大村市議会 > 2019-06-20 >
06月20日-05号

  • 警察官(/)
ツイート シェア
  1. 大村市議会 2019-06-20
    06月20日-05号


    取得元: 大村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-31
    令和 1年  6月 定例会(第3回)◯出席議員は次のとおりである。    1番  堀内 学君        14番  野島進吾君    2番  高濱広司君        15番  朝長英美君    3番  光山千絵君        16番  岩永愼太郎君    4番  晦日房和君        17番  田中秀和君    5番  松尾祥秀君        18番  小林史政君    6番  村崎浩史君        19番  永尾高宣君    7番  城 幸太郎君       20番  山北正久君    8番  中崎秀紀君        21番  古閑森秀幸君    9番  田中博文君        22番  山口弘宣君    10番  竹森 学君        23番  三浦正司君    11番  吉田 博君        24番  村上秀明君    12番  水上 享君        25番  伊川京子君    13番  宮田真美君◯欠席議員は次のとおりである。   なし◯地方自治法第121条により出席した者は次のとおりである。 市長        園田裕史君     教育長       遠藤雅己君 副市長       吉野 哲君     教育政策監     丸山克彦君 大村市技監     田坂朋裕君     教育次長      吉村武史君 企画政策部長    山下健一郎君    選挙管理委員会委員長                               渡辺経夫君 総務部長      田中博文君     上下水道事業管理者 朝長 定君 財政部長      楠本勝典君     上下水道局次長   原 慶一郎君 市民環境部長    杉野幸夫君     競艇事業管理者   馬場宏幸君 福祉保健部長    川下隆治君     競艇企業局次長   濱崎賢二君 こども未来部長   山中さと子君    総務課長      高木義治君 産業振興部長    高取和也君     選挙管理委員会事務局長                               平地俊夫君 都市整備部長    増田正治君◯本会議の書記は次のとおりである。 事務局長      大槻 隆君     書記        吉原周平君 次長        長石弘顕君     書記        向 美樹君 係長        山下大輔君     書記        川口隆士君 係長        中村宏昭君     書記        法村俊弥君-----------------------------------          第3回定例会議事日程 第5号        令和元年6月20日(木曜)午前10時開議第1 市政一般質問 △開議 午前10時 ○議長(伊川京子君)  おはようございます。出席議員は定足数に達しております。 議事日程第5号により、本日の会議を開きます。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、22番、山口弘宣議員の質問を許可します。 ◆22番(山口弘宣君) 登壇 おはようございます。明青会に所属します22番議員の山口です。私も、議員生活17年目を迎えておりますけども、初めて会派名が変わりました。明るく澄み切った青空のような気持ちで、議員活動、議会活動に取り組みたいという気持ちで今回会派名をつけさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。 ことしは、ちょっと雨が本当に少なくて、田植えの準備や田植えにちょっと影響が出ているようなんですけども、あちらこちらで水田に水が張られ、苗も植えられてきました。私は、この季節が割と好きです。水田にためられた水面に緑色の苗が植わり、そして、そこに空や山や周りの景色が映って、何か絵画のような感じで、いつも車で通るときに見るんですけども、一番、心が癒される瞬間だなといつも感じております。きょうも癒されてきましたので、和やかな気持ちで質問に当たりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず、初めに道路行政についてですけれども、あそこは松並というとですかね、自動車運転試験場から市民病院付近までの歩道の整備についてです。 この区間の街路樹が大木化し、木の根が歩道の縁石を持ち上げ、がたがたになっている箇所が数カ所見受けられます。3年か4年前に、担当課に対策を立てられたらいかがですかと進言に行きました。そのときは、多少の改良と安全対策のためにロープで周りを囲ったりして対策を一応講じられたみたいですが、そのときの話では、市民病院の建てかえがあるのでそれにあわせて歩道の整備も実施しますとの話を聞いておりましたが、市民病院がグランドオープンしてからもう何年ですか。もう2年ぐらいたっとるですよね。いまだにそのままに放置されているんじゃないかと思います。 あそこの道路は、官公庁はあるし、市民病院も当然ある。私は、大村市のメーンストリートの一つであるというふうに思っているんですけれども、見かけだけでなく安全対策上も問題があるのではないかと思うのですが、ちょっと余りにも対応が遅過ぎると思っていますが、今後どのような対策をとられるつもりなのか、お尋ねいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  おはようございます。御質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃいました市立病院前の歩道につきましては、市立病院建てかえと同様に都市再生整備計画の中での事業として出しまして、平成27年から令和1年までの5カ年事業として取り組んでいる事業でございます。その中でやるということで計画を立てている事業でございます。 市道乾馬場空港線の歩道整備につきましては、昨年度、消防学校前から自動車運転試験場までの区間約360メーター(216ページで訂正)の整備を行っているところでございます。 今年度は、自動車運転試験場から国道34号までの区間約680メーターの整備を計画しているところでございます。 言われるように、歩道を持ち上げておりますので、歩道の根上がりといいますか、歩道のクスノキの根が地上に持ち上がらないように、その対策につきましては今後そういう樹木の剪定の専門的な技術を持たれている市内の造園業者の方々、組合等々のアドバイスをいただきながら施工を考えていきたいというふうに考えております。 ただ、このクスノキにつきましては、第21海軍航空廠の開廠時に植樹された木ということでもございますので、関係者の皆様方と協議をしながら進めさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  今の答弁を聞いていますと、第21海軍航空廠のこともあるので、あの大木は残す意向で対策を立てられるというふうに理解したんですけれども。 相当巨木になっていますよね。今、その木の周りの歩道部分だけ持ち上げていますけど、あと何年かすれば車道も持ち上げることになるんじゃないですか。ですから、もうちょっとちゃんとした対策をとらんと、結局は、将来的には切り倒すか何かしなければならない事態になるんじゃないかなと思うんですけども、もう一度答弁をお願いいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  済みません、お答えする前に、先ほどの答弁で、消防学校前から自動車運転試験場前までの360メーターと言っておりますが、340メーターの間違いでございました。済みません、訂正させていただきます。 それで、今言われたクスノキの件ですけども、クスノキがあそこに11本立っております。言われるように、幹回りが1.6メーターから大きいやつでは3メーターほどございます。結構、根が歩道のブロック等に持ち上がって、ちょっと歩くのにも支障になっておりますので、それにつきましては、今回その辺も含めてきちんと整備しようというふうに考えております。 今回、大きな大木でございますし、高さが全て10メーターを超えているような大木でございますので、当然ながら樹木の剪定、強剪定といいますが、枝葉を切り落として、なおかつ根のところの部分の処理とかも当然する必要があるかなというふうに考えております。その辺の根の処理とかそういうふうな新たないろんな工法がございますので、そういうふうなところにつきましては、先ほども申しましたように樹木の知識とかそういう技術をお持ちの市内の造園組合等の方々にアドバイスをいただきながら進めていければなというふうに思っておりますし、この辺につきましては、そういうふうな強剪定をかけるということもありますので、そういう関係者の皆さん、第21海軍航空廠の奉賛会の皆様方もいらっしゃいますので、そういう方々、関係の方々にも協議しながら進めていければなというふうに考えております。 もしかすると、何本か切らなきゃいけないようなこともあるかもしれませんけども、今の段階では全ての樹木を残したまま整備ができないかというふうに、今考えているところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  樹木というのは、上を切ると、またそれに反発して伸びようと枝や葉を茂らせるようになりますし、上を切ると、今度は下が、根が伸びようとして根をぐっと伸ばす習性があると思いますので、なかなか管理は難しいと思いますけども、歴史的に大事な樹木ということなら、いろんな対策を立てて、周りの意見も聞きながらやっていただきたいとは思ってはおります。 歩道というか、道路上の街路に、ほかにもあちこちに街路樹が植えられておりますけども、桜は、あれは天の川というとですか、横に余り伸びない品種を考えて植えられておりますけども、あれもいずれは巨木になるんですか。ほかの街路樹あたりは将来的に巨木になって、道路上に支障を来すことがあることも想定をされるんですか。その点については、いかがですか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  樹木ですので、長年たてばある程度の大きさにはなると思います。特に、クスというのがすごく強くて、普通、桜であれば50年ぐらいが大体寿命だというふうには聞いておりますけども、クスノキは結構何百年も生命力が強いものですから、伸びますので、そういう巨木化するという樹木ではございますので、その辺は、今それに対するいろんな最新技術とかもありますので、それについては今後研究しながら、今回の歩道の整備等は行っていきたいというふうには考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  将来に禍根を残さないように、樹木など緑があるのは確かにいいことですので、植えるのは仕方ないとして、将来の維持管理費もよく考えて街路樹を植えたり、研究をしていただきたいと思っております。 この質問は一応終わりまして、次に2番目のⅤ・ファーレン練習場建設について質問をいたします。 現在話し合いの最中ですし、余り余計なことは言わないほうがいいのかなとは思いましたけれども、民主主義ですので賛成意見がちらほらと意見が述べられる中で、違う意見を述べないというのもまた変かなと思いまして、賛成、反対いろいろあって議論をした中で決めていくというのが民主主義としていいのかなと思いまして、今回はどちらかといえばちょっと大村市に練習場をつくるということには反対という立場で質問をさせていただきたいと思っております。 1問目の現況については、もう二人の方が質問をされて大体理解しましたので、質問は割愛したいと思いますけれども、小林議員、城議員の質問に対する答弁から推測すると、ジャパネットホールディングス側も大村市も黒丸の総合運動公園を練習拠点としての整備に、念頭に置いているということだけは理解しましたので、それを一応念頭に置いて質問させていただきたいと思います。 総合運動公園は、現在ソフトボール場テニスコート場の建設が終了し、当初の計画1期工事分が完成していると思うんですけれども、1期工事分を完成させるだけで計画から完了まで何年の月日がかかり、総工事費は幾らで、大村市単独の持ち出し金額は幾らになるのか、お尋ねいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  総合運動公園の第1期事業は、平成13年に始まり、令和3年末までの予定で進めておるところでございます。 また、1期事業の事業費につきましては、現在の計画では約39億5,000万円、うち市の単独費は起債分を含み約25億円を予定しているところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  結構な期間とお金がかかっていると思います。 そういうことで、総合運動公園は、私の認識では、1期工事分を完成させた後は、2期、3期の計画については、将来の維持管理費等の財政支出を考慮すると凍結か廃止を視野に入れていたものと思っておりましたけれども、今回、Ⅴ・ファーレンの練習拠点の整備に向け、具体的な協議を前のめりに進めていかれているように私は思うんですけれども、いつから大村市は財政的に余裕がある自治体になったのかという点について、答弁をお願いいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  総合運動公園の2期、3期、今後のことについてお答えいたします。 総合運動公園につきましては、現在22.1ヘクタールを都市計画で定めており、3期までを整備する方向で進めているところでございます。しかしながら、現在の計画は平成13年当時のものであり、社会情勢等も変わってきておりますので、2期以降の計画につきましては、各種スポーツ団体を初め関係団体等の意見を聞きながら検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  財政部長、2期、3期工事をするとなると、またかなりのお金がかかることになるんですけども、今の財政状況でこの2期、3期工事はできると、財政部長はお考えなのか、お尋ねいたします。 ◎財政部長(楠本勝典君)  今後の見通しについては、中期の財政見通しをお示しして、毎年それをローリングしながら状況をお示ししているところでございます。 今、都市整備部長のほうから第2期、第3期の計画について説明がありましたが、状況を見ながらというふうなことで説明があっております。私どももその状況を都市整備部とよく協議をしながら判断をしていきたいというふうに考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  この総合運動公園の2期工事は、もともとサッカー場建設の予定であったと聞いているんですけれども、今回のジャパネットホールディングスの申し出に適用できると、そういうことも含めて思っておられるようですけども。もう既に、大村市は古賀島スポーツ広場に人工芝を使った2面の立派なサッカー場を整備済みです。これ以上のサッカー施設の建設を大村市民は望んでいるかという点について、答弁をお願いいたします。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  今、議員のほうからございました古賀島スポーツ広場でございますけれども、平成26年4月に開設をいたしまして、サッカーを中心にグラウンドゴルフなどさまざまな用途で市民の利用も多く、特に土曜、日曜、祝日は、時間で申し上げますと約8割の利用があっている状況でございます。 現時点におきましては、総合運動公園の当初計画のとおり、サッカー場2面を予定しているというところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  市民が望んでいるかということについての答弁はなかったと思いますけど、今、総合運動公園ソフトボール場と言ったかな、4面できる広場とテニスコートがあるんですけど、市民からは利用料が高過ぎて使えないというような話も聞いておりますし、あそこを利用することについては、まだ今後いろいろ考えていかんといかんと思うとです。 そういう中で、古賀島スポーツ広場に2面も立派なサッカー場をつくっとっとに、また新たにサッカー場を本当につくる必要があるのかなというふうに私は疑問に思うんですけども、その点について、大村市民が望んでいるかということについて、市長に答弁をお願いしたいと思いますけど。 ◎市長(園田裕史君)  まず、古賀島スポーツ広場については、多くのサッカー愛好者の皆さんに非常に高い稼働率で使用いただいていると考えております。 今、議員からありましたように、それ以上はじゃあどうなのかということでございますが、今回ジャパネットホールディングスから御提案があったⅤ・ファーレンの練習拠点というのは、もちろんⅤ・ファーレン長崎サッカーチームでありますので、サッカーの練習場をという形での提案が主眼ではあります。 ただ、一般質問の初日から繰り返し答弁しておりますように、今回のプロジェクトの中で、我々、市としてはサッカー場の練習拠点ということだけにとどまらず、市民のスポーツに親しむ機会創出、またそこから地域創生につなげられないかということを協議をしていきたいと思っております。 そういったところから、例えばサッカー場が古賀島以外にもできたときに、そこをジャパネットだけが専有をするというところもあるでしょうし、そうじゃないエリアもあるかもしれませんし、そこら辺を柔軟に今後協議をしていきたいと思っております。 そういった形で考えれば、市民がサッカー場を求めているかという考え方ではなくて、サッカーを中心としたスポーツをする、交流をする、そういった場として考えていくことができないかということを今思っているところでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  Ⅴ・ファーレンが使用するサッカー場として整備をされるんじゃないと思うんです。総合運動公園として整備をされると思うんです。それは、国や県や市の税金を使って建設をされるわけですから、そこは第一義的には市民なりが優先的に使うような施設だと思うんですけど。 Ⅴ・ファーレンも年間を通じて練習はされなければならないんでしょうから、その期間は市民は使えないんじゃないですか。その練習のときに、子供やその他の方が一緒になって参加できるんですか。それで、チームが強くなるんですか。練習場は、やっぱり練習場としてしっかりつくって、日々鍛えないと、私はサッカークラブとして実力を発揮できないんじゃないかと思うんです。そのあいているときにちょこちょこっと交流かれこれされるのはいいんですけど、それだったらサッカークラブがしっかりとした練習場をつくって、そこに大村市民とか長崎県民とかを巻き込んで交流をするというなら話はわかるんですけど。どうも話を聞いていたら、自治体が練習場なりサッカー場を建設して、そこをⅤ・ファーレンが優先的に使って、市民はちょこちょこっと、交流なり何なりに利用するようなふうに聞こえるので、それは、私はちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思って、現在質問をしております。 それから、次の質問に入るんですけど、市民からの要望は、武道館を併設した第2体育館の建設、市民会館がなくなったことによる新たな文化ホールの建設が既に請願にて出され、議会も採択をしております。このⅤ・ファーレンと関連したサッカー場をそれらよりも優先して考えなければならないことなのか、また大村市はこれから新市庁舎の建設、ごみ焼却場の建てかえや市民要望分の第2体育館、文化ホールなど大型事業の建設がめじろ押しの中、Ⅴ・ファーレン長崎練習拠点づくりをお世話できるほどの財政的余裕があると判断されているんでしょうか。私は、とてもそこまでの余裕はないんじゃないかなというふうに思っておりますが。このことに対しまして、答弁をお願いいたします。
