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  1. 長崎市議会 2020-09-03
    2020-09-03 長崎市:令和2年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時57分= ◯筒井正興委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は、12時30分から議会運営委員会が開催されますので、審査の途中でありましても12時には一旦休憩したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 〔委員長から、毎年行っている正副委員長による 陳情活動については、コロナ禍に鑑み、上京は行 わず、東京事務所の職員が次のとおり各要望先へ 持参した旨、報告があった。  また、福岡への陳情活動については、郵送によ り行った旨、報告があった。 1 上京陳情 (1) 陳情項目   ア 道路事業に関する要望   (ア)道路事業の予算確保について   (イ)道路事業の整備促進について   イ 街路事業に関する要望   (ア)街路事業の予算確保について   (イ)街路事業の整備促進について
      ウ 社会資本整備総合交付金に関する要望   (ア)暮らし・にぎわい再生事業の予算確保     について   (イ)都市計画道路事業等の予算確保につい     て   (ウ)長崎駅周辺土地区画整理事業の予算確     保について   (エ)都市公園事業の予算確保について   (オ)市街地再開発事業等の予算確保につい     て   (カ)公営住宅建替事業等の予算確保につい     て   (キ)下水道事業の予算確保について   エ 都市構造再編集中支援事業に関する要望   (ア)都市構造再編集中支援事業の予算確保に     ついて   オ 松が枝国際観光船埠頭2バース化の整備に    関する要望   カ 九州新幹線西九州ルートの整備に関する要    望   キ 地方創生道整備推進交付金事業に関する要    望   (ア)地方創生道整備推進交付金事業の予算     確保について (2) 要望先 国土交通省、財務省、内閣府、   長崎県関係国会議員 2 福岡陳情 (1) 陳情項目   ア 道路事業に関する要望   (ア)道路事業の予算確保について   (イ)道路事業の整備促進について   イ 街路事業に関する要望   (ア)街路事業の予算確保について   (イ)街路事業の整備促進について  ウ 社会資本整備総合交付金に関する要望   (ア)暮らし・にぎわい再生事業の予算確保     について   (イ)都市計画道路事業等の予算確保につい     て   (ウ)長崎駅周辺土地区画整理事業の予算確     保について   (エ)都市公園事業の予算確保について   (オ)市街地再開発事業等の予算確保につい     て   (カ)公営住宅建替事業等の予算確保につい     て   エ 都市構造再編集中支援事業に関する要望   (ア)都市構造再編集中支援事業の予算確保     について   オ 松が枝国際観光船埠頭2バース化の整備に    関する要望   カ 九州新幹線西九州ルートの整備に関する要    望   キ 九州新幹線西九州ルートの整備促進と事業    実施時の地元業者活用等に関する要望   ク 九州新幹線西九州ルートの整備に関する要    望   ケ 九州横断自動車道長崎IC~長崎芒塚I    C)の早期完成と事業施工時の地元業者活    用等に関する要望 (2) 要望先 国土交通省九州地方整備局、独立   行政法人鉄道建設運輸施設整備支援機構、九   州旅客鉄道株式会社西日本高速道路株式会社   九州支社〕 〔審査日程について協議した結果、審査日程(案) のとおりとすることに決定した。〕 2 ◯筒井正興委員長 これより議案審査に入ります。  まず、第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、原則、各項ご とに説明・質疑を行った後、討論・採決を行うこ とに決定した。なお、審査の順序については、別 添の「歳出審査早見表」のとおり進めることに決 定した。〕 3 ◯筒井正興委員長 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 4 ◯森尾中央総合事務所理事 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費についてご説明いたします。  まず、令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)の予算説明書の52ページ、53ページをお開きください。中段の第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の第1目道路橋りょう河川等災害復旧費において4億1,100万円を、第2目都市計画施設災害復旧費において7,000万円の増額補正をお願いするものでございます。これは令和2年7月の豪雨により被災いたしました市道、河川、公園の復旧工事に係る事業費の増額をお願いするものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の62、63ページをお開きください。中段の第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費第1目道路橋りょう河川等災害復旧費及び第2目都市計画施設災害復旧費において繰越しをお願いするものでございます。繰越事由につきましては、63ページ右のページの右端の繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、お手元の委員会資料に基づき中央総合事務所地域整備2課長より説明させていただきます。  よろしくお願いします。 5 ◯出口地域整備2課長 それでは、総合事務所提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費についてご説明いたします。  資料の13ページをお開きください。第1目道路橋りょう河川等災害復旧費、【補助】道路災害復旧費、現年度災害分として3億7,100万円の増額補正をお願いするものでございます。1の概要につきましては令和2年7月豪雨により被災した市道の災害復旧の工事等を実施するため、災害事業費を増額補正するものでございます。2の事業内容としましては市道の災害が市内16か所で発生しており、総合事務所ごとに路線名、場所、災害内容、規模、復旧方法を記載しております。中央総合事務所は3か所、南が1か所、北が12か所でございます。災害内容としましては法面崩壊が2か所、路肩崩壊13か所、地滑りが1か所でございます。  14ページをお開きください。3.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  次に、15ページをご覧ください。【補助】道路災害復旧費、現年度災害分の災害箇所の位置図でございます。  次の16ページから31ページには各路線の箇所図と被災状況の写真を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、32ページをお開きください。【補助】河川災害復旧費、現年度災害分として4,000万円の増額補正をお願いするものでございます。1の概要につきましては、令和2年7月豪雨により被災した河川の災害復旧の工事等を実施するため、災害事業費を増額補正するものでございます。2の事業内容につきましては、北総合事務所管内、西海町の普通河川、中川内川において護岸崩壊が発生しております。3.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  33ページには普通河川、中川内川の位置図を、34ページには箇所図と被災状況の写真を掲載しておりますので、ご参照ください。  次に、35ページをご覧ください。第2目都市計画施設災害復旧費、【補助】公園災害復旧費、現年度災害分として7,000万円の増額補正をお願いするものでございます。1の概要につきましては、令和2年7月豪雨により被災した公園の災害復旧の工事等を実施するため、災害事業費を増額補正するものでございます。2の事業内容につきましては、中央総合事務所管内の天主公園において護岸崩落、南総合事務所管内香焼総合公園において法面崩壊が発生しております。3.財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  次に、36ページをお開きください。天主公園と香焼総合公園、【補助】公園災害復旧費、現年度災害分の位置図でございます。  次の37ページをご覧ください。天主公園の箇所図と被災状況の写真を、38ページには香焼総合公園の箇所図と被災状況の写真を掲載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、繰越明許費についてご説明いたします。資料39ページをご覧ください。まず、【補助】道路災害復旧費、現年度災害分でございますが、7月豪雨に伴う災害復旧工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。繰越額は3億7,100万円で、繰越箇所の完了予定はそれぞれ記載のとおりでございますが、河川、公園も含めまして、できるだけ早期に工事が完了するよう努力したいと考えております。次に、下段の【補助】河川災害復旧費、現年度災害分でございます。7月豪雨に伴う災害復旧工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。繰越額は4,000万円で、工事は令和3年7月に完了予定でございます。  40ページをお開きください。【補助】公園災害復旧費、現年度災害分でございます。同じく7月豪雨に伴う災害復旧工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。繰越額は7,000万円で、工事は天主公園が令和3年7月、香焼総合公園が令和3年9月に完了予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
    6 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 7 ◯五輪清隆委員 今の説明を受けた中で、まず13ページの関係なんですけれども、16か所3億7,100万円ということで予算が上がっていますけれども、その中で例えば表があるんですけれども、復旧方法とかそういう関係でこの工事でどれぐらい費用がかかるのか、当然皆さん分かっていると思いますけど、それを私たちはこう見ててもこの工事に幾らかかるか全然分からんものですから、そこら辺り含めて口頭で言うてもなかなかはっきり分かりませんから、できたら後ほど教えてください。 8 ◯筒井正興委員長 よろしいですか。後ほど資料を出していただくということでよろしいですか。 9 ◯出口地域整備2課長 各工事につきましては、事業費等の資料を後ほど提出したいと思います。 10 ◯筒井正興委員長 よろしくお願いします。  ほかにございませんか。  ないようでしたら、質疑を中断いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時11分=           =再開 午前10時13分= 11 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 12 ◯森尾中央総合事務所理事 それでは、第8款土木費第3項河川海岸費についてご説明いたします。  令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)の予算説明書の42、43ページをお開きください。上段の第8款土木費第3項河川海岸費の第2目河川改良費において7,000万円を、第4目県施行事業費負担金について2,500万円の増額をお願いするものでございます。これは令和2年7月の豪雨により崖地の崩壊等が発生している箇所について、急傾斜地崩壊対策に係る事業費の増額をお願いするものでございます。なお、第2目河川改良費の7,000万円につきましては、現在県を通じて国と対策範囲や対策工法の協議を進めており、協議結果によっては変更が生じることもございますので、対策範囲あるいは工法の変更に伴う予算の増額が生じた場合、11月議会で補正予算を計上したいと考えております。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の60、61ページをお開きください。中段の第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費及び第4目県施行事業費負担金において、繰越しをお願いするものでございます。繰越事由につきましては、61ページ右端の繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、お手元の委員会資料に基づき、中央総合事務所地域整備2課長よりご説明させていただきます。 13 ◯出口地域整備2課長 それでは、総合事務所提出の委員会資料に基づきご説明いたします。まず、今回の補正を行うに当たり、国費補助の概要についてご説明したいと思います。  恐れ入りますが、資料の11ページをお開きください。上段に第2目河川改良費、【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策で補正させていただきます災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費、事業主体は市町の概要を記載しております。この事業の採択基準は、激甚災害に指定され、1)から4)に該当するものですが、通常、被災のおそれのある人家は5戸以上となっておりますが、3)に記載のとおり激甚災害に指定されると、人家2戸以上と採択基準が緩和されております。また、補助率につきましても、通常、県費補助は2分の1ですが、4)に記載のとおり国から県に2分の1の補助が行われることで、県費補助が4分の3、市負担が4分の1と拡大されております。また、中ほどにこの事業に係る近年の長崎県内の状況を記載しておりますので、ご参照ください。なお、激甚災害の指定は8月25日に閣議決定され、8月25日から公布・施行されております。次に、中段には、4目県施行事業費負担金河川海岸費負担金、急傾斜地崩壊対策事業費で補正させていただきます災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業、事業主体は県の概要を記載しております。採択基準は1)から4)に該当するもので、通常、保全家屋は10戸以上、事業費が7,000万円ですが、今回の緊急災害の場合は3)に記載のとおり保全家屋が5戸以上、4)の事業費が1,500万円以上と緩和されております。また、中段には事業に係る近年の長崎県内の状況を記載しておりますので、ご参照ください。以上が今回の補正に係る国費補助の概要でございます。  恐れ入りますが、資料1ページにお戻りください。それでは、第8款土木費第3項河川海岸費についてご説明いたします。第2目河川改良費、【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策、補正額7,000万円でございます。1.概要の(1)事業目的ですが、急傾斜地の崩壊による被害から市民の生命を守るため、急傾斜地崩壊対策工事を実施するものでございます。(2)補正の理由としましては、令和2年7月豪雨により被災した急傾斜地について、崖崩れ防止工事を行い、次期降雨等による再度災害を防止するため予算を増額補正するものでございます。  2の事業内容につきましては資料2ページをお開きください。中段の(2)災害関連地域防災がけ崩れ対策事業北総合事務所管内の松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区の測量設計・工事に要する費用7,000万円を追加するものでございます。3.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  3ページをお開きください。松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区の位置図でございます。  4ページをお開きください。松ノ迫(12)地区の箇所図と被災状況の写真でございます。斜面が、延長19メートル、高さ14メートル被災しており、保全対象は家屋2戸でございます。  5ページをご覧ください。江崎(2)地区の箇所図と被災状況の写真でございます。斜面が、延長26メートル、高さ11メートル被災しており、保全対象は3戸でございます。  次に、資料6ページをお開きください。第4目県施行事業費負担金河川海岸費負担金、急傾斜地崩壊対策事業費、補正額2,500万円でございます。1.概要ですが、令和2年7月豪雨により被災した急傾斜地について、再度災害の防止を図るために県が施行する急傾斜地崩壊対策事業に対して、地元負担金を支出するものでございます。2の事業内容及び財源内訳につきましては、表の箇所名欄に黒枠で囲んでおります上黒崎地区と川平地区の補正をお願いするものでございます。  資料7ページをご覧ください。3の財源内訳は記載のとおりでございます。  8ページをお開きください。補正する中央総合事務所管内の川平地区と北総合事務所管内の上黒崎地区2か所の位置図でございます。  9ページをご覧ください。上黒崎地区の箇所図と被災状況の写真です。斜面が約40メートル、高さ16メートル被災しており、保全対象は要配慮者利用施設1棟でございます。  10ページをお開きください。川平地区の箇所図と被災状況の写真でございます。斜面が延長15メートル、高さが10メートル被災しており、保全対象は人家6戸でございます。  11ページは、先ほど冒頭で説明しました補正の資料でございます。  続きまして、繰越明許費についてご説明いたします。資料12ページをお開きください。まず、【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策でございますが、7月豪雨に伴う急傾斜地の対策工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。繰越額は7,000万円で、繰越箇所の完了予定は松ノ迫地区及び江崎地区ともに令和4年2月でございます。  次に、中段の河川海岸費負担金、急傾斜地崩壊対策事業費でございます。こちらも7月豪雨に伴う急傾斜地の対策工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。繰越額は2,500万円で、繰越箇所の完了予定は上黒崎地区、川平地区ともに、令和4年3月でございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 14 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 15 ◯浅田五郎委員 川平なんか見ても山なんか崩れているんだけれども、これは基本的には市の土地なのか、民有地なのか、その辺だけ教えてほしい。 16 ◯出口地域整備2課長 この被災しております土地につきましては、民有地でございます。  以上でございます。 17 ◯浅田五郎委員 民有地の場合の工事費だとか、あるいは補償だとか、そういうものについて行政と民間との間の問題だろうと思うんだけれども、それはどういうふうに進められているのかしら。 18 ◯出口地域整備2課長 今回の場合は急傾斜地の崩壊対策事業ということで、民地に対しては市に寄附をしていただいて、公共の用地として工事を行うということで進めております。  以上でございます。 19 ◯浅田五郎委員 これから災害が増えるシーズンで、また台風なんかも来るということなんだけれども、結局、急傾斜地であるとか、当然危ないなというところの問題については、やはり民有地であればふだんは行政としてはそれにタッチしにくいというのがあるんだけれども、災害になって初めて窮するからひとつ公でしてほしいとか、災害になってからばたばたというんじゃなくて、この問題は日頃ある程度のことを調査しながら、やはりそういうことをきちっとなさっていったらいいんじゃないかなと思うんです。そして長崎市は、やはり坂のまちと言われるように、いろんな問題があると思うし、ほとんど民有地との絡みが起こってくると思うんで、そういった面についても前向きに取り組んでいただいたほうがいいんじゃないかなと思うんで、ご意見があれば聞かせてほしい。 20 ◯出口地域整備2課長 民有地につきましては、やはり本当は個人で行っていただくべきところなのですが、通常は急傾斜地崩壊対策事業といたしまして、5軒以上の被災家屋があれば公共ですると。今回は大きな被災があったということで、先ほどご説明しましたように、市施行であれば2軒とか、県事業であれば10軒以上が5軒以上になるということで、工事をしているということで、そういうところが該当すれば今後もしていきたいと思っております。  以上でございます。 21 ◯森尾中央総合事務所理事 ちょっと補足させてもらいます。危険な崖地については、今までは県のほうで土砂法の調査をかけています。どういうところが危ないのか危なくないのかというのを崖の高さとか勾配で決めているんですが、それについては皆さんに周知をかけて、こういう危ないところがありますということをお知らせしていると。その中からハード事業を進めるかどうかは地域の方の合意が必要ですので、そこの中で対策が進められるところは、できるだけ早く進めていくという姿勢でやっております。  以上です。 22 ◯浅田五郎委員 7.23水害のときに随分経験したのは、1軒ぐらいの被害のときには、それはもうお互いでの話合いとかでやるけれども、5軒とか3軒にならないと災害の対象にならないということがあって、非常に矛盾があるなという感じがしたことがあるんで、やはり事前にそういうものが調査できるならばしていただいて、早めに市のほうに寄附していただいて、大きな被害になる前に我々が食い止めるものがあればやらないといけないんじゃないかいう気がするわけです。そういうことについて、ぜひお願いをしておきたいと思います。 23 ◯平野 剛委員 繰越明許費が上がっているんですけれども、今年度内に工事は完了しないということで繰越明許が上がるのは理解するんですが、12ページに完成予定が令和4年3月だとか令和4年2月だとかなっているんですね。そんな令和3年内でも終わらないぐらいな工事なのかなと写真を見る限り思うところで、写真を見る限り、なっているところはもう現状でも怖くてたまらないでしょうから、早くしてほしいという希望はあるんでしょうけど、そんなに長くかかるものなのか、ご答弁いただければと思います。 24 ◯出口地域整備2課長 完了予定につきましては、今から地質調査ですとか業務委託などを行いまして、それから設計をかけていきますので、大体年度内に設計、調査等々が終わりまして、それから工事に取りかかっていくということになりますので、今のところこの令和4年ですとか令和3年の完成予定ということになるんじゃないかと思っております。  以上でございます。 25 ◯平野 剛委員 早くしてあげようという中で、令和3年内ぐらいに終わる話にならないのか。これ令和4年までかかるような話なんですか。そこをお尋ねしているところで。 26 ◯出口地域整備2課長 崩壊しておりますので、私たちもなるべく早急にしたいということであるんですが、やはり崩壊が大きくて地滑りが起こっていますので、ボーリング調査ですとか、地下水の調査ですとか、そういうものはやはり時間をかけて行いまして、それからどういう工法がいいのかということを決めまして、それから工事にかかっていくということで、今のところこの予定を上げておりますが、なるべく早く行うように考えたいと思っております。  以上でございます。 27 ◯平野 剛委員 一応令和3年度内の予算ということで令和4年3月になっているんでしょうが、ここまで予算を取っているからということじゃなくて、今おっしゃったようにできるだけ早くなるようであれば早くしてあげていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 28 ◯五輪清隆委員 分からないから教えていただきたいんですけれども、今回の7月の大雨については激甚災害ということで指定されたんですけれども、この指定がなかったら、こういう県の補助とかそこら辺りがどうなるのか。それとそれぞれ上黒崎地区と川平地区があるわけですけれども、そこの隣接者の個人負担とかそういうのはないんですか。 29 ◯出口地域整備2課長 市の崖崩対策事業につきましては、これは激甚災害に指定されないと、やはりできないということになっております。これが通常ですと5軒の急傾斜地の事業で行うということで、激甚災害に指定されたことで2軒ということで大分緩和されたということになっております。  地元の予算負担につきましては、通常、急傾斜地の事業では負担をお願いするところですが、今回の場合は災害ということがありますので、負担金は求めないということを考えておりますが、工事をするまでに仮設ですとか、そういうものがあればそれはやはり民有地ですので、民間の方にしていただくというようなことは考えております。  以上でございます。 30 ◯五輪清隆委員 今回の場合は災害だということで個人負担はないということでいいんですね。そしてよく言われるのが、急傾斜地については5軒以上とかそういう関係があって、当然土地の所有者は10%とか5%とか負担があるんですけれども、逆に言えばそういう斜面地が崩れるというか、あったらいかんのでしょうけど、崩れたら例えばそういうのが激甚災害になればもう災害として認められて、個人負担はもうないということで理解していいんですか。激甚災害かどうかを含めて。 31 ◯出口地域整備2課長 やはり激甚災害というのは、大雨が降らないとなかなか国のほうが閣議決定して激甚災害にならないので、ただそこだけが崩れたから激甚になるかというと、そうではない状況ですので、激甚になれば工事ができる、激甚になるには大雨が降っているということがありますので、そこで工事が出てくるのかなと思っております。  以上です。 32 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  暫時休憩します。           =休憩 午前10時33分=           =再開 午前10時33分= 33 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時33分=           =再開 午前10時34分= 34 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第1項土木管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 35 ◯山北建築部長 第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、第8款土木費第1項土木管理費についてご説明いたします。  予算説明書の40ページ及び41ページをお開きください。中段の第2目建築指導費の表の右側、41ページの説明欄の1-1.宅地のがけ災害対策費補助金4,000万円を増額補正するものでございます。  詳細につきましては、建築部提出資料、委員会資料に基づき、建築指導課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 36 ◯大町建築指導課長 それでは、建築部提出の委員会資料に基づき、ご説明いたします。  