転換の年となるかもしれません。本区は、どのような時代の変化にも柔軟に対応し、目指すべき未来に向けて、果敢にかじ取りを行ってまいります。  まず、目下最大の課題である新型コロナウイルス感染症については、「区民の皆様の命を守る」ことを第一に、医療、経済、区民生活など、あらゆる側面から、引き続き対策を進めていきます。  医療における喫緊の課題であるワクチン接種については、感染症の蔓延を防止するため、「ワクチン接種推進本部」を立ち上げ、専担組織である「ワクチン接種担当課」も設置して、医師会とも連携しながら、身近な場所での確実な接種体制の構築を進めています。  四月以降に予定されている高齢者の接種の開始にあたっては、かかりつけ医での「個別接種」と、区や医師会の施設を利用した「集団接種」、さらには高齢者施設を巡回して行う「巡回接種」、三つの接種方法を組み合わせた体制とする計画です。  また、先月、自宅療養者が急激に増加した時期には、療養者のご自宅へ配送していたパルスオキシメーターをいち早く七百三十台追加配備し、合計千台を確保しました。自宅療養中は休日・夜間も相談できる体制を確保するとともに、通信手段の無い方や聴覚に障害がある方にはタブレットを貸し出すなど、誰一人取り残すことのないよう体制を整えています。  また、区民、区内事業者の皆様の生活を支えるための施策も、継続して実施してまいります。緊急対策融資固定費支援融資を利用する事業者の皆様が返済条件を変更する場合には、その信用保証料と利子の増加分の支援を行います。  さらに、区民の皆様の来庁や接触の機会を減らすため、AIチャットボットの導入、諸証明手数料キャッシュレス化の拡大など、オンライン化タッチレス化も一層推進します。  緊急事態宣言の延長を経て、日々報告される陽性者数は減少しているように見えます。  先が見えない中、外出自粛や営業時間短縮にご協力いただいている皆様に、あらためて御礼申し上げます。また医療従事者をはじめ、私たちの日常生活を守るために日々献身的な努力をしていただいている皆様に、心より感謝を申し上げます。  今後も、数字は意識しながらも、その先にいる感染された方々、その周囲の方々、また不安な日々の中で苦しい思いをしている方々、一人ひとりに寄り添い、変化する情勢を見極めながら、適切な対策をとっていきます。  さらに、アフターコロナを見据え、区民生活区内経済の回復を「持続可能な社会」につなげるための施策にも、積極的に取り組んでいきます。  そうした想いから、令和三年度予算は「SDGsの推進」「脱炭素社会実現への取組み」「デジタルトランスフォーメーションの推進」の三つの視点を軸に編成しました。  まず一点目は「SDGsの推進」です。  本区は今年度より、SDGsの推進に力を入れて取り組んでいますが、これは決して区の職員だけで実現できることではありません。本区に関わる全ての皆様の行動によって、初めて実現するものです。  しかし昨年、本区がSDGsの認知度を調査したところ、「聞いたことがない」と回答した方が六割いらっしゃいました。行動につなげるためには、何よりもまず知っていただくことが必要です。そこで来年度は、第一段階として「知る・理解する」ための取組みを重点的に実施します。  まず、今年の秋に、SDGs普及月間SDGs Month」を設け、江戸川区花火大会や江戸川区民まつりなど、様々な機会を活用しながら、普及啓発のためのイベントやPR活動を実施します。  また、区民や区内事業者の皆様と連携を図るため、タワーホール船堀内に「SDGs推進センター」を開設します。  さらには、「SDGs推進部」という新たな組織を設置するとともに、全ての部が参加する推進体制として「SDGs推進本部」を立ち上げ、全庁一丸となって、SDGsに関わる施策を推進してまいります。  あわせて、「共生社会」の実現に向け、「(仮称)共生社会推進条例」を制定するとともに、従来の長期計画に代わる「二〇三〇年に向けたビジョン」及び「二一〇〇年の未来を見据えたビジョン」を策定していきます。  二点目は「脱炭素社会実現への取組み」です。  本区は三方を川と海に囲まれ、陸域の七割が海抜ゼロメートル地帯であるため、大規模な水害が発生すると、多くの地域で一週間以上、長いところでは二週間以上、浸水が続く恐れがあります。  二〇一九年の台風十九号の際には避難勧告を発令し、三万五千人もの方々が避難所へ避難しました。本区とって「水害」、そしてそれを引き起こす温暖化などの「気候変動」は、他人ごとではありません。水と共に歩んできた歴史の中で、水害リスクを日々意識して生活する私たちだからこそ、気候変動を「自分ごと」として捉えることができます。こうした思いのもと、来年度、気候変動に対する取組みを本格化させていきます。  そのためにはまず、「気候変動適応センター」を設置します。これは「気候変動適応法」で設置が努力義務とされているもので、都内では初、全国でも区市町村での設置は数例しかありません。今後、当センターにおいて、気候変動対策や脱炭素化に関する情報収集・分析・発信を行うとともに、庁内の各部署における取組みを束ね、強力に推進していきます。  三点目は「デジタルトランスフォーメーションの推進」です。  コロナ禍により、行政のデジタル化の遅れがあらためて浮き彫りになりました。本区においても、「来庁しなくてよい区役所」の実現に向け、オンライン化の取組みをさらに加速していきます。  また、児童相談所相談業務において、AIを活用した通話内容のリアルタイムでのテキスト化や、ビッグデータを活用した虐待リスク評価などを統合的に行うことができる仕組みを構築していきます。こうした先駆的な取組みにより、職員が子どもや保護者に向かい合うことに一層専念できるようにします。  他にも、AI議事録システムの導入や、慶應義塾大学との共同研究による清掃車両を活用した道路損傷状況等の把握など、様々な場面でAI活用の可能性を探っていきます。  