    企画政策部長山下健一郎君)  先ほど財政部長がお答えしたとおりでございますけれども、私どもも決して財政的には余裕があるというふうなことは考えてはおりません。また、議会で請願の採択をされた部分についても、重要な案件だというふうには思っております。 しかし、現在、整備スケジュールやどのような費用負担になるか、そういったものについて課題整理を進めているところです、協議というよりも。そういう段階ですので、今後さらに中身を詰めて、本当に大村市として、それが、整備をするのが必要なのかと、そういった判断をしていきたいというふうに考えています。 現時点で、前のめりに、もうするというような形で進んでいるわけではございません。あくまでも、大村市にとって課題はどうなのかという部分を整理をさせていただいている途中ということでございます。 ◆22番(山口弘宣君)  現在交渉中のことなので、具体的なことはおっしゃられないとは思うんですけれども、そもそもこのジャパネットホールディングスが当初提案をされていたのは、欧州クラブ並みの天然芝を含む5.5面のグラウンドクラブハウスの建設地は20年間の無償貸与でお願いしたいとの申し出だったと思うんです。それもまだ撤回もされておられないでしょう。 ◎企画政策部長山下健一郎君)  12月に募集物件の条件として確かに言われました、20年以上利用可能な土地で、無償が前提というふうな表現をされています。さらに、以上を基本としますが、全ての条件を満たしていなくても応募受け付けいたしますということで。私どもは、これを応募する前に、いわゆる20年が前提なのかとか無償が前提なのかとか、そういった部分を確認をしています。そこは、課題整理をした上で協議をしていきたいということでございますので、実際、工業団地での課題整理をしていく中では、専有あるいは共有の部分も含めて、費用負担についてもジャパネット側が負担するものとかそういったものも話が出ておりましたので、この前提というのは、大村市においては、今はもうないんじゃないかなというふうに考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  きょう、長崎市に建設予定のスタジアムシティというんですか、完成予想図2案が提案をされた記事が載っておりましたので、こちらはもう後戻りできないというか、進んでいくんでしょうけれども。 そういう中で、勝手なことを言うのはちょっと差しさわりがあるのかもしれませんけど、一応、私の考え方は述べさせていただきたいと思いますので。 Ⅴ・ファーレン長崎は、現在までわずか1年しか1部リーグに所属したことのないまだまだ地力に乏しいサッカークラブであると思います。諫早市にあるトランスコスモススタジアムも、県が100億円かけて整備した立派な競技場だと私は思っております。本来は、このスタジアムの有効活用を図るべきで、サッカークラブチームとして地力をつけ、J1に安定して所属できるよう選手を育成し、サッカーチームとしての本当の実力をつけた後、スタジアムやホテル、マンションなどが一体となったスタジアムシティを建設する計画を提案するべきではなかったのかと、個人的に思っております。練習拠点づくりの応募に手を挙げた自治体が大村市しかいなかったという現実を直視し、なぜ協力しようという自治体がいなかったのかという根本をもう一度しっかり考え直したほうがいいのではないかと思っております。 勝手ながら、私の個人的提案を申し上げると、スタジアムトランスコスモススタジアムを有効活用するとして、練習拠点となるサッカー場クラブハウストランスコスモススタジアムに近い場所がいいのではないかと思いますので、諫早市破籠井地区から一部大村市にかけての周辺の山林を活用して建設をされたほうがいいのではないかと思います。 以前、この場所はゴルフ場建設の計画が持ち上がった地域であり、大村市が新工業団地の建設候補地を探していたときに、長崎県の県央都市として自治体の垣根を越えて候補地を選定してほしいと、この一般質問で要望をしたこともあったんですけれども、Ⅴ・ファーレンも長崎の県民クラブとして長崎県民に愛されるサッカークラブを目指しておられるのでしょうから、大きな視点に立った判断をされるのがいいと思っております。 以上のことを踏まえ、どのような見解をお持ちであるか、市長にお尋ねいたします。 ◎市長(園田裕史君)  議員から御提案がありました場所は、ほぼ山林であり、整地やインフラ整備などの課題が考えられます。ジャパネットホールディングス側からは、総合運動公園で考えたいとの申し入れがあったことから、総合運動公園での整備の可能性について今後検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  山林だからいいんです。開発がしやすいから、しかも地代も安い。総合運動公園のところは農地とか宅地ですので、当然、初期投資は高くかかります。ですから、山林なら大村市がつくった新工業団地でも24億円ぐらいで造成ができていますよね。だから、今私が言ったところも山林なので、土地の購入もそんなにお金かからんやろうし、造成も、平場に比べれば多少かかるかもしれんけれども、長崎市に500億円、600億円かけてスタジアムシティをつくるだけの余裕があるんだったら、私はその10分の1ぐらいで練習拠点づくりはできるんじゃないかなと思うんです。ですから、そういうことも考えたほうがいいのかなというふうに思いまして、今回質問をいたしました。 もし、ジャパネットホールディングスと交渉をするときがあれば、そういう話も多少はしていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、3番目の農政について質問をいたします。 1番目に、新規就農者の現況について。 昨年3月に出された農業基本計画によると、平成17年から平成27年までの大村市の農業従事者の平均年齢は62.3歳から66.4歳とますます高齢化に拍車がかかっており、販売農家の世帯員数の減少の累計も1,766名となっており、単純に計算すると1,709名の農業者が10年の間に離農しているとのことであるという記述があっておりました。 それに比べて、新規就農者は10年で57名とのことでありますが、直近3年、平成28年から30年の間での新規就農者数の推移と就農から一定期間経過した中での農業への取り組みの現況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  大村市における過去3カ年の新規就農者数の状況でございますけれども、平成28年度が19人、平成29年度が16人、平成30年度が16人となっており、3カ年の合計で51名となっております。 また、新規就農者の51人の内訳でございますけれども、男性が38人、女性が13人、平均年齢が39歳となっております。 また、主な経営品目でございますけれども、トマトあるいはキュウリなどの施設野菜が多くございまして、4割程度を占めているというふうな状況でございます。 また、市外から来られた方というのが、51名中16名が市外のほうからお見えになっているというふうな状況でございます。 ◆22番(山口弘宣君)  2番目の国の新規就農支援交付金の2019年度予算が1割超減額されたことでの影響についてですけども。 新規就農支援交付金は、今年度、支給対象の年齢を原則45歳未満から50歳未満に引き上げたようでありますけれども、今年度の予算は154億7,000万円で、昨年度の175億3,400万円に比べて20億円以上減額した予算となっておるようです。他自治体からは、対象を広げたにもかかわらず、この予算では新規採択だけでなく、継続も含めて厳しい、事業を頼りにする若者に説明できない、大変困った状況、事業費が足りないことは明らか、就農を目指して前職を退職するなど退路を断った若者の人生を左右する問題、地域の営農計画も頓挫するなどの声が上がっているようですけれども、大村市では新規就農者の確保策として、就農希望者の発掘と継続的な育成を挙げておられますが、国の予算の減額による影響は生じないのか、お尋ねいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  国のほうの予算が、昨年度に比べまして12%ほど減少、削減をされております。 大村市におきまして、今年度の新規就農者分ということで、新規分については5名分の予算を上げさせていただいております。 それで、4月に県のほうから当初予算の配分ということで来ておるんですけれども、これが5名分に対して1名分の配分というふうになっております。 現在、今月に入りまして、国のほうから全国的に今年度の執行状況調査が今実施をされているということでございまして、状況次第では追加配分があるというふうな話も聞いておりますけれども、不透明な状況であるというふうに考えております。 市としましても、新規就農直後の経営安定を図るということは非常に重要であると考えておりますので、この制度を、予算の確保も含めて、国に対しまして、県あるいは県の市長会等でこういったものを取り上げていただくように要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆22番(山口弘宣君)  3番目の新規就農相談が親身になって対応できているのかという質問ですけども。 農業経験が全くない30代の女性が、一念発起して農業をやろうと考え、栽培作物は何がいいか、自分なりにインターネットなどで調べ、収穫期間が比較的長く、作業も自分の時間に合わせてできる利点、まだ若いですので、子育て中でございますので、ある程度時間が縛られることもあるので、そういうときに無理してしなくてもいいというようなことを考慮に入れて、レンコン栽培をやってみようと決断をされ、大村市の役所に新規就農の相談に訪れたところ、はなから相手にされないような対応で、農地のあっせんを頼んでも適地は見当たらないとのつれない対応であったというふうに私は聞いております。役所が当てにならないので、その方はみずから探し回ったり知人に紹介してもらったりして、自分で農地を確保し、栽培技術もインターネットで調べたり、佐賀県でレンコン栽培を中心にやっておられる方のところにみずから行って栽培技術の研修をされたり、しっかりと栽培技術をマスターし、今では諫早市久山のほうで25アールの水田を借りて、女性1人で立派に営農活動やっておられます。 このようなバイタリティーあふれる新規就農者を支援しなくて、一体誰を支援するんでしょうか。また、営農を開始されてから初期投資の費用の捻出のために、国の就農支援交付金が受けられないか再度役所に相談に来られたそうですが、農地が諫早市にあるということであっさりと拒否されたそうです。交付金認定の要件に他自治体の農地では対象外の要件であるとの要綱があるのでしょうか。 それではと、大村市内で営農できるまとまった農地をあっせんしてほしいとの相談にも、市としては対応できなかったとのことでございますが、このような対応で農業基本計画に掲げている就農希望者の発掘と継続的な育成は実現できると考えておられるのか、お尋ねいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  まず、新規就農相談につきましては、農業の新たな担い手を育成、確保するための重要な足がかりというふうに位置づけをいたしております。そういった状況で、県央振興局あるいは県の新規就農相談センター、JA等との関係機関と連携をとりながら、この相談については取り組んでいるというふうな状況でございます。 今お話のございました新規就農者の件につきましては、記録等をちょっと確認をいたしたところですけれども、お話のございましたように、レンコンの栽培に関しまして農地のあっせん等の相談を受けたというのが、まずございます。レンコンは、深く掘り下げた沼状といいますか、そういった土地での栽培ということになりますので、米に比べると年間を通じて絶えず水を必要とすると。そういった適地を地権者のほうにいろいろ相談をしたんですけれども、条件面で厳しく、なかなか賃借可能な農地が市内に見つからなかったというふうな回答をしております。 また、就農初期の経営安定を図る新規就農支援交付金、正式な名称は農業次世代人材投資資金でございますけれども、この申請の窓口につきましては、今お話がございましたように、就農先の自治体と、これは県のほうにも確認をしてお話をしているようでございますけれども、就農先の自治体となっておることから、諫早市で農地を確保され就農されているということで、諫早市への申請を御案内をしたところでございます。 しかしながら、お話もございましたように、せっかく就農したいというふうな意欲を持って大村市に相談に来られたことに対して、市の対応が不快に感じられたというふうなことでございますので、本当に申しわけなく、この点について深く反省をいたしております。 今後は、このようなことがないように、相談後のフォローも含めまして、きめ細やかな対応をするようにしっかり心がけをいたしまして、計画に示しておりますとおり、新たな担い手の確保につなげられるよう、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ◆22番(山口弘宣君)  私も一応農業をやっておりますので、レンコン栽培とか普通は考えないんです。水田なんかの沼地に入って作業したり収穫をするわけですから、どんだけ大変な作業なんだろうということで、普通はやらないことを、30代の若い女性が一大決心をして、覚悟を決めてやられているわけなんです。こういう人こそ大事にせんばいかんと思うとです。 要件はいろいろあると思います。ただ、大村市民ですし、税金も大村市に払っておられるんでしょうから、先ほど言われたように大村市に適地がないと、相談にも乗れなかったのなら、諫早市であろうとも大村市が仲介をして、そういう人を育成するとかいうことはできるはずなんです。やれることはあるはずなんです。ですから、そういうふうにもっと親身になって相談に乗り、熱心にやっていただきたいと思っておりますので、今後よろしくお願いいたします。 4番目の農林水産部は、やはり専門部として専属の部長を置くべきということについて質問いたします。 農林水産関係は、国や県の補助事業もとても多い部署でありますし、補助事業の申請から実施、または県や国への報告も含めて事務作業が煩雑でもありますので、担当職員の皆さんは大変苦労されていると思います。 そういう中で、大村市役所内で人事異動も頻繁に行われることから、私が現在受けている感じですけれども、あらゆる事業の趣旨をしっかりと把握して、事業を実施している各組織にしっかりとした指導ができているのか、あるいは前任者との引き継ぎがスムーズに実施されているのか、甚だ疑問であります。 現在、産業振興部として農林水産、商工観光の幅広い分野を1人の部長で切り盛りされておりますけれども、1人では限界があるように思います。やはり、農林水産でも商工観光でも専属の部長を配置し、部内をしっかりまとめ上げる役職を置くべきだと私は痛感しておりますけれども、見解をお尋ねいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  平成29年4月に機構見直しを行いまして、その中の一つとして、産業振興部は農林水産部門と商工部門の連携強化、地元産品の販路拡大、6次産業化の取り組みを推進する観点から、農林水産部と商工観光部を統合して設置したものです。また、同じく29年4月の機構見直しの際、部レベルでいいますと、そのほかには、市長公室を廃止して企画政策部を新たにつくるとともに、市長公室にあった安全対策課と危機管理課を総務部に移管したものです。機構見直しは市全体で行いますので、この点についても述べさせていただきたいと思います。 この結果、産業振興部もそうですが、総務部につきましても、それまで総務とか人事とか内部管理が多かったところに加えまして、消防、防災、交通、防犯と担うということで、幅広い分野を所管することとなっております。この機構見直しから約2年を経過しまして、先ほど申し上げました企画政策部、総務部、産業振興部とも、それぞれの部長のもと着実な成果を上げるべく全体としてはしっかりと業務を遂行しているというふうに感じております。 ◆22番(山口弘宣君)  機構改革、機構の見直しをされるのはいいです。された後に、その部や課がしっかりと職員さんが仕事をしているかということについては、しっかり検証をしていただきたいと思います。そういう中で、もしできていないとなれば、やはりまた違う考え方を持つべきだと思っております。 そういうことで、私の提案ですけども、農業部門と商工部門がしっかりと情報を共有し、農林水産物のブランド化、6次産業化、農商工連携による所得向上を図るための取り組みなどは、農林水産部と商工観光部を一つにして産業振興部にしないとできないというものではないと思います。どうしても連携したいということなら、農林水産部、商工観光部は別々にして、どちらかの部内に産業振興課というものをつくり、農林水産部、商工観光部から人材を集めてお互いの連携を深め、情報を共有することで農商工連携の成果を発揮できるような組織体制にしたほうがいいのではないかというふうに私は思いますけれども、見解をお尋ねいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  先ほどは29年4月の機構見直しのお話をしましたが、この組織、機構の見直しは、毎年検討しているものです。ですから、議員御提案の件も含めまして、これまで同様、先ほど御指摘がありましたが、各部署における問題、支障があれば、その課題解決に向けまして、またより効率的な組織体制の構築に向けて随時検討していきたいと考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  では、次の質問に入りますけども、4番の公園整備については、ちょっと時間の関係がありますので最後のほうに回しまして、時間があればやりたいと思います。 5番目の詐欺被害についてですけども。 (1)の架空請求や詐欺被害の現況について。 法務省、裁判所といった公的機関を名乗り、連絡しないと法的措置をとるなどと不安をあおる内容の文書を送ったりして、金銭をだまし取ろうとする架空請求があるそうです。国民生活センターに寄せられる架空請求の相談は、2016年度の8万3,000件から2017年度20万件に急増しているとの報告や、またこれまで取引の覚えがない金融機関や公的機関を名乗る人から不審な連絡が来たりする架空請求や、令和への改元に乗じた新手の詐欺などが横行しているとの報告がなされております。連絡がない場合は強制的に財産を差し押さえる、古いキャッシュカードを回収している、預金通帳の番号を教えてくださいとのはがきが送付されたり、電話がかかってきているようなので、大村市の現況についてどのような見解をお持ちか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  大村市の現況ですが、大村警察署のほうにお尋ねしたところですが、平成29年は、被害件数7件、被害額は約400万円、平成30年は、被害件数5件、被害額が約1,000万円、ことしは、5月末までに被害件数1件、被害額約100万円ということでした。 ◆22番(山口弘宣君)  (2)の架空請求や詐欺被害に対する対応策としての取り組みについてですけども。 私の近隣でも、裁判所から訴訟を起こす、連絡がない場合は強制的に差し押さえるなどと書いたはがきが突然送られてきたと聞いておりますし、また大村市役所の福祉関係の職員の名前をかたり、高齢者に預金通帳の番号を聞き出す電話等がかかってきたとの報告も聞いております。市民が一番頼りにするというか、信頼のおける公的機関を利用した悪質な詐欺が最近頻発しているようですので、大村市も市民から信頼される行政機関として、しっかりとした対応を心がけなければならないと思うんですけども、このような架空請求や詐欺被害に対する対応策としてどのようなことをとっておられるか、お尋ねいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  取り組みについてですが、まず市の消費者センター(市民110番)、こちらにおける相談、それから広報紙、ホームページ、フェイスブックによる注意喚起、それから警察署からの被害情報等に基づき、防災ラジオとかメールでの周知を行っております。そのほか、自動通話録音機の無料貸し出し、それから年金支給日に市内の銀行にて被害防止の周知活動、こちらは、町内会の方とか警察の方に御協力していただいてやっているところです。そのほか、老人クラブの会合等での高齢者の方々が集まる機会における防犯講話など、警察のほうと連携して取り組んでいるところです。 ◆22番(山口弘宣君)  先ほど言いましたように、大村市の職員の名前をかたって、どこからその情報を仕入れられたのか知りませんけれども、高齢者のところに電話をかけて預金通帳の番号を聞いたりすることが実際に起こっておりますので、大村市も行政機関として、大村市が携わる、特に福祉関係の方々には、個別にでもこういうことは絶対ありませんと、預金通帳の番号を聞くことなどは絶対ありませんというような通知を出すとか、そのほかの対策で詐欺被害に遭わないようにぜひ注意を呼びかけてほしいと思います。 手口は非常に多様化しておりまして、公的機関のほか、大手通信業者やJAなど実在する企業を名乗ることもあるそうです。メール、ショートメッセージサービス、はがき、封書、電話など、さまざまな手段で架空請求を送ってくるそうですので、こういう被害に遭わないように、身に覚えがない請求に慌てて対応しないように、ぜひ注意喚起をしてほしいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、6番目の犯罪被害者等給付金についてです。 (1)の大村市での現況ですけれども。 国の施策として、犯罪被害に遭われた方や御遺族に国が支払う犯罪被害者等給付金というものがあるようです。過去に、大村市でもこのような給付金を受けられた事例などあるのか、または現在の状況について把握されておれば答弁をお願いいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  先ほどの犯罪被害者等給付金ですが、国の法律に基づき国から一時金として支給されるものです。 