世田谷区議会 2020-12-16
令和 2年 12月 企画総務常任委員会-12月16日-01号
政策経営部
政策企画課長 松本幸夫
経営改革・
官民連携担当課長
髙井浩幸
財政担当部
部長 松永 仁
総務部
部長
田中文子
総務課長 後藤英一
区政情報課長 末竹秀隆
人事課長 好永 耕
職員厚生課長 馬場利至
財務部
部長 小湊芳晴
経理課長 阿部辰男
施設営繕担当部
部長
佐々木康史
施設営繕第一課長 高橋一久
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1)
事務事業見直しの状況について(
追加報告)
(2) 世田谷区
公文書管理委員会における
検討状況について
(3) 令和二年 特別区
人事委員会報告の概要について
(4) 予定価格の誤りによる
入札中止に係る
対応状況について
(5) 令和元
年度契約案件に係る世田谷区
入札監視委員会の審議結果について
(6) 世田谷区
公契約条例に基づく
労働報酬下限額について
(7) 令和二年度
工事請負契約締結状況(十月分・十一月分)
(8) その他
2.
協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前九時開議
○加藤たいき 委員長 ただいまから
企画総務常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 本日は、
報告事項の聴取等を行います。
まず、
委員会運営に関しては、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。
また、発言に当たりましては、お手元の
ワイヤレスマイクを使用いただきますようお願いいたします。
それでは、1
報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)
事務事業見直しの状況について(
追加報告)について、理事者の説明を願います。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 それでは、
事務事業見直しの状況について(
追加報告)につきまして御説明いたします。
なお、本件は、
企画総務、
区民生活、
福祉保健、
都市整備、文教の五
常任委員会併せ報告とさせていただいております。
資料の1主旨でございます。本件は十一月十日、十一日に開催されました本委員会を初めとします五
常任委員会におきまして、令和三年度
予算編成における
事務事業見直しの途中経過を報告させていただきました。その際、見直しの内容ですとか、各項目の
見直し効果額の記載が不十分であるなどの御指摘をいただいたところでございます。
そういった点も踏まえまして、また、その後の調整の進捗もありまして、今回追加の
見直し検討項目や
見直し検討項目についての
詳細内容を取りまとめましたので、改めて御報告をするものでございます。
2の
見直し状況でございます。(1)現時点の
見直し効果額についてでございます。令和三年度
予算編成を進めるに当たりまして、各部において事業の在り方ですとか、方向性を一つ一つ検証いたしまして、ゼロベースで
所要経費を見積もりました。それによる
見直し効果額を下の表にあります見直しの区分に従い分類し、集計をいたしました。この効果額につきましては、
執行実績等を踏まえた
予算見積額の精査等による減額分も含んでいるものでございます。
なお、現在
予算編成におきまして、ここに掲載の項目も含めて見直しの内容や金額の整理、調整の途中段階でございまして、随時数字が増減している状況であります。したがいまして、ここでは前回の報告時と同様に、各部による
予算見積時点での
見直し効果額の集計を記載いたしております。
続きまして、(2)主な
見直し検討項目についてでございます。主な
見直し検討項目は別紙のとおりでございます。別紙、おめくりいただきまして、一ページを御覧くださいませ。こちらの表では、
領域ごとに左端に見直しの効果額の合計、中央に主な
見直し検討項目とその内容、その右の列に見直しによる
財政効果額、右端に二段書きでございますが、見直しの区分と見直しの視点を記号で表しまして、掲載をいたしております。
この見直しの区分につきましては、ページの下部の左の表にありますように、見直しの内容ですとか方向性をア、イ、ウ、エの四つの区分で分類し、整理をいたしております。例といたしまして、一番上の「区の
おしらせ せたがや」の項目ではアとなっております。これは
事業規模や対象の見直しを行っているということを示しております。
また、見直しの視点につきましては、各事業の点検、検証に当たりまして、見直しの方向性に至った要因を、ページの下部にまたお戻りいただいて、下部の右の表にございますように、AからEの五つの視点に分類して整理をいたしております。同じく「区の
おしらせ せたがや」で申しますと、Aの対象者・利用者にとっての
必要度合いの視点、さらにD、代替手段の有無の視点、これらから見直しの方向性を検討していることを示しております。この視点を踏まえまして点検をした結果、
見直し検討項目の説明文のところに記載しておりますとおり、
ページ数や
発行回数、
発行部数の精査、すなわち説明の区分で申しますところの
事業規模の見直しに至ったというものでございます。
なお、主な
見直し検討項目のうち、右端ですが、右の欄外に米印のつきました事業は、今回新たに掲載をした
見直し項目でございます。また、同じく欄外に黒のダイヤの印のついた事業は、今年度当初に令和二年度の
事務事業の
緊急見直しを行った事業、これの
見直し対応の令和三年度までの継続というものについてお示しをしているものでございます。
この米印、新規に掲載した項目について御紹介いたしますと、一ページ目の
企画総務では、一番下の欄に前回個別に掲載しておりました項目を含めて、
内部事務経費や事業費の精査などについて一つにまとめまして、事業数と効果額を記載いたしております。これは各領域に共通で、こういった掲載をいたしております。
それから、ほかの領域になりますけれども、参考に御紹介いたしますと、三ページでございます。
区民生活領域でございますが、一番上の段、
指定保養施設の見直しでございます。
それから、
保健福祉領域では、四ページをおめくりいただきますと、上から三段目になりますが、
国保会計等の夏の施設の休止でございます。また、五ページに移りまして、一番上の段、
保育施設整備の見直し、これにつきましては、待機児童の状況等を踏まえて、執行が確定的なものを計上するということにしたことによりまして、前年度との差額が生じているものでございます。それから、このページ、下から二段目につきましては、実績を踏まえた扶助費の計上額の精査につきまして、前回取り出して記載しておりませんでしたが、今回はまとめて掲載をしているものでございます。
それから、おめくりいただきまして、六ページでございます。
都市整備でございますが、下から二段目の
LED街路灯の新規改良の規模の縮小でございます。
それから、次に行きまして、七ページの教育でございますけれども、中ほどちょっと下のところにございます
小中学生海外派遣事業のこれは
コロナ禍における海外の状況等を踏まえた休止、さらにその二つ下の
アドベンチャーin多摩川の休止でございます。
かがみ文にお戻りいただきまして、かがみ文の裏面でございます。3今後の取組みについてでございます。今後、予算案の
編成過程におきまして、
見直し検討項目についての内容ですとか、金額の整理調整、その他事業の一時休止、
公共施設やインフラの工事時期の調整、
内部経費の一層の縮減等によりまして、さらなる見直しを進め、収支均衡した予算案の編成を進めてまいります。
最後、4でございます。今後のスケジュールでございますが、今後、
予算編成と同時進行で
事務事業見直しについての調整を進めまして、
区長査定等も経た上で、見直しの結果につきまして、令和三年二月の五
常任委員会におきまして御報告をさせていただく予定でございます。
説明につきましては以上でございます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
山口ひろひさ 委員 これから本当に財政が厳しくなるということで見直しをされて、今日いただいたこの資料の中で、ちょっと見させていただいて気がついたところで、例えば三ページの
観光事業で
事業規模や対象の見直しということで、二〇二〇
大会関連事業、
観光メッセ、馬車運行とか、こうありまして、この
見直し区分がア、エになっているんです。例えば一ページにある
おもてなしプロジェクト事業の見直し、これは
オリンピック関連になると思うんですけれども、正直、やる方向で進んでいるのかもしれませんけれども、例えばNHKの
世論調査なんかだと、
オリンピック開催に非常に期待をしているという割合が非常に少ない調査結果も出ていますし、ここは、例えばアになって、アというのは
事業規模や対象の見直しということになっています。これとあともう一つ、
若者支援事業というのもあるんだけれども、細かく言えば、こういう状態なので、もっとめり張りをつけて、エという形で、来年度はもう休止をするという形にする方向のほうがいいんじゃないかなというふうな感じを、これを見させていただいて、僕は受けたんですけれども、いかがでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 今お話のありました東京二〇二〇大会、あるいは
ホストタウンに関連する機運醸成ですとか、
おもてなしの事業でございますけれども、確かにおっしゃるように、めり張りをつけた見直しという観点もあろうかと存じますが、大会については開催されるという方向で今のところ進んでいるというふうに聞いております。開催される以上は何らかの対応というのは必要かということで、所管部のほうで事業の規模などを縮小し、経費などを縮減した上で、一定程度の対応はしたいということの
見直し内容になっているかと存じます。
◆
山口ひろひさ 委員
オリンピック・パラリンピックに関してはあれですけれども、
ラグビーの
ワールドカップが日本で開かれて非常に盛り上がりましたよね。この中で
