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09月06日-01号

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  1. 雲仙市議会 2012-09-06
    09月06日-01号


    取得元: 雲仙市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    平成 24年 第3回定例会(9月)出席議員(25名)   1番  林 田  哲 幸  君       2番  坂 本  弘 樹  君   3番  酒 井  恭 二  君       4番  平 野  利 和  君   5番  浦 川  康 二  君       6番  大久保  信 一  君   7番  深 堀  善 彰  君       8番  前 田    哲  君   9番  上 田    篤  君      10番  町 田  康 則  君   11番  松 尾  文 昭  君      12番  前 川    治  君   13番  大久保  正 美  君      14番  小 畑  吉 時  君   15番  元 村  康 一  君      17番  小 田  孝 明  君   18番  岩 下    勝  君      19番  福 田  大 東  君   20番  町 田    誠  君      21番  岩 永  基 和  君   22番  中 村    勲  君      23番  中 村  一 明  君   24番  石 田  德 春  君      25番  森 山  繁 一  君   26番  井 上  武 久  君欠席議員(1名)   16番  柴 田  安 宣  君地方自治法第121条の規定に基づく出席者       市長             奥 村 愼 太 郎 君       副市長            町 田 義 博 君       副市長            境 川 秀 生 君       教育長            塩 田 貞 祐 君       観光物産まちづくり推進本部長 岸 川 孝 君       総務部長           畑 中 隆 久 君       市民生活部長         菅 勇 二 君       市民福祉部長兼福祉事務所長  本 多 周 太 君       農林水産商工部長       酒 井 利 和 君       建設整備部長         野 口 孔 明 君       教育次長           山 野 義 一 君       農業委員会事務局長      酒 井 忠 信 君       国見総合支所長        川 鍋 嘉 則 君       瑞穂総合支所長        小 田 雅 男 君       愛野総合支所長        吉 田 秀 信 君       千々石総合支所長       木 戸 庁 一 君       小浜総合支所長        野 口 龍 吾 君       南串山総合支所長       村 上 謙 郎 君       代表監査員          山 田 義 雄 君       政策企画課長         近 藤 和 彦 君       会計管理者          荒 木 強 君議会事務局       局長             大 山 真 一 君       課長補佐           中 村 和 子 君       課長補佐           関 雄 介 君       係長             和 田 香 恵 君       主査             前 田 雅 廣 君平成24年9月6日(木)議事日程議事日程 第1号┌────┬───────┬───────────────────────┬───────┐│日程番号│議案番号   │件          名           │備  考   │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│1   │       │会議録署名議員の指名             │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│2   │       │会期の決定                  │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│3   │       │議長報告                   │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│4   │       │市長報告                   │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│5   │       │議会活性化特別委員会中間報告         │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│6   │報告第3号  │平成23年度雲仙市決算に係る健全化判断比率及 │総務部    ││    │       │び資金不足比率の報告について         │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│7   │議案第58号 │県央県南広域環境組合規約の一部を変更する規  │市民生活部  ││    │       │約について                  │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│8   │議案第59号 │雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例  │建設整備部  ││    │       │の制定について                │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│9   │議案第60号 │平成24年度雲仙市一般会計補正予算(第2号) │総務部    ││    │       │案について                  │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│10  │議案第61号 │平成24年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予 │市民生活部  ││    │       │算(第1号)案について            │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│11  │議案第62号 │市道路線の廃止について            │建設整備部  │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│12  │認定第1号  │平成23年度雲仙市一般会計歳入歳出決算認定につ│総務部    ││    │       │いて                     │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│13  │認定第2号  │平成23年度雲仙市国民健康保険特別会計歳入歳 │市民生活部  ││    │       │出決算認定について              │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│14  │認定第3号  │平成23年度雲仙市後期高齢者医療特別会計歳入 │市民生活部  ││    │       │歳出決算認定について             │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│15  │認定第4号  │平成23年度雲仙市簡易水道事業特別会計歳入歳 │建設整備部  ││    │       │出決算認定について              │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│16  │認定第5号  │平成23年度雲仙市下水道事業特別会計歳入歳出 │建設整備部  ││    │       │決算認定について               │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│17  │認定第6号  │平成23年度雲仙市と畜場特別会計歳入歳出決算 │農林水産商工部││    │       │認定について                 │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│18  │認定第7号  │平成23年度雲仙市国民宿舎事業特別会計歳入歳 │観光物産まちづ││    │       │出決算認定について              │くり推進本部 │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│19  │認定第8号  │平成23年度雲仙市温泉浴場事業特別会計歳入歳 │市民生活部  ││    │       │出決算認定について              │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│20  │認定第9号  │平成23年度雲仙市水道事業会計決算認定につい │建設整備部  ││    │       │て                      │       │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│21  │諮問第8号  │人権擁護委員候補者の推薦について       │市民生活部  │├────┼───────┼───────────────────────┼───────┤│22  │発議第7号  │雲仙市議会議員定数条例の制定について     │       │└────┴───────┴───────────────────────┴───────┘=午前10時00分 開会= ○議長(井上武久君) おはようございます。これより平成24年第3回雲仙市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号より、本日の会議を開きます。 △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(井上武久君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、9番、上田篤議員、10番、町田康則議員を指名します。 なお、会議録署名議員が会議に欠席した際の予備署名議員には、11番、松尾文昭議員、12番、前川治議員を指名します。 △日程第2.会期の決定 ○議長(井上武久君) 日程第2、会期の決定を行います。 