鹿角市議会 > 2021-02-01 >
令和 3年第1回定例会(第1号 2月 1日)

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  1. 鹿角市議会 2021-02-01
    令和 3年第1回定例会(第1号 2月 1日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和 3年第1回定例会(第1号 2月 1日)     令和3年2月1日(月)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 施政方針及び行政報告  第4 教育執行方針  第5 議案の上程      諮問第1号から諮問第6号まで       説明、採決      議案第1号       説明、質疑、討論、採決      議案第2号から議案第29号まで       説明   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会議録署名議員の指名
      2 会期の決定   3 施政方針及び行政報告   4 教育執行方針   5 議案の上程      諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 6号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて      議案第 1号 令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)      議案第 2号 市道路線の変更について      議案第 3号 鹿角市市民センター条例の一部改正について      議案第 4号 特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の             一部改正について      議案第 5号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部             改正について      議案第 6号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第 7号 鹿角市新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金条例の             制定について      議案第 8号 鹿角市立学校設置条例の一部改正について      議案第 9号 鹿角市立市民プール条例の一部改正について      議案第10号 鹿角市保育園設置条例の一部改正について      議案第11号 鹿角市児童クラブ館条例の一部改正について      議案第12号 鹿角市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を             定める条例の一部改正について      議案第13号 鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部改正について      議案第14号 鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関             する基準を定める条例の一部改正について      議案第15号 鹿角市介護保険条例の一部改正について      議案第16号 鹿角市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準             を定める条例の一部改正について      議案第17号 鹿角観光ふるさと館条例の一部改正について      議案第18号 鹿角市自然休養村管理センター条例の廃止について      議案第19号 鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第20号 令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第14号)      議案第21号 令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)      議案第22号 令和2年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第2号)      議案第23号 令和2年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第1号)      議案第24号 令和3年度鹿角市一般会計予算      議案第25号 令和3年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算      議案第26号 令和3年度鹿角市後期高齢者医療特別会計予算      議案第27号 令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計予算      議案第28号 令和3年度鹿角市上水道事業会計予算      議案第29号 令和3年度鹿角市下水道事業会計予算 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(17名)        1番  戸 田 芳 孝 君     3番  安 保 誠一郎 君        4番  田 口   裕 君     5番  成 田 哲 男 君        6番  舘 花 一 仁 君     7番  児 玉 悦 朗 君        8番  中 山 一 男 君     9番  金 澤 大 輔 君       10番  栗 山 尚 記 君    11番  吉 村 ア イ 君       12番  宮 野 和 秀 君    13番  浅 石 昌 敏 君       14番  倉 岡   誠 君    15番  田 中 孝 一 君       16番  兎 澤 祐 一 君    17番  田 村 富 男 君       18番  黒 澤 一 夫 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      佐 藤 康 司 君  総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君    市民部長      中 村   修 君  健康福祉部長    豊 田 憲 雄 君    産業部長      田 口 善 浩 君  建設部長      渋 谷 伸 輔 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    市民部次長     佐羽内 浩 栄 君  健康福祉部次長   村 木 真智子 君    産業部次長     花 海 義 人 君  会計管理者     黒 澤 香 澄 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員会事務局長 金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      金 澤   修 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開会 ○議長(宮野和秀君) ただいまから、令和3年第1回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(宮野和秀君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(宮野和秀君) これより議長報告をいたします。  初めに、監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、1月31日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、令和2年第6回鹿角市議会定例会において採択された陳情の処理経過及び結果については、別紙のとおりであります。  次に、12月18日から1月31日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者については、別紙のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により4番田口 裕議員、5番成田哲男議員を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・議事日程表のとおり、本日から2月24日までの24日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から2月24日までの24日間と決定いたしました。  ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 施政方針及び行政報告 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第3、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君 登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  令和3年第1回鹿角市議会定例会の開会に当たり、予算案及び提出議案の説明に先立ち、市政運営の基本方針及び私の所信並びに主要施策の概要を申し述べ、議員各位をはじめ市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。  令和3年度は、第7次鹿角市総合計画のスタートの年であります。新たな総合計画の基本構想では、全ての市民がふるさとに誇りを持ち、新たな時代へ自分らしくチャレンジすることで、一人一人が幸せで未来に希望を抱いて暮らせるまちの実現を目指すこととし、「ふるさとを誇り 未来を拓くまち 鹿角」を将来都市像として掲げております。  第7次鹿角市総合計画には、暮らしを守る5つの基本戦略と都市経営の視点で攻める3つの経営戦略を定め、守りと攻めの両輪で取組を進めてまいります。地域産業の振興と安心・安全な社会を支えることで、足元の確かな暮らしを守りつつ、挑戦に向けた基盤をつくる取組を進めるとともに、自然、産業、歴史文化など本市固有の資源が持つ不変の価値を最大限に引き出す取組によって、都市の経営力を高め、子供や若者をはじめ誰もが生涯にわたって活躍できる持続可能な社会システムを構築し、ふるさと鹿角を次代につなげてまいります。  さて、かづの新戦略推進予算と位置づけた令和3年度予算についてでありますが、産業力の強化については、スマート農業の導入支援や労働力のマッチングによる省力化を図るほか、収益性の高い作物への転換を促進し、担い手確保や人材育成、農地集積を進めます。また、農業経営体の経営強化や農畜産物の販路拡大による販売重視型農業を進め、産出額の拡大を図ります。観光では、稼げる観光をより具体化するため、観光消費額の分析を踏まえて新たな観光ニーズに的確に対応していくこととし、2つの道の駅の販売力強化と誘客促進を図るとともに、ヘリテージ・ツーリズムの推進、インバウンド対策の強化、オンラインツアーの展開など、さらなる観光産業の活性化を図ります。結婚応援・子育て支援については、新婚世帯の生活基盤となる住宅の購入などに係る経済的負担の軽減を図るほか、妊婦へのきめ細やかなサポート体制を充実させるとともに、子育て世帯の住宅改修や中古住宅の取得に対する支援など、子育て世帯を応援いたします。  移住・定住の促進については、これまでの取組に加えて様々な移住に関する相談に対応する態勢を強化するとともに、交流人口の拡大に向けた体験ツアーや本市出身の若者のネットワーク構築などに取り組み、移住・定住の推進による人口構造の若返りを目指します。  一般会計の予算規模は171億8,800万円で、建設事業費の多かった前年度当初と比較して4.1%の減となり、上水道と下水道の事業会計を除く特別会計の予算総額は85億1,681万8,000円となっております。  以下、令和3年度の主要施策について、第7次総合計画前期基本計画(案)の体系に沿い、その概要を申し上げます。  初めに、基本戦略1の「活力を生む地域産業・生業を支える」についてでありますが、地域産業の成長支援については、市内企業の積極的な設備投資を支援するとともに、ICTやIoTなど先端技術の導入を促進し、作業の省力化や生産性の向上を図ります。また、産業コーディネーターを中心に市内企業の連携を深め、付加価値の高い製品を生み出すことで、地域内取引の活性化を図り、首都圏や東海地区における新たな販路拡大を目指してまいります。  スマート農業の推進については、農業者の高齢化と労働力不足に対応するためスマート農業の実証試験を行うとともに、普及拡大を促進するため新たにドローンやアシストスーツなどの購入に対する補助制度を創設し、労働力の省力化を推進してまいります。  農業における労働力の確保については、マッチングアプリを活用し、幅広い年齢層から作物の栽培をサポートする人材を募集することで農業に携わる人口を確保し、経営規模の維持・拡大と農業所得の向上を目指します。  農業経営体の育成強化については農業農村支援機構を核とした経営サポート体制を強化しながら、中心経営体への農地の集積・集約化を進め、競争力の高い農業経営体の確保・育成を図ってまいります。  林業の振興については、個人での経営管理が困難となった人工林において、森林経営管理制度を活用し、森林所有者と意欲と能力のある林業経営者とのマッチングを行うことにより、計画的に集積・集約化を進め、森林資源の適切な経営管理と林業の成長産業化を図ってまいります。  農業生産基盤の整備については、末広地区における圃場整備事業に関連した各事業が終盤を迎えておりますが、毛馬内北部地区において、新たな基盤整備に向けた県の基礎調査事業が始まる予定となっておりますので、関係機関と連携しながら、引き続き農地集積事業及び事業推進を図ってまいります。また、花輪大堰や八幡平の一の渡頭首工などの老朽化した水利施設については、関係者のご理解を得ながら整備を促進してまいります。  就労・就農支援については、高校生や市出身者などの市内就職を拡大するため、地元企業の雇用開発に加え、SNSを活用した企業情報の発信や就職相談などを進めるほか、場所と時間に捉われない新しい働き方であるテレワークの導入を促進してまいります。  農林業の担い手育成と定着支援については、農業法人へのインターンシップや、市独自の研修制度である新規就農者研修支援事業奨励金により、新規就農の促進と早期の経営確立に向けたきめ細やかなサポートを充実させることで、新規就農者の定着を図ってまいります。  また、今後、森林管理に係る施業の増加が見込まれることから、林業における担い手を確保するため、新たに林業の新規就業者に対する支援を行います。  産業の担い手確保については、本市の雇用環境はコロナ禍にありながらも、依然として人手不足が続いていることから、企業が行う求人活動を支援するほか、都市部や外国からの労働者を受け入れるための職場環境の整備に関して関係者と協議を進め、若年者等をはじめとした次世代を担う人材の確保を図ってまいります。  次に、基本戦略2の「元気で健やかな暮らしを支える」についてでありますが、予防接種事業については、インフルエンザ予防接種助成の対象者に妊婦を追加し、感染予防と接種率の向上を図ってまいります。  妊産婦支援事業については、これまでの妊娠34週以降の妊婦健診等に係る交通費や宿泊費の助成制度を見直し、新たに妊娠出産等応援助成金を創設し、妊婦健診や出産準備等に係る費用を一律に助成することで、妊娠・出産を支援いたします。  また、母乳育児に不安を抱える母親を支援するため、助産師による訪問型の産後ケア事業を実施し、個々の状況に応じたきめ細やかなサポート体制の充実を図ります。  医療従事者の確保と病院機能の充実については、医師修学資金貸与制度により、将来本市に医師として勤務する人材を継続的に育成するほか、かづの厚生病院における婦人科領域を含めた外来診療の常勤態勢を目指し、引き続き医師確保対策を積極的に展開してまいります。  結婚支援については、出会いの場の創出と、結婚に向けたサポート体制の充実により、結婚の希望がかなうよう結婚支援の取組をさらに強化してまいります。また、結婚時の生活基盤に係る経済的負担の軽減を図るため、新たに住宅取得や家賃等に対する助成を行うことで、出会いから結婚、そして結婚後の生活に至るまで一貫した支援を展開し、成婚者数の増加につなげてまいります。  子育て支援については、子育て世帯の経済的支援を図るため、引き続き国の保育料無償化の対象外世帯に対する助成を行うとともに、これまで設けていた副食費の助成に係る所得制限を撤廃し、副食費の完全無償化を行います。  放課後児童クラブについては、4月の柴平小学校の開校に合わせ、花輪北児童クラブと平元児童クラブを統合し、新たに柴平児童クラブを開設するため、現在の平元小学校校舎の一部を改修いたします。  また、令和3年度に大湯児童クラブで待機児童の発生が見込まれることから、閉園後のわかば保育園を児童クラブ専用施設として改修するための経費を支援することで、待機児童の解消を図ってまいります。  高齢者福祉については、これまで実施していた市主催の敬老会に替わる敬老事業として、新たに会食サービス支援事業に敬老月間を設定し、この期間に利用いただくことで、地域での敬老祝いを促進してまいります。また、高齢者福祉タクシー券について、対象者の要件を拡充し、世帯員の年齢にかかわらず自家用車がない世帯の80歳以上の方は全て対象とすることにより、高齢者の生活を支援してまいります。  介護予防事業については、高齢者の地域コミュニティーへの参加を促していくため、地域生き活きサロンの開催要件を緩和し、新たにミニサロンの開設を促進することにより、高齢者が住み慣れた地域で元気に生き生きと暮らすことができるよう支援してまいります。  障害者福祉については、令和3年度からスタートする第6期障がい者計画に基づき、障害のある人の自立と地域における生活を支援するため、引き続き生活介護、共同生活援助、就労継続支援などのサービスの提供のほか、移動の支援や活動の場の提供を実施してまいります。  多文化共生社会の推進については、外国人労働者の受入れが進むことを見据え、外国人住民が安心して生活を送り、地域の構成員として活躍できるよう、鹿角国際交流協会が開催する国際交流事業を通じて、外国人住民と市民とのネットワークの構築を図りながら、生活相談やコミュニケーションに必要な支援策について検討してまいります。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンの推進については、聖火リレーのセレブレーションを実施するほか、オリンピック期間中には競技中継とステージイベントを組み合わせたコミュニティーライブサイトを開催いたします。また、ショプロン市からの行政訪問団の招致に合わせ、青少年のスポーツ交流を実施できるようショプロン市と調整を進め、市民の記憶に残る交流事業にしてまいります。  