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03月24日-03号

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  1. 愛川町議会 2020-03-24
    03月24日-03号


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    最終取得日: 2023-04-19
    令和 2年  3月 定例会(第1回)      令和2年第1回愛川町議会定例会会議録 第3号令和2年3月24日-----------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名について 日程第2 町長提出議案第1号      愛川町空家等対策協議会条例の制定について 日程第3 町長提出議案第2号      愛川町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第4 町長提出議案第3号      愛川町印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 日程第5 町長提出議案第4号      愛川町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第6 町長提出議案第5号      愛川町町営斎場条例の一部を改正する条例の制定について 日程第7 町長提出議案第6号      愛川町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第8 町長提出議案第7号      愛川町公共下水道事業の設置等に関する条例及び愛川町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第9 町長提出議案第13号      令和2年度愛川町一般会計予算 日程第10 町長提出議案第14号      令和2年度愛川町国民健康保険特別会計予算 日程第11 町長提出議案第15号      令和2年度愛川町後期高齢者医療特別会計予算 日程第12 町長提出議案第16号      令和2年度愛川町介護保険特別会計予算 日程第13 町長提出議案第17号      令和2年度愛川町公共下水道事業会計予算 日程第14 町長提出議案第18号      令和2年度愛川町水道事業会計予算 日程第15 町長提出議案第21号      令和元年度愛川町下水道事業特別会計補正予算(第3号) 日程第16 議員派遣について 日程第17 議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査について 日程第18 広報広聴常任委員会の閉会中の所管事務調査について-----------------------------------出席議員(16名)      1番   岸上敦子      2番   茅 孝之      3番   阿部隆之      4番   鈴木信一      5番   佐藤りえ      6番   玉利 優      7番   熊坂崇徳      8番   木下眞樹子      9番   佐藤 茂      10番   小林敬子      11番   井出一己      12番   渡辺 基      13番   山中正樹      14番   馬場 司      15番   小島総一郎      16番   井上博明-----------------------------------欠席議員(なし)-----------------------------------説明のため出席した者 町長          小野澤 豊 副町長         吉川 進 総務部長        柏木 徹 総務課長兼選管事務局長 奈良幸広 企画政策課長      小川浩幸 財政課長        豊島義則 管財契約課長      中村健二 民生部長        澤村建治 環境経済部長      和田 康 建設部長        家城博昭 下水道課長       大貫 健 会計管理者       中村美雪 教育委員会 教育長         佐藤照明 教育次長        山田正文 消防長         石川省吾 水道事業所長      越智卓也-----------------------------------事務局職員出席者 事務局長        中山卓也 主幹          渡辺友巳 書記          佐藤邦彦-----------------------------------     午前9時12分 開会 ○議長(馬場司君) ただいまの出席議員は16人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりですから、ご承知願います。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名についてを議題とします。 会議規則の規定により、会議録署名議員を指名します。       7番 熊坂崇徳議員       8番 木下眞樹子議員 以上の両名にお願いいたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) この際、日程第2から日程第14までを一括議題とします。 ただいま一括議題としました各議案は、それぞれ所管の常任委員会へ審査を依頼したものです。 これより各委員会から審査報告を求めます。 総務建設常任委員会委員長、佐藤りえ議員、報告を願います。 ◆5番(佐藤りえ君) それでは、総務建設常任委員会の審査報告を申し上げます。 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、愛川町議会会議規則第72条の規定により報告いたします。 初めに、1、審査の経過についてであります。 (1)のア、委員会の開会の日時でありますが、令和2年3月12日、16日及び18日の3日間、いずれも午前9時から。以下、場所、出席委員等については省略させていただきます。 次に、2ページ下段及び3ページをご覧ください。 2、審査の結果であります。 総務建設常任委員会に付託されました記載の全議案について「原案のとおり可決すべきもの」と決定いたしました。 続きまして、各議案に対する主な質疑要旨であります。時間の関係もありますので、質疑・答弁の一部抜粋または、要約により報告させていただきます。 4ページをご覧ください。 初めに、条例議案であります。 町長提出議案第1号「愛川町空家等対策協議会条例の制定について」であります。 「本協議会を設置する主な目的について」という質疑に対しまして、答弁下から4行目、「空家等対策計画の策定をはじめ、空き家の発生抑制や利活用方策等について、専門的な立場からの意見を伺い、さらなる空き家対策の推進を図ることを主な目的として、本協議会を設置することとしたものです。」という答弁でありました。 次に、4ページ下段をご覧ください。 町長提出議案第6号「愛川町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」であります。 「条例改正の背景について」という質疑に対しまして、「保証人の債務保証などを見直す民法の一部改正をはじめ、近年における身寄りのない単身高齢者等の増加など、公営住宅を取り巻く状況を踏まえ、平成30年3月30日付で国土交通省より、住宅に困窮する低所得者への住宅提供を図るための通知がされたところです。内容は、保証人を確保できないために入居できない事態が生じないようにすること、また併せて、公営住宅管理標準条例案から保証に関する規定を削除することでした。」という答弁でありました。以下省略いたします。 次に、町長提出議案第13号「令和2年度愛川町一般会計予算」についてであります。 初めに、3月16日月曜日に審査を行いました旧総務所管事項についての主な質疑要旨でありますが、5ページ中段から11ページ上段までとなります。 9ページ下段をご覧ください。 財産管理経費「普通財産売却に係る支障物件移設工事の詳細について」という質疑に対しまして、「旧中津出張所跡地については、県央愛川農業協同組合との売却協議が調い、新年度において売却を予定していることから、売却に伴い支障となる旧中津出張所建物北側の築山に植樹している町の所有物件で黒松のほか、黒松の木標柱や石碑の3物件について、ありんこ作業所南側の一本松公園に移植及び移設工事を行うものです。」という答弁でありました。 続いて、11ページ中段をご覧ください。 3月18日水曜日に審査を行いました旧経済建設所管事項についての主な質疑要旨でありますが、11ページ中段から15ページ上段までとなっています。 