鹿角市議会 > 2021-11-29 >
令和 3年第5回定例会(第1号11月29日)

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  1. 鹿角市議会 2021-11-29
    令和 3年第5回定例会(第1号11月29日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和 3年第5回定例会(第1号11月29日)     令和3年11月29日(月)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 議席の一部変更  第2 会議録署名議員の指名  第3 会期の決定  第4 市長行政報告  第5 決算特別委員会審査報告      質疑  第6 報告事件の審議      討論、採決  第7 議案の上程      議案第68号から議案第71号まで       説明、質疑、討論、採決      議案第72号から議案第79号まで       説明、質疑  第8 議案及び請願・陳情の付託   散会
    ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 議席の一部変更   2 会議録署名議員の指名   3 会期の決定   4 市長行政報告   5 決算特別委員会審査報告   6 報告事件の審議   7 議案の上程      議案第68号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正             について      議案第69号 特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改             正について      議案第70号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第71号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)      議案第72号 指定管理者の指定について(鹿角市二本柳農村公園)      議案第73号 市道路線の認定について      議案第74号 鹿角市国民健康保険条例の一部改正について      議案第75号 鹿角市まちなかオフィス条例の一部改正について      議案第76号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)      議案第77号 令和3年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号             )      議案第78号 令和3年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第79号 令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   8 議案及び請願・陳情の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(18名)        1番  笹 本 真 司 君     2番  湯 瀬 弘 充 君        3番  丸 岡 孝 文 君     4番  湯 瀬 誠 喜 君        5番  戸 田 芳 孝 君     6番  成 田 哲 男 君        7番  金 澤 大 輔 君     8番  舘 花 一 仁 君        9番  栗 山 尚 記 君    10番  児 玉 悦 朗 君       11番  安 保 誠一郎 君    12番  黒 澤 一 夫 君       13番  浅 石 昌 敏 君    14番  倉 岡   誠 君       15番  宮 野 和 秀 君    16番  兎 澤 祐 一 君       17番  田 村 富 男 君    18番  中 山 一 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        関     厚 君    教育長       畠 山 義 孝 君  総務部長      佐 藤 康 司 君    総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君  市民部長      黒 澤 香 澄 君    健康福祉部長    金 澤   修 君  健康福祉部保健医療専門官           産業部長      花 海 義 人 君            村 木 真智子 君  建設部長      中 村   修 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    産業部次長     阿 部 正 幸 君  会計管理者     佐 藤 千絵子 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員会事務局長 金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      佐羽内 浩 栄 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開会 ○議長(中山一男君) これより、令和3年第5回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(中山一男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(中山一男君) これより議長報告をいたします。  監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、11月26日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、9月25日から11月28日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席状況は、別紙報告書のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 議席の一部変更 ○議長(中山一男君) 次に、日程第1、議席の一部変更を行います。  会派の異動に伴い、会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部を変更いたします。  変更後の新たな議席は、お手元に配付いたしております議席表のとおりであります。その議席番号及び氏名を事務局長より朗読させます。事務局長。 ○事務局長佐羽内浩栄君) 議席の変更部分を朗読させていただきます。  11番安保誠一郎議員、12番黒澤一夫議員、13番浅石昌敏議員、14番倉岡 誠議員、15番宮野和秀議員、16番兎澤祐一議員、以上でございます。 ○議長(中山一男君) ただいまの朗読のとおり、議席を変更いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたしました。  ここで暫時休憩いたします。     午前10時02分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前10時03分 再開 ○議長(中山一男君) それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(中山一男君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により7番金澤大輔議員、8番舘花一仁議員を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 会期の決定 ○議長(中山一男君) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・議事日程表のとおり、本日から12月17日までの19日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から12月17日までの19日間と決定いたしました。  ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 市長行政報告 ○議長(中山一男君) 次に、日程第4、市長の行政報告を受けます。市長。     (市長 関 厚君 登壇) ○市長(関 厚君) 令和3年第5回鹿角市議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、対話行政につきましては、より多くの市民の声を伺いたいとの私の思いから、対話や交流の場を創出する新たな取組として、直接市民と対話を行う「いつでも市長室」を9月17日からスタートしております。