次に、基本戦略3の「快適で安らぎのある暮らしを守る」についてでありますが、水道水の安定供給については、毛馬内城ノ下地区において老朽管更新工事を実施し、計画的に水道管の更新に努めてまいります。  生活排水対策の充実については、八幡平小豆沢地区農業集落排水施設を公共下水道へ接続する事業に着手し、下水道事業経営の安定化を図ってまいります。  住環境の向上については、毛馬内住宅建設工事のほか、高井田住宅の外壁補修工事などの長寿命化対策を進めるほか、安全・安心な住まいづくりのため、住宅改修等に対する支援を実施してまいります。  空き家等の適正管理については、周辺に悪影響を及ぼしている空き家に対する注意喚起を強化するとともに、危険老朽空き家については、所有者によって自主的に解体されるよう補助制度の活用を誘導し、管理不全な空き家の解消に取り組んでまいります。  公共交通手段の確保については、予約型乗合タクシーの運行を継続するとともに、定期券・回数券の購入助成などにより、公共交通を利用しやすい環境の充実に取り組むほか、引き続き生活バス路線の運行を支援してまいります。  農村の有する多面的機能の維持については、引き続き中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払交付金により、農村集落活動の活性化や農村環境の保全と機能向上に対する取組を支援してまいります。  森林環境の保全については、皆伐後の新植や収入間伐に対する支援のほか、路網整備を支援し、森林資源の有効活用と再循環を促しながら、持続的な森林経営と保全を図ってまいります。  また、木育の推進については、森林の自然環境や木製品等に触れ合う場として植樹祭や植菌体験を引き続き実施するほか、新たに木育に関するワークショップ等を開催し、身近な森林資源の魅力に対する関心を高め、地場産材の需要喚起につなげてまいります。  快適で美しい生活環境の確保については、近年、市街地周辺における有害鳥獣の出没事例が増えてきていることから、引き続き市民への迅速な情報提供と注意喚起に努めるほか、鳥獣被害対策実施隊を中心とした機動的な駆除態勢を確保しながら、被害の防止に努めてまいります。  次に、基本戦略4の「暮らしの安全・安心を高める」についてでありますが、防災意識の高揚については、県による土砂災害警戒区域等の見直しや火山における被害想定区域、災害種別ごとの避難所一覧などの防災情報を掲載する新たな鹿角市総合防災マップを全世帯に配布するほか、市ホームページ等で積極的に防災情報を周知し、市民の防災意識を高めてまいります。  地域防災力の向上については、鹿角市総合防災訓練を実施するほか、自主防災組織の結成と活動の促進に積極的に取り組み、災害発生時における地域住民の防災力の向上を図ってまいります。  災害に強いまちの基盤整備については、道路橋の点検や長野橋の補修など橋梁の長寿命化対策を計画的に進めるほか、河川整備事業や急傾斜地崩壊対策事業などにより、引き続き防災インフラの整備を進めてまいります。  次に、基本戦略5の「未来に羽ばたく人材を育てる」についてでありますが、教育に関する執行方針として、後ほど教育長から申し述べます。  次に、経営戦略1の「まちに人・モノ・外貨を呼び込む」についてでありますが、関係人口の拡充については、「鹿角家」家族会員とのマッチングによる関係性を強化するほか、新たに高校卒業後に県外に転出した方に対し、SNSによる地域情報の配信や相談対応、地元の特産品を送付することにより、県外での新生活を応援しながら、ふるさとへの愛着を持ち続けてもらい、将来のUターンを意識づけるための取組を進めてまいります。  また、ふるさと鹿角応援寄附については、新たなポータルサイトと返礼品事業者を追加することにより、本市の特産品を通じて魅力の発信と寄附者の満足度向上を図り、多くの方々から本市を応援していただけるよう取り組んでまいります。  地域間交流による交流人口の拡大については、包括的連携協力協定を締結している学校法人武蔵野大学と、来年度から官学連携による専門的研究の取組をスタートさせます。大学生が定期的に市内に滞在することで新たな人の流れを生み出すとともに、専門的な研究成果を地域に還元できるよう取り組んでまいります。  また、東京都葛飾区との交流については、新たに産業フェアへの参加や木材利用の可能性などを視野に入れながら、より一層の相互連携交流を推進してまいります。  移住・定住の促進については、コロナ禍にありながらも、今年度も前年を上回る移住者数が見込まれております。新年度においても動画による情報配信やオンライン相談などを実施するとともに、本市の人口構造の若返りに向け、子育て世代を対象とした移住体験ツアーを開催するなど、新しい生活様式や価値観を的確に捉えた手法を取り入れながら、移住者のさらなる増加を目指してまいります。  魅力あるブランド農畜産品や高収益作物の生産拡大については、これまでの稲作中心から収益性の高い野菜や花卉への転換のほか、主食用米から飼料用米などの新規需要米への転換をさらに進めてまいります。  ブランド農畜産品のうち、シンテッポウユリや啓翁桜などの花卉については、全国的に需要が高まる時期での出荷が可能であるほか、冬期作物としても安定収入が見込まれることから、さらなる生産拡大を支援してまいります。  また、かづの北限の桃をはじめとした果樹については、新たに樹園地のマッチングと第三者への承継に係る費用を支援し、生産面積の維持・拡大を図ることで、果樹産地としての基盤を強化してまいります。  淡雪こまちについては、ブランド価値をさらに高められるよう、引き続き特別栽培米による作付を支援してまいります。  かづの牛については、目標としていた飼養頭数500頭台を達成しておりますが、引き続き頭数の維持・拡大を支援するとともに、枝肉出荷頭数100頭台の達成と早期GI登録に向け、関係機関や畜産農家と連携しながら、かづの牛のブランドの確立を目指してまいります。  付加価値を生み出す農産物加工の商品化については、農業者自らが農産加工品の開発や販路拡大を行う取組を支援することにより、経営の高度化のほか、生産と販売の産業間連携を推進してまいります。  農畜産物の消費・販路の拡大については、新たに、地域商社との連携により、有利な販売につながる作物の掘り起こしと販売時期やパッケージなどの販売手法を検討するとともに、既存の販売チャンネルとの結びつけや販路拡大を行うことで農家の所得向上を目指してまいります。  稼げる観光振興に向けた滞在型観光の充実については、新年度から観光産業成長戦略をスタートさせますが、これまでの事業の成果や課題を踏まえ、稼げる観光をさらに具体化し、来訪者や市民を含めた観光に関わる全ての人の満足度を高められる観光地づくりに向け、戦略的に施策を展開してまいります。  また、国立公園十和田八幡平の大自然や地域の文化・歴史に焦点を当て、観光素材としての磨き上げを行い、付加価値の高いコンテンツとして開発するほか、市内を4つのエリアに分け、それぞれの特徴を生かした質の高い着地型旅行商品の企画・造成に取り組んでまいります。  DMOによる国際的観光地としての受入体制づくりについては、デジタルマーケティングによる科学的なデータ分析を踏まえ、グローバルな発想と未来志向に立った観光戦略の下、DMOを推進役とし、満足度の高い観光地づくりを目指すことにより、観光消費額増加と収益力強化につなげてまいります。  また、インバウンド対策として、市民のコミュニケーション能力の向上や観光ガイドの魅力を高めていくため、新たな手法による講座を開催するなど、ガイドの質の向上と人材確保に努めてまいります。  次世代産業の創出については、産業団地を中心に、本市の立地環境を生かした企業誘致を推進するとともに、コロナ禍で加速度的に高まっているテレワーク需要に対応するため、まちなかオフィスにリモートワーク環境を整備し、自然豊かな観光地である本市の魅力をPRしながら、企業と人材の誘致に取り組んでまいります。  次に、経営戦略2の「『世界遺産のまち』をつくる」についてでありますが、世界遺産登録の推進については、本年6月から7月に開催が予定されている世界遺産委員会において、大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録が審議されることから、構成資産がある4道県及び関連市町と連携し、登録の実現を目指してまいります。  また、世界遺産登録が決定した際には、登録記念事業などを実施し、市民と一緒に登録を祝うとともに、本市への誘客促進を図ってまいります。  ヘリテージ・ツーリズムについては、大湯環状列石をはじめとする市内の豊富な文化資源を活用したプレミアムツアーを継続して実施するとともに、文化・歴史コンテンツを軸とした新たなオンライン体験プログラムを造成し、世界に誇れる本市の文化遺産や歴史の魅力を発信してまいります。  次に、経営戦略3の「まちの経営力を高める」についてでありますが、未来技術の導入については、デジタルツールによる市民サービスの向上を図るため、行政手続のオンライン申請などのデジタル化に向けた取組を進めるとともに、市議会・会議等にタブレット型パソコンを導入し、ペーパーレス化を積極的に推進してまいります。自治会活動の充実については、地域活動の維持と活性化を図るため、地域づくりリーダー研修会の開催や自治会元気づくり応援補助金などによる支援を継続するとともに、集落支援員のサポートによる集落の課題整理や話合いなどを通じて、地域資源を活用した集落の主体的な取組が進められるよう、引き続き支援してまいります。  以上が、令和3年度に取り組もうとする主な施策であります。  次に、諸般の報告について申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、首都圏及び大都市を中心に感染が急激に拡大したことから、先月、1都2府8県に国による緊急事態宣言が発出されました。こうした状況を踏まえ、本市では、県の対応と足並みをそろえ、市民に対し、緊急事態宣言の対象地域との往来は、真にやむを得ない場合を除き避けていただくよう、市ホームページやメール配信サービスで周知しております。  現時点で、大館保健所管内では感染の拡大及びクラスターの発生は確認されておりませんが、市では、気を緩めることなく、常に緊張感を持って、感染防止対策に取り組んでいるところであり、市民の皆様におかれましても、引き続き相手との距離の確保やマスクの着用、手洗い・うがい、咳エチケット、3密の回避などを徹底してくださるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。  第7次鹿角市総合計画の策定につきましては、かづの未来会議や市議会でいただいた意見を踏まえ、前期基本計画(案)を取りまとめ、市総合戦略(案)と併せ、1月19日から2月17日までの期間でパブリックコメントを実施いたしております。  今後、パブリックコメント等での意見を踏まえて計画の最終調整を行い、2月中に策定するとともに、住民説明会を開催し、計画の周知を図ってまいります。  防災体制の充実につきましては、去る1月13日に、市と市内の道の駅の指定管理者である株式会社かづの観光物産公社、ノリット・ジャポン株式会社との3者で災害時における支援協力に関する協定を締結いたしました。  これにより、大規模災害の発生時には、市の要請により道の駅に避難所が開設され、避難した方にトイレや飲料水、食料品等が提供されるほか、帰宅困難となった観光客に対し、利用可能な交通手段等の情報提供が行われることから、災害時における市民の安全・安心の確保と、観光都市の災害対応力の向上につながるものと捉えております。  ふるさと鹿角応援寄附につきましては、12月末までの寄附件数は1万2,110件、寄附額は約1億5,666万円で、昨年同期と比較し、件数及び金額とも1割程度の減少となっております。家庭用リンゴなど比較的安価な返礼品を選択する方が多く、寄附単価の減少につながったものと捉えておりますが、アップルパイやリンゴ、きりたんぽ鍋などは非常に高い評価を受けているほか、今年度は14事業者が返札品事業者に加わり、魅力ある返礼品が増えてきておりますので、引き続き事業者と連携を密にしながら、より多くの方々から本市を応援していただけるよう取り組んでまいります。  次に、民生関係についてでありますが、健康福祉に関する計画策定につきましては、乳幼児から高齢期まで生涯を通じて元気で暮らすことができるまちづくりを推進するために、健康福祉分野における指針となる第6期障がい者計画、第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画、第2期未来へつなぐ子ども計画、第3次健康かづの21計画及び第8期高齢者福祉計画・介護保険事業計画については、現在、パブリックコメントの実施や計画の最終調整を行っているところでありますが、3月末までに計画を策定することとしております。  子育て支援につきましては、今年度末で、尾去沢保育園、わかば保育園、杉の下保育園が閉園となりますが、令和3年度の保育園及び認定こども園の入園予定者は750人で昨年に比べ4.58%の減となっておりますが、延長保育や障害児保育の対応など、きめ細やかな保育の提供に努め、特機児童ゼロを継続してまいります。  新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、全市民を対象に、個別に接種券を送付し、2回の接種を行う予定でありますが、重症化リスクの影響等を踏まえ、まずは医療従事者等へ接種した後、高齢者、基礎疾患を有する者へと、順次、ワクチン接種を進めてまいります。  国では、高齢者への接種券の発送時期を3月中旬としていることから、国で示すスケジュールどおりに遅滞なく実施できるよう、医師会や関係機関と協議を重ねながら、ワクチン接種に向けて体制を整えてまいります。  介護保険につきましては、高齢化の進展と世帯構造の変化により、介護サービス需要がさらに増加し、多様化していくことが予想されることを踏まえ、策定中の第8期介護保険事業計画において、来年度から介護保険料の改定を行うことといたしました。  去る1月27日、29日には市民説明会を開催し、介護保険料の改定について説明をいたしたところでありますが、引き続き市ホームページや広報等による周知を図ってまいります。  次に、農業関係についてでありますが、令和2年産の主食用米の作付状況につきましては、生産の目安である2,074へクタールに対し、作付面積は134ヘクタール上回る2,208ヘクタールとなり、本市全体の収穫量は1万2,600トンと公表されております。  令和3年産米の生産の目安については、全国的な米の需要に加え、在庫の動向や秋田県産米のシェア率などを勘案し、これまで以上に需要に見合う生産を行う必要があることから、鹿角地域農業再生協議会では、飼料用米などへの作付の転換によって需給バランスを保つこととし、昨年に比べ81ヘクタール少ない1,993ヘクタールと定め、JA等に提示しております。  リンゴにつきましては、12月末での集荷量は前年比121%と増加しているものの、全国的な豊作による他産地との競合に加え、コロナ禍による需要の落ち込みで、販売額は前年度を下回る見通しとなっております。好評を得ているふるさと納税の返礼品への活用など、関係機関と連携しながら、さらなる販売強化を図り、果樹農家の所得の向上につなげてまいります。  次に、観光関係についてでありますが、令和2年の観光客数と宿泊客数につきましては、コロナ禍により、観光客数は約89万人で前年比約50%の減、宿泊客数は約16万人で前年比約30%の減となっております。全国的に緊急事態宣言が発出された4月、5月は、前年同月の約10%にまで減少しましたが、市独自の観光応援事業を開始した7月からは、前年同月比で約70%から90%まで回復し、11月には前年同月比で約120%の入り込みとなり、支援の効果が現れたものと捉えております。引き続き現在出されている緊急事態宣言に伴う観光客数の減少や宿泊客のキャンセル状況を的確に把握し、コロナ禍の影響を最小限に食い止める取組を積極的に進めてまいります。  鹿角観光ふるさと館あんとらあの改修工事につきましては、今年度で全ての工事が完了し、予定どおり4月にグランドオープンを迎える運びでありますので、同時期から開催される東北デスティネーションキャンペーンと併せて、誘客を図るイベントを積極的に展開してまいります。  次に、商工関係についてでありますが、市内の雇用情勢につきましては、ハローワーク鹿角管内の11月末現在の月間有効求人倍率は1.30倍で、前年同月比マイナス0.47ポイントと大きく減少しております。コロナ禍により、飲食店、宿泊業、製造業等の求人が大きく減少したほか、人口減少や定年延長等により求職者数が減ったことによるものと捉えております。  新規学卒者就職内定状況につきましては、鹿角管内の高校を3月に卒業見込みの生徒のうち縁故、公務員を除いた就職希望者72人中、就職内定者65人、内定率90.3%で、昨年より早いペースで内定が進んでおります。内定者のうち県内就職希望者が42人、うち鹿角管内は29人となっており、管内の内定率は昨年より9.4ポイント減少しておりますが、コロナ禍により製造業などでの求人が減少したことが主な要因と考えております。  新エネルギー関係につきましては、電力市場価格の異常な高騰により、仕入価格と小売価格に大幅な乖離が生じる状況となり、地域電力小売会社かづのパワーの事業を休止せざるを得ない事態となりました。電力の地産地消、電力資金の域内循環による地域活性化を目指したかづのパワーの取組が、全く想定外の事態により休止に追い込まれたことは、痛恨の極みであります。  しかしながら、本市が再生可能エネルギー自給率300%を超える地域であることに変わりないことから、豊富な資源を生かした活性化策について、来年度、改めて検討してまいります。  コロナ禍における経済・解用対策につきましては、商工関係では、12月末現在、コロナ対応資金の借入れに対する利子補給助成が120件、地域雇用維持支援金24件、事業継続支援金180件の申請を受け付けており、プレミアム付商品券・飲食券は、予定数を完売いたしました。  観光関係では、本市独自の観光応援事業として展開している3,000円お得な宿泊プラン「ゴールドプラン」については、12月末現在、約2万9,000泊分が販売されております。  次に、建設関係についてでありますが、都市の良好な景観形成を図る景観計画の策定につきましては、パブリックコメントにより素案に対する意見を募集するほか、2月18日には住民説明会の開催を予定しており、3月末までに計画を策定することとしております。  次に、教育関係についてでありますが、小中学校の再編につきましては、今年度をもって閉校となる花輪北小学校と平元小学校の閉校式を、それぞれ3月19日に執り行うこととし、準備を進めております。また、統合校の柴平小学校の開校式は4月8日に開催する予定としており、これをもって、平成28年度から実施してきた学校等再編計画は完了となります。  コロナ禍により中止した令和2年度の成人式につきましては、恩師からのメッセージ動画を視聴できるようにした記念メッセージシートを作成し、対象者297人へ贈呈いたしました。成人式の中止は残念でありましたが、市内に居住している成人式実行委員15人の協力の下、コロナ禍にあっても工夫した内容で行うことができたものと考えております。  第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会につきましては、本日、国体委員会が開催され、午前中には開催の可否について決定する見込みであるとの報告を受けております。いずれにいたしましても決定次第、記者会見を開き、全日本学生スキー選手権大会も併せて報告したいと考えております。