本定例会の会期は、本日より9月27日までの22日間とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(井上武久君) 御異議なしと認めます。従って、本定例会の会期は、本日より9月27日までの22日間と決定することにしました。 なお、会期中の日程は、お手元に配付しております会期日程のとおりです。 △日程第3.議長報告 ○議長(井上武久君) 日程第3、議長報告を行います。 報告事項については、お手元に配付のとおりです。 監査委員から、平成24年4月分から6月分までの例月現金出納検査結果報告書が提出されましたので、その写しを添付しております。 次に、本日までに受理しました請願、陳情等は、請願・陳情等付託報告のとおり、陳情3件となっております。 陳情第6号は産業建設常任委員会へ、陳情第7号は文教厚生常任委員会へ、陳情8号は総務常任委員会へ送付します。 次に、大韓民国求礼郡訪問、議会運営委員会行政調査に議員等を派遣しましたので、その派遣目的、派遣場所等について報告します。 次に、長崎県市議会議長会臨時総会及び議員研修会の概要について報告します。 次に、要望活動報告について、要望活動2件について報告します。 次に、議長並びに関係議員が出席しました諸事業、会議は、別紙「議会関係一般報告」のとおりであります。 以上、議長報告を終わります。 △日程第4.市長報告 ○議長(井上武久君) 日程第4、市長報告について、市長より申し出があっておりますので、これを受けることにします。奥村市長。 ◎市長(奥村愼太郎君) おはようございます。それでは、お許しをいただきましたので、さきの第2回定例会閉会後の市政の主な動き等について御報告を申し上げます。 7月25日、市議会から井上議長を初め議員の皆様とともに、市長並びに市議会議長の連名で長崎県への施策に関する要望・提案書を中村知事に提出をいたしました。 要望いたしました項目は、合併算定替えにかわる新たな財政支援措置、雲仙市食肉センターの老朽化への対応、広域的、幹線的な道路網の整備など12項目でございますが、中村知事からは前向きな対応の御回答や要望・提案の実現のために、本市と協力しながら国へ働きかけたい旨のお言葉をいただいたところであります。 今後とも議会の皆様と連携を図りながら、市政推進のため、県への要望活動、提案を行ってまいりたいと存じます。 8月12日、第2回雲仙市中学生議会を開催いたしました。市内8校から25名の中学生議員の皆さんが参加をされ、前回同様、通常の議会と同じ形式で実施をいたしましたが、専門的な学校や企業を誘致してほしい、中学生が部活動で公共施設を使う場合、無料にすることはできないかなど、日ごろ感じておられることを中学生の目線で質問がなされました。 中学生議員の皆さんが雲仙市のことを真剣に考え、少しでもこの町をよくしようという気持ちが伝わってまいりましたし、ふるさと雲仙市のために何とかしたいという思いをお持ちであるということ、その情熱もまた力強く感じた次第でございます。 7月24日から、3泊4日の日程で求礼郡から16名の中学生が雲仙市を訪問し、仁田峠や雲仙地獄等を見学するとともに、雲仙市内の中学生と一緒に潟体験や宿泊体験、小浜中学校への訪問、ホームステイなどを行いました。 また、7月31日から8月3日まで、同じく3泊4日の日程で雲仙市の中学生14名が求礼郡を訪問し、求礼郡内やヨス万博等の見学を初め、韓国の国楽であるパンソリの演奏体験、チーズづくりや押し花づくり体験ホームステイ等を行い、相互の交流を深めました。 帰国しました中学生から8月10日にその報告を受けましたが、韓国の文化や生活を肌で感じ、参加した中学生にとって大変貴重な体験ができたものと考えております。 なお、求礼郡のソ郡守、求礼郡議会のキム議長のお招きを受け、7月31日から2泊3日で、私も市議会の井上議長ほか議員の皆様とともに求礼郡を訪問し、雲仙市と求礼郡のさらなる友好関係の継続を再確認してまいったところでございます。 8月22日、雲仙ゴルフ場におきまして、今回で31回目となります「はだしで遊ぼう雲仙」が開催されました。当日は天候にも恵まれ、多くの子供たちがはだしになって思い思いに広い芝生の上を駆け回り、工作教室、ハタ揚げやサッカー教室などの楽しいイベントで涼しい雲仙を満喫いたしました。 今回、特別に中国武漢市教育局の小・中学生によります管弦楽団の特別演奏や小浜中学校との合同演奏なども行われ、このイベントを大いに盛り上げていただき、来場された皆様方も大変喜んでおられました。 はだしで遊ぼう雲仙の開催に尽力をされました実行委員会の皆様を初め、関係各位に、この場をお借りして厚くお礼を申し上げる次第であります。 長崎と中国上海間を就航しておりますオーシャン・ローズ号に、8月22日から26日まで、千々石中学校吹奏楽部の生徒14名の皆様が雲仙市観光PR大使として乗船し、御神楽や吹奏楽などを披露していただき、乗船された皆様に大変好評を博しました。 私も23日から上海の現地大手旅行代理店中国東方航空社を訪問し、雲仙市の大自然のすばらしさやジオパークなどを紹介しながらトップセールスを行った後、25日に上海を出航したオーシャン・ローズ号に乗船し、千々石中学校の皆様と一緒に雲仙市の魅力を発信し、アピールをしてまいりました。 また、船内では雲仙市の観光ポスターの掲示、中国語版の観光DVDの放映や観光パンフレットの配布等も行い、雲仙市の観光宣伝を行いましたが、今後とも、海外、特に東アジアからの誘客に向けてさまざまな機会に雲仙市のPRを行ってまいりたいと思います。 住民サービスの向上や業務の効率化を図り、合併効果を最大限に発揮していくためには、単独電算システムの構築が不可欠なため、合併協議会時代より本市の単独電算化について、島原市、南島原市と協議を行ってまいりました。 このような状況の中、7月30日に雲仙市、島原市、南島原市による市長会議を行い、本市の単独電算化に関しまして御理解をいただいたところであります。 本市といたしましては、平成25年から使用できなくなりますシステムがあることや、県の合併交付金の活用期限が迫っていることなどから、単独電算化について早急に対応していく必要があるため、本定例議会に債務負担行為を上程し、新システムの構築を進めてまいりたいと考えております。 本年2月、雲仙市環境保全審議会に対し諮問しておりました雲仙市環境都市宣言文の起草につきましては7月24日に答申を受けました。 答申の内容につきましては「人と自然が共存する潤いのまち雲仙」というタイトルのもと、子供から大人まであらゆる世代の人にわかりやすい宣言文となっており、全市民が環境問題に向き合い、考え、学び、協働していこうとする決意を宣言するものであります。 宣言は11月17日、南串山町のハマユリックスホールにて開催をされます、長崎県保健環境連合会主催の、人と環境にやさしいふるさと推進大会において行う予定でございます。 8月5日、大村市で行われました第31回長崎県消防ポンプ操法大会に、雲仙市代表として、小型ポンプの部に吾妻支団、ポンプ自動車の部に国見支団の2チームが出場いたしました。 吾妻支団は本年3月から、また、国見支団は4月から長期間にわたる厳しい訓練を重ね、大会当日にはその訓練の成果を十分に発揮し、見事な操法を披露され、ポンプ自動車の部では惜しくも入賞を逃したものの、小型ポンプの部で3位に入賞するという、すばらしい成績をおさめることができました。この訓練で培った団結力と消防精神は、必ずや地域防災の力になるものと信じております。 また、大会当日はたくさんの本市議会議員の皆さんからも応援をいただきましたことを、心から感謝を申し上げます。 雲仙市消防団として堂々と大会に出場できましたのも、厳しい訓練を続けた選手の奮闘はもちろんのこと、関係団体の皆様、御指導いただきました島原消防署並びに小浜消防署の署員の方々など、多くの方々の御支援のたまものであり、この場をお借りしまして、深く敬意と感謝を申し上げる次第であります。 定期予防接種のポリオにつきましては、これまで接種対象者を各会場に集めて生ポリオワクチンを飲ませる方法で実施をしておりましたが、生ポリオワクチンは、ごくまれに、接種後、手足などに麻痺を起こす場合があるということから、厚生労働省は9月1日から全国一斉に生ワクチンを飲ませる方法から不活化ワクチンを注射する方法に切りかえる省令改正を行いました。 これに伴い、本市においてもこれまで実施してきた集団接種を中止し、9月1日から医療機関で予防接種を行う個別接種にすることといたしました。 今回の不活化ポリオワクチン導入によりまして、ポリオワクチン接種後の安全性が高まりますとともに、いつでも接種したい日にかかりつけの医療機関で接種することができるようになったところでございます。 また、11月1日から三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを合わせた四種混合ワクチンも導入される予定となっております。 6月15日から25日の梅雨前線豪雨により、市内の農地や農業用施設に多大な被害をもたらしました。田や畑の農地の被害が22件、広域農道を含む道路、水路の施設被害が16件、合わせて38件の被害が発生しており、被害総額は約7千万円に及んでおります。 今後の復旧につきましては、営農に支障を来さぬよう国の災害復旧事業を活用し、また、国庫補助事業に該当しない小災害につきましては、市単独事業により、1日も早い復旧に努めてまいりたいと思います。 農業農村整備予算確保に向けた県の総決起大会が7月21日、本市ふるさと会館におきまして開催をされました。県下から関係土地改良区や県選出国会議員、県議会からも農水委員会を中心として、総勢約480名も結集していただきました。 この大会は、国の農業農村整備予算が2年前に6割を超える大幅な削減となって以降、回復をされておらず、農業農村整備事業の推進に支障を来しておりますことから、整備予算の確保を目的として行われたものであります。 現在、本市におきましても八斗木地区、山田原第2地区で農業農村整備事業を行っておりますが、事業完了の遅れにより、事業効果の発現が遅れないよう、本総決起大会を契機に国に対しましてさらなる要請を行いますとともに、足腰の強い農林業の確立の実現に向けて、魅力ある農業の確立を目指してまいります。 7月28日、諫早市高来西公民館におきまして、国から郡司農林水産大臣ほか24名、本県側から中村知事を初め県議会副議長、雲仙市並びに諫早市の市長、議会議長のほか、関係団体、個人約140名が参加をして諫早湾干拓開門問題に係る意見交換会が開催をされました。 私は地元市長として、当時の総理に最高裁への上告をお願いしたにもかかわらず全く答えもなかったこと、また、今般の代替農業用水確保を前提とした調査ボーリングに不許可を決定したことに対し、国から本市に違法不当とした異議申し立てがなされたことに対する不信感を強く申し入れをいたしました。 国からは、地下水案以外の案も検討すること、また、違法不当は異議申し立ての例文で、引き続き対話したい趣旨のものであることという回答でありましたが、今回の国側の説明は到底納得できるものではなく、8月2日に長崎県知事、諫早市長、雲仙市長の連名により、環境影響評価基準書に対する意見及び見直しについて国へ要請文を提出いたしました。 