ラグビーをやっていた方もいらっしゃると、僕は
にわかラグビーファンであれですけれども、その
ワールドカップが行われる前というのは、本当にこの大会は盛り上がるのかなという感覚を受けていたんですけれども、いざやっぱり始まったら、非常に盛り上がったし、日本中が沸きましたよね。僕は
オリンピックも、正直、こういう事業をやらなくたって、本当にやれる状況になれば、僕は盛り上がると思うので、余りここに固守する必要はないし、その前に、もっと対応をするべき部分があるので、そっちに対応して、例えば本当にできるようになるんであれば
補正対応ですとか、そういう形で持っていくほうがめり張りがあっていいんじゃないかなというふうに思いますので、個人的な私の意見です。
以上。
◆
津上仁志 委員 何点かお伺いしたいんですけれども、まず、我々申し上げてきたのが、
重複事業についても見直しをとお話をさせてもらっていたんですが、それはこの
見直し区分のウというところに入ってくるのかどうかというところをまず聞きたいんですが。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 複数の事業に共通しているもの、あるいは重複しているもの、こういったものにつきましてもその視点で見直しをかけるということで庁内で調整をいたしておりまして、おっしゃるように、他の
施策事業と併せた見直しというところに落ち着いているものについては、そういった視点で検討したものということでございます。
◆
津上仁志 委員 この表だけ見ると、領域の中で重複しているような印象を受けたんですけれども、領域をまたぐような、ずっと申し上げていたのは、
就労支援というんですか、職を探すものについて、これは領域をまたがっていろいろやられているので、統合したらどうかというようなお話もしていたんですが、その辺はどこに表れているんですか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 領域をまたぐ見直しということでございます。今おっしゃいました
就労関係ということについては、ちょっと領域をまたぐという形では掲載をしていないところでございますが、例えば
区民生活領域の二ページのところで、上から三段目、
二子玉川地区周辺の
安全確保の事業、こういったものにつきましては、
企画総務領域の二十四時間
安全安心パトロールでの対応といったことで、
領域横断ということで見直しをかけているものもございます。
◆
津上仁志 委員 分かりました。あと、できたら、分かりやすいように見せていただけるとありがたいなと思ったので、申し上げます。
もう一つ、これもさきの定例会で代表でも申し上げてきたんですけれども、ここで見ると、
歳入増というものが、
船橋まちづくりセンターの自販機の設置という四十万円、これだけしか記載がないんですけれども、我々は、公共で稼ぐというような視点で、様々、これからはコストを出していくだけじゃなくて、それを賄えるだけのものをしっかりと確保するべきということで主張してきたんですが、その辺は、これ以外のもので
歳入増というものはございますか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 歳入増ということで、
税外収入の確保ということだと存じます。例えば区有地に
キッチンカーを配置いたしまして、その収益の一部を区に納めていただくというふうなことについて、実証実験なども進めているところがございまして、そういった経費の入りということもございます。
また、公有地の有効活用ということをさらに検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
◆
津上仁志 委員 ぜひ稼ぐほうもしっかり、
歳入増、税外収入のほうもしっかり進めていただきたい。
あと船橋まちづくりセンターの自販機ということであれば、
玉川総合支所、今度
区民会館ができますけれども、そういった
総合支所の部分でかなりたくさん自販機を置けると思うんですけれども、そういうものはここには出てこないんですか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 ここには掲載してございませんけれども、来年度の見込みにつきまして、さらに調整を進めまして、可能なものについては見直しといいますか、歳入を確保していくということで対応していきたいと存じます。
◆
津上仁志 委員 分かりました。では、見ておきます。
あともう一つは、これも代表でずっと申し上げてきていたんですけれども、さきの代表では、区長にビジョンを聞いても、はっきり言って答弁していただけなかったんで、少し聞きたいのが、百万円とか二百万円とか、非常に細かい単位で積み上げていただいて、努力はされているんだなというのはすごく見えてはいるんです。こういう要は短期的なというんですか、言ってみれば、場しのぎみたいな形の、そういった歳出を抑えるみたいなものも大切ではあるんですけれども、やっぱり中期、長期を見据えてしっかり改革していくというふうな本来の行革、それも進めるべきというふうに申し上げてきたんですけれども、その辺の考えだとか、実施していくものについても、二月という部分で出していただけるのかどうか。来年二月に結果の報告がありますけれども、それに合わせて出していただけるのかどうかの確認をしたいんですが。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 お話にありました中長期を見据えた見直しということでございます。これまでも
事務事業の
事務事業評価あるいは
行政評価を通じまして、
フルコストを分析しながら、まず施策の見直しを進めてきたところでございます。新
実施計画後期に位置づけまして見直しを進めてきたところでございます。こういったものにつきまして、さらに計画的に取り組んでいけるというふうな形で、何らかの整理をいたしまして、お示しをしてまいりたいというふうに考えております。
◆
津上仁志 委員 ぜひしっかりこの最大のピンチをチャンスに変えられるように取組を強化して、ぜひ本来の意味での行革というものを進めていただけるように、二月を期待して待っていますので、よろしくお願いをいたします。
以上です。
◆お
ぎのけんじ 委員 五ページの下から二行目なんですけれども、これは所管外で申し訳ないんですが、
執行実績を踏まえた扶助費の精査という項目で、歳出二十九億円と大きい固まりになっていますけれども、これは内訳としてざっくりどんな項目が含まれているんでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 この扶助費につきましては、前年度の実績、あるいは今年度の途中までの
執行実績等を踏まえまして、計上額の精査を行いまして、今年度との差額が出ているというものの積み上げでございまして、中身といたしましては、例えば
子ども医療費の助成に関する扶助費でございますとか、
生活保護費に関するものなどが中心となっております。
◆お
ぎのけんじ 委員 あと、その下の「
内部事務、事業費の精査など」というふうに書いてありまして、これは多分全所管、このような記載があると思うんですが、ここには、例えばRPAを導入してどれぐらいの効果が見込めるだとか、あるいは業務の
オンライン化でどれぐらいの効果が見込めるかみたいなところを計上しているということなんでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 このその他につきましては、その他の多岐にわたる項目、例えば消耗品の削減ですとか、
委託内容の精算による減ですとか、あるいは
区民施設の
光熱水費の精査ですとか、そういったものの積上げが中心になっておりますが、今お話にありましたような
オンライン化によります効果、例えば印刷をしたチラシなど、あるいは冊子をお配りしていたものについて、ウェブでのお知らせに変えるといったものの効果も含まれております。
さらに、
デジタル化につきましては今総合的に検討を進めておりますので、その中で新たに効果の積み上げできるものについては、見直しの追加をしてまいりたいと考えております。ただ、その場合には、歳出といいますか、経費のかかる部分もございますので、そういったこととの見合いについてもバランスを取りながら、対応してまいりたいと考えております。
◆お
ぎのけんじ 委員 今の部分で、毎年予算の概要書のところに
行政経営改革のメニューみたいなのが示されると思うんですけれども、そこの
行政経営改革効果額というものの中に、この
業務効率化みたいなところも含まれると思うんですが、この事業費の見直しの額とかというのとは別に、その
行政経営改革効果額ということで予算のときは示されるという理解でよろしいんでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 見直し結果のお示しの仕方につきましては、その
行政改革の効果額というふうなものと整合を取りながら、全体図をお示ししたいと考えておりまして、整理の仕方については今検討しているところでございます。
◆お
ぎのけんじ 委員 分かりました。いずれにしても、今回額としては当然積み上がっていると思いますが、またさらに一段踏み込んだ見直しをしないとまずい状況だとも思うんです。この見直しの区分とか視点というものが今回追加されたわけですけれども、これから二月の開示までにさらに一段踏み込んだ対応をせざるを得ないとした場合、どんな方針で臨まれるのか、今のところの区のスタンスをお聞きしたいんです。
◎宮崎 副区長 先ほど来の
事務事業見直しの部分の中では、当面、来年度の予算を含めまして、この後、
財政計画をお示しした部分の中の落ち込みをどうやって、ある意味、区として耐えていくのかということと絡めて、今般の
事務事業見直しの検討を進めさせていただいておりますけれども、今まで議会の中でもお示しをいただいていますように、それだけでは、この
コロナ禍の中でやっていく上では、将来の
区民サービスのほうの滞りとか、そういうことについての不安をいろいろ御指摘いただいております。
