令和 4年 6月 定例会 令和4年
北秋田市議会6月
定例会会議録 (令和4年6月20日)第2日目 令和4年6月20日、
北秋田市議会定例会は、
北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。 1番 福田牧子 2番 三浦倫美 3番 虻川 敬 4番 永井昌孝 5番 佐々木正史 6番 松橋久敏 7番 福岡由巳 8番 久留嶋範子 9番 杉渕一弘 10番 五代儀義富 11番 堀部 壽 12番 中嶋洋子 13番 板垣 淳 14番 佐藤重光 15番 佐藤文信 16番 佐藤光子 17番 長崎克彦 18番 小笠原 寿2、欠席議員は、次のとおりである。 なし3、地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長 津谷永光 副市長 虻川広見 教育長 佐藤昭洋 総務部長 小松正彦 財務部長 佐藤 進
市民生活部長 水木正範
健康福祉部長 三沢 聡 産業部長 佐藤栄作
産業部政策監 金澤 誠
建設部長水道局長 西根弘樹 教育次長 小坂竜也 会計管理者 宮腰正樹 消防長 長岐篤市 総務課長 金 英則
総合政策課長 長岐孝生 財政課長 加賀光也 市民課長 小笠原 武 福祉課長 山本明美
高齢福祉課長 鈴木雅昭
商工観光課長 佐藤義隆
都市計画課長 高橋将樹 建設課長 藤原甚英 生涯学習課長 小塚重光
選挙管理委員会委員長 津谷憲司4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長 米澤田茂 次長 石上和彦 副主幹 松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。 令和4年
北秋田市議会6月
定例会議事日程 (第2) 開議 日程第1 一般質問 質問順序 1. 4番 永井昌孝 2. 8番 久留嶋範子 3.10番 五代儀義富 4. 1番 福田牧子
○議長(堀部壽) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 あらかじめ申し上げます。本日も登壇にて発言の場合はマスクを外して発言いただき、それ以外は
マスク着用のまま発言されるようお願いいたします。また、傍聴席もマスクの着用をお願いいたします。 (開議) (10時00分)
○議長(堀部壽) それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 一般質問を行います。 質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目に従って質問されるよう、よろしくご協力をお願いします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可します。 最初に、4番 永井 昌孝議員、未来きたあきた、ご登壇ください。
◆4番(永井昌孝) (4番 永井 昌孝君登壇) おはようございます。 議席番号4番、未来きたあきた、永井 昌孝でございます。 一般質問に先立ちまして、今年2月に行われました令和4年3月定例会において、一般質問の通告をしながら、家庭の健康上の理由で議会を欠席してしまい、市長はじめ当局担当者の皆様方には大変ご迷惑をおかけしましたことを、この場をお借りしましておわび申し上げます。 さて、長引くコロナ禍と燃料費高騰により冷え込む地域経済でありますが、当市では、
経済対策事業、給付事業など、様々な支援に積極に取り組み、日々尽力されている当局はじめ職員の方々へ敬意と感謝を表します。そして、活発な経済活動が訪れるよう、共によりよい北秋田をつくっていけたらと思います。 それでは、通告どおりに質問させていただきます。 大きな1番、
学校教育環境について
。 ①スクールバス運行業務の民間委託について。 1)番、民間委託による影響についてお伺いいたします。 昨年まで市直営にて運営されてきた
スクールバスですが、今年度より運行が民間委託され、児童の通学の安全に努めていることと思います。昨年までの直営運行時と今年度の
民間委託運行時と比較し、民間委託になってから、
学校行事等におけるバス利用についてどのような状況になっているか、また、どのような契約でどのような利用がなされているかお伺いいたします。 2)番、
学校行事等に関わる経費についてお伺いします。 各学校による体験学習や校外学習など、校外での学習をするときのバス利用について、交通費の費用負担の在り方についてどのような認識かお伺いいたします。 続いて、②番、
新型コロナ対策のための
マスク着用について。 1)番、学校等の
マスク着用の必要性について伺います。 これから、夏に向かい、気温が上昇する時期であり、熱中症などの予防観点から、先月、厚生労働省からマスクの着用に関する事項が明確に示されましたが、周りの多数派の状況に合わせたりや、しないよりはしたほうがよいという考え方など、様々見えるところであります。
学校教育環境において、当局では現在どのようにそれを認識し、保護者、児童生徒を含め、学校等へどのような指導をするべきとお考えかお伺いいたします。 大きな2番、
中心市街地活性化についてお伺いします。 (「3番」の声)
◆4番(永井昌孝) 3番。ちょっと失礼します。
○議長(堀部壽) 大きい3番……。
◆4番(永井昌孝) 戻ります。すみません。 続けます。大きな2番、
中心市街地活性化について……。
○議長(堀部壽) 大きい3番。
◆4番(永井昌孝) 大きい3番です。すみません。失礼。 ②、違うな。大きな2番でいい。
○議長(堀部壽) 大きい3番なんだよ。
◆4番(永井昌孝) 大項目の2番。 (「暫時休憩してください」の声)
◆4番(永井昌孝) 失礼。
○議長(堀部壽) 暫時休憩します。 (休憩) (10時06分)
○議長(堀部壽) 再開します。 (再開) (10時06分)
◆4番(永井昌孝) 通告と皆さんに配られた番号と少々違いがあるようでした。配られている通告書の番号で読み上げます。 大きな3番、
中心市街地活性化についてお伺いします。 ②北秋田市
中心市街地活性化ビジョンについて。
○議長(堀部壽) ②……。
◆4番(永井昌孝) ①ですか。
○議長(堀部壽) ①だ。
◆4番(永井昌孝)
①北秋田市
中心市街地活性化ビジョンについてお伺いします。 平成24年3月に北秋田市
中心市街地活性化ビジョンが策定され、平成28年までの目標値が示されました。その目標年度から約6年が経過し、
