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  1. 諫早市議会 2022-09-04
    令和4年第4回(9月)定例会(第4日目)  本文


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時 開議 ◯議長(林田直記君)[ 119頁]  おはようございます。これより、議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1「市政全般に対する一般質問」を行います。  初めに、岩竹洋一議員。 2 ◯岩竹洋一君[ 119頁]  皆さんおはようございます。議席番号1番、公明党の岩竹洋一です。  それでは、議長の許可を得ましたので、通告に従い、今回も質問させていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。  まず、大項目1番より、農業です、2021年から化学肥料価格は上昇傾向にあった中、ロシアによるウクライナ侵攻により、一気に価格は高騰しました。  JA全農は2022年、今年6月から10月に、各都道府県組織に販売する肥料の価格について、前期、要するに去年11月から今年5月に比べ、中国やロシア原産が多い輸入尿素や塩化カリウムで、約2倍弱の値上げをすることを発表し、今後も農家の経営は、悲鳴を上げるほど厳しいものとなってくることが予想されます。  このような状況の中で、肥料高騰に苦しむ農家に支援金が援助されることが決まり、農林水産省は8月5日にその詳細を公表しました。  しかし、今まで同様の補助制度が実施されてきましたが、申請のための条件や方法が複雑で、分かりにくいといった声が多く、今回と同趣旨の補助制度については、なかなか活用できなかったと聞いております。  このような背景の中で、今回の肥料高騰対策、いわゆる補助事業の内容について伺います。 3 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 119頁]  国が実施する肥料価格高騰対策事業の内容についての御質問にお答えいたします。  この事業は、肥料価格の高騰による農業経営への影響緩和のため、化学肥料の低減に向けて取り組む農業者に対する、新たな支援金の仕組みを創設したものでございます。前年度から増加した肥料費について、その上昇分の7割を支援するものとなっております。  支援の対象者といたしましては、農作物の販売実績がある、いわゆる販売農家5戸以上のグループとなっており、事業に参加する農業者の方には、化学肥料を2割低減するために、国が定めた15項目のメニューから2項目以上を選択して取り組んでいただく必要がございます。  次に、対象となる肥料でございますが、令和4年6月から令和5年5月までに購入した肥料が対象となっております。  なお、支援金の申請には、化学肥料低減に向けた取組メニューを記載した計画書と、対象期間に購入した肥料の購入金額が分かる領収証等が必要となります。  議員御指摘のとおり、平成20年度に実施された同様の事業におきましては、申請に際しての提出書類や条件も多く、また内容も複雑で、手続が煩雑だったとの声があったことは承知しております。
     今回の事業につきましては、申請の際に必要な書類も簡素化され、また、要件についても、化学肥料の低減に向けた取組を、今後2年間で実施すればよいこととし、これまでの取組も評価するなど、現場実態に即した運用とするとの説明を受けているところでございます。 4 ◯岩竹洋一君[ 119頁]  分かりやすい説明ありがとうございます。  ところで、イメージとして理解されるように、今回も図を準備してきました。こちらも併せて御覧ください。(パネルを示す)  先ほど、部長から答弁がありましたが、8月12日付の公明新聞にも記載されておりますけれど、我が党の稲津議員はじめ、与党各議員の尽力もあったのか、申請時の事務は以前と比べて簡素化されているようで、少しほっとする面があります。  また、部長の答弁の中で話がありましたけれど、15項目のメニューを、私も一つ一つ確認しました。農業を営む友人と話す中で、問題点をピックアップしたのですけれど、1つ目が、申請方法として、5戸以上の農業者グループがまとめて申請することが原則と、この文面上では、個人農家が置き去りになるのではないかといった懸念です。  2点目が、化学肥料ではなくて、天然堆肥を使用する際には、基本的にトラクターの後部にキャリアをつけないといけないということで、今まで化学肥料に頼っていた農家は、新たにその準備というか、予算が必要になってくるということでした。  また、ほかにもいろいろな問題点はあると思いますが、ここでは割愛します。  このような背景の中で、今回の補助制度を生かして、諫早市の農業を振興するために、今後どのような方策を講じ取り組んでいくのか、伺います。 5 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 120頁]  本市の農業振興のため、今回の補助制度を生かすことができるのか、その方策や考えはあるのかとの御質問にお答えいたします。  まず、議員が懸念しておられます、申請において、個人農家が置き去りになるのではないかという点でございますけれども、今回の申請につきましては、5戸以上の農業者グループで行うこととなっております。  農協以外の肥料販売店などで購入される方、個人農家になると思いますけれども、その販売店が個人農家分の申請を取りまとめてくれます。一括してグループ申請するよう準備が進められており、個人農家であることをもって、申請ができなかったり、置き去りにならないよう、配慮がなされているものと思っております。  また、化学肥料の2割低減に伴う新たな機械導入につきましては、通常メニューとして、国や県による補助事業が実施されておりますので、そちらを、活用いただきたいと考えておりまして、内容等につきましては、市にお問合せいただければ、対応させていただきます。  さらに、今回の肥料高騰は、市内全ての農業者に影響を及ぼすものであると考えておりますので、市といたしましても、今後どのような支援ができるか、十分に検討してまいりたいと思っております。 6 ◯岩竹洋一君[ 120頁]  分かりました。個人で申請はできないけれど、販売店が取りまとめるということで、その周知とかが一番大事ではないかと思います。  ほかにも肥料が上がることによって、上昇率の7割は国が補助ということなのですけれど、残りの3割についても、どうにかしようといったことで、動きがあっていると思います。県とか、陳情とかです。  もろもろの対応は動いていると思うのですけれど、まだ国や県の方策もこれからということで、はっきり市がどうやって動くかというのは、これからとは思います。  その中で、農家が実際にダメージを受けるのは、今からですので、スピーディーな取組が大事と思います。  日頃より、農林水産部の取組はスピーディーな部署と、私自身感じております。そして、農業は、何より国の基幹産業ですので、諫早市としても、何らかの積極的な対策を、状況を見ながら、よろしくお願いいたします。  ちょっと図を変えます。  大項目2番目の質問です。  市街化調整区域の線引きの見直しについて、質問に入りますけれど、現在の取組状況等について、質問しようと思います。  その前に、現在まで、諫早市においては、様々な開発緩和策が実施されてきたと思いますけれど、その概要と現在の状況について、伺います。 7 ◯建設部長(早田明生君)[ 120頁]  これまで段階的に実施してきた市街化調整区域開発規制緩和の概要と、現在の状況についてお答えいたします。  本市では、平成23年度より、長崎県から都市計画法に基づく開発行為に係る許可事務に関して、権限移譲を受けるとともに、人口減少や既存集落の衰退が懸念されていた市街化調整区域において、本市独自の開発条例を施行し、これまで段階的に3回の条例改正を重ね、土地利用の規制緩和策による定住化促進地域コミュニティの維持を図ってまいりました。  具体的に申し上げますと、平成23年度に戸建住宅を目的とした、開発等の対象区域について、県条例では、50戸以上の集落から50メートル以内の区域とされていたものを、40戸以上の集落から100メートル以内の区域、いわゆる40戸連たん区域に拡大し、さらに小規模な分譲開発が可能となるように、緩和しております。  平成27年度においては、小野・本野・長田の3地区を諫早版小さな拠点として指定し、戸建住宅以外に共同住宅や、事務所などの用途も建築可能とし、賑わいの創出を図るとともに、市街化調整区域全域の40戸連たん区域において、開発道路の新設により、開発規模5,000平方メートル未満の分譲開発が可能となり、宅地の供給を増やす施策を講じたところでございます。  令和2年度には、多良見地域を諫早版小さな拠点に追加指定するとともに、国道など主要な幹線道路の境界線から100メートルの範囲を沿道地区として、店舗などの生活利便施設も建築できるように拡充し、沿道周辺の集落機能の向上と定住化を図ってまいりました。  さらに、今年度においても、沿道地区に共同住宅や自動車車庫も建築できるよう規制緩和を実施したところでございます。  次に、許可の実績についてですが、権限移譲前は、年平均27戸程度でございましたが、権限移譲後の平成23年度から平成26年度までの4年間では年平均38戸、平成27年度から平成30年度までの4年間では年平均95戸、令和元年度から令和3年度までの3年間では年平均151戸と、許可件数が着実に増加しております。  このように、市街化調整区域において、戸建住宅の着工件数が増加し、定住促進に一定の効果が発揮されているところではございますが、一方、市全体の人口減少には、まだまだ歯止めがかかってない状況でございます。 8 ◯岩竹洋一君[ 121頁]  答弁ありがとうございます。  部長の答弁より、3回の条例改正があって、小野地区・本野地区・長田地区、そして新たに多良見地域など、従来と比較して、建築要件が緩和されて、一定の効果は上がっているのではないかと。またその周知の状況とか、今後の広がりにおいては、まだ未知数ということで、さらに、長野町における、大型商業施設の建設が決まったのですけれど、雇用人口が増えて、さらにソニーの雇用拡張、これも相まって、今までいろいろなされているとは思うのですけれど、新たな住宅地の確保は、喫緊の課題と思います。今までいろいろあっているのですけれど。  昨日、先輩議員からも質問がありましたけれど、このような中、市長の私的諮問機関、「諫早市の新しい都市計画」検討委員会が設置されましたけれど、この委員会設置の目的と内容について、再度伺います。 9 ◯市長(大久保潔重君)[ 121頁]  検討委員会の設置目的、取組内容につきまして、岩竹議員の質問にお答えします。  本委員会は、本市における将来の土地利用政策の在り方について検討を行うため、新たに「諫早市の新しい都市計画」検討委員会として立ち上げたもので、去る7月28日に第1回目の会議を開催したところであります。  本委員会の構成については、学識経験者をはじめ、不動産・建設部門、金融商工部門、農業部門など、各分野の有識者11名の委員からなり、今後約2年間をかけて、線引き制度の廃止に向けた、総合的な検討を深めてまいりたいと考えております。  土地利用政策の見直しに当たっては、現状の把握や現在の土地利用政策における課題の抽出を行うとともに、将来の土地利用動向の予測など、様々な角度から検討を行った上で、本委員会での御議論や市民アンケートなどにより、多くの皆様の御意見を頂戴しながら、線引き制度の廃止など、大胆な土地利用政策を目指して、強い意志をもって取り組んでまいりたいと考えているところであります。 10 ◯岩竹洋一君[ 121頁]  市長からの答弁ありがとうございます。  学識経験者等のみかなと思ったのですけれど、市民アンケートを取るということで、市民の意見も反映した委員会ということで、ある意味ほっとしております。  私自身は、建設関係の資格を持つ専門家でもありませんけれど、諫早市の人口減については、すごく危機感を感じております。  今まで一般質問で、類似都市の10万都市の八代市を見習って、外国人の農業留学生が効果を上げているということで、そういう話とか、200人規模で諫早に在住している、V・ファーレン長崎関係者が、みすみす他の土地に転出されないためにも、練習場はなんとか諫早にとどめたほうがいいのではないか等々、提案はしてきました。  この危機感と人口増のための建設的な提案は、市議の一人として続けていかなければならないと思っております。  ここで、市街化調整区域の線引きの撤廃について、私自身もいろいろ調べてきましたけれど、香川県が、この線引きを平成16年に撤廃したようです。  そのメリット、デメリットも明らかになってきたようですが、これが諫早に当てはまるかどうかというのは、検証が必要ですし、ここでは長くなるので説明はしません。  実際は、自然減がありますので、はっきりした人口増加というのは、見えてないのではないかなということになったのですけれど、この香川県の取組概要について、かいつまんで説明しますと、新たな土地利用コントロール関係として、1つとして、主に従来の市街化調整区域を中心とした用途が空白の地域に、特定用途制限地域を指定し、特に、住環境に影響を与えるものや、用途地域内の立地を誘導すべきものなどの建築を制限するということです。  2番目に、都市近郊緑地の保全のために、新たに風致地区を指定するなどと、細かい要件を設けて、計画的な都市づくりを行っているようです。  要するに、諫早市においては、全体的に厳しい建築要件の中に、その中で様々な開発緩和策を進めていくといった手法で、都市計画を行っています。  全体的に硬い要件の中で、内側の一部要件が甘いというところで、中が甘い、これ図に描いているのですけれど、まんじゅう型というか、の開発を行っているイメージを、私自身の考えなのですけれど、持っております。(パネルを示す)  一方、香川県の場合は、全体の要件を緩和し全体が甘い中で、その中に厳しい条件を設けるといった、おはぎ型の開発のイメージかなと思っているのですけれど、表現がおかしいかもしれませんけれど、どちらが食いつきやすいかという問題になるのかなと、イメージ的には思っています。実際どうか分かりませんけれど。  ここで、質問に入りますけれど、香川県の例のように、市街化区域市街化調整区域の線引きをなくし、その上で細かいルールを作成することを案として研究していくのか、伺います。 11 ◯建設部長(早田明生君)[ 122頁]  線引き制度の廃止後における、細かいルールの作成につきましてお答えいたします。  市街化区域市街化調整区域との区分、いわゆる線引きの廃止にあたりましては、一般的に、良好な環境の市街地形成や自然環境の整備保全の観点から、線引き制度に代わる新たな土地利用の規制、誘導策が必要になることも考えられます。  これまでに線引き制度を廃止された自治体では、住環境を悪化させるおそれのある用途の建築物の立地を制限するなどの特定用途制限地域や、自然的要素と一体となって、良好な自然環境を形成する風致地区などを、従来の市街化調整区域に新たに指定した事例がございます。  いずれにいたしましても、将来の本市にふさわしい土地利用政策の在り方について、総合的に検討してまいりたいと考えています。 12 ◯岩竹洋一君[ 122頁]  いろいろ研究していくということです。一番の問題は、都市計画税を今まで払っている人たちの、今後の取扱いの問題とか、香川県の場合は区域変更による地価の変動、こういう問題点がいろいろあると思います。  しかし、研究だけで終われば、その間に対策の進む近隣都市に人口流出が進むこともあり得ます。実際大村とかに人口が流出しておりますので、いずれにせよ、お互い市民のためという一点に絞って、損得抜きに真剣に論議しながら、機を失することなく、よい方向にかじを取ってもらえばと思います。  そして、新たな方策が決まれば、分かりやすくこれを周知、PRし、多くの人が諫早に魅力を感じ、とどまってくれればと思います。  私も、今後とも一議員として、重要な課題として研究してまいります。  次、3番目の質問に入ります。  定年延長制度を踏まえた、本市の職員数についての問題です。この表とともに、考えられたら分かりやすいと思いますけれど、(パネルを示す)議員みんなのほうには、見えないと思いますけれど、その点は申し訳ありません。テレビではきちんと映っていると思いますので、勘弁をお願いします。  ところで、私が前、勤めていた職場では、60歳を迎える職員について、その後の対応は、希望者における再任用制度が主流でした。現役世代のフルタイムから少し時間を削って、給与においては、おおむね現役時の6割程度というもので、また採用人事において、これはポイントなのですけれど、ある意味採用する側の意思を反映したものでありました。どうしても運転ができないという人は、遠慮してくれというのも多々あったと思うのですけれど。  ここから一歩前進して、国の方針としては、定年延長制度が行われます。もうすぐ行われます、来年、再来年。  役職については、管理職については、基本その他の役職へというくくりは一緒なのですけれど、今までと変わったところでは、フルタイム働くことが原則で、4時上がりとかないということです。給与は基本7割、そして、希望する職員については、よほどのことがない限り雇用しないといけないといった縛りがあります。再任用とちょっと違います。  ここで心配するのは、新規採用職員の採用枠の問題です。国も、これを導入するに当たって、新規採用が減るのではないかということで、さんざん議論は尽くされたようです。  定年延長が段階的に行われる中でも、新規採用枠を維持しないと、実際、四、五年採用しなかった県央消防本部とかがそうであるように、将来的にひずみを生じさせることは間違いないと思います。  また、平成17年の市町の合併後、職員が多数減員されました。これはやむを得ないところもあるのですけれど、コロナ禍が続き、事務量も増える中、市民サービスの維持、向上のために、職員数の適正配置について、当局の今後の取組、構想について伺います。 13 ◯総務部長(関 栄治君)[ 123頁]  定年延長制度を踏まえた、本市の職員数についての御質問に御答弁申し上げます。  本市の職員数につきましては、平成17年3月の合併を機に、その適正化を図るため、同年4月1日時点で1,134名であった職員数を、平成30年4月1日時点で921名とする、諫早市職員定員適正化計画を、平成18年3月に策定し、職員数の適正化に努めてきたところでございます。  計画策定後からこれまでの間、計画策定時には見込んでおりませんでした、保育所の民間移譲、幼稚園の閉園、学校給食調理等の民間委託、事務の効率化などによる事務事業の減や、少子高齢化対策、地方創生、駅周辺再開発、権限移譲などによる事務事業の増などがあり、その時々において、これらの要因を考慮しながら、業務量に応じた職員の適正配置を行ってきたところであり、令和4年4月1日現在における職員数は879名となっております。  公務員の定年引上げにつきましては、令和3年6月に国家公務員法の一部が改正され、現行の60歳定年を段階的に引き上げて、65歳とすることとされたところでございます。  地方公務員の定年につきましては、国家公務員の定年を基準として、各地方公共団体において、条例で定めることとされており、本市におきましても、令和5年4月から2年に1歳ずつ定年を引き上げ、令和13年4月に定年を65歳とすることを予定しております。  制度完成までの間には、1年置きに定年退職者がいない年度は生じますが、安易に新規採用職員を抑制することで、職員の年齢構成をゆがめることがないよう、中長期的な視点に立ち、継続的に職員採用を行いながら、組織体制を維持するとともに、職員の適正配置に努め、市民サービスの向上を図っていきたいと考えております。 14 ◯岩竹洋一君[ 123頁]  新規採用職員を削ることなく平準化というか、やっていくということに、非常に安心感を覚えました。  先ほど申しましたとおり、相当数の職員が合併後、減員になったと思っていたのですけれど、保育所の民間移譲とか、学校調理を民間委託したり、実際は大幅には減っていないのかもしれませんけれど、個人的には、やっぱり職員数については、増やしてほしいというのが、私自身の思いであります。  若い新卒職員だけでなくて、なかなか厳しい表現になりますけれど、件数が増えない空き家バンクの部署とか、この後説明しますけれど、経済部門とマッチングしたスポーツ振興の部分とか、やはりその道の経験とか、資格がある方の中途採用もいいのではないかと思います。  