◆12番(
網本定信君) 1番、2番は分かりましたが、この
指定管理についてですね、今まで
指定管理料を
社会福祉法人にやってたというふうに思います。今回、市が直営することで、今までの
指定管理者から応募がなかったのは人がいないというのが大きな原因だということでございますが、直営にしたときも五島市がするわけでございますが、その中で
指定管理料というのがありまして、例えば
指定管理料と今回、市が直営でする場合の人件費、
管理運営費というのはどのようになっているかですね。差額といいますか、どっちのほうが人件費というのは多くなるのか。その点についてお伺いをいたします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 まずですね、令和3年度の当初予算、直営での予算になりますが約470万円でございます。このうち人件費が430万円程度でございます。令和2年度までにつきましてはですね、
指定管理料が併設してあります
児童クラブの委託料と合わせて委託をしておるわけですが、その中で児童館に関する部分については約600万円前後で推移をしておるというところでございます。ということで、100万から130万程度の減額ということになります。 以上でございます。
◆12番(
網本定信君)
指定管理料からすると直営したほうが減額ということでございます。 例えば
指定管理のときに、何人ぐらいの人員で運営をしていたのかですね。それと、今回直営にしたときに何人ぐらいを運営に予定しているのか。それともう1つですね、五島に1つということで、児童館、これの今まで利用した
お子さんたちの人数の推移というのはどうなっているのかですね。その点についてお尋ねいたします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) お答えをいたします。 令和3年度から直営にいたしますときにですね、雇用については
会計年度任用職員を3名予定をしております。 これまでの委託の中での職員の数についてはですね、午前中が3名、午後が4名というところで配置をされておったということでございます。 2点目の児童館の利用者の数でございますが、平成29年度が6,298人、平成30年度が5,877人、令和元年度が3,427人ということで減少傾向にございますし、
あとイベントの開催によってですね、どうしても多いときが出てくるというようなことでございます。 以上です。
○議長(
木口利光君) 以上で、
網本定信議員の質疑を終わります。 次に、10番
中西大輔議員。
◆10番(
中西大輔君) おはようございます。 議案第27号
鬼岳天文台及び
産品センター鬼岳四季の里の
指定管理者の指定についてから、議案第30号 道の
駅遣唐使ふるさと館の
指定管理者の指定についてまで一括して質疑を行います。 それぞれ、
指定管理者の
公募手続はどのように行われたのか、答弁をお願いいたします。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) お答えをいたします。 議員から御質疑のありましたこの4件、5施設とも全て同じ
手続内容ですのでお答えをいたします。 その
指定管理者の指定に係る申請の募集につきましては、昨年の11月2日から開始をしまして11月の30日までの期間で行っているところであります。公募の周知方法としましては、市の掲示板及び広報ごとうで行っているところでございます。 以上です。
◆10番(
中西大輔君) 公募の結果、応募はそれぞれ何件あったのかお聞きいたします。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) お答えいたします。 この5施設全て申請は1事業者でありました。 以上です。
○議長(
木口利光君) 以上で、
中西大輔議員の質疑を終わります。 次に、3番
丸田敬章議員。
◆3番(
丸田敬章君) おはようございます。 通告に従いまして初の
議案質疑を行わせていただくわけでありますが、新人であり右も左も分からないものでありますゆえ、また議員として1日でも早く成長できるように温かい気持ちで本日のデビューを支えていただきたくお願い申し上げます。 では、議案表25ページ、議案第17号、五島市
公設市場条例廃止について質疑させていただきます。 廃止に至るまでの経緯は9番議員と重複しており、大まかな内容は理解したつもりでいますが、私が調べた上では、今月末までに総務省へ
公営企業経営戦略の策定書を提出せねばならないと思いますが、その策定書にはもう施設は廃止ということで示されるのかお尋ねします。答弁願います。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 審議結果につきましては総務省に、この議会での結果に基づいて報告をするようにしております。現状は今回の議会にお諮りしますという報告をさせてもらっているところです。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) 分かりました。 市場の廃止に伴いまして、これも9番議員と重複しますが、この1店舗につきましては、これは
有人国境離島法による
雇用機会拡充補助事業の事業者で事業が継続されていると思いますが、事業の半ばで場所が移転するという形になると思いますが、その辺は全然問題ないんでしょうか。答弁願います。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 市場が廃止になった場合につきましては、補助金の返還が生じることとなります。返還すべき経費、返還者については国、県と現在協議中でございます。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) 最後になります。先ほどのお言葉で役目は終わったと、市場の。この言葉はですね、この商店街の活性化に対する支援が全くなされないというようなふうに聞こえたんでありますが、旧ショッパーズプラザの解体後の
跡地利用も進展していない状況の下、日々
アーケード商店街は衰退していってるんですよ。その中でこの市場の廃止後の
跡地の利活用はどのように今の時点で計画されているのか答弁願います。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 跡地の活用につきましては、解体、民間への売却、別事業で使用できるのかなど、これから検討をしてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
木口利光君)
丸田敬章議員の質疑を終わります。 以上で、議案第5号外25件について、通告による質疑を終わります。 次に、
関連質疑はありませんか。 ないようですので、以上で議案第5号外25件について質疑を終わります。
△日程第27 議案第31号 令和2年度五島市
一般会計補正予算(第11号) から
△日程第31 議案第35号 令和2年度五島市
土地取得事業特別会計補正予算(第1号) まで、以上5件を議題とし一括して質疑を行います。 質疑の通告に従い、
議案質疑順序表により質疑に入ります。 まず、11番
草野久幸議員。
◆11番(
草野久幸君) 通告に従いまして質疑を行います。2点通告をしております。 1点目、
国境離島地域社会維持推進交付金の返還金について。 この件については12月の議会で、私、
一般質問で取り上げて質問させていただきました。市長の考え方も聞き、私も納得して終わってたんですけれども、まず今回、その他というとこで財源が上がっております。この財源その他はどこからの財源なのか、それを明確にお答えください。 そして次に、
補正予算、同じですけれど、
貸切バス海上航送料、補助金についてです。この補助金が成立しますと
地元業者への影響を私、少し心配してるんですけど、
地元業者との話合いはどのようになされているのかお聞かせください。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。