中心市街地活性化についての現状や今後についてどのようにお考えか、以下の4点について伺います。 1)番、
中心市街地の状況と課題について。 策定当時に描いていた
中心市街地に近づいていると認識しているか、
中心市街地活性化ビジョンに示されている平成28年の目標値について達成できたのか、また、現時点で、その目標や課題が適していたのか分析、判断はされているのかお伺いいたします。 2)
空き店舗対策についてお伺いします。
中心市街地活性化の中心といえる
銀座通り商店街と駅前商店街の
空き店舗活用をどのように把握、認識し、どのような支援をされているのか、また、今後の計画している
空き店舗対策はどのようにしたいとお考えかお伺いいたします。 3)番、
アーケードの老朽化について。 今年の冬の大雪の影響で、隣の能代市では商店街の
アーケードが倒壊しました。当市の商店街の
アーケードも老朽化が著しく、商店街を利用する市民や、通学時間帯にはたくさんの学生が通行しています。当市における商店街の
アーケードの安全状況についてどのように把握しているか、また、どのような対策を考えているかお伺いします。 4)番、さらなる
中心市街地活性化の実現に向けてでありますが、コロナ禍において、市民のニーズや人口の動き、地域の在り方について大きな変化があると感じています。今だからこそ、
中心市街地活性化そのものについて見直す時期に来ており、計画の再策定が必要だと思うが、どうお考えかお伺いいたします。また、今後、10年、20年後の
中心市街地の在り方として、市長の思い描く
まちづくり構想に変化等はあるかお伺いいたします。 壇上からの質問は以上とします。ご答弁のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの永井 昌孝議員のご質問にお答えいたしますけれども、大きな項目の1の
学校等環境について及び、このままの、通告どおりの番号でよろしいですね。2の夏場の
マスク着用についてのご質問は後ほど教育長から答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の3番です。
中心市街地活性化についての①北秋田市
中心市街地活性化ビジョンについてとして、1)から4)までは関連がありますので、一括して答弁をさせていただきます。
中心市街地につきましては、少子高齢化や人口流出が、北秋田市
中心市街地活性化ビジョン策定時の将来の人口推計を上回る速さで進んでいるほか、事業主の高齢化や後継者不足、郊外の
大型商業施設進出などの影響から、ご案内のとおり、空き店舗が散見されます。 市といたしましては、
中心市街地活性化の推進を図るための
空き店舗等利活用対策として、
中心市街地賑わい再生支援事業を実施し、24か月にわたりまして、賃借料の2分の1、月4万円を限度額とした支援を行っており、
当該ビジョン策定時の平成24年度から平成28年度までは15件、平成29年度から現在まで12件の店舗にこの事業を利用していただいております。 結果として、
当該ビジョンの指標とする居住人口、歩行者の目標は達成することはできなかったものの、一方で、
新規出店舗数は目標以上に推移しており、昨今は、空き店舗を活用して起業した事業主らがイベントを企画するなど、新たなにぎわいを創出する取組も行われております。 こうした状況を踏まえまして、同事業の継続と併せて、今議会に提案をしております事業承継や事業再構築等を支援する
地域商業等活性化支援事業を活用しながら、地域の
活性化推進並びに
にぎわいづくりを支援してまいりたいと考えております。 また、
アーケードの安全状況といたしましては、
駅前商店街アーケードは、新規に整備したことで安全は確保されているものと考えますが、
銀座通り商店街アーケードにつきましては、経年劣化等が進んでいることから、安全で快適な歩行空間を確保するため、商店会と共に検討をしてまいります。 今後の
中心市街地活性化につきましては、新型コロナの感染拡大がもたらした地域経済の縮小と、感染リスクを回避する新しい働き方とされる
テレワーク等の急速な進展など、数年後の予測が困難となっておりますが、第2次北秋田市
総合計画実施計画の中で課題を整理させていただきながら進めてまいりたいと考えております。 以上が、永井 昌孝議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 続いて、答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から永井 昌孝議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の1、
学校等環境についての
①スクールバス運行業務の民間委託についてとして、1)民間委託による影響についてと2)
学校行事等に係る経費についてのご質問でありますが、関連しておりますので、一括してお答えをしてまいります。
スクールバス運行については、令和3年度は、2路線で貸切りバスによる委託運行、13路線を市の直営として運行しておりましたが、令和4年度からは、道路交通法の改正により、事業主による厳格な運行が求められたことや、より安全性を確保するために、市が所有する車両を貸与する形態で12路線を業務委託し、3路線を貸切りバスによる委託運行にしております。 小中学校が市内で実施する
校外学習等の学校行事については、令和4年度も引き続き
スクールバスを活用できるよう、業務委託の契約内容に盛り込んでいることから、民間委託による影響はないものと考えております。また、市外で実施する
校外学習等の学校行事についても、これまでと同様、市民バスの活用が可能となっております。 なお、
校外学習等に係る経費については、基本的には保護者に負担を求めることとなりますが、各学校の判断により、
スクールバスや市民バスの活用等、経費の縮減に努めているとともに、市としても、各学校が実施する
ふるさと教育、
キャリア教育に対し、総合的な学習の時間に関する補助金を交付し、校外学習における交通費や施設使用料、その他の経費の一部を補助し、保護者の経済的負担の軽減を図っております。 次に、大きな項目の2、夏場の
マスク着用の
①新型コロナ対策のための
マスク着用についてとして、1)のご質問でありますが、屋外、屋内、学校生活において、例えば体育の授業や運動部活動など、
