• "売買契約"(/)
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  1. 長崎市議会 2020-09-04
    2020-09-04 長崎市:令和2年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時7分= ◯筒井正興委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は12時30分から核兵器廃絶議員連盟の役員会が開催されますので、審査の途中でありましても12時には一旦休憩したいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、お手元に先ほど上程されました第151号議案の総括説明資料を参考までに配付しておりますので、ご確認をお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、7日に予定し ている土木部の所管事項調査以降の審査を本日に 繰り上げることに決定した。〕 2 ◯筒井正興委員長 それでは、土木部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 3 ◯松浦土木部長 それでは、土木部の所管事項調査に関する資料に基づきまして説明させていただきます。  まず、土木部の所管事項調査といたしましては、提出資料の目次に記載のとおり3点ございます。  1つ目の令和2年度主要事業執行予定につきましては、社会資本整備総合交付金等の補助の内示状況などを踏まえまして、現時点の執行予定をご報告するものでございます。なお、社会資本整備総合交付金等に関しましては、建設水道委員会におきまして予算確保などについて国への要望等を行っていただいておりますが、今年は新型コロナウイルス等の影響により郵送により要望を行っていただくことになりました。委員の皆様におかれましては、この場をお借りしまして感謝を申し上げたいと思います。私どももできる限り早期に効果が発揮できますよう要望活動を行いますとともに、事業推進に努めてまいりたいと考えております。  それから、2点目、3点目につきましては、双方とも6月議会においてご説明申し上げたところでございますが、その後の裁判の状況について進展がございましたので、ご報告するものでございます。詳細につきましては委員会提出資料に基づきまして、担当課長より説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 4 ◯平野土木建設課長 私からは土木部提出委員会資料に基づきまして、その1.令和2年度主要事業執行予定についてご説明いたします。  1ページをお開きください。令和2年度主要事業執行予定表であります。まず、この表でございますが、左の欄から順に区分、番号、事業の実施箇所、それから事務費を含めた補助事業に係る予算額と現時点における内示状況を踏まえた執行予定額、その差引額、その右側にはそれぞれの額に対応する事業の内容、さらに右側に全体計画及び進捗率を示しております。  それでは、表の上から順に内示状況を踏まえた差引額が1,000万円以上の事業につきまして、説明させていただきます。まず番号2.中川鳴滝3号線でございますが、予算額1億1,630万円に対し6,200万円を執行することとし、事業の内容は工事を一部縮小し、建物補償を2棟から1棟に変更する予定でございます。未執行分につきましては次年度以降に実施する予定でございます。次に、番号3.川上町出雲線でございますが、予算額5,000万円に対し、3,276万円を執行することとし、事業内容は工事の一部を次年度以降に実施する予定でございます。次に、番号5.大橋町赤迫1号線でございますが、予算額1億5,100万円に対し1億2,850万円を執行することとし、工事の契約執行残等を見込みながら、事業内容は当初どおりで執行することとしております。次に、番号8.新地町稲田町線でございますが、予算額7,000万円に対し5,655万円を執行することとし、事業内容用地取得を皆減し、未執行分につきましては土地取得特別会計で対応する予定でございます。次に、番号9.道の尾駅前線でございますが、予算額2,000万円に対して930万円を執行することとし、事業内容は工事を次年度以降に実施する予定でございます。次に、番号10.銅座町松が枝町線(銅座工区)でございますが、予算額3億4,780万円に対し1億9,483万4,000円を執行することとし、事業内容用地取得及び建物補償を一部縮小するよう変更する予定でございます。未執行分につきましては土地取得特別会計で対応する予定でございます。次に、番号12.大井手川でございますが、予算額2億8,520万円に対し2億4,539万3,000円を執行することとし、事業内容は工事の一部を次年度以降で実施する予定でございます。  また、2ページから14ページには、番号1から13までの各事業の位置図を掲載しておりますので、ご参照ください。
     私からの説明は以上でございます。 5 ◯川添用地課長 所管事項調査、訴訟の現況(原状回復請求事件)についてご説明させていただきます。  委員会資料所管事項調査の15ページをお開きください。事件名は令和2年(ワ)第138号原状回復請求事件でございます。前回、令和2年6月議会において提訴の報告をさせていただいておりましたが、第1回口頭弁論が7月31日に開催され、8月28日に長崎市の請求内容が全面的に認められる請求認容の判決を受けております。請求の趣旨でございますが、被告は長崎市に対し、前払い金である1,447万円及び遅延損害金として、前払い金の受領日である平成30年10月11日から、前払い金を返還するまでの利息を年5分の割合で支払うこと。訴訟費用は被告の負担とすること。以上の判決及び仮執行宣言を求めたものでございます。事件の概要でございますが、都市計画道路銅座町松が枝町線(銅座工区)道路改良事業用地取得のため、地権者である被告と締結した土地売買契約物件移転補償契約について、契約期限まで履行されず、契約解除したことに伴い、既に支払い済みである前払い金の返還と遅延損害金の支払いを求めたものでございます。契約内容の詳細については記載のとおりでございます。  次に、資料16ページをご覧ください。本件土地売買契約等の締結から判決までの経過を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料17ページ及び18ページをお開きください。17ページには当該地の位置図を、18ページには今回の訴状提出から判決確定までの流れを記載しておりますので、ご参照ください。8月28日の判決後、裁判所から被告宛てに判決書が送付されておりますが、被告に届いてから2週間以内に控訴がなければ判決確定となります。今回の裁判においては被告が請求内容を認めて、控訴がないものと考えられますので、判決確定を待ち、差押えなどの強制執行を行うこととしております。  次に、資料19ページをお開きください。参考として、判決確定から債権回収の流れの例を記載しております。債権者は差押命令・競売の申立てを管轄の地方裁判所に行い、裁判所が債務者の不動産や、保有している金融機関の預貯金等を直接差し押えた上で、金員の回収を行い債権者に配当することとなります。差押えの具体的な方法等については今後弁護士と相談しながら進めていきます。  私からの説明は以上でございます。 6 ◯竹内土木総務課長 引き続きまして、訴訟の現況、持分移転登記請求事件についてご説明いたします。  裁判の概要につきましては、資料の22ページをお開きください。22ページの上段(6)位置図でございますが、訴訟の対象地につきましては野母崎の野母崎総合運動公園でございます。下段が配置図でございますが、青の四角が恐竜博物館建設予定地です。その左下あたり赤の網かけがございますが、博物館を建設するため建設地周辺登記名義人の確認を行っていたところ、長崎市名義でない土地の存在が判明いたしました。この経過につきましては資料21ページの最下段(5)相続人への対応についてに記載のとおり、この土地の所有者、相続人の方に対しまして所有権移転の同意についての確認文書を送付いたしましたが、75名中、57名の方においては同意をいただきましたが、残り18名の方から返信がなく、同意の確認が取れませんでした。このため、やむを得ず時効取得という手続を取るために、同意をいただいていた57名の方も含めて、75名全員を訴訟の対象として、訴えを提起したものでございます。裁判に際しましては、相続人の方に対し、裁判所から訴状が届く旨を事前に通知しており、訴状が届いた際の対応方法、これは所有権移転に同意いただける場合は裁判に出席する必要がないことなどについてお知らせしたものでございます。また、裁判費用や所有権移転に係る手続については、一切を長崎市で行うことを説明し、相続人に負担がかかることのないようにいたしております。  続きまして、裁判の経過についてご説明いたします。資料の20ページにお戻りください。資料20ページ2行目の一審の欄をご覧ください。提訴は令和2年6月5日です。その後、令和2年7月31日に第1回口頭弁論が開かれましたが、75名のうち74名につきましては欠席されております。その後、令和2年8月28日に請求容認の判決をいただきました。これにより、74名の方につきましては一審上、時効取得が認められたことになります。なお、残り1名につきましては訴状が本人に到達しなかった、いわゆる所在不明であったことから、現在訴状の公示送達手続を行っており、令和2年9月25日に第1回口頭弁論が開かれる予定となっております。なお、資料の23ページから26ページにつきましては、訴訟対象地登記簿謄本となりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。 7 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。 8 ◯平野 剛委員 すみません、1点だけ確認で。先日、予算の中で虹が丘町西町1号線の質問が出て、力強く予定どおり終わらせたいという頼もしいお言葉をいただいたところですが、隣接する清水町白鳥町1号線も令和7年度の完成予定で、同じ完成を迎えないとちぐはぐになるのかなと。せっかくの道路といっても効果を発揮できないのかなと思うんですが、こちらは予算執行だけ見ると進捗どおりという感じだと思うんですが、こちらも令和7年度に向けて予定どおり進んでおられるのか、教えてください。 9 ◯平野土木建設課長 今、委員ご指摘の清水町白鳥町1号線です。これも事業目的といたしましては、虹が丘町西町1号線と接続している道路になります。当然虹が丘を令和7年度に開通するのであれば、清水町白鳥町1号線もそこで開通させて、一体的な通行ができるようにすることが一番望ましい形かなと思っております。事業期間にいたしましても令和7年度までで、そこは一緒の完成時期を今目指しているところでございます。ただ、まだあそこには交渉等が残っておりまして、工事も目に見えて進んでいるところが若干遅れておりますので、ただ、私どもとしましては令和7年度完成を目指して今後とも努力していきたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯平野 剛委員 買収等はうまくいっているんですか。見る限り何かまだ本当にここに道ができていくのかなっていう雰囲気なものですから、ちょっと心配でお聞きしたんですが。そこら辺は問題なく進んでいっているという認識でいいんですか。 11 ◯平野土木建設課長 今、買収がうまくいっているのかということでございますが、権利者とは交渉をずっとやっております。その中で皆様のご理解を得た状況でありますが、交渉するときに総論賛成、各論も賛成が多いんですけれども、その中でどうしてもアパートとか経営されている方は特に、事業の最後のほうにしてくれとか、そういうところもございまして、ただ、そこはもう順番にそういうものを幾らかでも調整しながら用地が取得できるよう、担当も交渉に当たっておりますので、そこのところは順調にいっていると思っております。  以上でございます。 12 ◯梅元建治委員 今年度の執行予定についての道路、3つ目の川上町出雲線についてです。前回の建設水道委員会でもお話ししたかもしれませんけれども、4ページにある進捗と、先ほどの一覧表によると、もう約30年も工事を続けられています。前回、私、委員のときに申し上げたんですけれども、通学路になっています。赤いところが今、用地交渉中でずっと続いていますけれども、ほかのところもかなり通学に支障が出ていて、時折草刈りができていなくて、雨の日とかは通行に支障が出ているので、一刻も早く執行してほしいと地元からも要望が上がっていますので、これは要望として上げさせていただきます。よろしくお願いします。 13 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、以上で土木部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時24分=           =再開 午前10時24分= 14 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、土木部及びまちづくり部所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 15 ◯松浦土木部長 土木部・まちづくり部所管事項調査といたしまして、長崎市中心部の交通結節機能強化基本計画についてご説明いたします。  長崎駅周辺地区松が枝地区など長崎市中心部において、多くの利用者にとって快適で利便性が高い交通結節機能の確立を目指し、昨年8月に長崎市中心部の交通結節等検討会議が設立され、その強化・拡充について検討を行ってまいりました。