しかしながら、国は8月21日、一方的に環境アセス評価書の公表を行ったわけでございます。地元の再三の要請にこたえることなく、地元の理解が得られないままの公表に対し、マスコミを通じ、遺憾の意を表明しました。 本市としましては、今後も県を初め関係機関等と連携をとりながら、この問題に対応してまいる所存でございます。 9月23日、雲仙市商工会青年部などが中心となった愛の聖地プロジェクト実行委員会主催により、雲仙市ロマンスウエディングが開催をされます。 これは、日本ロマンチスト協会が愛の聖地として認定する本市で、公募した2組の結婚式を挙げて祝福するというもので、今年で2回目を迎えるイベントでございます。 今回は愛野駅で挙式した後、島原鉄道株式会社様の御協力をいただきまして、多比良駅までの特別列車を走らせ、線路沿いの一部区間では地元住民の皆様が風船やメッセージボードなどを掲げて祝福をする予定となっております。 雲仙市商工会では全国展開支援事業としてロマンスや愛をテーマとした商工振興事業を展開しており、今年度におきましてはロマンディナーロマンパック旅行商品の開発などを行う計画がなされており、今後の観光客誘致などにも大いに期待されるところでございますので、市といたしましても、市民の皆様と一緒になって、このイベントを盛り上げていけるよう、できるだけの支援を行ってまいります。 第10回全国和牛能力共進会長崎県大会が佐世保会場におきまして10月25日から29日までの5日間、また、島原会場におきましては26日から28日までの3日間、開催をされます。 この大会は5年に一度、全国から優秀な和牛が一堂に会して優劣を競い合う大会であり、種牛の部と肉牛の部に約500頭が出品をされる大会でございます。 県の代表牛選考会の種牛の部へ雲仙市から4名の方が県南地区代表として出品をされましたが、残念ながら県の代表牛には選考されませんでしたけれども、代表牛と比較しても遜色ないものであったと伺っております。関係者の皆様に改めてお礼を申し上げます。 また、肉牛の部におきましては、雲仙市から小川博信氏の肥育牛が県代表として選出されております。ぜひ、全国大会でも優秀な成績に繋がりますよう期待しているところでございます。 雲仙市といたしましても、全国和牛能力共振会長崎県大会を成功に導き、長崎県全体の評価を高めていきたいと存じます。 かねてより県へ早期整備の要望をいたしておりました主要地方道小浜北有馬線金浜工区のバイパス、全線1,750mが完成し、7月20日に開通をいたしました。 このことにより、利便性と安全性が向上し、半島南部の経済振興や生活環境の改善に繋がるものと考えております。 現在、市内における都市計画道路は小浜地区に1路線、国見地区に4路線、雲仙地区に10路線、計15路線ありますが、そのうち、整備済み路線は5路線で、国見地区1路線及び雲仙地区9路線は未整備路線となっております。 この都市計画道路を未整備のままにしておきますと、建築制限を受け、土地の有効活用ができない状況が続くことになりますので、本市におきましても平成21年度より県と共同で対象路線の必要性や実現性の検証を行い、見直しを進めてまいりました。 その結果、雲仙地区の9路線のうち国道57号に係る4路線につきましては歩道等未整備の区間があり、今後、整備を行う上で、そのまま計画を残すこととなりましたが、残る5路線につきましては、8月23日に開催されました第6回雲仙市都市計画審議会へ諮問し、廃止との答申をいただきましたので、廃止することといたしました。 また、国見地区の駅前線におきましても、市の都市計画審議会へ意見照会をお諮りし、廃止との御意見をいただきましたので、その旨、県へ回答し、9月4日に開催をされました第147回長崎県都市計画審議会において廃止をされました。 7月28日から7月30日にかけて、長崎県中学校総合体育大会が県内各市で行われ、雲仙市から11競技、271名の中学生が参加をいたしました。 すべての種目におきまして熱戦が繰り広げられ、暑い中、雲仙市の代表として参加した選手たちの懸命に戦う姿が見られました。 団体種目では、国見中学校がサッカーで見事優勝し、小浜中学校が卓球競技で男女、バドミントン競技で男子が、それぞれ準優勝となりました。 個人種目では、陸上競技共通女子砲丸投げで南串中学校の松山むつみさんが、柔道競技男子90㎏級で吾妻中学校の中山涼太君が、それぞれ優勝を果たしました。また、陸上競技共通女子砲丸投げで南串中学校の渡部真実さん、柔道競技女子63㎏級で吾妻中学校の川内望李さん、同じく柔道競技女子57㎏級で南串中学校の渡部亜美さんが、それぞれ準優勝、バドミントン競技の男子シングルスで小浜中学校の松尾涼平君が4位に入りました。 市民のスポーツの祭典でございます第7回市民スポーツ大会が8月4日から9月2日まで延べ6日間、市内全域において盛大に開催をされました。市民スポーツ大会は、市民のスポーツ親睦、融和及び連帯意識の高揚を図ることを最大の目的として、スポーツの活性化と競技力向上を図り、市民総スポーツの推進に寄与するために雲仙市体育協会主催で毎年開催され、今年も20競技、56種目に、総勢1,700名もの選手が勝利を目指して活気ある競技が繰り広げられ、盛会のうちに終了をいたしました。 小浜中学校吹奏楽部は、8月18日、福岡市で開催をされました第57回九州吹奏楽コンクールにおきまして、九州各県から26校が参加する中、長崎県代表として出場し、銀賞を受賞されました。 長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会における、総務、競技式典、宿泊衛生、輸送交通防災の四つの専門委員会の第1回会議が8月20日に合同で開催をされました。 今後、長崎がんばらんば国体成功へ向け、市民運動などの具体的な準備を行っていただくことになります。 また、8月26日、長崎市三和町にて県下の地域青年部が参加する第61回長崎県青年大会におきまして、レクリエーション種目として初めて雲仙アヅマクロスが採用され、県内から16チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。 雲仙アヅマクロスは、長崎がんばらんば国体のデモンストレーションとしてのスポーツ行事に決定をしており、本大会を契機に雲仙アヅマクロスが雲仙市のレクリエーション競技としてPRが図られたものと思われます。 8月22日、長与町におきまして開催されました第34回少年の主張長崎県大会に出場されました愛野中学校3年、松永裕太郎君は「本当に大切なものとは」という演題で堂々と発表され、優秀賞でありますココロねっこ賞を受賞されました。 松永君は、昨年行われました雲仙市予選大会において最優秀賞に選ばれ、雲仙市の代表となられたもので、今回は県下の中学校123校から1万4,458編の応募があり、その中から選出をされた松永君を含む12名が発表を行ったと伺っております。松永君の今後ますますの御活躍を期待したいと思っております。 △日程第5.議会活性化特別委員会中間報告 ○議長(井上武久君) 日程第5、議会活性化特別委員会中間報告を議題とします。 特別委員長の報告を求めます。大久保正美議会活性化特別委員長。 ◎議会活性化特別委員長(大久保正美君) 議会活性化特別委員会中間報告。 平成23年12月21日の本会議において議員定数や議会の活性化策に関する調査研究を行うため設置された本委員会のこれまでの調査結果について報告いたします。 1、選挙公営について。 議員選挙に立候補しやすい状況や方策が求められている中、委員会において、長崎県内13市中10市が採用している状況や、先進地での選挙公営制度の調査を実施しました。調査を踏まえ、協議した結果、公職選挙法の規定の範囲内での選挙運動費用の公費負担について、来年11月に実施される選挙より適用されることを求めることと決定をいたしました。 2、議員定数について。 現在の厳しい財政状況や雲仙市職員適正化計画により、職員の削減計画がある中、人口5万人規模の自治体や長崎県内の状況について調査研究いたしました。 また、積極的に議会改革に取り組まれている先進地での行政視察を実施し、調査、意見交換などを行いました。 このような状況を踏まえ、協議をした結果、委員会の最終的な結論として、現在の26名から5名減じて21名とすることを賛成多数で決定をいたしました。 なお、後ほど本委員会より雲仙市議会議員定数条例制定議案を提出しますので、議員各位の御賛同を、よろしくお願いいたします。 以上で議会活性化特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(井上武久君) これより、特別委員会中間報告に対する質疑を行いたいと思いますが、質疑の通告があっておりませんので、質疑を終わります。 △日程第6.報告第3号 △日程第7.議案第58号 △日程第8.議案第59号 △日程第9.議案第60号
    △日程第10.議案第61号 △日程第11.議案第62号 △日程第12.認定第1号 △日程第13.認定第2号 △日程第14.認定第3号 △日程第15.認定第4号 △日程第16.認定第5号 △日程第17.認定第6号 △日程第18.認定第7号 △日程第19.認定第8号 △日程第20.認定第9号 △日程第21.諮問第8号 ○議長(井上武久君) 日程第6、報告第3号平成23年度雲仙市決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率の報告にについてから、日程第21、諮問第8号人権擁護委員候補者の推薦についてまでの16議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。奥村市長。 ◎市長(奥村愼太郎君) 提案理由を申し上げます。 まず最初に、私から、今回、御審議をお願いいたしております案件につきまして、概略を申し上げます。 今回お願いいたしておりますのは、雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定が1件、平成24年度補正予算が2件、市道路線の廃止など、その他のものが2件、平成23年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の認定並びに企業会計であります水道事業会計の決算の認定が合わせて9件、人事に関するものとして、人権擁護委員候補者の推薦が1件。 以上、合計15の案件と平成23年度決算に係る健全化判断比率等の報告が1件でございます。 詳細につきましては、それぞれ担当部長から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 報告第3号平成23年度雲仙市決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率の報告について説明を求めます。畑中総務部長。 ◎総務部長(畑中隆久君) 皆様、おはようございます。 それでは、議案集の1ページをお開きください。 報告第3号平成23年度雲仙市決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率の報告について御説明を申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定により、健全化判断比率及び資金不足比率について、監査委員の意見をつけて、別紙のとおり議会に報告するものでございます。 