マスク着用の必要がない場面を明示した厚生労働省、
文部科学省作成の
リーフレットを市内全ての小中学校に配布し、各校の状況に応じた児童生徒の指導に努めております。 以上が、永井 昌孝議員からのご質問に対する私からの答弁であります。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) ご答弁ありがとうございます。 まず初めに、
学校教育環境についてを再質問させていただきます。 民間委託に関する質問のところで、今まで所有していた車両を貸与して運行してもらっているということでありましたが、貸与して運行してもらっている運転手に関しては、今まで変化はあるものでしょうか。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 教育次長が答えます。
○議長(堀部壽) 教育次長、答弁。
◎教育次長(小坂竜也) 委託している先のバスの運転手についてですけれども、業務自体を業者に委託しているものですので、運転手自体はその業者によって確保されております。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) まず、私の見た感じのところ、旧鷹巣地域のところで見ていますと、今までの運行方法、民間の大きな大型バスが運行されているのは一目でよく分かるんですが、そのほかに運行している
マイクロバス程度の大きさのものに関して言いますと、私の感覚的な判断で申し訳ないんですが、あまり変化がないような感じに捉えてしまっております。その辺については、当局のほうではどのように把握しているか教えてもらっていいでしょうか。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 教育次長から答えさせます。
○議長(堀部壽) 教育次長。
◎教育次長(小坂竜也) 民間委託に移行するに当たって、昨年度まで市で直営で雇用しておりました
会計年度任用職員、運転手の方がいるんですけれども、その方々の仕事がなくなるわけですので、できる限りこの方を再雇用というか、会社のほうで雇用していただくようにお願い、これは絶対条件ではないんですけれども、できる限り、本人方の意向も確認していただきながら、雇用していただきたいとお願いをしてきたものです。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) ありがとうございます。 子供たちの安全につきまして、非常に、昨年はいろんな事故だとかそういったものが目立ちましたので、今後ないように、安全な運行に努めていただきたいなというふうに考えております。 そのほか、
校外学習等に関わる使用の部分でございます。 教育長のほうから、基本的に費用に関しては
保護者負担というふうなご答弁を頂戴しまして、その中でも、校外学習というのと生涯学習というところによってその考え方が違うのかなというのがちょっと私、分からなかったので、校外学習でも生涯学習というものでもどちらでも、基本的に、使用するに当たっては
保護者負担という認識で私の捉え方は間違っていなかったでしょうか。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 校外学習、いわゆる授業として校外に出て学習する場合も、それから、例えば学校行事などで出る場合も同じでございまして、それは学校のほうで計画してやるものでございますので、保護者から負担をいただくということを前提にしながら考えるんですけれども、実際は、保護者の負担を軽減するために、
スクールバスの活用や、あるいは市バスの活用など、それは学校の中で決めてやっていけるというものでございます。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) 学校教育の中の一部の校外学習という、学習の中においてでのバス利用に関して保護者が負担しなければいけないというのがちょっと私の中でなじまないというか、それは教育の中だから、これは、当市というか、そのほうで負担するべきではないかなというふうに私は考えますが、市の教育に関する経費の負担の仕方について、ちょっともう一度どのようにお考えなのかお伺いします。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) お答えいたします。 学校で学習として行う場合、例えば、全て、子供たちに関わる学習であれば学習なんですけれども、社会科見学とかそういったものも学習として捉えているんですが、そういったもので例えば市外に出るような場合には、バスを借りて出ていくといった学校行事などもございますので、そういうことも含めて学校で判断していくということになるわけですけれども、先ほど答弁でも申しましたように、
市教育委員会といたしましても、総合的な学習の時間に関する補助金なども準備しながら利用していただいておりますので、実際問題としては、保護者の負担というのは極力少なくなっております。修学旅行とかそういった部分以外のところでは極力少なくなるように計画しておりますし、答弁でも申しましたように、学校が来年度こんな学習を外で計画したいというのを前年度、今年度の分は去年のうちに計画を学校から聞いて、それを委託のバスの料金のほうに勘案しながら委託をお願いしておりますので、実際は経費負担はかからないような形で今年度進んでおると認識しております。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝)
補助金等があるというのを私も把握しておりませんでした。ほかの学校さんの予算書等を拝見させていただく機会がありまして、今年度のPTAの予算書等の中に
校外学習等におけるバスの利用に関する予算が盛り込まれている学校がございました。それによって、それを目にしたときに、はてと思いまして、学校の学習の一環のバス利用に予算が取られている、保護者がPTA会費として負担しなければいけない状況になっているというところが目につきまして、その状況については把握していますでしょうか。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) すみません。個々の学校の中で今回