国境離島地域社会維持推進交付金輸送コスト支援事業返還金における財源の内訳としましては、歳入の2,289万9,000円が事業者からの返還分ということになります。 以上でございます。
◎
地域振興部長(
大賀義信君)
貸切バスにつきましてお答えをいたします。 同様の予算を今年度6月議会で御承認を頂いております。その際に
地元事業者にもお話をさせていただきまして、一定の理解を頂いているものと理解をしております。 以上です。
◆11番(
草野久幸君) はい、1点目、返還金について、要するに事業者から返還してもらうということなわけですよね。12月議会ではそのような意向ではなかったろうと思います。これについては月曜日、
一般質問で通告しておりますので、そのとき、ゆっくり市長のお考えの心変わりを聞きたいと思います。 次に、
地元業者と話し合ったということですけれども、今、いろいろな説明を聞いてまして、さほど影響はないんだろうと考えてるんですけれども、逆にこれをいろんな形で進めていけば、
地元事業者に影響が出てくる可能性もあると思うんですけど、その心配はなされておりませんか。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) お答えをいたします。 議員に御心配いただいておりますけれども、私どもとしましてはこれは新たなツアーの開拓というふうな形で考えております。それに伴って新たな
ツアー会社、
旅行会社がこちらに来て、また地元の企業等との連携を図ることによる相乗効果ということも期待しているものであります。発着地からの
コロナ感染のことも含めての
ツアー造成というか助成ですので、御理解いただきたいというふうに思います。 以上です。
◆11番(
草野久幸君) 新たなツアーを想定しての補助金だということで理解はするわけなんですけども、コロナが完全になくなりまして、また観光が増えてきたとき、私少しここら辺心配ですので、十分注意し進めてもらいたいと要望いたします。
○議長(
木口利光君) 以上で、
草野久幸議員の質疑を終わります。 次に、12番
網本定信議員。
◆12番(
網本定信君) それでは、議案第31号、
補正予算資料4ページ、テレビ会議システム整備事業についてお尋ねします。 現在、この会議システムはどのように活用されているのか。そして、この事業内訳といたしまして委託料というのが235万ありますが、この委託料の状況についてお尋ねをいたします。続きまして、現在、このテレビ会議システムは支所のほうにあるのかどうかの現状についてお尋ねをいたします。 続きまして第31号、
補正予算資料15ページ、浄化槽設置事業についてでございますが、これは設置が足らないということで補正で上がったわけでございますが、今回、減額がされております。その減額の主な理由についてお尋ねをいたします。 以上です。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。 まず、テレビ会議システムの整備事業につきまして、現在どのように活用されているのかということでございますが、現在は本庁舎内5か所にテレビ会議の環境整備しておりまして、国や県主催の会議、事業者との協議、相談会、研修など幅広く活用いたしております。 2点目の委託料の内容についてでございますが、庁内Wi-Fiの導入業務委託料の内訳につきましては、無線LAN等のネットワーク機器の調達が90万、機器の稼働状況を管理するソフトウエアが27万3,000円、配線設置作業等が117万7,000円であります。 3番目の現在の支所の整備状況でございますが、支所にはですね、テレビ会議システムは導入しておりませんけれども、昨年、災害対策用でシステムを導入しておりまして、それを使いまして現在テレビ会議を行っております。 以上でございます。
◎
市民生活部長(太田税君) 浄化槽設置事業の減額についてお答えをいたします。 この事業につきましては当初予算におきまして浄化槽設置基数を400基で算定しておりました。今回ですね、年度内の設置予定基数を調査しましたところ、約300基程度になることが見込まれましたので減額補正を行っております。 以上でございます。
◆12番(
網本定信君) テレビ会議について現在5か所を18か所にすると。13か所を新たに整備するということでございますが、その設置する場所というのは各課に設置するのか、それとも1か所に集めてですね、まとめて設置するのかについて再度お伺いをいたします。 委託料について内容を部長のほうから聞きましたが、この委託料について機材もWi-Fi導入も全てを委託先がするということで理解していいのかお尋ねします。 コロナ禍になってですね、約1年になります。なるだけ密を避けるようにということでございましたが、それからしますと各支所に設置するのは早く設置したほうがいろんな情報の共有でよかったんじゃないかと思うんですが、今回、各支所に5台ということでございますが、これが今回ということは国の予算がついたから支所にも設置するということで理解してよいのかお尋ねいたします。 続きまして、浄化槽の件です。 毎年この浄化槽については予算をつけてですね、
合併浄化槽の普及に努めていると思うんですが、現在、
合併浄化槽の五島市における普及はどのくらいのパーセントになってるのかお尋ねいたします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えをいたします。 まず、テレビ会議システム設置場所でございますけれども。現在5か所にプラスして13か所ですけれども、これは全てあの本庁舎であれば会議室にですね、それぞれ、例えば特別会議室とか2階のほうにA・B・C会議室とか、3階にまたA・B・C・D会議室とかいうのがございますので、それぞれそういう会議室。あと各支所に5台ということで配置設置したいというふうに考えております。 委託につきましてはですね、これは全てWi-Fiに関しては機器も含めて委託をしたい。というのはですね、これはどういう機種を使って、どこに設置すれば、どういう範囲で一番有効的にWi-Fiが使えるかというところの提案も含めて委託をしようというところでございますので。ここはそういう意味ではプロポーザルという形になろうかと思いますが、そういうことですので全部含むということになります。 それとあと3番目の、支所に今回5台が入ったというのは、国の予算がついたからかというようなお話がございました。 財源といたしましてはですね、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使う予定でおりますので、そういうことになります。あっ、これはですね、一応、すみません、一般財源で対応するということにしております。 以上でございます。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 浄化槽の普及率についてでございますが、今回令和2年度まで完了したときの見込みでございますが44.5%でございます。 以上でございます。
◆12番(