今まで一般質問でいろいろな提案をしてきて、研究は進めていきますと答弁された事項は結構多いと思うのですけれど、実際はなかなか進んでいないと、少ない職員数の中で、日頃のルーティンの仕事で、皆さん目いっぱいではないのかという気もします。  ところで、話は変わりますけれど、私も約8年前に、長崎市で公務員の係長研修というのを受けたのですけれど、その最初に心理テストのようなものを受けたのです。私は普通と思っていたのですけれど、驚いたのは、そのときに研修を受けた、二、三十人の中で、係長級職員の企画力、発想力、積極性といった項目で、総じて民間企業を含めた平均値よりも、かなり低かったのです。これはびっくりしました。皆さん、普通と思っていたのが、そうじゃなかったということで、公務員の仕事は、上意下達の仕事が多いので、それはそれで成り立つのかもしれません。しかし、民間は、自分の会社が生き残るために必死だから、やっぱり頑張っている部分はあると思います。  将来の諫早市を考えると、やはり若い世代の斬新な考え方、発想力も生かし育ててほしいと思いますし、今後も新規採用職員は、数的にも積極的に採用していただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  次に、4番目の質問に入る前に、もう一遍パネルを交換します。  4番目の質問は、先輩議員からも同様の質問がありましたけれど、諫早消防署多良見分署の建て替え用地の件です。  県央消防には古くからの友人も私自身多くて、老朽化した多良見や高来の分署には、視察に何度か行きましたけれど、やはり古い庁舎の中で、24時間勤務で仕事をするということは、大変なことです。  実際、最近頻発する大型台風、そして警報も頻繁に発令していますけれど、その際に、非常招集というのがあります。非番の職員を呼ぶのですけれど、増員で呼ばれた職員は、仮眠する場所もないと、廊下に雑魚寝で休んでいるという、そういう状況です。  私自身、昭和30年代か昭和20年代に造られた小さな古い消防出張所で、3年ほど勤務した覚えがあります。昔の飯盛出張所を御存じですか、ああいう感じのところに3年間、これを想像していただければ分かりますけれど、トイレに行くのに脱衣所の前を通るようなことで、風呂に入る職員がいたら、トイレにも行けない、そういう庁舎でした。そこで、庁舎のシロアリ対策とか、下水がよく詰まるので、その衛生対策などもしないといけないと、通常の業務以外で大変な思いをした記憶があります。  小浜消防署、高来分署の建て替えの輪郭が見えてきた中で、多良見分署の今後については、同じような苦労をしてきた中で見過ごせないというか、そういう強い気持ちがあります。  多良見分署の詰め所の駐車場の前なのですけれど、幹線道路に近い出張所に勤務したこともあるのですけれど、そこで役に立つのは、駆け込み通報の素早い対応ができるということです。  車でばっと来てから、病人がいますから、119番して、救急車早く来てくださいと駆け込んで来る人もいました。  幹線道路に近い場合は、各種申請書、煙火打ち上げとか、防火管理者の選任の申請書とかを市民が持ってきやすいということでした。  さらに、消防の詰所の前に敷地が確保できれば、出動体制を考えながら、柔軟な指導体制で各種訓練ができるメリットがあります。  この図をアップしていただければ分かるのですけれど、(パネルを示す)まず、市民向けの防災体験広場とか、消火器の取扱いとか、バケツリレー、応急担架作成というのがあるのですけれど、それから救急法の指導、AEDの使い方、こういうのも敷地の中でやれると。
     消防職員の訓練として、はしごを使うとかは15メートルの塔を立てないといけないので厳しいと思うのですけれど、匍匐救出訓練などはできると思います。それから、初期消火操法訓練、これは企業向けの大会が毎年あっております。  それから、消防団のポンプ操法の訓練、今年は小野地区に頑張っていただいたのですけれど、とか礼式訓練なんかも敷地内でできる、出動体制を考えなくて指導できる、出動があれば1人残して出ればいいわけですので、これらのことも考えて、諫早消防署多良見分署の建て替え用地については、そういう取組ができるように、多良見支所の再開発を念頭に、用地の確保を検討できないか、考えを伺います。 15 ◯総務部長(関 栄治君)[ 124頁]  多良見分署の建て替え用地につきまして、御答弁申し上げます。  県央地域広域市町村圏組合消防本部は、昭和47年に発足し、多良見分署におきましても、同時期に建設されており、建設後約50年が経過し、老朽化が進んでおります。したがいまして、現在、県央地域広域市町村圏組合において、建て替えの具体的な検討に入っておられます。  この場合、建て替え用地につきましては、地元自治体が無償提供することとなっていることから、令和2年7月31日付で、県央組合管理者から、諫早市長に対し、建設用地の選定及び提供の依頼があり、現在、多良見支所周辺で県央組合事務局及び消防本部とともに現地調査を行いながら、適地について検討しているところでございます。  議員の多良見支所の再開発を念頭に検討してはどうかとの御質問でございますが、既存の多良見分署の位置は、多良見地域の中心部であり、支所と隣接し、国道にも面していることから、市民の皆様にとりましても、利便性が高い場所と感じております。  また、多良見支所は、昭和52年に建築され、築45年が経過し、同一敷地内にありますたらみ会館も、昭和51年に建築され築46年が経過しており、両施設とも老朽化しております。  したがいまして、これら老朽化した公共施設と一体的な整備も、計画の一つとして、検討してみたいと考えております。 16 ◯岩竹洋一君[ 125頁]  一体的な計画ということなのですけれど、森山とか、小長井の支所も結構古いので、どちらを先にやるかというのは、それは別問題として、言いたいのは、小浜と高来はできていて、同時にやってもいい多良見がなぜ遅いかという問題ですので、再開発する中でも、まずは消防署を早く建てると、そう御決定いただければ、本当に助かります。スピード感を持って、まずは消防の建て替えから考えていただきたいと思います。  そうすることによって、体育館に設置される避難所との連携が、今後も密にできますし、これは私が前職で行っていたのですけれど、敷地に本署からはしご車を呼んで、搭乗体験なんかもできるのです。非常に市民の方に好評だったのですけれど、多良見の住民のために行ったりとか、消防に慣れ親しむために、そういうのもいいのではないかと思います。  また、市街地から離れた交通に不便な場所では、出動回数が多い市街地への出動の際、当然到着時間も遅れます。  CPAというか、心肺停止状態の場合は大体4分がめどですので、やはり消防署は市街地にあったほうがいいのではないかと思います。  総じて、最終的には、敷地全体の見直しが大事と思うのですけれど、多良見支所の、まずは多良見分署の早期建て替えを、どうか前向きにスピーディーに考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  次、5番目の質問に入ります。時間取ってすみません。ちょっとパネルを替えます。  5番目の質問に入りますけれど、これスポーツコミッションという問題なのですけれど、先月、ホテルの食堂を切り盛りする人と話をする機会がありました。  ここで言われたのは、コロナ禍以前のように、スポーツ合宿に多数の人たちが来てくれたら、私たち飲食店だけでなく、関連業界、例えば青果とか、いろんな業界が潤うのにということで、どうにかスポーツ合宿を頑張ってほしいという、心の底から願っている、切迫感のある話でした。  このような中、先月薩摩川内市の代表を招いて、スポーツ合宿に向けた研修が行われております。  この図で見てもらえばわかるのですけれど、(パネルを示す)スポーツ合宿の先進都市の薩摩川内市です。関連部局の職員を中心に研修を受けたようです。私たちは参加できなかったのですけれど、興味があったために、資料を頂きました。  スポーツ合宿で、市の活性化を図る取組は、市長が掲げる諫早市の目指すところと同じですので、これ見てもらえば分かるのですけれど、その中で、気づきの面として、諫早市には諫早観光物産コンベンション協会というのがあります。合宿するチームに補助金を渡す仕事をしております。  昔は、実際に出向いて合宿誘致も、コンベンション協会から行っていたということを聞いたのですけれど、今はコロナとかもあって行っていないと。薩摩川内市は行ったりしているみたいなのですけれど。  薩摩川内市においては、担当課もスポーツ施設やスポーツ団体との連携を図っておりますけれど、やはり薩摩川内市のように、積極的に合宿を誘致する組織を立ち上げて、具体的な取組をしているというのが、非常に強いのではないかなと思います。  この組織をスポーツコミッションといいます。  あと、検索して調べていただければ分かるのですけれど、いろんな都市の事例が出てくると思います。  かいつまんで説明すると、スポーツ団体の代表、宿泊業界、飲食店、そして薩摩川内市の職員、それから複数の関係者から代表を出し合い、会議で意見を出し合う中で、実際合宿誘致に出向き、大成功しているということでした。  ここで質問に移りますけれど、スポーツのまち諫早として、交流人口の拡大と経済の活性化を図るため、今後スポーツコミッションを諫早市に立ち上げることができないか、伺います。 17 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 125頁]  スポーツコミッションについての御質問にお答えいたします。  スポーツ庁によりますと、地域スポーツコミッションとは、地方自治体のほかに、スポーツ団体、観光協会や商工団体、大学等の民間企業が一体となり、スポーツによるまちづくり・地域活性化を推進していく組織の総称のことをいい、令和3年10月現在で、全国に177団体が組織されており、県内では、長崎県スポーツコミッションがございます。  長崎県スポーツコミッションにおきましては、昨年度に、東京2020オリンピックに出場するフィリピン陸上競技選手の事前キャンプ受入れや、本明川ボートコースの活用のため、本明川スポーツフェスタと早慶レガッタ対抗戦など、本市と共同で実施いたしたところでございます。  スポーツ大会や合宿の招致は、スポーツによるまちづくり、地域活性化を推進していくことに加え、子どもたちへのスポーツの普及や競技力向上にも、効果が期待できるものでございますので、議員が御提案のスポーツコミッションによる取組は、有効な手段であると考えております。  御質問の中で触れられましたとおり、先月19日に、スポーツ合宿の先進地でございます、薩摩川内市の職員等を講師としてお招きし、経済交流部と諫早観光物産コンベンション協会の職員向けに、スポーツ合宿誘致とスポーツコミッションに関する研修会を行っていただきました。  薩摩川内スポーツコミッションでは、行政とスポーツ団体、宿泊・飲食・観光等の団体が一体となり、スポーツ関連情報を一元化して収集・管理し、効果的な情報発信と合宿の誘致、受入体制の調整を行っておられます。  市といたしましては、多くのスポーツ施設、交通の利便性など、本市の有するポテンシャルを最大限に活用し、スポーツ大会や合宿の誘致による交流人口の拡大、地域経済の活性化を図っていくことが重要であると考えております。  スポーツのまち諫早として、さらなる発展を推進するに当たっては、官民が一体となって取り組む必要がありますので、今後の取組の考え方や進め方などの明確なビジョンについて、研究してまいりたいと考えているところでございます。 18 ◯岩竹洋一君[ 126頁]  スポーツコミッションも有効な方法であるということで、本当スピーディーに立ち上げていただければと思います。  スポーツ振興課が経済交流部に移ったというのも、そういう目的があると思いますので、どうかよろしくお願いします。  業務が忙しいときだからこそ、民間の力を利用してほしいと思います。  先ほど言いましたけれど、ある意味、来客、ここでいえば、合宿に来てくれる選手の数で、具体的な収入が左右される人もいます。そういう人たちが、必死に意見を出し合って、緊張感を持って、具体的に動くことで、成果が出るということで、薩摩川内市の事例を学ぶ必要が大いにあると思います。  市は、全ての仕事をやるということでなくて、まずはその組織を立ち上げる、それだけでいいですので、よろしくお願いします。経済の活性化という部分です。  総じて、諫早市は交通アクセスがよくて、日没が関東方面よりも1時間近く遅いというメリットもあります。すばらしい環境です。施設においては、トランスコスモススタジアム、陸上競技場、ほかにも聞くところによると、バレーボールやバスケットボールの公式戦に使えるコートの数が、日本一ということも聞きました。合併の際に、いろんな体育館を造ったので、そういうのもあまり知られてないと思いますので、有効にPRして合宿誘致を進めていただきたいと思います。  先ほど、部長から答弁ありましたけれど、長崎県でも、スポーツコミッションをつくっております。ホームページを見たら、県央地域というくくりで載っていて、案外諫早市のPRは少なかったのです。  どっちかというと、離島方面のPRが多くて、「ん」という感じで、もちろん市長もその役員の中に入っているのですけれど、やはり諫早市として立ち上げることが必要ではないかと思います。  九州を調べたのですけれど、宮崎県、佐賀県、沖縄県は、県で立ち上げて、市町村も結構多数立ち上げています。以前話しました、鹿島市も立ち上げております。人口は少ないです。  だから、やれないことはないと思いますので、県に頼ることなく、まずは自力でどうにか、スポーツコミッションをつくって、スポーツ合宿の道を切り開いてほしいと思います。  市長、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、最後の質問に入る前に、最後の絵に交換します。  上山公園の件についての最後の質問なのですけれど、昨年も質問しましたけれど、市の中心部に位置する上山公園整備の問題です。写真ともに御覧ください。(パネルを示す)  この公園は、昨年もお話ししましたように、森林浴日本百選に選定されております。  コロナ禍だから、ここを利用してほしいという意味で質問に入っていきます。前回の質問時には紹介しませんでしたけれど、この上山公園は、日本の歴史公園百選、それから日本の都市公園百選の中にも選ばれております。PRがちょっと不足している部分があると思うのです。このようにトリプルで選ばれた公園は、日本でも非常に珍しいようです。そして、日本の都市公園百選に選ばれた公園は、長崎県内ではここだけです。  九州では、14の公園が指定されておりますけれど、ほかに指定されている公園が海の中道海浜公園、それから水前寺江津湖公園、これらのネームバリューのある公園と、ある意味同等の評価を頂いていると。稲佐山ですら入っていないのに、上山公園はなぜか入っている、不思議なのですけれど。  それだけの魅力がある理由の一つとして、植物の植栽の多彩さも上げられます。特に有名なのは、桜の時期の後に楽しめるツツジですけれど、ここの写真をアップしてもらえば分かるのですけれど、(パネルを示す)ツツジとか、散策すると、多彩な植物が咲いており、また、空気がきれいなのです。  そして、昨年、担当課に取り組んでいただいた伐採等の整備により、この写真で分かるように、何と西九州新幹線も眺望できるようになりました。トンネルに入るところなのですけれど。  ここで、質問に入りますけれど、コロナ禍でも健康づくりに最適な公園等の積極的なPR活動や、小規模な改修等を行うことにより、風致地区ですので大規模な改修は行えないと思うのですけれど、さらなる交流人口の増加に上山公園を生かせないか、伺います。 19 ◯建設部長(早田明生君)[ 127頁]  上山公園の活用やPRについて、お答えいたします。  上山公園は、昭和56年開設の都市公園であり、市が管理する部分の共用面積が約84.3ヘクタールと、本市最大の公園でございます。  このうち、約5.4ヘクタールは諫早公園であり、国指定天然記念物の諫早市城山暖地性樹叢として保全する方針の下、維持管理を行っておりますが、それ以外の上山公園の部分につきましては、自然を生かした公園として活用を図っているところでございます。  昨年度、市民の皆様から御要望を多く頂いていた、展望所周りの樹木を伐採し、眺望の改善が図られたところでございまして、今後も適時伐採を計画し、景観の維持に努めてまいりたいと考えております。  また、今年度は、新道福祉交流センター付近にある東側駐車場から登る園路の改修に着手し、アクセスの改善を図る計画であり、トイレ等の施設改修につきましても、令和2年度に公園に関する維持管理の実施方針を定めた、個別施設計画に基づき、今後検討を進めてまいります。  さらに、公園のPRにつきましては、LINEやフェイスブック等のSNSのほか、市や諫早観光物産コンベンション協会等のホームページを活用して、より効果的なPRができるように努め、交流人口の拡大につなげてまいりたいと思っております。 20 ◯岩竹洋一君[ 127頁]  最近、民放テレビでも、上山公園を歩くところを取り上げられたと思います。  東側の新道側の駐車場から登るのが一番最適だと思うのですけれど、展望台までは普通に歩いて、約1キロメートル、20分ぐらいで着くのです。  ただし、昨年も取り上げたのですけれど、望遠鏡とかつくったりそういうのがあれば、もうちょっと観光の目玉になるのではないかと思います。いろいろ取り組んでくれたと伺っていますけれど、あとはトイレです。麓のほうにはあるのですけれど、展望台のトイレが非常に老朽化して、水道との兼ね合いもあると思うのですけれど、あそこをどうにか早めに改修していただければと思います。  また、西九州新幹線の開通とともに、都心部からの観光客を呼び込めたらいかがかと思います。  夏は涼しく、冬は思いのほか暖かいです。また、この公園内を歩けば、鳥のさえずる声とか、セミの鳴き声も聞こえます。僕たちには当たり前なのですけれど、案外と、都会の人は、それだけでも感動するのではないかという部分があるのです。  このようなミニハイキングみたいな、体験型の旅行は、健康志向の中高年の興味を引くかもしれません。  ところで、観光旅行などに行ったときに、例えばおいしいものを食べたとか、相手に何かしてもらったとか、こういう体験は、案外感謝の気持ちがそこで終わって、後になったら、お金を出したから当たり前だというような感覚になるといった心理が人間にはもともとあると、何かに書いてありました。  そんな中で、いろんな資料を見ますと、イチゴ狩りとか、ブドウ狩りとか、隣の長崎市ではペーロン体験とか、何を言いたいかといったら、様々な体験型の取組で観光客を呼んでいるようです。  何かを自分でやり遂げたという体験は、充実感とともに汗を流して、リピーターを呼ぶきっかけにもなるということです。  コロナ禍が長引く閉塞感の中で、特に中高年の健康志向の方々をターゲットに、何より自分の足で登り切って、素晴らしい展望を楽しむといった充実感を味わえる体験は、斬新な企画になるのではないかと思います。民間の人がそういうのをガイドしたという情報も入っています。  それから、去年の質問の中で、上山は、陸上競技クロスカントリーに最適と話したことがありました。特に公園の中は、夏は3度から5度温度が低いと、私もスマホで測ったのです。日陰の涼しい中を走れると、これを目玉として、夏場の、先ほどスポーツコミッションの話をしましたけれど、合宿誘致の宣伝項目に使ってほしいと思います。  今、長野とか北海道とか、涼しい避暑地で合宿する陸上のチームは多いと思うのですけれど、ただ、涼しい山の隣に、整ったトラック、陸上競技場があるというのは、あまりないと思います。その意味でも、諫早で合宿するメリットは非常に大きいと思います。あとはPRだと思いますので、よろしくお願いいたします。  そのためにも、この前公園の事故が起こって、緑化公園課もそっちの対応に走らざるを得ないと思うのですけれど、並行して、上山公園とか、そういう公園の整備も、山の整備もよろしくお願いします。  これをきっかけに、交流人口拡大への横の連携を取りながら、今後の市の発展をよろしくお願いいたします。  ちょっと時間は余りましたけれど、これで私の質問を全て終わります。今日はどうもありがとうございました。 21 ◯議長(林田直記君)[ 128頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午前10時54分 休憩                 午前11時10分 再開 22 ◯議長(林田直記君)[ 128頁]  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、北坂秋男議員。 23 ◯北坂秋男君[ 128頁]  皆さん、改めましてこんにちは。15番議席、爽改いさはやの北坂秋男でございます。  一般質問3日目、2番バッターでございます。今日はアンコールがございましたので、少し先を急ぎたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  今年は、昭和32年の諫早大水害から65年、昭和57年の長崎大水害から40年の節目の年となりました。  残念ながら、恒例であります7月25日の諫早万灯川まつりにつきましては、新型コロナ感染症対策として、規模が縮小された形での開催となりましたが、諫早大水害でお亡くなりになられた方々の御霊に対し、哀悼の誠をささげた次第でございます。  本市の中心部を流れます本明川は、県下唯一の一級河川であり、大雨が降ると河川の延長が短く、勾配が急なため、洪水が一気に市街地へと押し寄せる危険な川でございますが、一方、平常時は母なる川として、市民へ安らぎを与えております。ふるさとの川でございます。  本日は、その母なる川、本明川の源流部で、諫早の奥座敷と呼ばれております富川渓谷を中心に、大項目3点を取り上げさせていただきました。  議長から発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして、一問一答方式で緊張感を持ってさせていただきます。  当局の真摯な回答を期待しております。  大項目1、富川渓谷一帯の整備についてでございます。  まず、小項目1、大雄寺の五百羅漢付近の壁面の亀裂に伴う立入禁止の状況及び富川渓谷の具体的な安全対策についてです。  今後、どの部局がどのような対策を取られるのか伺います。  富川渓谷は、夏の避暑地として川遊びやキャンプ、そうめん流し等、まさに諫早の奥座敷としてにぎわってまいりました。