委員会資料1ページをご覧ください。事業名、宅地のがけ災害対策費補助金、補正額4,000万円でございます。この事業は宅地のがけ災害対策工事に要する費用の一部を助成するものでございますが、今年度より制度を拡充しまして、これまでの崩壊した崖の復旧工事だけではなく、崩壊のおそれがある崖の防災工事についても対象としております。1.概要でございますが、令和2年7月の豪雨によりまして、個人が所有する宅地等の崖が崩壊していることから、崩壊した崖の早期復旧を促し、市民の安全・安心な生活環境を確保するため、その対策工事に要する費用の一部を助成する予算を増額補正するものでございます。参考としまして、令和2年7月豪雨による宅地の崖災害に関する相談件数を記載しております。表に記載のとおり、7月6日から7月30日の間において、101件の相談があっております。内訳としましては、崩壊後の相談件数が78件。これは既に崩壊した崖に関する相談件数でございます。それから崩壊前の相談件数が23件、これは崩壊していないものの、崩壊のおそれがある崖に関する相談件数でございます。このうち、補助金の対象が40件ございますが、対象に該当しない理由といたしまして、第三者が居住している建築物や道路、公園に被害が及ぶおそれがない、それから崖の高さが2メートル以下であることが主な理由となっております。次に、2.事業内容でございますが、災害対策工事費に係る助成の対象としまして、ア.対象としましては、個人が所有する宅地等の崖であること、それから崩壊した部分または崩壊のおそれがある部分であること、それから第三者が居住している建築物や道路、公園に被害が及んでいるまたは被害が及ぶおそれがあることでございます。イ.対象区域は長崎市全域でございます。ウ.助成額は災害対策工事に要する費用の3分の1、上限額200万円を助成するというものでございます。参考といたしまして、実績及び令和2年度の執行状況について、過去3年間の推移を表に記載しておりますので、ご参照ください。  委員会資料2ページをご覧ください。次に、3.事業費内訳でございますが、補正額は40件分の4,000万円、当初予算と合わせますと、60件分で5,800万円でございます。4.財源内訳については記載のとおりでございます。その下に参考といたしまして、崩壊した崖の一例の写真を記載しております。  次に、3ページをご覧ください。5.宅地の崖災害の相談への対応の流れということでございますが、まず通報・相談を受けまして、速やかに現地確認を行い、相談者へ復旧方法等の助言、それから補助金制度の説明を行った後、補助金制度の活用に至るというものでございます。参考といたしまして、令和2年7月豪雨時の相談件数を記載しておりますので、ご参照ください。  次に、4ページをご覧ください。参考といたしまして、補助対象範囲の図面を記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 37 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 38 ◯永尾春文委員 宅地のがけ災害対策費補助金について、今回の2ページにあるように当初予算は件数は20件のところ、補正予算でさらに40件増やしていると。ですから3倍になるんですかね。この予算は今現場でこういうことが起こっているので、本当に早急に打っていただきたいんですけれども、問題は対応のマンパワーというんでしょうか、要するにまさしく当初予算というのは、恐らく今いるマンパワーも想定した当初予算だと思うんですね。それが3倍近くになっている中で、例えば3ページにこの対応の流れということで、そういうスケジュール感も示しながら丁寧にご説明いただいているんですけれども、実際今その現場では、この現地確認とか、そういったものがどのような状況になっているのかお聞かせください。 39 ◯大町建築指導課長 今回の7月豪雨では相談件数が相当数ありましたので、その際の現地確認については、やはり担当の係だけではなかなか対応が難しかったので、課内のほかの担当者、あるいは建築部内の建築課とか、ほかの係の方の応援をいただきながら対応したという状況でございます。今現在は落ち着いております。 40 ◯永尾春文委員 昨日も台風、今度また台風10号も大変大きな台風ではないかということで心配されますが、今お話では課内、部内とにかく総動員して早急に当たっていただいたこと、本当にありがたく思う次第でありますけれども、今回このような補正予算を組むに当たって、マンパワーの在り方ももし今後必要があれば講じていくべきではないかと。どういう形かは分かりませんが、民間に委託できるものがあれば、例えば民間に委託するような方法を取ってでも、災害というのはいつ起こるか分からないし、波があるかと思うんですけれども、職員の人数も限られている中で、実際対応しなければならない件数が大きく増えている状況にあっては、ぜひそういった対策も今後講じていただければと思うんですが、見解をお聞かせください。 41 ◯山北建築部長 ご意見ありがとうございます。確かに崖の災害については、やはり早急に現場把握のために、部を挙げて対応させていただきました。今のところ相談は落ち着いているところなんですが、確かに言われるとおり業務自体は増えてきておりますので、それについては状況を見て判断していきたいし、今後これだけじゃなくて、空き家の問題なんかもございますので、そういう全体の業務量を見た中で、総務部とも相談させてもらいながら、適切な対応ができるように考えていきたいと思います。  以上でございます。 42 ◯五輪清隆委員 事業内容についてお伺いしますけれども、今回助成額として工事費の3分の1、上限200万円ということでなっているわけですけれども、当然予算の関係でこういうことしか設定できないんでしょうけど、2ページを見たときにちょうど写真が載っているんですけど、この40件のうち結構大きい災害というか費用がかかるものも多分あると思うんですけれども、ちなみにこの40件のうち総事業費、工事費が最高どれぐらいかかるような工事があるのか。そうなったとき当然長崎という地域柄なんでしょうけど、どうしても重機が入らない、手でしなければいけないということで、そういう人工費を考えたときに、同じ工事でも相当の費用の差が出てくると思うんですけれども、3分の1は変えることができないようであれば、例えば工事費について上限額を見直すことも含めて検討すべきじゃないのかなということで思っています。特に工事の施工条件を含めたときにそこだけはどうなんですかね。 43 ◯大町建築指導課長 崖の工事費につきまして、上限が200万円ということで、これまでの実績を見ますと、上限200万円を使ったケースといいますか、大規模な工事に至ったものというのは数は多くないという状況がございますが、状況を見てそのような大規模な工事というものが出る状況にあるのであれば、その時点で額を上げる必要があるのかどうかを検討したいと思っております。  以上でございます。 44 ◯山北建築部長 二、三補足です。平均的な金額を言わせていただければ、補助金限度額を200万円と言いながら、100万円ぐらいで大体終わっております。ただ、言われたように大規模な工事があるというのは想定はされているんですが、ただ、やはり基本的な考え方としてこの崖自体がその方々のそれぞれの所有という部分がありますので、やはり原則論としては、所有者に維持管理していただくというのが基本だと思うんです。その中で、やはり私どもが補助するのは第三者に対して影響があったりとか、崖の高さがちょっと高くてとか、そういう部分なので、そういう部分で200万円という限度額をつけながら、させていただいております。ただ、言われるように、長崎の特性で機械が入らないとかいうのもありますので、ちょっと検討させていただきたいと思うんですが、原則論的には、やはり所有者が基本的に維持していただくという前提に立って補助していきたいと思っております。  以上です。 45 ◯大町建築指導課長 今、40件が補助対象ということで補正を上げているんですけれども、それについての実際の工事費というのは、まだ把握できていない状況なのですが、過去ですけれども、諏訪神社のほうでやったのが、1,000万円近くまでいったと聞いております。  以上でございます。 46 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時47分=
              =再開 午前10時48分= 47 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 48 ◯松浦土木部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費の補正予算につきましてご説明いたします。  予算説明書は、40ページ及び41ページをお開きください。下段の第3目道路橋りょう新設改良費でございますが、41ページの説明欄に記載のとおり、1.【単独】道路新設改良事業費の1.新市庁舎周辺道路(電線類地中化)において1,270万円を増額補正しようとするものでございます。  詳細につきましては土木部から提出しております委員会資料に基づき、土木企画課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 49 ◯谷口土木企画課長 それでは、土木部提出の委員会資料の1ページをお開きください。第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費の補正予算につきましてご説明いたします。【単独】道路新設改良事業費、新市庁舎周辺道路(電線類地中化)としまして1,270万円の補正を行うものでございます。1.概要でございますが、(1)事業目的としましては、本市の最も重要な防災拠点であります新市庁舎の周辺道路におきまして、防災性の向上、快適な歩行空間の提供、さらには良好な景観形成を図るために、電線類地中化を実施しようとするものございます。(2)補正予算の理由でございますが、この電線類地中化を実施するためには、電線管理者の同意を得る必要がありますので、平成29年度から協議・調整を進めてまいりましたが、このたび令和2年6月に九州地区無電柱化協議会におきまして、電線管理者の同意が得られた旨の通知があったことから、電線類地中化の実施に向けました設計に要する経費を今回補正するものでございます。次に、2.事業内容の(1)全体計画概要でございますが、地中化を実施する路線は市道興善町桜町1号線と市道諏訪町桜町1号線の2路線で、全体事業費が3億4,920万円、事業期間は令和2年度から令和5年度までを予定しております。(2)補正予算額でございますが、電線類地中化の詳細設計に要する経費としまして、1,270万円を計上いたしております。  2ページをお開きください。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。その下の位置図でございますが、赤色の実線が電線類地中化を実施する2路線でございます。  3ページをご覧ください。電線類地中化の実施箇所図でございます。新市庁舎と勤労福祉会館との間の市道興善町桜町1号線と、新市庁舎南側の市道諏訪町桜町1号線、そしてこの路線が別館横を通り、国道34号まで至る区間におきまして、電線類地中化を実施する計画でございます。赤色の実線が令和2年度の予定箇所で、全区間におきまして詳細設計を予定しております。黄色の実線が令和3年度の工事予定箇所、緑色の実線が令和4年度の工事予定箇所、青色の実線が令和5年度以降の工事予定箇所でございます。  4ページをお開きください。4ページが中心部における電線類地中化の整備路線を取りまとめた図面で、次の5ページが北部地区における整備路線を取りまとめた図面でございます。黒色の実線が国道・県道・臨港道路の整備済路線で、それ以外が市道における整備済路線及び整備中の路線となります。  4ページをご覧ください。現在、長崎駅周辺地区と館内地区におきまして、土地区画整理事業や街路事業と併せ、紫色の実線で示した路線で電線類地中化を実施しております。なお、図面中央の紫色の実線で示した路線が今回、補正をお願いする路線ということになります。  説明は以上でございます。よろしくご審査いただきますようお願いいたします。 50 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 51 ◯浅田五郎委員 市庁舎ができるということで地中化ということについては、大分進められているけれども、ここに図面がありますけど長崎市が全体高台であるがゆえにここの電柱がなければ随分助かるなという道路は市内至るところにあるわけですね。そこで今どの程度の計画を立てているかよく分かんないんだけれども、進捗率というのは分かると思うんです。自分たちが立てた計画の中で、これだけ進んでいるということ、それを聞きたいんです。それで、ここに書いている図面以外にもほかの地域、私はまだまだあると思うんです。そういった面について、そういうものがもしもあるならば、一応計画しているところを図面として出していただくとありがたい。資料として後ほどで結構だけど。進捗状況だけは教えていただきたい。 52 ◯谷口土木企画課長 進捗率という形で具体的な数値を出している部分、手元にございませんけれども、資料としてお出ししました4ページ、5ページ、こちらのほうで着色している路線の整備済と、先ほど説明しました長崎駅周辺地区と館内地区で整備中でございますけれども、これを合わせますと約9,000メートルです。9キロメートルが今整備済もしくは整備中ということでございます。  今後の予定としましては、あくまでもやはり電線を地下に埋設すると。場合によっては地上部に地上引きといいまして、そういったのが出てくるということで、やはりある程度、道路幅員がなければいけないという部分もございます。緊急性の問題もありまして、そういった路線から今後も積極的に着手していこうと考えておりますけれども、今後の予定としましては、あくまでもその道路計画、例えばですけれども、駅周辺の中央郵便局の前の大黒町筑後町1号線であったりとか、銅座町のほうで今進めております銅座町松が枝町線、そういった道路整備に合わせて同時に地中化のほうもやっていきたいと思っております。ですから今後、あくまでも予定でございますけれども、予定している箇所を新たに図面に落とし込んでお出しするということは可能かと思っております。  以上でございます。 53 ◯浅田五郎委員 今よく分かりました。そこで、どれだけ予定に対して進んでいるかということについてはなかなか難しいと思うんだけれども、私は観光都市としての景観の問題よりも、やはり通学・通勤というか、生活道路としてこの電柱がないほうがいいなというところはたくさんあると思うんですね。そういったことをひとつ考えていただいて、できるだけ早くそういった問題をなくしていくという努力をぜひお願いしておきたいと思います。図面は後でこういうところをこうやりますということは教えていただきたいと思います。ありがとうございました。 54 ◯五輪清隆委員 さっきの答弁の中で、中央郵便局前の関係を言われていますけれども、土木部が担当か分かりませんけれども、中央郵便局前ぐらいの拡幅工事はどがんなっとるとですか。あそこは。 55 ◯松浦土木部長 中央郵便局前の道路ですけれども、今、鋭意事業を進めているんですが、やはり地権者との交渉が少し難航しておりまして、そこの交渉が終わり次第、事業に着手しようということなんですが、幾つか大きな地権者がございますので、そこと代替地の関係で今、交渉している状況でございます。  以上でございます。 56 ◯五輪清隆委員 あそこの工事は、もう既に完成していなければいけなかった道路なんです。1年ぐらい質問していても全然変わらんわけですけど、そういうことを含めたときに、もう代替地、代替地って九州にお願いし、東京にお願いしたりとか、そうやっているけど、なかなか進まないようであれば、これ事業も何か見直し含めてできないのか。電柱と関係ありませんけど、ちょうど中央郵便局の関係が出たもんですから、そこら辺りの考えだけ教えてください。 57 ◯松浦土木部長 交渉は鋭意進めておりまして、一応候補地といいますか、そこら辺も相手方とこういったところはどうかということで、幾つか候補地を出しまして、相手方のほうも今検討しているという状況で、少し前に進んでいるという感じが私自身はしております。その代替地の交渉が成立すれば事業着手できると思っておりますので、そこの交渉については鋭意努力していきたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯永尾春文委員 4ページ、5ページに地図がありますが、そこの地図の中に小さな表が右下にありまして、計画がずっと記載されているんですけれども、無電柱化推進計画、一番下の段に平成30年から令和2年ということで、計画期間が示されていますが、令和3年以降の計画というものが今後は立てられる予定になっているのか、なっていればどのような概要になっているのか、分かれば教えていただければと思います。 59 ◯谷口土木企画課長 4ページ、5ページ、右下に書いています今現在の無電柱化推進計画、事業期間が平成30年から令和2年となっておりますけれども、次の令和3年度以降、どういった名称になるか分かりませんけれども、次期の推進計画につきましては今、国のほうにおかれまして、取りまとめといいますか、検討が進められているところでございます。そういった国の計画を受けまして、次のステップとしては恐らく長崎県全体の計画が策定されることになると思いますし、当然私どもも多分その令和3年度以降、先ほど浅田委員からもありましたように、どういった路線を次の候補地に挙げてくのかといった照会等もあるかと思いますので、そういった中で次の路線というのを選定してまいりたいと思っております。  以上です。 60 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時1分=           =再開 午前11時2分= 61 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 62 ◯松浦土木部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、土木部所管分の補正予算につきましてご説明いたします。  予算説明書の42ページ及び43ページをお開きください。中段の第1目都市計画総務費でございますが、43ページの説明欄の一番上の1.都市交通対策費の1.二輪車等駐車場維持管理費において、130万8,000円を増額補正しようとするものでございます。これは、市営二輪車等駐車場のうち、築町二輪車等駐車場において、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者数、利用料金収入の減少に伴い、施設の運営経費に不足が生じることが見込まれるため、その経費を補正するものでございます。次に、説明欄の2番目の2.繰出金の1.駐車場事業特別会計繰出金において2,948万4,000円を増額補正しようとするものでございます。これは、別途、ご審査いただく第113号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」の増額補正に伴う財源として、繰り出すものでございます。  詳細につきましては、土木部から提出しております委員会資料に基づき、土木企画課長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 63 ◯谷口土木企画課長 それでは、土木部提出の委員会資料の6ページをお開きください。今回の補正は、指定管理者制度を導入し、利用料金収入を施設の運営経費に充てている施設におきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止による利用料金収入の減少に伴い、施設の運営経費に不足が生じることが見込まれますので、その経費を補正しようとするものでございます。具体的な補正予算の説明の前に、まず、令和2年度における新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る指定管理者制度導入施設の運営経費への影響と対応につきましてご説明いたします。まず、1.運営経費別の指定管理者制度導入施設でございますが、今回の補正予算計上施設のうち、当委員会の所管としましては、表に記載のとおり、指定管理者が利用者から徴収する利用料金のみを財源とする完全利用料金制を適用している施設が松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場、平和公園駐車場の3施設でございます。また、利用料金と市が指定管理者に支出する指定管理委託料を財源とする利用料金併用制を適用している施設が築町二輪車等駐車場の1施設でございます。なお、完全利用料金制を適用しております市営駐車場3施設につきましては、後日ご審査いただきます、第113号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」におきまして、補正予算を計上いたしております。次に、2.新型コロナウイルス感染症拡大防止による運営経費への影響でございますけれども、新型コロナウイルス感染症拡大防止による利用者数、利用料金収入の減少に伴い、利用料金収入を施設の運営経費に充てる施設では、今後、運営経費に不足が生じることが見込まれております。次に、3.対応方針でございますが、公の施設につきましては、市民の福祉を増進する目的をもって、その利用に供するために設けた施設であり、利用者サービスを安定して提供していく必要があることから、不足する施設の運営経費を指定管理者に対して支出するものでございます。なお、支出に当たりましては、概算払いとし、年度末に収支実績を見て精算したいと考えております。この不足額の見込み方でございますが、感染症拡大防止の影響を受けない場合の収支と、影響を受けた令和2年度の収支見込みを比較して算定することとしております。このうち、影響を受けない場合の支出につきましては、原則、平成29年度から令和元年度の過去3か年の平均とすることとしておりますが、一番下段のウに記載のとおり、令和2年度から指定管理者制度を導入した場合は、過去3か年の収支平均に替えて、導入時の市の積算額により比較することとしております。なお、今回の補正予算計上施設である松が枝町駐車場、ほか市営駐車場3か所と築町二輪車等駐車場につきましては、いずれも令和2年度から指定管理者制度を導入した施設でございますので、このウの考え方に基づき、補正予算を算定いたしております。  7ページをご覧ください。不足額の算定のイメージでございます。上段の(1)利用料金併用制の施設の例でございますが、築町二輪車等駐車場がこちらのほうに該当いたします。まず、1)の影響を受けない場合ですが、指定管理委託料の50と利用料金の50を収入源としまして、運営経費100に充て、施設を運営するということになります。なお、その算定方法としましては、右側に記載のとおり過去3か年の平均といたしておりますが、先ほど説明しましたように、築町二輪車等駐車場は令和2年度から指定管理者制度を導入した施設でございますので、収入、支出とも指定管理者制度導入時の市の積算額により算定することとしております。次に、2)の影響を受けた場合でございますが、休館や利用者減などにより運営経費が100から90に減少するものの、利用者数の減少により利用料金が50から20に減少し、運営経費が20不足するということになります。なお、その算定方法としましては、右側に記載のとおり令和2年度による見込額としておりますが、このうち利用料金につきましては、4月から6月までの実績に基づき7月から3月までを推計いたしております。具体的な不足額の計算式ですが、算定イメージに記載のとおり、収入におきましては、1)の影響を受けない場合から2)の影響を受けた場合を引いた額を収入差額Aとし、支出におきましても同様に、1)の影響を受けない場合から2)の影響を受けた場合を引いた額を支出差額のBとし、このA-Bが運営経費の不足額となります。次に、下段の(2)完全利用料金制の施設の例でございますが、松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場、平和公園駐車場がこちらのほうに該当いたします。基本的には同じような考え方で算定いたしますが、違うところが収支差額、いわゆるA-Bから固定納付金を全額減額してその部分を運営経費の不足額といたしております。このような考え方に基づきまして、今回、補正予算を計上させていただいております。  8ページをお開きください。第8款土木費第5項都市計画費第1目都市計画総務費のうち、土木部所管分の補正予算につきましてご説明いたします。二輪車等駐車場維持管理費としまして、130万8,000円の補正を行うものでございます。1.概要でございますが、先ほど説明しましたとおり、築町二輪車等駐車場は、新型コロナウイルス感染症拡大防止による利用料金収入の減少に伴い、今後、運営経費に不足が生じることが見込まれることから、運営経費の不足額を指定管理者に対して支出することとし、その経費を補正するものでございます。なお、支出する額につきましては、年度末に収支実績を見て精算することとしております。次に、2.築町二輪車等駐車場の状況でございますが、まず(1)指定管理者制度の導入状況につきましては、表に記載のとおりでございます。次に、(2)利用状況でございますが、過去3か年間と令和2年4月から6月までの駐車台数を表に取りまとめておりますが、過去3か年の月平均と、令和2年4月以降3か月の月平均とを比較した場合、28%の減となっております。  9ページをご覧ください。3.補正内容でございますが、(1)補正予算の考え方につきましては、先ほど6ページ、7ページで説明したとおり、収入減の見込額と支出減の見込額の差額を運営経費の不足額とし、その額を補正予算として計上いたしております。(2)補正予算額につきましては、先ほど説明しました考え方に基づき、指定管理者制度導入時の市の積算額と令和2年度の見込額の収入の差額Aと支出の差額Bをそれぞれ算出し、収支の差額A-Bに消費税を加えて算定した130万8,000円を運営経費の不足額とし、この額を補正予算額として計上いたしております。なお、資料の表の下に計算式が書かれておりまして、「(A-B)×消費税10%」となっておりますが、これは、「A-B」の額に消費税を加えることを意図した表現としておりましたが、「×消費税10%」、つまり「×0.1」と捉えかねない、ちょっと不適切な表現となっておりますので、おわびさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。その下には、令和2年度の収支見込みの内訳を表に整理しておりますので、ご参照ください。下段の4.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  10ページをお開きください。5.築町二輪車等駐車場の概要でございますが、(1)として施設概要、(2)として駐車料金、(3)として各年度の収支実績をそれぞれ表に取りまとめております。なお、平成27年度から令和元年度までは、利用料金制は非適用で指定管理者制度を導入しておりました。また、その下のほうには位置図を添付しております。  11ページをご覧ください。6.長崎市二輪車等駐車場の利用状況としまして、築町を除く有料の二輪車等駐車場10か所の駐車台数につきまして、過去3か年の月平均と令和2年4月から6月までの月平均の増減を表に取りまとめておりますので後ほどご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 64 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち、まちづくり部所管分についてご説明いたします。  