網本定信君) それでは最後になりますが、今、部長のほうでは、各2階、3階の会議室においてテレビ会議システムを設置するということでございます。今回、本庁舎内8か所にWi-Fiの設備をするということでございますが、今、3階そして1階のロビー辺りで、一応Wi-Fiは使えます。ところが2階は全く使えないということでございます。この庁舎内8か所にWi-Fi整備をすることによって、この庁舎内で全てWi-Fiが活用できるようになるのか。それとともに、テレビ会議システムというのは、このWi-Fiを通じてテレビ会議というのができるというふうに思うんですが、その点について再度お伺いをいたします。 続きまして、浄化槽整備についてでございますが今、44%ということで聞きました。 ここはもう五島市としては浄化槽に力を置くということなんですが、将来的に100%ということを目標にしてると思うんですが、その場合に毎年これをすることによって今年、来年、この5か年で、だいたい何%ぐらいまで浄化槽の設置をするという目標を掲げているのかお尋ねをいたします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 今回のWi-Fiの整備によってですね、庁舎内全てで使えるようになるというふうに考えております。 それとテレビ会議システムにつきましてはですね、会議室で優先して使うようになるというふうに思います。 以上でございます。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。平成26年からかさ上げ事業が始まりまして、現在2期目の計画中でございます。 今回の事業計画の終了目指してやっておるんですが、見込みとしましては54%程度を目安に中期目標として策定しております。 以上でございます。
○議長(
木口利光君)
網本定信議員の質疑を終わります。 次に、10番
中西大輔議員。
◆10番(
中西大輔君)
補正予算資料の8ページと9ページについて質疑させていただきます。 まず8ページの議案第31号、地域公共交通運行事業者支援事業費補助金についてです。 これは新型コロナの影響で需要が減っている航空路、航路、五島バスに対しての支援を行うという事業だと思いますが、この積算根拠についての質問です。 航空路については県負担の2分の1を五島市、対馬市、壱岐市で分割するということですが、航路についてはカーフェリー1台につき400万円、ジェットフォイル1隻につき200万円、そして五島バスについてはバス1台に対して7万円ということで、この金額の積算根拠をお伺いいたします。 そして、9ページですが、これはバス路線維持費補助金ということで五島バス、奈留バスに対しての補助金です。 こちらについては、毎年平成28年からおよそ1億1,000万円ほど補助をされていると思うんですけれど、毎年この1億1,000万円程度補助しているのであれば、これは
補正予算ではなくて当初予算のほうで出して、その後に実績に応じて補正していくっていうのが本来の在り方なのかなと思うんですが、こちらはなぜ
補正予算で出てくるのかというのをお伺いいたします。 以上です。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 地域公共交通運行事業者支援事業費補助金の積算根拠につきまして、航路と五島バスについてお尋ねがありました。 航路につきましては、県が別途補助事業で支援することとなっておりますが、その県が補助する額の負担分の10分の1を目安に総額を設定をしまして、その中でカーフェリー1隻当たり400万、ジェットフォイル1隻当たり200万円という額を設定させていただいております。 五島バスにつきましても、県の事業の負担分の2分の1の額を目安に、1台当たり7万円と設定させていただいております。 次に、バス路線事業につきましては、運行費補助として実績の欠損額から国及び県の補助金を控除した残りの額を上限として交付をしており、毎年度3月補正で予算要求をしております。国県による補助金の事業期間が10月から翌年9月末までとなっている関係で、欠損額が算出される時期が11月頃となるため、市は3月補正で対応させていただいているところです。 以上でございます。
○議長(
木口利光君) 以上で、
中西大輔議員の質疑を終わります。 次に、3番
丸田敬章議員。
◆3番(
丸田敬章君) 令和2年度五島市
一般会計補正予算資料の14ページ、議案第31号、新図書館建設事業について質疑いたします。 資料によりますと、土壌汚染が確認されたことで、工期を含めた事業計画を見直すとのことでありますが、事業見直しに当たっての地域住民への説明が行われたのか、行われているのであれば対象となった地域住民への説明内容、そして呼びかけられた世帯数、実際に参加されました住民の数を教えてください。
◎生涯
学習課長(濱崎正己君) お答えをいたします。 新図書館建設予定地での土壌汚染の判明を受けまして、近隣住民の皆様、それから事務所など369戸を対象として説明会を計画し、今月5日に実施をいたしました。対象者の設定といたしましては、建設予定地から地下水汚染が到達し得る距離の一般地とされている半径500メートル以内で、福江川と後の川に囲まれた地域といたしました。説明会の内容といたしましては、土壌汚染の判明に至った経緯や調査結果、健康への影響がないこと、工事の今後の予定等について御説明をいたしました。なお、当日は10名の方に御参加を頂いております。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) 369戸ですかね、その中で10名程度の方しか参加しない。 前回の図書館計画から約2億円増えてるという形で私は思ってるんですが、2億も増えるんであればもう一度市民の皆様方に広く説明する必要があると思いますが、補正前後の差額1億1,809万5,000円がこの土壌改良に要する増額される工事費として考えてよろしいんでしょうか、答弁願います。
◎生涯
学習課長(濱崎正己君) お答えをいたします。 補正後の額から補正前の額を差し引いた1億1,809万5,000円が土壌汚染対策工事に関連する経費となっております。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) 私もずぶの素人なので工事に関しては全く分かりませんが、土壌改良改修工事は土地の形質に変化を生じた場合に必要であると思います。現状の駐車場のままであれば、土壌改良費は発生しないという考えでよろしいでしょうか。
◎生涯
学習課長(濱崎正己君) お答えをいたします。 そのようなことになります。 以上です。
○議長(
木口利光君)
丸田敬章議員の質疑を終わります。 以上で、議案第31号外4件について、通告による質疑を終わります。 次に
関連質疑はありませんか。 ないようですので、議案第31号外4件について質疑を終わります。
△日程第32 議案第36号 令和3年度五島市
一般会計補正予算 から
△日程第44 議案第48号 令和3年度五島市水道事業会計予算 まで、以上13件を議題とし一括して質疑を行います。 質疑の通告に従い、
議案質疑順序表により質疑に入ります。 まず、9番
江川美津子議員。
◆9番(
江川美津子君) それでは議案第36号について、5つの事業で質疑をいたします。 まず当初予算資料5ページ、
有人国境離島法に基づく特定有人
国境離島地域社会維持推進交付金事業について。 この5ページの中ほどの③の滞在型観光の促進のところでお伺いいたします。富裕層の需要拡大と誘客促進に向けた調査実証事業とありますが、詳しい説明をお願いいたします。 次に、同じく当初予算資料の8ページ。 職員駐車場整備事業について、3点質問します。 1つ目は、整備する場所、面積及び区画数について。これは図書館建設の予定地になっております。そういうことですので、整備する場所はどこなのかまずお伺いをいたします。次に、駐車場予定地の土壌汚染調査は実施されているのかどうか。もう1点、駐車場の利用者及び管理方法についてお伺いをいたします。 同じく当初予算資料8ページ、災害対策機能強化事業について。 備蓄用品購入として食料、飲料水、おむつ等というのがありますが、何人分の備蓄用品を購入予定になっているのかお伺いします。特設公衆電話用電話機はこの予算で全ての避難所に設置されるのかどうか。もう1つ、防災行政無線音量時差放送改修の改修予定地区と効果。市全域がこのことによって改修されるのかどうかお伺いをいたします。 次に当初予算資料38ページ、自転車通行空間整備事業について、事業内容の詳しい説明をお願いいたします。 39ページ市営住宅浴槽整備事業について、何年間で整備する予定としているのかお伺いします。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) それではまず私のほうから、富裕層誘客に向けた滞在型観光につきましてお答えいたします。 