     数年前までは、一部コケや雑草に覆われ、岩の風化等により磨崖仏が見えにくくなった状態でありましたので、その対策について、平成30年9月に一般質問をさせていただきました。  その後、市において大規模な足場を組まれ、コケや雑草の状況や磨崖仏の保存作業を実施され、はっきりと姿が現れ、貴重な五百羅漢を見ることができるようになりました。しかしながら、現在は、数年前から五百羅漢付近の壁面に亀裂が見つかり危険であるとのことから、大雄寺の広場から水遊びができる滝つぼへと通じる通路に、通行止めの看板とロープが設置され、残念ながら、富川渓谷の一部は立入禁止の状況となっております。  そこでまず、現在の壁面の亀裂の状況や現場の状況についてお聞きします。 24 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 129頁]  富川渓谷の亀裂箇所に対する安全対策についてでございます。  その場所は、農林水産部が所管しております富川万年の森の区域内でございますので、私からお答えさせていただきます。  富川渓谷は、切り立った断崖が幾つも存在する山間の自然豊かな景勝地となっております。  今回、御質問がありました亀裂の場所につきましては、先ほども少し議員から説明ございましたけれども、富川渓谷内にございまして、大雄寺の川向かい、五百羅漢の磨崖仏が彫ってある壁面の上流側にございまして、令和元年度に、県の文化財点検時に発見されたものでございます。  富川渓谷の安全対策でございますけれども、地元自治会や関係者及び関係部局と協議をして、今、立入禁止措置を講じているところでございます。  具体的には、大雄寺のところから川を渡り、渓谷の上流部へ登れる歩道がございまして、この歩道入り口、大雄寺のところですけれども、そこを通行止めにすることで、亀裂がございます壁面近くへの立入りを禁止しているところでございます。  当該箇所につきましては、五百羅漢をはじめとする文化財がある観光エリアでもございますが、来訪者の安全を第一に考えての措置をしているところでございます。 25 ◯北坂秋男君[ 129頁]  分かりました。ここは非常に危険な状況になっております。  農林水産部長、ここの現場には行かれたことございますか。状況が変わってからです。 26 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 129頁]  現場につきましては、つい先日、状況を見させていただきました。 27 ◯北坂秋男君[ 129頁]  分かりました。  ここを今随分、地元の方も気にしておられまして、今までの経過を見てみますと、五百羅漢の危険箇所ということで、通行が規制されているわけです。  年度経過を見てみますと、ずっと今の状態で来ております。もうちょっときちんと注意喚起できるような規制をしませんと、非常に危険だなと思っております。  来訪客の方はやっぱり奥座敷に行きたいのですよ、すばらしいところがございますので。強行に入って行かれるような方を見受けますので、ぜひそこら辺、規制を、今何か完全には分からないような感じでございますので、もっと看板を立てて規制、ロープを張るなり、カラーコーン2本が置いてあるだけというふうな状態ですので、ぜひそこら辺に関して、規制をお願いしたいと思っております。どうでしょうか。 28 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 129頁]  規制についてでございますけれども、確かに現状を見ますと、立入禁止としての徹底を図る必要があると思っておりますので、どういう対応の仕方が効果的であるのかを研究しながら、ちょっと早めに対応はさせていただきます。  また、注意喚起につきましても、市のホームページ、まずそこで注意喚起をして、具体的に看板とかも立てられるかどうかも検討していきたいと思っております。 29 ◯北坂秋男君[ 129頁]  分かりました。よろしくお願いいたします。  ここでちょっと再質問させていただきます。  渓谷の奥座敷、ちょうど上流から見たら右岸側、入り口から左に入って行くわけですけども、今、危険な箇所は右のほうですので、そこを仮設通路、歩道が整備できないのかということを地元の方も富川自治会も言っていらっしゃるのですが、私も考えてみても非常に難しい問題ではあるのです。  右岸側も余り余裕がないのですよ、大きな石があって、なかなか迂回するようなスペースがないというところですので、そこら辺どうでしょうか。 30 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 130頁]  実際、私も現場を見させていただきまして、亀裂がある側、それと対岸側も結構切り立ったような状況の壁面でございますので、やっぱり全体的な進入禁止というのが必要かと思っております。なかなか向こう側に仮設というのが厳しい状況かなと考えておりまして、現状といたしまして、来訪された方々につきましては、大雄寺前のスペース、あそこから磨崖仏をきれいに見れる場所がございます。それと、つり橋とか遊歩道がございますので、その辺から自然豊かな景観を楽しんでいただければなと思っているところでございます。 31 ◯北坂秋男君[ 130頁]  分かりました。  何か対策を講じていただきたいと思います。検討をひとつどうぞよろしくお願いいたします。  では、小項目2です。  富川万年の森について、今後の管理方法をはじめ、再整備計画をどのように考えているのかということでございますが、富川万年の森につきましては冒頭に質問いたしました富川渓谷や県指定天然記念物の富川のカツラの木を含め、自然に触れ合う万年の森を将来に継承するという方針の下、平成2年度に24ヘクタールの区域を指定され、平成4年度から数年度かけて、遊歩道はじめ、つり橋や高峰展望台等が整備されたものと認識いたしております。  富川万年の森は豊かな自然と触れ合うことによって、開放感を得て、心身に癒やしを与えることができる重要な場所であります。特に、近年のコロナ禍の時代には必要であるものと考えております。  整備当時、とても整備の行き届いた状況でありましたが、現状の遊歩道はイノシシ等により荒らされ、併せて、階段等の施設の老朽化や樹木の繁茂により散策が困難な状況が見受けられております。  まず、富川万年の森の整備の経過や現状、また、どのように管理されているのか、答弁をお願いいたします。 32 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 130頁]  整備状況については、先ほど議員に詳しく説明していただきましたので、まず日頃の維持管理につきましては、富川町自治会に委託しておりまして、区域内道路の清掃作業や施設周辺の除草作業、側溝の土砂撤去作業、トイレの清掃作業等を行っていただいております。  また、つり橋や展望台といった施設につきましては、市の個別施設計画に基づきまして、5年ごとの防腐塗装、老朽箇所の部分補修によりまして、施設の長寿命化を図っているところでございます。  さらに、区域内の遊歩道につきましては、大雨やイノシシ等の影響により荒れているところがございますので、一部ではございますけれども、県に遊歩道整備をお願いしているところでございまして、今年度、整備していただけると聞いております。  今後も富川町自治会と連携し、継続した管理、整備を行い、豊かな諫早の自然に親しみ、関心を持てる森林レクリエーションの場を提供していきたいと考えております。 33 ◯北坂秋男君[ 130頁]  よろしくお願いしておきます。  今、自治会、そして管理をされる方がお一人おられまして、非常に献身的に誠実に管理していただいております。そこら辺も十分考えていただき、ぜひ来られた方には気持ちよく散策していただくようにお願いしておきます。よろしくお願いいたします。  これは担当部局が違いますので、お願いにさせていただきます。遊歩道が5通りぐらい存在しております。ジグザグにこうです。特に荒れている区間が大雄寺からつり橋まで、整備ができないのか、これは市道でございますので、当局の方聞いておられれば検討していただきたいと、要望でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  では、小項目3にまいります。  今後のバンガローの施設整備について、どのように考えているのかと、富川渓谷には大雄寺の近くに3棟のバンガローがあります。この施設につきましても、富川万年の森の整備事業によって建築されたものと認識しております。  現在、施設の管理は、市内外から来られるお客様に対し、道案内や名所案内ができ、かつ緊急時には迅速な対応を取れるとのことから、富川町自治会が指定管理者として指定されております。  長年、富川町民の方々によって、バンガローの宿泊予約の受付や掃除等を行っている状況とお聞きしております。  まず、近年の利用状況や経営状況及び施設の整備状況はどのようになっているのか、答弁をお願いします。 34 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 131頁]  バンガローの利用状況や今後の整備計画について、お答えいたします。  まず、近年の利用状況や経営状況について直近3カ年間で申し上げますと、利用客数が、宿泊、休憩合わせまして、令和元年度が415人、令和2年度が312人、令和3年度が402人となっております。  経営状況につきましては、収支決算書によりますと、令和元年度が10万9,477円の黒字、令和2年度が5万555円の赤字、令和3年度が3万1,161円の黒字となっております。  令和2年度の落ち込みにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の関係で、ちょっと落ち込んだということでございます。  次に、施設の整備状況でございますけれども、つり橋や展望台と同様、バンガローの屋根や外壁等の防腐塗装を5年ごとに行っておりまして、そのほか、ウッドデッキ照明の修繕等も行っております。  また、今年度につきましては、かねてより利用者からの要望が多かったエアコンの設置を行っております。快適に利用できる環境が整いましたので、利用者の増加につながるものと期待しているところでございます。  今後も豊かな森林に触れ合える空間づくりと快適性を目指し、施設の長寿命化を図ってまいりたいと思っております。 35 ◯北坂秋男君[ 131頁]  どうぞよろしくお願いしておきます。  今、利用客、平成31年度が415人、令和2年度が312人、そして、令和3年度が402人、決して多くはないのですけれども、これからまた多くなるように、整備していただければ、どんどんバンガローのお客さんも増えるだろうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  再質問になりますけれども、今現在、トイレは管理棟を含め、簡易水洗のくみ取方式であります。  利用状況によって急に満杯になること、そして臭いがあること、そしてハエや蚊の発生など、環境衛生面において問題があります。  合併浄化槽を設置して水洗化することができないのか、そこら辺をお尋ねしたいのですけれども、接続するにはかなりまだ遠いのです。ちょうど大雄寺のすぐそばからですので、なかなか難しいのかなとは思っておりますけども、普通の合併浄化槽で対応ができないのか。今の現状は、ちょうど3棟ですから、500リットルのタンクが3つ据え置きになっております。そこら辺を考えていただいて、どうなのでしょうか。 36 ◯農林水産部長(松落輝彦君)[ 131頁]  バンガローのトイレの水洗化についてでございますけれども、先ほど議員がおっしゃいましたように、この農業集落排水につきましては、大体距離にして、その管につなぐまで400メートルぐらいあります。それとマンホールポンプの設置等も必要となってくるということで、ちょっと厳しい状況なのかなと考えております。  あと、おっしゃる合併浄化槽の設置についてでございますけれども、処理水の放流先の課題等もございまして、地元の方々の御意見を十分伺って、ちょっと検討してみたいと考えております。 37 ◯北坂秋男君[ 131頁]  地元の方はぜひお願いしますということでございますので、もう分かっております。  バンガローに来られた方が、外でやっぱり夕食食べられるではないですか、ということであれば、非常に環境衛生面でよくない。  この前、お客さんが来ておられたから私も現場に行ったのですけども、そういったことがございますので、ぜひお願いしておきます。  あと1点は、農林水産部長、要望ということで聞いてください。  今現在、窓が木製です。開閉が円滑でないようですが、将来、サッシに取替えていただきたいと思っております。  先ほどもエアコンを設置していただいたということでございますので、次々に要望はちょっといけないですので、そこら辺考えていただければなと思っております。とにかくどうぞよろしくお願いいたします。  大項目の1は、これで終わります。  次は、大きな項目2です。  諫早駅新バスターミナル及び東口交通広場の利便性向上についてです。  小項目1、東口交通広場におけるバス乗り場について、連絡通路や、5番、6番、7番の乗り場の屋根のひさしが狭く、雨風や日差しの影響を受けやすい構造となっております。早期に改善・改修はできないのか見解をお伺いします。 38 ◯建設部長(早田明生君)[ 132頁]  バス乗り場の屋根の改修についてお答えいたします。  駅東口の公共交通広場につきましては、バスやタクシー専用の施設であることから、交通事業者と協議を行い、乗り場までの通路を覆う屋根を設置したことにより、鉄道からバスやタクシーなどの二次交通との乗り継ぎがスムーズに御利用いただけるようになったと考えております。また、このバス乗り場の屋根は、安全性や耐震性などの構造計算を行うとともに、乗り入れするバスの高さも考慮して設置しておりますので、御指摘がありました改修工事等を行うことは難しいものと考えております。  しかしながら、市やバス事業者である長崎県交通局にも、風が強い日は雨に濡れる。夏の暑い日はバスが到着するまで外で待てないなどの御意見や御要望をいただいており、現在、交通事業者との情報共有を図っているところでございます。  市といたしましては、今後とも利用者の御意見や御要望の把握に努めるとともに、利用者の利便性向上を図ることができないか、交通事業者と協議してまいりたいと考えております。 39 ◯北坂秋男君[ 132頁]  後づけ、改善・改修は非常に難しいということですか、部長。  そうしたら、お尋ねします。  バス乗り場の屋根、安全性やバスの高さを考慮して設置しておりますとおっしゃいました。このバス乗り場の屋根の高さ、そして、バスの車高はどういう具合になっているのですか。 40 ◯建設部長(早田明生君)[ 132頁]  議員御質問のバス乗り場の屋根のことについてお答えいたします。  この部分の屋根は、通路部分の幅2.5メートルの部分と、それからバス側の乗り場のほうの幅2.5メートル、合計5メートルの部分がございます。このうち、バス乗り場側の高さにつきましては、バスの高さを超える、覆うような高さになるように、4.2メートルの高さでございます。これは、バスに乗る人が乗るときに雨に濡れないようにバス側に張り出して屋根をかけるために、バスの高さを超えるような高さになっているので、通常の部分の高さよりも高く設定しているところでございます。(「ちょっと待ってください。それはそっちでしょう。逆のほうも聞かれているんではないですか」と言う者あり)すみません、歩道側の高さは、低いほうの高さは2.5メートルの高さでございます。 41 ◯北坂秋男君[ 132頁]  私たちもそこら辺は了承しているのですが、非常にこのバスターミナル、みんな期待していたわけです。旧バスターミナルは夏も全く暑くもないし、雨が降っても降り込みはしないし、夏の日も日にさらされるということはないわけです。今度のバス乗り場は利便性は物すごく上がったのですよ、利便性は。旧バスターミナルまで行くのはやっぱり足の持病を持った人とか、障害を持った方、非常に大変なのです。だから、そういう方が、ぜひ改修、改善ができないのかと、市民目線ももっと入れて、乗り場を造ってほしかったというのが大きな声でございます。ぜひそこら辺も考慮していただいて、あとまたお願いしたいと思います。  これは再質問ではないですけども、通路、5番、6番、7番の延長の屋根、ひさしを後づけ、拡幅、改善、改修は困難かと思われます。5番、6番、7番付近に雨の降り込みや日差しを軽減できる待機場所、貝津町の高速バス停にあるボックスみたいなものを設置できないのかなというふうなことも考えております。ぜひそこら辺も、建設部長、考えていただきたいと、後づけや改修ができないということであれば、市民目線を考慮していただいて、それを実現してほしいなと思っております。  のり面と眼鏡橋が、あそこに高額な金額で設置してありますので、そこら辺の金額は大丈夫なのかと、市民の目線は、そっちに行ってしまったんではないかと、そういう声が上がっておりますので、そこら辺、ひとつどうぞよろしくお願いします。  小項目2に行きます。  高齢者や障害を持った人は乗車口までの移動時間がかかるため、乗車時間よりも早めに移動されることが多く、地面にしゃがみ込んだり、立ったまま待つことを余儀なくされている現状です。  乗車口のベンチが少ないようですが、増設することは考えていないのか見解をお伺いします。