それでは、内容につきまして御説明を申し上げますので、2ページをお開きください。 まず、上の表、健全化判断比率でございます。表中の2段書きの違いにつきましては、上段に雲仙市の比率を、下段には財政健全化計画の0策定等が義務づけられる基準となります早期健全化基準を括弧書きで記載しております。 雲仙市の各比率でございますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率及び将来負担比率につきましては、ハイフンを記載しておりますが、これは備考1及び2に記載しておりますとおり、赤字額がない場合、比率がマイナスの場合はハイフンを記載することとなっておりますので、三つの比率につきましては、なしでございます。 次に、実質公債費比率につきましては12.7%となっており、四つの比率すべてについて早期健全化基準を下回っております。 次に、下の表、資金不足比率でございます。 水道事業会計から温泉浴場事業特別会計までの6会計の資金不足比率につきまして、すべてなしでございます。 なお、各会計の備考欄に経営健全化計画の策定等が義務づけられる基準となります経営健全化基準を括弧書きで記載しております。 以上で報告第3号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(井上武久君) 次に、議案第58号県央県南広域環境組合規約の一部を変更する規約について説明を求めます。菅市民生活部長。 ◎市民生活部長(菅勇二君) おはようございます。 議案集の3ページをお開きください。 議案第58号県央県南広域環境組合規約の一部を変更する規約について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、島原市、諫早市、雲仙市及び南島原市で一般廃棄物を共同処理している県央県南広域環境組合の経費の支弁の方法について、外国人登録法の廃止及び住民基本台帳法の一部改正に伴い、所要の整備を図るため、県央県南広域環境組合規約の変更に関する関係市との協議について、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 規約変更の内容につきまして、新旧対照表で御説明しますので、提出議案参考資料(その1)の1ページをお開きください。 組合の経費の支弁の方法として、第12条第3項第1号中、住民基本台帳及び外国人登録の加算人口を住民基本台帳人口に改めようとするものでございます。 恐れ入りますが、議案集の4ページをお開きください。 変更後の規約につきましては、附則第1項において定めるところにより、平成24年10月1日から施行しようとするものでございます。 また、経過措置としまして、附則第2項において定めるところにより、平成25年度以降の年度分の負担金から適用し、平成24年度以前の年度分の負担金につきましては、従前の例によることを規定しようとするものでございます。 以上で議案第58号の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、議案第59号雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について説明を求めます。野口建設整備部長。 ◎建設整備部長(野口孔明君) おはようございます。 議案集の5ページをお開きください。 議案第59号雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について御説明申し上げます。 本案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第1次地域主権一括法が施行され、地方公営企業法の一部が改正されたことに伴い、所要の整備を図るため、雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例を制定することについて議会の議決を求めようとするものでございます。 水道事業の剰余金につきましては、これまで地方公営企業法に基づき、積み立てるなどの処分をしておりましたが、今回の法改正により、同法第32条に規定されていた減債積立金の積立義務及び利益積立金の積立義務が廃止され、利益の処分は市町村の自主性にゆだねられ、条例等により行うことができることと改正されたため、今議会に上程するものでございます。 それでは、条例の主な内容につきまして御説明いたしますので、6ページをお開きください。 雲仙市水道事業の剰余金の処分等に関する条例(案)でございます。 まず、第1条、制定の目的でございますが、水道事業において生じた利益剰余金及び資本剰余金の処分及び欠損の処理について、必要な事項を定めることにより、財政的基盤を確立し、健全な運営に寄与することを目的としております。 次に、第2条、利益の処分の方法及び積立金でございますが、第1項では利益の処分について、これまでの地方公営企業法と同様に利益が生じた場合において前年度から繰り越した欠損金がある場合は、まず欠損金に充て、なお残額があるときは経営状況を考慮して、その残額の20分の1を下らない金額を減債積立金または利益積立金に積み立てなければならないとするものでございます。 第2項では、さらに剰余金に残額がある場合は、その全部または一部を建設改良積立金に積み立てることができることとするものでございます。 次に、第3項では、積立金の目的と目的以外の使用の禁止について定め、また、第4項では、積立金の目的以外の使用について、議会の議決を経た場合は使用することができることとするものでございます。 次に、第3条、資本剰余金でございます。建設改良工事の財源のうち、国・県補助金や一般会計等の他会計からの負担金等を資本剰余金と呼んでおりますが、第1項では、資本剰余金を源泉別に積み立てなければならないとするものでございます。 また、第2項では、資本剰余金により取得した資産に係る資本剰余金の取り崩しについて定めるものでございます。 次に、第4条、欠損金の処理でございます。欠損金につきましては、前年度から繰り越した利益をもって埋め、なお欠損金に残額がある場合は、利益積立金をもって埋めることとし、さらに欠損金に残額がある場合は、翌事業年度へ繰り越すこととするものでございます。 なお、本条例につきましては、附則において定めるところにより、公布の日から施行しようとするものでございます。 以上で議案第59号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、議案第60号平成24年度雲仙市一般会計補正予算(第2号)案について説明を求めます。畑中総務部長。 ◎総務部長(畑中隆久君) 議案第60号平成24年度雲仙市一般会計補正予算(第2号)案について御説明を申し上げます。 議案集では8ページになりますが、歳入歳出予算の概要につきましては別冊で配付いたしております提出議案参考資料(その2)の平成24年度雲仙市補正予算(案)資料(第2回補正)により御説明をいたしますので、資料の1ページをお開きください。 なお、特別会計の補正予算につきましても、この資料により説明をさせていただきます。 一般会計の今回補正額は13億2,543万7千円の追加補正で、補正後の予算額は277億787万6千円となり、前年度の同期と比較いたしますと、率にして0.8%の減となります。 中段の2、今回補正の主な内容には、地域介護・福祉空間整備事業など、今回補正を行う主な事業3件を記載しております。 繰越明許費につきましては、今後のスケジュールの都合上、年度内に事業の完了ができないため、今回の予算計上とあわせまして、地域介護・福祉空間整備事業1件の設定を行おうとするものでございます。 また、債務負担行為につきましては、現在、そのほとんどを島原地域広域市町村圏組合の設備によって稼働しております各種電算システムを雲仙市単独によるシステムに切りかえることを目的とする単独電算システム事業について新たに追加しようとするものでございます。 さらに地方債につきましても、対象事業の追加に伴い、災害復旧事業債1件の補正を行うものでございます。 なお、今回の補正予算は下段の3、今回補正の留意点に記載しておりますとおり、補助金等の内示を受けた事業のほか、早期に執行を要する経費及び地方債の繰上償還を行うための経費について計上しようとするものでございます。 2ページをお開きください。 補正予算の主な項目のうち、上段の歳入予算の主なものでございますが、まず№2の15款県支出金、地域介護・福祉空間整備事業費補助金は、補助金の内示があったことに伴い1億4,600万円を新規計上しようとするものでございます。 次に、№3の、同じく15款県支出金、新規就農総合支援事業費補助金3,675万円は、対象者が当初予算の見込みを上回ったため、今回、追加計上しようとするものでございます。 次に、№5の21款市債、現年農地・農林業施設災害復旧事業債2,140万円は、6月の豪雨等により被災した農地等の復旧を行うため、新規計上しようとするものでございます。 なお、№1の10款地方交付税の普通交付税2億7,670万円及び№4の19款繰越金、前年度繰越金7億3,761万7千円につきましては、今回の補正予算の調整財源として追加計上しようとするものでございます。 続きまして、下段の歳出予算の主なものについて御説明を申し上げます。 まず、№6の3款民生費、地域介護・福祉空間整備事業は、市内に小規模の特別養護老人ホームであります地域密着型介護老人福祉施設と通いや泊まりを組み合わせたサービスを行う小規模多機能型居宅介護施設をそれぞれ1施設ずつ整備する事業で、施設の整備を行う事業者に対して補助金を交付するものでございますが、合わせて1億6,758万4千円を新規計上しようとするものでございます。 次に、№7の6款農林水産業費、新規就農総合支援事業は、平成20年4月以降に新たに就農した方に対して、農業経営が不安定な就農直後の所得を確保するために補助金を交付する事業で、本年度の新規事業として当初予算に計上しているところでございますが、対象者が見込みを大きく上回ったため、不足額の3,675万円を追加計上しようとするものでございます。 なお、№8及び№9の11款災害復旧費につきましては、歳入で申し上げたとおり、6月の豪雨等により被災した農地や道路等の復旧を行うため、農地等災害復旧費用を7,246万3千円、現年公共土木施設災害復旧費用を3,690万円、それぞれ追加計上しようとするものでございます。 最後に、№10の12款公債費、繰上償還元金は、後年度の公債費負担の軽減を図り、将来の財政の弾力性をできるだけ確保することを目的として、過去に借り入れた地方債の繰上償還を行うために9億9,696万2千円を新規計上しようとするものでございます。 以上で議案第60号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、議案第61号平成24年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案について説明を求めます。菅市民生活部長。 ◎市民生活部長(菅勇二君) 議案第61号平成24年度雲仙市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案について御説明申し上げます。 