さらに、「マイナンバーカードセンター」を開設し、デジタル化に欠かせないマイナンバーカードの普及を一層促進するため、全力で取組みを進めます。  次に、こうした三つの視点のもと、来年度重点的に取り組む施策についてご説明します。  はじめに、「住み続けたいまちづくり」です。  現在、JR小岩駅前、平井駅前は再開発が進んでおり、その風景は大きく変わろうとしています。  また、船堀駅前建設予定の新庁舎については、今年度とりまとめる「新庁舎建設基本構想基本計画」に基づき、来年度より「基本設計方針」の策定にとりかかり、計画をより具体化していきます。またあわせて「船堀駅周辺地区まちづくり基本構想」を策定し、周辺地区の一体的な整備に向けた検討も進めます。  さらに、東篠崎のスポーツランドをはじめとする公共施設の再編・整備計画の策定や、南葛西のなぎさ公園における「(仮称)角野栄子児童文学館」の建設工事への着手など、区内各所で、新たなまちの姿に向けた動きが始まっています。  また、まちの魅力を高めることとあわせて重要なのが「災害に強いまちづくり」です。  まず、大規模水害時の広域避難について、行政として取り組む避難先の確保とあわせて、区民の皆様の広域避難をさらに促進するため、自主的にホテルや旅館などに広域避難される方を対象に、その宿泊経費として一泊三千円、三泊分までを補助する制度を新たに創設します。ホテル団体旅行代理店とも提携し、避難先として利用可能な宿泊施設の情報も今後公開をしていきます。  また、重度の要介護者、障害者など避難に支援が必要な方々の名簿を一元管理し、あらかじめ福祉避難所を指定して直接避難することができる体制を整えてまいります。  さらに、区が使用する防災情報システムをクラウド化するとともに、アプリなどを通して、区民の皆様に情報をより早く、正確にお届けできるようにします。  また、「子育てしやすいまちづくり」のさらなる推進も重要な課題です。  特に待機児童数の解消に関しては、これまでも様々な施策に取り組んできましたが、昨年四月時点で本区の待機児童数は二百三名と、都内で最も多く、全国でも七番目に多い結果となりました。  こうした状況を改善すべく、来年度以降においても、私立保育園整備促進区立保育園の分園設置などハード面の整備だけではなく、認証保育所の保育料の負担軽減や小規模保育所等定員弾力化など、ソフト面の施策もあわせ、あらゆる手段を講じていきます。これにより、令和四年度までに千二百五十五名分の保育の受け皿を拡充する見込みです。  次に「いくつになっても輝き続けられるまちづくり」についてです。  まず、高齢者の皆様がいつまでもご自宅で元気で暮らしていけるよう、健診や医療機関の受診結果を分析し、保健事業介護予防事業を一体的に推進する「いきいきご長寿プロジェクト」を開始します。健康状態に課題がある方には医療機関と連携した重症化予防の取組みを、心身機能の低下の恐れがある方には熟年相談室などと連携したフレイル予防の取組みを、その方の個々の状態にあわせて実施するものです。  また、住み慣れたまちで生活できるよう、区内の特別養護老人ホームの整備も引き続き進めていきます。  また「障害の有無にかかわらず暮らしやすいまちづくり」も一層推進します。  本区では昨年十二月、「東京パラリンピック二十二競技〝できる〟宣言」を行い、パラスポーツ実施環境を整えました。今後はこれらを多くの方に利用していただくため、パラスポーツ教室を拡充するとともに、継続的なスポーツ実施につなげるため、「総合型地域パラスポーツクラブ」の設立検討も進めます。  またリハビリの一環としても利用できるよう、医師の監修のもと「スポーツコンシェルジュ」が一人ひとりに合わせてスポーツを紹介するなど、障害があってもなくても、みんなが同じようにスポーツを楽しむことができるよう、間口を広げる取組みを進めていきます。  また、障害者、高齢者、ひきこもり状態の方など、様々な事情を抱えて働きたくても働けない方々に対し、一人ひとりにあった働き方を提供するため、令和三年度、新法人「みんなの就労センター」が事業を開始する予定です。ここでは職業紹介、労働者派遣、請負など様々な就労形態を活用し、十五分単位での短時間就労も可能にするなど、多様なワークスタイルの実現を目指していきます。  そして、今後、より注力していきたいのが「活気あふれる産業・経済のまちづくり」です。  本区はご存知の通り職住近接のまちであり、区内事業者の活性化は、すなわち区民生活の活性化に直結します。令和三年度予算も、区内経済の一層の発展につながるよう編成しました。  また、デジタル技術を積極的に活用し、競争力の強化を図る企業を支援するため、専門家によるコンサルティング経費の補助や、SDGs推進に関連する事業への補助を拡充します。  こうした取組みも含め、事業者と力を合わせて区内経済の一層の活性化を図るため、新たに「産業経済部」を設置します。区内の産業構造経済状況情報収集・分析力を強化し、戦略的に施策を展開していきます。  以上、令和三年度の重点的な取組みについてご説明しましたが、最後に、年明けにいただいた一通のお便りをご紹介したいと思います。  「元旦の早朝、散歩に出かけ、近隣の南松島保育園の前を通りかかったときに、ふと本園の掲示板に、目が留まり釘づけとなりました。子どもたちの心温まる作品が掲示され、こんな時代のお正月ではありますが、子どもたちのパワーを感じ、勇気と元気を頂戴しました。  子どもは社会の宝です。日頃からも、南松島保育園子どもたちの元気な声を耳にし、元気をもらっております。こんな時代だからこそ、近隣にこんな素敵な保育園があることは、幸せなことだと主人とも話をしています。これからもこっそり元気を頂きながら、コロナ禍ではございますが、元気に生きていたいと思います。」  以上です。心が温かくなる、優しいお人柄が表れたお手紙です。