まず、歳出予算の補正でございます。説明書の42ページ及び43ページをお開きください。真ん中の段の第1目都市計画総務費の右側、43ページの説明欄をご覧いただきたいと思いますが、その中の3.【単独】都市交通対策事業費の1.乗継割引システム導入事業費補助金につきまして、2,139万5,000円を新たに計上しようとするものでございます。  次に、繰越明許費の補正につきましてご説明いたします。  同じく説明書の60ページ、61ページをお願いいたします。60ページの目の欄の中ほど、第2目都市開発費の【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)につきまして、繰越しをお願いするものでございます。繰越事由につきましては、右側の繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては、まちづくり部提出の委員会資料に基づき、担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私から以上でございます。 65 ◯赤倉都市計画課長 まちづくり部提出の委員会資料1ページをお開きください。第1目都市計画総務費のうち、都市計画課所管分につきましてご説明いたします。【単独】都市交通対策事業費、乗継割引システム導入事業費補助金、補正予算額2,139万5,000円を計上させていただいております。まず、1.概要でございますが、路線バスにつきましては、人口減少に加え、新型コロナウイルスの影響で利用者が急減し、今後も回復が見込めない中で、不採算路線については廃止の可能性が高まっております。しかしながら、路線バスはポストコロナの社会においても必要不可欠な社会基盤であり、その維持存続を図る必要があることから、特に採算性が悪い長距離路線については、乗り継ぎを伴う路線再編、いわゆるハブ&スポーク型運行への転換により、運行の効率化を図って行くことが必須となっております。資料下段のイメージ図をご覧ください。ハブ&スポーク型運行とは、図の右側のように、各方面へのバスの分岐点となっている場所に乗り継ぎ拠点を整備し、この乗り継ぎ拠点から行き先ごとに路線を分けて運行するものです。この運行形態とすることで、特に採算性の悪い長距離路線では、都心部と郊外部それぞれで、利用者数に応じた適正なダイヤの設定が容易になることに加え、都心部周辺で重複して運行している系統の解消にもつながり、運行経費の縮減が図られます。しかしながら、これまで直通バスが利用できていた利用者にとっては、乗り継ぎに加え、直通で利用した場合よりも運賃が増額となることから、この運賃負担を軽減し、市民サービスの低下を抑えるためにも、今回の運賃割引システムの導入が必要と考えております。  2ページをお開きください。上段の図は、ハブ&スポーク型運行に向けた利用者・事業者・行政の協力体制を示したものです。まず、右下にあります行政は今回、システム導入のイニシャル分の費用負担のリスクを負い、事業者へ乗り継ぎ割引の協力を促します。事業者にとりましては、運賃割引による減収のリスクを負うことになりますが、乗り継ぎによる利便性低下を抑えるために企業努力を行います。利用者にとっては、乗り継ぎによる一定の利便性の低下はありますが、路線維持のため、ハブ&スポーク型運行の必要性にご理解とご協力をお願いしたいと考えております。このように、利用者と事業者、行政がそれぞれ一定のリスクを負いながらも、路線維持のための協力体制を築いていこうとするものでございます。次に、2.今回補正予算に係る事業内容ですが、(1)乗継割引システム導入事業費補助金のア.概要といたしまして、エヌタスTカードを利用して乗り継ぐ場合に一定額を割り引くためのシステム導入に対して補助を行うものでございます。イ.対象者は長崎自動車株式会社でございます。ウ.予算内訳としましては、乗継割引計算ソフト開発費の2,139万5,000円の全額を長崎市が補助するものでございます。なお、このシステム改修は乗り継ぎ路線ごとに必要となるものではなく、一度改修すれば全ての乗り継ぎ路線に対応できるものとなります。次に、3.財源内訳につきましては表に記載のとおりで、事業費の全額に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当するものでございます。  私からは以上でございます。 66 ◯芝長崎駅周辺整備室長 引き続き、まちづくり部提出の委員会資料3ページをご覧ください。第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費のうち、長崎駅周辺整備室所管の繰越明許費についてご説明いたします。表の左側、事業名の欄の【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)につきまして、金額の欄の上から3段目、二重線で囲った部分に記載の繰越明許額9億円の繰越しをお願いするものでございます。  資料の4ページをお開きください。繰越予定箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方向で上側が国道202号、下側が浦上川、図中の中央付近が新しい長崎駅でございます。左側の表には今年度の事業内容を記載しておりますが、上段の緑色で着色した表のうち、オレンジ色で着色した部分、建物補償(3棟)とその撤去工事委託について繰越しをお願いするもので、事業箇所は図中のオレンジ色で着色した部分でございます。  恐れ入りますが、3ページにお戻りください。上の表の3段目、繰越事由でございますが、関係権利者との補償交渉に不測の日時を要したことや、同権利者による撤去スケジュールが見直され、一部の建築物の撤去時期が延期されたことにより、支障となる建物等の撤去及び移転補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。下の表をご覧ください。今回繰越しをお願いする補償建物が支障となる東口駅前広場や多目的広場の整備スケジュールでございます。黒の実線が当初で青の破線が今回の繰越しにより変更となる工程でございます。今年度広場の設計を行っておりますが、令和3年度早々から工事の発注準備を進め、本格的な工事着手は令和3年7月頃を予定しておりますので、建物撤去が遅れたことによる全体スケジュールへの影響はないものと考えております。  私からの説明は以上でございます。 67 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 68 ◯浅田五郎委員 駐車場の件で理由は新型コロナウイルスの影響で収益が上がらないために、指定管理者に対して迷惑をかけるということなんで、部長の説明にもあるように福祉の面から見ると、ということだろうけど、じゃ新型コロナウイルスがなかったらこの補正は要らなかったことになるのかなという感じがするわけですね。私は、この予算は減ることなく補正がずっと続いていくだろうと思うんです。というのは、新型コロナウイルスだけにと言えば何となく予算が通るかなということじゃなくて、もう少し計画的にやっていかないと、この予算というのは私はずっと変わらず補正を組まないと指定管理者が納得するような数字が出てこないと思うんです。その辺についてどう思われますか。 69 ◯松浦土木部長 今回の補正に関しましては、全体の取りまとめとして、総務部のほうで大きな考え方を整理されております。指定管理者全体としてこういう考え方で補正をやろうということにしておりますので、市全体の考え方として、今後、委員おっしゃるように新型コロナウイルスの影響なのか、全体的な影響なのかという部分も出てこようかと思いますので、その辺は総務部のほうとしっかり連携を取りながら、今後の計上については考えていきたいと考えております。  以上でございます。 70 ◯浅田五郎委員 私は、新型コロナウイルスの問題が次、絶対ないんだと思っているんですね。そこで少なくとも自動二輪の駐車場に指定管理者を置かないでも、自由におとめさせていただくようになるのも福利厚生になるわけですね。そういったことも前向きに検討していく時期に私は来ていると思うんです。指定管理者を置いて、必ず自動二輪の管理をしてもらわなきゃならないというものなのかどうかということも含めて今後検討していただきたいと思います。  以上です。 71 ◯永尾春文委員 2点ほど質問いたします。  1つは都市交通対策費の乗継割引システムのことについてお尋ねします。今回の将来を見据えた公共交通の持続可能な仕組みづくりのインフラ整備という観点で、私も理解いたしますが、1つお聞きしたいのは、今回補助枠として10分の10開発費が出ているわけですけれども、ソフト開発というのは必ず維持管理が伴うと思うんですが、そういった維持管理費はどのようなことになっているのかお聞かせください。 72 ◯赤倉都市計画課長 今回のシステム改修後の維持管理につきましては、全て事業者側で負担するとお聞きしております。  以上でございます。 73 ◯永尾春文委員 分かりました。もう1点ご質問します。  繰越明許費のことです。今回の繰越事由が同権利者による撤去スケジュールが見直され、建物等の撤去時期が延期されたとありますが、まずはこの見直しがどういった理由で見直されたのか。すなわち、これって工事スケジュールがありますよね。ですからこの見直しというのは、これは私の個人的な考え方ですけど、この移転を決定したときに契約書が交わされているのかなと。いつまでに撤去しますとか、こちらはいつまでにお金を支払いますとか、要するにそういったのが決まっているのではないかなと思っているものですから、こういう見直しをされて、こういうふうに変更が簡単に行われるものなのか、まずお聞かせください。 74 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この補償契約に当たって、この契約はまだ補償交渉中でございまして、契約自体はまだ致しておりません。この移転補償のスケジュールを見直したという理由でございますけれども、この相手先は図面のほうご覧いただいたら大体お分かりかと思いますけれども、JR九州の鉄道施設でありまして、特にかもめ広場の屋根等が該当しておりますけれども、今後JR九州の再開発のスケジュールと合わせて、社内的にそういった撤去スケジュールを少し見直したとお聞きしております。  以上でございます。 75 ◯永尾春文委員 分かりました。まず確認したかったのは、先にまたもう1回見直しがないのかということを確認したかったので、お尋ねいたしました。分かりました。  以上です。 76 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時27分=           =再開 午前11時29分= 77 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 78 ◯山北建築部長 第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、第8款土木費第6項住宅費についてご説明いたします。  予算説明書の42ページ及び43ページをお開きください。まず、一番下段の第1目住宅管理費の表の右端、43ページの説明欄の1-1.ながさき住みよ家リフォーム補助金2,129万8,000円及び、その次の2-1.定住促進空き家活用補助金200万円を増額補正するものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。  予算説明書の60ページ、61ページをお願いいたします。第8款土木費第6項住宅費第1目住宅管理費の欄の定住促進空き家活用補助金について、200万円の繰越しを行うもので、繰越事由につきましては61ページの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては、建築部提出の委員会資料に基づき、住宅課長からご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 79 ◯植坂住宅課長 それでは、建築部提出資料に基づき、ご説明させていただきます。  委員会資料の5ページをお開きください。事業名、ながさき住みよ家リフォーム補助金、補正額2,129万8,000円でございます。1.概要ですが、この補助金は、住宅の居住環境改善や、市内の若手技能者の育成と技術の継承を目的として、住宅リフォーム工事に要する費用の一部を助成するものですが、今回、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、(1)新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、新しい生活様式に対応した住宅リフォームを推進するとともに、(2)新型コロナウイルス感染症拡大による建設業界への影響を考慮し、事業者支援の一環として市民からの工事受注機会を増やすことで、市内経済回復の一端を担おうとするものでございます。2.事業内容の(1)対象工事内容でございますが、網かけをしております、アからウに記載しておりますように、新しい生活様式に対応した住宅リフォームといたしまして、換気のための通風式やタッチレスの玄関ドアへの改修や、在宅勤務のためのワークスペース確保や防音改修、タッチレス水栓への改修などを推進しようとするものでございます。資料の一番下にリフォームのイメージの写真を記載しております。ご参照ください。この新しい生活様式に対応したリフォームは、現行のながさき住みよ家リフォーム補助金でも補助対象となっておりますが、より促進するため、今回増額補正するものであり、また新しい生活様式に対応したリフォームだけではなく、これまで同様その他のリフォームについても今回の補助対象となっております。上に戻っていただきまして、(2)の周知方法でございますが、広報媒体を活用いたしまして市民へ周知するとともに、建設関係業者に対しまして本補助金予算の拡大と、新しい生活様式に対応する住宅リフォーム推進につきまして、文書の送付等により、情報提供を行うよう考えております。  資料の6ページをご覧ください。(3)助成額は現行制度と変わらず対象工事の10分の1で、10万円を上限としております。3.事業費内訳でございますが、表の太枠の補正の欄に記載のとおり、補助金について1件当たり平均7万5,000円の270件分、2,025万円を増額するとともに、事務費といたしまして104万8,000円を計上しております。4.財源内訳でございますが、その他の雇用保険料個人負担金を除きまして、全額、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使ってございます。下段の【参考1】といたしまして、過去3年間の補助金実績を記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、7ページをご覧ください。【参考2】といたしまして、本補助金の受付期間の実績を記載しております。なお、本年度、記載ございませんが、4月1日に募集を開始いたしまして、8月26日に受付を終了しております。その下、【参考3】といたしまして、新型コロナウイルス感染症による建設業界への影響について、これまで関係団体へヒアリングを実施しておりますので、その結果を記載しております。一番下の7月中旬が直近の状況でございますが、依然としまして、中小建設業においては、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、受注量が減少しているという結果になってございます。  続きまして、8ページをご覧ください。事業名、定住促進空き家活用補助金、補正額200万円でございます。1.概要でございますが、この補助金は空き家を有効に活用することにより本市への定住促進を図るため、空き家のリフォーム工事の費用の一部を助成するものでございます。今回、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、ポストコロナ社会を見据え、都市部等から市内への移住者等に空き家のリフォーム工事に係る補助を行い、定住促進を図ろうとするものでございます。2.事業内容でございますが、(1)移住支援空き家リフォーム補助金、そこの表に記載のとおり、市外からの住み替えを目的とした空き家リフォームに対し、補助するものでございます。対象者、対象工事、助成額については現行制度の変更はございません。(2)周知方法でございますが、市外にお住まいの方々が主な対象となりますので、市のホームページなどで周知するとともに、長崎市が運営する移住の相談窓口であります、ながさき移住ウェルカムプラザへ移住や定住のご相談をされた方に対しまして、情報提供を行ってまいります。3.事業費内訳は表の太枠の補正額の欄に記載のとおり、1件当たり50万円を4件分、200万円を計上しております。このことによりまして、当初予算の2件と合わせまして、年間6件の助成を見込んでおります。  9ページをご覧ください。財源内訳でございますが、全額、国の臨時交付金を活用いたします。それから【参考1】といたしまして、平成29年度以降の補助金実績を記載しておりますが、本年度は5月時点で当初予算計上の2件分の交付決定をしております。その下の【参考2】は、空き家・空き地情報バンクの利用を希望している方の登録件数、それから【参考3】は、空き家・空き地に関するホームページへのアクセス件数を記載しておりますので、ご参照ください。  10ページをご覧ください。繰越明許費についてご説明いたします。先ほどご説明いたしました定住促進空き家活用補助金200万円につきましては、全額繰り越すものですが、これは補正予算について議会の議決をいただいた後に募集するということになりますので、その後空き家を選定してリフォームを行って、住み替えを行うという状況でございますので、補助金の支出が年度内に完了しない見込みであるというためでございます。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 80 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。
    81 ◯梅元建治委員 5ページの今説明がありました、ながさき住みよ家リフォーム補助金についてまず、ご質問します。  大変いい補助金だと聞いています。たくさんの方が利用されている実績もあって、業界の配慮も一定されている補助金だと今ご報告いただいていますけれども、ただやはり上限額が10万円で、しかも対象工事の10分の1ということで、今私のところにも相談がある中で、やはり言われるのが、10万円もらうのにとても手続が煩雑だと。事前の書類を出すのにもわざわざこっちまで来て、中間報告して、それでまた支払いをして、この10万円頂くのに人件費のほうが相当かかるというクレームが私のほうに届いてきますけれども、その辺りいかがですか。 82 ◯植坂住宅課長 審査に関しましては、現状受付をしてから交付決定までに実際3週間ということを目標にやらせていただいておりますけれども、その中には、例えば県警への照会でありましたりとか、どうしても少し時間がかかってしまうところもあるんですが、それ以外に関しては書類を見て、審査も進めている状況で、審査としてはなるべく短くする方向にしようとしております。それから書類も性能向上とかいろいろ入っている関係もありまして、難しいところもあるんですが、リフォーム補助が始まった当初から比べますと極力書類も簡素化するようなことをこれまでもしてきておりますので、我々もできることを今後もさらに進めていきたいと思いますので、実際今後もしやるようであれば、補助金の申請の様式等をもう少し見直す必要も今後出てくるのかなと思っております。  以上でございます。 83 ◯梅元建治委員 ありがとうございます。その中で事業費の内訳で、今補助金が補正された後で約8,400万円、それと事務費というのが報酬・共済費に使いますよということでありますけれども、これ事務費はどこに使われるものなんですか。 84 ◯植坂住宅課長 この事務費につきましては、人件費が主でございまして、この補助金を始めた状態でもともと審査を職員もひっくるめて10人体制で臨んでいるんですが、それに対して今回また業務量が当然増えますので、その増えた業務量に対して職員といいますか、人を半年間充てるということで、その分の人件費がこの約104万円に入っているということでございます。  以上でございます。 85 ◯梅元建治委員 これ見て分かるように、この補助金の真水に使うお金の2割ぐらいがその事務費に使われているということは今冒頭申し上げたように事務手続が煩雑になっているんですよね。その証明だと思うんですけど、やはり国の今回の新型コロナウイルスの給付金にしてもやはりタブレットで、しかもスマートフォンで申請ができて2週間後には国からお金が入るというシステムを組まれています。これを始められて随分たっていると思うので、その辺りのその補助金制度そのものを、やはりきちっと見直していかないと無駄なお金が延々かかり続ける。本来であればこの補助金そのもの、真水を増やしていくというのを改善していく必要があるので、ここはさっき課長が言われたように少し制度そのものを、せっかくいい制度なので、きちんと届けられるところに届いていくという枠組みにしていく必要があるかなと思いますので、ぜひ改善をお願いしたいと思います。  引き続きもう1つよろしいですか。移住支援空き家リフォーム補助金についてお尋ねします。まず、これもいい制度だと思うんですけれども、参考資料でつけていただいた9ページの空き家・空き地情報バンク利用の希望者登録実績というのがだんだん増えてきていて、長崎市にも移住したいという希望の方がこれに登録されていると思うんですけれども、実際ホームページについてもアクセス数が1万件を超えて登録されているのが184件ということで、直近この7月末の時点で増えていますけど、実際このリフォーム補助金を活用するのが2件とか1件とか、このギャップが大き過ぎて、どうしてこの希望に対して実績が少ないのかというところの分析はいかがですか。 86 ◯植坂住宅課長 まず、この9ページの【参考2】に書いてあります利用者の実績登録は空き家バンクを活用するという方に登録していただく制度になってございまして、ここにありますように7月末は184件ということで実際移住を考えられている方が、おっしゃるような数になっております。この中で実際に見ていますと、我々のこの空き家バンクを使う以外にも通常の民間で探したりとか、来られる方いろんな手法を当然考えられておりますので、その中で確かに数だけで言いますと184件に対して2件というのはあると思いますが、我々の補助金の制度の考え方といたしまして、移住もあるんですが、まず空き家を活用するというところからのスタートというところもございますので、直接結果として移住の件数にはつながっていないところもあると思うんですが、今後移住支援室のほうとも連携していきながら、もう少し移住で来られる方に周知を図りながら数をもっと使っていただけるような形で今後周知をしていきたいと思います。  以上です。 87 ◯梅元建治委員 その中で、ここには記載されていないんですけれども、空き家バンクに今登録されている件数ってどれくらいあるんですか。 88 ◯植坂住宅課長 現在登録しておりますのが累計で83件になります。 89 ◯梅元建治委員 やはりこの空き家バンクそのものの登録件数を増やしていくというのがオフィシャル的には大事なんでしょうけど、多分これ増えてこないんですね。というのが、その持ち主の事情というのがまちまちなので、これは私の持論ですけれども、やはり地域コミュニティで地域の人たちが探さないと情報が上がってきません。私は五島とか平戸でやってきたので。オフィシャルなバンクに登録すると全ての情報がアップされるので、持ち主、所有者がとても嫌います。ですから実際潜在的には空き家はたくさんありながら、使える空き家がなくて、今せっかくつくられた移住者に対しての空き家リフォーム補助金が使えないという状況になっているんで、これ全ての政策というのはここだけで完結しているんじゃなくて、それぞれの地域の事情と持ち主の事情と、それとこっちに移り住んでくる人たちの事情が絡まっているので、政策をもう1回見直したほうがいいんじゃないかなと思いますけど、その辺り部長いかがですか。 90 ◯山北建築部長 ご指摘、重々分かっているというか、そのとおりだと思います。ただ、今回この事業自体が低迷している原因の1つとしては、やはり知らない土地に対して空き家という情報を仕入れて、リフォームをして住まないといけないという形なので、やはり一回、例えば借家に住んで地域の事情を把握されて、空き家を探してリフォームできて住めるというような制度にしていきたいなと思っていますし、前議会で市営住宅の修繕費を認めていただいて、30戸分をこういう移住対象であったり、そういう人たちが入れるような住宅としておりますので、いきなりこういう空き家改修をせず、まず住んでいただくという選択肢も含めながら、移住に対して力を入れていきたいと思っています。  それで空き家バンクの登録については、確かに地域の中で、やはり地元のコミュニティというのが情報的にはたくさんつかんでいると思いますので、そこら辺がうまく乗ってきたりとか、あと今やっているのが、私どもは老朽危険空き家の相談を受けて、所有者を調べて話をするんですが、そのときに空き家バンクを紹介させていただいています。要は売りたくても売り方が分からないという方もいらっしゃるので、空き家バンクに登録してもらいながら、移住者なんかが購入して、それでリフォームして住むということも増えてくると思いますので、ここだけの事業じゃなくて、全体的ないろんな事業を組み合わせた上で、この事業も効果があるようにというのを見直しの最中ですので、それを進めていきたいと考えております。  それと先ほどの手続の話なんですが、言われるようにやはり例えば接触をなくすという意味では、インターネットであったりとか、そういう来ていただかなくても済むような手段というのを考えていかなければならないと思っていますので、そういう手続の簡略化であったりとか、あと実際申請があって完了報告があって、それから現場の確認をさせていただいた後に金額、口座の提出なんかをしていただくような形になっているので、そこら辺もできるだけ簡略にできるように制度も検討したいと思っています。  以上でございます。 91 ◯梅元建治委員 ありがとうございます。  私らというか、役所にいると気づかないんですけれども、一々こういう補助金を申請するのに駐車料も払わないといけないですよね。その労力というか、その人たちの人件費とか考えると、果たしてこの上限が10万円でいいのかという話ももちろん出てくるし、やはりせっかく公金を入れて成果を上げようとしているものを、より有効活用していくためには、やはり先ほど部長が言われるような改善をしていく、そういうタームに来ているのかなと思います。  最後に、先ほどの移住支援空き家リフォーム補助金、これも実は2段階難しいんです。難しいというかハードルが上がるんですね。移り住んできた人が空き家を探して、その空き家を修繕するときに出てくるお金だから、当然といえば当然この件数が増えてこないというのは、もちろんハードルが高いなと。今日もそうだったんですけど、台風とか災害が起きると、その空き家を何でこのまんま放置していたのかという、そういう放置空き家の問題とかもこの根底にはあって、そのときに市外から住み替えを目的としたとなっていますけど、これどうして市外からというか、今住んでいる若い人たちが使われていない空き家とかをもっとリノベーションして高台でもいいから住みたいという人たちが潜在的にいるはずなのに、その人たちに向けてそういう施策がなくて、いきなり市外からまだ長崎市に来ていない人たちに、市民でもない人たちに、こういう制度をつくっているのかと、この辺がちょっとずれているなと思うんですけど、その辺りのこの使われていない空き家をどうやって生かしていくかという施策、その辺りは建築部としてどう考えられているのかなと思って。 