昨年の9月議会及び今年の2月議会の所管事項調査において、途中経過等をご説明させていただいておりますが、7月31日に開催された3回目の検討会議において基本計画が取りまとめられたことから、その内容等についてご報告するものでございます。詳細につきましては委員会提出資料に基づき、土木企画課長より説明させていただきます。  私からの説明は、以上でございます。 16 ◯谷口土木企画課長 それでは、長崎市中心部の交通結節機能強化基本計画につきまして、委員会提出資料に基づき、ご説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。まず、(1)長崎市中心部の交通結節等検討会議でございますが、その設立趣旨をかいつまんで申しますと、下から2つ目の段落に記載のとおり、長崎駅周辺地区においてはこれまで交通結節機能の強化に向けた検討に取り組んできたものの、駅前国道の交通量が多いことから様々なものが実現できず、新しい長崎駅と路線バス・路面電車結節機能に課題が残ること。松が枝地区においては2バース化に伴って訪日外国人等を県内市内へ円滑に回遊させるための施策が必要であること。今後、長崎の長期的な発展のため、快適で利便性が高く公共交通の利用促進につながる交通結節機能の確立が重要であることなどから、その強化・拡充について検討を行うために昨年8月に検討会議が設立されました。  2ページをお開きください。検討会議委員名簿でございます。  3ページをご覧ください。検討会議の下部組織であります幹事会の名簿でございます。  4ページをお開きください。次に、(2)検討経緯につきましては、記載のとおりでございます。幹事会を5回、検討会議を3回開催し、基本計画が取りまとめられましたが、赤色の実線で囲んだ意見聴取と第3回検討会議の内容につきまして、この後ご説明させていただきます。  それでは、5ページをご覧ください。まず、長崎駅周辺地区での意見聴取の結果につきましてご説明します。なお、これ以降につきましては資料がA4の横になりますので、横向きでご覧いただければと思います。長崎駅周辺における交通結節機能の強化に向けた対策としましては、今年2月に開催した第2回検討会議におきまして、2つの案に整理されました。この2つの案につきましては、2月議会の当委員会の所管事項調査におきましてご説明いたしておりますので、詳細な説明は割愛させていただきますが、5ページが大黒町側にバスターミナルを整備し、デッキで長崎駅側と接続する案、次の6ページが長崎駅側にバスターミナルを、国道にミニバイパスを整備し、国道の平面横断を目指す案でございます。  7ページをご覧ください。5ページと6ページに示した2つの案につきまして、6月下旬に県営バスターミナルと、かもめ広場におきましてパネルを展示し自由に見ていただくことに加え、職員が説明しながらアンケートに記入していただく、いわゆるオープンハウスの方法によりまして意見聴取を実施し、合計で519名の方にアンケートにご協力いただきました。  8ページをお開きください。アンケートで用いた調査票でございます。  9ページをご覧ください。意見聴取の結果でございますが、まず、9ページは回答者の属性としまして、左側から順に年代、性別、居住地の結果を取りまとめております。  10ページをお開きください。次に、左側から順に利用頻度、利用目的、降りたあとの移動手段の結果を取りまとめております。  11ページをご覧ください。次に、長崎駅周辺の交通結節整備にふさわしいと思う案でございますが、約9割の方が案1)のバスターミナル+デッキ案を選択されております。その理由としましては、コストが低い、高齢者・障害者に優しい、動く歩道が便利などを挙げております。次に、案2)のミニバイパス平面横断案については、地下トンネルによる浸水のリスクやコストが高いなどの意見が多く寄せられております。  12ページをお開きください。最後に、これからの長崎駅周辺の交通結節について期待することなどの自由意見の結果につきましては、記載のとおりでございますので、後ほどご参照ください。  13ページをご覧ください。最後に、今年7月31日に開催されました第3回検討会議において取りまとめられました基本計画につきましてご説明いたします。なお、13ページから23ページまでの資料は検討会議当日に配付された資料となりますので、(案)がついておりますが、検討会議でご承認いただきましたので、現在(案)は外れております。  それでは、ご説明したいと思います。14ページをお開きください。まず、長崎市を取り巻く社会情勢としまして、14ページには人口動向、観光動向、クルーズ船の寄港状況、公共交通機関利用状況につきまして、整理しております。なお、下段の公共交通利用状況としまして、バス、路面電車、JR長崎駅の利用者数をグラフに表示しておりますが、3つのグラフを1つにまとめたものを参考1としまして、最後のほうの24ページに添付しておりますので、後ほどご参照ください。  15ページをご覧ください。現在、市の中心部で進められております各種事業・開発の状況について、整理をしております。なお、右側の図面が小さく見にくいために、拡大したものを参考2としまして25ページに添付しておりますので、後ほどご参照ください。  16ページをお開きください。今回の基本計画策定に至った背景でございますが、過去に、県・市共同で長崎市中央部・臨海地域の都市再生に関する整備計画を長崎駅周辺エリアなど4つのエリアで策定しております。その中で、下段の右側に長崎駅周辺エリア松が枝周辺エリアにおける交通に関して取り組むべき施策を掲げておりますけれども、駅前国道の交通量が多いことや関係者間の合意形成が進まなかったことなどによりまして、実現が見通せない状況でございました。しかしながら、長崎の持続的な発展のためには人の動きの変化に適切に対応した交通環境の整備が必要不可欠であることから、行政や交通事業者、経済団体などの関係者が連携し、中心部における交通結節機能の強化に向けた基本計画を策定するに至った次第でございます。  17ページをご覧ください。交通結節機能強化の進め方としましては、取組の方向性と策定に向けた検討内容を踏まえ、基本計画を策定することとし、下段には進め方のイメージとしまして、今回基本計画を策定した後は、より具体的な事業計画を策定し、その後、設計・整備などの実施に向けた取組の段階に入っていくようなスケジュールを想定しております。  18ページをお開きください。これまでの検討会議で整理された長崎市中心部における交通結節の課題を示したものでございます。主なものとしましては、右側の青色で示した長崎駅周辺地区では新駅舎が150メートル西側へ移転するため、乗り継ぎ客の利便性が低下する、バス停が分散しており分かりにくい、路面電車電停のバリアフリー化が不十分であるなどと整理しております。左側の緑色で表示した松が枝周辺地区ではクルーズ船公共交通等との結節機能とアクセスの強化が不十分である、路面電車を延伸しても長崎駅方面への直通運転が不可能であるなどと整理しております。  19ページをご覧ください。長崎市中心部の交通結節機能強化の基本方針としまして、これまで説明してきました内容等を踏まえ、左側から順に交通結節の課題、それを解決するための検討方針、具体的な施策を取りまとめた基本方針を3つの地区ごとに整理しております。右側の青文字で示した3つの地区の基本方針につきましては、次のページ以降の整備イメージ図でご説明させていただきたいと思います。  それでは、20ページをお開きください。まず、長崎駅周辺地区における交通結節機能強化の整備イメージでございます。赤い楕円で示すように大黒町側に中長距離用のバスターミナルを再整備し、前面の国道上に路線バスのバス停を集約すること、また、駅側とこのバスターミナルとを結ぶデッキを設け、駅とまちを連携させて回遊性を強化すること、さらに、デッキには動く歩道を設置するとともに、デッキとバス停・電停をエスカレーターやエレベーターでつなぎ、歩行者の移動を支援することなどを方針として整理しております。下段は断面図のイメージでございます。  21ページをご覧ください。先ほど20ページで説明しました整備イメージの実現には相当の日数を要することが想定されます。ただ一方では、令和4年度には新幹線開業を迎えることになりますので、新幹線開業後の交通結節のイメージを示した図面でございます。新幹線駅舎の東側に駅前交通広場が整備されますので、そこに一定の路線バスを引込み交通結節を確保すること、既存の北側の歩道橋にエレベーターを設置し、路面電車の乗降場のバリアフリー化を図ることとしております。  22ページをお開きください。松が枝周辺地区・大波止周辺地区等における交通結節機能強化の整備イメージでございます。緑色で示した松が枝周辺地区におきましては公共交通との結節強化を図るため、路面電車を延伸し、新たに整備する複合交通ターミナルへ引き込むこと、路面電車の長崎駅方面への直通運行を実現するため、短期的には出島から長崎みなとメディカルセンター間に三方分岐を検討、長期的には短絡軌道を設けることを方針として整理しております。また、オレンジ色で表示した大波止周辺・まちなか地区につきましては長崎港ターミナルから長崎駅間の歩行者回遊ルート・バスルートを整備すること、県庁舎跡地に長距離バスの発着や市内周遊バスとの乗り継ぎのためのバスベイ及び待合所の設置を検討することを方針として整理しております。  23ページをご覧ください。関連する幹線道路の整備のイメージとしまして、図面右下に記載のとおり交差点の立体化や改良、長崎南北幹線道路の整備などにより、市街地南北方向の交通を国道から浦上川線へ転換し、長崎駅前の交通負荷の軽減を目指そうとするものでございます。  以上、長崎市中心部の交通結節機能強化基本計画について説明させていただきましたが、この基本計画の策定により大きな方向性が整理できましたので、引き続き国や県と連携し、その実現に向けて具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 17 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。 18 ◯浅田五郎委員 5ページの図面にあるんだけれども、今、一番地元の商店街、自治会を含めて、国体のときだったと思うんですが、今長崎駅前にデッキがありますよね。途中まであるじゃないですか。100年に1回の進化だっていうことを田上市長は言っているんですが、これは県とあるいは国の力もないといけないんですけれども、あのデッキを延長させていただいて、広場をぜひ今までどおり造ってほしいと。せっかくだから交通会館のほうまでの全面的にあの広場を欲しいという要望が出ているんですが、これについては財政的な問題もいろいろあるようですけれども、動く歩道としてデッキがずっとできるわけなんで、それと同じようなことを地元としては要望しているようでありますが、どの程度この話合いをしているのか、全く不可能なのか、ある程度県あるいは国の理解が得られればそれは可能性があるんだということなのか、その辺お聞きしておきたいと思います。 19 ◯谷口土木企画課長 提出資料の20ページをご覧ください。こちらが長崎駅周辺地区における交通結節機能強化の整備イメージでございます。当然検討会議で検討しておりますけれども、こういった計画を進めていますということで大黒町の自治会あるいは商店街の方に説明会というのも並行してさせていただいております。そういった中で地域の方のご意向としましては、大黒町側のほうにバスターミナルを再整備してほしいということ、それと国道202号の往来機能を強化してほしいと、こういったご要望も受けているのも事実でございます。そういった中で、あくまでも20ページでお示ししたイメージというのは、イメージ図でございまして、先ほど説明しましたように大黒町側に中長距離用のバスターミナルを整備すると。当然、国道上にデッキを造ると。国道上に赤い丸印が示されておりますけれども、デッキの規模感といいますか、当然人の往来機能となりますので、どのくらいの規模にするのか、先ほど浅田委員がおっしゃった広場的な機能を設けるのか、単なる高幅員の歩行空間にするのか、その辺については今後また地域の方のご意向も踏まえながら国・県・市で検討していくという流れになろうかと思いますので、今現在どうしていくというのは、具体的な姿はありませんけれども、イメージとしてはここにデッキを設けるということで整理しているというところでございます。  以上です。 20 ◯浅田五郎委員 分かりました。とにかく地元の希望としては交通会館の整備、それからデッキの問題だけはやはり自分たちのまちの今後の問題だということで非常に熱心に取り組んでいるようですので、ぜひとも力を貸してあげてほしいと思っております。終わります。 21 ◯西田実伸委員 1つだけ。こういうふうに結節に対しての交通の機能が変わっていくんですが、国道が長崎市は2桁が1つで国道34号と、あと3桁が3つ点在しているじゃないですか。国道34号の始まりというか、道路表示というか、あれが旧県庁跡にありますよね。それが今回、県庁が移ったと。駅前がこのように中心部になるときに、国道の考え方といいますか、今後国道が切り替えていくのかなと。それで交付金じゃないけれども、何かあったときの補助金の関係も変わってくるので、そういう話はないんですか。 22 ◯谷口土木企画課長 今、西田委員がおっしゃったように国道34号の終点といいますか、当然江戸町の旧県庁のほうになっていますので、そこの国道をどうするのかと。国道34号の指定区間を今のままなのかどうするのかということについては、国からまだ具体的にこういったことにしたいというお話も上がっておりませんので、今の段階でどうするというところまでは話が何もないというところでございます。  以上でございます。 23 ◯西田実伸委員 話がなければもう仕方がないんですけれども、やはりまちが変わってきて、どこが中心になってくるかと。