議案集では9ページになりますが、歳入歳出予算の概要につきまして、平成24年度補正予算(案)資料により説明しますので、参考資料(その2)の8ページをお開きください。 国民健康保険特別会計の今回の補正額は874万1千円の追加補正で、補正後の予算額は77億9,885万6千円となり、前年度の同期と比較しますと、率にして3.1%の増となります。 次に、補正予算の項目の歳入でございますが、第6款県支出金、財政調整交付金は就農特別対策事業に係る交付金の内示により874万1千円を追加計上しようとするものでございます。 続きまして、歳出でございますが、1款総務費、国民健康保険税賦課徴収事業は、先ほど歳入で御説明いたしましたとおり、県調整交付金の内示により、徴収事務経費として874万1千円を追加計上しようとするものでございます。 以上で議案第61号の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、議案第62号市道路線の廃止について説明を求めます。野口建設整備部長。 ◎建設整備部長(野口孔明君) 議案集の10ページをお開きください。 議案第62号市道路線の廃止について御説明申し上げます。 本案は提案理由にも記載しておりますとおり、畜産業用地として払い下げするための市道路線廃止申請に伴い、市道国見下赤原線を廃止することについて、道路法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 具体的には、畜産業を操業しております企業から、生産拡大を行う計画で放牧地や牧草地として隣接する所有地等とともに一体的に活用するため、畜産業用地として取得したいとのことから申請がなされ、また、地元自治会及び隣接地権者から路線の廃止についての承諾も得られていることから、今回、廃止しようとするものでございます。 なお、路線の位置図等につきましては、提出議案参考資料(その1)の2ページ及び3ページに掲載しております。 以上で議案第62号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) ここで、11時10分まで休憩をいたします。=午前10時53分 休憩==午前11時10分 再開= ○議長(井上武久君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、認定第1号平成23年度雲仙市一般会計歳入歳出決算認定について説明を求めます。畑中総務部長。 ◎総務部長(畑中隆久君) 議案集の11ページをお開きください。 認定第1号平成23年度雲仙市一般会計歳入歳出決算認定について御説明を申し上げます。 本案は水道事業会計を除くほかの会計も同様でございますが、地方自治法第233条第3項の規定により別冊で配付いたしておりますとおり、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。 それでは、別冊の決算書のつづりの審査意見書の次にとじております主要施策の成果説明書によりまして、平成23年度決算の概要を御説明申し上げます。 別冊の決算書のつづりの審査意見書の次にとじております主要施策の成果説明書をごらんいただきたいと思います。 まず、成果説明書の3ページをお開きください。 平成23年度雲仙市決算の概要を記載した一覧表でございます。表の下から3段目に記載しておりますが、平成23年度の一般会計及び特別会計を合わせた決算額は、歳入総額392億8,421万3千円、歳出総額381億5,941万3千円となり、歳入総額から歳出総額を差し引いた額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支の総額は10億9,022万3千円の黒字でございます。 また、一番下の前年度決算額に対する増減率につきましては、歳入で5.3%の減、歳出で3.9%の減、実質収支額につきましても8.2%の減となっております。 次に、6ページをお開きください。 平成23年度の一般会計の概要でございます。一般会計における決算は、歳入総額287億5,695万8千円、歳出総額278億3,477万2千円となり、前年度と比較いたしますと、歳入は6.7%の減、歳出も5.1%の減となっております。 また、歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支額につきましては8億8,761万7千円の黒字で、前年度に対し8.7%の減となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明を申し上げます。 11ページをお開きください。 まず、1款市税でございます。調定額44億1,889万8千円、収入済額37億4,776万円で、調定額に対する収納率は84.8%でございます。また、不納欠損額2,841万4千円を処分した後の収入未済額は6億4,272万4千円となっております。 なお、収入未済額の主な内訳は、市民税が1億5,316万2千円、固定資産税が4億7,567万円、軽自動車税が1,380万3千円でございます。 次の2款地方譲与税から11款交通安全対策特別交付金までにつきましては、それぞれの制度に基づいて国または県から交付されたものでございます。 このうち、歳入の47.4%を占める10款地方交付税の収入済額は136億3,926万6千円となっております。 次に、12款分担金及び負担金の収入済額は3億2,152万2千円で、調定額に対する収納率は90.4%、収入未済額3,420万8千円の主なものは、私立保育所等保護者負担金などでございます。 次に、13款使用料及び手数料の収入済額は2億2,638万2千円で、調定額に対する収納率は88.0%、収入未済額3,088万1千円の主なものは、市営住宅使用料などでございます。 次に、14款国庫支出金の収入済額は37億2,245万1千円で、調定額に対する収納率は90.4%、収入未済額3億9,512万4千円の主なものは、安全・安心な学校づくり交付金や社会資本整備総合交付金など平成24年度に繰り越した事業の財源として本年度に収入するものでございます。 次に、15款県支出金の収入済額は22億1,835万1千円で、調定額に対する収納率は96.5%、収入未済額7,940万円の主なものは、同じく翌年度への繰越事業の財源となる農林水産施設災害復旧費補助金などでございます。 次に、16款財産収入の収入済額は1億3,008万1千円で、調定額に対する収納率は99.2%、収入未済額102万9千円は市有地貸付収入の滞納繰越分でございます。 次に、20款諸収入の収入済額は6億8,055万4千円で、調定額に対する収納率は97.1%、収入未済額2,008万2千円の主なものは、奨励金の対象となった事業を廃止した相手方からの工場等設置奨励金返還金や生活保護費返還金などでございます。 最後に、21款市債の収入済額16億2,950万円は、各種の建設事業費等に充当したものでございます。 以上が歳入の概要でございます。 続きまして、歳出の内容でございますが、15ページから掲載しております主要施策の成果により、平成23年度に取り組みました主な事業について御説明を申し上げます。 それでは、16ページをお開きください。 1款議会費でございます。2番目の会議録作成事業405万8千円は議会本会議、委員会等の会議録の調製に要した経費でございます。 次に、2款総務費でございますが、22ページをお開きください。 下段の総合計画策定事業644万5千円は市政運営の基本となる総合計画の後期基本計画を作成したもので、計画期間は平成24年度から平成28年度の5年間でございます。 次に、28ページをお開きください。 28ページ下段から29ページにかけて記載しております事業でございますが、支援対策総務費228万9千円、職員派遣事業754万円及び被災児童等招聘事業494万1千円、合計で1,477万円につきましては、昨年3月に発生した東日本大震災の被災地支援関連の事業でございます。 事業の内容は、岩手県、福島県、宮城県の被災地3県での炊き出しや、被災自治体の活動支援を行うための職員派遣、さらに福島県相馬市の小学生40名を招聘して、雲仙市の児童との交流や観光スポットの視察を行うことで被災地児童の心のケア支援などを行ったものでございます。 続きまして、3款民生費でございますが、42ページをお開きください。 災害時要援護者支援事業4万6千円と、事業費は少額ではございますが、ひとり暮らしの高齢者や障がいのある人など、災害時に援護を必要とする方の安全を確保するため、地震災害を想定して市内10自治会において避難支援訓練を実施したものでございます。今後につきましても市内各地で訓練を行っていく予定にしております。 次に、44ページをお開きください。 2番目の障害者自立支援給付事業11億1,142万5千円は、障がいのある人が安心して自立した日常生活を送れるように、48ページ上段までに記載している各種の支援事業を実施したものでございます。 次に、59ページをお開きください。 一番上の通常保育事業16億3,025万1千円は、保護者の就労形態の多様化、女性の社会進出や核家族化などの理由によりまして、家庭での保育が困難な児童を保護者にかわって保育する保育所に対して運営費を支給したものでございます。 続きまして、4款衛生費でございますが、65ページをお開きください。 中段の予防接種事業7,210万6千円は、65歳以上の方に対するインフルエンザや高齢者肺炎球菌のワクチン接種料の助成等を行い、また、66ページの予防接種事業7,888万2千円に関しましては、乳幼児や学童を対象にした各種の予防接種に要した経費で、合わせまして1億5,098万8千円の事業費となっております。 続きまして、6款農林水産業費でございますが、79ページをお開きください。 下段のイノシシ等被害防止対策事業4,461万円は、年々増加するイノシシによる農作物への被害を防止するため、ワイヤーメッシュ柵や電気柵等を設置する場合に助成を行ったものでございます。 さらに、80ページの一番上にも記載しております、平成22年度からの繰越事業とあわせまして7,420万8千円を投入して対策を講じております。 次に、84ページをお開きください。 下段の雲仙市営農環境システム整備事業6,287万円でございますが、平成23年度におきましても失業者の雇用機会を創出するとともに、労働力不足に悩む農家に対して労働支援を行ったものでございます。 続きまして、7款商工費でございますが、100ページをお開きください。 2番目の商品券発行事業費補助金723万3千円は、市内経済活性化に寄与するため、雲仙市商工会が行った市内共通商品券発行事業に対して補助金を交付したものでございます。 次に、3番目の、住宅・店舗リフォーム緊急支援事業2,956万2千円は、住宅または店舗等のリフォームを行う方に対して費用の一部を助成することでリフォームに伴う波及効果による地域経済の活性化や生活環境の向上を図ったもので、補助金の交付件数は163件でございました。 続きまして、8款土木費でございますが、107ページをお開きください。 中段、3目道路新設改良費の補助及び起債事業費7億3,704万6千円は、109ページにかけまして事業に充当いたしました地方債または補助金ごとに、市が事業主体となって整備等を行った路線の一覧表を掲載しております。 