92 ◯山北建築部長 空き家バンクの対象のお話だと思うんですが、これにつきましては竹田副委員長のほうからも本会議の中でご指摘を受けておりまして、私どもも市内を対象としたいということで手続を進めようとしております。だから今後につきましては、市外だけではなくて、問題としてはやはり空き家の利用というのがありますので、それを活性化するために、スムーズにするために市内のそういう住み替えというか、空き家を例えば子育てでやはり一戸建てのほうがいいからそっち側に移ってリフォームして住むとか、そういうところを推進していきたいと、そう見直したいと考えております。  以上でございます。 93 ◯梅元建治委員 ありがとうございます。やはり除却になると、今日も現場を見て回っていましたけれども、もうそうなるとその工事費から何とかしてくれという話と、その土地を何とかしてくれ、もっとお金がかかっていくんですね。だからやはり古くなり始めた空き家とか住まいをどうやって住める状態にするのかというのをもっとこう施策的に急いでやっていく必要が、特に斜面地を多く抱えていますので、少し枠組みを考えていただければと思っています。  以上です。 94 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  一応これで第110号議案の審査を終わったんですが、ただ冒頭、五輪委員から資料要求があっておりますので、それが終わらないと、この第110号議案は最終的には終わらないことになります。その資料提出が、何時になるかまだ分かりませんので、午後からは第131号議案のほうに入っていきたいと思いますけれども、もし第110号議案の資料提出がすんなりいくようであれば、その後に討論・採決になりますので、もし討論がある方は、まとめをしていただいておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  午前中、一応12時で終わるようになっておりますので、あと5分ありますけど、これをもちまして午前中は終了しまして、午後1時からの委員会の再開としたいと思います。よろしくお願いします。           =休憩 午前11時53分=           =再開 午後1時29分= 95 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  ここで、委員の皆様にお知らせがございます。先ほど台風10号の接近に伴い、令和2年9月定例会における常任委員会の運営について協議するため、常任委員会正副委員長会議が開催されました。その中で、議長から台風10号の接近により来週7日月曜日の委員会の開催が難しいことが予想されることから、今日と明日の委員会を精力的に進めていただき、議案審査の進捗を図っていただくとともに、明日までに終わらなかった場合は、5日の土曜日に委員会を開いていただくよう議会運営委員会で要請し、了承された旨の説明がありました。よって、審査の進捗状況を見ながら順次日程の繰上げをお諮りしたいと考えておりますので、引き続き簡潔かつ分かりやすい説明と質疑にご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、午前中の第110号議案の中で五輪委員より追加資料が求められておりましたけれども、資料が皆さんのお手元にあると思いますが、資料を確認の上、五輪委員のほうからは質疑はありませんということでありましたので、これで第110号議案の本委員会に付託された部分の質疑を終了いたします。  続きまして、討論に入りますが、何かご意見ございませんか。  ないようでしたら、採決いたします。  第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 96 ◯筒井正興委員長 それでは、ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時31分=           =再開 午後1時32分= 97 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第131号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 98 ◯山北建築部長 第131号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」についてご説明いたします。  議案書は59ページ及び60ページでございます。提案理由でございますが、鳴見町地区計画を廃止することに伴い、当該地区整備計画区域内における建築物に係る制限を廃止する必要がありますので、条例の一部を改正するものでございます。  改正内容の詳細につきましては、建築部提出の委員会資料により、建築指導課長より説明させていただきます。  私からは以上でございます。 99 ◯大町建築指導課長 建築部提出の委員会資料に基づき、ご説明いたします。  資料の1ページをお開きください。1.地区計画建築条例の概要についてでございますが、地区計画とは地区の目指すべき将来像の実現に向けて、まちづくりのルールを地区住民や関係権利者と合意形成を図りながら決定する地区レベルの都市計画でございます。現在、41の地区計画が定められております。この地区計画の実現を図る手段といたしまして、同計画に定められる建築物の敷地及び用途等に関する事項については、建築基準法に基づく条例として規定することにより、建築制限することができるとされております。長崎市におきましては、長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例を定めまして、37の地区において建築計画が条例に規定する建築制限に適合しているかについて、確認申請時において審査することによって地区計画の建築制限ルールを担保しているということでございます。2.改正の理由でございますが、鳴見町地区計画は平成7年4月、住居系を基本とした計画的な開発誘導を行うため地区計画として決定し、工業系等の用途制限を行ってきましたが、これまで住居系の開発は行われておりません。また、地区内権利者から自動車関連施設の立地に向けた都市計画提案としまして、同地区計画の廃止が提案されました。同地区は幹線道路沿いで、住環境の悪化をもたらすおそれがなく、地区計画による住居系に特化した土地利用を誘導する必要性は低いということから、地区計画を廃止することになりまして、それに伴って地区計画建築条例に規定する同地区の建築制限を削除するため、条例を改正するというものでございます。3の経過及び今後のスケジュールでございますが、鳴見町地区計画の廃止に係る都市計画提案の事前相談以降、住民説明会などが実施され、令和2年2月には市議会、建設水道委員会の所管事項調査において、同地区計画の廃止について、まちづくり部より説明を行っております。その後、今年の5月に長崎市都市計画審議会において、鳴見町地区計画の廃止が議決され、6月には県の了承が得られ、地区計画の廃止が決まりましたので、本議会において地区計画建築条例の一部改正に係る議案を上程させていただいております。議決いただきましたら、10月頃を予定としまして、同地区計画の都市計画変更に係る決定の告示と併せまして、この改正条例を公布し、公布日から施行したいと考えております。  委員会資料の2ページをお開きください。ただいまご説明いたしました、鳴見町地区計画の位置を、航空写真で示しております。赤線で囲んでおります範囲が、地区計画として定められた区域でございます。写真の右手下側の滑石方面より畝刈・三重方面へ至る幹線道路、長崎畝刈線沿いに位置しております。  委員会資料の3ページをご覧ください。地区計画の区域図でございまして、同地区計画の区域及び都市計画法に基づく用途地域の状況を図示しております。赤い線で囲んでおります範囲が鳴見町地区計画の区域で、この区域は水色で着色しております用途地域でいえば準工業地域内に位置するというものでございます。  委員会資料の4ページをご覧ください。4.改正内容についてでございます。(1)鳴見町地区計画に係る建築制限を削除するということで表に示すとおり、計6項目の建築制限を地区計画建築条例の別表のほうに規定しておりまして、その項目を削除するというものです。(2)用途地域、地区計画による用途制限の比較でございますが、現在は表中の改正前の欄に記載しております、鳴見町地区計画による建築物用途の制限をしておりまして、改正後は準工業地域による用途制限のみが適用されるということになってまいります。  次に、資料の5ページをご覧ください。次に、(3)関係別表の整理を行うものということでございまして、別表第2に規定している内容のうち、鳴見町地区計画に基づく用途制限におきまして、表中の記載の中に、工場に係る定義について、ほかの地区計画の工場の定義にもなっているということで、改めて別の地区計画内に工場の定義を記載するというものでございます。(4)施行期日につきましては、公布の日としております。  委員会資料の6ページから11ページ、こちらには5としまして新旧対照表を記載しておりますので、ご参照いただければと思います。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 100 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 101 ◯浅田五郎委員 この地区は、準工業地域じゃなくて第一種低層住居専用地域だということになるわけだけれども、この中でここに書いているように、キャバレーとかナイトクラブというのは、個室以外ならば地区計画の中にゴーサインが出るようになっているわけね。そしてマージャン屋とかなんとかできないとか、旅館もホテルもできないというけど、これはどういうことなんだろうね。キャバレーとかナイトクラブはいいけれども、低層住宅街にキャバレーとかナイトクラブなんかいいというのは。これがよくて一般的なホテルとかなんとかできないというのは、何を基準にして言っているか分からないし、もう1つは今ここで造成が始まっているようだけれども、ほかに事務所とかなんとかが来ているのかどうか。だからその辺はどうなっているのか、既にそういうものの工事は進めるだけの準備があるのか、そういう申請があっているのかどうか、この2点だけお尋ねいたします。 102 ◯大町建築指導課長 先に2点目の、ここの区域の中の状況なんですけれども、今現在ホンダの四輪車の中古車屋が中古車の販売として利用している状況で、店舗の建物の周囲はほぼ中古車の駐車場という状況でございます。今、浅田委員がおっしゃった造成というお話がございましたけれども、ここの地区計画の中での造成は今現在なされておりません。滑石のほうからトンネルを抜けて、ちょうど左側のほうを造成していたかと思うんですけれども、それはまた別の場所になりまして、今現在造成している場所とここの場所とは違います。 103 ◯赤倉都市計画課長 少し今のご説明に補足させていただきますが、2ページの航空写真でご覧いただけるとおり、もう既に造成と土地利用がされているところでございまして、自動車の販売と車の仮置きということで、ここは現在地区計画の定めの中で整備ができないというご相談があっておりまして、この地区計画を廃止することによって整備工場も建てられるようになって、整備と販売と自動車の保管ということが一体でできるようになりますので、そういった部分で地区計画を廃止してほしいという要請があったということございます。  それから用途地域の中で、4ページでございますけれども、こういったキャバレーとかマージャンとかそういったものについては、準工業地域の中では認められている部分もございますけれども、例えばそういった風紀を乱すものとかそういったものについては、県の条例とかそういったもので一定制限がされているものもございますので、その制限にまず適合するということが条件になるかと考えております。  以上でございます。 104 ◯浅田五郎委員 今の整備工場の問題、これはここに書いているような危険性がないということでいいんだろうと受け止めます。  それから、ナイトクラブとか何かいいというけど、じゃカラオケなんかはどうなのという感じがするんだけど。ここにはカラオケなんていう言葉がなくてボウリングとかマージャンとかいろいろあるけれども、カラオケなんかの申請が出た場合は許可できるような状況なのか、このナイトクラブとかに合致するのかどうか、その辺はどうですかね。 105 ◯赤倉都市計画課長 用途地域の規制の中で認められるものについては認めるということになりますが、先ほど申し上げたとおり、ほかの県の条例、市の条例の中で適合するものであれば認めることになりますが、現在この土地については土地所有者1者でございまして、当面の間といいますか、この自動車販売と工場というものでこの場所は土地利用していきたいという意向が示されているところでございます。  以上でございます。 106 ◯浅田五郎委員 自動車整備工場は今までやっているからね、ある程度のことなんだけど、私が言うカラオケなんかどうなのということです。 107 ◯大町建築指導課長 ここの地区計画が外れた場合には、用途地域が準工業地域となっておりますので、そこの用途制限に建築基準法上制限がかかるということになりまして、カラオケボックス等については、この準工業地域では認められている用途になってまいります。 108 ◯五輪清隆委員 先ほど浅田委員のほうから滑石のトンネルから行って左側に造成しているところについては、この区域じゃないということですけれども、あそこは何の造成をしているんですか。 109 ◯大町建築指導課長 あそこの造成に関しましては、許可の手続を踏みまして、2件分今造成しておりまして、1件がクリーニングの工場と、それともう1件がコンビニエンスストアのための造成をしているという状況でございます。 110 ◯五輪清隆委員 あそこは住宅ができんわけですね。最初通ったときに分譲住宅かなという感じがしとったんですけど、クリーニングとコンビニ。コンビニ近くにあったばってんね。はい、分かりました。 111 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第131号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 112 ◯筒井正興委員長 ご異議ないものと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時47分=           =再開 午後1時48分= 113 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、明日に予定し ている第147号議案以降の審査を順次本日の日程に 繰り上げることに決定した。〕 114 ◯筒井正興委員長 それでは、第147号議案「工事の請負契約の締結について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 115 ◯小田理財部長 それでは、第147号議案「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。  議案書は125ページでございます。これは高島町における高島光町アパート(A・B棟)昇降路増築ほか工事の請負契約を締結しようとするものでございます。契約の内容等につきましては契約検査課長から説明させていただき、その後、工事の内容等につきましては建築部から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 116 ◯森川契約検査課長 契約の内容につきまして、委員会提出資料に沿ってご説明させていただきます。  委員会資料の1ページをお開きください。第147号議案は工事名、高島光町アパート(A・B棟)昇降路増築ほか工事に係るもので、契約金額は5億2,063万円でございます。契約の相手方は池田・日東特定建設工事共同企業体でございます。工期は議会の議決を得た日から令和3年8月31日まで、契約の方法は制限付一般競争入札、入札年月日は令和2年8月3日、電子入札により執行しております。なお、仮契約は令和2年8月6日に締結したところでございます。  次に、資料4ページをお開きください。制限付一般競争入札の概要を記載しております。本件工事は大規模な工事であることから、共同企業体方式としており、4ページ中段の(2)資格要件のア.共同企業体としての要件に、(イ)共同施工方式であること、(ウ)2者で構成するもの、(エ)一構成員の出資比率の最小限度は30%とすることなどを定めております。次に、共同企業体の構成員の資格要件といたしまして、資料4ページの後半部分から5ページにかけてでございますが、(2)イの(ア)から(キ)までの基本的要件に加え、大型工事の受注が偏らないよう5ページ中段の(ク)及び(ケ)に記載のとおり、落札制限を設けております。また、これらの要件に加えまして、ウ.代表構成員の資格要件に記載のとおり、(ア)長崎市内に本店を有する者であること、(イ)建築一式の工種で名簿登録があり、特定建設業の許可を有すること、(ウ)建築一式の工種に係る総合数値が1,000点以上であること、(エ)建設業法の規定に基づく直接的かつ恒常的な雇用関係にある監理技術者を専任で配置できることなどを要件といたしております。また、エ.その他構成員の資格要件につきましても、記載のとおり要件を定めて公告し、入札を実施したところでございます。  大変恐れ入りますが、資料3ページにお戻りいただければと思います。こちらに入札結果及び入札参加資格審査結果を記載しています。ページ右上に記載のとおり、予定価格は4億9,843万9,000円で、最低制限価格は4億5,607万1,685円でございます。入札結果でございますが、表の番号1の池田・日東特定建設工事共同企業体が落札しており、落札率は、94.96%でございます。なお、共同企業体の構成員の出資比率は表の右側に記載のとおりでございます。また、ページ中段に入札参加資格審査結果を記載しております。本件につきましては3者からの入札参加申請があり、入札参加資格審査の結果、全者が参加資格を満たしておりました。そのうち入札をしたのは、入札結果のとおり2者となっております。  引き続き、工事の内容等の詳細について、建築部からご説明させていただきます。
    117 ◯田邉建築課長 それでは、引き続き工事内容につきまして委員会提出資料に基づき、ご説明させていただきます。  資料の7ページをお開きください。申し訳ございませんが、資料を横にしてご覧ください。案内図でございます。図面上側が北になります。工事場所は高島港ターミナルより南西側に位置する高島町2706番地18、高島光町アパートA、B、C棟のうち、赤色で表示しているA棟とB棟の2棟になります。本工事は高島地区内の市営住宅において、耐震性のある住棟へ入居者を移転集約することで安全・安心な居住環境を確保するとともに管理面での効率化を図り、合わせてバリアフリー化を実現する目的で、住棟にエレベーターを設置するものでございます。なお、C棟につきましては昨年度、工事を行い、昨年度末に工事完了しております。  資料の8ページをお開きください。恐れ入りますが、今度は資料のほう縦にご覧ください。上から順にC棟、B棟、A棟になります。今回工事を行うのは真ん中のB棟と一番下のA棟になります。A棟、B棟とも住戸数は30戸、延べ面積は既存部が1,961.21平米、増築部が178.25平米の合わせて2,139.46平米の5階建ての建物になります。高島光町アパートはそれぞれの棟ごとに階段室が3か所ありますが、今回の工事はその部分にピンク色で着色しているエレベーター昇降路を増築しエレベーターを設置するものです。なお、グレーで着色している部分は車椅子利用者用のスロープでございます。また、本建物の敷地は海岸部の埋立地であり、岩盤層の位置が深いことから、直径500ミリ、長さ16メートルから19メートルのくいを棟ごとに15本、合計30本設置することとしております。  資料9ページをご覧ください。申し訳ありませんが、また資料を横にしてご覧ください。下段に増築後の1階平面図、上段に2階から5階の平面図を記載しております。ピンク色で着色している部分がエレベーターの昇降路と乗降場を、1階平面図のグレー色の部分は車椅子利用者用のスロープ、青色が乗降場より各住戸玄関部へ通じる通路を、2階から5階平面図のオレンジ色が既存階段部に増設する階段を表しています。  資料10ページをご覧ください。建物の立面図及び断面図でございます。図面上段は増築後の北側及び東側立面図でございます。下の段の左側には既存断面図、右側は増築後の断面図を示しています。断面図の水色の部分がエレベーターとつなぐ通路部分を、オレンジ色の部分が階段の増設部分となります。今回の工事では平面図でお示ししたように階段室半分を通路とし、残り半分を階段として改修し、各階の玄関部へエレベーター乗降所から階段の上り下りなしにアクセスできるよう車椅子利用者へ配慮したものとしております。  資料11ページをお開きください。エレベーター設置概略図でございます。図面右側をご覧ください。建物の断面図になりますが、階段室型の住宅に昇降路を増築し、エレベーターを後づけする場合の従来の工法では、階と階との中間部に位置する踊り場部分にエレベーターを着床させ、利用者は踊り場より半階分上り下りし住戸へアクセスする形となっておりまして、完全なバリアフリー化が図られておりませんでした。そのため、今回の工事では左側の図面のように階段を改修することでバリアフリー化を図ることとしております。まず、緑色の既存の階段を撤去し、撤去した階段の部分に水色の廊下部分を新設します。それから既存の階段につなげる形でオレンジ色の階段を新設します。そうすることで各住戸からは段差なしでエレベーターにアクセスできるようになり、車椅子利用者にも利用しやすい工法としております。  資料12ページをお開きください。5階階段室改修手順図でございます。本工事につきましては入居者が入居したまま工事を行うこととしておりますので、その施工手順についてご説明いたします。左上の図面から時計回りにご説明いたします。左上の図面でございますが、本工事ではまずピンク色のエレベーターの昇降路と乗降場の部分の工事を行います。その部分の工事完了後、右上の図面に黄色で示している仮設階段と緑色の仮設通路を設置しまして、この時点で入居者の方がエレベーターと仮設階段を利用できるようにいたします。その後、緑色の仮設通路の右側の既存の階段を撤去し、右下の図面にある青色の本設通路を増設します。本設通路設置後、緑色の仮設通路を撤去し、左下の図面のようにオレンジ色部分の階段を増設し、乗降場につなぎます。この時点で5階からは本設通路にてエレベーターまたは仮設階段にて昇降が可能となります。同様の手順で4階、3階、2階、1階と工事を進めていき、完了した階から順次使用することとしております。  資料13ページをお開きください。昨年度同様の工事を行った高島光町アパートC棟の写真でございます。左上が工事着工前の建物外観写真で、右側が完成後の写真となります。また下段の写真は着工前の住戸玄関前から階段側を撮影したもので、右側が完成後の写真となります。ご参照ください。  資料14ページをお開きください。工事の工程表でございます。本議会にてご承認いただいた後、A棟より先行して工事に着手し、昇降路部の増築をA棟は令和3年3月上旬頃までに、B棟は令和3年4月下旬頃までに完了し、その後それぞれエレベーターの設置、各階の階段室改修、スロープの設置と外構工事を行い、令和3年8月末の完成を予定しております。  私からの説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 118 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 119 ◯浅田五郎委員 この5億円以上の設備投資をやるわけですね。それは高島の皆さん方の安全安心のための住みやすい環境づくりだと思うんだけれども、実は昨日の台風で桟橋が壊れて、電気が18時間ぶりにようやくついたというような状況の中で、これだけの設備投資をする高島だから、皆さん方の所管がどこにあるか別にしても、やはりこれだけ投資し、住みよいまちづくりをやろうとするならば、桟橋がどうであるとか、あるいは電気が18時間ぶりにようやくついたって戦時中でも余りそんななかったようなことが今でも行われているということの現実を私たちは知る必要があると思うんで、この予算がどうこうの前にそうした問題についてもぜひ市役所の横の部署なんかの連携を取りながら、そこに住む人たちが本当の意味で安心できるような環境づくりをぜひやってもらいたいということを意見として述べておきます。これに対するご意見があれば聞かせてほしいと思います。 120 ◯山北建築部長 私が全ては答えられないと思うんですが、当然高島は高齢化も進んでおりますし、島ですのでなかなか住みづらい環境にございます。だから住宅的にもできるだけ安全安心に住んでいただくためにこのようなエレベーターも造っておりますが、それ以外の生活のしやすさについても当然高島のまちづくりというのを全体的に考えながら、そのうちの住宅は私どもが担うんですが、そういう関連部局が寄った中で、やはり高島のまちづくりというのを考えながら、各部がちゃんと事業をやっていくという中で生活しやすい環境をつくるとか、そういうことに努めていきたいと考えております。  以上です。 121 ◯浅田五郎委員 部長のまちづくりに対する力強い見解を聞かせていただきました。安心いたしました。どうぞそういう意味で、この台風10号はさらにひどいというから、高齢者が多く例えば病気になったらとか、そういったことも含めてぜひ粗相のないように、間違いがないようにぜひやっていただきたいということをお願いして、この予算については意見として、いいとか悪いとか言うべきじゃないと思っていますが、そういうことでよろしくお願いいたします。 122 ◯五輪清隆委員 今回しているのは1棟で30戸ですから、A、B、Cあれば90戸なんでしょうけど、今高島は何世帯何人おりますか。そしてよく前言われたのが、町営住宅のときについては浴槽がないということで、大衆浴場が2か所あって、今多分1か所になっているんでしょうけど、これ何年にできたかは知りませんけど、そういう改善するために新しく浴槽がついているんですけど、公衆浴場の利用者というのは何名ぐらいの方が今利用しているのか。今後まだ市営住宅でしょうけど、そういう浴槽がないところについてはいろんな改善しながら、今後また改めてそういう市営住宅を建てる計画があるのかどうか含めて教えてください。 123 ◯植坂住宅課長 まず、高島内の世帯の数なんですけれども、現在高島には239世帯住まれておりまして、市営住宅は今入居の戸数としては高島全体で175戸ということを確認しております。  それから、先ほどのお風呂の話もあるんですが、それは先ほど部長が申しましたように、まちづくり全体の中で高島でも耐震性のある住宅に今集約していこうという流れがございますので、まずはそれを進めていきながら、お風呂のついていないところに関しましても当然集約するところにはお風呂がありますから、今お風呂がないところに住まれている方は集約の中でお風呂のあるところに移ってきてもらうということで考えております。  それと、今現在まだ使われているところに関しましては、住まれている方に対して、必要に応じて修繕は行っておりますけれども、その中でなるべく必要なところに移っていただくということで進めたいと思っております。  以上です。 124 ◯五輪清隆委員 私が聞きたいのは、私が議員になって高島の町営住宅を見たときに、まずは浴場が2つあるということで、何で2つあるんですかという質問したわけです。