     これまで7組70人の方々と意見交換を行っておりますが、廃校舎の再利用に対するご意見のほか、子供が実践しているSDGsなど特色ある取組を伺っております。引き続き、こうした対話などを通して市民の声や活動を幅広く伺いながら、地域の課題の把握と地域活性化策の検討を進めることで、市民の皆様のご意見を市政に生かしてまいります。  災害への対応力のある地域づくりにつきましては、去る10月3日、十和田市民センターを会場に、周辺の自主防災会や自治会などから参加いただき、鹿角市総合防災訓練を実施いたしました。  大規模な地震が発生したとの想定の下、災害発生後の初期対応として、現地指揮本部の設置をはじめ、情報の収集・伝達、避難誘導、さらには倒壊建物からの救出救護や初期消火など、住民が主体となった訓練を実施しております。今回の訓練を通して、改めて防災意識の重要性を確認するとともに、地域防災力の向上と関係機関との連携を強化してまいります。  ホストタウン推進事業につきましては、平成30年度から活動いただいた国際交流員のダンコー・アンドレアさんが約3年の任期を終え9月末で退任されました。新型コロナウイルス感染症の影響により制約がある中での活動となりましたが、ハンガリーの文化に親しむイベントや情報発信など精力的に活動いただき、市民の国際理解の向上に貢献いただきました。  帰国に当たり、総務大臣から「JET絆大使」に任命されており、今後とも本市とショプロン市との友好交流のかけ橋としてご尽力いただけるものと期待しております。  ふるさと鹿角応援寄附につきましては、11月21日現在、寄附件数は8,679件、金額では1億1,769万7,763円となり、前年同期と比較し、寄附額で43.1%の増と、大幅な増加となっております。例年、寄附額が大きく伸びる年末に向け、関係事業者と連携を密にし、リンゴや米、きりたんぽなど本市が誇る特産品の魅力を最大限に伝えながら、より多くの方々から応援をいただけるよう取り組んでまいります。  移住の促進につきましては、去る11月6日から7日までの日程で移住ツアーを開催し、首都圏在住で移住に関心のある親子4世帯9人から参加いただきました。女性が働きやすい事業所等の紹介や子育て施設、町並み、スーパーマーケットなどの見学をはじめ、自然豊かな景色や温泉、特産品など多くの魅力に触れていただいたほか、地元住民との交流を図っております。参加者からは、本市の子育て環境田舎暮らしのよさを評価する一方で、冬の生活や雪に対する不安の声も寄せられたことから、今後、開催予定の「冬ぐらし」体験ツアーやきめ細かな相談対応を通して、不安の解消に努め、移住につなげられるよう取り組んでまいります。  若者世代ふるさとネットワーク構築事業につきましては、進学や就職のために市外に転出した25歳未満の若者を対象に、ふるさとへの愛着やつながりを継続していく取組として、10月1日から「鹿角家U25(かづのけアンダー25)」の会員の募集を開始いたしました。10月末までの1か月間で30人を超える方から加入いただいており、入会者からは地元愛の強さやつながりを望むようなコメントも寄せられております。  今後は、年明けに開催する成人式で取組を周知し、さらなる会員の拡大を図るとともに、広報等を通じて、市内にもいるご家族からもご賛同いただけるよう情報発信を進めてまいります。  次に、民生関係についてでありますが、地域福祉につきましては、灯油価格の高騰による市民生活への影響を軽減するため、低所得世帯に対して灯油購入費の一部を助成することとし、関連予算を本定例会に提案いたしております。  医師確保対策につきましては、去る11月7日に医療職を志す中・高校生のためのシンポジウムを開催いたしました。シンポジウムには、本市の医師修学資金制度を利用し、現在県内の医療機関で研修されている研修医をはじめ、歯科医師、薬剤師、看護師など実際に医療専門職として勤務されている方を講師に迎え、地域で医療職を目指す生徒たちにとって直接話を伺うことができる貴重な機会となっております。  令和4年度の保育園等の入園申込みにつきましては、今月1日から申込みを開始しておりますが、来年度の申込みから、出産を予定している方や、現在育児休業中で年度途中から職場への復帰を予定している方からも入園の仮申込みをしていただくことといたしました。年度途中からの入園も含め、年間の保育需要を踏まえて保育士を配置することにより、保育環境のさらなる充実を図ってまいります。  高齢者のネットワークづくりとなる会食サービス支援事業につきましては、今年度から自治会で敬老会を開催する際にも利用できるよう制度を拡充しておりましたが、利用実績は80自治会2,580食となり、多くの方々に利用していただき、好評をいただいております。  認知症対策につきましては、今年度も認知症サポーターからステップアップした「オレンジサポーター」12人を認定しております。  また、去る10月31日に文化の杜交流館コモッセを会場に開催した認知症市民セミナーには定員の150人に達する参加をいただき、認知症に対する理解を深めていただいております。引き続き、高齢者が元気に過ごすことのできる生きがいづくりと地域で高齢者を支える体制づくりを進めてまいります。  新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、9月26日で集団接種は終了し、それ以降は個別接種により新規12歳到達者や接種希望者の接種を行っております。11月14日時点で65歳以上の高齢者の93.6%が2回目接種を終え、接種対象者全体では、1回目接種を終えた方が91.1%、2回目接種を終えた方が90.4%となり、当初の想定を上回る接種率となっております。  3回目接種につきましては、2回目接種から8か月経過した方を対象に順次進めていくこととなっており、本市では先行接種の対象となる医療従事者の接種を令和4年1月から開始する予定としております。住民接種は令和4年2月から個別接種を開始し、4月以降は集団接種を並行して実施できるよう準備を進め、ワクチン接種希望者が安心して接種できるようきめ細かな周知に努め、関係機関と連携を図りながら万全の体制を整えてまいります。  地域コミュニティーの維持と活性化につきましては、4つの自治会が集落支援員活動事業を活用し、それぞれの地域資源等を生かした活性化事業に取り組んでいるほか、集落の現状を把握する状況調査を実施した15自治会でも順次、事業計画の策定に向けた話合いを進めていくこととしております。  また、自治会役員担い手不足や世代間の交流促進などの課題解決をテーマに実施している地域づくりリーダー研修会については、男女共同参画の視点を取り入れた自治会運営地域活動を促進するため、今年度も「秋田県地域の女性リーダー育成事業」と合同で開催いたしました。女性の自治会活動への参加を促すことにより、コミュニティー活動の維持や活性化が図られるよう引き続き支援してまいります。  男女共同参画社会への推進につきましては、本市では、男女が共に働きやすく仕事と生活の調和の取れた職場づくりに取り組んでいる企業に対し、ワーク・ライフ・バランス優良企業として表彰しておりますが、今年度は株式会社青山精工医療法人寿光会を表彰いたしました。  表彰と併せて開催した基礎講座では、昨年度に表彰した株式会社浅利佐助商店から「働きやすい職場づくりや女性の活躍推進に向けた取組み」について講演いただき、働きやすい環境と、仕事と生活の調和の取れたライフスタイルをPRする機会となりました。引き続き、職場や家庭、地域等で男女が対等に参画できる社会づくりを進めてまいります。  次に、農業関係についてでありますが、このたび農事組合法人永田ホープフルファームが「令和3年度豊かなむらづくり全国表彰事業」において農林水産大臣賞を受賞いたしました。水稲やエダマメ、スイートコーンなどの複合経営の実践や、地域ぐるみで農地の維持と景観形成を推進するなど活発な地域コミュニティー活動が高い評価を受けたものでありますので、引き続き本市の農村地域の活性化に取り組んでまいります。  令和3年産米の作柄につきましては、田植期以降、気温が平年を上回り、登熟期の生育も順調に推移したことから、現時点で一等米比率は90.1%となっております。また、本市を含む県北地域の作況指数は103の「やや良」で、10アール当たりの予想収量は577キログラムと公表されており、十分な収穫量を確保できております。  昨年の全国的な豊作で在庫が例年以上に増加したことに加え、コロナ禍による巣籠もりの影響により業務用米の需要が激減したことで在庫量が大きく増加し、令和3年産米の概算金は大幅な下落となりました。また、燃料費をはじめとする生産コストが高止まり傾向にあり、農業経営を逼迫させている状況にあることから、国や県、関係機関と連携し、次期作に向けた対策を検討してまいります。  野菜につきましては、キュウリやトマトなど主力作物は、天候がおおむね順調に推移したことから昨年を上回る収量となりましたが、価格面では、収量が少なく高値となった昨年と比較し、平年並みの単価で推移したことから販売額は減少しております。  「北限の桃」につきましては、肥大時期の天候が安定したことから、JAの集荷量は前年比102%となり、販売額も前年とほぼ同額の1億3,800万円となっております。また、産直販売やふるさと納税返礼品の売上げが好調で、認知度も向上し、需要がますます高まっていることから、引き続き関係団体と連携し、生産指導や作付拡大を支援しながら、ブランド力の向上に取り組んでまいります。  畜産につきましては、去る10月26日に鹿角家畜市場へ短角・褐毛の子牛、合わせて58頭が上場され、52頭の売買が成立しております。このうち日本短角種は42頭が取引され、税抜きの平均価格は23万4,000円ほどで、昨年を3万3,000円ほど下回る結果となりました。コロナ禍における外食需要の減少が価格の下落に影響したものと捉えておりますが、今後につきましても、畜産農家や関係団体と連携を図りながら、計画的に増頭対策に取り組むとともに、枝肉出荷頭数100頭台を目指し、一層の販売促進に努めてまいります。  農村の有する多面的機能の維持につきましては、「令和3年度秋田の原風景を守り継ぐ優良表彰」において、大久保農地保全会が最優秀賞、水沢農地保全管理組合が特別賞を受賞いたしました。  多面的機能支払交付金や中山間地域等直接支払交付金を活用した農地維持や地域活動の実績が評価されたものであり、引き続き農村の有する多面的機能の維持や農村の原風景につながる取組を推進してまいります。  森林経営管理につきましては、森林経営管理制度に基づき、令和元年度に意向調査を実施した八幡平玉内、小豆沢地区の135.5ヘクタールの経済林について、経営管理実施権の設定を受ける民間事業者を募集し、審査によって鹿角森林組合を選定し再委託しております。  国土調査が行われている地区を優先し、順次、森林経営管理を進めており、令和2年度に意向調査を実施した湯瀬、小豆沢碇地区については現地調査を終了したほか、新たに松館、長牛地区については地元説明会を実施し、意向調査を行っているところであり、早期に再委託へ結びつけられるよう、民有林の適切な経営と管理に努めてまいります。  