一例でございますけれども、DXの取組の部分の中では、当然投資を呼ぶようなものがありますと、例えば予算ということに絡めますと、逆に言うとプラスが出てしまうというようなことも出てきますので、この表し方を、効果という形と、いわゆる前年度比の削減額という部分の使い分けをしないと、区民の方も含めてですけれども、なかなか御理解いただけないんじゃないかと思いますし、当然、区民の方には、今般の
コロナ禍において、見直しと称しながら、サービスの部分においては、ややもすると、今までできたことができないというようなことも起きます。その辺は丁寧に区分けをきちっとして、この状況の中で何を区側としては動いているのかということもお示しする中で、御理解をいただかなきゃいけないと思っていますので、今御指摘のいろいろいただいている部分については十分踏まえて、それを分かりやすくやっぱりお示しすることも必要だと思いますので、その辺の整理をちょっとさせていただいて、二月にはお示ししたいと、こういうふうに考えております。
◆
桃野芳文 委員 実は私も今質問しようと思ったことを副区長がおっしゃったんですけれども、例えば
テレワークだとか、
オンライン化だとか、
ペーパーレスだとか、ある程度の期間が積み重なっていけば
コスト削減になるけれども、一時的にはここで投資しなきゃいけないというような
事務事業の見直しっていうのも当然あると思うんですよね。なので、こうして一覧表でこれを減らします、あれを減らしますとどんどんどんどん積み重ねていくというものは、見て分かりやすいんですけれども、トータルで見てどうやって減らしていくのかということについては、ぜひ分かりやすく我々にも示していただきたいです。それは、今御説明があったんで、ぜひ我々に今答弁していただいた内容をどこかで示していただきたいというふうに思います。
それとあと関連してなんですけれども、こうやってこの事業をやめます、この事業を縮減しますというのをどんどんここに載せていくというのは、ある意味簡単というか、羅列していくということだと思うんですけれども、これは区民の皆さんは当然影響を受けるわけで、例えばふじみ荘なんかはいい例ですけれども、利用されている区民の方だとか、ある
イベントを楽しみにしていらっしゃる区民の方というのはたくさんいらっしゃるわけです。こういったことについて、これを見直していくとか、もう次回はやめますとか、こういったことについて、区民の皆さんにどういう時期にどういうふうに説明していくのかということも大事だと思うんですよね。これは当然、令和三年度の予算が固まってから外に出すと、もうそれは直前になってしまうような、区民の皆さんが突然その
イベントが中止になってしまったかのような印象を受けるようなことも中にはあると思うんですけれども、その辺をどうやって区民の皆さんに説明していくのかということを教えていただきたい。
あと、ふじみ荘でもそうでしたけれども、かわりにこういう方法があるんですよと、これはやめちゃいますけれども、区民の皆さんへのサービスとしてこういう方法がありますということも併せて示していかなければいけないと思うんですけれども、その辺の考え方も教えていただけますでしょうか。
◎宮崎 副区長 これは区民説明とふじみ荘って、多分御指摘の部分が絡んでいると思うんで、一括で御説明しますけれども、おっしゃるように、昨日もいろいろ査定の中で、この辺をどのタイミングで出せば、例えば区民の方がしようがないねとおっしゃっていただけるのかということについては、タイミングが結構重要だろうと思っております。
それで、先ほど山口委員のほうからも御指摘がありましたように、確かに今の所管部からの要求の時点では、なかなか踏み込んだやり方として、いっそここはやめましょうというところまでにはちょっと踏み切れていないというのは正直なところございます。ただ、この先、ウィズコロナと言われているものがどういうふうになるかも正直言って我々もちょっとつかみ切れていないところはもちろんあるんですけれども、この際、やっぱりそれはやり方を変えて、こういうふうな事業の展開にしようねというようなことも当然中には含まれてきますので、そこはなるべく早い段階でお示しをしないと、それに対して議会側からも御意見を頂戴できないということになります。では、実施するタイミングはどうするかというと、当面の部分においては、例えば来年度ということだけを見ますと、そこで一回こういう方法を取ってみて、これが定着できるねとなれば、次回以降もそれで続けるというようなことも、やっぱり区民の御意見も頂戴しながらやっていかなきゃいけないこともあると思います。
それから今、桃野委員のほうからお話のあった、例えば
イベントが分かりやすいんですけれども、区のやり方として実行委員会方式は結構ございます。実行委員会も、今年度もそうですけれども、いろいろ御配慮もいただいて、準備という部分が、我々は説明する機会というのは、例えば夏の
イベントと言われると、夏の手前側で、今般は、コロナの段階がありましたので、春に一斉にこの
イベントを中止しますと発表しましたけれども、今般は、今度ウィズコロナの状態の中で、どのタイミングでというのを皆さん、実行委員会もいろいろ工夫しながら、できるのかできないのかというのと、今整理をかけている部分の中では、準備が例えば半年前にスタートを切っているというものがございますんで、その段階で判断してくれないと、やるのかやらないのかが分からないというようなことが結構出てまいりました。
ですので、そのタイミングの問題をちょっと整理させていただいて、その手前じゃないと整理がつかないものについては、これはもう早い段階で整理をするということに踏み切ろうと思っています。
また、整理という意味は、当面は止めるという意味です。ただ、先ほど言ったように、未来永劫やらないのかという問題のところは、今度は実行委員会がやっぱりこの間積み重ねてきたこともございますし、また区民の方ももちろん、それに対して楽しみにされている方もいらっしゃいます。ですので、そのときこそ、ウィズコロナの状態になったときにはどういう方法を取るのか、ウィズコロナを考えても、やっぱりこれは難しいという判断をするのか、そこについての整理を一回させていただいて、これについてもおっしゃっていた早い段階でのお示しを議会のほうにもしたいと思っています。
そういう意味では、ふじみ荘については、早い段階で、建物の関係でこの間、一応老朽化の部分の建て直しは厳しいということから、代替策をということもお示ししましたので、それについてはもう早い段階で、なるべく早く、もう今日も
区民生活のほうで一応対応策の部分についての経過を御報告することになっておりますので、その辺のところで議会でまた御判断いただいて、そこで最終的な二月にはもう結論を出したいと、こういうふうに考えているところです。
◆
桃野芳文 委員 区民の皆さんに我慢してもらわなければいけないことだとか、お願いしなければいけないことというのは様々出てくるわけですから、しっかりと早めにこれは情報を出して、代わりの施策があるんであれば、それについてもしっかりとお伝えできるようにぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
あと、先ほど庁内でいろいろ検討した結果、やめてしまおうかという意見も出たけれども、そこまで踏み切れなかったようなこともあるというような話がありましたけれども、そういったレベルの大きな見直しについて、これは
予算編成までにまだ出てくる予定があるんでしょうか。
◎宮崎 副区長 先ほどの領域をまたぐお話もございましたけれども、正直言いますと、領域の中でいろいろ議論していると思いますけれども、全庁挙げての部分の中での横断的はまだまだちょっと不十分な状態がございます。例えば予算要求がそうなんですけれども、それぞれいろいろ工夫して出してきたものについては、全容が見えてくるのが今のタイミングになってきていますので、そうなりますと、今度は、こちらのほうでこれを止めているときに、こっち側のほうはそのまま行っているというのはどういうことだということが見えてまいりました。そういう意味では、今御指摘のありましたように、これから先も、逆に言うと、こちらのほうでこういう方法が取れているならば、なぜこちらは取れないんだということも逆に言うとありますんで、そこの入り繰りの部分については、今調整をさせていただいて、改めてそれも含めて、
予算編成後の部分でお示しできればと、そういうふうに思っております。
◆青空こうじ 委員 自分からは七ページを見ると、みんな寂しいんですよね。中学校の移動教室の河口湖ですか、二泊三日でも僕は少ないと思っているんですね。前はPTAの人たちも、各一ブロックから四ブロックのバスが四台出て、PTAの人たちが、河口湖さんの施設の周りを全部、缶拾いとか、たばこ拾いとか、美化をしながらやっていたこともあったんだけれども、それがなくなった。今回は中学生の二泊三日が一泊二日、小学校のほうが、川場のほうがやっぱり二泊三日から一泊二日になっちゃう。そして、ましてこんなのは何回も行けるものじゃないけれども、中学校の歌舞伎教室ですか、鑑賞事業、これもなくなっちゃうというのもちょっと、劇場なんかもちゃんと今対応しているんです。うちも日曜日にちょっと行ってきたんですが、会場、九百入るところ、今四百ぐらいしか入れないようにやっています。
ぜひ子どもたちが、一生に何回か行けるか分からない歌舞伎とか、そういう
イベントをどんどんどんどん、確かにコロナの関係でなくなるのは分かるけれども、何か寂しくなりますよね。夏休みは最後に、
アドベンチャーin多摩川ですか、あれもあれだけ広かったら僕は平気じゃないかなと思うんだけれども、それもなくなっちゃうということはコロナの関係なんだろうけれども、でも、やっぱり子どもたちが学校に行っていて思い出に残る、あれがだんだんだんだん欠けてきちゃうというのは寂しいもので、それはどうにかならないのかちょっとお伺いしたいんですが。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 今お話にございました河口湖あるいは川場の移動教室でございますけれども、これにつきましては、コロナによる密を避けるという意味がございまして、一行程の参加人数を減らして実施をするということを計画しているというふうに聞いております。そのために、一行程が減りますので、全体の実施回数が増えてしまうということがありまして、移動教室が可能な期間内、冬季はちょっとできませんので、それ以外の期間内に収めるためには、三日間の行程ですと全部の日程が組めないという事情があり、それぞれ一泊二日の行程として、全体をその期間内に収めるというふうにしているというふうに聞いております。二日間でできる体験ですとか、授業の内容を組み立てまして、関係者の調整も進めているというところであるというふうに聞いているところでございます。
