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  1. 長崎市議会 2021-02-25
    2021-02-25 長崎市:令和3年教育厚生委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= ◯木森俊也委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから教育厚生委員会を開会いたします。  今定例会の委員会におきましても、換気などの新型コロナウイルス感染症防止策につきましてご協力いただくとともに、審査に当たりましては簡潔かつ分かりやすい説明と質疑についてご協力をいただきますようお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、審査日程 (案)のとおり審査することに決定した。〕 2 ◯木森俊也委員長 それでは、これより議案審査に入ります。  まず、第51号議案「調停について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 ◯前田教育総務部長 まず、議案の説明に入ります前に、今回、市立学校におけるプログラムの不正使用により、このような事態を招いてしまい、委員の皆様方をはじめ、全議員の皆様方に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことに対し深くおわび申し上げます。このことは、教育行政に対する市民の皆様の信頼を損なうものであり、重ねて心より深くおわび申し上げます。  それでは、第51号議案「調停について」ご説明いたします。  議案書は113ページから119ページでございます。  議案書114ページをご覧ください。理由に記載のとおり、本議案は民事調停法第2条に基づき申し立てられた損害賠償等請求調停申立事件について合意したいが、この調停の合意については、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を要することから、本議案を提出するものでございます。  詳細につきましては、教育委員会提出の委員会資料に基づきまして総務課長よりご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 4 ◯小川教育委員会総務課長 教育委員会提出の委員会資料1ページをご覧ください。1.事件の概要及び経過の(1)概要でございますが、申立人である株式会社ジャストシステムから、自社製のプログラムについて、長崎市立の学校が保有する正規ライセンス数を超えて不正に使用しているとの情報を入手した旨の通知があったことを受け、長崎市におきまして市立学校全校に対する調査を行った結果、正規ライセンスの期限が切れた後にインストールしたプログラムが385本認められました。このため、不正に使用したプログラムについて申立人が有する権利を侵害したとして、損害が生じたことに対する賠償金、弁護士費用及び遅延損害金の支払いを求めて、申立人が令和2年11月に東京地方裁判所に調停を申し立てたものでございます。(2)調停の相手方は株式会社ジャストシステムでございます。(3)損害額は767万9,850円で、内訳は不正にインストールした385本のプログラムの使用料637万3,614円に、弁護士費用と遅延損害金を加えたものでございます。(4)調停の経過は記載のとおりでございます。  恐れ入りますが、4ページをご覧ください。6.調停に至るまでの主な経緯でございますが、令和元年7月24日に株式会社ジャストシステム社等から、市立学校において保有する正規ライセンス数を超えてプログラムを不正に使用しているとの情報を得たため、調査をするよう通知がございました。これを受けまして、全ての市立学校を対象としてプログラムの調査を行い、その結果、令和元年9月27日の欄の表に記載のとおり、ジャストシステム社製のライセンスにつきましては、正規ライセンスを超えていたプログラムが合計で2,923本あり、そのうち使用されていたライセンスが690本ありましたので、その旨相手方に報告いたしました。その後、令和2年1月23日に相手方から2,923本のプログラムが無許可複製による著作権侵害であるものと認定せざるを得ない旨の通知がありましたが、再度詳細な調査を行ったところ、令和2年5月26日の欄に記載のとおり、2,923本のうち正規ライセンスが切れた後に削除されず残ったままとなっていたプログラムが2,538本あり、正規ライセンスが切れた後に新たにインストールしたプログラムは385本であったため、無許可複製に当たるプログラムは385本である旨回答を行っております。令和2年6月8日には、相手方より、ライセンス期限を過ぎた後も削除されず残ったままとなっているプログラムについては賠償請求はせず、ライセンス期限を過ぎた後に複製した385本のみを対象に損害賠償請求を行う旨通知がございました。長崎市としましては、損害賠償請求の和解を行うに当たり、中立、公平な立場の第三者からの意見を聞くことが望ましいと考えたため、相手方からの民事調停の申立てをご検討いただきたい旨回答していたところ、令和2年11月30日に相手方より調停申立書が裁判所に提出されたものでございます。  恐れ入りますが、資料の2ページをお開きください。2.裁判所から提示された調停条項の内容でございますが、8項目の調停条項が示されております。(1)長崎市は、申立人に対し、別紙プログラム目録記載のプログラムを申立人の許可なく複製したことを認める。(2)長崎市は、申立人に対し、本件侵害に係るプログラムを消去する義務があることを認める。飛びまして、(4)長崎市は、申立人に対し、本件侵害に関する解決金として767万9,850円の支払い義務があることを認める。また飛びまして、(7)申立人及び長崎市は、申立人及び長崎市の間には、本件侵害に関し、本調停条項に定めるもののほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。このような内容でございます。次に、3.調停条項に関する考え方でございますが、記載のとおりでございます。先ほど、調停に至るまでの主な経緯の中でご説明させていただいたとおり、相手方からの申出に対しまして、長崎市としての考えを主張してまいりましたが、当初の損害賠償の対象とされたプログラム数から大幅に減少するなど、長崎市の主張が相手方に受け入れられてきた経緯もあることなどを踏まえ、裁判所が示してきた調停案について合意させていただきたいと考えております。  資料3ページをご覧ください。4.事件発生の原因でございますが、不正使用したプログラムのライセンスは、相手方と長崎市教育委員会との間で、平成28年8月31日までの契約となっておりました。しかしながら、各学校において、ライセンスの期限の管理が徹底されておらず、教育委員会から各学校に、ライセンスが切れた後のプログラムの取扱いについて通知をしていたものの、学校におけるプログラム等の管理体制が不十分で、職員全員にライセンスが切れた後のプログラムの取扱いについて周知徹底が図られていない状況でございました。そのため、業務の利便性を優先し、ライセンスが切れているプログラムを新たにインストールするなど、教育情報セキュリティポリシーが遵守されていなかったことが主な原因と考えています。続きまして、5.再発防止に向けた取組でございますが、まず、(1)ライセンス及びプログラム管理の徹底については、各学校が保有するライセンス及びプログラムについて、職員全員が把握できるよう管理簿を作成いたします。次に、各校長がインストール権限を確実に管理していくことを徹底いたします。また、教育委員会においても、各学校のプログラムの管理状況を把握する必要がございますので、管理簿の提出と実地調査を行っていきたいと考えております。次に、(2)情報教育セキュリティポリシー研修の強化でございますが、今回、ライセンスやプログラムの管理体制が不十分であったことに加え、職員一人ひとりのプログラム管理に対する認識が不十分であったことが原因と考えているため、管理者及び職員向けの情報セキュリティポリシーの研修内容を見直し、二度とこのような不適切な事務の取扱いがないよう、教育情報セキュリティポリシーを遵守するよう全職員にしっかりと周知をしてまいりたいと考えております。
     資料の5ページ、6ページには違法複製とされたプログラムの目録を、7ページと8ページには裁判所からの調停案をそれぞれ掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 5 ◯木森俊也委員長 それでは、これより質疑に入ります。 6 ◯佐藤正洋委員 少しお尋ねしたいと思います。大体これが発生した内容については理解できます。ただ、これ現実問題として、毎年これを入れ替えるわけじゃないわけで、何年も使うわけですね。そうしていけば、当然、学校でも人事異動がありますし、校長の人事異動もある。やはり現場では、なかなかこの期限がどうのこうのというのは分かりにくい部分があると思うんです。私の経験からいっても、やはりこれは教育委員会あたりがぴしゃっと管理しとって、具体的に通知を出してもらわないと。それも次のソフトが要るわけですから。そんな、今月言ってすぐ来月ということはないわけですから。1年前ぐらいには少なくとも分かるわけですから。そこら辺のところをしっかりやはりやっていく必要があると思うんです。今、説明があったとおり、結果的に現場との連携が取れとらんということですから、現場にばかり押しつけるんじゃなくて、やはりこれは教育委員会がぴしゃっと管理をするべきだと思いますし、ここにうたわれておりますけれども、そういうことが徹底されとらんのがこの原因じゃないかなと私は思うんですけど、どうですか。何か読めば現場が、教職員の認識が薄いとかというようなことが言われておりますけど、確かにそういうこともありますけど、私はもっと教育委員会がしっかりというか、管理をするべきだったと思うんですけど、そこら辺の考え方をお願いいたします。 7 ◯大塚学校教育部長 委員ご指摘のとおり、これまでも新たに小中学校に管理職として登用した職員に対して、その都度、研修会を行ったり、あるいは情報セキュリティに携わる教職員についても研修会を設けたりしていたのですが、一人ひとりの職員に届いていなかったということも事実ですし、その研修会自体が本当に実のあるものであったのかということについて、やはりこういう事案が起こったということに対して、我々の責任があると思っているところでございます。再度、一人ひとりの職員に届くような研修会を実施していく必要があると考えているところでございます。 8 ◯佐藤正洋委員 それと、校長会とか教頭会とか、いろんなそういった研修会があるわけですから、今、先生が言われたように、こういった担当の先生方の研修といいますか、そこら辺はやはり徹底していかないと、さっき言いますように、こうして事件が起きれば分かるわけですけど、またこれも次のソフトを使ってずっとやっていく。そうすれば、いつなのかというのは薄れてくるんですよ。やはりどうしても慣れになるわけです。今までしていたのが便利、慣れているもんですから。だからそっちのほうに慣れてしまいますので、新たなプログラムというか、このソフトでやった場合にはこうなってというようなことを、私たちも一緒ですけど、やはり現場の先生方は慣れたのがいいわけです。資料を作るのにしやすいわけです。だから、子どもたちの資料を作ってするわけですから、ぜひそういったところの徹底もお願いしたいと思います。  それから、さっきも言いましたけど、やはり現場の先生方はそれぞれ一生懸命やっておられるんですよ。そのために、できたら慣れたものがいいとか、こういう感覚になってくるわけですから、ぜひそこら辺は現場の意見もしっかり聞いて、そして対応してもらいたいと思いますし、次のソフトを採用するときにも、現場の声をしっかり聞いてやっていただきたいと思いますけれども、そういったシステムを何かつくる必要があるんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。学校と教育委員会とそういったシステムをつくって研究をしながらやっていくというようなことが必要じゃないかなと思うんですけど、一方的に教育委員会から言うばかりじゃなくて、共有したほうがいいんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。 9 ◯本田教育研究所長 ご指摘のとおり、必要なソフトウエアの検討につきましては、例えば、各学校の情報教育担当者会等も行っておりますので、その中からいろんな必要なソフトウエア等についても聞き取りをしながら、どういったソフトウエアの活用がよいのか、そういった検討もしていく必要があろうかと考えております。  以上でございます。 10 ◯佐藤正洋委員 いろんなあれが重なってこういうことになってくるわけですけれども、やはりこういったことで多額の予算も必要としますし、またこの事件といいますか、これの重要性も十分教育委員会も考えておられるし、総務委員会では教育長の減額の議案も出ておるというようなことですので、非常に重く受け止めておられるということは分かるんですけれども、これを今回だけじゃなくて、ずっと続いていくわけです。特に今からはGIGAスクールとかということで、全部そういうふうな方向にいくわけですから、ぜひここは教育委員会と現場としっかり連携を取ってやっていただきたいと思います。  それから、私が1人で言うわけいきませんので、やはりこうした重要な案件ですので、これ委員長お願いですけど、審査がいろいろ終わった時点かそこら辺で、教育長に来てもらって、現場がこういったことになったことについての現在の教育長の考え、これもぜひ私たちは聞く必要があるんじゃないかなと、私は思っておりますけど、それはまた委員長のほうで、最後のほうで処理してもらえればと思います。  以上です。 11 ◯木森俊也委員長 先ほど佐藤委員から教育長の出席について意見がございましたんで、後ほど協議をいたしたいと思います。  ほか、ありませんか。 12 ◯池田章子委員 何点かお尋ねします。要するに、なぜこういうことが起こったのかということですね。事件の発生の原因というのが書いてあるわけですが、これ、経緯の説明は4ページ、いきなり株式会社ジャストシステムが訴えましたというところから始まっているんですが、これ以前、皆さん方がどういうふうなことをして学校に通知をしていたかというのがあるでしょう。ここから始まったわけじゃないでしょう。それで株式会社ジャストシステムからこういう話が入る前に、何らかの動きはなかったんですか。そういうのはキャッチしてなかったんですか。 13 ◯本田教育研究所長 この前のその使用についての通知等がどういった状況であったかというご質問だったかと思いますけれども、一応平成28年8月末でそのソフトの使用を取りやめるということにつきましては、平成26年の9月から小中学校の校長会の理事会でも説明をいたしまして、そして平成26年10月14日付で、各学校には平成28年8月末をもってジャストシステム社製のワードプロセッサーのソフトは使わないようにしますという通知を発出しております。そして、通知で申しますと、同じく平成28年8月2日付で、いよいよ8月31日で使えなくなりますということから、そのアンインストールの手順書をつけて通知を発出したということでございます。  それがそれまでの通知等でございますが、その後そういった動きにつきまして、つかんでなかったのかということにつきましては、幾つかそういった声というのも届いておったということは聞いております。したがいまして、その都度そういった、例えば平成28年9月以降につきましても、先ほどありました管理職の情報教育の研修会でありますとか、情報教育担当者会等の中でも重ねて、そのライセンス数を超えたものがないかどうかの確認をするようにということでの指導は行ってきたということでございます。  以上でございます。 14 ◯池田章子委員 まず通知をこういうふうに出しましたと。それってすみません、委員長、それ資料として出させてください。これ、原因に関わるところなので、資料請求をお願いできないかと思います。 15 ◯木森俊也委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時20分=           =再開 午前10時22分= 16 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  先ほど池田委員より資料請求がございましたので、委員会として資料を出してもらうことでよろしいでしょうか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 17 ◯木森俊也委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時22分=           =再開 午前10時22分= 18 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  それでは、資料が出るまで質疑を行います。 19 ◯池田章子委員 令和元年7月24日に株式会社ジャストシステムから通知があった、その前にもそういう声は届いていましたとおっしゃったんですよね。いつ頃、どういうふうなことで声が届いていたんですか。 20 ◯本田教育研究所長 いつ頃といいましょうか、情報教育担当者会の中で、情報教育担当者との情報交換の中で、ライセンス数を超えたものがどうも自分の学校にあるようだというような声が情報として上がっておったというようなことから、各学校への再度アンインストールをというようなことを指導していたということでございます。  以上でございます。 21 ◯池田章子委員 じゃちょっと話を変えますけど、結局こういうライセンス数を超えて使っていた。これ、プログラムの名称と数だけあるけど、何校残っていたんですか。 22 ◯大塚学校教育部長 該当校ですが、小学校が55校、中学校が37校、合計92校でございます。 23 ◯池田章子委員 ということは、ほとんどの学校ですよね。ほとんどの学校でずっと残って使われていたって。これは、要するに前から声が上がっていた。そういう情報教育担当者会議の中で、うちまだ使いよるよと、まだ一太郎を使っていますよという話は当然出てきて、それを皆さん方、分かっていたわけでしょう。ただ単にアンインストールしてくださいと、それだけで。それでもこうやって残っているというのが分かっているんだったら、もうちょっと何か手だてがあったんじゃないですか。いかがですか。 24 ◯本田教育研究所長 まさしく委員ご指摘のとおり、やはり認識が我々も甘かったと言わざるを得ないと考えております。  以上でございます。 25 ◯池田章子委員 認識が甘かったと。これから今後、再発防止に向けた取組ということで、学校を訪問したときに確認しますみたいな、そういうふうな書き方だと思うんですけど、これをもっとやっとくべきですよ。だって、つかんでいたんだから、皆さん。そういうことが横行しているというか、まだ使っているということを知らなかったというなら別ですけど、知っていて、それをそのまま放置、注意だけしましたというところに、やはり私、ここの中、現場の周知徹底が図られていない状況にあったとおっしゃるけど、周知徹底を図らせていなかった責任が、やはり市教育委員会と教育研究所にあると思うんです。そこが問題じゃないかと思うんですけど。 26 ◯大塚学校教育部長 まさに委員ご指摘のとおり、我々教育委員会の指導が徹底できなかったという分については、責任を痛感しているところでございます。  以上でございます。 27 ◯池田章子委員 覚えていらっしゃると思いますけど、実は、私からも市教育委員会にお伝えしたことがあります。ライセンスが切れても使っているということが問題であるということを私は聞きましたので、すぐ市教育委員会にこういうことがあっているみたいですとお伝えしたと思うんです。〔「何年前」と言う者あり〕1年半前です。ですから、ちょうどこのジャストシステムの始まった頃に、私はお伝えしたと思うんです。そういうふうに現場では危機感を持っている人たちもいるのに、市教育委員会にはそういう声が届かなかったんですか。 28 ◯大塚学校教育部長 現場からそういう声もいただきながら、同時にジャストシステム社の代理人の弁護士から7月24日に市立学校において学校が保有する正規ライセンスを超えて不正に使用されているという情報があり、我々も市立学校全校を調査した結果、こういうふうな形になったというところでございます。  以上でございます。 29 ◯池田章子委員 だから、そういうふうな声があった段階で、こういう調査をせんばやったとじゃないですか。学校って子どもたちに著作権を教えんといかんのですよ。著作権違反は駄目ですよというのを、もちろん私も社会科の教員でしたけど、社会科でも教えるし、当然、技術家庭科で情報教育の中で教えんといかん。その学校で、やはりこういうふうなことが起こったということが伝わると、本当に非教育的です。ですから、市教育委員会は、使われていますよという、ある意味内部告発みたいなことが絶対あっているはずですから、そのときにもっとちゃんと調査をして、すぐにでも学校を回ってでも確認するべきだったと私は思いますが、いかがですか。 30 ◯本田教育研究所長 まさに委員ご指摘のとおり、そういった情報があったときに、きちんと対処しなければならなかったことだと思っております。  以上でございます。 31 ◯池田章子委員 資料も後で来ると思いますので、取りあえず終わりますけれども、事件発生の原因という書き方が学校現場側に責任転嫁してあるみたいなんですけど、私はそれだけではないというか、市教育委員会の責任も重いと思いますし、この情報教育の環境整備について、今はちょっと変わってきたかもしれませんけど、数年前まで機械の入替えでも何でもほとんど学校任せやったですよね。