この内容につきましては、航空機をチャーターしまして五島つばき空港を起点に日帰りでの対馬、壱岐及び天草などへの周遊。それと、福江港を起点に上五島、小値賀島などを日帰りで巡る島巡りクルーズのモニターツアーということを想定しているところであります。この事業によりまして、新たな富裕層向け旅行商品の企画開発を行うとともに、参加者からのアンケートや参画事業者の採算性の調査分析を行いたいというふうに思っております。なお、モニターへの参加につきましては30名を見込んでいるところであります。 以上です。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 職員駐車場整備事業につきまして、まず、整備の位置と面積等についてでございますが、五島中央病院跡地のうち図書書館建設用地を除く、市営住宅側の1,606平方メートルを職員第1駐車場として整備いたします。また、現在は公用車の駐車場として利用している旧シルバー人材センター隣接地1,903平方メートルを第2駐車場として整備するということになっております。 2点目の調査は実施されたのかということでございますが、工事の掘削の規模が3,000平方メートル未満、掘削する深さが50センチ未満-第1駐車場は一応22センチということでございますけれど、50センチ未満ということから土壌汚染対策法による土壌調査義務が生じないこと。また、職員駐車場の整備予定場所が、旧五島中央病院においては主に駐車場として利用されていたということから危険性は低いものと判断し検査は実施しておりません。 あと3つ目の区画数及び管理方法等でございますけども、職員第1駐車場、職員第2駐車場におきまして合計で152台分を整備する予定でございます。管理方法でございますが、許可を受けた職員のみが利用できる職員専用駐車場ということになります。 続きまして、災害対策機能強化事業でございますけども、まず、備蓄品の購入は何人程度を見込んでいるのかということでございますが、これにつきましてはですね、県のほうで災害時の物資備蓄等に関する基本方針というのが定められておりまして、それによりますと人口の約5%である2,000人を想定して備蓄計画を策定し、それに沿って、現在、不足する分を購入をするという形になっております。 2点目の特設公衆電話につきましてはですね、一応、予算上は今回31か所、31台の予算を計上しておりますが、予算を要求してまとめた後ですね、その後の防災会議におきまして指定避難所の見直しを行っておりまして、4か所の指定を解除して新たに避難所を5か所設置することになったので、合計追加された1か所1台分が予算には含まれておりませんが、その分は執行残等により対応するということにすれば全避難所で設置が完了するということでございます。 3点目の防災行政無線の改修でございますけども、これはどの地区とかではなくてですね、通常は消防本部の防災行政無線で流しておりますが、市役所に設置されている防災行政無線から緊急な場合には放送するんですが、そのときに自動的に時差で放送を流すというようなコントロールができないようになっておるので、そういう所をですね、改修したいというふうに考えてございます。 以上でございます。
◎
建設管理部長(
米山尚志君) それでは私のほうから、自転車通行空間整備事業についてお答えいたします。 現在、県と連携して自転車を活用した市民の健康増進や、地域を巡り体験型・交流型旅行等を通じた観光地域づくりを推進し、地域の活性化に取り組んでおります。その取組の中で、福江島を一周する自転車コースを設定し、市道延長33キロメートルに自転車の走行位置などを示すブルーライン37か所、矢羽根15個、クイックシート250枚などを設置することとしております。なお、県は国道県道について令和2年度から着手しており、現在施工中であります。 次に、市営住宅浴槽整備事業の計画期間についての質疑がありました。 令和2年度から令和13年度までの12年間を予定しております。 以上でございます。
◆9番(
江川美津子君) それではまず、滞在型観光の促進について再度お伺いします。 航空機を利用して五島つばき空港から壱岐とか対馬とかいうことですが、どこの航空会社というか、航空機を使われる予定なのかお伺いします。 それと、募集人員が30人を見込むということですが、これについてもどの地域を対象に募集をするのかお伺いします。 職員駐車場についてです。 図書館建設予定地を除くということで、それは理解しました。土壌の汚染調査は、工事の規模と掘削の深さということで必要ないということですけども、図書館建設予定地でそういう事実があるのでしたら、安心のためにやはり何らかの調査はすべきだと思いますが、その点についてどのようにお考えなのかお伺いします。 それと、駐車場の利用者、管理方法については職員のみということで分かりました。 災害対策機能強化事業についてです。 県の基本方針で人口の5%ということですが、できたら離島ということも考えたらもう少し多めに備蓄をされるようなことを検討できないのかということでお伺いをします。 特設公衆電話については1か所増えたところで、予算化できてないけれども、執行残とかそういうところでするということなのでぜひお願いをしたいと思います。 防災行政無線、市役所に設置している分の時差放送ができるようにするということで、分かりました。 自転車通行空間整備事業について、今、国道とか県道でこれは何だろうと思いながら見てるんですけれども、県が始めてるああいうのを市道についてもするということで理解しました。 市営住宅浴槽整備事業について、期間が長いんじゃないんですかこれは。もう少し期間を短縮することは考えられないのかお伺いして、答弁、説明を求めます。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) 滞在型観光につきましてお答えをいたします。 まず、どこの航空会社かということでございますけども、現在私どもがつくり込みを考えておりますのはORCさんの機材を考えているところであります。ORCさんの定期便の合間に使用できる機材ということで御理解いただきたいと思っております。 ツアーの募集の制限ですけれども、これにつきましては現時点では地域等を限定しているものではありません。ただ、この事業のつくり込みの中で、ここ五島市が長崎から空路・航路、また福岡から空路・航路でダイレクトにつながっている県内の離島の唯一の自治体でありますので、こういうところを利用した形でのモニターツアーということを考えておりますので、このような形の対象になること。それとまた富裕層向けということもありますので、五島市内で滞在時間を長くするという観光の磨き上げですね、そういうことも視野に入れておりますので、こういうことを目的とした対象者を今後検討してまいりたいと思っているところであります。 以上です。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 有害物質の調査につきましてはですね、先ほど答弁申し上げました理由で調査を行っていないんですが、先ほど議員からもありましたように安心のためにということは、まあ確かにおっしゃるとおりだと思いますので、県の土壌汚染対策等の所管部局に相談をしてみたいというふうには思います。 それと、防災関係の備蓄に関してですね、二次離島も抱えてるのでもう少し多めにということでございますが、基本的には先ほども申し上げましたように、人口の5%の3日分ということで備蓄の基本方針は定められておりますので、それをベースにですね。ただ、市独自にですね、基本方針にない品物も必要だろうということで備蓄したりということもやってますので、そういうのも含めて総合的にそこは検討してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。
◎
建設管理部長(