こうした思いやりの心、地域を愛する心は、このお手紙を書かれた方に限らず、長い年月をかけて、江戸川区に住む一人ひとりの中に育まれているものだと思います。  今後、時代に応じてまちの姿は変貌をとげ、私たちの生活も変化していくことでしょう。しかし同時に、変わらないもの、大事に守っていかなければならないものもあります。  私たちはこれからも、思いやりの心、地域を愛する心を「江戸川区のDNA」として、絶やすことなく次の世代へと大切に引き継ぐため、議員の皆様、区民の皆様とともに、真摯に区政に向かい合い、一致団結して取り組んでまいります。  引き続きご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  以上、ご説明した取組みを含め、令和三年度の一般会計当初予算は二千七百七十七億六千万円余であります。これに特別会計を加えますと、過去最大の総額四千七億五千万円余となります。  これまで、再度リーマンショック級経済危機が起きても耐えられるよう、健全財政推進の取組みを徹底してきました。基金の積み立てもその一環です。まさに今こそ、その活用の時であると考え、安定した区民サービスの提供を目指して予算編成をいたしました。  本定例会には、これら予算案をはじめ、合計で三十六件の議案をお諮りしているとともに、四件の報告事項、並びに教育委員会委員任命同意がございます。それぞれご審議の上、ご決定いただきたいと存じます。  以上をもちまして、令和三年第一回区議会定例会の、招集のご挨拶といたします。       ─────────────────────────── ○議長(田中寿一 君) 事務局長に諸般の報告をさせます。       〔岡村事務局長報告〕       ─────────────────────────── ●二〇総総送第八百十三号 令和三年二月十日 江戸川区議会議長    田 中 寿 一 殿                   江戸川区長  斉  藤     猛      江戸川区議会定例会の招集について  別紙告示写しのとおり、令和三年第一回江戸川区議会定例会を令和三年二月十七日に招集するので通知します。       ─────────────────────────── ●二〇総総送第八百十四号 令和三年二月十日                   江戸川区長  斉  藤     猛 江戸川区議会議長    田 中 寿 一 殿      議案及び報告の送付について  令和三年二月十七日招集の令和三年第一回江戸川区議会定例会に提出する左記議案及び報告を、別紙のとおり送付いたします。               記           〔 以 下 略 〕       ─────────────────────────── ●二〇総総送第八百四十八号 令和三年二月十六日                   江戸川区長  斉  藤     猛 江戸川区議会議長    田 中 寿 一 殿
         議案の追加送付について  令和三年第一回江戸川区議会定例会に提出する左記議案を、別紙のとおり追加送付いたします。               記           〔 以 下 略 〕       ─────────────────────────── ◎事務局長岡村昭雄 君) 説明員の出席については、区長、教育長、代表監査委員選挙管理委員会委員長から、お手元に配付した文書表のとおり通知がありましたので、ご了承願います。       ─────────────────────────── △日程第一 会議録署名議員の指名 ○議長(田中寿一 君) 日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名。  会議録署名議員は、江戸川区議会会議規則第百二十八条の規定により、十二番、岩田将和君、三十三番、小俣則子君を指名します。       ─────────────────────────── △日程第二 会期の決定 ○議長(田中寿一 君) 日程第二、会期の決定。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から三月二十三日までの三十五日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中寿一 君) ご異議なしと認めます。したがって、会期は三十五日間と決定しました。       ─────────────────────────── △日程第三 議  案 ○議長(田中寿一 君) 日程第三、議案。  お手元に配付した文書表のとおり、第二号から第三十七号までの各議案を一括議題とします。  提出者の趣旨説明を求めます。山本副区長。       〔副区長 山本敏彦君登壇〕 ◎副区長(山本敏彦 君) ただいま上程されました議案の説明を申し上げます。  「令和三年度江戸川区予算書・同説明書」の一ページをお開きください。  第二号議案、令和三年度江戸川区一般会計予算、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ、二千七百七十七億六千八十万五千円と定めるものです。  これより、説明につきましては、歳入、歳出それぞれ主なものと対前年度比の増減率を申し上げます。  二ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算、歳入です。  第一款特別区税は、五百七億一千三百六十八万四千円で、対前年度比八・七%の減。第六款地方消費税交付金は、百四十億円で、一一・九%の減。第九款特別区交付金は、八百四十億円で、九・二%の減。  続いて、三ページです。  第十三款国庫支出金は、六百四十七億一千四百十三万四千円で、一二%の増。第十四款都支出金は、二百二十三億八千六百十九万六千円で、六・四%の増。第十七款繰入金は、二百六十二億三千六十万九千円で、二六八・一%の増です。  