    42 ◯建設部長(早田明生君)[ 133頁]  バス乗り場のベンチの増設についてお答えいたします。  現在、市やバス事業者である長崎県交通局において、利用者の御意見や御要望の把握に努めているところですが、御指摘にもありました、「もう少しベンチの数を増やしてほしい」のほかにも、「ベンチが硬い」、「高齢者に配慮し、ベンチに背もたれが必要」などの意見もいただいているところでございます。  長崎県交通局によりますと、朝、昼及び夕方の1日3回の時間帯で、バス乗り場での待合者数やベンチに座ることができない人数を調査するなど、実態の把握に努めるとともに、利用者のバス乗り場での待ち時間ができるだけ短くなるよう、バスの位置や到着予定時刻をお知らせするバスロケーションシステムの導入などについて検討していると伺っております。  市といたしましても、利用者の御意見や御要望の把握に努めるとともに、特に、高齢者や障害を持った人の目線に立って、交通広場の利便性向上を図るための方法を交通事業者と協議してまいりたいと考えております。 43 ◯北坂秋男君[ 133頁]  協議をどうぞよろしくお願いします。  バス利用者からベンチが少ないとの声を聞いて、6月から利用状況の調査をしているということをお聞きしております。  調査の結果どう出るか分かりませんが、現状は確かに私は少ないと思っております。そこら辺を強調したいと、高齢者や障害を持った方のことを考えれば、早急に増設することを検討していただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。  では、小項目3にまいります。  5番、6番、7番乗り場すぐそばの歩道を自転車がかなりのスピードで走行し危険なため、何か対策や注意喚起ができないかということでございます。  これは障害者の方が乗り場に待っておられる時のことです。今、北側に自転車の仮置場があるのです。それと、南のほうの自転車がかなりスピードを上げて走っていると、歩道が広いです、びっくりするぐらいに。車道を走ればいいのですけども、車道を走らないのですよ。だから、乗り場のすぐそばの歩道を走行しているという状況でございますので、そこら辺お伺いしたいと思います。 44 ◯建設部長(早田明生君)[ 133頁]  駅東口交通広場付近の自転車走行対策についてお答えいたします。  現在、西九州新幹線開業に併せ、市民の利便性向上を図るために、駅東口の駐輪場の整備を行っておりますが、その整備を行う期間、駐輪場の利用者に御不便がないように諫早駅の北側用地に仮設の駐輪場を設置したことに伴い、当該利用者が仮設の駐輪場までの経路を往来することから、交通広場付近を走行する自転車の通行量が一時的に増加しているものと考えております。  市といたしましては、歩行者やバス待合者の安全を確保するために、現在、歩道では自転車に乗らないよう注意を促す看板を応急的に設置しておりますので、今後、駅東口の駐輪場の整備が完了した後は、自転車通行量の状況を見定めながら、必要な対策を検討してまいりたいと考えております。  今後も駅周辺の活性化や利便性の向上に向け、利用者の安全性に十分配慮した整備を行ってまいりたいと考えております。 45 ◯北坂秋男君[ 133頁]  対応は考えていただいているようでございます。  今後もまた注意喚起できるようなことも、ほかにも考えていただきたいと思います。  これは質問になります。総括的になりますが、諫早駅新バスターミナル及び東口交通広場は供用されまして、日が浅いものであります。  利用者の皆様が実際利用され、まだまだ改善すべき点が発生するものと思われます。それらの対応につきましては、関係機関と十分調整していただき、高齢者や障害を持った人をはじめ、市民の皆様から親しまれる施設となりますよう、再度、本市の見解をお伺いします。よろしくお願いします。 46 ◯建設部長(早田明生君)[ 134頁]  交通広場の課題への対応についてお答えいたします。  今年5月のバスターミナル移転により、バスの利用形態が大きく変化し、以前と比較いたしますと、駅との乗り継ぎがスムーズになった反面、待合所と乗り場が分離したことにより、天候に左右される不便さや、利用者が実際に利用してお気づきになったことなど、様々な御意見や御要望が寄せられている状況でございます。現在、このような意見や御要望につきましては、随時、各交通事業者と情報共有を図っているところでございます。  市といたしましては、高齢者や障害を持った方々にも利用しやすい施設となるよう、各交通事業者をはじめ、関係機関と協力しながら改善に努めてまいりたいと考えております。 47 ◯北坂秋男君[ 134頁]  やっぱり高齢者とか障害者の方が本当に利用しやすいように考えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いしておきます。  では、大項目3に行きます。  本明川ダム建設事業についてでございます。  本明川ダムは、富川渓谷より下流2キロメートル付近の富川町及び上大渡野町の一部をまたがる位置に建設が進められております。  小項目1、現在の事業の進捗状況について伺います。  現在、国土交通省の直轄事業として、実施中であります本明川ダム建設事業につきましては、昨年、ダム周辺部の家屋に対し、工事中の一般交通安全確保や騒音、粉じん対策などについて、最大限配慮する形の見直しがされております。  令和6年度までとした工期を令和14年度まで8年間、昨年でしたので、実質、11年間ということになります、完成の時期が延長されたということです。  事業計画の見直しにつきましては、ダム周辺部では多くの工事が実施されており、工事の実施に伴い発生いたします様々な案件に対し、地域住民の皆様へ十分配慮されたものと理解いたしております。  現在、どのような工事が実施され、どのように進捗しているのか。市民の皆さんも本明川の上流にダムが建設されていることは御存じとは思いますが、どのような工事が実施されていて、どのぐらい進んでいるものかは御存じではないかもしれませんので、お聞きします。 48 ◯市長(大久保潔重君)[ 134頁]  本明川ダム建設事業の進捗状況につきまして、北坂議員の質問にお答えいたします。  治水対策と流水の正常な機能の維持を目的とした本明川ダム建設事業は、昨年8月に事業の再評価が行われ、先ほど触れていただきましたように、一般交通の安全確保や騒音対策などについて最大限配慮する等の理由により、完成工期が令和6年度から令和14年度へ8年間延長されております。また、国直轄の事業でありますけども、全体事業費においても、約500億円から約730億円へと増額変更がなされております。  事業の進捗状況としまして、まず用地取得の状況は、平成29年度から事業主体である国土交通省によって用地交渉に着手され、令和3年度末までにダム計画地約46ヘクタールの用地取得がおおむね完了し、全ての移転者の家屋移転も完了しているところであります。  次に、工事の実施状況は、水没する道路の機能回復を図る目的としての付替道路工事、工事車両の通行や掘削土砂の土捨場への運搬ルートとしての工事用道路工事がダム本体工事に着手する前までの完成を目指し、着実に進捗している状況でございます。  また、事業費ベースでは、令和4年度までに全体事業費約730億円のうち、約44%に当たる約319億円が順調に予算化されている状況であります。  諫早市としましては、安全なまちづくりのためには欠かすことのできない本明川ダムの早期完成に向け、今後も国に対して強く要望を行い、事業の推進に努めてまいりたいと考えております。 49 ◯北坂秋男君[ 134頁]  今、内容を聞きますと、総事業費が500億円から730億円に増額変更されたということです。多分、これは資材高騰とか、そういったものだろうと思っております。年度がかなりずれておりますので、その資材も単価が違うということだろうと思います。  そして、730億円のうちの、今、市長の説明では44%、319億円が予算化されたということでございますけれども、平成29年度から用地の買収にかかっておられますので、そこに主なものがかかったということで理解していいでしょうか、市長。 50 ◯市長(大久保潔重君)[ 135頁]  そのように御理解していただいて結構だと思います。 51 ◯北坂秋男君[ 135頁]  分かりました。  昨年ですけども、ダム建設事業は実質11年間延長されております。これからが本格的な工事が推進されるだろうと想定いたしております。  特に、重機による騒音や工事で発生する粉じん、大型トラック走行で発生するほこり、または工事車両も増加しております。  一般交通の確保や地元車両の優先を図っていただき、地元住民から苦情が出ないように心がけていただきたいと思っております。どうか最大限の御配慮をお願いしておきます。  建設部長、これに関して何か一言ございますか。 52 ◯建設部長(早田明生君)[ 135頁]  本明川ダムの工事に当たりましては、その工事の中で騒音とか、交通の問題とか、様々な問題で住民の方に御迷惑をかけている部分がございますので、国土交通省と一緒になって、できるだけ影響が少ないように対応していきたいと考えているところでございます。 53 ◯北坂秋男君[ 135頁]  ぜひ、地元住民にいろいろ障害、被害がないように考えていただきたいと思っております。  小項目2でございます。もう時間がございません。  ダム計画地内にある道路を付け替えるために、整備中の県道富川渓線や大村市へつながる工事用道路として整備中の市道赤水線について、完成時期はいつ頃なのかお伺いいたします。 54 ◯建設部長(早田明生君)[ 135頁]  付替道路として整備中の県道富川渓線及び工事用道路として整備中の市道赤水線の完成時期についてお答えいたします。  現在、県道富川渓線は、富川町の農免農道と交差いたします二股交差線から県道終点部の富川バス停付近までの全延長約2.9キロメートルの区間を幅員7メートルの二車線道路へと整備が実施されております。  このうち、二股交差点から平地蒔バス停までの延長約2.2キロメートル区間は、事業主体である国土交通省によって付替県道として、令和5年3月を目標に整備が進められており、水没区域外の平地蒔バス停付近から県道終点部の富川バス停付近までの延長約0.7キロメートルの間につきましては、付替県道と同じ幅員・構造となるよう、道路管理者である長崎県によって、令和8年度完成目標に整備が進められているところでございます。  また、上大渡野町二ヶ倉地区の昭和橋付近から広谷公民館までの市道赤水線の工事用道路につきましては、延長約4.3キロメートルのうち、ダム本体工事における掘削土砂の土捨場となる終点部付近を除いて、令和6年3月を完成目標に整備が進められていると、国よりお聞きしているところでございます。 55 ◯北坂秋男君[ 135頁]  今お聞きしましたけれども、工事用道路は完成予定は令和5年度中でいいのですよね。  あと、市道の付け替えとか、県道は非常に早い完成になるだろうということを聞いております。一番の問題点は、この工事用道路の完成予定が待たれるわけです。ここが難所、非常に難しい部分の工事用道路の建設になっておりますので、ぜひお願いしておきますけれども、大村市へつながる工事用道路として整備中の市道赤水線について、昭和橋から円能寺地区農免道路まで完全に通行止めをして、整備が進められております。周辺住民の方は、工事期間は二股へ迂回をお願いしております。  令和5年度中には整備が完成予定と聞いておりますが、完全通行止めしている関係上、半月でも1カ月でも早く整備完了してほしいと思っております。作業員の働き方改革、見直しもあって大変でしょうけれども、そこら辺、よろしくお願いしておきます。  部長、いいでしょうか。そこら辺お願いしておきます。  小項目3にまいります。  ダム建設事業のメイン工事であるダム本体工事は、道路機能を切り替えた後に着手されると思われるが、着手時期はいつ頃かお伺いします。 56 ◯建設部長(早田明生君)[ 135頁]  ダム本体工事の着手時期につきましてお答えいたします。  本明川ダム建設事業のダム本体工事は、周辺住民の生活環境の安全を第一優先とし、生活道路と工事用道路を可能な限り分離するため、付替道路工事を先行して完成させた後に着手するよう、昨年8月の事業再評価の中で、事業計画の変更がなされたところでございます。したがいまして、ダム本体工事の着手時期につきましては、付替道路等の完成予定である令和5年度以降の令和6年度から、ダム本体の基礎掘削工事に着手する予定であると、国よりお聞きしているところでございます。 57 ◯北坂秋男君[ 136頁]  分かりました。  ダムサイトの堤高を約55.5メートルから約60メートルに変更することについては、常識で考えれば、堤頂、ダムの一番てっぺん、上に位置が上がるものと思っていましたが、実際は、4.5メートル地中へ根入れすると聞いていますが、何か変化があったのですか。地盤に何かがあったのかお伺いします。 58 ◯建設部長(早田明生君)[ 136頁]  ダム本体の堤高の変更理由につきましてお答えいたします。  本明川ダム建設事業は、昨年8月の事業再評価に伴い、全体事業費と事業期間が見直され、併せてダム本体の堤高につきましても変更がなされているところでございます。  御質問のダム本体の堤高の変更理由につきましては、ダム本体の詳細設計を行うにあたり、地質をより正確に把握する必要があり、さらなるボーリング調査の結果、当初想定していた基礎掘削面より下部にも強度が弱い岩盤等が確認され、その結果、これらを掘削して除去し、ダム本体を約4.5メートル深く根入りする必要が生じたため、ダム本体の堤高が当初の約55.5メートルから約60メートルに変更されたものであると、国よりお聞きしているところでございます。 59 ◯北坂秋男君[ 136頁]  分かりました。  弱いところを調整していただいて、ダムサイト、しっかり建設していただきたいと思います。  最後になります。本明川ダムは市民の生命、財産を守り、さらには農業用水、河川維持用水の確保を図るため、重要な防災施設でありますので、絶対に不可欠と認識しております。一日でも早い完成に向け、しっかりと国、県と連携されて、またダム周辺地域の振興策をしっかり実施していただき、ダム建設事業の推進に取り組んでいただきたいと思っております。  本日の一般質問は、母なる川、本明川の上流部であります富川渓谷や本明川ダムについて質問させていただきました。  本市にはすばらしい環境があります。また、新たな施設が出来上がっております。今ある環境を有効に使い、新たな施設を起爆剤として利用することにより、地域が一段と元気に、活発になりますことを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。  これで、私の一般質問終わります。ありがとうございました。 60 ◯議長(林田直記君)[ 136頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午後0時5分 休憩                 午後1時10分 再開 61 ◯副議長(林田 保君)[ 136頁]  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、湯田清美議員。 62 ◯湯田清美君[ 136頁]  皆様、こんにちは。  議席番号10番、公明党の湯田清美でございます。よろしくお願いいたします。
     今日は、市民の皆様方から頂いたお声と私の体験を交えて、質問項目は5項目作りましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、通告に従い、質問させていただきます。  まず初めに、名切地区の通学路についてお伺いいたします。  名切地区の子どもたちの校区は真津山小学校ですが、子どもたちの登下校時の安全確保を図る観点から令和3年度より久山自治会8班、9班、10班に居住する児童を対象に指定学校変更制度を取り、希望する児童は真津山小学校から喜々津東小学校へと通学できるようになりました。  真津山小学校から喜々津東小学校へ転校し、登校している子どもたちの保護者からは、「真津山小学校へ登校するよりも登校時間が20分短縮されてすごくよかった。暑い夏の日などは熱中症など気を使い、帰ってくるまで気が気でなかったけれども、今はその心配が随分減りました。」との声が聞こえました。  しかし、登校時間が20分短縮はしましたが、通学路の危険が全くなくなったとは言えず、さらなる通学路の改善を求める保護者の声があります。  そこで、名切地区から喜々津東小学校までの通学路の現在の安全対策はどのようになっているのかお尋ねいたします。 63 ◯建設部長(早田明生君)[ 137頁]  名切地区から喜々津東小学校までの通学路の安全対策についてお答えいたします。  名切地区につきましては、従来真津山小学校の校区でありましたが、昨年4月から希望する児童が指定学校変更制度を利用することで名切地区在住の児童が喜々津東小学校へ登校することが可能となりました。  このようなことから、子どもたちが安全に登校できるよう、通学路の安全対策として市道久山化屋線においてラバーポールの設置や路面標示などの安全対策を行ってきました。  さらに、本年2月には運転者に対し、当該道路を通学路と認識させることを目的としてグリーンベルトの設置を行ったところでございます。 64 ◯湯田清美君[ 137頁]  グリーンベルトやラバーポールなどの設置をしているということで伺いました。  先日、子どもたちの通学の様子を私は子どもと一緒に歩き、確認させていただきました。このときは、保護者の同伴はなく、子どもたちは自由奔放に楽しく登校していました。私も子どもたちと一緒に歩き、登校の様子を見守らせていただきました。  そのときの写真を提示したかったのですが、個人が特定されてしまう恐れがありましたので個人情報保護のため、先に担当部署に提出させていただきました。  その写真には、子どもたちがグリーンベルト内からはみ出して歩く姿や1メートルほどの蓋のない側溝をのぞき込んでいる姿、車の死角に入るような感じでしゃがみ込みながらポールを曲げて遊ぶ姿が写っています。  ポールが立てられている箇所は特に狭く、車の離合はできず、手前で待たなければならない狭さです。そこのポールを曲げて遊んでいました。  危ないと声をかけましたが、見ていて冷や冷やさせられました。このことを、担当部署に写真の資料を提示し、お伝えしましたが、保護者の方に注意喚起してもらうようにとの言葉でした。  しかし、低学年の子どもは興味を持つと周りが見えなくなります。注意をするにも限度があります。事故を起こさないためにも、安全対策の改善が求められるところだと思います。地元の方からも具体的な対策を頂いていますので紹介させていただきます。  まず、運転手にもっと目立つようにグリーンベルトをあと20センチ拡幅してはどうか。ポールを増やしてはどうか。「離合に注意」や「歩行者優先」、「徐行」などの道路標識の設置、そして時間規制で通り抜け禁止や速度制限をかけるなどこの道を通り抜けする車に対して国道を通ったほうがましと思わせるような対策改善が必要との声を頂いております。  保護者の方からも同じような要望が上がっていると思いますが、検討はされているのでしょうか。 65 ◯建設部長(早田明生君)[ 137頁]  通学路の安全対策の改善についてお答えいたします。  本市の通学路につきましては、教育委員会が主体となり、各学校からの御要望を取りまとめ、諫早市通学路交通安全プログラムに基づき、交通管理者である諫早警察署、道路管理者である国、県及び市の関係部署と様々な視点から現地での確認を行いながら対策箇所や整備手法などの協議を行っているところでございます。  そのような状況の中、名切地区の通学路である市道久山化屋線につきましては、これまでにラバーポールやグリーンベルトの設置及び路面標示を行ってきております。  しかしながら、歩行者と車道との分離を図る上では議員御提案のグリーンベルトの拡幅やラバーポールの増設のほか、水路への蓋設置などは歩行者の安全を確保するための対策として有効な手法ではないかと考えられます。  いずれにいたしましても、通学路の安全対策につきましては今後優先順位や施工の工法などを勘案しながら、交通安全上有効な対策を検討してまいりたいと考えております。 66 ◯湯田清美君[ 137頁]  今から交通安全上の有効な対策を考えるということですが、できるだけ早く考えていただいて実行に移していただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。  先ほどお伝えした地元からの要望は、名切地区からシーサイドまで橋が架かるまでの間の対策としての提案です。地元の方の本当の希望は、橋を架けることです。  今回、私が言う橋は人道橋のことですが、橋が架かることで子どもたちの現在の通学路に関しての根本的な安全は改善します。また、橋を架けることによってシーサイドの方々と名切の方の交流が生まれ、子どもも大人も行き来し、にぎやかになると思います。  私以外にも同僚の議員から同じ質問があっていると思いますが、この橋を架けることに関して前向きに検討されているのでしょうか。経過を伺います。 67 ◯建設部長(早田明生君)[ 138頁]  名切地区から喜々津シーサイドへの橋の設置についてお答えいたします。  名切川への架橋につきましては、設置する場所にかかわらず、河川の通水断面より高い位置に設置する必要がありますので、既存道路へのアプローチにより通行に支障が出ることや、周辺家屋への影響など様々な課題があるものと考えております。  いずれにいたしましても、名切地区の児童の安全な通学路の確保のため、今後も教育委員会や交通管理者である諫早警察署など関係機関と連携を図りながら引き続き、実施可能な交通安全対策について検討してまいりたいと考えております。 68 ◯湯田清美君[ 138頁]  今部長の御答弁で、家屋の問題等でなかなか橋が架けられないという理由が挙げられていますが、今の時代建設の技術も進化し続けているので工夫すれば何とか架けられるのではないかと思うのですが、もし専門家の意見を聞かれていないのなら一度専門家の意見を聞いてみてはと思うのですが、いかがでしょうか。 