     次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、一般会計では、本日採決をお願いする新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費の追加、市道及び各施設等の除雪委託料の追加のほか、実績見込みによる各事業費の調整を中心に編成いたしました。  その結果、補正額は合わせて4,158万9,000円の増額となり、補正後の予算総額は231億4,562万2,000円となりました。  このほか、介護保険事業特別会計では、地域密着型介護サービス給付費の追加、上水道事業会計及び下水道事業会計では人件費の調整など、実績見込みに基づく調整を中心にそれぞれ補正を行っております。  本定例会には、人権擁護委員の諮問案件6件、市道案件1件、条例案件17件、補正予算案件5件、当初予算案件6件、合わせて35件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましてはそれぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 児玉 一君 降壇) ○議長(宮野和秀君) 市長の施政方針及び行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 教育執行方針 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第4、教育長の教育執行方針を受けます。教育長。     (教育長 畠山義孝君 登壇) ○教育長(畠山義孝君) 本日、令和3年第1回鹿角市議会の開催に当たり、これまでの教育行政に対する皆様の温かいご指導、ご支援に深く感謝申し上げます。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の流行により新しい生活様式が提案され、オンライン授業の必要性が叫ばれるようになり、学校教育の在り方に関する大きな課題が表出しました。そうした慌ただしい1年ではありましたが、本市においては、学校統合した花輪中学校の順調な学校運営をはじめ、校内LAN整備や1人1台のパソコン端末の配備実現、多忙化防止計画で掲げた小学校教職員の時間外勤務時間の縮小目標の達成など、一定の成果を上げることができました。  令和3年度は、新たな統合校鹿角市立柴平小学校が開校します。子供たちがよりよい環境の中で学ぶことができるよう、学校・家庭・地域が一体となり、子供たちの学びを支え、未来をたくましく生き抜く力を育みながら、学校を盛り上げ、さらには地域の活力と発展につなげていくことが、今、私たちが目指すべき教育行政の姿であると認識しております。  4月からは、昨年度の小学校の学習指導要領の改訂に続いて、中学校の学習指導要領が改訂され、全面実施されます。新しい学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の推進、各学校におけるカリキュラムマネジメントの推進、社会に開かれた教育課程の実現が求められております。また確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する生きる力を育成するために、創意工夫を生かした特色ある教育活動の展開が求められております。  教育委員会といたしましては、第7次鹿角市総合計画の趣旨を踏まえるとともに、教育大綱で掲げる「ふるさとを誇り未来を拓くまち 鹿角の未来を拓く教育の推進」の基本理念のもと、「心豊かで たくましく 郷土を愛し その発展に尽くす市民を育む教育を進める」という教育目標に沿って、引き続き教育行政を推進してまいります。具体的な内容につきましては、この度改訂を行った第2次鹿角市学校教育振興基本計画、第8次鹿角市社会教育行政中期計画、第3次鹿角市スポーツ推進計画の中に盛り込んでおります。  ここに、以上のことを踏まえた令和3年度の教育執行方針と主要施策をご説明申し上げます。  教育委員会では、教育目標の実現のため、令和3年度においても、学校教育の充実、生涯学習の推進、スポーツの推進、文化芸術の振興の観点から施策や取組を進めてまいります。  初めに、学校教育の充実についてでありますが、「社会の中でたくましく生き抜く心と体をもつ、志の高い子どもを育み、一人一人の個性や能力を伸ばすことのできる学校教育の充実を図る」ことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  「確かな学力と高い志を育てる教育の充実」についてでありますが、主体的・対話的で深い学びのある授業を展開するために、学習活動の基盤となる学習集団のアセスメントを年2回実施し、各種学力検査の結果とともに分析を行い、学級経営や授業改善に生かすほか、児童生徒の学力の向上に役立ててまいります。  「ふるさとを支える気概をもった人材を育てるための取組み」につきましては、ふるさとのよさに触れる体験活動を通じて、ふるさとに誇りを持ち、地域のよさを積極的に発信しようとする児童生徒の育成に努めます。さらには、児童生徒の地元企業における職場体験や、特色ある地域行事へのボランティア参加を推進し、将来の夢と望ましい職業観を育みます。あわせて、新規事業のふるさとかづの絆プラン事業においては、体験活動のフィールドを学区内だけでなく市内全域に広げ、小・小連携や中・中連携などを通して、鹿角市全体を我がふるさとと捉えることのできる児童生徒を増やしてまいります。  情報活用能力とコミュニケーション能力の育成につきましては、電子黒板やタブレット等のICT機器の活用を図り、情報モラルの視点を持った学習活動に取り組むとともに、言語活動を充実させてグローバル化に対応する能力の育成を図ります。  次に、豊かな心と健やかな体を育み、将来の自立を支える教育の充実における豊かな心の育成につきましては、特別教科道徳において、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に捉え、生き方に対する考えを深められる学習になるよう、授業の質的改善を図ってまいります。  健やかな体の育成につきましては、規則正しい生活習慣の確立と食育の推進を行ってまいります。  一人一人のニーズに応じた、きめ細かな教育の推進につきましては、特別支援教育支援員を配置しながら、個別の支援を必要とする児童生徒に対し継続的な支援を行うとともに、関係機関との連携を図ってまいります。また、不登校の解消やいじめ防止に向けた取組につきましては、家庭・地域・関係機関等と連携を強化しながら、臨床心理士によるカウンセリング等の教育相談事業や、いじめ防止につながる主体的な取組に対する支援の充実を図り、子供一人一人の思いに寄り添うことができる学校の体制づくりを進めてまいります。  最後に、学校教育環境の充実を図り、地域とともに取り組む、多様で質の高い教育の実現についてでありますが、自然災害対策及び獣害対策、感染症対策を徹底し、学校の危機管理能力を高めてまいります。また、小中学校普通教室等空調設備設置事業を進めることにより、良質な学校環境づくりに努めてまいります。  教職員のモチベーションと資質の向上につきましては、教職員が心身の健康を保持し、情熱を持って子供たちに向き合えるよう、鹿角市立小・中学校多忙化防止計画に基づいて各校が策定する学校業務改善計画の確実な遂行を後押しするとともに、多忙化解消を一層進めるため、学校事務共同実施の機能強化や中学校への部活動指導員の配置を進めてまいります。  地域とともに取り組む特色ある学校づくりの推進につきましては、市内に8つの学校運営協議会を立ち上げて、コミュニティ・スクールを導入し、地域の教育力を生かして特色ある学校づくりを推進してまいります。  続いて、生涯学習の推進についてでありますが、生涯にわたって、いつでも、どこでも、誰でも学習できる機会を充実し、その成果を生かすことができる、地域社会の実現を目指すことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、生涯学習推進体制の充実についてでありますが、市民の多様なニーズに対応した生涯学習活動を効果的に展開するため、社会教育や福祉関係団体、自治会等との一層の連携を図ってまいります。  また、インターネットの活用による情報発信の強化や学びの機会の創出、図書館と学校等との連携による読書活動の推進など、生涯学習環境の充実を図ってまいります。  次に、地域を担う人材の育成についてでありますが、地域の活性化や課題の解決に向けた学習機会の充実や学習活動支援の充実により、意欲的に学び行動する人材の育成を目指してまいります。  次に、「地域・学校・家庭の連携による子どもたちの育ちと学びの支援」についてでありますが、地域・学校・家庭がお互いをパートナーとして連携・協働して行う地域学校協働活動を推進するとともに、保護者への学習機会の提供と子育て支援関係団体との連携による家庭教育支援の充実や青少年の健全育成を支える市民活動の推進により、子供たちの成長を地域全体で支える地域の教育力の向上を目指してまいります。  次に、地域特性や各世代に対応した学習と活動の支援についてでありますが、生涯にわたる学びの成果を地域に還元し次世代に継承するため、同世代、世代間交流の拡充や高齢者の生きがいづくり、仲間づくりを支援するとともに、地域の歴史や伝統、文化、地域人材を生かした学習活動を推進してまいります。  最後に、「誰もが共に学びあえる地域社会の実現」についてでありますが、年齢や障害の有無、国籍にかかわらず生涯にわたり学ぶことができるよう、学びの場の充実や交流機会の拡充、相互理解の促進により、誰もが尊重され、共に学び合える生涯学習環境の整備を図ってまいります。  続いて、スポーツの推進についてでありますが、「スポーツへの参加を促進する取組の充実を通じて、スポーツに親しみ、心身ともに健康で文化的な生活を営むことができる地域社会の実現と恵まれたスポーツ環境を生かして活力に満ちたまちづくりを展開する」ことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、生涯スポーツの普及推進についてでありますが、体力や年齢に応じ、生涯を通じてスポーツに親しむことができるよう、チャレンジデーやタートルマラソンなど、気軽に親しむことのできる運動機会を創出していくとともに、健康づくりに対する市民意識の向上を図ってまいります。  次に、「スポーツによるまちづくりの推進」についてでありますが、スキーと駅伝のまちを掲げる本市では、各種大会等の開催を通じて、まちづくりにも寄与してまいります。  次に、指導体制の確立と指導者の育成についてでありますが、スポーツ少年団活動の指導者資格を取得するための制度が大幅に変更となったことから、改めて資格取得支援を行い、指導者不足の解消に努めるとともに、一貫した指導体制の確立に向けた施策の推進を図ってまいります。  最後に、スポーツ施設の利用促進と整備についてでありますが、インカレと国体のダブル開催や利用者が増加しているスポーツ合宿など、利用者が安全かつ快適に使用できるよう、拠点である東山スポーツレクリエーションエリアをはじめ、老朽施設の改修や用具等の充実など計画的に行ってまいります。  続いて、文化芸術の振興についてでありますが、ふるさと鹿角の歴史・伝統・文化への理解を深め、創造力と感性を育み、郷土が世界に誇る文化遺産を核とした心豊かで活力ある地域社会を目指すことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、文化芸術活動の振興についてでありますが、引き続き文化の杜交流館を拠点とした多様な芸術鑑賞機会を創出するとともに、子供たちの文化芸術体験の拡充など、市民が文化芸術に触れる機会の充実を図ってまいります。  また、郷土の伝統芸能や市民の主体的な文化芸術活動を支援しながら、特色ある文化芸術活動の創造・発展を推進してまいります。  次に、文化財の保存と活用についてでありますが、文化財の保存継承に向けて、保存会や関係団体が行う後継者育成、継承活動を支援するとともに、郷土の歴史、民俗資料の調査研究を進め、歴史民俗資料館や先人顕彰館における資料展示や学習機会の提供により、地域の貴重な財産である文化財への市民意識を醸成してまいります。  また、魅力ある地域資源として観光振興や地城活性化への活用に向けて、関係団体との一層の連携を図ってまいります。  最後に、世界遺産登録の推進についてでありますが、大湯環状列石を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の2021年の世界文化遺産登録実現に向けて、構成する4道県市町と一層の連携を図るとともに、国内外への情報発信や関係団体、地域との連携、大湯ストーンサークル館における受入態勢の整備や学習機会の充実など、普及啓発、機運の醸成を図ってまいります。  以上、令和3年度の教育執行方針と主要施策について申し述べましたが、これらの施策を進めるに当たりましては、市民と行政が一体となって推進してこそ、その成果が期待できるものであります。  議員の皆様並びに市民の皆様の深いご理解と一層のご支援・ご協力を心からお願い申し上げ、私からの説明とさせていただきます。     (教育長 畠山義孝君 降壇) ○議長(宮野和秀君) 教育長の教育執行方針を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 議案の上程 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第5、議案を上程いたします。  ここでお諮りいたします。本日上程されます諮問第1号から諮問第6号まで並びに議案第1号の7件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから諮問第6号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの6件を一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(中村 修君) 諮問第1号をお開き願います。  人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。  人権擁護委員候補者として、下記の者を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  なお、諮問第1号から諮問第6号までの6議案につきましては関連しますので、一括して提案理由を説明いたします。  提案理由ですが、人権擁護委員の任期は3年となっておりますが、定数9人中6人の任期が令和3年6月30日をもって満了となるため、その後任者を推薦することについて議会の意見を求めるものです。  推薦者は、諮問第1号において瀬川悦子氏、諮問第2号において関真澄氏、諮問第3号において木村智子氏、諮問第4号において奈良明子氏、諮問第5号において岩舘裕章氏、諮問第6号において安倍良直氏の6人の方です。参考といたしまして、別紙により推薦者の履歴書を配付しておりますので、併せてご覧いただきたいと思います。  諮問第1号及び諮問第2号のお二人は、履歴書にありますように人権擁護委員として任期中であり、引き続き人権擁護委員として議会の同意をお願いするものであります。  また、諮問第3号から諮問第6号までの4人の方につきましては、任期満了で退任される安倍憲壱氏、青山武夫氏、木下フサ氏、小舘洋子氏の後任として推薦される方であります。4人の方とも地域からの信頼も厚く、人権擁護委員として適任者であると判断し、議会の同意をお願いするものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより諮問第1号から諮問第6号までの6件について、順次採決いたします。  初めに、諮問第1号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第1号は、適任と認めることに決しました。  次に、諮問第2号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第2号は、適任と認めることに決しました。  次に、諮問第3号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第3号は、適任と認めることに決しました。  次に、諮問第4号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第4号は、適任と認めることに決しました。  次に、諮問第5号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第5号は、適任と認めることに決しました。  次に、諮問第6号について、適任と認めることにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、諮問第6号は、適任と認めることに決しました。  次に、議案第1号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 令和2年度の一般会計補正予算書をお願いいたします。  1ページをお願いいたします。  議案第1号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)です。  令和2年度鹿角市の一般会計補正予算(第13号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の補正は歳入歳出それぞれ2億1,948万8,000円を追加し、総額をそれぞれ233億2,352万1,000円とする。  第2項、予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は、繰越明許費の追加です。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  補正予算(第13号)は、この冬の寒波による断続的な降雪等により市道及び各施設等の今後の除排雪経費の不足が見込まれるため、予算を追加するほか、新型コロナウイルスワクチンの接種に向けた準備を進めるための予算計上で、いずれも早急に予算措置が必要であることから、本日の議決をお願いするものであります。  4ページをお開き願います。