そのときに町営住宅に風呂がないからということで結構バスに乗ったりとかしながら風呂に行かんばいかんということで、1つにすることができないというそういう経験があったもんですから。今現在は90戸が入っていますから、その方たちは浴槽、自宅で入るんでしょうけど、いわゆる高島町については人口がどんどん減っている状況の中で、当然お独り住まいの方が多いんでしょうけど、やはりそういう環境整備も含めてしなければ、島に住んでいて市営住宅で風呂がないという施設はやはり絶対駄目ですよ。少なくとも将来的な高島を考えたときに、もう古い町営住宅時代のやつは解体していただいて、新しい住宅を建てて、逆にまちおこしという意味で例えばよそから来ていただくようなそういう計画をしなければ。風呂は風呂であれでしょうけど、やはりそういう意味で今回についてはエレベーターということでしておりますからするんでしょうけど、やはり高島町の全体のそういう課題についてもぜひともやっていただきたいということで思っています。  そしてもう1つあるのが入札の関係で出ているのが、これ私初めて見るとですけど、入札参加申請業者数が3者、入札に参加させなかった業者数0者とありますが、こういうのは参加させない理由か何かあるんですか。 125 ◯森川契約検査課長 入札に参加させないケースでございますけれども、例えば今回は違いますけれども、過去に同じような工事の実績を有していることとか、そういった要件をつけて入札に参加させる場合がございます。そういったときにその実績が我々が求めているものと合っているかどうかとか、そういったことを入札参加申請が来たときにこちらのほうで審査して、その要件に合っていなければ入札に参加させないという措置を取るというところでございます。  以上でございます。 126 ◯五輪清隆委員 これは私だけかもしれませんけれども、こういう書類の中で入札させなかった業者数というのを書いたものを見るのが初めてなんですけれども、今までこういう書き方をしているんですか。  それと通常入札であれば、業者数が3者というのはどういう意味ですか。3グループあったのか。これはどういう意味なんですか。 127 ◯森川契約検査課長 こちらの入札参加申請業者数と入札に参加させなかった業者数というところ、こちらのほうで整理いたしまして入札参加資格の審査結果ということで今回載せさせていただいております。  入札参加申請業者数が3者となっているところは2社で構成する3つのJV、言わばその3グループが手を挙げてきたと、入札参加申請してきたというところでございます。  以上でございます。 128 ◯五輪清隆委員 3グループあったわけでしょう。そうしたらほかのやつも入札を見れば、入札した業者含めて全部書いているんじゃないんですか。それとやはり表現の仕方かもしれんけど、させなかったというのはイメージ悪かですよ。させなかったというのはいろんな条件が当てはまらなかったんですから、それに参加しなかっただけですから、させなかったと言えば何かよっぽど悪かことをして市のほうがさせなかったという、そういう受け止め方されると思いますよ。こういう文章を今まで使っているんですか。 129 ◯野崎契約監察監 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律では入札の資格審査をした審査結果を公表するようになっています。その中で入札参加申請があった業者を審査して、審査を満たした業者数と、否認して入札をさせなかった部分があって、こういった表現で公表がありましたので今回こういう表現を使ったんですけれども、今言われるように今後は表現を改めたいと思います。  以上です。 130 ◯五輪清隆委員 やはりこういうものは書類で残っていきますから、ここは委員と理事者だけですけど、例えばやはりほかの人が見たときに、何か市役所偉そうにしとるねってそういう表現で取られますから、今後見直しも含めてお願いします。  特に高島町の関係について、よく言われるのが伊王島にはよくするけど高島には全然してくれんということをよく聞くわけです。少なからずとも市営住宅については、そういう意味で整備も含めて今後検討していただきたいということをひとつお願いします。  以上です。 131 ◯山北建築部長 先ほどお風呂の話があったんですが、確かにやはり炭鉱住宅関係で風呂がなくて、自分で風呂をつけているという人たちがいらっしゃいました。今回整備する90戸も当然ありますし、あと入っていただく予定で考えているのが、あと何十戸かあるんですが、耐震性があって風呂もついて快適に住めるという住宅に市営住宅は集約していこうと思っています。ただ、やはり当然公共施設マネジメントの中で住戸の戸数については人口も減少していきますので減らしていく傾向にございます。ただ、全体的な高島のまちづくりを考えた中で、何らかやはりいろんな意味で活性化策を考えないといけないので、特に定住とかそこら辺については私どもも別枠でというか、この市営住宅だけではなくて住宅問題として考えていきたいと思っております。  以上でございます。 132 ◯西田実伸委員 ちょっと教えてください。まず理財部。今回高島、離島ですよね。そのときにこの予定価格、それから最低制限価格がその離島に値することを配慮しているのかというのが1点。分かるでしょう。海があるからですね。陸上じゃないので。  もう1つは建築部に。今回2棟するわけですが、1棟は先にしているんですよね。いつも建築するときにくい打ちが駄目だからと言って、いろいろと追加工事が多いんだけれども、今回は先にやっているから、くい打ちの関係含めてもう前例があるので、そういうトラブルの工事はないという捉え方でいいんですか。 133 ◯田邉建築課長 まず、1点目の予定価格の設定についてというか工事自体の積算価格につきましては当然離島での工事ということで、離島調整費ということで海上運搬費とか職員の船賃とかその辺を見込んで価格を積算しております。  もう1つ、くいにつきましては、お話あったようにC棟の工事を昨年やっていまして、そこの部分についても予定どおり施工ができたということでありますので、地盤の調査の結果も踏まえて同様の工法で一定問題ないものであると判断しております。 134 ◯西田実伸委員 分かりました。離島の工事は軍艦島と一緒で、なかなか運搬賃を入れないので入札が不調になってしまうのが多いので、入っているということですね。分かりました。ということは追加工事もないということですね。追加の予算も上がらんという考え方でよかったですね。 135 ◯山北建築部長 まず、離島の考え方は先ほど建築課長がお話ししたとおりなんですが、県全体としては離島一律何%という話もあるんですが、私ども長崎市の場合は、特に高島はしけたりして船が出なかったりとか、いろんな意味があるので、それは設計は設計で見ますけれども、その必要性に応じてやはり見直しさせていただいている、要は実情に合った見方をしているというのもあります。だから設計変更が絶対にはないとは言えないんですけれども、ただ、そういう不安定な状況の中で、やはり業者がリスクを負うようなことはないように、きちんと実情に応じて相談しながら、きちんと船賃であったりとか、その運搬の船賃であったりとか、そういうのを見させていただいております。  以上です。 136 ◯西田実伸委員 意地悪な質問かもしれんかったのは申し訳ないとけど、いつも心配しているものですから。それから1つ、これは別に答えなくてもいいですが、五輪委員の質問の中でお風呂の問題とか市営アパートの問題とかあったんですが、これ光町に何で移ってきたかという歴史がありますよね。そういうところを踏まえながら答弁してもらえるかなと思ったんですけどね。あそこのお風呂の問題とか、昔風呂を1つ潰したでしょう、裏側ね。そういうこともあったじゃないですか。そういうところがあって1か所に、あそこに移してきたということといろんな要素が絡んで今のところも1棟造っているでしょう。だからそういうところの背景があるので、いい機会だったから説明してほしかったなと思いました。答弁は私は要りません。 137 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第147号議案「工事の請負契約の締結について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 138 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時19分=           =再開 午後2時28分= 139 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第146号議案「工事の請負契約の締結について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 140 ◯小田理財部長 それでは、第146号議案「工事の請負契約の締結について」をご説明いたします。  議案書は121ページでございます。これは若竹町及び錦3丁目における市道虹が丘町西町1号線道路改良工事(2)の請負契約を締結しようとするものでございます。契約の内容等につきましては契約検査課長から説明させていただき、その後、工事の内容等につきましては土木部から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 141 ◯森川契約検査課長 契約の内容につきまして、委員会提出資料に沿ってご説明させていただきます。  委員会資料の1ページをお開きください。第146号議案は工事名、市道虹が丘町西町1号線道路改良工事(2)に係るものございまして、契約金額は2億477万7,394円でございます。契約の相手方は株式会社長崎西部建設、代表取締役、津田和典でございます。工期は議会の議決を得た日から令和3年10月22日まで、契約の方法は制限付一般競争入札、入札年月日は令和2年8月3日、電子入札により執行しております。なお、仮契約は令和2年8月6日に締結しております。  次に、資料の4ページをお開きください。制限付一般競争入札の概要を記載しております。本案件における入札参加資格要件でございますが、(2)資格要件に記載のうち主な要件といたしまして、イ.土木一式の工種で名簿登録があり、特定建設業の許可を有すること、ウ.名簿に地域区分が市内または認定市内として登録があること、エ.土木一式の工種に係る総合数値が1,050点以上であること、オ.建設業法の規定に基づく直接的かつ恒常的な雇用関係にある監理技術者を配置できることなどを要件として公告し、入札を実施したところでございます。  大変恐れ入りますが、資料2ページのほうにお戻りいただければと思います。こちらのほうに入札結果及び入札参加資格審査結果を記載しております。ページ右上に記載のとおり、予定価格は2億23万8,000円で、最低制限価格は1億8,612万1,221円でございます。  入札結果でございますが、資料3ページ番号15の株式会社長崎西部建設が落札しておりまして、落札率は92.97%でございます。なお、3ページ中段には入札参加資格審査結果を記載しております。本件につきましては22者からの入札参加申請があり、入札参加資格審査の結果、全者が参加資格を満たしておりました。そのうち入札をしたのは、入札結果のとおり21者となっております。なお、3ページ最下段の表現につきましては、先ほどの第147号議案と同様となっております。大変申し訳ございません。  引き続き、工事の内容等の詳細について土木部からご説明させていただきます。 142 ◯平野土木建設課長 市道虹が丘町西町1号線道路改良工事(2)についてご説明いたします。  委員会提出資料の6ページをお開きください。工事箇所の位置図でございます。市道虹が丘町西町1号線は図面上側の虹が丘町にある道ノ尾病院横付近から、西町の市道油木町西町線と接続する箇所までの延長1,950メートル、幅員10メートルの新設道路で、今回の工事は図面中側の本路線の中間付近に赤丸でお示ししているところでございます。本路線は道ノ尾病院横付近からのトンネルの縦断勾配の関係や、工事用車両が通行できる道路が路線途中で接していないなどの地形的制約から、西町側から工事を進めております。本路線は令7年度の工事完成を目標としており、今後橋梁工事やトンネル工事の大規模工事を施工する予定でございます。本工事においては、そのための工事用車両が通行できる道路を暫定的に先行して整備するものでございます。  7ページをご覧ください。工事箇所の平面図でございます。横にして見ていただきたいと思います。図面の左側が虹が丘町です。右側が西町側となります。着色した部分が本工事で施工を行う場所で、延長265メートル、切土3万2,280立方メートル、補強土壁工63メートル等の工事を施工いたします。黄色が土工の切土掘削3万2,280立方メートルの箇所でございます。赤色で示しているところが土工の盛土1万4,810立方メートルを行う箇所です。緑色の盛土の土留めのための補強土壁工を63メートル、緑の箇所でする予定としております。また、青色のところは暗渠で道路下に水路を埋設します函渠工を42メートルする予定であります。右下の写真は西町側から平面図の右側に示していますA-A´の断面を見た現況写真でございます。手前の橋はもう既に橋梁は工事は終わっておりますが、それから先の今、山部分、木の部分、ここのところを掘削していく工事となります。  8ページをお開きください。これも横にしてご覧ください。この8ページに示しておりますのは工事箇所の標準断面図でございます。上段・下段とも虹が丘町側から西町側を見た断面になっております。着色は7ページの平面図と同様であり、上段が先ほど示した平面図のA-A´断面を、下段が平面図の中間付近のB-B´を示しております。上段黄色の部分が切土になりまして、下段部分が盛土の工事をする断面になっております。  9ページをご覧ください。9ページに今後の工事のスケジュールを掲載しております。本工事の工事期間は令和3年10月までの13か月を予定しております。なお、本工事の完成後、引き続き橋梁とトンネルの工事を行う予定であります。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 143 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 144 ◯浅田五郎委員 先ほども市の入札で高島の審査したんです。結局落札価格が94.96%で、もう1つのほうが98.11%だったんです。今度はここに書いているように落札したのは92.97%。パーセントの数字の出し方は部長が責任を持って数字をはじいて出すんだろうと思うんだけれども、問題は私たち納税者からしてみれば税金を出す仕事ですから、とにかく安いところに落とさせてもいいんじゃないかという気がするんです。どういう面でこういった落札の失格である数字が出てきてみたり、あるいはこれだけの数字がそれぞれによって92%やら94%いろいろあるわけだけれども、これの数値の出し方って一体何を基準にしてやっているのか、そこいらだけちょっと勉強させてもらえんかな。お願いいたします。 145 ◯森川契約検査課長 まず、工事の場合に、予定価格、設計価格がございまして、それが予定価格になるわけでございますけれども、それに対しまして現在91%から93%の間で最低制限価格を定めるようにしております。設計価格のほうが、こちらが積算した妥当な金額と申しましょうか、それが予定価格になっておりまして、それを不当に安くする、ダンピングの防止であったり、労働者にそのしわ寄せがいかないようにというところで、91%から93%の範囲で最低制限価格を決めるということにしているところでございます。この91%から93%の間で、全くのランダムで開札時にランダム係数と私たち申しておりますけれども、ランダムにその範囲の中で数値を決定して最低制限価格の率を決めるという流れになっております。  以上でございます。 146 ◯浅田五郎委員 根拠として、そこに働く人たちのために仕事が取れてでも会社として契約がうまくいかないのかなと、そういったことも含めての今のような説明だと思うんだけれども、しかし考えてみたらそれでもやれるというんであれば、やらしていいんじゃないかと思うんです。私が納税者の立場で言うならば、企業は倒産してまでやる人は誰もいないわけですから。だからそこいらももう少し考えていい時期に来ているんではないのかなという気がいたします。私は過当競争が決していいとは思わないけれども、少なくとも今2か所の問題で数値が違います。例えば今度ここを見たら落札したのと落札していないのは0.02%ですか、その違いだけで金額にして何万円かで取れないというようなところもあるわけですから。相当の設備投資をやったりとか技術者を集めるとか、いろんなことをやっていると思うんだけれども、よく我々が業者の方に聞くと、最近こういった仕事をもらうときには、もうあみだくじみたいなもんで、お諏訪さんにでも祈っとかないと、もらえないんですって、どういう率が出てくるか分からないようなことなんで。  これまでやってきた指名入札制度というのは、じゃ間違っていたのかなという感じもしないわけではないわけですね。ですから、そういったことについて、これまでやってきたのが全てが悪でなければ考え直して新しい制度をもう一度つくり直すとか、いろんな方法があるような気がするんだけど、それについてご見解があればお尋ねしたい。 147 ◯森川契約検査課長 現在行っております電子入札による制限付一般競争入札という形が従前から指名競争入札をしてきたという経緯の中で、より公平性・透明性が確保できるというところで今やっているところでございます。ただ、その入札の制度につきましては、当然随時どれが一番適切なのかというところは見直しを図りながら今後とも適切にやっていきたいと考えております。  以上でございます。 148 ◯浅田五郎委員 お願いしておきますけど、少なくとも皆さん方にこれだけの仕事を取ろうと思ったら、営業活動もやったりいろいろしていると思うんです。そこの会社に対して技術者が何人いるかとか、現場でどのくらいの者がいるかとか、あるいは現場監督ができるだけの企業であるとかいろんなもろもろの条件があって、先ほど話題になりましたけど、入札をさせなかったとか、あるいは失格だったとかいうようなことが起こらないようなことになるだろうと思うんですけどね。やはり私は今の入札制度というのが長崎市として果たしてこれが絶対的なものであるかどうかということについても検討してもおかしくない時期が来ているような気がしないでもないんだけど、その辺について部長のご意見があれば聞かせてもらいたい。 149 ◯小田理財部長 今、契約検査課長が入札の事務についてはルールを説明したと思うんですけれども、長崎市は今のところいろんな事業、公共事業ありますけれども、入札制度もやはり景気とかそういった部分の経済の情勢とか、これが下回ってきたときには随時見直す部分はあるかと思います。また予定価格のほうもここは公表した中で今やっているんですけれども、最低制限落札率も今の長崎市のこういった公共事業に関連する人を見れば、やはり高齢化がかなり進んでいるということで、企業のほうが一般管理費あたりを努力して出していることで、今回ここを上げさせていただいた部分もあります。そういったことから、やはり日頃の経済情勢、そういった部分を見ながら入札制度は見直す部分はあるかと思います。  以上でございます。 150 ◯五輪清隆委員 この工事、約30年間の長期の工事なんですけれども、あと約5年か6年ぐらいの中で、令和7年度完成予定になっているんですけれども、これは本当にできるんですか。  それともう1つ、土地の用地買収というか、そこら辺りというのはここは全部済んでいるんですか。 151 ◯平野土木建設課長 まず1点目、この工事事業期間が平成9年から令和7年度までの事業になっております。本当にこれが間に合うのかというご質問だと思いますが、そこにつきましては今後令和4年から令和5年に橋梁工事、その先のトンネルを令和5年から令和7年で完成させまして、令和7年度に完成、供用開始に入るということを我々は考えております。間に合うのかということではありますが、我々はそこに間に合わせるということで事業に取り組んでまいりたいと考えております。  また、2点目の用地の取得状況ですが、用地の面積をベースとした取得率が今95.2%になっております。今年度も交渉をやっているんですけれども、残り約10名ちょっとの権利者がいらっしゃいます。それを今交渉しながら今年度に全部契約しまして、今のところは今年度に用地取得率が100%になるように考えております。  以上でございます。 152 ◯五輪清隆委員 ぜひとも工事を早急にお願いしたいと思います。  それと私自身よく分からないのは、もともとこの工事というのは平成9年度から令和7年度というそういう工事計画だったんですか。それとも途中で見直しかなんかされたんですか。 153 ◯平野土木建設課長 事業期間につきましては平成二十六、七年ですか、その当時は道路建設課と言っていましたけれども、今の土木建設課がやっている事業の工事事業期間が間に合わないところが結構あったものですから、そのときに一気に何本か路線を延ばしております。事業期間を延ばしているんですけれども、今回のこの虹が丘につきましては、当初は令和2年、今年度に完成の事業期間でありました。 154 ◯五輪清隆委員 当初の計画から5年間ぐらい延ばしたということでよろしいんですかね。去年あったんですけれども、この工事に式見地区の工事の予算をこっちに流用したでしょう。そういう意味で、この一度延ばしたやつをまた5年延ばしたわけですから、可能な限り工事の進まないところについては、予算は予算で必要なんでしょうけど、集中してこの工事をしていただくようにお願いしたいということです。これ以上、工事を延ばさないようによろしくお願いします。 155 ◯平野土木建設課長 今の委員のご指摘というか強い激励をいただいたと思っていますので、私ども令和7年度に絶対に完成させるというところで事業に取り組んでいきたいと思います。  以上でございます。 156 ◯梅元建治委員 私も確認なんですけれども、今回工事で切り盛り、両方出ますよね。先ほど五輪委員からもありましたけれども、式見で工事しているときに地滑りが起きてしまっていて、それがこっちに流用していただいているという話ですけれども、今回、この場所って地滑りの有無とか、どんな状態なんですか。そういうのはもう全然大丈夫なんですか。 157 ◯平野土木建設課長 今、式見、相川町四杖町1号線のことだと思いますけれども、あそこで地滑りが起こったと。その分の予算等をこちらに使わせていただいているといいますか、足して事業をやっておりますが、ここの虹が丘町西町1号線につきましては地滑り等は全く起きていませんので、そこのところの問題はございません。  以上でございます。 158 ◯梅元建治委員 せっかく税金使って地元の期待も大きい工事なので、その辺り確認しながらということになるんでしょうけれども、これまた来年度以降に橋梁とトンネルがあって、今度は掘削の、切りというかたくさんの土量が出てくると思うんですけれども、これ土捨場の候補とかもう確保されているんですか。
    159 ◯平野土木建設課長 ご指摘のとおり、今回切りの工事であります。ただ、8ページの下のほうに盛土というのもあると思うんですけれども、当然切土で出てきた土量をこの盛土でも利用しながら、それでもう大体1万8,000立方メートルの残土が出ます。そこについては残土処理する予定としておりますが、そこについては例えばどっかの企業誘致とか、ほかの関係の工事に持っていくということも実際検討いたしました。ただ、近くに残土処分場があるものですから、そこに持っていくのと、よそまで持っていくので経済比較しまして残土処分場で処分するほうが安いという結果が出ましたので、そちらで処分するようにいたしております。  以上でございます。 160 ◯浅田五郎委員 財産管理をしている部長にもう1回お願いしたいんだけれども、要するにせっかく金を出して工事し、やってきて、例えば仁田佐古小学校のあの道路。もう私らに言わせれば完成しているし、あの辺に駐車場をやっている人はみんな入れさせているわけ。それを今なお僅か十何メートルで、そばまで行ってあそこに行けるのに、それを行かせないような財産の管理をしている。極めてもったいないことをやらせていると思うんだけれども、その辺についていろんな地元の人からもう通させていいんじゃないですかと。幾らか工事が残っていると言うけれども、そこらについてどなたでもいいけれども、とにかく答えてもらいたいと思う。 161 ◯平野土木建設課長 今、委員の指摘は新地町稲田町線のことだと思います。確かに、ご指摘のように稲田町8号線、上のほうに上っていったところで、通行できないようなバリケードを置いております。そこにつきまして、この前仁田佐古小学校の周辺道路整備の協議会、地元も含めたものもありましたけれども、当然地元のほうからもいつになったら通すのかという話は来ております。やはり今まだ新地町稲田町線、土神堂というお堂がありますが、あそこのところの拡幅の工事がまだ終わっておりません。そこのところが現況のままで極端に狭いものですから、過去においては、車両を通行させるのが危ないというのが警察からのご指摘でいただいておりました。ただ、今回工事でその辺りの危険性を目視する白線、路側線を引くとか、狭まっていますよという注意喚起を促すとか、そういうやり方で警察のほうも通していいという話に協議の結果なってきていましたので、また地元の方々ももう通していいよという話がこの前の地元の会長のほうからもお聞きしましたので、今後は車を通すような方向性で今動いているところでございます。  以上です。 162 ◯小田理財部長 今、平野課長が言いましたように、仁田佐古小学校の旧校舎を今年度からもう解体し始めます。結局あそこは体育館の下に仁田保育所がありますけれども、最終的にあそこが移転したときにあの出口部分がきれいな線形というか、道路になると思いますので、そういったことも含めまして我々財産管理をする部分と土木部と調整を図りながら、進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 163 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、これで質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第146号議案「工事の請負契約の締結について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 164 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時53分=           =再開 午後2時55分= 165 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第113号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 166 ◯松浦土木部長 第113号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」についてご説明いたします。  予算説明書は2ページ及び3ページをお開きください。今回の補正額といたしましては記載のとおり歳入、歳出において、2,948万4,000円の増額補正をお願いしようとするものでございます。今回の補正でございますが、まず歳出予算につきましては、市営駐車場のうち松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場及び平和公園駐車場は新型コロナウイルス感染症の影響による観光客の減少などにより、他の市営駐車場に比べ利用者数、利用料金収入が大きく落ち込んでおり、また今後もその傾向が続くものと予想される中、施設の運営経費に不足が生じることが見込まれるため、その経費を補正しようとするものでございます。