14ページ中段をご覧ください。 道路橋梁一般管理費「道路行政諸団体等負担金が前年度当初予算と比較して増額した理由について」という質疑に対しまして、「令和元年度に神奈川県が実施した角田の海底谷戸沢の砂防堰堤工事などに伴う神奈川県治水砂防協会への事業費割会費が20万円の増額となったことや、台風などの災害において道路への倒木を速やかに撤去し、町道の安全と円滑な通行を確保するため、労働安全衛生規則に定められたチェーンソーの特別教育講習を受講し、災害への備えに万全を期すもので、道路課職員11名分、28万6,000円が増額となったことが主な要因です。」という答弁でありました。 次に、15ページの下段をご覧ください。 町長提出議案第17号「令和2年度愛川町公共下水道事業会計予算」についての質疑要旨であります。 浸水対策基本計画業務浸水対策基本計画業務の詳細について」という質疑に対して、答弁の上から4行目「令和2年度の「浸水対策基本計画業務」では、場内の施設や町の洪水ハザードマップによる浸水に関する情報等の収集及び整理をはじめ、施設の周辺環境や地形、地勢等を把握する現地調査などを実施し、これらの情報や調査結果を踏まえ、対策が必要な建物や構造物、機械・電気設備について、浸水時の水圧に対する建物の補強や防水化、さらには、浸水による水没を防止するための設備等の移設や優先度など、基本的な対策の方針を決めるための業務委託です。」という答弁でありました。 最後に、16ページをご覧ください。 町長提出議案第18号「令和2年度愛川町水道事業会計予算」についての質疑要旨であります。 建設改良整備事業戸倉浄水場浸水対策工事の詳細について」という質疑に対して、答弁の下から4行目「浸水対策工事の内容は、浸水による原水の水質汚染を防ぐことを優先し、水源である井戸のうち、初めに、戸倉浄水場より地盤高が低い場外に位置する戸倉第4水源の躯体を鉄筋コンクリート構造物で5メートルの高さにかさ上げする対策工事を予定しているものです。」という答弁でありました。 なお、その他の主な質疑要旨については、後ほど、お目通しいただきたいと思います。 また、議案第2号及び第7号に対する質疑はありませんでした。 以上で、総務建設常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(馬場司君) 教育民生常任委員会委員長熊坂崇徳議員、報告を願います。 ◆7番(熊坂崇徳君) それでは、教育民生常任委員会審査報告を申し上げます。 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、愛川町議会会議規則第72条の規定により報告いたします。 初めに、1、審査の経過についてであります。 (1)のア、委員会の開会の日時は、令和2年3月12日、17日及び19日のいずれも午前9時から。以下、場所、出席委員等については省略させていただきます。 3ページ及び4ページをご覧ください。 2、審査の結果であります。 教育民生常任委員会に分割付託されました記載の全議案について「原案のとおり可決すべきものと決定」いたしました。 続きまして、各議案に対する主な質疑要旨であります。時間の関係もありますので、一部の質疑・答弁の抜粋または要約により報告させていただきます。 5ページをご覧ください。 最初に、条例議案であります。 まず、町長提出議案第3号「愛川町印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」であります。 「一部改正の背景について」という質疑に対して、「本条例の改正は、成年被後見人の人権が尊重され、成年被後見人であることを理由に不当に差別されることがないよう、昨年6月に成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されたことに伴い、国の印鑑登録証明事務処理要領が改正され、一定の要件を満たした成年被後見人については、印鑑の登録ができることとされたため、所要の改正を行うものです。」という答弁でありました。 次に、下段をご覧ください。 町長提出議案第5号「愛川町町営斎場条例の一部を改正する条例の制定について」であります。 「条例を改正する理由について」という質疑に対しまして、答弁の上から2段落目、「経過年数とともに維持管理経費が増加してきているほか、近年の核家族化や少子・高齢化の進展等に伴い、通夜や告別式を行わない火葬のみの利用者が増加傾向にあるなど、愛川聖苑における利用形態は大きく変わりつつあります。こうした中、町外住民等の式場使用料については、平成27年7月から通夜、告別式ともに、それぞれ2万5,000円の引上げを行うなど使用料の適正化に努めてきましたが、今回、斎場という施設の特性を踏まえ、今後も適切かつ長期的な施設の維持管理を図るため、供用開始当初から無料としていた町内住民等に係る火葬炉使用料についても、火葬に要する経費や県内の公設斎場の使用料との均衡等を考慮し、本年10月から有料とする条例改正を行うものです。」という答弁がありました。 次に、6ページ中段をご覧ください。 町長提出議案第13号「令和2年度愛川町一般会計予算について」であります。 初めに、3月19日木曜日に審査を行いました民生部の所管事項についての主な質疑要旨であります。6ページから11ページまでとなっています。 8ページの中段をご覧ください。 「健康づくり普及啓発事業費地域健康づくり事業の詳細について」という質疑に対して、「本事業は、健康寿命の延伸を図ることを目的とし、地域の中で住民が自主的に健康づくりの行動ができるよう支援するため、平成28年度よりモデル地区健康づくり事業として実施してきたものです。」 1段落省略しまして、下段から4行目、「新年度から名称を「楽らくクラブ支援事業」と改め、さらに地域の皆さんに主体性を持って取り組んでいただくとともに、支援の一部を民間業者に委託することで新たに健康運動指導士を派遣するなど、より専門性の高い支援内容としていきたいと考えています。」という答弁でありました。 続いて、12ページをご覧ください。 次に、3月17日火曜日に審査を行いました教育委員会所管事項についての主な質疑要旨でありますが、12ページから17ページまでとなっています。 12ページ下段をご覧ください。 「給食配送業務等委託事業費、事業の詳細について」という質疑に対し、「本年9月から開始予定で準備を進めている親子方式による給食を中学校に配送する経費については、小学校給食室で調理した給食を入れた食缶と中学生が使用する食器等をコンテナに納めて配送車に積載し、対象となる中学校へ配送する業務及び給食終了後に使用済みの食缶や食器等を中学校から小学校まで返却する業務となっています。 また、中学校に運ばれました給食を給食時間に生徒が取りに来るまで安全に保管し、生徒がコンテナから食缶や食器等を運び出す際や、食べ終わった後の食缶や食器等をコンテナに戻すときの補助などを行う補助員の配置に係る経費も含んでいます。」という答弁でした。 なお、その他の主な質疑要旨については、後ほど、お目通しをいただきたいと思います。 次に、18ページをご覧ください。 町長提出議案第14号「令和2年度愛川町国民健康保険特別会計予算」についての質疑要旨であります。 下段をご覧ください。 「疾病予防事業費糖尿病重症化予防事業の詳細について」という質疑に対し、「本町における医療費の上位を占める主な疾病は、慢性腎不全や糖尿病、高血圧症などのいわゆる生活習慣病が挙げられることから、生活習慣病の重症化による合併症を予防するため、前年の特定健康診査の結果から、空腹時血糖126ミリグラム・パー・デシリットル以上、またはヘモグロビンエーワンシー6.5%以上の方を対象に、血糖値等の改善、新規人工透析移行者の減少により医療費適正化を図ることを目的とし、保健師、管理栄養士による生活指導や栄養指導を実施しています。」という答弁がありました。内容については省略いたします。 その他の質疑事項につきましては、後ほどご覧いただきたいと思います。 次に、19ページをご覧ください。 町長提出議案第16号「令和2年度愛川町介護保険特別会計予算」についての質疑要旨であります。 「居宅介護サービス計画給付費負担金、前年度と比べ増額している理由について」という質疑に対し、答弁の2段落目、「利用件数について、過去の給付実績や要介護認定者数の将来推計により見込むこととしており、令和元年度は8,760件分で1億2,812万7,000円を計上していましたが、令和2年度は新規の要介護認定者数を年間で408人増加と推計し、9,168件分の1億3,409万4,000円を見込んだことから、前年度と比較して596万7,000円の増額となったものです。」という答弁でありました。 以上が主な内容となります。 