     第2表繰越明許費補正は、10款2項小学校費の普通教室等空調設備設置工事について、設計段階で空調設備設置に伴い電気容量が不足し、キュービクルの改修の必要が生じ、その納入に2か月程度を要することから、年度内の工事完了ができないことから、繰越明許費を設定いたします。  8ページ、9ページをお開きください。  歳入です。  14款2項3目1節保健衛生費補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金406万7,000円は、歳出見合い額が交付されるものであります。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金2億1,542万1,000円は、今回の補正財源としての繰入れです。  次のページをお願いいたします。  歳出です。  2款2項市民共動費から14ページ、15ページの10款5項社会教育費までのうち、3款1項3目老人福祉費と4款1項5目新型コロナウイルス感染症対策費、8款2項道路橋りょう費を除く費目は、各施設の除雪委託料の追加です。  3款1項3目老人福祉費の高齢者等生活支援事業120万円は、ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯等の居宅の除排雪に係る軽度生活援助サービス委託料、高齢者等住宅除排雪支援事業50万円は補助金の追加であります。  次のページをお願いいたします。  4款1項5目新型コロナウイルス感染症対策費の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業406万8,000円は、高齢者等に対するワクチン接種の開始に向け、接種券の印刷、郵送に係る経費のほか、システム改修に係る経費等を計上いたします。  8款2項3目除雪対策費の除雪対策事業2億円は、市道等の除雪委託料の不足が見込まれるため追加するもので、これにより市道に係る除雪委託料の予算計上額は総額で5億5,000万円となります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第1号について質疑ございませんか。栗山議員。 ○10番(栗山尚記君) 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業についてでありますが、説明では接種券の印刷等々の準備金と、システム改修費とありましたが、他地域ではもう既にシミュレーションであったり、ワクチンを接種する体制の練習であったり、いろんな取組が行われているわけですが、鹿角市においてはそういう計画はあるのか。それとも、この中にも多少は含まれているのか、そこら辺をもう少し詳しくお願いいたします。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部次長。 ○健康福祉部次長(村木真智子君) 現在行っております新型コロナウイルスワクチンの接種体制の整備についてでありますけれども、こちらの予算は、説明にありましたように高齢者の接種券の郵送の準備やシステム改修なんですけれども、それ以降の取組としまして、現在医師会と接種体制をどうするかということを協議している最中です。集団接種と個別の接種、どちらも併用していかなければ、スケジュールどおりには進められないということで、今協議をしておりますので、今後ともそちらのほうは進めていきたいと思います。予算の中にはこの部分は含まれておりません。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。吉村議員。 ○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。  接種券を印刷する高齢者の人数の確認ですけれども、何人分でしょうか。お願いいたします。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部次長。 ○健康福祉部次長(村木真智子君) 65歳以上の高齢者として、市内では約1万2,500人を見込んでおります。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第1号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第1号については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号市道路線の変更についてから議案第29号令和3年度鹿角市下水道事業会計予算までの28議案について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 議案第2号をお願いします。  市道路線の変更について。  道路法第10条第3項の規定により、市道路線を別紙のとおり変更することについて議会の議決を求める。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、道路の改良等に伴い、路線の一部を変更しようとするものであります。  次のページをお願いします。  変更する路線は3路線であります。  併せて議案資料の1ページをお願いします。  青で示すのが変更前、赤が変更後の路線であります。  路線番号3017室ノ沢線ですが、図の中央を縦に通っている国道103号の改良工事により、従前の国道のカーブの中央で接続していたものを北側の直線部分に移動することによる終点の変更であります。  路線番号3067川向線。同じく国道のカーブの中央を終点としていたものを、国道ではなく室ノ沢線と連結する形で終点を変更するものであります。  議案資料の2ページをお願いします。  路線番号3051堀内幹線であります。場所は1ページの路線図の北側になります。国道の改良により起点を北側に移動するものであります。  議案に戻っていただきまして、これらにより3017室ノ沢線の終点が十和田大湯字五ノ岱53番地43から五ノ岱53番地44に、3051堀内幹線の起点が十和田大湯字五ノ岱30番地から五ノ岱26番地4に、3067川向線の終点が十和田大湯字五ノ岱53番地43から五ノ岱53番地44に変更となります。  議案第2号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 市民部長。 ○市民部長(中村 修君) 続きまして、議案第3号をお願いします。  議案第3号鹿角市市民センター条例の一部改正について。  鹿角市市民センター条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、国道103号の拡幅工事に伴い、隣接する大湯運動広場の土地の一部が分筆されたことにより所在地番に変更が生じたことから、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  鹿角市市民センター条例の一部を改正する条例(案)でありますが、詳細は議案資料の新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の3ページをお開き願います。  第3条は市民センターの附属施設についての規定でありますが、第2項の表、大湯運動広場の項、位置の欄中鹿角市十和田大湯字五ノ岱53番地44を鹿角市十和田大湯字五ノ岱53番地113に改めます。  議案書に戻っていただき、附則ですが、この条例は公布の日から施行します。  以上で、議案第3号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 続きまして、議案第4号であります。  特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について。  特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき設置する学校運営協議会の委員の報酬を定める等のため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  議案資料で説明いたします。資料の4ページをご覧ください。  特別職の職員の報酬及び旅費の額を定める別表において、森林整備及び林業構造改善事業推進協議会の委員の項の次に学校運営協議会の委員の項を加え、その報酬を年額5,000円と定めます。  また、職の区分の嘱託医師に規定する職のうち、現在委託契約等により対応し、任用の形態を取っていない生活保護一般医、生活保護精神科医、母子生活支援施設及び幼稚園の医師を削り、学校医のみに整理いたします。  議案にお戻りいただきまして、附則でありますが、この条例は令和3年4月1日から施行いたします。  次に、議案第5号一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由は、給料の支給に係る経過措置を廃止するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の趣旨は、平成18年度に実施された給与構造改革で、地域、民間給与の反映や年功的な給与上昇の抑制等を図るため、給料表の水準を全体として平均4.8%引き下げましたが、その際、切替え後の給料月額が切替え前を下回る場合は、経過措置として従前の給料月額に達するまでの間、その差額を保障する規定を設けていたところ、既に該当者がないことから、今回これを廃止するものであります。  議案資料の5ページをお願いいたします。  給料の切替えに伴う経過措置を規定している附則第7項から第10項までを削除し、第11項から第15項までを4項ずつ繰り上げます。  議案にお戻りいただきまして、附則でありますが、この条例は公布の日から施行いたします。  次に、議案第6号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由は、教育職給料表及び教育職給料表級別標準職務表を追加するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の趣旨は、教育職として採用している学事指導管理監及び指導主事の給料の号給は、採用前に適用されていた小学校・中学校教育職の給料表の給料月額を基に市の行政職給料表の職務相当級の直近上位の額に決定してきましたが、適用する給料表が異なることによるそごがあり、これを解消するため、新たに教育職給料表等を定めるものであります。  議案資料の7ページをお願いいたします。  第3条は、給料表に関する規定でありますが、第1項の給料表の種類として、これまでの行政職給料表に加え、教育職給料表を新たに定め、それぞれ別表第1、別表第2に整理し、これに伴い第3項中の別表第2を別表第3といたします。  第4条は、初任給の決定及び昇給の基準等に関する規定ですが、第6項及び第11項において教育職給料表を新たに定めたことに伴い、適用する給料表を明確にするため、文言を追加いたします。  次のページの第15条は、期末手当に関する規定で、第5項では職務の級における期末手当基礎額に対する加算措置の適用について定めておりますが、教育職給料表の適用を受ける職員については、2級以上にあるものとし、これと区別するため、これまで単に給料表としていたものを行政職給料表に改めます。  別表第1は行政職給料表ですが、教育職給料表を新たに追加することに伴い、備考としてその適用区分を追加いたします。  別表第2として資料8ページから18ページまでの教育職給料表を追加いたします。  なお、この給料表は、県内小中学校の教育職に適用される給料表と同じものであります。  資料の18ページでありますが、この表の備考として、1において適用区分を、2において前職の給料との調整を定めております。  教育職給料表の追加により、従来の別表第2を別表第3とし、行政職、教育職それぞれの級別標準職務表を別に定める必要があることから、級別標準職務表を1行政職給料表級別標準職務表とし、同表の次に、2教育職給料表級別標準職務表を追加いたします。  議案にお戻りいただきまして、附則でありますが、この条例は令和3年4月1日から施行いたします。  附則第2項及び第3項は、改正後の条例の適用区分について規定をいたします。
     以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 続きまして、議案第7号をお開き願います。  議案第7号鹿角市新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金条例の制定について。  鹿角市新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金条例を別紙のとおり制定するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、新型コロナウイルス感染症対策として、秋田県の中小企業融資制度による経営安定資金の融資を受けた市内事業者に対する利子補給の財源に充てる基金を設置するため、条例を制定するものです。  次のページをお開き願います。  条例案であります。  第1条は設置の目的でありますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、経営安定資金の融資を受けた市内事業者に対する利子補給の財源に充てるため、鹿角市新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金を設置いたします。  第2条は基金として積み立てる額に関し定めるものですが、歳入歳出予算で定める額としております。  第3条では、基金の管理方法について、金融機関への預金、その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならないとし、第4条では運用益金の処理について、基金の運用から生ずる収益は一般会計歳入歳出予算に計上して、この基金に繰り入れること、第5条では基金の処分について、第1条に規定する経費に充てる場合に限り処分することができるとしております。  第6条は、この条例に定めるもの以外に、基金の管理に関して必要な事項は市長に委任することを定めております。  附則でありますが、この条例は公布の日から施行し、令和6年3月31日限りでその効力を失うものであります。  説明は以上であります。 ○議長(宮野和秀君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 卓君) 議案第8号鹿角市立学校設置条例の一部改正について。  鹿角市立学校設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、令和3年度から花輪北小学校と平元小学校を統合し柴平小学校とするため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  鹿角市立学校設置条例の一部を次のように改正する。  第2条第1項の表中、鹿角市立花輪北小学校、鹿角市花輪字新川端20番地の項及び鹿角市立平元小学校、鹿角市花輪字源田平6番地1を、鹿角市立柴平小学校、鹿角市花輪字高市向35番地に改めます。  附則といたしまして、この条例は令和3年4月1日から施行します。  以上であります。  続きまして、議案第9号鹿角市立市民プール条例の一部改正について。  鹿角市立市民プール条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、利用者の減少や施設の老朽化に伴い、施設維持が困難であることから、谷内市民プール及び毛馬内市民プールを廃止する等のため、条例の一部を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  条例の一部を改正する条例(案)でありますが、鹿角市立市民プール条例の一部を次のように改正いたします。  題名を、鹿角市民プール条例と改めます。  第1条中、鹿角市立市民プールを鹿角市民プールに改めます。  第2条の表中、鹿角市立谷内市民プール及び鹿角市立毛馬内市民プールの項を削除します。また、鹿角市立市民プールは花輪市民プールのみとなることから、地区名称を除いた鹿角市民プールへ名称を改めるものであります。  第5条第2項、使用料を花輪市民プールの利用者から徴収する規定でありますが、花輪市民プールのみとなることから、項を削除します。  附則として、この条例は令和3年4月1日から施行します。  以上であります。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) 議案第10号をお開きください。  議案第10号鹿角市保育園設置条例の一部改正について。  鹿角市保育園設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、令和3年度から尾去沢保育園を花輪さくら保育園に統合するため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正案ですが、新旧対照表で説明いたしますので、議案資料22ページをご覧願います。  この条例は、公立保育園の設置について規定し、別表で公立保育園の名称、位置を規定しているものですが、別表中、園の名称及び位置から鹿角市立尾去沢保育園の項を削除します。  議案に戻っていただき、附則として、この条例は令和3年4月1日から施行します。  以上です。  続きまして、議案第11号をお開きください。  議案第11号鹿角市児童クラブ館条例の一部改正について。  鹿角市児童クラブ館条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、鹿角市平元児童クラブ館の名称及び設置場所を変更するほか、放課後児童健全育成事業の実施場所を施設として位置づける等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正案ですが、新旧対照表で説明いたしますので、議案資料23ページをお願いします。  この条例は、これまで単独の施設である花輪児童クラブ館及び平元児童クラブ館のみを規定しておりましたが、小学校再編に伴い放課後児童クラブの待機児童解消のため、新たに整備する柴平児童クラブを規定するほか、この機会に小学校校舎内に設置している児童クラブ及び借用施設において開設している児童クラブについても公の施設として位置づけることとし、条例で規定するものです。  初めに、第1条による改正ですが、条例の題名を鹿角市児童クラブ条例に改めます。  条例第1条中、児童クラブ館を児童クラブに改めます。  以下、各条中のクラブ館を児童クラブに改めます。  第4条中、開館時間を開所時間に改めます。  第5条中、休館日を休業日に改めます。  次のページをお願いします。  第6条中、館長を施設長に改めます。  別表第1を改正案のとおり改めます。  次のページをお願いします。  次に、第2条による改正ですが、別表第1中、柴平児童クラブの位置を鹿角市花輪字源田平6番地1に改めます。これは、柴平児童クラブについて、現在の平元小学校校舎を改修して活用する計画ですが、工事完了までの間、現在の平元児童クラブ館を柴平児童クラブとして利用するために、第1条で柴平児童クラブの位置を現在の平元児童クラブ館に位置づけており、工事完了を待って規則で定める日から新施設に移転するための規定となります。  議案に戻っていただき、附則の第1項施行期日として、この条例は令和3年4月1日から施行します。ただし、先ほど申し上げましたとおり、第2条の規定は公布の日から起算して7月を超えない範囲内において規則で定める日から施行します。  