国道34号がどこで始まろうと終わろうと関係ないといえば関係ないんでしょうけれども、でもいろんな登録的なものでいえば、長崎はここから始まっとるとよとかあるものだから、旧街道はこっちだと私は思うので、そういう面の国道206号にしても国道202号にしても国道499号にしても、この国道34号が始まっているという考え方を見ながら進めていただければと思うんですが、そういう考えがないか、再度お聞きしたいと思います。 24 ◯松浦土木部長 西田委員ご指摘のとおり、やはり今、起点といいますか終点といいますか国道34号は旧県庁のところになっておりますので、今回の交通結節点の協議の中で、はっきりと議論はされていないんですが、例えばこの事業自体を直轄でやるというとかいうことになると当然国道34号を引っ張ってこないとこの事業ができないということになりますので、そういった事業手法も含めて今後どういった形で起点・終点を持っていくかということも議論になろうかと思います。ただ、現時点ではまだそこまで議論が進んでいないということですので、今後そういった事業を実際に進めるに当たって出てくるものと考えております。  以上でございます。 25 ◯西田実伸委員 ありがとうございます。この交通結節点については国が絡んできたものですから、今まで県と市として駅前の開発というのは少しも進まなかったでしょう。これは急速に進んできたので、これをきっかけに今、部長がおっしゃったように、将来この会議の中で議題にでも上げていただければと、これは要望に代えさせていただきます。  以上です。 26 ◯永尾春文委員 まずはオープンハウス実施の件ですけれども、こうやって身近に利用している市民の方にこういった案内を申し上げ、アンケートを取って直接説明をしながら市民の声を集めていくというのは本当にすばらしい施策といいますか、取組だなと思いましたので、まずそのことを述べさせていただきます。  それで、お尋ねしたいことは今回の計画、(案)が取れておりますけれども、この審議会で様々な幹事会に民間の交通事業者も入っておりますけれども、今回第2バースの観点から路面電車の延伸化というのが大きな課題、取組になっておりますけれども、今回交通事業者で長崎電気軌道も参加されておりますが、直接の当事者としてこの計画について何かご意見というか、一緒に頑張っていこうとか何かそういったことが分かれば教えてください。 27 ◯谷口土木企画課長 今回の基本計画の中で路面電車の松が枝方面への延伸という部分と、長崎駅との直通運行という施策が盛り込まれております。そういった中で長崎電気軌道としましても、松が枝地区と長崎駅を短絡軌道で結ぶという施策についてはご理解を示していただいております。ただ、その手法としまして、長崎バスターミナル前で三方分岐をするというところが短期的に検討していきましょうという形で整理されているんですけれども、やはりここの部分に関してはどうしても運行上の安全性の問題とかもありますよという、ご発言もされていますので、そういった安全性の確認といいますか、運行上の安全性も当然しっかり考慮した上で今後検討していきましょうということに関しては一応ご理解をいただいていると理解しております。  以上です。 28 ◯永尾春文委員 分かりました。ありがとうございます。今回のこの延伸に当たっては、常に石橋の電停との整合性といいますか課題がありまして、今回中心部における交通結節の課題ということになるかと思うんですが、延伸という観点からは、やはり石橋の電停の複線化というのが常に課題として上げられているわけですけれども、例えば今回の延伸を考える上で、複線化というのを併せて検討されているものなのか、その辺りを考え方をお聞かせください。 29 ◯片江まちづくり部長 22ページの図面で、松が枝のところの路面電車の延伸という図面が書いてありますけれども、今、永尾委員がおっしゃいましたとおり、私どももかねてから石橋に行く電車の単線、これはひいては中華街の電停のオーバーフローにつながっているということがありましたので、長崎電気軌道には何とかこれを解消したいということを提案してまいりました。その中で今回松が枝方面への延伸が出てきたということで、これまではグラバー園に行くお客様を運行する便が、手前の大浦海岸通の電停で止まって、一旦運行が停滞するときがありました。これはやはり単線で行って戻る時間を待たなきゃいけないということがありましたものですから、お客様の観光客サービスと市民サービスの両方がうまくいかない。今回の延伸によって特に観光客扱いの便が松が枝のほうに行って、それをこれまで待って出ていた石橋からの発車する便が、それを待つことなく中華街のほうに戻れるということになるのではないかということもあって、これに関してはどこまで路線を延ばすかというのは長崎電気軌道側の経営判断になりますけれども、私どもとしては松が枝の延伸が複線化を代替えするような役割も持てるんじゃないかということも考えて、今回これは手がけてみる価値はあるという判断の中で長崎電気軌道とも協議をしていこうと思っているところでございます。  以上でございます。 30 ◯永尾春文委員 分かりました。もう1つはこの上で各都市で今、上下分離方式という形で持続可能な公共交通の考え方が実施されているところもありますが、今回も路面を延伸するとなりますと、ある一定大きな投資が予想されるわけですけれども、こういった結節点の構想の中で、長崎市において例えば上下分離方式をパーシャルででも行っていく考え方はないのか、その点をお聞かせください。 31 ◯片江まちづくり部長 特に今回の路面電車の延伸部分については、行政から提案をして長崎電気軌道にその検討を受け入れていただいている状況がございますので、当然ながら仮に実現するとなった暁にも、じゃ100%長崎電気軌道側でお願いしますということにはならない。今おっしゃいました上下分離方式というのも1つの案でございますけれども、私どもとしましても行政がそれなりの支援をしなければ実現しないと思っていますので、国庫の補助事業採択とかいろいろ道はあると思います。そういった中で可能な手段は用いて長崎電気軌道の支援をしていく。これはここに限ってだけではなくて、やはり長崎電気軌道自体の利用者も減ってきておりますので、これを維持存続するためにはこういった機会も含めて検討を深めていかないといけないと思っておりますので、そういう面も含めて今後どういった支援ができるかということについて議論を深めていきたいと考えております。  以上でございます。 32 ◯永尾春文委員 分かりました。もう1点、第2バースの公共交通の結節強化の中で、これは確認というかお尋ねしたいんですが、野母崎方面からの長崎バスなんですけれども、通常のバスはずっと国道を走っているわけです。今回ここの再開発をするに当たって、真ん中に道路も造るとも聞いているんですけれども、例えばここのバス停の在り方とか、日常使うバスのバス停と、船着場のバースにおけるバス停の在り方と、何か考え方が示されるものなのか、お聞かせください。 33 ◯片江まちづくり部長 松が枝の2バース化の中で盛り込まれておりますのは、新しいバスの駐車場があります。今、クルーズ船のバスの待機場所となっているのが常盤南という、ここから少し離れた水辺の森公園の一番南側にあります駐車場がバスの待機場所になっているんですけれども、実はあれは暫定的な土地利用で、本来は売却して土地利用すべきところです。ですから、今度の2バース化の事業の中では、バスターミナル機能を2バース化の事業の中に取り込むということが1つ入っております。そのときには当然ながら今の前面の国道499号に、そこからのバスの交通量が乗ってくるということがありますので、それで今の幅員で足りるのかということ。それともう1つは通常の日常のバス、車の運行がターミナルからのバスの流れ込みによって阻害されるんじゃないかという点もあります。そういったところもありますので、これは今後の話になりますけれども、今後多くなるそういう交通負荷をいかにさばいていくかという議論の中で、例えば運行しているバスのバースからの切り込みをもっと大きくして後続の車両が行きやすくするとか、そういった改良点は出てくると思っておりますので、今、委員がご指摘された点も含めて今後前面道路の改良に関しては県と協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯永尾春文委員 実は大浦警察署があって、そのそばに長崎バスの大きな立体の待機場とか、もしくは洗車をしたりする待機場が大きく取られております。ですから、今回の再開発に当たって道路がどのようになっていくか分かりかねるんですが、長崎バスとしてもあの辺りをどのように再整備するのだろうかという考えもちょっとあったものですから、ぜひ今後その辺りも調整といいますか、一緒に計画を立てていただければと思っております。  以上です。 35 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、私から1つだけ。20ページのイメージ図なんですけれども、イメージ図ですから、具体的なものは決まっていないと思うんですけれども、一番左上に、デッキに動く歩道を設置と、それがペデストリアンデッキとなっているんですが、これを見た限りでは両サイドがオープンになっているんじゃないかと思うんですよね。そうすると、全体の歩道自体が20メートルも30メートルもあるんであればオープンでも構わんと思うんですけれども、この図面を見た限りでは恐らくそんなにスペースを取れないとは思うんですけどね。そうした場合に動く歩道に雨が入り込むということも考えられますし、またその隣には普通に歩く歩道もあると思うんですけど、やはり広さによっては雨に対応できないと思うんです。だからこういうところをもうちょっと考えた中で両サイドに雨が入り込まないような形で歩行者が通れるような形。それと、この動く歩道にももし雨が入り込んできたら、それ相応のメンテナンスであるとか、いろんな保守整備関係がかかってくると思いますので、これは今後の検討課題として一考していただければと思っております。答弁は要りません。 36 ◯梅元建治委員 長崎市中心部の交通結節検討会議でこの基本計画をまとめられている、資料の17ページ。今後の見通しというか、今後の計画の進捗予定みたいなところを聞かせていただければありがたいです。今、ちょうどこの基本計画のところの真ん中のところ、長崎市の中心部の話なんですけれども、もともとこの検討会議そのものも国土交通省から出向の形で県庁に来ている長崎出身の副知事が今座長をされているし、高宮副市長も今、国土交通省からこっちに来られているタイミングなので、今長崎市の話をずっと県、国、市併せてやっていただいていますけれども、今後の見通しというか、今から事業計画をつくっていって実施に向けた取組、大体予定としての流れは分かるんですけれども、進捗の予定というか、計画・スケジュールを教えてください。 37 ◯谷口土木企画課長 本日お示しというかご説明させていただきました基本計画について、大きな方向性が決まったというところで、今後は当然方向性を踏まえまして具体的な事業計画と申しますとか、そういった策定をしていくということになろうかと思っています。1つは長崎駅周辺エリアに限っていえば、今、現在の長崎県がバスターミナルの建て替えを踏まえた中で、その建て替えの手法をどうしていくのかとか、そういったところを検討するための業務委託を今現在も発注をしております。先月末にも契約がされていると聞いておりますけれども、そういった業務委託の中で、今後交通事業者、バス事業者であったりとか、地域の方へのヒアリング、バスターミナルの建物の規模感であったりとか、施設の計画あるいは整備手法、可能性、そういったところを今後1年から2年ぐらいかけて整理していくとお聞きしておりますので、当然、検討過程の中に国、市も入った中で検討が進められていくのかなと思っておりますし、じゃそれを行政だけでするのか、今回の検討会議みたいに交通事業者とか民間の方も入れた中で別途委員会を立ち上げて検討していくのかということにつきましても今後検討してまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 38 ◯筒井正興委員長 ほかにないようでしたら、これをもちまして土木部及びまちづくり部所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時1分=           =再開 午前11時2分= 39 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、まちづくり部所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 40 ◯片江まちづくり部長 それでは、まちづくり部所管事項調査項目についてご説明いたします。  初めに、1.令和2年度主要事業執行予定についてでございますが、以前より当委員会におきまして主に国の補助の内示減などにより事業の進捗に変更があった場合に年度途中での報告を行うようにとの要請があったことから、所管事項として報告を行わせていただきます。  次に、2の長崎市市街化調整区域における工業系企業立地用地の開発を目的とした地区計画制度運用基準(案)についてでございますが、これは市街化調整区域の中でも一定の条件を満たせば工業団地などの開発を可能にしようとする新しい運用のルールとなります。本件につきましては、前回6月議会で事前説明をさせていただいておりますが、その際にいただいたご意見、それからその後の業界団体との意見交換を踏まえまして運用基準案を作成しておりますので、これについて説明を行わせていただきます。  次に、3.幸町周辺の都市計画見直しについてでございますが、これは三菱重工業長崎造船所幸町工場の機能移転や中部下水処理場の水処理機能停止を契機に両施設の敷地について、商業業務地への土地利用の転換を図るため、今後必要な都市計画の見直しを予定しておりますので、その内容を事前に説明させていただくものです。  最後に、4.都市再生緊急整備地域の指定についてでございますが、これは昨年3月に国が長崎市の都心地域を都市再生緊急整備地域の候補地域として公表しておりましたところ、今回指定が見込まれることとなりましたので、その説明を行うものでございます。