また、歳入予算につきましては、そのための財源として一般会計からの繰入金を受け入れようとするものでございます。  詳細につきましては、土木部から提出しております委員会資料に基づき、土木企画課長よりご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 167 ◯谷口土木企画課長 それでは、土木部提出の委員会資料の1ページをお開きください。この1ページと裏面の2ページにつきましては、これは本日午前中にご審査いただきました第110号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第10号)」の委員会資料と同じものでございます。また、その際、内容につきましては説明させていただいておりますので、ここでの説明は割愛させていただき、次の2ページの下段のほうになりますけれども、不足額の算定イメージの(2)完全利用料金制の施設の例につきまして、ご説明いたします。この完全利用料金制を適用している、松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場、平和公園駐車場が該当することになります。まず、1)の影響を受けない場合ですが、利用料金の150を収入源として、運営経費100に充て、余剰分の50は固定納付金として市に納めていただくということになります。その算定方法としましては右側に記載しております過去3か年の平均となりますが、松が枝町、松が枝町第2、平和公園駐車場は令和2年度から指定管理者制度を導入した施設でございますので、収入、支出とも指定管理者制度導入時の市の積算額により算定することとしております。次に、2)の影響を受けた場合ですが、休館や利用者数の減によりまして運営経費が100から90に減少するものの、利用者数の減少により利用料金収入が150から50に減少するとともに、固定納付金の納付が不納となり、運営経費が40不足するということになります。具体的な不足額の計算式ですが、算定イメージに記載のとおり、まず収入においては1)の影響を受けない場合から2)の影響を受けた場合を引いた額を収入差額Aとし、支出においても同様に1)の影響を受けない場合から2)の影響を受けた場合を差し引いた支出差額Bとし、このA-Bの収支差額から固定納付金を差し引いた額が運営経費の不足額となります。このような考え方に基づきまして、今回補正予算を計上させていただいております。  3ページをご覧ください。第1款駐車場費第1項駐車場総務費第1目駐車場管理費の補正予算につきましてご説明いたします。1.概要でございますが、市営駐車場のうち松が枝町、松が枝町第2、平和公園駐車場は新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の減少などにより、他の市営駐車場に比べ利用料金収入が大きく落ち込んでおり、また今後もその傾向が続くものと予想される中、利用料金収入を施設の運営経費に充てることができず、今後運営経費に不足が生じることが見込まれることから、不足する施設の運営経費を指定管理者に対し支出することとし、その経費を補正するものでございます。なお、支出する額につきましては年度末に収支実績を見て精算することとしております。次に、2.施設の状況でございますが、(1)指定管理者制度の導入状況につきましては表に記載のとおりでございます。なお、松が枝町と松が枝町第2につきましては2つの施設をまとめて指定管理者制度を導入しております。また、下段のほうには参考としまして、今回補正予算を計上しておりませんほかの市営駐車場の指定管理者制度の導入状況でございます。  4ページをお開きください。上段の(2)利用状況でございますが、各市営駐車場の駐車台数につきまして、過去3か年の月平均と令和2年4月から6月までの月平均、そしてその増減率をそれぞれ表に整理しております。表の一番下の増減率でございますが、松が枝町駐車場が94%の減、松が枝町第2駐車場が66%の減、平和公園駐車場が79%の減となっており、大きく落ち込んでいる状況でございます。次に、中ほどの3.補正内容でございますが、(1)補正予算の考え方につきましては、1ページ、2ページに考え方を記載しておりますけれども、かいつまんで申しますと新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響が令和2年度末まで続くことを想定し、収入減の見込額と支出減の見込額の差額から令和2年度の固定納付金を差し引いた額を運営経費の不足額とし、その額を補正予算額として計上するということにしております。(2)補正予算額のまずア.松が枝町・松が枝町第2駐車場でございますけれども、表に記載のとおり、指定管理者制度導入時の市の積算額と令和2年度の見込額との収入の差額Aと支出の差額Bをそれぞれ算出し、その収支の差額A-Bに消費税を加えた額から令和2年度の固定納付金を差し引いた額1,851万1,000円を運営経費の不足額としております。なお、本日午前中にご審査いただきました第110号議案におきましてもご説明いたしましたが、資料の表の下の計算式が「(A-B)×消費税10%」となっております。これは、「A-B」の額に消費税を加えることを意図した表現としておりましたけれども、「×消費税10%」、つまり「×0.1」と捉えかねない、不適切な表現となっておりますことをおわびいたします。申し訳ございませんでした。  5ページをご覧ください。上段には、松が枝町・松が枝町第2駐車場の令和2年度の収支見込みの内訳を表に整理しておりますので、後ほど、ご参照ください。中ほどのイ.平和公園駐車場でございますが、同様な計算方法により算定した額1,097万3,000円を運営経費の不足額としております。  6ページをご覧ください。上段には平和公園駐車場の令和2年度の収支見込みの内訳を表に整理しております。中ほどのウ.合計でございますが、記載のとおり、全体として2,948万4,000円を補正予算額として計上いたしております。下段の4.財源内訳につきましては表に記載のとおりでございます。  7ページをご覧ください。上段の5.予算総括表でございますが、駐車場事業特別会計の歳入・歳出ごとの予算額を表に取りまとめたものでございます。下段の6.施設の概要でございますが、次の8ページにかけまして、松が枝町駐車場、松が枝町第2駐車場、平和公園駐車場の概要をそれぞれ表に整理しております。  8ページをお開きください。下段の7.指定管理の状況でございますが、3つの駐車場の平成27年度から令和元年度までの収支の状況を表に整理しております。なお、この期間におきましては利用料金は非適用となっております。  9ページをご覧ください。市営駐車場の位置図でございます。今回、補正予算を計上させていただいております施設を赤色で表示しております。  説明は以上でございます。よろしくご審査のほどお願いいたします。 168 ◯筒井正興委員長 それでは、質疑に入ります。 169 ◯平野 剛委員 この予算については反対するものではないんですけれども、今回の出てきた駐車場は、特に長崎市の観光と直接リンクする一番影響があるところだと思うんですが、これで来年度以降というのは考え方というのは持っているんですか。今回今年の分はこれで何とかやっていただくというのは分かるんですが、来年度以降はもうそのものを見直そうというところがあるのか。ほとんどは今年から指定管理が始まったばっかりじゃないですか。最初の計算と来年度以降、じゃ元に戻るのかというと果たしてクエスチョンマークもあるもんですから、これもうずっと毎年毎年こういった形で修正しながら補正予算を上げていくという考え方を持っているのか、今現段階でどのような考え方を持っているのかだけ教えていただいていいですか。 170 ◯谷口土木企画課長 現時点でこの新型コロナウイルスの影響がいつ頃収束するのかといった見込みについては、なかなか難しいと思っておりまして、少なからず場合によっては令和3年度以降も何らかの影響が続くということも想定はされるところです。そうした中でも長崎市としてといいますか、駐車場管理者としましては当然公の施設でございますので、そのサービスというのを安定して提供していくという必要はあると思っております。今現在、具体的に令和3年以降どうするのかという明確な考え方というのは持っておりませんけれども、当然この市営駐車場に限らず、今回の今議会におきましても27施設がこのような補正予算を計上しておりますので、全庁的にそういった取りまとめというのは総務部になってまいりますので、総務部とも相談しながらどのような対応していくのかというところは今後検討していきたいと思っております。  以上です。 171 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第113号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 172 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時8分=           =再開 午後3時8分= 173 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第145号議案「市道路線の認定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 174 ◯松浦土木部長 それでは、第145号議案「市道路線の認定について」説明させていただきます。議案書は115ページから119ページまででございます。  議案書115ページをご覧ください。市道路線として畝刈町23号線ほか4路線を認定しようとするものでございます。  詳細につきましては、土木部提出の委員会資料を基に、土木総務課長及び南総合事務所地域整備課長より説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上です。 175 ◯竹内土木総務課長 それでは、資料に基づいて説明させていただきます。  土木部提出の委員会資料の1ページをお開きください。表の左側より図面番号、路線名、道路延長、道路幅員等を記載しております。今回、認定を予定しております路線は畝刈町23号線、小江町16号線、小江町17号線、小江町18号線、為石町24号線の計5路線、道路総延長779.4メートルでございます。畝刈町、小江町の4路線につきましては、現在、長崎県港湾漁港事務所が管理を行っておりますが、長崎県から移管の申出があり、本路線が団地内に位置し、市民の生活道路として利用されていることから、移管を受け、市道認定をお願いするものでございます。為石町24号線につきましては南総合事務所地域整備課において整備を行う道路で、用地交渉・買収に先立ち、市道認定を行うものでございます。  資料2ページをお開きください。今回認定をお願いいたします路線の大まかな位置図を示しておりますので、ご参照ください。それでは、各路線について位置図により説明させていただきます。  3ページをご覧ください。まず、畝刈町23号線の位置図でございます。位置図下方に新長崎漁港がございますが、新長崎漁港の北側水色の線で示しております道路が長崎漁港臨港道路、さらに北側にオレンジ色の線で示しております道路が国道202号でございます。国道202号の左側が外海方面、右下方向が式見方面でございますが、位置図、右側に赤線で示しております部分が今回認定予定路線でございます。  4ページをご覧ください。畝刈町23号線の拡大図でございます。赤色で着色している部分が市道認定部分となっております。  5ページをご覧ください。5ページには畝刈町23号線の写真を載せております。下の写真が起点、上の写真が終点となっております。路線延長は21.5メートルでございます。  6ページをお開きください。認定予定路線、小江町16号線、小江町17号線、小江町18号線の位置図でございます。左上から右下までオレンジ色の線で示しております道路が国道202号でございます。この国道202号を上側が三重方面、下側が福田方面でございます。位置図の真ん中から少し下に下がった部分に小江小浦トンネルがございますが、小江小浦トンネルのすぐ左手に今回認定予定の3路線がございます。  7ページをご覧ください。小江町16号線、小江町17号線、小江町18号線の拡大図でございます。赤色で着色している部分が市道認定部分となっております。  8ページをお開きください。小江町16号線の起点、終点の写真を掲載しております。道路延長は32.5メートルでございます。  9ページは小江町17号線でございます。下から起点、中間地点、終点の写真を記載しております。道路延長は68メートルでございます。  10ページをお開きください。小江町18号線の起終点の写真を掲載しております。道路延長は34メートルでございます。なお、長崎県から移管の4路線につきまして、いずれも幅員、勾配等について市道認定基準に合う路線となっており、舗装等移管のために必要な整備が完了していることを確認いたしております。  11ページをご覧ください。為石町24号線の位置図でございます。左上にオレンジ色の線で示しております道路が国道499号でございます。国道499号から下方向に分岐し、水色の線で示しております道路が県道深堀三和線でございますが、国道499号と県道深堀三和線の交差点、左側に南総合事務所がございます。県道深堀三和線は主要地方道野母崎宿線に接続しており、主要地方道野母崎宿線左下方向が、野母崎方面でございます。今回認定をお願いしようとする路線は黄色の線で示しております市道川原町5号線と県道深堀三和線とをつないでいる赤線の部分でございます。為石町24号線は新設道路でございますが、交通の円滑化と安全性の向上等を図るため計画されたもので、令和2年度の当初予算に計上している事業でございます。今回、用地交渉・買収を行うに当たり、路線の認定をお願いしようとするものでございます。  12ページをご覧ください。12ページには為石町24号線の起終点の写真でございます。道路の延長は623.4メートルでございます。  私からの説明は以上でございます。引き続き為石町24号線の計画概要につきまして、南総合事務所地域整備課長より説明いたします。 176 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 それでは、資料の13ページをご覧ください。A3の横開きになっている資料で、今回認定を予定しております為石町24号線を含む三和地区の位置図でございます。位置につきましては先ほどもご説明がありましたが、位置図左側から下側のオレンジ色の国道499号、黄色で示している三和地域センター前栄上交差点から右上のオレンジ色が一般県道深堀三和線、右側上が主要地方道野母崎宿線になります。右上の青い路線、川原町5号線から深堀三和線に接続している赤い破線が為石町24号線になります。位置図内の青い路線が整備済路線で、緑色の路線が現在整備中の路線、蚊焼町川原町1号線と蚊焼町1号線となります。為石町24号線につきましては、市町村建設計画に基づきまして、川原町(上揚地区)と為石町(南法丈地区)を結ぶ地区内のネットワーク道路で、合併特例事業債を活用して整備を進めている状況です。両地区を結ぶ道路につきましては、一方通行の道路以外に、主要な幹線である野母崎宿線のみで、野母崎宿線で災害や交通事故が発生した場合の有効な迂回路がなく、支障を来すことも考えられます。そこで交通の円滑化や地域住民の利便性向上などを図るため計画された幅員5メートル、延長623メートルの道路でございます。当該路線につきましては平成30年度に概略設計、令和元年度に測量や詳細設計などを実施しております。今年度につきましては、用地測量及び用地買収を行いまして、令和3年度より工事に着手したいと考えております。令和7年度の完成を目標に事業を進めているところでございます。  14ページをご覧ください。14ページには、参考に、今回の議案に関連する道路法及び道路法施行規則の抜粋を記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 177 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 178 ◯西田実伸委員 最後に説明があった為石町24号線です。確かに当初予算で言ったと、出したと言っていますけれども、具体的に覚えとらんとですよね。どういう感じで出したのか。先ほどこの為石町24号線の予算を当初予算で計上して、私たちも認めたんでしょうけれども、具体的にそれをいつどこでと言う気はないけれども、それはそれでいいや。そうしたらちょっと聞きますけれども、この予算というのはどのような形態なんですか。一般財源で出すんですか。それとも補助金で出すんですか。それとも過疎債か何かで出すんですか。 179 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 先ほどご説明させていただきましたけれども、合併特例債を利用しまして、今回道路事業を進めている状況でございます。 180 ◯西田実伸委員 全額を合併特例債で行うということですね。 181 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 ここの路線、先ほど言いましたけれども、為石町24号線、あと蚊焼町川原町1号線、蚊焼町1号線につきましては、合併特例事業債を利用して事業を進めている状況です。 182 ◯西田実伸委員 認識がなかったもんですから。そうしたら市町村合併のときに、これはこのまちづくりとしてこれが入っていたという理解でよろしいんですか。 183 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 合併のときに市町村建設計画というのを出していまして、そこの中で上がっている為石道路という道路になっております。合併特例債を利用しまして、現在事業を進めている事業になります。 184 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第145号議案「市道路線の認定について」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 185 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時21分=           =再開 午後3時30分= 186 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第115号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 187 ◯野瀬上下水道局長 第115号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第2号)」についてご説明申し上げます。今回の議案は小浦・大浜地区の送水管の布設替え及び長崎県市町村総合事務組合脱退に伴う職員給与費について、予算の補正をしようとするものでございます。  まず議案書の1ページをお願いいたします。まず、第2条の業務の予定量でございますが、主要な建設改良事業のうち配水施設事業について、10億7,292万7,000円に増額しようとするものでございます。これは水道施設統合整備事業の一環として、小浦・大浜地区に布設した送水管が漏水していることから、送水管の布設替え及びその原因調査などを行おうとするものでございます。次に、第3条でございますが、これは収益的収入及び支出の予定額を補正しようとするものでございます。まず、上の収入の表の補正予定額の欄に記載のとおり、第1款水道事業収益第3項特別利益を1,887万7,000円増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、水道事業収益の総額を118億7,147万8,000円にしようとするものでございます。  次に、下の支出の表の補正予定額の欄に記載のとおり、第1款水道事業費用第1項営業費用を42万8,000円、第3項特別損失を1,887万7,000円、それぞれ増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、水道事業費用の総額を105億4,040万9,000円にしようとするものでございます。  次に、議案書の2ページをお願いいたします。第4条でございますが、これは資本的支出の予定額を補正しようとするものでございます。下の支出の表の補正予定額の欄に記載のとおり、第1款資本的支出第1項建設改良費を6,380万円増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、資本的支出の総額を58億2,104万円にしようとするもので、この支出の補正に伴いまして資本的収支の不足額に対する補填財源につきましても、第4条本文記載のとおり改めようとするものでございます。
     次に、3ページ、第5条、債務負担行為でございますが、新たに小浦・大浜地区(径600ミリ)送水管布設工事ほか3件について、それぞれ期間及び限度額を定めようとするものでございます。次に、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございますが、これは職員給与費について、17億5,305万1,000円を17億7,192万8,000円に増額しようとするものでございます。  なお、議案書の6ページから22ページにかけましては、予算に関する説明書として、補正予算実施計画、給与費明細書、債務負担行為に関する調書、予定損益計算書、予定貸借対照表、予定キャッシュ・フロー計算書などを掲載いたしておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございますが、詳細につきましては、それぞれ担当課長から説明させていただきます。 188 ◯辻川水道建設課長 それでは、補正予算の詳細につきまして、上下水道局提出の委員会資料により、ご説明させていただきます。  補正予算の内容の前に、小浦・大浜地区の送水管損傷についての経緯をご説明いたしたいと思います。  恐れ入りますが、委員会資料の5ページの参考資料をお開きください。1.損傷した送水管についてご説明申し上げます。まず、下段のほうに記載しておりますイメージ図をご覧ください。損傷した送水管は水道施設統合整備事業の一環として、図中左の手熊浄水場から中央部の小浦ポンプ場、上段の木鉢配水槽及び女神大橋を経由いたしまして三和地区及び野母崎地区へ送水するために布設したものでございます。なお、送水管の布設工事は令和元年度に完了しており、本年度中に管の洗浄を完了し、令和3年度から手熊浄水場から給水する予定としていたものでございます。しかしながら、図、中段の赤色で示しています箇所で管体に漏水が繰り返し発生し、その都度修繕を行いましたが、現在まで漏水を防止することができておりません。なお、このことによる市民の方への給水については支障はございません。5ページの上段にお戻りください。(1)経過につきましては、ただいまご説明いたしましたとおりでございます。(2)工事名は小浦・木鉢地区送水管布設工事(その3)で、(3)から(5)の工期、工事内容、工事費でございますが、平成19年10月から平成21年3月にかけて口径600ミリ、プラスチック被覆鋼管を454メートル布設したもので、工事費は1億2,633万6,000円でございます。  6ページをお開きください。2.小浦・大浜地区の工事の状況についてでございますが、平成20年度から平成25年度にかけて行った当地区の主な工事の概要について掲載しております。上段の表は工事箇所ごとに採用した管種を掲載しております。管を布設する際にはダクタイル鋳鉄管とプラスチック被覆鋼管のいずれかを採用しており、そのうち1)、2)及び4)の工事につきましては、経済性及び交通量や作業スペースなどの施工性を勘案して有利となるプラスチック被覆鋼管を採用しています。なお、損傷したのは平成20年度に施工した表の太線囲みでしております2)の口径600ミリ、プラスチック被覆鋼管のみで、ほかの管につきましては損傷による漏水は発生しておりません。  8ページ、9ページをご覧ください。3.損傷に対する調査及び修繕の経過についてご説明いたします。8ページには経過を、9ページには送水管の損傷状況について、3段階に分けて写真でお示ししております。まず、8ページの経過についてご説明いたします。平成20年度に当該損傷箇所である小浦・木鉢地区送水管布設工事(その3)が完了いたしました。その後、平成21年度から平成27年度までに、小浦ポンプ場から木鉢配水槽までの送水管布設工事、小浦ポンプ場築造工事及び木鉢配水槽築造工事を完了いたしております。平成27年度には小浦ポンプ場から木鉢配水槽までの送水管に水を充填いたしましたが、平成29年2月に送水管内の圧力が低下が見られたため、1回目の漏水調査を実施したところ4か所の漏水を発見し、平成29年度から平成30年度にかけて第1回目の漏水修繕として4件の貫通腐食部を修繕いたしました。修繕した貫通腐食部ですが、右側9ページの写真でご説明いたしますと、最下段の第3段階で管の腐食が進行し、管に穴が空いて水が漏れている状態を示しております。また、これ以外にも上段には第1段階としてプラスチック被覆している塗膜の損傷、第2段階として塗膜損傷部分の鋼材が腐食している状態を写真でお示ししております。  8ページ中段に戻りまして、平成30年度に修繕が完了いたしましたので再度、水圧試験を実施しましたが、送水管内の圧力は回復しなかったため、埋設管等に電圧をかける手法により外面塗膜損傷の有無を確認する調査を実施したところ、15か所で塗膜に損傷があることを確認いたしました。この15か所の損傷箇所につきましては、令和2年度にかけて修繕を行いましたが、送水管内の圧力が回復しなかったことから、同年5月に2回目の漏水調査を実施したところ、さらに相当箇所において漏水音があることを確認いたしました。  10ページをお開きください。(2)損傷の状況について平面図で掲載しております。丸で色づけをしている箇所が損傷した箇所でございます。当該工事区間の全域にわたって19か所ございます。下段の表には、この19か所を掘削した際に判明した損傷について、管のどの箇所に傷が入っているか、その状況を段階別に記載しております。損傷は地盤と接する管の下部が多く21件確認されておりますが、下部のみでなく上部にも9件、側部にも7件の傷が確認されております。  11ページをご覧ください。4.管の損傷要因の検討状況についてでございます。当該送水管は法定耐用年数40年であり、将来の更新計画においては目標耐用年数を80年としておりますが、同地区に埋設したほかの管は損傷しておらず、この送水管だけが損傷していることから、その要因について以下のとおり検討を行いました。(1)埋設箇所の特性につきまして、(ア)海水の影響を受けやすい、(イ)岩盤が混在している箇所である、(ウ)バスなどの大型車も通行する箇所である、などの特性がございます。上記の今の条件においても管を布設することは長崎市内においては特異なことではなく、このことが損傷の主たる要因ではないと考えられます。次に、(2)製品そのものにつきましては、工場での製品検査や製品入荷時の受入検査も実施していることから、製造時、輸送時の傷とも考えられないとのことでした。これらの見解は妥当性があり、本市としても損傷の主たる要因ではないと考えております。さらに専門機関に調査を委託しましたが、鋼管成分、外面塗膜成分ともに規格値を満たしており鋼管には異常はないとの報告を受けております。次に、(3)施工上の要因につきまして、施工時において配管に直接影響を与えないように配慮して施工されたとの確認が取れております。したがいまして、施工中に管の表面を損傷したとは言いにくいと考えております。