大村市内における支給状況ですが、県の資料によりますと、平成25年から30年までの間で、大村市では遺族給付金が1件ということになっております。 ◆22番(山口弘宣君)  (2)の被害者や家族の経済的負担を少しでも減らすための見舞金制度の創設についてですけれども。 この犯罪被害者等給付金を受けるためには、都道府県公安委員会が支給要件を満たしているか調べる支給裁定を受ける必要があり、申請から支給まで平均で半年近くかかることから、どうしてもすぐに金銭が必要な場合など今困っている方には十分でないため、給付金が支給されるまでの間、被害者や家族の経済的負担を少しでも減らすため、自治体による見舞金制度があるようです。みずからに責任がないにもかかわらず、犯罪に巻き込まれ、不慮の死を遂げた方の遺族や、重傷や重病を負った方に一定の要件を満たせば見舞金が支給されるというものです。また、緊急に必要な資金を貸し付ける制度もあるようです。 これら制度を運用するためには、各自治体が条例を制定する必要があるとのことですが、大村市では条例は制定してあるのでしょうか。ないとするならば、今後制定しておく必要があるのではないかと思いますが、見解をお尋ねいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  大村市では、条例の制定はしておりません。 犯罪等により被害を受けた方及びその御家族または御遺族の方々の経済的負担の軽減を図る一つの方法として、その見舞金制度の導入の必要性を精査しつつ、まずは先ほどおっしゃられた他市町の一定の要件とかそういった制度、それから運用状況を調査研究していきたいと考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  最近は、とんでもない事件が結構起こります。近ごろも、警察官が襲われて拳銃を盗まれるというような事件も起こっておりますし、大村市でもいつ何どき事件、事故が起こるかわかりませんので、そういうときに被害に遭われた方が少しでも苦労しないように、こういう制度があるんだったら運用できるように、やっぱり条例はしっかり制定するべきだと思いますけれども、市長の見解をお願いいたします。 ◎市長(園田裕史君)  今、議員からありましたこの犯罪被害に関する条例整備の件については、今6月の県議会に条例が上程されているというふうに聞いております。県議会の中でどのような議論がなされているのかということをまず注視をして、またその条例の中身、そういったことも確認をさせていただくとともに、先ほど総務部長が答弁しましたとおり、他市町の条例の内容等々、当然議員がおっしゃったように支給をするということになれば、一定の基準であったり規則というものが明記をされているものと思いますので、そこら辺の確認も必要かなと思いますので、しっかり研究を重ねてまいりたいと考えております。 ◆22番(山口弘宣君)  ちなみにですけど、この制度を活用するために、この犯罪被害の中には詐欺被害は含まれておらんとですか。死亡や重傷、重病のときだけ限定されるものなのか、わかれば答弁をお願いいたします。 ◎総務部長(田中博文君)  今の分は、国の給付制度のほうの話ですか。 殺人などの犯罪行為により不慮の死を遂げた方が一つ、それから、重傷病とか障害という重大な被害という記載がされておりますので、ちょっと詐欺は対象外ではないかと思っております。 ◆22番(山口弘宣君)  それでは、最後の4番、公園整備についてですけども。 日岳公園の花いっぱい運動について。 園田市長も、三浦地区で開催しているウオークラリーの参加の際や、三浦地区各町内会の花見大会に参加された折など、日岳公園に立ち寄られ、眺望のよさなど実感されていると思います。この公園を大村のシンボルとなるべき公園として整備をするべきであると私は常々思っております。 雲仙普賢岳から上る朝日や西彼杵半島に沈む真っ赤な夕日のどちらも堪能できる公園でもあり、どこにでもあるものではないと、私は地元びいきで思っているんですけれども。市民や県民、他県の人にも十分楽しんでいただける公園となり得るものと考えておりますので、市長の見解をお尋ねいたします。 ◎市長(園田裕史君)  私も、議員時代から山口議員が日岳公園に対する熱い思いと花いっぱい運動を進めていこうとされていることを拝聴しておりました。 先般、しっかり日岳公園に行ってきまして、秘書課の職員が三浦出身でございますので、詳しくこれまでの経過も含めて聞いて、実際見てまいりました。非常に眺望がよくて、すばらしい公園だなと思いました。今のところ改修等の計画はないんですけども、公園の維持管理についても地元の公園園地管理組合にお願いをしております。 まずは、ここを多くの方に知っていただければ、あの眺望と、春には桜が咲き誇って、本当にすばらしい公園なので、そこについて周知、広報がちょっと我々も足りていなかったなということを思っています。まずは、多くの方にそういう公園があるということを認知いただいて、足を運んでいただいて、そういったところから何ができるのかということを地元の方々と一緒に考えてまいりたいというふうに思っております。 ◆22番(山口弘宣君)  以前、長崎県が徴税している森林環境税を活用して、日岳公園周辺の森林整備を5カ年計画でやる事業を三浦地区で立ち上げ実施していたところ、2年目に要綱が見直され、事業の実施が困難になり途中で中断していると、昨年の9月議会で述べさせていただきました。 今回、国も森林環境税を新たに創設されました。国の森林環境税の使い道は、今回出された概要や使途を見ると、使い道がある程度限られているようなので、私が考えるような森林整備には活用できないのではないかと思っております。ですので、県の森林環境税もいつまで継続されるかもわかりませんので、できればこの県の森林環境税が続いている間に、いま一度この税を生かした日岳公園付近の森林整備を再開したいと思っておるんですけれども、市の見解をお尋ねいたします。 ◎市長(園田裕史君)  森林環境譲与税につきましては、今議会でも上程をさせていただいておりますし、実際に基金に積むということだけではなくて事業をどうするかということが重要な視点になってこようかと思いますので、その点も、今、議員からありましたことも含め、今後の委員会審査の中でもいろいろと御議論させていただければと考えております。 御提案、ありがとうございます。 ◆22番(山口弘宣君)  将来的には、日岳公園の周辺に子供が集まって遊べる場所がつくれたらなと思っております。例としては、島原市の百花台公園や諫早市の総合運動公園にある運動広場みたいな、子供がたくさん訪れて遊べる公園ができたらと思っております。大村市にも琴平スカイパークがありますけども、これは北のほうにありますので、ぜひ南のほうにそういうものができれば、子供たちが自由に走り回って遊べる自然豊かな公園や広場が大村市には少ないと思っておりますので、子供の遊び場をもっとつくりましょうということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(伊川京子君)  これで、山口弘宣議員の質問を終わります。 10分間休憩します。 △休憩 午前11時 △再開 午前11時08分 ○議長(伊川京子君)  再開します。 次に、15番、朝長英美議員の質問を許可します。 ◆15番(朝長英美君) 登壇 おはようございます。みらいの風所属の朝長英美でございます。みらいの風、1時間、突風が吹くか、すがすがしい風が吹くか、今から頑張って質問します。よろしくお願いします。 まず最初に、選挙管理委員会について質問させていただきます。 今回の県議選、市議選の投票率についてでございます。 県議選及び市議選において、本市の投票率は下降ぎみと思いますが、どれくらいの下降ですか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  渡辺でございます。お答えいたします。 投票率は、残念ながら下降ぎみであります。今回と前回との投票率の比較で、その数字を申し上げます。 県議選では、今回が51.53%、前回が53.16%、1.63ポイントの減であります。 そして、市議選では、今回が52.80%、前回が57.08%、4.28ポイントの減となっております。 以上です。 ◆15番(朝長英美君)  私の大村市の市議会議員選挙のあれですと、51.88%なんです。これ、後で見せますけど、表が出ているんです。 それはいいとして、実際に投票率は下がっている。 そうしたら、各地区、8地区あります。8地区の投票率の下がっているところと上がっていますよというところ、それはどうですか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  地区のデータも、持ってはいるんですけど、今、持ってきていませんので即答はできません。後ほどお答えいたします。(236ページで補足) ◆15番(朝長英美君)  市議選も県議選も下がっているという話ですけど、地区ごとの投票率というのは、かなりデータは必要だと思いますからよろしくお願いします。 それと、ことしの夏、参議院選挙があります。参議院選挙も、見てみるとずっと下降ぎみ。前回は上がっている。28年は57%になっているんです。その前は54.4%と下がっているわけですけど。 今回の参議院選挙の投票率の目標はどのくらいで考えているんですか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  御質問でございますけど、前回の参議院選挙の投票率を目標と考えております。 ◆15番(朝長英美君)  57%は行くということですね。 それともう一つは、10月の市長選挙もございます。市長選挙、無投票になるかわかりませんけど、まだ市長もやりますという表明を出されていませんけど、市長選になった場合はどのくらいを考えていらっしゃいますか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  前回の市長選挙は平成27年11月にありましたが、投票率は60.69%でありました。同様に、この数字を目標に考えております。 ◆15番(朝長英美君)  期日前投票があります。期日前投票の今回の投票率、前回と違ってどのくらいの投票率で、上がったのか、下がったのか。そして、各期日前投票所があります。それはどうなのか、教えてください。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  期日前投票所の投票率は増加傾向でございまして、市議会議員選挙では1万2,153名、投票率では16.04%でございました。 御質問の期日前投票所ごとということでは、今、数字を持ってきていませんので、後ほど御報告いたします。(236ページで補足) ◆15番(朝長英美君)  済みません。とにかく選挙に対してのいろんな質問が出ますもんですから、お願いします。 期日前投票所には、女性の方が受付にいらっしゃいます。それに対していろんなことを聞かれて、もうこんなんだったら投票は行きたくないなという感じがしたこともあります。期日前投票は、簡単にできますよということでやっているわけですけど、どこまでのあれで、人選もどうなっているのか、そしてどこまで指導してやっていらっしゃるのか教えてください。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  選挙のたびに選挙の事務担当者に集まっていただきまして、私ども選挙管理委員会から、窓口の対応は明るく親切に丁寧な態度で、皆様が気楽に投票できるようにお願いしますということで指導いたしております。 ◆15番(朝長英美君)  それじゃ、わからんと思うんです。一回、投票をするような格好をして、どういう対応をしているか教えて、それをやったほうがいいと思います。そういう簡単な説明ではやり方がわからんと思うんです。実際にシミュレーションして、こんなふうでこうなりますよと教えたほうが、投票率も上がりますし。私ども、今度も選挙でお世話になったんですけど、期日前投票やってください、やってくださいと私は言っているわけです。 そしてもう一つは、これは質問にはないですけど、病院に入院している方の投票。指定されている施設は投票できます。できていないところはどうされる予定だったんですか。考えを教えてください。 ◎選挙管理委員会事務局長(平地俊夫君)  御質問の指定施設での不在者投票以外のところでございますけれども、法的に指定された施設での投票しかできないことになっておりますので、期日前投票所を利用していただくとか、当日投票所に来ていただく。 あと、郵便投票という制度がございますけれども、それに合致される方は郵便投票ができるというふうなことになっております。 ◆15番(朝長英美君)  なるべく、それを詳しく説明して。 もう一つ言えることは、施設に入っていても、投票所じゃないところがあります。そうしたら福祉タクシーとか、期日前投票にはいろんな方法があります。それを運用しますから投票に行ってくださいと。やりたいけど、足がないから投票できないという方もいらっしゃいますから。投票率を上げるために、いろんな方法を考えてもらわなくてはいけないと思っています。よろしくお願いします。いかがですか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  御意見については、今後研究してまいりたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  今回、選挙公報が新聞折り込みになった理由について質問させていただきます。 なぜ、新聞折り込みが企画されたのか。 それと、新聞購読者の大村市内のパーセント率を把握しての折り込みだったのか。 その2つを教えてください。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  新聞折り込みにつきまして、前回までは、町内会長を通じまして選挙公報を配布しておりましたけど、町内会長へ届けるシルバー人材センターへの委託が、法律に抵触する恐れがあるとのことでできなくなりました。そんなことで、選挙人へいち早く届ける方法として、新聞折り込み配布に変更したものでございます。 そして、新聞折り込みの部数は2万830部でありまして、5月末の世帯数でいいますと4万3,325世帯ございますので、約48%となっております。 ◆15番(朝長英美君)  結局、若い人たちは新聞を取っていない人が多いんです。選挙公報を見ていない人も多いと思うんです。投票率を上げましょうという考えと、新聞折り込みで済ませようと考えることは、逆効果になっていると思うんです。 だから、3番目もあるんですけど、シルバー人材センターがやめた理由はさっきわかりましたけど、若い人たちは絶対に見ていないです。アルバイトを雇って選挙公報を全世帯に配布するとか、若い人たちの投票率を上げるためにはそういう考えもあっていいんじゃないかと思うんです。どうですか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  アルバイトを雇って配布する方法については、現在では大変難しいかなとは存じますが、朝長議員の提案は貴重な提案の一つだと思いますので、委員会に持ち帰りまして研究したいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  若いお母さん方でもいいから、アルバイトを雇って100世帯ぐらい配ることを何でしないかなと。私がそれを提案するのは、選挙に行こうという市長のお考えと一緒なんです。投票に行こうという考えを若い人たちにも--アルバイトを雇って、100世帯だけでも配ってくれんねと。そうしたら、話が選挙の話になってくるんです。そうすると、投票率が上がってくるんです。 後の話になるんですけど、若いお母さん方とかにはいろんな要望があります。だけど、選挙に行っていなくて、要望だけ言う人もいるわけです。だから、選挙に行って、自分の要望を強く言えるようなやり方をしたほうがいいんじゃないかと思って、今回言いました。アルバイトで、若いお母さん方が子供連れながら一軒一軒配るのもいいし、若い男の子が配布してもいいし、ウオーキングを楽しんでいらっしゃる先輩方が100軒ぐらいポスティングするのもいいと思うんです。そうすることによって、選挙に行こうという気持ちがもっと大きくなると思うんです。いかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(渡辺経夫君)  大変結構な提案だと思います。 いずれにしても、新聞折り込みでは半数もいっておりませんので、全世帯への配布等につきましても、今後、よりよい方法を選管などとも相談しながら研究してまいりたいと思います。今、議員がおっしゃいましたことも含めて、研究していきたいと考えております。 ◆15番(朝長英美君)  どうか前向きによろしくお願いします。今回の夏の参議院選挙、そして市長選挙、投票率を上げることをよろしくお願いします。 次に行きます。 市環境センターについてでございます。 現在の業者及び市民持ち込み総数はどれくらいかという質問でございます。 これは、月単位、日単位での数量はどれくらいか。見込み数量ではなく、実際の数量はどれくらいか。1日の限度数量はどれくらいか。燃えるごみ、資源ごみ、不燃ごみがありますけど、いかがですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  平成30年度の集計で申し上げさせていただきます。 一般家庭から出される家庭系のごみと、事業者などから出される事業系のごみの搬入の年間数量と月及び日の平均で申し上げます。 家庭系ごみつきましては、年間で1万9,453トン、月平均で1,621トン、1日平均で64.8トンになります。事業系ごみのほうが、年間で1万872トン、月平均で906トン、1日平均で36.2トンでございます。こちらは、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源物を合わせた数量になります。 それから、限度数量ということでございますけれども、ごみ焼却施設の処理能力につきましては、1日165トンとなっておりますが、施設の老朽化やごみ質の高カロリー化等によりまして、現在のところ、実際の処理能力としては105トンに下がっているという状況でございます。 ◆15番(朝長英美君)  私も、資源ごみ、不燃ごみは持ち込んでいるんですけど、センターの現場の対応はすごい機敏でよろしいんです。パートの人たち、シルバーからいらっしゃっているか知りませんけど、ものすごい機敏で早くやっております。 それはいいんですけど、いわゆるアセットマネジメントがあります。し尿処理施設は平成33年から34年、環境センターは36年から38年となっておりますが、これ、準備段階はもう始まっておりますか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  施設の建てかえ等の準備段階ということでよろしいでしょうか。 し尿処理施設につきましては、令和7年度の供用開始を目指して、施設の建てかえを、今、計画をしているところでございまして、これから順次、その準備を進めていくということで考えております。 ◆15番(朝長英美君)  結局、老朽化で処理ができないということを先ほど言いました。その準備もしなくてはいけない。 それから、(2)に行きますけど、環境センターの営業日数。 本市の環境センターの開場から閉場の年間の日程が、他市と比べると1日または2日、閉場が多いんじゃないかと。その原因は何ですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  環境センターの閉場日ということでございますけれども、他市の状況としましては、長崎市においては日曜日のみが休みで、祝日はあいておる状況でございまして、佐世保、諫早、本市は日曜・祝日は休みとしております。 ただ、臨時で祝日をあける日がございまして、そういった日数の差によりまして、本市と他市と、若干、閉場日の日数が違うという状況でございます。 ◆15番(朝長英美君)  結局は、閉場日が大村市は他市よりも多いと。それで、閉める時間も早いんです。例えば、長崎市は5時に閉めているんですけど、4時45分に閉めたりでやっているんですけど。 そして、5月の連休を見ますと、土曜日なんか、よそはあけているんです。長崎市、諫早市はあけていますけど、大村は連チャンで休んだりというのが出ているんです。こういうのをやっていると、市民は困るんです。そのときに出そうというのが出せない。そういう対策は考えられていますか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  極力、市民の方に御不便をかけないようにということで、連休の間とか、あける日も設けてということでこれまでもしておりますけれども、今後とも、極力、市民の方に迷惑をかけないような形で、また開場の日数については研究してまいりたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  連休の間はあけてもらいたい。他市並みにはあけてもらいたいと思っています。そうせんと、処理に困っている。持ち込みもできない。 そしてもう一つは、ごみのパッカー車があります。