その他、歌舞伎教室ですとか、
アドベンチャーin多摩川につきましても、一旦休止をいたしまして、今後、感染症対策をしながらできる方法を模索していくというふうなことだというふうに認識をしております。
◆青空こうじ 委員 小学校のほうの川場のほうはどうなんでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 川場につきましても、河口湖の移動教室と同様でございまして、一行程の人数を減らすことによりまして、期間内に全体を収めるために、一泊二日の行程に短縮をするというふうに聞いております。
◆青空こうじ 委員 それはやっぱり日程の関係で全く無理なんですか。
◎宮崎 副区長 移動教室の関係は、実は教育長とも昨日、この移動教室のある意味スタンス、今言った課長のほうから申し上げているのは、密を避けるためにはどうしても日程を、言ってみれば圧縮して、でも、行ける機会としてはとにかく全員行かせたいということから、その日数を短縮することによって、何とかその受け皿的なものも含めて確保していきたいと、こういうことで言っていますけれども、そもそも論で言いますと、移動教室という部分のいわゆる郊外のある意味教育の課程の一つですから、その部分について、それを落としていくということが本当に好ましいのかどうかという問題が一つはあると思うんです。もちろん子どもたちも楽しみにしているということ。
そうなりますと、例えば密を避けるための部分を、当然、今般は説明がつくけれども、じゃ、密だけで本当にこれが将来の子どもたちにとっての影響を考えると、どうなるんだということをやっぱり考えなきゃいけないタイミングに来ているんです。そこの部分については、例えば先生方の負担も実はちょっとございまして、結局一回で全員を連れていくのを、例えば二回に分けるということになると、二回行程を組まなきゃいけないということになると、残った先生方と随行する先生方がパイが一緒の状態の中で分けます。そうなると、当然残ったほうのカリキュラムの部分に対する先生方の補充ということを考えながらやって、初めて、例えば本当の意味の二泊三日を、例えば今までですと、二泊三日一回こっきりを事実上、四泊六日になるんですか、要は二回繰り返しということをその先生たちがやっても、中の授業のほうとの関係もうまく組合せができるということまで組み立てないと、本当の意味でこの授業を確保していくということが難しいということは、今、議論していまして、その部分までは正直申し上げて、今般はできていない。
あとこのウィズコロナの部分の中で、先ほど来の議論とも一緒ですけれども、いよいよ密の問題というのが、ウィズコロナの部分の中に、今は、我々はやっぱり密を避けるということが最優先に感染抑止になるというふうに理解していますけれども、将来、ウィズコロナの方法論の中で、この密を避けなくても例えばできるような方法が出てくるかどうかということです。そうなったときには、ここの部分については、当面の変更ですので、もう一回戻すということも考えているようなんで、そこについてはまだまだちょっと結論の出し方としては不十分さは、今の御指摘でもあるように、あると思うんですけれども、当面は、来年度はこの対策でやらせてほしいと、こういう趣旨で今お出しをしております。
◆つるみけんご 委員 一ページ目の「区の
おしらせ せたがや」の定期号、
ページ数、あと
発行回数の見直しということがあるんですけれども、この「せたがや」というのは本当に区民の方にとっては区の情報を知り得る、非常に大切な手段だと思うんです。これだけではなくて、結構何か所かに、こうした発行物を中止、休止とか、例えば「せたがやの子育て」発行の廃止というのも四ページにあるんですけれども、こうした区民の方が情報を受け取る非常に重要な情報源というのをなくす際に、例えばホームページでこれを代替しますとかということが考えられると思うんですけれども、私はこの紙媒体で積極的に情報発信するものと、受動的にいわゆる受身で情報発信しているホームページというのは同じような効果があるとはとても思えないんです。やはり積極的広報をどうやって維持するかという点が非常に重要だと思うんですが、その点は、もちろんSNSとかになると思うんですけれども、どのようにお考えなのかお聞かせいただけますでしょうか。
◎宮崎 副区長 その件ですけれども、今おっしゃったような形でいろいろ議論させていただきました。当然、情報と言われるものをとにかく早く区民に届ける。今般のコロナで教訓にしたのは、やっぱり出すタイミングが今の「区の
おしらせ」のやり方ですと、例えば編集をして印刷に回し、新聞折り込みで流すということになると、原稿とその届くタイミングは約一か月半から二か月の間を持ってお届けしていると。その間に、今回のウィズコロナの部分でいろいろ区民にお知らせしたいことというのは、結局は全部今ホームページになってしまっている。これでは、出し方を含めての部分が、やっぱり区が届けたいことと、受けたい区民の情報のところに乖離が今生じていますので、この方法はやっぱり一回見直さなきゃ駄目でしょう。
このコロナ問題だけじゃなくて、やっぱり国の政策もかなり展開が早いので、これを受けて区民の方にお届けするということについてもなかなか、準備をしていたものを取り替え、取り替えやっていますけれども、でも、やっぱり届くのは二か月先というのでは意味がないので、そうなると、欲しい情報の分を何の媒体を使って、どういう方法と。例えば今おっしゃっていたSNSと言われるものについての有用な価値はあると思いますけれども、それはやっぱり見てくれる人がどの対象層なのかというのと、どの情報はSNSでキャッチしているのかということをこっちが分析しなきゃいけないと思うんですね。当然、紙媒体で届けないといけない方々はまだいらっしゃると思っています。そうなると、そこは使い分けをして、例えば部数を、やっぱり編集というのは八枚折りだと結構時間がかかるんです。これをぺら一枚の部分だけでやるんだったら、どれぐらいでできるんだということも今検討していまして、その使い分けを来年度からやりたいと。そういう意味では、ただ、総数の部分の中では、やっぱり圧縮もかけられるだろうということについてを、今、数字としてお示ししていますけれども、そこまでやっぱり踏み込まないと、ただ単純に落としたというだけではちょっと済まされないと思っていますんで、そこは十分注意してやっていきたい、そういうふうに思っております。
◆つるみけんご 委員 今の副区長の御説明ですと、例えばその特集号だったり、そうしたものを一枚ぺらで迅速に配るとかということも、今後、柔軟に来年度は行っていこうと考えていらっしゃるということでいいんでしょうか。
◎宮崎 副区長 特集号という区民に対して問いかけをするのが今までの特集号のやり方ですけれども、それだけじゃなくて、いわゆるチラシという表現がちょっと正しいか分からないですけれども、号外的にこのタイミング、一週間後に例えば届けなきゃいけないとなると、そこを目標にする場合に、当然枚数も制限がありますし、場合によっては体裁も含めてですけれども、これは我々は勉強しなきゃいけないですけれども、とにかく伝えたい内容をとにかく届けるという方法は何なのかということも一応織り交ぜながら来年度はやっていきたいと、こういうふうに考えております。
◆つるみけんご 委員 最後にしますが、いわゆるSNSの使い方についても、本当に若い世代の方をはじめ、今かなり高齢の方でもLINEをやっていたりとか、インスタグラムだったりとかという、特に子育て関連だったらインスタグラムとかというのも有効だと思うんですけれども、年代に応じた情報発信というのは非常に重要だと思います。あとはLINEもせっかく導入したのにほとんど通知されていないと、いろいろお考えがあって通知されていないと所管から伺っているんですけれども、ただ、せっかく導入したのに、それが有用かどうかの検証がそれでできるのかなというのは非常に疑問でして、きちんとその発信するということをやっていただきたいなということを一つ要望しておきます。
それともう一つ、教育関連で先ほど青空委員もおっしゃっていましたけれども、河口湖だったりとかというのが一泊二日になってしまうというのは分かるんですけれども、それ以外にやはり、例えば一泊二日でこれはできるけれども、例えば一方でプラネタリウムや歌舞伎というのは密になるというふうな、その判断というのが非常に曖昧になってしまう部分があると思うんですけれども、ここは拙速に中止とか休止という判断ではなくて、来年度一年間あるわけですので、その中でどういうふうに判断して、できる限りその子どもたちの体験とか、そういう学びというものを、簡単にというわけではないんでしょうけれども、実際にできるように最大限の努力をしていただきたいということを要望しておきます。
以上です。
◆そのべせいや 委員 今のつるみ委員のお話にちょっとまずは関連してなんですが、「せたがや」って紙媒体で発行されているもので、今回は
ページ数を減らすということですが、いっそのこと、紙でないと情報を得られない方だけの情報を紙に集約して、それ以外は表に大きくQRコードでもつけてスマートフォンで読み取ってくださいと、それ以外の世代の方はということで、もうぐぐっとチラシぐらいのサイズにするなどというような検討もできるかと思うんですが、これは担当の部署の方にお伺いをしたいんですが、こういったことってできないんですか。
◎松本
政策企画課長 今ちょっと担当部署は出席しておりませんけれども、
政策経営部内ですので。やはり委員おっしゃるような工夫というのは、いろんな他の民間企業の取組とか、他自治体の取組なども参考にしながら、よりコンパクトに、またその世代に合った周知の仕方というのは、まだまだ研究の余地があると思いますので、そういった研究はしていきたいというふうに思っております。