米山尚志君) 私のほうから、住宅の浴槽の整備期間についてお答えいたします。 まずこの12年と決めた経緯なんですけど、現在使われてる浴槽については、自己負担で整備している方が多くございます。市が浴槽を整備すると使用料に反映することになりますので、今買ってる人の自己所有の分を撤去して市が設置すると使用料が上がるっていう形になりますので、使える物は使っていただく間は使用料を抑えるっていうことで柔軟に対応していきたいということで12年としております。 以上でございます。
◆9番(
江川美津子君) はい、再度お伺いします。 滞在型観光の促進についてですが、ORCの機材を使って定期便の合間にするということですが。ORC、いろんな航路を運航してるんですけども、その合間に観光の、壱岐、対馬とか離島間の観光、日帰りですよね、そういうのできるような時間的余裕、それと機材の余裕はあるのかどうか。それと富裕層を対象ということですが、地元の人も壱岐、対馬とか天草とかそういうところには行ったことのない人がたくさんおられると思うんですが、地元の人は対象にならないのかどうか、その点をお伺いします。 それともう1つ、市営住宅の浴槽整備事業ですが、自己負担で取り付けられてる、利用してるところを撤去して市が整備をすると使用料が高くなるという説明ですが、自己負担で設置されてる方でも浴槽の種類とか毎年良い浴槽が出てくるのであれなんですけど、できるものは市が買上げとかそういうのも含めてもう少し早くできないのか再度お伺いします。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) お答えをいたします。 滞在型観光につきまして、ORCにつきましては可能であるというふうに認識をしているところであります。 その一例としまして、今年度五島と屋久島のツアーを開催したところでありますので、つくり込みを早い段階から行って当然ORCさんとの調整が整えばということで、早め早めに取り組めば可能であると思っております。次に地元の方もということですけども、現時点では先ほど申したとおり長崎、福岡からの起点、ハブとなる所からの経由ということを考えておりますので、また、地元での滞在時間を長くするということを視野に入れております。御要望として今後の検討課題の中の一つとして捉えさせていただければというふうに思っております。 以上です。
◎
建設管理部長(
米山尚志君) 浴槽についてお答えします。 先ほども言いましたように、市が浴槽を設置すると住宅の使用料の算定のやり方でですね、使用料がアップすることになります。全然変わらないのに使用料が上がるということをできるだけ避けたいと思って、今自己負担で設置してる浴槽はできるだけそこで利用していただくと。その浴槽が更新時期にきたら市が設置して、それから使用料がちょっと上がるというような体制を取りたいということで、今の12年間という期間を設定したわけです。 以上です。
○議長(
木口利光君) 以上で、
江川美津子議員の質疑を終わります。 次に、11番
草野久幸議員。
◆11番(
草野久幸君) 当初予算資料の24ページ、巡回バス運行事業について、そして、25ページのデマンド型乗合タクシー運行事業について。これ併せて質疑いたします。 従来の巡回バスはどのようになるのかも含めて、この事業の中身の説明をお願いいたします。 そして33ページ、森林病害虫防除事業について。 伐倒もほぼ終わってるような状況と思います。以前と非常に大きく変わっております。今後どのようになるのかなと住民非常に心配しておりますので、どのような形で今後進めていくのかお聞かせください。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 まず、従来の巡回バスの計画はどのようにするのかという質疑でございますが、福江商店街の巡回バスにつきましては、現在、五島市地域公共交通再編事業実施計画に基づき運行をしております。この計画が令和3年9月末で終了することから、令和3年度中に次期計画として地域公共交通計画を策定する予定としております。次期計画では市内の公共交通ネットワークを再構築するに当たって、各地域内を電話予約制の乗合タクシー、地域間を路線バスとすることで役割を明確にし、できる限り競合しないよう整合性を保ってまいりたいというふうに思っております。 また、福江地区巡回バスを含め現在運行している路線定期型乗合タクシーは、ダイヤと路線が定められているため主に沿線周辺の限られた住民しか利用ができませんので、路線から離れた住民から路線を延伸できないか相談を受けております。この課題を解決するため、次期計画では従来の巡回バスから電話予約制乗合タクシーへの移行を考えております。これにより、多様化する移動ニーズに的確に対応できるよう運行時間内であれば希望する時間内に運行区域内を行きたい場所に移動できることとなり、移動の自由度を高め、運行サービスの平準化や適正化に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、植林計画についてお答えいたします。 令和2年、三井楽濱ノ畔地区及び岐宿八朔地区において広範囲にわたり松枯れ被害が発生したことを受け、残された健全な松林の保全対策を講じていくことを目的として、令和3年6月に五島市松林保全計画を策定予定としております。植林計画につきましても、この保全計画へ盛り込むこととしており、県からの助成等を頂きながら植林エリアを選定し、令和4年度から現補助事業を活用して植林にも取り組む予定としております。なお、令和3年度につきましては県において植林に取り組んでいただくということになっております。 以上でございます。
◆11番(
草野久幸君) まず巡回バス、デマンドですね。これ説明によれば利用者には非常に使い勝手のいいようになってくるんだという説明ですよね。まあそこはそことして、そうしたら事業者にとってどうなのかというのがまた心配になってきます。この事業者にどのような説明をしているのか、現在の段階でお聞かせください。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 現在、富江地区での実証事業に先立ち市内タクシー協会と協議をして、また、チョイソコの先進地視察に市内の全タクシー事業者へ案内をし、3社に参加をしていただきました。今後も導入に当たり事業者につきましては丁寧に事業の説明を行ってまいりたいと考えております。多分、経営のことをものすごく不安になられてると思いますので、その部分も含めてですね、事業の実施の内容、特に収入面であるとかっていう部分につきまして人件費等々もかかりますので、その部分について詳しく御説明をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆11番(
草野久幸君) 答弁してもらったとおり少し説明不足なとこがあると聞いております。 やはり事業所からしてみれば今までやってきた事業が変わっていくわけですから、もっと早い段階で事前に説明すべきだと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 松林なんですけれども、ここで保全計画をつくっていくんだということなんですけど、具体的に、今市民が聞きたいのは、どんな形で木を増やしていくのかと。この計画の中に書き込むんでしょうけれども、今の段階で言えることがあればお聞かせください。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) 計画につきましては、まだ今議員がおっしゃられたとおり、つくっておりませんので、なかなか詳しくお話しすることはできませんが、基本的には三井楽地区につきましては松を植林をしていきたいと。岐宿地区の八朔につきましては、あそこは耕作地を守ることというのが大前提でございますので、松林でない成長の早い樹木に変えて植林をしていきたいというふうに思ってるところでございます。 以上でございます。
○議長(
木口利光君) 以上で、