次に、(4)発注者の設計及び施工監督上の要因でございますが、(ア)設計時においては当該工事は開削工事であるため、施工中に試掘などで確認しながら施工することとしました。(イ)道路掘削において、施工業者から岩盤が出たとの報告があった際には管が岩盤に直接当たらないように布設するよう指示を行うなど、市は通常どおりの設計・施工監督を行っております。  12ページをお開きください。次に、(5)送水管の破損状況から推測される要因につきましては、埋め戻し後において、当該工事区間は海水の影響を受けやすい箇所であったことから、海水で埋戻土が流出し、送水管が直接岩盤に当たることにより塗膜に傷が入った可能性は否定できません。しかしながら、当該送水管は工事区間全般にわたり傷が入っていますが、区間内には岩盤が含まれていない区間もあることから工事区間におかれる塗膜の損傷は管の下側だけでなく、横側や上側にも見られたことから、全てが直接岩盤に当たったことによる傷とは考えられません。5.専門機関の見解でございますが、これらの検討を踏まえ専門機関である日本水道協会及び日本水道鋼管協会にも相談いたしましたところ、日本水道鋼管協会はこのように塗膜の損傷が激しいのは特異なことと考えられることから、協会としてその原因調査には大きな関心がある。日本水道鋼管協会としましては、このような損傷は今までに例がないことから、原因調査は必要であり、こちらからもお願いしたいとの回答がありました。このことを受けまして、原因調査や専門的な見解等については協力をお願いすることといたしております。6.今後の対応方針でございますが、これまでの調査、修繕及び要因の検討の結果を踏まえまして、1)当該工事区間の漏水等の箇所については、可能な限り調査及び修繕を行いましたが、繰り返し漏水が発見され、これまでの方法では損傷の原因及び全容を把握することが困難な状況であること、2)専門機関の見解においても、特異な事例であり、全容を把握するためには開削による原因調査が必要であること、さらには3)当該区間は水道施設統合整備事業のルートであり南部地区の施設統合を完了するために早期に復旧する必要があること。以上のことから、水道施設統合整備事業を完了するため、開削による布設替えを行い、併せて埋設されている鋼管の管体調査と埋設場所の土壌調査を実施することとし、水道施設統合整備事業の延期に伴い、南部地区の一部の浄水場の運営を令和3年度まで延長したいと考えております。  恐れ入りますが、1ページにお戻りいただきたいと思います。1.小浦・大浜地区送水管損傷に係る補正予算についてご説明いたします。(1)補正予算の概要につきましては、ただいまご説明しましたとおりでございますが、それに伴い送水管の布設替え及び原因の調査に係る費用を増額補正し、送水管の布設替えの影響により廃止時期を先送りにすることとなった三和及び野母崎地区の浄水場の運転監視等に係る事業費の債務負担行為を設定するものでございます。(2)事業内容につきましては、ア.小浦・大浜地区(径600ミリ)送水管布設工事といたしまして、小浦・大浜地区に布設している口径600ミリのプラスチック被覆鋼管を、口径600ミリのダクタイル鋳鉄管に470メートル布設替えを行う工事を実施するもので、全体工事費といたしまして2億9,900万円で、令和4年2月までの工期を予定しております。令和2年度分としましては5,980万円を計上し、債務負担行為を設定しております。また、イ.支障物件の移設補償費としまして、小浦・大浜地区の送水管の布設替えを行う際、ガス管が支障になることから、その移転に係る補償を行うもので、全体補償費としましては2,100万円で、今回の補正額としましては令和2年度に行うガス管仮設工の400万円を計上いたしております。次に、ウ.小浦・大浜地区管体・土壌調査業務委託ですが、漏水の原因究明を行うため、布設替え工事に併せて撤去管の管体調査と埋設場所の土壌調査をそれぞれ10か所ずつ行うもので、全体事業費2,070万円を限度額として債務負担行為を設定しております。  2ページをお開きください。次に、エ.学識者との協議としまして、調査する際に学識者の参加及び原因分析などの協議を令和2年度と令和3年度に行うこととしております。今回の補正額としましては、令和2年度分の42万8,000円を計上いたしております。最後に、オ.南部地区の浄水場の施設運転等に係る業務委託でございますが、令和3年度に実施いたします三和地区等水道施設運転保守点検及び浄水場運転監視等業務委託4,598万円と、野母崎地区水道施設運転保守点検等業務委託1,506万5,000円を限度額として債務負担行為を設定いたしております。なお、参考といたしまして、ただいまご説明いたしましたアからオの事業内容を一覧表としてまとめておりますので、ご参照ください。次に、(3)補正額でございますが、中段の表に記載しておりますとおり予算科目は第1款水道事業費用第1項営業費用第2目配水費で、補正額は42万8,000円と、第1款資本的支出第1項建設改良費第2目配水施設費において6,380万円を増額補正するものでございます。  3ページをご覧ください。(4)財源内訳でございますが、表の太枠に記載していますとおり全額自己資金でございます。次に、(5)債務負担行為(令和2年度設定分)でございます。令和2年度から令和3年度にかけて、契約が必要な次の工事、業務委託について債務負担行為を設定することとしております。それぞれの工事、委託の限度額、期間及び限度額の年度内訳につきましては記載のとおりでございます。最後に、(6)限度額の財源内訳を記載しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。引き続き総務課長のほうから説明をさせていただきます。 189 ◯瀬崎上下水道局総務課長 続きまして、2の長崎県市町村総合事務組合の脱退に伴う補正についてご説明いたします。資料は13ページから14ページとなります。まず、今回の補正は、長崎市全体で加入しておりました退職手当の支給に関する事務を行う一部事務組合である長崎県市町村総合事務組合からの脱退に伴う清算の結果生じた退職手当負担金還付金に関する予算のうち、上下水道局に係る部分について補正するものでございます。  資料13ページをお開きください。(1)の補正の概要でございますが、長崎県市町村総合事務組合からの脱退に伴う退職手当負担金の還付金につきましては、退職給付引当金に引き当てることとしておりますが、清算の結果、還付額が見込みを上回ったため、還付に係る特別利益及び引き当てに係る特別損失をそれぞれ増額しようとするものでございます。退職手当負担金還付金につきましては、当初予算において、2億1,217万3,000円を予定しておりましたが、清算時の確定額が2億3,104万9,199円となり、1,887万6,199円増加しております。還付金が生じた主な理由といたしましては、令和元年度の中途退職者におきまして、勧奨退職者が見込みを下回ったことにより、退職手当が減となったことによるものでございます。次に、(2)の補正額ですが、アの収益的収入は還付金を受け入れるための、その他特別利益を、イの収益的支出は退職給付引当金を引き当てるためのその他特別損失をそれぞれ表の一番右の補正額欄に記載のとおり、1,887万7,000円増額しようとするものでございます。次に、(3)の財源内訳につきまして全てその他となっておりますが、これはただいまご説明いたしました退職手当負担金還付金でございます。  資料の14ページをお開きください。(4)には参考といたしまして、退職手当に関する事務の流れについて記載いたしております。アの脱退前は1)のとおり、右側にあります退職者から長崎市に退職の申出を受けました後、2)により長崎市において退職手当の計算と決定を行い、事務組合に対して退職手当の支給を依頼いたします。その後、3)のとおり事務組合が退職者に対して退職手当の支給を行っておりました。イの脱退後は退職者から退職の申出を受けて、長崎市が退職者に直接、退職手当を支給することになります。  最後に、資料の15ページ及び16ページには、水道事業会計補正予算(第2号)の総括表を掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 190 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 191 ◯五輪清隆委員 今回、一度も使っていない配水管が漏れているということで、いろんな調査をしたけど、これ以上の調査を含めてまだするんでしょうけど、今の管を例えばプラスチックから鋳鉄に替えたときに本当にもう漏れないという自信はあるんですか。というのが、前のときに1億2,600万円ぐらい、今回は約3億円ぐらいの費用をかけてやるんですけれども、何が原因か決まっていない状況の中で、ただ単純にプラスチックから鋳鉄に替えることによって、それでもし止まらなかったらどうするのか。  私自身思うのは、いろんな専門家が今までした中で、原因が分からないんでしょう。また、改めてやっていこうということで、調査費とかなんとか上がっていますけれども、いろんなところ全国含めて条件が違うと思うんですけど、この区間の中でも同じところ、その土壌調査も比較はしたんでしょうけど、本当に何が何だか分からないというか。それをそのまま単純に水道の関係、三和地区の関係があるということでやりたいという気持ちは分かりますけれども、果たしてこの工事をしたときに、もし漏れたときはどうするんですか。 192 ◯野瀬上下水道局長 今の五輪委員のご指摘でございますが、これにつきましては資料の6ページのほうをご覧いただきたいと思います。  先ほど課長のほうからも説明しましたように、当該平成20年度から平成25年度までにこの1番から5番の工事を実施しております。そういった中で、耐久性につきましてはダクタイル鋳鉄管のほうが優位であるんですが、経済性それから施工性の観点からプラスチック被覆鋼管を採用したと。いずれにしても、日本水道協会の規格補償がある鋼管であったということでこれを採用したということでございます。そういった中で今回のような事態が生じていると。確かに委員ご指摘のように、原因が把握できていない中で大丈夫なのかというご指摘は我々もそこの点については検討というか同じような考えも生じましたが、この図の中で見ていただければお分かりになるように、2番の区間で漏水が生じております。同一の区間である3番のところにダクタイル鋳鉄管で同じ箇所に配水管を布設しておりますが、こちらのほうではこういった漏水といったことは生じておりません。我々としてこのダクタイル鋳鉄管であれば、耐久性が優位であること、また実際に同じ年度に同一の区間で布設したものが漏水は生じていないということから、ダクタイル鋳鉄管を布設すればこの区間においても漏水は生じないということで判断したところであります。しかしながら、委員ご指摘のとおり、これはこの区間だけのことではなくて我々が水道施設を十分に耐久性のあるものとして布設していく中では原因を究明する必要があると考えておりますので、そのことも併せて今回の工事の中でしっかり原因を追及して、これがなぜこういうことになったのかということについては、出来得る限りしっかり調査を追求して原因を究明していきたいと考えております。  以上でございます。 193 ◯五輪清隆委員 工事の関係1から5までありますけれども、いわゆる今回プラスチック製ということで経済性で選んだんでしょうけど、実際には1番、そして4番もプラスチック製ということでされております。やはりここの箇所だけプラスチック製とか、例えば5番なんかは鋳鉄管とか使用しているんですけど、どこを基準にしてこういうのは決定するんですか。当然プラスチックが使い勝手がいいとかあるんでしょうけど、例えばカーブが多いとかそういう関係でするんでしょうけど、例えば今までいろんな専門家の方に多分お聞きしたと思うんですけど、全国に水道管いっぱいあるわけですけど、こういうケースってなかったんですか。 194 ◯辻川水道建設課長 今、委員からご指摘、質問がありました内容でございますが、全国的なことも含めまして日本水道協会、日本水道鋼管協会とかにもお尋ねいたしました。ただ、こういうような同一箇所で同時期にこういう多数破損があるという事例はないということで伺っております。  管種の選定で、今おっしゃいました例えば1番はプラスチック被覆鋼管、5番はダクタイル鋳鉄管ということで、どういう意味合いでこういう選定をしているかということなんですが、先ほど委員のほうからもおっしゃったように当然経済比較とか、施工性とかということで決めているということではあるんですが、特にここの場所が路線的にカーブとか、ほかの地下埋設物とかいうこともありまして、それを切り回しながら配管をする際に、施工性がいい鋼管を使うことによって、ここの場所には鋼管でいいですよと。あと、例えば5番の箇所につきましては、地下水とかあったものですから、プラスチック鋼管であったら溶接する関係上、何らかの形で止水するような形の補助工法とかいうものもあるものですから、そういった施工性とか経済性を比較して水にも強いダクタイル鋳鉄管の継手のほうを採用したということで5番のほうはダクタイル鋳鉄管ということになっております。 195 ◯五輪清隆委員 確かにメーカー含めて検査してから通っているんでしょうけど、検査の方法は例えば1本1本何メートルという考えが決まっていると思うんですけれども、1本1本どういう検査をしているんですか。例えばこの工事の中で100本使用しますとなったときに、それを1本1本例えばレントゲンをやったりとか、そういうことはしているんですか。それとも、そういうやつをちゃんと皆さん方は確認して、こういうことが発生してから、メーカーからのそういう仕様書の関係とか検査書とかで見たんですか。 196 ◯辻川水道建設課長 今回のその破損した工事の箇所につきまして、当然材料を入荷するに当たっては、まず事前に承認願いというのを出していただきます。承認願いで、その材料の規格とかなんとかに沿って、こういう形で製品を作りますとか納入しますとかいうような形の承認図を出していただきます。それに基づきまして、今度は材料が入荷されるに当たりまして、この材料の1本1本のそういう成分とか規格がちゃんと合っているかどうかというものを一緒に添付されたような形で納入しておりますので、基本的にはそういうことで私らで確認してから材料が間違いないということで判断して使っている状況でございます。 197 ◯五輪清隆委員 そうしたらですよ、ほかの1番とか5番も含めて、まだ使用していないんでしょうけど、同じような土壌だとか、土壌も問題ないということであれば、いざ使用したときにそのプラスチック製というのは何か漏れる要素があるんじゃないですか。まだこれ使っていませんよね。水を流していませんよね。それで今あったのが1番と4番はプラスチック製でしょう。もしただ単純に2番だけ鋳鉄製に変えて、そこはもう漏れんようになったけど、その1番とか4番が漏れないという保証はあるんですか。土壌は全然変わらんとでしょう。ということは、私に言わせれば漏れた2番の管がやはりおかしいですよ。つないどるとやけんが。1番、2番、3番、4番、5番とつないでプラスチックや鋳鉄になっていて、土壌も何もありません、ほかのパイプも何も問題ありませんとなったら、やはり2番のプラスチック製が悪いですよ。もうそれしか考えられんですたい。多分皆さんもそう思っとると思いますよ。  やはりメーカーの信用問題ですから、こういうやつをしたら意外と工事の関係で、あそこの工事は何も使わないのに漏れたとばいってそういうことになりますから。やはり規格の関係があるんでしょうから、もう一度メーカーと話しをせんですか。やはりもう絞り込まないと。私は最初聞いたときは土壌やろうって思った。それが土壌は問題じゃないと。いろんな専門家に聞いたけど、問題ないと。そうしたら、2番だけがプラスチック製やったら分かるさ。1番から5番まで、ほかの箇所も使っとるとやけんが、ほかの箇所が漏れていないということは、やはり2番に使ったこのプラスチック製の管が悪いですよ。そこら辺り含めてこれ、はした金じゃないんですよ。1億2,000万円使って、また3億円使うとやけんが。そしてもしまた1番とか4番が漏れたら、またしないといけないんですよ。やはり原因をちゃんと判定した上でしないと、再発防止も含めて、やはりもう1回せんですか。私はそう思う。水道のことだからあまり言ったらいかんと思っていたけど。 198 ◯野瀬上下水道局長 委員が今、我々と同じ立場に立って非常に深い考察をしていただいたことには、本当に心から感謝申し上げたいと思います。我々も委員の今おっしゃったような管に原因があるのではないかといった思いは正直ございます。我々もそういった観点から我々の顧問弁護士のほうにこの管のメーカーに対して協議することができないかという相談をいたしました。顧問弁護士としては、我々の感情的な気持ちは分かるけれども、現時点で相手方に話をするその根拠が今現在見いだせていないと。そういった状態で相手方に話をすることは、相手方のガードを固めるだけで、何ら得るものがないと。そういった段階でお話しすることは、顧問弁護士としては取るべき手法ではないと。今、我々、長崎市上下水道局がやることは、まずこの原因をできる限り追及して、専門機関等に専門的な調査もする、あるいは学識経験者の方の協力も得て学識的な考察を行う、こういったことを行って、その上で根拠を得て相手方と話をするということが得策であるというアドバイスをいただいております。我々としては、今回、この布設替えの工事とともに、その調査の費用についても計上させていただいて、その話ができるような内容の根拠が得られるべく調査を行いたいと。これは調査をやってみないと相手方の瑕疵になるというような根拠が絶対に出てくるということは現段階では申し上げられませんが、我々としてはこれを全部掘り出して管体の調査、また土壌の調査、それからは専門家の知見を生かした考察、こういったことをお願いして我々として出来得る限りのことをやりたいと考えております。また併せて先ほど課長が説明しましたように、南部地区の統合事業の一環の管にもなっておりまして、ここがつながらないと、この10年間かけて布設してきました全部のルートが使えないということになるわけでございます。そのため、何とかここについては、二度同じ工事をするということで我々も本当に水道利用者の利用料金を使ってするということについては、もう誠に申し訳ないと思いますが、長期的に見た中では、今回、工事をさせていただいて管を、ルートをつなぐと。そして統合を進めるということが長期的な中では得策であると判断いたしまして、お願いしているわけでございますので、そこのところにつきましては、ご理解を何とかお願いしたいと考えております。  以上でございます。 199 ◯五輪清隆委員 平成29年から漏水が調査されとるとよね。ここ3年もしているんでしょ。それで今の状況では原因が究明できない。そしてまた改めていろんな調査を含めてやっていこうということになったときに、これ以上何を調査するんですか。これ既にもう調査しているんしょう。既に3年間ぐらいいろんな調査したけど、それでも駄目だから、管をプラスチックから鋳鉄管に替えていこうと。費用がかかってでもこれが将来的に一番いいからと言う。調査費用は私らでやる。今回初めて調査するなら分かります。今までも水道協会とか管の関係とか含めて、既に材質の検査とかなんとかしたんでしょ。これ以上何をするんですか。例えば発電所なんかに行けば、スプレー缶にレントゲン検査とかなんとか蒸気漏れの関係とか含めてするんですよ。ただ単純に管の関係、土壌の関係をしたならば、まだほかにしてないこと、あるんじゃないですか。私は素人やけん、よく分からんけど、例えば管をどこか閉めて圧をかけてから、どこか漏れてないかとか、そういう気密試験とかそういうやり方もあるんじゃないと。色をつければ、どこから漏れよるって分かるとやけん。そこが漏れてるときに管の厚さが幾らになっとるとかさ、例えばするですたい。やはり私が心配しているのは、例えば鋳鉄管に替えてから、100%漏れないという保証はないでしょう。ほかの箇所の1番、4番含めてプラスチック製を使いよるとやけん、何年かしたときに漏れた。そしてやはり鋳鉄管に替えないといかんねって。そういうところは予想されるんじゃないですか。ですから私は、管というのは、いろんな気密試験をすれば、ちゃんと蓋をしてすれば、漏れとかなんとかやはり分かるんですよ。多分メーカーはしているはずですよ。それでスプレーをかけてから、漏れているところがあればする、そういうやり方も含めてありますから。  メーカーにどうのこうのと言ったら、感情的にどうのこうのとか言いよるけど、私たちも感情的さ。1億2,000万円使ってしているのをまた改めて3億円使うとやけん。そういうところ含めて、第三者的に弁護士が言うとはそりゃ分かるさ。それで絶対直るというなら私はいいと思うけど、100%止まることが確信できんような状況の中で、そういうところが考えられたときに、やはりもう1回見直すべきと思うよ。  せんばいかんというのは分かる。それは南部をせんでもそっちの補償とかでするとすれば、やはり同じ市民やけん我慢できるさ。もし再度そこで漏れれば、別の箇所から漏れたら、また止めんばいかんとでしょうが。ほかにどういう調査をやるのか、そうしたら教えてくれんですか。今まで3年間でこういう検査をやりました。そして今度、いろんな調査をやるんでしょうけど、今後については今まで以上にこういう調査をやりますというのを提示してくれんですか。そうしたら理解するよ。今のままであれば、例えばこの委員会で通してから、もしそれが漏れたときに、どんな審査をしたのかって言われるだけですけん。そこら辺りを何かあれば教えて。 200 ◯中村事業部長 まず、番号1、2、4というのがプラスチック被覆鋼管でございますけれども、1、2、4、それぞれ別工事で行っておりまして、この工事が終わった時点では、それぞれの区間で水圧検査を行っております。その時点では、この2も含めて全てが所要の水圧に耐え得るということで、我々それを確認の後、検査して清算しているという状況でございます。その後、水圧をかけたままの中で2番のところで漏水が発見されたと。修繕した中でまだ漏水があったものですから、今度は地上からプラスチック被覆が破れているところが探査できる装置を1、2、4とも走らせまして、全て調査しました。その中では、2のみが、やはりプラスチックの被覆が破れているという状況が確認できたものですから、その2に限って15か所修繕を行いました。その修繕を行った際に現物から採取した鋼材と被覆について検査をしたという状況でございます。それが終わった後にも、また相当数の漏水音が聞こえたというときに1、2、4全ての漏水音の調査を行いましたけれども、2のみ漏水音が聞こえてきたということですから、1と4につきましては、我々としては十分健全な状態で残っているものと考えております。今後の調査につきましては、今までの調査は緊急を要したものですから、この管の材料メーカーを通して、試験検査機関に送ったという状況でございますけれども、今回10か所を予定しています調査場所につきましては、個別に第三者の機関に頼みたいと。土壌調査も管体調査も行いたいと。併せまして、専門の有識者につきましても、ご紹介いただいて既にメールでは連絡を取らせていただいた中では、ぜひこういう特異な例については現地に赴いて一緒に調査、原因究明したいという意向もいただいておりますので、この審議の後、ご承認いただければ直接お会いして状況、今後のスケジュールについて詳しくご説明するとともに腐食の専門の先生でございますので、調査機関等についてもその先生を通して第三者的な意見を述べていただけるようなところをご紹介していただいて究明していきたいと思っております。  それからダクタイル鋳鉄管の腐食に対する強度につきましては、我々来年で130周年の歴史がある中でも近代水道始まった当初から使われた管種で、それがずっと改良されていったダクタイル鋳鉄管というものでございまして、元来、鋼管よりは腐食に強いということは我々も認識していたんですけれども、今回、日本水道鋼管協会の認定品であり、またその被覆が強くて、しかも衝撃に強くて腐食を防止するものだというものから、先ほどから言いますように施工性・経済性を勘案して使ったという経緯はございますけれども、元来、ダクタイル鋳鉄管の耐腐食性の強さというのは経験上、また我々今まで維持管理している上でも十分認識しておりますので、今回はそういうことも含めてダクタイル鋳鉄管を布設したいと考えているところでございます。  以上です。 201 ◯五輪清隆委員 やはりそれはもうおかしかですよ。水圧検査を1、2、4したけど、最初はよかったけど後で漏れたということは。水圧検査でよかったけど後で漏れたんでしょ、やはり2番の製品が一番悪いですよ。決まっとるたい、2番が悪かったって。そうなったときに、私の気持ちはやはり丸々かぶったら駄目って絶対。メーカーに補償はさせんば。メーカーに補償をさせるには当然、専門のやつからどういう判断が出てくるか分からんけど、それを根拠にメーカーに、訴えるんじゃなくて、ちゃんと補償ばさせんね。1番も2番も4番も同じメーカーでしょう。あっ違うと。違うとね。〔発言する者あり〕違うと。〔発言する者あり〕メーカーが違うとや。それ入れんば。私は一緒のメーカーと思っとったけんさ。そうしたら2番を出したところが悪かさ。〔発言する者あり〕私は今回初めてかもしれんけど、例えばメーカーが違うのなら、1番と2番と4番のメーカーが違うなら、これはなおさら2番を出したメーカーが悪かさ。1と4のやつは、よかったったいね。1と4は出ないかもしれん。その2番については、幾ら検査は通っていても、同じような試験やって最初はよかったけど、水圧をかけたら、水を流したら漏れたということは、明らかにここのメーカーが悪かったい。ちゃんと調査を含めてした中で、そこのメーカーに対して補償か何か考えますか。そうせんことには、税金やけんが。 202 ◯野瀬上下水道局長 委員がご指摘された部分については、先ほども申し上げましたように、現時点で我々も委員が今ご指摘されたような思いというのは持っております。しっかり話をするために、全部管を掘り出して、九州大学の先生に今ご相談するようにしておりますので、そこからアドバイスを受けながら、何とかそういった話ができるような材料・根拠が出てこないかと。そういったことにたどり着くような調査をしっかりやっていきたいと考えております。その上で、そういったものが出てきた場合には、しっかりメーカーと話合いをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 203 ◯永尾春文委員 私も同じくこの漏水の問題についてお尋ねします。  8ページに損傷に対する調査及び修繕の経過というのがあります。平成29年2月から調査・修繕等を行っていますが、これまでにかかった調査費や修繕費は合計で幾らになるか教えてください。 204 ◯辻川水道建設課長 今の調査費に関してお答えいたします。  平成29年から現在までに修繕を19か所行っておりますが、修繕費用に関しましては6,000万円程度かかっております。〔「調査費も含めて」と発言する者あり〕調査費用に関しましては1,000万円ですので、修繕費用と調査費用で合わせて7,000万円程度かかっております。 205 ◯永尾春文委員 今、答弁があったように、工事費とは別にこれまでに7,000万円ほど調査費や修繕費が別でさらにかかっていることが分かりました。  もう1つ別の件でお尋ねします。11ページ、管の損傷要因の検討状況について、(2)の製品そのものの検討、五輪委員も先ほどからメーカーの在り方とか検査の在り方についてのご質問がありましたけれども、私も関連してお尋ねします。鋼管メーカーに対し、ヒアリングを行ったと書いております。施工上においてもヒアリングを行ったと書いております。まず、鋼管メーカーに対して、これまで先ほど私が言った調査、漏水調査や被膜塗装調査、このときにメーカーは現場に立ち会っていますか。 