◆そのべせいや 委員 これに関連した話として、教育所管で「せたがやの教育」の
ページ数の見直しみたいな話もありますが、そもそも今後、配布物を紙から
デジタル化に移行していくみたいな話もある中で、
ページ数を見直すって、ちょっと何を言っているか全く理解ができなくて、内容は別に減らす必要はなくて、発行する必要がなくなるというか、紙にする必要がなくなって、紙の分のお金が減ることについては理解をするのです。こういった下のほうの就学援助の周知方法の見直しみたいな形についても、今後、連絡帳もデジタルになって、配布物もデジタルになる中で、伝える情報を減らすということではなく、伝える媒体を変えることでコストが格段に下がるので、ぜひその情報の周知としては、そういうものを教育所管として用意をしたんですから、活用していくというようなことに関しては、こういうものを出されたときに、今回、
経営改革・官民連携担当課として御覧になったら、これはやっていることがおかしいんじゃないかというようなことの指摘が必要だと思うのですが、そういった点についててどのような形になっているんでしょうか。これは来たものをそのまま認識して、紙に落としているという形で、コンサルティングに近いようなことというのはされていないんでしょうか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 おっしゃるような
デジタル化による効率化、あるいはより届くような周知の仕方ということにつきましては、今デジタル戦略につきまして、総合的な検討を進めている中で、全体的な方針を今検討しているというところでございます。その中で、こういった点につきましても、見直しに取り組んでいきたいと思います。
来年度予算に向けまして、今過渡的な状況ということもありまして、今のところこのような状況になっておりますが、当初予算に間に合うようであれば、さらなる見直しを反映させていただきたいと思いますし、場合によりましては、少し時間をいただいて、一旦は過渡的的な対応ということもあり得るかもしれないというふうには考えております。
◆そのべせいや 委員 今のことに対して、ぜひ意見としては一つ、様々上がってきたものを、担当課だけでいうとすごく人的なリソースもないかもしれませんが、
政策経営部内などで上がってきた
見直し検討項目に対して、打ち返すぐらいのことをぜひやっていただければということが要望一点。
あと教育に関しての要望が、これは資料を拝見すると、
コロナ禍と財政状況を踏まえ、休止をするということで、
コロナ禍を踏まえて休止をするということは多分に理解ができるのですが、財政状況を踏まえて教育への投資というのを減らしていくということは、これは未来に対してジリ貧になっていくということなので、我々大人側のこれは怠慢だと私は認識をしています。教育に対しての投資はぜひ減らさない方向で、コロナへの対応は仕方ないと思いますが、進めていただきたいということ。
あとここから質問なんですが、全体的な印象として、予算が減っているものが、保健福祉部所管のものがかなり多くて、続いて
都市整備所管のものが多いということで、セーフティーネットと呼ばれる部分とインフラへの投資、インフラの整備ということが減っているという印象で、これらは生命と財産にかなり関わる内容だというふうに認識をしています。一方で、正直なくても生命、財産には関わりがない、区民に対して、予算がたくさんあるときには、とてもうれしいこととして還元策としてやってきたということで、これまで引き続いているものもあると思いますが、今回ふじみ荘を廃止までするということを大きな決断をしている中で、ほかの部分についても、生命、財産に関係がないところ、問題がないところについては、廃止というところまで踏み込むということについて、山口委員も先ほど質問されていたので、これも意見にします。ぜひ踏み込んだ検討をして、早急な実施をしていただきたいと、その分セーフティーネットの維持だけはぜひしていただきたいと要望します。
◆
羽田圭二 委員 先ほど桃野委員の質疑とも関連するんですけれども、一方で、区民から見て、
区民サービスの低下とか、後退とか思われるような、今回ふじみ荘もそうですし、それからあと、保養施設とか、国民健康保険の関連の夏の施設だとか幾つか、あと慶祝でしたっけ、事業の見直しだとか、幾つかありますよね。こういうのが、要するに一般的に言うとこんなところまでさわるのかみたいな話にもなりかねない内容だとは思うんですね。
この間の議論で言うと、先ほど桃野委員も言われていましたけれども、そのかわり何かほかのことを考えるとか、あるいはもう少し大きく高齢者施策について全般的に見直しを図って、より効果的だとか、あるいは発展的な中身にしていくとか、そういう考え方が提示をされなくてはならないというふうになってきたと思うんです。
ですから、一方で、廃止をしたり、あるいは見直しを図って、そのかわり、一方で新たな事業展開をしていくだとか、そういう考え方が必要だということだと思うんですね。かつては、結局廃止だけしちゃって、あとはなかなかほかの事業が展開できないみたいなこともあったかもしれませんが、そうではないと思うんです。ですから、そこはしっかり打ち出さないと、打ち出していないとは思いませんが、今回のとりわけふじみ荘の問題なんかは、代替施設が本当に利用者にとって使いやすいのかとか、そういう問題ももう既に提案されたり、意見として上がってきていますから、それらを踏まえて、もちろんふじみ荘だけの問題じゃないですけれども、それはしっかりやっていただきたいなというふうに思っています。そこはまずいかがですか。
◎宮崎 副区長 当然、区民の方が、この間サービスとして受けられていたものが見直しということで、この間のいろいろ声が上がってきている中で、ある意味やむなしだねというような声もあれば、そうは分かっていても、やっぱり気持ち的には、まだまだ全体が見えているわけでは、多分その方々はやっぱりそのサービスというところに目が行って、それが、例えば蓋を開けたときに、あっちのサービスが続いているのに、こっちのサービスが切られると、こういう発想を多分取られると思うんです。ですから、やっぱりそこは全体をお示しする中で、この状況の中で、ここは一つ、一回見直しをさせてくださいということをきちっとやっぱり御説明の機会をいただけかなきゃいけないかなと思っています。今、副委員長のほうからお話があった、やっぱりこの間の部分の中がどのレベルになっているのかということの全体が見えない中で、多分スポット的にこういうふうに見えてしまうと、何でこれはという疑問から入ってしまいますので、そこはやっぱり丁寧にきちっと説明しなきゃいけない。
また、代替サービスの関係なんですけれども、当然、代替サービスをする上では、この間もそうなんですけれども、例えば対象の方が多いと、代替サービスに切り替えるだけで、また投資が始まるんです。これではやっぱりDXという観点からすると、もうちょっとそこはある意味全容を決めて入っていかないと、五月雨式になってくるというのは、やっぱりちょっとリスクがあるかなと思っていますので、そこの部分については十分代替機能としてのものをまず模索しながらも、その踏み出す部分のタイミングとの関係をきちっと整理して、議会にも御説明して、ある意味御意見もいただいて、その上で区民の方に、そこについては踏み出していくなら踏み出していくということをやっていきたいなと、こういうふうに考えています。
◆
羽田圭二 委員 それはしっかりやっていただきたいと思うんですが、三ページの
指定保養施設の見直しで、要するに利用者の数が減少していると書いてありますよね。これはコロナとは直接関係ないんですか。そこだけちょっと聞いておきます。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 この事業の利用者の減少につきましては、長期間にわたりまして、徐々に減少してきているということがございまして、コロナで、当然今年度につきまして大きく減っているかと存じますけれども、それ以前から減少を続けてきているというふうに認識しております。
◆
羽田圭二 委員 要するにコロナで利用者が減って、それでそのどさくさに紛れてやめちゃうみたいな、それだけは避けていただきたいと思いますね。つまり、ほとんど使っていないからみんな特に問題にならないみたいな、そういうようなところでやめてしまうみたいなことはよしたほうがいいということですね。それは言っておきます。
それからあと、先ほど紙媒体の話、特に文教分野でありましたけれども、教科「日本語」とかいう教科書があるじゃないですか、あれは単費なんですか。
◎松永
財政担当部長 区の単費になります。
◆
羽田圭二 委員 それは度々出されているようですけれども、先ほどの話からいけば、
デジタル化というのは可能なのかどうかという話ですよね。例えば教科書はちゃんとした紙媒体で配らなくちゃいけないとか、そういうことになっているのかどうかというのはよく分かりませんが、この点はいかがですか。
◎松永
財政担当部長 教育委員会のほうに確認いたしましたところ、検討はしているということですが、著作権の問題ですとか、利用の関係で、
デジタル化したとしても、経費的には余り落ちないんではないかというふうには今言われていて、引き続き検討しているということです。
◆
羽田圭二 委員 単純に我々は考えて、印刷代とか、紙代とか、そういうのが下がるんではないかと思うんですけれども、その辺はぜひ検討していただくということで、検討されているということですよね。分かりました。
◆
津上仁志 委員 再度ちょっとお聞きしたいんですけれども、先ほど副区長が、どの委員の方の質問に対してだったかあれでしたけれども、領域をまたぐものについて検討がまだ不十分だというふうな御発言があったと思うんですけれども、これは我々はもう再三、これまでも領域をまたぐものについて、重複しているものについては、しっかり見直しを図るべきだというふうな主張をしてきたんですが、これまでの間、我々の提案について動きがなかったということになるんですか。