附則第2項準備行為として、第1条の規定による改正後の鹿角市児童クラブ条例の施行に関し、児童クラブの利用手続等必要な行為は、同条の規定の施行の日前においても行うことができるものとします。  以上です。  続きまして、議案第12号をお開き願います。  議案第12号鹿角市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について。  鹿角市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、放課後児童支援員の認定資格研修における修了要件を改めるため、条例を改正するものです。  次のページをお願いいたします。  改正案ですが、この条例はいわゆる放課後児童クラブの設備及び運営に関する基準を規定しているものですが、国の省令が改正されたことに伴い、今回それに合わせて改正するものです。  詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の26ページをご覧願います。  第10条は、放課後児童クラブに配置する職員について規定しているものですが、第3項の放課後児童支援員として従事できる職員について、これまでは都道府県知事または地方自治法第252条の19第1項の指定都市の長が行う研修の修了者と規定しておりますが、これに同法第252条の22第1項の中核市の長も加えるものです。  議案に戻っていただき、附則として、この条例は公布の日から施行します。  以上です。  続いて、議案第13号をお開き願います。  議案第13号鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について。  鹿角市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、家庭的保育事業者等の連携施設の確保に関する基準を改める等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いいたします。  改正案ですが、この条例は、定員が5人以下で自宅等で保育する家庭的保育事業の設備及び運営の基準について規定しているものですが、先ほどの議案第12号同様、国の省令が改正されたことに伴い、それに合わせて改正するものです。  詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の27ページをご覧願います。  第6条は、家庭的保育事業者等が継続的に保育を提供できるよう、ほかの保育所等との連携施設確保を義務づけているものですが、確保義務の適用免除について規定しております第4項を改正し、新たに第4項第1号として家庭的保育事業者等による保育の提供の終了に際し、保護者の希望に基づき、引き続き必要な教育、保育が提供されるよう必要な措置を講じている場合を追加します。  なお、これまで第4項で規定していた連携施設の確保が著しく困難な場合を第4項第2号として規定します。  第23条は、配置する職員の資格等を規定しているものですが、次のページ、第2項第2号中の対応する法律の号番号を改めるものです。  第37条は、居宅訪問型保育事業について規定したものですが、保護者の疾病、疲労、その他の身体上、精神上もしくは環境上の理由により家庭において乳幼児を養育することが困難な場合、居宅訪問型保育の実施が可能であることを新たに加えるものです。  議案書に戻っていただき、附則として、この条例は公布の日から施行します。  以上です。  続きまして、議案第14号をお開き願います。  議案第14号鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について。  鹿角市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令の施行に伴い、特定地域型保育事業者の連携施設の確保に関する基準を改めるため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。
     改正案ですが、この条例は、いわゆる認定こども園や認可保育園など、市長が施設型給付の支給対象施設として確認する保育園等の運営に関する基準を規定しているものですが、内閣府令が改正されたことに伴い、今回それに合わせて改正するものです。  改正内容としては、先ほどの議案第13号と同じ確保義務の適用免除の改正となります。  詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料29ページをご覧願います。  第42条は、小規模保育等の特定地域型保育施設の特定教育・保育施設等との連携について規定しておりますが、確保義務の適用免除について規定しております第4項を改正し、新たに第4項第1号として特定地域型保育の提供の終了に際し、保護者の希望に基づき、引き続き必要な教育・保育が提供されるよう、必要な措置を講じている場合を追加します。  なお、これまで第4項で規定していた連携施設の確保が著しく困難な場合を第4項第2号として規定します。  議案書に戻っていただき、附則として、この条例は公布の日から施行します。  以上です。  続きまして、議案第15号をお開きください。  議案第15号鹿角市介護保険条例の一部改正について。  鹿角市介護保険条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、介護保険料を改定する等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正案ですが、今回の改正は、第7期の計画期間が今年度で終了することから、現在第8期計画を策定中ですが、策定中の計画に基づき令和3年度から向こう3年間のサービス給付費の試算を行い、必要な介護保険料を算出しております。これに基づき、保険料率を規定している本条例を改正するものです。  詳細は新旧対照表でご説明いたしますので、30ページをご覧願います。  第4条は保険料率を規定しているものですが、第1項中、対象となる期間について、平成30年度から令和2年度までを令和3年度から令和5年度までに改めます。  第1項各号の保険料を改正案のとおり改めます。  第5号の8万3,760円がいわゆる基準額の年額となりますが、月額にすると6,980円と、現在の6,300円から680円の増額となります。  第2項から第4項までの規定は、所得の少ない第1段階から第3段階までの被保険者の保険料の軽減措置について、第8期の期間中である令和3年度から令和5年度まで継続するための規定となり、金額は改正案のとおりです。  次のページをお願いします。  第6条第4項中、端数切捨ての単位について、10円未満を1円未満に改めます。  議案書に戻っていただきまして、附則第1項施行期日ですが、この条例は令和3年4月1日から施行します。  附則の第2項経過措置ですが、改正後の第4条の規定は令和3年度以降分の保険料から適用し、令和2年度以前の年度分の保険料については従前の例によります。  以上です。  続きまして、議案第16号をお開き願います。  議案第16号鹿角市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  鹿角市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準及び指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の一部を改正する省令の公布に伴い、事業所の管理者要件の経過措置期間を延長する等のため、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  改正案です。今回の改正は、平成30年度介護報酬改定において設けられた居宅介護支援事業所における管理者要件について、事業所の人材確保に関する状況等を考慮し、令和3年3月31日までとしていた経過措置期間の延長を行うとともに、主任介護支援専門員の確保が著しく困難である等、やむを得ない理由がある場合について、主任介護支援専門員を管理者としない取扱いを可能とするための改正です。  詳細は新旧対照表で説明いたしますので、議案資料32ページをご覧願います。  第4条は、事業所ごとに常勤の管理者配置を義務づける規定で、平成30年の改正により管理者の要件を主任介護支援専門員と規定しておりますが、人材確保が難しい現状を踏まえ、今回の省令の改正により要件が緩和されたことから、新たにただし書以降を追加し、確保が著しく困難な場合、介護支援専門員を管理者とすることができる規定を加えるものです。  附則第2項中、平成33年3月31日を令和9年3月31日に改めるとともに、附則に第3項を加え、令和3年3月31日時点で主任介護支援専門員でない者が管理職である居宅介護支援事務所については、当該管理者が管理者である限り、管理者を主任介護支援専門員とする要件の適用を令和9年3月31日まで猶予します。  議案に戻っていただきまして、附則として、この条例は令和3年4月1日から施行します。ただし、附則第2項の改正規定及び附則に1項を加える改正規定は、公布の日から施行します。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 議案第17号をお開き願います。  議案第17号鹿角観光ふるさと館条例の一部改正について。  鹿角観光ふるさと館条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、鹿角観光ふるさと館の大規模改修に伴い、条例を改正するものであります。  次のページをお開き願います。  改正案であります。今回の改正は、鹿角観光ふるさと館の大規模改修に伴い、改修後の施設名称と条例の整合を図るため、条例の一部を改正するものであります。  詳細は議案資料でご説明いたしますので、資料の34ページをご覧いただきたいと思います。  第3条は、鹿角観光ふるさと館の主要施設を定めるものですが、第1項第1号においてシネラマ館を多目的ホールに改め、手づくり体験館を削除します。  同項第3号ではグルメ味館をレストランに改め、きりたんぽ作り体験館と軽食店を追加いたします。  同項第4号にトイレ・休憩棟を追加いたします。  第7条は利用許可ですが、シネラマ館を多目的ホールに改め、中央広場の後に及び正面広場を追加いたします。  第12条利用料金の承認についてですが、第2項第1号において及びシネラマ館を削除いたします。  次のページをお開き願います。  第12条関係別表2中については、シネラマ館を多目的ホールに改め、正面広場を追加し、上限額を設定しております。  議案書にお戻りいただきまして、附則としてこの条例は令和3年4月1日から施行いたします。  続きまして、議案第18号をお開き願います。  議案第18号鹿角市自然休養村管理センター条例の廃止について。  鹿角市自然休養村管理センター条例を別紙のとおり廃止するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、鹿角市自然休養村管理センターを廃止するため、条例を廃止いたします。鹿角市自然休養村管理センターは観光農業の促進を図るとともに、健全な休養と研修の場を提供し地域社会の発展に寄与する目的で、昭和55年に自然休養村事業により整備をした施設であります。平成29年度末に指定管理期間満了に伴い、新たに指定管理者の公募を行いましたが、周辺観光施設の閉鎖等が相次いだことなどもあり、応募がなく、現在は休止状態となっております。また、第9次行政改革大綱においては、財政運営の効率化という観点から、低利用施設の用途変更なども検討してまいりましたが、施設の老朽化が著しく、再開のめどが立たないことから、公共施設としての用途を廃止するため、当条例を廃止するものであります。  なお、本議案の議決後は、普通財産となりますが、施設の状況などから、今後は解体の方向で進めてまいりたいと考えております。  次のページをお開き願います。  条例案であります。鹿角市自然休養村管理センター条例は廃止する。  附則としまして、この条例は令和3年4月1日から施行します。  説明は以上であります。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 続きまして、議案第19号をお願いします。  鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。  鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、十和田毛馬内字鹿倉崎地内にマンホールポンプを新設することに伴う条例改正であります。  次のページをお願いします。  鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の内容は、鹿角し尿処理場が鹿角市公共下水道に接続するため、十和田毛馬内字鹿倉崎、甚兵エ川原地区にマンホールポンプを設置しましたが、これに伴い、条例中の別表を改めるものであります。  議案資料の36ページをお願いします。  条例第3条は、公共下水道事業の主要施設の名称、構成及び位置を別表第1のとおり定める規定ですが、その別表第1のマンホールポンプ設備の位置の欄に、鹿角市十和田毛馬内字鹿倉崎地内を追加したものに改めます。マンホール設備の位置の9段目、花輪字六月田の次であります。  条例案に戻っていただきまして、附則として、この条例は令和3年4月1日から施行いたします。  議案第19号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) ここで、午後1時まで休憩いたします。     午前11時59分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後 1時00分 再開 ○議長(宮野和秀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第20号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第14号)です。  令和2年度一般会計・特別会計・企業会計補正予算書の1ページをお願いいたします。  令和2年度鹿角市の一般会計補正予算(第14号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ1億7,789万9,000円を減額し、総額をそれぞれ231億4,562万2,000円とする。  第2項、予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は継続費の変更、第3条は繰越明許費の追加、第4条は債務負担行為の追加、第5条は地方債の追加及び変更を定めております。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  補正予算(第14号)の主な内容は、事業実績見込みなどによる増減額補正のほか、新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金積立金などの計上であります。  6ページ、7ページをお開き願います。  第2表継続費補正は、7款2項観光費の鹿角観光ふるさと館改修事業の令和2年度の年割額を実績見込みにより2,152万6,000円減の6億4,833万円とし、継続費の総額を10億9,505万円に変更いたします。  第3表繰越明許費補正は、2款1項ホストタウン推進事業は、オリンピック観戦チケット購入費の支払いが来年度になること、11款1項農業用施設災害復旧事業及び林業施設災害復旧事業は、それぞれ復旧工事が年度内に終わらない見込みであること、また、6款1項県営ほ場整備事業(末広地区)、農業水利施設整備事業花輪大堰改修事業、8款2項福士川改修関連市道整備事業及び3項急傾斜地崩壊対策事業の5件は県事業に対する負担金であり、県が実施する工事がそれぞれ年度内に完了しないことから、繰越明許費を設定いたします。  第4表債務負担行為補正は、令和3年度当初から業務を円滑に行うため、3月中に契約する必要がある施設管理等委託料など73件を追加いたします。  12ページ、13ページをお開きください。  第5表地方債補正は、普通教室等空調設備設置事業、移動図書館車整備事業、減収補てん債の3件を追加するほか、事業費の実績見込みなどにより8件の借入額を変更するもので、合わせて3,880万円の増となります。  17ページ、18ページをお願いいたします。  歳入です。  1款1項2目1節法人市民税の現年課税分1,681万4,000円の減額は、法人数の減少により均等割を、実績見込みにより法人税割をそれぞれ減額いたします。  14款2項2目3節児童福祉費補助金の子ども・子育て支援事業費補助金89万2,000円は、マイナンバーとの情報連携に係る児童手当システムの改修実績により交付されるものです。