閉まっていると、パッカー車で集めた生ごみを捨てられないで、翌日持ち込みというのがあるんじゃないかと思うんです。それは、どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  搬入の時間につきましては、連休明けなどごみが大変多い場合につきましては、搬入車両が並ぶこともございますので、開場時間を早めたり、あと閉場前の受付時間までに並んでいる車両につきましては搬入を受け入れるなど、柔軟に対応させていただいているところでございます。 車両の待機状態であるとか、翌日に持ち越しているということについては、特段、こちらのほうでは認識はしていないところでございます。 ◆15番(朝長英美君)  済みません、把握してください。それは、業者のほうからそういう話が出ておりますから。そういうのは、把握してもらって、善処してもらわなくてはいけない。生ごみなんか、パッカー車に入れたものは、一晩すると車が傷むんです。 だから、そういうことはやっぱり調査をして、そして業者のアンケートをとってということはしなくてはいけない。そして、先ほど言った開場も、あける日もちょっと聞いて、やっぱり他市並みにするようなことをこれからしてもらいたいと思うんですが、どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  いずれの内容につきましても、今後研究させていただきたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  その結果を、いつごろまでにちゃんと研究して実施するか、今この場で教えてもらいたいんですが、いかがですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  今そういうお話をいただきまして、研究、検討するということでございますけれども、今の時点で、いつまでにしっかりした御回答ができるというものは、はっきり言えるところではございません。 ◆15番(朝長英美君)  これがお役所仕事というんです。はっきり市民が困っていることは、さっささっさせんといかん。お願いします。優しく質問しておりますから、そういうときは優しく迅速にお願いします。 それでは、次に行きます。 喫煙についてでございます。 小中学校の喫煙場所についてです。 教職員の喫煙は、学校勤務のときはどうされていますか。禁煙で頑張っていらっしゃるんですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  平成30年7月25日、健康増進法の一部を改正する法律が公布されまして、この法律で、学校は第1種施設として位置づけられております。原則敷地内禁煙とされております。 本市の小中学校におきましては、本年4月から、敷地内全面禁煙を実施しているところでございます。教職員につきましては、休み時間等を利用いたしまして、敷地外で喫煙しているところでございます。 ◆15番(朝長英美君)  今、敷地内、敷地外と言われました。足ば一歩出したら、もう敷地外なんです。校門を一歩出たところでたばこを吸っている状態、見たことありますか。 ◎教育次長(吉村武史君)  実際、教職員が敷地外に出て喫煙しているところは、私は見ておりません。 ◆15番(朝長英美君)  私は中学校の真裏に住んでいるものですから、しょっちゅう門のところで吸いよっとですたい。そして、それも教職員以外の人、社会体育とか何かの、学校行事とか何かで来られたときは、足一歩出たところで四、五人たむろして、こうやっているんです。正門でもそうです。国道の前でもやっています。そうすると今度は、学校等における受動喫煙防止対策及び喫煙防止教育の推進についてというのが平成22年3月12日に出ております。受動喫煙を防止するため必要な措置を講ずるように努めなければならないとなっていると、こういうのが出ているにもかかわらず。 もっと対策を考えなくてはいけないと思うんですけど、どうですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  先ほど、学校における受動喫煙防止対策の措置についてのお話がありましたけれども、今までは努力義務でございました。法律改正がなされまして、学校等第1種施設につきましては、基本的には敷地内禁煙となっております。 対策につきましては、今のところは原則敷地内禁煙となっておりますので、教職員につきまして、喫煙マナー等について周知を行いたいと考えております。 ◆15番(朝長英美君)  教職員はいいんです。今、聞いとった。社会体育など、教職員以外の市民の喫煙はどうなされますかということを聞いたんです。それはどうですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  先ほど申し上げましたとおり、第1種施設、学校につきましては、原則敷地内禁煙となっておりますので、社会体育や土日の行事等で利用される市民の方につきましても、敷地内禁煙に御協力いただくということでお願いしていくということでございます。 ◆15番(朝長英美君)  もう一回言います。校門の一歩出たところでしよっけん、私はそう言いよっとです。四、五人がたむろしてやっていると。敷地内、敷地内と言うんで、それはどうされるんですか。さっきも言ったでしょう。次長、はっきり答えてください。 ◎教育次長(吉村武史君)  学校側と調整しまして、どういった対策が講じられるのかというのは研究していきたいと思います。 先ほどから申し上げておりますとおり、基本的には学校施設につきましては敷地内禁煙となっておりますので、敷地外に出てたばこを吸われる方がいるという面につきましては、学校側と調整をさせていただきたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  敷地内、敷地外と言っていますけど、足を一歩出せば、塀のちょっと出たところはもう敷地外になってあるわけです。だから、それを私は対応しなくてはいけないと思っています。 大村市のたばこの税は6億4,000万円入っているわけですから、その人たちを無視するわけにはいかんとです。だから、それをするためには、敷地外にも灰皿を置くとか何かをしなくてはいけないと思っています。たばこの人たちも大事なんです。 私は吸うなと言っていないんです。対策を講じなさいと言っているんです。敷地内だからだめ、一歩出たときは敷地外です、関係ないですなんて言われたときはどうしようもないから、そういうようなことも考えなくてはいけないと思っています。どうですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  先ほどから、何か対策を講じろということでございますので、研究してまいります。 ◆15番(朝長英美君)  ぜひ、たばこの愛好者の環境づくりもちゃんとしていかなくてはならないと思っています。小学校の運動会のときも、敷地外の駐車場に喫煙用の灰皿として大きなバケツを置いたりされているわけですから、いろんな方策をとらなくてはいけないと思っています。学校内では喫煙はだめですよという看板を出していいと思います。そこまでしなくてはいけないと思っています。よろしくお願いします。 敷地内、敷地外と言いよったって、処理ができないだろうが。しっかり考えんばいかん、そがんとは。それが対策を講じるということでしょう。 次に行きます。 ポイ捨て禁止条例は可能か。 空き缶やコーヒーカップなど、ポイ捨てがよく見受けられるんです。特に、ニュースでは、タピオカですか、渋谷区においてのポイ捨てが社会問題になっております。 本市でも、空き缶回収キャンペーンなどをしておりますが、ポイ捨ての禁止条例はありますけど、罰則規定をつくったらどうかと思うんです。どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  本市におきましては、たばこや空き缶のポイ捨てなど、散乱防止を規定した大村市環境美化条例というものを制定してございます。 その条例の中では、たばこ、空き缶の投棄を禁止しておりまして、それに反した場合、勧告・命令を行い、その勧告に従わず命令に違反した場合は、関係刑罰法規の活用を図る旨、規定しているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(朝長英美君)  ポイ捨ても、小さいものと大きいものがあります。不法投棄でいいますと、電化製品とか何かもあるんですけど、その数量はどのくらいありますか。そして、その対処はどうされていますか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  申しわけございません。ただいま、不法投棄に関する処理量の数字を持ち合わせていませんので、また後ほど数字は申し上げたいと思います。(236ページで補足) ◆15番(朝長英美君)  不法投棄も、ポイ捨てと同じです。 そして、不法投棄でも、個人の敷地内に投げ入れて。 大村市のうまいところは、個人の敷地内の処理は個人でやってくれというのが多いんです。ポイ捨ても同じ。個人の家に空き缶でも投げられたら、個人が処理しなくてはいけない。しょっちゅうあるわけです。空き缶回収キャンペーンなんてのは、町内をしたらば、もっと、よっぽどいろんなのを投げられています。 不法投棄でも同じです。ポイ捨ての大きいやつが不法投棄ですから。電化製品とか、いろんなものがあります。これも、個人の土地に投げられたら、個人が処理しなくてはいけない。だから、今、土地を持っていらっしゃる年配の人たちなんかは、どうしようもできないというのがあるんです。これに対して、どう思いますか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  今、議員おっしゃるように、個人の敷地、民地に不法投棄があった場合は、基本的に所有者の方に処理をしていただくということでお願いをしております。私どもとしましては、そういった不法投棄防止の周知等は図っておりますけれども、個人の所有地において行われた不法投棄については、所有者の方に負担をかけますけども、そういった形でお願いをしているところでございます。 ◆15番(朝長英美君)  これは、先ほどの環境センター持ち込みとなるんです。環境センターに持ち込むと、やっぱり車1杯200円から300円取られる。そして、電化製品となると、テレビ等々には、もっと金が。そうすると、それはもう個人の土地に投げ込んだほうが安く上がる、ただでできると。 そういうものを個人の負担になりますと簡単に言うと、土地を持った人はたまらんです。今後、不法投棄の条例の罰則規定をつくるだけじゃなくて、今、個人の土地にあるやつは市のほうで何とかしてやらんと、年配の方は処理に困っているわけです。どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  どうにかということでございますけれども、現状、行政側でその分を直接回収というのは難しいというふうに考えております。 ◆15番(朝長英美君)  難しいのをやるのが政治であって、やるのが行政であって、市民のために、しなくてはいけないことはしなくてはならない。それを個人の家だからできませんと言うと、その人も市民なんですから。自分の土地に勝手に投げられて、それで泣き寝入りが多いわけですから、これは何とか助けてやらなくてはいけないと思っています。 例えばボランティアを募集して、ボランティアで回収して回るとか、そういうことをしなくては。空き缶回収キャンペーンだけじゃなくて、こういう不法投棄の回収キャンペーンも、ボランティアを募集してやったほうがいいんじゃないかと思います。どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  何か可能な取り組みというか、先ほどの議員御提案の内容も含めて、私どもでも研究したいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  こういう議会においては、研究とか検討いたしますという言葉が好きで、多いんです。先ほども研究しますになっていますけど。これは早急に対応しなくては、市民の方が困っているのは確かなんです。だから、これをよろしくお願いします。 今度の9月議会にも、この後どうなりましたかと聞きますからよろしくお願いしますね、部長、いいですか。研究しますで、3カ月たってもまだできませんでしたというのは、これはおかしいんだから。お願いします。 それと、もう一つは、先ほど、たばこを言いましたけど、車中からたばこの灰を落としながら、こうしながら走る人が多いんです。私以外はごみ箱だと言って、車の外は全部ごみ箱と考えている。そして、たばこを吸ったら、ぽんと投げていく人がおるんです。これについて、危険なんです。春ぐらいは、みんな車の窓をあけて走ります。そんなことをしていたら、火のついたたばこは、後ろについている車に飛んでくるんです。これは、ものすごい危険ですから。これについての条例って、できるんでしょうか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  条例の制定というものはちょっと考えておりませんけれども、先ほど議員がおっしゃった、自動車からのたばこのポイ捨て、それにつきましては、道路交通法の中で規制がされておりまして、5万円以下の罰金が科せられると、そういった内容になっているようでございます。 ◆15番(朝長英美君)  ぜひ、今、モニターでやることがありますから。こういうのを募集して、やめましょうというキャンペーンをしたほうがいいと思います。結構、大村市内は、車中からのたばこのポイ捨てがありますもんですから、よろしくお願いします。 次に行きます。 5歳未満児の公園遊具についてでございます。 私は、今回の選挙で、いろんなところを歩かせてもらいました。若いお母さん方が言う言葉は、公園がない、児童公園がない、遊ぶ場がないというのがかなりありました。市長に言っといてくれって言われたけん、市長に言おうと思って、今回質問いたします。 若いお母さんたちは、まず、市内で公園がないために道路上で遊んでいる子供たちの把握はしているのか。地区ごとに調査したことがありますかと。例えば新興住宅とか、子供が多い地区とかがあります。そこで、公園がないために道路上で遊んでいる子供たち、そういうのは調査したことがありますか。 ◎市長(園田裕史君)  まず、道路上で遊んでいる子供の状況は、把握はしておりません。私が見かけることとかも、特にありません。 交通安全協会の交通安全指導員が、学校や保育所、幼稚園などで、園児、児童生徒等に対して、交通安全教育や交通指導を行い、道路上では遊ばないよう指導しております。 先ほどのごみのポイ捨ての問題もそうですけども、条例で縛る等々ということも大事かもしれませんが、親であったり、市民一人一人がポイ捨てをしないとか、道路で遊んでいる子供がいたら、自分の子供だったらもちろん、子供じゃなくても、危ないということをみんなで言い合える、そういった環境をつくっていくことが重要かと思います。先ほどの、一軒家、人の土地にごみを捨てたりするということは、もう言語道断ですし、そういったことを、個々人が、親が指導できるような、そういったまちをつくることが重要かと考えております。 ◆15番(朝長英美君)  しかしながら、実際に、道路上で遊んでいる子供は多いんです。親に聞くと、公園がないからという言葉が返ってきます。何とか公園をつくってくださいということがあります。 一つ言います。部長、新規公園の予定はないでしょうね。 ◎都市整備部長(増田正治君)  今後、現時点で新規の公園整備は考えていないところでございます。
    ◆15番(朝長英美君)  これは提案なんですけど、前にも言いました、森園公園の空港に行く途中のカーブのところに、レンガでつくった噴水の跡地みたいなのがあります。あそこを整備して、コンビネーション遊具、子供の遊べる遊具をあそこに設置したらどうかと思うんです。森園公園、芝生ばっかりあっても子供は遊ばないです。走って回るの。だけど、5歳児までだったら、余り歩かないけど、コンビネーション遊具に上って遊んだりするわけです。そういうのをあそこに設置したり。大体、コンビネーション遊具は500万円以下だと思うんですけど、いかがですか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  森園公園の改修でのコンビネーション遊具の設置についてですけども、今、議員御提案いただいたところへのコンビネーション遊具の設置の整備予定等は考えていないところでございます。 また、コンビネーション遊具の設置費用につきましてのお尋ねですけども、これにつきましては、コンビネーション遊具1基当たりの設置費用は、規模により違いますが、5歳児未満対象の標準的な規模の遊具で、設置費、諸経費込みで約1,000万円ぐらいだと考えております。 ◆15番(朝長英美君)  ぜひ、森園公園は、そっちを考えてもらいたい。私、いっとき、あそこに立って見ていましたけど、誰も噴水の跡地には近づかない。あそこにそんなのを置けば、子供たちが遊びに来るわけです。 だから、芝生で走って遊ばせるのもいいけど、5歳児ぐらいだったら、遠くに走って回らんとです。遊具があったほうがいいんです。遊具も、設置は1,000万円かかるかもしれんけど、大体、器具だけで230万円から50万円の間だと思うんです。だから、そういうのを考えてもらいたい。 そして、若いお母さん方の切なる要望であるのは、市長に伝えてくれというのは、この遊具を公民館の空き地があるところには、例えば、その地区の子供たちがもう15歳ぐらいになったら、その遊具は要らんとです。その一定期間だけでも、そこに設置できる可能性があれば置いたほうが、そこで遊ばせたほうがいいと思うんです。公園をつくってくれじゃなくて、空き地に置かせてくださいと。そして、そこに子供が遊びにいける状態をつくったほうがいいと思うんですけど。これは、若いお母さんの切なる要望です。市長、どうですか。 ◎市長(園田裕史君)  遊具の問題については、財源の問題は別として、今、公園の中に遊具がある、そういった公園も幾つかございます。屋内でいえば、おむらんどを初めさまざまな公園があると思います。 僕は、遊びというのは教育だと思っていて、遊びの中から学びが必ずあると思っています。そういった中においては、私の考えとしては、遊具を設置するということではなく、何もない中から遊びを考えて、そして自然の中で自分たちが考えた遊びでぜひ楽しんでいただきたいと。逆にいうと、今の公園は、規制のほうが多くあることもあります。何をやってはだめ、ボールを投げてはだめ。その規制を緩和する方法は、今後、できる限りで思い切り進めていきたいと思っています。 ただ、逆に規制をしていくような、遊具で遊ぶとか、こっちから決めるのではなくて、考えて遊ぶということを、ぜひ教育という中で親御さんに御理解いただければなと思っております。 ◆15番(朝長英美君)  いや、実際に若いお母さん方が遊具のあるところをつくってくれと、設置してくれという要望があるから私は言っているわけです。若いお母さんが言っているわけです。私が言っているんじゃないんです。私は代弁者で言っているわけです。 私の孫も2歳、3歳といますけど、やっぱり遊具のあるところに行きたいと言うわけです。5歳児までは、カラフルな遊具の設置してあるところに行って、走り回ったり、滑り台に乗ったり、いろんなことをしています。 だから、これは若いお母さん方から、やっぱり必要なんですという言葉が出て--私が票をもらったのも、これは絶対やりますから、票ばくれんですかというぐらい言ったんです。何でかというと、これだけ市長に伝えますからと。これを欲しいというのが、若いお母さん方の切なる要望でございます。そして、若いお父さん、お母さんも、あそこに遊びに連れていこうというのは、やっぱり遊具のあるところに連れていくんです。 だから、これは市長の子供が大きくなって、今度子供がまた孫をつくったときに、あのときに朝長が言ったとはやっぱり正しかったばいと絶対思うんです。どうですか。もう一回お願いします。 ◎市長(園田裕史君)  そうですね。大村市の中でいうと、琴平スカイパークとか、遊具があるかなと思います。あと、赤佐古公園とか、これもおもしろい遊具があるのかなと、ぱっと出てくるところです。ですから、幾つか遊具があるという公園は整備をさせていただいているのかなと思います。 そういった中で、市長の考え方はということだったので、もうちょっと自由に遊べるようなプレーパーク、例えば民間で、今、徳泉川内を開発されて、プレーパークをされて、自然の中で遊ぼうということをされていますけど、そういった公園がふえていくことのほうがいいのかなというのが私の考え方です。 ただ、議員がそうやって市民の声を代弁されて、遊具が必要ということを御提案、また御提言いただいていますので、市内の中で遊具がある公園というのは多いのか、少ないのか、その判断はしなければいけないと思いますので、そこら辺は中身を検証させていただきたいと考えております。 ◆15番(朝長英美君)  遊具のあるところは、私の近くに幾つかあるんですけど、車で行けないんです。駐車場がない。駐車場がないと、小さい子供を連れて大分歩かんばいかんと。そうしたら、私が先ほど言うた森園公園には駐車場があるじゃないですか。そこにとめてから連れていかれると、ああいうのが理想なんです。 