◎宮崎 副区長 動きがないということではなく、例えば庁内連携って言葉を使い始めているのは、かれこれ四、五年ぐらい前からこの連携という中で、例えば今のような事業の重複というのが、効率的にやっているのかどうかという観点も含めてですけれども、この検討はもうずっとやっている状況です。今般のところで改めて御指摘いただいていることも承知しております。
例えば先ほど言ったように、いろいろこの間の例えば補助金という絡みの中で、例えばそれぞれが縦割りで、今、各省庁からの補助金というのは来ますので、でも、受ける側のほうは、結局、例えば厚労省と経産省と文科省が絡んでいるようなケースのときに、それぞれのところ、これは区側のほうもちょっと使い分けをしていますけれども、区にとって一番有利なといいますか、使いやすいといいますか、区民にとって一番いい方法を取ろうということでやってきたことも事実ですから、そうなると、そこに、それぞれのスタンスでやってきたことが、ややもすると、こういう整理をするタイミングのときに、それぞれの主張が出てきます。そうすると、ただ、これをやっぱりこういう機会じゃないと、横断的にやっていて、かつそのサービスを享受している側にとってみると、どこから発信されても結局享受はできるわけですから、そのときに、ここは寄せたほうがいいんじゃないかという議論をしますけれども、そのときに、相手方との整理は結構時間かかります。ですから、まだそこのところについては仕上がってありませんので、そういう意味では、ちょっとまだ不十分な状態になっているということです。
これはいずれどこかでは突破しなきゃいけないんですけれども、ちょっとそこに新たな要素として、国自身もかなり厳しい状況になってきましたので、この後に、先にこっち側が出したときに、場合によっては、国自身も見直しが入っちゃう可能性があるんで、そうなると、それは本当に断ち切っちゃうつもりなのかどうかということも、ある意味様子を見ながら手を出していくということもやっぱり必要なことなので、そういう意味では、その不十分の意味は、まだまだちょっと課題が残っている部分を一つずつ整理していかないと、一足飛びに、横断的なものに見える形のもので出てくるにはちょっと時間をいただくということがやっぱり出てきていますので、そのことをちょっと申し上げているつもりです。
◆
津上仁志 委員 理解はするんですけれども、我々が御提案してきたものについては、もうかなり年月がたっていると思うんですね。二月には示すというお話もありましたけれども、あと数か月ですけれども、これまでの間、そうやって調整が難航していた部分が、この数か月で結論が出るとは到底思えないんですけれども、その辺は大丈夫なんですか。
◎宮崎 副区長 必ずやり遂げますというところまで自信を持ってということはちょっと言える状況じゃないですけれども、例えば一例で先ほど御指摘いただいた
就労関係は、もうずっとその検討は続けております。例えばそれに対して受け皿となっている窓口問題のところについても、いろんな方々に協力をいただいて、この間、区としては、この方たちとも一緒にジョイントして、サービスを提供してきているつもりですけれども、対象層のほうがどんどん変わってきていますので、そこにもついていかなきゃいけないということが、就労問題というのは一つテーマになったとしても、今それは浮上させています。その部分は実際どの方法を取れば一番区民にとって届くのかということを、重複と言われている部分の観点と併せて検討していますので、そういう意味で言えば、それを二月までには何とか仕上げたいですけれども、今検討しているそのさなかですので、はっきりこれが最後の決め手になりますという答えになるのか、その途中の段階でこれで踏み出してみましょうということになるのかというところはちょっとまだ整理がついていないという、そんな状況です。
◆
津上仁志 委員 分かりました。
あとちょっとそこの発言があったので、不安なので、確認していきたいんですけれども、二点だけお聞きしたいのが、ここにも出ていますけれども、一番の外郭団体の補助金の見直しというのが提示されていますけれども、ほとんどの外郭団体が区からの補助というか、かなり依存している部分が大きいので、そのあたりの改革というのも併せてやっぱり進めていくべきだというふうに主張してきたんですけれども、そのあたりの進捗、それについても二月に示されるかどうかを聞きたいんですけれども。
◎松本
政策企画課長 外郭団体の見直しにつきましては、この間も議会のほうから御指摘等もいただいておりまして、この間、十二月一日になりますけれども、庁内でPTを立ち上げたところでございます。今後、各団体の在り方に関する見直しですとか、区としての財政支援、関与の取組の見直し、あと人的支援等についても、そのあたりを含めて庁内でしっかり検討しながら、時には団体のほうとも協議をしながら、見直しのほうを進めていきたいというふうに思っております。
二月の段階では、何らかそういった取組の方向感というものにつきましてはお示ししていきたいというふうに考えております。
◆
津上仁志 委員 分かりました。
あと、新しい新公会計制度に基づく事業の費用対効果、それについてもしっかり進めてほしいというふうに要望していたんですけれども、そのあたりの、今回この示されているものについてもそうですけれども、そういった判断で算出されている額とか、事業とかというのは、これでどのぐらいあるんですか。
◎髙井
経営改革・
官民連携担当課長 先ほどお伝え申し上げました見直しの視点の中で、効果と行政コストのバランスという項目がございます。この検討に当たりましては、
フルコストの分析をしながら、各事業について見直しに取り組むようにというふうなことで全庁でやってきているところでございまして、これについては、何らかの形で整理をしまして、全体の見直しの状況についてお示しをしてまいりたいと思っております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、(2)世田谷区
公文書管理委員会における
検討状況について、理事者の説明を願います。
◎末竹
区政情報課長 世田谷区
公文書管理委員会における
検討状況について御報告させていただきます。
まず、1主旨でございます。本年四月に設置の世田谷区
公文書管理委員会につきましては、七月三十日の本
常任委員会に御報告しており、この間五回開催し、保存期間の満了となる公文書の廃棄や、世田谷区公文書管理条例の改正に関する考え方の諮問事項について議論を行っており、これまでの
公文書管理委員会の
検討状況について御報告するものでございます。
次に、2
公文書管理委員会の開催及び
検討状況でございます。(1)開催につきましては記載のとおりでございます。
(2)諮問の要旨につきましては、その次の(3)各諮問の
検討状況と併せまして御説明させていただきます。
一枚おめくりいただきまして、三ページの別紙1のほうを御覧ください。1の諮問第一号「世田谷区における歴史的公文書の取扱いについて」でございます。(1)条例改正の概要としまして、次の制度を創設するため、条例改正を行うこととしております。歴史的公文書とは、公文書のうち、区政の重要事項に関わり、区の活動または歴史を将来にわたって区民に対して説明する責任を全うする上で重要な資料となるものを指し、このような公文書は、保存期間を満了した後、特定歴史的公文書として公文書館機能の下、永久に保存されることとなります。
区はこれまで、新実施計画等において「歴史的公文書」と表現してまいりましたが、
公文書管理委員会での審議を通じまして、「重要公文書」と称することといたしました。本資料におきましても、「歴史的公文書」に変えまして「重要公文書」との表現を、また「特定歴史的公文書」に変えて「特定重要公文書」を使用いたします。
(2)改正の対象となる主な項目についての
検討状況でございます。①全般にわたることといたしまして、公文書館機能として、重要公文書の移管対応、特定重要公文書の利用請求に対する対応等について適切に行う施設及び組織体制の整備を求められました。
②目的及び定義といたしましては記載のとおりでございます。
③保存期間が満了した公文書の取扱いといたしまして、二つ目の丸印になりますが、保存期間が満了した公文書のうち、重要公文書について引き継ぎ、または移管し、特定重要公文書として永久に保存することといたします。
④特定重要公文書の利用請求といたしまして、改正する条例における特定重要公文書の利用請求については、何人も請求することができる規定といたします。
一枚おめくりいただきまして裏面、四ページのほうを御覧ください。⑤特定重要公文書の保存、⑥特定重要公文書の廃棄につきましては記載のとおりでございます。
次に、2の諮問第二号「公文書の廃棄に関する考え方について」でございます。現在の現用公文書の保存期間に関する規定といたしまして、公文書管理規則があるため、これを一つの基準として活用することができるとなりました。
続きまして、3の諮問第三号「令和二年度に作成する保存期間が一年未満である公文書の廃棄に関する意見聴取について」でございます。令和二年度に作成した保存期間が一年未満である公文書のフォルダの目録を
公文書管理委員会に御提示いたしました。
公文書管理委員会より、目録に記載された名称等のみでは判断することが困難であり、一年未満で廃棄する理由により整理するよう要望がございました。目録の分類整理を行いまして、
公文書管理委員会に提示したところですが、一部についてより詳細な整理及び精査が必要であるとされまして、分類を改めて見直し、再整理を行い、
公文書管理委員会に提示し、確認を二度にわたり行っていただいたところでございます。
その再整理をしましたフォルダ分類が、次の五ページの別紙2というところの目録分類でございます。フォルダ目録を全部で十三に分類しておりまして、記載のとおりとなります。後ほど御確認いただければと存じます。
お手数おかけいたしますけれども、先ほどの四ページの続き、3諮問第三号の丸の四つ目を御覧ください。
公文書管理委員会が分類整理された目録を確認しても、なお、フォルダの名称等から内容等の判別が困難なフォルダは、当該文書の管理所属に照会し、
公文書管理委員会に回答いたしました。