     詳細につきましては、まちづくり部提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いします。  私からは以上でございます。 41 ◯赤倉都市計画課長 まちづくり部提出の所管事項調査の資料をお手元にご用意ください。  資料1ページをお開きください。初めに、1.令和2年度主要事業執行予定につきましてご説明いたします。まちづくり部が所管しております国庫補助事業に係る主要事業執行予定を表に取りまとめております。表の左端には事業の区分を、また左側から3番目から順に、事業実施箇所等には路線名や事業名、事業箇所を、また、予算額には令和2年度当初予算額を、さらに執行予定額には8月時点の令和2年度の執行予定額を、差引額には予算額と執行予定額の差額を、またその右隣には当初予算での実施予定内容と執行予定額での実施予定内容をそれぞれ整理しております。また、表の右側にはそれぞれの事業期間、事業計画、総事業費、進捗率を記載しております。  まず区分、長崎駅周辺のうち2番の土地区画整理事業において予算額と執行予定額との差額が減となっておりますが、これは国庫補助の内示減に伴うものでございます。この内示減に伴いまして建物補償を3棟から2棟へと減じ、残りを翌年度へ先送りすることとしております。なお、昨日の補正予算の繰越明許費の説明時におきまして対象を3棟分として繰り越すと説明しておりましたが、現時点の補助の内示においては2棟分しか確保されていない状況です。しかしながら、今後全国的に国庫補助の執行状況が変わり、配分が見直され、内示額が要望通りとなることも考えられますので、繰越明許費においては最大の3棟分を繰り越しております。次に、2つ目の再開発のうち3番目の新大工町地区市街地再開発事業におきまして、予算額と執行予定額との差額が減となっておりますが、これは同じく国庫補助の内示減に伴うものでございます。この内示減に伴いまして本体工事の一部を翌年度へ先送りすることとしておりますが、影響は軽微であり、事業の進捗においては影響ないものと考えております。3つ目の東長崎につきましては、国庫補助が要望どおり措置されておりますので、当初予算どおりの事業が実施できるものと見込んでおります。最後に、一番下の段のその他として、夜間景観整備事業を実施しておりますが、こちらも国庫補助が要望どおり措置されておりますので、当初予算どおりの事業が実施できるものと見込んでおります。以上、まちづくり部が所管する主要事業についてご説明いたしましたが、表の左から2番目の番号で申しますと、2番と3番は国の社会資本整備総合交付金を活用しており、令和2年度の内示率は95%、昨年度に比べ8%増となっております。また1番、4番、6番、7番は令和2年度から国が新たに創設した都市構造再編集中支援事業を活用しており、令和2年度の内示率は100%となっております。次に、5番、地方創生道整備推進交付金につきましては、令和2年度の内示率は同じく100%となっております。今後におきましても、事業を円滑に進めていくためには予算の確保は必要不可欠であり、例年、建設水道委員会とともに国や関係国会議員に対し、予算確保に向けた要望を行っております。しかしながら、今年度につきましては、コロナウイルス感染拡大防止のため郵送での要望となりましたが、今後も引き続き、予算確保に向け努めてまいりたいと考えております。  次の2ページから10ページにはそれぞれの事業の位置図等を添付しておりますのでご参照ください。  恐れ入ります、資料飛びますが11ページをお開きください。続いて、2.長崎市市街化調整区域における工業系企業立地用地の開発を目的とした地区計画制度運用基準(案)についてご説明いたします。本件は今年6月の所管事項調査で事前説明をさせていただき、その後、本委員会からいただきましたご意見や、その後の業界団体との意見交換で得られたご意見などを踏まえまして、作成した運用基準案となります。したがいまして、今回は6月の事前説明からの変更点を主にご説明させていただきます。まず、(1)目的、(2)基本的な方針、(3)期待される効果につきましては、前回の説明と同様の内容になります。  12ページをご覧ください。次に、(4)運用基準の考え方の2)地区計画区域の規模につきまして、前回は開発許可制度運用指針で地区計画を決定することが望ましいとされる5ヘクタールや、市や町が工業団地を整備する際に県の支援補助が受けられる2ヘクタールといった大規模な工業団地を想定してございましたが、今回都市計画法で地区計画などの都市計画提案が可能となる0.5ヘクタール以上とすることで、少しでも企業が参入しやすくなるルールに見直しております。また、3)許容する土地利用ですが、前回はアの準工業地域で立地可能な工場や倉庫、それに付随する事務所のみとしておりましたが、当委員会でのご意見や業界団体との意見交換の結果を踏まえまして、次のイからエの3つの用途を追加しております。まずイの製造業に関連する研究施設ですが、IoTやロボット産業の実証フィールドとして試験用ラボが造れるようにしてほしいといった業界団体からの意見を踏まえて追加をしたものでございます。また、ウの貨物自動車運送事業の駐車場に併設される乗務員のための休憩・睡眠施設は市街化調整区域内に駐車場を設けても、運転手の休憩室は市街化区域内に確保するように指導されるため非効率であるといった業界団体からの意見を踏まえて追加したものでございます。さらに、エの産業用機械器具及び資材の保管を適正に行うために最低限必要な管理施設については、例えば建設リース機械や建設資材の保管場の管理事務所といった誘導区域内のにぎわいの創出に関連性の低い業種まで、幅を広げて立地を許容できるように追加したものでございます。最後に、(5)スケジュールでございますが、先月開催いたしました都市計画審議会でのご意見や、本委員会でのご意見を踏まえまして、順調にいけば来月には基準を制定し、運用を開始したいと考えております。  次の13ページには、参考資料1として誘導区域内の既存工場、倉庫の立地状況や、その受皿となる工業系未利用地の状況を、14ページには参考資料2として、長崎市における工業系土地利用の制限状況を、次の15ページには参考資料の3として今回の運用基準案における用途制限の比較表を、16ページには市議会、業界団体からいただいたご意見とその反映内容を、17ページから20ページには運用基準案の本文を掲載しておりますので、ご参照ください。  恐れ入ります、資料飛びますが21ページをお開きください。続きまして、3.幸町周辺の都市計画見直しについてご説明いたします。本件は現在、株式会社ジャパネットホールディングスが進めております長崎スタジアムシティプロジェクトの開発予定地や中部下水処理場を含む幸町周辺において今後予定しております都市計画見直しの方針についてご説明するものでございます。まず、(1)都市計画見直し方針ですが、図の1.将来都市構造図や、図の2.地区別構想図にお示ししますように、今回の見直し箇所は国道206号周辺に位置し、計画的に土地利用の転換・高度化を図る商業・業務地として位置づけられており、長崎市都市計画マスタープランに示す将来都市構造、ネットワーク型コンパクトシティ長崎の実現に向けて、三菱重工業長崎造船所幸町工場の機能移転や、令和5年度末に予定しております中部下水処理場の水処理機能停止を契機に、計画的な商業業務地への土地利用転換を図るため、都市計画の見直しを行うものでございます。  22ページをご覧ください。(2)都市計画見直し素案についてでございますが、図の右下の凡例にお示ししておりますとおり、現在幸町工場の跡地と中部下水処理場は水色の工業地域であり、また宝町公園周辺は紫色の準工業地域となっております。まず、見直し箇所の1つ目、工業地域のうち赤枠内については左上に記載のとおり、商業地域への変更と併せて準防火地域の指定を予定しております。また、見直し箇所の2つ目、準工業地域のうち赤枠内については右上に記載のとおり、商業地域への変更と併せて特別用途地区、大規模集客施設制限地区の廃止を予定しております。この2つの見直し箇所内は共に現在、建蔽率が60%、容積率200%が指定されておりますが、用途地域の見直しにより建蔽率が80%、容積率400%まで土地の高度利用が図られるよう見直す予定でございます。  また、青枠の幸町工場跡地については左下に記載のとおり、先ほどの用途地域の変更と併せて長崎スタジアムシティ地区計画の決定を予定しております。  23ページをお開きください。表の1は主な建築物の用途制限比較表となります。今回の用地地域の変更により、長崎スタジアムシティプロジェクトの計画施設であるサッカースタジアムや、延べ面積が1万平方メートルを超える商業施設、それからアリーナ、ホテルといったものの立地は可能となります。しかしながら、商業地域の中で許容されるギャンブル施設や風俗施設などについては地区計画を定めることにより、その立地を制限し、スポーツ・文化活動を通じたまちづくりにふさわしい良好な市街地整備を図っていきたいと考えております。また、宝町公園周辺の準工業地域につきましては表下側の米印の注釈にございますように、現在特別用途地区により大規模集客施設の立地が制限されておりますけれども、商業地域への変更と併せて特別用途地区を廃止することにより、その立地が可能となります。なお、見直し箇所全体が商業地域となり、表下側に示すとおり、立地する工場の規模等の制限がかかることとなりますが、既存工場の現況の利用を制限するものではございません。次に、(3)スケジュールですが、今年4月の地区計画決定要望を受けまして、地区計画の原案の権利者等への縦覧が完了したところでございます。今月から関係自治会に対する事前の説明会と、都市計画見直し素案の説明会を行い、案の縦覧後、来年2月の都市計画審議会に諮問させていただく予定としております。  次の24ページから28ページには現在検討中の長崎スタジアムシティプロジェクトの土地利用計画や、幸町周辺の道路計画と交通計画、プロジェクトのスケジュールなどを添付しておりますので、後ほどご参照ください。  次に、29ページをお開きください。最後に、4.都市再生緊急整備地域の指定につきましてご説明いたします。まず、(1)都市再生緊急整備地域のア.都市再生緊急整備地域の概要でございますが、都市再生緊急整備地域とは都市開発事業等により緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として政令で定める地域のことで、この緊急整備地域内の民間による国の認可を受けた都市開発事業は金融支援や税の軽減による支援などを受けることができることとなっております。なお、令和元年度末で都市再生緊急整備地域の指定を受けているのは全国で52地域ございます。次に、(2)長崎市における都市再生緊急整備地域の指定に向けた取組についてですが、まず、ア.都市再生緊急整備地域の必要性でございますが、長崎市では予想を上回る人口減少が生じており、2年連続で転出超過全国市町村1位となるなど地域活力の再生が弱まっていくことが懸念されております。そのようなことから、若者の楽しみの場の創出や、より快適に生活ができる場の提供などにより、人口転出の抑制や流入の促進に向けた取組を進める必要がございます。そのためには民間活力の導入が不可欠であり、民間の再開発事業等の機運の醸成や、事業しやすい環境を整えるため、都市再生緊急整備地域の指定に向けた取組を進めております。  30ページをご覧ください。イ.指定に向けた経過でございますが、昨年3月に内閣府が長崎都心地域を都市再生緊急整備地域の候補地域として公表しております。その後、3回の準備協議会による議論を重ね、都市再生緊急整備地域として政令指定すべき区域の素案と、都市再生の目標・方針となる地域整備方針の素案について取りまとめ、今年の4月に内閣府へ地域指定の申請を行っております。現在、内閣府内の調整は完了し、閣議決定に向けた準備が行われているとお聞きしておりまして、9月中には指定がなされる予定でございます。  31ページをお開きください。現在、指定を受けようとしている地域の区域図の案で、赤色の実線で囲まれた区域約180ヘクタールの指定を予定しております。  32ページをご覧ください。長崎中央地域の地域整備方針の案になります。左から2つ目の整備の目標には長崎市の地勢や歴史、現状などを整理し、長崎駅周辺や松が枝周辺の玄関口の整備と併せてまちなかの回遊を促し、にぎわい再生を図ることなどにより、人口の転出抑制や流入促進を図ることを記載しております。また、その右側の都市開発事業を通じて増進すべき都市機能に関する事項には、多様な活動を支える交流機能や来訪者の受入れ機能、円滑な二次交通や交通結節機能などについて記載しております。公共施設その他の公益的施設の整備及び管理に関する基本的事項には交流推進を図るMICE施設や、おもてなし空間を創出する駅前広場などを記載しております。緊急かつ重点的な市街地の整備の推進に関し必要な事項には都市の魅力や来訪者の受入れ体制強化による観光産業の活性化、公共交通の連携強化による利便性の向上、移動の円滑化などについて記載しております。  33ページをお開きください。都市再生緊急整備地域の主な支援措置でございます。緊急整備地域内の民間による国の認可を受けた都市開発事業は金融支援や税の軽減による支援などを受けることができることとなっております。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 42 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。 