206 ◯辻川水道建設課長 今のご指摘の、製品そのものの調査に関しては鋼管メーカーのほうに委託しております。そのときの調査の段階で、鋼管メーカーのほうにもその材料の採取とかそういうことに関しまして、全てにおいてじゃないですけれども、現地に来ていただいたこともあります。その中で、その試料を採取した結果をもって鋼管メーカーのほうで、またさらにその専門機関のほうで鋼材と土質について成分分析していただいたということでございますので、鋼管メーカーを通じて調査を行っております。 207 ◯永尾春文委員 要するに、この生産した鋼管メーカーが現場でそういった鋼管そのものについて調査を行っているということで理解してよろしいんですね。その結果、ここに書いているとおり、メーカーにおいては、そういう瑕疵を認められないという回答があったということで、そういうふうに考えてよろしいんですか。確認のためにお尋ねします。 208 ◯辻川水道建設課長 製品を導入した製造メーカー、鋼管メーカーのほうで調査をしていただいております。  以上です。 209 ◯永尾春文委員 私もやはりこの件について、買った品物が悪くなった場合、今回は11ページにありますが、法定耐用年数は40年あるわけです。しかも市としては、この鋼管の目標耐用年数は80年を考えていたわけです。これが今回10年でもうめちゃめちゃになっているわけですよね。交換しないといけないって。これは大問題ですよ。公共施設マネジメントで今上下水道局もされていますよね。こんなことが起こったら全部駄目になります。絶対こういうことは今後あってはならないわけですよね。だからしっかりとこの原因を追及しなければならない。今回メーカーは立ち会っているものの、メーカーにおいてはそうじゃないと。そうじゃないと言ったって、もともともう19か所穴が空いているじゃないですか。タイヤのパンクで19か所の穴が空いて、メーカーが調べたけど、そうじゃありませんって、そんな回答あるはずないじゃないですか。穴がもう19か所空いているんでしょう。こんな鋼管ほかにあるんですか。あるんですか、お聞きします。 210 ◯野瀬上下水道局長 委員ご指摘のとおり、こういったことは、ライフラインを市民の皆さんに提供している我々としては、あってはならないというのは全く同じ認識でございます。この原因の追及をする中で、この中に記載しておりませんが、専門機関である日本水道協会、それから日本水道鋼管協会、こういった事例があるのかというご相談もして、ほかではないということも確認しております。また、九州の同様の県庁所在都市等ネットワークがございますので、我々のこういった事例について、ご説明して同様の事例が生じていないかということについてお尋ねをしましたが、そういった事例はないということでございまして、我々として、こういったことがあってはならないという中で、非常に特異な事例が発生して、そういった中でも、だからこそこの原因はしっかり追求する必要があると考えているところでございます。  以上でございます。 211 ◯永尾春文委員 せめて、これだけの瑕疵があるのであれば、同等物と交換じゃないんですか。法定耐用年数40年、うちは80年使おうと思っていた、その商品が10年で穴だらけって、これはどう考えてもメーカーの責任でしょう。法律上、問えないんですか。例えば今回の話で、まずメーカー名と商品名が何でこれ委員会資料に書いていないんですか。教えてください。 212 ◯辻川水道建設課長 今回使用したプラスチック鋼管の製造元は新日本製鉄でございます。販売元としましては日鉄パイプラインです。製造は新日本製鉄です。商品名としましては、水輸送用塗覆装鋼管ということで、一般的にはプラスチック被覆鋼管。〔「資料になぜその名前を載せていないのかという質問です」と言う者あり〕 213 ◯中村事業部長 先ほどからもご説明している内容だと思うんですけれども、材料自体の瑕疵がこの原因であるということが、まだ第三者機関を通して特定されていないという中で、プラスチック被覆鋼管と材料名を載せさせていただいて、瑕疵がはっきりして、例えば裁判での進捗状況の説明であるとか、相手方がはっきりしていてどういう争点で争っているということがはっきりしているのであれば、記載もするんですけれども、まだその辺りがはっきりしない中で、この委員会資料には載せなかったという状況でございます。 214 ◯永尾春文委員 先ほどの委員の質問でも、私もそうでしたけど、6ページの1番と2番と4番のプラスチック被覆鋼管は、これは同じメーカーかと思っていたんですよ。ここだけ起こっていると。そうじゃない方もいらっしゃったかもしれませんけど。ただ、今聞いたときに、この2番のメーカーは2番だけなんでしょう。1番と4番は違うわけです。先ほどから私が申し上げているのは、法定耐用年数40年の品物が10年でこれだけ損傷していること自体が瑕疵じゃないのかと。例えば同等物に交換してもらうとか、それか例えばそれ相当額のお金で担保するとか、そういったことが求められないんですか。 215 ◯中村事業部長 今我々が想定している中では、材料の問題であるとか、土壌の問題であるとか、様々な問題がふくそうしてといいますか、条件が逆に言うと整って、こういう腐食が起こった可能性もあるということも含めて1番、2番、4番のところの土壌もしっかりまた調査した中で、例えば材料じゃなくて、土壌の問題で、ここだけがほとんど元からは埋立地でございますので、その埋め立てたときの土質、材料、これらの違いということも考えられる。今までの調査の中では土壌にそういうものはないということではございますけれども、そこも含めて鋼管自体が原因であるということが今回の調査で判明したら、今、永尾委員が言われましたようなことで、それ相当の賠償を申し出ると。また、先ほどからの修繕費や調査費なども含めて、対象にならないかとか、そういうことは考えていくつもりではございます。  以上です。 216 ◯永尾春文委員 私の委員会資料の読み方がおかしいのかな。11ページに今、部長がおっしゃった埋設箇所の特性の検討には、このことが損傷の主たる要因ではないと書いているじゃないですか。海水、岩盤、大型車の通行。埋設のときも布設時の布製帯で保護したつり込み埋め戻し時には配管に直接影響を与えないような転圧に配慮。要するにこれは原因が分からないという意味の内容ですよね。何度も申し上げたいのは、メーカーが調べるべきじゃないんですかって。うちが調べることなのかと。例えば6ページに戻ると、1番と4番のプラスチック被覆は損傷がないわけですよ。2番だけ起こったわけですよね。ほかのメーカーのものは大丈夫やったと。何でここのメーカーだけこんなになるんですかと。メーカーが調べることじゃないんですかと。 217 ◯中村事業部長 永尾委員がおっしゃっていることは重々我々も認識しているつもりではございますけれども、仮にメーカーに委ねてメーカーの管材の問題ではないですという意見をいただいたときに、我々としても、はいそうですかと簡単に受け入れられるものではございませんので、それを第三者機関なり、専門の先生の知見も含めて我々自らが調査して、その後原因が特定できれば、その後の行動を起こしたいということから、我々が行うという判断をしているところでございます。 218 ◯永尾春文委員 考え方がどうも違うようで。19か所も損傷が起こっている異常事態なんですよ。メーカーからすれば、あなたのとこの商品は使えんばいって、なるわけですよ。だから私はメーカーもちゃんと出すべきだと思っているわけ。異常事態だから。これはメーカーとして品質を問われているわけですよ。だからメーカーは真剣になってこれは改善を、問題の追及をせんばいけん。させんばいけん。私はそう思うわけです。先ほどからちょっと話がかみ合わないのでこれまでにしますけど、私は個人的にはメーカーに、一体どういうことなんだと。あなたのとこの商品を信用して買って埋めたと。埋めたけれども、あなたのとこだけこんなになっていると。一体どうなっているんだとしっかりとメーカーに調べさせて、この原因を追及させるのも1つの方法だと思いますので、意見として述べさせていただきます。 219 ◯柿田 正委員 関連です。今の議論をお聞きしている中で、結局メーカーの方の意見とこちらの意見とが食い違う場合が出たときには裁判も起こすことは想定に入れているということでよろしいでしょうか。 220 ◯野瀬上下水道局長 我々としましては、しっかりした調査をさせていただく。その中でしっかりした根拠を得る。その場合にまず当然話合いをすることになろうかと思いますが、話合いで解決できないときには、話合いで我々の主張が一定検証があるのに向こうがのまないというときには、そういった訴訟に及ぶということも当然考えていくということになろうかと思います。  以上でございます。 221 ◯浅田五郎委員 私は、説明を事前に聞いたときには、それならいいじゃないのということを言っとったけど、ただ問題はやはり、最初これをやるときは大学の専門家の意見も聞いたの。ここに予算を今度組んでいるじゃない。今度こういう問題が起こったから初めて専門家の意見を聞くようになったのか、それだけ最初に。 222 ◯野瀬上下水道局長 採用する鋼管につきましては、委員が今ご指摘のような一つ一つの管種について一定保証が必要でございますので、そこは日本水道協会のほうがいろんな成分、規格といったものを検証して、これは耐久性があるという規格として認定するという仕組みになっております。一つ一つを学識経験者に見てもらって決めるという枠組みにはなっておりません。 223 ◯浅田五郎委員 最初に、予算化した1億2,600万円のときには大学の先生からいろんなご意見を聞いたんですか。協議会開いたの。 224 ◯中村事業部長 平成20年、まずこのプラスチック被覆鋼管を採用した際には、大学の先生じゃなくて水道関係をやっておられるコンサルティング会社に依頼して測量から設計、また管種の採用について我々と協議させていただいて、この管を採用しているという状況です。 225 ◯浅田五郎委員 それならその水道協会に責任を持たせんといかん。この人たちが全部管を決めて、これでいきなさいということでやって、はい分かりましたってことで1億2,000万円組んだわけだから。しかも、さっき聞いたら何か弁護士に聞いたら何と言っていいか分からんからちょっとというけど、そんな弁護士はないですよ。税金を納めている長崎市の顧問弁護士が長崎市のために不利になるようなことじゃなくて、その弁護士というのは長崎市のために一生懸命やってもらわんといかんのに、それはできませんよなんていう弁護士は初めて聞いたね。いやそれ調べましょうというのが普通ですよ。  そこで、私が言いたいのは今、永尾委員とか五輪委員も言ったけれども、私は皆さん方が予算を出すのに簡単に考えとったほうがいいじゃないですかと、古いのを新しく直すのは結構じゃないですかと、南部地区も助かるでしょうというぐらいに私は言っとった。しかし、お話を聞いてみたら、やはりこれは重大な問題で、議会として予算を簡単にするわけにいかないんで、この予算の中に、今こういう問題が起こっているから調査費として出しますというなら私は分かる。完全にあなたたちは工事費まで組んで予算出してきて、これを我々にのみなさいということは、ちょっと問題があるんじゃないかと。ということは、やはりあなたたちが言うには本当にもう1回弁護士に検討してもらうとか、あるいは水道協会がこれに対して責任を持って、それにあなたたちを指導したんであれば、ここを見てみたらなんか他人事みたいに書いてるじゃないですか。水道協会の方が、このことについて意見を述べているでしょう。水道協会の方がここに書いているじゃないですか。専門機関の見解など、私たちもそういうことは初めてだからもう1回一緒になって研究したいって。自分たちがこうされたいみたいにして長崎市にこれでいきなさいと言いながら、他人事みたいに言われたら困るから、これ日本水道協会と長崎市は争わないといけない、そのぐらいの覚悟を持って、納税者である市民に対する理解を求めない限りは今両委員が言ったようなことでこれは簡単じゃないと思いますよ。私たちは南部地区のために早くこれをやらしたほうがいいんだと思っているけれども、こういう問題が起こってそういう説明を詳しく聞くと、これやはり簡単じゃないということだけ申しときたいと思います。 226 ◯野瀬上下水道局長 今、委員から弁護士が長崎市のことを考えていないんじゃないかということでございますが、弁護士は長崎市にとって何が一番有利になるかと。弁護士としては現状、今話をしてもなかなか相手方をのませることは難しいと。まずはしっかりした調査をして、その中で材料を得て相手方と交渉するというのが長崎市にとってベターであるということを我々にアドバイスいただいたと、私ども理解しております。  したがいまして、先ほど申し上げておりますように非常に私どもとしてもこれまで1億数千万円の費用をかけて布設した管を使う前に布設替えするということについては、もう誠に申し訳ないと、市民の皆さんに対して申し訳ないと思っておりますが、長期的な中では今回工事をさせていただくということが市民の皆様にとっても負担を一番小さくする方法だということでございますので、ぜひご理解をいただきたいと思っております。  以上でございます。 227 ◯浅田五郎委員 弁護士の話よく分かった。ならば、あなたたちは弁護士に対して物申さなきゃならないことは、少なくとも水道協会のほうから指導いただいて、これだけの物とかメーカーとか決めたんだから、少なくともあなたたちはそれに従ってやってもらわないと駄目ですよ。そして、はっきりきちっとこれ、おかしいのはおかしいと。こういうことだから長崎市のために法廷闘争やりたいと、やらせてもらいたいということであるならいいけど。  あなたたちも上下水道局長なり、あるいは事業部長になって、そんなに長くないと思います。それを今責任を負わされているけれども、決して恥ずかしいことじゃないわけだから、それはそれ、これはこれとして、きちっとやはり正さない限りは、2人の委員たちが言って私黙って聞いていて、これはやはり重大な問題だなと。簡単に今日の委員会でこれを通したら、この2人の委員たち一体何を言ったんだろうかとなりますから、やはり真剣に我々は考えていかなきゃならないと、そのように思います。言う以上はやはりそこまで責任持って言ったはずだから、私もそれを受けて今言っているわけだから、あなたたち事業部長、上下水道局長になったばっかりで、あなたたちがなる前に起きた問題だから、あなたたちが責任取るんじゃなくて、逆に言うならばあなたたちが取る責任は何かと言うたら納税者のために正しい判断をすることが、市民のための上下水道局であるということだけは忘れないでください。  以上です。 228 ◯野瀬上下水道局長 確かに私が昨年の7月からでございますが、行政というのは継続性でございますので、布設したときに上下水道局長が誰なのかということではなく、これはもう上下水道局として市民の皆様から料金を頂いて、しっかりライフラインとしてサービスを提供すると。これは私ども長崎市上下水道局全体の組織としての責務でございますので、これはしっかり果たしてまいりたいと考えております。  また、先ほども申し上げましたように、この工事費用については、非常に多額の費用をかけるということについては非常に申し訳なく思っておりますが、先ほども申しましたように、長期的な中では、この方策が市民の皆様にとっても最小の費用になるということで私どもそういうことで、ここの場で説明させていただいて、それを実際に確実に履行できるように最大限の努力をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 229 ◯浅田五郎委員 あなたの答弁よく分かったからね、要は、間違いなく今日のこの議案として我々としては承服しかねる。きちっとやはり調査し、原因を追及し、両委員が言ったようなことを納税者である市民が納得するような回答を持ってきて初めて議案を提案して、し直していただきたいということだけをはっきり申しておきたいと思います。 230 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、暫時休憩します。           =休憩 午後4時45分=           =再開 午後4時59分= 231 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見はございませんか。 232 ◯五輪清隆委員 第115号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第2号)」について意見を申し上げます。  この工事については、私自身一番感じたのは、まさにいろんな調査しながらでも原因が分からずにここ3年間しているわけですけれども、今回については、原因を確実に調査すること。そして今回については専門家とかそういう方がするわけですから、何らかの方向性が出ようかと思っています。私は一番思うのは3億円かけて今度するわけですから、1億2,600万円はもう捨てたようなお金なんですよ。まさに税金をこういうことに無駄遣いするのは決して許されることじゃないと思っています。特に今回、1から5までありますように、例えば同じような工事であれば、なぜ同じような管にしなかったのか。当然、費用の関係とか使い勝手の関係があろうかと思いますけれども、そういう意味で今回新しい鋳鉄管ということで使用しますけど、今回使う鋳鉄管についてもやはり上下水道局として専門家じゃないわけですから、専門家の立場の中で、ある程度というか大丈夫だという証明をいただいて工事していただきたいということで思っています。それと一番あるのは、何が原因かというと私は土壌じゃないのかなということで思っていました。しかし、今回聞けば1、2、4はそれぞれメーカーが違うということですから、専門家の皆さんの意見を聞いて、その管が原因だということで、はっきりすれば賠償補償もするような強い対応でお願いしたいということで、賛成意見といたします。  以上です。 233 ◯浅田五郎委員 あなたたち責任ないさと私は言ったけど、やはり役人として継続が行政の仕事ですよということを言ったんだから、あなたたちの責任がないからいいんじゃないかというわけにもいかんだろうし、いずれにしても今皆さんの意見があるように、やはり納税者が理解するような対策をやるためには、もう一度この調査をきちっとやる。その代わりそのために南部地区の水道を遅らせるわけもいかないだろうし、そういうことを条件にしてもう1回ちゃんと調査をやりますと。そういうことを条件にしてこの予算は私どもは通したいと。そしてあなたたちが期待のある水道行政をやってもらうように、さらなるお願いをしておきたいと思います。  以上、終わります。 234 ◯永尾春文委員 私も賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。  今回の事案は、法定耐用年数が40年あるものが、たった10年で取り替えなければならなくなったという本当に非常事態です。今回のことをしっかりと調査していただいて、市民の方が今回のことについて納得する答えを出していただきたい。それに裁判が必要であれば、しっかりと裁判にも強く臨むような形で、何としてもこのことについて市民に理解していただくような結果を出していただきたいと。一方で、もう令和4年度から、南部のほうにも送水をしなければならないという、もう1つの市民の皆さんへのサービスの提供が滞ってはならないという意味では、鋳鉄管を埋設して早急にこの事態を打開しなければならないというのも理解をする意味で、賛成の意見として述べさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
    235 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら、私のほうからも一言、言わせてもらいます。  1、2、4については、私も今の質疑があるまでは、同じメーカーのものだと思っておりました。そういう中で、2だけにそういう損傷が出ているということについては、やはりメーカーの原因が一番じゃないかなと私は思っておりますけど、これは原因が分かるまではどうなるか分かりませんけれども、もし原因が分かった場合には皆さんが言われるように厳正に対処していただいて、メーカーにとっても恥ずかしいことですから、今までこういう事例がないということはメーカーにとっても本当にみっともないことですから、やはりそういったところを含めて強く要求していただきたいと思っております。私は採決権がありませんので、それ以上申しませんけれども、そこのところよろしくお願いします。  ほかにないようでしたら、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第115号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第2号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 236 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後5時5分=           =再開 午後5時9分= 237 ◯筒井正興委員長 委員会を再開します。  次に、第116号議案「令和2年度長崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 238 ◯野瀬上下水道局長 第116号議案「令和2年度長崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。  この議案は市町村総合事務組合脱退に伴う職員給与費について、先ほどご審議いただきました水道事業会計の補正予算と同様に、予算を補正しようとするものでございます。議案書の1ページをお願いいたします。まず、第2条でございますが、これは収益的収入及び支出の予定額を補正しようとするものでございます。まず、上の収入の表の補正予定額の欄に記載のとおり、第1款下水道事業収益第3項特別利益を2,189万7,000円増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、下水道事業収益の総額を133億8,835万6,000円にしようとするものでございます。次に、下の支出の表の補正予定額の欄に記載のとおり、第1款下水道事業費用第3項特別損失を2,189万7,000円増額し、右の計の欄の一番上に記載のとおり、下水道事業費用の総額を119億196万円にしようとするものでございます。次に、第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございますが、これは職員給与費について、8億4,488万1,000円を8億6,677万8,000円に増額しようとするものでございます。  なお、議案書の4ページから17ページにかけまして、予算に関する説明書として補正予算実施計画、給与費明細書、予定損益計算書、予定貸借対照表、予定キャッシュ・フロー計算書などを掲載しておりますので、ご参照いただきますようお願いいたします。  私からの説明は以上でございますが、詳細につきましては、担当課長から説明させていただきます。 239 ◯瀬崎上下水道局総務課長 それでは、委員会資料の1ページをお開きください。1.長崎県市町村総合事務組合の脱退に伴う補正についてご説明いたします。(1)の補正の概要ですが、先ほどご審議いただきました水道事業会計と同様、長崎県市町村総合事務組合からの脱退に伴う退職手当負担金の還付額が見込みを上回ったため、所要額の補正を行おうとするものでございます。退職手当負担金還付金につきましては、当初予算において1億1,884万4,000円を予定しておりましたが、清算時の確定額が1億4,074万947円となり、2,189万6,947円増加いたしております。還付金が生じた主な理由といたしましては、水道事業と同様、令和元年度の中途退職者におきまして勧奨退職者が見込みを下回ったことにより、退職手当が減となったことによるものでございます。次に、(2)の補正額でございますが、水道事業会計と同様、アの収益的収入、その他特別利益及びイの収益的支出、その他特別損失をそれぞれ表の一番右の補正額欄に記載のとおり、2,189万7,000円増額しようとするものです。次に、(3)の財源内訳につきましても、水道事業と同様、事務組合からの退職手当負担金還付金でございます。  資料2ページには、参考といたしまして、退職手当に関する事務の流れについて記載いたしておりますが、水道事業会計の内容と重複いたしますので、説明は省略させていただきます。  最後に、資料3ページ及び4ページには下水道事業会計補正予算(第1号)の総括表を掲載しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 240 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第116号議案「令和2年度長崎市下水道事業会計補正予算(第1号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 241 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後5時13分=           =再開 午後5時14分= 242 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、上下水道局の所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 243 ◯相川料金サービス課長 訴訟の現況についてご説明させていただきます。  委員会資料、お手元の上下水道局作成の委員会資料でございます。その所管事項調査、訴訟の現況についての1ページとなっております。本件につきましては、さきの6月議会の所管事項調査においてご報告いたしましたとおり、相手方より支払い督促の内容を認めた上で分割払いを希望する旨の異議申立てにより訴訟に移行したもの、それについて前回ご報告いたしましたが、その分でございますが、資料上段記載の一審と書いてございますところ、そこの2回の口頭弁論期日いずれにも相手方が出頭されませんでした。7月29日に判決がなされましたことから、その内容についてご報告するものでございます。判決の内容につきましては、資料下段に記載のとおり、相手方に対し未納の水道料金を支払うよう長崎市の請求どおりの判決となっております。なお、相手側がこれに従わないときは債権差押えの手続を予定しております。概要は以上でございますが、今後ともこのような司法制度を活用するなど、未収金の圧縮と適正な債権管理に努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 244 ◯筒井正興委員長 ただいまの説明に対し、ご質問等はございませんか。  それでは、以上で上下水道局の所管事項調査を終了いたします。  暫時休憩します。           =休憩 午後5時16分=           =再開 午後5時16分= 245 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔閉会中の決算審査の日程について協議した結果、 10月12日及び13日の2日間とすることに決定し た。〕 246 ◯筒井正興委員長 それでは、これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会は、明日本会議が10時から入っておりますので、本会議終了後、時間は後ほどお知らせしますので、当委員会室で開会いたします。           =散会 午後5時18分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 筒井 正興 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...