保護者負担になっているというところについては、ちょっと私も把握しておりませんでした。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) まず、実際にそのように計上されているPTAの総会の資料がありますので、ちょっと、私も全部の学校を調べているわけではありませんし、
教育委員会としては、そういった状況の把握、保護者がどのぐらいの費用負担をしているのか、また、学校によって保護者が負担しなければいけない学校としなくてもいい学校というふうな差があるように感じておりますので、その辺、統一できるように、また、そういった補助金があるんだよという、活用することができるという、そういったところも明確に周知していただければなというふうに思います。 学校教育に関する事項で、保護者が負担するべきことではないというふうに私は考えておりますので、極力、保護者の負担なく、みんなが平等に学習に参加できるという環境づくりをしていっていただきたいなというふうに考えます。 続きまして、②番の
新型コロナ対策の
マスク着用について再質問いたします。 国から来る情報を、各学校にチラシを配布したというところでありました。あと、各学校の判断、状況によって臨機応変にというふうに私、解釈しましたが、当市としましてはどのようにするか、国の判断に沿うというふうなことになってしまうとは思うんですが、当市としては、北秋田の状況を鑑みまして、各学校のほうにこうあるべきだよ、こう推薦するよと、そういった意思というものはあるものでしょうか。
○議長(堀部壽) 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) マスクの着用に関しましては、先ほど議員からもご指摘ございましたけれども、5月26日に、市として、厚生労働省や文部科学省から来た事務連絡の通知、
リーフレットを用いまして、各学校に、保護者にも通知してもらえるような形で指導してほしいと、子供たちには学校のほうで指導してほしいというような形でお渡ししています。 さらに、6月に入りましてからも、全国的に熱中症の事故とかが出てきておりましたことから、国からまた改めて徹底するような通知が参りましたので、6月13日付で各学校のほうに、改めて、マスクの着用については学校の状況、うちの市の場合は学校の規模も状況も大分違いますので、それで、学校の状況に合わせてといった形で通知はしております。 いずれにしても、私も学校に行って授業を見てきましたけれども、体育の授業などではマスクの着用はしないで、運動する子供たちについては取り組んでおりましたが、これもまた、子供がどうしてもマスクをしたいというようなことであれば、それを取ることを強要できませんので、そういったところは状況に合わせて指導している、運動量なども含めて、状況に合わせて指導しているというのが現状でございました。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) また、家庭の状況だとかによって、
マスク着用の認識というのは非常に違いがあるものですので、こうしなさいというふうな強い命令というか指導というのは難しいことではあると思います。 しかしながら、やはり、先ほど答弁にもあったとおり、運動等における
マスク着用において、逆に健康を害してしまうというふうな結果も報道されておりますので、当市としましては、体育の時間だとか、あとは必要のない屋外での活動のときには、こうしたほうがいいよというような形で、国から来るものをそのまま横流しというふうな状況よりは、北秋田市はこうしてほしいよ、こうしたほうがいいんだよと。その地域の状況もあると思うんです。都会のほうと北秋田地域とまた違いがあると思うので、市としての明確なお願いの仕方、指導の仕方、そういったものも必要かと感じますので、子供の健康上、見守りながら、指導に当たる先生方には、安全な教育環境にしてほしいなというふうに思います。 続きまして、③番でしたっけ。
○議長(堀部壽) 大きい3番。
◆4番(永井昌孝) 大きい3番です。 北秋田市
中心市街地活性化ビジョンの再質問に入らせていただきます。 1)番の
中心市街地の状況についてでございます。 策定した目標数に関しましては、大きく、やっぱりかけ離れてしまっているというふうなご答弁でした。まさに、この状況を見ましても、
中心市街地といえる状況なのかというふうな景観のように見えます。 策定時、コムコムだとか公営住宅の移転、そういったものに関して目標を立てておりまして、それを着実に遂行され、実現しているというふうに感じております。しかしながら、事業経営者、店舗、商店のほうの廃業、空き店舗、また著しい老朽化、そういったのが目立っております。
中心市街地としましては、行政機関があったりだとか、商業施設が充実しているというところが
中心市街地というふうに私は捉えております。行政機関はありますが、商店街として、商業地としての中心地といえる状況なのか、これをどのようにしていかなければいけないのかというふうなところですが、具体的に
空き店舗対策と、あといろんな支援金、補助金というふうなお話がございましたが、今後の
中心市街地のというふうなつくり方、景観も含めまして、どのようなものが
中心市街地というふうに当局では捉えているのか。こちら、お聞かせください。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの再質問にお答えします。
中心市街地、先ほど来お話しいたしました。例えば、昨日の日曜日とか、それから土曜日とか、それから祝日見てますと、今、ちょうど梅雨時ですので、天気があまりよくないわけですけれども、ただ、天気がよくなくても
アーケードがあるはずの商店街であります。平日と違って、日曜日に店を閉めている。平日は開けていても、日曜日に店を閉めていらっしゃる商店もあります。先ほど、