次に、五ページ、歳出です。  第一款議会費は、九億五百五十九万四千円で、二・三%の減。第二款経営企画費は、七十九億六千四百六十四万四千円で、一五・二%の減。第三款SDGs推進費は、九億二千九百七十二万一千円で、新規の計上です。第四款新庁舎・施設整備費は、二十二億一千九百二十三万七千円で、二二二八・八%の増。第五款危機管理費は、七億六千七百二十万六千円で、三六・九%の増。第六款総務費は、八十億七千九百二十八万六千円で、六・一%の増。第七款都市開発費は、百四十億二千七百三十四万二千円で、一一三・八%の増。第八款環境費は、百十億八千四百四十一万円で、七・五%の増。第九款文化共育費は、八十億五百二万一千円で、〇・一%の増。第十款生活振興費は、九十億八千九百五十万五千円で、一八・八%の減。第十一款産業経済費は、二十一億二千七十八万円で、新規の計上です。  続いて、六ページです。  第十二款福祉費は、七百四十五億八千二百四十万五千円で、一・七%の増。第十三款子ども家庭費は、六百四十三億八千二十六万一千円で、二・七%の増。第十四款健康費は、二百二十三億八千八百六十二万三千円で、〇・八%の増。第十五款土木費は、百三十八億八千八百十二万八千円で、二三・六%の減。第十六款教育費は、三百六十八億六千六百六十万円で、五・七%の増。第十七款公債費は、一億六千二百四万二千円で、〇・一%の減。第十八款予備費は、三億円です。  以上、歳入歳出予算は、それぞれ二千七百七十七億六千八十万五千円の計上です。  なお、歳入歳出予算の細目につきましては、後ほど予算書・同説明書の三十三ページ以降を、ご覧ください。  次に、八ページから十七ページです。  第二表、繰越明許費ですが、これは共生社会推進関係費のほか、記載の二十五件について予算額を繰り越しするものです。  次に、十八ページです。  第三表、債務負担行為ですが、児童文学館建設・造園工事及び展示制作調整業務委託のほか、記載の六件について、債務を負担する期間及び限度額を定めるものです。  次に、十九ページです。  第四表、特別区債ですが、学校用地取得事業について限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。  次に、二十一ページをお開きください。  第三号議案、令和三年度江戸川区国民健康保険事業特別会計予算、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ、六百三億四千三百九万一千円と定めるものです。  これより、特別会計の説明につきましても、歳入歳出それぞれ、主なものと対前年度比の増減率を申し上げます。  二十二ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算、歳入です。  第一款国民健康保険料は、百四十六億八千六百三十六万三千円で、二・九%の減。第四款都支出金は、三百八十九億二千七百六十八万二千円で、〇・三%の減。第五款繰入金は、六十五億八百二十八万五千円で、二・一%の増です。  次に、二十三ページ、歳出です。  第二款保険給付費は、三百八十七億八千九百二十八万六千円で、〇・四%の減。第三款国民健康保険事業費納付金は、百八十七億九千九百九十万二千円で、三・四%の減です。  以上、歳入歳出予算は、それぞれ六百三億四千三百九万一千円の計上です。  次に、二十五ページをお開きください。  第四号議案、令和三年度江戸川区介護保険事業特別会計予算、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ、四百八十七億九千六十二万七千円と定めるものです。  二十六ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算、歳入です。  第一款介護保険料は、百一億五十一万一千円で、九・三%の増。第二款国庫支出金は、百八億五千三十一万六千円で、七・八%の増。第三款支払基金交付金は、百二十六億四千二百八万七千円で、五・二%の増です。  次に、二十七ページ、歳出です。  第二款保険給付費は、四百五十二億九千八百四万二千円で、五・四%の増。第三款地域支援事業費は、二十一億九千六百九十二万三千円で、一%の増です。  以上、歳入歳出予算は、それぞれ四百八十七億九千六十二万七千円の計上です。  次に、二十九ページをお開きください。  第五号議案、令和三年度江戸川区後期高齢者医療特別会計予算、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ、百三十八億五千八百四十二万九千円と定めるものです。  三十ページをお願いいたします。  第一表、歳入歳出予算、歳入です。  第一款後期高齢者医療保険料は、六十億五千六百六十一万四千円で、一・二%の増。第三款繰入金は、七十二億一千九百四十二万五千円で、〇・二%の増です。  次に、三十一ページ、歳出です。  第三款広域連合負担金は、百二十六億四千六百四十万四千円で、一・五%の増です。  以上、歳入歳出予算は、それぞれ百三十八億五千八百四十二万九千円の計上です。  次に、令和二年度補正予算の第六号議案から第九号議案です。別冊の「令和二年度江戸川区予算書・同説明書」をお願いいたします。  一ページをお開きください。  第六号議案、令和二年度江戸川区一般会計補正予算(第十号)。今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、六十九億一千三百二十二万四千円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ、三千六百六十四億二千六百八十四万九千円とするものです。  二ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算補正、歳入です。  