なお、議案第4号「愛川町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第15号「令和2年度愛川町後期高齢者医療特別会計予算」に対する質疑はありませんでした。 以上で、教育民生常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(馬場司君) 以上で、各委員長の報告は終了いたしました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) ただいまの委員長報告にご質疑のある方はご発言願います。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより討論に入ります。 町長提出議案第1号から第7号及び町長提出議案第13号から第18号までを一括でお願いいたします。 初めに、反対意見の発言を許します。 13番山中議員。 ◆13番(山中正樹君) 町長提出議案第5号「愛川町町営斎場条例の一部を改正する条例の制定について」に対する反対討論を申し上げます。 そもそも、この条例案は、ほぼ同じ内容で昨年の3月議会において町長から提出され、否決されています。 前回と異なる点は、有料化対象が町内在住者、いわゆる町民全員だったものが、町民税非課税世帯を対象外としたことと、施行日を7月から10月にしたこと、つまり周知期間を3か月から6か月に延ばしたことの2点であり、無料であった5つの項目を8,000円から4,000円まで有料化するという骨子は変更がありません。 しかし、20年以上にわたって無料だったものを有料化するに当たり、燃料費等の経費相当分として灯油代、電気代、火葬技師の人件費で合計8,239円のコストを根拠に、12歳以上の場合、8,000円としているとのことですが、結果として収入見込額は136万8,000円にすぎず、最もコストがかかる火葬炉の修繕や火葬棟の維持管理経費は賄えないとのことであります。つまり、値上げの根拠が不明確であり、長期的な視点が欠けているという昨年の指摘にも応えられていないことになります。 また、昨年の改正条例案の反対理由として、平成31年度予算が黒字であるということも挙げられていましたが、いまだ年度が終了しておらず、その結果が見えません。収支に対する昨年の質疑に対しても、黒字を目指しているわけではないとの答弁がありました。そうしたやり取りの中で、なぜこの時期に有料化をするのか疑問でならない。あまりにも唐突という意見が出ています。 今回分かってきたことは、令和2年度の当初予算においては赤字を見込んでいるということ。しかし一方で、平成30年度決算においては、収支状況も600万円余りの黒字となっているということです。 こうした事実から見えてくることは、まさに急ぐべき案件でないということです。それでも町長が急ぐ背景として考えられるのは、近年における式場使用料の収入減です。 昨年の改正条例案の提案説明でも、通夜や告別式を行わない火葬のみの利用者が増加傾向にあると述べられており、この1年間を見ても、町内住民の式場不使用の火葬のみの利用件数は35.2%から45.1%と約1割も増加しています。確かに、葬儀の形態が変容してきていることは理解できるところであり、これが愛川聖苑の収入減少の要因になっています。 平成27年に町外住民等の式場使用料をそれぞれ2万5,000円ずつ値上げしていますが、それ以降、町外利用者の利用が大幅に減少しており、また、町外利用者の式場不使用の利用者も減少しています。使用料の適正化と説明はしていますが、その実情に合わないために利用者減少につながっている可能性もあります。 また、火葬炉使用料に関しては極めて公共性の高いものであり、今後も無料にするべきという意見もありました。火葬炉の有料化よりも式場の値下げによって利用促進を促すことも検討の余地があります。ここはあまり急がず、葬儀の形態の変化と式場の使用方法もよく吟味して、人生の終焉の場にふさわしい格調高い愛川聖苑の中長期の在り方を検討すべきものと考えます。 斎場・火葬場運営事業補償金、いわゆる行政区への補償金ですが、これを約1割削減したことは、この1年間の努力として評価できるものであります。 しかし、これまで180万円だったものを18万円削減し162万円としたものであり、有料化による収入見込額と比べても1桁を下回る水準にすぎません。 また、これを今後計画的に削減するような話合いはしていないとのことでした。住民からの火葬炉使用料の徴収を考えるに当たっては、こうした支出に関しても計画的な削減に向けて地域住民の理解を得ることが先なのではないかと思うところです。 最後に、町民生活の現状です。 昨年10月に消費税の増税が行われました。また、この2月からコビット19ウイルスの感染拡大とその対策に伴って様々に経済環境が悪化してきています。町も大変かもしれませんが、住民はもっと生活が大変であり、不安の声が日に日に大きくなってきています。このタイミングで緊急性を要しない値上げを行い、家計に圧迫を加えることは、行政が住民に冷たいという印象を与えることにつながります。住民を見捨てない、一緒に頑張る愛川町であるということを示すためにも、今回の斎場値上げ案は成立させてはなりません。 以上、議員諸侯の賛同をお願いいたしまして、議案第5号に対する反対討論といたします。 ○議長(馬場司君) 次に、賛成意見の発言を許します。 12番渡辺議員。 ◆12番(渡辺基君) 私は、本定例会に提案されました「令和2年度一般会計予算」に対し、あいかわの聲を代表して賛成の立場から意見、要望を交えて討論を行います。 現在、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況にあります。ワクチンや治療薬の開発も進んでおりますが、動物実験を経て臨床試験と安全性と有効性を確認する必要があり、量産体制の整備なども含め、実用化には相当な時間がかかると思われます。 そのような中、本町におきましては、町ホームページ新聞折り込みチラシなどにより感染防止に関する周知啓発に取り組んでおられますか、新型コロナウイルスの影響は日に日に深刻なものとなっております。 国においては、終息に向けた取組のみならず、大規模な財政出動を示唆しているようですが、本町においても国や県などの関係機関との密な連絡を図り、可能な施策は緊急で実施し、一刻も早い終息と景気の減速を食い止めるための方策に全力で取り組んでいただきたいと要請します。 また、新型コロナウイルスの脅威のほか、地球温暖化による異常気象への対策も喫緊の課題です。町長の施政方針の中で最優先課題としている大規模な自然災害への対応は、まず、昨年の台風19号により表面化された88項目の課題解決が最優先です。今回の教訓が生かされる取組を要請します。 次に、総合計画の6本の柱に沿って討論いたします。 第1は、自然と調和した快適なまちづくりであります。 初めに、空き家対策であります。 本町では、平成28年に空き家対策の地区連絡会を立ち上げ、新年度からは空き家対策計画策定に向け、空き家等対策協議会を発足させるなど、より実効性のある取組を進める予定であります。 現在、300件以上の空き家がある中、今後、いわゆる特定空き家となる事案を増加させないよう、引き続き特定空き家の未然防止に向けた積極的な取組をお願いいたします。 次に、愛川聖苑についてであります。 平成9年12月に供用開始し、人生終焉の場にふさわしい格調の高い斎場として町民皆さんに安心して利用いただいていることに感謝いたします。 しかしながら、斎場・火葬場運営事業補償金については、新年度、1割削減で協議が調いましたが、協議書の中には補償金の見直し時期が明記されておりません。今回の削減は高く評価いたしますが、今後も協議を重ね、さらなる削減に向けた努力をお願いいたします。 また、愛川聖苑の屋根洗浄業務委託についてでありますが、平成26年1月から3月の間に屋根の塗装工事を緑青処理加工して行われたにもかかわらず、その後、緑青が出る前に汚れが目立ったことから、新年度において屋根洗浄を行うものでありますが、緑青が出るには15年から20年かかるとの説明があり、次年度以降、さらに何度も屋根洗浄を行う必要が生じてくるとのことであります。愛川聖苑が立地する環境から仕方のないことかもしれませんが、無駄な経費をかけない工夫をお願いいたします。 第2は、安全で安心して暮らせるまちづくりであります。 初めに、合併処理浄化槽設置整備事業補助金であります。 本町では、生活排水の処理対策として、合併処理浄化槽の設置を促進していますが、さらなる普及を図るため、新年度において宅内配管工事を助成することとしております。水質保全対策として有効な施策であり、高く評価いたします。新年度の合併処理槽設置基数の増加を期待します。 次に、防災対策であります。 