なお、先週開催の第五回におきましては、分類フォルダ目録においておおむね了承の旨が示されましたが、それでも一部の目録の分類において、言葉を足すなどを含め、一部整理が必要となりました。加えまして、フォルダの名称からだけでは、一部の目録についてどのような文書が収められているかなどの判別が難しいとの指摘があり、当該文書の管理所属に照会し
公文書管理委員会に報告することとなりました。
続きまして、4の諮問第四号「令和三年三月三十一日に保存期間満了を迎える公文書の廃棄に関する意見聴取について」でございます。令和二年度末に保存期間満了を迎える公文書のフォルダの目録について、一年、三年、五年などの保存期間別に作成し、
公文書管理委員会に提示しましたが、改めて分類整理し確認作業を実施することとしております。
一枚戻っていただきまして、資料の二ページのほうを御覧いただきたいと思います。最後に、3の今後のスケジュール予定につきましては記載のとおりでございます。
御説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆お
ぎのけんじ 委員 そもそものところをお聞きしたいんですけれども、今後、公文書というのは、基本的には
デジタル化していくという理解でよろしいんでしょうか。
◎末竹
区政情報課長 もちろん今後、必要なものは
デジタル化するというのもありますし、そもそも今後発生するものがデジタルで区として収受するという可能性が高くなりますので、そういったデジタルで収受したものについてはデジタルとして保存していくという考え方になるかと考えております。
◆お
ぎのけんじ 委員 区の公文書館というのがあると思うんです。そこの物理的なキャパシティーが今どうなっているか私は分からないんですけれども、となると、そこの収納状況もどんどん減っていく可能性はあるということですよね。
◎末竹
区政情報課長 現在、船橋に公文書館、公文書庫ということを設けております。そちらにつきましては、現在おおむね八割から九割近く埋まってきております。こちらは平成十七年に設置しておりまして、その間、長期に当たるものとか、仮に十年保存とか、例えば議会の議決を受けたものはやはり重要でございますので、十年保存とかも、そういった年限を定めて保管しているものでございまして、現在は八割、九割というところまで埋まってきておりますけれども、そこの整理ということは今後必要になってくると、このように考えております。
◆お
ぎのけんじ 委員 さっきの
事務事業見直しのところにも通じる部分か分かりませんが、今後どんどん
デジタル化を行政としても進めていくことになると思いますので、公文書の今まで船橋に物理的に紙としてあるものの取扱いについても、今後この検討の中で取り上げられるのかどうか分かりませんが、ぜひ区として気にしていただきたいと思います。意見です。
◆
桃野芳文 委員 分類された目録というんですか、フォルダというのは、誰でも見られるように、たしか今ネット上で公開しているんですよね。それをまず教えてください。
◎末竹
区政情報課長 そのフォルダのいわゆる一覧という形で現在お示ししているというふうな状況でございます。
◆
桃野芳文 委員 ここで、委員会からフォルダの名称が分かりにくいということの指摘も受けているようですけれども、こういう指摘を受けて、ネット上で公開されているものについても変更は加えられているんですか。
◎末竹
区政情報課長 今お話しの点は非常に重要なことかと考えておりまして、やはりまずは、現在、文書管理の保管単位が、原則課、場合によりましては出張所とかまちづくりセンターもその保管単位の長という形にしておりますけれども、その保管単位の長で名称をつけてきたという経緯がございます。その名称を、いわゆる区民の方が見て分かるように変更していくということを、今後、庁内にきちんと周知しながら、必要に応じて、まず各所管のフォルダの管理所属にきちんと通知をした上で、必要な修正等はかけていくと、このように考えております。
◆
桃野芳文 委員 必要な修正、必要に応じてみたいな言い方をされていますけれども、これは委員会が恐らく、一定の基準といいますか、こういうふうにしないと分からないよということは示していらっしゃると思うんで、それについてはしっかりと庁内で統一してやっていただきたいと思うんです。それも、おっしゃるように大事な問題だと思うんで、スピード感を持ってやっていただきたいんですけれども、時期はどれぐらいになるんでしょうか。
◎末竹
区政情報課長 まず、そういった名称の分かりづらいというふうな御指摘をいただいているフォルダは具体的に幾つか挙がってきておりますので、そこらあたりをきちんと整理してというんですか、名称等に対して分かるような名称のつけ方を工夫しながら、やはり区民の方が見て分かる、区民のいわゆる共有の資源だということを庁内にきちんと周知しながら見直しをかけてまいります。
◆
桃野芳文 委員 どれぐらいの期間でやられるんですか。
◎末竹
区政情報課長 失礼しました。いずれにしても、廃棄する前、年明けの、次回が一月十四日になりますので、その開催のときには、そういった案とかいうことも含めて御提示できるようにして、委員会の方にもきちんと御報告、御説明しながら進めてまいりたいと考えております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 (3)令和二年 特別区
人事委員会報告の概要について、理事者の説明を願います。
◎馬場
職員厚生課長 それでは、令和二年 特別区
人事委員会報告の概要につきまして御説明いたします。
本年の人事委員会勧告でございますが、まず、特別給につきまして、十月二十三日に先行して勧告が行われております。さきの第四回定例会におきまして、給与条例等の改正につきまして御議決をいただいたところでございます。
本日御説明する内容でございますが、月例給につきまして、この十二月三日に特別区人事委員会により報告が行われたことに伴うものでございます。
まず、資料1の特徴でございますが、本年は職員の給与が民間従業員の給与額にして百五十七円、率にして〇・〇四%上回っている状況であるものの、その格差は僅少であり、おおむね均衡していると言えることから、月例給の改定は行わず、据え置くこととしております。
続きまして、2の国及び東京都の報告・勧告状況でございます。一覧表にまとめてございます。月例給につきまして、東京都は別途、必要な報告、勧告を予定している状況でございます。また、国でございますが、特別区と同様に、公民較差の部分で、職員給与が民間給与を上回っておりますが、その差が小さいということから、月例給につきまして据え置くこととしてございます。
下の表でございます。これは特別給でございます。既に報告させていただいた部分でございます。
続きまして、3の令和二年の公民較差算出でございます。行政系人事制度の改正に伴う差額支給者が、本年におきまして特別区全体で千八百十八人おり、特例的な措置として公民比較から除外して較差を算出しているというところでございます。
裏面を御覧ください。4その他の主な意見でございます。ただいま御説明いたしました職員の給与に関する報告と併せて、人事給与制度や勤務環境の整備等に関する人事委員会の意見をまとめたものでございます。後ほど御覧いただければと存じます。
御説明は以上でございます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 今回は公民較差を比較して、〇・〇四%民間のほうが少ないというようなことでしたが、民間給与のほうが〇・〇四%程度上回っているような状況だと、これまでどんな勧告というか報告があったのか、あるいは〇・〇四%程度の報告はこれまでなかったのかということを教えていただければと思います。
◎馬場
職員厚生課長 まず、今回〇・〇四%職員のほうが上回っているという状況でございます。過去にも差が小さくて据え置きをしたという年もございましたので、本年もその先例に倣うといいましょうか、同じような対応ということでございます。
◆そのべせいや 委員 今御報告があったことは理解をしています。その上で、職員が上回っている場合ではなくて、民間が同じ程度上回っている場合、どのような対応だったかという過去の経緯を知りたいということですが、かなり時間がかかるようでしたら、後でいいです。すみません。要望です。
○加藤たいき 委員長 では、後ほどお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○加藤たいき 委員長 次に、(4)予定価格の誤りによる
入札中止に係る
対応状況について、理事者の説明を願います。
◎小湊 財務部長 それでは、予定価格の誤りによる
入札中止に係る
対応状況につきまして、財務部よりまとめて御説明を申し上げます。
本件の対応につきましては、十一月十日開催の本委員会におきまして御報告をしたところでございますが、その際、今後、速やかに実施するとしていた再発防止策等の進捗状況を取りまとめましたので、本日改めて御報告をするものでございます。
お手元資料の1発生事案の概要、2再発防止の考え方は記載のとおりでございます。
なお、本日も別紙といたしましてフローチャートを添付しておりますので、併せて御覧いただければと存じます。網かけの部分が新たな取組でございます。
続きまして、資料の3再発防止策の進捗状況でございます。再発防止策の検討に当たりましては、本件発生後、
施設営繕担当部内に課長を筆頭とした部内横断的な検討会を組織し、財務部経理課からも課長及び係長、担当職員を参加させ、両部連携の下、速やかに検討を進めてきたところでございます。
具体的な内容でございますが、まず、(1)チェック体制の見直し・強化のうち、①といたしまして、数量内訳書の全項目チェックを確実に既に実施しております。これまで起工課内では、主だった項目のチェックのみという事例も見受けられたということで、全項目チェックを改めて徹底したものでございます。これが別紙、フローチャートの右側の見直し後という欄の上から一つ目の網かけ部分でございます。