学校でしてくださいと、学校で入れ替えてください。でも本当に情報教育の人がもうふうふう言いながら、授業の合間に、もう本当に入替えをするのも、インストールするのも全部学校でやってくださいという状況で、ものすごく苦労してこられたんです。だから、そういう何でも学校任せにしているというのも、やはりこういうことが起こった原因の1つだと私は思いますので、そこのところは変えていっていただきたいと思います。 32 ◯浅田五郎委員 資料を見ただけで言うとして、問題は学校が、小学校55校、中学校37校か、校長は何やってんだろうかと私はいつも不思議であるんです。やはり校長なんですよ。校長が校長たらんとば、校長していないから、そんな状況にあるんじゃないかな。しかも700万円近い金を払わんばいかんわけでしょう。これを校長先生たちに出させるわけいかんでしょう。あるいは教育長が1人で責任を背負うんだろうけど、やはりもう少し文書、通達を出して。しかし、学校の先生方の連携とか、校長会での会議もしょっちゅうやっているだろうけど、この校長たちは君たちの学校はどうなっているとか、そういう話をせんのかな。私はもう今の話聞いただけで、長崎の教育現場は惨たんたる状況じゃなかろうかと思う。やはりもっと怒るところは怒る、懲戒処分するところはする、それを1人で教育長が責任持ってやるようなことじゃなくして、やはり現場の校長たちも校長手当はもらいよるわけだから、もらった分のことはさせんと駄目よ。年数が来たから校長になったというんじゃないと思う。やはり教育現場の責任者として。とにかく55校の小学校、37校の中学校で起こりましたと、これやはり長崎県の教育行政の惨たんたるもんだと思う。私はやはりもう少し厳しく指導するとかして、学校現場をやはりちゃんとやらんと、これだけでいいのかなと。これ、相手が機械だからうまくいきませんね、それから引継ぎができませんだとか、それは言い訳だから。やはり校長がきちっとそういうことをやると。校長の仕事だということで、やはり指導するとかしとかないと、あなたたちが何もかも連絡をした学校現場を一々見ていたってどうしようもない。校長、要らんじゃないの。だからそういうことを、やはりきちっとやってもらいたいと思うんです。出てきたことはしようがないけど、今後こういうことのないようにやってほしいということだけ要望しておきます。 33 ◯久 八寸志委員 お聞きしたいのが、ライセンスの期限切れになったときに、これがずっと続けば、こういった訴えられるようなことが将来起こるだろうということは、まず予想されてはいたんですか。そこら辺をお尋ねしたいと思います。 34 ◯本田教育研究所長 今、委員のおっしゃるとおり、ライセンス切れのものを使用するということは不正使用ということにつながるということは認識しておりました。  以上でございます。 35 ◯久 八寸志委員 そういったことであれば、やはりかなりの時間が経過しているわけです。ですから、そういった意味では、かなり甘いとしか、もう言わざるを得ないことになってしまうと思います。  それと、他都市においても同じようなことが起こったというのは調べてみられていますか。 36 ◯西田教育委員会総務課長補佐 他都市においてなんですが、平成22年から平成25年にかけて、他都市で奈良市、弘前市、石川県、北海道、岩手県花巻市で同様の事例が起こっている状況でございます。  以上でございます。 37 ◯久 八寸志委員 ということは、やはりこういったことというのは頻繁に起こり得ることというか、十分予想されることだと思うんです。ですから、今はもう委員の皆さんがるる言っているんですけれども、当然もう再発防止ということになるんですけど、ここら辺、誰がどう責任を持ってというところがどうしても明確になっていないところが問題じゃないかなと思います。学校側においても、専門部会的なものをつくられてはいますけれども、アンインストール自体をしっかりやったかというところまでが、やはりこのお仕事の流れでありますので、通知したから終わりというところで止まってしまっているのは、やはり一番の問題じゃないか。だから通知した後に、その後どういうふうにこれをアンインストールまでちゃんとするんだというところの流れをつめるという、要するに転結をしっかり持っていっていないところが、1つはまた原因なのかなと思いますので、どこがどう責任を持ってそこをちゃんとやっていくのかというところも、今後のためにもしっかりガイドラインじゃないんですけれども、専門部会もちゃんとあるんであれば、これまた5年10年たつうちに、こういったことというのは、違った形で起こってくることも予想できます。そのときは、今は教職員の皆様方ですけれども、もう子どもたちも使うようになりますので、そのことがもし子どもたちにまた起こってしまったりとかということにもつながらないように、そういった意味での責任の流れのガイドラインをしっかりつくって、またお示しをお願いしたいと思います。  以上です。 38 ◯向山宗子委員 今の久委員のことに関連なんですけれども、例えばこれ、今、子どもたちが使うということも考え合わせると、なかなかこの徹底というのは難しいと思うんです。先生方でもこういう不注意が起きているわけですから、子どもたちといったら、もういわんやという気が私はします。逆に、技術的なことで私も分からないんですけど、例えば、もうこの期日が来たらもう入れられないみたいな、使えないみたいな、そういうことをかけた商品を最初から取り扱うというか、そういうふうなことは、今、進んでないんでしょうか。 39 ◯川口教育研究所教育管理官 今のご指摘の件ですけれども、今現在、学校に入っているWindowsとかについては、期限が切れると自動的に使えなくなるようにしております。そういうことで今後対応していきたいと思っております。  以上でございます。 40 ◯向山宗子委員 了解しました。今からはそういうものを使っていって、こういうことが起こらないようにしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 41 ◯岩永敏博委員 今までのやり取りを聞いていて思うんですけれども、再発防止は当然のこと。私は今後GIGAスクール構想が本格化することによる現場の先生方に対する悪影響を懸念しております。やはり、久委員が言うように、責任の所在を今回はもう明確にすべきです。現場の先生方は故意に不正したと思えない。やはりその管理徹底指導が行き届いていないから、こういう状況に陥った。であるならば、先生方は今後子どもたちを指導するに当たっても、信頼の下やるわけですから、堂々と伸び伸びとこの端末を活用した教育ができるように、今回の現場の先生方に対する不安を払拭させてほしい。もうその1点です。  ですから、今回の責任をしっかり教育委員会が取って、現場の先生方には今後も堂々とした指導をしていただきたいというところを、明確に現場の先生方に対する声を出していただきたいと思いますが、いかがですか。 42 ◯大塚学校教育部長 委員ご指摘のとおり、しっかり責任の所在を明確にする必要があると思います。情報セキュリティポリシーの中には、情報セキュリティ管理者として、校長になっているわけなんですが、校長は所管する情報資産及び情報システムに関して、教育情報セキュリティポリシーについて、職員に遵守させなければならないと明記されております。ただし、今までご議論あったように、それをしっかり校長が職員に指導できなかった、教育委員会が校長に指導できなかったという部分がございます。そこもしっかり真摯に受け止めて、管理職に対する指導の徹底を図っていかなければならないと感じるところでございます。  以上でございます。 43 ◯岩永敏博委員 今後、学校現場に限らず、庁内もデジタル化が進んでいく中においては、情報漏えい等も含めて、管理はもう当然徹底しなければいけない部分であって、やはり全庁的にそのあたりの取り締まり、あるいは管理の部分を徹底するための部署もできるようですけれども、そこにやはり専門的な方々の知見等々も取り入れた対応というのは必要となってくると思います。それで、今は部長がおっしゃったように、そのセキュリティポリシーについては、今後子どもたちに対して端末の家庭での取扱い方、ルールについても決めていくわけでしょうけれども、セキュリティばかり強くなっていくと、やはりこの本来の端末を使う意味合い、これからGIGAスクール構想に取り組むことによっていろんなことができるんだよと、いろんな情報を取り入れるんだよというような観点からいくと、現場の先生方が縮こまってしまうような環境にはしたくないとも思っていますので、この辺は非常にバランスの取り方は難しいんですけれども、その辺も加味しながら対応をしっかりやっていただきたいと思います。 44 ◯木森俊也委員長 それでは、先ほど資料請求しました資料につきまして、準備できましたので書記に配付させます。         〔資料配付〕 45 ◯木森俊也委員長 それでは、理事者の説明を求めます。 46 ◯本田教育研究所長 ただいま2種類の追加資料を配付させていただきましたので、簡単に説明させていただきます。  まず、追加資料1でございます。平成26年10月14日付で各学校宛、一太郎の取扱いについてということで、そこの四角囲みのところでございますが、ワードへの完全切替えが、平成28年8月末日をもって一太郎が利用できなくなりますというようなところを、1番にありますように理由も書いた上で発出させていただいたということでございます。  次に、追加資料2でございますけれども、教研第200号で、各学校長宛に平成28年8月2日付で、これで幾つかありますが、その作業順の(2)に、対象のパソコンを明記した上で、ジャストシステム製品の削除、アンインストールをしてくださいと。  2ページ以降につきましては、その手順書を、画像といいましょうか、絵をつけた形で発出したというところでございます。  以上でございます。 47 ◯池田章子委員 資料1、使えなくなりますよという通知がもう六、七年前の話ですよね。それで、もう使ってはいけませんよと、アンインストールしてくださいというのが、もう5年前の話。こういうふうにずっと言ってきているのは分かるんですけど、そこに、資料2の処理期限、平成28年8月末日、その後に作業完了についての報告の必要はありませんって、何でこんなこと書くんですか。報告を求めるべきじゃないですか。 48 ◯本田教育研究所長 もう委員ご指摘のとおり、私も報告を求めるべきことだったと思っております。  以上でございます。 49 ◯池田章子委員 私も学校の教員だったので、言うのはおかしいかもしれませんが、割と学校の先生は真面目なので、アンインストールしましたって、うそはなかなか報告できませんから、やはりここでちゃんとアンインストール完了しましたという報告を求めておけば、中には何校か残るかもしれないけど、ここまでひどいことにはならなかったんじゃないかなと私は思うんです。  それとあと、閉鎖系と管理用と2本の一太郎を残していいですよというこの判断ですよね。これ、何でこういうふうにしたんですか。もうワードに統一しますよと言っているのに、何で一太郎を2台は残しますと判断されたんですか。 50 ◯本田教育研究所長 当初、平成28年8月末をもちまして全ての一太郎を削除する予定で進めておりましたが、教育現場のほうから、たくさんの一太郎文書がまだなかなか変換できずに残っているということもありまして、全てがなくなるとすると公務に支障が出るというような声もございまして、その留意事項にありますとおり、管理用パソコン並びに閉鎖系の共用パソコンについては、2ライセンスだけは活用をするようにと決めた経緯がございます。  以上でございます。 51 ◯池田章子委員 私ももう大分使っていないから忘れたんですが、一太郎はたしかワード変換して保存できたはずですよね。それで2年間あるんです。もう使えなくなりますと、学校現場は確かに忙しいけど、その間には、例えば去年のデータを呼び出して今年の提案のための文書を作ります。そういうときに2年間あれば、当然一太郎が使えなくなれば、ワードに変換してワードで文書を作っていくということができるはずじゃないですか。そうしたら、この一太郎を2台残したということが、またこれで一太郎を不正使用させる原因になったとは考えられませんか。 52 ◯本田教育研究所長 現場のためによかれとしたことでありますが、結果としては、今、委員がおっしゃったことにつながってしまったことになると思います。  以上でございます。 53 ◯池田章子委員 これまでの経過を見ていても、やはり市教育委員会の方針の見込みの甘さというのとか、詰めの甘さというのが浮かび上がってくると私は思うんです。やはりこういうふうなことがないように、ちゃんとしていただかなければ、同じことがまた起きますよ。そのところ、今後にぜひ生かしていただきたいと思います。 54 ◯浅田五郎委員 今、資料を頂いたけど、少なくともこれだけの文書を出して、やはり私は教育委員会は指導したと思っているわけ。受け止めた学校長が自分たちの部下に対する、教職員に対する問題と取っていないということです。学校教育課長とか教育研究所長の名前において小中学校の校長に出した文書を今見てみたけど、これは問題ないと思うんです。一々そんな小さいこと報告せんでいいよと。それは学校現場に任せているわけだから、報告せんでいいという文書になっていいわけです。小学生、中学生に言っているわけじゃないわけだから。教師用、使う者に対して指導している文書を見たら、これはやはり校長とか使っている先生方との間で引き継いでいくとかやっていけば、こんなものは残っていないわけで、そのことは私は大事だと思うんです。子どもの使いじゃない文書を出しているわけだから。ちゃんとした文書を出しているわけだから。これを見た校長と学校現場が異動があろうが何であろうが引き継いでいくのが当然だと。一々教育委員会までそれを管理していたらたまったもんじゃないんですよ。私はそう思う。だから、これは文書を出していなければ、私はこんなこと言わないです。これだけの文書を出しとったら、あとは現場できちっとやってもらわない限りは、それは私は教育行政の中で何もかもできないですよと思っているから。何もあなたたちだけが悪くて、ここですみませんと言う必要ないです。  ただ、学校現場の監督だけは間違いなくやってもらわないといけないですよ。校長、おまえたち何やっているんだと、これでは校長研修会をやっているとに、55校の小学校、37校の中学校がこんな事件を起こしてどうなんだと。もう少し部下に対する指導をやれというようなことを言える教育委員会であることが、私は正しいだろうということだけ意見を述べておきます。 55 ◯池田章子委員 株式会社ジャストシステムの話から離れるんですけれども、この不正使用が行われていますよというのを、私は市教育委員会にお話ししたことがあります。そのときに同時に薬品の管理のことも私は言ったんです。学校には、理科室に劇薬みたいなすごい薬品がありますよと。それが教育課程が変わる中で、それから昔は選択理科とかいうのがあって、結構マニアックな特別な薬品、劇薬が置いてありました。それをもう使わないものを処理しなければいけないけれども、簡単に流すことができないので計画的に薬品の処理はしていかないと一遍にできませんよと。まずはどの学校にどれだけの薬があってというのを出させて、市教育委員会が管理をして年次的に少しずつ処理していかんと駄目ですよと私は言ったんですが、それは進んでいるんでしょうか。 56 ◯小川教育委員会総務課長 池田委員が今言われた件につきましては、認識はございます。まずは水銀について処理を進めていきたいと考えているんですが、処理できる業者が今のところ北海道に1社だけという中で、予算も相当に大きくかかることが見込まれております。ただ、そのまま放置するというわけには当然いかないので、しっかりとそこの処分については進めていきたいというところで、具体的にいつまでにどういう形でというところまでは申し上げられないんですが、しっかりとそこは処理を行っていきたいと考えております。 57 ◯池田章子委員 健康教育課から、水銀は養護教諭からの関係で体温計が上がったと。それと温度計と2つ処理したというのは私も聞いているんです。それは聞いているんです。  ただ、皆さん方、学校にどういう薬がありますかという調査していますか。どういう薬がどれだけ、何リットルとか何ccとか、どれだけありますかという調査ぐらいかけていますか。かけたら、ラベルのないような、これ何やろうというやつも多分あるはずなんです。そういうのをまず市教育委員会が学校に把握させて、水銀はやりましたと言われましたけど、私これ1年半前に言っているんです。とにかく毎年、今年はこのシリーズ、これとこれと薬を2つ決めて、もう一遍に集めて、これは処理しますから出してくださいと。それでその前の管理簿みたいなものを、まずは市教育委員会が把握しないと駄目だと思うんですけど、されていないんじゃないですか。 58 ◯小川教育委員会総務課長 私のほうでは詳細なところは確認はしておりません。確かな情報ではございませんが、一度調査をかけた実績はございますが、年数もたっておりますので、改めて現時点での状況がどうなのかというのは、しっかり把握をする必要があると思います。委員おっしゃるとおり、これは非常に大事な問題だと思っておりますので、しっかりと対応していきたいと思っております。まずは調査をしっかりかけたいと思います。 59 ◯池田章子委員 理科室には相当な劇薬があるんですよ。それが今現在、どれぐらいあるかというのは管理簿がなければいけんと思います。それもちゃんと市教育委員会も提出させるというか、しとかんといかんと思います。そういう管理が1年半前に言っても、まだ全然進んでないわけじゃないですか。理科の先生に聞くと、いやそがんと来とらんと言われていましたから、やはりちゃんとやると。年次的に計画的に処理していきますと。その前段でちゃんと把握をしますという、そこをちゃんとやってもらわないと、一事が万事で、この株式会社ジャストシステムのことも私は通じている部分だと思います。よろしくお願いします。 60 ◯西田実伸委員 1点ですけど、校長先生は学校の最高の位置づけですから、その学校を管理職として守られて。ですから、さっき言った浅田委員のご意見も分かるわけですが、この資料2の提出があったときに、気になった答弁があったんですけど、先ほどの本田教育研究所長の答弁の中で、池田委員が処理期限の関係について報告が必要じゃないのかという話があったんですが、教育研究所長はそう思うということで過去のことを否定したご意見なんです。ずっと聞いていたら、本田教育研究所長は過去のことだから何で自分のときかと思われていると思うんで、答弁には大分四苦八苦していたと私は思います。それはもう理解します。ただし、先ほどの中で校長先生と市教育委員会の信頼関係があるじゃないですか。その中で、今回のこの問題に対して、過去のこういう資料に対して否定するということは、ものすごく問題があると思うわけです。そういう考えの中で、私は本田教育研究所長に再度答弁を求めるわけじゃないんですが、大塚学校教育部長としては、今の発言に対してどう思われるかということをお聞きしたい。 61 ◯大塚学校教育部長 この追加資料に、作業完了についての報告の必要はありませんと、そのときの状況はよく分かりませんけれども、恐らく学校現場のことをしっかり信用して、間違いなくアンインストールするだろうというような確信の基に通知を出したのではないかと思っておりますが、結果的にこういうふうな事例に結びついてしまったということについては、やはり我々真摯に受け止めて反省をしなければいけないところじゃないかなと思っているところでございます。  先々週、小学校の校長会の会長、副会長、中学校の校長会の会長、副会長に集まってもらって、その旨、再度、今後の指導対策等についてもこれから協議をしていかないといけないということをお伝えしたところでございます。  以上です。 62 ◯西田実伸委員 今のご答弁は今から頑張るということなんですが、私が問題視しているのは、要はその信頼関係がなくなっていくとじゃないのかなというのが心配なんです。というのは、今後このような事例があったときには、学校任せではなくて報告を求めなさいという方向転換をしていくという理解でよろしいんですか。 63 ◯大塚学校教育部長 全てがそうなるとは思っておりませんが、しっかりと校長会との信頼関係を継続させていただきながら、校長を導くことが学校の校長、それから教職員を守ることにつながるんじゃないかなと思っております。再度、教育委員会のあるべき姿、姿勢をしっかりと示していく必要があると思っているところでございます。