43 ◯永尾春文委員 11ページ、長崎市の市街化調整区域工業系企業立地用地の開発を目的とした地区計画制度運用基準(案)について、案を見せていただきまして、様々な関係団体との意見交換などを反映されているのかなと。面積も今回規模要件は0.5ヘクタール以上ということで、より地元のそう大きくない工場とかの皆様も検討のテーブルに載せることができるようになったのではないかなと思います。  1点お尋ねしたいのは、今回スケジュールは令和2年10月、来月には運用開始していきたいということでなっておりますけれども、このことを工場経営者の皆様にやはり正確に、このすばらしいこういう制度を伝えていくべきかと思うんですけれども、どのように考えていらっしゃるのか、お聞かせください。 44 ◯赤倉都市計画課長 周知する先としまして、まずこの工場を実際に設計したい、造りたいという相談を受けた設計者側に対する窓口といたしましては、建築業界を束ねている建築関係の関係団体がございます。そちらの団体にまず周知を図りたいということと併せまして、こちらを実際使いたいという経営者の方々につきましても、商工会議所等を窓口にしていただきながら、できるだけ多くの方々にこの制度が行き渡るようにしっかり周知を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 45 ◯永尾春文委員 ぜひより多くの方がこの制度を理解・周知してもらうように取り組んでいただきたいと思います。  もう1点だけお尋ねします。最後のほうで33ページ、今回都市再生緊急整備地域ということで認定されるということになりますが、この33ページを見ますと、例えば都市再生特別地区ということで容積率制限の緩和等がより可能になっていくと様々な施策を打つことができるようです。例えばこのような中で、現時点で何か検討されていることがありましたらお尋ねします。 46 ◯赤倉都市計画課長 まず31ページにございます長崎主要地域の今回緊急整備地域として指定する区域の中でございますけれども、基本的には民間の開発ということでございますので、今この中で想定されるものといたしましては、ジャパネットホールディングスが計画しておりますスタジアムシティ計画ですとか、少しずつ動きは見せております浜町の再開発ですとか、そういった部分について一定の要件を満たすものであれば支援の対象になっていくものと考えております。  以上でございます。 47 ◯浅田五郎委員 2点お尋ねいたします。4ページの新大工町地区市街地再開発事業なんですが、これは国策としてこういった国からの予算が出て、これだけのことをやるわけでしょうが、この前から新大工町商店街の方々からのご意見等聞きますと、バリアフリーで障害者や老人、高齢者のために、歩道が歩けるようになって、信号もついて、大変便利になってよかったというようなご意見がありました。ところが、歩道橋が、陸橋がありましたが、これが取られたんです。陸橋は国土交通省が造って耐用年数があと十五、六年あるんだけれども、これを壊してしまった。今日のこの図面を見ると、また陸橋が出てきているわけですね。地元の方々のご意見を聞くと、これは要するに玉屋の、今もう玉屋はないんでしょうけれども、高層200メートルを超している長崎市で一番高い建物に入る住宅の方々のため、あるいはその前にある、三菱が持っていた駐車場はJRが買収したわけですが、こういったところの事業所と事業所の間をつなぐ歩道橋を造るというのを長崎市が予算を組んでいるという話がちょっと聞こえ漏れたんですが、これはいかがなものかと私は思うんですね。せっかくバリアフリーにして大変喜んでいるのに、事業所がどうして負担できないのかなという感じがするわけです。そういったものもひとつぜひ検討していただいて、地元にしてみれば、ここに書いておりますが、この2つの北街区、南街区とありますが、北街区はこれ確かに新大工町商店街なんです。南街区というのはこれはもう町というよりも駐車場なんですね。そういったものを考えてみると、やはりまちづくりとして国がお金を持つからこの辺は助かると、開発するのは結構だけれども、地域の人たちにすると新大工町商店街というのがおざなりになっていると。忘れられていると。歩道橋を造る金があれば商店街のアーケードでも造ってもらったほうがはるかに地域の振興になるし、再開発になるんだけどというご意見等があります。もう既に予算等が出ておりますが、1つだけ資料として、後で結構ですが新大工町の再開発にかける国の予算、県の予算、市の予算それぞれいろいろあるでしょう、それについての中身を教えてもらいたいと。後で結構です。  それから、この歩道橋についてはどの程度の予算を将来考えているのかというのも出てくるでしょうから、そういった問題について新大工町の再開発が地域のためになる再開発であろうと思っておりますし、地元の人も歓迎しておりますし、私も十分理解をするわけだけれども、ただ耐用年数があった陸橋を壊してまた陸橋を造ると。それは要するに住宅のところから駐車場までだということで、商店街のためにというより事業所同士の便利のほうが優先されて、それに対する異議を持っているところがたくさんあるようでありますから、そういった面については予算が出た段階でも質疑をいたしますが、その前に予算がどの程度国から来ているのか、中身について後で資料として提出していただければ大変ありがたいと思います。  もう1つは、ジャパネットホールディングスが進出してこようとする場所、やはり長崎市は市庁舎であるとかMICEであるとか、たくさんの公共事業の箱物を造るけれども、固定資産税なんか全く関係ないんだけれども、ジャパネットホールディングスが約700億円から1,000億円ぐらいになるんでしょうけれども、民間が投資するわけですから、建物の高さであるとか容積率等は最大の便宜を図ってやってもらえれば、この地域の振興になると思うんです。そういった面についてもご検討いただければ大変ありがたいかなと思っていますので、一応意見として述べておきます。何かありましたら、お話を聞かせてもらえれば結構です。 48 ◯筒井正興委員長 ちょっと待ってください。その前に浅田委員、今資料請求をされましたけれども、それは個人的にということですか。今請求された資料は出せるんですか。出すことできるんですか。 49 ◯片江まちづくり部長 今、浅田委員ご指摘の、まず新大工町歩道橋の件でございますけれども、これにつきましては、もともとの経緯がございまして、当初北街区のみで計画しようとしていたところがございましたけれども、やはり建物の中身、商業床、住宅を考えますと、駐車場の台数が相当規模、300台ほど要るということが判明いたしました。それがないと建物として完結しない。ところがそれを北街区だけで造ろうとすると、どうしても3層分ぐらいの駐車場を造らないといけない。そうなってくると膨大な事業費がかかってしまうので、これはとても採算性が合わないということがまず判明いたしました。そこで、周辺の状況を確認したところ国道を挟んで対面側に駐車場として、これももう建て替え時期を控えている駐車場がありましたものですから、そこと北街区をセットにすることによって1つの再開発事業としての要件を満たす、そういうことが可能であるということになりましたので、この2つの街区を1つの再開発事業として整理させるということが必要となりました。そのためには、物理的につながっていないといけないということで、最初のスタートのときには、既にかかっていた歩道橋をそのまま活用できないかという議論が始まりましたが、この歩道橋自体は先ほど委員がおっしゃいましたように、耐用年数が10年ほどあるといいましても、もう10年ほどしかないということが1つありました。それともう1つは、階段が途中にありましたので、バリアフリーになっていないということがありました。それと今のままのものをそのまま使うと、両サイドの建物への設計の影響や制約が非常に大きくて、再開発そのものがうまくいかない。そういったことが分かりましたので、この歩道橋も架け替えが必要だということになりました。では、架け替えるときには誰がどう費用負担してするのかという議論が始まったわけですけれども、長崎市としましてもこの再開発に関しましては、まちぶらプロジェクトの一環として中通りのほうから人を新大工町の商店街のほうへスムーズに導くということにおいては、途中で横断歩道でその動線を切るよりも、建物の所有者の方も協力するということでしたので、バリアフリーの動線がもう1本引けるということについては、商店街のほうに人を招くには非常にいい効果があるということで、長崎市も支援をしようという話の中で、国土交通省も含めて議論していたところ、国土交通省としては横断歩道橋を造ることは認めるけれども、再開発組合という事業が終わって身分がなくなってしまう団体に設置者として占用許可を与えることはできないと。やはりきちっと安全性を担保して永続的に管理をするのであれば、地方自治体がその設置者になることが望ましいんだと。望ましいというよりも、もうそこしか許可できないという話になりました。私どもとしましても基本的には再開発事業を支援しようとする立場でございますので、一肌脱ぎましょうということで長崎市が設置者になる。もう1つは地域に住民がたくさん増えて、周りに病院もあり学校もありという中で、1階レベルの動線だけではなくて、2階レベルにもバリアフリーの動線があるということは地域の住民のためにもメリットがあるということで、これを市道として位置づけて整備するということで支援をしようという話になりました。  では、造りぶりをどうするかという議論になったわけですけれども、当初は電停に階段を下ろすとか、屋根を架けるという話もあったわけですけれども、やはり再開発事業の採算性を厳しく見ていく中においては、手が出る範囲には限界があるということで現状に至りまして、幅員は3メートルというそれなりの幅員持っていますけれども、構造としては標準的なもの、その中で再開発組合からのデザイン的な要望を可能な限り、取り入れていきましょう、要は長崎市が管理者となる中で対応可能な範囲は受け入れていきましょうということで、これは再開発組合の理事会におきましても機関決定されて、そういった現状になっていると。このことにつきましては商店街にもご説明いたしまして、一定了解をいただいている。商店街からは商店街の振興ということにも今後は目を配ってほしいということがありましたので、この再開発は商店街の通りに向けて広場を設置させているところもありますので、そういったのもうまく活用して商店街の振興にも行政としては今後とも関与していきたいと考えております。  以上の経過をもってこの再開発の歩道橋というものが現状になっておりますので、それもお含みおきいただきまして何とかこの事業の推進につきましてはご理解をいただきたいと思っております。  以上でございます。  資料につきましては本日中の委員会にご提出することはできます。  以上でございます。 50 ◯筒井正興委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時34分=           =再開 午前11時34分= 51 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  資料はこの所管事項調査が終わってからでもいいですから、いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 52 ◯片江まちづくり部長 答弁が足りていないところで、もう1つは幸町の地区計画でジャパネットホールディングスが今後開発を行う際の容積率であるとか高さ規制の問題での配慮をという話ございました。当然私どももこの事業を成功させることは地域にとっても大きな貢献があると思っておりますので、法制度を運用する中で可能な限りの支援はしたいと思いますので、その中でもし容積率の緩和であるとか行政として支援できることが出てくれば、当然対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 53 ◯浅田五郎委員 ジャパネットホールディングスのほうの幸町についての容積率あるいは高さ、ぜひひとつ検討いただければありがたいと思います。  それから、議案として出ていないから、あなたと議論することもないと思うんで、ただ問題はやはり市民からしてみると、耐用年数が十五、六年残っているわけですから、たとえ駅前にしても桜町小学校のところだって陸橋のところにエレベーターができているわけですよ。何もマンションのため、駐車場のためでなくてもいいわけですね。だから、十五、六年も残っているならば、今ある既存のを使うことだって税金の無駄遣いじゃないと私は判断している。しかも皆さん方に私がここで尋ねているのは、八幡町とか中通りのほうから新大工町に来る場合はわざわざ伊勢宮から来て、目の前に横断歩道があるのにまたエレベーターのところまで歩くなら、渡ったほうが早いわけなんですよ。商店街を通って行けるわけですから、それは詭弁なんですよ。問題はこれは誰が考えてみたって2つの駐車場とマンションのための陸橋なんですよ。これにあなたは国土交通省が国道の上に民間の人たちに建てさせることができないって陸橋を造らせて寄付してもらえば、その後のペンキが剥げたとか故障したというのは全部市がすればいいわけですから。私が言うのは、造るのは事業所が造ることであって、北街区と南街区ってあるけど、片一方は完全に駐車場なんですよ。そうやって駐車場が300台あってそれは結構だと思うけれども、商店街の人たちのためであるかというよりも、まず問題はマンションのお客様のために駐車場があるということがまず第一なんですよ。しかもそのマンションの下に駐車場もあります。あるけどそれは足らないです。そういった問題も含めて、私は議論しないけれども、議案が出たときにきちっと意見交換をやりたいと思うけれども、やはり誰が見ても一旦あったものを壊して、そしてまた両方につながるようなことをするというのは、誰が考えたってエレベーターからそのまま障害者の方が車椅子でエレベーターに乗って次の駐車場に行ってまた帰れるというようなことは事業所のための陸橋だとしか私は思っていないんですよ。