中心市街地というお話の中で、行政機関がある程度の役割をなしているようなお話がございました。残念ながら、土日、市役所も、また各役所も休んでおりまして、そこに来られる方々がそういう商店街に回っていくという、なかなかそういうチャンスがないわけであります。そういうことを見越して、商店街の方々が、日曜日とか休日に店を閉めていらっしゃる方もいるのかなと思いました。 また、先ほどもお話ししましたように、駅前商店街を含めて、銀座通りもあるわけでありますけれども、空き店舗を活用して店を開いてくれているという、そういう、また新たな、そういう意味合いの場つくりのために頑張っているグループもございます。そういう方々が、今度、今月末の土曜日にまたイベントをやっていただくようでありますけれども、そういうところにはたくさんの方々が親子連れで、子供さんも連れて来ています。ただ、残念なのは、せっかくそういうイベントをやっていただいても、そこに、それからほかの商店のほうに波及をしていかないという、これが非常に残念です。 ですから、やはり商店会と一緒に連携をしながら、お互いに情報共有して、こういうイベントをやりますといったことをもっと広くアピールしなくちゃいけないと思います。広報などでも時々載せていただいたりすることもありますけれども、そういうことも含めて、やはり
中心市街地の活性化の一助となるように、そういう、いろんな、様々なイベントを行うときに、我々もPRしていかなければいけないのではないかなと思っています。 また、空き店舗に関しましては、先ほど、もう十分、議員ご案内のとおり、そこで暮らしている方もいらっしゃいますし、また、残念ながら後継者がいらっしゃらない。また、建物が古くなってしまって、また貸すこともできないような状況もあります。また、大家さんがここに住んでいなくて、なかなか、そういう店を貸すという状況にないところもあります。 ただ、それでも頑張って、空き店舗に入っていろいろ事業展開してくださる、そういう芽も出てきていますので、何とか、そういう意味で、そういう人方がどんどんそれを表にPRできるような、そういう街にできればなと思っています。 それと、やはり若い方々含めて、特に一番ファッションセンスがある方と、我々もファッションセンスがあるつもりですけれども、なかなか新しい感覚が湧いてこない。ですから、例えばそういう方々にやっぱり喜んで買物してもらえるような、また、そういう情報を捉えられるような、そういう発信の仕方も必要なのかなというような感じがいたします。 ともあれ、1つ2つのそういう店があって、そこだけにぎわっているというわけにも、なかなか活性化につながりませんので、お互いに商店会が連携し合いながら、やはりそういう、一緒になってPRできるような、そういう協力もしていただけるように、我々も頑張っていきたいなと思っております。 まず、以上であります。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) ありがとうございます。 今、駅前の商店街のほうで若い方々が一生懸命と、地域を盛り上げたいというふうに頑張っている人方、そういった人方がいるので、空き店舗を利用して新規出店をするというふうに、背中を押してくれるかのように、店舗を活用してくれる若い経営者さんの方々がいるように思います。 イベント等、市長もふだん徒歩で通勤されているようで、よくご存じかと思うんですが、街のにぎわいとしまして、イベント等を周知するというふうな話でありました。市長にお話しいただいた、今週のイベントでしょうか、それ、民間の方々、団体の方々が集まってやるイベントごとだと思いますが、当市としては、その
にぎわいづくりとしてどのようなイベントごとをお考えでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) まず、政策監から。
○議長(堀部壽)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。 これまでも、
中心市街地活性化のために様々なイベントをやってまいりました。コロナの影響で去年、それからおととしと中止になりましたふるさと踊りともちっこ祭りなど、そういった
中心市街地、駅前通り、
銀座通り商店街を中心としたイベントもやってきてございます。実行委員会形式ではございますけれども、そういったものに連携しながら、市のほうでも取り組んできたというところでございます。 今週の土曜日、25日には、道の駅たかのす、大太鼓の館前の駐車場でふるさと踊りともちっこ祭りのほうが、規模縮小ですけれども、行われることになっています。来年以降は、またこういった大きなイベントを、
中心市街地を活性化、にぎわいを取り戻すためにまた開催していければいいなというふうに考えているところです。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) 街の
にぎわいづくりとして、結構昔からあるイベントごとが北秋田地域は多いのかなというふうに感じております。若い人方が出てきて、街のにぎわいをつくるぞというふうに一生懸命動いております。新たなイベント、少々、市民のほうもマンネリ化といいましょうか、新しいイベントであったりだとか、その時代に合ったイベントごとというのも期待しているところとは思います。 ちょっと別の質問にいかせていただきます。
空き店舗対策のほうにいきたいと思います。すみません。 先ほど、答弁の中に、
地域商業等活性化支援事業補助金というふうなものが今回の予算のほうに組み込まれたというふうに伺いました。これの補助金の内容について、今現在分かるところ、詳しい使い方について説明願います。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) それについては、
商工観光課長から。
○議長(堀部壽)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(佐藤義隆) お答えいたします。
地域商業等活性化支援事業補助金についてでございますけれども、事業継承等の地域課題について、解決に向けて、新たな市内の事業者の事業継承及び新分野への展開等を支援するために、300万円を限度として補助対象経費の4分の3を補助するため、今回の議会のほうにご提案をさせていただいているところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(堀部壽) 4番 永井 昌孝議員。
◆4番(永井昌孝) 事業継承、事業譲渡という感じですね。4分の3、結構大きな負担率ではありますが、使用用途としましては、制限等は今のところありますでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 重ねて
商工観光課長から。