草野久幸議員の質疑を終わります。 次に、12番
網本定信議員。
◆12番(
網本定信君) それでは一般当初予算について、議案第36号、当初予算資料8ページ、災害対策機能強化事業について、9ページのジオパーク推進事業、9ページの世界遺産保存整備事業について質疑を行いたいと思います。 8ページの災害対策機能強化事業については、先ほど9番の江川議員とも共通するところがあると思いますが、それについても再度お聞きしたいと思います。 まず、災害機能強化事業について。 1番目に、土のうの設置地区ということで13か所ですかね、示されてるんですが、これについてお尋ねをいたします。 2番目、特設公衆電話用電話機の設置場所ということで、先ほど31か所全部ということでございますが、指定避難所の4か所解除して31か所。これ全部公衆電話用電話機の設置をするということで理解していいのか。 3番目、防災服13着と予算出てますが、13着というのは誰が着用するのか。 4番目、防災行政無線音量時差放送改修の内容。 先ほども出ましたが、再度詳細をお尋ねいたします。 5番目、防災倉庫の設置が15か所とされておりますが、この設置場所についてもお尋ねをいたします。 続きまして、ジオパーク推進事業(ソフト事業分・ハード事業分)について。 まず解説板はどこに設置するのか。 2番目に、ジオパークのハード事業の詳細な説明をお願いいたします。 3番目に、展示内容の詳細な説明をお願いします。 4番目に、展望テラス付き休憩施設の詳細な説明をお願いいたします。 続きまして、9ページ世界遺産保存整備事業について。 ガイダンス施設の活用方法と
地域振興への役割についてお尋ねをいたします。 以上です。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 まず、防災の関係でございますが、土のうの製作につきましては、市内全域で1,000袋の土のう配布を考えておりまして、各自主防災組織等で必要数を取りまとめて消防団等の協力の下、土のう作りを各地区で一斉に行いたいと考えております。現在、まちづくり協議会の協力を得て実施場所の選考を行っているところでございます。 特設公衆電話につきましてはですね、指定避難所を見直したということで、指定避難所全部で34か所ございます。そのうち2か所は玉之浦支所と岐宿の福江島離島開発総合センターでございます。こちらにはもう電話がありますので、その2か所は除きまして32カ所に設置をするという予定でございます。 防災服につきましてはですね、市長、副市長、教育長、各部長のほか、総務課の危機管理班職員、合わせて13人分を計画しておりまして、令和3年度に県の国民保護訓練で着用するほか、災害対策本部等での着用を想定をいたしております。 防災行政無線の改修につきましては、通常消防本部に設置している装置から自動で3回に分けて時差放送を実施しておりますが、緊急時に使用するシステムや市役所内にある端末ではこの時差放送や音量調整ができないということがありますので、それらを改修するものでございます。 続きまして、防災倉庫の設置場所につきましては、福江中学校体育館や三井楽小学校体育館など、避難施設に備蓄品を保管する場所が確保できない施設15か所に設置したいというふうに考えております。 続きまして、ジオパーク推進事業につきまして、まず、解説板の設置場所はということでございますが、総合案内板を3基、解説板を6基整備する予定にいたしておりまして、総合案内板は鐙瀬ビジターセンター周辺、遣唐使ふるさと館、奈留港ターミナルの3か所に、解説板は富江町の陣屋石蔵、三井楽町の漣痕--さざなみの化石の所ですね、それと、荒川温泉、黄島の溶岩トンネル、山内盆地、堂崎の7か所を予定いたしております。 続きまして、鐙瀬ビジターセンターのハード事業の詳細につきまして、既存の鐙瀬ビジターセンター自体は現状のものを活用いたしまして、内壁や床、天井の改修に加え、電気関係、空調などの機械設備の改修を行うこととしております。施設内を3つの空間に分けまして、来館者同士や来館者とスタッフの交流を促すコミュニケーションホール、常設の展示スペースとなるジオミュージアム、体験講座や研究成果の発表をするジオファクトリーの3つの空間に分けた構成といたしております。 ビジターセンターの北側には、新しく休憩施設を新設し、市民の皆様が多目的かつ日常的に利用したり、ジオツアーの起点やワーケーションなどで活用したりすることで鐙瀬地区にぎわいをつくりたいというふうに考えております。 展示内容につきましては、地域の価値や魅力をジオパークの視点で感じることができるよう、五島列島の成り立ちや動植物、歴史、文化、人の暮らしと大地とのつながりをストーリーに沿って紹介する展示構成といたしております。また、メイン展示といたしまして、五島列島の白い立体模型に上部から映像を投影するものとか、あと展示室奥には新たに開放的なシアターを設置し五島列島の成り立ちをCGで再現した映像を流すこととしております。 テラスにつきましては、新築する休憩施設前にスペースを設けまして景色を楽しめる場所を整備することとしております。海への眺望や鐙瀬地区の自然を楽しみながらくつろげる場所として、活用を図ってまいりたいというふうに考えております。 続きまして世界遺産のところですが、ガイダンス施設の活用方法と
地域振興への役割はというところでございますが、奈留支所と合築をして整備を進めております奈留島世界遺産ガイダンス施設につきましては、世界遺産奈留島の江上集落、江上天主堂とその周辺に関する情報を発信するとともに、市民の文化の向上及び観光の振興を図るため設置するものでございます。施設の活用方法といたしましては、世界遺産としての価値の情報発信や貴重な信心具等を展示することにより、世界遺産の恒久的な保存継承を図る上での拠点施設として活用することといたしております。
地域振興への役割についてでございますが、観光協会や
ツアー会社などとも連携して個人向け着地型旅行商品であるキリシタン物語などの各種ツアーへの組み込みを行い、来訪者あるいは地域の方々が奈留島の地域の歴史文化の一端を知ることで、貴重な文化遺産の恒久的な保全継承につながっていくものと考えております。 以上でございます。
◆12番(
網本定信君) それではまず災害対策機能強化事業についてでございます。 1番、2番、4番、5番は分かりました。3番のですね、防災服は市長はじめ部長ということでございますが、今までこの防災服というのはなかったのかどうかですね。災害時にいろんなテレビで各地の状況を見るわけですが、市長をはじめ市の幹部職員のほかにですね、例えば議員についてもいろんな防災服を着ていろんな地区を回ってるという姿をよく見ますが、その点については考えていないのかどうかお尋ねをいたします。 続きまして、ジオパーク推進事業でございます。 ソフト事業分、ハード事業分というのを伺いました。解説板の設置場所も分かりました。ハード事業で鐙瀬ビジターセンターを改修するということでございます。この中に今までですね、ジオパークに関するそういう展示内容とか資料も含まれていたのか。新たにまた部長が言いましたようにシアターとかそういったものを作るということでございますが、今の鐙瀬ビジターセンターにおいても、最初はいいんですが、年数がたつとですね、壊れたり改修する部分がどんどん出てきております。それについては費用の関係でなかなか改修できないというようなことで、来場者に非常に迷惑をかけているということがありますが、このランニングコストについてはどのようにお考えかお尋ねをいたします。 続きまして、世界遺産保存整備事業についてでございます。 ガイダンスが今回、奈留支所の横にできるということでございます。そしてまた、久賀島にもですね、観光交流拠点センターとかそういうのができております。