次に、②といたしまして、効果的な方法によるチェックの推進でございます。まず、担当者とは別に、新たに視点を変えた複層的なチェックを実施しております。チェック方法につきましては、外部の専門機関であります公益社団法人日本建築積算協会、これは建築積算技術者の団体ということでございますが、そちらの助言をいただきまして、担当者の全項目チェックは、小項目から大項目のほうへ向かっている。ほかのチェック者は逆に、大項目から小項目へと確認をする手法ということで、これを取り入れて既に実施をしております。なお、それらのチェックに当たりましては、さきの委員会でも御説明をいたしましたが、実効性の高い職員用積算チェックリストを作成し、活用を図ることといたしております。内容は後ほど御説明を申し上げます。また、加えまして、現在使用しております営繕積算システム、こちらの並べ替え機能を活用いたしまして、極小・極大値の抽出チェックも行ってまいります。これが別紙フローチャート見直し後の欄の上から三つ目の網かけの部分でございます。
さらに、さきの委員会では、システムあるいはソフトウエアなどを活用した機械的なチェックの導入という御意見もいただきました。一部分でもそうした機械的なチェックを導入できれば、そこで浮く人力を他に振り向けることができますので、引き続き、そうした人力に頼らないソフトウエアの活用方法につきましても、鋭意検討してまいりたいと思っております。
続きまして、③でございます。資料の裏面を御覧ください。修正内容の記録作成・活用ということで、設計時の工事費の内訳と手直しがあった際の修正後の内訳を金額ベースで対比させ、その増減理由を記載することで、変更項目が一目で分かるように工夫した工事費概要書を新たに作成いたしております。これが別紙フローチャート見直し後の欄の上から二つ目の網かけ部分でございます。
続きまして、④でございますが、そうして作成された新たな工事費概要書を用いまして、契約担当課である経理課でも新たに別途内容や金額の再点検を行うとともに、経理課独自に積算チェックのほうも行ってまいります。これが別紙フローチャート見直し後の欄の四つ目の網かけ部分でございます。
続きまして、(2)実効性の高いチェックリストの整備・運用でございます。複合化におけるチェックの標準化と実効性を高めるために、先ほど来御説明しておりますように、新たに職員用積算チェックリストを整備し、運用を始めております。なお、チェックリストの作成に当たりましても、積算協会の助言を基に、資料に記載の内容に留意をしたチェック項目を設定して行っております。
この項目の最後、(3)になりますが、適正なスケジュール管理と再発防止策定着への取組みでございます。やはりさきの委員会でチェックの形骸化という御意見がございましたが、資料に記載のような取組を行いまして、定期的かつ継続的な注意喚起との共同意識の醸成を図り、しっかりと取り組んでまいります。
以上、現時点では人力に頼る部分がほとんどではございますが、まずは工夫を凝らして、チェック体制を構築、維持し、しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。また、新たなシステムやソフトウエアの活用の検討も並行して進めてまいります。
続きまして、4再度公告入札についてでございます。入札を中止といたしました本案件につきましては、設計図書を再点検の上、予定価格の誤りを修正し、一般競争入札による再度公告入札として、既に十一月十一日に公告をしており、現在進行をしております。
続きまして、5今後のスケジュール(予定)でございますが、再度公告入札案件の開札は本年十二月二十四日でございます。その後、契約予定案件として、来年二月の当委員会に御報告をし、令和三年第一回区議会定例会に契約議案として御提案をする流れとなります。よろしくお願いいたします。
長くなりましたが、私からの御説明は以上でございます。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
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山口ひろひさ 委員 ちょっと分からないんで教えてもらいたいんですけれども、この説明の中に積算協会というのが出てきますが、この助言に基づいてとかいうことで、今回その積算協会からいろいろ助言をいただいて、こういうシステムになったと思うんですけれども、ここで助言をいただくのに、予算とかって何かお金が発生するということはあるんですか。
◎佐々木
施設営繕担当部長 積算協会につきましては、今、これまでも積算についていろいろ区議会からも御意見をいただいておりまして、一億円以上の工事のものについては積算士を入れるとか、そういったお話もある中で、積算協会とはこれまでいろいろ御相談をしているというところ、あとは定期的に積算士を積算協会のほうから派遣をいただいて、講習などもしています。そういう関係の中で今回御意見をいただいているということです。
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○加藤たいき 委員長 (5)令和元
年度契約案件に係る世田谷区
入札監視委員会の審議結果について、理事者の説明を願います。
◎阿部
経理課長 それでは、令和元
年度契約案件に係る世田谷区
入札監視委員会の審議結果につきまして御説明いたします。
1の主旨でございます。令和元年度に締結をいたしました契約案件につきまして、このたび
入札監視委員会を開催し、審議を行いましたので、その結果につきまして御報告するものでございます。
2の実施日につきましては、本年の十一月四日でございます。
3の審議内容でございます。最初、(1)審議の対象とした案件は、令和元年度の工事請負契約のうち、各委員が抽出した案件八件で、裏面に記載のとおりでございます。
なお、令和元年度の工事請負契約の締結状況は、一般競争入札二百十一件、指名競争入札十六件、随意契約八十二件の合計三百九件でございます。
(2)としまして審議結果でございますが、不適切な入札の実施、あるいは早急に是正すべき入札制度の問題点などにつきましては、委員会としての指摘、意見の具申はございませんでした。
次に、4の審議外の報告案件等につきましては、記載の(1)から(4)のとおりでございまして、今回の先ほど御説明いたしました
入札中止の件につきましても御報告をしております。
この審議内容につきましては、5に記載のとおり、その概要を今後、区のホームページで公表してまいります。
説明は以上となります。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○加藤たいき 委員長 次に、(6)世田谷区
公契約条例に基づく
労働報酬下限額について、理事者の説明を願います。
◎阿部
経理課長 それでは、世田谷区
公契約条例に基づく
労働報酬下限額につきまして御説明をいたします。
まず、1の主旨でございます。本年十一月三十日付で、公契約適正化委員会及び労働報酬専門部会から提出をされました令和三年度
労働報酬下限額に関する意見書を踏まえまして、区として決定をいたしました来年度の公契約における
労働報酬下限額を御報告するものでございます。
2のその
労働報酬下限額でございます。表のほうを御覧ください。まず、予定価格三千万円以上の工事請負契約についてでございますが、国土交通省定義の五十一職種のうち、①の熟練労働者について、設計労務単価の八五%、②の見習い手元等の未熟練労働者については設計労務単価の軽作業員比七〇%といたしまして、これは現行と同じ水準での下限額としております。
なお、例年ですと、二月頃に国の設計労務単価の変更の告示がなされております。
この次、③のそれ以外の労働者は現行と同じ時給千百三十円としております。
次に、予定価格二千万円以上の工事請負契約以外の契約、委託等につきましても、現行と同じく時間給千百三十円としております。これらの下限額につきましては、いずれも、今般の意見書に沿う内容となっております。
この取扱いにつきましては、3の記載にありますとおり、令和三年四月以降に契約する案件から適用させてまいります。
4の今後のスケジュールにつきましては記載のとおりでございます。
説明は以上です。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○加藤たいき 委員長 (7)令和二年度
工事請負契約締結状況(十月分・十一月分)について、理事者の説明を願います。
◎阿部
経理課長 それでは、令和二年度十月分、十一月分の工事請負契約の締結状況につきまして御報告をいたします。
契約の締結状況につきましては、一覧表記載のとおりでございまして、十月分は土木工事三件、建築工事一件、設備工事二件で、契約金額の合計は四億七百十五万四千円となっております。
十一月分につきましては、建築工事二件で、契約金額の合計が一億六千四百九十五万三千八百円でございます。
説明は以上です。
○加藤たいき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○加藤たいき 委員長 では次に、(8)その他ですが、ほかに
報告事項はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 なければ、これで1
報告事項を終わります。
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○加藤たいき 委員長 次に、2
協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、年間予定である二月八日月曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 それでは、次回の委員会は、二月八日月曜日午前九時から開催予定といたします。
以上で
協議事項を終わります。
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○加藤たいき 委員長 そのほか何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○加藤たいき 委員長 なければ、以上で本日の
企画総務常任委員会を散会いたします。
午前十時三十六分散会
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署名
企画総務常任委員会
委員長...