69 ◯建設部長(早田明生君)[ 138頁]  名切川への架橋の検討についてお答えいたします。  一般的に橋の構造を検討する場合においては、国土交通省が専門的に定めた道路構造令や道路橋示方書に基づき、勾配や幅員などの道路構造や耐荷重などに関する規定を用いた橋の構造など想定される課題の検討を行います。  このようなことから、名切川への架橋につきましても同様ではありますが、先ほど御答弁いたしましたとおり、河川の通水断面の確保や近接する家屋への影響など様々な課題があるものと考えております。  そのような状況でございますので、市といたしましては既存の通学路である市道久山化屋線の実施可能な交通安全対策について今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 70 ◯湯田清美君[ 138頁]  今、既存の通学路を主に考えているということですが、一度専門家に本当にできないのか聞いていただけないかと思います。  この件に関しては地元の方の強い希望ですので、よかったら諦めずに取り組んでいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。  では、次の質問に移ります。  喜々津駅のサービスの向上についてお尋ねいたします。  国交省によると、係員が終日いない無人駅は2019年度時点で全9,465駅の48.2%に当たる4,564駅に上り、2001年度に比べて400駅以上増えているそうです。背景には、少子高齢化の進展による鉄道利用者の減少や鉄道会社の人手不足があるようです。  諫早市に関しては、9月23日西九州新幹線長崎ルートの開業に伴い、在来線の見直しが行われ、駅員の削減や働き方が変わり、西諫早駅など有人から無人となり、サービスの低下が進みました。  喜々津駅もその一つで、現在駅員の姿が見えない時間帯があり、切符販売窓口が閉鎖され、サービスが低下しています。今後は無人化に移行してしまうのではないかとの不安もよぎりますが、喜々津駅がこのような体制になった経緯を具体的に伺います。  また、駅員の滞在時間の短縮により、改札やトイレなど衛生環境が保たれるのか不安がありますが、どのような対応をしているのかお尋ねいたします。 71 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 138頁]  喜々津駅のサービス向上についての御質問にお答えいたします。  まず、喜々津駅の切符販売窓口が廃止になった経緯についてでございます。  JR九州へお聞きしましたところ、近年の新型コロナウイルス感染症の影響を含めた様々な問題による鉄道利用者の減少に伴い、収入が激減したこと、また激甚化する自然災害からの復旧等のために多大な費用がかかっていることなどから、業務経営の効率化によって長期的な交通ネットワークの維持を図るために必要な見直しの一環であるものと伺っております。  また、窓口廃止後の清掃などの駅の管理につきましては販売窓口廃止の前後でも関係なく、各駅の清掃を業者に委託し、定期的に清掃されているということでございます。 72 ◯湯田清美君[ 139頁]  窓口閉鎖に関しては、コロナの関係だったりとか災害の関係だったりとかそういう影響が出ているということが分かりました。  また、清掃に関しては委託されて駅員ではなくほかの業者の方がやっているということで、今後も衛生環境が保たれると分かり、安心いたしました。ありがとうございます。  現在喜々津駅の切符販売窓口は閉鎖されています。喜々津駅の多くの利用者は、これまでこの駅で定期券の購入や福岡までの往復チケットを購入していました。切符販売窓口の閉鎖により、諫早駅まで福岡の往復切符や定期券を購入しに行かなければならなくなり、とても不便に感じ、苦情が出ています。  この利用者の不便さを解消するために、チケットの自動券売機などの設置はできないかお尋ねいたします。 73 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 139頁]  自動券売機の設置ができないかという御質問でございますけども、JR九州では遠距離チケットや定期券、指定席券につきましてはきっぷ販売窓口、みどりの窓口と言われていますけども、これがある駅か専用の券売機が設置されている駅でのみ取り扱っているとのことで、県内での専用券売機の設置状況は現在長崎駅、佐世保駅それから早岐駅の3駅であると伺っております。  JRにお聞きしましたところ、業務経営の効率化のため、利用者数などの条件を勘案し、今のような状態となっているということで、喜々津駅への設置については現在のところ予定はないということでございました。 74 ◯湯田清美君[ 139頁]  喜々津駅の利用者はとても多いと思いますが、現在設置の予定がないということでちょっと残念に思いました。  先日、御高齢の御夫人からヒヤリ・ハットの話を聞きました。  それは、その御夫人が喜々津駅の踏切を渡り始めたときに遮断機が下がり始め、急いで渡ろうとしたようですが、踏切を渡り切る前に遮断機が下り、その遮断機に帽子と眼鏡が当たり、飛ばされ、冷やっとしたそうです。その方は、すぐに駅員に伝えたかったそうですが、駅員が不在で対処できなかったとのことでした。  このように、危険な事案が起こったときにすぐに対応できないことは問題だと思います。この駅を利用する方からも、利用客が多い時間帯だけでも有人にしてほしいとの声がありました。  2020年のバリアフリー改正法では、無人駅の利用に関するガイドライン化を求める附帯決議がなされ、国土交通省は今年7月、障害者を含む全ての利用者が安全、円滑に利用できるよう、鉄道会社が取り組むべき課題などをまとめた指針を策定・公表しています。  その中で地域との連携も打ち出されており、各地で乗車券販売など駅業務を地元の観光協会職員に委託する事例も紹介されています。  喜々津駅でも市の職員や観光協会職員などに委託し、利用者の見守りやサービスの向上のためにも利用者の多い時間帯だけでも有人にできないかお尋ねいたします。 75 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 139頁]  乗降客が多い朝と夕方の時間帯だけでも販売窓口を開設できないかという御質問でございますけども、こちらもJR九州へお聞きしましたところ、現在の利用者数などの状況から販売窓口の廃止や改札業務の体制の見直しを令和4年3月に行ったところではありますけども、今後利用状況の大きな変化があれば対応を検討されると伺っております。  また、地域との連携で駅を有人化する例が全国で見られていますが、JR九州では駅や線路を活用して地域のにぎわい創出に参画する企業を一般募集し、例えば特産品の販売やカフェの経営といった地域のにぎわい創出につながる事業に駅のスペースを貸し出すという九州ドリームステーションに取り組まれております。  議員御提案の件につきましては、駅を活用しながら見守りができるという方策の一つでありますので、市といたしましても希望する企業、団体があるかどうか、また駅舎の広さ、設備等の問題も含め、今後研究してまいりたいと考えております。 76 ◯湯田清美君[ 140頁]  JRの新しいその取組が聞けてよかったと思います。ぜひ、そういう方向で市も協力してJRと協議しながらこの件に関しては進めていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。  次に、喜々津駅の北側には今マンションが立ち並び、人口が増えました。また、それに伴い、喜々津駅の利用者も増加しています。  このマンションに住む方は、踏切を通って喜々津駅の南側から改札を抜けます。  喜々津駅の踏切は、今後拡幅や歩道確保などの整備が行われていきますが、今は地元から危険視されているこの踏切にマンションが建ったことにより通勤時間帯の通行量が増え、人も車も危険度が増しています。  喜々津駅の踏切を利用する人を減らし、危険度を下げるためにもマンション側の北側から喜々津駅に入れるように改札を設け、駅の南側と北側をつないではどうかと思うのですが、見解を伺います。 77 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 140頁]  喜々津駅の北側と南側をつなぐ改札の計画がないのかという御質問でございますけども、喜々津駅の構造といたしましては南北2本のプラットホームがあり、改札は現在南側ホームに設置されておりますが、北側のホームは両側を線路に挟まれているため、ホームに直接改札を設置することはできません。  そのため、改札を増設することとなりますと跨線橋の設置など駅北側に新たに用地取得が必要となり、その費用も高額となることから実現は難しいのではないかと思われます。  いずれにいたしましても、駅施設の整備や利用者の利便性の向上につきましてはJR九州が主体となりますことから、市といたしましては今後地域住民の方々の声が高まるようであればJR九州に対しまして改善について要望したいと考えております。 78 ◯湯田清美君[ 140頁]  これもJR九州との協議が必要ということで、あと地域の方の意見を固めないといけないということなのですが、これも地域の方の強い要望でもありますので、ぜひ取組を進めていただきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。  では、3番目の質問に移ります。  3番目、百日紅公園の平和拠点としての整備維持についてお伺いいたします。  私は、8月11日に天満町にある百日紅公園で行われた原爆犠牲者を追悼する慰霊祭に参加させていただきました。  この慰霊祭の模様は長崎新聞にも取り上げられておりましたが、児童が「平和への誓い」を読み上げたり、御高齢の方が原爆の体験を初めて話されたりと中身の濃い慰霊祭で深い感銘を受けました。  この場所にはもともと火葬場があり、原爆投下直後には原爆でお亡くなりになった方々がこの場所に運ばれ、だびに付されたと伺いました。  私は長崎市生まれの長崎市育ちで、長崎市では必ず8月9日の登校日には原爆の話を聞いたり、原爆資料館に社会科見学で訪れたりと平和教育を受けてきました。しかし、長崎市で起こったことは詳しく聞かされてきましたが、長崎原爆で亡くなった方々が諫早に運ばれ、治療を受けたり遺体が焼かれたりという話はなかったと記憶しております。  このことを知ったのは諫早に来てからで、諫早の方々が直接原爆被爆者と関わり、2次被害を受けていたと改めて知り、今回参加させていただいた慰霊祭は私の関心の的となりました。  そこで、もともとは火葬場だったこの場所が百日紅公園となった経緯や歴史をお聞かせいただきたいと思います。 79 ◯建設部長(早田明生君)[ 140頁]  百日紅公園の設置時期やその歴史についてお答えいたします。
     百日紅公園は、北諫早地区の天満町に位置し、平成5年3月まで市営火葬場として利用されていた跡地を平成6年度に「先祖をうやまう心を育む市民の新たな安らぎの場」として整備した、面積約2,800平方メートルの公園でございます。  その歴史は、市史によりますと大正12年以前から北諫早村の火葬場として利用され、平成5年3月まで70年以上の長きにわたり、本市の火葬場として多くの御霊をお送りしてきた場所でございまして、昭和20年8月には長崎原爆により亡くなられた多くの犠牲者が火葬された場所でございます。  そのような被爆者救護の様子や救護被爆の事実を後世に伝え、平和を願う被爆者の思いを継承していこうと令和2年に諫早・長崎両市の原爆被災者協議会の皆様により慰霊碑が建立され、8月に慰霊祭が執り行われているところでございます。 80 ◯湯田清美君[ 141頁]  歴史がよく分かり、この場所は原爆に直接関わった場所で物すごく大事な場所だなということを改めて思いました。  8月11日に行われた慰霊祭では、先ほども少し触れましたが、小学5年生の西山陽菜子さんが「平和への誓い」を読み上げ、その中で「被爆2世の思いを継承し、戦争の悲惨さと平和の大切さを10年後、100年後、1,000年後に広めたい」と力強く決意を語り、私を含め、参列した方々は皆さん感銘を受けました。  また、高齢の方が「今まで話してはきませんでしたが」と前置きして諫早で体験した原爆が落ちた日のことを語ってくださいました。  長崎で現在約3万900人いる被爆者の平均年齢も84.47歳となり、全国では年間約9,000人の方が亡くなられている現状です。長崎でも前年から2,300人余り生存者が減少しています。原爆体験者の方々の声を生で聞く機会は失われつつあります。  原爆を体験された方々は、筆舌に尽くし難い体験を、そしてまた心の奥に鍵をかけてしまっておきたい体験をあえて心の奥底から呼び起こし、平和実現への使命感だけで御自身の感情を押し殺し、私たちに言葉にして体験を語ってくださっています。  語るたびにその生き地獄のような状況を思い浮かべながら話さなければならない、被災者にとっては本当につらい作業だと思います。  そのようなことを思うと、今回の慰霊祭は被災者協議会の方や2世の会の方の平和を願う思いが詰まり、それを後世に残さんとするとても中身の濃い慰霊祭だったと思いました。  このようなすばらしい慰霊祭を開催するに当たり、関係者の方で募金を集めたり講話をしてくださる方を探したりと前準備は大変だったのではないかと想像します。被災者協議会の方も2世の会の方も高齢化が進み、今後このような式典の開催も荷が重いのではないでしょうか。  先日もこの両団体の関係者の方から、市への移行を望む声をお聞きしました。  今後は、これまで慰霊碑の建立や慰霊祭の開催など執り行ってこられた関係者の方々に敬意を表しながら、この慰霊祭に市の平和行事として協賛し、近い将来市が主体的に開催してはと思いますが、見解を伺います。 81 ◯市長(大久保潔重君)[ 141頁]  私からは、さきに開催された諫早市原爆被災者協議会の原爆慰霊祭について、市も協賛して市の平和行事として執り行う考えはないかという湯田議員の質問にお答えします。  諫早市原爆被災者協議会原爆慰霊祭につきましては、長崎原爆によりこの地でだびに付された犠牲者を慰霊するとともに、この史実を後世に伝えることなどを目的に令和2年度から諫早市原爆被災者協議会の主催により百日紅公園にて開催されており、本年は8月11日に開催されたところであります。  こちらの慰霊祭には私も参列させていただきましたが、議員も述べておられますように、いたく感銘を覚える式典でございました。  式典の中で、長田小学校5年生の女子が「平和への誓い」で語った「6年生になったら平和のことをもっと勉強して、中学生になったら学んだことをみんなに知ってもらいたい」との言葉からは、子どもたちが平和についてこの諫早の地で自ら考え、自ら未来に伝えていく、そんな確かな力を感じることができました。  市としましては、令和7年度には長崎原爆からちょうど80年となることを踏まえ、諫早市でもこんなことがあったのだという史実を後世の子どもたちにしっかりと伝えられるよう、協議会などとの連携を図りながら原爆慰霊祭の開催について支援を行ってまいりたいと考えております。 82 ◯湯田清美君[ 141頁]  市長から、令和7年度、原爆から80年のときを迎えたときに市も関わっていきたいとお言葉を伺いました。  今回開催した慰霊祭に関してですが、関係者から募金を集め、執り行われたと伺っておりますが、市からは何か支援はあったのかお尋ねします。  そして、また百日紅公園の維持管理にボランティアで清掃や草むしりを行っているようですが、これらの行為に対しての支援は何かしているのかお尋ねいたします。 83 ◯こども福祉部長(古賀淳一郎君)[ 142頁]  私からは、市からの金銭面での支援に関する御質問にお答えしたいと思います。  諫早市といたしましては、諫早市原爆被災者協議会に対しまして毎年その活動や運営に対する補助を行っているところでございます。  また、協議会におかれましても慰霊祭を行っているということで、長崎県が実施しております助成を受けることができないかということで県に相談をされているとお伺いしているところです。 84 ◯湯田清美君[ 142頁]  国や県には、慰霊碑を建てたりとか慰霊祭を行うに当たっての補助事業があり、毎年県内で実施される原爆死没者慰霊等事業に対して補助をしているようですが、この団体には今回までその補助金が充てられていなかったようです。  県に問合せをしてみると、申請がなかったり遅かったりしたとの回答でした。これは、市側も連携不足であり、サポート不足だったのではないかと思います。  本当は遡って申請したいくらいなのですが、できませんので、次回からはしっかりと国、県と連携しながら、またこの団体のサポートをしていただきながら、市民の方に不安や負担を負わせないようにしていただければと思いますのでよろしくお願いいたします。  百日紅公園は、かつて市営の火葬場があり、長崎から救援列車で逃れ、息絶えた被爆者らが運び込まれ、火葬された場所で約500体の遺体が焼かれ、だびに付されたとのことでした。  原爆に関する歴史が残されているこの場所は、とても大事な場所と思います。  2年前に、この場所に被災者協議会の方々や被爆2世の会が協力して募金を集め、慰霊碑を建立されていますが、なぜ市はこの場所を大事な場所と認識してもっと早い時期に整備しなかったのかと残念に思いました。同時に、慰霊碑を立てた被災者協議会や被爆2世の会などの関係者の方々に敬意を表します。  今、この場所の維持管理は被災者協議会の方や被爆2世の会の方、子ども劇場の方々、鎮西学院の学生さんがボランティアで清掃活動や草むしりなどされていて、慰霊碑の奥のほうは回遊する通路とその真ん中の小さな丘につつじが植えられ、手前のほうには百日紅の木や長崎から送られた被爆樹木の佳代子桜が2本植樹されていました。  ボランティア清掃活動のおかげで清潔は保たれていましたが、私には色のない何となく暗く寂しい感じの公園と感じられました。長崎の平和公園と比べると、原爆で亡くなられた方の鎮魂の場所としては遠い感じです。  もっと市民の皆さんやほかの地域からの方が集いやすいように整備し、平和の拠点として後世に残し、原爆体験の継承の場、平和学習の場、平和実現に向けての決意の場としてはどうかと思います。  今年は、原爆投下から77年経過し、80年まであと3年。80年の8という数字は、末広がりに広がるという意味を持ちます。  平和都市諫早宣言をうたった諫早です。その宣言文の中には、「今、このまちからはじめよう」とあるように、この諫早から平和が末広がりに広がっていくように、80年をめどに取り組んではどうかと思いますが、見解を伺います。 85 ◯建設部長(早田明生君)[ 142頁]  百日紅公園の整備についてお答えいたします。  ここは、長崎原爆の被爆者を火葬した歴史を後世に伝え、平和への思いをつなぐ場として大切な公園であるとともに、長きにわたり、本市において亡くなられた多くの御霊をお送りし、市民の皆様の思い出にも残る大切な場所でございます。  この公園に慰霊碑を建立していただいたことで、その歴史について多くの方が触れられ、平和への思いを継承する場としての活用が図られていると感じております。  今後の整備につきましては、このような歴史を後世に伝えていけるよう、案内板や説明板の設置などを検討するとともに、多くの皆様の思い入れのある場所でもございますので、大切に管理してまいりたいと考えているところでございます。 86 ◯湯田清美君[ 142頁]  しっかりと整備していただきたいのですが、ただ整備するだけではなくて、できれば何かモニュメントのような、皆さんが集いやすいような雰囲気の整備の仕方をやっていただければなと思っておりますので、その辺もよろしく御検討をお願いいたします。  では、次にいきます。  ストーマ装具等の日常生活給付事業についてお尋ねいたします。  私は、昨年12月議会で平成18年に施行された日常生活給付事業について質問し、事業開始から用具の質の改善や技術の進歩により値上げしている排泄管理支援用具に値するストーマなどへの給付額の増額を要望させていただきました。  そのときの答弁は、給付基準額は制度開始から変更していないこと、ストーマ用具に関しては自立支援給付として全国一律に実施し、国の給付が保障される制度となることが望ましいとして要望を行っていくというものでした。  また、適正な額を他市の動向や最近の製品情報など参考にしながら検討していくとの答弁もありました。  あれから9カ月が経過しましたが、その後この件に関して調査・検討されたのか経過を伺います。 87 ◯こども福祉部長(古賀淳一郎君)[ 143頁]  ストーマ装具等の給付金の増額に対する検討状況につきましてお答えいたします。  