これを造ることによってですね、もちろん地域活性化というよりも観光活性化というふうな点が多くあるというふうに思うんですが、観光以外にこれを核とした地域活性ということについては、先ほど部長も言いましたが、それ以外と言いますかそれに付随して、どうすればこれを活用した地域活性化になるのかということについて再度お尋ねいたします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 まず、防災関係で防災服は今までどうだったのかということで。特に五島市というネームが入った防災服はございませんでした。統一的なものがなくて、県の防災訓練とかでですね、活動服っていうのは一部、市長、副市長等にございましたけれども、災害対策本部で詰めてやるようなああいうテレビ等でも出るような防災服はございません。今回3年度でですね、県の保護訓練もございますので、そういうことも含めて必要だろうということで整備をしたいというふうに考えておるところでございます。 続いて、ジオパークにつきましてはですね、展示内容は今までなかったのかということでございますけれども、福江島を中心にですね、そういう展示はあるんですが、おっしゃる通り展示内容を新しく整備しても当然更新をしていかなければならないということで。今の考えといたしましては更新しやすい展示内容にしていこうというところでございます。今のところちょっとランニングコストはどのくらいかかるかっていうのについては試算しておりませんが、ただ、ジオパークの内容からいたしますとそんなに内容が数年単位で変わるようなデータっていうのはあまりないもので、そういう意味ではちょっとした表現方法とか映像とかそっちのほうは飽きがくるということもあるんで変える必要はあるんでしょうけれども、通常の展示内容についてはですね、そんなにはリニューアルしていくっていうことはないんじゃないかなというふうには考えております。 それとあと、ガイダンスにつきましてはですね、観光活性化ということと、あとガイダンス施設がですね、世界遺産だけではなくてですね、奈留島の歴史文化等も展示しているということもございますし、支所と合築してやってますので、その中で島の人たちにもここを中心にいろいろ活動に使っていただければというふうな思いで地域活性化にも資するんではないかなというふうに考えております。 先ほど、防災服のところで議員のほうから、例えば議員の方々も防災服を着てるケースがあるということでそういう考えはないのかということでございますが、それについてはまた御要望がございましたら、議会事務局とも相談をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。
◆12番(
網本定信君) 再度、ジオパーク推進事業についてお尋ねをします。 ただいま、部長のほうからハード事業と展示内容の詳細な説明をお聞きしました。このジオについてですね、この中身、ハード事業展示内容についてはどのような感じで計画をされて実施しようとしているのか。行政の担当だけなのか、それともジオパークのいろんな委員会とかそういうのがありますが、その点について詰めの作業というのはどういう感じでやってきたのかについてお尋ねいたします。
◎
総務企画部長(久保実君) お答えいたします。 まずこのジオパークの拠点センターについてはですね、まず基本計画というものをつくります。基本計画もこれはプロポーザル方式にのっとって事業者さんから提案を頂きまして、それを審査をして良いものをということで選んでいると。基本計画に基づいて今度実施設計をやっております。ハード的にはそういうこと。展示内容等につきましてもですね、今あのジオパークについては申請に向けて申請書作りが佳境になっているところでございますので、ジオパーク推進協議会っていうのがございますので、その幹事会あたりに内容を諮って、いろいろ見ていただいたり、その中に当然、学識経験者、大学の先生あたりもですね3名ぐらいいらっしゃいますので、その方に内容をお聞きしたりとか。あと、地元で大分前からこういうジオ活動してらっしゃるグループもありますので、そういった方々にも御意見を頂きながら現在進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(
木口利光君)
網本定信議員の質疑を終わります。 次に、10番
中西大輔議員。
◆10番(
中西大輔君) 当初予算の議案第36号について、3つ質疑いたします。 まず1点目は、資料14ページのめぐりあい・
交流促進事業についてです。 こちら婚活イベントの開催ということで、リアル婚活2回、オンライン婚活2回とありますが、この婚活イベントの開催は市民だけが対象なのかということをお伺いいたします。 そして19ページのほうで、地域おこし協力隊事業についてありますが、近年は特定の専門性の高い方を地域おこし協力隊としてお願いしてると思うんですけれど、今年度はどういった人材を配置する予定なのかというのをお伺いいたします。 最後にICT教育強化事業について、44ページですが、この事業の詳細な説明をお願いいたします。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) 私のほうからは
一般会計当初予算の資料14ページ、めぐりあい・
交流促進事業についての中で、婚活イベントの開催は市民だけが対象かという御質疑でございました。 婚活イベントにつきましては独身男女の出会いの場を提供するため、民間に委託して通常の婚活とオンライン婚活をそれぞれ2回ずつ実施する予定としております。婚活イベントの参加人数は現在のところ1回につき男性10名、女性10名を想定をしておりまして、そのうち女性につきましては島外からの参加も可能とすると、そのような予定にしております。 以上でございます。
◎
地域振興部長(
大賀義信君) 私のほうから、地域おこし協力隊につきましてお答えをいたします。 協力隊につきましては
議員仰せのとおり、五島市が抱える地域課題を解決するため、専門的な知見を有する人材を来月の4月から7名配置する予定であります。その7名の配置先と主な業務内容ですけども、まず、玉之浦支所に1名。ここにつきましては鹿等の有害鳥獣対策。2か所目としまして奈留支所に5名。これにつきましては、奈留地区の地域教育のコーディネーター、離島留学の寮の運営、さらには地域の小中学生を対象にした放課後塾の運営。3か所目としまして、商工雇用政策課に1名。業務としましては商店街の活性化対策というふうに位置づけております。なお、4月採用の奈留支所1名を除きまして、6名の方は今年度までに任用された隊員の継続というふうになります。 以上です。
◎
学校教育課長(島博則君) ICT教育強化事業の事業内容についてお答えをいたします。 ICT教育強化事業については、令和3年度から市内全ての小中学校に導入いたします1人1台のタブレット端末が有効かつ効果的に活用されるように、主に授業支援や教職員の研修を支えるICT支援員を雇用するためのものであります。 以上でございます。
◆10番(
中西大輔君) まず14ページの、めぐりあい・
交流促進事業についてですが、先ほど、お話では民間に委託して男女10対10ということで、女性は島外からも認めるということでしたが、男性にとってはうれしいのかもしれないんですけれども、逆に女性からすると不公平なのかなという気もしまして、ここは公平に男性も女性も島外からですね、受け入れることを考えてないのかっていうことをお伺いしたいです。もし、女性だけを島外から受け入れるのであれば、その理由も聞きたいです。 そして、ICT教育強化事業についてですが、GIGAスクール構想、行く行くは在宅で授業を受けられる仕組みになっていくべきかと思うんですけれど、今は恐らく学校の中だけでタブレットやPCが使えると思うんですが、その長期的に在宅で授業を受けられるような仕組みについてのめどや計画がもしあれば教えていただきたいです。 以上です。
◎
福祉保健部長(
戸村浩志君) 対象者をですね、島外限定をせずにということでございますが、五島市が進めている施策の中で移住定住というのがございまして、その中で婚活についても人口減対策ということで取り組んでいる事業であります。そういう点でですね、今のところ考えているのは、島外からの参加は女性のみということで事業を進めていきたいと思います。