総合運動公園も、そういうのを将来的には海浜公園のところにつくってもらう話で、これ、できますよとは知っているんですけど、いつできるかわからんですけど。まだ遠い将来かもしれませんけど。 これは、絶対子供たちの成長のためには必要だと思うんです。こども未来部長もそうだと思っているんですけど、いかがですか。 ◎こども未来部長山中さと子君)  今、市長が申し上げましたように、公園の遊具も選択肢としてあったほうがいいですし、自然の中で伸び伸びと遊べるものも、いろんな選択肢があっていいのかなというふうに思います。 こども未来部といたしましては、そういう情報発信を、どこにどういう遊具があって遊べるというようなものを、子育て中の方々にお知らせしていきたいというふうに思います。 ◆15番(朝長英美君)  こども未来部としても、5歳未満児のいる地区をしっかり調査していただいて、そしてそこのところにはアンケートをとっていただいて、そこで何が必要かというのがおのずと出てくると思います。それを、今後参考にしてもらって。 若いお母さん方の中で、一番育てやすい地区は大村市なんですよと口コミになると、もっと移住者がふえてくると思うんです。若いお母さん方の口コミとして、その人たちが他市でも、大村に住めば、市長が提案した医療費助成が中学校までになったり、ああいうことができていて本当にいいですねという言葉が出ますけど、まずは5歳児までの環境を整備することもひとつ大事だと思いますから、よろしくお願いします。いかがですか。 ◎こども未来部長山中さと子君)  今、議員おっしゃられたことを、しっかりと検討していきたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  よろしくお願いします。 最後に、陸上競技場についてでございます。 市営陸上競技場の年間の稼働率がどれくらいですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  陸上競技場の稼働率ということでございますが、平成30年度、練習など無料で使われる分を含めて年間6万4,323人の方が利用されていまして、日にちで申し上げますと363日、稼働率99.4%でございます。 また、大会や試合、これは有料で、専用利用で使う分なんですけれども、そちらにつきましては、今申し上げたうちの内数になりますけども、2万4,695人の方が利用されて、46日、稼働率で12.6%という状況でございます。 ◆15番(朝長英美君)  この陸上競技場は、陸上競技として使う場合に、1種から4種といろいろあります。それは、どの種になるんですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  本市の陸上競技場につきましては、4種の認定を受けております。 ◆15番(朝長英美君)  4種となると、どこまでの公式タイムが認められているか。そこまで教えてください。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  記録につきましては、全ての競技におきまして、公認記録となるようになっております。(245ページで訂正) ◆15番(朝長英美君)  あと、陸上競技場は、ナイター設備はやっているんですよね。どうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  午後10時30分までになりますけれども、ナイター設備がございます。 ◆15番(朝長英美君)  ナイター設備で、稼働率はどのくらいですか。 そして、ナイターでの使用頻度を教えてください。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  申しわけありません。正確な稼働率というのを、今、持ち合わせておりませんが、夜につきましては、球が9球あるナイター設備を8基用意しております。また、それと別に、ウオーキング用と申しますか、歩いて差し支えがない程度の照明というのをつけております。 8基あるナイター設備、これは使用料をいただいてお貸ししているんですけども、それは年間、頻繁にはない状況でございます。 ウオーキング用の照明については、朝6時まで毎日つけておりまして、そちらは無料で市民の方がウオーキング等で利用されているという状況でございます。 ◆15番(朝長英美君)  部長、ナイター設備は、ハロゲン、LED、どっちかわからんですけど、大村市内はハロゲンが多いんだよ。郡中学校もハロゲンなんです。ハロゲンは電気代がかなり高いんです。これをかえてもらいたいということと、これについて、例えばサッカーとか、市営陸上競技場の夜間の利用率等はどうですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  済みません。先ほどの陸上競技場のナイターの利用についてですけれども、年5回利用がございまして、約500名の方が利用されて、稼働率としては1.4%ということになっております。 LEDの件でございますけれども、郡中のナイター設備を含めまして、本市のスポーツ施設のナイター設備については、全てLEDではございません。郡中のナイター設備だけで申し上げますと、電気料が年間36万7,000円ほどかかっております。 これまでも、LED化というのはそれぞれのスポーツ施設でも検討しておりますけども、現在までに予算化には至っていないということでございまして、今後もLED化についてはずっと検討していきたいというふうに考えております。 ◆15番(朝長英美君)  もっと陸上競技場の夜間の使用量をふやすために、御提案なんですけど、フットサルをここでやってもらって。 県下のフットサル大会は、諫早でやっているんです。勤労者の大会。夜間に。県北部の人たちは、諫早となると、長崎市内に行った気持ちになるんです。大村と言われると、やっぱり大村東彼地区みたいな感じで、近くになった感じがあるんです。 だから、それを考えると、ぜひ--今、大村市内でも、サッカー人口が一番多いと思うんです。今までずっとサッカーのV・ファーレンの話もありましたけど、まず底辺のユースとかジュニアユースとか、いろんなサッカーの人口が、大村市内の人口を考えると多いと思います。フットサル人口も多いと思います。だから、夜間でも、陸上競技場でフットサル大会開催の予定を考えてみたらどうですかということです。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  陸上競技場でのフットサルのナイター利用とかということでございますけれども、本市の陸上競技場のフィールド内は天然芝となっておりまして、フットサルやサッカーなど、利用頻度が高くなりますとグラウンドコンディションが損なわれることから、利用は各種競技の大会のみの利用としまして、原則として、練習等での使用は認めていないところでございます。 ということで、大会開催での利用につきましては、利用時間、試合数など一定の条件を満たせば利用可能でございますが、フットサル用のゴールがないなど、大会開催による利用は現状は難しい状況と思っております。 今後、陸上競技場でのフットサル大会の開催のニーズの把握などを行いながら、大会開催のためのゴール等の整備、そういったものについて研究してまいりたいと思います。 ◆15番(朝長英美君)  さっきの話と同じ、ニーズがあるのはしなくてはいけない。先ほどの、若いお母さん方が遊具が欲しいというのと同じ。フットサル人口が多かったら。 利用があれば、会場は傷みます。だけど、会場が傷みますから使えませんということは違う。市民が欲していたら、そこをどうぞ利用してくださいというのが市の考えだと思います。そして、ずっといろんなことを考えながら、LED化して、もっと--変な遊びで走って回るよりも、こういう夜間でも走って回るサッカーとかフットサルの人口が多いんだったら、それを応援するのが当たり前と思っています。いかがですか。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  陸上競技場のグラウンド、天然芝の利用については、先ほど申し上げたようなことで運用しております。そういったものをクリアしていただく形で大会の開催のほうにというふうに考えております。 ◆15番(朝長英美君)  各種のスポーツの愛好者、どのくらい数があるか、それを調べてもらって、今、部長のところで把握している市の球技大会、これはフットサルも中に入れてくれという要望もあるかもしれません。だから、そういうのを調べて、とにかく市民の要望は把握してもらいたいと思います。いいでしょうか。 これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(伊川京子君)  理事者から、ここで答弁の補足の申し出があっておりますので、これを許可します。 ◎選挙管理委員会事務局長(平地俊夫君)  議員から質問がございました、各地区の市議選においての投票率でございますけれども、8地区ございまして、全投票地区において投票率は下がっております。前回の市議選におけるパーセンテージです。全地区下がっております。 それと、期日前投票の数値でございますけれども、現在は3カ所で行っておりますけれども、前回市議選を行ったときには期日前投票所は市役所しか行っておりませんので、前回との対比というのはできませんけれども、今回の投票者数が、まず市役所が4,929人、イオン大村ショッピングセンターが4,634人、郡地区公民館が2,590人、率としては、市役所が6.51%、イオン大村ショッピングセンターが6.12%、郡地区公民館が3.42%となっております。 以上でございます。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  先ほど、不法投棄の回収量につきまして御質問がございました。そちらについて御回答申し上げます。 平成30年度の回収量でございますけれども、5,363キロになります。 また、それとは別に、家電4品目の回収量が、こちらも平成30年度で、合計で18台ございます。 以上でございます。 ○議長(伊川京子君)  これで、朝長英美議員の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開します。 △休憩 午後0時09分 △再開 午後1時 ○議長(伊川京子君)  再開します。 次に、19番、永尾高宣議員の質問を許可します。 ◆19番(永尾高宣君) 登壇 皆様こんにちは。先ほど、私の番から、初めて、この大村の水をいただきました。ありがとうございます。 明青会の19番議員の永尾高宣でございます。多くの市民の皆様方がおっしゃいます。ずっとケーブルテレビで映っているそうですね。姿勢を正しくしとかんといかんよという、本当に激励の言葉をいただいております。大変な緊張でもあります。しかしまた、先ほどは皆さんから冷やかされたんですけど、ここに何回立たせていただいたかわかりませんけれども、こんなに女性の方に議会傍聴にお越しをいただいたのは初めてでございます。本当にありがとうございます。また、緊張の高まりでございます。 御承知のように、2019年4月1日、11時41分、菅官房長官より新元号は令和と発表され、皇太子様が即位されました5月1日から令和元年がスタートされたのであります。令和は、御案内のように、日本最古の歌集であります万葉集の「初春の令月にして気淑く風和ぎ」から引用されております。人々が美しく、心寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められ、一人一人の日本人があしたへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした願いが込められています。 新しい時代にふさわしい令和の時代を、大きく高く切り開き、大村市のさらなる発展・前進を祈念させていただきながら、通告に従いまして質問に入らせていただきます。 初めに、商工行政、中心商店街の活性化についてであります。コレモからプラットおおむらまで、昼の時間帯、そして買い物の時間帯、普通の日、土曜、日曜、ずっと何回も歩いてまいりました。しかし、私自身が思っていた以上に人通りが少ないです。そういう中で、歩いていましたら、市民ギャラリーにお客様がいらっしゃいましたので立ち寄りました。市民ギャラリーでは、ちょうど写真展が行われおりまして、3人ぐらいのお客様がいらっしゃいました。また、ずっと下りまして、やはりコレモさんはお客様が多いです。本当に駅前再開発は成功であったかなと思います。そういう中では、最初の2核1モール、ほとんど今現在は体をなしていないのではないかといっても私は過言ではないかと思います。そういう状況の中で、空き店舗、シャッター通りも目立っています。空き店舗と空き店舗率、現在の状況についてお尋ねをいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  大村市中心商店街の空き店舗につきましては、これは毎年7月に市のほうで調査をいたしております。したがいまして、昨年7月の調査ということになりますけれども、151店舗中、17店舗が空き店舗となっており、率としましては11.3%となっております。 以上です。 ◆19番(永尾高宣君)  151店舗、11.3%、これは昨年にしたらどういう状況でしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  昨年度といいますと、平成29年度の数値、先ほどが平成30年度の数値でございますので、29年度の数値でいいますと、店舗数が157で、空き店舗が20ございましたので、12.7%ということになっております。 ◆19番(永尾高宣君)  昨年度よりも少し率がよくなっているんですね。その中で157店舗ありましたのが、少し減っているんですね。これはどういうことなんでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  これは、家主の方の考え方ということになろうかと思いますが、店舗として貸していいよということであれば、分母のほうに入れて計算をいたしておりますが、もう店舗としてお貸しするような状況でないというふうなものにつきましては、分母のほうから外して計算をしているというふうな状況でございます。 以上です。 ◆19番(永尾高宣君)  家主の状況の中で6店舗減っていると、このように理解したらいいんですね。ありがとうございます。 それぞれのお店が売り上げのアップを図るため、魅力ある店づくりを進めていくうち、専門講師の派遣により、商店街の活性化の取り組みを進めてはどうかと考えますが、行政としてそういう支援はできるのか。行政の考え方をお尋ねいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  まず、商店街の活性化を図るということで、日本商工会議所、全国商工会連合会など、中小企業団体4団体が出資しました株式会社全国商店街支援センターというのがございます。こういったところが、商店街に対するさまざまな支援を実施しているということでございます。 少し具体的に申しますと、繁盛店づくり支援事業というのがございますが、これは商店街に専門家を派遣し、個別の幾つかの店舗に指導あるいは助言を行うというもので、個店の集客力であったり、販売力を高め、魅力ある繁盛店づくりを促進しまして、ひいては、個店の繁盛が商店街全体の繁栄につながるというものがございます。これにつきましては、昨年度、大村市中央商店会でも、この事業を活用して魅力ある繁盛店づくりを進めてこられたというのを承知いたしております。 また、このほか、商店街からの要請に応じて、商店街よろず相談アドバイザーというのを現地のほうに派遣をいたしまして、商店街全体の課題解決であったり、イベント事業などについてのアドバイス支援、こういったものを行うというふうな事業がございます。こういったものを、まずは今のところ活用して、商店街の活性化に努めていただいているというふうな状況でございます。 ◆19番(永尾高宣君)  株式会社全国商店街支援センターが、こういう面を支援していらっしゃるんだと。そういう状況ですから、今のところ行政として支援するというのは考えていないと、このような理解でいいんでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  まず、こういった制度がございますので、こういったのを十分活用していただいて、そのほか、市のほうでも何かお手伝いをするようなことがあれば、支援をやってまいりたいと考えております。 ◆19番(永尾高宣君)  まず、この制度を十分活用していただいて、行政のほう、市のほうで何かお手伝いすることがあったら、遠慮なく言ってくださいと、そういうことですね。その節は、ひとつ何とぞよろしくお願いをいたします。 いよいよ、あと半年ですが、待ちに待ったミライon図書館が10月5日にオープンされます。市当局、県当局の見込みでは年間60万人の来館者の予定であるということも聞いております。この60万人を商店街へ呼び込むため、図書館から商店街への表示案内看板、誘導看板などして、商店街アーケード等に誘導してはどうかと私自身は考えるんですが、市としての考え方はいかがでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  ミライonができますと、先ほどおっしゃったように、年間60万人の来場者があるということで、隣接しておる中央商店街については、非常にチャンスが来ているんじゃないかなというふうに思っております。 先ほどお話がございました案内表示板でございますけれども、この設置だけでは、ミライonに来る来館者を商店街に呼ぶことはなかなか難しいのではないかなというふうに思っております。来館者を商店街に呼び込むため、商店街のほうでマップを作成されるというふうに伺っております。ミライonの来館者が商店街に足を運びたくなるような、魅力のあるマップをつくっていただきたいなというふうに思っておりますし、そのマップができた場合は、図書館への配置であったりとか、そういったものについて連携して取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ◆19番(永尾高宣君)  まずは誘導、案内板だけでは来館者を商店街に呼び込むことは非常に難しいと。そういう状況の中で、まずマップが大切だと。マップというのは商店会でつくられるんでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  これも補助事業を活用して、商店会のほうでつくるように計画をされているということで伺っております。 ◆19番(永尾高宣君)  補助事業を活用してマップをつくられるということなんですね。御案内のように、ミライon図書館は202万冊の蔵書、九州で最大規模、日本では6番目に入るんです。今、県当局、市当局が60万人ということで見込んでいらっしゃいますけど、あの有名な武雄図書館は80万人を超えたそうです。そうであれば、あの武雄図書館は有名になりましたけど、規模的には問題にならないわけです。そうしましたら、私は70万、80万人、ここにお越しいただける、そういう期待もいたしたいと思います。 仮に60万人を仮定した場合、1年365日、毎日開館ではありませんので、300で割りましたら、1日2,000人、土曜、日曜は2,000人を超えるお客様が見えるのではないかと思います。 先ほど、誘導看板、案内表示だけでは、なかなか難しいだろうというお話がありました。私もまさにそう思います。この間、アーケード街を通っていくときに、市民ギャラリーがあります。この間は写真展があっていた。その前は書道展、絵画展、粘土展、いろんなものがずっとなされています。この市民ギャラリー、これが呼び込むための一つの大きなポイントだと思うんです。あと、これからプラットおおむら、市民ギャラリーでのイベント、こういうものも今からいろいろ計画をなさっていかれると思うんです。そういうものを図書館で、そういう行事があっているんだということをきちんと宣伝していただきたい。 先ほど、空き店舗が所有者の関係の中で、そのままシャッター通りになっているということなんですけど、そういうところもお借りしながら、誰がどうするかは別なんだけど、そこで大村産のものを販売するとか、魅力あるものをアーケード街に持っていかないと、なかなか私は図書館に来ていただいた方々にアーケード街までは足を運んでいただけないのではないかと思います。私はこういうところを、どうか行政が商店街の方々と協議をさせていただきながら、行政がどういう形でこれに対して支援ができるか。頑張っていただきたいと思います。 まさに図書館は集客力と認知度、これにまさるものはないと思います。ぜひ、そういう方向性の中で取り組み、どういう支援ができるか、商店街の方々と協議をしていただきながら、取り組んでいただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  今、議員のほうからも幾つか御提案がございましたけれども、いずれにしましても、商店街の皆様が主体的に企画あるいは提案をしていただくことが非常に重要だと考えておりますので、引き続き大村市中央商店会といろいろ協議をしてまいりたいと考えております。 ◆19番(永尾高宣君)  よろしくお願いをいたします。 次に、教育行政についてであります。県内全公立小学校、中学校で4月に実施されました本年度学力調査の結果が発表されたとのことでありますが、その内容について教えていただきたいと思います。 ◎教育政策監(丸山克彦君)  お答えを申し上げます。 毎年、4月に長崎県学力調査が実施されております。その結果が6月15日に公表されたところでございます。 大村市の小学校の正答率は県平均より上回り、国語と算数の平均値は21市町のうち9位でした。中学校は県の平均とほぼ同等であり、国語と数学の平均値は21市町のうち8位でありました。近年の状況を見ますと、県平均から下回っていたものが徐々に県平均に近づく、あるいは上回り、順位も徐々に上がってきている状況でございます。今回の結果につきましては、大村の子供たちや先生方が学力定着・学力向上に向けて熱心に取り組んできた成果だというふうに思っております。 以上です。 ◆19番(永尾高宣君)  国語と算数・数学が、先ほど21のうちに8番、9番ということだったんですかね。すばらしいですね。あとの理科とか、中学校の国語等々が県の平均よりちょっと上回っていると、そういうような結果だったんですか。 ◎教育政策監(丸山克彦君)  学力調査の科目でございますが、毎年度、小学校では国語と算数、中学校では国語と数学を行っております。3年に1度、ことしはその年度に当たるんですが、理科を実施しておったということでございます。先ほど申し上げたのは、理科については、これは毎年度実施をしておりませんので、比較の対象にならないということで、国語と算数あるいは国語と数学について申し述べたということでございます。失礼しました。 ◆19番(永尾高宣君)  いずれにしても、今年度は今までよりも学力が上昇していると、このような理解をしていいんですよね。 御承知のように、大村市の15小学校から諫早の附属中学校、青雲中学校、そして日大中学校へ約70名、向こうに行っているんです。そういう中での、この成績は、私はすばらしい成果ではないかと思います。子供たちが先生方の御指導をいただきながら、学力の向上に向けてたゆまざる努力をしてきた結果が、このような形につながったのではないかと思います。 また、小学生、中学生がスポーツの九州大会、全国大会、これが262名の表彰をされました。今回の高校総体におきましては、大村高校が優勝旗が3本、工業高校が優勝旗が4本、大村で計7本。この優勝旗4本は、多分、長崎県の学校で1番ではなかったかと思います。本当に大村市は文武両道です。本当にすばらしいです。これからも教育委員会、そして子供たち、先生方が一体となって、さらに勉学にスポーツに頑張っていただきますことを心から期待をさせていただきたいと思います。 次に、新しい小学校を北部地区、郡地区に建設をすることについてであります。御承知のように、郡地区、北のほう、特に黒丸地域は本当に開発の開発が進み、もう家が建ち並んでおります。そういう状況の中で、私、前に一般質問をさせていただきましたときに、27年度の状況で児童数が959名とおっしゃいました。学級数が普通学級28クラス、特別支援学級が3クラスあると言っておられました。今、3年が過ぎて、4年目を迎えるんですけど、竹松小学校の状況等はどういう状態でしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  竹松小学校の本年5月1日現在の状況でございますが、児童数は934人、うち特別支援学級の児童数は22名となっております。学級数は通常学級が29クラス、特別支援学級が4クラスとなっている状況でございます。 ◆19番(永尾高宣君)  平成27年が959名で、今現在934名ということは、児童数が減っているということなんですか。私はぐっとふえているのかなと思っていたんです。あれだけの宅地造成が進んでいる中で減っている原因は何でしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  年齢別人口で考えますと、1学年当たりの児童数というのは、一年一年で違うんですけれども、50人近くは移動がございますので、それもひょっとすると影響しているのではないかと思います。 ◆19番(永尾高宣君)  50人近くの移動というのが、どういう意味ですか。よく理解ができない。 ◎教育次長(吉村武史君)  1学年ごとの児童数に考えますと、50人ほど幅があるということです。例えば、1年生と2年生と比較して50人幅があるとか、その学年ごとに50人の児童の動きがあるということでございます。 ◆19番(永尾高宣君)  しかし、それにしても、あれだけの宅地造成ができているのに、児童数が減っているというのが、ちょっと私も意外だったんです。今現在でも、黒丸地域には100宅ぐらいの造成が進んでいます。そういう状況を踏まえますと、竹松小学校が、このままいったら、優に1,000名は超えていくということに計算上はなっていくんですけど。そういう状況の中で、今、竹松小学校が何年か前に8教室が増築されまして、今、8教室は全部あいていないんですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  現在は、8クラス使っておりませんで、教室の増加が必要な場合に対応できる教室が2教室ございます。 ◆19番(永尾高宣君)  2教室は増加しても常に対応ができる状態で2教室はあるということですね。そういう理解ですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  先ほど申されました増築した教室においては、2教室、転用可能な教室がございますけれども、それを常に2教室確保しているというわけではございませんで、その他の校舎につきましても2教室から3教室、転用可能な教室があるということでございます。空き教室というわけではなくて、何かの目的で現在使用しているところでございます。 ◆19番(永尾高宣君)  空き教室ではないということですね。そういたしましたら、これから竹松小学校の子供たちが確実に私はふえていくと思います。そうした場合には、竹松小学校の敷地の中で増築する土地が、今、あいているところはあるんでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  現在、先ほど申し上げました増築した校舎がありますけれども、児童数がふえる場合に増築可能な土地があるかどうかということですけれども、実際、どれだけの規模の教室が必要になってくるかにもよるかと思います。まずは校舎を増築するということではなくて、先ほど申し上げました5教室程度、余力がございますので、まずはそちらを活用する方向で考えていきたいと思います。 ◆19番(永尾高宣君)  そういたしましたら、仮に100名ふえたとなると、対応できる状態になるんでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  何名程度ふえたら対応できるかということですけれども、一応、人口推計、住民基本台帳に基づきまして試算をいたしております。例えば、3年後の令和4年度につきましては、あくまでも想定ですけれども、1,030人が想定されます。そこで、必要となってくるクラス数が30でございます。先ほど本年度は通常学級は29ということでございましたので、まだ十分対応できると思っております。 ◆19番(永尾高宣君)  今、3年後が1,030人ということは、数字的には100名ぐらいふえたと。そうしたら、これでも今、対応できる形でありますということで理解していいんですか。 ただ、あの地域は、これから車両基地ができます。車両基地駅ができます。都市計画道路が2年後、3年後には開通いたします。あそこに総合運動公園ができます。そして、そこにはジャパネット、サッカーの練習拠点ができるかもわかりません。そういたしましたら、私は、相当、この地区は今までの予想以上に開発が進んで、そして子供たちがふえていくんではないかと、このように認識をしているんですけど。そうした場合には、竹松小学校で今、お話を聞きましたけど、対応できるのかどうか。 特に、御案内のように黒丸の先のほうから竹松小学校まで行くと1時間ぐらいかからないですか。1時間は十分かかるんじゃないかと思うんです。小学校の1年生、2年生も大変と思うんです。そういう状況の中で、未来を見据えて、黒丸地区に新しい小学校を建設することができないかと、こういうような質問なんです。 ◎教育次長(吉村武史君)  学校建設につきましてでございますけれども、今後の児童数の伸びに起因してくるかと思います。まずは先ほど申し上げました空き教室等々、もしくはその他の学校規模の適正化を図る有効な手段等を講じていきまして、それでも建設が必要であるというふうなことになってくれば、学校建設についても考えていかなければならないと考えておりますが、現在のところは建設についてまでは考えておりません。 ◆19番(永尾高宣君)  状況、状況に応じていきながら、今の体制の中で、どうしても必要であれば考えていくこともあるでしょう。その場合、一つは、今、箱物をつくるところは、全部、鉄筋コンクリートですけど、木造ということもあるんです。一級建築士の先生から聞いたんです。木造は非常に安価でできるというようなお話なんです。そういうことも、ひとつ入れていただきながら、御検討をしていただければと思います。 次に、市民会館のことです。新しい市民会館ができないかということですが、多分、旧市民会館が27年度に解体されて、28年度から使えなくなったんです。今、4年目を迎えているんですが、前、その市民会館を学校の行事とか、お遊戯会とか音楽会とか、ブラスバンドとか、いろんな方々が使用していたと思うんです。今、そういう使用していた方々は、どこを利用し、どういうふうな状況、状態なんでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  市民会館のホール利用につきましては、先ほど議員申されました1年前の平成27年度の利用状況でございますが、件数にいたしまして175件、人数6万5,351人、稼働率にいたしまして47%でございました。 閉館に伴って影響を受けた利用者の中で、例えばピアノ教室であったり、歌謡教室、中学校の吹奏楽部などがあったかと思いますけれども、例えばピアノ教室におかれましては、プラザおおむらを利用されておられたり、中学校の吹奏楽部におきましては、近隣のホールを利用されているという状況でございます。 ◆19番(永尾高宣君)  プラザおおむらを利用していただいたり、近隣のホールを利用していらっしゃると。近隣のホールというのはどういうところなんですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  申しわけございません。近隣の他市町のホールでございます。 ◆19番(永尾高宣君)  近隣の他市町のホールといいますと、諫早市の文化会館を利用されたり、東彼杵町の文化会館を利用されたりと、そういうふうに理解をしてよろしいんでしょうか。しかし、大変ですよね。諫早の文化会館を利用され、東彼杵のを利用され、大変だと私は思います。 そういう状況の中で、前、要望書が上がっておりました。ぜひ市民会館の建設をということで。そのときには1万7,000名の要望書が出て、提出された。教育委員会におかれましては、今議会でも市民会館は絶対必要ですという見解であられるわけです。そういたしましたら、今の大村市の状況の中で、市民会館を建設するとなったら、どのくらいにできるような状態になるんでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  済みません、どれくらいになったらというのは……。何年で建設できるかというものにつきましては、現在、文化ホール検討委員会で、時期、施設の場所、内容、財源等について検討いたしておりますので、いつになったらできるとかというのは、この場ではお答えできないところです。 ◆19番(永尾高宣君)  多分、そのようなお答えが返ってくるかなと思いました。市民会館を建設するに当たっては、今、場所、土地等もありますと。これは当然です。しかし、一番はやっぱり財政的な問題ではないかと思います。今議会で、市民会館が50億円かかります。そしてリースにしますと100億円です。年間7億円の支払いが必要ですという、そういうお話も出ておりました。 その中で、山形県の南陽市で木造の市民会館ができているんです。その木造の市民会館をつくるときに、国から半分の助成金が出ているわけです。これは、スギ材を使うということで。これが今でも生きているかどうか、私はわからないんですけど、国から半分の助成金をいただけるんです。こういうことも研究・検討していただければと思うんです。 あと、防衛省です。今、大村市では防衛省の周辺整備事業でサッカー場、そして交流プラザ、前はシーハットができる前の交流プラザがあったときも、これは防衛省ではなかったでしょうか。(発言する者あり)これは違うんですか。コミセンか。コミセンが周辺整備事業の防衛省からの助成金をいただいたんです。先ほどの国の2分の1の助成、国庫補助金、防衛省の周辺整備事業等を活用していただいて、1日も早く、この計画ができるような形はできないのでしょうか。市長、いかがでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  申しわけございません、私のほうから答弁させていただきます。まず、先ほど市民会館、文化ホール、50億円というお話をされましたけれども、あくまでも仮に、1,000席のホールで50億円でつくると仮定した場合の話でございまして、年間7億円というお話もございましたが、済みません、そのとき、私、年間5億円ということで答弁させていただいたつもりでございます。 それと、南陽市の文化会館の補助金につきましてでございますが、この補助金につきましては、林野庁補助金で、議員おっしゃられましたように50%の補助があったようでございますが、現在は、この補助金はございません。 それと、防衛省の補助金を活用して建設できないかということなんですけれども、中地区公民館を建てかえるときに、この防衛省の補助金についても活用できないかということで調整をしてまいりましたが、なかなかこの補助金の採択基準が非常に厳しくございまして、結果として活用できなかったというところがございます。したがいまして、この文化ホールの建設に当たって、防衛省の補助金を活用することにつきましても、非常に難しいことだと考えております。 ◆19番(永尾高宣君)  中地区公民館の建設に当たっても、防衛省と協議をし、お願いをしましたけど、なかなか取り上げていただけなかった。そういう状況の中では、さらに市民会館文化ホールに対しては厳しいだろうという見解なんです。先ほどの木造の建物も、今、それが当てはまらないんですね。市長、いかがですか。これは、なかなか防衛省、大変だと思うんです。大変だと思うんですけど、市長がいつもおっしゃる、ダイナミックな市長の政治力で、今から交渉してはいかがでしょうか。 ◎市長(園田裕史君)  市民会館を防衛省の民生安定化基金で活用をということでございますが、これは防衛省のさまざまな事業に影響を及ぼすということでの、そういった要望になってまいろうかと思いますので、まず、文化ホール検討委員会の中で、今、議論をしている中で、まだ場所がどうなのかとか、時期とか規模とか、さまざまな観点から議論をしているかと思いますが、そういった中において、防衛省に要望するも、どこにどのぐらいのものを、いつ建てるからということがないと、防衛省には要望できないかと思いますので、その制度を活用するか、しないかの前に、そういった議論が必要かなと。 直近で言うと、中地区公民館の建てかえにも非常に防衛省から判断が難しいということがあって、現在、建てかえを行っている中地区公民館は、立地適正化計画に基づく都市再構築戦略事業、そういった形の中で事業を行っておりますので、なかなか防衛省の民生安定化基金というのは活用が難しいのではないかなと判断いたしております。 ◆19番(永尾高宣君)  なかなか難しいということですね。それに対して、防衛省に申し上げるにも、どこに、どういう建物をつくるか、これを先にしないと、防衛省に話のしようがないと、こういうことですよね。そうしましたら、まずは市民会館をどこに建てるか、そういうことから議論をしていかなくてはいけないんですよね。もし、防衛省へ行っても、何事においても、場所が決まらないと、なかなか進まないんですよね。そういう中で、行政としては、もし、市民会館文化ホールを建てる場合、どこと言われないですけど、場所的なもの、幾つかはありますか。 ◎教育次長(吉村武史君)  市民会館を建設するといたしますと、約1万平方メートルの敷地が必要となってまいります。その1万平方メートルの敷地を確保できる場所につきまして、なかなか数が少ないところでございますが、今は、新駅のところで、まだ検討をしているところでございます。 ◆19番(永尾高宣君)  この文化ホールをつくるには、最低でも1万平方メートル、3,000坪が必要ですと。そういう中で、今、新駅のところを検討しているというところですね。そういう理解でいいですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  サウンディング調査の結果を踏まえ、検討しているという趣旨でございました。申しわけございません。 ◆19番(永尾高宣君)  検討をしているということでありますが、サウンディング調査の中でということなんですね。しかし、そういう意味では、市民会館の場所というのを、先に決定していかないと、物事は先に進まない。国にお願いしようも、防衛省にお願いしようも、場所を先に決めなくてはいけない。ここなんですね。次長、そうですね。わかりました。 それはそれとして、とにかく早く場所を、これからどこが一番適正であるか、協議をしていただきながら、1日も早く市民会館ができることを大いに期待しながら、この質問を終わらせていただきます。 次に、ボート行政についてであります。大村ボートの平成30年度の売り上げは5月18日の長崎新聞に、ナイター効果で2年連続となる過去最高売り上げを更新をしているという記事が記載されていました。平成30年度の売上額及びナイター開始後の売り上げ状況と、ナイターによる売り上げ増につながった要因をお聞かせください。また、その中で平成30年度の利益はどの程度見込んでいるのか。お願いいたします。 ◎競艇事業管理者(馬場宏幸君)  ボートレース大村の平成30年度の自場開催売り上げにつきましては、昨年9月から開始しましたナイターレースが好調に推移をしておりまして、過去最高となる728億円を達成することができました。また、他場開催分も含めまして、933億円ということで、こちらも過去最高の売り上げとなっております。 平成30年度のナイター開始前と開始後と比較をしまして、1日平均売り上げが約1.8億円から4.3億円ということで、約2.4倍増加した売り上げとなっております。 ナイター開催によります売り上げ増の要因といたしましては、仕事が終わってからでもボートレースが買える環境というのができておりますので、特に電話投票、ネット投票の売り上げ増が約2.4倍、それから場外発売の売り上げが約3.2倍というふうに伸びておることが要因となっております。 あと、純利益につきましてですけれども、これは速報値でありますけれども、これまでの過去最高の利益が昭和52年度の34億9,000万円でしたけれども、今回、平成30年度の純利益は約50億円を見込んでおります。 以上でございます。 ◆19番(永尾高宣君)  すごいですね。過去最高が34億円、これが50億円になったんですね。これはナイターのこともあれですけど、ひとえに局長を初め職員の皆様方の本当に努力の成果がこのような形に出てきているのではないかなと私は思います。本当にすばらしいことでございます。ナイターレースの開催によって、1日売り上げが2.4倍、本当に私もうれしさでいっぱいになります。 そのような中、今年度は通年でナイター開催になっていくんです。ますます売り上げが期待できると思います。今年度、始まって2カ月が経過いたします。馬場局長におかれましては、本当に御就任おめでとうございます。その中で、年度を通した売り上げ見込みと、今後、取り組むべき施策と抱負、馬場局長の、これからのことについての思いと情熱をお話いただければと思います。 ◎競艇事業管理者(馬場宏幸君)  まずは、今年度2カ月間の、5月末までの状況を報告させていただきます。今年度5月末までの大村レースは33日間開催しておりまして、売り上げにつきましては、当初予算比で21.3%増の136億円、1日平均売り上げ4.1億円というふうになっております。また、他場開催分につきましても、当初予算比で約9.6%増加しておりまして、順調な滑り出しとなっております。 今年度の大村レースにつきましては、198日開催を予定しておりまして、自場開催レースで800億円、それと他場開催分で216億円を予定しておりまして、合計1,016億円を予定いたしております。 抱負をということで、永尾議員にも、いつもボートのほうにはお世話になりましてありがとうございます。今年度につきましては、職員、従事員、全スタッフ一丸となりまして、まずは8月開催のSGボートレースメモリアル、これを成功させなければならないと思っております。