ストーマ装具は、手術などによって腹壁に造られた排泄口であるストーマの排泄管理を支援する用具でございまして、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の規定に基づく日常生活用具給付事業の給付用具の一つとしてストーマ装具の利用者に対し、市が給付しております。  その給付基準額につきましては、従来ストーマ装具は自立支援給付としての国の統一基準で給付される補装具に分類されておりましたけれども、平成18年に日常生活用具に分類が変更された折に多くの自治体において国の給付基準額をそのまま引き継ぎ、県内の自治体も同様にその給付基準が現在まで維持されているというものでございます。  本市におきましても、平成18年度の給付基準額を現在まで維持しておりますけれども、給付基準額についての検討を進めるため、本業務を担当する障害福祉課内に検討チームを今年の1月に設置いたしまして、日常生活用具給付事業の基準額を含めた全般的な見直しについて検討を進めているところでございます。  しかしながら、基準額を引き上げた場合に新たに発生する費用負担の財源確保の問題、それからストーマ装具利用者の使用実態等の把握、他市町との均衡、他品目の見直しの必要性など、新たな水準の基準額を設定するに当たっては解決すべき課題が多いということもございまして、結論を得るまでにはまだしばらく時間がかかるものと思っております。  可能であれば、ほかの市町とも足並みをそろえて一緒に検討を進めたほうがいいだろうということで、この7月に開催されました長崎県都市福祉事務所連絡協議会、これは福祉事務所を設置している自治体の関係者が集って毎年定期的に開催している会議なのですけれども、その中で本市から日常生活用具の取扱い等に関する情報交換を行うための場を設けるよう、会議の中で提案させていただきました。  その結果、他市の賛同も得まして、さらに県からも情報共有の場の設置について検討したいという発言も頂きましたので、今後はこのような場も活用しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 88 ◯湯田清美君[ 143頁]  ありがとうございました。  1月に諫早市では検討委員会を設置して、7月には都市福祉事務所連絡協議会で様々な情報共有の提案などしていただいて、少しずつ前に進んでいるということはよく分かりました。ありがとうございます。  ただ、今月1日の長崎新聞に食品の値上げの記事が出ていました。その記事によると、今秋の値上げ予定分を含め、年内2万品目を突破したとありました。そのうち、9月から11月に予定されている値上げ品目は約1万品目に迫り、値上げの秋となるようです。  政府もこの値上げに対して支援はしていますが、原材料価格の高騰は収束しておらず、値上げは来年も続くと予想されていました。食料品のほかにもガソリン、日用品や電気代などあらゆるものが値上がりします。  私たちの生活は物価の高騰により圧迫され、日常生活用具を使用している障害を持つ方々にとっては身が縮む思いなのではないかと想像いたします。  日常生活給付用具のストーマなども値上がりは必須で、今までより5%ほど上がるようです。  日常生活用具給付事業が始まった平成18年からもストーマ製品は価格上昇し、昨年までに平均36%の価格上昇が見られております。それからまた5%の価格上昇で、現在諫早で給付されている金額、消化器系のストーマで8,858円、尿路系ストーマで1万1,639円ではストーマ自体もまともに購入できないのではないかと思います。  また、この日常生活用具給付金はストーマに付随する薬剤などにも使用可能と前回の質問のときに確認しましたが、付随商品はこの給付金では全く購入できず、全て自己負担となります。  あらゆるものが値上がりするこの情勢で、ストーマを使用する方々は生命維持のために食料品などにお金を使い、ストーマの交換などを我慢して過ごし、清潔が保てず、感染や合併症などの健康2次被害を起こす可能性も出てきます。  そのような事態を起こさないためにも、十分な給付支援をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 89 ◯こども福祉部長(古賀淳一郎君)[ 144頁]  ストーマ装具の値上がりに対する支援についての御質問でございます。  ストーマ装具の価格変動の見通しにつきましては、今までより5%上がるようだとのことでございますけれども、私どもも取扱業者に確認させていただきましたところ、利用者の9割が購入している主要メーカー4社のうち、3社は当面値上げの予定はないということでございましたが、残りの1社については議員御発言のとおり、ストーマ装具含む主力商品の8割が5%程度値上げの予定ということでございました。  仮に値上げがあった場合の影響につきましては、利用者ごとに使用するストーマ装具の種類や枚数も異なりますので、実際に自己負担額としてどの程度の影響が及ぶのか把握が難しいところでございます。  したがいまして、支援の在り方といたしましては価格が高騰している間の時限的な支援あるいは基準額そのものを引き上げる恒久的な支援、この2通りがあろうかなと思いますけれども、時限的な支援については商品価格の動向をまずは注視をしていきたいと思っております。恒久的な支援、基準額を上げる、そういったところについては先ほど申し上げましたように検討を進めていけたらと思っております。 90 ◯湯田清美君[ 144頁]  いろいろ検討はしていただいています。  諫早市の給付金は、全国各地の給付金と比べると下のほうの基準なのです。ほかの自治体では消化器系9,000円台、多いところは1万3,000円。そして、尿路系では1万2,000円台、多いところは2万1,000円となっております。  せめて諫早市でも、消化器系1万円台、尿路系1万2,000円台にしていただければ、ストーマ分だけは給付金で購入でき、助かるのではないかと思います。  ストーマ系に関しては毎日交換するもの、消化器系に関しては2日とか3日に1回という方もいらっしゃいますが、体調とか皮膚の状態によっては毎日交換しないと追いつかないという方もいらっしゃいますので、その辺考慮をしていただきたいと思いますが、政府はこの物価高騰に対して地方創生臨時交付金を出していますが、この交付金を生活用具給付金に充てることはできないのか。前向きに検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 91 ◯こども福祉部長(古賀淳一郎君)[ 144頁]  地方創生臨時交付金を日常生活用具給付事業の給付基準額の引上げに充てることはできないのかという御質問です。  ストーマ装具等の日常生活用具給付事業については、障害者総合支援法において市町村が行う地域生活支援事業のうち必須事業として位置づけられておりまして、費用負担についても既に国の補助金、地域生活支援事業費等補助金が入っております。  一方、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金制度要綱によりますと、市町村の単独事業だけでなく、国の補助事業についてもこの交付金を活用できるのが制限列挙されておりますが、内容としては事業者に対するサービスの継続支援や生産活動支援などが中心となっております。このような給付型の事業については対象となっていないということでございます。  したがいまして、この交付金をそのまま日常生活用具給付基準額引上げの財源に充てることはできないと考えておりますけれども、ただし時限的なものとして基準額との差額を埋めるような仕組みの場合には給付型事業であっても充てることができる可能性はあるのではないかと思っております。  ただ、そのような場合であっても、先ほど申し上げましたように、利用者ごとに使用実態が異なることやストーマ装具だけでいいのか、あるいは在宅の人だけでいいのかとかそういった課題もございますので、なかなか制度設計は難しいのではないかと思っております。  いずれにしましても、本市の検討チームだけでなく、ほかの市町や県も交えたところで日常生活用具の基準額そのものについて検討が進められたらと思っております。 92 ◯湯田清美君[ 145頁]  前向きに検討していただいているので、本当にありがとうございます。  今後もしっかりと調査していただいて、給付額が上がるように御尽力頂ければと思っております。よろしくお願いいたします。  では、最後、高齢者のごみ出し支援についてお尋ねいたします。  先日、私は高齢者の方からごみ出しの件で相談を受けました。  当然、市にも直接御高齢の方や自治会長などからごみ出しについて相談があると思うのですが、その相談件数と内容、またそれらの相談に対しての対応はどのようにされているのかお尋ねいたします。 93 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 145頁]  高齢者のごみ出し支援についてお答えいたします。  高齢者からのごみ出しに関する御相談につきましては、市議会での御質問や市議会だよりにお寄せ頂いた御意見、また高齢者等に対するアンケート調査結果などを通じて伺っておりますが、具体的に窓口や電話でお受けした相談件数は令和元年度6件、令和2年度6件、令和3年度3件となっております。  内容といたしましては、自宅からごみステーションまでが遠く、ごみを運ぶのが大変との内容が大半でございました。  これらの御相談あったものにつきましては、担当職員が現地を確認し、自治会・町内会と相談をしながらごみステーションを分割して新たに設置することでごみステーションまでの距離を短縮し、ごみ出しの負担軽減を図っているところでございます。
    94 ◯湯田清美君[ 145頁]  ステーションの分割等で対応をしてくださっているということでお話を伺いました。  諫早市のごみ出しの実情は、隣近所での助け合いや地域のボランティアによるもの、親族の助けやヘルパーによる支援などで対応がなされています。これは、今まで議会の質問とかで答弁頂いた内容です。  先日、御高齢の方からごみ出しに関するうれしいお電話がありました。内容は、「この2年間、お隣の奥様が我が家のごみ出しをしてくださり、とても感謝しています。この感謝を広報誌に掲載していただけないでしょうか。」という内容でした。  お話を聞いているうちに私の気持ちもほっこりし、この地域の住民の方々はお互いに助け合い、とても良好な関係を築けているのだと思いました。  また、別の方からはごみ出しの件の相談で「最近は体が不自由になり、ごみ出しの場所が遠く、出しづらくなっている。もっと近くにごみ出し場を設けてほしい。」とのことでごみステーションの希望設置場所を指定してきました。  すぐに担当課に相談し、対応していただきましたが、道路事情が厳しく、相談者の希望の場所に設置することはかないませんでした。しかし、担当課の方は熱心に相談者の方のお話を聞いてくださり、相談者にとってベストな場所を見つけ、ごみ出しの悩みを解決してくれました。相談者の方はとても喜んでおられました。  高齢者のごみ出しについて、担当課は一生懸命に知恵を出し、今まで相談者の悩みを解決してくださっていますが、私は今回は無理かもと諦めておりました。  今後も実現が難しい案件がこんな感じで出てくるのではないかと思うと、長崎市が行っているふれあい訪問収集活動のような戸別のごみ収集事業も展開する必要があるのではないかと思いました。私は長崎市出身で、実家に高齢の母が1人住んでいるのですが、この事業を利用しており、私もとても助かり、安心できています。  このふれあい訪問収集事業は、斜面地・路地奥やエレベーターが設置されていない中高層住宅に住んでいるごみ出しが困難な高齢者に対し、ごみの個別収集と安否確認の声かけを行うものです。制度利用の申請は福祉部局で行い、実働は環境部局のごみ収集担当部署で、ごみは玄関先に個人が設置したボックスに出し、そのごみを収集するときにインターホンを鳴らし、安否を確認し、ごみを回収するというものです。  回収は、ボランティアではなく市の職員が2人組でパッカー車や軽トラックで回り、安否確認が取れないときは市役所の地域福祉課に連絡が入り、その後家族に連絡が行きます。本人も家族もとても安心できるサービスです。  今、諫早市も調査を行っているようですが、高齢化が進む現在、要介護認定も厳しくなり、行政が行うサービスから漏れる方もいると思われます。そのような方のためにも、長崎市が行っているようなごみの戸別収集事業を展開すべきと思いますが、いかがでしょうか。 95 ◯地域政策部長(田川浩史君)[ 146頁]  高齢者のごみ出しについての戸別収集ができないかとの御質問にお答えいたします。  先ほど議員からお話がありましたように、長崎市で行われている取組につきましては、ごみの戸別収集だけでなく、安否確認のための声かけを含めた高齢者支援として実施されているようでございます。  本市では、先ほどもお答えしましたとおり、直接お受けした相談についてはごみステーションを分割設置する方法によりごみ出しの負担軽減を図っておりますが、これ以外のごみ出しにお困りの方の状況を概略的に把握するために、地域包括支援センターにヒアリングを行い、その結果を基に現在個別の事例について調査を行っているところでございます。  戸別収集によるごみ出し支援につきましては、買い物など外出や掃除の支援など数ある高齢者の日常生活の支援のうちの一つであると考えておりますので、関係部局と密に連絡を取り、適切な支援の在り方を検討してまいりたいと考えております。 96 ◯湯田清美君[ 146頁]  ぜひ、このような制度は必要かと私も今回改めて思ったので、前向きに検討していただきたいと思います。  特に、長崎市は斜面地で車も通らないような場所が多くてこのような事業が始まったかと思いますが、諫早市でも特に山間部などは1軒1軒が離れていたりとか、あと車が入らない道路があったりとかそういうところが多々あります。  今は家族が一緒に住んでいるからよくても、先々高齢者の方がお1人になったとき、やっぱりごみ出しは不便ではないかと思いますので、ぜひこの訪問収集活動、展開していただけないかと思います。  私の母も、圧迫骨折を起こして体がちょっと不自由になって、この事業をお願いしたわけなのですけれども、長崎市の道路事情も本当に悪くて、バスが通るような片側1車線の道路を渡って白線が引いてあるただ50センチほどの場所にごみ収集場所があるということで、とても危険な場所だったので今回お願いしたようなところでした。  諫早市もそういうところがたくさんあると思いますので、ぜひしっかりと調べて取り組んでいただければと思います。  また最近では、先ほども言いました、介護認定の厳しさやヘルパーさんのサービスの見直しで思うようなサービスが受けれないことも出てきておりますので、そういうサービスが必要だと思います。  そして、またこのような方法でごみ出しの支援の方々とつながっていけば、災害時の要援護者リストにもこのような方は上がってくると思いますので、日頃から安否確認やごみの戸別収集活動でつながっているといざというときに状況確認もやりやすくなると思いますので、担当課も様々検討・調査していらっしゃいますが、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。今後に期待いたします。どうかよろしくお願いします。  以上で、私の質問を終わります。 97 ◯副議長(林田 保君)[ 146頁]  質問者交代のため、しばらく休憩いたします。                 午後2時   休憩                 午後2時15分 再開 98 ◯議長(林田直記君)[ 146頁]  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、中野太陽議員。 99 ◯中野太陽君[ 146頁]  皆さん、こんにちは。本日最後、一般質問登壇いたします日本共産党の中野太陽です。よろしくお願いいたします。  いつもすぐ質問項目に入るのですけど、今日はちょっと前段使わせていただきたいと思います。  令和4年8月26日、私たち日本共産党諫早市議団は、市長に対しまして、旧統一教会との関係について、調査・公表し、今後一切、関連団体と関与しないことを求める申入れを行いました。  市は、藤山副市長が対応され、文書による回答をお約束頂きました。回答があり次第、また今後御報告をさせていただければと思います。  また、もう一つ、前回一般質問させていただいた中に、サニタリーボックスの設置を要請といいますか、質問させていただきました。  早速、男子トイレの1つ個室にサニタリーボックスが置いてありますよという標識と、中にしっかりサニタリーボックスが置いてありました。  また、昨年、化屋にあります道路が冠水するということで、その整備をお願いしたところ、大雨が来る前にその整備が終わっていたというところで、非常に素早い動きがありがたいなと思ったところなのですが、1つ残念なのが、この2つを一般質問で取り上げたにもかかわらず、私には何の報告もありません。  せっかくされたのであれば、「ここに置きましたよ」ということを、一言ぐらい頂ければなというふうに思いました。そういった素早く動いたことに対しての報告もぜひお願いしておきたいなというふうに思います。  本日は、3つの大きな項目から質問をいたします。  まず、大きな項目の1点目、国葬への対応について質問をいたします。  岸田首相は、選挙中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の葬儀を、9月27日、国葬で行うことを、国会にも通さず早々と表明いたしました。法的根拠もなく、閣議決定で行われるものであります。  令和4年9月8日、昨日になりますが、岸田首相が国葬について国会の閉会中審査に応じ、これまでの説明を丁寧な口調で繰り返すだけに終始いたしました。なぜ国葬する必要があるのかについては、全く理解は深まりませんでした。  国葬についての世論調査では、全ての主要メディアのアンケート結果が反対多数となり、その差はさらに広がってきています。その根底にあるのは、岸田首相が国葬の理由として述べた4つの点が、既に国民から否定されているからではないでしょうか。  当初予備費で2億5,000万円かかると言われた国葬の費用も、概算で既に16億6,000万円に膨れ上がり、さらに大きくなるとも言われています。  私たち日本共産党は、国葬は、「思想・良心の自由を保障する」憲法19条や「法の下の平等」憲法14条に反するとして、国葬を直ちに中止することを強く求めています。  国民に喪に服することを強要することはないと岸田首相は述べていましたが、それならば最初から国葬を行う必要はありません。それは、過去に国葬令が廃止されたと、そういった理由で明らかになっていると思います。  葬儀を盛大に行いたいのであれば、自民党の皆さんで寄付を募ったり、クラウドファンディングでされればよいことではないかと思っております。  そこで、国葬について諫早市に関連する質問を3点いたします。それと、市長の今後のことについて1点質問をいたします。  まず1つ目、ア、市役所や支所、公的施設及び学校施設を休みにする必要はないと考えますが、どのように対応するのか伺います。 100 ◯総務部長(関 栄治君)[ 147頁]  国葬への対応についての御質問のうち、市役所や支所、公的施設の休みに関しての御質問にお答えいたします。  政府は、本年7月8日に逝去された安倍元総理大臣の国葬を、同年9月27日に執り行う予定といたしております。国家に功労のあった人物の死去に伴う葬儀の際、庁舎や公共施設における半旗・弔旗の掲揚、サイレンの吹鳴、黙祷の呼びかけといったいわゆる弔意の表明につきましては、本市ではこれまで国からの要請に基づき、その内容に沿って行ってきたところでございます。  直近では、令和2年10月に執り行われました中曽根元総理大臣の内閣・自由民主党合同葬儀の際に、国からの要請により庁舎や各公共施設において、半旗掲揚による弔意表明を行っております。  今回の国葬に関しては、国は国葬当日に各府省で弔旗の掲揚や黙祷による弔意表明を行うことが決定されているようでございますが、各府省を休みとするような対応は発表されておりませんので、本市といたしましても、国葬当日を閉庁日としたり、あるいは公共施設を休館とする予定はございません。 101 ◯教育長(石部邦昭君)[ 147頁]  御質問の件についての教育委員会の対応についてお答えいたします。  今回の国葬に際しましては、国は各府省等を休みとするような対応を発表されておりませんので、教育委員会としましても、国葬当日教育委員会関係の施設の休館や、学校を休業とする予定はございません。 102 ◯中野太陽君[ 147頁]  続きまして、イにいきます。  