◎
学校教育課長(島博則君) GIGAスクール構想に伴う在宅授業についてお答えいたします。 五島市においてはネットワークの整備が十分でないため、現段階では在宅での授業については考えておりません。 以上でございます。
○議長(
木口利光君) 以上で、
中西大輔議員の質疑を終わります。 次に、8番
柳田靖夫議員。
◆8番(
柳田靖夫君) おはようございます。 それでは議案第36号、当初予算資料7ページの漂流・漂着ごみ撤去事業について質疑いたします。 漂流・漂着ごみ撤去事業費が1億1,548万1,000円、発生抑制対策事業費が133万4,000円となっております。また、
一般会計予算書85ページの4款衛生費1項保健衛生費において海岸漂着物発生抑制啓発業務委託料100万円、漂着物回収処分委託料9,129万5,000円となっておりますが、それ以外についての項目の金額をお答え願います。
◎
市民生活部長(太田税君) お答えいたします。 まず、漂流・漂着ごみ撤去事業についてお答えをいたします。 内容といたしましては、富江及び奈留地区における市が直営で回収を実施する経費としてる人件費、これが2,388万6,000円。そして、そのほかの地区につきましては回収業務委託経費として4,760万5,000円。また、先ほどの経費の中に含まれておりますが全体の漂着ごみの処分費として4,399万円を計上いたしております。 次に、発生抑制対策事業につきましてですが、先ほどの100万円。これにつきましては市内高校生等を対象として実施する海洋ごみ発生抑制対策事業に係る経費でございます。その残額の33万4,000円につきましては、ポイ捨てによって漂着ごみが最終的に海に流れて漂着ごみになるということもありますので、ポイ捨て禁止の看板製作の材料費であるとかを計上しております。先ほど言いました委託料以外のところでの予算としましては、直営で回収した場合の船の借上料、それからフレコンと言いまして1立米入るような大きな袋があるんでございますが、そういうふうな消耗品の購入等に充てることとなっております。 以上でございます。
○議長(
木口利光君) 以上で、
柳田靖夫議員の質疑を終わります。 次に、3番
丸田敬章議員。
◆3番(
丸田敬章君) 本日最後の質疑となります。もう少し我慢してください。 令和3年度五島市
一般会計予算当初予算資料の30ページ、議案第36号の2点について伺います。 1点目、五島食肉センター管理運営事業についてお尋ねします。 この件に関しましては、令和2年3月定例会にて
指定管理料の過去5年間の推移と抑制を尋ねられていましたが、昨年度よりも約230万円の増額となっております。14億円を投じた大規模改修工事から9年経過していると思うのですが、改修工事前と今回の予算額の差額と増大してしまっていると思われる原因の説明を求めます。 次に2点目、同じく30ページ、議案第36号の五島食肉センターHACCP対応改修事業について。 HACCPとは何なのかの説明を求めます。答弁お願いします。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。まず、食肉センターの
指定管理料の改修前と改修後の違いについてお答えいたします。 五島食肉センターでは平成25年度から平成26年度にかけて大規模改修を実施しております。改修前と改修後の
指定管理料の差額の主な要因につきましては、卸販売を取りやめたことで収入が減少したことや、保健所の指導により衛生面の向上を図ったことで光熱費が増加したことでございます。 次に、食肉センターのHACCPの対応改修工事について、HACCPとはということですが、HACCPとは食中毒などの健康被害の未然防止につながるもので、食品を扱う過程において食品の安全性を確保するために重要な工程を管理し、その記録を残し、製品の安全性を確保する衛生管理の手法でございます。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) 部長さん、金額の差額答えられてないですよ。 それも含めて、次の質疑で答えて下さい。 1点目の食肉センターの
指定管理費については、度々抑制について稼働率の向上や処理頭数の増頭に努めていくとの回答をしてます。ちょっと厳しい言い方になりますが、口だけでその場しのぎで逃げるのではなく、もっと現実的に具体的な抑制策があればお聞かせ願いたい。 そして、2点目の食肉センターHACCP対応改修事業でありますが、HACCPというもの自体が義務化が必要な推進事業であるのかは存じませんが、義務化に反することで罰則とかその他制裁が下されるのか。そこをお答え願います。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えします。 食肉センターにつきましては、今後、今回のHACCPの対応工事等々も含めまして、人件費であるとかですね、そういったものを見直しながら食肉屠畜の頭数を増やす。あるいは部分肉の処理を増やすというふうなところを
指定管理事業者と相談しながら進めていきたいというふうに思っております。差額につきましては、平成24年度の
指定管理料が1,737万6,000円で、令和元年度につきまして5,461万5,131円となっておりまして、3,723万9,131円の増というふうになっております。 HACCPの義務化と罰則があるかということでありますが、HACCPには認証制度がありまして、認証取得までは義務化をされておりませんが、食品衛生法の改正により、食品の製造、加工、調理、販売などを行う事業者には、手洗いや清掃等の一般衛生管理に加えHACCPに沿った衛生管理の実施が義務づけされております。国のQ&Aによれば実施しなかった場合には保健所から改善指導を受けることになりますが、すぐに営業停止になったり罰則が科されるわけではないということでございます。 以上でございます。
◆3番(
丸田敬章君) この
指定管理料に関しましては、処理頭数等がいつも言われておりますが、なかなか改善されていない。その辺を真剣にですね、前向きに考えていってもらいたいと思います。 HACCP対応改修工事で終わりにします。HACCPに対応した施設に改修することで畜産農家の生産意欲向上及び施設稼働率の向上を図るということでありますが、改修事業前のこれまでの施設では生産者意欲もなければ稼働率も悪かったということのように聞こえるんですが、改修後は運営に期待を持っていいということなのでしょうか。最後の質疑です。御答弁お願いします。
◎
産業振興部長(
井川吉幸君) お答えいたします。 稼働率の向上につきましては、これまでにおいてもいろいろな取組を行ってきております。なお、五島食肉センターでは義務化された工程管理については既に対応しているところですが、今回の改修でハード面の整備を行い衛生面のさらなる向上を図ることで、対外的な信用性が増し、取引量の増加ひいては稼働率の向上を期待するものです。 以上でございます。
○議長(
木口利光君)
丸田敬章議員の質疑を終わります。 以上で、議案第36号外12件について、通告による質疑を終わります。 次に、
関連質疑はありませんか。 ないようですので、以上で議案第36号外12件について質疑を終わります。 ただいま議題となりました議案第5号から議案第48号までの44件については、お手元に印刷配付しております別紙付託表のとおり、それぞれの委員会に付託したいと思います。休会中に審査されるよう望みます。 委員会の審査会場は、総務水道委員会を第1委員会室に、教育福祉委員会を第2委員会室に、産業経済委員会を第3委員会室に、予算委員会を議場にそれぞれ指定いたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明12日、午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。 =午前11時44分 散会=...