     以上でございます。 64 ◯西田実伸委員 分かりました。教育委員会の姿勢を見せるということですから、これは部長だけの発言ではちょっときついですよね。やはり全体的なものを見ていかなければいけないじゃないかと思うんですけれども、最初佐藤委員が言ったような話に戻ってくるんですけれども、やはり今回の内容については、皆さん、ちゃんと答弁できなかったですもんね。そういう面では、私ずっと思っていたけど、そうしたら答弁できる人がおればと思ったんですけれども。部長がおっしゃったのは、要するに教育委員会を代表してという話でよろしいんですか。 65 ◯大塚学校教育部長 長崎市教育委員会としてと思っているところでございます。  以上でございます、 66 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  ないようですので、先ほど佐藤委員より教育長の出席説明の要求についてご意見がございました。このことにつきまして、委員の皆様のご意見をお伺いしたいと思います。 67 ◯西田実伸委員 今、教育長を呼ばれるかどうかの問いですよね。  先ほども私、質問したんだけれども、大塚部長からは教育委員会を代表してされるということでありましたけれども、今回やはり何か知らないけど、議会とそちら側の答弁というか、やり取りのぎくしゃくがあって、大塚部長のことをそうですかと疑うわけではありませんが、ここはもうやはり一番長である教育長の、特に教育長としては別な議案も抱えておりますし、事が重大なことだと思っております。ですから、こういう面ではこの委員会、あと予算の関係もありますし、ご意見を伺ったほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども。  私は教育長を呼ばれることについては賛成いたします。 68 ◯浅田五郎委員 私はこの問題で呼ぶんじゃなくて、教育厚生委員会の委員が全部変わったから、最高責任者として来てもらうと、そういうことで私は呼ぼうと思っているわけ……〔発言する者あり〕 69 ◯木森俊也委員長 ほかにございませんか。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時4分=           =再開 午前11時4分= 70 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  それでは、先ほどの意見も踏まえ、委員会として教育長の出席を求めることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 71 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  そのように決定をいたします。  なお、本市議会におきましては、委員会に教育長の出席説明を要求する場合には、委員長からその旨議長に報告し、議長の了承を得て要求することを例としております。  ただいまから議長に報告したいと思いますので、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時5分=           =再開 午前11時28分= 72 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  ただいま、議長の了承を得て教育長の出席を要請し、教育長に出席していただきました。  本委員会におきましては、今回の案件を重大なものと受け止めており、本事案に対しての最高責任者である教育長の考えと今後の再発防止策について、教育長のお考えをお伺いしたいと考えております。  教育長の説明を求めます。 73 ◯橋田教育長 今回の事案に対する受け止めでございますが、先ほどの質疑の中でもございましたけれども、今回、例えば特定の学校、特定の個人によって行われたということではなくて、92校という多くの学校でそういう事態、事案が発生しているということに関して、まずこれは学校、教育委員会も含めた組織全体の問題であると私は感じております。  それから、1人1台の学習者用コンピュータが議会のご理解をいただいて、予算をいただいた中で整備されようとしているこの時期にこういう事案が発生しているということについても非常に重く受け止めております。特に、審議の中でもございましたけれども、今後そういう環境になったときに児童生徒に情報モラルでありますとか、そういったことを適切に指導することが求められている学校の現場でこういう事案が発生したことについては非常に重いと思っております。結果として770万円という損害を税によって賠償するという結果に至った、このことは全体の責任者である私自身の責任が重いということで、別の議案も提案させていただいているところでございます。  こういったことを受けまして、再発防止といたしましては、委員会の中でご説明しましたけれども、しっかりソフトウエアの管理も含めて、情報セキュリティについての徹底、これはいろいろ我々も再発防止のやり方を考えました。教育委員会がしっかり管理すべきじゃないかということも考えましたけれども、現実の問題として、教育委員会で一元的に管理するということは物理的にも非常に難しいですし、現場の柔軟性といいますか、そういったものを損なうということにもつながりかねないということで、今回お示ししておりますように、校長の権限の下でしっかり管理をしていただくということを進めたいと思っています。これについては、現場との信頼関係に基づいてこれまでもやってまいりましたけれども、校長会等を通じてしっかり私どもの考えをお伝えし、適宜教育委員会もそこに関与していきながら適正な管理が行われるよう努めてまいりたいと考えております。  今回の件については、大変重いものと受け止めております。申し訳ございません。  以上でございます。 74 ◯木森俊也委員長 これより教育長に対する質疑に入ります。 75 ◯佐藤正洋委員 質疑の中でも申し上げましたけれども、先ほど教育長の言葉にもありましたGIGAスクール構想がスタートするという具体的なときに来て、こういったことでの重要性、必要性、非常にもうそこに差し迫っとるわけですけれども、いろんな面で今まで経験のないようなところで、こういった問題が出てくる、そういうことも想定しながら、私は対応していくべきだと思うんです。校長会であるとか教頭会とか、それからそういった部署の専門的な研修会とかもあると思いますけれども、そこら辺の充実も図っていかなければ、防止することはなかなか難しいんじゃないかなと私は思うんですけど、そこら辺についての考えをお尋ねします。 76 ◯橋田教育長 今、佐藤委員ご指摘のとおり、やはり研修等を通じてしっかりやっていきたいと思いますし、1人1台という形の中で、子どもたちにお渡しする分についても、しっかりその管理について今、内部で検討を進めているところでございます。  まずは、それを指導する立場の教師に対するその辺の研修であったりとか、セキュリティポリシーをつくっていますので、今回の事案を契機に見直す点がないかということを今、並行してやっております。しっかり伝えて、私自身も校長会等に出向いて、今回の事案、議会のご指摘も含めてご説明をしたいということで、そういう意味でのしっかり意識の醸成には努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 77 ◯佐藤正洋委員 それから、先ほど教育長の話の中に、現場中心というか、学校でというような話が強くありましたけれども、やはり学校と教育委員会が連携を密にしながらいかないと、なかなか具体的なことの管理が難しいということだけじゃなくして、どうなっとるのかということで、やはり学校と教育委員会が連携を密にして、そういった対策をぜひ私はしていただきたいと思いますし、学校に責任を負わせるんじゃなくして協働でやっていくべきだと思いますので、そこら辺は部局ともしっかり話をしていただいて、よろしく配慮していただきたいと思います。 78 ◯池田章子委員 今、教育長のお話の中で、市教育委員会が管理するというよりも校長の権限の下でというお話がありましたが、私も一度、市教育委員会にご相談したことがあったんですけど、校長の権限というところが機能していないということもあったんです。ですから、校長の権限の下に、一定、学校の裁量に任せてというのはもちろん大事なことだと思いますが、ちゃんと機能しなかったときの対策というのはどう考えられているんですか。 79 ◯橋田教育長 今の池田委員のご指摘、機能しなかったときの対策というのは、私自身どういう想定なのかというのがあれなんですけど、今回、例えばライセンスに関していうと、まず適正に管理簿を作って、そのライセンスの期限であるとか、どういった形で使われているのかということを管理をする、これは職員全員が共有するということと、新たにインストールするとかいう場合には、校長の許可がないとできないという形にしております。したがいまして、誰か1人の教職員が勝手にと言ったら語弊がありますけど、やるというようなことはできないような仕組みになるのかなと思っていますし、その学校における管理が適正に行われているのかというのを見るのが、私ども教育委員会の役割だと思っていますので、定期的に管理簿を提出していただくということもございますし、ご承知のとおり、我々、年間にしますと相当回数、学校にお邪魔させていただいています。そういう折には、その辺の管理簿を見る、あるいはしっかりパソコンそのものを見るという形で適正に管理がなされるような形をつくっていきたいと思います。  以上でございます。 80 ◯池田章子委員 実際に今回の件で管理職の先生方がその不正使用を認めていたという事例があっているわけです。これだけの学校にあっているということは、恐らくそういうことだと思いますので、適正に自浄作用が働かなかったときには、今おっしゃったように、やはり市教育委員会が指導して、そういうところはちゃんと適正になっているかというのを確認していただかなければ、同じようなことは防げないと思いますので、そこのところはよろしくお願いします。 81 ◯西田実伸委員 先ほども発言をしたんですけど、学校現場、校長先生と市教育委員会、特に信頼関係がなからんばいかんと私は思っています。校長先生はやはり学校の長ですから、そこでのいろんな形の最高責任者としての判断があるでしょう。今回の事案に対して、委員会というか委員とそちらの立場の質疑のやり取りがなかなかうまくいってなかったと思って、難しさを感じていたんです。というのは、1つはこの事案自体がもう五、六年前の話で、皆さんがまだ今の職にないときの話ですもんね。ということは、こういうことが将来的にも起こるかもしれんし、起こらないかもしれない。ですから、私としては今後とも信頼関係をつなぐため、例えばここで皆さんが発言したら、学校長の現場の先生たちが何ば言いよっとやろうかとなれば、またいろいろとわだかまりもできてきますし、この件を反省して、今回苦労した皆さんが、次の世代の市教育委員会の皆さんに、こういうことがないように対策を今後練ってほしいと思うんですが、何かそこで考えがあるか、教育長、お考えをお聞きしたいと思います。 82 ◯橋田教育長 おっしゃるように、我々の役割としては、できるだけこういう事案を起こさせない、起きることのないような仕組みをつくっていくということが非常に重要かなと。こういう形で、結果として現場が、例えばいろんな不祥事で処分したりということもこれまでもございましたので、そういったことに今回の場合でいうと、学校の先生たちをそういう立場に立たせない、立場にならないようにするための仕組みをどうつくるかというのが、我々の大きな役割だと思っていますので、今回、このライセンスに関しては、先ほど申し上げたような対応を考えておりますけれども、当然、今後またいろんな状況の変化等があると思いますし、技術の進展等によって、管理の仕方も変わってくるということも当然あり得ると思いますので、その都度、しっかり適正に対応を図っていくということが重要かなと思っております。  それから現場との信頼関係というのは非常に重要なことですので、私は校長会等にはしっかり今回のことも含めて、しっかり私自身が出向いて行って、校長と直にお話をしながら再発防止等についての現場の知恵というのも必要かなと思いますので、そういうお声も聞きながら対応してまいりたいと思います。  以上です。 83 ◯西田実伸委員 ぜひ、そのようにしていただきたいと思います。二人三脚みたいなもんですから、今回を大きな反省として、将来的にもこういうことが二度とないようにしていっていただきたいということはお願いしたいと思います  以上です。 84 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  ないようですので、教育長退席のため暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時41分=           =再開 午前11時42分= 85 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  それでは質疑に入りますが、ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ありませんか。 86 ◯池田章子委員 ただいま議題となっております第51号議案に対し、いろいろ問題はありますけれども、課題は多かったですけれども、賛成の立場で市民クラブを代表して意見を申し上げます。  今回の件は、著作権、情報モラルを教える学校現場でこのようなことが起こったということの市教育委員会の責任は本当に重いと思いますし、広範の学校にわたって、これだけの著作権を侵害するようなことが起こっていたということは、そこに至るまでのこれまでの市教育委員会の指導ということについて反省を求めたいと思います。もっといろんな情報をキャッチした段階で、もっと早い段階で手を打つことができたのではないかという反省もあります。  そういうことで、大事な学校現場がちゃんと機能していくように、こういう法律違反というのが公然と行われることがないように、本当に子どもたちに対して申し訳が立たないと思いますので、こういうことがないように適切に、いつまでも聞いたことをそのままにしないで、ちゃんとその場その場で解決をしていっていただきたいと思います。  以上、意見といたします。 87 ◯佐藤正洋委員 第51号議案「調停について」、賛成の立場で意見を申し上げます。  質疑の中でも申し上げましたけれども、やはり現場では、ここにも書いてあるとおり利便性を優先して、そしてこういったことに対する認識の甘さということだろうと思うんです。慣れだろうと思います。だから、こういうことを防ぐためにも組織をしっかり立ち上げて、教育委員会と学校と一体となって、二度とこういった事件が発生しない対策を、万全を期していただきたいと、そういうことを強く要望し、賛成討論といたします。 88 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第51号議案「調停について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 89 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時45分=           =再開 午後0時57分= 90 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  次に、第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」を議題といたします。  お手元に追加資料をお配りしておりますので、ご確認ください。  それでは、理事者の説明を求めます。 91 ◯藤田こども部長 それでは、第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」についてご説明いたします。  議案書は43ページをお願いいたします。今回の条例の廃止につきましては、平成23年5月に施設の耐震診断の結果、危険であるということにより急遽閉館させていただきました長崎市松山児童センターの代替施設として、平成23年8月から暫定的として長崎西洋館に設置しております長崎子ども広場について、利用状況等を総合的に勘案し、廃止するため、条例を廃止するものでございます。  なお、詳細につきましては、こども部提出の委員会資料に基づきまして、子育て支援課長よりご説明させていただきます。 92 ◯井上子育て支援課長 こども部提出の委員会資料の1ページをご覧いただきたいと思います。まず、1.条例廃止の概要の(1)設置の経緯でございますが、子ども広場につきましては、松山児童センターが耐震診断において危険な状態であることが判明したため、利用者の安全な利用に供することができないという理由で、平成23年5月に急遽閉館をして、早急に代替施設を確保する必要があったことから、子どもに安心して過ごすことができる場を提供することを目的に、平成23年8月に暫定的として長崎西洋館内に設置しております。次に、(2)施設の概要は記載のとおりとなっており、利用料は無料でございます。次に、(3)方針についてでございますが、子ども広場の廃止の方針としては、江平・山里区域に子育て支援センターを設置することと山里小学校区に放課後子ども教室を開設した上で廃止するということとしていたところでございます。しかしながら、廃止の前提となっている放課後子ども教室については、令和2年度中に山里小学校区への開設が見込まれておりますが、江平・山里区域への子育て支援センターの設置につきましては、この区域に活用できる市の既存施設や民間施設がなかったことから、子育て支援センターを整備する必要があるため、令和3年度から新たに整備するための実施設計を行うこととしております。次に、(4)廃止する理由についてでございますが、子ども広場の設置につきましては、暫定的としながらも設置後9年が経過しておりまして、これまでその運営に多額の費用を投じてきたこと、さらに、今後、施設の運営を継続するには、空調設備の老朽化に伴う故障により更新費用の増加が見込まれることから、これ以上多額の費用を投じることは困難な状況にあること、またコロナ禍において利用者が減少している状況等を総合的に勘案して、子ども広場を廃止するものでございます。なお、廃止に当たりましては、子ども広場の主な利用者が乳幼児の親子となっていることから、江平・山里区域に子育て支援センターが整備されるまでの約2年間は、お遊び教室の拡充などにより利用者の負担軽減を図ることとしております。次に、(5)施行期日でございますが、子ども広場を3月末をもって廃止いたしますので、廃止条例の施行期日は令和3年4月1日としております。  次に、2ページをお開きいただきたいと思います。2.現状についてご説明いたします。まず、(1)運営の現状についてでございますが、子ども広場の運営には年間約1,400万円の多額の運営経費がかかっております。また、施設や設備につきましては、老朽化が著しい状況にありますが、空調機器等の更新費用は借主である市が負担することとなっておりまして、空調設備におきましては、現在、室内機18台のうち17台が故障し、修理では対応できないため、取り替える場合は多額の経費が必要となります。次に、(2)利用者の状況については、3ページのア及びイの表にも記載をしておりますけれども、旧松山児童センターの利用者の割合については7割以上が小中高生でありましたが、現在の子ども広場の利用者の割合は7割以上が乳幼児の親子と逆転している状況となっております。そのため、子ども広場の設置目的である、子どもに安心して過ごすことができる場にはなっておらず、またコロナ禍において小中高生の利用も減少していることからも、当初の設置目的を果たしていない状況となっております。また、利用が多い乳幼児親子の利用頻度については、3ページのウの利用者アンケートに記載しておりますが、月1回程度や初めての割合が高く、日常的に利用していると考えられる週1回以上の割合は低い状況であり、また、市内全域から利用している状況にもございます。また、2ページの下には、平成30年度からの利用実績を記載しておりますが、令和2年度においては、コロナ禍においてかなり減少している状況となっております。  次に、3ページをご覧いただきたいと思います。資料の下段の3.廃止に伴う利用者への代替措置についてご説明いたします。利用者のアンケートによりますと、子ども広場を主に利用している乳幼児親子が、子ども広場を廃止した場合に過ごす場所としては、自宅が38.6%、子育て支援センターが19.3%となっており、その状況などを踏まえまして、廃止した場合の影響をできる限り小さくするため、利用者に対しては既存事業の利用促進やお遊び教室の拡充などの代替措置を講じることとしております。まず、(1)既存の施設やサービス等の利用促進については、4ページにかけまして記載しておりますけれども、子育て支援センターや児童館、お遊び教室などの既存の施設やサービス等を積極的に利用していただけるよう、その情報を提供することによりまして利用促進を図るということにしております。また、子育て支援センターにつきましては、経済的負担となっている利用者負担金の100円を無料化して、より気軽に利用できるようにしたいと考えており、関係する予算を令和3年度当初予算に計上させていただいているところでございます。  4ページをお開きいただきたいと思います。次に、資料の中段の(2)お遊び教室の拡充についてでございますが、子ども広場については、市内全域から利用されている状況にありますが、江平・山里区域の乳幼児親子の利用も4割程度ございますので、この区域のお遊び教室の開催回数を増やすことで子育て支援の充実を図ることとして、江平地区ふれあいセンターと山里地区ふれあいセンターでの開催を月1回ずつ増やすこととしております。次に、4.廃止に係るスケジュールについては、本廃止条例の議決をいただけましたら、施設借上げに係る解約の申出を行いまして、3月31日をもって子ども広場を廃止し、4月中に施設の原状回復を行うこととしております。なお、参考といたしまして、令和3年度当初予算に計上している原状回復に係る予算の内訳を記載しておりますのでご参照ください。  また、5ページには位置図や現況写真、6ページには平面図を記載しております。  また、本日、追加資料として、子ども広場の開設以降の利用者数及び旧松山児童センターの平成18年度以降の利用者数の資料を提出させていただいております。委員会当日の提出で誠に申し訳ございませんが、併せてご参照いただきたいと思います。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 93 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 94 ◯池田章子委員 ひどい話だなと私は思っているんですけれど、もともと松山児童センターは結構利用者がいて、それを耐震化のためになくすということでつくった子ども広場が、どうなるのとずっと言っている間にずるずるともう閉鎖しますと。