第八款地方特例交付金は、二億五千七百八十三万一千円で、追加交付見込額です。第九款特別区交付金は、四億八千六百九十一万八千円の減額で、普通交付金の減です。第十一款分担金及び負担金は、一億六千九百四十七万九千円の減額で、保育所保育費負担金の減等です。第十二款使用料及び手数料は、一億二千七百六十万七千円の減額で、自転車駐車場等使用料の減です。第十三款国庫支出金は、三億七千五百八十六万六千円で、社会資本整備総合交付金の追加交付見込額等です。第十四款都支出金は、二十七億二千九百二十五万二千円で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加交付見込額等です。第十五款財産収入は、二千七百六十二万七千円で、基金利子です。第十六款寄付金は、三千八十五万七千円で、指定寄付金四十七件です。第十七款繰入金は、三億四千三百二十九万六千円で、国民健康保険事業特別会計繰入金等です。第十八款繰越金は、三十七億四千四百四十八万五千円で、繰越額の追加です。第十九款諸収入は、一億八千八百一万四千円で、回収資源売払収入等です。  次に、三ページ、歳出です。  第二款経営企画費は、百四億五百四十八万四千円で、基金積立経費等です。第五款総務費は、百九十七万四千円で、職員の健康管理費等です。第六款都市開発費は、十五億三百二十八万六千円で、密集住宅市街地整備促進事業推進費等です。第七款環境費は、八千二百六十四万九千円の減額で、廃棄物収集作業費の減等です。第八款文化共育費は、二億三千七百三十八万一千円の減額で、塩沢江戸川荘整備費の減等です。第九款生活振興費は、二億九百二十二万八千円の減額で、信用保証料補助費等の減額です。第十款福祉費は、一億三千七百三十五万円の減額で、特別定額給付金給付事業費の減等です。第十一款子ども家庭費は、十二億三千四百九十九万六千円の減額で、子ども医療助成費の減等です。第十二款健康費は、八億六百五十五万六千円の減額で、国民健康保険事業特別会計繰出金の減等です。第十三款土木費は、十六億二千六百七十六万二千円で、都市計画道路整備費等です。第十四款教育費は、三十九億一千六百十二万二千円の減額で、学校情報化推進事務費の減等です。  以上、歳入歳出予算補正は、それぞれ六十九億一千三百二十二万四千円です。  次に、六ページ、七ページです。  第二表、継続費補正ですが、新中川橋梁新設改良費ほか一件の継続費の総額及び年割額を変更するものです。  次に、八ページから十七ページです。  第三表、繰越明許費補正ですが、情報化推進事務費のほか二十六件について追加を。上篠崎一丁目北部土地区画整理事業費について追認を。塩沢江戸川荘整備費のほか七件について変更をするものです。  次に、十九ページをお開きください。  第七号議案、令和二年度江戸川区国民健康保険事業特別会計補正予算(第五号)。今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、八億二千六百五十一万一千円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ、六百十六億四千百四万六千円とするものです。  二十ページ、歳入、二十一ページ、歳出は、それぞれ保険給付費等交付金の追加交付等による増額です。  次に、二十三ページをお開きください。  第八号議案、令和二年度江戸川区介護保険事業特別会計補正予算(第五号)。今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、五億九千四百六十三万八千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ、四百七十二億八千七十四万二千円とするものです。  二十四ページ、歳入、二十五ページ、歳出は、それぞれ地域密着型介護サービス給付費の減等に伴う減額です。  次に、二十七ページをお開きください。  第九号議案、令和二年度江戸川区後期高齢者医療特別会計補正予算(第四号)。今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、五千七百五十四万三千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ、百三十八億五千四百三十六万四千円とするものです。  二十八ページ、歳入、二十九ページ、歳出は、それぞれ健康診査費の減等に伴う減額です。  次に、第十号議案でございますが、今度は「議案その他関係書」をお開き願います。  第十号議案、「江戸川区役所の位置を定める条例」は、「地方自治法」第四条第一項の規定に基づき、江戸川区役所の新庁舎の位置を定めるものであります。あわせて現在の本庁舎の位置を定めている「江戸川区の事務所の位置変更に関する条例」を、この条例の施行に伴い、附則において廃止いたします。規則で定める日から施行いたします。  第十一号議案、「江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙における選挙公報の発行に関する条例」の一部を改正する条例は、「公職選挙法」の改正を踏まえ、江戸川区議会議員選挙及び江戸川区長選挙において、候補者が選挙公報の掲載文を電磁的記録で提出することができることとするほか、規定を整備するものであります。公布の日から施行いたします。  第十二号議案から第十四号議案までの三議案は、いずれも令和三年度組織改正に伴い、条例を改正するものであります。いずれも令和三年四月一日から施行いたします。  第十二号議案、「江戸川区組織条例」の一部を改正する条例は、次のように改正するものであります。主な改正点は五点ございます。  一点目は、SDGsの目標達成及び共生社会の実現に向けた取組みを推進し、効果的な広報を実施していくため、SDGs推進部を設置するものであります。  二点目は、区全体の施設や、それらに関連する街づくりの整備調整を行っていくため、新庁舎・大型施設建設推進室を新庁舎・施設整備部に改めるものであります。  三点目は、組織名称に統一性を持たせるため、「室」を廃止し、「部」に名称を統一することから、危機管理室を危機管理部に改めるものであります。