そう考えられるようなことなので、これ今、あなたたちが計画しているから、いいとか悪いとかの論議じゃなくて、そういった意見があることは頭に置きながら検討していただきたいなということを私は考えているわけですから。  以上です。 54 ◯五輪清隆委員 21ページからの幸町周辺の関係でお伺いしますけれども、中部下水処理場が令和5年度末予定ということで終わるわけですけれども、ここの跡地活用というのは一時期はジャパネットホールディングスがとかそういうことも含めてずっとうわさとしてあったんでしょうけど、ジャパネットホールディングスとの協議というか、そういう要望があっているのか。  それと、宝町公園というか、あそこのバス停の前、準工業地域から商業地域に変わっているんですけど、今回に合わせて設定を変えたんでしょうけど、ここの公園についてはそのまま残るんですか。  それと24ページの下、ジャパネットホールディングスの長崎スタジアムの用地と中部下水処理場、そのあいだに民有地ってあるんですけど、これはどこのことかなと。分からなかったんですけど。 55 ◯片江まちづくり部長 まず1点目、中部下水処理場の跡地活用に関しましてですけれども、ジャパネットホールディングスのプロジェクトの立ち上げの時期におきましては、やはりいろいろな議論を検討される中において、この中部下水処理場のところも水処理機能廃止が見えておりましたので、要る・要らないという議論はありましたが、現状におきましては中部下水処理場の跡地に関しましては、ジャパネットホールディングスの開発と切り離して市で今後の土地利用を考えるという状況となっております。  それと、2点目の宝町公園に関しましては、地区計画の用途地域の変更ありますけれども、公園自体はそのまま残るということでございます。  それと、24ページの下の図面、スタジアムシティ地区計画と下水処理場の間の青で囲まれた土地、ここは三菱重工の土地でございます。私どもとしましても、中部下水処理場の跡地を活用するに当たりましては、やはり青のところの土地をもし長崎市が手にすることができれば、整形な土地になりますので、今後の跡地活用が非常に有利になるかと思って、そういう視点を持って三菱重工と協議はしておりますけれども、ジャパネットホールディングスも施設配置を考える中においては、もしかしたら、この青の民有地まで必要とすることもあるかもしれないということですので、一旦はジャパネットホールディングスのほうに協議の優先権といいますか、先に調整を図っていただいて結構ですということをお話しして、その後にその結果次第によっては、また長崎市としても青の土地をどうするのかという検討に入りたいと考えておりまして、三菱重工との関係につきましては、ジャパネットホールディングスなり長崎市なりでここの土地利用に関してはずっとつなぎをつけていっていいという状況でございます。  以上でございます。 56 ◯五輪清隆委員 大体分かりました。三菱重工以外の土地が入っているのかなと思ったんですけど。あそこの関係で、まだ今からでしょうけど、引渡しの時期というのは、当然市がジャパネットと何するか分かりませんけど、予定どおりされていくのか。  それと私、ここの職場出身ですからよく分かるんですけど、特に今土壌汚染というか、土壌になると捨てる場所というのか、そういう関係が多分いろいろと課題があろうかと思いますけど、そこを分かっている範囲で教えてください。  そして、やはりジャパネットホールディングス、民間、そして公共の土地ということで挟まれているわけですから、私が一番感じているのが、ジャパネットホールディングスが大村市でいろんな、言葉は悪いんですけど市と決裂したというか、そういう状況にあって、今の状況を考えたときに、例えば長崎市としてここの跡地活用についてもう一度具体的に話してもいいんじゃないのかなと思っています。ただ単純に市が跡地活用を考えるならば、そんな大したアイデアは出てこんと思うんですよ。当初予定については、人工芝じゃなくて天然芝ということで、そこで養生を計画しようとかそういう関係があって、わざわざ社長がヨーロッパまで行ってしたんでしょうから、そういうのを含め、一体化した形の中で例えばそういうプロジェクトというか、ジャパネットホールディングスとの協議を含めてぜひともやっていただきたいなと思っています。この関係については早急にそういう機会があればお願いいたします。 57 ◯川原まちづくり部政策監 用地の契約の時期がどういうスケジュールかということなんですけれども、私どもが今聞いておりますのは、今年度中に契約を結びたいということで三菱重工とジャパネットホールディングスのお話が進んでいるということは確認しております。  それから2つ目の汚染土の関係ですけれども、これもジャパネットホールディングスが市の環境部と今、話を進めているということで、それも一定話も進んでいて、解決の方法もある程度見出されているというところは確認しておりますので、汚染土の部分が非常に負担になってくることは少ないんじゃないかということは考えております。  3つ目は部長から。 58 ◯片江まちづくり部長 下水処理場跡地の活用についてのジャパネットホールディングスとの協議のことについてですけれども、今、何か予見を持ってこの跡地をどうこうしようということはございません。全くの白紙ということでございます。当然ながら私ども庁内の調整会議の中に常々ジャパネットホールディングスに来ていただいて会議をしておりますし、事務レベルでもそれからそれなりの各レベルにおいてジャパネットホールディングスと意見交換している状況がございます。ジャパネットホールディングスが例えば大村市とかそういったところでやろうとしてうまくいかなかったということも情報で入っておりますので、決して門戸を閉ざしているわけではなくて、先方からここをうまく機能させながら、スタジアムシティ全体を何とかできないかというご提案があるとすれば、それは当然協議に応じて、しかるべき市民の利活用というのも含め、どのような使い方ができるか検討していくということに関しては、全くやぶさかではありませんので、今後そういった姿勢で対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 59 ◯平野 剛委員 私からも1点。前回も意見を申し上げたんですが、地区計画制度の運用基準の変更について、前回の本委員会での意見とか業界団体等の意見を聞いていただいて、規模要件を2ヘクタール、5ヘクタールから0.5ヘクタールに引下げをしていただいたり、工業系倉庫だけじゃなく研究施設ですとか、機械器具資材の保管場所等も追加ということで様々な意見を聞いていただきながら柔軟に対応していただいた点につきましては感謝申し上げたいと思います。  ただ、しつこいようなんですが、もっと幅広い業種をどうして入れられなかったのかなというところは最後にお聞きしたいんですが、11ページに期待される効果ということで書いているとおり、市内企業の市外への転出を抑制する、または2番目の市外企業の誘致という面でも使えるという中、特に2番については、新型コロナウイルス収束後のサプライチェーンの国内回帰という中で、地方というものも見直されてくる中、なかなかやはり長崎市は一定まとまった土地がない、あったとしてもやはり非常に高い状況になっておりますので、今回の基準の変更というのが非常に効果を発揮すると思っているんです。あえて工業系倉庫と限らないで、やっていきたいという企業があれば、そこはやはりチャンスの芽を摘まずに、そこは門を開いとくべきじゃなかろうかと思うんですよ。そこについては16ページに運用基準案への反映ということで、公共交通の維持につながるオフィスやコールセンターは原則許容しないということで、ここはもう許容しないんだということなんですが、原則許容しないということは、そうじゃない部分というのもあるっていうことなんですか。この辺の考え方を。この原則許容しないというところの書きぶりというところ解説していただければと思います。 60 ◯赤倉都市計画課長 ご指摘のとおり、前回の委員会の中でもいろいろな事務系の用途もどうかというご指摘がございました。今回の運用基準というのは、まず市街化調整区域については何一つルールがないような状況の中で、誘導したい工業系については一定基準を設けていこうと。ただ、ここを原則と書かせていただいたのは、調整区域においてもこの基準にたまたま該当しないものについて、例えば開発許可を得て立地するとかそういった余地もございますので、まずはこの基準の中では事務系というのはなかなか難しいので含めておりませんけれども、開発許可という制度の中で雇用の創出とかそういった必要なものがあれば許容していくルールというのは従来のものもありますし、この基準を設けたからそこは排除するということではないので、そのルールはしっかり持っておきたいということでここについては原則と記載させていただいているところでございます。  以上でございます。 61 ◯平野 剛委員 スケジュールで来月からもう運用開始になっていますので、スピーディーにしていただくほうを優先させるということを考えると、なかなかここで意見を申し上げても堂々巡りになるのかなと思うんですが、せっかくこのように長崎市として大きな一歩といいますか、人口減少していく中、今までの基準を緩和して企業の市外転出または企業誘致ということに有効に使えるのであれば使っていこうという非常にいい考え方をしているので、可能性があるのであれば、あらゆるチャンスを有効に生かせるように絞ることなくできたらよかったのにという思いから言っているんですが、最後にします。そこの部分について柔軟に検討する余地はないのか、今回取りあえずこれで行くという中において将来的にもし申出があった場合に、せっかく来ようとしている県外企業がある場合に、いや、それはやはり駄目なんですということになってしまうのか、そこら辺を最後に部長のご見解お聞かせいただければと思います。 62 ◯片江まちづくり部長 今回のルールに関しましては、書いておりますとおり、5,000平米以上の開発があったときにはこういったルールであれば調整区域の受入れでいいんじゃないかということでの提案でございます。今、委員がおっしゃっていますオフィスとかコールセンターにつきましては、確かにあまたのそういった提案があって、雇用の拡大につながるということが本当に市民にとって貢献度が高いということであれば考える必要はあると思いますけれども、基本的にはそういったものにつきましては、先ほど課長が言いましたように、開発審査会というところが別の機能で持っておりまして、例えば市街化区域と連坦していて、ほぼ市街化区域並みに造成が終わっているような調整区域のところであって、オフィスかコールセンターが立地するに当たって面積が問題ないところについては、それはそれでまた別途検討するルールといいますか、道筋も開けておりますので、そういったところも含めて原則としております。  ですから、まずはこれでスタートさせていただきまして、そこからはみ出してさらにもっと市民への貢献度が高いような物件が実際出てきたとか、そういったところにつきましては、これはあくまでもこれをつくったからこれが決定で、今後一切見直しをしないということではありませんので、やはり市街化調整区域から一歩飛び出したこと自体も相当大きな見直しなものですから、せっかくつくったものであればもっと市民に役に立つルールにしていきたい、しかしコンパクトシティ化という大きな流れの中で、そこから大きくはみ出さない範囲の中で見直していくということの前提を置きつつも、やはり時代に応じた必要な見直しはしていきたいと考えております。  以上でございます。 63 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、以上でまちづくり部所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。  午後1時から再開したいと思いますので、よろしくお願いします。           =休憩 午前11時52分=           =再開 午後0時58分= 64 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、建築部の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 65 ◯山北建築部長 令和2年度主要事業執行予定について、建築部から提出しております資料に基づきまして、住宅課長からご説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 66 ◯植坂住宅課長 建築部が所管しております本年度の主要事業執行予定につきましてご説明させていただきます。主要事業としましては市営住宅に関する事業となります。  資料の1ページをご覧ください。本年度は国の社会資本整備総合交付金につきまして、当初内示で一部の事業に内示がつきませんでしたが、その後、追加内示があったことから、本年度の事業につきましては変更なく執行を予定いたしております。まず、1ページ目の表の1番目の(仮称)野母崎団地につきまして、これは本年度からの事業でございまして、地元と協議を行って建て替え予定地が決まったことから、土質調査業務と設計業務を実施しております。2番目の塩町団地は平成26年度からの事業でございまして、建て替えは完了しておりまして、本年度は旧1号棟の解体工事と、それから敷地確定測量を行いまして、事業完了の予定でございます。続きまして、3番目の高島光町団地は平成29年度からの事業でございまして、令和元年度にC棟のエレベーター設置が完了しまして、昨日ご審議いただきまして、本年度及び来年度にA棟及びB棟へのエレベーター設置を予定しております。それから、4番目以降に関しましては、それぞれの団地におきまして外壁の改修、それから屋上防水の改修、排水管の改修等を行うもので、いずれも変更なく執行の予定であります。なお、2番目の塩町団地、それから4番目の小ヶ倉団地のうち6号棟と10号棟に関しましては、追加内示によりまして現在交付を申請中でございまして、現時点では予定どおりと考えておりますけれども、今後の補助金交付決定の進捗状況によりましては変更となることもあるものと考えております。  それから、2ページから14ページ目に関しましては各団地の位置図、それから実施の内容、外観写真等を記載しておりますのでご参照ください。  今後も事業を円滑に進めていくに当たりましては、予算確保が必要不可欠であり、本年度も本建設水道委員会とともに、国や関係国会議員などに対しまして、予算確保のための要望書を提出させていただいたところでございます。今後とも議会の皆様のお力添えをいただきながら、予算確保に努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 67 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。  ないようですので、以上で建築部の所管事項調査を終了いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時1分=           =再開 午後1時2分= 68 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、この後予定し ていた各総合事務所の所管事項調査については、 出席理事者が他の委員会に出席する予定となって いることから、南総合事務所の所管事項調査を繰 り上げることに決定した。〕