107ページが辺地債を充当した路線、108ページ上段が過疎債、109ページにかけまして合併特例債、下段が国の社会資本整備総合交付金事業等を活用した路線で、前年度からの繰越事業分も含めまして、合計で41路線の道路新設改良事業を行ったものでございます。 次に、111ページをお開きください。 下段の急傾斜地崩壊対策事業3,385万4千円は、急傾斜地の崩壊による人命及び住宅への被害を未然に防止するため崩壊対策工事を実施したものでございます。 続きまして、9款消防費でございますが、118ページをお開きください。 2番目の消防施設・機械器具整備事業5,929万6千円は、火災や災害の発生時に迅速に対応し、市民の安全を確保することができるように、防火水槽の整備や老朽化した消防車両、小型ポンプの更新、さらに消防団詰所1棟の整備を行ったものでございます。 続きまして、10款教育費でございますが、122ページをお開きください。 小学校の児童の教育環境の向上、学校生活での安全確保を目的として小学校施設大規模改修事業1億6,229万5千円、下段の小学校施設整備事業7,781万7千円。 123ページの中段、施設の耐震改修である安全・安心な学校づくり交付金事業1億1,130万8千円など、多額の財源を投じて多くの学校の安全性を高めたものでございます。 次に、126ページをお開きください。 中学校の改修事業でございますが、小学校と同様に下段の中学校施設整備事業の1,967万9千円や127ページ上段の安全・安心な学校づくり交付金事業1億8,335万1千円など、各種の事業を実施したものでございます。 次に、134ページをお開きください。 下段の国体準備事業1,410万1千円は、平成26年度に開催される第69回国民体育大会の競技のうち、本市が会場となります少年男子サッカー、ボクシング、馬術、さらにデモンストレーションではございますが、雲仙アヅマクロスの各競技の開催に向けた各種の準備事業を行ったものでございます。 続きまして、11款災害復旧費でございますが、136ページをお開きください。 現年農地等災害復旧事業5,327万4千円は、平成23年度に発生した災害により被災した田畑の農地19カ所及び水路、道路の農業用施設22カ所の復旧を行ったものでございます。 また、137ページには道路河川災害復旧事業を掲載いたしております。 上段の補助事業で3,811万8千円、下段の単独事業で4,396万円、合わせまして8,207万8千円になりますが、河川及び道路の災害復旧を行ったものでございます。 以上で認定第1号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、認定第2号平成23年度雲仙市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、それから、認定第3号平成23年度雲仙市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての2件について説明を求めます。菅市民生活部長。 ◎市民生活部長(菅勇二君) それでは、議案集の12ページをお開きください。 認定第2号平成23年度雲仙市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 それでは、成果説明書の142ページをお開きください。 平成23年度の国民健康保険特別会計の概要でございます。歳入決算額75億6,553万5千円、歳出決算額74億3,520万円、歳入歳出差引額1億3,033万5千円となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げますので、144ページをお開きください。 まず、第1款国民健康保険税でございますが、調定額22億3,758万6千円、収入済額16億4,904万8千円で、調定額に対する収納率は73.7%でございます。また、不納欠損額2,633万8千円を処分した後の収入未済額は5億6,220万円となっております。 収入未済額の内容は、一般被保険者分5億4,914万1千円、退職被保険者分1,305万9千円となっております。 次に、第3款国庫支出金の収入済額は26億2,570万2千円となっており、主なものは国からの療養給付費等負担金、高額療養費共同事業負担金、特定健康診査等負担金及び財政調整交付金でございます。 次に、4款療養給付費等交付金の収入済額は2億7,764万3千円となっており、退職者医療費に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。 次に、5款前期高齢者交付金の収入済額は9億2,301万円となっており、前期高齢者の医療給付費を調整するため、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。 次に、6款県支出金の収入済額は3億7,411万1千円となっており、内容は県からの高額医療費共同事業負担金、特定健康診査等負担金及び県財政調整交付金でございます。 次に、7款共同事業交付金の収入済額は11億8,051万9千円となっており、内容は国保連合会からの高額医療費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金でございます。 次に、9款繰入金の収入済額は3億5,812万1千円となっており、内容は一般会計からの保険基盤安定繰入金等でございます。 次に、10款繰越金の収入済額は1億6,385万1千円となっており、内容は前年度からの繰越金でございます。 以上が歳入の概要でございます。 続きまして、歳出の主な内容について御説明申し上げます。 150ページをお開きください。 まず、1款総務費でございます。 上段の医療費適正化特別対策事業941万7千円でございますが、レセプト点検体制の充実強化と、看護師による訪問指導により、医療費の適正化を図ったものでございます。 次に、151ページをごらんください。 2款保険給付費でございます。上段の一般被保険者療養給付事業40億1,677万9千円でございますが、これは一般被保険者の医療機関における医療に要した療養給付費でございます。 次に、156ページをお開きください。 5款後期高齢者支援金でございます。決算額は8億3,869万4千円となっており、後期高齢者医療制度の運営に充てるため、定められた額を社会保険診療報酬支払基金に負担したものでございます。 次に、157ページをごらんください。 7款介護納付金でございます。決算額は4億2,838万6千円となっており、介護に要する費用について定められた額を社会保険診療報酬支払基金に納付したものでございます。 次に、158ページをお開きください。 8款共同事業拠出金でございます。下段の保険財政共同安定化事業拠出金9億101万1千円でございますが、これは1件当たり30万円以上80万円未満の医療費の共同化事業に要する国保連合会への拠出金でございます。 最後になりますが、159ページをごらんください。 9款保健事業費でございます。上段の特定健康診査等事業4,887万9千円でございますが、これは平成20年度から医療保険者に対して義務づけられた特定健康診査及び特定保健指導を実施したものでございます。 以上で認定第2号の説明を終わらさせていただきます。 続きまして、議案集の13ページでございます。 認定第3号平成23年度雲仙市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 それでは、引き続き成果説明書の162ページをお開きいただきたいと思います。 平成23年度の後期高齢者医療特別会計の概要でございます。歳入決算額4億4,365万2千円、歳出決算額4億3,471万1千円、歳入歳出差引額894万1千円となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げます。 163ページをお開きください。 まず、1款後期高齢者医療保険料でございます。調定額2億6,078万9千円、収入済額2億5,846万5千円で、調定額に対する収納率は99.1%でございます。また、不納欠損額23万8千円を処分した後の収入未済額は208万6千円で、内容は保険料収入でございます。 次に、3款繰入金の収入済額は1億7,708万3千円となっており、内容は一般会計からの保険基盤安定繰入金と事務費繰入金でございます。 次に、4款繰越金の収入済額は780万2千円となっており、内容は前年度からの繰越金でございます。 以上が歳入の概要でございます。 続きまして、歳出の内容につきまして御説明申し上げます。 166ページをお願いします。 1款総務費でございます。島原地域広域市町村圏組合負担金等193万2千円でございますが、内容は島原地域広域市町村圏組合に対し、電算業務委託料及び管理費として負担を行ったものでございます。 次に、167ページをお願いします。 2款後期高齢者医療広域連合納付金でございます。決算額は4億2,720万9千円となっておりますが、内容は広域連合に納付する保険料等負担金、保険基盤安定負担金及び事務費負担金でございます。 以上で認定第3号の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、認定第4号平成23年度雲仙市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、それから認定第5号平成23年度雲仙市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての2件について説明を求めます。野口建設整備部長。 ◎建設整備部長(野口孔明君) 議案集の14ページをお開きください。 認定第4号平成23年度雲仙市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 主要施策の成果説明書により説明いたしますので、主要施策の成果説明書の170ページをお開きください。 平成23年度の簡易水道事業特別会計の概要でございます。歳入決算額8億8,190万7千円、歳出決算額8億5,887万5千円となり、歳入歳出差引額2,303万2千円から翌年度へ繰り越すべき財源8千円を控除した実質収支額は2,302万4千円の黒字となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げますので、171ページをごらんください。 まず、1款水道事業収入でございますが、調定額3億49万2千円、収入済額2億9,133万5千円で、調定額に対する収納率は97%となっております。収入未済額は915万7千円で、水道料金でございます。 次に、2款国庫支出金の収入済額は1億4,442万5千円となっており、これは国見地区及び愛野地区の国庫補助事業の財源として交付されたものでございます。 なお、収入未済額の4,490万6千円は、翌年度へ繰り越した愛野地区統合簡易水道整備事業分でございます。 次に、3款繰入金の収入済額は1億4,061万6千円となっており、主な内容は一般会計からの繰入金でございます。 