     四点目は、気候変動対策を強力に推進していくため、環境部の分掌事務に、気候変動適応に関する事務を追加するとともに、緑化や公園整備を環境施策として捉え、一体的に推進していくため、緑化及び公園に関する事務を、土木部の分掌事務から環境部の分掌事務に変更するものであります。  五点目は、区内産業のさらなる活性化を図り、区内経済の発展を後押ししていくため、産業経済部を設置するものであります。  第十三号議案、「江戸川区監査委員条例」の一部を改正する条例は、江戸川区監査委員事務局に置く職員の職名について、規定を整備するものであります。  第十四号議案、「江戸川区建築審査会条例」の一部を改正する条例は、江戸川区建築審査会の庶務を担当する課に係る規定を整備するものであります。  第十五号議案、「職員の育児休業等に関する条例」の一部を改正する条例は、里親制度における養育里親への休暇制度等を拡大するに当たり、育児休業等の対象となる子の範囲を拡大するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第十六号議案、「公益的法人等への職員の派遣等に関する条例」の一部を改正する条例は、職員を派遣することができる団体に、一般社団法人みんなの就労センターを追加するほか、規定を整備するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第十七号議案、「福祉向上基金条例」は、社会福祉の向上を図り、安全・安心な理想の地域社会を築くため、福祉向上基金を設置するものであります。公布の日から施行いたします。  第十八号議案、「子ども応援・はあと基金条例」は、子どもの健やかな成長を育み、その輝かしい未来を支えるため、子ども応援・はあと基金を設置するものであります。公布の日から施行いたします。  第十九号議案、「江戸川区事務手数料条例」の一部を改正する条例は、次のように改正するものであります。主な改正点は五点ございます。  一点目は、「食品衛生法」及び「食品衛生法施行令」の改正に伴い、食品等事業者の営業許可に係る手数料の規定を改めるものであります。令和三年六月一日から施行いたします。  二点目は、「食品衛生法」の改正に伴い、条例での引用条文に移動が生じることから、規定を整備するものであります。令和三年六月一日から施行いたします。  三点目は、「食品衛生法」の改正に伴い、東京都の「食品製造業等取締条例」が廃止されることから、同条例に基づく事務に係る手数料の規定を削除するものであります。令和三年六月一日から施行いたします。  四点目は、「医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」及び「医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令」の改正に伴い、条例での引用条文に移動が生じることから、規定を整備するものであります。令和三年八月一日から施行いたします。  五点目は、「農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律」が制定されたことに伴い、輸出証明書の発行及び適合施設の認定に関する手数料の規定を設けるものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第二十号議案、「江戸川区総合区民ホール条例」の一部を改正する条例は、江戸川区総合区民ホールに新たにワーキングスペースを設置するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第二十一号議案、「江戸川区介護保険条例」の一部を改正する条例は、次のように改正するものであります。主な改正点は、二点ございます。  一点目は、介護保険事業計画の改定に伴い、令和三年度から令和五年度までの第一号被保険者の保険料額等を定めるものであります。保険料基準額を月額五千九百円に改めるとともに、第一段階から第三段階までの低所得者に実施している保険料の軽減について、適用年度を令和三年度から令和五年度までと変更いたします。  二点目は、「介護保険法施行令」の改正を踏まえ、令和三年度から令和五年度までの第一号被保険者に係る保険料の額の計算に当たり、給与所得の金額及び公的年金等に係る所得の金額の合計額から十万円を控除するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第二十二号議案、「江戸川区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例」の一部を改正する条例は、厚生省令の「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」の改正を踏まえ、指定居宅介護事業支援等に係る基準を改めるため、規定を整備するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  第二十三号議案、「訴えの提起について」は、江戸川区立小学校の敷地内にある土地で、区による用地買収後、区への所有権移転登記がなされていない土地について、時効取得等を原因とする所有権移転登記を求める訴えを提起するに当たり、「地方自治法」第九十六条第一項第十二号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  第二十四号議案、「特別区道の路線認定について」は、次のページからの「路線認定調書」のとおり、新たに十三路線を認定するものであります。  