まだ子育て支援センターもできていません、放課後子ども教室はつくることにはしていますけどということなんですけど、まず、そもそもの松山児童センターの一応代替として子ども広場があったわけですけど、その児童センター機能というのが、ここをなくしてしまうことで担保できるのかということが1つと、あと、お遊び教室をつくりますと言っていても、子育て支援センターは2年間ないわけですよね。それで、果たして子育ての政策を充実させることになるのかという、この2点お願いします。 95 ◯井上子育て支援課長 まず1点目の児童センターとして担保ができるのかというご質問でございます。先ほどご説明したとおり、子ども広場については旧松山児童センターが危険な状態であるということで、その代替施設として暫定的につくったものでございますけれども、実際の利用状況を見たところ、最初は小中高生が児童館は多いんですけれども、この子ども広場に至っては乳幼児の親子の利用が多いという状況にございます。また、市内全域から利用しているような状況にございます。といいながらも、一方で江平・山里区域の乳幼児親子の利用も4割程度あるという状況にございますので、そういった方については子育て支援センターができるまでの2年ほど大変ご不便をおかけしますが、代替措置としてほかの支援センターを利用していただく。それから、このためにということではございませんけれども、長崎市が今、子育てしやすいまちを目指しております。その動きの中で、今回利用料の100円を無料化にするという施策も予算を計上させていただいております。そういったことも利用者の方にご案内させていただきながら、2年間ご不便をおかけしますけれども、そこはこういう施策を取りながら、こういうところに誘導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 96 ◯池田章子委員 松山児童センターを閉じて、子ども広場をつくって、そこで小中高生の利用が少なくなってきたと。それはやはり場所的な問題とかがあって、利用しにくくなったと考えないといけないと思うんです。実際に乳幼児の利用のほうが多いから児童館機能はなくていいんだという話じゃないと私は思うんです。児童館の配置のバランスからいっても、北部は琴海地区にあり、南部は土井首地区にありということを考えたときに、やはりこの松山町というのは、かなり利用されていた児童館だったと思うんです。その児童館機能がここでついえるわけです。だからもしも、松山に暫定的に子ども広場にしたけど、また仮に松山児童センターのところに児童センターができたとしたならば、そういうのは今、長崎市としては新たなものは造らない計画だろうからしないかもしれないけれども、でもあそこにもしできていたとしたならば、やはりものすごく利用が多かったと、児童センターとしての機能を果たしていたと私は思うんです。それをしないで、もう乳幼児のほうが増えましたと、児童センターとしての利用が減ってきましたから、もうこれなくしますというのは、子育てしやすいまちとは言えないんじゃないかと思うんです。  それとあと、100円を無料にしますとか言っていますけど、子どもって2年間待てというのはとても大変なことです。その間に大きくなるんです。もう今、日々悩みながら子育てをしていて、子育て支援センターに行きたい、相談したい、いろんな子どもたちとお母さんたちと話をしたい、今、利用したい人たちがいっぱいいるんです。2年間待てって。皆さん方、ほかのところを利用すればいいじゃないかと言われるかもしれないけれども、誰も彼もみんな車を運転できるわけではないし、歩いて行けるところにという利用をする方たちだっているわけです。そういうことを考えたときに、行政の都合で、いやここはもう老朽化してどうにもなりませんからと閉じます。それで、まだ子育て支援センターできてもいないのに、それをしてから移しますという話だったのに、それすらも守られていないというのはすごい問題だと思うんですけど、どうですか。 97 ◯藤田こども部長 初めに、今ご指摘もありましたとおり、まず暫定的ということで設置しておりまして、その間もう約9年がたっております。その中で、そういうふうな子育て施策、施設の在り方とかをしっかり定めていない状況に、結果として今回廃止ということになったことに関しましては誠に申し訳ないと思っております。  その中で、子ども広場も含め児童館の今後の在り方につきましては、公共施設の適正配置基準の中で、長崎市としましては、まず子どもが過ごす安全な居場所、遊びの場として放課後子ども教室の拡大、放課後児童クラブの実施、ふれあいセンターなどの利用を図ること、また保護者同士の交流の場としましては、子育て支援センターの整備、また認定こども園の移行促進による支援機能の充実を確保していく方針で、そういうのを踏まえた上で、児童館及び児童センター並びに子ども広場は将来的に廃止していくということにしているところでございます。そのため、今後、児童館、児童館センター、子ども広場については、将来的にはそういう機能を満たすことによって、しっかりと代替の支援策をもって廃止していくという方針を立てていたところでございます。  また、あわせまして、今、池田委員が言われました今回廃止するに当たって利用されている方がいるという現状はしっかりと私たちも把握しておりますので、そこにつきましては、様々な形で支援をすることによって、少しでも子育てに対する負担を軽減したいと思っております。その1つの方策が、このためにではなく、先ほども課長も言いましたが、子育て支援センターを利用する方にとって100円というのがやはり負担になっていたと。これをなくすことによって、子育て世帯の負担をなくして、しょっちゅう気軽に行けるようにしていきたいという施策を取りたいということで、無償化を考えていたところでございます。私も子ども広場に行って、直接いろんな利用者の方とお話をしたところ、子育て支援センターに行くけど100円かかってしまうと。だから、その中の1回がやはり無料のこの子ども広場に来ているというお話も何人かのお母さんからも聞きました。そういうふうな状況も踏まえまして、私どもとしては、この無償化をすることによって今まで子育て支援センターに1回行くのを我慢していたのを自由に行けて、もっと気軽にお母さん同士でも交流してもらったり、また子育ての悩み相談もしっかりできる場所に誘導していきたいと考えております。  さらに、私どもとして、今回廃止の中には、利用者も減っている中ですが、その1つは先ほども言いました空調機器、要するに子育ての人たちを受け入れるための環境が整っていないと。これは私どもの施設整備にお金をかけられないという状況の中での結果にはなったんですが、今回も冬にコートを着てお母さんたちは子どもを遊ばせているというところと、昨年夏にクーラーも効きが悪くなって暑いという中で、お叱りもいただいているような状況の中、子どもたちを安全安心に遊ばせるためには、こういう施設については、施設の老朽化を含めて継続していくことは困難だと考えたところを踏まえて、総合的に今回廃止ということになったところでございます。  長くなりましたが、そういうふうな考えの下、今回廃止させていただきたいということで、ご提案させていただいたところでございます。  以上でございます。 98 ◯池田章子委員 空調の問題は今までほっておいたのが問題でしょう。逆に、何でそんなひどいところで子ども広場をしたのか。今までちゃんと整備してこんばやったと、そっちが問題で、空調が悪くなりました、環境が悪くなりましたから廃止して2年間我慢してくださいという話じゃないじゃないですか。しかも、もうずっとこの間、特別委員会もだったし常任委員会もだし、本会議でも、この子ども広場、暫定的ってどうするんですかと、代わりのものばつくらんばでしょうって、何か代替施設をちゃんと確保せんばでしょうって話が出ていたのに、ずっと9年間動いてなかったわけじゃないですか。  今、やっと今度、整備計画を出しますと言うけど、その空白の2年間を無償にするから我慢してくださいという話です。無償にするのは私はいいことだと思います。だけど、それは何か方針があって、そのために少しでも緩和しようというぐらいの話で、本当に子育てをということを考えたときに、小学校、中学校の子どもたちの居場所が確保できているのかと、それから子育て支援センターに通う乳幼児と保護者であるお母さん、お父さんたちの場所が確保できているのかというのが、今、それが整備できるかどうかというのが大事なところじゃないですか。放課後子ども教室だって、児童館機能を丸々代替するようなものではないと思うんですけど。それが完璧に担保されるんですか。
    99 ◯藤田こども部長 まず、先ほど言いました空調につきましては、こちらはもともと暫定的施設ということで借り上げていたというところで、暫定的なところに今後投資をしてお金をかけるということができないというところで、設備の改修は行われてなかったというのが現状でございます。先ほど申し上げましたとおり、今回そういう施設の老朽化のことがあって廃止するというのは、私どもとしてもさすがに今回の廃止に関しては、心苦しく思っておりますが、安全安心に子どもたちにご利用していただくという環境がない以上、そこを残していくというのはできないと思っております。ただ、やはり子育て支援センターの無料化だけの話ではなくて、様々な子育て施策を展開しておりますので、ぜひそちらのほうの利用も図りながら、その2年間の部分、江平・山里地区に子育て支援センターができる間のだけでも、いろんなところの利用も含めてご利用いただきながらということで、少しでも子育て世帯の負担を軽減したいとは考えております。私たちは放課後子ども教室をつくるからいいというふうに考えてはなく、先ほども言いましたが、児童館の廃止に向けては、子どもの居場所としましては放課後子ども教室、放課後児童クラブ、またふれあいセンターの利用など多角的な部分で子どもの居場所をつくった上で廃止するということで進めているところでございます。その中で、一例でございますが、平成23年の放課後児童クラブの利用者数を見てみますと、大体3,900人、約4,000人弱だったところが、今もう6,600人ぐらいまで、約もう2倍近く利用率が上がっているというような状況の中で、やはり子どもたちの居場所も年々変わってきているという状況でございます。また、放課後子ども教室も平成23年に8か所だったのが、現在49か所、今年度は新型コロナウイルスの影響で動いていないところもありますが、49か所ということで、市内小学校区全部に展開していこうということで進めている状況でございます。そういう中でしっかりと子どもの居場所をつくった上で、そういうところは廃止していきたいという状況でございます。今言われたとおり、放課後の子どもの居場所というのは多角的にありますので、そこをしっかり私たちも押さえながら、子育て支援策は全体的に見ながら進めていきたいというふうに、今後ともやっていきたいと考えております。  以上でございます。 100 ◯池田章子委員 私は松山児童センターもだし、それ以外の児童センターも、放課後児童クラブができても、それから放課後子ども教室ができても利用者は結構いるんです。大浦児童館だってそうですよね。そういうところだって、しっかり子どもたちは今、居場所として活用しているわけです。だから、放課後児童クラブがあるからいい、ふれあいセンターがあるからいいというわけじゃなくて、市内にたった4つの児童館しかないわけで、その中心部に松山児童館って利用者の多いところがあったわけです。それが、移ったことによって利用できなくなった子どもたちがどこかに行ってしまったんです。やはりそこに居場所をなくしてしまったということがあると思うんです。そういうことを顧みないで、いや、代わりにふれあいセンターがありますから、放課後児童クラブが増えているから、この松山児童センターに代わるものはなくてもいいんだという話には、私はならないと思いますよ。児童館には児童館の法律で決められた役割があるじゃないですか。それぞれの役割があって、子育てしやすいまちづくりができるわけであって、もちろん子育て支援センターの無償化は歓迎です。だけど、これは皆さん方が言っている子育てしやすいまちづくりに逆行していると私は思います。少なくとも、今から松山児童センターを造ってくださいと言っても造ってもらえないんでしょうから、少なくともこの2年間の子育て支援センターがないという状況を、せめてどこかで代わりをすることはできないんですか。この子育て支援センター、2年間待たなければいけない、この2年間のブランクを埋めるところが何かできないんですか。 101 ◯藤田こども部長 またこの暫定的な場所ということで、新たにというところになると、私たちとしても考えるべきところであると思いますが、あくまでも子育て支援センターの江平・山里地区についての整備というところは、ようやくですが着手することができるめどが立ちました。ただ、その2年間の中でも、先ほど言われましたとおり、子育て支援センターは近隣に淵町とかにもありますし、いろんな子育て支援センターに行かれているお母さんも子ども広場の利用者の中にはいます。そういう中で、私たちとしては、その1回の負担が大きいというお話がやはり声が大きかったところで、そこを無料化することによって、子育て支援センターにもっと行っていただけるというようなところで、支援策としてやっていきたいと考えています。また、先ほども言いましたように、お遊び教室を今回地域の方とお話をさせていただいて、1回ずつでございますが、月1回増やさせてもらって、子育ての負担軽減につながるような取組を進めていきたいと考えております。また、認定こども園にも子育て支援機能があります。そういうところもしっかりご紹介することによって、そちらへのご利用も含めて子育て世帯の方の負担軽減につながるように進めていきたいと考えているところです。  以上でございます。 102 ◯池田章子委員 今現在は子育て支援センターとして利用している近隣の江平・山里地区の人たちが4割おるわけですよね。この4割もいる人たちの子育て支援センター機能をやはりどうにかして確保しないといけないと私は思います。ほかの地域に行けばいいじゃないですかと言っているのは、車があって、運転免許を持っていて、子どもをぴゅっと連れていくことができる、そういう人たちは無料になるならそっちがいいかもしれない。でも、そういう人たちばっかりじゃなくて、歩いて行っている人たちだっているわけです。子どもを抱えながら歩いて行っている人たちがいるわけですから、そういう人たちのニーズというのも、やはり私は守っていかなければいけないと思いますし、児童館としての役割機能というのも、私はもうここで切り捨てていいとは思わないです。  意見として述べておきます。 103 ◯浅田五郎委員 部長、結局、児童館、ふれあいセンター、あるいは放課後子ども教室は、強制的に絶対に法的に小学校とか中学校、義務教育的に絶対に造らなきゃならない施設ですか。その辺、教えてください。 104 ◯藤田こども部長 児童館とかについては、別に必ずどこに造りなさいという法的な根拠はありません。ただ、私どもとしては放課後児童クラブとか放課後子ども教室につきましては、子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、その地域の利用の見込みに合わせた形で必要な分を小学校区ごとに設置させていただいているところでございます。  以上でございます。 105 ◯浅田五郎委員 それであれば、やはり今の子どもたちは、ある面では非常にいろんな施設がたくさんあるし幸せだなと思うんです。100%地域の子どもたちが満足する施設を行政が提供しなさいということになると、これやはり大変だろうと思う。ですから、子ども広場の空調を今後どうするか別にしても、西洋館を使っていて、それがこういう状態だということを今説明を聞いたけれども、それは仕方ないんじゃないかなと思うんです。だからといって、あなたたちが長崎の子どもたちを捨てているわけでもないし、やはり放課後を何とかしたいとか、いろんな努力されていると思うから、あなたたちから出た議案については理解したいと思うんです。ただ、私はあまりにも同僚委員の意見を聞いていたら、強制的なものを造らなくなったからと思ったもんだから、あえて聞いたんだけど、強制でなくて、あなたたち行政の政治の姿勢としてやってきたんだということで了としたいと思うんで、いろんな今までの苦しみの中で止めるということは大変だろうということ分かりながら、さらなる努力をしたいということですから、この議案に対しては了として賛成したいと思います。 106 ◯竹田雄亮委員 先ほど池田委員からもありましたけれども、子ども広場の令和2年度の乳幼児の利用者数が2,734人ということで、その中で36.8%が江平・山里区域ということなので、延べでしょうけど1,000人ぐらいになると思うんですけれども、今後2年間子育て支援センターができないということで、今の答弁の中では、その間、お遊び教室を拡充して代替措置とするということだったんですけれども、この子ども広場を利用していた江平・山里地区の乳幼児親子が約延べ1,000人いて、このお遊び教室を今、利用されている方って何名ぐらいいらっしゃるか分かりますでしょうか。 107 ◯久保田子育て支援課育成係長 現在、令和元年度の1日平均の山里地区のふれあいセンターが68名、江平地区のふれあいセンターが51名の利用があっております。お遊び教室でのふれあいセンターでの利用になります。  以上です。 108 ◯竹田雄亮委員 1日当たりということですか。 109 ◯久保田子育て支援課育成係長 今の答弁については、1回当たりになります。 110 ◯竹田雄亮委員 ありがとうございます。ということは、やはり今現在、よその地区の子育て支援センターに車がなかったりとかで行けない人は、このお遊び教室にしか、多分この地区では行けなくなると思うんですけれども、多分この1,000人を全部カバーは今できていないと思うんです。特に、このコロナ禍で、今、家に籠もって子育てをする中で、産後鬱ですとか児童虐待が増加傾向にあると言われている中で、今のこの2年、子育て支援センターが一番本当に重要な2年間がないというわけなんです。だから、お遊び教室で拡充するというのは分かるんですけれども、だったらもうもっとそういった籠もりがちで子育てをされているお母さんたちへ、このお遊び教室をもっと拡充するとか周知をするとかしていただきたいと思うんですけれども、そもそもこのお遊び教室は、今、開催されているんでしょうか。新型コロナウイルスでもし止まっているとしたら、再開のめどは立っているんでしょうか。 111 ◯井上子育て支援課長 お遊び教室については、我々職員と、地域の民生委員、児童委員との共同でやっております。中には、民生委員、児童委員が高齢の方もいらっしゃいました。それと、ふれあいセンターの会場が閉まっているという状況もございましたので、2月21日までの期間は緊急事態宣言の絡みで休止をしとったんですけれども、現在は再開している状況でございます。  今、竹田委員がおっしゃるように、確かに江平・山里地区で多くの方がお遊び教室に来ていただいていますけれども、そういう方がいらっしゃって、確かにほかの支援センターに行くのは大変という方もいらっしゃるとは思うんですけれども、それだけではなく、ここに書いているように保育所の園庭開放であるとか、ほかの認定こども園の子育て支援事業とか、そういった地域の方が参加できるようなサービスもございます。それとあわせて、お遊び教室の周知も、今までもしっかりやってきたところではあるんですけれども、さらに今回を契機として、実際、先ほど部長が言われましたように、子ども広場の利用者に我々も出向いて説明しております。その中で、いろんなサービスについての周知のチラシを改めて作って、こういうサービスがありますから、2年間ご不便をおかけしますけれども、ぜひご利用くださいというお願いをしているところでございますので、こういった取組をさらに強化して、ご理解いただきたいと考えております。  以上でございます。 112 ◯竹田雄亮委員 ありがとうございます。先ほども言いましたけど、やはりこの2年、今のこのコロナ禍の時期というのは、もう平常時のやはり子育てセンターの2年じゃなくて、もう本当に今、産後鬱ですとか児童虐待、緊急性の高い2年だと思うんです。ですので、今すぐその子育て支援センターはできないというのは分かるんですけれども、その代替措置をもっと充実していただいて、ほかの保育園の開放ですとかも積極的に周知をして、江平・山里地区の子育てに悩まれているお母さん方を取りこぼすことのないように救い上げていただくように要望させていただきます。 113 ◯向山宗子委員 今、竹田委員の質問で気になったんですけれども、子ども広場の利用者数は大体パーセントから割ると、年に1,200人ぐらいと理解すると、月にすると大体100人ぐらいですよね。実数というのは、つかんでらっしゃらないんでしょうか。今、江平・山里地域から来られている、これは延べですから、大体その実数、何人ぐらいの方がご利用されているというのは、つかんでいらっしゃる上での代替措置の考え方が重要だと思うんですけど、そこら辺いかがですか。 114 ◯井上子育て支援課長 利用者については、確かに延べでございます。すみません、実数については把握できていないような状況でございます。 115 ◯藤田こども部長 今、答弁したとおり、実数自体はつかんでいないところなんですが、アンケート調査を見ると、やはり江平・山里地区の利用者の方たちが、やはり近隣ということで週1回以上の利用のパーセンテージが高い状況でございます。これ母数が、昨年アンケートを取らせてもらった中で、171名に対して江平・山里区域のお母さん方が63名いらっしゃいました。その中で、週1回以上来られているという方が大体20名ということで、約3割の方はやはりいらっしゃったというのが事実でございます。ほとんどのこの利用者のうち、もう半数以上、もう70%は初めてとか、月1回の利用というのが多いので、実数で見ると、複数利用されている方は若干少ない状況になるというのがお答えでございます。  それと、竹田委員のご質問の部分に対して補足でさせてもらいます。