    69 ◯筒井正興委員長 それでは、南総合事務所の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 70 ◯馬見塚南総合事務所長 それでは、南総合事務所から長崎のもざき恐竜パークについて、提出させていただいております所管事項調査資料に従いまして、説明させていただきます。  令和2年2月議会におきまして、恐竜パークの整備事業であります【単独】離島・過疎地域振興対策事業費、野母崎田の子地区再整備の当初予算を建設水道委員会にてご審議いただいておりましたが、今回、第120号議案「長崎のもざき恐竜パーク条例」及び第110号議案「長崎市一般会計補正予算(第10号)」、【単独】離島・過疎地域振興対策事業費、野母崎田の子地区再整備の補正予算を、総務委員会にてご審議いただいておりますので、建設水道委員会の委員の皆様に条例の概要と整備の状況について、ご報告させていただきたいと思います。  詳細につきましては、南総合事務所地域整備課長から説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 71 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 それでは、長崎のもざき恐竜パークについて、お手元の資料に基づき、ご説明させていただきます。  資料の1ページをご覧ください。1.長崎のもざき恐竜パーク条例の概要についてでございますが、9月3日に総務委員会にてご審議いただいた内容を記載しております。(1)制定理由につきましては、地域の活性化を図るため、野母崎田の子地区において、令和3年10月に開館予定の長崎市恐竜博物館及びその周辺でございます長崎市軍艦島資料館、長崎市野母崎文化センター、長崎市野母崎体育館、野母崎総合運動公園を一体化し、長崎のもざき恐竜パークとして設置するに当たり、公の施設の設置及びその管理に関する事項等について定める条例を制定するものでございます。次に、(2)設置目的ですが、野母崎地区におきまして学習、文化、スポーツ及び地域交流の場を一体的に提供することにより、市内外の人々の来訪及び市民の活動を促し、もって地域の活性化及び観光の振興に資することでございます。(3)公の施設の名称としましては、長崎のもざき恐竜パーク、(4)所在地及び面積は記載のとおりとなっております。次に、(5)恐竜パークの構成施設につきましては、アの恐竜博物館、イの軍艦島資料館、ウの野母崎文化センター、エの恐竜広場になります。このうち、エの恐竜広場は現在の野母崎体育館と野母崎総合運動公園で構成されまして、内訳は有料施設である(ア)の長崎のもざき恐竜パーク体育館と(イ)の長崎のもざき恐竜パーク庭球場と、(ウ)の水仙の丘、(エ)の西側・東側展望所、恐竜パークの設置に伴い新たに設置する(オ)のインフォメーションセンター、(カ)のこども広場、現在の駐車場よりも駐車可能な台数を増やした(キ)の駐車場、臨時駐車場としても機能できる(ク)の多目的広場となっております。米印のインフォメーションセンターは地域の活性化及び観光の振興の観点や恐竜パークを訪れた方へのサービスの向上を図るため、施設内の案内や施設周辺の地域情報の発信を行うインフォメーション機能と来場者が雨天時などにも休憩できる休憩所機能を有した施設で、現在の軍艦島資料館が入っている建物であります旧野母崎福祉保健センターを改修する予定としております。この改修費につきましては、補正予算(第10号)の【単独】離島・過疎地域振興対策事業費、野母崎田の子地区再整備にて7,900万円を計上し、ご審議いただいたところでございます。次に、(6)の恐竜パークの供用開始日につきましては、恐竜博物館の開館に併せて、令和3年10月29日を予定しております。次に、管理形態につきましては、利用料金制度を採用した指定管理者による管理といたします。  2ページをお開きください。2.長崎のもざき恐竜パーク条例と個別条例の関係につきましては、上段の黄色の網かけの部分に恐竜パークの構成施設、下段に関連する個別条例を載せております。恐竜パークは施設全体として学習、文化、スポーツ及び地域交流の場を一体的に提供することにより市内外の人々の来訪と市民の活動を促し、もって地域の活性化及び観光の振興に資するという大きな各施設共通の目的を有しておりますが、それに加えまして個別に設置目的を持つアからウの施設につきましては下段の青色の個別条例で、その目的と利用料金の基準額の必要な項目を規定することとしております。なお、アの長崎市恐竜博物館につきましては、第121号議案「長崎市恐竜博物館条例」を3日の教育厚生委員会でご審議いただいております。次に、エの恐竜広場につきましては、現在の野母崎体育館と野母崎総合運動公園を中心に構成されておりますが、これらの施設は恐竜パーク条例の設置目的に包含されますので、下段右側の赤の網かけの条例からそれぞれ当該施設の項目を削除し、恐竜パーク条例に規定することとしております。  続きまして、3ページ、A3の参考資料1をご覧ください。恐竜パーク構成施設配置図となっております。赤い破線で囲った黄色の網かけの部分が恐竜パークの区域になります。  次に、4ページの参考資料2をご覧ください。恐竜パークの北側の部分になりますが、野母崎田の子地区再整備の平面図となっております。図面上側の紫色の箇所が恐竜博物館になります。現在施行している箇所です。平面図下側、黄色い道路が市道野母町1号線になります。従前は右側の国道499号の曲線部から公園内に進入しており、右折帯もなく見通しが悪く危険な道路であったため、令和2年6月に付け替えを行っております。この市道野母町1号線より図面上側が、恐竜博物館周辺整備事業として現在施工している箇所となります。  整備内容につきましては、恐竜博物館前面にエントランス広場を設け、イベント等が開催できるなど、にぎわいの創出が図れる空間を確保し、隣接しましてこども広場を設置することで軍艦島資料館などと一体となった活性化が図れるように、遊具や照明などを設置するように進めております。中央部分になりますが、こども広場につきましては幼児から障害者まで利用可能な遊具を設置しまして、ユニバーサルデザインにも努め、地元とも調整させていただきながら遊具を決定するようにしております。  駐車場につきましては、現在55台分の駐車場がありますが、大型バス駐車場を5台、一般車両駐車場を博物館と公園利用者用として130台程度確保し、また、水仙まつりなどのイベント時には、臨時駐車場としても活用できるような多目的広場を整備することとしております。  工事完成予定時期につきましては平面図に記載しておりますように、市道沿いの一般駐車場が令和2年10月末、その他につきましては令和3年2月から3月で、今年度の完成を目指しております。  説明は以上でございます。 72 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。 73 ◯永尾春文委員 所管事項調査ですので、考え方だけお聞きします。  まず1点目が、従来から駐車場、公園等のトイレの整備について私は設置するべきではないかと言っていたわけですけれども、このことについてお尋ねします。 74 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 今回、旧野母崎福祉保健センターの改修をするようにご審議していただいたんですけれども、そこの中のトイレにつきましては、器具を改修させていただきたいということで計上させていただいております。外の公園部分につきましては、今後内部で調整させていただきまして、設置できるように検討したいということで考えております。  以上です。 75 ◯永尾春文委員 どうかよろしくお願いいたします。  もう1点は、3ページを見ていただきたいんですが、構成施設がかなり広域になります。課長たちはご存じと思いますが、ここはイノシシの生息地になっておりまして、イノシシパークみたいになっておった状況なんですね。今回恐竜パークということで家族連れの皆さんがたくさん集まるような環境整備をする中で、安全対策といいますか、イノシシ対策は大変重要なことかと思うんですけれども、どのような対策が取られているのか、お聞かせください。 76 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 現在も野母崎総合運動公園でイノシシ被害が出ております。地元の方も網目の柵をしていただいたりしている状況です。あと、看板の設置等も現在しております。ですから、今後も増える可能性もありますので、柵につきましては、現状を把握しまして、どこに柵を設けるのか、その辺は検討させていただきたいということで考えています。  以上です。 77 ◯永尾春文委員 どうかよろしくお願いいたします。  最後に、今回の長崎のもざき恐竜パーク条例に基づく整備は、ある意味、情報発信、休憩機能、また地元物産の販売もあって、実質、道の駅のような機能を持たせることになっているかと思うんですけれども、大体、道の駅って郊外にあるんですが、駐車場に電気自動車とかの充電器設備をよく整備されて、車で来る方に対する道の駅ならではのサービスとかあるんですけれども、今回はこの中にはそういった機能があるのかということと、今後の検討としてどのように考えているかお聞かせください。 78 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 道の駅につきましては、設置目的とか施設構成、例えば駐車場の容量とか、清潔な便所とか、あと24時間利用可能であるといういろいろな決められたものがあります。その中で、国道499号自体が県の管理となりますので、その分については県と、あと国土交通省と協議させていただきながら道の駅については検討させていただきたいということで考えております。  それと、駐車場の充電設備につきましては、現在は計画の中には入っておりません。その中で、道の駅についての検討を国土交通省とも協議させていただきながら、その辺の必要性というのも検討させていただければと思っております。  以上です。 79 ◯西田実伸委員 時間があるので。2ページ、長崎のもざき恐竜パーク条例を認識したいんだけれども、所管委員会でも同じような質問があったかもしれませんが、この条例の仕組みがよく分からないんですよね。ピンク、青、黄色があるんですが、分かりやすいのはピンクの公園条例と体育館条例がなくなると。削除したんですよね。だからこの2つの所管がなくなった。青もあると。青は新設があって、あと今の軍艦島資料館と文化センターの条例がある。ここは指定管理者が管理していくという中で、この黄色の今回の長崎のもざき恐竜パークの条例は、まず所管はどこがしていくのかというのがまだ理解ができない。  そして、ここの上のピンクのは分かりました。次に、ここの青の個別条例と上の黄色の長崎のもざき恐竜パーク条例の中の枠内に入っている条例の位置づけというか違いというか、割り振りというか、もう少し詳しく教えてくれないですか。 80 ◯馬見塚南総合事務所長 説明が不足しておりました。申し訳ございません。  2ページに色分けしておりますが、まず恐竜パークという定義をさせていただく構成施設が上のほうの全体になっております。ですので、恐竜パークは大きくア・イ・ウ、恐竜博物館と軍艦島資料館、野母崎文化センターと従来の公園であったところが中心になる恐竜広場のエから成ります。このエの広場の上には、建物としましては体育館庭球場とか、展望所、こういった諸々も含めて広場の部分ですので、こういうもの全部を一体的に構成する恐竜パークという公の施設ということで今回整理させていただきました。そういった場合、この黄色の部分を定める条例は下のほうにあります【新】長崎のもざき恐竜パーク条例で定めればいいということですので、黄色の条例1本で基本的には整理しようとしております。この中心となりますのは、指定管理業務であったり管理業務に関連するものはこの黄色の条例で全体を定義させていただきます。ただし、青色の部分の恐竜博物館条例は、管理運営はこの黄色の部分で定義はしているんですけれども、もともとの設置の目的がここは将来的には博物館を目指しておりますので、博物館法に基づく恐竜の研究でございますとかパークの広場的なもの以外の目的を持っております。