防災情報については、防災行政無線の補完として戸別受信機の有償配布に取り組むことは高く評価いたします。 一方で、1台の自己負担額が1万円で、なおかつ高額の工事費が発生するとなれば、購入希望者には高いハードルとなります。多くの台数を一括購入するなどにより単価を引き下げる工夫をよろしくお願いいたします。 次に、防災資機材についてであります。 高峰小学校と愛川高校は市街化調整区域で下水道がないことから、電動トイレが配備されております。大規模災害に備えて利便性の高い電動トイレをほかの避難所にも配備をお願いいたします。 第3は、健康でゆとりとふれあいのまちづくりであります。 初めに、高齢者タクシー助成事業であります。 バスの利用が困難となる85歳以上の高齢者にタクシー料金を一部補助し、通院をはじめ、買物等への外出支援や健康づくりの推進を図る事業としては評価するものの、1年間で6,000円という根拠はかなちゃん手形の補助金と同じにしたようでありますが、今後利用する方の地域性や頻度を分析されまして、さらなる助成の拡大をお願いいたします。 次に、保育園の待機児童対策であります。 新年度からは愛川子ども・子育てプランの第2期が始まります。このプランに基づき、認定こども園への移行準備等で待機児童の解消に取り組んでいることは評価いたしますが、現実に新年度においても待機児童が発生しております。私立幼稚園との連携を強化し、認定こども園に移行していただくためのさらなる町の支援をお願いいたします。 次に、出産祝い金等支給事業であります。 新年度から交付金額を一律3万円に見直しました。この事業は、お子さんを出産した家庭に対し、お子さんの誕生をお祝いするとともに、子育てに伴う家計への負担軽減を図るために平成21年度からスタートし、幾度か金額の変更を繰り返し、現行の制度では第3子以降は7万円となり、子育て世代には魅力的な町となっておりました。 しかし、各種子育て支援事業の充実や他市町村の交付状況、他事業とのバランスを勘案し、新年度から一律3万円とする施策は、子育て支援の後退と言わざるを得ません。早期の見直しを要請いたします。 第4は、豊かな人間性を育む文化のまちづくりであります。 初めに、親子方式による中学校給食であります。 本年9月からの開始に向け、法的課題の解決やリース方式による歳出の平準化等、高く評価いたします。温かい中学校給食は、デリバリー弁当が導入されたときからの大きな課題でした。ぜひ万全の体制でスタートさせてください。よろしくお願いいたします。 次に、放課後児童対策であります。 中津小学校かわせみ広場は、放課後児童クラブの待機児童解消を1つの目的として事業を開始し、一定の成果が出たとされています。それにもかかわらず、新年度において他校には拡大せず、中津小学校のみで試行的に継続する計画です。町全体で本年4月以降、40人の待機児童がいる中で、放課後児童クラブの定員拡大もせず、無策のままでは放課後の児童の安全確保ができないだけでなく、共働き世帯の人口流出にもつながります。前向きに取り組むことを強く要請します。 第5は、多彩な産業の活力あるまちづくりであります。 初めに、遊休荒廃農地対策であります。 今年度、愛川準農家制度を立ち上げ、農地利用の集積や耕作放棄地の解消を図る施策は高く評価いたします。引き続き、制度の周知をお願いいたします。 次に、有害鳥獣対策であります。 今年は、特にイノシシによる被害が深刻です。町として個人が設置する獣害防除柵への助成のほか、愛川町有害鳥獣対策実施隊員による有害鳥獣の駆除、さらには地域との協力体制を構築するなどいたしまして、農作物被害の防止に努めていただくことを要請いたします。 次に、観光産業連携づくり推進事業であります。 新年度は、町は基本計画に基づく利活用方策の具現化と利活用事業者との調整や住民説明会を開催していくこととしております。会派としては、今後の整備手法や運営方法により施設整備費や維持管理費が大きく変動することも予想されることから、引き続き慎重に町と協議を重ねていきたいと考えております。町全体に波及する観光産業連携拠点づくりとなるよう取り組んでください。 第6は、確かな未来を拓く協働のまちづくりであります。 初めに、第6次愛川町総合計画策定事業であります。 現総合計画の計画期間が令和4年度をもって満了することから、新年度から3年間をかけて第6次愛川町総合計画を策定することになりますが、町の最上位の計画であることから十分な議論をお願いいたします。 次に、行政改革推進事業であります。 行政評価の一環として外部評価を実施し、評価の透明性と客観性の向上に努められていることは高く評価いたします。今後は、事業のさらなる周知をお願いいたします。また、個別計画策定事業は、新年度、計画事業としての最終年となります。これからの愛川町の行財政運営に大きな影響を与える計画となりますことから、慎重な取扱いをお願いいたします。 以上、若干の所感を交えて討論いたしました。今年は、町長2期目の折り返しとなり、これまでの様々な取組を継続させ、未来へ発展させていくよう鋭意取り組んでいくことの決意表明がありました。新年度が始まる前から過去に経験したことのない新型コロナウイルス対策に翻弄されております。また、地球規模の異常気象も必ず毎年発生すると予測されております。小野澤町長は大変な時代のリーダーとなるわけですが、夷険一節の思いのとおり、逆境にも負けないリーダーシップを期待いたします。 令和2年度予算が大きな成果を上げることができるよう、町理事者皆さんの努力を期待するとともに、議会側といたしましてもチェック機能のみならず、是々非々の中で共に町民福祉に貢献できるよう努力を傾注してまいりたいと考えております。 終わりに当たり、令和2年度の予算編成に尽力された小野澤町長をはじめ、関係職員皆様のご努力に敬意を表し、賛成討論を終わります。 ○議長(馬場司君) 次に、反対意見の発言を許します。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 次に、賛成意見の発言を許します。 4番鈴木議員。 ◆4番(鈴木信一君) それでは、日本共産党愛川町議員団を代表し、一般会計予算を中心に、若干の要望を交え賛成の立場から討論をさせていただきます。 最初に、総括的な事項でありますが、歳入では自主財源の根幹である町税において、固定資産税は新増築等による増収を見込んだものの、法人町民税では税制改正による法人税割の減少が大きく影響し、町全体で前年度比約2億円の減少を見込んだことなどにより、平成29年度以来、3年ぶりに財政調整基金からの赤字補填を計上するなど、財源の確保に苦慮しつつも、国県補助金などの積極的な確保のほか、地方債においては世代間負担の公平性に配慮した上で将来の弾力的な行財政運営を見据えた元金償還以内での計画的な活用を図っており、評価できるものであります。 次に、歳出全般になりますが、財源の確保が厳しい折、各種の既存事業をより町民が求める時代に即した内容へ工夫している姿勢が見えて取れ、また、公約の1つである温かい中学校給食の提供に向けた具体的な予算が計上されるなど、限られた財源の中で町民福祉を向上していくという町長の強い思いが反映されたものであると感じたところであります。 新年度予算のキャッチフレーズは、持続可能なまちづくり、子育て、健康、教育、防災に配慮した予算となっております。各論は後ほど述べさせていただきますが、幼児教育・保育の無償化に対応し、幼稚園等を支援するための事業の拡充をはじめ、健康を維持するための各種健診事業や健康寿命延伸のための取組の拡充、また、繰越予算になりますが、小・中学生に1人1台の情報通信端末機を整備するGIGAスクールの基盤整備への着手など、教育環境の改善のほか、近年の頻発する自然災害に備えた防災備品の拡充など、様々な分野で住民ニーズに沿った施策への予算がバランスよく配分されており、持続可能なまちづくりのための予算として評価するところであります。 しかしながら、昨年の消費税率引上げの影響に加え、現在、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスが社会経済情勢へどのような影響を与えるか、全貌が見えない非常に厳しい事態であると憂慮されるところであります。 こうした状況の中でありますが、全職員の英知を結集し、今まさに困難を切り開いて進み、将来の愛川町を見据えた持続可能な行財政運営を堅持していただきたいと思います。 それでは、本定例会に提出された議案第5号「愛川町町営斎場条例の一部を改正する条例」についてであります。 昨年も同様の条例改正案が提出されました。それに対し、私たち日本共産党愛川町議員団は、愛川聖苑は公共施設の中でも極めて公共性の高い施設であり、これまで無料としていた火葬炉使用料の有料化には反対しました。 本定例会に提出された改正案は、周知期間を延長したことや町民税非課税者には引き続き無料とするなど、一定の見直しがありました。