     4目2節住宅費補助金の社会資本整備総合交付金2,595万5,000円の減額は、公営住宅建設事業の実績見込みなどによるものです。  5目1節教育総務費補助金の公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金458万4,000円は、GIGAスクール整備事業の実績による追加交付であります。  次のページをお願いいたします。  15款2項1目総務費県補助金から6目土木費県補助金までは、それぞれ実績または実績見込み等による減額または追加交付であります。  次のページをお願いいたします。  16款2項1目2節立木売払収入の2,500万4,000円は、直営林下折戸地区の間伐材の公売収入や官行造林地主伐事業の分収による収入などであります。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金1億371万5,000円の減額は、財源調整により繰戻しするものです。  2目1節まちづくり基金繰入金3,100万円の減額は、鹿角観光ふるさと館改修事業に充当していた基金の一部を実績に合わせて減額いたします。  6目1節企業立地促進基金繰入金2,476万円の減額は、企業立地助成金の実績見込みによるものであります。  7目1節教育施設整備基金繰入金2,340万円の減額は、情報教育推進事業の実績見込みによるほか、普通教室等空調設備設置事業の財源の一部を過疎債に組み替えるものであります。  次のページをお願いいたします。  21款市債については、地方債補正で説明したとおりでありますが、25ページ、26ページの減収補てん債1,100万円は、コロナ禍における市民税法人税割と利子割交付金を対象に基準財政収入額で算定された額との比較減少分に充てるもので、交付税算入率は75%となっております。  なお、地方消費税交付金及びたばこ税についても今後対象となる見込みであります。  27ページ、28ページをお願いいたします。  歳出です。  2款1項9目情報管理費の100電算管理費2,101万円の減額は、財務会計システム構築委託料等の契約実績によるものです。  次のページをお願いいたします。  2項1目共動推進費の100自治会等コミュニティ活性化支援事業500万円は、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業助成金を追加で交付決定を受けたことから、2団体の会館用備品の整備に対する補助金を追加するものであります。  2目生活安全対策費の400地域公共交通維持確保対策事業1,621万9,000円は、生活バス路線運行費補助金について運行実績によるものであります。  次のページをお願いいたします。  3款2項2目児童措置費の229子育て応援給付金給付事業163万円の減額は、子育て世帯の生活支援策として独自に実施した子育て応援給付金の実績によるものであります。  次のページをお願いいたします。  5款1項1目労働総務費の255地域雇用維持支援事業1,757万6,000円の減額は、コロナ禍における雇用維持のため、国の雇用調整助成金に独自に9分の1を上乗せ交付している地域雇用維持支援金の実績見込みによるものであります。  次のページをお願いいたします。  6款1項6目農業経営基盤強化促進対策費の277新規就農者育成支援事業332万円の減額は、新規就農者の経営安定化を支援する農業次世代人材投資資金等の実績によるものであります。  11目農地費の245花輪大堰改修事業364万2,000円は、県の事業前倒しに伴い負担金を追加するものであります。  263多面的機能支払交付金事業1,217万2,000円の減額は、取組組織の事業実績確定によるものです。  次のページをお願いいたします。  7款1項2目商工振興費の115新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金積立金は、新型コロナウイルス感染症対応資金の融資を受けた市内企業に対する3年間の利子補給費に充てるための基金を創設し、地方創生臨時交付金を財源に4,500万円を積立ていたします。  255事業継続支援事業2,217万円の減額は、売上げの減少した観光関連事業者や飲食関連事業者に1社当たり30万円を支給した事業継続支援金の実績等によるものです。  2項3目観光施設費の535鹿角観光ふるさと館改修事業2,152万6,000円の減額は、施設改修工事費等の実績見込みによるものです。  次のページをお願いいたします。  8款6項2目住宅建設費の505公営住宅建設事業3,846万6,000円の減額は、事業実績及び社会資本整備総合交付金の交付実績に合わせて施設整備工事費等を減額するものであります。  次のページをお願いいたします。  10款2項1目学校管理費の305小学校施設管理費239万8,000円は、八幡平小学校の自動給水装置の修繕料を追加いたします。  4項1目幼稚園費の205私立幼稚園支援事業118万4,000円は、鹿角カトリック幼稚園の入園児童数の実績見込みにより私立幼稚園施設型給付金を追加いたします。  45ページ、46ページをお願いいたします。  13款1項2目分収造林費の505川島分収造林事業153万円の減額は、実績確定によるものであります。  以上で議案第20号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) 56ページ、議案第21号をお開きください。  令和2年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ48億9,680万5,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為による。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  59ページをお開き願います。  債務負担行為を設定する事項は表のとおりで、いずれも4月1日から業務を行うため、今年度内に契約を行う必要があるものです。  63、64ページをお開き願います。  2の歳入ですが、3款国庫支出金から7款繰入金まで、いずれも令和2年度実績見込みによるものです。  次のページをお願いします。  3の歳出ですが、2款1項介護サービス等諸費の2目地域密着型介護サービス給付費2,000万円の増額は、保険給付費の令和2年度実績見込みによるものです。  3目施設介護サービス給付費は財源更生となります。  以上です。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 続きまして、補正予算書の69ページをお願いします。  議案第22号令和2年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第2号)であります。  第1条、令和2年度鹿角市上水道事業会計の補正予算(第2号)は次に定めるところによる。  第2条は、業務予定量の補正で配水施設整備の予定額を1億1,049万6,000円に改めます。  第3条は、収益的支出の補正で1款1項営業費用の予定額を23万2,000円追加し、5億5,025万1,000円に改めます。  第4条は、資本的支出の補正で1款1項建設改良費の予定額を7,000円追加し、1億9,270万6,000円に改めます。また、条文にありますとおり、予算第4条の括弧書きを条文のとおり改めます。  第5条は、債務負担行為の補正ですが70ページをお願いします。4月1日から行わなければならないため、今年度内に契約をする必要がある浄水場の運転管理業務委託料のほか、水道設計システム関連経費など7件を追加します。  また、予算第5条に定めた債務負担行為のうち公営企業会計システム使用料について、期間を令和4年度から5年度に、限度額を429万9,000円に改めます。  第6条は、職員給与費の補正で23万9,000円を追加し、6,755万9,000円とします。  令和3年2月1提出。鹿角市長。  82、83ページをお願いします。  収益的支出の1款1項1目原水及び浄水費から4目総係費まで及び下段の資本的支出の1款1項3目配水施設整備費の補正は全て秋田県人事委員会勧告などに伴う人件費の調整によるものであります。  上水道事業会計の説明を終わります。  続きまして、補正予算書の84ページをお願いします。  議案第23号令和2年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第1号)であります。  第1条、令和2年度鹿角市下水道事業会計の補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  第2条は、収益的収入及び支出の補正で収入の1款2項営業外収益を571万1,000円減額し、6億5,275万4,000円に、支出の1款1項営業費用を616万1,000円減額し、7億6,021万8,000円に、2項営業外費用に69万9,000円を追加し、1億1,315万9,000円に、3項特別損失を24万9,000円減額し、140万1,000円にそれぞれの予定額を改めます。  第3条は、資本的収入及び支出の補正で収入の1款1項補助金に10万6,000円を追加し、1億4,565万2,000円に、支出の1款1項建設改良費に10万6,000円を追加し、1億7,568万5,000円に改めます。  第4条は、債務負担行為の補正ですが85ページをお願いします。4月1日から行わなければならないため、今年度内に契約する必要がある中継ポンプ維持管理や真空ステーションなどの保守管理業務など11件を追加します。  第5条は、職員給与費の補正で494万5,000円を減額し、2,634万7,000円とします。  第6条は、他会計からの補助金の補正で一般会計から補助を受ける金額5億7,389万4,000円を5億6,828万9,000円に改めるものであります。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  予算書の97、98ページをお願いします。  収入の1款2項2目他会計補助金571万1,000円の減額は、支出の総額の減に合わせて一般会計からの補助金を減額するものであります。  支出の1款1項1目管渠費の委託料41万1,000円の減額と2目ポンプ場の動力費41万1,000円の追加は、ポンプ場電気料に不足が見込まれることから、委託料から動力費に組み替えるものであります。  6目総係費の各節の補正は、令和2年度定期人事異動と秋田県人事委員会勧告に伴う人件費の調整によるものであります。  1款2項1目支払利息及び企業債取扱諸費の企業債利息53万3,000円の減額及び3目消費税及び地方消費税の123万2,000円の追加は、令和2年度決算見込みによるものであります。  1款3項2目その他特別損失の24万9,000円の減額は、令和元年度の農業集落排水事業に係る消費税及び地方消費税の確定によるものであります。  99、100ページをお願いします。  資本的収入及び支出ですが、収入の1款1項2目他会計補助金10万6,000円の追加は、支出の追加相当額を一般会計からの補助金で追加するものであります。  支出の1款1項3目建設総係費の各節の補正は、秋田県人事委員会勧告に伴う人件費の調整によるものです。  下水道事業会計の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第24号令和3年度鹿角市一般会計予算であります。  令和3年度の予算書の1ページをご覧いただきたいと思います。  令和3年度鹿角市の一般会計予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額を、それぞれ171億8,800万円と定めます。  第2条で債務負担行為、また第3条で地方債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について、第4条では、一時借入金の借入れの最高額を15億円と定めます。  第5条は、項を超えて予算流用できる場合は、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における、同一款内での各項間の流用と定めます。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  9ページをお開き願います。  第2表債務負担行為は、令和3年度の移住者融資資金利子補給費補助金、アグリビジネスチャレンジ資金利子補給費補助金及び若者・女性創業資金利子補給費補助金の3件について設定するもので、それぞれの期間及び限度額は記載のとおりです。  第3表地方債補正ですが、令和3年度の借入れは表記載の23件10億8,540万円で、前年度と比較して6億270万円の減となっております。  新たな起債事業は、湯の駅おおゆ販売体制強化施設整備事業、消防施設整備事業、学校教育施設整備事業。継続事業は、医師確保対策事業、公営住宅建設事業などで、過疎債や緊急防災・減災事業債などの交付税算入が見込める有利な起債の活用を図っております。  臨時財政対策債は、前年度比1億1,960万円増の4億6,000万円としております。
     なお、244ページに地方債に関する調書を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  14ページ、15ページをお願いいたします。  歳入です。  1款1項1目市民税個人分、2目法人分は、新型コロナウイルス感染症の地域経済への影響を鑑み、それぞれ前年度比9.9%減、17.2%減で計上いたしております。  2項固定資産税は、固定資産税の評価替えのほか、新型コロナウイルス感染症の特例軽減措置が適用になる見込みであることなどから、前年度比4.4%減の14億3,843万1,000円、3項軽自動車税は、新税率適用台数の影響を見込み、前年度比2.8%増、市税全体では28億4,550万4,000円、前年度比6.9%減で計上いたしました。  18ページ、19ページをお願いいたします。  7款の地方消費税交付金は消費税率10%への引上げに係る税収が平年度化することから、6億8,500万円、4.1%増で計上しております。  9款2項の新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金は、令和2年度において新型コロナウイルス感染症の影響により事業収入が減少した者に対し、市が事業用家屋及び償却資産の固定資産税の課税標準額を全額または2分の1に軽減した場合において、その減収分が交付されるもので、5,000万円を計上しております。  次のページをお願いいたします。  10款地方交付税は、地方財政の収支見通しや、令和2年度の普通交付税決定額等を参考に、普通交付税は前年度比1億2,198万6,000円、2.0%増の61億8,473万3,000円を、また、特別交付税は7億円を見込み、合わせて1.8%増の68億8,473万3,000円を計上いたしました。  12款2項負担金は、1目4節母子生活支援施設運営費負担金の減などにより、前年度比446万7,000円の減となっております。  次のページをお願いいたします。  13款1項使用料は、各公共施設などの使用料を計上しており、7目1節大湯ストーンサークル館使用料の展示ホール観覧者の増を見込んだことなどにより、前年度比126万円の増で計上しております。  次のページをお願いいたします。  14款1項1目3節老人福祉費負担金の介護保険低所得者保険料軽減負担金3,252万4,000円は、住民税非課税世帯を対象に65歳以上の方の介護保険料の軽減を図るため交付されるもので、消費税引上げによる拡充分を見込んで交付されており、国が軽減相当額の2分の1を負担するものであります。  4節児童福祉費負担金の子どものための教育・保育給付費負担金1億1,493万5,000円は、私立認可保育園運営費から国の基準保育料を差し引いた金額の2分の1を国が負担するものであります。  5節生活保護費負担金の被保護者健康管理支援事業負担金242万1,000円は、被保護者の生活習慣病の予防等を推進するための健康管理支援員の訪問、指導活動等による経費に対する交付金で、補助率は国4分の3であります。  次のページをお願いいたします。  2項1目1節総務管理費補助金の防災・安全交付金400万円は、地域の防災・減災や安全を実現する整備計画に基づく地方主体の取組に対し交付されるもので、総合防災マップの作成経費に充当いたします。  地方創生推進交付金4,190万5,000円は、市の総合戦略で取り組む事業に対して交付されるもので、21事業に充当いたします。補助率は2分の1となっております。  2目3節児童福祉費補助金の子ども・子育て支援交付金4,565万8,000円は、放課後児童クラブ運営事業や保育サービス充実事業などの実施に要する経費の3分の1が補助されるものであります。子ども・子育て支援整備交付金2,873万3,000円は、放課後児童クラブの整備に対して交付されるもので、補助率は、市が整備する柴平児童クラブは3分の2、社会福祉法人が補助金の交付を受けて整備する大湯児童クラブは2分の1であります。  4目1節道路橋りょう費補助金の社会資本整備総合交付金2,224万5,000円は、市道花輪小坂線の道路補修工事と凍結防止剤散布車の購入に係る交付金で、補助率は道路補修工事が54.5%、凍結防止剤散布車が3分の2であります。道路メンテナンス事業補助金7,787万円は、橋りょう長寿命化計画に基づいて実施する橋梁点検及び2橋の補修工事などに対して交付されるもので、補助率は59.95%です。  2節住宅費補助金の社会資本整備総合交付金1億6,459万2,000円は、公営住宅建設事業に係る施設整備工事費や、公的賃貸住宅家賃低廉化事業などに係る交付金であります。  5目1節教育総務費補助金の学校施設環境改善交付金5,668万7,000円は、普通教室等空調設備設置事業に係る交付金です。  3項1目3節選挙費委託金の衆議院議員総選挙費委託金3,079万円は、令和3年10月の任期満了に伴う衆議院議員総選挙の執行経費に対する委託金です。  次のページをお願いいたします。  15款1項1目3節老人福祉費負担金の後期高齢者医療保険基盤安定負担金9,240万2,000円は、低所得者等の保険料軽減分として県が4分の3を補填するもので、後期高齢者医療特別会計繰出金に充当いたします。  2項1目1節総務管理費補助金の地域少子化対策重点推進交付金268万6,000円は、自治体が取り組む少子化対策事業や結婚に伴う新生活の支援に係る経費に対して交付されるもので、補助率は2分の1です。  地籍調査費補助金2,491万6,000円は、八幡平地区山林3.37平方キロメートルの細部図根測量や、一筆地測量業務のほか、令和2年度に調査実施済みの八幡平地区山林2.61平方キロメートルの原図作成、地籍測定、副図作成に係る費用の4分の3を国・県が補助するものであります。  電源立地地域対策交付金440万円は、水力発電施設の周辺地域における地域住民の福祉向上を図るために交付されるもので、体育施設整備事業の施設改修工事費の一部に充当いたします。  2節企画費補助金の市町村移住支援事業費補助金360万円は、東京23区在住者等が市に移住し、県が登録した市の対象企業に就職した場合、または関係人口である鹿角家に登録等して市に移住した場合、1世帯当たり最大100万円を助成するもので、補助率は国2分の1、県4分の1であります。  次のページをお願いいたします。  2目5節児童福祉費補助金のすこやか子育て支援事業費補助金1,409万6,000円円は、保育所や幼稚園等に係る保育料と副食費を県が支援するものであります。  放課後児童クラブ整備費補助金718万2,000円は、国庫補助金で説明した放課後児童クラブの整備に対する県支援分で、補助率はそれぞれ6分の1と8分の1であります。  3目1節保健衛生費補助金の帰国者・接触者外来設置運営事業費補助金976万3,000円は、仮設診療所の運営に係る県の補助金で、診療報酬等の収入を除いた額の10分の10が交付されます。  合併処理浄化槽設置整備事業費補助金564万円は、合併処理浄化槽の設置に対して県から3分の1が交付されます。  4目2節農業費補助金の農地集積協力金事業費補助金2,351万3,000円は、担い手への農地集積・集約化を図るため、農地中間管理機構に農地を貸し付けた個人または地域に対して交付されるものであります。  新時代を勝ち抜く!農業夢プラン応援事業費補助金1,357万円は、認定農業者や新規就農者等を対象に、機械等の導入に要する経費を支援するもので、補助率は2分の1などとなっております。  3節農地費補助金の中山間地域等直接支払交付金1,725万6,000円は、耕作放棄地の発生を防止するために集落協定に基づき5年以上継続される農業生産活動を行う農業者に対して交付されるもので、補助率は国2分の1、県4分の1であります。  次のページをお願いいたします。  多面的機能支払交付金1億571万2,000円は、地域共同による農地・農業用水等の基礎的な保全管理に加え、老朽化が進む農業用排水路等の長寿命化のための補修・更新を行う取組を支援するもので、補助率は国2分の1、県4分の1であります。  4節林業費補助金の森林環境保全整備事業費補助金2,134万4,000円は、森林経営計画に基づき森林整備を計画的に推進するため、市有直営林等の間伐・植栽等に対して交付されるものであります。  