次に、観光関係についてでありますが、大湯環状列石JOMON体感促進事業につきましては、現在、食のプログラムの造成に取り組んでおり、専門家から成る第2回目の検討委員会を10月28日に開催し、土器の付着物分析など科学的な根拠に基づく縄文食の復元を進めることとしております。また、並行して土器のレプリカ製作煮炊き実験、食材の採集などのほか、料理専門家による食材の視察などを行い、食用の器、食材の検証とメニュー開発に取り組んでいるところであり、1月にはモニターツアーを開催する予定としております。  ヘリテージ・ツーリズム推進事業につきましては、9月に大湯環状列石等をコンテンツとしてオンラインツアーを開催するとともに、外務省との共催により今月18日から19日までの日程で駐日外交団のツアーを開催し、本市が誇る歴史・文化遺産の魅力を発信いたしました。  また、ジュニアガイドの育成研修のほか、関係するDMO同士の連携により、世界遺産ツアーやお土産となるお菓子の開発・販売など、民間主体の取組も活発に行われております。  北東北3県の居住者を対象としたプレミアム観光券につきましては、長引くコロナ禍の状況を踏まえ、利用期間を令和4年1月末まで延長しておりますが、10月末までに宿泊券が1万6,324枚、観光券が3万2,201枚利用され、利用率は約8割となっております。  また、誘客拡大と観光客の市内周遊を促すために、6月1日から10月31日まで実施した観光スタンプラリーには8,374人から応募があり、当選した666人に本市の特産品を贈呈しております。スタンプを設置した多くの施設で来館者数が増加するなど誘客促進が図られております。  コロナ禍により開催を延期していた「鹿魂祭」につきましては、11月13日、14日の両日に鹿角観光ふるさと館あんとらあを会場に開催いたしました。あんとらあのリニューアルオープン記念ヘリテージ・ツーリズムの推進を目的に、市内7つの伝統芸能の披露のほか、特産品の販売ブース飲食コーナーの設置などを行い、2日間で約6,000人からご来場いただいております。  次に、商工関係についてでありますが、コロナ禍における経済・雇用対策につきましては、11月9日現在、地域雇用維持支援金は8社から約234万円、事業継続支援金は116社から3,321万円の申請を受け付けております。  プレミアム付商品券については約6億円分が完売となっておりますが、11月9日現在、発行額の約85%となる5億1,000万円が換金済みとなっております。  次に、建設関係についてでありますが、市道除雪につきましては、去る11月18日に関係者や受託業者による除雪会議を開催し、除雪計画に基づく体制を整えております。今期は、市道に農道等を加えた約555キロメートルについて、除雪機械110台により除雪作業を実施することとしており、冬期間における安全・安心な道路交通の確保に努めてまいります。  次に、教育関係についてでありますが、鹿角市総合教育会議につきましては、去る11月1日に開催し、世界文化遺産の登録を受けた大湯環状列石などを活用したヘリテージ・ツーリズムの推進について、教育委員と意見交換を行いました。委員からは、子供の頃から遺産の価値を理解していくことの重要性や、文化財としてのストーリー性を持った観光PRをしてほしいといった、文化財の保存と観光資源としての活用など様々な意見をいただきました。  本市が有する70を超える文化財について、多くの市民が誇りを持ち、保存と効果的な活用の推進に取り組んでいくことで、全国や世界に認められる文化遺産のまちを目指してまいります。  大湯ストーンサークル館の入館者状況につきましては、イコモスの勧告、世界文化遺産への正式登録により多くの見学者が訪れております。県内の修学旅行や全国からのバスツアーなどの団体利用が大きく伸び、入館者数は10月末までに2万6,000人を超え、過去10年間で最も多い状況となっております。また、ガイドの依頼も900件を超え、昨年、一昨年を大きく上回る状況にあることから、引き続き見学者のニーズに対応できるよう、ガイドのスキルアップと人員の確保に努めながら、大湯環状列石のさらなる魅力の発信と受入体制の強化に取り組んでまいります。  全国ジュニアサマーノルディックスキー大会につきましては、去る10月8日から10日までの日程で開催し、全国各地から220人の選手が参加いたしました。例年、ローラースキースプリント競技につきましては花輪商店街で開催しておりましたが、競技会場を花輪スキー場に変更するなど徹底した感染予防対策を講じて開催したことにより、大会後に感染者が報告されることもなく、成功裏に終了しております。  第77回国民体育大会冬季大会スキー競技会につきましては、令和4年2月17日から20日までの日程で開催する予定でありますが、安心して大会を運営できるよう、運営スタッフや参加選手団へのPCR検査を義務化するほか、会場内に感染症対応の救護所を設置することで、陽性者が発生した場合であっても地域医療に影響を与えないよう万全の対策を講じてまいります。  次に、本定例会に提案します補正予算の概要についてでありますが、一般会計については、福祉灯油購入費助成金の追加、子育て世帯への臨時特別給付金等の追加、財政調整基金積立金の追加、ふるさと鹿角応援寄附推進事業費の追加、障害者自立支援扶助費等の追加、新型コロナウイルスワクチン接種事業費の追加、除雪委託料の追加等を計上しております。  その結果、補正額は合わせて10億8,705万1,000円の増額となり、補正後の予算総額は192億6,264万4,000円となりました。  特別会計については、国民健康保険事業特別会計では一般被保険者療養給付費の追加等、後期高齢者医療特別会計では保険料還付金の追加等、介護保険事業特別会計では地域密着型介護サービス給付費の追加等を行っております。  本定例会には、指定管理者の指定案件1件、市道案件1件、条例案件5件、補正予算案件5件、合わせて12件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 関 厚君 降壇) ○議長(中山一男君) 市長の行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 決算特別委員会審査報告 ○議長(中山一男君) 次に、日程第5、決算特別委員会に付託いたしました認定第3号令和2年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第6号令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの4件について、その審査の経過と結果について委員長の報告を受けます。浅石決算特別委員長。     (決算特別委員長 浅石昌敏君 登壇) ○決算特別委員長(浅石昌敏君) 私から、去る9月24日の本会議において、当決算特別委員会に付託されました認定第3号から認定第6号までの4件について、10月11日、12日の2日間にわたり委員会を開催し、審査いたしましたので、その審査の経過と結果についてご報告いたします。  審査に当たりましては、各会計に関わる歳入歳出決算書及び事項別明細書並びに主要事業執行実績報告書、監査委員の審査意見書を照らし合わせ、慎重に審査いたしております。  初めに、認定第3号令和2年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から出されました質疑及び意見の主なものについて申し上げます。  最初に、歳入について申し上げます。  まず、1款市税について、不納欠損額が前年度と比較して大幅に増えていることについて、特に固定資産税の欠損額が増えている理由をただしております。  これに対し、固定資産税の不納欠損額が増えた要因は、主に市内の2事業所の破産を受け、即時消滅による不納欠損処分を行ったことによるものであるとの答弁がなされております。  同じく、1款市税について、市税滞納の常態化を防ぐための取組についてただしております。  これに対し、複数回にわたる催告書の送付のほか、面談を重ね、納税できない原因を確認し合いながら自主納付を促すことについて重点的に取り組んでいるとの答弁がなされております。  次に、2款3項1目森林環境譲与税に関連して、森林経営管理推進事業の進捗状況についてただしております。  これに対し、本事業は3年目を迎えており、今年度は市へ委託された森林のうち、生産性が見込まれる経済林について、意欲と能力のある森林経営体へ再委託することとしている。なお、今後においては、生産性が見込まれない非経済林については市が直接管理することとなるため、森林経営の調査に関わる費用や非経済林の管理も含め、事業費は増加すると想定しているとの答弁がなされております。  次に、18款2項1目財政調整基金繰入金に関し、適正な基金の積立額をただしております。  これに対し、財政調整基金の積立額については法的に基準が定められていないが、災害や新型コロナウイルス感染症対策のほか、緊急的な事業にも対応できる財源として、今後も標準財政規模のおおむね1割から2割は確保してまいりたいとの答弁がなされております。  続いて、歳出について申し上げます。  まず、3款2項3目母子福祉費におけるひとり親住宅整備資金貸付金について、貸付けの実績がなかったとのことであるが、需要がなかった理由についてただしております。  これに対し、窓口等で相談があった場合は制度の紹介をしているものの、実際に借りられる方がいなかったため減額したものである。この制度は貸付金のため、借りられる方の希望がなければ利用されない制度となるが、ここ数年間においても申込みがない状況であるとの答弁がなされております。  