また、火葬炉のみの利用者が増え続け、最近では4割を超える状況であることも報告されました。 そこで、私たち共産党議員団は、改めて幅広く町民の声を聞くためにアンケート調査を実施してまいりました。その結果、847人の方から回答を得る中で、86%の方が賛成もしくはやむを得ないと回答されたことから、火葬炉の使用料に係る実費分について有料化することは認めることといたしました。 ただし、火葬炉使用料の無料化は愛川町民の誇りであるとして、有料化に反対する意見があったこともしっかりと受け止めていただきたいと思います。 なお、愛川聖苑と駐車場を結ぶ歩道橋は、滑り止めがはがれており、大変危険であります。特に冬場はたまった雨水が凍り、転倒するおそれがあることから早期の補修を求めます。 また、施設内のLED化を進めるなど節約にも努め、今後とも適切な維持管理をお願いするとともに、利用者の利便性向上と安全確保に努めるよう要請するものであります。 それでは、個別事項に入ります。 最初に、子育てを柱とした福祉健康施策の推進についてであります。 子育て応援赤ちゃん育児助成事業を継続するほか、乳幼児等を対象として新たに定期接種化されるロタワクチンをはじめ、14種類の予防接種を全額公費負担することや私立幼稚園の事務負担に係る補助制度の新設をするなど、子育て世代の経済的負担の軽減を図り、命と健康を重視する取組を高く評価いたします。 新型インフルエンザ等対策経費が例年に比べ約2倍の予算が計上されました。これは3年ごとに更新するアルコールやマスクのほか、防護服の購入経費が含まれたものによるものであります。 3月13日、党議員団は、新型コロナウイルス対応に関する10項目にわたる要望書を小野澤町長に提出しました。感染予防対策については、引き続き万全の体制で町民の命を守る取組を強化するよう要望いたします。 中学3年生までの入院・通院医療費についてであります。 自己負担分の全額助成を継続することは評価します。 なお、医療費の無料化については、独り親家庭への助成と同様に、対象年齢を高校3年生まで拡大することを要望するものであります。 また、医療的ケアのため必要とされる看護師配置事業については、国と同様に3分の1の負担を県に求めるよう要請します。 親子方式による中学校給食の実施に向けて具体的な予算が計上されました。多くの児童・生徒をはじめ、保護者の皆さんが大変楽しみにしております。本年2学期から着実に実施し、さらなる食育推進・充実が図れるよう期待をするところであります。 学校施設整備については、田代小学校体育館の照明機器のLED化や半原小学校西側の用地を整備して駐車場と学校農園を拡張するなど、学校施設整備が図られたことは評価いたします。 なお、半原小学校校庭の整備及び理科室など特別教室へのエアコン設置を早期に整備するよう要請いたします。 高等学校等通学助成制度について、本町では高校生の大半が町外に通学する事情があることから、バス代への補助率を引き上げるよう要請いたします。 なお、昨年からは試行的に取組を始めた中津小学校かわせみ広場については、異年齢児童の交流や待機児童解消としても有効であります。ほかの小学校でも空き教室を活用して実施できるよう要望するものであります。 次に、誰もが安心・安全に暮らせるまちづくりについてであります。 高齢者の外出支援では、電動アシスト三輪自転車購入費助成をはじめ、かなちゃん手形購入費助成においては、85歳以上の高齢者にはタクシー料金の助成にするなど、高齢者のニーズを的確に捉えた取組として評価いたします。 障害者福祉事業について、認知高齢者や知的障害者、精神障害者の権利を保障するため、法改正に伴い印鑑登録ができるように条例改正が行われました。令和4年度から令和8年度の5年間を計画期間とする第4次地域福祉計画策定に向けてアンケート調査が実施されるほか、令和8年度までの6年間を計画期間とする障害者福祉計画の計画が策定されます。調査結果に基づいた計画により、引き続き福祉の充実を図る取組をお願いします。 町営住宅であります。 民法の一部改正により、連帯保証人に関する規定が削除されます。 入居に関しては条件が緩和されますが、毎年、修繕費の確保がされております。桜台町営住宅の内装等修繕工事費が計上されました。以前からお風呂の確保を要望しておりましたが、残念ながら今回の修繕工事には含まれませんでした。 公共施設等総合管理計画との関連もあるかと思いますが、今どき、お風呂のない住宅はありません。次回修繕工事が実施される際には、併せてお風呂の確保をしていただきたいと思っております。 道路整備については、平山下平線整備を推進するとともに、平山大橋第一工区の事業用地取得費が計上されておりますが、改めて本路線の交通量調査を実施し、費用対効果の検証を行い、路線の見直しを検討していただきたいと考えます。 また、新年度は、道路附属物管理計画が策定されます。この計画に基づき、街路灯などの適切な維持管理をお願いいたします。 なお、特別教育講習を新たに11人が受講することで、災害時等に的確な対応ができるよう体制強化が図られたことは評価いたします。 消防・防災対策については、消防団の装備品を充実強化、そして、救急救命士の新規養成や再教育で救急高度化対策を図るほか、デジタル化による戸別受信機の更新や新たに有償配布するなど、防災・減災のまちづくりを推進する取組を評価します。 活力と魅力あふれるまちづくりについてであります。 観光振興については、八菅山周辺道ハイキングコースの整備をはじめ、三角測量による日本の地図づくりの基礎となる一等三角点が日本初の1つとして設置されている鳶尾山山頂に、その概要を記した看板を設置するなど、地域資源を活かすとともに、愛川町の歴史や文化を育む取組として評価いたします。 また、開設後30年を迎える八菅山いこいの森については、現在、再整備に取り組んでおりますが、公園内の樹木の伐採やアスレチック遊具の修繕に加え、行政提案型協働事業としてツリークライミング等の体験型事業を実施するなど、豊かな自然を有効活用した取組として評価いたします。 文化・スポーツの振興については、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を期に、相模原市緑区内を走る自転車ロードレース観戦事業をはじめ、小学校6年生から中学校3年生を対象に、横浜スタジアムで開催されるソフトボールのオリンピック観戦チケット購入費を補助するなど、世界のトップアスリートの競技に直接触れる機会を提供することは、スポーツ振興意識を高めるものとして評価いたします。 そのほか、田代運動公園で行うパラリンピックの聖火セレモニーの開催や小学校の給食で世界各国の料理を味わうことで世界の食文化を学ぶ取組も大いに評価するところであります。 なお、オリンピック競技種目に追加されるスケートボードを気軽に楽しめるようスケートパークを整備することやラグビー観戦ツアーの開催など、時代の流れを的確に捉えた取組として評価いたします。 農林業振興については、有害鳥獣対策実施隊員関連で隊員を増員して体制強化を図るほか、農業を始める方を対象に、農機具を安価でレンタルすることで準農家制度を促進し、遊休農地解消を図る取組は適切であります。 また、有機農業推進講演会の開催は、安心・安全の農作物づくりと同時に、農業への関心を広げる取組としても重要であると考えます。 生活交通の確保についてであります。 町内循環バスは、前回見直しから8年余りが経過いたしました。利用者は毎年少しずつ増加傾向にありますが、以前から要望がありましたスーパーや病院へ行くための新ルートが再編され、運行できるよう期待いたします。 また、一般質問でも取り上げましたが、危険バス停として改善を求めておりました坂本入り口バス停が地域の皆さんのご理解とご協力により移転されますが、これに伴い、バス停に小屋が設置されることは、バス利用者の安全と利便性向上を図る取組として評価します。 さて次に、議案第14号「愛川町国民健康保険特別会計」についてであります。 国民健康保険制度については、平成30年4月から広域化され、財政運営の主体が神奈川県に移管されました。歳入では保険税が後期高齢者への移行に伴い、加入者の減少により約7,800万円の減収を見込み、予算規模全体では、前年度比約1億300万マイナスの50億3,800万円であります。1人当たりの医療費が増える中で、国保加入者の特定健康診査対象者である40歳以上全ての方の自己負担を無料化することで受診率を高める事業など、健康寿命を延ばし、医療費を抑制する効果が期待できるものとして評価いたします。 これからも新制度が本町の国庫財政に与える影響など慎重に検証していただきながら、引き続き法定外繰入れをし、誰もが安心して医療サービスの提供が受けられるよう国保制度のさらなる充実に努めていただきたいと思います。 