次に、6款市債の収入済額は2億5,810万円となっており、内容は瑞穂地区、国見地区、吾妻地区、愛野地区及び千々石地区の施設整備に伴う簡易水道事業債及び過疎対策事業債でございます。 続きまして、歳出の主な内容につきまして御説明申し上げます。 174ページをお開きください。 2款施設費でございます。上段の国見南部地区基幹改良整備事業の2億4,834万6千円につきましては、施設の老朽化に伴い、配水管の布設替え等を実施したものでございます。 下段の瑞穂地区下水道補償事業の3,810万5千円につきましては、下水道事業の整備に伴い、配水管の移設改良を実施したものでございます。 次に、175ページをごらんください。 愛野地区統合簡易水道補助事業の現年度事業分1億4,422万7千円及び繰越事業分1,685万円につきましては、愛野地区簡易水道と東地区簡易水道を統合するための設計業務及び配水管の布設替え等を実施したものでございます。 以上で認定第4号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案集の15ページをお開きください。 認定第5号平成23年度雲仙市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 主要施策の成果説明書の178ページをお開きください。 平成23年度の下水道事業特別会計の概要でございます。歳入決算額12億1,053万円、歳出決算額11億8,612万8千円、歳入歳出差引額2,440万2千円となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げますので、179ページをごらんください。 まず、1款分担金及び負担金でございますが、収入済額1,999万円の内容は、下水道農業集落排水及び浄化槽設置事業に係る分担金並びに負担金でございます。 次に、2款使用料及び手数料でございますが、調定額1億9,512万8千円、収入済額1億8,409万3千円で、調定額に対する収納率は94.3%となっており、収入未済額は1,103万5千円で、過年度及び現年度下水道等使用料でございます。 次に、3款国庫支出金の収入済額は8,610万円となっており、内容は公共下水道事業費社会資本整備総合交付金及び浄化槽整備事業に係る循環型社会形成推進交付金でございます。 次に、4款県支出金の収入済額は870万円となっており、内容は市町村合併支援特別交付金でございます。 次に、6款繰入金の収入済額は7億8,356万7千円となっており、内容は一般会計繰入金及び下水道整備基金繰入金でございます。 次に、7款繰越金の収入済額は3,196万5千円となっており、内容は前年度繰越金及び繰越事業繰越金でございます。 次に、8款諸収入の収入済額は725万2千円となっており、主な内容は諫早湾地域振興事業助成金及び受託工事補償費でございます。 次に、9款市債の収入済額は8,840万円となっており、内容は瑞穂地区、吾妻地区の下水道整備及び浄化槽の整備に係る下水道事業債と過疎対策事業債でございます。 続きまして、歳出の主な内容につきまして御説明申し上げます。 184ページをお開きください。 2款公共下水道事業費でございます。上段の吾妻地区下水道施設整備事業673万7千円及び下段の瑞穂地区下水道施設整備事業1億9,218万2千円は、公共水域の水質保全等に努めるため、下水道管渠の布設等を実施したものでございます。 次に、185ページをごらんください。 3款農業集落排水事業費でございます。決算額は2,690万1千円となっております。 主な内容は、愛野地区農業集落排水の施設維持管理費でございます。 最後に、187ページをお開きください。 5款浄化槽市町村整備推進事業費でございます。下段の浄化槽市町村施設整備事業1,225万2千円は、吾妻及び瑞穂地区において市が事業主体となり、合併浄化槽の設置を行ったものでございます。 以上で認定第5号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、認定第6号平成23年度雲仙市と畜場特別会計歳入歳出決算認定について説明を求めます。酒井農林水産商工部長。 ◎農林水産商工部長(酒井利和君) 議案集の16ページをお開きください。 認定第6号平成23年度雲仙市と畜場特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 成果説明書の190ページをお開きください。 平成23年度のと畜場特別会計の概要でございます。歳入決算額2億1,035万1千円、歳出決算額2億106万7千円、歳入歳出差引額928万4千円となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げますので、191ページをごらんください。 まず、1款事業収入の収入済額は1億9,799万1千円となっており、主な内容は施設使用料及び解体手数料でございます。 次に、3款繰越金の収入済額は1,103万8千円となっており、内容は前年度からの繰越金でございます。 続きまして、歳出の主な内容について御説明申し上げます。 194ページをお開きください。 1款と畜場事業費でございます。中段の食肉センター業務運営委託事業8,714万6千円は、と畜場の管理運営に係る委託料でございます。 次に、195ページをごらんください。 2款公債費でございます。公債費につきましては、過去に借り入れた施設改修等に係る借入金の償還金でございますが、上段の元金が2,417万5千円、下段の利子が485万9千円でございます。 以上で認定第6号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) ここで1時まで休憩いたします。午後1時から会議を再開します。よろしくお願いします。=午前11時56分 休憩==午後 1時00分 再開= ○議長(井上武久君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、認定第7号平成23年度雲仙市国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算認定について説明を求めます。岸川観光物産まちづくり推進本部長。 ◎観光物産まちづくり推進本部長(岸川孝君) 議案集の17ページをお開きください。 認定第7号平成23年度雲仙市国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 それでは、別冊の成果説明書の198ページをお開きください。 平成23年度の国民宿舎事業特別会計の概要でございます。実質収支表の歳入総額1億7,694万6千円、歳出総額1億7,250万円、歳入歳出差引額は444万6千円となっております。 次に、歳入の主な内容について御説明申し上げますので、199ページをごらんください。 まず、1款国民宿舎事業収入の収入済額は1億6,328万7千円となっており、内容は宿泊料、休憩料及び食事料等の利用収入並びに売店収入でございます。 次に、4款繰越金の収入済額は1,239万7千円となっており、主な内容は前年度純繰越金370万円と繰越事業充当繰越金869万7千円でございます。 続きまして、歳出の主な内容につきまして御説明を申し上げます。 202ページをお開きください。 1款国民宿舎事業費でございます。上段の運営管理費8,609万8千円のうち、積立金1,377万8千円は公課費や人件費等の減により剰余金が見込まれたため財政調整基金に積立を行ったものでございます。 下段の施設改修事業777万6千円は国の交付金による繰越事業として行った広間等の空調工事請負費と工事監理業務委託料でございます。 以上で認定第7号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、認定第8号平成23年度雲仙市温泉浴場事業特別会計歳入歳出決算認定について説明を求めます。菅市民生活部長。 ◎市民生活部長(菅勇二君) それでは、議案集の18ページをお開きください。 認定第8号平成23年度雲仙市温泉浴場事業特別会計歳入歳出決算認定について御説明申し上げます。 それでは、成果説明書の204ページをお開きください。 平成23年度の雲仙市温泉浴場事業特別会計の概要でございます。 歳入決算額3,833万4千円、歳出決算額3,616万円、歳入歳出差引額217万4千円となっております。 次に、歳入の主な内容について申し上げますので、資料の205ページをごらんください。 まず、第1款使用料及び手数料の収入済額は735万9千円となっており、内容は温泉浴場使用料でございます。 次に、3款繰越金の収入済額は3,065万7千円となっており、内容は前年度繰越金及び繰越事業繰越金でございます。 続きまして、歳出の主な内容について御説明申し上げます。 成果説明書の208ページをお開きください。 1款温泉浴場事業費でございます。内容は浜の湯運営事業として維持管理費203万2千円、運営委託事業493万円、繰越事業として外壁の補修や浴室、タイルの張りかえなどを実施した施設改修事業2,859万6千円を支出したものでございます。 以上で認定第8号の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、認定第9号平成23年度雲仙市水道事業会計決算認定について説明を求めます。野口建設整備部長。 ◎建設整備部長(野口孔明君) 議案集の19ページをお開きください。 認定第9号平成23年度雲仙市水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 本案は地方公営企業法第30条第4項の規定により別冊で配付しておりますとおり、監査委員の意見をつけまして議会の認定に付すものでございます。 まず、収益的収入及び支出について御説明いたします。 成果説明書の次にとじております雲仙市水道事業会計決算書の2ページ及び3ページをお開きください。 2ページの第1款水道事業収益でございますが、予算額の合計3億7,330万7千円に対しまして、決算額は3億9,081万6,033円となっております。 決算の主な内訳でございますが、営業収益3億7,311万826円、営業外収益1,758万8,595円でございます。 次に、3ページの第1款水道事業費用でございますが、予算額の合計3億5,880万4千円に対しまして、決算額は3億643万5,288円となっており、不用額は5,236万8,712円でございます。 決算額の主な内訳でございますが、営業費用2億7,401万1,661円、営業外費用3,237万447円でございます。 続きまして、4ページ及び5ページをお開きください。 資本的収入及び支出について御説明いたします。 4ページの第1款水道事業資本的収入でございますが、予算額の合計78万6千円に対しまして、決算額は62万9,430円となっております。 内訳は、消火栓設置事業負担金でございます。 次に、5ページの第1款水道事業資本的支出でございますが、予算額の合計2億4,167万7千円に対しまして、決算額は1億3,272万2,417円となっております。 決算額の内訳は建設改良費8,032万9,332円、企業債償還金5,239万3,085円でございます。 以上で認定第9号の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) 次に、諮問第8号人権擁護委員候補者の推薦について、説明を求めます。