次に、6款1項4目園芸振興費におけるシンテッポウユリ産地拡大推進事業補助金及び新規ブランド産品育成支援事業補助金について、補助金を受けることが当たり前にならないよう実績を検証して、限られた予算で効率のいい支援として次につなげる必要があると思うが、このことについて考えをただしております。  これに対し、産地間競争が激化する中、地域の特性に合った農畜産物のブランド化を推進しなければならないという考えから、支援内容や効果を精査した上で今後も支援していくとの答弁がなされております。  次に、6款1項7目農業構造改善対策費における鹿角マルシェ推進事業について、本事業の効果についてただしております。  これに対し、昨年度あんとらあ直売所から道の駅かづのあんとらあに経営移譲を行った際に、組織の活性化を進めたことにより、生産者の構成員数がこれまでの約60名から100名を超えるまでに増えているほか、売上げに関しては、今年9月の売上げとしては、コロナ禍以前の売上げよりも上回っている状況であることから、本事業を活用した効果が表れてきているとの答弁がなされております。  次に、6款2項2目林業振興費における有害鳥獣被害防止対策事業において、熊による人身事故が毎年のように発生していることから、もっと積極的に捕獲することができないものかただしております。  これに対し、現在、目撃があったときには速やかに現地を確認し、箱わなを設置することで、可能な限り捕獲に向かう体制で対応している。なお、被害を未然に防ぐための捕獲としては、春先までの期間は秋田県の個体数調整捕獲により銃器による捕獲を行うことしか認められておらず、対応が難しい状況であるとの答弁がなされております。  委員からは、地域住民のために人身事故を未然に防ぐ抜本的な対策を考えていきたいとの意見が述べられております。  次に、7款2項1目観光総務費における八幡平地熱開発影響調査費において、調査の結果についてただしております。  これに対し、本事業は八幡平温泉郷の6か所の源泉の温度などを定期的に測定し、年1回の調査報告会を設けて審査しているものであるが、源泉について、ここ数年間は特に大きな変化等は見られていないとの答弁がなされております。  次に、7款2項2目観光振興費におけるオンライン観光体験事業において、参加人数に対して費用対効果が低いと思われるが、この点についての認識と今年度の取組についてただしております。  これに対し、本事業はライブ配信のほか、事前に鹿角の特産品を送ることで参加者と交流を深めていき、コロナが収まった後に鹿角への来訪意欲を高めるといった狙いがある。費用対効果としては、ライブ配信の専門的技術のレクチャーを受ける部分も含まれていることから、決して効果が低いという認識はない。今年度については、委託先である地域DMOが配信動画の構成や企画力が高まったことから、参加される方々に鹿角の魅力をより深く知っていただける商品を造成しながら実施していくとの答弁がなされております。  次に、8款2項2目道路橋りょう維持費における道路維持作業委託料において、市道の草刈りは熊の出没対策の面からも有効であることから、年間に行う草刈りの回数をただしております。  これに対し、道路の草刈りに関しては年2回をめどに行っているとの答弁がなされております。  次に、8款土木費に対する意見として、委員からは、8款2項2目道路橋りょう維持費における道路維持作業委託料において、街路樹が市道にせり出しており、バスが迂回しているところがあるため、その辺りを丁寧に見ていただきたいとの意見が述べられております。  次に、10款1項4目教育センター費におけるかづのこもれび教室運営事業について、こもれび教室の利用状況についてただしております。  これに対し、昨年度こもれび教室を利用された児童生徒7人は、昨年度中に全員が学校に再登校することができている。また、今年度も継続して通っている児童生徒は3人であるとの答弁がなされております。  委員からは、こもれび教室に入級する理由は、学校だけではなく様々な理由や状況があると思うが、できるだけ通わなくてもいいような学習環境をつくっていただきたいとの意見が述べられております。  次に、10款5項2目社会教育振興費における、みらい輝く人材育成事業について、鹿角GENKIカレッジの講習内容と参加者の年齢構成についてただしております。  これに対し、講座の内容としては、ノートテイク講座、地域活性化講座、SNS時代の写真の撮り方講座、広報パワーアップ講座と、バラエティーに富んだ4種類の講座を開催している。また、塾生の年齢については、45歳くらいまでの方が塾生登録していただいているが、今回の講座だけ参加したいという方がいれば、聴講生という形で年齢を問わず参加を認めているとの答弁がなされております。  次に、10款教育費に対する意見として、委員からは、10款5項3目文化財保護費における文化財保存事業において、市内でユネスコの指定を受けているものが今回の大湯環状列石を含め、花輪祭の屋台行事、大日堂舞楽の3件が登録されている。文化財が後世に残るように、若手の育成のためにも本事業に対しさらに力を入れていただきたいとの意見が述べられております。  次に、一般会計全般に対する意見として、委員からは、決算内容や主要事業執行実績報告書等を見ると、どの市町村でも厳しい財政状況にある中で、人口減少対策を重点に地方創生の実現に向けた取組を総合計画に包含しながら、施策・事業に積極的に取り組んでいるものと高く評価している。新年度の予算編成に当たっては、コロナ禍により市内の経済動向は依然不透明な状況にあり、市民生活や経済活動などの改善が求められているところであるが、決算特別委員会の意見等を踏まえ、行財政運営の効率化はもとより、第7次鹿角市総合計画や、まち・ひと・しごと創生総合戦略の着実な推進と市民福祉の向上に資する取組を積極的に進めていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、認定第3号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第4号令和2年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本県の審査に当たり、委員から、歳入における国民健康保険税について、納税意識向上のための取組についてただしております。  これに対し、税の徴収については、納税者一人一人の納税への意識、理解を高め、自主的に納付いただくということが大切であり、納税相談、滞納整理では、こうした点を意識した対応を心がけている。また、納め忘れがきっかけとなって滞納が常態化するケースもあることから、催告の回数を増やすなど、累積滞納の増加を防ぐことに軸足を置いている。なお、申告を正しく行うことで税が軽減されるケースもあることから、納税相談の際はそうした面にも配慮しながら取り組んでいるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第4号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第5号令和2年度鹿角市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件につきましては認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第6号令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件の審査に当たり、委員から、歳出における地域介護予防活動支援事業について、地域生き活きサロンを老人のひきこもり対策として考えれば、今後も自治会単位に限らず何か所か増やしていかなければならないと思うが、今後も開設を進めていくのかただしております。  これに対し、自治会に限らず個人で希望する方に関しても、開始当初から対象要件としていることから、相談をいただければ、地域生き活きサロンとしての立ち上げを支援していきたいとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第6号は認定すべきものと決定いたしております。
     以上で当決算特別委員会に付託された案件についての審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(中山一男君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (決算特別委員長 浅石昌敏君 降壇) ○議長(中山一男君) 以上で決算特別委員会に付託いたしました事件の審査報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 報告事件の審議 ○議長(中山一男君) 次に、日程第6、報告事件の審議を行います。  認定第3号令和2年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第6号令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの4件について採決いたします。  初めに、認定第3号令和2年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定について、委員長の報告は認定であります。  認定第3号について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  よって、これより採決いたします。  認定第3号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第3号については認定することに決しました。  次に、認定第4号令和2年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてから認定第6号令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの3件について、委員長の報告は認定であります。  