今回、コロナ禍の中で、外出できていないというお母さんたちを救うために、今回も追加で補正予算を上げさせてもらっているんですけど、昨年度の補正予算の中でも、子育て支援センターでもリモートの相談ができるようにして、来られない方にリモートで相談を受けてもらえるような整備をしていただきました。またさらに、中央総合事務所でも、保健師が今回無料で悩んでいることに対してリモートでの相談というのも始めさせていただいております。そういうのをもうちょっと広く周知することによって、外出できなくて子育てに悩んでいるお母さんたちをしっかりサポートしたいと思いますし、また逆に声を上げていない方というのに関しましては、民間の事業者と連携を図りながら見守り強化事業をしております。そこで気になったお母さん方がいらっしゃれば、保健師等が出向いて、必要に応じては支援措置をかけていくというような体制も、今コロナ禍の中で確立していっていますので、コロナ禍においても子育てに悩むお母さんたちをしっかりとフォローしていくような施策はしっかり取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 116 ◯向山宗子委員 やはりこういう廃止議案を出すときには、その後どうするのかということを、きちんと実数を私は調べておくべきだと思います。大体、類推すると70名、80名ぐらいのお母さんたちが江平・山里区域にいるのではないかというふうな感覚で今受け取りましたけど、大体お遊び教室に1回68人ぐらい来られる。それが毎週子ども広場に来ていたのが、月に2回、半減するわけですよね。そこら辺も含めて、じゃもう少し頑張れないのか。ただ、ふれあいセンターのお遊び教室は要するにボランティアの、地域の民生委員とか児童委員とかのご協力が必要なので、簡単にはいかないと思いますけれども、そこら辺は、例えばこちらからこのできるまでの2年間に関しては、少し応援をしてあげて、できること、できないこと、そこら辺をもう少し精査する。私は実数に応じてやっていくべきだと思いますので、今回大体子ども広場がほとんど子育て支援センターの役目になってしまっていたということで、子育て支援センターを無料化にして廃止するというのは、私はもう了と、これはあるべき選択であったのかなと思います。この100円がなくなったことで、お母さんたちはとても気軽に来られるというハードルが下がることになりますので、これは本当によかったことだと思いますけれども、なくなることで不便を被られる方の側に寄り添って、しっかりきめ細やかに施策を打っていただきたいと思いますので、これは要望にしておきます。 117 ◯久 八寸志委員 今回、廃止ということでなっていらっしゃっていて、代替の分がありまして、あと子育て支援センターができるまで2年間ということでありました。実際やめることに当たって、これから周知を多分していかないといけないことになると思います。今、来ていただいている方、また近隣の方々にそういったところでのフォローの考え方、どういうふうに誘導していって、今の施設がない部分をしっかりフォローしていこうとするのか。  それともう1つ気になったのが、やはり中学生、高校生というのが平成29年度を境にがくっと落ちています。平成30年が1,726名。平成29年までは3,000人と、ずっとある程度増えてきたのが急に減っているんです。何でここで急激に減ったのか、2つお聞きしたいと思います。 118 ◯藤田こども部長 先に私から前段のご質問へのご答弁をさせていただきます。  周知につきましては、私どもの方針としまして、決定した後に、実を申しますと先月末ぐらいから子ども広場に掲示をさせていただきまして、あくまでも廃止につきましては議会の議決の後になりますということを前提に今、令和3年3月末で廃止する予定で考えておりますということを、まずお伝えしています。それとあわせまして、先ほども課長が答弁させてもらったんですが、ここに書いている代替措置のチラシをしっかり作って、廃止の経緯とこういうような代替措置もありますのでぜひご利用くださいというのを、来ているお母さんたちに必ずご説明をずっと今も継続してさせていただいている状況でございます。  以上でございます 119 ◯井上子育て支援課長 確かに中高生について、平成29年度に対して平成30年度の人数がかなり減っております。これについては、明確にここが理由で減りましたというのはないんですけれども、ここの使われ方の実態として、近くに学習塾とかがあって、その待合で使っているというような状況もございます。中高生は当然親と一緒に来ませんので、自分たちで来ますけれども、子ども広場については今は休止しているんですけど、卓球台とかございまして、そういった使われ方をしとったんですけれども、明確なここが何でというのは分からないんですけれども、例えばそういった学習塾の環境が少し変わったとか、そういったことも考えられるのかなと推察しているところでございます。  以上でございます。 120 ◯久 八寸志委員 分かりました。そういったことであれば、1つは安心するんですけれども、ただやはり遊び方というか、そのときの過ごし方においては、やはり乳幼児が多くなっていくと、多分遊ぶ内容、広場の使い方といったところも変わっていくのかなと思うんです。ですからニーズに合わせて、そういったところの研究もしっかり。中高生、多分中学生が多いのではないかなと。これ中学生、高校生と書いているのは、これも本当やったら中学生、高校生としっかり分けて掌握していただけるともっといいのかなと思うんで、そこら辺のところも意識がやはり必要ではないかなと。せっかくの広場なので、子どもたちがしっかり一堂に会して遊べる環境の整備も、また見直しを研究していただければと思います。  それともう1つは、周知の徹底においては、できる範囲で多分取り組まれていらっしゃると思うんですけど、やはり場所が変わることによって、こういう場所なんですよというイメージが湧くような、聞いた方が分かっている場所であれば全然問題ないんですけれども、もし初めて聞く方とか、そういったことを考えるとなかなかあれなので、例えば体験じゃないんですけれども、いつでも見に来てくださいとか、いついつ開いていますとか、今コロナ禍なんでなかなか難しいかとは思うんですけれども、そういったところの配慮も、お声もしっかりいただきながら。西洋館だったので、駐車場がしっかりあったと思うんですけど、そういった環境が変わるんで、そういったところの配慮もまたお願いをしたいと思います。  以上です。 121 ◯池田章子委員 先ほど、子育て支援センターの代わりに幾つか挙げられたわけですけど、お遊び教室は曜日とかはもう決まっているんですか。  それから、認定こども園も利用できる、保育園の園庭開放もある、保育園の園庭開放というのは、曜日とか決まっているんですか。  それから、認定こども園というのは無料で利用できるんですか。 122 ◯久保田子育て支援課育成係長 現在、江平地区については、第4火曜日、山里地区については第2金曜日と第4金曜日で実施を行っています。  以上です。 123 ◯井上子育て支援課長 認定こども園とかの子育て支援事業とかについては、各認定こども園で曜日がばらばらでございまして、利用料についても決まった金額ということではなくて、その園が設定している利用料でございます。  保育園の園庭開放についても、同様に園でその利用日というのは設定しておるところでございます。  以上でございます。 124 ◯池田章子委員 私がお尋ねしたかったのは、要するに子育て支援センターの代替施設がいるわけです。今、実際に利用している方たちが利用できるものが。それで、その子育て支援センターというのは、曜日が一定どの日でもいいですよという、日曜日はお休みでしたかね、そういう状況の中で、この日しか利用できない、この曜日しか利用できないって、それじゃ代替施設にならないじゃないですか。  それから、先ほど、ほかの子育て支援センターを無償化しますと。でも認定こども園のその子育て支援事業にはやはりお金がかかりますよと。というんであれば、それは皆さん方、今までずっと説明されてこられたことと違うじゃないですか。今、子育てを本当に一生懸命している人たちがなくなると困るわけですよね。それに代わるものをちゃんと用意していくという、その担保が、先ほどさっと説明されていたのであるように聞こえるけれども、よくよく聞いてみると、必ずしもその代わりになっていないんじゃないかというのを心配するんですけど。 125 ◯藤田こども部長 池田委員おっしゃるとおり、今利用している方を100%救える支援策、代替機能ということでのご説明というわけではございません。今回、江平・山里地区に子育て支援センターを造るという方針がなかなかできず、やっと着手できるという状況になりました。その中でやはり、この子ども広場が施設の老朽化という状況もあって、今回廃止しなければいけなくなったというところも踏まえて、タイミング的にやはりいい時期ではないんですが、この約2年間、少しでも子育て世帯の方に負担軽減を図っていくために、いろんな施策を打っていますので、そこについて、そういうのを利用していただきながらでも、少し軽減していただければということで、ご紹介しているところでございまして、これが全て機能で賄っているものとは、私ども考えておりません。これが賄えるのであれば、逆に子育て支援センターを整備する必要がありませんので、そこを造るために少しでも軽減したいということで、そういうご説明を子ども広場の利用者の方にはご説明して、軽減策を図っていこうということでしているところでございます。  以上でございます。 126 ◯池田章子委員 もちろん100%とは言えないと、それは分かります。でも今、子ども広場が週6日あっているところが月2回とか月3回になるわけですよね。100%どころか、そんなとてもそこに追いつかないじゃないですか。だから、もうちょっとここのところの代替の部分を厚くしないことには、今利用されている方々が本当に困ってしまうと。そこ、どうにかならないんですか。 127 ◯藤田こども部長 先ほども答弁しましたけど、先ほど向山委員からもご指摘いただきましたが、子ども広場を利用されている方は延べ人数でございます。その中ででも、やはり初めての方、また月1回の利用の方というような方の割合が高い状況にあります。その人たちもいますので、先ほど言いました100%網羅できるような施策ではございませんが、その利用の実態に応じた形で、月1回の方とかもいらっしゃいますので、そういう人たちを少しでも救いたいというところで、こういう施策を打たせていただいているところでございます。全体の割合として、月1回程度、初めての方が、アンケートの状況からいくと約66%となっております。月二、三回程度まで入れてしまうと、もう約85%の方がその利用の頻度としてありますので、こういうふうな代替措置で少しカバーできるのじゃないかということで、こういう手だてをしたいと思っております。  ただ、これだけで私どもは終わるつもりではありません。まだまだ、ほかにも手だてとしてできるものがあれば、それはもちろん、いろんな人といろんな地域とも連携を図りながら、施策の展開を図りながら、居場所づくりには努めていきたいと考えております。  以上でございます。 128 ◯池田章子委員 これだけでとどまらないということで、要するに認定こども園はもう有料だから、無償でないとという方々には、もうおよそ使えないわけですから。園庭開放も不定期だということであれば、頼みの綱はお遊び教室と、あとほかの子育て支援センターに行く、そこしかないわけですから、もっとほかにもできるとか、もっと頻繁にできるとか、曜日を少しバラエティーに富ませるとか、そういうふうにしないと、もちろん100%救えないわけですけれども、それでもやはり少し、今子育て真っ最中の人たちの支援をするということを考えて、今ここに書かれている以上のことを、これからこの2年間やっていっていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。 129 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。 130 ◯池田章子委員 ただいま議題となっております第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」については、基本、私は児童館機能を廃止するということには賛成できかねるんですけれども、こういうふうに次の子育て支援センターが2年後ということも本当は承服できないんですが、やむを得ない事情ということで賛成はいたしますが、やはり今まで子育て支援センターとか、この暫定的と言われた子ども広場をどうするのかと、ずっと問われ続けていたのに、その代替というか、どういうふうな方向にしていくのか、それが実際に決まらなかったということについては反省を促したいと思いますし、この2年間の子育て支援センターがない状況の中で、廃止しなければいけないという状況は、本当だったら認められるものではないと私は思います。子育てしやすいまちづくりという言葉と乖離していると言わざるを得ないと思います。  今後、その子育て支援センターの代替措置について充実をさせること、それと、いわゆる児童館機能の小中学生の居場所づくりということについても、もう十分足りているとは私は絶対思わないので、しっかりそれに代わるものを考えてつくっていっていただきたいということを要望して、渋々賛成します。 131 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 132 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時53分=           =再開 午後1時54分= 133 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に、第7号議案「令和2年度長崎市診療所事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 134 ◯田邊市民健康部長 第7号議案「令和2年度長崎市診療所事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。  恐れ入ります、議案書は2ページ及び3ページをお開きいただきたいと思います。長崎市診療所事業特別会計につきましては、外海地区の池島診療所、琴海地区の小口診療所、そして野母崎地区の野母崎診療所の3つの診療所の運営に係る予算として計上しているものでございます。このうち、今回の補正予算につきましては、野母崎診療所の歳入歳出ともに416万7,000円を減額補正しようとするものでございます。  内容につきましては、市民健康部提出資料に基づき地域保健課長から説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 135 ◯濱口地域保健課長兼野母崎診療所事務長 それでは、ご説明させていただきます。  委員会資料の1ページでございます。令和2年度歳入歳出補正予算見積総括表におきましては、池島、小口、野母崎の3つの診療所の総括表が載っております。  資料は2ページをお開きください。今回の補正につきましては、野母崎診療所の歳入歳出を補正するものでございます。  補正予算の内容につきましては、資料の3ページでご説明させていただきます。まず、歳入につきまして416万7,000円を減額補正するものでございますが、これにつきましては、(1)歳入のア.診療収入の外来収入において、予算現額9,411万4,000円に対しまして、決算見込み額8,401万4,000円となり、差引き1,010万円の減となっております。下の表に野母崎診療所の利用状況を記載しておりますけれども、患者数が当初見込みより3,222人の減となっておりまして、これは新型コロナウイルス感染症の影響により患者の受診控えなどが要因の1つであるものと考えられます。次に、イ.繰入金の一般会計繰入金につきましては、予算現額1億8,090万7,000円に対しまして、決算見込み額1億8,684万円となり、その差引き額の593万3,000円が一般会計繰入金の増額分となります。次に、あわせまして歳出の減の416万7,000円のところの部分が、その外来収入1,010万円のところの差引きで、593万3,000円の増額分となります。次に、この歳出の減額分の部分についてのご説明です。416万7,000円の歳出の減でございますが、(2)歳出のア.総務費の施設管理費におきまして、予算現額1億6,831万9,000円に対しまして、決算見込み額の1億6,565万2,000円の差引きで、266万7,000円の減となっています。これは、会計年度任用職員の雇用を正看護師4名と見込んでおりましたが、正看護師1名と准看護師3名の雇用となったことによりまして、給料等が当初の見込みを下回ったこと、また施設の電気使用量の減などに伴い、光熱水費等が当初の見込みを下回ったことによるものでございます。次に、(2)歳出のイ.医業費におきまして、予算現額4,023万4,000円に対しまして、決算見込み額3,873万4,000円で差引き150万円の減となっています。これは、医療用機械器具費の画像診断システム構築に係る入札差金により委託料が当初の見込みを下回ったこと、また医療用消耗器材費の酸素濃縮装置等の使用患者数が見込みを下回ったことなどによりまして、使用料及び賃借料が当初の見込みを下回ったことによるものでございます。したがいまして、総務費の266万7,000円と医業費の150万円を合わせた416万7,000円が、繰入金の算出において説明いたしました歳出の減額分ということになります。  説明は以上でございます。 136 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 137 ◯佐藤正洋委員 今、患者数の減とか話がありましたけど、やはりその新型コロナウイルスの影響もあるんじゃなかろうかという話もあったようですけれども、これはこれで分かりますけど、この一般会計からの繰入金についてはどうなんですか。国の、例えば新型コロナウイルス対策の交付金を充てるとか、例えば交付税でこの分は見るとか、そういった特別な財源というか、そこら辺のことは何もないんですか。さっき言われたように、小口とかも周辺地区については別に交付税措置があって、その分を充ててしよるわけですから、純然たる一般財源の持ち出しはないよというのが普通ですけど、この野母崎の場合はよく分からんとですけど、そういった純然たる一般財源を出すのか、例えば交付税措置がありますよとか、補助対象になっておりますよとか、その新型コロナウイルス対策での手当てがありますよとか、そういったことについて教えてほしいと思います。 138 ◯濱口地域保健課長兼野母崎診療所事務長 まず、この一般会計繰入金の593万3,000円ですが、新型コロナウイルスの臨時交付金の対象という形での補填はございません。特に僻地等のそういう診療所等に野母崎診療所は入っておりませんので、そういった部分での交付税措置というのも特段ありませんので、この593万3,000円の分は一般財源の純粋な持ち出しという形になるということでございます。 139 ◯佐藤正洋委員 分かりました。やはりそういったことについても、金額は小さいですけど、新型コロナウイルスのようなもので理由がちゃんとはっきりしとるのであれば、やはり何か検討する余地があるのかなということを思います。金額が小さいですからあれですけど、考え方としてやはり必要じゃないかなということを申しておきたいと思います。 140 ◯木森俊也委員長 ほか、ありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第7号議案「令和2年度長崎市診療所事業特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 141 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時2分=           =再開 午後2時3分= 142 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。 〔審査日程について協議した結果、明日予定して いる第4号議案以降の審査を、第8号議案の審査