第二十五号議案、「特別区道の路線廃止について」は、次のページからの「路線廃止調書」のとおり、二路線を廃止するものであります。  第二十六号議案から第二十九号議案までの「解体工事請負契約」の各議案は、いずれも当該契約の相手方の入札価格が調査基準価格を下回ったため、低入札価格調査を実施した結果、履行可能と判断し、落札者として決定したものであります。  第二十六号議案、「江戸川区立二之江小学校教室棟外解体工事請負契約」は、施工能力審査型総合評価一般競争入札による工事請負契約で、契約金額一億六千六百六十五万円。契約の相手方、江戸川区江戸川五丁目二十番地七十七、株式会社フジムラ、藤村一人代表取締役であります。  第二十七号議案、「江戸川区立篠崎小学校教室棟外解体工事請負契約」は、制限付き一般競争入札による工事請負契約で、契約金額九千二百九十九万九千五百円。契約の相手方、杉並区高井戸東三丁目二十八番三十六号、K5高井戸一階、株式会社美禅、堀哲昭代表取締役であります。  第二十八号議案、「江戸川区立南小岩小学校教室棟外解体工事請負契約」は、制限付き一般競争入札による工事請負契約で、契約金額九千二百二十九万円。契約の相手方、杉並区高井戸東三丁目二十八番三十六号、K5高井戸一階、株式会社美禅、堀哲昭代表取締役であります。  第二十九号議案、「江戸川区立瑞江第三中学校教室棟外解体工事請負契約」は、施工能力審査型総合評価一般競争入札による工事請負契約で、契約金額一億三千八百四十九万円。契約の相手方、杉並区高井戸東三丁目二十八番三十六号、K5高井戸一階、株式会社美禅、堀哲昭代表取締役であります。  第三十号議案、「松本橋架替工事(その八)請負契約」は、制限付き一般競争入札による工事請負契約で、契約金額六億九千三百万円。契約の相手方、千葉県船橋市山野町二十七番地、株式会社横河ブリッジ、髙田和彦代表取締役であります。  第三十一号議案、「仮称新左近川親水公園ラグビー場整備工事請負契約」は、制限付き一般競争入札による工事請負契約で、契約金額四億九百七十三万九千円。契約の相手方、江戸川区一之江七丁目六十五番二十八号、株式会社スイコウ、菊池雄二代表取締役であります。  第三十二号議案から第三十五号議案までの「債権の放棄について」の各議案は、いずれも生活保護費返還金の債権の放棄について、「地方自治法」第九十六条第一項第十号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  第三十二号議案は、債務者が令和二年三月十六日午後時刻不詳に死亡し、当該債務者の法定相続人全員が相続放棄したため、債権を回収する見込みがないことから、百九十四万三千四百十六円の債権を放棄するものであります。  第三十三号議案は、債務者が令和二年七月十六日に死亡し、当該債務者の法定相続人も存在しないため、債権を回収する見込みがないことから、二十四万九千九百三十二円の債権を放棄するものであります。  第三十四号議案は、債務者が令和元年九月三十日に死亡し、当該債務者の法定相続人全員が相続放棄したため、債権を回収する見込みがないことから、百十九万五千八百二円の債権を放棄するものであります。  第三十五号議案は、債務者が令和二年八月二十日頃に死亡し、当該債務者の法定相続人も存在しないため、債権を回収する見込みがないことから、百七十四万七千七百七十七円の債権を放棄するものであります。  次に、追加の議案書をお開きください。  第三十六号議案、「職員の特殊勤務手当に関する条例」の一部を改正する条例は、感染リスク等の危険性を踏まえ、新型コロナウイルス感染症に係る業務に従事した場合における感染症接触手当の特例を定めるものであります。公布の日から施行いたします。  第三十七号議案、「江戸川区国民健康保険条例」の一部を改正する条例は、次のように改正するものであります。主な改正点は三点ございます。  一点目は、令和三年度の賦課総額に応じた保険料率とするため、基礎賦課額、後期高齢者支援金等賦課額及び介護納付金賦課額に係る保険料率等を改めるものであります。  二点目は、「国民健康保険法施行令」の改正に伴い、低所得者に対する保険料均等割の減額の対象となる世帯の所得基準額を改めるものであります。  三点目は、「租税特別措置法」が改正され、低未利用土地等の譲渡に係る長期譲渡所得の金額から百万円を控除することができる措置が講じられたことに伴い、所得割額の算定においても、同様の控除を受けることができるようにするため、規定を整備するものであります。令和三年四月一日から施行いたします。  以上で説明を終わります。 ○議長(田中寿一 君) ただいま上程されました各議案のうち第十五号、第十六号及び第三十六号の各議案については、机上配付のとおり、地方公務員法第五条第二項の規定により、あらかじめ特別区人事委員会の意見を聴取しましたので、報告します。  ただいま説明されました各議案について、質疑の通告がありませんので、質疑を終結します。  お諮りします。ただいまの第二号から第五号までの各議案については、十九人で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中寿一 君) ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  次に、第六号から第二十三号及び第二十六号から第三十七号までの各議案は総務委員会に、第二十四号及び第二十五号議案は建設委員会に、審査のためそれぞれ付託します。       ─────────────────────────── △日程第四 報  告 ○議長(田中寿一 君) 日程第四、報告。  お手元に配付した文書表のとおり報告第二号から第五号までを一括議題とします。  提出者の趣旨説明を求めます。山本副区長。       〔副区長 山本敏彦君登壇〕 ◎副区長(山本敏彦 君) ただいま上程されました報告四件について、ご説明申し上げます。