認定第4号から認定第6号までの3件について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  よって、これより採決いたします。  認定第4号から認定第6号までの3件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第4号から認定第6号までの3件については認定することに決しました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案の上程 ○議長(中山一男君) 次に、日程第7、議案を上程いたします。  ここでお諮りいたします。  本日上程されます議案第68号から議案第71号までの4議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、議案第68号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから議案第70号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてまでの3議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 提出議案の議案第68号をご覧いただきたいと思います。  議案第68号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について。  議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由は、一般職の職員の給与改定に伴い、議会の議員の期末手当の額を改定するため条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例(案)です。  議案資料で説明させていただきますので、議案資料の1ページをお願いいたします。  改正の内容は、期末手当の支給月数を年0.10月分引き下げるものです。  第1条では、年間支給割合0.10月の引下げ改定分を12月支給分の期末手当で調整するため、第6条第2項において読み替えられる一般職の職員の給与に関する条例第15条第2項に定める支給割合を「100分の122.5」から「100分の112.5」に改め、読み替えるべき割合を「100分の162.5」から「100分の152.5」に改めます。  第2条では、翌年度以降は年間0.10月の引下げ分を6月及び12月で案分するため、第1条による改正後の割合「100分の112.5」を「100分の117.5」に、「100分の152.5」を「100分の157.5」に改めます。  議案に戻っていただきまして、附則であります。  第1条の改正規定は令和3年12月1日から施行し、第2条の改正規定は令和4年4月1日から施行いたします。  次に、議案第69号特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について。  特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由は、一般職の職員の給与改定に伴い、特別職の職員で常勤の者の期末手当の額を改定するため条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の内容は、議案第68号と同様、期末手当の支給月数を年0.10月引き下げるもので、第1条では、今年度の引下げ分を12月支給分で調整して支給し、第2条で、翌年度は6月及び12月支給分で均等に案分する旨の改正を行います。  附則でありますが、第1条の規定は令和3年12月1日から、第2条の規定は令和4年4月1日から施行いたします。  なお、議案資料の2ページに新旧対照表がありますので、ご確認いただきたいと思います。  次に、議案第70号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由は、秋田県人事委員会の勧告に鑑み、一般職の期末手当の額を改定するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  議案資料の3ページをご覧いただきたいと思います。  改正の内容は、再任用以外の職員の期末手当の年間支給割合を年0.10月分、再任用職員の期末手当の年間支給割合を0.05月分引き下げるものであります。  第1条では、今年度の期末手当の年間支給割合について、再任用以外の職員0.10月、再任用職員0.05月の引下げ改定分を12月支給分の期末手当で調整するため、第15条第2項において、期末手当基礎額に乗じる割合「100分の122.5」を「100分の112.5」に、同条第3項において読み替えられる第1項の割合を同様に改め、読み替えるべき再任用職員の割合を「100分の70」から「100分の65」に改めます。  第2条では、翌年度以降は年間0.10月、0.05月の引下げ分を6月及び12月でそれぞれ均等に案分するため、第15条第2項及び第3項において、第1条による改正後の再任用職員以外の職員の割合「100分の112.5」を「100分の117.5」に、再任用職員の割合「100分の65」を「100分の67.5」に改めます。  議案に戻っていただきまして、附則であります。  第1条の規定は令和3年12月1日から、第2条の規定は令和4年4月1日から施行いたします。  以上で議案第68号から議案第70号までの説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第68号から議案第70号までの3議案について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第68号から議案第70号までの3議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  これより採決いたします。  議案第68号から議案第70号までの3議案について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第68号から議案第70号までの3議案については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) それでは、一般会計補正予算書、薄いほうの予算書ですけれども、こちらをご覧いただきたいと思います。  補正予算書の1ページであります。  議案第71号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億1,176万円を追加し、総額をそれぞれ183億8,735万3,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分、金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  補正予算(第8号)は、福祉灯油購入費助成事業及び子育て世帯への臨時特別給付金給付事業に係る経費を計上するものですが、それぞれ速やかに支給準備に着手し、年内に支給を開始できるよう本日議決をいただきたく、他の補正予算とは別に提案するものであります。  7ページ、8ページをお願いいたします。  歳入でありますが、14款2項2目3節児童福祉費補助金の子育て世帯への臨時特別給付金給付事務費補助金78万7,000円と子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費補助金1億9,000万円は、歳出に計上した事業費の全額が交付されるものであります。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金2,097万3,000円は、今回の補正財源として繰り入れます。  次のページをお願いいたします。  歳出であります。  3款1項1目社会福祉総務費の0240福祉灯油購入費助成事業2,097万3,000円は、灯油価格高騰の影響を軽減するため、市民税非課税世帯を対象に、暖房用灯油の購入費用の一部として1世帯当たり5,000円を助成するものです。  2項2目児童措置費の0228子育て世帯への臨時特別給付金給付事業1億9,078万7,000円は、主たる生計維持者の年収が960万円程度以下の18歳以下の子供を養育している世帯等を対象に、子供1人当たり5万円を支給するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。