それとあわせまして、9月には外向前売発売所ブルードラゴンの移転、こちらのほうをオープンさせる。そして、大分県由布市と鹿児島県姶良市の場外発売場を開設させることだと思っております。そして、今年度、売り上げ目標としまして、全国売り上げ3位以内を目指しまして、開設以来初めての総売り上げ1,000億円超えを達成したいと思っております。そして、近い将来、園田市長が掲げております売り上げ日本一を狙ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆19番(永尾高宣君)  すばらしいですね。馬場局長の思いと情熱をお話いただきました。初めての1,000億円を突破。そして、上位3位以内。そして行く行くは24場中一番を目指していきたいと。本当にすばらしいことです。ぜひ、これからも本当に頑張っていただきますよう、私たち議員団はボート事業の応援団ですので、これからもしっかりと応援をしていきたいと思っております。どうぞこれからの期待をさせていただきながら、馬場局長の思いが必ず届くように期待をさせていただきながら、このボート事業の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 御承知のように、大村市は数多くの偉人を輩出いたしております。渡辺清、渡辺昇、楠本正隆、石井筆子、このほかにもたくさんの偉人がいらっしゃいます。その中で、渡辺清、大村藩三十七士の一人として維新の立役者であり、新政府軍の参謀として、また、特に新政府軍の中心であった西郷隆盛の信頼は厚く、江戸城明け渡しの際の西郷隆盛と勝海舟との会談に同席したことは余りにも有名なことであります。 石井筆子、渡辺清の長女として、この大村城下の岩舟で生を受ける。特に渡辺清は教育に熱心でしたので、聡明な彼女は女学校に学び、西洋的教育を身につけていきます。今度、5千円札で有名になりました津田梅子をしのぐと言われたほどの才色兼備、鹿鳴館の花とうたわれました。石井亮一とめぐり会い、全ての役職を引き、表舞台から姿を消して、あえてイバラの道を歩んだのであります。 そういう中にありまして、大村ライオンズクラブさんにおかれましては、ことし55周年を迎えられるんです。その中で、石井筆子の障害者の福祉事業と、先ほどの顕彰事業の中で、実は石井筆子の映画が平成19年に制作されたんです。石井筆子の役を常盤貴子がなされ、渡辺清を加藤剛がし、ナレーションを市原悦子がしたんです。そのときの、天使のピアノというんですけど、その天使のピアノのレプリカを利用された。そのレプリカを大村ライオンズクラブさんが滝乃川学園からいただける予定になっていて、いただいたのを、今度、大村市教育委員会に寄贈させていただいて、それを今度の市立・県立一体型図書館の中で常設をしていただく。このようなライオンズクラブの計画があるわけです。 そういう中で、行政当局として、大村市としては、偉人の顕彰、石井筆子に対して、今後、どのようなことを計画し、考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎市長(園田裕史君)  御案内のとおり、この石井筆子というのは、大村市が輩出をした偉大な教育者でございます。これまでも17番議員、田中秀和議員から、この石井筆子を題材とした朝ドラの誘致を進めていくべきだという御質問をいただいておりまして、今年度、そういった形で動きますという答弁をしておりました。 これまでNHKの長崎放送局、それと昨年度制作をいたしました、石井筆子の漫画、これは学校に全部配布をいたしておりますが、これは日本財団と一緒になってつくりました。それと、先ほどありました日本で最初の知的障害児の教育機関・福祉施設である滝乃川学園、こういったところと連携をしまして、その関係団体、大村市はもちろん含めて、全体でNHKにドラマの誘致に、7月に、このたび行くように計画をいたしております。 これが何で今年度なのかということが非常に重要でして、来年は、御承知のとおり、東京オリンピック・パラリンピックがございます。この日本で開催をされるパラリンピックで、障害者に対する理解が、この東京オリパラから劇的に変わったというような意気込みをオリパラ実行委員会も考えていらっしゃいます。この東京の地から、障害者に対する理解というものを広めていくためにも、このタイミングで、オリパラが終わった後からでもいいので、朝ドラを進めていただきたい。 しかも、これまでの朝ドラ、広岡浅子さん、日本女子大学、これは放送がありました。津田梅子さんは、今回五千円札に、令和6年度からの新紙幣になります。そして、1万円札は渋沢栄一さんですが、実は、滝乃川学園の初代の理事長は石井亮一さん、御主人。2代目が石井筆子。3代目の理事長は渋沢栄一なんです。つまり、ことし、来年、そして新紙幣ということを考えたときに、津田梅子も含めて、これはもう石井筆子に時代が全てフォーカスされているというふうに、我々は勝手にそう思っています。そういったことから、ぜひ朝ドラの誘致に向けて全力を注ぎたい。 このたび、5月1日に上皇后陛下になられました美智子様が平成14年だったかと記憶しておりますが、行事の折に、この大村市を訪れた際に、前松本市長に開口一番おっしゃった言葉は、石井筆子の銅像はきれいにしていますかとおっしゃったそうです。この美智子様は滝乃川学園に対しても、さまざまな形で支援をしてくださっている方です。宮内庁を通して、この漫画をまずお届けをできないかということも含めて取り組み、ぜひ朝ドラの誘致を、石井筆子さんを題材として取り上げていただくよう、要望活動を、まずは7月に全力で訴えてまいりたいと考えております。 ◆19番(永尾高宣君)  すばらしいですね。7月までにNHKに石井筆子の朝ドラはできないかということで、お願いに行っていただくということですね。本当に私はすばらしいことではないかと思います。 今まで、朝ドラで一番視聴率があったのが、おしんだそうです。これが52.6%の視聴率で、おしんは日本だけではなくて外国にも発信をしているそうですね。外国の方は外国のおしんを見ていらっしゃるそうです。これがこういう形でできますと、私はこの大村市が日本全国に、外国に発信していかれるのではないかと思います。市長、ぜひ朝ドラができるように、全力で努力し、頑張っていただきたいと思います。 まことに申しわけございません、2つほど残りました。大変、用意していただいた方に申しわけございませんけど、次の機会にさせていただきますので、お許しをいただきながら終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊川京子君)  これで永尾高宣議員の質問を終わります。 10分間休憩します。 △休憩 午後2時 △再開 午後2時09分 ○議長(伊川京子君)  再開します。 理事者から先ほどの朝長議員の一般質問に対する答弁で訂正の申し出があっておりますので、これを許可いたします。 ◎市民環境部長(杉野幸夫君)  午前中の朝長議員の陸上競技場の公認記録に関する御質問で、全ての競技において記録は公認記録になりますというふうに答弁をしておりましたけれども、正しくは100メートル走から800メートル走を除いた競技について公認記録になるということでございます。訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 ○議長(伊川京子君)  次に、11番、吉田博議員の質問を許可します。 ◆11番(吉田博君) 登壇 こんにちは、立憲民主党の吉田です。先般の市議選で御支援いただきました皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。そして多忙な中に傍聴に来ていただきました皆様、ケーブルテレビで拝聴されています皆様、これからも叱咤激励をよろしくお願いいたします。 私は選挙の中で掲げました食を育てる、人を育てる、そして街を育てる、その旗のもと立憲主義に基づき、誰もが幸せになれる福祉社会をつくるために先頭で努力していきたいと思っている所存でございます。前にいらっしゃる市長、そして理事者の皆様、新人なので雄弁にはできないかもしれませんけれども、ぶしつけなことを述べるかもしれませんけれども、どうかよろしくお願いいたします。 まず、一般質問に入る前に、先ほど永尾議員のほうで言われました5月1日から始まりました令和、全てが令和元年ということで今進められていますけれども、この元号に関しまして私の思いを申したいと思います。このことに関しては、市の答弁は求めないということで了解していただきたいと思います。 議員の皆様方に関しては、タブレットの中の一般質問の項目の中にこの資料がありますので、その旨参照をよろしくお願いいたします。 元号に関する考え方はここでは述べませんけれども、公文書への元号のみの表記はこれからの時代にそぐわないのではないかと思い、調べましたら今手元にあります資料がありました。その中に柏崎市長の会見の資料がありましたので、皆様にごらんいただこうと思っております。 ちょっと読みます。柏崎市市長定例記者会見概要、来年1月1日以降、市が発出する文書などは西暦を併記します。平成の元号が来年の5月1日に変わります。元号と西暦の併記は、法などに抵触するのか確認しましたが、特に問題はないということでした。神戸市は、西暦だけを表記すると聞いています。元号は、日本の文化の1つだと考えていますので、表記をなくすつもりはありません。ただ、国際化が進んでいますし、市長を拝命してから元号を西暦に直すと何年かとか、西暦を元号に直すと何年かということを確認することがありました。今回、元号が変わるということを機に、西暦と元号を併記したいというところです。併記の仕方は資料のとおりですという会見がありました。 私も文書を見るときに、平成何年から--今回は令和になるんですけども、その間が何年度かというとき、それぞれやっぱり計算し直さなければいけないです。多分事務的には少し面倒なことがあるのではないかというふうに思います。 私は5月1日から今回は西暦にいたします。皆様方には事務手続の関係で、これは市が決めることですので一概の結論は出ないと思いますけれども、平成と令和をまたぐような事例のときなど事務的にも西暦と元号の併記が見やすいし、合理的ではないかと私は思います。市のほうでも一考していただければ幸いかと思います。 西暦と元号に関しては以上です。 では、質問に移ります。 1番目の質問は高齢者の交通手段についてです。 これについては、今般、2番議員、6番議員、10番議員が質問をされました。免許返納における交通手段のサポート、そして交通弱者へのタクシーチケットの補助などです。私は少し別の角度から見ていきたいというふうに思います。 今県営バスへの補助金を出しているというふうにお聞きしましたけれども、年間どのくらい、どういう形で出されているのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  細かい数字はちょっと覚えておりませんけれども、大体年間で7,000万円程度の補助金を出しております。 以上です。 ◆11番(吉田博君)  県営バスのほうに7,000万円出されているのですね。周辺地域と市街地では、交通手段の必要のありなし、その温度差というのはかなり違っているというふうに思います。私は周辺地域に住んでいるんですけれども、私の近くでは85歳を過ぎても十分運転していらっしゃる方も結構いらっしゃいます。 先日、職員の方から三浦と鈴田の乗り合いタクシーの実証運行という資料をいただきました。7月から始めるというふうにお聞きしています。いろんなことをお聞きしましたけれども、これは非常によくできているというのが私の感想です。コンサルタントを含めて一般の職員の方も随分本当に頑張って自分の足で地区に入って、そしてつくられたんだという思いをしております。 鈴田地区は3系統ですけれども、小川内地区、それから平地区、それから内倉地区の3系統になっていると思います。この乗り合いタクシーにつきまして1カ月にかかる費用は幾らぐらいになるんでしょうか。
    産業振興部長(高取和也君)  これはデマンド式の乗り合いタクシーということで予約があった場合に運行するというふうな形になっております。これはタクシー会社と協力して運行していただいているんですけども、タクシー会社のほうに運行経費として1回当たり3,000円でお願いをするような形になっております。その後、利用料が200円、あるいは300円というふうな形で市のほうに入ってまいりますので、1回あたりでいくと、それが差し引きの形で費用がかかってくるようになるかと思っております。 数については、今からどれぐらいふえていくかというのはわかりませんので全体的な数字は申し上げられませんけれども、1回当たりそういうふうな金額で運行するように今準備を進めているというふうな状況でございます。 ◆11番(吉田博君)  一応、松原・福重地区を実証運行した、そういうことを含めまして、多分乗り合いタクシーのデマンド式につくられたと思うんですけれども、1日5往復ということで私はお聞きしております。1回200円から300円ぐらいで、鈴田地区から申しますと、国立病院長崎医療センターを通ってエレナまでというコースになっているみたいです。 具体的な金額は出ないかもしれませんけれども、もしこれが市内全域でこの乗り合いタクシーを運行するとしたら、大体どのくらいかかるかという試算というのはできていますでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  全体で走らせる前提がいろいろ今の御質問ではわかりませんので、なかなかそういった部分の試算はいたしておりませんけれども、今の運行しております乗り合いタクシーは交通空白地域ということで、今基本的には県営バスが走っておりますけれども、その走っていないところをまず埋めていきましょうと、そういった地区の足を確保していきましょうということでしていまして、それで先ほどおっしゃったように医療センターの下のほうのバス停でおりるということで、基本的にはそのバス停でおりた方は、それ以降はバスに乗りかえていただくということで考えておりまして、バスの時間に合うように時間帯も設定をして運行しているというふうな状況でございます。 先ほどの冒頭の御質問ですけれども、ちょっと試算のほうはしていないというような状況でございます。 ◆11番(吉田博君)  わかりました。この乗り合いタクシーの運行というのは、非常に交通弱者にとっても本当に大切なのじゃないのかというふうに思います。これからの高齢者、それから交通弱者も含めて、人に優しい交通体系というのは網の目のように張りめぐらされた、そういった移動手段じゃないかというふうに思います。 これからは私なりの考え方を申しますので、これに対してどういうふうな思いなのかを後でお聞かせ願えればと思います。 まず1つは、先ほど言いましたような網の目のように張り巡らされた移動手段ということで、周辺地域から市街地までをカバーする乗り合いタクシー、これが1つです。 それと主要道路を走る公共バスです。これについては免許返納のときには1カ月3,000円、1年間までということでパスが出されるというふうに聞きましたけれども、これについて免許返納に限らず交通弱者の方も使えるような半額で乗れるようなバス券。 そして3点目は、これは私が市の職員の方とお話しながら名づけたんですけど、お助けカーという、これは80歳または85歳以上の高齢者に、毎月1,000円を限度にしたチケット、50円の20枚つづり券を町内で発行すると。これはついでに乗せてもらったときチケット1枚50円をお礼の意味で渡すということなんですけど、そのチケットは市内で商品券として使える。 3つ目に関してはさまざまな問題やクリアすべき問題があるかと思いますけれども、普通、住んでいるときに、私は町までいくから途中までちょっと乗っていかんねとか、どこに行かすとやろうかと、あちらのほうに行くから一緒に乗らんかという形で、多分日常的にはされているんです。やはり、そういった共助、ともに助けていくコミュニティをつくるというスタンスをひとつは持ってみたらどうかということです。 全てを行政で処理するには多分限界があると思います。そして今、地域のコミュニティでは助け合うという結びつきが大変なくなってきています。ですから、人に頼む、助けてとか人に頼んだりとか、それが下手になってきたのかなというふうなことを思いますし、人に頼めなくなってきた社会というか、そんな感じになってきたんじゃないかというふうな思いがします。乗り合いタクシーは、もちろんそれはいいんです。だから市のほうで行政的にそれを補助していくというのは多分物すごくいいと思います。 この自分で助けるという自助、そして公助、そして共助、この3つがこれからの交通体系のキーワードになるんじゃないかという思いがしております。これは私の勝手な発想かもしれませんけれども、これについて将来の可能性を感じていただき、参考にしていただければ幸いかと思います。これに対して多分いろんな問題があると思いますので、これに対して感想とか、感じたことなどをお聞かせいただければ幸いなんですけれども、どうでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  ただいま幾つかお話いただきましたけれども、まず最初のほうでは網目のような交通体系というふうなお話があったかと思います。 今大村市では昨年度からでございますけれども、公共交通をより使いやすく乗っていただくためにいろんな調査をいたしております。 主要バス路線に実際に乗り込みまして、それで状況を見たりとか、あとはアンケート調査を実施したりとか、また主要な交通の結節点といたしまして、大村駅前であったりとか竹松駅とか、そういったところでもいろいろお話を聞いたりしております。それと住民の皆様方にもアンケートをしながら、いかに大村市の公共交通をつくっていったらいいのかというふうなことで今計画をずっとまとめてきております。 やはり中心部、それと周辺部のネットワークをいかにつなげていくかというふうなところが重要だと考えておりますので、しっかりこれからも住民の皆様の意見を聞きながらつくり上げていきたいというふうに考えております。 また、免許返納につきましても、やっぱり関係する部分が多くございまして、どうしても免許を返納した場合に足がどうなるというふうなところでいろいろな議論がなされております。抜本的な解決方法というのはなかなかないかと思っておるんですけども、しっかりその部分につきましても、全庁的にそこら辺については考えていきたいというふうに思っております。 最後にお話をされました部分については、非常に重要な部分ではないかというふうに思っております。おっしゃるように、なかなか安全面であったりとか、いろいろ課題はあろうかと思いますが、行政でできるということは限られている部分もございますので、将来的にはそういった面も含めて、いろいろ検討する必要があろうかと思いますし、実際に全国を見ますと地域で支えるような交通をやられているところもあるようですので、いろんな部分について研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆11番(吉田博君)  ありがとうございます。 これから、私たちも含めていろんな交通体系、もっと利便性の高い住みやすい大村をつくるためにも、いろんな形でアイデアを出したり、お互いそういうふうにしてつくっていけたらというふうに思います。 そうしたら次の質問に移ります。2番目の質問は学校給食についてです。 ①温かい給食を運搬するための取り組みについて。 先日、小学校の給食の視察というか、子供たちと一緒に食べる機会があったんですけれども、温かいとはお世辞にも言えないなと。そして近くの中学校の父兄の方から給食がちょっと冷たいんですというふうに言われました。 御飯の容器というのは、給食センターにも見にいったんですけれども、保温性の高い二重の容器を使っているというふうにお聞きをしました。保温性の高い容器ということですから、そのときのお話を聞いたときには、子供たちが給食をつぐときに少し湯気が出るくらいかなというふうな、私としてはそういう思いがしていたんですけれども、そうではなくてちょっと冷えているという感じがいたしました。 それでお尋ねなんですけれども、学校に到着したときの温度、そして教室で児童がつぎ分けるときの温度、これは調べられましたでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  給食をセンターから配送するときに、例えばスープ系の温度でございますけれども、大体70度から75度程度でございます。学校に到着した時点で温度のほうをはかるようにしておりますが、その分につきましては二、三度落ちる状態でございます。大変申しわけございませんが、児童のところに配膳された温度までは計測していないところでございます。 ◆11番(吉田博君)  これはぜひ温度をはかっていただいて、教室の中で児童が食べるときにどのくらいの温度になっているのかというのをやはり確かめていただきたいというふうに思います。 それはやっぱり御飯というのは冷たいよりも温かいほうが気持ち的にはいいですよね。ですから少し湯気が上がるくらいの給食を子供たちにとってもらいたいというふうに思います。 