菅市民生活部長。 ◎市民生活部長(菅勇二君) それでは、議案集の20ページをお開きください。 諮問第8号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。 本案は、提案理由にも記載しておりますとおり、平成24年12月末日をもって任期満了する吉田八重子氏を人権擁護委員候補者として引き続き推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めようとするものでございます。 なお、推薦候補者につきましては、議会に提案すべく人権擁護委員候補者選定委員会設置要綱に基づき、人権擁護委員候補者選定委員会において選定したところでございます。 また、略歴につきましては、別添提出議案参考資料(その1)の4ページに掲載をいたしております。 以上で諮問第8号の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(井上武久君) これから、諮問第8号について質疑を行いますが、通告があっておりませんので、質疑を終わります。 諮問第8号については会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(井上武久君) 御異議なしと認めます。従って、委員会付託を省略することに決定しました。 これから諮問第8号についての討論を行いますが、討論の通告があっておりませんので、討論を終わります。 諮問第8号を採決します。 諮問第8号は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(井上武久君) 御異議なしと認めます。従って、諮問第8号は原案どおり可決することに決定しました。 △日程第22.発議第7号 ○議長(井上武久君) 次に、日程第22、発議第7号雲仙市議会議員定数条例の制定についてを議題とします。提案理由の説明を求めます。大久保正美議会活性化特別委員長。 ◎議会活性化特別委員長(大久保正美君) 発議第7号雲仙市議会議員定数条例の制定について提案理由の説明をいたします。 提案理由に記載しておりますとおり、議会活性化特別委員会の委員長報告に基づき、次回、一般選挙からの市議会議員の定数を21人とする条例を制定するものであります。 なお、本条例は附則において定めるところにより、交付の日から施行し、この条例の施行日以降、初めてその期日を告示される一般選挙から適用し、雲仙市議会議員の定数に関する告示は廃止とするものであります。 以上で発議第7号の提案理由の説明を終わり、議員各位の御賛同をいただき、全会一致で御決定いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(井上武久君) ここで、議事整理のため、1時45分まで休憩をいたします。=午後1時15分 休憩==午後1時45分 再開= ○議長(井上武久君) それでは、会議を再開します。 これから発議第7号について質疑を行います。質疑の通告があっておりませんので、質疑を終わります。 これから発議第7号に対する討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。9番、上田篤議員。 ◎9番(上田篤君) 9番、日本共産党の上田篤です。私は発議第7号雲仙市議会議員定数条例についてに反対の立場から討論を行います。 今回の条例案は、議員定数26人を一気に5人も減らして21人にしようとするものです。議員定数については、以前、地方自治法において人口5万人未満の市及び2万人以上の町村で上限26人と決めてありましたが、地方自治法の改正により、昨年8月から各市町村の条例で自由に決められるようになりました。しかし、過去決めてあったこの26人には理論上も、そして運用経験則上もそれなりの根拠があったものと思います。 現在、雲仙市では定数26人ですので、地方自治法改正前の上限定数です。これをあえて21人にするには明確な理由が必要だと思いますが、それは、現時点では示されていないように私は思います。 全国の少なくない市町村で議員定数削減が行われており、私も議会活性化特別委員会の一員として雲仙市と類似する幾つかの市の視察も行いましたが、そのほとんどが明確な理由はありませんでした。近隣の市町が減らすからうちも減らさなければという程度の理由だと私には思われました。 今回出されている議会活性化特別委員会中間報告を見ますと、厳しい財政状況や雲仙市職員適正化計画により職員の削減計画があることなどが挙げられており、これが定数削減の理由の一つだと思われます。 厳しい財政状況という点では同感しますが、平成23年度決算では議員の報酬、活動費、広報費、事務局職員の人件費などを含む議会費は2億9,615万円で、一般会計歳出278億3,477万円に占める割合は1.1%です。平成22年度は0.8%となっており、例年1%前後であって、決して大きな割合を占めるものではありません。議員定数を削ったからといって財政状況に大きな前向きの効果をもたらすものではありません。どうしても財政状況という点から減らさなければならないのであれば、私は定数よりも議員報酬の削減で対応するべきだと考えます。 職員の削減計画という点を考えると、これは職員も減らすのだから議員も減らすのが当然という考え方ではないでしょうか。職員は市長の方針に従い行政を進める立場であり、議員は住民の代表として行政をしっかり監視するという立場であり、全く性格が異なります。憲法と地方自治法は議会と市長は対等、平等、チェック・アンド・バランスによって地方自治と民主主義を保持する二元代表制をとっていますと書かれております。しかし、実際には市長には巨大な権限があり、議会の権限とは雲泥の差があります。議員数の削減は、この差をさらに大きくするものだと思います。議員定数の削減は住民の目、耳、口をふさぎ、手足を弱めることであって、民意が反映されにくくなり、行政調査権、監督権など議会の権限の弱体化に繋がります。それは、執行部にとってはスムーズな行政運営ができるという点では喜ばしいことかもしれませんが、これが果たして市民が望むものでしょうか。私は、そうではないと思います。今いる26人の議員が市民のために精いっぱい頑張ることこそ求められているのではないでしょうか。 このほかにも市民から議員削減を求める理由として、仕事をしない議員は要らないという意見も聞きます。私も議員として、こういう指摘は率直に受けとめなければならないと考えます。しかし、議員は4年ごとに選挙という市民の審判を受けなければならないわけで、市民から本当に要らない議員という烙印を押されれば落選し、議会から退場しなければなりません。また、署名を集めて議員をやめさせるリコール、議員の解職請求や議会の解散請求という制度もあります。定数削減の前に、こういう制度の活用も考えられるのではないでしょうか。 私は、以上のような理由から今回の発議第7号に反対するものです。議員各位の御賛同を心からお願いいたしまして、私の反対討論といたします。 ○議長(井上武久君) それでは、次に、原案に賛成者の発言を許します。5番、浦川康二議員。 ◎5番(浦川康二君) 5番、浦川康二です。 発議第7号雲仙市議会議員定数条例の制定について、賛成の立場で討論をいたします。 本条例の制定は、雲仙市議会議員の定数、現在26人を5人削減し、次回一般選挙から市議会議員の定数を21人とするものであります。 雲仙市議会では平成23年12月、第4回定例会で議会活性化特別委員会を設置し、委員は旧7町からそれぞれ2名を選出して、計14名で構成された特別委員会で議会議員の定数についてこれまで調査研究をし、協議をしてまいりました。 議員各位も十分御承知のように、雲仙市の財政状況は大変厳しい状況でございます。雲仙市の長期財政見通しで、平成28年度から平成32年度までの5年間で普通交付税特例措置が徐々に縮減され、平成33年度以降と特例措置を受けています現在との比較は、単年度で約40億円、普通交付税が削減されるというものであります。地方税やその他の歳入の増加が見込めない雲仙市においては、この5年間でこれまでに例のないほど急激な歳入予算の縮減を迎えることが見込まれております。 雲仙市中期財政計画、平成24年度から平成28年度の運営においては、財政的な特例措置が受けられている本計画期間内において、これまで以上の行政コストの縮減に努めながら、計画的な予算縮減を進めるとともに、将来の財政負担を減らすための市債の繰上償還や財源不足に備えた財政調整基金等への積み立てが必要とされております。 議員定数の見直しにつきましては、雲仙市議会1期目の平成21年3月に、直接住民に接しておられます雲仙市自治会連合会からの申し出により、議会、このときは副議長以下3名と自治会連合会代表7名との意見交換がなされております。2期目の平成23年3月には、議長あてに議員定数見直しのお願いの文書が提出されているところでございます。 また、隣接の島原市、南島原市を含め、長崎県内各市におきましても合併以降議員定数の見直しが進められており、雲仙市でも財政難及び人口減の状況等から議員定数の見直しは、避けては通れない課題であります。 議会活性化特別委員会では、本日、委員長から中間報告の中で議員定数についての報告がありましたが、県内各市の状況及び合併後、議員定数の見直しをされた先進地の調査研究をし、雲仙市議会の定数見直しの協議をしてまいりました。 第6回議会活性化特別委員会において採決の結果、14名委員の大多数の賛成により、特別委員会の最終結論となっております。 御承知のように、地方自治法では、これまで人口段階により5万人未満では26人の議員定数上限が定められていましたが、平成23年8月に地方自治法改正により、議員定数は、人口に応じた法定上限の規定は撤廃をされています。 また、全国市議会旬報によりますと、平成23年12月31日現在、合併特例法を適用していない全国5万人未満の254市の議員の平均数は19人、5万人から10万人未満の265市では22.7人となっております。今回、提案されています21人は、今後さらに見直しが必要となる時期があるかと思いますが、現時点におきましては、雲仙市の広範囲における議員活動の必要性から、急激な議員削減の防止、あるいは近隣自治体の議員定数及び雲仙市の財政縮減等を考慮しますと的確な議員定数であることを確信するものであり、本議案に賛成するものでございます。 本議案は議会自ら特別委員会を設置し、議員定数の見直しに努力をし、議会活性化特別委員長発議による議案であります。議員各位の全会一致での御賛同を賜りますよう、心からお願いを申し上げ、討論といたします。 ○議長(井上武久君) これで討論を終わります。 これから発議第7号を採決します。 発議第7号は原案どおり可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(井上武久君) 起立多数です。従って、発議第7号は原案のとおり可決することに決定しました。 ○議長(井上武久君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。 次の本会議は、9月10日定刻より開きます。 本日はこれで散会といたします。=午後2時00分 散会=...