     これより質疑を受けます。質疑ございませんか。栗山議員。 ○9番(栗山尚記君) 福祉灯油購入費助成金についてお尋ねいたします。  1世帯5,000円ということでしたが、対象世帯数はどれくらいを想定しておりますか。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 対象世帯数ですけれども、3,900世帯を予定しております。 ○議長(中山一男君) 栗山議員。 ○9番(栗山尚記君) いずれ、この福祉灯油購入費助成というものはもう2回目となる助成ですが、前回の助成と違って、今回の場合はコロナ禍で非常にダメージの大きい、個人も企業も団体もそういった中での助成となるわけですが、やはりこの状況を踏まえますと、低所得者以外にも、非常に灯油の高騰、石油・原油の高騰というものが重くのしかかっているような気がするんですが、今後これ以外の個人や企業や団体に対しての助成の予定はございますでしょうか。もし、ございましたらお聞かせください。 ○議長(中山一男君) 産業部次長。 ○産業部次長(阿部正幸君) 低所得世帯だけではなくて、事業者等も含めた支援についてということでしたけれども、まだ具体的な検討に入っておりませんが、情報としましては、報道もされておりますが、秋田県で広く低所得世帯以外にも影響を受けた運送業ですとか、そういった事業者に対する支援を検討しているということでしたので、その県の支援の状況と市内の状況を勘案しまして、これから考えてまいりたいと思います。 ○議長(中山一男君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第71号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第71号については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号指定管理者の指定について(鹿角市二本柳農村公園)及び議案第73号市道路線の認定についての2議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。産業部長。 ○産業部長(花海義人君) 議案第72号をお開き願います。  議案第72号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、鹿角市二本柳農村公園。  指定管理者となる団体の名称は二本柳自治会。  指定の期間は令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間であります。  なお、団体・施設の概要については、議案資料の4ページになりますので、併せてご覧願います。  提案理由は、施設の効率的な管理・運営に資するため、指定管理者を指定するものであります。  二本柳農村公園は平成19年4月の開設以来、二本柳自治会が指定管理者として指定管理を担っておりますが、その実績を踏まえ、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  説明は以上であります。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 議案第73号をお願いします。  市道路線の認定について。  道路法第8条第2項の規定により、市道路線を別紙のとおり認定することについて、議会の議決を求める。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、道路の新設に伴い市道路線に認定するものです。  次のページをお願いします。  また、議案資料5ページの位置図も併せてご覧ください。  認定しようとする路線は、路線番号2903、路線名は福士住宅2号線、起点は花輪字福士178番4、終点は同じく花輪字福士181番4であります。場所は花輪字福士地内にあり、小規模開発による分譲宅地内を通る路線で、起点を既存の市道とする延長96.8メートル、幅員6メートルの道路です。寄附採納を前提とした市道認定申請が提出され、認定要件を満たしていることから、市道認定するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第72号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第73号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第74号鹿角市国民健康保険条例の一部改正について及び議案第75号鹿角市まちなかオフィス条例の一部改正についての2議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) 議案第74号をお願いいたします。  議案第74号鹿角市国民健康保険条例の一部改正について。  鹿角市国民健康保険条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、出産育児一時金の支給額及び加算額を改定するため、条例を改正するものです。  次のページをお願いいたします。  鹿角市国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)でございます。  議案資料6ページを併せてご覧願います。  このたびの施行令の改正では、出産育児一時金の加算分として支給されている産科医療補償制度の掛金の見直しが行われ、1万6,000円から1万2,000円に引き下げることとなり、併せて少子化対策の重要性を鑑み、出産育児一時金の支給総額について42万円を維持することから、支給額を40万4,000円から40万8,000円に引き上げることと定められました。  このことから、改正内容でございますが、条例第4条第1項中、出産育児一時金の額「40万4,000円」を「40万8,000円」に改め、同項ただし書中の加算額「1万6,000円」を「1万2,000円」に改めるものです。  附則として、第1項の施行期日ですが、この条例は令和4年1月1日から施行する。  第2項、経過措置として、この条例の施行の日前に出産した者の出産育児一時金に係る給付については、なお従前の例によるとするものです。  以上で議案第74号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 産業部長。 ○産業部長(花海義人君) 議案第75号をお開き願います。  議案第75号鹿角市まちなかオフィス条例の一部改正について。  鹿角市まちなかオフィス条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、施設内にコワーキングスペースを整備すること等に伴い条例を改正するものであります。  今回の一部改正は、まちなかオフィスにおけるテレワーク環境の提供と人材誘致を目的としたコワーキングスペースを整備することに伴い、施設内容や使用・利用方法等について、所要の文言を整理するため、条例の一部を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  鹿角市まちなかオフィス条例の一部を改正する条例(案)であります。  議案資料でご説明いたしますので、資料の7ページをご覧ください。  第2条は、位置について錯誤がありましたので、正しい地番に改めます。  第3条は、使用施設を定めるものでありますが、今回の改修に伴い、第3号のインキュベーションフロアをコワーキングスペースに改めます。  第4条は、事業を定めるものでありますが、コワーキングスペースに対応するものとして、第5号として、テレワーク環境の提供に関することを追加いたします。  第6条の開館時間ですが、施設全体の開館時間は午前9時から午後6時までと定め、レンタルオフィス、インキュベートルーム、コワーキングスペースの使用及び利用時間については、第6条の2を追加して定めます。コワーキングスペースにつきましては午後9時までといたします。  第7条は、コワーキングスペースの整備による文言の整理となります。  最後に、第8条の2、利用者登録ですが、コワーキングスペースの利用に当たっては、施設のセキュリティー確保のため利用者登録、こちらは、ただいまのところ顔認証登録を予定しておりますが、それを行わなければならない旨を規定いたします。  議案にお戻りいただきまして、附則として、この条例は公布の日から起算して2月を超えない範囲内において、規則で定める日から施行いたします。  説明は以上であります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第74号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第75号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第76号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)から議案第79号令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの4議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) それでは、令和3年度の一般会計・特別会計補正予算書の1ページをお願いいたします。  議案第76号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)であります。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8億7,529万1,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ192億6,264万4,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分、金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は繰越明許費の追加、第3条は債務負担行為の追加、第4条は地方債の変更を定めます。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  補正予算(第9号)の主な内容は、秋田県人事委員会の勧告等を踏まえた人件費の調整のほか、ふるさと鹿角応援寄附の推進に係る経費、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費、除雪委託料などの追加を行います。