鳥獣被害防止総合対策交付金300万円は、有害鳥獣による人身被害や農作物等への被害を食い止めるため、鹿角市鳥獣被害対策実施隊による駆除経費等に対し交付されるものであります。  7目1節小学校費補助金の秋田県水と緑の森づくり事業補助金300万円は、熊の出没に伴う安全対策として、学校周辺の除伐や下刈りなどの緩衝帯整備に対して交付されるものであります。  4節保健体育費補助金の国民体育大会会場地市町村運営交付金8,533万円は、国体が開催される市町村に対して交付されるものであります。  8目1節農業水産業施設災害復旧費補助金の農地・農業用施設小災害支援事業補助金142万6,000円は、昨年7月の大雨により被災し、市の小規模災害復旧支援事業費補助金を活用して復旧工事を行った補助事業者に対し、自己負担の軽減を図ることを目的に県が支援するもので、補助率は3分の1以内です。  3項1目4節選挙費委託金の秋田県知事選挙費委託金1,219万6,000円は、令和3年4月の任期満了に伴う秋田県知事選挙の執行経費に対する委託金です。  38、39ページをお願いします。  17款1項1目1節総務費寄附金のふるさと鹿角応援寄附金1億5,000万円は、寄附金の収入見込みにより計上しております。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金は、財源調整として7億8,000万円を、2目1節まちづくり基金繰入金8,200万円は、ホストタウン推進事業、国民体育大会推進費など6事業に充当いたします。  3目1節ふるさと鹿角応援基金繰入金1億8,000万円は、産業力の強化や移住の促進など応援メニュー5分野32事業に充当いたします。  6目1節企業立地促進基金繰入金6,022万円は、市内企業7社に対する企業立地助成金に充当いたします。  7目1節新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金繰入金2,710万円は、経営安定資金の融資を受けた市内企業に対する利子補給費補助金に充当いたします。  8目1節教育施設整備基金繰入金1,100万円は、小中学校で導入したタブレット端末による学習活動を行うICT活用教育事業に充当いたします。  46ページから49ページにかけての21款市債については、第3表地方債で説明したとおりであります。  歳入は以上であります。  続きまして、歳出であります。  初めに、職員数についてでありますが、一般会計の一般職の職員数は前年度比4人減の238人で、給与費と共済費の合計は、18億6,596万円、1.2%減となりました。  特別会計と企業会計を含めた全会計の職員数は、前年度比4人減の267人、会計年度任用職員は、フルタイムが17人、パートタイムが141人で、合計158人となっています。  詳細は、238ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  52、53ページをお願いいたします。  1款1項1目議会費の議会デジタル化推進事業は、議会等で使用する資料等のデジタル化及びペーパーレス化を進めることとし、タブレット端末を導入いたします。  62、63ページをお願いします。  2款1項7目企画費のふるさと鹿角応援寄附推進事業は、新たな寄附者の獲得に向け事業者研修会を開催し、魅力的な返礼品の創出に取り組むほか、複数のふるさと納税サイトへの登録手数料、鹿角産品取扱業務委託料等を計上いたします。  ふるさと鹿角応援基金積立金は、寄附金として歳入の1億億5,000万円見合いの積立金を計上いたします。  鹿角キャンパス構想推進事業は、市の課題をテーマとした専門的研究を行う大学等に対して、新たに交通宿泊費等を支援し、政策研究所と共同研究を進めるもので、その事業成果を市の事業に反映してまいります。  次のページをお願いいたします。  多文化共生推進事業は、市民の国際理解を促進するとともに、在住外国人との相互交流を通じて地域の構成員として活躍できる多文化共生社会の実現を目指すため、鹿角国際交流協会の事業を支援いたします。  次のページをお願いいたします。  出会い応援事業は、結婚を望む独身男女の出会い機会の創出とマッチングの充実を図り、バスツアーや施設を利用した出会いイベントなどを実施いたします。  結婚新生活支援事業は、新婚世帯の経済的負担を軽減し、早期に生活基盤の安定を図るため、住宅購入や引っ越し等の費用を支援いたします。  移住促進事業は、移住コンシェルジュによる相談窓口に加えて、オンライン相談や情報発信を強化するため、ラインやズームなどを活用した環境の充実を図るほか、移住希望者を対象に、子育てママ応援ツアー等を実施いたします。  次のページをお願いいたします。  定住促進事業は、移住しやすい環境づくりのため、引っ越しや住居の改修に係る経費の一部等を支援するほか、ふるさとライフ移住しごと支援補助金の対象に関係人口を追加し、定住人口の拡大を図ります。  「鹿角家」マッチング促進事業は、鹿角家の取組を通じて本市を応援してくれる方々との交流を促進するため、宿泊体験などの関わりしろ体験ツアーを実施し、鹿角家に登録した方々と市民とのつながりを強化いたします。  若者世代ふるさとネットワーク構築事業は、市外に転出した若者のネットワークを構築し、地元の情報や特産品の提供を通じて、地元への愛着やつながりを継続させ、Uターンしやすい環境を構築いたします。  次のページをお願いいたします。  9目情報管理費の行政手続等デジタル化推進事業は、議会デジタル化推進事業と併せて、資料のデジタル化及びペーパーレス化の推進のためタブレット端末を導入するほか、決裁などの内部事務手続のデジタル化に向けた検討を行います。  次のページをお願いいたします。  10目防災諸費の総合防災マップ作成事業は、県が実施した土砂災害警戒区域等の見直しや火山噴火による被害想定など、防災情報をまとめた新たな総合防災マップを作成し、全世帯に配布いたします。  自主防災組織育成事業は、自主防災組織育成に対して交付している補助金について、計画策定と防災活動に係る補助金の補助率を10分の10に引き上げ、組織化の促進と防災意識の向上を図ります。  80、81ページをお願いいたします。  2項2目生活安全対策費の地域公共交通維持確保対策事業は、バス路線の維持確保及び公共交通に不便を感じている地域に地域乗合交通やデマンド交通による支援を行うほか、70歳以上の運転免許自主返納者に交通弱者対策補助金を交付いたします。  88、89ページをお願いいたします。  4項1目戸籍住民基本台帳費の個人番号カード交付事務費は、マイナンバーカードの一層の普及促進を図り、窓口での円滑な交付につなげるほか、企業や自治会等を訪問して申請のサポートを行います。  次のページをお願いいたします。  5項3目の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費と、次のページ、4目の秋田県知事選挙費、さらに次のページ、5目の鹿角市長選挙費は、任期満了に伴う選挙経費を計上いたします。  100ページ、101ページをお願いいたします。  3款1項1目社会福祉総務費の全世代型包括的支援事業は、地域共生社会の実現に向けて複合的な福祉課題や制度のはざまにある世代の課題に対応するための総合的な相談窓口機能を社会福祉協議会に委託して実施いたします。  106、107ページをお願いいたします。  3目老人福祉費の高齢者等生活支援事業は、高齢者の地域交流や生きがいづくりを促進するため、タクシー券の支給要件を緩和いたします。また、9月から10月を敬老月間として地域で敬老をお祝いする際の会食サービス経費を新たに支援いたします。  110ページ、111ページをお願いいたします。  6目後期高齢者医療費の後期高齢者医療保険事業は、生活習慣病の早期発見や重症化予防のため実施している健康診査に新たに歯科検診を加え、口腔機能低下や肺炎等の疾病予防を図ります。  後期高齢者健康推進事業は、国保のデータベースを活用し、地域の健康課題を整理するとともに、健康寿命の延伸を図るため、医師や理学療法士など、専門職による協議会を設置して生活習慣病の重症化と生活機能の低下を予防する戸別訪問指導等を実施いたします。  114、115ページをお願いいたします。  2項2目児童措置費の認可保育園費、認定こども園費は、各保育施設の指定管理料及び保育委託料等を計上いたします。  すこやか子育て支援事業は、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、国の保育料無償化の対象外となる世帯に対する助成を行うほか、副食費については所得制限をなくし、全て無償化いたします。  118、119ページをお願いいたします。  5目児童福祉施設費の柴平児童クラブ整備事業は、花輪北児童クラブと平元児童クラブを統合し柴平児童クラブを新設するため、平元小学校校舎の一部を改修・整備いたします。  大湯児童クラブ整備事業は、大湯児童クラブの待機児童解消を図ることを目的として、閉園後の保育園を児童クラブとするため、社会福祉法人が実施する改修工事に対して補助金を交付いたします。
     126、127ページをお願いいたします。  4款1項1目保健衛生総務費の妊産婦支援事業は、出産、子育て環境の充実を図るため、これまで利用実績に応じて支給していた交通費、宿泊費に代えて、健診、出産準備等に係る経費として、妊婦1人に対し一律2万円に拡充するほか、産後のきめ細かな訪問相談を実施いたします。  130、131ページをお願いいたします。  2目予防費の予防接種事業は、感染症の蔓延予防を目的に費用の一部を支援している各種定期予防接種に、妊婦を対象としたインフルエンザ予防接種を新たに追加いたします。  134、135ページをお願いいたします。  5目新型コロナウイルス感染症対策費の鹿角地域感染症仮設診療所運営事業は、秋田県新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づき、PCR検査を行う仮設診療所の設置を継続し、その運営経費を計上いたします。  144、145ページをお願いいたします。  6款1項3目農業振興費のスマート農業推進事業は、先端技術を活用したスマート農業推進のため、実証試験や先進地視察を行うほか、ICT機器等の導入を支援いたします。  農業サポーターマッチング事業は、マッチングアプリの活用により労働力確保を図るほか、農業に携わる人口の増加につなげるため、講習会等を通じて果樹サポーターを育成いたします。  次のページをお願いいたします。  4目園芸振興費の北限の桃等果樹産地強化事業は、果樹振興を図るため、廃業を予定している農家から果樹経営の新規取組者や栽培拡大を図る農業者への第三者承継を支援いたします。  花き周年栽培支援事業は、花卉の周年栽培を推進し園芸振興を図るため、シンテッポウユリや啓翁桜などの新規増反を支援いたします。  次のページをお願いいたします。  6目農業経営基盤強化促進対策費の農業経営法人支援事業は、地域農業の担い手の経営の安定化や規模拡大につなげるため、農業経営に精通した税理士や中小企業診断士などを派遣し、認定農業者の法人化や農業法人の経営改善を支援いたします。  次のページをお願いいたします。  7目農業構造改善対策費の農畜産物販売促進事業は、2か所の道の駅で連携した農畜産物の販売促進に取り組むほか、生産体制を強化することに加え、既存の市場出荷や直売所、ECサイトやふるさと納税返礼品など販売ルートの条件整備を行うことで農家所得の確保、農業産出額の拡大を図ります。  154、155ページをお願いいたします。  10目農地費の県営ほ場整備事業(毛馬内北部地区)は、毛馬内北部地区において圃場整備事業の採択に向けた基礎調査等を行います。  次のページをお願いいたします。  2項2目林業振興費の森林経営管理推進事業は、経営管理が行われていない人工林において森林施業を実施するため、森林所有者の意向調査に基づいて市が管理権を取得して林業事業者へ再委託を行い、または市が一部を直接管理いたします。  160、161ページをお願いいたします。  林業新規就業者育成支援事業は、地域林業の活性化と雇用促進を図るため、新たに県林業大学校の学生の家賃代の支援と、林業基盤を強化するため林業就業者を新規雇用する事業者を支援する制度を創設いたします。  次のページをお願いいたします。  7款1項2目商工振興費のテレワーカー活躍促進事業は、女性や若者の就労を拡大するため、テレワーク普及啓発セミナーを開催するほか、テレワークを実際に始めたい方を対象に基礎的な操作から動画作成、編集まで、研修を実施いたします。  166、167ページをお願いいたします。  4目企業誘致対策費のリモートワーク推進事業は、コロナ禍において企業と人材の誘致を進めるため、副業人材と市内企業とのマッチング等を進めるほか、まちなかオフィスのリモートワーク環境を整備いたします。  170、171ページをお願いいたします。  2項2目観光振興費の観光宣伝推進事業は、誘客キャンペーンや首都圏等での観光PR活動を行い、観光ファンの登録者数を増やす取組を進めるほか、鹿角観光ふるさと館のリニューアルイベントを実施いたします。  インバウンド対策強化事業は、コロナ後を見据えつつ、従来のターゲットとしていた東南アジアに加えて、新規市場開拓に向けた誘客促進を図るため、インバウンド向けの情報発信を行うほか、観光事業者の外国人受入れ体制強化を支援いたします。  次のページをお願いいたします。  ヘリテージ・ツーリズム推進事業は、世界級遺産の文化財や歴史、気候、自然、食などの観光資源を一体的にPRするため、かづの観光物産公社に配置するコーディネーターによる誘客促進や受入れ体制を構築するほか、着地型旅行商品の企画造成を行います。  176、177ページをお願いいたします。  3目観光施設費の湯の駅おおゆ販売体制強化事業は、湯の駅おおゆの収益力向上を目指す販売体制の強化を支援するほか、集客力を上げるため、飲食スペースの増床に向けた実施設計を行います。  190、191ページをお願いいたします。  8款6項1目住宅管理費の安全安心住まいづくり事業は、住環境の向上を図るため市民が実施する耐震改修、克雪対策、下水道接続などの住宅工事費の一部を支援いたします。また、新たに子育て世帯の中古住宅の取得と改修費用等に対して支援をいたします。  2目住宅建設費の公営住宅建設事業は、毛馬内住宅等の建て替えを図るため、施設整備工事費を計上いたします。  198、199ページをお願いいたします。  10款1項3目教育助成費のふるさとかづの絆プラン事業は、児童生徒の体験活動のフィールドを市内全域に広げ、ふるさとキャリア教育の発表会などを開催し、小中学校間の交流を図るとともに、児童生徒の鹿角愛を醸成いたします。  次のページをお願いいたします。  5目通学対策費は、これまでの通学対策のほか、4月に開校する柴平小学校の遠距離通学の児童に対する通学費助成のほか、スクールバス運行業務委託料を計上いたします。  204、205ページをお願いいたします。  2項1目学校管理費の普通教室等空調設備設置事業と、210、211ページ、3項1目学校管理費の普通教室等空調設備設置事業は、教育環境の向上を図るため、小学校2校、中学校4校の普通教室などにエアコンを整備するため、施設工事費を計上いたします。  206、207ページをお願いします。  2目教育振興費の特色ある学校づくり推進事業と、210、211ページの3項2目教育振興費の特色ある学校づくり推進事業は、地域に根差した特色ある教育活動を推進するとともに、ふるさとキャリア教育の充実を図るため、小中学校にコミュニティ・スクールを導入いたします。  220、221ページをお願いいたします。  5項5目世界遺産登録推進事業は、大湯環状列石の世界遺産登録指定を推進するため、4道県の関係自治体と連携した活動を展開するほか、イギリスのストーンヘンジビジターセンターの企画展への参加経費を計上いたします。  224、225ページをお願いいたします。  6項2目体育振興費のスキーと駅伝のまちづくり事業は、十和田八幡平駅伝競走全国大会や各種スキー大会等のほか、全日本学生スキー選手権大会への補助金等を計上いたします。  228、229ページをお願いいたします。  はばたけアスリート鹿角コーチング事業は、ジュニア選手の育成と競技力の向上を目指して、新たに「とわの里ディスタンスチャレンジ2021」を実施するほか、楽天イーグルス野球教室の開催やスポーツ少年団大会派遣費を支援いたします。  3目国民体育大会推進費は、第77回国民体育大会冬季スキー競技会の開催に係る鹿角市実行委員会への補助金を計上いたします。  以上で一般会計の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 市民部長。 ○市民部長(中村 修君) 245ページをお願いします。  議案第25号です。  令和3年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ32億8,492万6,000円と定める。  第2項、予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算による。  第2条、一時借入金の最高額を2億円と定める。  第3条は、項を超えて予算流用できる定めですが、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合及び保険給付費の各項に計上した予算額に過不足が生じた場合には、同一款内での流用ができることと定めます。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  令和3年度の国保特別会計の予算総額は、前年度と比較して8,047万6,000円、2.5%の増となっており、保険給付費及び総務費の増が主な要因となっております。  252、253ページをお願いします。  初めに歳入ですが、主なものについて説明いたします。  1款の国民健康保険税は被保険者数の減少などにより、前年度と比較して3,036万7,000円、5.6%の減を見込んでおります。  3款1項1目保険給付費等交付金は、保険給付費の増加による普通交付金の増額のほか、市町村事務処理標準システムの導入に係る特別調整交付金分の増額などにより、前年度と比較して1億3,399万1,000円、5.9%の増を見込んでおります。  次のページをお願いします。  5款1項1目一般会計繰入金は、繰入れ基準に従い事務費等を繰り入れるもので、前年度と比較して1,993万円、6.4%の増となっており、主に市町村事務処理標準システムの導入によるものです。  2項1目財政調整基金繰入金は、前年度と比較して4,146万1,000円の減でありますが、前年度において国保連合会の算定誤りに係る国への負担金返還分を含んでいたことによるものです。  258、259ページをお願いします。  次に、歳出でありますが、1款総務費は、職員の人件費や一般事務経費、国保連合会負担金、賦課徴収に係る経費と、国保運営協議会の運営経費が主なものです。  1項1目一般管理費は、前年度と比較して4,497万3,000円の増となっておりますが、歳入で触れましたとおり市町村事務処理標準システムの導入に係る委託料4,542万1,000円を計上したことによるものです。  