「議案その他関係書」を開きください。第三十五号議案の次のページになります。  報告第二号から報告第四号までの各報告は、専決処分した事件について、「地方自治法」第百八十条第二項、または、「江戸川区の私債権の管理に関する条例」第八条第二項に基づき、それぞれ議会に報告するものであります。  まず、報告第二号は、区が被告となった境界確認等請求事件の第一審の判決のうち、原告が本件係争地の所有権を有することを確認した部分を不服とし、控訴することについて、令和二年十二月十六日付で、区長が専決処分を行ったものであります。  報告第三号は、「生活一時資金」、「母子福祉生活一時資金」、「国民健康保険高額療養費資金」及び「奨学資金」のそれぞれの貸付金について、借受人及び連帯保証人が長期にわたって返済を怠り、再度の督促・催告においても返済の意思が示されないことから、貸金返還等請求の訴えの提起二十件について、令和二年十二月二十一日付で、区長が専決処分を行ったものであります。  報告第四号は、先の議会で、訴えの提起の専決処分を報告した、「生活一時資金」貸付金の返還請求訴訟の和解について、次のページからの「和解調書」のとおり報告するものであります。  報告第五号、「議決を得た契約の契約変更について」は、次のページからの「変更調書」のとおり、土木工事一件であります。  「都市計画道路補助第二百八十八号線(南篠崎)街路整備工事(その十四)」は、既設U字溝等の地中障害物の撤去処分を行ったこと、交通管理者との協議により、交通誘導員を増員したこと等に伴う増額変更であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(田中寿一 君) 報告第二号から第五号については、ただいまの説明のとおりでありますので、ご了承願います。       ─────────────────────────── △日程第五 同  意 ○議長(田中寿一 君) 日程第五、同意。  お手元に配付した文書表のとおり、同意第一号を議題とします。  提出者の趣旨説明を求めます。斉藤区長。       〔区長 斉藤 猛君登壇〕 ◎区長(斉藤猛 君) 三月八日をもちまして、現教育委員会委員であります、石井正治委員、古巻勲委員の任期が満了となります。後任といたしまして、井戸道代氏、平井俊一氏を教育委員会委員に任命いたしたいと存じます。  議会の同意をお願いいたします。 ○議長(田中寿一 君) ただいま説明されました同意第一号江戸川区教育委員会委員任命同意について、質疑の通告がありましたので、質疑を行いますが、はじめに、質疑を行う議員に申し上げます。質疑に当たっては、明瞭で聞き取りやすい発言をしてください。また、質疑に当たっては、自己の意見を述べることはできません。  なお、発言時間は三分、質問回数は三回となっています。これらの点に十分留意して発言してください。十一番、滝沢泰子君。 ◆十一番(滝沢泰子 君) 同意第一号、江戸川区教育委員会委員任命同意について、提出者の区長より、ジェンダー平等に関してのお考えをぜひお聞かせください。  また、併せて今後の任命に向けてのジェンダー平等、男女平等に関するお考え、ビジョンなどもお聞かせいただけましたら幸いです。  以上です。 ○議長(田中寿一 君) 斉藤区長。 ◎区長(斉藤猛 君) 教育委員会の任命につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律で定められております。その中に、「委員は人格が高潔で、教育・学術及び文化に関し、識見を有する者のうち、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命する」と定められております。また、その後ろの項で、「委員の任命に当たっては、委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないよう配慮するとともに」という項目が、これは平成十三年なんですけれども追加をされております。  さらに、平成十九年には、「委員のうち保護者であるものが含まれるようにしなければならない」という形で、この追加を順に行ってきているところでございまして、これは時代に合わせた改正だというふうに思っておりまして、こういった法律の考え方の中に、ジェンダー平等という考え方が含まれていると思っております。そういった中での今回の任命同意をお願いしている、提案をしているという考え方でございますし、今後もこういった考え方で人選を進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(田中寿一 君) 以上で質疑を終結します。  お諮りします。  本件は、江戸川区教育委員会委員に、井戸道代君及び平井俊一君を任命することについて議会の同意を求める件でありますが、はじめに井戸道代君を教育委員会委員任命同意することにご異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中寿一 君) ご異議なしと認めます。  したがって、井戸道代君の江戸川区教育委員会委員の任命については、これに同意することに決定しました。  次に、平井俊一君を教育委員会委員任命同意することにご異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中寿一 君) ご異議なしと認めます。  したがって、平井俊一君の江戸川区教育委員会委員の任命については、これに同意することに決定しました。       ─────────────────────────── ○議長(田中寿一 君) 以上で本日の日程は全て終了しました。  なお、明日十八日から二十一日までは、議事の都合及び休日のため休会し、次回は二十二日午後一時から本会議を開きます。  本日は、以上で散会します。      午後二時五分散会...