黙祷やサイレンの吹鳴など要請をされても、実施する必要はないと私は考えますが、どのように対応されるのか伺います。 103 ◯総務部長(関 栄治君)[ 148頁]  黙祷やサイレンの吹鳴についての御質問にお答えします。  報道によりますと、国は各府省で弔旗の掲揚や黙祷による弔意表明を行うこととされております。  また、今回の国葬に係る弔意表明について、国から地方自治体等への要請は行わないこととされておりますが、現時点では、国からその件に関する正式な連絡や通知等はあっておりません。  したがいまして、国葬当日における黙祷やサイレンの吹鳴につきましては、国の今後の動向を注視しつつ、併せて長崎県や県内他市町の対応も踏まえながら判断してまいりたいと考えております。 104 ◯中野太陽君[ 148頁]  先ほどアのところの御答弁の中で、中曽根元首相のときには要請があったので、弔旗はされたと。  弔旗は次のウで聞きますけれども、同じようにサイレンの吹鳴もされたという形だったと思います。  今回は、まだ正式に通知がないので、今のところ行わないけれども、あればするということですか、今のお答えだと。どうでしょう。 105 ◯総務部長(関 栄治君)[ 148頁]  仮にですけど、国が弔意表明の要請をしてきた場合の対応について御答弁申し上げます。  報道では、先ほど申しましたように、地方自治体への弔意表明の協力は要請しないとされておりますが、仮に国から弔意表明の要請があった場合は、その理由や内容を確認する必要があると思います。  それから、他の自治体、それから長崎県ですね、こういったところの対応も確認することによりまして、情報収集に努めながら対応を検討していきたいと考えております。 106 ◯中野太陽君[ 148頁]  ここでやはり大切なのは、正式に要請があったとしても、そこの中で考えていかれるとは思うのですよね。ただ、やはり基本にしなきゃいけないものというのがあると思います。私は、それは憲法だと思います。当然、憲法を遵守していくという考え、これに照らし合わせて進めていくというふうに持つべきだと思いますけれども、その点についてはどのように考慮されているでしょうか。 107 ◯総務部長(関 栄治君)[ 148頁]  国葬と憲法の関係という点で申しますと、それにつきましても、国政の場において議論されるべきものと思っております。 108 ◯中野太陽君[ 148頁]  国政においてですけれども、自治体もしくは自治体に住まわれている国民、住民に対する姿勢というのは、市が最終的には決定しなきゃいけない部分ですよね。吹鳴の音にしても、ほかのところは鳴らなかった、うちでは鳴った。  同様に、これは後で市長がお答えになられるかと思いますけども、もう既に要請があっても対応しませんよとか、公費によってそういった国葬に参加しませんよと表明している自治体の長もいらっしゃるわけですよ。  来たらどうする、こうするというのではなく、今はこういった吹鳴、そして休みにはしないというふうに言われていますけれども、要請があっても、これには対応しませんよというふうな立場を、早々と姿勢を示すべきではないかなと思うのですけども、いかがでしょうか。 109 ◯総務部長(関 栄治君)[ 148頁]  市としては、まだ2週間以上の期間があるということもございまして、そういったことも踏まえ、今後は国の正式な連絡や通知等の確認というのも必要かと思っております。  また、長崎県、それから県内他市町の動向なども確認しながら、判断していきたいと思っております。 110 ◯中野太陽君[ 148頁]  それでは、ウにいきます。  先ほどもありましたけど、市の施設や学校等での半旗・弔旗です。これの掲揚または黙祷、これを要請されても、実行する必要はないと考えますが、どのようにお考えでしょうか。 111 ◯総務部長(関 栄治君)[ 148頁]  市の施設での半旗・弔旗の掲揚や黙祷についての御質問にお答えいたします。  先ほども申し上げましたが、現時点では国から弔意表明に関する正式な連絡や通知等はあっておりません。  したがいまして、半旗掲揚等に関する弔意表明につきましても、今後の国の動向や長崎県や県内他市町の対応を踏まえながら判断していきたいと考えております。 112 ◯教育長(石部邦昭君)[ 149頁]  教育委員会関係の施設や学校における半旗掲揚や黙祷の呼びかけにつきましては、国の今後の動向、特に文部科学省の動きを注視しつつ、併せて長崎県教育委員会や県内他市町の教育委員会の対応も踏まえながら、判断してまいりたいと思っております。 113 ◯中野太陽君[ 149頁]  そういうふうに聞いても繰り返しになると思いますが、私が教育長並びに教育委員会に申し添えたいのは、この国葬について、子どもたちに押しつけにならないようにということだけは、強く申し上げておきたいと思います。
     先ほど言いましたように良心の自由、そして法の下の平等、政教分離の話も恐らく出てくるとは思います。  そういった中で、やはり子どもたちの教育に影響を与える可能性があるということは、重々考えられての行動をされるということで理解してよろしいでしょうか。 114 ◯教育長(石部邦昭君)[ 149頁]  教育は、言うまでもなく人格の形成を目指して行われるものでありまして、その中立性については、最も重視されるところではないかと思っております。  そういうことも踏まえながら、判断をしていきたいと考えております。 115 ◯中野太陽君[ 149頁]  今のお言葉を信じたいと思います。  (2)にいきます。公費を使って国葬に参加する必要はないと私は考えますが、市長は、公費を使って国葬に参加する予定なのかどうか伺います。 116 ◯市長(大久保潔重君)[ 149頁]  安倍元総理大臣の国葬につきましては、本年8月31日に開催されました国の葬儀実行幹事会におきまして、参列者を最大6,000人程度とし、地方自治体の代表にも案内状を順次発送するとの決定がなされているところであります。  ただ、現在案内状は来ておりませんし、公費を使った国葬への参加ということでありますけれども、現時点では参加の有無について判断いたしかねる状況であると思います。 117 ◯中野太陽君[ 149頁]  では要請が来たらどうするのかとまた判断が変わるということですよね。まだ来ていないのですけども、今から来たらどうなるかと。  先ほど申しましたけど、自治体の長の方の中には、「参加しません」とはっきり述べられている方もおられます。  それともう一つ、諫早市議会の会期の予定ですけども、令和4年9月27日は本会議がございます。議案質疑、委員会付託というふうになっております。市長がもし行かれるとなれば、これがさてどうなるのかというところも出てくるのです。  自費で行かれるのは、私はやぶさかでもないとは思いますが、議会があるのです。そういった中で、長崎県議会は令和4年9月26日が休会だったのを入れ換えて、令和4年9月27日を休会にするというふうに進めていると。  諫早市議会では、そういう話は今一切出てきておりません。このまま恐らく私も令和4年9月27日は議会があるものだというふうに思っております。  市長が今正式な案内がないと分からないという立場ではなく、ここはやはり正式な通達が来たとしても、公費を使っての参加は行わないというふうに宣言していただきたいというふうに思うのですけども、もう一度御答弁をお願いできますでしょうか。 118 ◯市長(大久保潔重君)[ 149頁]  現時点では、参加の有無については判断いたしかねるということであります。  これから案内状が仮に来た場合は、そのときに判断します。来ない場合は参列しない意向であります。 119 ◯中野太陽君[ 149頁]  あまり分かりましたと言いたくはないのですが、ここは平行線になると思います。国民の多くが、今賛成と反対に二分されている中で、市長が参加された場合、諫早市の市民がどのように感じるかというのをしっかり考えて、その部分は判断していただきたいというふうに思います。  重ねて申し上げますけども、私は参加すべきではないというふうに思います。  それでは、大きな項目の2点目に移ります。  諫早西部新住宅市街地開発事業の経緯と今後について伺いたいと思います。  真崎町・破籠井町・西栄田町・大さこ町などを含めた諫早西部における大規模な開発事業は、これまでも計画が頓挫したり、事業の大幅な変更がありました。いまだに完了のめども立っていない状況でございます。  これまでの経緯についてを、まず伺いたいと思います。 120 ◯建設部長(早田明生君)[ 150頁]  諫早西部地域開発計画のこれまでの経緯につきまして、お答えいたします。  本開発計画は、真崎、破籠井地区を諫早の新しいまちとなる地域として、民間活力を導入し整備する計画であり、地理的優位性や恵まれた自然条件を生かし、住・職・遊が一体となった地域開発として、昭和40年代に県により構想が策定され、これを皮切りにゴルフ場開発計画を含む大規模開発として計画が動き出しました。  このうち、遊の役割を担ったゴルフ場開発計画については、長崎県央開発株式会社により進められておりましたが、社会情勢の変化などから、その計画が見直され、事業実施には至っておらず、職の区域についても、住の区域へと土地利用の方針変更が平成8年に行われた経緯がございます。  また、住の役割を担った諫早西部新住宅市街地開発事業については、平成10年3月に新住宅市街地開発事業の都市計画決定を行い、施行者である長崎県住宅供給公社により、計画戸数2,000戸、計画人口6,000人の住宅団地として開発が行われているところでございます。  これまでの進捗状況といたしましては、全体面積約78.7ヘクタールのうち、真崎町、堀の内町及び大さこ町などを含む約35ヘクタールの整備が完了し、戸建て住宅513戸、集合住宅177戸の住宅が供給されているところでございます。 121 ◯中野太陽君[ 150頁]  ただいまの説明によりますと、ゴルフ場の計画とか「しょく」というところは、食べるの食ですか、就職の職のことですかね、の計画は、変更になった、終了になったということですよね。  今残っているのは、2,000戸のいわゆる住宅の建設というふうなことですけど、それも今513戸と177戸ということで、あまり進んでないと。  平成10年に決定されてからだと、もう20年以上ですよね。こういった状況で今も進んでいないということになっているということが、今の答弁で分かりました。  では、ちょっと(2)にいきます。  では現状の問題点は何なのか。また、今後の見通し、それについて市の考えをお尋ねいたします。 122 ◯建設部長(早田明生君)[ 150頁]  諫早西部新住宅市街地開発事業の現状の問題点や今後の見通しなどにつきまして、お答えいたします。  当該事業につきましては、全体を住宅用地として計画しておりますが、未整備部分の約44ヘクタールの区域につきましては、計画されている集合住宅のニーズが少ないことや、今後さらに基盤整備にコストが必要となることなどから、令和4年度末を目標に事業計画の見直しが検討されているところでございます。  今後につきましては、未整備部分の新たなまちづくり方針を決定し、長崎県や長崎県住宅供給公社と連携を図りながら、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。 123 ◯中野太陽君[ 150頁]  すいません、問題点についてなのですが、なぜここまで進んでいないのかというのは、物価高騰、資材高騰の部分でちょっと済まされてしまったのかなと思うのですけども、30年かけてほとんど進んでない理由はそこですか。  要は、ここに住みたいと思う人がそこまでいなかったと、そういった見通しが甘かったということも含まれるのではないのかなと思うのですけど、その点についてはどうなのですか。 124 ◯建設部長(早田明生君)[ 150頁]  事業が順調に進まなかった理由についてでございますけれども、まず長崎県住宅供給公社が令和3年度に実施した事業者等のニーズ調査においては、戸建住宅は一定の人に見込まれるということでございますが、人口動態とか西部団地周辺を含む住宅の着工件数から、計画規模、もともとの2,000戸と、6,000人という規模でございますけれども、これを満たすほどの集合住宅の需要は見込めないという調査結果が出ていると聞いております。  そういうことで、もともとの開発規模が満たされないということが、問題点ということになりまして、このたびのそのまちづくりの転換、計画見直しにつながっているということでございます。 125 ◯中野太陽君[ 151頁]  とすると、住宅戸数を減らすというのが、まず1点目なのですけど、住宅の戸数を減らす上でといいますか、それと並行してなのですが、では住宅を何に変えるのか、どういった新たな開発につながっていくのかというのは、これからだというふうなお答えでしたよね。  今のところそれについては、どのような計画のいわゆる収集の仕方、もしくは計画の立案の仕方というのはされているのか、どういった検討がされているのかというのについては、お答えできますか。 126 ◯建設部長(早田明生君)[ 151頁]  新しいまちづくり方針の考え方でございますけれども、現在は計画どおりに土地利用を推進することが困難であることから、もともとの住宅用途に限定せず、多用途の建物の立地も許容する土地利用へと方針転換を図る必要があるということで、現在そのまちづくり方針をつくっているところでございます。  その方向としましては、各ゾーンごとに土地利用の方針を定めていこうということで、現在協議を進めているところでございます。 127 ◯中野太陽君[ 151頁]  それでは、(3)にいきます。  破籠井町の町内会から要請書が出されたというふうに伝え聞いておりますけれども、その内容はどのようなものか伺います。 128 ◯建設部長(早田明生君)[ 151頁]  破籠井町町内会長から提出された要請書につきましてお答えいたします。  本要請書につきましては、令和4年2月15日付で長崎県住宅供給公社理事長及び諫早市長宛てに提出されたものでございまして、諫早西部新住宅市街地開発事業の計画地内で、特に破籠井町周辺における道路や公園などの早期整備に関する内容でございます。 129 ◯中野太陽君[ 151頁]  どのような内容かというところで、もう少し詳しく言えるところはありませんか。 130 ◯建設部長(早田明生君)[ 151頁]  具体的には、まず道路、これは破籠井町を南北に縦貫する幹線道路である諫早西部地方線という道路があるのですけども、そこの早期整備、特に今堀の内西栄田線という道路と交差する部分がございまして、そこが現道との取付けで勾配が急になっている部分がございます。  そういうところの早期整備、それから弘法山公園に向かう道路の整備とか、それと先ほどの弘法山公園の整備とか、ほこらの移設とか等々のそういった道路、公園に関するインフラ整備に関する早期要望等の要請でございました。 131 ◯中野太陽君[ 151頁]  この要請書は、突然降って湧いた要請書ではないと私は思うのです。要請書もしくは覚書とか協定書というのを、大きな事業のときには地元と交わすことがあるのですけど、そういったものは今まではなかったのかなという思いなのです。地元の方たちからすればこの30年近く、もう計画からいけば昭和40年代からですので、50年以上をかけての内容で、やはり地元から様々なお声があっていたのではないのかなと思うのですけれども、それについてはまずどのような認識をお持ちですか。  要は、この要請書が初めてというお考えなのですか。それとも、地元からはいろんな声を伺っていたというふうにお思いなのか、まず確認いたします。 132 ◯建設部長(早田明生君)[ 151頁]  ただいまのお話ですけれども、この破籠井町の周辺の方々につきましては、この諫早西部を開発するに当たり、当初からかなりの御協力を頂いているところがございました。  諫早市もその事業の一端を担うところとして、用地交渉等説明に行ったりとか、そういう御協力をしている中で、様々な御要望を頂いておりました。  ですので、ただいまの要請書の内容に関してのうち、道路や公園などの早期整備に関する内容につきましては、当初から御要望頂いていた部分であります。 133 ◯中野太陽君[ 151頁]  分かりました。ということは、やっぱり昔から皆さんが求めていたことを、今回改めて要請書として市や公社に対して確認をお願いしたいと、そういうふうな要請だというふうに理解いたします。  いわゆる長年の願いが籠もっているというふうに私は感じております。そういうふうな説明だったと思います。  (4)にいきますが、先ほどの要請書なのですが、文書の中に家屋移転、用地買収に協力してきた自治会、町内会の住民、こういった言葉がやはり散見されるのです。非常に応援してきたと、協力してきたと。  しかし、これが頓挫したり、計画が変更されたりということで、今の御答弁の中でも、地元が振り回されているというふうに、私も感じております。  そういった中で、この要請書の内容について、やはり自治会、町内会の皆さんの立場で諫早市はこれを履行していくよう、諫早市がしなきゃいけない部分もあると思うのですが、公社に対して要請していくこともあるのではないかというふうに思います。  そういった意味では、諫早市も協力していくべきと考えますけれども、今後の対応についてお答えください。 134 ◯建設部長(早田明生君)[ 152頁]  要請書に対する今後の対応につきましてお答えいたします。  要請された内容につきましては、長崎県住宅供給公社が対応するものや、もちろん本市が対応するものも含まれておりまして、また現時点で早期に対応可能なものや、計画の見直し後の新たなまちづくりに併せて検討が必要なものもございます。  市といたしましては、長崎県や長崎県住宅供給公社と連携を図りながら、可能な限り対応してまいりたいと考えております。 135 ◯中野太陽君[ 152頁]  すいません、ここの点について最後、市長にお尋ねしたいと思いますが、やはり非常に長い年月かかって計画が変更されたり、用地買収や家屋の移転などに協力してきた地元の方たちが、ないがしろにされてはならないというふうに私は思います。  先ほど、できることをできる限り協力していくというお言葉が部長からございました。市長から、この計画に関してどのように進めていき、また地元の方々のこういった声をどのように扱っていくかというのを、お聞かせいただければと思います。 136 ◯市長(大久保潔重君)[ 152頁]  この西部台の開発事業については、実施主体は長崎県住宅供給公社でありますけども、しかしその開発予定地というのは、これはまさに諫早市内であります。  特に、この破籠井町を中心とする地元の皆様方が、この事業に御理解頂き、御協力を頂いている。そのやはり気持ちにしっかりと寄り添うべきであると私も思っております。  そういう中で、諫早市もこれまで県住宅供給公社の事業に協力するという形でやってきました。しかし、私が自治会長をはじめ地元の皆さんと意見交換をした中で、より諫早市としても関与して、積極的な協議をする必要があると、このようなことで担当部局にも指示しました。  その結果かどうか分かりませんが、本年2月15日に地元の破籠井町の皆さんから正式に諫早市、また公社に対して要請書が出たということであります。要請の内容は、先ほど建設部長が説明したとおりであります。  そして、それからも諫早市としても、担当部署がこの公社、あるいは長崎県としっかり緻密な協議を詰めまして、この要請書に対する回答も、先般私も内容を見させていただきましたけれども、かなり地元の皆さん方の要請に沿うような内容になっているのではないかと思っております。  今後も、先ほどありましたように、諫早市としましても県や住宅供給公社と連携を図りながら、しっかりと地元の皆さんの思いに対応できるように、可能な限り取組を進めていきたいと思います。 137 ◯中野太陽君[ 152頁]  はい、分かりました。今後地元からもいろいろ御相談があると思いますし、ここは町内会長になりますかね、私も町内会長とちょっとお話をさせていただいたときに、過去の経緯をるる説明を頂きました。  そこの中で、本当は順番を替えたらよかったのですけど、藤山副市長の話も出てきました。当時の副島さんのお話も出てきました。昔からこの地域の方々は、この開発については、非常に詳しい方もおられますし、思いが籠もった内容になっていると思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  最後、大きな項目の3点目に移ります。  伝統芸能の保存と継承について伺います。