     7ページ、8ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費補正の追加は、4款1項保健衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業と新型コロナウイルスワクチン接種事業について、事業は年度内に開始いたしますが、その完了が年度を超えることから設定いたします。  第3表債務負担行為補正の追加は、令和3年度医学生修学資金貸付金について、希望者1人分の貸与額として限度額1,420万円を、給食業務委託料について、令和4年度当初からの業務を円滑に行うため年度内に契約を締結する必要があることから限度額9,870万円をそれぞれ設定いたします。  第4表地方債補正の臨時財政対策債は、発行可能額が決定したことにより867万3,000円減額し、4億5,132万7,000円とするもので、今年度の市債発行額の現在高は10億1,242万7,000円となります。  12ページ、13ページをお願いいたします。  歳入です。  1款2項1目固定資産税の現年課税分3,293万8,000円は、相続登記未了資産の納税義務者の認定見直しに伴う新規課税分であります。  10款1項1目1節地方交付税6億2,494万5,000円は、普通交付税の額が確定したことによる追加であります。  14款1項1目2節及び15款1項1目2節障害者福祉費負担金の自立支援給付費負担金2,002万7,000円及び1,001万3,000円は、生活介護、共同生活援助サービス等の利用者数や利用件数の増加に伴う給付費の増に対する国負担分及び県負担分であります。  14款1項1目4節児童福祉費負担金の子どものための教育・保育給付費負担金240万5,000円は、私立幼稚園の入園児童数の実績見込みによる給付金の増に伴う追加であります。5節生活保護費負担金2,625万円は、実績見込みによる追加であります。  2目1節保健衛生費負担金の新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金8,419万円及び2項3目1節保健衛生費補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金6,583万1,000円は、それぞれ歳出計上事業費の全額が交付されます。  2項2目3節児童福祉費補助金の子ども・子育て支援事業費補助金306万3,000円は、児童手当の制度改正に伴うシステム改修費用の全額が交付されるものです。  次のページをお願いいたします。  15款2項2目5節児童福祉費補助金の地域子ども・子育て支援事業費補助金14万4,000円は、保育園と幼稚園の一時預かり事業について、国の補助基準額が改正されたことに伴う追加であります。  3項1目総務費委託金から7目消防費委託金までの補正は、県からの権限移譲事務取扱交付金の額が確定したことによる増減であります。  次のページをお願いいたします。  17款1項1目1節総務費寄附金のふるさと鹿角応援寄附金は、寄附額が前年度を超えるペースで推移しており、今後の増加分も勘案し8,000万円を追加、寄附見込額を1億5,000万円から2億3,000万円とするものです。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金3億52万5,000円の減額は、特定財源の決定見込みと歳出事業費の執行見込みから基金に繰り戻すものです。  19款1項1目1節前年度繰越金2億1,874万6,000円は、繰越金額の確定によるものであります。  20款5項5目1節雑入のコミュニティ助成事業助成金740万円は、一般財団法人自治総合センターからの助成金の追加交付分であります。  21款市債については、第4表で説明したとおりですので省略いたします。  次のページをお願いいたします。  歳出です。  各款における人件費の補正は、県人事委員会の勧告を鑑みた期末手当の支給月数の改定などに伴う調整でありますので説明は省略し、以下、人件費以外の内容について説明いたします。  2款1項1目一般管理費の0305庁舎管理費のうち、燃料費190万7,000円は、庁舎で使用する重油、灯油などの単価が当初見込みを上回って推移しており、予算に不足が生じる見込みであることから追加するものであります。また、この他の款において計上している各施設の燃料費も同様の理由による追加であります。  4目財政管理費の0205財政調整基金等積立金2億1,000万円は、地方財政法第7条の規定に基づき、前年度繰越金の2分の1を下回らない額として財政調整基金に積み立てるものであります。  7目企画費の0220ふるさと鹿角応援寄附推進事業4,901万円は、寄附見込額の増額に対応する返礼品の取扱い業務委託料などを追加いたします。  次のページをお願いいたします。  0230ふるさと鹿角応援基金積立金8,000万円は、今回追加で見込んだ寄附金の増額分を基金に積み立てるものであります。  9目情報管理費の0205行政手続等デジタル化推進事業24万8,000円は、オンライン上で住民票の写しなどの証明書等の交付申請手続を行い、郵送で受け取ることができるスマート申請サービスを令和4年5月から開始できるようシステム使用料を計上いたします。サービスの対象となる証明書類は、住民票の写し、戸籍謄抄本、所得証明書、納税証明書など7種類を予定しております。  13目諸費の0110返還金8,701万円は、令和2年度実績確定に伴い、生活保護費など18件の国庫負担金及び補助金を返還するものであります。  次のページをお願いいたします。  2項1目共動推進費の0101自治会振興事業740万円は、コミュニティ助成事業の追加採択を受け、3自治会に対する補助金を追加いたします。  3項1目税務総務費の0301市税還付金4,122万8,000円は、相続登記未了資産に係る固定資産税の納税義務者の見直しに伴う還付金及び還付加算金を追加するほか、各税目における過年度更正等に伴う還付金を追加するもので、うち3,293万8,000円は地方税法第17条の2の規定により歳入で説明した固定資産税の現年課税分に充当いたします。  2目賦課費の0101賦課事務費のうち、システム改修委託料221万7,000円は、軽自動車税関係の手続について、全国一斉に電子化を図ることとされたことから、軽自動車税の申告手続と納税証明の照会をオンライン上で可能とするための経費であります。  26ページ、27ページをお願いいたします。  3款1項2目障害者福祉費の0210障害者自立支援給付事業4,506万7,000円は、サービス利用者及び利用回数の増と実績見込みにより、障害者自立支援扶助費及び更生医療扶助費をそれぞれ増額するものであります。  4目老人福祉施設費の0365大湯温泉保養センター管理費159万5,000円は、温泉水を供給している熱源ポンプの改修工事費の追加です。  2項1目児童福祉総務費の0101児童福祉事務費306万4,000円は、児童手当制度の改正に伴うシステム改修委託料です。  次のページをお願いいたします。  3項2目扶助費の0201生活保護費3,500万円は、給付見込みにより生活扶助費を減額し、医療扶助費を増額するものであります。  次のページをお願いいたします。  4款1項1目保健衛生総務費の0202医師確保対策事業のうち、医学生修学資金貸付金780万円は、貸与対象者から修学資金の貸付けを希望する旨の申出があったことにより追加するものであります。0510がん検診推進事業458万7,000円は、政府が運営するマイナポータル上で検診情報を閲覧できるようにするとともに、市町村間で検診データの連携ができるようにするための健康管理システムの改修委託料です。  5目新型コロナウイルス感染症対策費の0225新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業9,717万8,000円と、次のページの0230新型コロナウイルスワクチン接種事業5,287万円は、希望者への3回目のワクチン接種を行うために必要な体制を確保するため、集団接種会場の借り上げ料、コールセンター業務委託料、医師・看護師の派遣業務委託料のほか、ワクチン接種の実施に係る予防接種委託料を追加いたします。なお、3回目接種は医療従事者から順次市民を対象に進める予定としております。  34ページ、35ページをお願いします。  6款1項2目農業総務費の0330八幡平地域連携営農推進団地管理費148万5,000円は、団地内の井戸に設置している水中ポンプの改修工事費です。  次のページをお願いいたします。  7款2項2目観光振興費の0226観光アクセス充実対策事業500万円は、大館能代空港の3便化定着に向け、圏域市町と連携して、空港の利用促進と旅行需要の早期回復に取り組むこととし、空港から発着する航空機を利用する市民を対象とした片道5,000円、往復1万円の運賃助成制度を新設するものであります。0240十和田八幡平まなび旅創生事業150万円は、新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言等が全国的に解除されたことや、県の感染警戒レベルが引き下げられたことなどにより、修学旅行を隣県周遊に変更する学校が多く、本市の受入れ件数が増加していることから補助金を追加するものであります。  8款2項2目道路橋りょう維持費の0110道路橋りょう維持管理費のうち、道路維持管理業務委託料254万円は、舗装の損傷箇所が多く、当初計上した額を超える見込みであることから追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  3目除雪対策費の0205除雪対策事業1億5,000万円は、今年度の除雪委託料の単価確定などに対応して追加するものであります。  42ページ、43ページをお願いします。  10款4項1目幼稚園費の0205私立幼稚園支援事業661万7,000円は、入園児童数の実績見込みにより私立幼稚園施設型給付金を、利用実績の見込みにより一時預かり事業費補助金及びすこやか子育て支援事業費補助金をそれぞれ追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  14款1項1目予備費は、今後の緊急的な対応に備えて1,000万円を追加いたします。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) 52ページをお願いいたします。  議案第77号です。  