    の後に繰り上げることに決定した。〕 143 ◯木森俊也委員長 次に、第8号議案「令和2年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 144 ◯田邊市民健康部長 第8号議案「令和2年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」につきましてご説明いたします。  恐れ入ります、議案書の2ページ及び3ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出それぞれ8,299万9,000円増額補正し、歳入歳出予算の総額を59億1,076万8,000円にしようとするものでございます。  恐れ入ります、議案書の16ページをお開きいただきたいと思います。第1款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費、事業名は一般管理事務費、後期高齢者医療システム改修の612万5,000円を後期高齢者医療システム改修委託が年度内に完了しない見込みであるため、翌年度に繰越しをしようとするものでございます。  なお、詳細につきましては、後期高齢者医療室長から資料に基づき説明させていただきます。 145 ◯勝本後期高齢者医療室長 それでは、市民健康部提出の委員会資料に沿いましてご説明いたします。  委員会資料の1ページをお開きください。1.令和2年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算総括表でございます。今回、表の歳入、令和3年2月補正額Bの欄の第1款後期高齢者医療保険料7,479万5,000円、第3款繰入金751万1,000円及び国庫補助69万3,000円を、表の右側の歳出Bの欄でございますが、第1款総務費820万4,000円及び第2款後期高齢者医療広域連合納付金7,479万5,000円を増額することから、歳入歳出合計をそれぞれ8,299万9,000円増額し、補正後の歳入歳出予算額をそれぞれ59億1,076万8,000円とするものでございます。  資料の2ページをお開きください。2.補正予算の内容、(1)後期高齢者医療広域連合納付金7,479万5,000円、ア.補正理由でございますが、保険料算定の基となる被保険者の所得が当初の見込みを上回り、長崎市が徴収する保険料総額が増えるため、また長崎市が徴収した保険料は長崎県後期高齢者医療広域連合に支出することとなっていることから、同納付金を増額する必要があるものでございます。この被保険者の所得の見込み、保険料総額は、県広域連合が前年度の前半の長崎県全体の状況を考慮して計算いたします。その後、21市町に提示し、市町は予算化しておりますが、実際には、被保険者の所得から計算する所得割総額が見込みより上回り、その結果、保険料総額が増額したものでございます。イ.補正額でございますが、表の【歳入】後期高齢者医療保険料の特別徴収保険料、これは年金から徴収する保険料ですが、表の補正額の欄に記載のとおり4,611万2,000円、普通徴収保険料、これは口座振替、納付書で納めていただく保険料ですが、2,868万3,000円の合計7,479万5,000円増えることから、歳出として同額を後期高齢者医療広域連合納付金の増額補正を行うものでございます。続きまして、(2)後期高齢者医療システム改修業務委託820万4,000円、ア.補正理由でございます。令和3年度の保険料算定等に適用される国の税制改正に対応するため、新たに県広域連合のシステムとの連携に係る項目の追加変更、各種帳票のレイアウトなど後期高齢者医療システムの改修を行う必要があるものでございます。なお、資料の参考に記載のとおり、今回の国の税制改正は平成30年度税制改正に伴うものでございまして、主な内容といたしましては令和3年1月から個人所得課税が見直され、給与所得控除及び公的年金等控除額を10万円引き下げ、同額が基礎控除額に振り替えられるものでございます。イ.補正額は、表に記載のとおり820万4,000円を増額し、委託料総額を3,595万5,000円といたします。ウ.財源でございますが、69万3,000円の国庫支出金と一般財源751万1,000円でございます。エ.繰越明許費の表の支出予定額に記載のとおり、令和2年度は207万9,000円の支出予定であり、残る金額につきましては表の下に記載のとおり、対応した後期高齢者医療システムのパッケージ出荷予定が令和3年3月であるため、システム改修、このセッティングなどでございますが、連携セッティングなどについては年度内に完了しないということから、当該改修費のうち、令和3年度に行う作業に係る費用612万5,000円を繰り越すものでございます。  続きまして、資料の3ページ、3.補正予算に係る会計の流れをご覧ください。これは今回の補正予算の流れを左側の一般会計と右側の後期高齢者医療事業特別会計の図で表しております。網かけしている部分が今回の補正予算の内容となっておりますのでご参照いただきたいと思います。  説明は以上でございます。ご審議の程よろしくお願いいたします。 146 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 147 ◯西田実伸委員 システム改修業務の関係でお聞きしたいんですが、この見直しが昨年の11月にあったですよね、10万円切り下げの10万円振替。そのときに決まった関係が、システムがいまだに間に合わないとかよく分からないんです。この手は国の方針でちょこちょこ変わるでしょう。また変わったかと思っているんですけれども、今後もまたこういう状況が続く可能性があるんですか。 148 ◯勝本後期高齢者医療室長 今回、システム改修のこのパッケージが3月になった理由でございますが、国から標準システム、結局、県の広域連合にセットする標準システムでございますが、この内容が詳しいところは示されてなかったと。概要的なものは早くに示されたんですけど、詳しいものが示されておらず、それで業者と話をしまして、それが連携するものがどういうものになるかというものがきちんと出てから金額を固めようということになったものですから、今回はその関係でこの2月の補正になったものでございます。  以上でございます。 149 ◯西田実伸委員 理由は分かりましたけれども、これ、私が今年からこの委員会に入っているんだけど、今のような説明は前回やったんですか。そうしたら何となく分かるんですが。要するに、今言ったようにパッケージの内容がなかなか分からないという、また変わる可能性があるかないかは言っていないけれども、要するにこのように補正を組まなきゃいけないということがずっと起こるので、そして説明的に11月の委員会の中で、将来的にこういうことがあり得るんだよという話はやったんですか。 150 ◯勝本後期高齢者医療室長 11月議会では、申し訳ございません、補正は上げておりませんで、今回初めて補正を上げたものでございます。説明は、申し訳ございません、その11月には行っておりません。  以上でございます。 151 ◯西田実伸委員 分かりました。難しいところの話なので、安易なことは言えないので言わなかったと思うんですけれども、システム改修のときにはいつもこのパターンですもんね。この後期高齢者医療事業ばかりじゃなくて、国がするものは。だから、できればそういうのはやはり事前に言ったほうがいいんじゃないかなと思いますから、今後とも何かあったら、よろしく事前情報をお願いします。  以上です。 152 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。  討論を終結いたします。  第8号議案「令和2年度長崎市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 153 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時14分=           =再開 午後2時23分= 154 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  次に、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、原則各項ごと に理事者から説明を受け、質疑を行った後、討 論・採決を行うことに決定した。ただし、第10款 教育費第2項小学校費から第4項高等学校費まで については、一括審査とすることに決定した。な お、審査順序については、別添の「歳出審査早見 表」のとおり進めることに決定した。〕 155 ◯木森俊也委員長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 156 ◯田邊市民健康部長 それではまず、市民健康部所管分につきましてご説明させていただきます。  恐れ入りますが、予算説明書の48ページ及び49ページをお開きいただきたいと思います。補正の内容は繰越明許費でございます。第2款総務費第1項総務管理費第6目財産管理費の【単独】庁舎等施設整備事業費でございますが、市民健康部所管分は、補正額2,850万円のうち1,850万円でございます。これは、野母崎診療所の警報システム改修工事におきまして、更新予定であるシステム基盤の1つが新型コロナウイルス感染症の影響により年度内の納入が困難となり、一部の工事について発注ができず、繰越しをお願いしようとするものでございます。なお、工事の進捗管理について、十分に行き届いておりませんでした点についてはおわびいたします。申し訳ございませんでした。  詳細につきましては、市民健康部提出資料に基づき地域保健課長から説明させていただきます。 157 ◯濱口地域保健課長兼野母崎診療所事務長 それでは、ご説明させていただきます。  市民健康部提出の委員会資料の1ページをお開きください。第2款総務費第1項総務管理費第6目財産管理費の【単独】庁舎等施設整備事業費におきまして、繰越明許費1,850万円を補正しようとするものでございます。1の事業概要にありますとおり、野母崎診療所は建築後17年を経過しておりまして、老朽化とともに沿岸部特有の塩害などにより傷みが激しい雨戸の改修工事をはじめ、4件の改修工事を令和2年度に予定しておりました。その4件の改修工事につきましては、2の事業内訳の中に記載のとおりでございますが、このうち、(3)警報システム改修工事につきましては、イの非常放送盤及びウの自動火災報知受信盤につきましては発注を済ませておりまして年度内に完成する見込みであります。しかしながら、アの空調機の運転・故障表示等の警報表示盤更新の1,850万円につきましては、基盤の納入が困難となったことから、繰越しをお願いするもので、その理由につきましては、3の繰越事由にございますとおり、この警報表示盤は受注生産の機器でございまして、製作図を起こして、工場で機器製作を行うものでございますが、メーカーに確認したところ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、様々な機器の製作が年度の中頃から遅れ始めておりまして、今回の発注予定の基盤につきましては、年度内に完成する見込みが立たないという回答を受け、予算を繰り越し、改めて新年度に発注を行おうとするものでございます。なお、2の事業内訳の表の合計欄の支出予定額4,549万円及び繰越明許額1,850万円を足した額と予算現額の7,420万円の差、1,021万円につきましては、既に入札が完了している改修工事に係る入札差金分でございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 158 ◯山口福祉部長 第2款総務費第1項総務管理費のうち、福祉部所管分についてご説明させていただきます。  予算説明書の30ページ及び31ページをお開きください。第1項総務管理費の補正額3億4,566万7,000円のうち、福祉部所管分は31ページの第24目諸費の説明欄1.国・県支出金等返還金の1.社会福祉費返還金63万円でございます。これは、障害福祉サービス事業所において、平成27年度分の介護給付費の不正請求が発覚したことから、その介護給付費に係る国庫負担金及び県負担金においても返還が生じたものでございます。本来であれば、国・県の負担金が確定した平成28年度中に速やかに返還すべきところを処理を漏らしていたものでございます。大変申し訳ございませんでした。今後はさらに事務の進捗管理を徹底してまいります。  詳細につきましては、福祉部提出の委員会資料に基づき障害福祉課長より説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 159 ◯朝長障害福祉課長 福祉部提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。よろしくお願いいたします。  委員会資料1ページをお開きください。社会福祉費返還金、補正額63万円でございます。まず、1.概要でございますが、障害福祉サービス事業者における介護給付費の不正請求額に係る国庫負担金及び県負担金の返還を行うものでございます。2.不正請求の概要、(1)事業者の概要でございますが、記載のとおり諫早市の市内の短期入所事業者、ショートステイの事業をされている事業所でございます。(2)経緯でございますが、(1)の事業者において、別法人の従業者によるサービス提供及び給付費請求が確認され、介護給付費の不正請求及び受領が判明したため、当該事業所の指定権者である長崎県が平成28年4月22日付で指定取消を行いました。これに伴い、長崎市において当該事業者に対し、平成28年11月24日付で不正請求額、平成27年11月から12月分の返還請求を行ったものでございます。3.国・県支出金の返還額でございますが、返還対象年度は、平成27年度で、1)介護給付費の不正請求額は83万9,500円、それに伴う国庫負担金返還額は1)の2分の1の41万9,750円、県費負担金返還額は1)の4分の1の20万9,875円、返還額合計額は62万9,625円となります。4.財源内訳でございますが、全額事業者から市への返還金となります。  説明は以上でございます。 160 ◯藤田こども部長 それでは、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」、第2款総務費第1項総務管理費のうち、こども部所管分についてご説明させていただきます。  予算説明書は30ページから31ページをお願いいたします。補正額3億4,566万7,000円のうち、こども部所管分は、30ページの第24目諸費の31ページの説明欄1.国・県支出金等返還金の2.児童福祉費返還金1億1,810万7,000円でございます。それでは、詳細につきまして、こども部提出の委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  資料の1ページをお願いいたします。1.概要でございますが、幼児教育・保育の無償化に伴い、認可外保育施設等の利用料を給付する事業につきまして、令和元年度に交付された国・県補助金が令和2年度に事業費が確定したことに伴い、超過して交付されていた補助金を返還するものでございます。次に、2.事業内容のうち、主なものについてご説明いたします。国庫補助金及び県補助金の認可外保育施設等利用給付費に係る返還金、それぞれ6,054万9,000円及び2,955万円ですが、利用人数が見込みを下回ったことなどによるものでございます。また、児童福祉総務費事務費に係る返還金2,713万7,000円ですが、人件費及びシステム改修費が見込みを下回ったことによるものでございます。次に、3.財源内訳ですが、全て一般財源でございます。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 161 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 162 ◯池田章子委員 社会福祉費返還金の経緯のところで、この事業者において別法人の従業者によるサービス提供と。これもうちょっと説明してもらっていいですか。ごめんなさい、よく意味が分からないんです。 163 ◯朝長障害福祉課長 申し訳ございません。今、ご指摘のあった別法人の従業者は諫早市内の事業者でございますが、これとまた別の介護保険の事業をされる事業者の職員がショートステイのサービスに入って事業されて、他社の社員が業務をされた、そういった意味でございます。大変申し訳ございませんでした。 164 ◯池田章子委員 要するに、ここの事業者がほかの事業者の人を使って、サービスを提供させたということですか。 165 ◯山口福祉部長 不正の内容を申しますと、障害福祉サービス事業者指定基準というのがあって、人員を自分の事業者でこれだけ置いてサービスを提供しますということで指定を受けます。ただ、その指定を受けた従業員じゃなくて、全然違う従業員をここで働かせとって、介護報酬を取ったというところで指定基準を違反していますから指定の取消しという形になったというところでございます。 166 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  ないようですので、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時36分=           =再開 午後2時37分= 167 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に、第3款民生費第1項社会福祉費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 168 ◯山口福祉部長 第3款民生費第1項社会福祉費について、福祉部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は、同じく30ページ及び31ページをお開きください。30ページ下段の第2目障害者福祉費として、補正額1,812万3,000円を計上しております。これは、障害福祉サービスの利用に係る福祉系システムの改修について、令和3年4月に実施される障害福祉サービス等報酬改定等に対応するための経費でございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。同じく議案書の52ページ及び53ページをお開きください。第3款民生費第1項社会福祉費第2目障害者福祉費、ただいまご説明しました補正額1,812万3,000円については、システム改修が年度内に完了しない見込みであるため、全額を繰り越すものでございます。  詳細につきましては、障害福祉課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 169 ◯朝長障害福祉課長 福祉部提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  2ページをお開きください。障害者福祉費事務費、補正額1,812万3,000円でございます。1.概要でございますが、障害福祉サービスの利用に係る福祉系システムの改修について、令和3年4月施行の障害福祉サービス等報酬改定に対応するため、障害者総合支援事業費補助金を活用し、実施するものでございます。2.主な改修内容でございますが、(1)障害者総合支援法及び児童福祉法の改正に伴う新たな決定サービスコード創設に係る改修、(2)国民健康保険団体連合会との審査データ送受信に対応する改修、最後に、(3)令和3年度報酬改定基本報酬の見直し及び各種加算の追加の改修等でございます。参考としまして、給付費請求から支払いまでの流れ及び下段に2の改修内容に対応する業務内容を示しております。長崎市は、長崎県国民健康保険団体連合会に障害給付費の審査を委託し、確認後に障害福祉サービス提供事業所に支払っており、今回は、国保連とのやり取りのために必要な改修を行うものです。また、この福祉系システムは、障害者の住所、氏名や障害者の方の利用料を把握するための所得のデータ等を取り込んで事務をしておりますが、このシステムの開発、保守を行っているNECに参考見積を取り、システムエンジニアの単価、あと業務日数等を確認し、今回の予算額を計上しております。  次に右側の3ページをご覧ください。3.財源内訳でございますが、事業費1,812万3,000円の2分の1の906万1,000円を国庫支出金として充当し、残り2分の1は一般財源となります。下の繰越明許費でございますが、繰越明許額は1,812万3,000円でございます。繰越しの理由といたしましては、福祉系システムの改修委託が年度内に完了しない見込みであるためでございます。完了予定は令和3年5月を予定しております。  説明は以上でございます。 170 ◯田邊市民健康部長 第3款民生費第1項社会福祉費のうち、市民健康部所管分につきましてご説明いたします。  恐れ入ります、予算説明書の32ページ及び33ページをお開きください。上段の第10目後期高齢者医療事業費の28節繰出金、後期高齢者医療事業特別会計繰出金、751万1,000円でございますが、さきにご審議いただきました第8号議案「後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」に係るものであり、後期高齢者医療システムの改修を行うことにより繰出金を増額するものでございます。  次に、恐れ入ります、予算説明書の52ページ及び53ページをお開きいただきたいと思います。繰越明許費でございます。第3款民生費第1項社会福祉費第10目後期高齢者医療事業費、繰出金、後期高齢者医療事業特別会計繰出金612万5,000円につきましては、後期高齢者医療システム改修が年度内に完了しない見込みであるため、繰越明許費の計上をさせていただくものでございます。  詳細については、後期高齢者医療室長から説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 171 ◯勝本後期高齢者医療室長 それでは、市民健康部提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  委員会資料の2ページをご覧いただきたいと思います。今回の補正予算の内容は、第3款民生費第1項社会福祉費第10目後期高齢者医療事業費におきまして、後期高齢者医療特別会計繰出金のうち、後期高齢者医療システム改修業務委託料に当たる612万5,000円を翌年度に繰り越すものでございます。1.事業概要でございますが、さきの第8号議案「後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」の審査の際にご説明いたしましたとおり、後期高齢者医療システムを改修する必要がありますが、これは一般会計からの繰出し対象の1つである後期高齢者医療事業特別会計の一般管理費事務費に該当いたします。このため、資料の図の左側、一般会計に記載のとおり、一般会計の事務費繰出金から751万1,000円を繰り出し、図の右側、特別会計の一般会計繰入金751万1,000円と国庫補助金69万3,000円を加えた820万4,000円でシステム改修事業を行うものでございます。2.繰越事業内訳でございますが、表の項目記載の後期高齢者医療事業特別会計繰出金について、繰越明許額は612万5,000円でございます。3.繰越事由でございますが、後期高齢者医療システムのパッケージ出荷予定が令和3年3月であるため、システム改修が年度内に完了しない見込みであり、事業費の820万4,000円のうち上記の1の図の右側、特別会計令和3年度支出の枠に記載の612万5,000円を繰越しいたします。それに伴い、その財源である後期高齢者医療事業特別会計繰出金についても特別会計と同額を繰り越すものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 172 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 173 ◯池田章子委員 障害者福祉費の補正についてお尋ねですけど、聞き逃したかもしれないんですけど、要するにもともと当初予算が6,800万円あって、どれを増やすことによって補正が生じたと考えればよかったんですか。 174 ◯朝長障害福祉課長 今回、令和3年度の報酬改定に伴う分と申し上げましたが、昨年から国から基本的な概要が示されまして、その後、今年に入ってから小出しにいろいろな情報が出されてまいりました。そういった部分が一定まとまったので、2月議会で提案させていただきました。ただし、まだ細かな詳細まではできておりませんので繰越しさせていただきまして、実際の請求は令和3年4月からのサービスなんですけど、実際のお支払いは国民健康保険団体連合会に6月にお支払いする事務が完了すれば間に合いますので、そういった意味で5月完了予定とご説明いたしました。  以上でございます。 175 ◯池田章子委員 私が聞いているのは、6,800万円という当初予算があるわけですよね。これは多分その改定に備えた予算として上げているものだと思うんです。それがまた2月で補正をしなければいけない。どこの部分が余分に必要になって補正を上げたんですかということを、私はお尋ねしているんです。 176 ◯朝長障害福祉課長 大変申し訳ございません。今、ご指摘のあった6,800万円は事務費のもともとの予算でございますが、これはいろいろな障害福祉課の全体の事務、会計年度任用職員であるとか、この事業にかかわらず、いろいろな所要の事務費が入って、その結果プラスアルファで今申し上げました形になりました。申し訳ございません。 177 ◯池田章子委員 ということは、このシステム改修の金額全部が1,800万円と考えていいわけですね。 178 ◯朝長障害福祉課長 そうです。申し訳ございませんでした。 179 ◯池田章子委員 了解しました。 180 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。
     それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時48分=           =再開 午後2時50分= 181 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に第3款民生費第2項児童福祉費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 182 ◯藤田こども部長 それでは、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」、第3款民生費第2項児童福祉費のうち、こども部所管分の繰越明許費補正についてご説明させていただきます。  予算説明書は52ページから53ページをお願いいたします。第3款民生費第2項児童福祉費第1目児童福祉総務費の【補助】児童福祉等施設整備事業費補助金、民間保育所1,875万6,000円、次に、【補助】児童福祉等施設整備事業費補助金、民間認定こども園2億3,023万円について、補助事業者が行う施設整備工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越明許費について補正を行うものでございます。  なお、詳細につきましては、こども部提出の委員会資料に基づき幼児課長からご説明させていただきます。 183 ◯町田幼児課長 幼児課所管の補正予算についてご説明いたします。  委員会提出資料の2ページをお願いします。繰越明許費補正についてご説明いたします。1.【補助】児童福祉等施設整備事業費補助金、予算現額2億2,065万9,000円、支出予定額2億190万3,000円、繰越明許額1,875万6,000円でございます。これは令和2年度から令和3年度にかけて行う民間保育所の定員増を伴う移転新築に係る施設整備への補助事業であり、本事業で活用している国の保育所等整備交付金については、当初予定していた令和2年度の事業進捗率、10%まで達しない場合、出来高払いができないため、(1)の表に記載の施設整備分の補助金について、令和2年度予算全額を繰り越すものです。(1)の表に記載のとおり、虹が丘まめの木保育園の施設整備におきまして、1,875万6,000円を繰り越すこととしており、繰越事由としましては、事業者が令和2年12月に実施しました工事入札が不調となり、再入札のため設計変更に時間を要したためでございます。令和2年度末の事業進捗率については当初10%を予定していましたが、現時点では1%を見込んでおります。(2)に施設の位置図を掲載しておりますのでご参照ください。  次に、3ページをお願いします。2.【補助】児童福祉等施設整備事業費補助金、民間認定こども園、予算現額4億7,575万2,000円、支出予定額2億4,552万2,000円、繰越明許額2億3,023万円でございます。これは、先ほどの民間保育所と同様に、本事業で活用している国の保育所等整備交付金及び認定こども園施設整備交付金については、当初予定していた令和2年度の事業進捗率まで達しない場合、出来高払いができないため、(1)の表に記載の施設整備分の補助金について、令和2年度予算全額を繰り越すものです。(1)の表に記載のとおり、認定こども園聖母の騎士幼稚園の施設整備におきまして、2億3,023万円を繰り越すこととしており、繰越事由としては、事業者が令和2年1月から実施している建設工事において、予測できなかった地中埋設物や固い岩盤の撤去等に時間を要したためでございます。令和2年度末の事業進捗率については当初100%を予定していましたが、現時点では95%を見込んでおります。(2)に施設の位置図を掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 184 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時55分=           =再開 午後2時56分= 185 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に、第4款衛生費第1項保健衛生費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 186 ◯田邊市民健康部長 第4款衛生費第1項保健衛生費につきましてご説明させていただきます。  恐れ入ります、予算説明書の32ページ及び33ページをお開きください。中段になりますが、第4款衛生費第1項保健衛生費第1目保健衛生総務費におきまして、33ページの説明欄に記載のとおり、1.救急医療体制整備費、長崎市薬剤師会調剤薬局運営費補助金1,441万4,000円、またその下の段になりますが、第11目診療所費におきまして、説明欄に記載のとおり、1.繰出金、診療所事業特別会計繰出金593万3,000円を計上いたしております。  詳細につきましては、市民健康部提出資料に基づき地域保健課長から説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 187 ◯濱口地域保健課長兼野母崎診療所事務長 それでは、市民健康部提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  資料は3ページをお開きください。長崎市薬剤師会調剤薬局運営費補助金1,441万4,000円でございます。1.概要でございますが、夜間及び年末年始における軽症救急患者の診療を行う長崎市夜間急患センターに合わせて長崎市薬剤師会が開局する調剤薬局に対しまして補助を行うことにより、一次救急医療体制の確保を図るものでございます。今回、新型コロナウイルス感染症の影響により調剤薬局の受付件数及び調剤収入が減少したことから、運営費補助金の増額補正をお願いするものでございます。2.事業内容につきまして、(1)内容、アに記載のとおり、補助金交付先は一般社団法人長崎市薬剤師会でございます。イ.補助の対象及び補助金額でございますが、(ア)人件費から(エ)事務費までを補助の対象経費としておりまして、(オ)補助金の額は、その対象経費から当該事業に係る収入、主には調剤収入を減じて得た額としております。次に、3.補正予算の内容でございます。ここで、恐れ入りますが、資料4ページをお開きください。その中の5に受付件数及び調剤収入の令和2年度と令和元年度の比較を記載しております。受付件数及び調剤収入とも令和2年度の2月及び3月は見込みとなっておりますが、受付件数としましては、令和2年度は令和元年度と比較しまして、約66%減の約6,000件の減となっており、また調剤収入につきましては約61%減、約1,500万円の減となっている状況でございます。  恐れ入ります、資料は3ページにお戻りください。3の(1)補助対象内訳には、調剤薬局の収入及び支出を記載しておりますが、収入の表の保険調剤費収入等におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響により、当初予算と比較しまして1,849万4,000円の減を見込んでおります。その下の支出の表でございますが、受付件数の減に伴い、薬剤費の支出が減少するとともに、勤務シフトの見直し等によって人件費及び事務費が削減されており、支出としましては408万円の減となっております。このような状況から、今回の補正額といたしましては、調剤収入の減1,849万4,000円から、支出の減408万円を差し引いた額として、収入の表の太枠、長崎市からの補助金欄に記載のとおり、1,441万4,000円を計上いたしております。  資料は4ページをお開きください。(2)補正の理由につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による受診控え等により、夜間急患センターの患者数が減少したことに伴い、調剤薬局の受付件数及び調剤費収入が減少したことによるものとしております。4の財源内訳につきましては、記載のとおり、全て一般財源となります。  続きまして、資料は5ページをご覧ください。第4款衛生費第1項保健衛生費第11目診療所費の繰出金でございますが、診療所事業特別会計繰出金におきまして、593万3,000円を増額補正するものでございます。これは、先ほどご審議いただきました第7号議案「令和2年度長崎市診療所事業特別会計補正予算(第1号)」に係るもので、1.概要に記載のとおり、野母崎診療所の歳入における外来収入の減及び歳出における総務費や医業費が当初の見込みを下回ったことから、一般会計からの繰出金を増額補正するものでございます。(1)特別会計歳入、外来収入につきましては、表の一番右側に記載のとおり、当初の見込みを1,010万円下回り、(2)特別会計歳出、総務費につきましては、同じく表の一番右側に記載のとおり、当初の見込みを266万7,000円下回り、また(3)特別会計歳出、医業費におきましても、同じく表の一番右側に記載のとおり、当初の見込みを150万円下回ることから、(4)特別会計に対する一般会計繰出金を、外来収入の減と歳出の総務費及び医業費の減の差額に当たる593万3,000円を増額補正するものでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 188 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 189 ◯池田章子委員 この薬剤師会調剤薬局運営費補助なんですけど、先ほども同僚委員が同様の質問をされたんですけど、私もこれはもう明らかに新型コロナウイルス感染症が原因で、こういうふうに減少していますとありますけど、受診控えでとなったときに、これ一般財源からだけということではなくて、それこそ新型コロナウイルス対策の交付金の対象にしても十分いいんじゃないかなと思うんですけど、やはりこれも該当しないということになるんですか。 190 ◯濱口地域保健課長兼野母崎診療所事務長 この分につきましても、確かに説明させていただいた中には新型コロナウイルス感染症の影響等によりということでありましたけど、実はインフルエンザの発生が市内ほとんどあっておりません。昨年と比較しましても、インフルエンザの受診者数でいうと、夜間急患センターでいいますと2,500人ぐらい減っております。そういった影響もありまして、当然その近くにあります調剤薬局も影響を受けますので、なかなか新型コロナウイルスだけということでも言いにくいということと、そもそも交付税の対象になっていないということもございますので、一般財源という形になります。  以上です。 191 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時4分=           =再開 午後3時5分= 192 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に、第10款教育費第1項教育総務費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 193 ◯前田教育総務部長 第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、第10款教育費につきまして教育委員会所管分をご説明いたします。  予算説明書は40ページ及び41ページでございます。第1項教育総務費第2目事務局費の説明欄1.事務局費の1.プログラム著作権侵害損害賠償等請求調停申立事件解決金として768万円を計上しております。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づきまして総務課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 194 ◯小川教育委員会総務課長 それでは、教育委員会提出の委員会資料に基づきましてご説明いたします。  資料1ページをご覧ください。プログラム著作権侵害損害賠償等請求調停申立事件解決金768万円でございます。これは、第51号議案でご説明させていただきました株式会社ジャストシステム関連の損害賠償等請求調停申立事件の解決金について、補正予算を計上するものでございます。1.概要、2.調停の相手方、3.調停条項につきましては、第51号議案の審議の際にご説明させていただいたとおりでございます。4.解決金の内訳は767万9,850円で、内訳は記載のとおりでございます。  2ページの5.財源内訳につきましては、全額一般財源を充当することとしております。  説明は以上でございます。 195 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時8分=           =再開 午後3時9分= 196 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。  次に、第10款教育費第2項小学校費、第3項中学校費及び第4項高等学校費の一括審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 197 ◯前田教育総務部長 第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、第10款教育費につきまして教育委員会所管分をご説明いたします。  予算説明書は68ページから71ページの繰越明許費明細書となります。68ページ及び69ページをお開きください。第10款教育費第2項小学校費、次のページにまいりまして、第3項中学校費及び第4項高等学校費につきましては、器具調達に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであることから、翌年度に繰り越すものであります。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づきまして施設課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 198 ◯西原施設課長 それでは、委員会資料に基づきご説明させていただきます。  資料の3ページをお開きください。新型コロナウイルス感染症対策費として、小学校費606万2,000円、中学校費412万8,000円、高等学校費38万4,000円を繰越明許費として計上しております。1の概要でございますが、昨年の7月臨時会で新型コロナウイルス感染症対策費として議決をいただいた予算のうち、市立小中学校及び長崎商業高等学校において、トイレ手洗い場の水道蛇口を自動水栓に取り替えるものでございます。2の繰越明許費につきましては、記載のとおりでございます。3の繰越理由ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自動水栓の需要が全国的に急増したことから、器具の調達に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため、繰越明許費を計上しております。なお、現在の設置状況といたしましては、先日もご説明いたしましたが、当初設置見込みの約7割程度が設置済みであり、残りの3割相当分を令和3年度に設置予定としております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 199 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 200 ◯池田章子委員 繰越明許についてはいいんですけれど、トイレ手洗い場のみなんですよね。学校にはトイレ手洗い場だけじゃなくて、手洗い場があって、例えば給食のときとかトイレの手洗い場というよりも教室の前の手洗い場で手を洗うわけですよね。そう考えたときに、やはり給食の前は特に、食べるという行為をして一番ウイルスが入ってくるという可能性も高まってくるので、トイレはもちろんなんですけど、一般の手洗い場の自動水栓化というのを今後、各学校でやるというよりもやはり市教育委員会として一律にやっていくべきだと思うんです。その辺の考え方というか、予定とかはないんですか。 201 ◯西原施設課長 繰り返しになりますが、この予算につきましては、7月の臨時会で議決をいただいたもので、その中で学校長判断で速やかに新型コロナウイルス対策としてと。特に、やはり消毒液とか、そういったもろもろも含めた予算のうちの一部ということで、その予算を活用して、どこにつけたほうがいいかという部分を検討させていただいて、昨年ダイヤモンドプリンセス号の検証結果がやはりトイレ内で発症が多かったというところを踏まえて、トイレ前に設置するということで、今させていただいているところでございます。ただ、ご指摘のとおり、トイレだけではなくて教室前の手洗い場とかもろもろございます。それにつきましては、先日ご審議いただきました補正予算は学校長判断でということが可能でございますので、そこで設置を行ったり、また今後、当初予算をご審議いただきますが、その中で維持補修費等も計上させていただいております。当然、蛇口が不具合とか壊れたりとかという場合には替えることになると思いますんで、そういったもろもろ含めたところで、学校とも打合せをしながら、自動水栓化については検討させていただければと思っております。  以上でございます。 202 ◯池田章子委員 学校でも実際クラスターが発生していますので、やはりできる限りのことをしないといけないと思うので、トイレの手洗い場のみではなくて、今後当初予算内でというだけではなくて、補正もあるでしょうから、早急に教室前とかの手洗い場の自動水栓化ということも計画をしていただきたいと、これは要望にしておきます。 203 ◯浅田五郎委員 ここには予算として蛇口の問題が出ているけど、昨年の新型コロナウイルスが発生してから長崎市教育委員会が新型コロナウイルスにどう対応してきたかということを議会として一度も尋ねていないし、議会にいっぱい質問したい人はいますけど、皆さん方から、例えば小学校、中学校で感染したのはこういう経過だったとか、小学校何校、中学校何校あったとか、教職員がどうあった、あるいは事務職員はどうであったとか、いろんな問題等があったけど、議会の議事録に残るような委員会での質疑応答というのは、今までまずなかったと思うんです。それは、所管事項調査の中に上がっていないから。だけど、これ、私は委員長にまたお願いしたいと思うけど、最終的に所管事項調査のお話があるわけだけど、教育委員会あるいは福祉部いろいろありますが、やはり議会がそういった、今、直面する問題についても所管事項調査の中ででも尋ねられるような時間をいただきたいということを委員長を通してお願いしたいし、またそうしてもらいたいと思うし、やはり特にこの新型コロナウイルスの中で、教育委員会が何が一番難儀だったかということを、こういうことは全くないわけですから、歴史に残さなきゃならない問題ってあると思うんで、そういう話をぜひ聞かせていただきたいなと思っているわけです。第一、我々はどこ小学校、どこ中学校と名前は知らないけれども、長崎市はどのくらいの学校がかかり、どうだったか、それにどう対応したかとか、そういうコロナ禍に対する教育行政のありよう、取組、父兄との対話、子どもに対してどうしたか、そういったもろもろのことについての議会での報告ってさらにないわけですから、それをお願いしたいなということで、これは今すぐあなたに尋ねるわけじゃないから、委員長としてそういう問題をぜひ取り上げて、歴史に残るものは残していきたいと思いますから、よろしくお願いいたします。 