○議長(堀部壽)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(佐藤義隆) ご答弁いたします。 補助対象経費につきましては、事業計画の作成費用だったり、それから土地の購入費、それから施設、それから備品等の購入費というふうなものになります。 以上です。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) まず、柔軟に使えるような補助金だというふうに理解しました。 あと、
空き店舗対策というふうなところで、今回、本定例会も、初日、誘致企業に関する話が出てまいりましたが、当市では、大規模な企業等の誘致、誘致企業と言われると大規模な企業を想像してしまうわけではありますが、商店街に出店する小規模な商店、そういったところの企業誘致というものに関してはお考えはありますでしょうか。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光)
商工観光課長から。
○議長(堀部壽)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(佐藤義隆) お答えをいたします。 産業振興促進条例につきましては、今、議員がお話ししていましたとおり、工場等を想定をしてつくられたものでございます。 今回の事業につきましては、そこに該当にならない、例えば小売店舗だったり飲食だったりというふうなことを対象として行っていきたいというふうなものでございます。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) 確かに、空き店舗を活用するに当たって、家賃の2分の1の補助で、手厚い、魅力的な補助金であると思います。それで、今回つけていただいた地域商業活性化の補助金のほうも非常に使いやすいようなふうに感じておりますが、もっともっと、出店者に対しての積極的な働きかけというふうなものが、私、非常に、もっとPRしなければいけないんじゃないか、もっと積極的に動かなきゃいけないんじゃないかなというふうに感じております。もっともっと、さらに地域商業等を潤滑させるには、大規模にかかわらず、当市独自においてもさらなる補助金支援等をしていただけるようなふうになっていただければなというふうに感じております。 3)番の
アーケード老朽化のほうについて再質問させていただきます。 駅前商店街のほうは新しくなっておりますが、銀座通り
アーケードのほうは今どのぐらいの期間がたっているのか。すみません。ちょっと、ご答弁があったら聞き漏らしていました。どのぐらいの期間がたっているものなのかお聞かせください。
○議長(堀部壽) 市長。
◎市長(津谷永光) 政策監から。
○議長(堀部壽)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。
銀座通り商店街の
アーケードでございますけれども、昭和40年代に最初は建設されたものでございます。その後、昭和62年に、商店街近代化計画の一つといたしまして、今の新
アーケードやカラー舗装等を行ってございます。その後、平成7年には、
アーケードの支柱改修、塗装、駐車場の整備、各商店の統一看板、そういったものを設置してございます。 以上でございます。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) 非常に老朽化の著しい
アーケードでございます。雨が降りますと雨漏りがしたり、崩れそうな屋根や天井があったりとして緊急的に補強しているところも目に入りました。なかなか、商店街、組合員さん方の力だけでは、この老朽化したものを何とかしていく、維持していくというものが非常に厳しい状況に迫られているんではないかなというふうに考えます。まちづくりの一環としましても、安全面も見ましても、こちらの
アーケード等の関すること、都市計画、まちづくりというふうな形で、安全に過ごせるようにしていっていただきたいなというふうに感じました。 4)番、さらなる
中心市街地活性化の実現に向けてでございます。 策定当時から10年たちました。10年前の策定当時から見て、今現在ではライフスタイルが大分変ってきているところもあると思います。今一度、どのような方向性として、もっと具体的に、どのような
中心市街地をつくっていかなければいけないのかなというところをもう一度お聞かせください。
○議長(堀部壽) 答弁。 市長。
◎市長(津谷永光)
産業部政策監から。
○議長(堀部壽)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えいたします。 最初の市長の答弁にもございましたとおり、なかなか、コロナの関係等もございまして、数年後の予測が困難な状況となってきてございます。 ただ、市街地活性化というのは今後も考えていかなければいけないところではございますけれども、当時つくられたこのビジョンが、本当に、JR鷹ノ巣駅から駅前通り、それから銀座通り、そこを中心とした23ヘクタールほどのエリアのビジョンということになります。今後は、ここだけではなくて、やはり市全体の活性化のための検討をしていく必要があると考えてございますので、そういったところを、
中心市街地のことも含めながら、市全体の活性化のことを検討していきたいということでございます。 以上です。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) 北秋田全体がよくならなければ
中心市街地もよくならないというふうに私も考えております。全体的に活気を出したいなというふうには思っておるところではありますが、やっぱり率先を切って、北秋田市の中心地、商業、行政機関の中心地といえるこの商店街、駅前周辺、その辺のところ、真剣に考えなければいけない時期にあるというふうに考えております。 それで、最初から申し上げるとおり、やはり安全性が、私、とても気になっているところであります。
アーケード本体もそうですし、建物の老朽化等も目に入ります。そういったところもなかなかうまく、土地の所有者、建物の所有者等の関係でうまく進まないところもあると思うんですが、そのままでいいのかというふうに考えると、いや、安全に過ごすにはそのままじゃいかんよねと。なかなか進まない、進みづらい課題が多いとは思います。
中心市街地の活性化について、駐車場のことについて、私、ちょっと気になっているところではありますが、この商店街付近、
中心市街地を利用する方々はどういったところに駐車場を求めているといいましょうか、市としては、駐車場としてどのようにしたらいいかというふうにお考えかお伺いします。