     特色ある伝統芸能の保存、そして継承について、どのような取組を現在諫早市は考えておられるのか伺います。 138 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 152頁]  伝統芸能の保存、継承に対する市の取組についての御質問にお答えいたします。  伝統芸能は、地域の歴史・文化を守り伝え、コミュニティの活性化につながる貴重な財産でございますが、過疎化や高齢化による担い手不足が全国的な課題となっております。  本市が平成30年度に実施いたしました保存団体を対象とした実態調査におきましては、83の団体から回答を頂き、その中で高齢化や担い手不足への不安の声が多く寄せられたところであり、保存と継承においての課題であると認識しているところでございます。  市の取組といたしましては、道具などの修繕や更新に対する財政支援ですとか、国や県、民間の助成制度の情報提供、記録映像撮影・保存・活用などを行いながら、伝統芸能の保存継承を図ってまいりたいと考えているところでございます。 139 ◯中野太陽君[ 153頁]  平成30年に実態調査をされた際は、83の団体があったと。この83というのは、それぞれの地域のいわゆる伝統芸能の数と一致しているのですか。  要は、この83のリストに諫早市の伝統芸能の全てが入っているというふうに見ていいのか。それとも、答えられなかった団体とかというのもあられるのか。  もしくは、もう消滅してしまったところとか、復活しようとしているところがあるのかというのは、この令和4年度でまた動きがあるのかなと思うのですけど、その辺の実態調査というのはされましたか。 140 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 153頁]  先ほどの83の数の内訳ですけれども、これはその当時の調査で回答があったのが83団体ということでございます。  その後、消滅されたところもあるかもしれませんけれども、その分については今は把握していない状況でございます。 141 ◯中野太陽君[ 153頁]  ぜひ平成30年にしたからもういいではなくて、今後もこういった団体が、どういうところが頑張っておられるのか、そしてどういった悩みがあるのかというのは、逐一やり取りをしていく必要があると思いますので、83が増えたり減ったりというのは、毎年できれば調査していただきたいなというふうに思います。  ちょっとこの後の質問に関わりますので、83という数字は覚えておきたいと思います。  (2)にいきます。CDやDVDなど音源や写真、動画などによるデジタル保存の活用、こういったものはどのようにされているのか、伺いたいと思うのですが、先ほどお話の中で少し出ておりましたが、では活用です。せっかく記録として取ったけど、その活用は、どのようなことで活用しているのかというのも含めて、伺いたいと思います。 142 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 153頁]  DVD等による保存と活用についての御質問にお答えいたします。  本市におきましては、平成16年度から6年間にわたりまして、市内の様々な祭りやイベントに出演されている団体の伝統芸能の様子を、DVD等の媒体に記録保存する事業に取り組み、現在も美術・歴史館において随時上映するなど、活用を図っているところでございます。 143 ◯中野太陽君[ 153頁]  ここでお伺いしますが、先ほど83という数字がありましたが、83全ての伝統芸能の保存と、いわゆるデジタル保存というような形でされているのかというところでは、どのように把握されていますか。 144 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 153頁]  まず、伝統芸能のリストといいますか、DVD等で保存しているのが大体180タイトルございます。先ほどの83という数字でございますけれども、その当時83団体の伝統芸能全てが、この180のタイトルの中に含まれているのかどうかといったら、そこは照合していないので、今のところ分からないというところでございます。 145 ◯中野太陽君[ 153頁]  昨日、おとといから同僚の議員皆さんから話が出ていた田結浮立の、令和4年7月31日の募集期限ということで、参加者を募集するといういわゆるポスターですか、チラシがありました。  田結浮立の中でも踊り、笛、担ぎ手、道具、鐘打ち、様々あるのですよ。一つ一つの映像や保存というので、継承に使う、PRとかのいわゆる全体的な映像ではなく、一人一人の動きや音楽や、一人一人の踊りなどの保存に関しては、恐らくされていないのではないかなと思います。  要は、全体的な映像は撮っていますけど、一人一人の踊り、例えば蛇踊りもありますから、蛇踊りにしても玉の人と、龍玉というのですか、金色の玉の人もいれば、尻尾の人もいれば、頭の人もいればと、それぞれ動きというのが変わってくると。  そういった意味でいけば、保存と私が申し上げているのは、先ほどのいわゆる美術、歴史館でPRするような、ここではこういうふうなことをやられていますという伝統芸能の紹介とは別に、保存に向けての映像というのも必要になってくるのではないかと。音源も同じなのですよね。  多良見地域にも浮立があるのですけど、その中でも歌、音楽7曲以上あるのですよ。そういったのもやっぱり聞いていく上では、1つ1つではやはり全部保存はできないのです。  そういった意味では、保存というのは非常に時間と労力がかかる部分なのですね。それを各団体さんに丸投げでできるかといったら、それもなかなか難しい部分だと思います。  180のタイトルがあるというふうに言われましたけど、恐らくこれは全体的な映像なのかなというふうに思うのですけど、まずそこを確認してよろしいでしょうか。 146 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 154頁]  議員がおっしゃるとおり、私も全部見たわけではないのですけれども、全体その様子を撮った映像だと認識しているところでございます。 147 ◯中野太陽君[ 154頁]  私はこの(2)で、(3)も含めてなのですけど、やはり音源というのは、音はいいと思うのですけれども、DVDの場合は、先ほど申し上げましたように、先ほどの83の団体とすれば、それぞれの中にも分けて映像というのをつくっていく必要があるのかなと思っております。  そういうふうな労力というのを、どうやって残していくのかというのは、やはり諫早市が音頭を取ってやらないと、団体に「どうぞやってください」と、「保存のためにしてください」と言われても、難しいのではないのかなと思うのですよ。  そういった意味で、まずこのデジタルの活用、保存というところでは、加えて質問をしたいと思いますけども、今言ったそれぞれの団体の中でも、細部に分けてつくっていくという方向性というのは、今私の話を聞いてですけれども、どのようにお考えでしょうか。 148 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 154頁]  保存、それは笛ですとか楽器ですね、そういうものの更新とかという意味ではなくて、恐らく動きですとか、笛の吹き方ですとか、そういうことだと思います。  そちらの継承というのも、やはり大事なことだと私どもも思っておりますけれども、国とか県とか、それから民間の財団などに保存、継承活動に対する様々な補助制度、助成制度というのがございます。  その中には、今中野議員がおっしゃったような、そういうものを映像で撮って記録していくというのも、できそうなものもあるようでございます。  ですので、まずは市に相談をしていただければなと考えているところでございます。 149 ◯中野太陽君[ 154頁]  最後の御答弁だけは、私は変えてもらいたいなと思うのは、市に相談ではなくて、市が音頭を取ってほしいのですよ。「どうでしょうか」と、「皆さん、こういうふうなものがありますよ、保存に向けてこういうふうな取組をしませんか」と。  もしくは、私としては、(3)に移るかもしれないのですけど、(3)の内容は、道具や楽器、楽譜などの作成の支援というところでは、先ほど多分御答弁頂いた団体や財団の協力を得られると思うのですよ。  でも、伝統芸能をされている方たちは、当然財源も困る部分であるのですけど、大事なのはノウハウがまず1つだと思うのですよ。デジタル化して残すというところは、やはり思いつかないと相談にこないわけです。その情報を知らないと。  なので、こういった文化や伝統芸能の継承について、こういうことを諫早市は考えていますよというのを示さないことには、手も上げにくいと思うのです。その点どのようにお考えでしょうか。 150 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 154頁]  まず、先ほど申しました笛とか太鼓ですね、そういうものの助成というのは、市でも行っておりまして、地域づくり協働事業、それから宝くじを利用しましたコミュニティ助成事業などにおいて、道具、衣装の修繕や更新の支援というのを行っているところでございます。  それから、市の取組でございますけれども、本年度から3カ年の計画で文化財保存活用地域計画というのを始めるようにしております。  これは、背景といたしましては、平成31年の文化財保護法の改正によりまして、国の文化財に対する方向性が、保存から保存と活用へかじを切ったということにございます。そういうこともございまして、市でも今年度から、この文化財保存活用地域計画に取り組むようにしております。  この計画の中で策定協議会というものを構成して策定するわけなのですけれども、その中に学識経験者ですとか、教育、それから地域づくり等に関係する機関の関係者からなる協議会を設置しようということでございます。  この中で、地域の特色ある伝統芸能を守りつつ、次世代へ継承していくためには何が必要か、幅広い意見を伺いながら研究をするというようなことを始めるということでございますので、そういうものも含めまして、文化財保存活用地域計画、この中で今後の方向性というものを定めていきたいと考えているところでございます。 151 ◯中野太陽君[ 155頁]  分かりました。内容的には、その文化財保護の関連の計画、策定をしていくと。その(3)の関係で伺いたいのですけども、幾つかこういうふうな浮立だけではなくて、伝統芸能をされている方にお話を聞いたら、私は適当と言ったら言い方が悪いのですけど、知らなかったことがたくさんあるのですよ。  道具に関しても、その保存の方法、作成の方法からありますし、楽器については、笛とかよくありますけど、私は笛というのは市販で売っているものだと思っていたのですよ。そしたら、それを作る専門の方がおられるのですね。その方しか作れないという部分もあるし、口伝で教えることしかできないところもあれば、門外不出のところもあると。  そういった様々な形態、形式、様式が変わってきているし、そういったところがそれぞれやっぱり違うのであれば、先ほど言いました83の団体があれば、それぞれのプログラムをそれぞれつくっていかなきゃいけないと思うのですよ。  先ほどのその計画がそこまで細部までできるのかなという心配は、1つあるのですね。その辺については、そのような対応ができるのですか。  それとも、いわゆるマニュアル一辺倒で、「保存、計画についてはこうですよ」なのか、「この団体についてはこういう保存をしなきゃいけないよね、こういうことを気をつけねばいけないよね」と、それぞれ出てくるのかでは、大きく違ってくると思うのですけど、そのあたり分かりますか。 152 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 155頁]  この策定委員会は、来月第1回目をするように計画しておりますので、その中で、議員がおっしゃるようなことも含めて、方向性について話し合われていくのではないかと考えております。 153 ◯中野太陽君[ 155頁]  始まる前に、後ろにおられます森和明議員や中村太郎議員とお話をさせていただいた中で、森議員は笛をしているそうなのですよね。作ってもいると。詳しい方ということなのですよ。  ほかにも御逝去されましたけど、松尾議員は西川内で笛をされていました。元部長であられる方も笛をされていました。お話を聞かせていただきました。  そういった中で、やはりそういったそこに携わった方も、この委員にぜひ選んでいただきたいなと。議会の中からこういう委員に選ばれるというのは、あまりないと思うのですよね。諫早市のそういった協議会とかありますけど、議員の方が入るというのは、あまりないのですよ。  ただ、人生の先輩方、こういったことに精通されている方がおられれば、議員でも私は選んでいただけないかなというふうに思うのですけど、もうメンバーというのは決まっているのですか。 154 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 155頁]  13名の委員が決まっております。 155 ◯中野太陽君[ 155頁]  遅かったですね。今後はそういったのも含めて、議員の中でもそういう詳しい方、精通されている方がおられるということが分かりますので、そういったところも含めてぜひ、それぞれやはり伝統芸能に合ったプログラムをつくってほしいなというのが、私の思いでありますので、その点については、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  (4)になります。最後になりますが、後継者の育成について、これが一番の問題点だというのが、最初の御答弁でありましたけれども、これについて支援はどのようにされるのか、お答えください。 156 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 155頁]  伝統芸能の後継者育成支援についての御質問にお答えいたします。  後継者育成に向けた取組といたしましては、市内の小・中学校におきまして、学校独自の取組として、ペーロン体験や浮立など、子どもたちに伝統芸能の魅力を伝え、地域の歴史や文化を学習する時間が設けられております。  また、先月28日、3年に一度の本浮立による奉納が執り行われました田結浮立、これは県の無形民俗文化財でございます。田結浮立におきましては、踊り手を公募により募ったところ、約30人が応募されたと伺っておりまして、担い手を確保する上でのすばらしいアイデアだと考えております。  先人たちから受け継がれてきた細かい動きや、そこに込められた意味を次の世代に伝えていくことは、地域の歴史の重みを伝えていくことであり、途絶えさせてはならないものと考えているところでございます。  繰り返しになりますけれども、市では本年度から3カ年計画で取り組んでおります文化財保存活用地域計画の策定の過程で、学識経験者や教育、地域づくり等に関係する機関の関係者からなる協議会を設置することとしておりますので、この中で地域の特色ある伝統芸能を守りつつ、次世代へ継承していくためには何が必要か、幅広い御意見を伺いながら研究してまいりたいと考えているところでございます。 157 ◯中野太陽君[ 156頁]  先ほど言われた田結浮立、これですね。(パンフレットを示す)募集をかけられてということで、30名の方が応募されたと。非常にすばらしい取組と思いますが、なかなかそういうことができにくいところも多いわけです。  これ新聞報道ですが、令和4年9月2日、金曜日の新聞報道ですけれども、御覧になりましたか。「フィリピン人の青年が伝統芸能に挑戦」というのが載っております。  これは、高来町の法川地区のいわゆる獅子舞です。最初これを聞いたとき、ええ、と思ったのですよ。  それは私のいわゆる固定観念が崩されたというふうな形で、先ほどの公募もそうですけど、こうやって海外の青年が地元の保存会の方に申し出て、協力して今後伝えていきたいという努力をされているということなのですね。  これは、ぜひ広がってほしいと思うのですけども、こういった取組、まず率直にどのように考えられたか。  ちょうど私の一般質問の通告の後だったので、見られているとは思うのですけど、どうでしょうか。 158 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 156頁]  私もそのニュースを確認しております。法川獅子舞保存会というところがされているということでございます。  ちょっと遡りますけれども、平成18年にその法川獅子舞保存会で、恐らく獅子舞だと思うのですけれども、保管場所が火災になったことがございまして、その復旧費に関してコミュニティ助成事業で助成して、維持しているといったことがございます。  今回これがあったからかどうか分かりませんけれども、そういうこともあって、外国人の方がこの継承に参加されたというのにも、つながったのかもしれないなとは考えております。 159 ◯中野太陽君[ 156頁]  私も大学時代は留学をしていました。ハワイだったのですけれども、そこの中でハカという、分かりますかね、皆さん。ラグビーのときにニュージーランドもしくはそれ以外にもオーストラリアとか、フィジーとかでもあるのですけど、戦いの前の舞踊、ダンスといいますか、そういったものをやります。  私の大学でも、それを観光の一環としてするのですけども、当初ニュージーランド出身の方以外はできなかったのですよ。  それをどうしても自分はやりたいという日本人の男性の方が2年ずっと通い続けて、ハカをするところには出られないのですけども、脇でずっと見学をされて、練習も毎日出てということをされて、2年後にオーケーが出たのですよ。  前代未聞だと当時は言われていたのですけども、やっぱりそういう伝統芸能は情熱といいますか、そういったものによって、国や目の色や肌の色というのを越えるんだなというふうに、非常に私は感銘を受けました。  その彼が初めて出たときに、涙ながらハカを踊っていたのですね、やはりこういった伝統芸能というのを残していくという思いは、それぞれの地域で温度差もあると思います。地元にいるけども知らない人というのもおられると思います。  ではどうやってそういった方々の心を動かすのかというのは、やはりその伝統芸能にどれだけ情熱をかけているのかというのを、知ってもらわなきゃいけないと思うのですね。  ドキュメンタリーではないですけれども、さっきプログラムの話をさせていただきましたけど、それぞれの伝統芸能にそれぞれの歴史があるのですよね。そして、それぞれの思いがやはり募っていると思います。  そういったものを表せるような保存の仕方、そしてデジタル化も話しましたけど、そういったものの残し方、そしてそれを広げることによって感動する方を増やして、公募や国を越えてこれに参加したいと思う方を募るというのが、今の世の中の流れになってきているのかなというふうに思います。  そういった意味では、これまでとか常識としてというのが、一つの大きな壁になってきたと思いますので、ぜひそれを取っ払える、そしてこの伝統芸能の保存がどういったプラスの影響を諫早市に与えてくれるのかというのを、PRといいますか、広げていく内容の中にぜひ組み込んでいただきたいなと思いますけども、最後に御答弁をお願いします。 160 ◯経済交流部長(古谷正樹君)[ 157頁]
     先ほどの文化財保存活用地域計画、この目的、策定の狙いでございますけれども、大きく2つございます。1つが、地域住民が文化財の価値を認識することによるシビックプライドの醸成、これが保存継承につながる、いわゆる伝える、守るという部分、これが1つの大きな柱。  もう一つの柱が、諫早固有の歴史や文化を分かりやすく発信する、交流人口の拡大や地域の活性化につなげると、これは生かすというところでございます。  ですから、今までの保存のことばっかりを考えていた文化財に関して、今後はこれを生かして、地域の活性化につなげるというような考え、そのような考えで今後は文化財の活用を進めていきたいと考えているところでございます。 161 ◯中野太陽君[ 157頁]  ぜひこういった人種を越えた取組、そして情熱、そして諫早市をどうしたいと思うそういった思いを継承できるような、そういった継承の方向にぜひ持っていっていただきたいと期待しております。  以上で質問を終わります。 162 ◯議長(林田直記君)[ 157頁]  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は、9月12日定刻から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。                 午後3時13分 散会 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...