262、263ページをお願いします。  2款保険給付費ですが、1項1目一般被保険者療養給付費につきましては、被保険者数は減少するものの、1人当たり給付費の過去3年の伸び率から給付費を算出し、前年度と比較して4,366万4,000円、2.3%の増を見込んでおります。  また、2項1目一般被保険者高額療養費につきましてもさらに伸び率が大きく推移しており、前年度と比較して3,464万9,000円、11.4%の増を見込んでおります。  次のページをお願いします。  3項1目出産育児一時金につきましては、近年の実績から前年度より168万円の減額としております。  下段の3款1項医療給付費納付金から、次のページの中段3項介護納付金までは、秋田県に支払う事業費納付金でありますが、納付金額確定前のため、前年度と同額を計上しております。  5款保険事業費につきましては、健康教育活動、意識啓発、次のページの脳血管疾患対策、特定健康診査、特定保健指導の各事業費となっております。  270、271ページをお願いします。  8款諸支出金につきましては、前年度と比較して4,390万9,000円の減となっておりますが、前年度において国保連合会の算定誤りに係る返還金を見込んでいたことによるものです。  以上で、議案第25号の説明を終わります。  次に、276ページをお願いします。  議案第26号です。  令和3年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億2,790万円と定める。  第2項予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算による。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  予算の総額は、前年度と比較して1,843万2,000円、4.5%の増となっております。  282、283ページをお願いします。  歳入でありますが、主なものについて説明いたします。  1款1項1目後期高齢者医療保険料は、秋田県後期高齢者医療広域連合が賦課し、市が徴収しますが、保険料の軽減に係る見直し等により、前年度と比較して1,234万4,000円、4.4%の増となっております。  3款繰入金は、前年度と比較して558万8,000円の増となっており、保険料の軽減分である保険基盤安定繰入金の増加によるものです。  286、287ページをお願いします。  次に、歳出ですが、1款総務費は、職員の人件費、一般事務経費、徴収費等であります。  2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料分、保険基盤安定分ともに増加が見込まれることにより、前年度と比較して1,743万3,000円、4.4%の増となっております。  以上で議案第26号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) 294ページ、議案第27号をお開きください。  令和3年度鹿角市の介護保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
     第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ48億399万2,000円と定める。  第2項予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算による。  第2条は、項を超えて予算流用できる規定でありますが、第1号では、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合、第2号では、保険給付費の各項に計上した予算額に過不足が生じた場合には、同一款内での流用をできることと定めます。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  300、301ページをご覧ください。  予算総額は、前年度と比較して1億466万6,000円、2.2%の増となっておりますが、昨年8月から居宅介護サービス施設1施設が地域密着型通所介護施設に転換したことと、介護報酬の改定を反映した第8期計画に基づく給付費見込みにより、地域密着型介護サービス給付費及び施設介護サービス給付費の増が主な理由となります。  次のページをお開きください。  2の歳入ですが、主なものについてご説明いたします。  1款1項1目第1号被保険者保険料は、65歳以上の方に係る保険料で、被保険者数は特別徴収及び普通徴収合わせて昨年度より31人多い1万1,977人と推計し、金額ベースでは、前年度比9,107万9,000円の増、率にしてプラス11.4%で計上しております。  条例改正議案でも説明いたしましたが、介護保険料の増額改定によるものが主な増額理由です。  3款1項国庫負担金の1目介護給付費負担金ですが、介護給付見込みにより、前年度と比較して1,721万1,000円、2.2%の増となっており、国が負担すべき施設等分として、15%相当分、その他分として、20%相当分を計上しております。  3款2項国庫補助金の1目調整交付金ですが、介護給付費総額の7.8%相当分を計上しております。  その下の2目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)は、事業費総額の20%相当分を、3目総合事業調整交付金は、事業費総額の7.8%相当分を、4目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)は、事業費総額の38.5%相当分をそれぞれ計上しております。  5目保険者機能強化推進交付金は、保険者が取り組む介護予防事業のうち、高齢者の自立支援・重度化防止等に必要な取組に対する評価に基づき、6目保険者努力支援交付金は今年度新設された交付金で、同じく保険者が取り組む介護予防・健康づくり等に資する取組に対する評価に基づく交付金をそれぞれ計上しております。  4款1項支払基金交付金については、40歳から64歳までの第2号被保険者に係る保険料で社会保険診療報酬支払基金が負担すべき割合は、今年度と同様27%で計上しております。  次のページをお願いします。  5款1項県負担金の1目介護給付費負担金ですが、施設分につきましては給付費の17.5%、その他の分につきましては12.5%で計上しております。  2項県補助金ですが、1目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)については、12.5%、2目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)は、19.25%相当分を計上しております。  7款1項一般会計繰入金は、各対象事業費に対する市負担分をそれぞれ繰入れするものです。  308、309ページをお願いいたします。  次に、3の歳出についてご説明いたします。  1款1項1目一般管理費は、770万円ほどの減額となっておりますが、人件費の調整及び今年度策定した第8期介護保険事業計画に係る策定委託料の減が主な減額理由となっております。  次のページをお願いいたします。  下段になりますが、2款1項介護サービス等諸費でありますが、要介護認定1から5までの方が介護サービスを受ける給付費用となります。今年度の実績見込みを基に給付見込み額を精査し、計上しております。  1目居宅介護サービス給付費の750万円ほどの増額は、介護報酬の改定によるものです。  2目地域密着型介護サービス給付費の5,100万円ほどの増額は、先ほども触れましたが、昨年8月から通所介護施設1施設が地域密着型通所介護施設に転換したことと、介護報酬の改定によるものです。  次のページをお願いいたします。  3目施設介護サービス給付費の増額は、昨年10月からの介護報酬の改定に伴い、特別処遇加算の実績等を考慮して算定を行った結果、5,8・・万円ほど増額となっております。  6目居宅介護サービス計画給付費の360万円の減額は、在宅者のケアプラン作成件数の減少によるものです。  2款2項介護予防サービス等諸費ですが、要支援1と2の認定者が在宅において介護サービスを受ける給付費が主な内容でございます。  1目介護予防サービス給付費1,311万円ほどの増は、福祉用具貸与や短期入所の今年度実績、5目介護予防サービス計画給付費192万円の増は、在宅者のケアプラン作成件数の増加により、それぞれ増額するものです。  次のページをお願いいたします。  2款4項高額介護サービス等費の減は、1世帯当たりの1か月の利用者負担額が上限を超えた分について給付するもので、平成29年8月から実施されていた上限額の緩和措置が終了し、該当者が減少したことによるものです。  次の2款5項特定入所者介護サービス費ですが、低所得の施設入所者及び短期入所者の食事、居住費などの負担軽減を行うための経費です。  次の3款1項介護予防・日常生活支援総合事業費ですが、支援高齢者や高齢者の体力維持・向上事業を行い、介護予防を行うための経費のほか、訪問介護支給費や通所介護支給費、介護予防ケアマネジメント事業費が主な内容でございます。  下段の2目一般介護予防事業費ですが、次のページ、316、317ページをご覧願います。  説明欄の中ほどに記載しておりますが、シルバーリハビリ体操をはじめとする介護予防事業を引き続き実施予定としております。このうち、地域生き活きサロン推進事業補助金について、実施回数の基準を緩和したミニサロンを新たに対象に加え、運営におけるハードルを下げることで介護予防の拠点となる高齢者サロンの新規開設を促してまいります。  次に、下段、3款2項包括的支援事業・任意事業費でありますが、1目包括的支援事業費の631万円ほどの増額は人件費の調整が主なものです。  説明欄コード105地域包括支援センター運営事業ではセンター運営業務委託料が主なものとなります。昨年度から市内全域を委託型地域包括支援センターとしておりますが、各地域包括支援センターが地域に密着した介護予防、介護予防ケアマネジメント事業、総合相談事業などを展開しており、引き続き市は基幹的業務を担いながら、各地域包括支援センターと連携し、全地域をネットワーク化することで、包括支援体制の充実を図ってまいります。  なお、現在は高齢者支援に特化している地域包括支援センターですが、今後は社会福祉法の改正に伴い、新年度から創設される重層的支援体制整備事業の実施を目指し、複合化した支援ニーズに対応するための体制への移行について検討してまいります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 予算書の326ページをお願いします。  議案第28号令和3年度鹿角市上水道事業会計予算です。  第1条、令和3年度鹿角市上水道事業会計の予算は次に定めるところによる。  条文の主なる内容について説明いたします。  第3条、収益的収支の予定額は、水道事業収益が6億3,878万8,000円、水道事業費用が6億2,066万3,000円であります。  第4条、資本的収支の予定額は次の327ページをお願いします。資本的収入が1億2,827万4,000円、資本的支出が3億8,833万8,000円であります。  第5条、債務負担行為をすることができる事項等は、令和3年度水道給水装置等設備資金利子補給費補助金及びその損失補償と水道料金等徴収業務委託について、令和8年度までとしております。  第6条、企業債の目的、方法等は表のとおり定め、限度額は、浄水施設整備事業は6,490万円、配水施設整備事業は2,870万円とし、利率は6.5%以内です。  次の328ページをお願いします。  第10条、他会計からの補助金は、統合簡易水道事業に係る企業債利息に対して226万7,000円、償還元金に対して1,055万3,000円と定めます。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  予算書の348、349ページをお願いします。  収益的収支の主な内容ですが、収入の1款1項1目給水収益は、有収水量231万6,866立方メートル分の水道料金5億5,120万2,000円、1款2項4目雑収益の説明欄の上から2番目、下水道使用料等徴収事務費用負担金1,467万4,000円は、公共下水道及び農業集落排水の使用料を上水道事業使用料と合わせて徴収を行っておりますことから、事務用負担金として収入するものであります。  350ページをお願いします。  支出であります。  1款1項1目原水及び浄水費は、浄水場等の浄水施設に係る経費で、節区分の中ほど委託料は、説明欄の一番上、電気計装機器保守業務委託料として343万9,000円、3つ飛んで水質検査委託料として216万6,000円、1つ飛んで浄水場運転管理業務委託料3,527万7,000円などが主なるものです。さらに節区分、動力費として電気料3,124万3,000円、薬品費1,495万9,000円を計上しております。  352、353ページをお願いします。  2目配水及び給水費は、配水施設の管理経費で、節区分修繕費は漏水修繕に772万2,000円、検定期間満了によるメーター等取替え修繕料は4,218万6,000円を計上しております。  3目受託工事費555万6,000円は、公共下水道事業、秋田県が実施する地方道路整備事業及び福士川河川改修に伴う給水管移設に要する工事費であります。  354、355ページをお願いします。  4目総係費は、経営業務の経費で、主なものとして、節区分委託料は水道料金等徴収業務委託料5,106万1,000円、コンビニ収納代行委託料106万6,000円を計上しております。  358、359ページをお願いします。  資本的収支であります。  収入の1款1項1目補償金1,895万1,000円は、公共下水道事業や県が実施する地方道路整備事業及び福士川河川改修に関連した水道管移設補償費であります。  1款2項1目他会計補助金1,055万3,000円は、公営企業の経営健全化の促進と経営基盤の強化を目的としており、一般会計から補助金として収入するものであります。  1款3項1目企業債9,360万円は、浄水並びに配水施設整備事業債であります。  360、361ページをお願いします。  支出です。  1款1項2目浄水施設整備費の工事請負費6,490万3,000円は、尾去沢第1配水池自家用発電機更新や花輪浄水場ろ過池施設更新工事などの費用であります。  3目配水施設整備費の工事請負費3,396万8,000円は、消火栓の新設3基のほか、2地区の配水管更新工事などであります。  4目他事業関連施設整備費2,717万円は、公共下水道や県が実施する地方道路整備事業及び福士川河川改修に関連した水道管移設に要する費用であります。  議案第28号の説明を終わります。  続きまして、予算書の362ページをお願いします。  議案第29号令和3年度鹿角市下水道事業会計予算であります。  第1条、令和3年度鹿角市下水道事業会計の予算は次に定めるところによる。  主なる内容を説明いたします。  第3条、収益的収支の予定額は下水道事業収益が8億8,537万8,000円、下水道事業費用は8億8,537万8,000円であります。  第4条、資本的収支の予定額ですが、次のページをお願いします。  資本的収入が4億3,673万5,000円、資本的支出が6億9,776万2,000円であります。  第5条、債務負担行為をすることができる事項などは、令和3年度の公共下水道及び農業集落排水に係る水洗便所改造資金あっせん利子補給費補助金と、その損失補償費で、期間は令和8年度までとします。  364ページ。  第6条、企業債の目的、方法等は表のとおり定め、限度額は、下水道整備事業は9,010万円、資本費平準化1億8,180万円とし、利率は6.5%以内とします。  第10条は、他会計からの補助金で、額を5億9,061万4,000円とします。  365ページをお願いします。  令和3年2月1日提出。鹿角市長。  385、386ページをお願いします。  収益的収入及び支出です。  収入の1款1項1目下水道等使用料は、公共下水道、農業集落排水合わせて処理水量144万3,211立方メートル分の2億3,803万9,000円、1款2項2目他会計補助金4億6,284万6,000円は、公営企業の経営健全化の促進と経営基盤の強化を目的としており、起債償還元金及び利子相当額などを一般会計からの補助金として収入するものであります。  1款2項3目長期前受金戻入1億7,935万6,000円は、補助事業で建設した施設の減価償却した価値の補助金相当分を計上しております。  387ページをお願いします。  支出の1款1項1目管渠費は、公共下水道及び農業集落排水における管渠、マンホールなどの維持管理費に係る経費で、節区分委託料2,138万6,000円は、流域下水道に流入する汚水の水質検査やテレビカメラによる管渠調査費が主なるものであります。  2目ポンプ場費は、ポンプ場2か所に係る経費で、節区分委託料1,148万6,000円は、真空ステーションの保守管理費であります。  389、390ページをお願いします。  3目処理場費は、湯瀬及び農業集落排水3か所の処理場に係る経費で、節区分委託料3,736万円は、湯瀬浄化センターの運転管理を含む各処理場の保守管理委託費であります。  また、各施設の修繕費として298万円、動力費として731万3,000円を計上しております。  1款1項5目業務費の負担金1,467万4,000円は、上水道事業で公共下水道、農業集落排水の料金を徴収しており、その事務費の負担金であります。  391ページをお願いします。  1款1項7目流域下水道管理運営費負担金1億9,333万円は、秋田県が運営する汚水最終処理場の維持管理費と県北地区広域汚泥資源化施設の負担金であります。
     1款1項8目減価償却費は、施設の減価償却分を費用として計上するものであります。  395、396ページをお願いします。  資本的収入及び支出です。  収入の1款1項1目国県支出金の国庫補助金3,000万円は、社会資本整備総合交付金で、下水道整備工事費に充当するものです。  2項他会計補助金は、収益的収入に計上している他会計補助金と同様の目的のもので、建設に係る起債の償還元金相当額1億2,308万1,000円を一般会計から補助金として収入するものであります。  397ページをお願いします。  資本的支出です。  1款1項1目管渠建設改良費、節区分委託料の説明欄実施設計委託料3,570万6,000円は、農業集落排水事業を実施した小豆沢地区を公共下水道に連結するための設計に要する費用であります。  節区分工事請負費の説明欄下水道管渠整備工事4,206万2,000円は、松ノ木地区及び三の丸地区での工事費であります。  1款1項3目流域下水道鹿角処理区建設費負担金4,206万5,000円は、秋田県が運営する流域下水道施設の更新などに係る費用の負担であります。  以上で議案第29号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  明2月2日及び2月3日の両日は議案精査のため、本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時29分 散会...