次に、議案第16号「愛川町介護保険特別会計予算」であります。 高齢化の進展により、認定者数や給付額が増加しておりますが、計画見込み値の推計については高齢化率など密度の濃い様々な手法による精査分析をお願いし、第8期計画の保険料水準の算定に当たっては、基金は第1号被保険者が納付した保険料が原資であることを踏まえ、次期計画で保険料を抑制できる充当額となるようお願いするものであります。 最後に、今後も厳しい財政運営が予想されますが、行政改革の推進についてはさらなる不断の努力を求めるとともに、財政確保については国県支出金などの特別財源の確保とともに、一層の未収金対策に取り組み、町民の負託に的確に応える持続可能な財政運営をお願いいたします。 また、予算執行に当たりましては、小野澤町長をはじめ、職員各位は町民の幸せを念頭に、本議会で各会派、議員から指摘、要望、提言されたことを十分に受け止めていただいて対応されることを強く要望いたします。 以上をもちまして、日本共産党愛川町議員団を代表して討論といたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 10分間休憩します。     午前10時10分 休憩-----------------------------------     午前10時19分 再開 ○議長(馬場司君) 再開します。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、反対意見の発言を許します。     (発言する者なし)
    ○議長(馬場司君) 次に、賛成意見の発言を許します。 11番井出議員。 ◆11番(井出一己君) それでは、公明党を代表して上程された全議案に対し賛成の立場から討論を行います。 討論に入る前に、新型コロナウイルスについて述べさせていただきます。 19日に行われた感染症対策を議論する政府の専門家会議により、一部地域で感染拡大が継続しており、大規模流行につながりかねないとの提言が公表になったばかりで、爆発的な患者急増のおそれが都市中心部では起こるとされました。 また、感染が確認されていない地域は、学校での活動と屋外でのスポーツや観戦、文化施設の利用などを容認したところです。それに伴い、臨時休校に関しては、新学期を迎える学校の再開に向けて具体的な方針をできる限り早急に取りまとめるとして、文部科学省から新学期から学校再開に向けた考え方や留意事項をまとめたガイドラインを今週の早いうちに公表したいと表明されました。 ある新聞のコラムに多くの情報が流れる今、私たちが持つ心構えが載っておりました。感銘した部分を引用させていただきます。 『毎年3月24日は世界結核デーになっており、世界感染症の1つの結核菌を発見した日です。いまだに世界の総人口の4分の1が結核に感染しています。人類の歴史は、感染症と戦い続けてきた歴史であります。先行きが不透明に思えても、人は過去の教訓に学ぶことができる。反面教師とならぬよう、落ち着いて粘り強く勝ちたい』とありました。私たちが未来を生きる人たちの反面教師とならぬように、正確な情報を基に的確な行動に努めていかなければならないと思うところでございます。 それでは、討論に入ります。 初めに、条例関係です。 議案番号第1号「愛川町空家等対策協議会条例の制定について」です。 国交省ホームページ、31年3月31日時点によれば、空き家対策計画を既に策定済みの県内町村は、葉山町、松田町ほか6町あり、協議会設置は空き家対策計画策定済みと重なりますが、二宮町、真鶴町ほか5町です。本町も空き家軒数は増加傾向にあり、適正な計画、管理がなされない空き家が増えています。早急な対応が求められる中、空き家の発生抑制や利用活用の推進が図られるものと評価するものであり、適正と判断します。 次に、議案番号第6号「愛川町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」であります。 民法改正により、町営住宅入居手続に保証人がかかる規定を削除するものですが、現在の身寄りのない単身高齢者等の増加など、公営住宅を借りる場合に連帯保証人が確保できない方が多くいる中で、緊急連絡人のみで入居可能になります。生活保護認定の高齢者でも民間共同住宅の賃貸契約には、既に県の保証協会と緊急連絡人で入居が可能な場合もあり、この改正により、やっと条件緩和が図られるものであり、適切であると判断するものです。 さて、予算を見ますと、一般会計では総額は6,000万円の増額となりましたが、法人税が平成31年税制改正による影響で、町税総額2億円余の減額となり、義務的経費が5億3,000万円余りの増、投資的経費が1億円余りの減となるなど、予算編成には大変苦労されたものと推察いたします。 今後も新型コロナウイルス感染の広がりで世界経済の状況がますます悪化しており、日本経済も不透明さをさらに増し、直近の帝国データバンクによると、上場企業にも影響を与えているとの調査において、業績に影響が出る見通しと答えた上場企業は132社に上り、関係の中小企業の影響が心配されるところでありますが、本町の財政への影響がどのようになるか心配になるところですが、これまで以上に効率的な行政運営をお願いするものです。 以下、歳出について、項目別に要望や意見を交えて述べさせていただきます。 総務費です。 会計年度任用職員制度の導入により、本町は臨時職員の待遇面では、従前より臨時職員特別賃金支給基準に基づき支給されていたため、同率支給となり、相応の財政負担になりますが、財政面では大きな影響はないとのことでした。 この制度により、保育士など臨時職員の処遇改善がなされることは評価するものですが、しかし、期末手当など少なからず影響がありますので、今後も注視していきたいと思います。 次に、ふるさと納税は、寄附増を狙い、大手ポータルサイト1社を追加しますが、町民が他の自治体への寄附などによるリスクで実際には減額になっています。魅力ある愛川ブランド品の認定など、返戻品に限らず、寄附の目的の発見など、より効果的な取組を要望いたします。 公共施設等総合管理計画、個別施設計画策定事業です。 継続事業の最終年となり、新年度は公共施設サービスが持続できるよう、延べ床面積の削減や複合化も見据えながら、地域の公共施設再編に取り組むことになっています。財政状況を勘案し、行政評価と連動を図り、事業の優先順位や事業内容の見直し、財源確保の検討等を進め、諸施策の着実な推進ができるように計画策定をお願いします。 防災資機材整備事業では、昨年の台風19号により避難者から寄せられた意見を踏まえ、高齢者等、避難する方の負担軽減のため簡易ベッドを配布します。しかし、9か所の避難所ごとに3台の備蓄ではまだ不十分であると思います。 また、段ボールベッドについては、神奈川県と段ボール工業会で災害時協力に関する協定を締結し、優先的に支給してもらうことになっていますが、災害時に孤立の可能性がある避難所等に県からの支給を待つのではなく、できるなら町独自で段ボール工業会と協定の締結をするなど、大規模な災害に避難所の円滑な運営を図るための防災資機材や食料の備蓄に努めていただきたいと思います。 広報管理経費では、昨年、検証により、町のプロモーションビデオの放映を新宿アルタビジョン1か所に、また、旅行読売の広告掲載を見直し、新たにマーケティング推進事業により、移住促進プロモーションドラマの制作や、「(仮称)戦争の記憶」DVDを制作することにより、町のPRにつながることが期待されることから評価をいたします。 マイナポイント申込み等支援事業では、国においてマイナンバーカードを活用した消費活性化策マイナポイントの実施が予定されております。本町の窓口でID設定やマイナポイントを申込みする際に支援を行うものとしており、1人当たり2万円までの支払額に25%のポイントが付与されます。消費税率引上げによる痛税感の緩和やマイナンバーカード普及につながるものと期待します。 民生費です。 高齢者対策では、高齢者タクシー助成事業により85歳以上の方に通院や買物等へのタクシー料金を一部補助し、外出支援をするもので評価するものですが、ドア・ツー・ドアの公共交通を必要とされる方は年々増えております。 かねてより、会派として福祉タクシー利用助成事業を自動車運転免許証返納者まで拡充を要望していましたが、将来を見据え、対象者のさらなる拡大とともに、より多くの方が利用できる支援策を要望しておきたいと思います。 子育て支援では、出産祝い金の交付額は今までの第1子3万円、第2子5万円、第3子7万円を幼児教育無償化の実施により一律3万円としましたが、町単独事業として愛ちゃん米5キロと10か月健診受診者に子育て応援グッズを新たに支給するもので、財源の効果的な見直しを評価するものです。 衛生費です。 