令和3年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億8,497万3,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ34億7,258万5,000円とする。  第2項として、予算補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  58ページをお願いいたします。  歳入でございますが、3款1項1目保険給付費等交付金5,925万9,000円ですが、1節の普通交付金5,909万4,000円は、保険給付費の増加に伴うもの、2節の県繰入金16万5,000円は、収納率向上対策に係る交付金の追加です。  5款1項1目一般会計繰入金は、前年度の法定分繰入金の確定による精算や基盤安定負担金の実績見込みにより増額するものです。  2項1目財政調整基金繰入金2,630万5,000円の減額は、前年度繰越金の決定に伴うものです。  6款1項2目その他の繰越金1億3,062万4,000円は、前年度繰越金の確定によるものです。  8款1項1目社会保障・税番号制度システム整備費等補助金4万4,000円は、マイナンバーカードの被保険者証利用について周知するためのリーフレットを作成したことによる補助金です。  次のページをお願いいたします。  歳出でございますが、1款1項1目一般管理費は、職員人件費の調整によるものです。  1項2目連合会負担金は、国保連合会への負担金のうち、審査支払関係システム分担金について、実績見込みにより増額するものです。  2項1目賦課徴収費は、職員人件費の調整により減額するものです。  2項2目収納率向上特別対策事業費は、人件費の調整のほか、市町村事務処理システムの導入に伴うシステム改修委託料を増額するものです。  2款1項1目一般被保険者療養給付費1億1,271万2,000円、3目一般被保険者療養費387万3,000円は、実績見込みにより増額するものです。  次のページをお願いいたします。  2款2項1目一般被保険者高額療養費674万4,000円及び2款3項1目出産育児一時金168万円、2目出産育児一時金審査支払手数料1,000円の増額も、それぞれ実績見込みによるものです。  3款2項1目一般被保険者後期高齢者支援金等納付金40万2,000円の増額は、納付金額の確定によるものです。  5款1項1目保険衛生普及費は、歳入の社会保障・税番号制度システム整備費等補助金の増額による財源更正です。  6款1項1目積立金5,766万9,000円は、前年度繰越金の決定に伴い、財政調整基金積立金を増額するものです。  次のページをお願いいたします。  8款1項1目一般被保険者保険税還付金107万円の増額は、マイナンバーカードと保険証の一体化利用に向けた国民健康保険と社会保険等の資格重複者のチェック機能の強化により、過去に遡及して国保離脱が必要な方への手続勧奨を5月から実施しており、9月補正においても増額補正をしておりますが、その後、給与支払報告書等の情報を基に事業所に照会しながら、二重加入の解消を進めたことにより還付金が増加したため、不足額相当分を追加するものです。  1項3目償還金28万7,000円の増額は、令和2年度分の保険給付費等交付金の実績確定によるものです。  以上で議案第77号の説明を終わります。  続きまして、68ページをお願いいたします。  議案第78号です。  令和3年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ66万2,000円を減額し、総額を歳入歳出それぞれ4億2,723万8,000円とする。  第2項として、予算補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  74ページをお願いいたします。  歳入でございますが、3款1項1目事務費繰入金9万6,000円の減額は、前年度繰越金の確定及び人件費の調整によるものです。  2目保険基盤安定繰入金は、保険料の軽減分について実績見込みにより減額するものです。  4款1項1目繰越金11万7,000円の増額は、前年度繰越金の確定によるものです。  5款2項1目保険料還付金100万円は、所得の更正や死亡などによる過年度分の保険料還付金分を秋田県後期高齢者医療広域連合から収入するもので、実績見込みにより増額するものです。  次のページをお願いいたします。  歳出でございます。  1款1項1目一般管理費は、職員人件費の調整によるものです。  2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金、保険基盤安定分168万3,000円は、保険料の軽減分の減額でございます。  3款1項1目保険料還付金100万円は、歳入の補正に伴い増額するものです。
     以上で議案第78号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 79ページ、議案第79号をお開きください。  令和3年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,061万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ49億5,300万4,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和3年11月29日提出。鹿角市長。  補正の詳細につきましては、事項別明細書により説明いたします。  85ページをご覧願います。  2の歳入ですが、3款1項1目介護給付費負担金の現年度分1,955万円の追加は、歳出2款保険給付費の増加見込みに伴う国庫負担金の増額です。  3款2項4目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)253万7,000円も国からの交付金で、令和2年度分の精算に伴う追加交付などによるものであります。  4款1項1目介護給付費交付金2,744万2,000円は、社会保険診療報酬支払基金からの交付金で、保険給付費の増額見込みに伴うもので、2目地域支援事業支援交付金74万1,000円の減額は、令和2年度分の精算に伴うものです。  5款1項1目介護給付費負担金の現年度分1,425万円の追加は、給付見込みの増によるもので、2項2目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)109万6,000円は、令和2年度分の精算に伴う追加交付などによるものです。  7款1項1目介護給付費繰入金453万4,000円の追加は、給付見込みの増によるもので、それから次のページになりますが、2目から4目までの各繰入金の現年度分の減額及び追加は精算によるもの、5目の事務費繰入金の追加は人件費の調整によるものであります。  8款1項1目繰越金の前年度繰越金8,052万8,000円の追加は、前年度繰越金の確定に伴う増額です。  9款3項3目雑入6,000円の追加は、会計年度任用職員の雇用保険料個人負担の増額です。  次のページをお願いいたします。  3の歳出です。  1款1項1目一般管理費と3項1目介護認定審査会等費は、定期人事異動等に伴う人件費の調整によるものです。  2款1項2目地域密着型介護サービス給付費6,500万円の追加は、地域密着型通所介護施設と小規模多機能型居宅介護サービス利用者の増加による給付費の増によるものであります。  同じく3目施設介護サービス給付費2,500万円の追加は、施設サービス利用者の増加による給付費の増によるものであります。  2款4項1目高額介護サービス等費1,400万円の追加は、利用者の増加による給付費の増によるものです。  次のページをお願いいたします。  3款1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、財源更正であります。  3款2項1目包括的支援事業費19万5,000円の追加は、給与改定に伴う人件費の調整であります。  4款1項1目積立金の2,995万1,000円の追加は、介護給付費準備基金積立金へ積立てを行うもので、次の5款1項3目償還金のコード0100返還金1,409万7,000円の追加は、令和2年度介護給付費負担金等の実績確定に伴う国・県の負担金及び交付金の返還の増額であります。  以上で議案第79号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第76号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第77号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第78号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認めます。  次に、議案第79号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第8 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(中山一男君) 次に、日程第8、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第72号から議案第79号までの議案8件及び陳情4件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、審査をお願いいたします。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  なお、明11月30日から12月7日までは議案精査及び休日のため本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午前11時53分 散会...