○議長(堀部壽) 市長、答弁。
◎市長(津谷永光) 政策監から。
○議長(堀部壽)
産業部政策監。
◎
産業部政策監(金澤誠) お答えします。 商店街に近いところに駐車場があれば一番いいわけでございますけれども、今、商店街の周りには、それこそコムコムの駐車場であったり、あと市役所の職員の駐車場であったり、駅前のほうに行きますと文化会館の駐車場であったり、少し歩きますけれども、大型店のほうに行っても同じだと思います。大型店に行っても、駐車場に止めて、ある程度歩かないと店舗に入れない。そういうことからいうと、そんなに、さほど変わりもございませんので、今ある、既存の、使える駐車場のほうを利用していただきながらということで考えてございます。 以上です。
○議長(堀部壽) 4番 永井議員。
◆4番(永井昌孝) 大型店に行くと、なぜか、歩いていてもそんなに苦じゃないというのが不思議なんですよ。なぜか、地元の地域商店に行くとやっぱり店の前に止めたいというのが私たち、北秋田というか秋田県民というか、ドア・ツー・ドアの生活環境というところになじんでしまっているというところだと思うんですが、当初のこのビジョンを策定したときにも、市民の要望としまして、駐車場の整備が必要なんじゃないかなというふうな市民の意見がかなり上位のほうで、アンケート結果として反映されておりました。当局としましては、コムコムの駐車場や駅前の文化会館の駐車場、そちらのほうを活用してくれればということではあったんですが、それが市民にとってはちょっとまだ遠かったのかなというふうな認識になります。 様々なまちづくりのことで市民の方々にいろんなお話を伺いますと、やはり商店街の歩道を少し削ってもいいんじゃないかとか、そこ、店の前に車をちょこっと置いても交通の邪魔にならないような、そういったまちづくりをしていくことはできないかとか、いろんなこと、意見が耳に入ってきます。また、今後、今一度いろんな市民の方々の直接な意見等を聞きながら、将来の住みよいまちづくりをしていっていただければなというふうに感じております。 また、北秋田全体がよくなければいけないというふうに私も考えております。将来的には、
中心市街地から外れたところに行きますと、買物が不便になったりだとか、ATMに行くにも苦労して行くとか、そういったお話が聞こえます。今後、市街地から外れたところにとっては、移動スーパーだとか移動販売車、移動ATM等、そういったものも必要になってくる時代がすぐそこにあるのかなというふうに感じておりますので、その辺に関しましても併せてまちづくりのほうを考えていただければなというふうに考えます。 環境整備とか都市交通、土地利用の誘導などの在り方、一筋縄ではいかないことではありますが、津谷市長の強いリーダーシップの下、今後の活気のある北秋田市の発展を願いまして、私からの質問は以上といたします。ありがとうございました。
○議長(堀部壽) 以上をもちまして、4番 永井 昌孝議員の一般質問を終わります。
○議長(堀部壽) 次に、8番…… (「ちょっと消毒するので」の声)
○議長(堀部壽) 少々お待ちください。 次に、8番 久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。
◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 8番、共産党議員団、久留嶋範子です。 2点について質問いたします。 大きな1番です。子育て支援について。 ①子育て応援として学校給食費の無償化を。 先日発表されました人口動態統計によりますと、女性1人が生涯に産む子供の推定人数、合計特殊出生率は1.30と、前年を0.03ポイント下回り、出生数も過去最少の81万人で、減少ペースが国の推計より6年も早くなっております。県内で生まれた赤ちゃんの数は、前年より164人少ない4,335人で、15年連続の減少で、過去最少を更新しております。全国では40番目にとどまっています。 少子化は、若い世代が将来に希望を持てないことの反映であり、まずは若者の雇用を安定させ、子育て世帯の経済的な負担を軽くしなければなりません。物価高騰が市民の暮らしに深刻な打撃を与える中、子供たちの給食の無償化を求める声が今高まっております。そのことから、次の4点についてお伺いいたします。 1)番、相次ぐ食材の値上がりによって、小中学校の給食にも大きな影響が出ています。当市の現状と、どのように工夫しているのかお伺いいたします。 2)番、安全・安心な食材を安定的に確保するため、生産者と一体となり取り組むべきではないでしょうか。 3)番、文科省の臨時交付金の活用を検討すべきでは。 急激な物価高騰により、学校給食費を値上げする自治体が増え、子育て家庭の家計に重い負担となっております。コロナ禍の家計悪化もあり、家庭に負担増を求めるのは容易でないと、文部科学省は、4月、地方創生臨時交付金を学校給食の負担軽減にも活用できるとする通知を全国の自治体に出しております。仙台市や秋田市などが交付金の申請を検討しているとのことであります。当市での活用はどのように考えているか。 4)番、家庭への負担を軽くするため、子育て応援として小中学校の給食費負担をゼロにできないか。 学校給食法は食育の推進を掲げています。また、憲法26条は「義務教育は、これを無償とする」としています。給食費が払えずに肩身の狭い思いをしたり、生活費を切り詰めて給食費を捻出するなど、子供たちや家庭に大きな負担となっています。こうした実態を受け、地方自治体の独自施策で無償化が広がっていることは、子供や家庭を励ますものです。一方で、自治体による格差が広がっていることも事実であります。日本で学ぶ全ての子供たちが安心して学校給食を食べることができるように、当市での見解をお聞かせください。 大きな2番、暮らし応援についてです。 ①物価高騰に対する市の対策についてお伺いいたします。 世界的な情勢の悪化やコロナによって物流が不安定になり、物価の高騰が長期化しております。小麦粉、食用油などをはじめ、食品の値上がりが止まりません。総務省が発表した4月の消費者物価指数は、前年同月比で2.1%上昇、賃金や年金など、収入が増えない中、物価高はコロナ禍で傷んだ家計に追い打ちをかけています。しかも、値上げはさらに続くおそれがあり、食品主要105社が年内に実施を予定している値上げは、今月1日時点で1万品目を超えます。平均の値上げ幅は13%、ピークは夏頃と見られ、秋以降には再値上げも見込まれております。物価高騰が市民の暮らしと営業に深刻な打撃を及ぼしています。今6月議会に、一般会計補正予算案として、コロナ禍や燃料高騰の影響を受けている公共交通事業者、貸切りバス、代行事業者への補助金が計上されておりますが、さらなる市民の暮らしを守るためにどのような対策を考えているのかお伺いいたします。 以上、壇上より質問を終わります。