予防接種事業では、再接種費用助成金として、白血病や再生不良性貧血などより骨髄移植等の行為により、過去に受けた定期予防の接種により効果を失った方を対象に再接種費用を助成するもので、以前より助成を要望する声があり、経済的負担の軽減になることを大いに期待するもので評価するものです。 土木費です。 耐震改修促進計画見直し業務について、この計画は令和2年度に満了となり、平成27年計画策定時点では、本町の耐震基準の建物は耐震化率78%で2,976棟と推計されていましたが、平成31年度の住宅耐震化率はいまだ80.4%にとどまっています。大規模震災に備え、耐震改修工事を実施するためには、個人的にかなりの費用負担が生じるため、小規模型耐震改修工事の支援や家具の転倒防止対策の周知などの安全対策を進めるためにも、実効性のある計画策定を要望いたします。 消防費です。 AED使用可能施設登録事業です。 AEDを設置している多くの事業所に登録していただき、付近で発生した傷病等の緊急時に活用を可能にするもので、従前より救急ステーションとして町内事業所に貸出しの協力を頂くよう要望しておりましたが、町内の救急率向上が図れるものと評価します。 教育費では、小・中学校の校内情報ネットワーク整備事業です。 5G、いわゆる第5世代移動通信システムの情報教育の推進のため、学校内に高速大容量の通信ネットワークを整備するものですが、学校教育のICT化推進により、子供たち一人一人の可能性を引き出す教育に期待するとともに、ネット社会が進展する中、膨大な情報の中から必要な情報を探し出し、その情報が信頼できるものであるかを見極める能力を育成できるものとも言われており、期待するものであります。 特別会計です。 国民健康保険特別会計では、窓口用翻訳機の設置により、日本語の不自由な方への支援になることで徴収事務等の充実が図られます。 また、特定健康診査では、40歳以上の被保険者の方を無料にすることで健康意識を高め、さらに質の高い保険事業を行うために、特定保健指導を民間に委託することで人的資源の活用を図るなど、被保険者の生活習慣病の予防に取り組むことを評価します。 今後とも医療費の適正化に努め、財政運営を努めていただきたいと思います。 介護保険特別会計の地域密着型介護サービスです。 現在、町内事業所数が小規模デイサービス8施設、高齢者グループホーム2施設、小規模多機能型居宅介護1施設がありますが、小規模多機能型居宅介護施設とグループホームが建設予定であり、高齢者が住み慣れた地域で切れ目のない在宅医療と介護が深まるよう、今後も地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいただきたいと思います。 公共下水道事業会計です。 下水道中長期ビジョンの改定と、その財政計画の経営戦略策定の委託事業では、近年、地球温暖化に伴う集中豪雨やゲリラ豪雨の増加により浸水のリスクが高まる中、安全で安心な暮らしの実現につながるようお願いします。 新年度の具体的事業である桜台排水区工事、中津台地雨水マンホール改修工事により、浸水被害の防止に着実な事業の推進に努めていただくよう要望いたします。 以上、令和2年度予算執行に当たり、何点かの意見、要望を述べましたが、町民や行政の英知を結集した本予算の政策が着実に実行されることを期待して賛成討論といたします。 ○議長(馬場司君) 次に、反対意見の発言を許します。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 次に、賛成意見の発言を許します。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 他に討論がありませんので、討論を終結いたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより表決に入ります。 議案第1号「愛川町空家等対策協議会条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第1号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第2号「愛川町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第2号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第3号「愛川町印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第3号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第4号「愛川町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第4号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第5号「愛川町町営斎場条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(馬場司君) 起立多数です。よって、町長提出議案第5号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第6号「愛川町町営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第6号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第7号「愛川町公共下水道事業の設置等に関する条例及び愛川町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第7号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第13号「令和2年度愛川町一般会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第13号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第14号「令和2年度愛川町国民健康保険特別会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第14号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第15号「令和2年度愛川町後期高齢者医療特別会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○議長(馬場司君) 起立多数です。よって、町長提出議案第15号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第16号「令和2年度愛川町介護保険特別会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第16号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第17号「令和2年度愛川町公共下水道事業会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第17号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 次に、議案第18号「令和2年度愛川町水道事業会計予算」の採決をします。 本案に対する委員長の報告は可決です。 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第18号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 日程第15、町長提出議案第21号「令和元年度愛川町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」を議題とします。 直ちに、提案者の説明を求めます。 建設部長。 ◎建設部長(家城博昭君) それでは、議案第21号「令和元年度愛川町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」について提案説明を申し上げます。 下水道事業特別会計補正予算書1ページをご覧ください。 今回の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、繰越明許費を1件設定するものであり、歳入歳出予算の総額は変更ございません。 2ページをご覧ください。 第1表、繰越明許費、款2事業費、項1公共下水道事業費の桜台排水区幹線水路更正事業についてであります。 