同様に、軍艦島資料館も管理運営はこの黄色の部分で行くんですけれども、軍艦島の情報の発信と、もう1つ世界遺産のためのインフォメーション機能を果たすという目的があります。最後に、文化センターはこの中に公民館施設も入って、社会教育法に基づく設置の目的がございますので、そういった固有の目的の部分は黄色の広場的な、パーク的な部分にプラスアルファで乗ってきますので、そこは個別に残させていただいたということでございます。ですので、繰り返しになりますけれども、管理運営は一体的にこの黄色の条例で定めて、所管は南総合事務所で今回させていただこうと思っております。そのように整理する中で、このピンクの部分は従来公園条例と体育館は市民生活部が体育館条例で定めておりましたが、ここもパークの中に包含しましたので、ピンクの部分はそれぞれの公園条例と体育館条例から削除させていただくという形になったということです。  全体の組立ては以上でございます。 81 ◯西田実伸委員 大体理解はできました。そうなったときに、青の部分が私もすみ分けがなかなか分からないんだけど、要は公園としての運営は南総合事務所または指定管理者がやっていくんでしょう。料金設定とかなんとか条例の中身が出ていないから分からないけれども。そうなってくると、ここの今言った博物館、世界遺産、社会教育という3つの別施設のほうは、この中の運営というより、中身の資料とか各3つの法にのっとったやり方でやるので、これは南総合事務所も口が出せないということですか。 82 ◯馬見塚南総合事務所長 今のご質問のとおり、全体は南総合事務所で管理運営するんですが、それぞれの法に基づいて、恐竜博物館でありますと博物館法に基づいて博物館を目指しておりますが、化石の研究でございますとか、そういう専門の部分については教育委員会が所管する形になります。ですので、この青の個別の目的の部分についてはそれぞれの所管が教育委員会と文化観光部、社会教育では同じく教育委員会ですけれども生涯学習課という形で、その法に基づく目的の部分についてそれぞれの所管でいろいろ判断していただく形になります。それを生かして、全体として活性化といいますか、運営していく部分については、南総合事務所が所管したいと考えております。  以上でございます。 83 ◯西田実伸委員 大体流れは分かったんですけれども、運営のことも分かった。そうなった場合に、今後施設を変えていく、例えば文化施設、世界遺産、軍艦島の内容の変更でもいい、恐竜博物館でもいい。そうしたら、そちらの南総合事務所がこうしたいとかああしたいとかいうものではなくて、この3つの条例のお互いのすみ分けの中で、要はそちらが幾らアイデアを出してもこちらの条例に引っかかれば何もできないんだよという理解でいいのかな。 84 ◯馬見塚南総合事務所長 当然指定管理事業者との窓口は南総合事務所になって、全体の管理運営はやってまいります。そういった中で、地域の声なんかもくみ上げながら、いろんなアイデアを出したり、そういったことは我々も関与することもあろうかと思います。そういった中で、今のご指摘のとおり、最終的に例えば恐竜博物館であれば恐竜博物館としての目的、目指すところがございますので、最終的な展示の内容でありますとか、展示替えでありますとか、そういった内容についてはやはり教育委員会が判断するという形になります。  以上でございます。 85 ◯西田実伸委員 恐竜のことを言ったから恐竜博物館のことで絞りましょうかね。ご承知のとおり福井県立恐竜博物館なんだけど、行った方もいらっしゃるけれども、あそこはそこの指定管理者が独自的な運営をやっていましたよね。いろんなアイデアを出して展示物もやっていました。あそこは博物館の中でやっているので、あそこと違うかもしれないけれども、そういういいアイデアがあったときに指定管理者もそれなりにやっていくんでしょうけれども、そういうアイデアなどが出るような指定管理者じゃないとよね。あくまでも教育委員会がそこの中で博物館は今後そうやっていくんだよという指示の下に黄色の部分は運営していくという条例のすみ分けでいいんですよね。 86 ◯馬見塚南総合事務所長 失礼しました。ちょっと説明が不足しておったと思いますが、博物館として目指すところについては教育委員会が行うということで、ここは実は直営で研究する部門がおります。学芸員がおりまして、そういった部分については教育委員会がやるということで、博物館の研究であったり展示といった部分については教育委員会が基本になるんですが、それを生かしていろんなアイデアを出して展示をおもしろく見せたりとかアイデアを出す部分は指定管理者のほうでご提案をいただきますし、恐竜をモチーフにいろんなミュージアムショップみたいなものを提案していただくとか、そういったところは指定管理者の自由度がありますので、教育委員会の指示の下にしか動けないということではなくて、博物館として必要な部分を教育委員会がやりながらも指定管理者が自由な発想でここを活性化していただくという形になります。ただ、恐竜博物館という分野での所管が教育委員会ということをご説明しただけでありまして、我々はパーク全体の活性化を担うという所管の違いの説明をさせていただいたところでございます。  以上でございます。 87 ◯西田実伸委員 分かりました。今の説明で大分分かったんですが、ということはこの青の条例が黄色の条例、今おっしゃったいろんなアイデアとかなんとかを束縛するものではないという捉え方でよろしいんですね。 88 ◯馬見塚南総合事務所長 青の条例につきましては、それぞれの固有の目的がありますので、そこをしっかり押さえていくということですが、それ以外のことができないわけではなくて、それを押さえた上で自由な発想で地域の活性化に役に立つような運営をしていただく形になるのがこの黄色の条例の部分となっております。  以上でございます。 89 ◯浅田五郎委員 1点だけお尋ねしますが、駐車場が大型バスの駐車場と普通の駐車場が分かれているんだけれども、その大型駐車場への入り口を通っていくのに相当の設備投資というか、道路が土地として取られるけれども、私は1つにするべきだと思っていて。例えば、どうしても分かれてやりたければ、国道から入ってきたところ、この地図でいくと1番の長崎恐竜博物館の横に丸で書いた公園管理事務所とか物産センターとかその横の広場とか国道の沿線のところに止められたほうが、経費からいっても便利さからいっても、歩く時間からいってもはるかに大型バスだって止められると思うんだけど。何か駐車場を2つに分けることによって要らん経費を使っている、要らん土地の使い方をしているような気がしてならないんだけど、基本的にはやはり公園の緑の中に博物館があるという1つのコンセプトだろうと私は思ってずっと聞いていたんだけど、ここに大型駐車場を持ってくるために相当の道路を通っていくし、わざわざそうしなくても、近くの国道のそばにすぐ止められるんだけれども、その辺はいかがなものかと思って尋ねてみたいと思います。 90 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 この駐車場の配置につきましては、恐竜博物館の利用者の利便性と安全性というのを考えております。利便性を考えたときにまず博物館の近くに駐車場を持ってくるということで大型バスの駐車場の位置を決めております。その中で、現在市道を付け替えしましたけれども、市道の残りが沿道となりますけれども、既存の道路を利用して大型バスを外に出させるということと、あと一般駐車場につきましては、恐竜博物館の前面に持ってきて一般駐車場から来られた方のわくわく感といいますか、恐竜博物館を見て恐竜と出会える、そういう気持ちの高揚とかそういうことで、一番近くの一番下のこども広場の手前に位置を決定しております。大型バス駐車場と一般駐車場の間に多目的広場を設けていますけれども、これにつきましては、イベントとかに車の台数が増えたりとか、大型バスが増えたときに両方から大型バスについてもファジーに多目的広場を使える、一般駐車場からも追加して多目的広場を臨時駐車場として使えるということで、利便性のために大型バスを恐竜博物館の近くに持ってきたことと、その間に多目的広場を設けまして、臨時駐車場で車の台数を幾らか調整できるということでこの配置にさせていただいたという経緯があります。ですから、まず公園の利用者の安全性で歩行者の動線と車の動線を分けたという経緯の中でこういう配置になったということでございます。  以上です。 91 ◯浅田五郎委員 利便性でいうなら、今私が言ったところに駐車場を造って、ここで降ろしてこちらの駐車場にバスが移動するのが一番利便性があるんですよ。幼稚園の子どもであろうと、保育園であろうと、お年寄りとか自治会の人たちがここで降りて、動かす分にはいいけど、この道路を見てごらん、わざわざ5台かの駐車場のためにこれだけの道路を造ってするだけの価値は私はないと思っているんだけど。それは見解の相違だろうけれども、これから具体的にどうなるか、よく現場はまだ私見ていないから、地図上だけで言っているけれども。そういったところについて、これからまた次の意見を考えていきたいと思います。 92 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 先ほど利便性につきましては、国道から直で入ったほうが利便性があるということもありますけれども、安全性を考えたときに、やはり歩行者と車の動線をどこで分けるかという話になりますので、国道から直接博物館に入れた場合に、今度は博物館を利用される歩行者の安全性が保てないということで現在の配置にした経緯があります。ですから、大型バスを利便性、安全性のために恐竜博物館の近くに持っていったという中で、こういう配置にした経緯でございます。  以上です。 93 ◯浅田五郎委員 正面に道路があるわけですね。ここらに歩行者がうろうろしている、住宅街があるわけではないし、戸町あたりから歩いて来て、ここに行くわけじゃないからね。やはりここに来る客は車で必ず来ると思うんですよ。ほとんど歩行者はいないと思うのね。だからその利便性とか安全性で言うなら、今私が言ったようなところが一番金もかからないし、これ見てごらん、この道路をずっと通って上まで持っていく。いいとか悪いとかじゃなくて、考えてみただけで、歩行者の安全性とかいうなら、全然問題ないと思うよ。しかし、このことについてこれから議論していきたいと思うけれども、一応意見として述べておきますから。  以上です。 94 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、以上で南総合事務所の所管事項調査を終了いたします。  暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時35分=           =再開 午後1時43分= 95 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、総合事務所の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 96 ◯菊川地域整備1課長 それでは、総合事務所の所管事項調査、令和2年度主要事業執行予定について、委員会資料に基づき、ご説明いたします。  総合事務所提出の委員会資料1ページをお開きください。1.令和2年度主要事業執行予定についてご説明いたします。令和2年度主な補助事業の変更内容についてでございますが、国庫補助金の内示が予定を下回ったことから、令和2年度に予定していた主な補助事業の内容を変更する必要が生じたため、ご報告するものです。表の項目は左から区分、事業実施箇所、予算額、執行予定額、差引額、事業内容、変更予定内容を記載しております。  1段目の道路に関しましては、矢上町現川町線で、予算額3,000万円に対し執行予定額は2,311万8,000円で688万2,000円の減額を予定しております。事業内容は当初舗装工500メートルを予定していましたが、400メートルを実施予定としております。  次に2段目の唐人に関しましては、唐人屋敷顕在化で、予算額3,128万円8,000円に対し執行予定額2,136万円2,000円で、992万6,000円の減額を予定しております。当初、建物解体3棟を予定していましたが、変更で解体1棟を予定しております。  次に、3段目の公園に関しましては、立山公園で、予算額5,500万円に対し執行予定額は1,800万円で3,700万円の減額を予定しております。ナイター照明の設置を5基予定していましたが、今年度は2基設置予定としております。なお、グラウンドの使用に支障がないよう既存のナイター設備を残したままで施工を行う予定としております。  1ページ下段には事業内容に変更がない主な補助事業の一覧でございます。表の項目は左から、区分、事業実施箇所、予算額、事業内容を記載しております。  次に、2ページから4ページには変更する主な補助事業箇所の位置図と変更内容を記載しております。  また、5ページから14ページまでは事業内容に変更がない補助事業の位置図を添付しておりますのでご参照ください。  私からの説明は、以上でございます。 97 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等ございませんか。  それでは、ないようですので、以上で総合事務所の所管事項調査を終了いたします。  以上で、本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、建設水道委員会を散会いたします。           =散会 午後1時47分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 筒井 正興 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...