204 ◯前田教育総務部長 ただいま学校現場でどういった感染症対策をしたのかというようなご質問と、それとまた学校現場でどのような感染があったかというようなご質問ですけれども、私どもは感染症対策という意味では、補正予算(第18号)の中でもご説明を差し上げておりますけれども、これまでの感染防止対策として、学校現場でマスク、ノータッチ式のディスペンサー付消毒液、非接触体温計などの保健衛生用品の購入であったり、サーキュレーター、飛沫防止のパーティション、加湿機能付空気清浄機の購入・設置、今ご審議いただいております水道蛇口といった改修、ICTを活用したウェブカメラ、ビデオキャプチャーなどの機器の購入、また学習用教材の購入といった様々な感染症対策を学校現場においても行っていただいているところでございます。 205 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時18分=           =再開 午後3時21分= 206 ◯木森俊也委員長 委員会を再開します。 〔審査日程について協議した結果、明日予定して いる第11号議案の審査を、第4号議案の審査の後 に繰り上げることに決定した。〕 207 ◯木森俊也委員長 次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。お手元に理事者から追加資料をお配りしておりますので、ご確認ください。  それでは、理事者の説明を求めます。 208 ◯前田教育総務部長 第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、第10款教育費につきまして教育委員会所管分をご説明いたします。  予算説明書70ページ及び71ページの繰越明許費明細書をお開きください。中段より下に記載しております第10款教育費第6項社会教育費第6目成人教育費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により延期した成人式の開催が年度内に完了しない見込みであることから、翌年度に繰り越すものであります。  詳細につきましては、提出しております委員会資料に基づきまして、また先ほど追加でお配りさせていただいております成人式の延期日程についても併せて生涯学習課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 209 ◯荒木生涯学習課長 教育委員会提出資料の4ページをご覧ください。成人式開催費の繰越明許費94万1,000円について説明いたします。1.概要のとおり、新成人として新しい門出を市全体で祝福し、成人としての義務と責任を自覚してもらうとともに、新成人の交流を深め、郷土を誇りに思う心を育むことを狙いとして長崎市成人式を毎年開催しております。令和3年1月10日に予定していた令和3年長崎市成人式についても、感染症予防対策を取った上で、開催に向けて調整を行ってきましたが、3の繰越理由にあるとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、長崎市においても感染者数が増加傾向にあったことから、残念ながら延期することといたしました。新型コロナウイルス感染症の収束状況を踏まえると、令和2年度中に延期開催することが困難であることから、今回の繰越明許費を計上するものでございます。繰り越す事業の内容につきましては、2.事業内容のとおり、設営や進行などに係る業務委託料、警備委託料でございます。4.財源内訳は記載のとおりです。  ここで本日配付させていただいた追加資料、令和3年長崎市成人式の延期日程についてをご覧ください。延期日程につきまして決定いたしましたので、ご報告させていただきます。1.開催の日時ですが、令和3年5月1日13時半からと16時からの2部制としております。密を避けるため、市内中学校区により区分けをする予定でございます。2.開催場所については、長崎港松が枝国際ターミナルを予定しております。延期を受け入れざるを得なかった新成人への特大の配慮が必要であると判断し、長崎開港450周年という記念の年に成人式を迎えたことが思い出となる、ふさわしい場所として決定いたしました。3.式典内容については、長崎市成人式実行委員の意見などを踏まえて調整をしてまいります。4.対象者数は3,490人でございます。5.新型コロナウイルス感染症対策につきましては、マスクの着用、体調管理、手指の消毒など呼びかけることとしております。  説明は以上です。 210 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。 211 ◯岩永敏博委員 1月に予定していたのを5月に延期するための繰越しということですけど、この予算内訳ですけれども、ブリックホールから長崎港松が枝国際ターミナルにするわけですよね。それに対しては、この予算内で収まるという考え方でいいんですか。具体的には、設営、進行、警備委託も場所も変わる、環境も変わる中で額も同じなので。余ったら当然不用額として出すんでしょうけど、見込みとしてどんなイメージを持っているのか。その点、教えてください。 212 ◯荒木生涯学習課長 ブリックホールから長崎港松が枝国際ターミナルに移っておりますけれども、費用としては当初予定している費用内で収めるつもりでございます。  以上でございます。 213 ◯岩永敏博委員 イメージするに、5月1日といえばゴールデンウイークという、帆船まつりも予定されている期間中じゃないのかなと思うんですが、そこを踏まえての警備体制等々も当然加味されているかなと思うんですけど。予算内に収まればそれでいいんです。  あと、もう1点聞きたいのは、当事者にすれば1月になかったところで非常にモチベーションが下がっているところもあろうかと思いますけれども、2部制にしていますけれども、参加の見込みを教えていただきたいのと、具体的にはこの1部、2部の区分けの考え方、どんな感じで区分けしているのか、そこまで教えてください。 214 ◯荒木生涯学習課長 帆船まつりにつきましては、期間は定かではないんですけれども、重ならないという確認だけはしております。  1部、2部に分けておりますが、参加される方が対象者数の6割から7割程度が例年の実績でございます。そのうち今回は延期ということもございますので、5割程度ではないかという、これはあくまでも憶測でございますけれども、そのように考えております。2部制の区分けにつきましては、お住まいの中学校区を基に区分けしたいと考えておりますが、まだ詳細の決定までには至っておりません。明日、ちょうど実行委員会の当事者の新成人の皆さんとお話をさせていただいて、具体的に調整を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 215 ◯岩永敏博委員 人数は見込みですね。分かりました。
     その区分けは今後ということですけれども、それによって当然、案内はがきを出すんでしょうけど、これは当事者に直接行くという格好ですか。いつ頃配付予定ですか。 216 ◯荒木生涯学習課長 はがきを当事者の新成人の方に直接送らせていただきます。目標としましては、3月初旬、10日ぐらいまでには何とか送れないかなと作業を進めてまいります。  以上です。 217 ◯池田章子委員 予算から離れるんですけど、もう決まっているので、これは変えられないとは思うんですが、まず、5月1日のその日にちの選定理由を教えてください。 218 ◯荒木生涯学習課長 まず、日時の選定につきましては、帰省を含めて新成人が集まりやすい必要があるということで、やはり連休を絡めた日程にする必要があると考えました。あと、成人式ですので、少なからず着物業界であったり、美容業界であったり、影響があるんですけれども、その中であまり先延ばしにされると業界に与える影響が大きいというお声もいただいたということと、新成人からもゴールデンウイークに開催してほしいという声と、来年の令和4年の新成人の成人式の時期でもいいというお声とあったんですけれども、どちらかというとゴールデンウイークにというお声が多かったので、ゴールデンウイークという選定をさせていただいております。 219 ◯池田章子委員 私が聞いているのは、ゴールデンウイークでいいと思うんですけど、連休は5月1日からですよね。県外に出ていらっしゃる方々もいることを考えると、土曜日から休みになって日曜日、今の長崎市の成人式の考え方も月曜日の成人式じゃなくて日曜日にと。それはもう前もあるし、翌日も休みだから、今回はあまりできないと思いますけど、みんなで同窓会みたいなものもできるからという理由で、成人式を1日早めて日曜日にしているわけですよね。だから、本当だったら、2日くらいのほうが最適だったんじゃないかなという思いがあるもんだから聞きましたが、2日という線は考えられなかったのかなと思います。  それと、先ほど着物業界とも言われたんですが、中学校区の割り振りなんですけど、出席する新成人の方だけじゃなくて、そういう着物業界、美容業界、非常にこれ、ものすごく影響するので、決まり次第そういうところにもちゃんと連絡がいくようにしてもらわないと、新成人だけが分かっているということだと準備ができないと思うので、広く市民に周知をしてもらいたいんですが、それは考えておられますか。 220 ◯荒木生涯学習課長 まず、日程の5月1日について説明が足りませんでした。申し訳ございません。日程を決めるに当たって、着物業界もだったんですけど、ブライダルの業界からもご意見がありまして、ゴールデンウイークはブライダル業界からは避けてほしいというご意見を率直にいただいておりました。その中で5月1日が仏滅ということがありましたので、5月1日という選定をさせていただいております。  延期の日程の周知なんですけれども、一応広報ながさきの4月号にまず掲載をさせていただきたいと思っております。あと、美容業界とかには、私どもから連絡させていただきました。  以上でございます。 221 ◯池田章子委員 日程もなんですけど、たくさん予約を受けている中で、割り振りまでちゃんと知らないと、業界も準備ができないので、学校の割り振りが分かった段階でできるだけ早く周知をしてもらいたいということを要望しておきます。 222 ◯西田実伸委員 1点。成人式の中身は別として、開催場所が長崎港松が枝国際ターミナル、その理由が開港450周年の記念の年に成人式を迎えた思い出と書いていますけれども、まず、この開港450周年事業推進室との連携はどのようにしているんですか。 223 ◯荒木生涯学習課長 開港450周年事業推進室とも話はさせていただいております。私どももこの港でするので、みんなと成人式と、港とみんなをかけて、サブタイトルをつけてやってみようかとか、あと450周年の記念式典で記章のマークを花でかたどられるということでしたので、それをまた新成人の式典に持ってきていただいて写真を撮っていただいたりとか、そういうことに使わせていただければなという話をさせていただいております。  以上でございます。 224 ◯西田実伸委員 分かりました。開港450周年を全体的な行事で見たときに、ほとんど既存の長崎市の行事に対してくっつけたというようなイメージもあるわけです。もちろん、独自でやっている行事もあります。今、花とかなんとかということがありましたが、450周年というのは船がなからんば駄目じゃないんですか。意味、分かりますか。長崎市はもともと開港は1番で450年前にしたんです。その後の5港はその後なんです。そういう歴史を踏まえた中で、成人式をします、450周年だからくっつけましたと。せっかくここでするのであればもう少し、花を飾りましたという企画は悪いとは申しませんけれども、目の前に海がある、港がある、それに欠けているものは何だろうかというところの発想からならないんですか。 225 ◯前田教育総務部長 今、開港450周年事業推進室と一緒に、タイアップでありませんけれども、まず私たちの思いが、今回、成人式を実際に実行委員会の皆様にとっては直前で私たちもご連絡をする、また成人式の皆様にも直前で結局は延期をせざるを得なかったという思いをさせてしまって、そういう中では、もう記念に残る式をしたいと。そういう中で、場所も限られている中で一番いい場所はどこだろうと、ふさわしい場所はどこだろうということを考える中で、この松が枝国際ターミナルを選択させていただいています。  委員がご指摘されるように、確かに長崎市は港町ということで、この450周年の記念もあっておりますので、そういった船もあるということがふさわしい場所なんだろうなとは思います。内容については、今、花を飾るとかそういったお話をさせていただいていますけれども、今後、成人式の実行委員会に残っていただいている二十歳の皆さんがいらっしゃいますので、この実行委員会の皆さんと十分にお話をさせていただきながら、成人になられる方々が自分たちにとって一番記念に残るというか、延期したけれども記念に残るような式になるように、私たちとしても十分サポートしていきたいと思っております。  以上でございます。 226 ◯西田実伸委員 前田部長がおっしゃるのはもっともです。ただ、私が言っているのは、今までのブリックホールでの成人式だったら、実行委員会、二十歳の子たちが一生懸命企画してすばらしいものに仕上げていたんです。今度も仕上げてくれると思いますけれども、場所が違うし、これに450周年記念の要素を入れるなら、やはりそれなりの企画も必要じゃないんですかという問題をそちらに投げかけているだけです。ですから、長崎に船がいなかったら、それは仕方がないですけど、ちゃんと停泊している船もありますし、そういう面でいろんな、例えば放水でもいいし何でもいいし、そういう船が出てからお祝いの七色の虹を港に飾るとか、そういうのも面白いんじゃないかなと、私個人で思っていますんで、実行委員会の中で今からするということですから、もしよかったら頭の隅に入れていただければということで、要望に変えさせていただきます。  以上です。 227 ◯岩永敏博委員 老婆心ですけれども、警備の件で、5月なのでもう暖かくなる、そして海に近いということ、新成人の皆さんが新型コロナウイルスが落ち着けば当然同窓会で集まるんです。それで、出島ワーフとかそれでまたにぎわえばいいんですけれども、やはり悪酔い、悪ふざけ、飛び込み、ないとは言えませんよ。本当に何があるか分かりませんので、夜の時間までの警備を含めて、しっかり対応してもらいたいと思っています。お願いします。 228 ◯久 八寸志委員 一言だけです。やはり今までずっと抑圧じゃないんですけれども、自粛、自粛で来ていますので、今、実際新型コロナウイルスの感染者もゼロとか、長崎市もだんだん落ち着いてきている頃で、やはり羽を伸ばしたいというのは、どうしても出てくるかなと。だから、先ほど言っていた5割ぐらいが出るんじゃないかなというところは、もしかしたらなんですけど、逆に、今まで以上に来ていただくということも想像できるかもしれない。ですから、たしかあそこのホールが立食で1,000人しか入れないとなっていたので、もしこの1,000人というところにぐっと来た場合に密になるということも、もしかすると想定しないといけないかもしれないので、ワクチンもちょうど4月から始まったばっかりで大事な時期でもございますので、ぜひとも保健所あたりの指導をしっかり受けていただいて、新型コロナウイルス対策も抜かりないようにお願いをしたいと思います。  以上です。 229 ◯前田教育総務部長 今、ご指摘のように、安全安心の面もさることながら、もちろん新型コロナウイルス感染症対策も、これも式をして、そういうことが増えるというようなことがあっては本末転倒なりますので、そこについてはしっかり保健所とも連携して、そういうことがないように対策もしっかり講じながら行っていきたいと思います。  以上でございます。 230 ◯木森俊也委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時42分=           =再開 午後3時44分= 231 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  これより、第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 232 ◯木森俊也委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時44分=           =再開 午後3時54分= 233 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  次に、第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、まず、重点プ ロジェクトについて説明・質疑を行い、その後、 原則各項ごとに理事者から説明を受け、質疑を行 った後、討論・採決を行うことに決定した。ただ し、第3款民生費第2項児童福祉費第1目児童福 祉総務費については、事業が多岐にわたることか ら前半部分と後半部分とに分けて説明・質疑を行 うこととし、第10款教育費第2項小学校費から第 4項高等学校費までについては、一括審査とする ことに決定した。なお、審査の順序については、 別添の「歳出審査早見表」のとおり進めることに 決定した。〕 234 ◯木森俊也委員長 それでは、まず、重点プロジェクトに入ります。ここでの質疑は本委員会が所管する重点プロジェクトの概要についてのみを行い、令和3年度に取り組む個別の事業内容に対する質疑は各款における予算審査の際にお願いいたします。  それでは、理事者の説明を求めます。 235 ◯藤田こども部長 令和3年度の予算審査に先立ちまして、重点プロジェクトについてご説明させていただきます。資料は令和3年度当初予算関係資料をご覧ください。重点プロジェクトのうち、こども部が所管するこども元気プロジェクトにつきまして、担当政策監よりご説明させていただきます。 236 ◯立木こども部政策監 それでは、令和3年度当初予算関係資料の2ページをご覧ください。こども元気プロジェクトでございます。一番上のプロジェクトの概要でございますけれども、子どもの遊び場の整備に対する市民のニーズが高く、特に天候に左右されない屋内の遊び場を求める声が高い状況にあり、また、核家族化の進行、地域コミュニティの希薄化等により子育てに不安感、負担感を感じている保護者も多く、また、子ども同士の交流、異年齢や多年代間の交流の機会も減少しているという状況でございます。そこで、子どもたちが遊びながら成長できる場所や子どもの遊び場と子育てに関する相談ができる場所をつくることで、子育てしやすい環境の充実を図るということとしております。上から3段目の主な取組でございますけれども、1)の親子の遊び場をつくるといたしまして、あぐりの丘に子どもが遊びながら成長できる全天候型の子ども遊戯施設を整備すること、2点目、こどもセンターをつくるとして、子どもや子育て家庭を総合的に支援するための拠点の設置を進めることに取り組むこととしております。次に、下の枠に記載しておりますけれども、こども元気プロジェクトの1)親子の遊び場をつくるの令和2年度の目標については、全天候型子ども遊戯施設の実施設計が完了としており、現在、実施設計に取り組んでおり、今年度末に完了する見込みでございます。その下の枠、2)こどもセンターをつくるの令和2年度の目標については、こどもセンターの機能の整理が進んでいるとしており、現在、検討を進めているところでございます。一番下段の令和3年度の取組方針、主な取組についてご説明します。親子の遊び場をつくるについては、取組方針及び主な取組を全天候型子ども遊戯施設の建設工事に着手するとしており、2のこどもセンターをつくるについては、取組方針、主な取組をこどもセンターの基本構想・基本計画の策定に着手するとしており、基本構想、基本計画の策定に着手できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。なお、プロジェクトの関連予算は、令和3年度に全天候型子ども遊戯施設の建設工事にかかる予算として5億5,200万円を計上しておりまして、詳細につきましては、歳出予算の議案審査の中で、委員会資料に基づきご説明させていただきたいと思います。  説明は以上でございます。 237 ◯木森俊也委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者退席のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時0分=           =再開 午後4時1分= 238 ◯木森俊也委員長 委員会を再開いたします。  〔閉会中の付託案件及び委員会の所管事務調査に ついて協議した結果、次のとおり決定した。 1 閉会中の付託案件については、新型コロナウ  イルス感染症の感染拡大により昨年は行政視察  による調査を実施していないことから、調査終  了とせずに、「民生福祉、保健行政及び教育行  政の充実について」引き続き調査することに決  定した。 2 委員会の所管事務調査については、適宜必要  に応じて検討することに決定した。〕 239 ◯木森俊也委員長 それでは、これをもちまして本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会は、明日の午前10時から当委員会室で開会いたします。           =散会 午後4時17分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         教育厚生委員長 木森 俊也 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...