それと時間割の都合で児童が給食を食べるのは、準備に10分、食べるのに20分、片付けが10分という時間になっています。私は20分でようやく食べ終わったんですけれども、中には途中までしか食べていないという子もいましたし、そういう中で温かい御飯があったらもうちょっと違うのかなという思いをしております。 ぜひ温度を実際はかってもらって、そして冷めないような容器を選定するというか工夫をしていただけないでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  冒頭に本市が使っております食缶等についてお話いただきましたが、本市では保温・保冷効果の高いステンレス製二重食缶を使用しております。このため基本的には温かいまま、冷たいものは冷たいまま学校のほうに配送されていると思っておりますが、状況を確認いたしまして、おいしい給食を子供たちに届けることができるよう研究してまいりたいと思います。 ◆11番(吉田博君)  ぜひよろしくお願いします。あと結果をお待ちしておりますので、ぜひ温度の測定をよろしくお願いします。 次の2番に移ります。市内産の有機野菜・有機米の採用についてということです。これは直接給食にかかわるものとかかわらないものがありますので、質問には私は2つの視点から述べたいと思います。 1つは、食に対して安心・安全性が大きく揺らいできているということです。 理事者の方には資料2の1、それから資料2の3を参照いただければ幸いです。議員の方はタブレットの中に一般質問の項目の中に資料を入れておりますので、それをごらんください。 昨日、健康診断、がん検診の話も出されてきましたけども、なぜ今3人に1人ががんになる、なぜこんなに発達障害の子供たちが多くなってきているのか、なぜアレルギーの子供たちが多くなってきたのか。私たちの生活環境はそんなに変わっていないんです。だけど唯一変わっているとしたらやっぱり食べ物なんです。私たちが子供のころは、まだふん尿の肥料で野菜をつくっていました。その野菜を私たちは食べていました。そのときは余りアレルギーという言葉は聞いたことはありませんでした。 この資料2の1、少し読んでみます。「今、子供たちが学校給食で食べているパン、パスタ等コンビニ食品が心配です。除草剤ラウンドアップの主成分グリホサートが日清製粉の強力粉など日本の大手3社から検出されました」。 このラウンドアップに含まれている成分グリホサートがいろんな意味で体内のがんを引き起こすということも今言われていますし、実証されました。グリホサートの成分が人間の腸内細菌に作用するということもわかってきています。そしてその腸内細菌には善玉菌もあって、日和見菌もあって、そして悪玉菌も、腸内細菌は混在しているわけです。その中にクロストリジウムという悪玉菌がいます。この悪玉菌がふえると脳神経に作用するということももう実証されています。このことに関しては、きょうは情報を共有しようと思ってこれを読み上げました。 先般ラウンドアップで、モンサントはアメリカで320億円の賠償を判決されました。そういう意味で今、全世界的にこのラウンドアップのグリホサートという問題が出てきています。この点に関してどうでしょう、認識はありますでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  認識はということですが、本日御紹介いただいて初めて知った次第でございます。 ◆11番(吉田博君)  多分一般の人はそうなんだろうと思います。だけど、資料の2の3です、国会議員の毛髪検査で発がん性のあるグリホサートの成分が28人中、実に7割、19人の毛髪から検出されたと。私も毛髪を検査すれば多分グリホサートの成分が出てくるんじゃないかというふうに思います。 ですから、子供たちが口にするもの、やはりそれに対して私たちがもっと注意を払わなければならないんじゃないかと。それで有機野菜・有機米の選定、採用をしたらどうですかということを最初に掲げました。 もう一つは、資料2の4、資料2の5をごらんください。 ここに韓国と日本のいすみ市の例を挙げております。韓国では、給食にオーガニックを使うことによって農業が非常に飛躍的に広がっていった、有機栽培が学校給食によって急成長しているという実情を調べられてきています。そして小中学校では今給食は全部オーガニックです。 そして、日本のいすみ市、資料の2の5です、いすみ市は27日、全13市立小中学校の給食で使用する御飯について、全量を無農薬無化学肥料の有機米に改めたと、今後継続して実施すると、市は環境保全型農業を推進し、給食の御飯は有機米で賄うとの目標を掲げていたと、こうした試みは全国初と、そして市のほうがその有機米の生産について一定の補助をしていくというふうな形になっております。 給食で今園田市長に聞いたときに、全部ほとんど米飯については地元産で地産地消しているということでした。ですから、とっかかりは今100%の米飯、これを有機米に少しずつ変えていく。そんなに大量な補助金というのは必要ないと思います。この件に対してはどうでしょうか、市長、教育委員会ですか。 ◎教育次長(吉村武史君)  現在の本市の給食の食数の状況でございますけれども、約1万食の給食を調理いたしております。そのためまとまった量が必要であり、また調理に見合った規格といいますか、それと安定供給、食費の予算等々もございますので、今現在においては有機米の給食の利用は、現状では困難であると考えております。 ◆11番(吉田博君)  私は方向性はどうなのかというふうに今お聞きしています。有機米を将来少しずつでも取り入れるということであればできるんですよね。全てを一遍に有機米に取りかえるということではなくて、部分的にやっていくということであれば、それはできるわけですよね。どうでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  部分的にというお話がございますけれども、教育委員会といたしましては、まとまった米を提供してもらわないとやはり調理に影響を来しますので、まとまった量の有機米が準備できると、そして価格面につきましても、市の状況次第ですけれども、対応できるとなった場合に対応は可能かと考えますが、現状といたしましては厳しいかと思っております。 ◆11番(吉田博君)  現状では多分厳しいとは思いますけれども、将来、大村市内の小中学校の給食が有機米に全てかわることになれば、もちろんそれがいいんだろうと、ベストなんだろうと思いますから、その方向性は決してできないということではなくて、目指すということでどうでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  有機米もあれですが、本市といたしましては、先ほど給食で使っている米は大村市内100%ということでございます。こちらで提供していただいている市内の米につきましても、本市といたしましては安全性は十分あると思っておりますので、現状のところは大村市内でつくられた米で対応していきたいと考えております。十分安全性は担保されていると思っております。 ◆11番(吉田博君)  何回も繰り返しますけれども、大村市内の農家の方に有機米をつくっていただいて、それを小中学校の給食に採用するという方向性をつくったらどうかというふうに思って私は質問をいたしました。これは堂々めぐりになりますから、もうここで終わりにしますけれども、子供たちの口に入るものを、とにかくより安全で安心なものを食べてもらいたいという気持ちです。 この資料2の4の一番最後にありますけども、まず市町村で学校給食の米から有機食材にしてその差額を負担するだけで、この日本、大村の有機栽培というのは一気に進むのではないかというふうにありますので、ぜひこういう形での食の安全安心を追及していただきたいというふうに思います。 これはもう4年前、TPPが問題にされていたころ、多分水上議員だったと思いますけれども、園田市長へTPPをどう思うかという質問をされたと思うんです。そのときに園田市長が賛成も反対もしないと、自分は強い農業をつくるというふうにあのとき答えられました。私はその傍聴席にいて、そのことを聞いた記憶があるんですけれども、そういう大村で強い農業をつくると、これからは食の安全、そういった遺伝子組み換えももう今入ってきております、そういう米ももうつくられております。 そういう遺伝子組み換えも含めた米がつくられている、食の安全・安心が脅かされている、そういうときに強い農業というのは、やはりそういった有機、オーガニック、そういった面でのきちんとした農政が必要なんじゃないかということを思いまして、この有機栽培の採用をしたらどうですかという質問の項目をつくった次第です。 ここで強い農業をつくるという、大村の農業が強くなるというそれに対しての方向性、それは今どういうふうなことでされていますでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  強い農業、もう一つ言えば稼げる農業ということで、いろいろな取り組みをさせていただいております。 昨年の3月には大村市の農業基本計画というのを策定をいたしておりまして、3本の柱で今取り組みを進めているところでございます。この3本の柱といいますのが、農業所得の向上、それと農業者の育成、それと基盤となります農地の保全と有効活用ということで、どれか1つだけをすればいいということではなくて、やっぱり農業というのは全体的につながっておりますので、いろいろな取り組みを絡めながら進めていかないといけないというふうに考えております。 先ほどの繰り返しになりますが、まずは農業所得の向上、こういったところをしっかり取り組むように、いろいろな事業について取り組んでまいりたいと考えております。 ◆11番(吉田博君)  農業所得の向上なんですけれども、先ほどの繰り返しになりますけれども、給食で農家の方がつくられたお米を100%そこで使ってもらえれば、また流通もしていくんじゃないかというふうな思いです。 次に、3番目に移ります。給食の無償化です。 小中学校で無償化しているのは76自治体、全国で4.4%ということなんです。新聞でも長崎新聞で載っていましたけれども、県内も部分的な無償化をしている自治体もあるというふうに書いてありましたけれども、その辺のところは把握されていますでしょうか。 ◎教育次長(吉村武史君)  お話になられましたとおり、県内で給食費を完全無償化している自治体はございませんが、松浦市、西海市、川棚町、佐々町、小値賀町の2市3町につきましては、第2子以降を2分の1補助にするなど、一部給食費の助成を実施している自治体がございます。 ◆11番(吉田博君)  小さな自治体ですから多分財政的な面でできていくんだろうと思います。 大村は園田市長が子育てしやすいまち大村というふうなキャッチフレーズをつくられています。そのキャッチフレーズにふさわしく、給食の無償化というのを、あと何年後ということじゃないんですけれども、その給食の無償化を目指しませんかと、どうでしょう、市長。 ◎市長(園田裕史君)  給食費の無償化を実施するためには、小学校と中学校と合わせて、試算ですけれども約4億4,000万円が必要となります。そういったことから今無償化を議論する、または今御質問があったことに答弁する段階にはございません。 ◆11番(吉田博君)  財源的に3億円から4億円というふうに聞いていましたので、多分その財源的な問題が出てくるとは思います。 部分的には、あるほかの地域では6年生と中学校3年が無償になるとか、そういった部分的な無償化もされているみたいです。長崎県の近くでは佐賀県の太良町とか、あるいは兵庫の相生市とか、そういう形では無償にされているというふうに聞いております。しかし、財源があればそれは部分的にもできるんですよね、どうでしょう。 ◎教育次長(吉村武史君)  財源の問題もございますけれども、基本的には学校給食におきましては、食材につきましては保護者負担となっておりますので、保護者の方に負担していただきたいと思っております。 それ以外の施設に係る運営費、約3億円程度かかっておりますが、当然ながらこちらにつきましては自治体が負担すべきものと考えております。 以上でございます。 ◆11番(吉田博君)  これは今回初めて給食の無償化について私も尋ねたんですけれども、これは今後詰めながら少しずつ質問していきたいというふうに思っております。 次に4番目、小中学校の食育について。 先ほどの食の安全・安心というのが揺らいできている現在、学校における食育というのが大変重要になってきているというふうに思います。現在の学校での食育の実施状況を教えてください。 ◎教育政策監(丸山克彦君)  お答え申し上げます。市内小中学校におきましては、年度当初に食に関する指導全体計画を立てております。この計画に基づいて、毎日の給食時間を中心として、各教科や総合的な学習の時間、学級活動や学校行事などの折に食育指導を行い、子供たちに対し、食に関する正しい知識、技能を習得させ、実践的な態度の育成を図るとともに、望ましい食習慣の形成に努めているところでございます。 以上です。 ◆11番(吉田博君)  それはわかります。あと具体的に学校単位、あるいはクラス単位、月に何回あっているのか、あるいは年に何回あっているという具体的な数字をお聞きしたいと思います。 ◎教育政策監(丸山克彦君)  済みません、個別のデータについては通告いただいていないと思いますので、ちょっと調べておりません。 ただ、学校における指導につきましては、まず小中学校の家庭科や技術家庭科の家庭分野で、学習指導要領に基づいて発達段階を踏まえて指導をしているということでございます。 例えば、小学校家庭科におきましては、日常の食事を大切にする心、心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事のとり方、食品の品質及び安全性等に関する基礎的、基本的な知識について扱うこととされているところでございます。 以上でございます。 ◆11番(吉田博君)  内容はわかります。ある学校でちょっとお聞きしましたら、1年間の中でクラスで何回そういった食育の時間があるのかというふうにお聞きしたんですけれども、かなり少なかったです。1年に数回だったと思うんですけど、ちょっと具体的な何回ということは私も聞いていませんので、とにかく聞いたときに少ないという思いがしたんです。 ですからこの食育というのは大変やっぱり重要です。食育にかかわる栄養の先生たちも多分少ないと思うんです。それで、そういう少ない中で食育をされているわけですから、できたら地域の方の協力も含めてもう少し食育のほうに力を入れてもらえないかという私のお願いなんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育政策監(丸山克彦君)  お答え申し上げます。食育は、知育、体育、徳育、これの基礎をなす非常に重要なものであるばかりでなく、食育を推進していくことで、将来にわたる健康の保持増進につながっていくものと考えております。現在十分かどうかわかりませんが、引き続きこうしたことに努めていきたいと思います。 以上でございます。 ◆11番(吉田博君)  食育の問題はこれからも質問していきたいと思いますし、各学校のいろんな視察も含めて、どういうふうな形になっているのかということも確かめていきたいと、よりよい食育の環境を大村でつくっていきたいというふうに思っております。 次、ここでちょっと突然なんですけど、先日パンにカビがあったということで新聞にも載っていましたしニュースにもなりましたけれども、そういうカビのあったということに関して説明、あるいは対応をお願いしたいと思いますけども、どうでしょう。 ◎教育次長(吉村武史君)  先週発生いたしました小学校給食パンの異常につきましては、児童生徒、保護者、学校関係者の多くの方々に大変な御心配と御迷惑をおかけしておりますことに心よりおわび申し上げます。 これまでの経過について説明させていただきます。6月11日火曜日、福重小学校、放虎原小学校、旭が丘小学校の3校において、学校給食用パンの表面にカビのようなものが付着している事案が発生いたしました。学校からの報告を受けまして、給食センター職員が当該校へ急行いたしまして、黒や濃い緑色のカビのような付着物を確認いたしました。 異常を発見いたしましたパンの個数でございますが、福重小学校で6個、放虎原小学校で約40個、旭が丘小学校で13個でございました。異常が見られましたパンにつきましては食べるのをとりやめ、その後、体調不良等の報告はあっておりません。 なお、本市の給食用パンでございますが、全て同一工場で製造されまして、工場のほうから直接各学校へ納品されているものでございます。 今回の付着物は黒カビということで特定されました。黒カビにつきましては一般的には少量の飲食や接触では健康被害を伴うことはほとんどないとされておりますが、現在、原因等を調査しているところでございまして、安全性が確認できるまでパンの提供を中止いたしまして米飯給食を実施することといたしております。 以上でございます。 ◆11番(吉田博君)  わかりました。私としては米飯給食のほうが賛成ですので、今良好な給食かなというふうに思っております。 あと5番、中学校の給食視察についてということで、これは教育次長とお話したんですけども、先日、中学校の給食視察を校長先生にお尋ねしたところ教育委員会に問い合わせてからというふうに言われて、その後、教育委員会からだめだというふうに言われました。そうですよね、次長。 ◎教育次長(吉村武史君)  確かに議員のほうからお問い合わせがありまして、ちょっとこの件につきましては議会ともちょっと相談をさせてくださいということで、絶対だめですというお答えをしたつもりはなかったんですが、一応そういうことで議会のほうに確認をさせてくださいというお話はさせていただきました。 ◆11番(吉田博君)  ちょっと電話でしかお話できなかったんですけれども、突き詰めた、最終的に、では何でだめなんですかと言ったら、前例がないというふうに言われました。前例がないからだめだというふうに言われたんです。大村というのは、教育の理念というのはそんなものかというふうに何かはっと気づかされたというか、前例がなかったらだめだというふうに言ったら全てが前例がないじゃないですか、ですよね、市長。前例がないものをできるようにきちんとやっぱり、どうしたらできるだろうかということで進めていかないと物事は多分進まないと思うんです。 これはなぜこういうふうに僕が感じたかというと、東日本大震災のときに石巻市立大川小学校、その教訓があったですよね。新聞にも載っていますけれども、教師が緊急の対応ができずにマニュアルどおりにやって、そして逃げたときにもう手おくれになって、津波に飲み込まれて83人の児童が亡くなったんです。そこのときには市じゃなかったんです。だから教師がそこでとっさに考えて行動しなければ、児童の命を守るということはできなかったわけです。 だから、やはり校長先生も自分の判断で多分できると思うんです。校長はそこの学校の責任者、リーダーじゃないですか、いちいち教育委員会にお伺いを立てなければいけないんですか、僕はそうじゃないと思うんです。そこの範囲内だったら校長が自分の判断でそれはしていいと思うんです。それを温かく見守るのが今の教育委員会じゃないんですかというふうに私は思うんです。 教育委員会のほうから前例がないというふうに、前例がないからだめだというふうに言われると、今からの教育はAIという未知数の情報がどんどん入ってきます、そういう時代に、本当にこの教育が対応できるのかという危惧をちょっとしたものですから、この中学校の視察ということに対してここに述べさせていただきました。前例がないから……。 ○議長(伊川京子君)  市長、いいですか。 ◎市長(園田裕史君)  前例がないというお答えをしたかどうかは、私は教育委員会から確認をいたしておりませんが、前例はないと思います。私も議員で議会におりましたので、通常そういったことを学校側にもし御希望されるのであれば、まずは会派長に御相談いただいて議会に確認してそういうことができるか、そういったことを確認していただいたほうが実現にはつながると思いますし、学校に突然お電話をされて、そういったことができるかと言えば、学校は子供たちが学習をする場でありますから、外から関係者が来る場合においても準備を整えなきゃいけませんし、給食となれば給食を用意をしなければいけません。費用の問題も発生します。 そういったことから、突然その電話があってそこにすぐ対応できるかどうかというと、それは通常、行政であったり教育委員会であったり、ひいては民間の企業であっても、そんなに簡単にいくことではないんじゃないかと思っています。 加えて、教育委員会としては毎年ふれあい給食という場を設けておりまして、議員の皆様に子供たちと一緒に給食を食べるという時間、機会は提供させていただいておりますので、そういったことも含めて議会に、事務局に御確認をいただければ、そこの部分が事前に御理解いただけたのではないかというふうに考えております。 ○議長(伊川京子君)  時間です。これで吉田博議員の質問を終わります。 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日は、これで散会します。 △散会 午後3時11分 上記会議録を調製し署名する。    議長    伊川京子    署名議員  堀内 学    署名議員  朝長英美...