本件につきましては、先月27日付で県を通じて国土交通省から新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた工事及び業務の一時中止措置等に関する通知を受けたところであります。 その内容といたしましては、受注者に感染拡大防止の意向を確認し、工事等の一時中止の意向があった場合、または工事等の従事者に新型コロナウイルスに感染が確認された場合には履行期間の延長等の措置を適切に行うこと。さらには、その措置により履行期間が年度を越える可能性がある場合には、繰越し等の手続を取ることなどであります。 町では、本通知に基づき、町発注の業務について調査を行ったところでありまして、その結果、本件工事のみ水路内において作業員が密集して作業を行う現場であり、集団感染のリスクが高いことなどから受注者より感染拡大防止のため当該工事の一時中止の申出があったところであります。 当該申出は、国の通知等に照らして適切なものでありますことから、これを承認したため、本工事を年度内に完成することができない見込みとなりましたので、全体工事費から支出済みの前払金を除いた2,514万円を翌年度に繰り越すものであります。 説明は以上であります。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより質疑に入ります。 7番熊坂議員。 ◆7番(熊坂崇徳君) それでは、質疑をさせていただきます。 こちらのほうは、新型コロナウイルスの関係で、国土交通省から、業者があればこちらのほうを繰越明許費としてやるということで理解しました。 ただし、3月で終わるものが4月以降になるということは、民間業者からしたら人件費とか、またいろいろあると思うんですけれども、この金額がそのままということは、そういった人件費とかがさらにかかるものは業者がそれを負担するということになっているのでしょうか。そこをお聞きします。 ○議長(馬場司君) 建設部長。 ◎建設部長(家城博昭君) 業者が負担するのかということでございますけれども、今回は受注者からの申入れでございまして、その間は仕事はいたしておりません。ということで、業者のほうは経費等はかからないということで伺っております。 ○議長(馬場司君) 他に質疑がありませんので、質疑を終結いたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより討論に入ります。 初めに、反対意見の発言を許します。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 次に、賛成意見の発言を許します。     (発言する者なし) ○議長(馬場司君) 討論がありませんので、討論を終結いたします。----------------------------------- ○議長(馬場司君) これより表決に入ります。 議案第21号「令和元年度愛川町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」の採決をします。 本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(馬場司君) 起立全員です。よって、町長提出議案第21号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 日程第16、議員派遣についてを議題とします。 議員派遣につきましては、会議規則第114条の規定により、議会の議決で決定するとされています。 お諮りします。議員派遣については、お手元に配付のとおり派遣したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(馬場司君) ご異議ないものと認めます。よって、議員派遣につきましては、お手元に配付のとおり派遣することに決定いたしました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 日程第17、議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査についてを議題とします。 議会運営委員会委員長から、会議規則第70条の規定によって、お手元に配付しました本会議の会期日程等、議会の運営に関する事項につきまして閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りします。委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(馬場司君) ご異議ないものと認めます。よって、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 日程第18、広報広聴常任委員会の閉会中の所管事務調査についてを議題とします。 広報広聴常任委員会委員長から、会議規則第70条の規定によって、お手元に配付しました議会だよりの発行等、広報広聴に関する事項につきまして閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りします。委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(馬場司君) ご異議ないものと認めます。よって、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) ここで、小野澤町長より発言の申出がありましたので、これを許可します。 小野澤町長。 ◎町長(小野澤豊君) 議会定例会の閉会に当たりまして、お礼を兼ね一言ご挨拶を申し上げます。 3月2日の開会から本日までご提案いたしました新年度予算をはじめ、条例関係諸議案等につきまして慎重なご審議を頂き、そして、ただいまは全議案についてお認めを頂きましたこと、心から感謝とお礼を申し上げる次第でございます。 本定例会では、新型コロナウイルス感染症の関係から職員がその対策に注力し、万全な体制で取り組めるように一般質問、会派代表質問を中止し、会期も繰り上げるなどご配慮いただいたところでございます。 そうした中で、各部署におきましては、日々、国や県等からの情報提供を共有しながら感染拡大防止の徹底を図りまして業務の遂行に努めているところでございますが、ご案内のとおり、まだまだ予断を許さない状況が続いているところでございます。引き続き、関係機関との連携をより一層図りながら、町民皆様の安全・安心の確保に万全を期してまいる所存でございます。 なお、町のこれまでの対策、そして、今後の考え方につきましては、後ほどの議員のみ全員協議会の中でるるご説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 さて、あと1週間ほどで新年度となるわけでございますが、今月末をもって4人の部長職が定年退職いたします。新年度からは新たな人員体制での町政運営となるわけでございますが、引き続き、職員自らがそれぞれの職責と自覚を持って事務事業がさらに円滑に執行できるよう、人事配置にも万全を期してまいりたいと考えております。 なお、国では、新型コロナウイルス感染症に感染した国民健康保険の被保険者に対しまして、新たに傷病手当金を支給することができるよう検討がなされているところでございますが、国や県からは、現時点において詳細がまだ示されておりませんので、内容が確定次第、国民健康保険条例の改正を専決処分させていただきたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じております。 また、このほかにも例年お願いしております国民健康保険税の課税限度額等の見直し、介護保険料の低所得者に対する負担軽減の追加、消防団員等の損害補償に係る算定基礎額の変更の3点につきましては、国において審議中でございまして、4月以降に施行される見通しでありますので、可決成立後には関係条例の改正を専決処分させていただきたいと考えておりますので、併せてご承知おきくださるようよろしくお願い申し上げます。 以上、閉会に当たっての挨拶に代えさせていただきます。 ありがとうございました。----------------------------------- ○議長(馬場司君) 以上で、本定例会の議事の全部を終了しましたので、本日をもって閉会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(馬場司君) ご異議ないものと認めます。よって、令和2年第1回愛川町議会定例会は本日をもって閉会します。 ご苦労さまでした。     午前10時52分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和2年3月24日 愛川町議会議長 馬場 司 愛川町議会議員 熊坂崇徳 愛川町議会議員 木下眞樹子...