○議長(堀部壽) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の1の子育て支援についての①の子育て応援として学校給食費の無償化をとして、1)から4)のご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 大きな項目の2の暮らし応援についての①物価高騰に対する市の対策はのご質問でありますが、今般の社会情勢の悪化による物価高騰につきましては、原材料高、燃料高などによる企業間取引コストの上昇が、食品をはじめとする生活必需品に連鎖し、企業の業績や家計を悪化させている状況であり、一般家庭はもちろん、多様な業種にも影響が及んでおります。 物価高騰に係る支援策につきましては、議員からもご紹介がございましたが、中小企業等事業継続支援事業を実施しているほか、今議会に交通事業者への支援も提案をしておりますが、今後も引き続き国や県の動向を注視しつつ、状況を見極めながら必要な施策を検討してまいります。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。
○議長(堀部壽) 続いて、答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1、子育て支援についての①子育て応援として学校給食費の無償化をとして、1)から4)については、関連がありますので、一括して答弁いたします。 当市の学校給食につきましては、北部学校給食センター、南部学校給食センター、もりよし学校給食センターの3施設で調理を行っており、4月1日現在、児童生徒、教職員等、1,941人へ給食を提供しております。 全国的に物価の高騰が続いている中、当市においても多くの食材の価格が上昇している状況にありますが、メニューに使用する食材の変更等により、購入価格が上がらないよう工夫し、必要な栄養を維持した給食を提供してまいりました。 しかしながら、今後も食材価格の高騰が見込まれることから、食材価格高騰分に関する補助事業の活用について検討しております。 学校給食用の食材供給については、一次処理済みの野菜の納入など、衛生管理上の制限がございますが、地場産物の安全・安心な食材を学校給食に使用することにより、児童生徒が地域の食材や食文化について理解を深めることと、生産に携わる人々に対する感謝の気持ちを抱くことが大変重要だと考えていることから、地域の生産者と連携することにより、学校給食の地産地消を推進してまいります。 学校給食費については学校給食法に定められており、学校給食の運営に必要な施設・設備の整備費、調理従業員等の人件費は学校設置者の負担であり、食材料費は保護者が負担することとなっております。 学校給食は児童生徒が成長する上で欠かせないものであり、学校給食の意義を認識し、望ましい食習慣を身につけ、食育の推進を図り、保護者に対する感謝の気持ちを育てるという教育的観点から、学校給食費は保護者に負担いただくべきと考えております。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。
○議長(堀部壽) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番 久留嶋範子議員。
◆8番(久留嶋範子) それでは、大きな1番の①、一括してお答えされましたけれども、1)番のところから再質問いたします。 3つの給食センターで、メニューも工夫しておられるということであります。 全国的にも、やっぱり物価高騰の中で値上げしているところもありますが、いろんな問題で、子供たちの給食にこの物価高騰での影響が出ていると思いますが、現在、給食の形態は週5日制で、完全給食で、月曜日から木曜日は米飯、牛乳、おかず、それから隔週での金曜日がパンまたは麺類、牛乳、おかずとなっておりますが、毎週ではありませんけれども、金曜日のパンとか麺類、小麦粉が上がっていますので、ここら辺の影響とかはどのように、今までどおりで変わりないかということを確認いたします。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 教育次長が答えます。
○議長(堀部壽) 教育次長。
◎教育次長(小坂竜也) 食材につきましての高騰分について、先ほど教育長の答弁の中でも、食材料費を見直すことということでこれまで対応しております。ただいま麺のお話がございましたけれども、食材費全体で調整を執り行っていることから、麺類、パン類、金曜日の提供ですけれども、これまでどおり提供している状況でございます。
○議長(堀部壽) 8番 久留嶋範子議員。
◆8番(久留嶋範子) 2)番の安全・安心な食材の安定ということで、地場産業をということでありました。 このことについて、私、調べましたら、2017年、5年前に一般質問しておりまして、学校給食に安心・安全な食材をということで質問しました。教育長がお答えしていますが、「食は生命の源であり、健康に密接な関わりを持っていますが、この食を支えるのは農業です。地産地消運動は、地場産業の消費拡大運動という面だけでなく、健全な食生活の実現や地域の環境保全、伝統的な食文化の継承、子供たちへの食教育など、いろいろな役割を持っています」ということで、現在の学校給食で利用する野菜15品目の割合、それのことも当時お聞きしました。この中で、もちろん、お米というか、これは100%でありますが、この使用量、県の指標によって実施している市産の実績、まだまだ少ないと思いますということで答弁をその当時いただきましたが、5年前と比較しまして、この割合、給食に使っている野菜の品目、それから県内産の実績というのは変わっていないのかお伺いします。
○議長(堀部壽) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) 教育次長が答えます。
○議長(堀部壽) 教育次長。